JP2008081646A - シルセスキオキサン系化合物混合物及び加水分解性シラン化合物、その製造方法及びそれを用いたレジスト組成物並びにパターン形成方法及び基板の加工方法 - Google Patents
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Abstract
【効果】本発明は、特に化学増幅ポジ型レジスト組成物に好適な実質的に100%の縮合度を持つシルセスキオキサン系化合物あるいはその混合物を与える。更に、本発明により得られる100%の縮合度を持つシルセスキオキサン系化合物混合物を用いたレジスト組成物は、従来のものに比較して、高い解像性、特に微小な繰り返しパターンの形成に対し高い性能を有する。
【選択図】なし
Description
しかし、上述したように、POSS骨格を持つ化合物に対して嵩高い側鎖を入れる場合にその導入率が限られる。
(ここで、各頂点は置換基をそれぞれ1個含有する珪素原子であり、各辺はSi−O−Si結合を示す。)
請求項1:
一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子とが直接結合された構造を有する側鎖を持ったシルセスキオキサンユニットを含有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物であって、該ノルボルナン骨格の珪素が結合していない側のジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基により置換されており、かつ、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高いことを特徴とする側鎖を持ったシルセスキオキサンユニットを含有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項2:
合成工程中、一部メチレン基が酸素で置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を用いて、珪素原子に側鎖を導入する工程を経て得たことを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項3:
一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を原料として使用して得た珪素原子に結合した3個の加水分解性基を有するシランモノマーを含有する3官能の加水分解性シランを加水分解・縮合することによって得たことを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項4:
ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を、水素を置換基として有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物に反応させて得ることを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項5:
一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子とが直接結合された構造を有するシルセスキオキサンユニットを含有する縮合度が100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物であって、該ノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行った後、上記結合の形成に使用することを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項6:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項5記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項7:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項5又は6記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項8:
分子中に基板に対する密着性を与える官能基及び/又は酸分解性保護基で保護された脱保護時に分子にアルカリ可溶性を与える官能基を持つことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項9:
上記ノルボルナン骨格が、分子に基板に対する密着性を与える官能基あるいは酸分解性保護基で保護された分子に脱保護時にアルカリ可溶性を与える官能基を持つことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
請求項10:
加水分解性ヒドロシラン化合物と、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行ったノルボルネン誘導体を反応させて得たことを特徴とする一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物。
請求項11:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項10記載の加水分解性シラン化合物。
請求項12:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項10又は11記載の加水分解性シラン化合物。
請求項13:
一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を原料として使用して得た珪素原子に結合した3個の加水分解性基を有するシランモノマーを含有する3官能の加水分解性シランを加水分解・縮合することを特徴とする請求項1記載の縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
請求項14:
ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を、水素を置換基として有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物に反応させることを特徴とする請求項1記載の縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
請求項15:
ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体が、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行ったものである請求項13又は14記載のシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
請求項16:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項15記載のシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
請求項17:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項15又は16記載のシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
請求項18:
下記一般式(1)
(式中、Yは1種以上の、官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有してもよい炭素数3〜20で、珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素である脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する有機基を示し、かつ、少なくとも1種以上のノルボルネン系誘導体の単離されたエキソ異性体、あるいはエキソ異性体がエンド異性体よりも過剰に含まれる、又はエキソ異性体の混合比を高める処理を行ったノルボルネン系誘導体混合物由来の有機基を含有する。また、X1,X2,X3はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状もしくは環式のアルコキシ基、又は炭素数6〜10のアリーロキシ基を示す。)
で示される側鎖に嵩高い置換基を有する3官能性シランを含むシラン原料を加水分解・縮合することを特徴とする縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
請求項19:
下記一般式(2)で示されるモノマーユニット(A)と下記一般式(3)で示されるモノマーユニット(B)のそれぞれから選ばれた、少なくとも1種を含有する加水分解性シランモノマー原料を加水分解、縮合することを特徴とする縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
R1−SiX1 3 (2)
R2−SiX2 3 (3)
(式中、R1は、珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素であり、かつ、フッ素等のハロゲン、酸素又は硫黄原子を含んでもよい炭素数3〜20の脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素がハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する、分子に密着性を与える有機基であり、R2は珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素がハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素であり、かつ、官能基として酸分解性保護基で保護された分子に脱保護時にアルカリ可溶性を与える基を持ち、該官能基の他にハロゲン、酸素又は硫黄原子を含んでもよい炭素数3〜20の脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する有機基であり、更にR1あるいはR2の1つ以上のX1,X2はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、又は炭素数1〜6の直鎖、分岐もしくは環状のアルコキシ基を表す。但し、R1及びR2の少なくともいずれか一方はexo位を占める異性体の比率が高い置換基である。)
請求項20:
加水分解・縮合が、シラン原料を酸又は塩基を触媒とする第1段の加水分解を行った後、第2段の脱水縮合反応として、上記シラン原料に対して0.5モル%以上の強塩基触媒の存在下に、縮合により生成する水を反応系外に除去する操作を伴う脱水縮合反応を行うか又は加水分解により得られる加水分解生成物量に対し2倍以上の質量の有機溶剤を使用し、縮合により生成する水分を有機溶剤に移行させて脱水縮合反応を行うものである請求項13乃至20のいずれか1項記載の製造方法。
請求項21:
加水分解性ヒドロシラン化合物と、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行ったノルボルネン誘導体とを反応させたことを特徴とする一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物の製造方法。
請求項22:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項21記載の一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物の製造方法。
請求項23:
より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項21又は22記載の一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物の製造方法。
請求項24:
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシルセスキオキサン系化合物混合物を含有するレジスト組成物。
請求項25:
化学増幅ポジ型レジスト組成物である請求項24記載のレジスト組成物。
請求項26:
請求項24又は25記載のレジスト組成物を用いてレジストパターンを形成することを特徴とする微細パターンの形成方法。
請求項27:
請求項26記載の微細パターンの形成方法により得た微細パターンをエッチングマスクに用いて、プラズマエッチングにより基板の加工を行う基板の加工方法。
ノルボルネンやオキサノルボルネンのジメチレン鎖に置換基を有する誘導体の合成は、通常ディールスアルダー反応により行われるが、最も典型的な反応であるシクロペンタジエンとアクリル酸エステルの反応を行った場合、反応はエンド−シスで起こり、エンド位の異性体を選択的に与えることはよく知られている。同様に、共役系を持たないジエノフィル、例えばアリルブロミドを用いてシクロペンタジエンとの反応を行った場合にも、選択性は完全ではなく、異性体混合物を与えるものの、主生成物となるのはエンド位の異性体である。これはジエンとして環内に酸素原子を有するフラン誘導体を用いた場合にも、反応をルイス酸等の触媒によって加速した場合にも通常は変わらない。そこで、置換基がエキソ位を占める異性体、2つの置換基が置換している場合にはより嵩高い置換基がエキソ位を占める異性体を単体、あるいは主成分である混合物を使用したい場合、又は、主成分は依然エンド異性体であるものの、通常の方法で得た場合に対し少しでもエキソ異性体比を上げたものを使用したい場合には、何らかの特別な手段が必要となる。
(式中、Yは1種以上の、官能基(フッ素等のハロゲン、酸素又はイオウ原子)を有してもよい炭素数3〜20で、珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素である脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(フッ素等のハロゲン、酸素又はイオウ原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する有機基を示し、かつ、少なくとも1種以上のノルボルネン系誘導体の単離されたエキソ異性体、あるいはエキソ異性体がエンド異性体よりも過剰に含まれる、又はエキソ異性体の混合比を高める処理を行ったノルボルネン系誘導体混合物由来の有機基を含有する。また、X1,X2,X3はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状もしくは環式のアルコキシ基、又は炭素数6〜10のアリーロキシ基を示す。)
で示される側鎖に嵩高い置換基を有する3官能性シランを含むシラン原料を用いる。なお上記炭素数の表記は骨格に関するもので、官能基等の置換基に含まれる炭素数は含まないものとする。
T1;シロキサン結合を1つ形成(残りの2つはシラノール基又は加水分解性基残留)
T2;シロキサン結合を2つ形成(残りの1つはシラノール基又は加水分解性基残留)
T3;シロキサン結合を3つ形成(=完全縮合ユニット)
である。
上記合成法において、上記第1段の加水分解は常法によって行うことができるが、触媒として酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、シュウ酸、クエン酸、p−トルエンスルホン酸などの酸触媒やアンモニア、NaOH、KOH、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、テトラメチルアンモニウム塩などのアルカリ触媒あるいはチタンアセチルアセトナート[Ti(acac)]などの遷移金属触媒をシラン原料に対して0.01〜30モル%の量で使用し、また水の量をシラン原料の量に対して150〜5,000モル%として行うことが好ましい。この場合、水に加えてメタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、アセトン、アセトニトリル等の調水性有機溶剤をシラン原料の量に対して50〜1,000質量%の割合で加えて反応を行うことができる。反応温度は0〜60℃で行うことができ、反応時間は通常30分〜120時間である。
R2−SiX2 3 (3)
(式中、R1は、珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素であり、かつ、フッ素等のハロゲン、酸素又は硫黄原子を含んでもよい炭素数3〜20の脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(フッ素等のハロゲン、酸素又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する、分子に密着性を与える有機基であり、R2は珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素であり、かつ、官能基として酸分解性保護基で保護された分子に脱保護時にアルカリ可溶性を与える基を持ち、該官能基の他にハロゲン、酸素又は硫黄原子を含んでもよい炭素数3〜20の脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(フッ素等のハロゲン、酸素又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する有機基であり、更にR1あるいはR2の1つ以上のX1,X2はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、又は炭素数1〜6の直鎖、分岐もしくは環状のアルコキシ基を表す。)
なお、その上限は、通常、90モル%以下、特に80モル%以下である。
(A):(B)=5〜100:0〜90、より好ましくは10〜100:0〜80
T1;シロキサン結合を1つ形成(残りの2つはシラノール基又は加水分解性基残留)
T2;シロキサン結合を2つ形成(残りの1つはシラノール基又は加水分解性基残留)
T3;シロキサン結合を3つ形成(=完全縮合ユニット)
である。
一般に、化学増幅ポジ型レジスト組成物の主要成分である樹脂は、酸触媒によりアルカリ水溶液に不溶性から可溶性に変化する機能を与える官能基(通常、酸不安定基により保護された酸性官能基)、基板等との密着性や、溶解性変化時に膨潤を抑制する機能を与える極性基、また珪素含有レジスト組成物では必ずしも常に要求されるものではないが、ハロゲン等によるプラズマエッチングに対し、エッチング耐性を有する官能基を有することが求められる。場合によっては各機能は同時に一つの官能基によって満たされる場合もあり、あるいは逆にいずれかが欠ける樹脂又は機能が弱い樹脂に対し、異なる樹脂の組み合わせによってトータルの機能を満たす方法、あるいは機能性非高分子の添加によりトータルの機能を満たす方法等も多く報告されてきた。
本発明のレジスト組成物には、上記ベース樹脂の他、光酸発生剤が必須構成成分である。レジスト組成物に含まれる酸発生剤は、レジスト膜形成後、パターン露光した際に、照射光のエネルギーにより酸を発生する化合物である。本発明のレジスト組成物より得たレジスト膜では、発生した酸は触媒としてシルセスキオキサン縮合物及び/又は溶解阻止剤又は添加樹脂の保護された酸性置換基の酸分解性保護基に作用し、保護基を切断して酸性置換基をフリーとし、脱保護反応が起こった周辺のレジスト膜を水性アルカリ性現像液可溶に変化させる。酸発生剤については、非シリコーン系レジスト組成物で既に多くの技術が開示されており、例えば、特開2004−149754号公報にも多数の例示があり、基本的には本発明にも全て適用し得る。このうち、好適な光酸発生剤としては、スルホニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニルジアゾメタン類、N−スルホニルオキシイミド類、N−スルホニルオキシオキシム類等があり、これらは同系統内、あるいは別種類の酸発生剤との混合物として用いることもできる。また、これらのうち、主たる酸発生剤としては、オニウム塩、特にスルホニウム塩は有用な酸発生剤である。また他の酸発生剤の補助酸発生剤としての使用も、有用な使用法である。
本発明のレジスト組成物には、通常、含窒素有機化合物が1種又は2種以上配合される。含窒素有機化合物としては、光酸発生剤より発生する酸がレジスト膜中に拡散する際の拡散速度を抑制することを目的として加えられ、これにより解像度が向上し、露光後の感度変化を抑制したり、基板や環境の依存性を少なくし、露光余裕度やパターンプロファイル等を向上することができる。このような含窒素有機化合物(塩基性化合物)としては、第一級、第二級、第三級の脂肪族アミン類、混成アミン類、芳香族アミン類、複素環アミン類、カルボキシ基を有する含窒素化合物、スルホニル基を有する含窒素化合物、水酸基を有する含窒素化合物、ヒドロキシフェニル基を有する含窒素化合物、アルコール性含窒素化合物、アミド誘導体、イミド誘導体等が挙げられる。これらの具体例については上記先願にも多数例示されているが、そこで記述されたものはいずれも本発明の組成物に適用可能である。
本発明のレジスト組成物に用いる有機溶剤としては、レジスト組成物中の固形分、光酸発生剤、その他の添加剤等が溶解可能な有機溶剤であればいずれでもよい。
本発明のレジスト組成物には、その他の成分として、酸により分解し酸を発生する化合物(酸増殖化合物)を添加してもよい。これらの化合物についてはJ.Photopolym.Sci.and Tech.,8.43−44,45−46(1995)、J.Photopolym.Sci.and Tech.,9.29−30(1996)において記載されている。
次に、レジストパターンの形成について説明する。本発明のレジスト組成物を使用してパターンを形成するには、公知のリソグラフィー技術を採用して行うことができ、例えばシリコンウエハー等の基板上にレジスト組成物をスピンコーティング等の手法で膜厚が0.1〜1.0μmとなるように塗布し、これをホットプレート上で60〜200℃、10秒〜10分間、好ましくは80〜150℃、30秒〜5分間プリベークする。次いで目的のパターンを形成するためのマスクを上記のレジスト膜上にかざし、波長300nm以下の遠紫外線、エキシマレーザー、X線等の高エネルギー線もしくは電子線を露光量1〜200mJ/cm2程度、好ましくは10〜100mJ/cm2程度となるように照射した後、ホットプレート上で60〜150℃、10秒〜5分間、好ましくは80〜130℃、30秒〜3分間ポストエクスポージャベーク(PEB)する。更に、0.1〜5質量%、好ましくは2〜3質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)等のアルカリ水溶液の現像液を用い、5秒〜3分間、好ましくは15秒〜2分間、浸漬(dip)法、パドル(puddle)法、スプレー(spray)法等の常法により現像することにより基板上に目的のパターンが形成される。なお、本発明材料は、特に高エネルギー線の中でも254〜120nmの遠紫外線又はエキシマレーザー、特に248nmのKrF、193nmのArF、146nmのKr2、134nmのKrArなどのエキシマレーザー、157nmのF2、126nmのAr2などのレーザー、X線及び電子線による微細パターンニングに最適であり、ドライの露光のみならず、液浸法による露光にも使用可能である。
T1;シロキサン結合を1つ形成(残りの2つはシラノール基又は加水分解性基残留)
T2;シロキサン結合を2つ形成(残りの1つはシラノール基又は加水分解性基残留)
T3;シロキサン結合を3つ形成(=完全縮合ユニット)
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー1 44.2g(100mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー37.9gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー33.7gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は2,550、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/3/97)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を90%(GPCでの面積比より算出、以下同様)含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー2 43.8g(100mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー38.1gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー33.8gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は2,590、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/8/92)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を75%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー2 8.8g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー5 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー28.5gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー25.5gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は1,760、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/2/98)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を80%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー2 8.8g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー5 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー28.5gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに40%水酸化テトラメチルアンモニウム2.87gを加えて24時間、エステルアダプターにより水を抜きながら加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー26.0gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は2,250、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/3/97)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を65%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー2 8.8g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー6 15.8g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー28.0gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー24.9gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は1,780、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/1/99)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を80%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー1 8.8g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー5 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー28.9gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー25.4gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は1,850、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/1/99)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を85%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー2 8.8g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー4 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー28.6gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー25.8gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は2,030、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/12/88)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を55%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー2 8.8g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー4 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー28.6gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに40%水酸化テトラメチルアンモニウム2.87gを加えて24時間、エステルアダプターにより水を抜きながら加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー26.1gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は2,230、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/16/84)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を45%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー8 7.6g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー5 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー27.9gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー24.3gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は1,630、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/11/89)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を75%含有していることが確認された。
撹拌機、還流器、滴下ロート、温度計を備えた300mlの四つ口フラスコに2.37%シュウ酸水溶液10g、アセトニトリル40gを仕込んで30℃に保ち、ここにシランモノマー7 7.6g(20mmol)、シランモノマー3 12.0g(30mmol)、シランモノマー5 15.7g(50mmol)をアセトニトリル40gに溶解させた溶液を5時間かけて滴下した。引き続き30℃で40時間熟成させた後、この反応混合物をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してオリゴマー27.9gを得た。
これをメチルイソブチルケトン100gを用いて撹拌機、還流器、温度計を備えた300mlの三つ口フラスコに洗い込み、ここに水酸化カリウム1.68gを加えて20時間、加熱還流した。冷却後反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、有機層が中性となるまで水洗を繰り返した後に濃縮してポリマー24.4gを得た。
NMRとGPC分析の結果、生成した縮合物の重量平均分子量(Mw)は1,800、縮合体全体の縮合度は(T1/T2/T3)=(0/14/86)であり、その中に、縮合率100%籠型8量体化合物を55%含有していることが確認された。
実施例2で合成したPolymer−3をベースポリマー(100部)とし、酸発生剤(トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、2部)、トリブチルアミン(0.1部)をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA、900部)に溶解したのち、孔径0.2μmのフィルターを用いて濾過し、ポジ型レジスト膜形成用塗布液(レジスト溶液)を調製した。次に、得られたレジスト溶液をスピンコーターで日産化学工業(株)製ARC29A(78nm)を成膜したシリコンウエハーに塗布し、120℃で60秒間ベークして膜厚160nmのレジスト膜を形成した。これをArFエキシマレーザーステッパー((株)ニコン製、NSR−S307E、NA=0.85、σ=0.93)を用いて露光し、100℃で60秒間ベークを行った後、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液で30秒間現像を行って、ポジ型パターンを得た。このレジストの限界解像度は65nmであった(レジストパターンのうち、パターン形状を維持し、かつ底までぬけた最小パターン寸法を限界解像度とした。)。
実施例3で合成したPolymer−4をベースポリマー(100部)とし、酸発生剤(トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、2部)、トリブチルアミン(0.1部)をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA、900部)に溶解したのち、孔径0.2μmのフィルターを用いて濾過し、ポジ型レジスト膜形成用塗布液(レジスト溶液)を調製した。次に、得られたレジスト溶液をスピンコーターで日産化学工業(株)製ARC29A(78nm)を成膜したシリコンウエハーに塗布し、120℃で60秒間ベークして膜厚160nmのレジスト膜を形成した。これをArFエキシマレーザーステッパー((株)ニコン製、NSR−S307E、NA=0.85、σ=0.93)を用いて露光し、100℃で60秒間ベークを行った後、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液で30秒間現像を行って、ポジ型パターンを得た。このレジストの限界解像度は70nmであった(レジストパターンのうち、パターン形状を維持し、かつ底までぬけた最小パターン寸法を限界解像度とした。)。
比較例2で合成したPolymer−7をベースポリマー(100部)とし、酸発生剤(トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、2部)、トリブチルアミン(0.1部)をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA、900部)に溶解したのち、孔径0.2μmのフィルターを用いて濾過し、ポジ型レジスト膜形成用塗布液(レジスト溶液)を調製した。次に、得られたレジスト溶液をスピンコーターで日産化学工業(株)製ARC29A(78nm)を成膜したシリコンウエハーに塗布し、120℃で60秒間ベークして膜厚160nmのレジスト膜を形成した。これをArFエキシマレーザーステッパー((株)ニコン製、NSR−S307E、NA=0.85、σ=0.93)を用いて露光し、100℃で60秒間ベークを行った後、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液で30秒間現像を行って、ポジ型パターンを得た。このレジストの限界解像度は80nmであった(レジストパターンのうち、パターン形状を維持し、かつ底までぬけた最小パターン寸法を限界解像度とした。)。
比較例3で合成したPolymer−8をベースポリマー(100部)とし、酸発生剤(トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、2部)、トリブチルアミン(0.1部)をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA、900部)に溶解したのち、孔径0.2μmのフィルターを用いて濾過し、ポジ型レジスト膜形成用塗布液(レジスト溶液)を調製した。次に、得られたレジスト溶液をスピンコーターで日産化学工業(株)製ARC29A(78nm)を成膜したシリコンウエハーに塗布し、120℃で60秒間ベークして膜厚160nmのレジスト膜を形成した。これをArFエキシマレーザーステッパー((株)ニコン製、NSR−S307E、NA=0.85、σ=0.93)を用いて露光し、100℃で60秒間ベークを行った後、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液で30秒間現像を行って、ポジ型パターンを得た。このレジストの限界解像度は85nmであった(レジストパターンのうち、パターン形状を維持し、かつ底までぬけた最小パターン寸法を限界解像度とした。)。
Claims (27)
- 一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子とが直接結合された構造を有する側鎖を持ったシルセスキオキサンユニットを含有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物であって、該ノルボルナン骨格の珪素が結合していない側のジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基により置換されており、かつ、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高いことを特徴とする側鎖を持ったシルセスキオキサンユニットを含有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物。
- 合成工程中、一部メチレン基が酸素で置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を用いて、珪素原子に側鎖を導入する工程を経て得たことを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- 一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を原料として使用して得た珪素原子に結合した3個の加水分解性基を有するシランモノマーを含有する3官能の加水分解性シランを加水分解・縮合することによって得たことを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を、水素を置換基として有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物に反応させて得ることを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- 一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子とが直接結合された構造を有するシルセスキオキサンユニットを含有する縮合度が100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物であって、該ノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行った後、上記結合の形成に使用することを特徴とする請求項1記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項5記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項5又は6記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- 分子中に基板に対する密着性を与える官能基及び/又は酸分解性保護基で保護された脱保護時に分子にアルカリ可溶性を与える官能基を持つことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- 上記ノルボルナン骨格が、分子に基板に対する密着性を与える官能基あるいは酸分解性保護基で保護された分子に脱保護時にアルカリ可溶性を与える官能基を持つことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシルセスキオキサン系化合物混合物。
- 加水分解性ヒドロシラン化合物と、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行ったノルボルネン誘導体を反応させて得たことを特徴とする一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項10記載の加水分解性シラン化合物。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項10又は11記載の加水分解性シラン化合物。
- 一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格と珪素原子との直接結合を形成する際に使用する材料として、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を原料として使用して得た珪素原子に結合した3個の加水分解性基を有するシランモノマーを含有する3官能の加水分解性シランを加水分解・縮合することを特徴とする請求項1記載の縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
- ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体を、水素を置換基として有する縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物に反応させることを特徴とする請求項1記載の縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
- ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換されており、該ジメチレン鎖上の、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率の方が高い、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体が、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行ったものである請求項13又は14記載のシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項15記載のシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項15又は16記載のシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
- 下記一般式(1)
(式中、Yは1種以上の、官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有してもよい炭素数3〜20で、珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素である脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する有機基を示し、かつ、少なくとも1種以上のノルボルネン系誘導体の単離されたエキソ異性体、あるいはエキソ異性体がエンド異性体よりも過剰に含まれる、又はエキソ異性体の混合比を高める処理を行ったノルボルネン系誘導体混合物由来の有機基を含有する。また、X1,X2,X3はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状もしくは環式のアルコキシ基、又は炭素数6〜10のアリーロキシ基を示す。)
で示される側鎖に嵩高い置換基を有する3官能性シランを含むシラン原料を加水分解・縮合することを特徴とする縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。 - 下記一般式(2)で示されるモノマーユニット(A)と下記一般式(3)で示されるモノマーユニット(B)のそれぞれから選ばれた、少なくとも1種を含有する加水分解性シランモノマー原料を加水分解、縮合することを特徴とする縮合度が実質的に100%であるシルセスキオキサン系化合物混合物の製造方法。
R1−SiX1 3 (2)
R2−SiX2 3 (3)
(式中、R1は、珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素及びハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素であり、かつ、フッ素等のハロゲン、酸素又は硫黄原子を含んでもよい炭素数3〜20の脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素がハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する、分子に密着性を与える有機基であり、R2は珪素との結合部位の原子は該珪素以外に2つ以上の水素がハロゲン以外の原子と結合を持つ炭素であり、かつ、官能基として酸分解性保護基で保護された分子に脱保護時にアルカリ可溶性を与える基を持ち、該官能基の他にハロゲン、酸素又は硫黄原子を含んでもよい炭素数3〜20の脂肪族分岐状、環状又は多環式構造を含有するか、又は官能基(ハロゲン原子、酸素原子又は硫黄原子)を有していてもよい炭素数6〜18で、珪素との結合部位の隣接位に水素及びハロゲン以外の置換基を有する芳香族構造を含有する有機基であり、更にR1あるいはR2の1つ以上のX1,X2はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、又は炭素数1〜6の直鎖、分岐もしくは環状のアルコキシ基を表す。但し、R1及びR2の少なくともいずれか一方はexo位を占める異性体の比率が高い置換基である。) - 加水分解・縮合が、シラン原料を酸又は塩基を触媒とする第1段の加水分解を行った後、第2段の脱水縮合反応として、上記シラン原料に対して0.5モル%以上の強塩基触媒の存在下に、縮合により生成する水を反応系外に除去する操作を伴う脱水縮合反応を行うか又は加水分解により得られる加水分解生成物量に対し2倍以上の質量の有機溶剤を使用し、縮合により生成する水分を有機溶剤に移行させて脱水縮合反応を行うものである請求項13乃至20のいずれか1項記載の製造方法。
- 加水分解性ヒドロシラン化合物と、ジメチレン鎖が1つ以上の水素以外の置換基で置換された、一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルネン誘導体に対し、より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるための処理を行ったノルボルネン誘導体とを反応させたことを特徴とする一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物の製造方法。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位の間の異性化反応である請求項21記載の一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物の製造方法。
- より嵩高い置換基がexo位を占める異性体の比率を上げるために行う処理が、exo位とendo位異性体の分別処理である請求項21又は22記載の一部メチレン基が酸素に置換されていてもよいノルボルナン骨格が珪素に直接置換された構造を持つ加水分解性シラン化合物の製造方法。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシルセスキオキサン系化合物混合物を含有するレジスト組成物。
- 化学増幅ポジ型レジスト組成物である請求項24記載のレジスト組成物。
- 請求項24又は25記載のレジスト組成物を用いてレジストパターンを形成することを特徴とする微細パターンの形成方法。
- 請求項26記載の微細パターンの形成方法により得た微細パターンをエッチングマスクに用いて、プラズマエッチングにより基板の加工を行う基板の加工方法。
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