JP2008078771A - 画像読取信号処理icおよび画像読取装置と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IC実装上の制限を少なくし、性能的にも特性を確保し易く、かつ低コストの読取信号処理ICを提供する。
【解決手段】カラーリニア・イメージセンサ6が各色毎に出力するアナログ画像信号を入力し、それぞれサンプルホールド回路(SH)を有する入力信号処理系統を各色毎に2系統ずつ設けるとともに、そのサンプルホールドした1色当り2系統のアナログ画像信号をマルチプレクス回路(AMPX)によって1色当り1系統に統合し、その出力側の各系統に設けた可変ゲインアンプ(VGA)で増幅し、その増幅したアナログ画像信号をA/D変換回路(ADC)でデジタル画像データに変換して、1色当り1系統のデジタル画像データを出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、原稿の画像情報をカラーリニア・イメージセンサで光学的に読み取って3色に相当する電気信号に変換したアナログ画像信号を入力して、増幅した後デジタル画像データに変換して出力する画像読取信号処理ICに関する。また、その画像読取信号処理ICを使用するイメージスキャナ等の画像読取装置、さらにその画像読取装置を画像読取部として備えたデジタル複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を複合した複合機等の画像形成装置にも関する。
上述のような画像読取装置や画像形成装置の画像読取部は、一般に原稿を光走査して縮小画像を結像する走査光学系と、その画像情報を一ラインずつ順次電気信号に変換するラインセンサであるCCDと、そのCCDから出力されるアナログ画像信号を増幅した後、デジタル画像データに変換するなどの処理を行う画像読取信号処理回路と、そのデジタル信号に対して、走査光学系における光源の光量分布とCCDの1ラインを構成する各画素の感度のバラツキを補正するためのシェーディング補正回路などを備えている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば特許文献2に見られるように、原稿のカラー画像を読み取るために、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に色分解した画像情報をそれぞれ電気信号に変換するカラーリニア・イメージセンサを使用し、その各色のアナログ画像信号をそれぞれ可変ゲインアンプで増幅し、A/D変換器でデジタル画像信号に変換して、シェーディング補正回路へ送るようにした画像読取装置も多用されている。
特許第3262609号公報 特開2000−122188号公報
このようなカラー画像読取装置に使用される従来の画像読取信号処理ICの一例を図25示す。この従来例では、原稿の画像情報を読み取るCCDが、赤、緑、青の3原色の画像読取信号(アナログ画像信号)RO,GO,BOを出力するカラーリニア・イメージセンサ600である。そして、画像読取信号処理IC100は、そのカラーリニア・イメージセンサ600が出力する3色に相当するアナログ画像信号RO,GO,BOをそれぞれコンデンサCr,Cg,Cbを介して入力する。
その画像読取信号処理IC100は、入力端子11R,11G,11Bから入力する各色の入力信号RIN,GIN,BINに対して、交流結合後の入力端子電位を規定するためのクランプ回路(CLMP)12R,12G,12Bと、カラーリニア・イメージセンサ600の出力信号中の指定範囲の信号成分のみを取り出すサンプルホールド回路(SH)13R,13G,13Bと、その各出力信号を指定した増幅率で増幅する可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bとを有する。
さらに、その可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bで増幅された各色の出力信号をAMPX制御信号M1とM2に応じて切り替えて、RGBの順番の点順次信号に変換するアナログマルチプレクス回路(AMPX)17と、その点順次信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路(ADC)15とを備え、それらを通して点順次のデジタル画像データDOを出力端子16から出力する。
タイミングジェネレータ及びインタフェース(TG&IF)回路101は、これらの各回路の動作タイミングをとるための回路であり、シリアルインタフェース(シリアルクロックSCLK、シリアルデータSD、チップセレクトCS)により制御され、その入力信号CLMPINはクランプ回路12R,12G,12Bを制御するためのゲート信号、SHはサンプルホールド回路13R,13G,13Bに画像信号の信号領域をサンプルさせるためのサンプルクロック、MCLKはアナログマルチプレクス回路(AMPX)17を制御するためのAMPX制御信号M1,M2やA/D変換回路15を制御するクロック信号ADCKを生成するための基準クロックである。これらの信号は専用のタイミング発生ASICから、信号SCLK,SD,CSは図示していない画像処理基板のCPUからそれぞれ入力される。
また、可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bは、データ・アドレスバスを通して設定されたゲイン設定値を保持するレジスタを持つものである。
図26はその各信号の関係を示すタイミングチャートであり、(a)は各色の入力信号RIN,GIN,BIN、(b)はサンプルクロックSH、(c)は基準クロックMCLK、(d)と(e)はAMPX制御信号M1とM2、(f)は出力画像データDOである。
しかしながら、このような従来の読取信号処理ICは、カラーリニアイ・メージセンサ60の出力が1色当り1chの比較的低速の画素レート(1色当り20〜30MHz程度まで)のカラーリニア・イメージセンサに対しては有効であるが、1色当り2ch又は4chのより高速な画素レートのカラーリニア・イメージセンサに対しては、このような読取信号処理ICを2個又は4個使用しなければならず、実装面積および部品コストとも不利であった。また、性能的にも、同一色の信号が複数の読取信号処理ICを通ることになるため、同一色内の処理系統の差が固定パターンノイズのようになってしまうという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、画像読取信号処理IC実装上の制限を少なくし、性能的にも特性を確保し易く、かつ低コストの読取信号処理IC及び画像読取装置と、それを搭載した画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明による画像読取信号処理ICは、カラーリニア・イメージセンサが入射光を3色に相当する電気信号に変換して、各色毎に出力するアナログ画像信号を入力し、その各アナログ画像信号の指定範囲をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、そのサンプルホールド後の信号を増幅する可変ゲインアンプと、その増幅したアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路とを有する画像読取信号処理ICであって、上記の目的を達成するため次のように構成する。
少なくとも上記サンプルホールド回路を有する入力信号処理系統を各色毎に2系統ずつ設けるとともに、その1色当り2系統の画像信号を1色当り1系統に統合するマルチプレクス回路を設け、そのマルチプレクス回路の入力側又は出力側の各系統に上記可変ゲインアンプとA/D変換回路を設けて、1色当り1系統のデジタル画像データを出力する。
さらに、設定された各色毎のゲイン設定値を保持するレジスタを設け、上記各系統の可変ゲインアンプは上記レジスタが保持する対応する色のゲイン設定値に応じた増幅率で画像信号を増幅するようにすることができる。
また、各色毎の前記マルチプレクス回路に1色当り2系統の入力画像信号のうち常に一方の系統の画像信号のみを出力させるモードを選択する手段を設けるとよい。
その場合、上記マルチプレクス回路に常に上記一方の系統の画像信号のみを出力させるモードが選択されたき、上記各色ごとの他方の系統の能動回路の一部又は全ての動作電流を遮断又は低減する手段を有するのが望ましい。
これらの画像読取信号処理ICにおいて、上記各系統のアナログ画像信号をサンプルする各サンプルホールド回路のサンプル開始タイミングとホールド開始タイミングを、一つのサンプル開始信号と一つのホールド開始信号とによって制御する手段を設けるとよい。
その場合、上記サンプル開始信号とホールド開始信号が、それぞれ有効な信号エッジでサンプル開始タイミングとホールド開始タイミングを決定する矩形波信号とし、その各矩形波信号の有効な信号エッジの極性を選択する手段を設けるとなおよい。
また、上記各色毎のマルチプレクス回路の入力側の各色毎に2系統の各系統に上記可変ゲインアンプとA/D変換回路をそれぞれ設けるとともに、その各可変ゲインアンプは各系統毎の独立したゲイン設定値を保持するレジスタを有し、上記各A/D変換回路とマルチプレクス回路との間にはそれぞれ係数乗算器を設け、上記各可変ゲインアンプのゲイン設定値及び上記各係数乗算器の乗算係数を、各系統毎に独立して設定する手段を設けることもできる。
さらに、これらの画像読取信号処理ICにおいて、オフセット領域を指定する手段と、それによって指定された領域の各色の出力デジタル画像データが各色毎のオフセット指定値となるように上記各系統の可変ゲインアンプに入力する画像信号にオフセットを与える手段とを設けるとよい。
あるいはまた、各色の出力画像データのデータレートと同じ周波数のクロックを供給し、そのクロックに同期して上記各色のデジタル画像データを出力する同期出力手段を設けてもよい。
その場合、さらに外部からデジタルデータを入力する外部入力端子を設け、上記同期出力手段がその外部入力端子から入力するデジタルデータと上記各色のデジタル画像データとを上記クロックに同期して出力するようにすることもできる。
これらの画像読取信号処理ICにおいて、動作モードを決定するレジスタ又は端子と、そのレジスタ又は端子の状態により、上記3色のデジタル画像データ中の2色のデジタル画像データを入替えて出力する手段とを設けることもできる。
さらに、上記各色のデジタル画像データの複数ビットをシリアル化してシリアル信号とするとともに、低振幅の差動信号に変換し、各色毎に複数のシリアル低振幅差動信号として出力するLVDS(Low Voltage Differential Signaling)回路を設けてもよい。
その場合、上記LDVS回路によって前記各色のデジタル画像データをシリアル化する際に、そのシリアル化のパターンを選択又は指定する手段を設けるとよい。
この発明による画像読取装置は、上述した画像読取信号処理ICと、原稿のカラー画像情報を光学的に読み取って3色に対応する電気信号に変換し、その各アナログ画像信号を前記画像読取信号処理ICに入力させるカラーリニア・イメージセンサとを備えたものである。
この発明による画像形成装置は、上記画像読取装置による画像読取部と、その画像読取部が出力するデジタル画像データを記録紙に印刷する画像形成部とを備えたものである。
この発明による画像読取信号処理ICは、RGB3色の読み取りができ、1色当り2系統のアナログ画像信号を出力するカラーリニア・イメージセンサに対して、1個の画像読取信号処理ICで全ての画像信号のデジタル化を行えるので、プリント基板上の実装領域が少なくて済むなど実装上の制約も少なくなり、同一IC内で3色各2系統の画像信号を処理するため処理系統間の特性差が少なくなり、低コストで高性能な信号処理を行うことが可能になる。
各請求項の発明に特有の効果については、それに対応する各実施例の説明において述べるので、ここでは記載を省略する。
この発明による画像読取装置及び画像形成装置も、この発明による画像読取信号処理ICを使用しているので、それによる種々の効果を奏し、小型で性能がよい画像読取装置及び画像形成装置を安価に提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔各実施形態に共通の走査光学系:図2〕
先ず、この発明の各実施形態に係る画像読取装置に共通の走査光学系の一例を図2によって説明する。図2はその走査光学系の構成図である。
図2において、1はコンタクトガラスであり、その下部に配置された光源7を有する照明光学系によって、その上面に載置された原稿2が照明される。原稿2によって反射された照明光は、第1の走行体3の第1ミラー3aにより反射偏向された後、第2の走行体4の第1ミラー4a及び第2ミラー4bで順次反射偏向され、結像レンズ5に導かれ、その結像レンズ5によってカラーリニア・イメージセンサであるCCD6の受光面上に縮小結像される。
このCCD6は、受光面に結像されるカラー画像の赤色成分のみ、緑色成分のみ、青色成分のみをそれぞれ透過するカラーフィルタを備えた3種類の受光部(光電変換部)を備え、その各受光部から赤、緑、青の3原色に対応するアナログ画像信号をそれぞれ出力する。
原稿読み取り時には、原稿2の長手方向に沿って、第1の走行体3が速度Vで3′で示す位置まで移動し、同時にそれと連動して第2の走行体4が、第1の走行体3の半分の速度すなわち1/2Vで4′で示す位置まで移動して、原稿2の長手方向全体を読み取る。
また、図2でコンタクトガラス1の左端部にはシェーディングデータ生成及び自動ゲイン調整に使用する基準白板8が設けられている。この基準白板8はこの画像読取装置の白レベルの基準となるものであり、この基準白板8を読み取った場合の出力レベルが予め決められている。その出力レベルを、「白レベル目標値」と称す。
基準白板8の読み取りレベルが白レベル目標値になるように、後述する可変ゲインアンプ(VGA)のゲインを調整する。これは、後述する画像読取信号処理IC内のA/D変換回路のダイナミックレンジの極力広い範囲を使いたい理由からである。
〔第1の実施形態:図1〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第1の実施形態について図1によって説明する。図1はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図である。
この例では、図2に示したCCD6が、画像読取信号として赤、緑、青の3原色に対して各々偶数画素信号と奇数画素信号の2つずつのアナログ画像信号REOとROO,GEOとGOO,BEOとBOOを出力するカラーリニア・イメージセンサである。
そして、画像読取信号処理IC10は、そのカラーリニア・イメージセンサ6が出力する画像読取信号である各色2つずつのアナログ画像信号REO,ROO,GEO,GOO,BEO,BOOを、それぞれコンデンサCre,Cro,Cge,Cgo,Cbe,Cboを介して交流結合入力する。その各入力端子11RE,11RO,11GE,11GO,11BE,11BOから入力する各色の入力信号REIN,ROIN,GEIN,GOIN,BEIN,BOINに対して、交流結合後の入力端子電位を規定するためのクランプ回路(CLMP)12RE,12RO,12GE,12GO,12BE,12BOと、カラーリニア・イメージセンサ6の出力信号の指定範囲の信号成分のみを取り出すサンプルホールド回路(SH)13RE,13RO、13GE,13GO,13BE,13BOとからなる各色毎に2系統ずつの信号処理系統を有する。この構成は、この発明の全ての実施形態に共通である。
さらに、その各信号処理系統のサンプルホールド回路からの各色毎に2つの出力信号を交互に選択して、1色当り1系統の信号に統合する3個のアナログマルチプレクス回路(AMPX)17R,17G,17Bと、その各色毎に1系統となった出力側の各系統に各色の出力信号をそれぞれ固定又は指定した増幅率で増幅する可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bと、その増幅された各色のアナログ画像信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bとを備えている。そして、各色毎に1系統のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを各出力端子16R,16G,16Bから出力する。
タイミングジェネレータ及びインタフェース(TG&IF)回路20は、図25におけるTG&IF回路101と同様に各回路の動作タイミングをとるための回路であり、その入力信号CLMPIN、SH、MCLK等も前述と同様の信号である。
たとえば、信号領域をサンプルするためのサンプルクロックSHを入力して内部サンプルクロックSHIを生成し、各サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO、13GE,13GO,13BE,13BOを制御する。それによって、各サンプルホールド回路(SH)は、内部サンプルクロックSHIが“H”の期間で信号をサンプルし“L”の期間はホールドする。
しかし、3個のアナログマルチプレクス回路(AMPX)17R,17G,17Bは、1つのAMPX制御信号M1だけによって、その“H”/“L”により2つの入力信号を交互に選択して出力する。
また、各可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bは、それぞれTG&IF回路20及びデータ・アドレスバスを通して設定されたゲイン設定値を保持するレジスタを持つものである。

この実施形態によれば、3色の画像読取信号を1色当り2系統出力するカラーリニア・イメージセンサに対して、1つの読取信号処理ICで全画像信号のデジタル化を行えるため、プリント基板上の実装領域が少なくて済むなど、実装上の制約が少なくなり、同一IC内で3色各2系統の画像信号を処理するため、処理系統間の特性差が少なく、固定パターンノイズが発生するようなこともなく、低コストで信号処理が行える。
〔第2の実施形態:図3〜図5〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第2の実施形態について図3〜図5によって説明する。図3はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図1と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。なお、画像読取信号処理IC10は、図1に示した第1の実施形態のものとは異なっているが、便宜上同一の符号を使用する。以後に説明する各実施形態においても、この発明による画像読取信号処理ICは全て「10」とする。
また、カラーリニアイメージセンサ6および、その画像読取信号である各色2つずつのアナログ画像信号REO,ROO,GEO,GOO,BEO,BOOをそれぞれコンデンサCre,Cro,Cge,Cgo,Cbe,Cboを介して画像読取信号処理IC10に交流結合入力すること、およびその画像読取信号処理IC10の入力部に、各入力信号REIN,ROIN,GEIN,GOIN,BEIN,BOINに対して、クランプ回路(CLMP)12RE,12RO,12GE,12GO,12BE,12BOと、サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO、13GE,13GO,13BE,13BOからなる各色毎に2系統ずつの信号処理系統を有する点は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態の画像読取信号処理IC10では、各サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO、13GE,13GO,13BE,13BOの後にそれぞれ可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BOと、それによって増幅したアナログ画像信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路(ADC)15RE,15RO,15GE,15GO,15BE,15BOとを各色毎に2系統ずつ備えている。
そして、その後段に3個のマルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bを設け、A/D変換回路15RE,15RO,15GE,15GO,15BE,15BOから出力される各色毎に2つのデジタル画像データを交互に選択して統合し、各色1系統のデジタル画像データDRO、DGO、DBOとし、それを出力端子16R,16G,16Bから出力する。すなわち、この例では各マルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bの入力側の各系統にそれぞれ可変ゲインアンプ(VGA)とA/D変換回路(ADC)を設けている。
この実施例ではさらに、TG&IF回路20及びデータ・アドレスバスを通して設定された各色毎のゲイン設定値を保持するRレジスタ18R、Gレジスタ18G、Bレジスタ18Bを設け、可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BOは、対応する色のレジスタのゲイン設定値に応じた増幅率で画像信号を増幅する。
図4及び図5は、この第2の実施形態の異なる使用モードでの各信号の関係を示すタイミングチャートであり、(a)は各色の入力信号REIN/ROIN,GEIN/GOIN,BEIN/BOIN、(b)はサンプルクロックSH、(c)は基準クロックMCLK、(d)はAMPX制御信号M1、(f)は出力画像データDRO,DGO,DBOを示す。
図4は通常の使用モードの場合であり、各色2系統の入力が有効になり、AMPX制御信号M1の“H”,“L”に応じて、マルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bの出力であるDRO,DGO,DBOにはEVEN側入力とODD側入力の画像データが交互に出力される。
図5は、1色当り2系統の画像信号のうち各色1系統の画像信号のみが有効となるモードが選択された場合であり、入力画像信号REIN,GEIN,BEINの系統(一方の系統)のみが有効になり、入力画像信号ROIN,GOIN,BOINの系統(他方の系統)は無視される。具体的には、AMPX制御信号M1が“H”固定となり、各色毎のマルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bの出力であるDRO,DGO,DBOには一方の系統であるEVEN(偶数)側入力の画像データのみが出力される。
この第2の実施形態によれば、3色の画像読取信号を1色当り2系統ずつ出力するカラーリニア・イメージセンサだけではなく、3色の画像読取信号を1色当り1系統ずつ出力するカラーリニア・イメージセンサに対しても同じ画像読取信号処理IC10を使うことができるため、量産効果により画像読取信号処理ICのコストを低減することができる。
〔第3の実施形態:図6〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第3の実施形態について図6によって説明する。図6はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図3と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第3の実施形態の画像読取信号処理IC10の構成は、図3に示した第2の実施形態とほぼ同じであるが、赤、緑、青の各入力信号ROIN,GOIN,BOINの系統のサンプルホールド回路(SH)13RO、13GO,13BO、可変ゲインアンプ(VGA)14RO,14GO,14BO、およびA/D変換回路(ADC)15RO,15GO,15BOに、TG&IF回路20からの各ブロック動作制御信号DISのラインが接続されている。
そして、1色当り2系統の画像信号のうち一方の系統の画像信号のみが有効となるモードが選択されると、前述した第2の実施形態の場合と同様に、マルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19BのAMPX制御信号M1が“H”に固定となり、出力画像データDRO,DGO,DBOにEVEN(偶数)側の入力データのみが出力されるようになる。これと同時に、制御信号DISも有効になり、そのラインが接続されているODD(奇数)側の各入力信号ROIN,GOIN,BOINの系統(他方の系統)の能動回路であるサンプルホールド回路(SH)13RO、13GO,13BO、可変ゲインアンプ(VGA)14RO,14GO,14BO、およびA/D変換回路(ADC)15RO,15GO,15BOは、動作電流をカットしたシャットダウンモードまたは消費電流を低減したローパワーモードになる。
この例では、各マルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bの入力側に能動回路として各色2系統ずつのサンプルホールド回路(SH)と可変ゲインアンプ(VGA)とA/D変換回路(ADC)が設けられているので、各マルチプレクス回路(MPX)で選択されない方の系統の全ての能動回路の動作電流を遮断又は低減するようにしたが、選択されない方の系統のサンプルホールド回路(SH)、可変ゲインアンプ(VGA)、A/D変換回路(ADC)のうちの一部の能動回路の動作電流を遮断又は低減するようにしてもよい。
また、図1の第1の実施形態にこれを適用する場合には、各アナログマルチプレクス回路(AMPX)17R,17G,17Bの入力側に各色毎に2個ずつの設けられている能動回路であるサンプルホールド回路(SH)のうち、選択されない方の系統の例えばサンプルホールド回路13RO、13GO,13BOの動作電流を遮断又は低減すればよい。
この第3の実施形態によれば、画像読取信号処理IC10内の使用しない能動回路が電力を消費しないか消費電力を最小限にすることができるので、電力消費を抑えることができるとともに、ICの温度上昇も最小限にすることができ、低消費電力化と高信頼化につながる。
〔第4の実施形態:図7〜図10〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第4の実施形態について図7〜図10によって説明する。図7はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図3と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第4の実施形態の画像読取信号処理IC10の構成も、図3に示した第2の実施形態とほぼ同じであるが、TG&IF回路20に、信号領域をサンプルするためのサンプルクロックSHの代わりにサンプル開始信号SAMPLEと、ホールド開始信号HOLDを入力している。
そして、図8のタイミングチャートに示すように、TG&IF回路20が、外部から入力するサンプル開始信号SAMPLEとホールド開始信号HOLDの2つの矩形波信号から、サンプル開始信号SAMPLEの立上りエッジで有効となりホールド開始信HOLDの立上りエッジで無効となる内部サンプルクロックSHIを生成し、図7の各サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO、13GE,13GO,13BE,13BOを制御する。それによって、各サンプルホールド回路(SH)は、内部サンプルクロックSHIが“H”の期間で信号をサンプルし“L”の期間はホールドする。
すなわち、サンプル開始信号SAMPLの一方の信号エッジである立上りエッジとホールド開始信号HOLDの一方の信号エッジである立上りエッジで、それぞれ各サンプルホールド回路(SH)のサンプル開始タイミングとホールド開始タイミングを決定することになる。
サンプルクロックSHによるサンプルホールド制御では、伝送線路により波形歪が発生し、その波形(立上り、立下り、デューティ等)により、実際のサンプル幅が変化してしまうことがあるが、この実施例ではサンプル開始信号SAMPLEとホールド開始信号HOLDを使用することより、そのサンプル開始信号とホールド開始信号の伝送路のマッチングを取ることが可能なので、図8に示したように両信号とも同様な波形にすることができ、信号波形によるサンプル幅の変化を抑えることができる。
図9と図10は、上述した第4実施例の変形例として、サンプル開始信号SAMPLEとホールド開始信号HOLDから、TG&IF回路20が内部サンプルクロックSHIを生成する際に使用するエクスクルーシブOR回路である。
サンプル開始信号SAMPLEは、図9に示すようにレジスタビット又は外部入力信号POL_SとのエクスクルーシブORが取られ、内部信号SAMPLE_Iが生成される。また、ホールド開始信号HOLDは、図10に示すようにレジスタビット又は外部入力信号POL_HとのエクスクルーシブORが取られ、内部信号HOLD_Iが生成される。
そして、内部信号SAMPLE_Iの立上りエッジで有効となり、内部信号HOLD_I信号の立上りエッジで無効となる内部サンプルクロックSHIが生成され、それによって図7の各サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO、13GE,13GO,13BE,13BOを制御する。各サンプルホールド回路(SH)は、サンプルクロックSHIが“H”の期間で信号をサンプルし“L”の期間はホールドする。
このようにすれば、サンプル開始信号SAMPLEとホールド開始信号HOLDの有効なエッジの極性(立上り/立下り)を任意に選択できるので、両信号を逆相信号とし不要輻射ノイズを低減したり、低速クロックで波形歪が問題とならない場合は、単一信号のサンプリングクロックをサンプル開始信号端子とホールド開始信号端子に供給し、各々の有効エッジの極性を逆に設定することによって伝送路エリアの削減、およびクロックドライバの削減を行える。
〔第5の実施形態:図11〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第5の実施形態について図11によって説明する。図11はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図3と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第5の実施形態の画像読取信号処理IC10の構成も、図3に示した第2の実施形態と似ているが、次の点が異なる。
各信号処理系統ごとのA/D変換回路(ADC)15RE,15RO,15GE,15GO,15BE,15BOの後に、それぞれ係数乗算器(MULT)21RE,21RO,21GE,21GO,21BE,21BOを設け、各可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BOはゲイン設定値を保持するレジスタを持ち、各係数乗算器(MULT)もその乗算係数を保持するレジスタを持っている。
ここで、各可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BO及び係数乗算器(MULT)21RE,21RO,21GE,21GO,21BE,21BOは、TG&IF回路20からデータ・アドレスバスを通してその各レジスタにそれぞれ設定される各系統毎のゲインの設定値及び乗算係数の設定値に応じて、各系統のアナログ画像信号を増幅し、A/D変換回路(ADC)15RE,15RO,15GE,15GO,15BE,15BOでデジタルデータに変換された画像データに係数乗算する。
この第5の実施例によれば、色毎に可変ゲインアンプ(VGA)のゲインや係数乗算器(MULT)の乗算係数を決めるのではなく、各入力信号系統ごとにそれらを設定できるため、各入力系統毎の信号レベルのバラツキを吸収でき、出力画像データのレベルを正確に合せることができる。
〔第6の実施形態:図12,図13〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第6の実施形態について図12によって説明する。図12はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図3及びと図11と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第5の実施形態の画像読取信号処理IC10は、図3に示した第2の実施形態における各信号処理系統ごとに、各サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO,13GE,13GO,13BE,13BOと各可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BOとの間にそれぞれ加算回路22を介挿している。
さらに、各色用のマルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bの出力側にそれぞれ減算及び積算(SUB&INTG)回路23R,23G,23Bを接続している。その各SUB&INTG回路23R,23G,23Bは、マルチプレクス回路(MPX)19R,19G,19Bが出力する画像データDRO,DGO,DBOをそのまま出力端子16R,16G16Bに出力する。また、その各SUB&INTG回路23R,23G,23Bの処理結果のデジタルデータが、EVEN/ODD(偶数/奇数)毎にアナログ信号に変換するD/A変換回路(DAC)24RE,24RO,24GE,24GO,24BE,24BOを通してそれぞれアナログ信号に戻して、各加算回路22によって各サンプルホールド回路(SH)13RE,13RO,13GE,13GO,13BE,13BOの出力に加算して、各可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BOに入力される。
図13は、その各色毎のSUB&INTG回路の動作を表す各信号のタイミングチャートである。
外部からTG&IF回路20に入力されるトリガ信号BKCLPを基点として、そのトリガ信号BKCLP後に、指定されたオフセット領域BKPIXだけ有効となる内部信号BKCLPIを生成し、その内部信号BKCLPIが有効な期間の各色用のマルチプレクス回路(MPX)の出力をEVEN/ODDに別け、EVEN/ODD各々指定オフセットレベルとの差分を積算する。次に、差分加算値に対し差分平均化処理を行い、その結果を用いてD/A変換回路(DAC)の設定値を更新する。DAC設定値更新の際はノイズによるオフセットレベルの変動や応答速度の最適化等のため、差分平均化の結果に適切な演算を行って現在のDAC設定値に加算する等の処理を行う。
この第6の実施形態によれば、各色毎の出力オフセットレベルを規定することができ、画像読取信号処理IC10の内部の飽和を避けることができるため、動作の安定性を確保できるとともに、後段処理を簡素化できるので低コスト化を図れる。
〔第7の実施形態:図14,図15〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第7の実施形態について図14,図15によって説明する。図14はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図1と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第7の実施形態の画像読取信号処理IC10は、図1に示した第1の実施形態とほぼ同じ構成であるが、各出力系統ごとにA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bの出力をラッチするラッチ回路(LH)25R,25G,25Bを設け、その各ラッチ回路(LH)でラッチした画像データDRO,DGO,DBOを出力端子16R,16G,16Bに出力するようにした点が相違する。
図15がこの第7の実施形態の画像読取信号処理IC10における各信号の関係を示すタイミングチャートである。
出力画像データのデータレートと同じ周波数の基準クロックMCLKによりA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bの変換クロックADCKが生成されるが、このクロックは各A/D変換回路の前段の可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14B等の遅延を考慮したクロックとなる。
A/D変換回路15R,15G,15Bの出力は変換クロックADCKから更に遅れて出力されるため、入力した基準クロックMCLKに対しては大きな遅延を持つことになる。出力直前のラッチ回路(LH)25R,25G,25Bは、入力した基準クロックMCLKでデジタル画像データDRO,DGO,DBOをラッチして出力するので、基準クロックMCLKに対する遅延は最小となる。
この第7の実施形態によれば、出力する各色のデジタル画像データを供給基準クロックと同期化することで遅延時間を把握できるとともに、遅延時間のばらつきも小さくできるためより高速な動作を行える。また、後段でのタイミング設計が容易になり、開発時間の短縮およびお信頼性の向上に繋がる
〔第8の実施形態:図16、図17〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第8の実施形態について図16によって説明する。図16はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、図1及び図14と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第7の実施形態の画像読取信号処理IC10は、図14に示した第7の実施形態とほぼ同じ構成であるが、デジタルデータDEXIを入力する外部入力端子26を有し、ここに外部から入力するデジタルデータDEXIを各色の画像データと同様にラッチ回路(LH)25EXによってラッチして、出力端子16EからデータDEXOとして出力するようにした点が相違する。
図17は、この第8の実施形態の画像読取信号処理IC10における各信号の関係を示すタイミングチャートである。
出力画像データのレートと同じ周波数の基準クロックMCLKにより、A/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bの変換クロックADCKが生成されるが、このクロックADCKは各A/D変換回路の前段の可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14B等の遅延を考慮したクロックとなる。A/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bの出力であるデジタル画像データDRO,DGO,DBOは変換クロックADCKから更に遅れて出力されるため、入力した基準クロックMCLKに対しては大きな遅延を持つことになる。
また、外部入力端子26から入力するデジタルデータDEXIは外部回路により生成されるものであるため、A/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bの出力データとは異なった遅延となっている。これらのデジタル画像データDRO,DGO,DBOと外部からのデジタルデータDEXIを、ラッチ回路(LH)25R,25G,25B,25EXが基準クロックMCLKでラッチして出力するので、基準クロックMCLKに対する遅延は最小になると共に、デジタル画像データDRO,DGO,DBOと外部からのデジタルデータDEXIのタイミングを合わせることができる。
この第8の実施形態によれば、前述した第7の実施形態の効果と合わせて、各色のデジタル画像データと外部から入力するデジタルデータとの出力タイミングの規定が容易となる。
〔第9の実施形態:図18〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第9の実施形態について図18によって説明する。図18はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、これまでに説明した各図と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第9の実施形態の画像読取信号処理IC10は、この発明による前述した第4、第5、第6の実施形態を同時に実現したものである。したがって、これらの各実施形態の効果がすべて得られる。
すなわち、画像読取信号処理IC10は、TG&IF回路20が、サンプル開始信号SAMPLEとホールド開始信号HOLDを入力して内部サンプルクロックSHIを生成し、それぞれゲイン設定レジスタを持つ可変ゲインアンプ(VGA)14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BOと、それぞれ係数設定レジスタを持つ係数乗算器(MULT)21RE,21RO,21GE,21GO,21BE,21BOにより増幅及び係数演算を実施する。
そして、SUB&INTG回路23R,23G,23BとD/A変換回路(DAC)24RE,24RO,24GE,24GO,24BE,24BOと加算回路22とによって指定したオフセットを持たせ、ラッチ回路(LH)25R,25G,25Bと出力画像データのレートと同じ周波数の基準クロックMCLKにより、デジタル画像データDRO,DGO,DBOと外部入力端子26から入力するデジタルデータDEXIとの出力タイミングの同期を取ったものである。
〔第10の実施形態:図19〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第10の実施形態について図19によって説明する。図19はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、これまでに説明した各図と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第10の実施形態の画像読取信号処理IC10構成は、図18に示したこの発明による第9の実施形態の構成とほぼ同じであるが、次の点が相違する。
図19に示す画像読取信号処理IC10は、図18における入力信号REIN/ROINの系統で画像データDROを出力する出力端子16Rの直前のラッチ回路を、制御信号が“L”の時出力が“H”でハイインピーダンスになる出力制御付ラッチ回路(LHOB)28Rとし、これと並列に、制御信号が“H”のとき出力が“L”でハイインピーダンスになる出力制御付ラッチ回路(LHO)29Rを接続し、その入力端子を、入力信号BEIN/BOINの系統のSUB&INTG回路23Bの出力端子に接続する。
また、入力信号BEIN/BOINの系統で画像データDBOを出力する出力端子16Bの直前のラッチ回路を出力制御付ラッチ回路(LHOB)28Bとし、これと並列に、出力制御付ラッチ回路(LHO)29Bを接続し、その入力端子を、入力信号REIN/ROINの系統のSUB&INTG回路23Rの出力端子に接続する。なお、出力制御付ラッチ回路(LHOB)28R,28Bおよび出力制御付ラッチ回路(LHO)29R,29Bの制御端子は、外部端子RBEXGに接続されている。
したがって、外部端子RBEXG端子を“L”にした場合は、デジタル画像データである出力画像データDROとして入力信号REIN/ROINの系統のSUB&INTG回路23Rの出力が出力制御付ラッチ回路(LHOB)28Rを通して出力され、出力画像データDBOとしては入力信号BEIN/BOINの系統のSUB&INTG回路23B出力が出力制御付ラッチ回路(LHOB)28Bを通して出力される。
また、外部端子RBEXG端子を“H”にした場合は、出力画像データDROとして入力信号BEIN/BOINの系統のSUB&INTG回路23B出力が出力制御付ラッチ回路(LHO)29Rを通して出力され、出力画像データDBOとしては入力信号REIN/ROINの系統のSUB&INTG回路23Rの出力が出力制御付ラッチ回路(LHO)29Bを通して出力される。
したがって、外部端子RBEXG端子を制御することによって、出力画像データDROとDBOの内容を入替えて出力することができる。
この第10の実施形態によれば、読取方式(キャリッジを移動させるフラットベットスキャンと原稿を送るシートスルースキャン)の違いによる3ラインカラーリニア・イメージセンサ特有のライン間補正、すなわちカラーリニア・イメージセンサによる赤(R)、緑(G),青(B)の読取ラインの順番が逆になることによるライン間の物理的な位置の違いの補正を、外付け部品無しに行える。
〔第11の実施形態:図20〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第11の実施形態について図20によって説明する。図20はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、これまでに説明した各図と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第10の実施形態の画像読取信号処理IC10の構成は、図18に示したこの発明による第9の実施形態の構成とほぼ同じであるが、次の点が相違する。
図20に示す画像読取信号処理IC10は、図18における出力端子16E,16R,16G,16Bの直前の各ラッチ回路(LH)25E,25R,25G,25Bのあとに、それぞれ入力されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、低振幅(低電圧)の差動信号に変換するLVDS(Low Voltage Differential Signaling)回路30E,30R,30G,30Bを接続している。その各LVDS回路30E,30R,30G,30Bの出力を、LVEX+/LVEX−,LVR+/LVR−,LVG+/LVG−,LVB+/LVB−の4系統の低振幅差動信号として出力するとともに、基準クロックMCLKも、シリアル化は行わないが、LVDS回路30Kを通してLVCK+/LVCK−の低振幅差動信号として出力する。
なお、フェーズロックドループ(PLL)回路31は、LVDS回路30E,30R,30G,30Bでシリアル化する際に必要となるシリアル化クロックLVCKを基準クロックMCLKをn逓倍することで生成するものである。ここで「n」はLVDS回路でシリアル化する入力パラレルデータのビット数である。
この第11の実施形態によれば、出力する画像データをシリアル化した低振幅差動信号にすることで、各色のパラレル画像データDRO,DGO,DBOを出力するこれまでの各実施形態と比べて、画像読取信号処理IC10の必要な端子数を大幅に削減でき、パッケージの小型化を実現できる。
〔第12の実施形態:図21〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第12の実施形態について図21によって説明する。図21はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、これまでに説明した各図と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第12の実施形態の画像読取信号処理IC10構成は、図20に示したこの発明による第11の実施形態の構成とほぼ同じであるが、次の点が相違する。
図21に示す画像読取信号処理IC10は、図20における各系統のSUB&INTG回路23R,23G,23Bの各出力をラッチするラッチ回路(LH)25R,25G,25Bと、外部入力端子26から入力される外部デジタル信号DEXIをラッチするラッチ回路(LH)25Eの各出力側に共通のマッピング回路(MAP)32を接続し、そのマッピング回路(MAP)32の6つの各出力を、6個のLVDS処理回路30a〜30fにそれぞれ入力させている。
そして、その各LVDS回路30a〜30fの出力をそれぞれ、TX1A+/TX1A−,TX1B+/TX1B−,TX1C+/TX1C−,TX2A+/TX2A−,TX2B+/TX2B−,TX2C+/TX2C−の低振幅差動信号として出力し、基準クロックMCLKも2つのLVDS回路30g、30hによってTX1CK+/TX1CK−,TX2CK+/TX2CK−の低振幅差動信号として出力する。 なお、この例では、外部デジタル信号DEXIは5bit、各系統のSUB&INTG回路23R,23G,23Bが出力するパラレル画像データは10bitとし、各LVDS処理回路30a〜30fのの入力は各々7bitとしている。したがって、この場合のPLL回路31は基準クロックMCLKを7逓倍するものである。
マッピング回路(MAP)32はTG&IF回路20からのデータ・アドレスバスに接続されており、入力データ35bit(5bit+10bit*3)を出力データ42bit(7bit*6)に、データ・アドレスバスの内容に応じてマッピングを行う。
なお、入出力データのビット数が異なるが、出力には“H”/“L”や入力ビットの多重割付が含まれる。
この第12の実施形態によれば、複数又は任意のシリアル化のパターンを選択あるいは指定できるため、後段の構成(低振幅差動信号のレシーバ)の自由度が増え、画像読取装置の低コスト化および高信頼化等を実現するために、必要に応じた後段の構成が可能になる。
〔第13の実施形態:図22〕
次に、この発明による画像読取信号処理ICの第13の実施形態について図22によって説明する。図22はその画像読取信号処理ICの構成を示すブロック図であり、これまでに説明した各図と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第13の実施形態の画像読取信号処理IC10構成は、この発明による第12の実施形態(図21)の構成と第10の実施形態(図19)の構成を組み合わせたようになっている。
すなわち、図21に示す画像読取信号処理IC10は、図21における入力信号REIN/ROINの系統でマッピング回路(MAP)32の直前のラッチ回路を、制御信号が“L”の時出力が“H”でハイインピーダンスになるアクティブ“L”の出力制御付ラッチ回路(LHOB)28Rとし、これと並列に、制御信号が“H”のとき出力が“L”でハイインピーダンスになるアクティブ“H”の出力制御付ラッチ回路(LHO)29Rを接続し、その入力端子を、入力信号BEIN/BOINの系統のSUB&INTG回路23Bの出力端子に接続する。
また、入力信号BEIN/BOINの系統でマッピング回路(MAP)32の直前のラッチ回路をアクティブ“L”の出力制御付ラッチ回路(LHOB)28Bとし、これと並列に、アクティブ“H”の出力制御付ラッチ回路(LHO)29Bを接続し、その入力端子を、入力信号REIN/ROINの系統のSUB&INTG回路23Rの出力端子に接続する。なお、出力制御付ラッチ回路(LHOB)28R,28Bおよび出力制御付ラッチ回路(LHO)29R,29Bの制御端子は、外部端子PBEXGに接続されている。
したがって、この第13の実施形態によれば、外部端子RBEXGを制御することにより、前述した第12の実施形態(図21)と同様な出力信号を、入力信号REIN/ROINの系統と入力信号BEIN/BOINの系統の内容を入替えて出力することができる。
〔画像読取装置の実施形態:図23〕
次に、この発明による画像読取装置の一実施形態を図23によって説明する。
この図23に示す画像読取装置60において、原稿2のカラー画像情報をCCD6で3原色に対応する電気信号に変換する部分は、図2に示した走査光学系を使用する。そのCCD6から出力される3色の画像読取信号を処理する画像読取信号処理IC10は、前述したこの発明によるいずれかの画像読取信号処理ICである。
画像信号系としては、画像読取信号処理IC10の後にさらにシェーディング補正回路61とデジタル処理部62が設けられている。シェーディング補正回路61は、画像読取信号処理IC10から出力されるデジタル画像データに対して、図2に示した光源7の光量分布とCCD6の各画素感度のバラツキを補正するために、基準白板8を読み取ったデータをシェーディング補正用データとしてメモリに記憶し、実際の原稿2を読み取るときに、その補正用データをメモリから読み出して、シェーディング補正を行う。
デジタル処理部62では、変倍処理、γ変換、色変換等の画像処理を行って、その画像データをスキャナ出力として図示しないパーソナルコンピュータやプリンタなどへ送出する。さらに、CPUを中心とするスキャナ制御部63と、図2に示した第1の走行体3及び第2の走行体4や冷却ファンなどを駆動するメカ駆動部64と、蛍光灯やランプなどの光源7を点灯するランプ点灯回路65と、走行体のホームポジションや光源の温度などを検知するセンサ部66なども設けられている。スキャナ制御部63は、上述した画像信号系とこれらの各部の動作及びそのタイミングを制御する。
この画像読取装置60の構成および機能は、画像読取信号処理IC10を除いては従来の画像読取装置と同様であるから、その詳細な説明は省略する。
この画像読取装置60は、前述したこの発明による画像読取信号処理IC10を使用することによって、画像読取信号処理ICの各実施形態の説明に記載したように、プリント基板上の実装領域が少なくて済むなど実装上の制約も少なくなり、同一IC内で3色各2系統の画像信号を処理するため処理系統間の特性差が少なく、低コストで信号処理が行えるなどの効果が得られる。それによって、小型で性能がよい画像読取装置を安価に提供することができる。
〔画像形成装置の実施形態:図24〕
次に、この発明による画像形成装置の一実施形態を図24によって説明する。
図24はその画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。この画像形成装置70は、この装置全体を制御するCPU71と、そのCPU71の動作プログラムを格納したROM72と、この装置の動作に関する各種のデータを格納するとともにCPU71のワーキングメモリともなるRAM73と、それらを接続するバス79とを有し、これらによってマイクロコンピュータを構成している。
さらに、操作表示部74、画像読取部75、画像形成部76、ページメモリ77、および給紙部78等を備えており、これらもバス79を介してCPU71と接続されるとともに相互に接続されている。
操作表示部74は、この装置の動作状態等の情報を表示するLCD等のディスプレイと、オペレータが各種の入力操作を行うキーボード(タッチパネルも含む)等の入力装置を備えている。
画像読取部75は、前述したこの発明による画像読取装置60に相当し、前述した各実施形態のいずれかの画像読取信号処理IC10を備えており、原稿のカラー画像を光学的に読み取って3原色に対応するデジタル画像データを出力し、それをCPU71の制御によって各色毎のページメモリ77にページ単位で蓄積する。
画像形成部76は、その各ページメモリ77に蓄積した画像データを記録紙にカラー印刷するレーザプリンタやインクジェットプリンタ等のプロッタである。給紙部78は、その画像形成部76へ記録紙を給送するための装置であり、給紙トレイ、給紙ローラ、および搬送機構などからなる。
この画像形成装置70は、その画像読取部75に前述したこの発明による画像読取信号処理ICを使用しているので、それによる種々の効果を奏し、小型で性能がよい画像形成装置を安価に提供することができる。
この画像形成装置70は、デジタル複写機、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能とプリンタ等の機能を複合化した複合機などのいずれでもよい。
以上説明してきたように、この発明による画像読取信号処理ICは、原稿のカラー画像情報を読み取るイメージスキャナ等のカラー画像読取装置、さらにその画像読取装置を画像読取部として備えたデジタル複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらとプリンタ等の機能を複合化した複合機等のカラー画像形成装置に利用できる。
この発明による画像読取信号処理ICの第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明の各実施形態に係る画像読取装置の走査光学系の一例を示す構成図である。 この発明による画像読取信号処理ICの第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図3に示した画像読取信号処理ICにおける通常の使用モードの場合の各信号の関係を示すタイミングチャートである。 同じく各色1系統の入力のみが有効となるモードが選択された場合の各信号の関係を示すタイミングチャートである。
この発明による画像読取信号処理ICの第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理ICの第4の実施形態の構成を示すブロック図である。 図7に示した画像読取信号処理ICにおける各信号の関係を示すタイミングチャートである。 第4の実施例の変形例として、サンプル開始信号SAMPLEと外部入力信号POL_Sとから内部信号SAMPLE_Iを生成するエクスクルーシブOR回路の図である。 同じくホールド開始信号HOLDと外部入力信号POL_Sとから内部信号HOLD_Iを生成するエクスクルーシブOR回路の図である。
この発明による画像読取信号処理ICの第5の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理ICの第6の実施形態の構成を示すブロック図である。 その各SUB&INTG回路ブロック動作を表す各信号のタイミングチャートである。 この発明による画像読取信号処理ICの第7の実施形態の構成を示すブロック図である。 図14に示した画像読取信号処理ICにおける各信号の関係を示すタイミングチャートである。
この発明による画像読取信号処理ICの第8の実施形態の構成を示すブロック図である。 図16に示した画像読取信号処理ICにおける各信号の関係を示すタイミングチャートである。 この発明による画像読取信号処理ICの第9の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理ICの第10の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理ICの第11の実施形態の構成を示すブロック図である。
この発明による画像読取信号処理ICの第12の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理ICの第13の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取装置の一実施形態を示すブロック図である。 この発明による画像形成装置の一実施形態を示すブロック図である。 従来技術の画像読取信号処理ICの構成例を示すブロック図である。 図23に示した画像読取信号処理ICにおける各信号の関係を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1:コンタクトガラス 2:原稿 3:第1の走行体
3a:第1の走行体の第1ミラー 4:第2の走行体
4a:第2の走行体の第1ミラー 4b:第2の走行体の第2ミラー
5:結像レンズ 6:CCD(カラーリニア・イメージセンサ)
7:光源 8:基準白板 10:画像読取信号処理IC
11RE,11RO,11GE,11GO,11BE,11BO:入力端子
12RE,12RO,12GE,12GO,12BE,12BO:クランプ回路(CLMP)
13RE,13RO,13GE,13GO,13BE,13BO:サンプルホールド回路
(SH)
14R,14G,14B,14RE,14RO,14GE,14GO,14BE,14BO:可変ゲインアンプ(VGA)
15R,15G,15B,15RE,15RO,15GE,15GO,15BE,15BO:A/D変換回路(ADC)
16R,16G,16B:出力端子
17R,17G,17B:アナログマルチプレクス回路(AMPX)
18R:Rレジスタ 18G:Gレジスタ 18B:Bレジスタ
19R,19G,19B:マルチプレクス回路(MPX)
20:タイミングジェネレータ及びインタフェース(TG&IF)回路
21RE,21RO,21GE,21GO,21BE,21BO:係数乗算器(MULT)
22:加算回路 23R,23G,23B:減算及び積算(SUB&INTG)回路
24RE,24RO,24GE,24GO,24BE,24BO:D/A変換回路(DAC)
25R,25G,25B,25EX:ラッチ回路(LH) 26:外部入力端子
28R,28B:アクティブ“L”の出力制御付ラッチ回路(LHOB)
29R,29B:アクティブ“H”の出力制御付ラッチ回路(LHO)
30E,30R,30G,30B,30E,30K,30a〜30h:LVDS回路
31:フェーズロックドループ(PLL)回路
60:画像読取装置 70:画像形成装置
75:画像読取部 76:画像形成部

Claims (15)

  1. カラーリニアイメージセンサが入射光を3色に相当する電気信号に変換して、各色毎に出力するアナログ画像信号を入力し、その各アナログ画像信号の指定範囲をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、そのサンプルホールド後の信号を増幅する可変ゲインアンプと、その増幅したアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路とを有する画像読取信号処理ICであって、
    少なくとも前記サンプルホールド回路を有する入力信号処理系統を各色毎に2系統ずつ設けるとともに、その1色当り2系統の画像信号を1色当り1系統に統合するマルチプレクス回路を設け、該マルチプレクス回路の入力側又は出力側の各系統に前記可変ゲインアンプと前記A/D変換回路を設けて、1色当り1系統のデジタル画像データを出力することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  2. 請求項1記載の画像読取信号処理ICにおいて、設定された各色毎のゲイン設定値を保持するレジスタを設け、前記各系統の可変ゲインアンプは前記レジスタが保持する対応する色のゲイン設定値に応じた増幅率で画像信号を増幅することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  3. 請求項1又は2記載の画像読取信号処理ICにおいて、各色毎の前記マルチプレクス回路に1色当り2系統の入力画像信号のうち常に一方の系統の画像信号のみを出力させるモードを選択する手段を有することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  4. 請求項3記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記マルチプレクス回路に常に前記一方の系統の画像信号のみを出力させるモードが選択されたき、前記各色ごとの他方の系統の能動回路の一部又は全ての動作電流を遮断又は低減する手段を有することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記各系統のアナログ画像信号をサンプルする前記各サンプルホールド回路のサンプル開始タイミングとホールド開始タイミングを、一つのサンプル開始信号と一つのホールド開始信号とによって制御する手段を有することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  6. 請求項5記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記サンプル開始信号と前記ホールド開始信号が、それぞれ有効な信号エッジで前記サンプル開始タイミングとホールド開始タイミングを決定する矩形波信号であり、該各矩形波信号の前記有効な信号エッジの極性を選択する手段を設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  7. 請求項1記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記各色毎のマルチプレクス回路の入力側の各色毎に2系統の各系統に前記可変ゲインアンプと前記A/D変換回路をそれぞれ設けるとともに、前記各可変ゲインアンプは各系統毎の独立したゲイン設定値を保持するレジスタを有し、前記各A/D変換回路と前記マルチプレクス回路との間にはそれぞれ係数乗算器を設け、前記各可変ゲインアンプのゲイン設定値及び前記各係数乗算器の乗算係数を、前記各系統毎に独立して設定する手段を設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、オフセット領域を指定する手段と、該手段によって指定された領域の各色の出力デジタル画像データが各色毎のオフセット指定値となるように前記各系統の可変ゲインアンプに入力する画像信号にオフセットを与える手段とを設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、各色の出力画像データのデータレートと同じ周波数のクロックを供給し、該クロックに同期して前記各色のデジタル画像データを出力する同期出力手段を設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  10. 請求項9記載の画像読取信号処理ICにおいて、外部からデジタルデータを入力する外部入力端子を設け、前記同期出力手段が前記外部入力端子から入力するデジタルデータと前記各色のデジタル画像データとを前記クロックに同期して出力することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、動作モードを決定するレジスタ又は端子と、該レジスタ又は端子の状態により、前記3色のデジタル画像データ中の2色のデジタル画像データを入替えて出力する手段とを設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  12. 請求項1から11ののいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記各色のデジタル画像データの複数ビットをシリアル化してシリアル信号とするとともに、低振幅の差動信号に変換し、各色毎に複数のシリアル低振幅差動信号として出力するLDVS回路を設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  13. 請求項12記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記LDVS回路によって前記各色のデジタル画像データをシリアル化する際に、そのシリアル化のパターンを選択又は指定する手段を設けたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICと、原稿のカラー画像情報を光学的に読み取って3色に対応する電気信号に変換し、その各アナログ画像信号を前記画像読取信号処理ICに入力させるカラーリニア・イメージセンサとを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  15. 請求項14に記載の画像読取装置による画像読取部と、該画像読取部が出力するデジタル画像データを記録紙に印刷する画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。

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