JP2008078812A - 画像読取信号処理icおよび画像読取装置と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUによるソフトウエア処理によらず、画像読取信号処理IC内で可変ゲインアンプのゲイン調整(AGC)や、基準白板の読取異常を検出できるようにする。
【解決手段】基準白板を読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号が入力されたときに、A/D変換回路15が出力するデジタル画像データの1ライン分の信号レベルを検出し、その値が基準レベルの目標値に近づくように、可変ゲインアンプ14のゲインを制御するAGC回路17を内蔵する。AGC回路17は、自動ゲイン調整時以外にも1ライン毎の画像データの最大値を検出し、内蔵する異常検出回路19が、その1ライン毎の画像データの最大値を予め設定された異常検出レベルと比較し、その最大値が異常検出レベルより小さかった場合に、基準白板の読取異常を検出する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像情報を光学的に読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号を入力して、増幅した後デジタル画像データに変換して出力する画像読取信号処理IC、およびそれを使用するイメージスキャナ等の画像読取装置、さらにその画像読取装置を画像読取部として備えたデジタル複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を複合した複合機等の画像形成装置に関する。
従来から原稿等の画像情報を主走査方向にライン走査し、その画像情報を読取手段としてのリニアイメージセンサであるCCDのセンサ面上に結像させ、そのCCDから得られる出力信号を利用して、該原稿等の画像情報を読み取るようにした画像読取装置が種々と提案されている。
図17は、従来の画像読取装置における二種類の原稿読取機能を有する走査光学系部分の概略図である。この画像読取装置は、原稿載置用コンタクトガラス1上に原稿2が搭載された場合には、光源であるランプ7を点灯し、第1キャリッジ3および第2キャリッジ4を図示しないスキャナモータにより右方向に移動走査して原稿2の画像情報を読み取る読取方式を実行する。
また、ランプ7を点灯し、第1キャリッジ3および第2キャリッジ4をシートスルー用コンタクトガラス9の下方に停止させた状態で、簡略化して示す原稿搬送装置24によって原稿2′をシートスルー用コンタクトガラス9上を通して搬送し、その搬送される原稿2′の画像情報を読み取る読取方式を選択することも可能である。
どちらの読み取り方式においても、原稿面照明用の光源であるランプ7によって照明されたコンタクトガラス1又は9上の原稿2又は2′からの画像情報に応じた反射光を、走査用の第1,第2,第3のミラー3a,4a,4bによって順次偏向させ、結像レンズ5によってCCD6のセンサ面上に結像させ、その画像情報を光電変換して電気信号に変換し、アナログ画像信号を出力する。その信号をA/D変換器によってデジタル画像データに変換することによって、原稿の画像情報をデジタル的に読み取る。
そのデジタル画像データは、画像処理回路等を経てプリンタ等の出力装置に送られ、用紙にプリント出力されたり、あるいは記憶装置に送られて画像情報が記憶される場合等種々の利用形態があり、それぞれ画像読取装置の情報として使用される。
図17において、キャリッジが移動走査して原稿画像を読み取る場合、原稿2の画像情報を副走査方向に走査する方法としては、例えば走査用の第1、第2キャリッジ3,4を図中の矢印X方向(副走査方向)に一定の関係を維持しつつ移動させて行っている。このときの走査用の各キャリッジの走査速度は、一般に第1キャリッジ3の速度をVとしたとき、第2キャリッジ4の走査速度がV/2となるように設計されている。
このように原稿を走査して画像データを読み取る場合、原稿の読み取りに先立って、図17に示すシートスルー用コンタクトガラス9と原稿載置用コンタクトガラス1との間にあるシェーディング補正用基準白板8を走査し、シェーディング補正用データを生成してメモリに記憶しておく。そして、原稿2又は2′の画像情報を読み取る際に、その読み取った画像データを記憶したシェーディング補正用データで正規化することによって、この画像読取装置における光量分布ムラやCCD6の感度ムラなどによる出力変動を補正し、原稿の画像情報を精度よく読み取れるようにする(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許第3262609号公報 特開2000−122188号公報
このシェーデイング補正を正確に行うためには、基準白板8の濃度が原稿読取濃度範囲に対して正規化されていなければならない。この基準白板の濃度にばらつきがある場合には、その影響でシェーディング補正後の画像データの濃度もばらついてしまう。このような不具合を解決するために、基準白板の領域と原稿読取領域とで画像データをA/D変換するA/D変換器の基準リファレンス電圧を可変することによって、基準白板の濃度のばらつきを正規化する方法や、基準白板と読取濃度範囲に応じた基準原稿の読取データを同一のA/D変換器の基準リファレンス電圧にてA/D変換し、その変換データの比を基準白板読取データに乗算することによって基準白板の濃度のばらつきを正規化する方法などがとられている。
また、このような画像読取装置においては、基準白板はその画像読取装置の白レベルの基準であり、基準白板を読み取った場合の出力レベルがあらかじめ決められたレベル(以後「白レベル目標値」と称する)になるように調整される。
一般的には、基準白板の読み取りレベルが白レベル目標値になるように、後述する可変ゲインアンプ(VGA)のゲインを調整することによって白レベル調整が行われる。これは、画像読取信号処理IC内部のA/D変換器のダイナミックレンジを極力広い範囲で使用することを可能にするためである。
そのため、従来の画像読取装置では、CCDからのアナログ画像信号をそれぞれ可変ゲインアンプで増幅するようにし、そのゲインを画像読取装置全体を制御するマイクロコンピュータ(以下「CPU」という)によるソフトウエア処理によって制御するようにしている。
そのゲイン制御は、基準白板を読み取ったときの1ライン分の画像データ(A/D変換したデータ)のピーク値を検出し、それが予め設定した所定値(目標値)と比較してその差が公差内に入るように、ピーク値が大き過ぎる場合はゲインを下げ、小さ過ぎる場合はゲインを上げるように、各可変ゲインアンプのゲインを制御する。
図18に、このようなゲイン調整機能を有する従来の画象読取装置の一例を示す。
この画象読取装置は、画像読取信号として赤(R),緑(G),青(B)の3原色に対応するアナログ画像信号RO,GO,BOを出力するカラーリニア・イメージセンサであるCCD60と、その各出力を入力して信号処理をする回路をIC(半導体集積回路)化した画像読取信号処理IC100と、その画像読取信号処理IC100が出力する3色のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを入力する画像処理部101とからなる。
CCD60が出力する3原色に対応するアナログ画像信号RO,GO,BOは、それぞれコンデンサCr,Cg,Cbを介して画像読取信号処理IC100の各入力端子11R,11G,11Bに入力する。
画像読取信号処理IC100は、その各入力信号RIN,GIN,BINに対して、コンデンサCr,Cg,Cbによる交流結合後の入力端子電位を規定するためのクランプ(CLMP)回路12R,12G,12Bと、CCD60からの画像読取信号成分のみを取り出すためのサンプルホールド(SH)回路13R,13G,13Bと、その各サンプルホールド後の信号を設定した増幅率で増幅する可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bと、それらによって増幅したアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bとを、各色ごとに1系統ずつ有している。
そして、その各A/D変換回路15R,15G,15Bによってデジタル信号に変換された各色毎のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを、出力端子16R,16G,16Bから出力して、前述したシェーディング補正機能やゲイン調整機能も有するCPU基板である画像処理部101へ入力させる。
この画像読取信号処理IC100はさらに、内部の各回路の動作タイミングをとるためのタイミングジェネレータ及びインタフェース(TG&I/F)回路180を備えている。
TG&I/F回路180への入力信号CLMPINはクランプ(CLMP)回路12R,12G,12Bを制御するためのゲート信号、SHはサンプルホールド(SH)回路13R,13G,13Bに画像信号の信号領域をサンプルさせるためのサンプルクロック、MCLKはA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bを制御するための基準クロックである。これらの信号は図示しない専用のタイミング発生ASICから入力される。また、信号SCLK,SDI,SDO,CSは画像処理部101の後述するCPU105からそれぞれTG&I/F回路180に入力される。
なお、各可変ゲインアンプ14R,14G,14Bは、CPU105のデータ・アドレスバスを通して設定されたゲイン設定値を保持するレジスタを持っている。
画像処理部101は、各色毎のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを入力して、変倍処理、γ変換処理、色変換処理等の画像処理を行う画像処理回路102と、前述したシェーディング補正などを行うために、各可変ゲインアンプ14R,14G,14Bのゲインを調整するゲイン設定値を算出するピーク検出部110とCPU105を備えている。ピーク検出部110は、平均化回路103とピーク検出回路104からなる。CPU105は、この画像読取装置全体を制御するCPUが兼ねている。
この画像読取装置におけるシェーディング補正時の白レベル調整動作は、次のように行われる。
前述した基準白板を読取った時に、画像読取信号処理IC100から出力される画像データDRO,DGO,DBOは、後段の画像処理部101の画像処理回路102に入力されるが、同時にピーク検出部110にも入力され、平均化回路103でノイズ除去のために平均化処理がなされた後、ピーク検出回路104で1ライン中の有効画像領域内でのピークレベルが検出される。
そして、その検出されたピークレベルが白レベル目標値±公差の範囲に入っているどうかをCPU105が判断し、白レベル目標値±公差の範囲内に入っていない場合には、調整目標値と現在の基準白板の読取画像データレベルとの差分から次に設定するゲイン(VGA設定値)の演算を行い、画像読取信号処理IC100内の各可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bのレジスタにゲイン設定を行う。
図18に示す画像処理部101のCPU105と画像読取信号処理IC100のTG&I/F回路180との間のシリアルインタフェース(シリアルSCLK,シリアルデータSD,チップセレクトCS)により制御されるシリアル通信により、内部データバスとアドレスバスを通して上記ゲインの設定が可能な構成になっている。
基準白板読み取り時のピークレベルが白レベル目標値±公差の範囲内になるまで、上記基準白板の読取画像データの検出と可変ゲインアンプ(VGA)へのゲイン設定値の演算及び設定を実行する。
図19のフローチャートを使用して、このCPU105による自動ゲイン調整(AGC)動作の一例を説明する。
画像読取装置の電源ON時に、ステップS1で各可変ゲインアンプ(VGA)へのゲイン初期値を設定する。ゲイン初期設定値としては固定値あるいは前回の調整の最終値等が考えられる。
次に、ステップS2でゲイン調整期間を示すゲート信号であるSHGTが“L”になるのを待ってピーク検出動作に移行し、ステップS3で図18に示したピーク検出回路104がピークレベルの検出を完了したときに出す信号INT_Peakが“H”になるまで待ち、“H”になったら、ステップS4でその時のピークレベルと白レベル目標値を比較する。その結果が公差内であれば自動ゲイン調整を終了する。
公差外であれば、ステップS5で信号SHGTが“L”でない場合は自動ゲイン調整を終了し、SHGT=“L”であれば、ステップS6で白レベル目標値とピークレベルの差分とその時点のゲイン設定値から、次回ゲイン設定値を計算する。そして、ステップS7でその算出したゲインを画像読取信号処理IC100に送って対応する色の可変ゲインアンプ(VGA)のゲイン設定レジスタに設定する。
各色ごとに、1ライン中のピークレベルが白レベル目標値の公差内になるまで上記の動作を繰り返し、全て目標値に収束すれば調整終了となる。
このような調整が終了した後、画像読取装置における原稿画像の読み取り動作が可能となる。上記調整動作は、通常、画像読取装置の電源立ち上げ時又は光源の光量が変化して基準白板の読取レベルが変化した場合に行われる。
上記調整が終了した後は、基準白板の読取レベルは一定のレベル以上の出力に保たれているはずであるが、ランプやインバータの故障などの原因により、スキャン動作を行っているときにランプが不点灯になってしまった場合など、正常な原稿画像データが読み取れくなってしまう場合がある。
このような異常を検出するために、通常の原稿画像の読取動作時において、シェーディング補正データを生成するための基準白板データを読み取った時に、基準白板の画像データレベル(ピークレベル)を検出し、CPUが予め規定されている異常検出レベル(例えば、白レべルが200以上の場合に異常検出レベルを64とする)と比較演算を行うことによって、基準白板の読取レベル異常(ランプ消灯等による異常)の有無を検出する。
例えば、図20のフローチャートに示すように、スキャン処理において基準白板の読み取りと原稿の読み取りを行った後、基準白板の読取レべルを確認して、基準白板の読取レベル異常か否かを判断する。異常でなければそのまま処理を終了し、異常であれば異常処理を行った後処理を終了する。
あるいは、図21のフローチャートに示すように、基準白板の読み取りを行った後、基準白板の読取レべルを確認して、基準白板の読取レベルが異常か否かを判断する。異常でなければ原稿の読み取りを行った後処理を終了し、異常であれば異常処理を行った後処理を終了するようにしてもよい。
しかしながら、近年は画像読取装置の立ち上げ時間の高速化が求められている。ところが、上述のような従来の画像読取装置では、CPUによるソフトウエアが介在した制御によって、シェーディング補正等のための可変ゲインアンプのゲイン調整(AGC)や、スキャン毎に基準白板の読取レベル異常の検出を行っているので、CPUの処理負荷が大きく、そのソフトウエア設計にコストがかかるばかりか、CPU含む周辺回路が装置の立ち上げに必要な処理を行ってレディ状態になってからでないと自動ゲイン調整や基準白板の読取レベル異常の検出を行えないため、画像読取装置の立ち上がり時間の遅延を招くという問題があった。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、上述のような画像読取信号処理ICを使用した画像読取装置や画像形成装置において、CPUによるソフトウエア処理によらず、画像読取信号処理IC内でシェーディング補正等のための可変ゲインアンプのゲイン調整(AGC)や、基準白板の読取レベル異常の検出を行えるようにして、CPUの負荷低減と装置の立ち上げ時間の高速化を図り、後段の画像処理部の構成を簡素化してコストの低減も図ることを目的とする。
この発明による画像読取信号処理ICは、原稿の画像情報を光学的に読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号を入力でき、そのアナログ画像信号の指定範囲をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、そのサンプルホールド後の信号を増幅する可変ゲインアンプと、その増幅したアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路とを有する画像読取信号処理ICであって、上記の目的を達成するため、次のように構成したものである。
基準白板を読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号が入力されたときに、上記A/D変換回路が出力するデジタル画像データの1ライン分の信号レベルを検出し、その値が基準レベルの目標値に近づくように、上記可変ゲインアンプのゲインを制御する自動ゲイン調整回路を内蔵する。
その自動ゲイン調整回路は、自動ゲイン調整時以外にも1ライン毎の画像データの最大値を検出する手段を有する。
さらに、その1ライン毎の画像データの最大値を予め設定された異常検出レベルと比較し、上記最大値が上記異常検出レベルより小さかった場合に、基準白板の読取異常を検出する異常検出回路を内蔵した。
この画像読取信号処理ICにおいて、上記異常検出回路は、上記基準白板の読取異常を検出したときには、その異常検出結果を保持するレジスタを有するとよい。
また、上記異常検出回路は、上記基準白板の読取異常を検出したときには、その異常検出結果を単線信号として外部に出力する手段を有するようにしてもよい。
上記外部に出力する単線信号は画像読取信号処理ICに内蔵したLVDS回路のLVDS信号を利用することもできる。
上記1ライン毎の画像データの最大値を、1ラインの中で主走査方向に複数画素のデータを平均化したデータの最大値であるようにすると、ノイズの影響を除去することができる。上記1ライン毎の画像データの最大値を検出する領域は、主走査及び副走査の任意の領域およびタイミングを指定可能にすることができる。
その場合、上記1ライン毎の画像データの最大値を検出する領域およびタイミングの指定は、画像読取信号処理ICのレジスタによる設定若しくは外部からの制御信号、あるいはその両方を選択的に用いることができる。
この発明による画像読取装置は、上記いずれかの画像読取信号処理ICと、原稿の画像情報を光学的に読み取ってアナログ画像信号に変換し、そのアナログ画像信号を前記画像読取信号処理ICに入力させるリニアイメージセンサとを備えたものである。
この画像読取装置において、上記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときには画像読取動作を停止させる手段を有するとよい。
また、上記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときに、操作表示部に異常発生を表示する手段を有するようにしてもよい。
さらに、上記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したとき、異常発生を通信手段により外部に対して通報する手段を有するようにしてもよい。
この発明による画像形成装置は、上記画像読取装置による画像読取部と、その画像読取部が出力するデジタル画像データを記録紙に印刷する画像形成部とを備えたものである。
この画像形成装置において、上記画像読取部の異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときには画像形成動作を停止させる手段を有するのが望ましい。
また、上記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときに、操作表示部に異常発生を表示する手段を有するとよい。
さらに、上記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したとき、異常発生を通信手段により外部に対して通報する手段を有するようにしてもよい。
この発明によれば、画像読取信号処理ICを使用した画像読取装置や画像形成装置において、CPUによるソフトウエア処理によらず、画像読取信号処理IC内でシェーディング補正等のための可変ゲインアンプの自動ゲイン調整(AGC)や、基準白板の読取異常の検出を行えるので、CPUの負荷低減と装置の立ち上げ時間の高速化を図り、後段の画像処理部の構成を簡素化してコストの低減も図ることができる。
これが、各請求項に係る発明に共通の効果であり、各従属項に係る特有の効果については、発明の各実施の形態の説明において述べる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
この発明による画像読取装置も、その走査光学系部分の構成は図17によって説明した従来例と同様なものでよい。
〔第1の実施形態:図1〜図6〕
まず、この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第1の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1において、図18と同じ部分には同一の符号を付している。この図1に示す画像読取信号処理IC10は、AGC回路17R,17G,17B及び異常検出回路19を設けた点以外は、図18に示した画像読取信号処理IC100と同じ構成である。
この図1に示す画象読取装置は、画像読取信号として赤(R),緑(G),青(B)の3原色に対応するアナログ画像信号RO,GO,BOを出力するカラーリニア・イメージセンサであるCCD60と、その各出力を入力して信号処理をする回路をIC(半導体集積回路)化した画像読取信号処理IC10と、その画像読取信号処理IC10が出力する3色のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを入力する画像処理部30とからなる。
CCD60が出力する3原色に対応するアナログ画像信号RO,GO,BOは、それぞれコンデンサCr,Cg,Cbを介して画像読取信号処理IC10の各入力端子11R,11G,11Bに入力する。
画像読取信号処理IC10は、その各入力信号RIN,GIN,BINに対して、コンデンサCr,Cg,Cbによる交流結合後の入力端子電位を規定するためのクランプ(CLMP)回路12R,12G,12Bと、CCD60からの画像読取信号成分のみを取り出すためのサンプルホールド(SH)回路13R,13G,13Bと、その各サンプルホールド後の信号を設定されたゲイン(増幅率)で増幅する可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bと、それらによって増幅したアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bとを、各色ごとに1系統ずつ有している。
そして、その各A/D変換回路15R,15G,15Bによってデジタル信号に変換された各色毎のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを、出力端子16R,16G,16Bから出力して、CPU基板である画像処理部30へ入力させる。
その画像処理部30には、各色毎のデジタル画像データDRO,DGO,DBOを入力して、変倍処理、γ変換処理、色変換処理等の画像処理を行う画像処理回路32と、この画像処理回路32を含む画像読取装置全体を制御するCPU35を有している。
画像読取信号処理IC10にはさらに、AGC回路17R,17G,17B及び異常検出回路19と、内部の各回路の動作タイミングをとるためのタイミングジェネレータ及びインタフェース(TG&I/F)回路18を備えている。
TG&I/F回路18への入力信号CLMPINはクランプ(CLMP)回路12R,12G,12Bを制御するためのゲート信号CLMPIを生成するための信号、SHはサンプルホールド(SH)回路13R,13G,13Bに画像信号の信号領域をサンプルさせるためのサンプルクロックSHIを生成するためのクロック、MCLKはA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bを制御するための基準クロックである。これらの信号と、AGC回路17R,17G,17Bで使用するゲート信号SHGTとLGTは、図示しない専用のタイミング発生ASICから入力される。
また、信号SCLK,SDI,SDO,CSは画像処理部30のCPU35からそれぞれTG&I/F回路18に入力される。
なお、各可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bは、AGC回路17R,17G,17Bによってそれぞれ設定されるゲイン設定値を保持するレジスタを持っている。
AGC回路17R,17G,17Bは、基準白板の読取レベルを規定の値とするためのゲイン調整をする。すなわち、CCD60が基準画像である基準白板8を読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号が画像読取信号RO,GO,BOとして入力されたときに、TG&I/F回路18から出力されるゲート信号SHGTが“L”の期間に、それぞれA/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bから出力される画像データDRO,DGO、DBOの各1ライン内のピークレベルを検出して、各可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bのゲインを調整する。その詳細は後述する。
異常検出回路19は、ゲイン調整時以外の通常スキャン動作時にも各AGC回路17R,17G,17Bが検出する基準白板データのピークレベルを入力して、異常レベルかどうかを判定し、異常を検出したときは、TG&I/F回路18に異常検知信号を出力し、SDOによってCPU35に通知する。その詳細も後述する。
図2にそのAGC回路及び異常検出回路の構成の一例を示す。
各色用のAGC回路17R,17G,17Bは全て同じ構成なので、図2ではAGC回路17として説明する。
このAGC回路17は、平均化回路171(省略可能)、ピーク検出回路172、白レベル目標値を記憶するレジスタ173、ゲイン演算回路174、減算回路175、およびゲインレジスタ176からなる。
そして、DINとして入力されるデジタル画像データ(DRO,DGO、DBOのいずれか)を平均化回路171で前後複数の画素との平均化処理を行って、ノイズ成分を除去する。その平均化回路171でノイズ成分を除去したデジタル画像データをピーク検出回路172に入力し、1ライン中の主走査ゲート信号LGTが“L”の期間におけるピークレベルを検出する。そして、ピークレベル検出が終了するタイミングでINT_Peakを“H”レベルにして検出完了をゲイン演算回路174に通知する。
ピーク検出回路172で検出したピークレベルと、レジスタ173に設定された白レベル目標値との差の演算を減算回路175で行い、ゲイン演算回路174は、その差が白レベル目標値の公差外の場合には次回設定のゲイン演算を行い、GDATAとしてゲインレジスタ176に設定する。このゲインレジスタ176に設定したゲインはGainとして、図1に示した可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bのうちの対応する色の可変ゲインアンプ(VGA)のゲイン設定値を保持するレジスタに設定される。
また、ゲインレジスタ176のゲイン設定値を外部からCPU35がCPU_IF(SCLK,CS,SDI,SDO)のシリアル通信によって、TG&I/F回路18を通してリードすることも可能である。レジスタ173の白レベル目標値に関しても、同様に外部からCPU35によってリード/ライトが可能になっている。
このように、ゲインレジスタ176に設定された値がGainとして可変ゲインアンプ(VGA)に反映される。ゲイン演算回路174は、ゲート信号であるSHGT及びLGTが“L”の期間に上述の処理を行う。
平均化回路171は例えば図3に示すように、4個のフリップフロップ回路(FF)1711〜1714と3個の加算回路(アダー)1715〜1717とによって構成される4画素のデータの移動平均をとる移動平均回路を用いることができる。しかし、これに限るものではなく、単純平均や加重平均をとる回路を用いてもよいし、この平均化回路171を省略することも可能である。
ただし、平均化回路171を設けることにより、画像データのノイズの影響を低減し、ピーク検出回路172によるピークレべルの検出精度を向上させることが可能になる。
ピーク検出回路172は例えば図4に示すように、加算回路(アダー)1721、セレクタ1722、フリップフロップ回路(FF)1723,1724、及び反転回路1725から構成される。そして、平均化回路171でノイズの影響を低減した画像データ(この例では移動平均データ)を入力して1ライン毎にピークレベルの検出を行う。
前述したように、この画像読取装置においては基準白板の読取レベルを規定の値とするために上述のゲイン調整が実行される。
一例としては、以下のような調整動作が行われる。原稿読取装置に電源が投入されると、図17に示した第1、第2キャリッジ3,4のホーミング動作を行い、その位置制御が可能になる。キャリッジ駆動のイニシャライズ処理が終了後、ランプ7を点灯させ、第1キャリッジ3を基準白板8の下部に移動する。そして、基準白板8の反射光をCCD60(図17のCCD6に相当する)により読み取る。
そのCCD60の出力画像データが画像読取信号処理IC10に入力され、基準白板8の読取レベルが規定の値となるように、画像読取信号処理IC10に内蔵されたAGC回路17R,17G,17Bと可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bによってゲインの自動調整(AGC)が実行される。そのゲインの自動調整の動作に関しては前述の通りである。
ゲインの自動調整が終了したら、ランプ7を消灯して第1キャリッジ3を待機位置(ホームポジション)に移動させる。このような調整を実行した後、原稿読取動作が可能になる。
また、この画像読取信号処理IC10は、AGC回路17のピーク検出回路172によって、ゲイン調整時以外の通常スキャン動作時にも基準白板のピークレベルを検出し、それを異常検出回路19に送り、異常検出回路19が異常レベルかどうかの判定を行う。
基準白板の読取レベルが異常であると判定した場合には、異常検出結果を特定のレジスタに保持する。
その異常検出回路19も図2に示すように、異常検出レベルレジスタ191、異常検出部192、及び異常検出フラグレジスタ193からなる。
異常検出のレベルは、図1に示したCPU35によってCPU_IF(CS、SCLK、DI、DO)を介して予め異常検出レベルレジスタ191に設定される。
異常検出部192は例えば図5に示すように、比較回路1921とフリップフロップ回路(FF)1922からなる。
画像読取装置に対してスキャン動作を実行する指示がなされると、ランプの点灯をおこない原稿の読取動作が開始される。ブックスキャン動作の場合、前述したように図17おける第1キャリッジ3が基準白板8及び原稿2を移動走査しながら画像データの読み取りが行われる。
図6は、図1に示した画像読取装置による画像読取時の主走査方向の同期信号及びゲート信号とCCD出力画像データとの関係を示すタイミングチャートである。主走査同期信号LSYNCに同期して、CCD60から1ライン毎の読み取りが行われる。CCD60の1ラインごとの出力画像データのうち、図中の主走査ゲート信号LGTが“L”の期間が、CCD出力として有効な画像データの期間である。
図7は、同じく副走査方向の同期信号と基準白板読取領域及び原稿読取領域との関係を示すタイミングチャートである。この図に示すように、ゲート信号SHGTが“L”の期間が基準白板読取領域であり、副走査ゲート信号FGATEが“L”の期間が原稿読取領域である。
したがって、原稿スキャン中のゲート信号SHGTが“L”の期間に基準白板のピークレベルの検出動作が実行される。
この実施形態においては、AGC動作が終了した後にゲート信号SHGTがアサートされた(“L”になった)場合には、AGC回路においては1ライン毎のピーク検出のみが実行される。
図6に示す主走査ゲートLGTの各ライン毎のネゲート(立上り)タイミングで、ラッチパルスLINPK_LATが発生してピーク検出データをラッチし、ピークレべルのデータが確定する。
その確定したピークレべルのデータが、異常検出回路19の異常検出部192に入力され、図5に示した比較回路1921によって、予め異常検出レベルレジスタに設定された異常検出レベル(CPU_IFによるレジスタ設定)と比較される。
その結果、基準白板の画像データのピークレベルが異常検出レベル(基準レベル)より小さかった(A<B)場合には、比較回路1921の1ビット出力が“L”になり、それがフリップフロップ回路(FF)1922のデータとなって、異常検出信号WERRとして出力される。その検出結果が図2に示した異常検出フラグレジスタ193に保持される。この異常検出の確定タイミングは、複数ラインの画像データが基準レベルを下まわった場合に確定するようにしてもよく、異常検出結果の確定タイミングを特に規定することはない。
上記異常検出フラグレジスタ193の状態を図1に示したCPU35がリードすることによって、基準白板の読取画像データのレベル異常を検知することが可能になる。
この実施形態によれば、CPU35によるソフトウエア処理によらず、画像読取信号処理IC10内の各AGC回路17R,17G,17Bによって、シェーディング補正等のために各色ごとの可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bのゲイン調整(AGC)を行うことができ、異常検出回路19によって基準白板の読取レベル異常の検出を行えるので、CPU35の負荷低減と画像読取装置の立ち上げ時間の高速化を図り、後段の画像処理部30の構成を簡素化してコストの低減も図ることができる。この効果は、以後に説明する各実施形態に関しても共通である。
〔第2の実施形態:図8,図9〕
次に、この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第2の実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。
図8はその画像読取信号処理IC及び画像読取装置の構成を示すブロック図、図9は図8におけるAGC回路と異常検出回路の構成例を示すブロック図である。これらの図において、図1及び図2と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
なお、図8における異常検出回路19とCPU35及び図9における異常検出部192は、図1における異常検出回路19とCPU35及び図2における異常検出部192とは若干相違しており、したがって画像読取信号処理IC10と画像処理部30も、図8と図1では若干相違するが、便宜上同一の符号を付している。
そこで、これらの相違点についてのみ説明する。図8における異常検出回路19は、図9に示すように異常検出部192から異常検出信号WERRを異常検出フラグレジスタ193に保持するだけでなく、単線信号として出力する。その異常検出信号WERRを画像読取信号処理IC10の出力端子16Wから外部に出力する。
一方、画像処理部30におけるCPU35は割込端子INTを有し、画像読取信号処理IC10から出力される異常検出信号WERRをその割込端子INTに入力させる。したがって、異常検出回路19によって基準白板の読取レベル異常が検出されると、直ちにCPU35に割り込みが発生し、その割込処理において警告表示をして原稿読取を中止するなどの異常処理を実行することができる。
このように、異常検出回路19による異常検出結果を外部に出力するので、外部での異常検出を容易にし、異常発生時の異常処理を迅速に行うことが可能になる。
〔第3の実施形態:図10〕
次に、この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第3の実施形態について、図10を参照して説明する。
図10はその画像読取信号処理IC及び画像読取装置の構成を示すブロック図であり、図1及び図8と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第3の実施形態の画像読取信号処理IC20は、各色毎の系統のA/D変換回路(ADC)17R,17G,17Bの出力側に共通のLVDS(Low Voltage Differenti Signal)回路21と1個の出力端子16を備えており、画像処理部50における画像処理回路32の入力側にもLVDS回路51を備えている。
LVDS回路21は、パラレルデータを低振幅(低電圧)差動信号レベルのシリアルデータに変換して出力する。
そして、各A/D変換回路(ADC)15R,15G,15Bから出力されるデジタル画像データDRO,DGO,DBOに異常検出回路19が出力する異常検出信号WERRをLVDS回路21の入力データに加えて、低振幅差動信号レベルのシリアルデータに変換して、共通の出力端子16から出力して画像処理部50のLVDS回路51に入力させ、各色の画像データは画像処理回路32へ、異常検出信号WERRはCPU35の割込端子INTにそれぞれ入力させる。
このように、画像読取信号処理ICの画像データIFとしてLVDS回路が内蔵されている場合には、そのLVDS信号中に異常検出信号をを割り当てることによって、外部IFの信号線の数を増やすことなく、異常検出信号を外部に伝送することが可能になる。
〔第4の実施形態:図11〜図14〕
次に、この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第4の実施形態について、図11〜図14を参照して説明する。
図11はその画像読取信号処理IC及び画像読取装置の構成を示すブロック図、図12は図11におけるAGC回路と異常検出回路の構成例を示すブロック図である。これらの図において、第1の実施形態の図1,図2及び第2の実施形態の図8、図9と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
なお、図11に示す画像読取装置の構成は、図8に示した第2の実施形態の構成と近似しているが、TG&I/F回路18、AGC回路17R,17G,17B、及び異常検出回路19が図8におけるそれらの各回路とは若干相違している。したがって画像読取信号処理IC10も、図11と図8では若干相違するが、便宜上同一の符号を付している。
図12に示すAGC回路17におけるピーク検出回路172と、異常検出回路19の異常検出部192の機能も、図9に示したピーク検出回路172及び異常検出部192の機能と若干相違するが、便宜上同一の符号を付している。
図11に示すTG&I/F回路18は、外部から副走査ゲート信号FGATEを入力し、それを異常検出回路19に与える。また、主走査ゲート信号LGTの他に、ゲート信号LGT2を生成して、主走査ゲート信号LGTと共に各AGC回路17R,17G,17Bに与える。その主走査ゲート信号LGTとゲート信号LGT2は、図12に示すAGC回路17のピーク検出回路172に入力する。また、副走査ゲート信号FGATEは、図12に示す異常検出回路19の異常検出部192に入力する。このピーク検出回路172と異常検出部192の動作については後述する。
図13は、この第4の実施形態の画像読取装置における基準白板の配置を示す平面図である。この画像読取装置の走査光学系における原稿載置用コンタクトガラス1上には、図13で左側の短辺に沿って所定幅の第1の基準白板8(図17の基準白板8と同じ)をCCD60による主走査方向に配設する他に、図13で上側の長辺に沿って所定幅の第2の基準白板22を図17に示した第1キャリッジ3および第2キャリッジ4による副走査方向に配設している。
また、シートスルー用コンタクトガラス9上の図13で上側の短辺に沿って、所定幅の第3の基準白板23を原稿搬送方向である副走査方向に配設している。
これらの第2の基準白板22及び第3の基準白板23の配設位置は、CCD60による主走査方向の有効画像読取範囲内であって、原稿画像としての読取領域外である。この第2の基準白板22と第3の基準白板23のいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
図14は、図11に示した画像読取装置による画像読取時の主走査方向の同期信号及びゲート信号とCCD出力画像データとの関係を示すタイミングチャートである。なお、副走査方向の同期信号と基準白板読取領域及び原稿読取領域の関係は、図7に示したタイミングチャートと同じである。
ゲート信号LGT2は、CCD60による1ライン毎の主走査方向の読み取り時における図13に示した第2の基準白板22と第3の基準白板23の読取期間を規定する信号である。
図12に示したピーク検出回路172は、副走査方向における第1の基準白板8の読取領域を規定するゲート信号SHGTが“L”の間は、1ライン毎に図14に示す主走査ゲート信号LGTが“L”の主走査有効領域の間中、読取画像データのピークレベルを検出し、LGTの立上り時にラッチパルスLINPK_LATによってそのピークレベルのデータを確定して異常検出部192へ送る。
異常検出部192は、図7に示したゲート信号SHGTが“L”で副走査ゲート信号FGATEが“H”(原稿読取領域外)のときにピーク検出回路172から送られるピークレベルのデータは、第1の基準白板8の読取画像データのピークレベルとして、設定された異常検出レベルと比較し、それより小さい場合は異常検出信号WERRを異常検出フラグレジスタに保持すると共に、外部に出力する。この場合の動作は第2の実施形態の場合と同じである。
一方、ゲート信号SHGTが“H”の間は、1ライン毎に図14に示すゲート信号LGT2が“L”の期間(原稿画像読取領域外の所定期間)だけ、ピーク検出回路172が読取画像データのピークレベルを検出し、そのLGT2の立上り時にラッチパルスLINPK_LATによってピークレベルのデータを確定して異常検出部192へ送る。
異常検出部192は、ゲート信号SHGTが“H”で副走査ゲート信号FGATEが“L”(原稿読取領域)のときにピーク検出回路172から送られるピークレベルのデータは、第2の基準白板22又は第3の基準白板23の読取画像データのピークレベルとして、設定された異常検出レベルと比較し、それより小さい場合は異常検出信号WERRを異常検出フラグレジスタに保持すると共に、外部に出力する。この動作がこの実施形態の特徴である。
この第4の実施形態の画像読取装置によれば、ブックスキャンの場合には、通常の原稿読取時にも1ライン毎に第2の基準白板22を読み取ってその読取画像データのピークレベルを検出し、そのレベルが異常検出レベル以下になった場合には即時に異常の検出が行われる。
また、シートスルースキャンの場合にも、原稿を副走査方向に搬送しながら読み取る時に、1ライン毎に第3の基準白板23を読み取って読取画像データのピークレベルを検出し、そのレベルが異常検出レベル以下になった場合には即時に異常の検出が行われる。
この実施形態によれば、ゲート信号LGT2によって主走査時における読取画像データのピークレベル検出期間を任意のタイミングに変更することが可能であり、任意の領域の白レベルデータを検出することを可能にするため、多様なシステムにおける異常検出処理に対応することが可能になる。
〔画像読取信号処理IC及び画像読取装置の変更例〕
上述した各実施形態の画像読取信号処理ICにおいて、主走査及び副走査のタイミング信号を画像読取信号処理IC内で生成するために、タイミング設定用レジスタをもち、その設定によって内蔵のタイミングジェネレータ(TG)によってタイミング信号を生成することが可能になる。
上記各実施形態の画像読取信号処理ICにおいて、異常検出回路19によって異常を検出した場合に、その時点で画像読取装置の動作を停止させ、異常の発生による不具合の拡大を防止するようにすることができる。
また、異常検出回路19によって異常を検出した場合に、オペレータが操作の指示を行う画像読取装置の操作部に異常の発生を表示するようにするとよい。
さらに、異常検出回路19によって異常を検出した場合に、異常の発生を通信回線を通してサービスセンター等の遠隔管理装置に対して異常の発生を通報することもできる。それによって、異常処理の効率の改善を図ることが可能になる。
上述した各実施形態では、AGC回路を各色の信号系統にそれぞれ設けたが、例えば緑のデジタル画像データDGOを入力してゲインを設定する1つのAGC回路17だけを設け、そのゲインレジスタ176に設定されるGainを全ての可変ゲインアンプ(VGA)14R,14G,14Bのレジスタに設定するようにして、画像読取信号処理ICの構成を簡略化することもできる。
その場合は、異常検出回路19も、その1つのAGC回路17のピーク検出回路172だけから検出されたピークレベルのデータだけを入力して、基準白板の読取レベルの異常を検出することになる。
また、この発明はカラー画像読取装置だけでなく、モノクロの画像読取装置にも適用できる。
〔画像形成装置の実施形態:図15〕
次に、この発明による画像形成装置の一実施形態を図15によって説明する。
図15はその画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。この画像形成装置70は、この装置全体を制御するCPU71と、そのCPU71の動作プログラムを格納したROM72と、この装置の動作に関する各種のデータを格納するとともにCPU71のワーキングメモリともなるRAM73と、それらを接続するバス79とを有し、これらによってマイクロコンピュータを構成している。
さらに、操作表示部74、画像読取部75、画像形成部76、ページメモリ77、および給紙部78等を備えており、これらもバス79を介してCPU71と接続されるとともに相互に接続されている。
操作表示部74は、この装置の動作状態等の情報を表示するLCD等のディスプレイと、オペレータが各種の入力操作を行うキーボード(タッチパネルも含む)等の入力装置を備えている。画像読取部75が基準白板の読取異常を検出したときに、その異常をこの操作表示部74のディスプレイに表示することができる。
画像読取部75は、前述したこの発明による画像読取装置に相当し、前述した各実施形態のいずれかの画像読取信号処理ICを備えており、原稿の画像を光学的に読み取ってデジタル画像データを出力し、それをCPU71の制御によってページメモリ77にページ単位で蓄積する。
画像形成部76は、そのページメモリ77に蓄積した画像データを記録紙に印刷するレーザプリンタやインクジェットプリンタ等のプロッタである。給紙部78は、その画像形成部76へ記録紙を給送するため装置であり、給紙トレイ、給紙ローラ、および搬送機構などからなる。
この画像形成装置70は、その画像読取部75に前述したこの発明による画像読取信号処理ICを使用しているので、高速な自動ゲイン調整が可能であり、且つ画像読取部75のCPU及び/又はCPU71がシステムの立ち上げ動作を行っている間に、並行してAGC動作を行えるため、電源投入後使用可能な状態になるまで等の立ち上げ時間を大幅に短縮することが可能になる。また、基準白板の読取異常が発生した場合には即座に検出できるので、適切な異常処理を迅速に行うことができ、自動ゲイン調整の信頼性も向上し、常に高画質の画像を形成することができる。
この画像形成装置70は、デジタル複写機、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能とプリンタ等の機能を複合化した複合機などのいずれでもよい。
〔遠隔管理システム:図16〕
図16は、この発明による画像形成装置(ここで「複写装置」とする)70を用いた遠隔管理システムの一例を示す構成図である。
図では、複写装置70を1台だけ示しているが、実際には多数の複写装置70をデータ通信装置81及び通信回線82を介して集中管理センターの管理装置(ホストコンピュータ)80に接続し、その管理装置80は通信回線83を介してサービス拠点の各端末装置84に接続されている。
そして、複写装置70の画像読取部75(図15)の画像読取信号処理ICが異常検出回路によって基準白板の読取異常を検出すると、その異常検知信号を直ちにデータ通信装置81及び通信回線82を介して集中管理センターの管理装置80に通報する。それによって、管理装置80はその常検知信号を通報してきた、複写装置70に最も近いサービス拠点の端末装置84に修理を依頼する。そのため、複写装置70の速やかな復旧が可能になる。
以上説明してきたように、この発明による画像読取信号処理ICは、主として原稿のカラー画像情報を読み取るイメージスキャナ等のカラー画像読取装置、さらにその画像読取装置を画像読取部として備えたデジタル複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらとプリンタ等の機能を複合化した複合機等のカラー画像形成装置に利用できる。それによって、これらの装置の立ち上げ時間を大幅に短縮し、基準白板の読取異常も即座に検出できるので、信頼性も高めることができる。
しかしこの発明は、カラー画像情報を読み取って処理するものに限らず、モノクロの画像情報を読み取って処理するモノクロ用画像読取装置や画像形成装置にも利用できる。
この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図1におけるAGC回路と異常検出回路の構成例を示すブロック図である。 図2における平均化回路の構成例を示すブロック図である。 図2におけるピーク検出回路の構成例を示すブロック図である。 図2における異常検出部の構成例を示すブロック図である。 図1に示した画像読取装置による画像読取時の主走査方向の同期信号及びゲート信号とCCD出力画像データとの関係を示すタイミングチャートである。 同じくその画像読取時の副走査方向の同期信号と基準白板読取領域及び原稿読取領域の関係を示すタイミングチャートである。
この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図8におけるAGC回路と異常検出回路の構成例を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明による画像読取信号処理IC及び画像読取装置の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。 図11におけるAGC回路と異常検出回路の構成例を示すブロック図である。
この発明による画像読取装置の第4の実施形態における基準白板の配置をを示す平面図である。 図11に示した画像読取装置による画像読取時の主走査方向の同期信号及びゲート信号とCCD出力画像データとの関係を示すタイミングチャートである。 この発明による画像形成装置の一実施形態を示すブロック図である。 この発明による画像形成装置を用いた遠隔管理システムの構成例を示すブロック図である。
従来の画像読取装置における走査光学系部分の構成例を示す概略図である。 従来の画像読取信号処理IC及び画像読取装置の一例を示すブロック図である。 図18に示した画像読取装置のCPU105による自動ゲイン調整動作を説明するためのフローチャートである。 同じくその基準白板の読取レベル異常を検出する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 同じくその基準白板の読取レベル異常を検出する動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1:原稿載置用コンタクトガラス 2,2′:原稿 3:第1キャリッジ
3a:第1ミラー 4:第2キャリッジ 4a:第2ミラー 4b:第3ミラー
5:結像レンズ 6:CCD(リニア・イメージセンサ) 7:ランプ
8:基準白板(第1の基準白板) 9:シートスルー用コンタクトガラス
60:CCD(カラーリニア・イメージセンサ)
10,20:画像読取信号処理IC 30,50:画像処理部
11R,11G,11B:入力端子
12R,12G,12B:クランプ(CLMP)回路
13R,13G,13B:サンプルホールド(SH)回路
14R,14G,14B:可変ゲインアンプ(VGA)
15R,15G,15B:A/D変換回路(ADC)
16R,16G,16B:出力端子
17R,17G,17B:AGC回路
18:タイミングジェネレータ兼入出力回路(TG&I/F)
19:異常検出回路 21,51:LVDS回路
22:第2の基準白板 23:第3の基準白板
30:画像処理部 32:画像処理回路 35:CPU
70:画像形成装置 75:画像読取部 76:画像形成部
171:平均化回路 172:ピーク検出回路
173:レジスタ(白レベル目標値を設定) 174:ゲイン演算回路
175:減算回路 176:ゲインレジスタ
191:異常検出レベルレジスタ 192:異常検出部
193:異常検出フラグレジスタ


Claims (15)

  1. 原稿の画像情報を光学的に読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号を入力でき、そのアナログ画像信号の指定範囲をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、そのサンプルホールド後の信号を増幅する可変ゲインアンプと、その増幅したアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路とを有する画像読取信号処理ICであって、
    基準白板を読み取って電気信号に変換したアナログ画像信号が入力されたときに、前記A/D変換回路が出力するデジタル画像データの1ライン分の信号レベルを検出し、その値が基準レベルの目標値に近づくように、前記可変ゲインアンプのゲインを制御する自動ゲイン調整回路を内蔵し、
    該自動ゲイン調整回路が、自動ゲイン調整時以外にも1ライン毎の画像データの最大値を検出する手段を有し、
    その1ライン毎の画像データの最大値を予め設定された異常検出レベルと比較し、前記最大値が前記異常検出レベルより小さかった場合に、基準白板の読取異常を検出する異常検出回路を内蔵したことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  2. 請求項1記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記異常検出回路は、前記基準白板の読取異常を検出したときには、その異常検出結果を保持するレジスタを有することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  3. 請求項1記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記異常検出回路は、前記基準白板の読取異常を検出したときには、その異常検出結果を単線信号として外部に出力する手段を有することを特徴とする画像読取信号処理IC。
  4. 請求項3記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記外部に出力する単線信号は画像読取信号処理ICに内蔵したLVDS回路のLVDS信号であることを特徴とする画像読取信号処理IC。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記1ライン毎の画像データの最大値は、1ラインの中で主走査方向に複数画素のデータを平均化したデータの最大値であることを特徴とする画像読取信号処理IC。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記1ライン毎の画像データの最大値を検出する領域は、主走査及び副走査の任意の領域およびタイミングを指定可能にしたことを特徴とする画像読取信号処理IC。
  7. 請求項6記載の画像読取信号処理ICにおいて、前記1ライン毎の画像データの最大値を検出する領域およびタイミングの指定は、画像読取信号処理ICのレジスタによる設定若しくは外部からの制御信号、あるいはその両方を選択的に用いることを特徴とする画像読取信号処理IC。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の画像読取信号処理ICと、原稿の画像情報を光学的に読み取ってアナログ画像信号に変換し、そのアナログ画像信号を前記画像読取信号処理ICに入力させるリニアイメージセンサとを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8記載の画像読取装置において、前記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときには画像読取動作を停止させる手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項8又は9記載の画像読取装置において、前記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときに、操作表示部に異常発生を表示する手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項8から10のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したとき、異常発生を通信手段により外部に対して通報する手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項8に記載の画像読取装置による画像読取部と、該画像読取部が出力するデジタル画像データを記録紙に印刷する画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項13記載の画像形成装置において、前記画像読取部の前記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときには画像形成動作を停止させる手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12又は13記載の画像形成装置において、前記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したときに、操作表示部に異常発生を表示する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項12から14のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記異常検出回路が基準白板の読取異常を検出したとき、異常発生を通信手段により外部に対して通報する手段を有することを特徴とする画像形成装置。

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