JP2008012975A - 車両走行制御システム - Google Patents

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岡田  隆
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Abstract

【課題】ナビゲーションシステムの持つ地図情報と地図情報以外から得られる情報(例えば、カメラなどの撮像装置による白線認識)の両者を有効に利用して安定性の高い速度制御を行う。
【解決手段】地図情報に応じて第1の目標速度を演算し、地図情報以外から得られる道路形状(例えば、カメラにより検出される白線認識結果)に応じて第2の目標速度を演算し、第1の目標速度と前記第2の目標速度を比較して、より低い目標速度を選択して自車の速度を制御する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、車両走行制御システムに関し、とくに、自車前方の走行環境に応じて演算される制御パラメータによりエンジン、変速機、ブレーキの少なくとも1つを制御する自動車の走行制御システムに関する。
例えば、特許文献1には、走行経路の検出または推定を行うナビゲーションシステムの持つ地図情報から道路形状(例えば、カーブ路)を抽出し、そのカーブ路の道路特性に応じた目標速度を設定してカーブ路に進入する前に速度を低下させて安定な走行を実現するシステムが記載されている。
従来のナビゲーションシステムにおいては、GPS(Global Positioning System:衛星航法システム)から受信した自車位置の情報とDVD−ROMやハードディスクに記憶された地図DB(Data Base:データベース)に基づいて走行経路の検出または推定を行っている。特許文献1記載のシステムを実現するためには、GPSならびに地図DBの高精度化が重要となるが、このGPSを使用するものは、地形によってはマルチパスが起こることや衛星が捕捉できないことで精度が著しく低下することがある。このため、地図情報以外の情報(例えば、カメラやレーダを用いて白線やデリニエータ、ガードレールなど道路に沿って配される物体を検出することで得られる情報)から検出される道路形状の検出結果の信頼性を判断し、その信頼性が高いと判断された場合には、地図情報から算出される目標速度を道路形状に基づいて補正する方法が特許文献2に記載されている。
特開平04−236699号公報 特開2004−351994号公報
しかしながら、特許文献2に記載されている方法では、信頼性の判断結果に基づいて目標速度の補正を行うため、自車の走行している道路形状によっては、走行の安定性が減少してしまう場合がある。例えば、自車が緩いカーブに差し掛かり、その後方に急カーブが存在する状況を考える。カメラなどの撮像装置により白線を認識し、その認識結果から道路形状を検出する場合、画像が鮮明であり、かつ白線の認識結果が良好であれば、カメラから検出される道路形状の検出結果の信頼性は高いと判断される。このとき、道路の両脇が壁面である場合などでは、カメラでは後方の急カーブまでは認識できないことがあり、緩いカーブにおける白線の認識結果からは減速が必要と判断されない。また、カメラから取得される画像を処理する際には、解像度の関係から遠方の情報は正確に演算できないといった問題点がある。ここで、カメラから検出される道路形状に基づいて目標速度を補正すると、ナビゲーションシステムの持つ地図情報から演算される目標速度は減速が必要であると判断されているにもかかわらず、減速の制御が行われなくなってしまう。その後、カメラから取得される白線の認識結果により後方の急カーブが検出されたときに、減速を行うための目標速度を演算するのだが、急カーブが目前に迫っているために急減速を要する、若しくは急カーブ入口までに減速が終了しないため、走行安定性が著しく低下してしまう。したがって、このような状況においても走行安定性の高い速度制御を実現するといった課題がある。
本発明は、以上述べた新たな課題に着眼されてなされたものであり、その目的は、ナビゲーションシステムの持つ地図情報と地図情報以外から得られる情報(例えば、カメラなどの撮像装置による白線認識)の両者を有効に利用して安定性の高い速度制御を行う方法を提供する点にある。
上記の目的を達成するため、本願発明の車両走行制御システムは、地図情報に応じて第1の目標速度を演算し、前記地図情報以外から得られる道路形状に応じて第2の目標速度を演算し、前記第1の目標速度と前記第2の目標速度に応じて、自車の速度を制御する。具体的には、より低い目標速度を選択して、自車の速度を制御する。
例えば、本願発明の第1の態様である、車両走行制御システムは、現在位置を取得する手段と、地図情報を取得する手段と、車両に搭載され道路上の設置物を検出するためのセンサ(例えば、撮像装置、レーダなどの車線を検出可能な装置)と、前記地図情報を用いて前記現在位置の前方の第1の道路形状を求める第1の道路形状算出手段と、前記第1の道路形状から第1の目標速度を算出する第1の目標速度算出手段と、前記地図情報を用いずに前記センサから検出された情報を用いて現在位置前方の第2の道路形状を求める第2の道路形状算出手段と、前記第2の道路形状から第2の目標速度を算出する第2の目標速度算出手段と、前記第1の目標速度と前記第2の目標速度を比較して、より低い目標速度を選択して自車の速度を制御する速度制御手段とを有する。
また、本発明の第2の態様である、車両走行制御システムは、地図情報から第1の曲率半径情報を取得する第1曲率半径情報取得手段と、前記地図情報以外から得られる道路形状から第2の曲率半径情報を取得する第2曲率半径情報取得手段と、前記第1の曲率半径情報と前記第2の曲率半径情報を比較して、より小さい曲率半径情報を選択して、目標速度を演算し、演算された目標速度に応じて自車の速度を制御する速度制御手段とを備える。
また、本発明の第3の態様である、車両走行制御システムは、地図情報を用いて現在位置から所定地点までの距離を取得する第1距離情報取得手段と、前記地図情報以外から得られる道路形状により現在位置から所定地点までの距離を取得する第2距離情報取得手段と、前記第1距離情報取得手段により取得される第1距離情報と前記第2距離情報取得手段により取得される第2距離情報を比較して、走行速度を減速させる場合には、より短い距離情報を選択し、走行速度を加速させる場合には、より長い距離情報を選択し、選択された距離情報に応じて目標速度を演算し、演算された目標速度に応じて自車の速度を制御する速度制御手段と
を備える。
本発明によれば、地図情報から演算される目標速度と、地図情報以外から得られる情報から演算される目標速度を比較して、より低い目標速度を選択して自車の速度を制御することにより、安定性の高い速度制御を行うことが可能となる。
また、事前に情報を乗員に報知する手段を有することにより、乗員に与える安心感を向上させることも可能となる。
さらに、道路の緩和区間の特性を利用することでカメラの検出範囲より先の情報が正確に予測でき、予測された情報に応じて速度制御を行うことにより、乗員に対して安定性と快適性の両立が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自動車の走行制御システムの概略図である。
なお、以下の説明において、特許請求の範囲にて記載した第1の道路形状検出手段は、例えば、道路情報取得手段3に相当する。また、第2の道路形状検出手段は、例えば、道路形状検出手段40に相当する。
まず、車載端末装置10の構成と処理内容について説明する。
なお、車載端末装置10は、CPUなどの演算装置と、RAM,ROMなどのメモリと、ハードディスクなどの外部記憶装置と、スイッチで構成される入力装置と、液晶ディスプレイなどで構成される表示装置からなるコンピュータシステムにより構成できる。以下に説明する、各機能部は、CPUが所定のプログラムを実行することにより達成される。また、現在位置検出のために、車速センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)受信装置も備えている。
車載端末装置10は、自車位置検出部1、地図情報取得部2、道路情報取得部3、情報報知部4によって構成される。それぞれの機能部の処理は、コンピュータプログラミングにより、予め定められた周期で繰り返し実行される。
自車位置検出部1は、GPSのような人工衛星による検出方法や、インフラストラクチャ等との通信により、自車位置を検出する。
地図情報取得部2は、地図DBを有している。ただし、別個地図情報を記憶する記憶部があってもよい。その記憶媒体としては、コンピュータが読み取り可能なCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等である。また、地図データは、上記記憶媒体にデータベースとして車に搭載してもよいが、情報センタから通信によって入手する様態で実施してもよい。
道路情報取得部3は、自車位置検出部1によって検出された自車位置の信号と、地図情報取得部2により自車周辺の道路情報を取得し、取得された道路情報を車内LAN(Local Area Network)等の通信手段を用いて走行制御装置20に出力する。
情報報知部4は、現在の走行及び制御モード、自車周辺の道路案内、カーブでの走行速度、並びに減速の事前案内などを、運転者に分かり易く、スピーカを介して音声で報知したり、ディスプレイを介して画面表示で報知する。
なお、車載端末装置10は、経路探索機能や経路誘導機能を備えた車載用ナビゲーション装置であってもよい。例えば、目的地までの経路を乗員に報知するカーナビゲーションシステムであってもよい。
道路形状検出部40は、道路上の設置物を検出し、道路形状を求める。例えば、カメラなどの撮像装置によって道路上の白線を認識して当該道路の形状を検出する方法や、レーダなどの測距装置によって道路脇の壁面やガードレールを認識して当該道路の形状を検出する方法により、道路形状を検出する。さらに、検出した道路形状の情報を、車内LAN(Local Area Network)等の通信手段を用いて走行制御装置20に出力する。
次に、走行制御装置20の構成と処理内容について説明する。
走行制御装置20は、速度制御部21、第1目標速度演算部22、第2目標速度演算部23、最終目標速度演算部24、駆動軸要求トルク演算部25、変速機制御部26、エンジン制御部27、ブレーキ制御部28によって構成される。それぞれの機能部の処理は、コンピュータプログラミングにより、予め定められた周期で繰り返し実行される。
第1目標速度演算部22は、道路情報取得部3により取得した道路情報に応じて第1の目標速度を演算する。例えば、基本的には現在走行中の道路の規制速度を目標速度とし、進路前方にカーブ路が検出された場合には、自車がそのカーブ路を安定に通過することのできる目標速度を演算する。このとき、取得された道路情報に対して第1の目標速度を演算する検索範囲は、自車が所定の減速度で減速した際に、現在の速度から停止するまでに要する距離とすることが望ましい。例えば、所定の減速度を運転者がだらだらとした感覚を抱かない減速度とすれば、安定に停止できるまでの距離内を検索することができる。さらに、コンピュータのROM(Read Only Memory)容量から検索範囲を決定してもよい。すなわち、コンピュータのROM容量や演算時間を少なくし、かつ自車が安定に停止できるまでの範囲を検索範囲とすることが望ましい。
第2目標速度演算部23は、道路形状検出部40により検出された道路形状に応じて第2の目標速度を演算する。例えば、カメラによる白線認識結果から前方の道路がカーブ路になっていると判断された場合には、自車がそのカーブ路を安定して通過することのできる目標速度を演算する。このとき、カメラによる画像認識を行う場合には、撮像された画像の解像度の関係から、遠方の情報の精度が低いため、精度が確保できる範囲内の認識処理を行うことが望ましい。
速度制御部21は、第1目標速度演算部22により演算された第1の目標速度と第2目標速度演算部23により演算された第2の目標速度を入力し、最終目標速度演算部24により最終目標速度を演算して、駆動軸要求トルク演算部25により駆動軸要求トルクの演算を行う。ここで、最終目標速度演算部24は、基本的には第1の目標速度と第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して最終目標速度とするのだが、運転者により入力装置(不図示)を介して設定されたセット車速50の情報を加味して最終目標速度の決定を行ってもよい。また、駆動軸要求トルク演算部25は、最終目標速度に自車の速度を制御するための目標ギア位置TGP、目標エンジントルクTTENG、目標ブレーキ圧力TPBRKを演算し、変速機制御部26、エンジン制御部27、ブレーキ制御部28に対して指令を行う。変速機、エンジン、ブレーキはそれぞれ、変速機制御部26、エンジン制御部27、ブレーキ制御部28により制御される。
また、速度制御部21は、走行モードの切り替えを行う。本実施形態では、第1の走行モードと、第2の走行モードとがある。第1の走行モードでは、上記の最終目標速度に従って自車の速度を制御するように目標ギア位置TGP、目標エンジントルクTTENG、目標ブレーキ圧力TPBRKを演算する。第2の走行モードでは、運転者によるアクセルペダル踏込量とブレーキ踏力に従って自車の速度を制御するように目標ギア位置TGP、目標エンジントルクTTENG、目標ブレーキ圧力TPBRKを演算する。速度制御部21は、運転者によって操作されるモード選択スイッチ60の信号に応じて第1の走行モードと第2の走行モードの切り替えを行う。具体的には、運転者に、カーナビゲーションシステムに代表される車載端末装置10のタッチパネルにより操作させたり、運転席周辺にモード選択スイッチ60を設けてそれを操作させたりすればよい。これにより、運転者の意図したタイミングで走行モードの切り替えが可能となり、操作性が向上する。
次に、道路情報取得部3の処理内容について説明する。
図2は、道路情報取得部3の処理内容を示すフローチャートである。
まず、道路情報取得部3は、自車位置検出部1によりGPSから受信した自車位置の情報(緯度,経度等)を読み込む(S201)。次に、地図情報取得部2は、CD−ROMやDVD−ROM、ハードディスク等の記憶装置に記憶された地図DBの情報を読み込む(S202)。
次に、道路情報取得部3は、S201にて読み込まれた自車位置の情報を用いて、S202にて読み込まれた地図DBに自車位置をマッチングする処理を行う(S203)。マッチング処理の一例としては、地図上にメッシュを作成し、自車位置(緯度、経度)と地図上のメッシュ格子点の位置を比較して、自車位置の最も近傍にあるメッシュ格子点に自車位置をマッチングするマップ・マッチングが一般的である。
道路情報取得部3は、S203で実行したマッチング処理の結果に応じて自車位置の更新を行う(S204)。自車位置の情報としては、前述した緯度、経度を表すパラメータでも良いし、エリア情報、例えば分岐路から自車位置までの距離を表すパラメータでも良い。
次に、道路情報取得部3は、S204で更新された自車位置の周辺の道路情報(カーブ曲率半径,カーブ入口までの距離等)を再度地図DBから読み取り、車内LAN等の通信部に出力する(S205)。
以上説明したように、道路情報取得部3は、地図情報に応じて自車位置の検出又は推定を行い、外部に道路情報を出力する。
次に、道路形状検出部40において、カメラなどの撮像装置を採用した場合に関して説明する。
図3は、自車がカーブ路に向かっている際に、カメラにより取得された画像の一例を示す。
図3においては、自車が道路300を走行し、道路の両側は壁面301と壁面302に覆われている状況である。道路形状検出部40は、まず、道路300の白線303および白線304の形状を認識し、道路300の中心線305を演算する。次に演算された中心線305上に所定の距離間隔でポイントを置いていき、順次その地点での曲率半径を演算する。その後、演算されたカーブ曲率半径や距離情報等を車内LAN等の通信部に出力する。なお、車線から、カーブ曲率半径を求める方法は、公知の方法を用いることができる。
以上説明したように、道路形状検出部40を用いて、道路形状の検出を行い、外部に道路形状の情報を出力することが可能となる。
次に、図4を用いて、第1の走行モードを選択した場合の制御方法について説明する。
図4は、道路情報取得部3、若しくは道路形状検出部40により得られたカーブ曲率半径の情報に応じて事前に車両を減速させる場合の概略図である。
図4においては、直線路401とカーブ路402から構成されている道路400を車両410が走行している場合を想定している。
まず、図のG点において、前方のカーブ路402を検出すると、走行制御装置20がカーブ到達距離D(図のB点で示すカーブ路402の入口から自車の位置までの距離)を演算する。また、走行制御装置20は、前方のカーブ路402が検出されると、曲率半径Rkの値に応じてカーブ進入時の目標速度Vinを演算し、演算された目標速度Vinに応じて減速距離X(現在の車速あるいは直線路401に応じて設定された速度から、カーブ進入時の速度まで減速するために必要な距離)を演算する。
なお、走行制御装置20には、曲率半径Rkの値と、カーブ進入時の目標速度Vinとが対応付けられたテーブルが予め記憶されている。走行制御装置20は、このテーブルを用いて、曲率半径Rkの値に応じたカーブ進入時の目標速度Vinを求める。このテーブルは、天気、気温、湿度ごとに、設けられていてもよい。そして、天気、気温、湿度を取得し、目標速度Vinを求める際に、対応する天気、気温、湿度のテーブルを抽出し、抽出したテーブルを用いて曲率半径Rkの値に対応する目標速度Vinを求めるようにしてもよい。
次に、図のS点(速度Vs)において、カーブ到達距離Dが減速距離X以下になると、図の実線403で示すように、走行制御装置20により演算された目標速度に応じて車両の減速が開始される。なお、カーブ進入前の減速においては、特開2004−142686号公報に記載されているように2段階の減速を行うことにより運転者の違和感を軽減することが望ましい。図4に示す実施例においては、図のA点(速度Va)までは所定の減速度A1で車両を減速させ、図のA点からB点(速度Vin)までは所定の減速度A2で減速させる方針としている。
その後、図のB点において、車両410がカーブ進入時の目標速度Vinまで減速した後は、目標速度Vinを保持してカーブ路402を定速走行させる。
以上説明したように、道路情報取得部3、若しくは道路形状検出部40によりカーブを検出し、走行制御装置20によりカーブ手前で車両410を適正な速度まで減速させることにより、快適性,利便性および安定性の向上が可能となる。
図5は、道路情報検出部3により自車前方に曲率半径Rk1のカーブ路を検出した場合における第1目標速度演算部22の処理内容を示すフローチャートである。
まず、第1目標速度演算部22は、カーブ進入時の目標速度Vin1を演算する(S501)。
次に、第1目標速度演算部22は、現在の速度VsがVin1を超えているか否か判定する(S502)。現在の速度VsがVin1を超えていない場合(S502でNo)、減速する必要がないので、処理を終了する。
一方、現在の速度VsがVin1を超えている場合(S502でYES)、第1目標速度演算部22は、速度Vsとカーブ進入時の目標速度Vin1に応じて減速距離X1を演算する(S503)。減速距離X1は、車速Vsからカーブ進入時の目標速度Vin1まで所定の減速度で減速する場合に必要な距離を示している。減速距離X1は(1)式により求められる。
X1=1/2×A1×T12+Vs×T1+(Va12−Vin12)÷(2×A2) ・・・(1)
ここで、A1は初期のエンジンブレーキを想定した減速度であり、A2はフットブレーキを想定した減速度である。また、T1は減速度A1を継続する時間であり、運転者がアクセルペダルからブレーキペダルに踏み変える時間を考慮して設定することが望ましい。また、Vsは減速開始時の速度を示しており、Va1は初期の減速が終了したときの速度である。速度Va1は減速度A1,時間T1を用いて(2)式で表される。
Va1=Vs−A1・T1 ・・・(2)
第1目標速度演算部22は、S503の後、カーブ到達距離D1を演算する(S504)。カーブ到達距離D1は、GPS受信機の信号と地図DBに応じて検出されたカーブの入口と自車位置までの距離を示しており、GPS受信機の信号に応じて演算された自車位置と地図DBに応じて演算される。
第1目標速度演算部22は、S504の後、減速距離X1とカーブ到達距離D1の大小関係を比較して減速開始地点に到達したか否かの判定を行う(S505)。
減速距離X1がカーブ到達距離D1よりも小さく、減速開始地点に到達していないと判定した場合(S505でNO)、第1目標速度演算部22は、制御タイマt1のクリア処理(=0)を行う(S506)。さらに、目標速度TVSP1にセット車速VSPSET(運転者がスイッチ操作などで設定した目標速度)を代入して(S507)、処理を終了する。
一方、減速距離X1がカーブ到達距離D1以上となり、減速開始地点に到達したと判定された場合(S505でYES)、第1目標速度演算部22は、制御タイマt1のインクリメント処理を行う(S508)。さらに、第1目標速度演算部22は、制御タイマt1が時間T1よりも小さい場合(S509でYES)、エンジンブレーキを想定した減速度により目標速度TVSP1を演算して(S510)、処理を終了する。S510の目標速度TVSP1の演算は(3)式により実行される。ただし、目標速度TVSP1の下限を、初期の減速が終了したときの速度Va1で制限する。
TVSP1(n)=TVSP1(n-1)−A1・t1 ・・・(3)
一方、制御タイマt1が時間T1以上となった場合(S509でNO)、第1目標速度演算部22は、フットブレーキを想定した減速度により目標速度を演算して(S511)、処理を終了する。S511における目標速度TVSP1の演算は(4)式により実行される。ただし、目標速度TVSP1の下限を、カーブ進入時の目標速度Vin1で制限する。
TVSP1(n)=TVSP1(n-1)−A2・(t1-T1) ・・・(4)
以上説明したように、図5に示した処理により、カーブ進入時における地図情報に応じた目標速度の設定を行うことが可能となる。
図6は、道路形状検出部40により自車前方に曲率半径Rk2のカーブ路を検出した場合における第2目標速度演算部23の処理内容を示すフローチャートである。
まず、第2目標速度演算部23は、カーブ進入時の目標速度Vin2を演算する(S601)。
次に、第2目標速度演算部23は、現在の速度VsがVin2を超えているか否か判定する(S602)。現在の速度VsがVin2を超えていない場合(S602でNo)、減速する必要がないので、処理を終了する。
一方、現在の速度VsがVin2を超えている場合(S602でYES)、第2目標速度演算部23は、速度Vsとカーブ進入時の目標速度Vin2に応じて減速距離X2を演算する(S503)。減速距離X2は、車速Vsからカーブ進入時の目標速度Vin2まで所定の減速度で減速する場合に必要な距離を示している。減速距離X2は(5)式により求められる。
X2=1/2×A3×T22+Vs×T2+(Va22−Vin22)÷(2×A4) ・・・(5)
ここで、A3は初期のエンジンブレーキを想定した減速度であり、A4はフットブレーキを想定した減速度である。また、T2は減速度A3を継続する時間であり、運転者がアクセルペダルからブレーキペダルに踏み変える時間を考慮して設定することが望ましい。また、Vsは減速開始時の速度を示しており、Va2は初期の減速が終了したときの速度である。速度Va2は減速度A3,時間T2を用いて(6)式で表される。
Va2=Vs−A3・T2 ・・・(6)
第2目標速度演算部23は、S602の後、カーブ到達距離D2を演算する(S604)。カーブ到達距離D2は、カメラ画像により検出されたカーブの入口と自車位置までの距離を示している。
第2目標速度演算部23は、処理604の後、減速距離X2とカーブ到達距離D2の大小関係を比較して減速開始地点に到達したか否かの判定を行う(S605)。
減速距離X2がカーブ到達距離D2よりも小さく、減速開始地点に到達していないと判定した場合(S605でNO)、第2目標速度演算部23は、制御タイマt2のクリア処理(=0)を行う(S606)。さらに、目標速度TVSP2にセット車速VSPSET(運転者がスイッチ操作などで設定した目標速度)を代入して(S607)、処理を終了する。
一方、減速距離X2がカーブ到達距離D2以上となり、減速開始地点に到達したと判定した場合(S605でYES)、第2目標速度演算部23は、制御タイマt2のインクリメント処理を行う(S608)。次に、制御タイマt2が時間T2よりも小さい場合(S609でYES)、エンジンブレーキを想定した減速度により目標速度TVSP2を演算して処理を終了する(S610)。S610おける目標速度TVSP2の演算は(7)式により実行される。ただし、目標速度TVSP2の下限を、初期の減速が終了したときの速度Va2で制限する。
TVSP2(n)=TVSP2(n-1)−A3・t2 ・・・(7)
一方、制御タイマt2が時間T2以上となった場合(S609でNO)、第2目標速度演算部23は、フットブレーキを想定した減速度により目標速度を演算して(S611)処理を終了する。S611における目標速度TVSP2の演算は(8)式により実行される。ただし、目標速度TVSP2の下限を、カーブ進入時の目標速度Vin2で制限する。
TVSP2(n)=TVSP2(n-1)−A4・(t2-T2) ・・・(8)
以上説明したように、図6に示した処理により、カーブ進入時における道路形状に応じた目標速度の設定を行うことが可能となる。
次に、第1の制御例として、地図情報に応じて演算される第1の目標速度とカメラに応じて演算される第2の目標速度を用いて自車の速度を制御する方法について説明する。
図7は現在走行中の状況を、図8は目標速度の遷移の様子を示したグラフである。
図7においては、緩いカーブから急カーブへとカーブ曲率半径が変化する道路700を車両701が走行している場合を想定している。
まず、第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度は、地点Snから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。ここで、地点Bは、急カーブの入口地点を示す。地点Snは、減速の開始地点である。地点Snから急カーブ入口地点Bまでの間に、運転者に違和感を与えずに安定して急カーブを曲がることができる速度まで減速する。図8において、第1の目標速度は破線801で示される。
第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度は、地点Snにおいてはカメラの撮像範囲の関係から遠方の急カーブを検出できていないため、地点Snでは減速を開始するような目標速度の演算は行わない(手前の緩いカーブでは減速を必要しないと判断している)。その後、地点Scにおいて急カーブが検出されると、第2の目標速度は、地点Scから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。そのため、図8において、第2の目標速度は点線802で示されることとなり、第1の目標速度(破線801)と比較すると、急減速となっており、第2の目標速度に従って速度制御を行うと、安定性が低下してしまう。
ここで、走行制御装置20の最終目標速度演算部24により、第1の目標速度と第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して最終目標速度とすると、最終目標速度は図8の実線803で示す曲線となる。
以上説明したように、図7のような緩いカーブから急カーブへとカーブ曲率半径が変化する道路において、カメラの画像情報に応じて演算される第2の目標速度では安定性が確保できない場合にも、地図情報に応じて演算される第1の目標速度を選択して事前に減速させることにより、安定性を重視した速度制御が可能となる。
次に、第2の制御例として、第1の目標速度に応じて減速制御が行われている際に、第2の目標速度に切り替える場合の制御方法について説明する。
図9は、自車前方の道路状況と目標速度の遷移の様子を示したグラフである。
図9においては、図4と同様に、直線路401とカーブ路402から構成されている道路400を車両410が走行している場合を想定している。
まず、第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度は、地点Snから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。ここで、地点Bは急カーブの入口地点を示し、Vin1は道路情報取得部3により取得されたカーブの曲率半径情報に基づいて演算されたカーブ進入時の目標速度を示す。
図9において、第1の目標速度は破線901で示される。
第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度は、第1の目標速度の演算方法と同様に、地点Scから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。ここで、Vin2は道路形状取得部40により取得されたカーブの曲率半径情報に基づいて演算されたカーブ進入時の目標速度を示し、Vin2はVin1より小さいものとする。図9において、第2の目標速度は点線902で示される。
ここで、走行制御装置20の最終目標速度演算部24により、第1の目標速度と第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して最終目標速度とすると、最終目標速度は図9の実線903で示す曲線となり、図の地点Cにおいて、最終目標速度が第1の目標速度から第2の目標速度に切り替わっている。
以上説明したように、地図情報に応じて演算される第1の目標速度とカメラの画像情報に応じて演算される第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して自車の速度制御を行う場合、第1の目標速度を選択して事前に減速を行っているときに、第2の目標速度の方が低くなれば、第2の目標速度に切り替えて減速を行うことが可能となる。これにより、カーブ進入時における目標速度が低い方に選択されるため、より安定性の高い速度制御が可能となる。
なお、図9の第2の制御例においては、第1の目標速度から第2の目標速度に切り替える場合について説明したが、第2の目標速度から第1の目標速度に切り替える場合も同様に実施可能であることは言うまでもない。
これまでは、カメラの画像情報に応じて演算される第2の目標速度は、遠方の情報を加味して演算されてきたが、カメラから取得される画像を処理する際には、解像度の関係から遠方の情報は正確に演算できない場合がある。そこで、十分に精度が確保できる近距離(例えば、30m)の情報のみ演算するようにしてもよい。次に、第3の制御例として、近距離の情報のみを演算するカメラを用いた場合の制御方法について説明する。
図10は、自車前方の道路状況と目標速度の遷移の様子を示したグラフである。
図10においては、図4,図9と同様に、直線路401とカーブ路402から構成されている道路400を車両410が走行している場合を想定している。
まず、第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度は、地点Snから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。ここで、地点Bはカーブの入口地点を示し、Vin1は道路情報取得部3により取得されたカーブの曲率半径情報に基づいて演算されたカーブ進入時の目標速度を示す。
図10において、第1の目標速度は破線1001で示される。
第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度は、近距離(例えば、30m)の情報のみを用いた演算となるため、カーブ路の入口を検出する地点Scまでは第2の目標速度の演算は行わないか、直線路の目標速度を出力する方法を採用する。前者の場合、第2の目標速度は、図10の点線1002で示すように、地点Scに到達したところでカーブ進入時の目標速度Vin2を演算し、その地点における最終目標速度とVin2の情報から第2の目標速度を演算する。
ここで、第1の目標速度と第2の目標速度を比較して、第2の目標速度のほうが低い場合には、走行制御装置20の最終目標速度演算部24により、第2の目標速度が選択され、最終目標速度は図10の実践1003で示す曲線となり、図の地点Scにおいて最終目標速度が第1の目標速度から第2の目標速度に切り替わっている。
以上説明したように、第2の制御例と同様に、近距離の情報のみを演算するカメラを用いた場合においても地図情報に応じて演算される第1の目標速度とカメラの画像情報に応じて演算される第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して自車の速度制御を行う場合、第1の目標速度を選択して事前に減速を行っているときに、第2の目標速度が演算され、第2の目標速度の方が低くなれば、第2の目標速度に切り替えて減速を行うことが可能となる。これにより、カーブ進入時における目標速度が低い方に選択されるため、より安定性の高い速度制御が可能となる。
また、第3の制御例においては、カメラ画像による道路形状取得は近距離のみとなるので、予め地図情報から減速や加速が必要となる場所(例えば、カーブ入口や出口,一時停止線など)の情報を利用して、その場所のみでカメラにより取得した画像の処理を行うことで、演算負荷が減少できる。
次に、第4の制御例として、カメラの画像情報に応じて演算される第2の目標速度は常に演算するが、第3の制御例で説明したとおり、カメラ画像では遠方の情報が正確に演算できないといった問題点があるため、加減速を必要とする場所から十分に精度が確保できる距離まで近づいたときに制御情報として扱う場合について説明する。
図11は、自車前方の道路状況と目標速度の遷移の様子を示したグラフである。
図11においては、図4,図9及び図10と同様に、直線路401とカーブ路402から構成されている道路400を車両410が走行している場合を想定している。
まず、第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度は、地点Snから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。ここで、地点Bはカーブの入口地点を示し、Vin1は道路情報取得部3により取得されたカーブの曲率半径情報に基づいて演算されたカーブ進入時の目標速度を示す。図11において、第1の目標速度は破線1101で示される。
第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度は、第1の目標速度の演算方法と同様に、地点Scから減速を開始して、地点Bで減速が終了するように演算される。ここで、Vin2は道路形状取得部40により取得されたカーブの曲率半径情報に基づいて演算されたカーブ進入時の目標速度を示し、Vin2はVin1より小さいものとする。図11において、第2の目標速度は点線1102で示される。
ここで、上述したようにカメラの画像情報に応じて演算される第2の目標速度は遠方の情報は精度が十分に確保できない。そこで、カーブ入口地点Bから所定の距離(例えば、30m)だけ離れた地点Cで前方のカーブに対する精度が十分に確保できるようになるため、地点Cにおいて制御情報として使用可能とする。
したがって、走行制御装置20の最終目標速度演算部24により、第1の目標速度と第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して最終目標速度とすると、最終目標速度は図の地点Cまでは実線1103に示すように第1の目標速度1101に追従し、地点C以降は第2の目標速度の精度が高くなるため、第2の目標速度1102に切り替える。
ここで、第1の目標速度から第2の目標速度への切り替えが発生した場合、単純に低いほうを選択して最終目標速度とすると、図の実線矢印1100で示すように、最終目標速度がステップ的に変化するため、急減速に転じてしまう。このとき、強い減速感を乗員に与えることになり、安定性と快適性が著しく低下する。
そこで、本制御例においては、目標速度の切り替えが発生した場合には、最終目標速度をパターン1103や1104とし、緩やかに変化させて自車の速度の急変を防止するようにしている。つまり、第1の目標速度から第2の目標速度に切り替える地点Cの前後では、自車の加減速度が所定の範囲内になるように最終目標速度(パターン)1103や1104の設定を行い、設定された最終目標速度(パターン)に応じて自車の速度を制御する。例えば、実線1103で示す最終目標速度のように、図の地点Cから第2目標速度演算部23により演算されたカーブ進入時の目標速度Vin2に向かって減速させる。また、一点鎖線1104で示す最終目標速度のように、図の地点CからVin2に向かって所定の範囲内となる減速度で減速させる。
ここで、最終目標速度1103や1104における加減速度の設定範囲は、例えば、既存のシステムであるACCにて規定されている値を採用することが望ましい。具体的には、JIS(Japanese Industrial Standards:日本工業規格)にて定められているもので(JIS規格番号:JIS D 0801)、「平均自動減速度は3.0m/sを超えてはならない」、「ACCシステムの自動加速度は2.0m/sを超えてはならない」とあるため、設定する加速度は2.0m/s以内,減速度は3.0m/s以内とすることが望ましい。このように既存のシステム(ACC)における許容範囲内の加減速度を設定することで、安定性を確保し、かつ規格に従った速度制御が可能となる。
また、加速感と減速感の感じ方は運転者毎に異なるため、予め運転者が違和感を覚えない加減速度を設定しても良く、その設定部は車載端末装置10にタッチパネルなどを備え付け、運転者自身が好みの値を設定しても良い。さらに、運転者自身が好みの値を設定するのではなく、通常運転時の加減速度を記憶し、記憶した値を用いて目標速度を設定する学習制御としても良い。このように加減速度の設定を行うことで、複数の運転者の嗜好に合致した速度制御が可能となる。
以上説明したように、第1の目標速度から第2の目標速度への切り替えが発生した場合には、加減速度が所定の範囲内となる最終目標速度1103や1104を演算することで、安定性及び快適性を保つことが可能となる。
以上のように、図11において、第1の目標速度から第2の目標速度へ切り替える際の最終目標速度の設定方法を説明したが、自車の加減速度が所定の範囲内になるような最終目標速度の設定はこの限りではなく、様々なパターンが存在することは言うまでもない。
なお、第4の制御例においては、目標速度の切り替えが生じる場合に、自車の加減速度が所定の範囲内になるように自車の速度を制御する。しかし、加減速度の設定を行うのではなく、自車のエンジン乃至ブレーキ装置等が発生する駆動力乃至制動力(トルク)が所定の範囲内になるようにしても良い。また、加減速度の設定を行うのではなく、目標速度の切り替え前後で、運転者に違和感を抱かせない目標速度を直接設定しても快適性を保つことが可能となる。
次に、本実施例において、道路情報取得部3により取得される道路情報が正確に取得できなかった場合の制御方法について説明する。
前述したとおり、車載端末装置10に代表されるナビゲーションシステムにおいてGPSを使用するものは、地形によってはマルチパスが起こるとことや衛星が捕捉できないことで精度が著しく低下することがある。ここで、精度が低下したまま道路情報を出力し、第1の目標速度の演算を行うと、走行の安定性および快適性が著しく低下してしまうことになり、道路形状検出部40の検出結果を利用した第2の目標速度との比較も困難になる。そこで、道路情報取得部3により取得される道路情報の信頼性(精度)が低い場合には、速度制御を実施しない方が好ましい。
図12は、道路情報取得部3により取得される道路情報の信頼性(精度)を演算して、速度制御(第1の走行モード)を続けるか否かの判断を行う際の処理内容を示すフローチャートである。このフローは、速度制御部21により、定期的に行われる。
まず、速度制御部21は、道路情報取得部3から自車周辺の道路情報を取得する(S1201)。このとき、自車位置検出部1により自車位置を検出する際に利用したGPS衛星の個数(GPS衛星捕捉数)と、GPS衛星の配置状態によって決まる測位精度の劣化を示すDOP(Dilution of Precision:測位精度劣化指数)を取得する。また、自車周辺の道路情報として、マルチパスの影響が大きい場所か否かの指標も取得する。例えば、都心部のビルが立ち並ぶような場所ではマルチパスの影響は大きく、逆に周りに遮蔽物の少ない郊外ではマルチパスの影響は小さくなる。
次に、速度制御部21は、S1201にて取得した道路情報やGPSの測位状態の情報を用いて、道路情報取得部3により取得された道路情報の信頼性の判断を行う(S1202)。なお、ここでの道路情報の信頼性は「1」〜「5」の5段階の指標により評価を行い、「1」が信頼性が低く、「5」が信頼性が高いものとする。GPS衛星捕捉数に関しては、捕捉数が多いほど信頼性が高く、DOPに関しては、その値が小さいほど信頼性は高い。また、マルチパスの影響が小さいほど信頼性は高い。これらの情報から、道路情報の信頼性を評価し、1〜5の5段階に決定する。
次に、速度制御部21は、S1202にて決定された信頼性の評価結果が所定値以上であるかの判断を行い(S1203)、所定値以上であれば(S1203でYES)、S1204へと進み、速度制御(第1の走行モード)をそのまま続行する。
一方、信頼性の評価結果が所定値以下であった場合(S1203でNO)には、速度制御部21は、速度制御を解除するため、その旨を乗員に、音声や表示により、報知する。報知する手段としては、車載端末装置10により警告音を発生させたり、ディスプレイに表示を行ったりする方法がある。続いて、速度制御の解除を行い(S1206)、運転者の手動操作に従って自車の速度を制御する第2の走行モードに切り替える。このとき、自車が加速状態若しくは減速状態であった場合には、自車の加減速度の遷移に急変が生じないように自車の速度の制御を行った後に、速度制御を解除する。具体的には、自車が加速状態であった場合には、目標エンジントルクTTENGを徐々に小さくしていき、逆に自車が減速状態であった場合には、目標ブレーキ圧力TPBRKを徐々に小さくしていく。
以上説明したように、道路情報取得部3により取得される道路情報の信頼性(精度)が低い場合には、速度制御を解除することで、誤った速度制御を行う可能性が低くなるため、走行の安定性が向上する。また、速度制御の解除を行う際には、乗員に事前に情報を報知できるため、乗員の安心感が向上する。さらに、速度制御を解除する際に、自車が加速状態若しくは減速状態であった場合には、自車の加減速度の遷移に急変が生じないように自車の速度の制御を行うことで、乗員に対する速度制御の唐突感を和らげることができ、乗員の安心感と走行の安定性が向上する。
次に、図12にて説明したシステムにおいて、速度制御が解除されている場合(すなわち、第2の走行モードの状態)に、道路情報取得部3により取得される道路情報の信頼性(精度)が高くなり、速度制御に復帰(すなわち、第1の走行モードへ以降)する際の制御方法について説明する。
図13は、道路情報取得部3により取得される道路情報の信頼性(精度)を演算して、速度制御に復帰するか否かの判断を行う際の処理内容を示すフローチャートである。このフローは、速度制御が解除された場合に、速度制御部21により、定期的に行われる。
S1301およびS1302は、図12におけるS1201およびS1202と同様であるため、重複説明は避ける。
次に、速度制御部21、S1302にて決定された信頼性の評価結果が所定値以上であるかの判断を行い(S1303)、所定値以上であれば(S1303でYES)、S1304へと進む。一方、信頼性の評価結果が所定値未満であった場合には、処理を終了(リターン)する。
S1304において、速度制御部21は、現在走行している道路が速度制御に復帰可能な場所であるか否かの判断を行い、速度制御に復帰可能な場所であれば(S1304でYES)、S1305へと進む。一方、速度制御に復帰不可能な場所であれば処理を終了(リターン)する。ここで、速度制御に復帰可能な場所であるか否かの判断は、現在走行している道路の形状に応じて行う。速度制御に復帰可能な場所としては、現在走行路の曲率半径が所定値以上の緩いカーブ路から直線路が挙げられる。一方、速度制御に復帰不可能な場所は、上記の速度制御に復帰可能な場所以外となる。例えば、カーブ路を走行中に速度制御に復帰してしまうと、カーブ中にもかかわらず加減速の制御が行われてしまうことになり、運転者にとっては不意な速度変化を抱き、安定性が低下してしまうからである。
S1305では、速度制御に復帰するため、速度制御部21は、その旨を乗員に報知する。報知する部としては、車載端末装置10により警告音を発生させたり、ディスプレイに表示を行ったりする方法がある。
続いて、速度制御部21は、速度制御の復帰を行い、運転者の手動操作に従って自車の速度を制御する第2の走行モードから第1の走行モードに切り替え(S1306)、処理を終了(リターン)する。
以上説明したように、速度制御が解除されている場合に、道路情報取得部3により取得される道路情報の信頼性(精度)が高くなり、速度制御に復帰する際には、現在走行している道路が速度制御に復帰可能な場所か否かの判断を行うことで、不安定な状態(例えば、カーブ中での加減速)に陥ることがなくなり、安定性が向上する。さらに、自動で速度制御に復帰するため、利便性の向上も同時に図れる。
次に、第5の制御例として、道路情報取得部3によるカーブ入口地点の情報と、道路形状取得部40によるカーブ入口地点の情報が異なった場合の制御方法について説明する。
図14は、自車前方の道路状況と目標速度の遷移の様子を示したグラフである。
図9においては、図4、図9、図10及び図11と同様に、直線路401とカーブ路402から構成されている道路400を車両410が走行している場合を想定している。
まず、第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度は、地点Snから減速を開始して、地点Bnで減速が終了するように演算される。ここで、地点Bnは、道路情報取得部3により得られたカーブの入口地点示す。図14において、第1の目標速度は破線1401で示される。
第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度は、第1の目標速度の演算方法と同様に、地点Scから減速を開始して、地点Bcで減速が終了するように演算される。ここで、地点Bcは、道路形状取得部40により得られたカーブの入口地点を示し、自車から地点Bcまでの距離の方が自車から地点Bnまでの距離より短いものとする。図14において、第2の目標速度は点線1402で示される。
ここで、走行制御装置20の最終目標速度演算部24により、第1の目標速度と第2の目標速度を比較して、より低い方を選択して最終目標速度とすると、最終目標速度は図14の実線1403で示す曲線となり、図の地点Cにおいて、最終目標速度が第1の目標速度から第2の目標速度に切り替わっている。
以上説明したように、道路情報取得部3によるカーブ入口地点の情報と、道路形状取得部40によるカーブ入口地点の情報が異なった場合においても、第1の目標速度を選択して事前に減速を行っているときに、第2の目標速度の方が低くなれば、第2の目標速度に切り替えて減速を行うことが可能となる。これにより、カーブ進入時における目標速度が低い方に選択されるため、より安定性の高い速度制御が可能となる。
なお、図14の第5の制御例においては、第1の目標速度から第2の目標速度に切り替える場合について説明したが、第2の目標速度から第1の目標速度に切り替える場合も同様に実施可能であることは言うまでもない。
また、第2〜第4の制御例において、道路情報取得部3によるカーブ入口地点の情報と、道路形状取得部40によるカーブ入口地点の情報が異なる場合も、第5の実施例と同様に実施可能であることは言うまでもない。
<第2の実施形態>
図15は、本発明の第2の実施形態に係る自動車の走行制御システムの概略図である。
図15は、第1の実施形態の構成(図1)において、第1目標速度演算部22を第1曲率半径情報取得部1501に、第2目標速度演算部23を第2曲率半径情報取得部1502に、最終目標速度演算部24を曲率半径目標速度演算部1503に変更した構成となっている。なお、第1曲率半径情報取得部1501と第2曲率半径情報取得部1502は走行制御装置20内の構成となっているが、第1曲率半径情報取得部1501は道路情報取得部3内の構成に、第2曲率半径情報取得部1502は道路形状取得部40内の構成としても良い。
第1曲率半径情報取得部1501は、道路情報取得部3により取得された道路情報から曲率半径の情報を第1の曲率半径情報として取得する。同様に、第2曲率半径情報取得部1502は、道路形状検出部40により取得された道路形状の情報から曲率半径の情報を第2の曲率半径情報として取得する。
曲率半径目標速度演算部1503は、第1の曲率半径情報と第2の曲率半径情報を入力し、2つの曲率半径に応じた曲率半径目標速度を演算し、駆動軸要求トルク演算部25に出力する。
次に、図16を用いて、自車前方にカーブ路を検出した場合に、第1の曲率半径情報と第2の曲率半径情報に応じて曲率半径目標速度を演算する方法について説明する。
図16は、曲率半径目標速度演算部1503の処理内容を示すフローチャートである。
まず、曲率半径目標速度演算部1503は、第1曲率半径情報取得部1501から第1の曲率半径情報Rk1を、第2曲率半径情報取得部1502から第2の曲率半径情報Rk2をそれぞれ取得する(S1601)。さらに、Rk1とRk2を比較して、より小さい方を曲率半径Rkに設定する(S1602)。
次に、曲率半径目標速度演算部1503は、カーブ進入時の目標速度Vinを演算する(S1603)。
次に、曲率半径目標速度演算部1503は、現在の速度VsがVinを超えているか否か判定する(S1604)。現在の速度VsがVinを超えていない場合(S1604でNo)、減速する必要がないので、処理を終了する。
一方、現在の速度VsがVinを超えている場合(S1604でYES)、曲率半径目標速度演算部1503は、速度Vsとカーブ進入時の目標速度Vinに応じて減速距離Xを演算する(S1604)。減速距離Xは、車速Vsからカーブ進入時の目標速度Vinまで所定の減速度で減速する場合に必要な距離を示している。減速距離Xは(9)式により求められる。
X=1/2×A1×T2+Vs×T+(Va2−Vin2)÷(2×A2) ・・・(9)
ここで、A1は初期のエンジンブレーキを想定した減速度であり、A2はフットブレーキを想定した減速度である。また、Tは減速度A1を継続する時間であり、運転者がアクセルペダルからブレーキペダルに踏み変える時間を考慮して設定することが望ましい。また、Vsは減速開始時の速度を示しており、Vaは初期の減速が終了したときの速度である。速度Vaは減速度A1,時間Tを用いて(10)式で表される。
Va=Vs−A1・T ・・・(10)
曲率半径目標速度演算部1503は、S1605の後、カーブ到達距離Dを演算する(S1606)。カーブ到達距離Dは、カーブの入口と自車位置までの距離を示す。さらに、減速距離Xとカーブ到達距離Dの大小関係を比較して減速開始地点に到達したか否かの判定を行う(S1607)。
減速距離Xがカーブ到達距離Dよりも小さく、減速開始地点に到達していないと判定した場合(S1607でNO)、制御タイマtのクリア処理(=0)を行う(S1608)。さらに、目標速度TVSPにセット車速VSPSET(運転者がスイッチ操作などで設定した目標速度)を代入して(S1609)、処理を終了する。
一方、減速距離Xがカーブ到達距離D以上となり、減速開始地点に到達したと判定した場合(S1607でYES)、曲率半径目標速度演算部1503は、制御タイマtのインクリメント処理を行う(S1610)。さらに、制御タイマtが時間Tよりも小さい場合(S1611)、エンジンブレーキを想定した減速度により目標速度TVSPを演算して(S1612)、処理を終了する。なお、S1612における目標速度TVSPの演算は(11)式により実行される。ただし、目標速度TVSPの下限を、初期の減速が終了したときの速度Vaで制限する。
TVSP(n)=TVSP(n-1)−A1・t ・・・(11)
一方、制御タイマtが時間T以上となった場合(S1611でNO)、曲率半径目標速度演算部1503は、フットブレーキを想定した減速度により目標速度を演算して(S1613)、処理を終了する。S1613の目標速度TVSPの演算は(12)式により実行される。ただし、目標速度TVSPの下限を、カーブ進入時の目標速度Vinで制限する。
TVSP(n)=TVSP(n-1)−A2・(t-T) ・・・(12)
以上説明したように、図16に示した処理により、カーブ進入時における道路形状に応じた目標速度の設定を2つの曲率半径情報を用いて行うことが可能となる。
なお、図16に示した処理にて第1の曲率半径情報と第2の曲率半径情報を比較して、より低いほうの曲率半径を選択するのだが、両者の曲率半径の切り替えが発生した場合には、第4の制御例でも示したとおり、自車の加減速度の遷移に急変が生じないように目標速度の設定を行うことが望ましい。
<第3の実施形態>
図17は、本発明の第3の実施形態に係る自動車の走行制御システムの概略図である。
図17は、第1の実施形態の構成(図1)において、第1目標速度演算部22を第1距離情報取得部1701に、第2目標速度演算部23を第2距離情報取得部1702に、最終目標速度演算部24を距離目標速度演算部1703に変更した構成となっている。なお、第1距離情報取得部1701と第2距離情報取得部1702は走行制御装置20内の構成となっているが、第1距離情報取得部1701は道路情報取得部3内の構成に、第2距離情報取得部1702は道路形状取得部40内の構成としても良い。
第1距離情報取得部1701は、道路情報取得部3により取得された道路情報から距離の情報を第1の距離情報として取得する。同様に、第2距離情報取得部1702は、道路形状検出部40により取得された道路形状の情報から距離の情報を第2の距離情報として取得する。
距離目標速度演算部1703は、第1の距離情報と第2の距離情報を入力し、2つの距離情報に応じた距離目標速度を演算し、駆動軸要求トルク演算部25に出力する。
次に、図18を用いて、自車前方に停止線を検出した場合に、第1の距離情報と第2の距離情報に応じて距離目標速度を演算する方法について説明する。
図18は、減速を行う場合の距離目標速度演算部1703の処理内容を示すフローチャートである。
まず、距離目標速度演算部1703は、第1距離情報取得部1701から第1の距離情報L1を、第2距離情報取得部1702から第2の距離情報L2をそれぞれ取得する(S1801)。ここで、第1の距離情報L1と第2の距離情報L2は両者とも自車から停止線までの距離を示す。
次に、距離目標速度演算部1703は、第1の距離情報L1と第2の距離情報L2を比較して、より小さい方を距離Lに設定する(S1802)。さらに、停止線における目標速度Vinを演算する(S1803)。ここでの目標速度Vinは停止線で停止するようにするため、Vin=0である。
次に、距離目標速度演算部1703は、現在の速度VsがVinを超えているか否か判定する(S1804)。現在の速度VsがVinを超えていない場合(S604でNO)、減速する必要がないので、処理を終了する。
一方、現在の速度VsがVinを超えている場合(S1804でYES)、距離目標速度演算部1703は、速度Vsと停止線における目標速度Vinに応じて減速距離Xを演算する(S1805)。減速距離Xは、車速Vsから停止線における目標速度Vinまで所定の減速度で減速する場合に必要な距離を示している。減速距離Xは(13)式により求められる。
X=1/2×A1×T2+Vs×T+(Va2−Vin2)÷(2×A2) ・・・(13)
ここで、A1は初期のエンジンブレーキを想定した減速度であり、A2はフットブレーキを想定した減速度である。また、Tは減速度A1を継続する時間であり、運転者がアクセルペダルからブレーキペダルに踏み変える時間を考慮して設定することが望ましい。また、Vsは減速開始時の速度を示しており、Vaは初期の減速が終了したときの速度である。速度Vaは減速度A1,時間Tを用いて(14)式で表される。
Va=Vs−A1・T ・・・(14)
処理1804において減速距離Xが演算された後は処理1805に進み、処理1805において減速距離Xと停止線までの距離Lの大小関係を比較して減速開始地点に到達したか否かの判定を行う。
減速距離Xが停止線までの距離Lよりも小さく、減速開始地点に到達していないと判定した場合(S1806でNO)、距離目標速度演算部1703は、制御タイマtのクリア処理(=0)を行う(S1807)。さらに、目標速度TVSPにセット車速VSPSET(運転者がスイッチ操作などで設定した目標速度)を代入して(S1808)、処理を終了する。
一方、減速距離Xが停止線までの距離L以上となり、減速開始地点に到達したと判定した場合(S1806でYES)、距離目標速度演算部1703は、制御タイマtのインクリメント処理を行う(S1809)。さらに、制御タイマtが時間Tよりも小さい場合(S1810でYES)、エンジンブレーキを想定した減速度により目標速度TVSPを演算して(S1811)、処理を終了する。S1811における目標速度TVSPの演算は(15)式により実行される。ただし、目標速度TVSPの下限を、初期の減速が終了したときの速度Vaで制限する。
TVSP(n)=TVSP(n-1)−A1・t ・・・(15)
一方、制御タイマtが時間T以上となった場合(S1810でNO)、距離目標速度演算部1703は、フットブレーキを想定した減速度により目標速度を演算して(S1812)、処理を終了する。S1812における目標速度TVSPの演算は(16)式により実行される。ただし、目標速度TVSPの下限を、停止線における目標速度Vinで制限する。
TVSP(n)=TVSP(n-1)−A2・(t-T) ・・・(16)
以上説明したように、図18に示した処理により、停止線に向かう場合の目標速度の設定を2つの距離情報を用いて行うことが可能となる。
次に、図19を用いて、自車がカーブ路を走行中に、自車前方にカーブ出口を検出した場合に、第1の距離情報と第2の距離情報に応じて距離目標速度を演算する方法について説明する。
図19は、加速を行う場合の距離目標速度演算部1703の処理内容を示すフローチャートである。
まず、距離目標速度演算部1703は、第1距離情報取得部1701から第1の距離情報L1を、第2距離情報取得部1702から第2の距離情報L2をそれぞれ取得する(S1901)。ここで、第1の距離情報L1と第2の距離情報L2は両者とも自車からカーブ出口地点までの距離を示す。
次に、距離目標速度演算部1703は、第1の距離情報L1と第2の距離情報L2を比較して、より大きい方を距離Lに設定する(S1902)。さらに、カーブ出口後における目標速度Voutを演算する(S1903)。ここで、カーブ出口後が直線路である場合は目標速度Voutは、セット車速VSPSET(運転者がスイッチ操作などで設定した目標速度)もしくは直線路の制減速度などに設定される。なお、目標速度Voutが、現在の速度Vsより大きい場合、加速する必要がないので、処理を終了する。
次に、距離目標速度演算部1703は、カーブ出口地点までの距離Lが0よりも大きいか否か(カーブ出口地点に到達していないか否か)を判定する(S1904)。そのように判定した場合(S1904でNO)、制御タイマtのクリア処理(=0)を行い(S1905)、処理を終了する。
一方、カーブ出口地点までの距離Lが0よりも小さく、加速開始地点(カーブ出口地点)に到達したと判定された場合(S1904でYES)、距離目標速度演算部1703は、制御タイマtのインクリメント処理を行う(S1906)。さらに、所定の減速度により目標速度TVSPを演算して(S1907)、終了する。S1907における目標速度TVSPの演算は(17)式により実行される。ただし、目標速度TVSPの上限を、カーブ出口後の目標速度Voutで制限する。
TVSP(n)=TVSP(n-1)+Aa・t ・・・(17)
以上説明したように、図19に示した処理により、カーブ出口に向かう場合の目標速度の設定を2つの距離情報を用いて行うことが可能となる。
なお、図18および図19に示した処理にて2つの距離情報を比較して、目標速度の設定を行うのだが、両者の距離情報の切り替えが発生した場合には、第4の制御例でも示したとおり、自車の加減速度の遷移に急変が生じないように目標速度の設定を行うことが望ましい。
第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度と第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度を比較して、第2の目標速度の方が低い場合は、すなわち、道路形状検出部40により検出された道路形状の検出結果が採用されていることになる。このとき、ナビゲーションシステムの持つ地図情報を道路形状検出部40により検出された道路形状で補正することで、より安定に走行可能な情報を乗員に報知することが可能となり、乗員に対する安心感が向上する。
また、より安定な走行のための速度制御を行うためには、自車以外の自動車も道路形状検出部40により検出された道路形状に従うことが望ましい。そこで、この道路形状検出部40により検出された道路形状の情報を自車以外の自動車などに無線などの通信を用いて送信する方法がある。
図20は、情報の通信を行う場合の概略図である。
図20において、点線2001で囲まれた部分は、自動車と情報センタ2004との間の通信を表しており、相互に道路の情報をやりとりしている。また、点線2002で囲まれた部分は、自動車と路側に設置された通信機2005との間の通信を表しており、一般的に路車間通信と呼ばれる。さらに、点線2003で囲まれた部分は、自動車同士での通信を表しており、一般的に車車間通信と呼ばれる。
以上説明したように、センタや路車間,車車間での通信を行い、地図情報のやりとりを行うことで、事前に地図情報を更新できるため、より確実に安定な速度制御が可能となるだけではなく、乗員に対する安心感が向上する。
なお、本実施例においては、システムの一例として、カーブ前に事前に速度を制御するシステムに関して記載したが(第3の実施形態においては、停止線及びカーブ出口を記載)、T字路や十字路などの交差点,スクールゾーンや制限速度の情報を利用して自車の速度を制御するシステムに関しても本発明は適用可能である。また、特に自車が減速動作を行うときの制御方式について説明したが、自車が加速動作を行う場合にも本発明は適用可能であることは言うまでもない。
また、本発明の自動車の走行制御システムによって自動車の走行制御が行われている際に、自動車に搭載の車両安定化制御装置、例えば、VDC(Vehicle Dynamics Control)が作動した場合には、本発明の自動車の走行制御システムによる自動車の走行制御を中止し、運転者の手動操作による運転状態にすることが望ましい。同様に、ABS(Anti-lock Brake System:走行中に車輪がロックするような強いブレーキを踏んだときに、電子制御によりタイヤがロックすることを防ぐシステム)やTCS(Traction Control System:発進時や走行時などに車輪が空転してしまうことを防ぐシステム)が作動した場合にも、本発明の自動車の走行制御システムによる自動車の走行制御を中止し、運転者の手動操作による運転状態にすることが望ましい。なお、本発明の自動車の走行制御システムによる自動車の走行制御を中止する際に、車載端末装置10により運転者に対して警告音を発生させることで、安心感を向上できる。以上により、上記のようなシステムの作動する自動車の走行状態が不安定な場合に、本発明の走行制御装置による自動車の走行制御を行わないことで、安定性を確保できる。
また、カーナビゲーションに代表される車載端末装置10においては、道路情報取得部3により取得した道路情報や走行制御装置20により演算された各種情報を音声や液晶パネルなどを用いて乗員に報知する構成としても良い。例えば、自車前方の道路形状(カーブ路,勾配路など),料金所の有無,分岐・合流路の有無や、自車前方にカーブ路を検出した場合には図4で説明したカーブ到達距離Dやカーブ進入時の目標速度Vinなどを乗員に報知する。さらに、第1目標速度演算部22により演算される第1の目標速度や第2目標速度演算部23により演算される第2の目標速度を乗員に報知する。これにより、事前に各種情報を乗員に報知できるため、安心感を向上することが可能となる。
また、上記実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の様態で実施することができる。
例えば、カーブ入口地点の判定方法を下記のようにしてもよい。
道路構造令によると道路の直線区間と円弧区間の間には徐々に曲率の変化する緩和区間を設けることと記載されている。まず、この緩和区間の特性について説明する。緩和区間には、幾何学的にはクロソイド曲線が用いられ、これは曲率半径R,曲線長LおよびクロソイドパラメータAを用いて(18)式で表される。
R×L=A2 ・・・(18)
通常、クロソイド曲線のX,Y座標は、それぞれ(19),(20)式で示される多項式から算出される。
X=L2/6R×(1−L2/56R2+L4/7040R4−L6/1612800R6 …)・・・(19)
Y=L×(1−L2/40R2+L4/3456R4−L6/599040R6 …) ・・・(20)
また、(18)式からクロソイドパラメータ A に対して曲線長 L が十分に小さい場合には、曲率半径 R は十分に大きな値となり、(19),(20)式の第2項以降は無視できるため、クロソイド曲線のX,Y座標は、それぞれ(21),(22)式で近似可能である。
X=L2/6R ・・・(21)
Y=L ・・・(22)
さらに、(22)式を(18),(21)式にそれぞれ代入し、曲率半径 R を消去すると(23)式を得る。
Y3=6A2×X ・・・(23)
以上のように、曲線長 L が十分に小さく、かつ曲率半径 R が十分に大きい場合には、クロソイド曲線(緩和曲線)は(23)式で示す3次式で近似可能である。
以上の緩和曲線の特性を推定するため、カメラにより取得された画像情報から演算される横位置の情報を利用する。横位置とは、図21に示すように、自車の進行方向から道路中心線までの距離である。ここで、道路中心線は車両の両側の白線検出結果により演算される。
図22に緩和曲線の特性を演算してカーブ入口までの距離を算出する方法を示す。図22(a)において、実線で示す曲線が緩和曲線であり、この緩和曲線上の横位置を用いて特性を推定する。自車がM地点において検出した横位置を x1 、自車がM地点から Δyだけ進んだN地点において検出した横位置をx2 とすると、(23)式により、それぞれ(24)、(25)式を得る。
y13=6A2×x1 ・・・(24)
y23=6A2×x2 ・・・(25)
(24),(25)式よりAを消去すると(26)式を得る。
Figure 2008012975
(26)式のeが緩和曲線の特性であり、緩和曲線上の2点の横位置を検出することで求めることができる。
図22(b)において、y1,y2は、カメラで横位置を検出した距離C,移動距離Δyおよび自車位置から緩和曲線までの距離zを用いて、それぞれ(27),(28)式で表される。
y1=C−Δy−z ・・・(27)
y2=C−z ・・・(28)
ここで、移動距離Δyは、自車の速度VSPを用いて(29)式で表される。
Figure 2008012975
(27)、(28)式をそれぞれ(26)式に代入して整理すると、自車位置から緩和曲線までの距離zは(30)式で表される。
Figure 2008012975
また、(25)式と(28)式から、クロソイドパラメータAは(31)式で表される。
Figure 2008012975
したがって、図22(c)に示すように、緩和曲線の始点からカーブ入口までの距離kは、カーブ入口の曲率半径Rinと(18)式を用いて(32)式で表される。
Figure 2008012975
以上より、自車位置からカーブ入口までの距離Dinは、zとkを用いて(33)式で表すことができるので、緩和区間の特性を利用したカーブ入口の判定が可能となる。
Din=z+k ・・・(33)
また、カメラの検出範囲Cより遠方のカーブ入口を予測することができるため、早期に目標速度の切り替えを行うことが可能となる。
次に、第6の制御例として、道路情報取得手段3によるカーブ入口地点の情報と、道路形状取得手段40によるカーブ入口地点の情報が異なった場合の制御方法について説明する。
図23は、自車前方の道路状況と目標速度の遷移の様子を示したグラフである。図23においては、直線路2301とカーブ路2302から構成されている道路2300を車両2310が走行している場合を想定している。
まず、第1目標速度演算手段22は、第1の目標速度を、地点Snから減速を開始して、地点Bnで減速が終了するように演算する。ここで、地点Bnは、道路情報取得手段3により得られたカーブの入口地点示す。図23において、第1の目標速度は破線2321で示される。
第2目標速度演算手段23は、第2の目標速度を、図10に示す第3の制御例と同様に、信頼性の高い近距離の情報のみを用いた演算とするため、カメラによりカーブ入口手前に存在する緩和区間の特性を利用してカーブ入口を判定する地点Cまでは第2の目標速度の演算を行わない。その代わりに、直線路の目標速度を出力する方法を採用する。前者の場合、第2の目標速度は、図23の点線2322で示すように、地点Cに到達したところで、地点Bcで減速が終了するように第2の目標速度を演算する。
ここで、第2の目標速度の信頼性が高い場合には第2の目標速度に従い、これを最終目標速度とする。最終目標速度は図23の実線2323で示される。なお、地点Cから地点Bcまでの距離は、カメラの検出範囲より大きいため、早期に目標速度の切り替えが可能である。
以上説明したように、第1の目標速度により事前に減速を行っているときに、第2の目標速度が緩和曲線の特性を利用して演算され、第2の目標速度の信頼性が高い場合には第2の目標速度に切り替えて減速を行うことが可能となる。これにより、カーブ進入時に真のカーブ入口で減速を終了することができるため、安定性と快適性の両立が可能となる。
また、上述した緩和区間の特性を利用してカーブ入口を判定する方法においては、カメラでの横位置の検出を1回で2箇所行う方法としても良い。また、カメラにより検出される横位置の情報を利用するのではなく、カメラにより検出される道路の曲率の情報を利用して緩和区間の特性を推定し、カーブ入口の判定を行っても良い。さらに、道路形状の検出にはカメラ以外のセンサを用いても良く、特に、緩和区間の特性が推定できればカーブ入口の予測が可能となるため、その手段は問わないことは言うまでも無い。
本発明の第1の実施形態に係る自動車の走行制御装置の概略図。 道路情報取得部3の処理内容を示すフローチャート。 カメラにより取得された画像の一例。 カーブ曲率半径の情報に応じて事前に車両を減速させる場合の概略図。 カーブ進入時における第1目標速度演算部22の処理内容を示すフローチャート。 カーブ進入時における第2目標速度演算部23の処理内容を示すフローチャート。 緩いカーブから急カーブへとカーブ曲率半径が変化する道路を示す図。 緩いカーブから急カーブへとカーブ曲率半径が変化する道路における制御状況説明図。 カーブ減速中に目標速度の切り替えが発生する場合の制御状況説明図。 第2の目標速度を遠方では演算しないシステムにおいて、カーブ減速中に目標速度の切り替えが発生する場合の制御状況説明図。 目標速度の切り替えが発生するときに、自車の加減速度を制限する場合の制御状況説明図。 道路情報の信頼性に応じて速度制御を禁止するか続行するかを決定するためのフローチャート。 速度制御が禁止されているときに、道路情報の信頼性に応じて速度制御に復帰するかしないかを決定するためのフローチャート。 カーブ入口地点に変更があったときに、目標速度の切り替えが発生する場合の制御状況説明図。 本発明の第2の実施形態に係る自動車の走行制御装置の概略図。 2つの曲率半径情報を比較して目標速度を演算する曲率半径目標速度演算部1503の処理内容を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る自動車の走行制御装置の概略図。 2つの距離情報を比較して目標速度を演算する距離目標速度演算部1703の処理内容を示すフローチャート(減速する状況)。 2つの距離情報を比較して目標速度を演算する距離目標速度演算部1703の処理内容を示すフローチャート(加速する状況)。 センタとの通信,路車間通信,車車間通信の概略図。 カメラにより取得された画像の一例であり横位置を示す概略図。 緩和曲線の特性からカーブ入口を判定する方法を示す図。 カーブ入口地点に変更があったときに、目標速度の切り替えが発生する場合の制御状態説明図。
符号の説明
1自車位置検出装置、2地図情報取得部、3道路情報取得部、
10・・・車載端末装置、
20・・・走行制御装置、21・・・速度制御部、22・・・第1目標速度演算部、23・・・第2目標速度演算部、24・・・最終目標速度演算部、25・・・駆動軸要求トルク演算部、26・・・変速機制御部、27・・・エンジン制御部、28・・・ブレーキ制御部、
50・・・セット車速、60・・・モード選択スイッチ

Claims (20)

  1. 車両走行制御システムであって、
    地図情報に応じて第1の目標速度を演算し、前記地図情報以外から得られる道路形状に応じて第2の目標速度を演算し、前記第1の目標速度と前記第2の目標速度を比較して、より低い目標速度を選択して自車の速度を制御する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両走行制御システムであって、
    現在位置を取得する手段と、
    地図情報を取得する手段と、
    車両に搭載され道路上の設置物を検出するためのセンサと、
    前記地図情報を用いて前記現在位置の前方の第1の道路形状を求める第1の道路形状算出手段と、
    前記第1の道路形状から第1の目標速度を算出する第1の目標速度算出手段と、
    前記地図情報を用いずに前記センサから検出された情報を用いて現在位置前方の第2の道路形状を求める第2の道路形状算出手段と、
    前記第2の道路形状から第2の目標速度を算出する第2の目標速度算出手段と、
    前記第1の目標速度と前記第2の目標速度を比較して、より低い目標速度を選択して自車の速度を制御する速度制御手段と
    を有することを特徴とする車両走行制御システム。
  3. 請求項2において、
    前記センサは、車線を検出する装置である
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  4. 請求項2において、
    前記第1の目標速度または前記第2の目標速度に応じた情報を乗員に報知する手段を有する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  5. 請求項2に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段は、
    走行速度を、前記第1の目標速度と前記第2の目標速度との間で切り替える際に、加減速度を所定の範囲内に制限する加減速度制限手段を備える
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  6. 請求項5記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記加減速度制限手段は、
    車両のエンジン及びブレーキ装置の少なくとも1つが発生する駆動力及び制動力の少なくとも1つを所定の範囲内に制限する手段である
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  7. 請求項5記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記加減速度制限手段は、
    前記第1の目標速度と前記第2の目標速度の2つの目標速度の繋がり部において、加減速度を所定の範囲内に制限されて連続的に変化する目標速度パターンを発生する手段である
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  8. 請求項2に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記第1の道路形状の算出結果の信頼性を評価する道路形状評価手段を備え、
    前記速度制御手段は、
    前記道路形状評価手段により前記第1の道路形状の検出結果の信頼性が低いと評価された場合には、走行速度の制御を停止する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  9. 請求項8記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段は、
    前記道路形状評価手段により前記第1の道路形状の算出結果の信頼性が低いと評価された場合、加減速度の遷移の急変が生じないように走行速度を制御した後に、走行速度の制御を停止する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  10. 請求項8に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段による走行速度の制御を停止する際に、乗員に警告音または画面表示で情報を報知する手段を備える
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  11. 請求項8に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段は、
    前記道路形状評価手段により前記第1の道路形状の算出結果の信頼性が低いと評価され、走行速度の制御を停止している場合に、前記道路形状評価手段による前記第1の道路形状の算出結果の信頼性が高いと評価されると、走行速度の制御を再開する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  12. 請求項11記載の車両走行制御システムにおいて、
    走行速度の制御を再開する際に、その旨を警告音または画面表示で報知する手段を備える
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  13. 地図情報から第1の曲率半径情報を取得する第1曲率半径情報取得手段と、
    前記地図情報以外から得られる道路形状から第2の曲率半径情報を取得する第2曲率半径情報取得手段と、
    前記第1の曲率半径情報と前記第2の曲率半径情報を比較して、より小さい曲率半径情報を選択して、目標速度を演算し、演算された目標速度に応じて自車の速度を制御する速度制御手段と
    を備えることを特徴とする車両走行制御システム。
  14. 請求項13記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段は、
    前記第1の曲率半径情報と前記第2の曲率半径情報を比較して、より小さい曲率半径情報を選択して目標速度を演算する際には、加減速度の遷移に急変が生じないような目標速度を設定する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  15. 地図情報を用いて現在位置から所定地点までの距離を取得する第1距離情報取得手段と、
    前記地図情報以外から得られる道路形状により現在位置から所定地点までの距離を取得する第2距離情報取得手段と、
    前記第1距離情報取得手段により取得される第1距離情報と前記第2距離情報取得手段により取得される第2距離情報を比較して、走行速度を減速させる場合には、より短い距離情報を選択し、走行速度を加速させる場合には、より長い距離情報を選択し、選択された距離情報に応じて目標速度を演算し、演算された目標速度に応じて自車の速度を制御する速度制御手段と
    を備えたことを特徴とする車両走行制御システム。
  16. 請求項15記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記所定距離は、
    現在位置から、カーブ入口地点、カーブ出口地点、一時停止線、料金所ゲート及び交差点のうちの少なくとも1つの地点までの距離である
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  17. 請求項15に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段は、
    前記第1距離情報と前記第2距離情報を比較して目標速度を演算する際には、加減速度の遷移に急変が生じないような目標速度を設定する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  18. 請求項2に記載の車両走行制御システムにおいて
    前記第2の道路形状算出手段は、
    道路の緩和区間の特性を推定することにより、前記第1の道路形状を求める
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  19. 請求項18に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記第2の道路形状算出手段は、
    前記第1の道路形状算出手段により検出された道路形状と前記緩和区間の特性に応じて現在位置前方の道路の形状を予測する
    ことを特徴とする車両走行制御システム。
  20. 請求項19に記載の車両走行制御システムにおいて、
    前記速度制御手段は、
    前記第1の目標速度に応じて走行速度を制御し、前記第2の目標速度の信頼性が高い場合は、前記第1の目標速度から前記第2の目標速度に切り替えて自車の速度を制御することを特徴とする自動車の走行制御システム。
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