JP2008001151A - 空調装置の吹出口構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調風の風量、風速を十分に確保すると共に指向性にも優れ、しかも、車室内への吹出口を薄い構造とする。
【解決手段】吹出口構造10では、ケース12内の流れ方向中間部13に設けられた一対のフィン16がその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、吹出口20に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、吹出口20を薄い構造にできる。また、一対のフィン16で空調風の吹出方向を変更でき、フィン16の数が少ないので、ケース12内の流路における空調風の流れを阻害せず、ケース12内の流路の有効断面積を確保できる。これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィン16の数を減らすことでフィン16の一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調装置の吹出口構造に係り、特に、車室内の吹出口から吹き出される空調風の吹出方向を変更することが可能な構成を備えた空調装置の吹出口構造に関する。
従来、この種の空調装置の吹出口構造としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1には、空調用レジスタの例が開示されている。この特許文献1に記載の例では、下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口されたリテーナが設けられている。このリテーナの車室内への吹出口には、複数のフィンが設けられている。そして、この例では、複数のフィンの角度を変更することで、この角度に応じた方向へ車室内の吹出口から空調風を吹き出させる構成となっている。
特開2005−306224号公報 特開平5−332607号公報 特開平4−95257号公報
しかしながら、上述のように、リテーナの車室内への吹出口に複数のフィンが設けられた吹出口構造では、複数のフィンが吹出口に位置するため、このフィンにより車室内への吹出口の実開口面積が減少する。また、フィンを最大に傾けて空調風の吹出方向を変更する場合、複数のフィンのうち吹出口の壁面に近づけて配置されたフィンによって吹出口に空調風が滞留する領域が形成されてしまい、車室内への吹出口の実開口面積が減少する。従って、車室内への吹出口の実開口面積が減少することにより、空調風の風量、風速が不十分となる。
一方、空調風の風量、風速を確保するためには、リテーナの車室内への吹出口を拡大する必要がある。ところが、車室内への吹出口を拡大した場合には、車室内への吹出口を車両上下方向又は左右方向に薄い構造とすることが困難となる。特に、近年、スラント(傾斜)を有するインストルメントパネルの採用が増加傾向にあるため、車室内への吹出口を薄い構造としてインストルメントパネルの設計の自由度を向上しつつ、空調風の指向性にも優れた空調装置の吹出口構造が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、空調風の風量、風速を十分に確保すると共に指向性にも優れ、しかも、車室内への吹出口を薄い構造とすることが可能な空調装置の吹出口構造を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の空調装置の吹出口構造は、下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、前記流路部材内の流れ方向中間部に、前記流路部材に対する姿勢を変更可能に設けられた一対のフィンと、操作部の操作に連動して前記一対のフィンの少なくとも一方の姿勢を変更し、前記吹出口から前記一対のフィンの姿勢に応じた方向へ空調風を吹き出させる吹出方向変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の空調装置の吹出口構造では、空調装置から空調風が吹き出されると、この空調風は流路部材を通じて車室内に開口する吹出口から吹き出される。ここで、流路部材には、その流れ方向中間部に、この流路部材に対する姿勢を変更可能に一対のフィンが設けられている。そして、この一対のフィンの姿勢は、操作部の操作に連動して吹出方向変更手段により変更される。従って、空調装置から空調風が吹き出されているときに、操作部の操作に連動して一対のフィンの姿勢が変更された場合には、空調装置からの空調風は、車室内の吹出口から一対のフィンの姿勢に応じた方向へ吹き出される。
このように、請求項1に記載の空調装置の吹出口構造によれば、流路部材内の流れ方向中間部に設けられた一対のフィンがその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、流路部材の吹出口に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネルの設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、上述の如く、一対のフィンで空調風の吹出方向を変更でき、フィンの数が少ないので、流路部材内の流路における空調風の流れを阻害せず、流路部材内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィンの数を減らすことでフィンの一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
請求項2に記載の空調装置の吹出口構造は、請求項1に記載の空調装置の吹出口構造において、前記吹出方向変更手段は、前記操作部の操作力を受けて前記一対のフィンを同一方向に回動させる第一の駆動部と、前記第一の駆動部によって前記一対のフィンが同一方向に回動されるときに、前記一対のフィンの回動角度に応じて前記一対のフィンのなす角度を変更する第二の駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の空調装置の吹出口構造では、操作部から操作力が入力されると、第一駆動部により一対のフィンが同一方向に回動される。また、この一対のフィンが同一方向に回動されるときに、第二の駆動部により一対のフィンのなす角度が一対のフィンの回動角度に応じて変更される。そして、このように一対のフィンの姿勢が変更されることで空調風の吹出方向が変更される。このように、請求項2に記載の空調装置の吹出口構造によれば、第一の駆動部及び第二の駆動部により一対のフィンを協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
請求項3に記載の空調装置の吹出口構造は、請求項1に記載の空調装置の吹出口構造において、前記吹出方向変更手段は、前記操作部の操作力を受けて回動される回動体と、前記回動体の第一の回動範囲で前記回動体の回動力を利用して前記一対のフィンの一方を回動させる第一の駆動部と、前記回動体の前記第一の回動範囲と異なる第二の回動範囲で前記回動体の回動力を利用して前記一対のフィンの他方を回動させる第二の駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の空調装置の吹出口構造では、操作部から操作力が入力されると、回動体が回動される。このとき、回動体の第一の回動範囲では、第一の駆動部により一対のフィンの一方が回動される。また、回動体の第一の回動範囲と異なる第二の回動範囲では、第二の駆動部により一対のフィンの他方が回動される。そして、このように一対のフィンの姿勢が変更されることで空調風の吹出方向が変更される。このように、請求項3に記載の空調装置の吹出口構造によれば、第一の駆動部及び第二の駆動部により一対のフィンを協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
請求項4に記載の空調装置の吹出口構造は、請求項1に記載の空調装置の吹出口構造において、前記吹出方向変更手段は、前記操作部の操作力を受けて前記一対のフィンの一方を回動させる第一の駆動部と、前記第一の駆動部と連動して前記一対のフィンの他方を回動させる第二の駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の空調装置の吹出口構造では、操作部から操作力が入力されると、第一駆動部により一対のフィンの一方が回動される。また、この第一の駆動部と連動して第二の駆動部が作動し、この第二の駆動部により一対のフィンの他方が回動される。そして、このように一対のフィンの姿勢が変更されることで空調風の吹出方向が変更される。このように、請求項4に記載の空調装置の吹出口構造によれば、第一の駆動部及び第二の駆動部により一対のフィンを協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
また、前記課題を解決するために、請求項5に記載の空調装置の吹出口構造は、下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、操作部の操作力を受けて回動される回動体と、それぞれ前記回動体の回動軸から離れた位置に配置されると共に前記回動体に回転自在に支持された一対のピニオンと、前記一対のピニオン間に配置されて前記一対のピニオンに噛合されると共に、前記回動体の回動に伴って前記一対のピニオン間を進退動するラックと、前記流路部材内の流れ方向中間部に配置され、前記一対のピニオンのそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンと、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の空調装置の吹出口構造では、操作部から操作力が入力されると、回動体が回動される。このとき、回動体には、一対のピニオンを介して一対のフィンが一体的に設けられている。従って、一対のフィンが回動体の回動により同一方向に回動される。また、この一対のフィンが同一方向に回動されるときには、ラックが一対のピニオン間を進退動する。従って、一対のピニオンが互いに異なる方向へ回転されて、この一対のピニオンのそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンのなす角度が回動体の回動角度に応じて変更される。そして、このように一対のフィンの姿勢が変更されることで空調風の吹出方向が変更される。このように、請求項5に記載の空調装置の吹出口構造によれば、第一の駆動部及び第二の駆動部により一対のフィンを協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
また、請求項5に記載の空調装置の吹出口構造によれば、一対のフィンが流路部材内の流れ方向中間部に設けられている。そして、この一対のフィンがその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、流路部材の吹出口に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネルの設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、上述の如く、一対のフィンで空調風の吹出方向を変更でき、フィンの数が少ないので、流路部材内の流路における空調風の流れを阻害せず、流路部材内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィンの数を減らすことでフィンの一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
また、前記課題を解決するために、請求項6に記載の空調装置の吹出口構造は、下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、操作部の操作力を受けて回動される回動体と、前記回動体に一体的に設けられた一対の係止部と、前記回動体の互いに異なる回動範囲で前記一対の係止部のそれぞれに係止されて揺動される一対のアーム部材と、前記流路部材内の流れ方向中間部に配置され、前記一対のアーム部材のそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンと、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の空調装置の吹出口構造では、操作部から操作力が入力されると、回動体が回動される。このとき、回動体の第一の回動範囲では、一対のアーム部材の一方が一対の係止部の一方に係止されて揺動される。ここで、この一対のアーム部材の一方には、一対のフィンの一方が一体的に設けられている。従って、回動体の第一の回動範囲では、一対のアーム部材の一方の揺動に伴い一対のフィンの一方が回動される。また、回動体の第一の回動範囲とは異なる第二の回動範囲では、一対のアーム部材の他方が一対の係止部の他方に係止されて揺動される。ここで、この一対のアーム部材の他方には、一対のフィンの他方が一体的に設けられている。従って、回動体の第二の回動範囲では、一対のアーム部材の他方の揺動に伴い一対のフィンの他方が回動される。そして、このように一対のフィンの姿勢が変更されることで空調風の吹出方向が変更される。このように、請求項6に記載の空調装置の吹出口構造によれば、第一の駆動部及び第二の駆動部により一対のフィンを協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
また、請求項6に記載の空調装置の吹出口構造によれば、一対のフィンが流路部材内の流れ方向中間部に設けられている。そして、この一対のフィンがその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、流路部材の吹出口に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネルの設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、上述の如く、一対のフィンで空調風の吹出方向を変更でき、フィンの数が少ないので、流路部材内の流路における空調風の流れを阻害せず、流路部材内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィンの数を減らすことでフィンの一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
また、前記課題を解決するために、請求項7に記載の空調装置の吹出口構造は、下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、互いに噛合され、操作部の操作力を受けて回動される一対のギアと、前記流路部材内の流れ方向中間部に配置され、前記一対のギアのそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンと、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の空調装置の吹出口構造では、操作部から操作力が入力されると、互いに噛合された一対のギアが回動される。このとき、一対のギアには一対のフィンがそれぞれ一体的に設けられている。従って、一対のフィンが一対のギアの回動により互いに異なる方向へ回動される。そして、このように一対のフィンの姿勢が変更されることで空調風の吹出方向が変更される。このように、請求項7に記載の空調装置の吹出口構造によれば、第一の駆動部及び第二の駆動部により一対のフィンを協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
また、請求項7に記載の空調装置の吹出口構造によれば、一対のフィンが流路部材内の流れ方向中間部に設けられている。そして、この一対のフィンがその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、流路部材の吹出口に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネルの設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、上述の如く、一対のフィンで空調風の吹出方向を変更でき、フィンの数が少ないので、流路部材内の流路における空調風の流れを阻害せず、流路部材内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィンの数を減らすことでフィンの一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
請求項8に記載の空調装置の吹出口構造は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の空調装置の吹出口構造において、前記流路部材の流れ方向中間部は、前記吹出口よりも断面積が大きいことを特徴とする。
請求項8に記載の空調装置の吹出口構造では、流路部材の流れ方向中間部が吹出口よりもその断面積が大きく設定されている。従って、流路部材内の流路の有効断面積をより確保できる。しかも、この流れ方向中間部の断面積を一対のフィンの回動軸と直交する方向に拡大すれば、この吹出口よりも断面積が大きい流路部材の流れ方向中間部に配置される一対のフィンの一枚当たりの大きさ及びフィンの姿勢変化量を拡大できる。これにより、空調風の指向性をさらに向上できる。
以上詳述したように、本発明によれば、空調風の風量、風速を十分に確保すると共に指向性にも優れ、しかも、車室内への吹出口を薄い構造とすることが可能となる。
[第一実施形態]
はじめに、図1乃至図8を参照しながら、本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造10の構成について説明する。
図1乃至図8は、本発明の第一実施形態を示す図であり、図1は、空調装置の吹出口構造10の全体構成を示す斜視図、図2は、上下風向変更機構14及び一対のフィン16の構成を示す分解斜視図、図3乃至図5は、一対のフィン16の動作を説明する断面図(図1のA−A線断面図)、図6は、図1のB−B線断面図、図7,図8は、空調装置の吹出口構造10を図6のC−C線、D−D線で切断した断面図である。なお、各図において、矢印Fr、矢印Up、矢印Outは、車両前後方向前側、車両上下方向上側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造10は、車両に搭載されたインストルメントパネル82に一体的に設置されている。この空調装置の吹出口構造10は、流路部材としてのケース12と、上下風向変更機構14と、一対のフィン16(図2参照)と、を主要な構成として備えている。
ケース12は、車両前後方向両端部に開口部18,20を有する筒状体で構成されている。このケース12において、開口部18は、上流側とされて空調装置のダクト80に連結されており、開口部20は、下流側とされてインストルメントパネル82に吹出口として開口されている(以下、この開口部20を吹出口20と称する)。なお、ケース12の吹出口20には、格子22が一体的に設けられている。
また、このケース12の上壁24は、図3乃至図5に示されるように、ダクト80の上壁に連続し、下流側に向かうに従って車両上下方向下側に向かうように傾斜して形成されている。一方、ケース12の下壁26は、その上流面26Aが下流側に向かうに従って車両上下方向下側へ向かうように傾斜して形成され、この上流面26Aに連続する中間面26Bが車両前後方向に沿って延びるように水平に形成され、この中間面26Bから吹出口20に連続する下流面26Cが下流側に向かうに従って車両上下方向上側へ向かうように傾斜して形成されている。そして、このケース12では、上壁24及び下壁26が上述の如く形成されることで、その流れ方向中間部13の方が吹出口20よりも流路断面積(車両上下方向の断面積)が大きく設定されている。
また、図2に示されるように、ケース12の側壁28には、後述する上下風向変更機構14の操作ダイヤル42及び第一ギア44をそれぞれ回転自在に支持するための一対の係止突起30,32と、第二ギア46を回転自在に支持するための支持部34と、が設けられている。支持部34は、側面視円形状の環状壁部36と、この環状壁部36の上下部に一体的に設けられた一対の係止突起38と、を備えて構成されている。
また、ケース12の側壁28には、環状壁部36の内側にカム溝40が形成されている。このカム溝40は、図6に示されるように、環状壁部36の中心から径方向にずれた位置に曲線状に形成されている。また、このカム溝40は、その長手方向中央部40Aと環状壁部36の中心との距離の方がその長手方向両端部40B,40Cと環状壁部36の中心との距離よりも長くなるように形成されている。
上下風向変更機構14は、後述する一対のフィン16の角度を変更するためのものであり、図2,図6に示されるように、操作ダイヤル42と、第一ギア44と、第二ギア46と、ラック48と、一対のピニオン50と、を有して構成されている。
操作ダイヤル42は、その中央部に板厚方向に貫通する係止孔52を有して構成されている。この操作ダイヤル42は、図6,図7に示されるように、上述のケース12の側壁28に突設された係止突起30に係止孔52が係止されることで、ケース12に回転自在に支持されている。また、操作ダイヤル42は、上述の如くケース12の側壁28に固定された状態では、図1,図6に示されるように、その一部がインストルメントパネル82の孔部84から車室内へ露出する構成とされている。また、この操作ダイヤル42は、その外周面に周方向に沿ってギアが形成された歯車で構成されている。
第一ギア44は、その中央部に板厚方向に貫通する係止孔54を有して構成されている。この第一ギア44は、図6,図7に示されるように、ケース12の側壁28に突設された係止突起32に係止孔54が係止されることで、ケース12に回転自在に支持されている。また、この第一ギア44は、上述の操作ダイヤル42に噛合されている。
第二ギア46は、図2に示されるように、その中心から径方向に離れた二箇所の位置に周方向に延びる一対の係止孔56を有して構成されている。この第二ギア46は、ケース12の側壁28に突設された一対の係止突起38に係止孔56がそれぞれ係止されることで、ケース12に回転自在に支持されている。また、この第二ギア46には、一対の係止孔56よりも径方向内側の位置で第二ギア46の回動軸から離れた位置に一対の支持突起58が設けられている。さらに、この第二ギア46は、上述の第一ギア44に噛合されている。
一対のピニオン50は、図2,図8に示されるように、第二ギア46側の中央部に軸方向に延びる支持孔60を有して構成されている。このピニオン50は、上述の第二ギア46に形成された支持突起58に支持孔60が回転自在に挿入されることで、第二ギア46にそれぞれ回転自在に支持されている。また、このピニオン50は、第二ギア46に支持された状態では、ケース12の環状壁部36の内側に収容されている。また、このピニオン50は、支持孔60と反対側に角孔62を有して構成されている。
ラック48は、図2に示されるように、断面四角状の棒状体で構成されており、その上下面にギアが形成された構成とされている。このラック48は、上述の一対のピニオン50に挟持されると共に、この一対のピニオン50にそれぞれ噛合されている。また、このラック48の長手方向一端部には、図2,図7に示されるように、ケース12の側壁28側へ延びるピン64が設けられている。このピン64は、上述のカム溝40に移動自在に挿入されている。
一対のフィン16は、図3乃至図5に示されるように、ケース12内に配置されている。また、この一対のフィン16は、図2に示されるように、車両幅方向に沿って延在する羽根66をそれぞれ有して構成されている。さらに、この一対のフィン16には、車両幅方向端側の部分に車両幅方向外側に延びる断面四角状の固定突起68が設けられている。そして、この一対のフィン16は、図8に示されるように、上述のピニオン50に設けられた角孔62に固定突起68が嵌合されることで、一対のピニオン50と一体的に回動される構成とされている。
また、一対のフィン16は、ピニオン50に上述の如く固定された状態では、図3乃至図5に示されるように、互いの羽根66が向かい合って配置されると共に、互いの回動軸側の端部16Cが所定の隙間70を有するように近接して配置されている。なお、この一対のフィン16の回動軸側の端部16Cの隙間70は、図3に示されるように、一対のフィン16が上下中間位置に回動されたときに、この一対のフィン16の間に空調風を十分に取り込むことが可能な寸法に設定されている。
次に、本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造10の作用について説明する。
本実施形態の空調装置の吹出口構造10では、図示しない空調装置の吹出口から空調風が吹き出されると、この空調風はケース12を通じて吹出口20から吹き出される。このとき、図6に示される如く操作ダイヤル42を上側(R1側)へ回転操作すると、第一ギア44を介して第二ギア46が操作ダイヤル42と同じ側(R3側)に回転し、この第二ギア46に一体的に設けられたピニオン50と共に一対のフィン16が図4に示される如く上側(R5側)に回動する。
また、ラック48は、図6に示されるように一対のピニオン50に挟持されていることで第二ギア46と同様にR3側に回動するが、このとき図6に示されるようにピン64がカム溝40の長手方向端部40Bへ移動することで、図4に示される如く車両前後方向前側(X1側)に移動する。また、このようにしてラック48が移動すると、このラック48に噛合されたピニオン50がR7側に回転し、一対のフィン16が互いに接近する方向(R9側)に相対的に回動する。
そして、本実施形態では、図6に示される操作ダイヤル42を上側(R1)側に回転操作して最上位置とすると、図4に示される如く、一対のフィン16は、上側(R5側)に回動された状態となってその自由端側の端部16Dがケース12の上壁24に当接される。また、このときには、一対のフィン16が互いに接近する方向(R9側)に相対的に回動されてその自由端側の端部16Dが閉じた状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン16のうち下側に配置されたフィン16Bと、下壁26の下流面26Cとによって上向きの流路72が形成されて、吹出口20からは上向きの指向性の高い空調風Xが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Xが得られる。
一方、上述の状態から、図6に示される如く、操作ダイヤル42を下側(R2側)に回転操作すると、第一ギア44を介して第二ギア46が操作ダイヤル42と同じ側(R4側)に回転し、この第二ギア46に一体的に設けられたピニオン50と共に一対のフィン16が図4に示される如く下側(R6側)に回動する。
また、ラック48は、図6に示されるように一対のピニオン50に挟持されていることで第二ギア46と同様にR4側に回動するが、このとき図6に示されるようにピン64がカム溝40の長手方向中央部40Aへ移動することで、図3に示される如く車両前後方向後側(X2側)に移動する。また、このようにしてラック48が移動すると、このラック48に噛合されたピニオン50がR8側に回転し、一対のフィン16が互いに離間する方向(R10側)に相対的に回動する。
そして、本実施形態では、図6に示される操作ダイヤル42を上下中間位置とすると、図3に示される如く、一対のフィン16は、上下中間位置に位置された状態となると共に、互いに離間する方向(R10側)に相対的に回動された状態となってその自由端側の端部16Dが開いた状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン16と、ケース12の上壁24及び下壁26とによって水平向きの流路74が形成されて、吹出口20からは指向性の高い水平向きの空調風Yが吹き出される。
また、このとき、ケース12の下流側において、一対のフィン16の間に空調風が通過されるので、吹出口20からは指向性のより高い水平向きのスポット風Y’が吹き出される。さらに、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Yが得られる。また、このときには、一対のフィン16を境にした上下位置を通過する空調風が吹出口20で合流するので、吹出口20からは、より大きな風量及び風速が得られる。
さらに、上述の状態から、図6に示される如く操作ダイヤル42を下側(R2側)へさらに回転操作すると、第一ギア44を介して第二ギア46が操作ダイヤル42と同じ側(R4側)に回転し、この第二ギア46に一体的に設けられたピニオン50と共に一対のフィン16が図5に示される如く下側(R6側)に回動する。
また、ラック48は、図6に示されるように一対のピニオン50に挟持されていることで第二ギア46と同様にR4側に回動するが、このとき図6に示されるようにピン64がカム溝40の長手方向端部40Cへ移動することで、図5に示される如く車両前後方向前側(X1側)に移動する。また、このようにしてラック48が移動すると、このラック48に噛合されたピニオン50がR7側に回転し、一対のフィン16が互いに接近する方向(R9側)に相対的に回動する。
そして、本実施形態では、操作ダイヤル42を下側(R2)側に回転操作して最下位置とすると、図5に示される如く、一対のフィン16は、下側(R6側)に回動された状態となってその自由端側の端部16Dがケース12の下壁26に当接される。また、このときには、一対のフィン16が互いに接近する方向(R9側)に相対的に回動されてその自由端側の端部16Dが閉じた状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン16と上壁24とによって下向きの流路76が形成されて、吹出口20からは下向きの指向性の高い空調風Zが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Zが得られる。
ここで、比較例と比較しながら、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造10の作用をより明確化する。図22には、比較例に係る空調装置の吹出口構造300を示す断面図が示されている。図22に示される比較例に係る空調装置の吹出口構造300では、ケース312の吹出口320に上下吹出方向変更用のフィン316が複数設けられている。
この比較例に係る空調装置の吹出口構造300のように、ケース312の吹出口320に上下吹出方向変更用のフィン316を複数設けた場合、複数のフィン316が吹出口320に位置するため、このフィン316により吹出口320の実開口面積が減少する。また、フィン316を想像線(二点鎖線)で示される如く最大に傾けて空調風の吹出方向を変更する場合、複数のフィン316のうちケース312の壁面326に近づけて配置されたフィン316Aによって吹出口320に空調風が滞留する領域Aが形成されてしまい、吹出口320の実開口面積が減少する。従って、吹出口320の実開口面積が減少することにより、空調風の風量、風速が不十分となる。
また、空調風の風量、風速を確保するためには、吹出口320を拡大する必要があるが、吹出口320を拡大した場合には、吹出口320を車両上下方向又は左右方向に薄い構造とすることが困難となる。
これに対し、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造10によれば、上述の如く、ケース12内の流れ方向中間部13に設けられた一対のフィン16がその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、ケース12の吹出口20に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口20の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口20を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口20を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネル82の設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造10によれば、上述の如く、一対のフィン16で空調風の吹出方向を変更でき、フィン16の数が少ないので、ケース12内の流路における空調風の流れを阻害せず、ケース12内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口20の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィン16の数を減らすことでフィン16の一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造10によれば、ケース12の流れ方向中間部13が吹出口20よりもその流路断面積が大きく設定されている。従って、ケース内の流路の有効断面積をより確保できる。しかも、この吹出口20よりも流路断面積が大きいケース12の流れ方向中間部13に一対のフィン16を配置することで、フィン16の一枚当たりの大きさ及びフィン16の姿勢変化量を拡大できる。これにより、空調風の指向性をさらに向上できる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造10では、上述の如く、ケース12の吹出口20に上下吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、これにより、吹出口20でフィンに空調風が干渉することによる騒音の発生も防止することが可能となる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造10では、上述の如く、複数のギアやラック&ピニオンを用いた簡単な機構により、一対のフィン16を協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
次に、本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造10の変形例について説明する。
上記実施形態では、空調装置の吹出口構造10により空調風の吹出方向が上下に変更されるように構成されていたが、空調装置の吹出口構造10により空調風の吹出方向が左右に変更されるように構成されていても良い。
[第二実施形態]
次に、図9乃至図15を参照しながら、本発明の第二実施形態に係る空調装置の吹出口構造110の構成について説明する。
図9乃至図15は、本発明の第二実施形態を示す図であり、図9は、空調装置の吹出口構造110の全体構成を示す斜視図、図10は、上下風向変更機構114及び一対のフィン116の構成を示す分解斜視図、図11乃至図13は、一対のフィン116の動作を説明する断面図(図9のE−E線断面図)、図14,図15は、上下風向変更機構114の構成を示す説明図(図10のF−F線断面図)である。なお、各図において、矢印Fr、矢印Up、矢印Outは、車両前後方向前側、車両上下方向上側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。
本発明の第二実施形態に係る空調装置の吹出口構造110は、上述の本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造10に対し、次の如く変更を加えたものである。従って、本発明の第二実施形態では、上述の第一実施形態と異なる点について説明し、上述の第一実施形態と同一の構成については同一の符号を用いることとしてその説明を省略する。
本発明の第二実施形態に係る空調装置の吹出口構造110において、上下風向変更機構114は、後述する一対のフィン116の角度を変更するためのものであり、図10に示されるように、操作ダイヤル142と、第一レバー144と、第二レバー146と、を有して構成されている。
操作ダイヤル142は、その中央部に板厚方向に貫通する係止孔148を有して構成されている。この操作ダイヤル142は、図9に示されるように、上述のケース12の側壁28に突設された係止突起130に係止孔148が係止されることで、ケース12に回転自在に支持されている。また、操作ダイヤル142は、上述の如くケース12の側壁28に固定された状態では、ダイヤル本体部150の一部がインストルメントパネル82の孔部84から車室内へ露出する構成とされている。
さらに、この操作ダイヤル142には、ダイヤル本体部150と一体的にアーム連結部152が形成されている。このアーム連結部152には、第一カム溝154及び第二カム溝156が設けられている。第一カム溝154は、ダイヤル本体部150の周方向に沿って延びる逃げ溝154Aと、ダイヤル本体部150の径方向に沿って延びる可動溝154Bとで構成されている。同様に、第二カム溝156は、ダイヤル本体部150の周方向に沿って延びる逃げ溝156Aと、ダイヤル本体部150の径方向に沿って延びる可動溝156Bとで構成されている。
第一レバー144は、その長手方向一端側に長手方向と直交する方向に突出するピン158を備え、その長手方向他方側に板厚方向に貫通する角孔160を有して構成されている。第一レバー144のピン158は、図14に示されるように、上述の操作ダイヤル142に形成された第一カム溝154に移動自在に挿入されている。
第二レバー146は、その長手方向一端側に長手方向と直交する方向に突出するピン162を備え、その長手方向他方側に同じく長手方向と直交する方向に沿って延びる連結バー164を有して構成されている。第二レバー146のピン162は、図15に示されるように、上述の操作ダイヤル142に形成された第二カム溝156に移動自在に挿入されている。
一対のフィン116は、図11乃至図13に示されるように、ケース12内に配置されている。また、この一対のフィン116は、車両幅方向に沿って延在する羽根166をそれぞれ有して構成されている。さらに、この一対のフィン116のうち上側のフィン116Aには、図10に示されるように、車両前後方向前側で車両幅方向端側の部分に連結部167が設けられている。この連結部167には、車両幅方向外側に延びる断面四角状の固定突起168と、車両幅方向に延びる支持孔169が設けられている。一方、一対のフィン116のうち下側のフィン116Bには、車両前後方向前側の部分に連結部170が設けられている。この連結部170には、車両幅方向に延びる固定孔171が設けられている。
そして、この一対のフィン116のうち上側のフィン116Aは、上述の第一レバー144に設けられた角孔160に固定突起168が嵌合されることで、第一レバー144と一体的に回動される構成とされている。また、一対のフィン116のうち下側のフィン116Bは、第二レバー146に設けられた連結バー164が第一レバー144の角孔160及び上側のフィン116Aの支持孔169に遊挿された後に固定孔171に嵌入されることで、第二レバー146と一体的に回動される構成とされている。また、一対のフィン116は、第一レバー144及び第二レバー146にそれぞれ上述の如く固定された状態では、互いの羽根166が向かい合うように配置されている。
次に、本発明の第二実施形態に係る空調装置の吹出口構造110の作用について説明する。
本実施形態の空調装置の吹出口構造110では、図示しない空調装置の吹出口から空調風が吹き出されると、この空調風はケース12を通じて吹出口20から吹き出される。このとき、図14に示される如く操作ダイヤル142を下側(R11側)へ回転操作すると、操作ダイヤル142に形成された第一カム溝154のうち可動溝154Bをピン158が移動することで、第一レバー144がR13側に回動し、一対のフィン116のうちこの第一レバー144に一体的に固定された上側のフィン116Aが図12に示される如く上側(R15側)に回動する。
なお、上述の如く、操作ダイヤル142を下側(R11側)へ回転操作しても、図15に示される如く、操作ダイヤル142に形成された第二カム溝156のうち逃げ溝156Aをピン162が移動するだけで、第二レバー146は略水平な上下中間位置に維持される。また、一対のフィン116のうちこの第二レバー146に一体的に固定された下側のフィン116Bも、図12に示される如く、下流側に向かうに従って車両上下方向上側に向かう傾斜した状態に維持される。
そして、本実施形態では、図14,図15に示される操作ダイヤル142を下側(R11)側に回転操作して最下位置とすると、図12に示される如く、一対のフィン116のうち、上側のフィン116Aは、上側(R15側)に回動された状態となってその自由端側の端部116Dがケース12の上壁24に当接された状態とされる。また、下側のフィン116Bは、第二レバー146と共に回動されず、下流側に向かうに従って車両上下方向上側に向かう傾斜した状態に維持される。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン116のうち下側に配置されたフィン116Bと、下壁26の下流面26Cとによって上向きの流路172が形成されて、吹出口20からは上向きの指向性の高い空調風Xが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Xが得られる。
一方、上述の状態から、図14に示される操作ダイヤル142を上側(R12側)に回転操作すると、操作ダイヤル142に形成された第一カム溝154のうち可動溝154Bをピン158が移動することで、第一レバー144がR14側に回動し、一対のフィン116のうちこの第一レバー144に一体的に固定された上側のフィン116Aが図12に示される如く下側(R16側)に回動する。
なお、上述の如く、操作ダイヤル142を上側(R12側)へ回転操作しても、図15に示される如く、操作ダイヤル142に形成された第二カム溝156のうち逃げ溝156Aをピン162が移動するだけで、第二レバー146は略水平な上下中間位置に維持される。また、一対のフィン116のうちこの第二レバー146に一体的に固定された下側のフィン116Bも、図12に示される如く、下流側に向かうに従って車両上下方向上側に向かう傾斜した状態に維持される。
そして、本実施形態では、操作ダイヤル142を上下中間位置とすると、図11に示される如く、一対のフィン116は、上下中間位置に位置された状態となると共に、互いの自由端側の端部116Dが閉じた状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン116と、ケース12の上壁24及び下壁26とによって水平向きの流路174が形成されて、吹出口20からは水平向きの指向性の高い空調風Yが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Yが得られる。また、このときには、一対のフィン116を境にした上下位置を通過する空調風が吹出口20で合流するので、吹出口20からは、より大きな風量及び風速が得られる。
さらに、上述の状態から、図15に示される操作ダイヤル142を上側(R12側)へさらに回転操作すると、操作ダイヤル142に形成された第二カム溝156のうち可動溝156Bをピン162が移動することで、第二レバー146がR18側に回動し、一対のフィン116のうちこの第二レバー146に一体的に固定された下側のフィン116Bが図13に示される如く下側(R16側)に回動する。
なお、上述の如く、操作ダイヤル142を上側(R12側)へ回転操作しても、図14に示される如く、操作ダイヤル142に形成された第一カム溝154のうち逃げ溝154Aをピン158が移動するだけで、第一レバー144は略水平な上下中間位置に維持される。また、一対のフィン116のうちこの第一レバー144に一体的に固定された上側のフィン116Aも、図13に示される如く、上下方向中間位置に維持される。
そして、本実施形態では、操作ダイヤル142を上側(R12)側に回転操作して最上位置とすると、図13に示される如く、一対のフィン116のうち、下側のフィン116Bは、下側(R16側)に回動された状態となってその自由端側の端部116Dがケース12の下壁26に当接された状態とされる。また、上側のフィン116Aは、第一レバー144と共に回動されず、上下方向中間位置に維持される。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン116のうち上側に配置されたフィン116Aと、上壁24とによって下向きの流路176が形成されて、吹出口20からは下向きの指向性の高い空調風Zが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Zが得られる。
このように、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造110によれば、上述の如く、ケース12内の流れ方向中間部13に設けられた一対のフィン116がその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、ケース12の吹出口20に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口20の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口20を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口20を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネル82の設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造110によれば、上述の如く、一対のフィン116で空調風の吹出方向を変更でき、フィン116の数が少ないので、ケース12内の流路における空調風の流れを阻害せず、ケース12内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口20の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィン116の数を減らすことでフィン116の一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造110によれば、ケース12の流れ方向中間部13が吹出口20よりもその流路断面積が大きく設定されている。従って、ケース内の流路の有効断面積をより確保できる。しかも、この吹出口20よりも流路断面積が大きいケース12の流れ方向中間部13に一対のフィン116を配置することで、フィン116の一枚当たりの大きさ及びフィン116の姿勢変化量を拡大できる。これにより、空調風の指向性をさらに向上できる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造110では、上述の如く、ケース12の吹出口20に上下吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、これにより、吹出口でフィンに空調風が干渉することによる騒音の発生も防止することが可能となる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造110では、上述の如く、一対のレバーや、この一対のレバーを回動させるためのピン及び溝を用いた簡単な機構により、一対のフィン116を協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
次に、本発明の第二実施形態に係る空調装置の吹出口構造110の変形例について説明する。
上記実施形態では、空調装置の吹出口構造110により空調風の吹出方向が上下に変更されるように構成されていたが、空調装置の吹出口構造110により空調風の吹出方向が左右に変更されるように構成されていても良い。
[第三実施形態]
次に、図16乃至図21を参照しながら、本発明の第三実施形態に係る空調装置の吹出口構造210の構成について説明する。
図16乃至図21は、本発明の第三実施形態を示す図であり、図16は、空調装置の吹出口構造210の全体構成を示す斜視図、図17は、上下風向変更機構214及び一対のフィン216の構成を示す分解斜視図、図18乃至図20は、一対のフィン216の動作を説明する断面図(図16のG−G線断面図)、図21は、図16のH−H線断面図である。なお、各図において、矢印Fr、矢印Up、矢印Outは、車両前後方向前側、車両上下方向上側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。
本発明の第三実施形態に係る空調装置の吹出口構造210は、上述の本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造10に対し、次の如く変更を加えたものである。従って、本発明の第三実施形態では、上述の第一実施形態と異なる点について説明し、上述の第一実施形態と同一の構成については同一の符号を用いることとしてその説明を省略する。
本発明の第三実施形態に係る空調装置の吹出口構造210において、上下風向変更機構214は、後述する一対のフィン216の角度を変更するためのものであり、図17に示されるように、操作ダイヤル242と、第一ギア243と、第二ギア244と、第三ギア245と、を有して構成されている。
操作ダイヤル242は、その中央部に板厚方向に貫通する係止孔246を有して構成されている。この操作ダイヤル242は、図16,図17に示されるように、ケース12の側壁28に突設された係止突起230に係止孔246が係止されることで、ケース12に回転自在に支持されている。また、操作ダイヤル242は、上述の如くケース12の側壁28に固定された状態では、その一部がインストルメントパネル82の孔部84から車室内へ露出する構成とされている。また、この操作ダイヤル242は、その外周面に周方向に沿ってギアが形成された歯車で構成されている。
第一ギア243は、その中央部に板厚方向に貫通する係止孔247を有して構成されている。この第一ギア243は、図16,図17に示されるように、ケース12の側壁28に突設された係止突起232に係止孔247が係止されることで、ケース12に回転自在に支持されている。また、この第一ギア243は、上述の操作ダイヤル242に噛合されている。
第二ギア244、第三ギア245は、図17に示されるように、その中央部に板厚方向に貫通する嵌合孔248,250をそれぞれ有して構成されている。一方、一対のフィン216は、回動軸側の端部216Cにそれぞれ車両幅方向外側に向けてピン268,270が突設されて構成されている。そして、このピン268,270は、ケース12の側壁28に形成された支持孔234,236に遊挿された後に第二ギア244及び第三ギア245の各嵌合孔248,250に嵌合されている。
そして、これにより、一対のフィン216と第二ギア244及び第三ギア245とは、一体的に固定されると共にケース12に対して回転自在に支持されている。また、一対のフィン216は、ケース12にそれぞれ上述の如く固定された状態では、互いの羽根266が空調風の流れの方向の上流側と下流側とに並ぶように配置されている。
また、この一対のフィン216のうち下流側に配置されたフィン216Aに一体的に固定された第二ギア244は、上述の第一ギア243に噛合されており、この一対のフィン216のうち上流側に配置されたフィン216Bに一体的に固定された第三ギア245は、上述の第二ギア244に噛合されている。
次に、本発明の第三実施形態に係る空調装置の吹出口構造210の作用について説明する。
本実施形態の空調装置の吹出口構造210では、図示しない空調装置の吹出口から空調風が吹き出されると、この空調風はケース12を通じて吹出口20から吹き出される。このとき、図21に示される如く操作ダイヤル242を上側(R21側)へ回転操作すると、第一ギア243を介して第二ギア244が操作ダイヤル242と同じ側(R23側)に回転し、この第二ギア244を介して第三ギア245が第二ギア244と反対側(R25側)へ回転する。また、これにより、この第二ギア244及び第三ギア245に一体的に設けられた一対のフィン216が図18に示される如く上側(R27側)に回動する。
そして、本実施形態では、操作ダイヤル242を上側(R21)側に回転操作して最上位置とすると、図19に示される如く、一対のフィン216は、上側(R27側)に回動された状態となってその自由端側の端部216Dがケース12の上壁24に当接された状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン216と下壁26とによって上向きの流路272が形成されて、吹出口20からは上向きの指向性の高い空調風Xが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Xが得られる。
一方、上述の状態から、図21に示される如く、操作ダイヤル242を下側(R22側)に回転操作すると、第一ギア243を介して第二ギア244が操作ダイヤル242と同じ側(R24側)に回転し、この第二ギア244を介して第三ギア245が第二ギア244と反対側(R26側)へ回転する。また、これにより、この第二ギア244及び第三ギア245に一体的に設けられた一対のフィン216が図19に示される如く下側(R28側)に回動する。
そして、本実施形態では、操作ダイヤル242を上下中間位置とすると、図18に示される如く、一対のフィン216は、上下中間位置に位置された状態とされてその自由端側の端部216Dがケース12の上壁24及び下壁26の中間に位置する状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン216と、ケース12の上壁24及び下壁26とによって水平向きの流路274が形成されて、吹出口20からは水平向きの指向性の高い空調風Yが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Yが得られる。また、このときには、一対のフィン216を境にした上下位置を通過する空調風が吹出口20で合流するので、吹出口20からは、より大きな風量及び風速が得られる。
さらに、上述の状態から、図21に示される如く操作ダイヤル242を下側(R22側)へさらに回転操作すると、第一ギア243を介して第二ギア244が操作ダイヤル242と同じ側(R24側)に回転し、この第二ギア244を介して第三ギア245が第二ギア244と反対側(R26側)へ回転する。また、これにより、この第二ギア244及び第三ギア245に一体的に設けられた一対のフィン216が図20に示される如く下側(R28側)に回動する。
そして、本実施形態では、操作ダイヤル242を下側(R22)側に回転操作して最下位置とすると、図20に示される如く、一対のフィン216は、下側(R28側)に回動された状態となって略水平状態とされると共にその自由端側の端部216Dがケース12の下壁26の上流側の端部26Dと下流側の端部26Eとにそれぞれ当接された状態とされる。従って、この状態では、ケース12の下流側において、一対のフィン216と上壁24とによって下向きの流路276が形成されて、吹出口20からは下向きの指向性の高い空調風Zが吹き出される。
また、このとき、ケース12の吹出口20には、上下吹出方向変更用のフィンが設けられていないので、吹出口20の実開口面積が確保されて、この吹出口20からは風量及び風速の十分な空調風Zが得られる。
このように、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造210によれば、上述の如く、ケース12内の流れ方向中間部13に設けられた一対のフィン216がその姿勢を変更することで空調風の吹出方向を変更できる。従って、ケース12の吹出口20に吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、車室内への吹出口20の実開口面積を確保できる。これにより、車室内への吹出口20を従来よりも薄い構造とすることが可能となる。また、車室内への吹出口20を従来よりも薄い構造とすることで、例えば、インストルメントパネル82の設計の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造210によれば、上述の如く、一対のフィン216で空調風の吹出方向を変更でき、フィン216の数が少ないので、ケース12内の流路における空調風の流れを阻害せず、ケース12内の流路の有効断面積を確保できる。これに加えて、上述の如く、車室内への吹出口20の実開口面積も確保できるので、これにより、空調風の風量、風速を十分に確保できる。しかも、フィン216の数を減らすことでフィン216の一枚当たりの大きさを拡大できる。これにより、指向性にも優れた空調風を得ることが可能となる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造210によれば、ケース12の流れ方向中間部13が吹出口20よりもその流路断面積が大きく設定されている。従って、ケース内の流路の有効断面積をより確保できる。しかも、この吹出口20よりも流路断面積が大きいケース12の流れ方向中間部13に一対のフィン216を配置することで、フィン216の一枚当たりの大きさ及びフィン216の姿勢変化量を拡大できる。これにより、空調風の指向性をさらに向上できる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造210では、上述の如く、ケース12の吹出口20に上下吹出方向変更用のフィンを複数設ける必要が無いので、これにより、吹出口でフィンに空調風が干渉することによる騒音の発生も防止することが可能となる。
また、本実施形態に係る空調装置の吹出口構造210では、上述の如く、複数のギアを用いた簡単な機構により、一対のフィン216を協働させて空調風の吹出方向を変更できる。
次に、本発明の第三実施形態に係る空調装置の吹出口構造210の変形例について説明する。
上記実施形態では、空調装置の吹出口構造210により空調風の吹出方向が上下に変更されるように構成されていたが、空調装置の吹出口構造210により空調風の吹出方向が左右に変更されるように構成されていても良い。
本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る上下風向変更機構及び一対のフィンの構成を示す分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図1のA−A線断面図)である。 本発明の第一実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図1のA−A線断面図)である。 本発明の第一実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図1のA−A線断面図)である。 図1のB−B線断面図である。 本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造を図6のC−C線で切断した断面図である。 本発明の第一実施形態に係る空調装置の吹出口構造を図6のD−D線で切断した断面図である。 本発明の第二実施形態に係る空調装置の吹出口構造の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る上下風向変更機構及び一対のフィンの構成を示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図9のE−E線断面図)である。 本発明の第二実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図9のE−E線断面図)である。 本発明の第二実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図9のE−E線断面図)である。 本発明の第二実施形態に係る上下風向変更機構の構成を示す説明図(図10のF−F線断面図)である。 本発明の第二実施形態に係る上下風向変更機構の構成を示す説明図(図10のF−F線断面図)である。 本発明の第三実施形態に係る空調装置の吹出口構造の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る上下風向変更機構及び一対のフィンの構成を示す分解斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図16のG−G線断面図)である。 本発明の第三実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図16のG−G線断面図)である。 本発明の第三実施形態に係る一対のフィンの動作を説明する断面図(図16のG−G線断面図)である。 図16のH−H線断面図である。 比較例に係る空調装置の吹出口構造を示す断面図である。
符号の説明
10,110,210 空調装置の吹出口構造
12 ケース(流路部材)
13 流れ方向中間部
14,114,214 上下風向変更機構
16,116,216 フィン
20 吹出口
42,142,242 操作ダイヤル(操作部)
44 第一ギア(吹出方向変更手段の一部、第一の駆動部)
46 第二ギア(吹出方向変更手段の一部、第一の駆動部、回動体)
48 ラック(吹出方向変更手段の一部、第二の駆動部)
50 ピニオン(吹出方向変更手段の一部、第二の駆動部)
144 第一レバー(第一駆動部、アーム部材)
146 第二レバー(第二駆動部、アーム部材)
150 ダイヤル本体部(操作部)
152 アーム連結部(回動体)
154 第一カム溝(係止部)
156 第二カム溝(係止部)
243 第一ギア
244 第二ギア(第一の駆動部)
245 第三ギア(第二の駆動部)

Claims (8)

  1. 下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、
    前記流路部材内の流れ方向中間部に、前記流路部材に対する姿勢を変更可能に設けられた一対のフィンと、
    操作部の操作に連動して前記一対のフィンの少なくとも一方の姿勢を変更し、前記吹出口から前記一対のフィンの姿勢に応じた方向へ空調風を吹き出させる吹出方向変更手段と、
    を備えることを特徴とする空調装置の吹出口構造。
  2. 前記吹出方向変更手段は、
    前記操作部の操作力を受けて前記一対のフィンを同一方向に回動させる第一の駆動部と、
    前記第一の駆動部によって前記一対のフィンが同一方向に回動されるときに、前記一対のフィンの回動角度に応じて前記一対のフィンのなす角度を変更する第二の駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の空調装置の吹出口構造。
  3. 前記吹出方向変更手段は、
    前記操作部の操作力を受けて回動される回動体と、
    前記回動体の第一の回動範囲で前記回動体の回動力を利用して前記一対のフィンの一方を回動させる第一の駆動部と、
    前記回動体の前記第一の回動範囲と異なる第二の回動範囲で前記回動体の回動力を利用して前記一対のフィンの他方を回動させる第二の駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の空調装置の吹出口構造。
  4. 前記吹出方向変更手段は、
    前記操作部の操作力を受けて前記一対のフィンの一方を回動させる第一の駆動部と、
    前記第一の駆動部と連動して前記一対のフィンの他方を回動させる第二の駆動部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の空調装置の吹出口構造。
  5. 下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、
    操作部の操作力を受けて回動される回動体と、
    それぞれ前記回動体の回動軸から離れた位置に配置されると共に前記回動体に回転自在に支持された一対のピニオンと、
    前記一対のピニオン間に配置されて前記一対のピニオンに噛合されると共に、前記回動体の回動に伴って前記一対のピニオン間を進退動するラックと、
    前記流路部材内の流れ方向中間部に配置され、前記一対のピニオンのそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンと、
    を備えることを特徴とする空調装置の吹出口構造。
  6. 下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、
    操作部の操作力を受けて回動される回動体と、
    前記回動体に一体的に設けられた一対の係止部と、
    前記回動体の互いに異なる回動範囲で前記一対の係止部のそれぞれに係止されて揺動される一対のアーム部材と、
    前記流路部材内の流れ方向中間部に配置され、前記一対のアーム部材のそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンと、
    を備えることを特徴とする空調装置の吹出口構造。
  7. 下流端が車室内に空調風を吹き出し可能な吹出口として開口された流路部材と、
    互いに噛合され、操作部の操作力を受けて回動される一対のギアと、
    前記流路部材内の流れ方向中間部に配置され、前記一対のギアのそれぞれに一体的に設けられた一対のフィンと、
    を備えることを特徴とする空調装置の吹出口構造。
  8. 前記流路部材の流れ方向中間部は、前記吹出口よりも断面積が大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の空調装置の吹出口構造。
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