JP2007283395A - 溶融金属搬送取鍋 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全で作業性に優れると共に、確実に加圧用ガスを導入することができる加圧出湯型の溶融金属搬送取鍋を提供する。
【解決手段】溶湯の収納空間11を備え、上部に開口を有する取鍋本体10と、中央部に注入口24が形成され、取鍋本体10の上部開口10aを覆う大蓋20と、注入口24を開閉自在に覆う小蓋30と、収納空間11の内外を連通する出湯部40と、収納空間11に加圧用ガスを導く加圧ガス導入部材50とを備える溶融金属搬送取鍋であって、大蓋20は、収納空間11の内外を連通する導入部材取付孔25を備えており、加圧ガス導入部材50は、導入部材取付孔25に着脱自在に取り付けられている溶融金属搬送取鍋1。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶湯の鋳造場所に設置されている溶湯保持炉に、溶融したアルミニウムなどの溶湯を運搬し、供給するのに用いられる加圧出湯型の溶融金属搬送取鍋に関する。
アルミニウム鋳造などを行う場合、地金製造元で溶解したアルミニウムを凝固させてインゴットにし、鋳造現場で再び溶解させるのはエネルギー効率が悪いので、溶融金属搬送取鍋を用いて地金製造元で溶解された溶融金属(溶湯)をそのままの状態で鋳造現場に搬送するようにしている。このような溶融金属搬送取鍋として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示されている溶融金属搬送取鍋は、加圧出湯型の溶融金属搬送取鍋であり、図11に示すように、溶湯を収容する取鍋本体101と、取鍋本体101を覆う大蓋102と、大蓋102の中央分形成された注入口103を開閉自在に覆う小蓋104と、小蓋104に設けられた取鍋内の溶湯表面(湯面)を加圧するためのガス導入部105と、取鍋本体101に設けられた出湯部106とを備えている。なお、注入口103は、取鍋本体101への溶湯の注入、内部の観察、アルミニウムの酸化物などの除去、清掃、バーナーによる加熱などの作業に利用される開口部である。
溶湯を出湯する際には、加圧ガス供給装置をガス導入部105に接続し、加圧ガスを溶融金属搬送取鍋内に導入し、湯面を加圧することにより、出湯部106の出湯口107からダイキャストマシーン用の手元炉等に溶湯を供給するようになっている。
特開2002−254158号公報
しかしながら、上述の溶融金属搬送取鍋においては、注入口を塞ぐ小蓋にガス導入部が設けられているため、小蓋の重量が大きくなり、取鍋本体に溶湯を注入したり、内部の観察、アルミニウムの酸化物などの除去、清掃、バーナーによる加熱などの作業をする際に、小蓋の開閉が行いにくいという問題があった。また、ガス導入部は、大蓋の中央部に形成された注入口を塞ぐ小蓋に設けられているため、ガス導入部に加圧ガス供給装置を接続する場合において、手が届きにくく作業性が悪いという問題もあった。更に、溶湯が収納され高温になっている溶融金属搬送取鍋に近接してガス導入部と加圧ガス供給装置との接続作業を行う必要があり、火傷の危険性が高いという問題もあった。
また、溶融金属搬送取鍋に溶湯を収納し、トラックなどの搬送手段によって鋳造現場に搬送する場合、路面の凹凸や曲がり角でのカーブによって湯面が大きく揺れ、そのはずみで溶湯が飛散して、ガス導入部に付着し、この付着した溶湯が冷えて固化することによりガス導入部に目詰まりが発生するという問題があった。ガス導入部に目詰まりが発生すると、加圧用ガスを溶融金属搬送取鍋内に導くことが困難となり、出湯作業に支障をきたし、著しい場合には出湯ができなくなる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、安全で作業性に優れると共に、確実に加圧用ガスを導入することができる加圧出湯型の溶融金属搬送取鍋を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、溶湯の収納空間を備え、上部に開口を有する取鍋本体と、中央部に注入口が形成され、前記取鍋本体の上部開口を覆う大蓋と、前記注入口を開閉自在に覆う小蓋と、前記収納空間の内外を連通する出湯部と、前記収納空間に加圧用ガスを導く加圧ガス導入部材とを備える溶融金属搬送取鍋であって、前記大蓋は、前記収納空間の内外を連通する導入部材取付孔を備えており、前記加圧ガス導入部材は、前記導入部材取付孔に着脱自在に取り付けられている溶融金属搬送取鍋により達成される。
また、この溶融金属搬送取鍋において、ハンドルレバーと、前記ハンドルレバーにリンク機構を介して接続される押圧部材とを有する導入部材取付装置を更に備えており、前記加圧ガス導入部材は、前記ハンドルレバーの操作に伴う前記押圧部材による押圧及びその解除により、前記導入部材取付孔への着脱が可能となるように構成されていることが好ましい。
また、前記加圧ガス導入部材は、前記収納空間に向けて延びると共に下端部が前記収納空間に収納される溶湯に浸漬可能な流通管を備えており、前記流通管は、下端部から加圧用ガスを流出するように構成されていることが好ましい。
また、前記流通管は、内部の上下にそれぞれ配置される第1規制部材および第2規制部材と、前記第1規制部材および前記第2規制部材の間に収容されるフロート体とを備えており、前記フロート体は、前記第1規制部材との接触時には、前記流通管を閉塞させる一方、前記第2規制部材との接触時には 前記流通管を閉塞しないように構成されていることが好ましい。
また、前記加圧ガス導入部材は、前記収納空間に加圧用ガスを流出する流出孔と、流出孔保護部材とを備えており、前記流出孔は、前記流出孔保護部材の上方に配置されていることが好ましい。
また、前記加圧ガス導入部材は、前記収納空間に加圧用ガスを流出するガス流出部を備えており、前記ガス流出部には、通気性耐火材が充填されていることが好ましい。
本発明によれば、安全で作業性に優れると共に、確実に加圧用ガスを導入することができる加圧出湯型の溶融金属搬送取鍋を提供することができる。
以下、本発明の溶融金属搬送取鍋について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る溶融金属搬送取鍋の断面図である。図1に示すように、溶融金属搬送取鍋1は、取鍋本体10と、大蓋20と、小蓋30と、出湯部40と、加圧ガス導入部材50とを備えている。
取鍋本体10は、溶融金属(溶湯)の収納空間11を有し、上部に開口10aを有する容体であり、鋼鉄などの金属により形成された外皮12に断熱材及び耐火材からなる耐火層13を内張して形成されている。ここで、断熱材としては、例えば、断熱煉瓦、セラミックファイバー質のフェルト、断熱ボード及びモルタル等を用いることができる。また、耐火材としては、例えば、耐火煉瓦、キャスタブル耐火物、及びプラスチック耐火物等を用いることができる。また、取鍋本体10の底部裏面には、フォークリフトのフォーク部を差し込むためのフォークポケット14aを有する一対の脚部14が設けられている。
大蓋20は、取鍋本体10の上部開口10aを覆う蓋体であり、上記取鍋本体10と同様に、鋼鉄などの金属により形成された外皮22に断熱材及び耐火材からなる耐火層23を内張して形成されている。この大蓋20の中央部には、取鍋本体10の収納空間11への溶湯の注入、内部の観察、アルミニウムの酸化物などの除去、清掃、バーナーによる加熱などの作業に利用される注入口24が形成されている。また、大蓋20は、収納空間11の内外を連通する導入部材取付孔25を備えている。この導入部材取付孔25は、注入口24の開口縁と大蓋の外周面との間に形成されている。
大蓋20と取鍋本体10との間は、耐熱性(例えば、カーボン系)のシール材などを使用して、実質的に密封されるように構成されている。この密封の程度は、加圧ガス導入部材50を介して圧縮空気などの加圧用ガスを収納空間11に供給して取鍋本体10内を加圧した場合において、その圧力に耐え得る密封度であり、取鍋内の圧力調整上支障がない程度の洩れは許される程度を意味する。
小蓋30は、大蓋20に形成された注入口24を開閉自在に覆う蓋体であり、上記取鍋本体10と同様に、鋼鉄などの金属により形成された外皮32に断熱材及び耐火材からなる耐火層33を内張して形成されている。また、この小蓋30と大蓋20との間も、耐熱性(例えば、カーボン系)のシール材などを使用して、実質的に密封されるように構成されている。
出湯部40は、取鍋本体10の収納空間11の内外を連通しており、後述するように、加圧ガス導入部材50を介して収納空間11の内部を加圧することにより、収納空間11に収納されている溶湯を取鍋本体10の外部に流出させることが可能な排出流路41を備えている。この排出流路41の内径は、例えばφ90mmである。出湯部40は、取鍋本体10の下端部から取鍋本体10の上方まで延びるように構成されており、出湯部40の上部開口には、注湯管45が取り付けられている。注湯管45は、溶湯が吐出される吐出口46が下方を向くように2箇所にて折れ曲がるように形成されている。
加圧ガス導入部材50は、収納空間11に収納される溶湯の湯面を加圧するための加圧用ガスを収納空間11に導く部材であり、大蓋20に形成される導入部材取付孔25にボルト等を介して着脱自在に取り付けられている。この加圧ガス導入部材50は、図2の要部拡大断面図に示すように、L型の接続配管51と、取付部52と、導入部材取付孔25に挿入される流通管53とを備えている。
接続配管51は、図示しない加圧用ガス供給装置からの延びる配管が接続される管路であり、取付部52の上部に取り付けられている。
取付部52は、内部空間52aを有する円筒状の部材であり、ボルト締結用のボルト孔が形成された取付フランジ52bが下端部外周に形成されている。
流通管53は、収納空間11に向けて延びると共に下端部53bが収納空間11に収納される溶湯に浸漬可能な円管状部材であり、上端部外周に流通管フランジ53aが形成されている。流通管フランジ53aは、流通管53を導入部材取付孔25内に挿入して設置した場合に、大蓋20の上面に当接するように構成されている。
流通管53は、金属製を用いる場合、溶湯に接して溶融損傷が生じることを防止するために、金属管に、防蝕酸化被膜を形成させたものを用いるとか、窒化珪素質などの耐火材で金属管の表面を被覆することが好ましい。
また、流通管53をセラミックにより構成してもよい。このような構成により、流通管53の耐熱性が向上すると共に、流通管53を構成する金属部分が溶解して収納空間11に収容されている溶湯に混入するという事態が発生することを防止することができ、収納空間11に収容されている溶融金属の品質維持を図ることができる。
接続配管51と取付部52と流通管53とは互いに連通しており、図示しない加圧ガス供給装置から導かれた加圧用ガスが、接続配管51、取付部52、流通管53の順に通過し、流通管53の下端部53bから流出するように構成されている。なお、加圧用ガスとしては、空気が用いられることが多いが、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスであってもよい。
次に、本実施形態に係る溶融金属搬送取鍋1の作動について説明する。まず、小蓋30を開いて、注入口24から溶湯を取鍋本体10の収納空間11に収納する。溶湯の収納作業が終了した後、小蓋30を閉める。小蓋30には加圧ガス導入部材50が設けられてないので、小蓋30の重量は軽く、小蓋30の開閉を容易に行うことができる。なお、収納空間11に溶湯を収納したとき、流通管53の下端部53bは、収納空間11に収納された溶湯Zに浸漬した状態となる。
そして、溶湯が収納された溶融金属搬送取鍋1をトラックなどの搬送手段によって、鋳造を行うダイキャストマシーン用の手元炉等まで搬送する。トラックなどが公道を走行すると、路面の凹凸や曲がり角でのカーブによって溶湯の湯面が大きく揺れ、そのはずみで溶湯が飛散することとなるが、加圧用ガスが流出する流通管53の下端部53bは、溶湯Z内に浸漬されているため、飛散した溶湯が流通管53を閉塞させることはない。また、流通管53の下端部53bが浸漬している溶湯は、搬送中において液体状態であるため、この溶湯が固化して流通管53を閉塞させることもない。
ダイキャストマシーン用の手元炉等に溶湯を供給する場合には、加圧ガス導入部材50に加圧ガス供給装置を接続し、圧縮空気などの加圧用ガスを加圧ガス導入部材50に供給する。加圧ガス導入部材50は、大蓋20の中央部に形成された注入口24の開口縁と大蓋20の外周面との間に形成された導入部材取付孔25に設けられているので、容易に手が届き、加圧ガス導入部材50と加圧ガス供給装置との接続作業を容易に行うことができる。更に、収納された溶湯によって高温になっている溶融金属搬送取鍋1に近接することなく、ある程度の距離をおいて接続作業を行うことができるので、火傷などの怪我をする危険性を低くすることができる。
加圧ガス導入部材50に供給された加圧用ガスは、流通管53を介して溶湯Z内に流出した後、自身の浮力により溶湯Zの湯面上部の空間11aに移動し、溶湯の湯面Sを加圧する。この湯面Sの加圧により、溶湯Zは出湯部40から押し出されて手元炉に供給される。
流通管53内に浸入していた溶湯は、流通管53内を流れる加圧用ガスにより、先端部から押し出されるため、溶湯が固化することによって流通管53内に目詰まりが発生することはない。
このように、本実施形態に係る溶融金属搬送取鍋1は、加圧ガス導入部材50を、小蓋30でなく、大蓋20の中央部に形成された注入口24の開口縁と大蓋20の外周面との間に設けているため、取鍋本体10の収納空間11への溶湯の注入や内部の観察、アルミニウムの酸化物などの除去、清掃、バーナーによる加熱などの作業を行う際の小蓋30の開閉を容易に行うことができる。また、加圧ガス供給装置から延びる配管を加圧ガス導入部材50に接続する場合においても、加圧ガス導入部材50に手が容易に届くので作業性がよい。更に、高温になっている溶融金属搬送取鍋1に近接することなく接続作業を行うことができるので、火傷などの怪我の発生を防止することができる。
また、加圧用ガスが流出する流通管53の先端部53cを液体である溶湯内に浸漬する構成を備えているので、溶湯の搬送中において飛散した溶湯が固化して流通管53に目詰まりを発生させることを防止することができる。この結果、加圧用ガスを確実に収納空間11に導入することができ、溶湯の出湯作業を確実に行うことが可能になる。
また、加圧ガス導入部材50が、大蓋20に形成される導入部材取付孔25に着脱自在となるように取り付けられているため、取鍋本体10の収納空間11に溶湯を収納する作業を行う前に、加圧ガス導入部材50を大蓋20から取り外し、加圧ガス導入部材50への固化した溶湯の付着状況を予め確認することができる。仮に、固化した溶湯が付着している場合には、これを予め除去することができる。この結果、ダイキャストマシーン用の手元炉等への出湯作業中に、溶湯が排出できなくなるような事態が発生することを未然に防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されない。例えば、図3に示すように、流通管53の上部に、流通管53の内外を連通するガス流出孔53cを設けるような構成を採用してもよい。このような構成によれば、ガス流出孔53cからも加圧用ガスが収納空間11に供給されるため、効率良く溶湯Zの湯面Sを加圧することが可能になり、溶湯排出の作業性を向上させることができる、
また、本実施形態においては、加圧ガス導入部材50を導入部材取付孔25に着脱自在に取り付ける構成として、ボルトによって締結する構成を採用しているが、このような構成に特に限定されるものではなく、例えば、ワンタッチ着脱式のカプラによる取り付け構成を採用することもできる。
また、本実施形態において、図4及び図5に示すように、流通管53が、フロート体61と、第1規制部材62と、第2規制部材63とを備えるような構成を採用してもよい。図4は、溶融金属搬送取鍋1の要部拡大断面図であり、図5(a)はそのA−A断面図、図5(b)はB−B断面図である。
第1規制部材62及び第2規制部材63は、流通管53の内部の上下に所定間隔をあけてそれぞれ配置されており、これら第1規制部材62と第2規制部材63との間に、流通管53の内部を移動可能なフロート体61が収容されている。第1規制部材62と第2規制部材63とは、流通管53の内部におけるフロート体61の移動を規制する部材である。第1規制部材62は、図4及び図5(a)に示すように、平板状部材の中央部に平面視円形の貫通孔62aが形成されて構成されている。また、第2規制部材63は、図5(b)に示すように流通管の流路の一部を塞ぐ棒状部材であり、流通管53の下端に配置されている。
フロート体61は、第1規制部材62との接触時には、流通管53を閉塞させる一方、第2規制部材63との接触時には 流通管53を閉塞しないように構成されており、例えば、収納空間11に収納される溶湯に浮遊可能な球形部材を例示することができる。球状部材により構成したフロート体61の直径は、流通管の内壁との間に間隙を形成する大きさであると共に、第1規制部材62に形成されている貫通孔62aの直径よりも大きく設定されている。なお、フロート体61は、セラミックスなどの耐火性材料によって中空球形に形成されることが好ましい。
ダイキャストマシーンの手元炉に溶湯を供給する場合において、接続配管51および取付部52の内部空間52aに導かれた加圧用ガスは、流通管53に導かれ、第1規制部材62の貫通孔62aを通過し、フロート体61と流通管53の内壁との間隙を通り、流通管53の下端部53bから流出し、収納空間11に導かれる。
このような構成によれば、溶湯が収納された溶融金属搬送取鍋1を積載したトラックが、例えば、急な坂道を走行することによって、溶湯Zの湯面Sが溶融金属搬送取鍋1に対して大きく傾いたとしても、溶湯Zが、接続配管51や取付部52に浸入することを確実に防止することができる。以下、図6を用いて具体的に説明する。図6は、溶湯Zの湯面Sが溶融金属搬送取鍋1に対して大きく傾いた場合を示す要部拡大断面図である。溶湯Zの湯面Sが大きくた場合、球状のフロート体61は、溶湯の液面変化に伴って、矢示Cにて示すように、流通管53の内部を上方に移動し、フロート体61の上方移動を規制する第1規制部材62と当接する。このとき、球状のフロート体61の外周面が、第1規制部材62に形成される貫通孔62aの内周縁に当接することによって、流通管53は閉塞される。これにより、流通管53の下端開口から流通管53の内部に浸入している溶湯Zが、第1規制部材62の上方に流入することを防止でき、第1規制部材62の上方に配置される取付部52や接続配管51に溶湯が浸入することを防ぐことができる。この結果、固化した溶湯Zによって取付部52の内部空間52aや接続配管51が閉塞されることを確実に防止することができ、取付部52や接続配管51における固化した溶湯Zによる目詰まりに起因して、加圧用ガスを収納空間11に導入できなくなるような事態を回避することができる。
図4から図6に示す構成においては、フロート体61として、球形のフロート体61を採用しているが、この形状に特に限定されるものではなく、例えば円錐形状のフロート体を用いてもよい。
また、第1規制部材62として、平板状部材を採用しているが、図7に示すように、平板状部材の下面が、貫通孔の内周縁から平板状部材の外周部にかけて下方に傾く傾斜面62bを備える構成を採用してもよい。このような構成によれば、溶湯の湯面が取鍋に対して大きく傾いてフロート体61が流通管53の内部を上昇した場合、第1規制部材62の傾斜面62bに沿ってフロート体61が貫通孔62aに案内されるため、フロート体61の外表面と貫通孔62aの内周縁とが確実に当接する。この結果、流通管53を確実に閉塞することができ、溶湯Zが取付部52や接続配管51内に流入することを確実に防止できる。
また、本実施形態においては、図1に示すように、加圧ガス導入部材50が、流通管53を備えているが、例えば、図8に示すように、流通管53の替わりに、流出管70と、流出孔保護部材75とを備えるような構成を採用してもよい。
流出管70は、導入部材取付孔25に設置される2重円管71を備えている。この2重円管71は、加圧用ガスを収納空間11に流出する流出孔としての機能を有している。また、2重円管71の内管72および外管73には、それぞれ周方向4箇所に管内外を連通する長孔72a,73aが形成されている。これら長孔72a,73aも、加圧ガスを収納空間11に流出するための流出孔としての機能を有している。内管72および外管73にそれぞれ形成される長孔72a,73aは、図9の断面図に示すように、互いに重ならないように位置をずらして形成されている。また、内管72の上端部周縁には流出管フランジ74が形成されており、この流出管フランジ74に外管73の上端部が固定されている。この流出管フランジ74は、流出管70が導入部材取付孔25に設置された場合に、大蓋20の上面と当接するように構成されている。
接続配管51および取付部52の内部空間52aに導かれた加圧用ガスは、流出管70の内管72の下端部から流出する経路、外管73の内壁と内管72の外壁とで挟まれた流路の下端部から流出する径路、および、内管72と外管73に形成される長孔72a,73aを介して流出する径路の3径路により、収納空間11に導かれる。
流出孔保護部材75は、2重円管71の下方に配置されており、固定部材76を介して外管73の外周部に固定されている。この流出孔保護部材75は、中心部から外周部にかけて下方に傾く略陣笠形状に形成されている。なお、下方への傾きは直線状である必要はなく、丸味を帯びた形状等その他の形状であってもよい。
2重円管71(流出孔)は、流出孔保護部材75の上方に配置されているので、溶湯Zの運搬中に当該溶湯Zが収納空間11内で飛散したとしても、流出孔保護部材75が飛散した溶湯Zを受け止め、溶湯Zが流出孔に付着することを防止することができる。この結果、固化した溶湯Zによる流出管70の目詰まりが発生することを防止することができ、加圧用ガスを収納空間11に確実に導入することが可能になる。
また、流出孔保護部材75は、中心部から外周部にかけて下方に傾いているため、溶湯Zが飛散し流出孔保護部材75の上に乗ったとしても、当該溶湯Zは下方に流れ落ちやすくなり、流出孔保護部材75に溶湯が固化して残ることを防止することができる。
また、2重円管の周面に長孔72a,73aを形成しているため、仮に、流出管70の下端部が固化した溶湯によって目詰まりし、当該開口から加圧用ガスが収納空間11内に導入できなくなったとしても、内管72および外管73にそれぞれ形成された長孔72a,73aを介して加圧用ガスを収納空間11に導くことができ、確実に収納空間11内を加圧することができる。
また、飛散した溶湯Zによって、複数の長孔72a,73aの一部に目詰まりが発生したとしても、その他の長孔72a,73aを介して加圧用ガスを収納空間11内に導入することが可能となる。
更に、内管75および外管76にそれぞれ形成される長孔72a,73aは、図9に示すように互いに重ならないように位置をずらして形成されているので、飛散した溶湯Zが外管73に形成された長孔73aを通過して内管72側に流入したとしても、内管72に形成された長孔72aに溶湯Zが付着することを防止することができる。この結果、内管72に形成された長孔72aが固化した溶湯Zによって目詰まりすることを回避できる。
なお、図8においては、流出孔保護部材75の形状として、中心部から外周部に向けて下方に傾斜している形状を示したが、例えば、平板形状であってもよい。
また、本実施形態においては、図1に示すように、加圧ガス導入部材50が、流通管53を備えているが、例えば、図10に示すように、流通管53の替わりに、収納空間11に加圧用ガスを流出するガス流出部80を備えるような構成を採用してもよい。
ガス流出部80は、導入部材取付孔25に設置される円筒状の部材であり、通気性耐火材81が充填されている。ガス流出部80の上端部外周面には、保持用フランジ82が形成されている。保持用フランジ82は、ガス流出部80を導入部材取付孔25内に挿入して設置した場合に、大蓋20の上面に当接するように構成されている。接続配管51および取付部52の内部空間52aに導かれた加圧用ガスは、ガス流出部80の通気性耐火材81を介して収納空間11に流出し、溶湯Zの湯面Sを加圧する。
通気性耐火材82としては、アルミナ系、ムライト(シリカ−アルミナ)系、シリカ系、珪酸カルシウム系、シリコンカーバイド等の非酸化物系などの多孔質焼結体を例示することができる。
このような構成によれば、飛散した溶湯Zによって通気性耐火材81の一部が目詰まりしたとしても、その他の部分で加圧用ガスの流通が生じ、加圧用ガスを収納空間11に確実に導入することができる。その結果、溶湯Zの排出ができなくなるような事態が発生することを防止することができる。
また、収納空間11と取付部52の内部空間52aとは、通気性耐火材81によって仕切られているため、たとえ、収納空間11に収納される溶湯Zの湯面Sが大きく傾いたとしても、溶湯Zが取付部52や接続配管51内に流入することを防止することができ、取付部52や接続配管51の内部に固化した溶湯Zが付着し、加圧用ガスが流れなくなるような事態が発生することを防止することができる。
また、本実施形態においては、図2に示すように、ボルトによって加圧ガス導入部材50を導入部材取付孔25に着脱自在に取り付けるように構成しているが、例えば、図12の要部拡大断面図に示すように、導入部材取付装置90により加圧ガス導入部材50を導入部材取付孔25に着脱自在に取り付けるように構成してもよい。この導入部材取付装置90は、作業者が把持し回動可能なハンドルレバー91と、このハンドルレバー91にリンク機構を介して接続される押圧部材92とを備えており、ハンドルレバー91の操作に伴う押圧部材92による加圧ガス導入部材50への押圧及びその解除により、導入部材取付孔25への加圧ガス導入部材50の着脱が可能となるように構成されている。導入部材取付装置90として、例えばトグルクランプやカムクランプなどを例示することができる。このような構成を採用することにより、作業者は、ハンドルレバー91を起こしたり倒したりするという簡単な操作により、極めて容易に導入部材取付孔25への加圧ガス導入部材50の固定及びその解除を行うことが可能になる。なお、図12は、取付部52と流通管53とを一体的に形成すると共に、接続配管51を取付部52の側面に取り付け、取付部52の下面外周部が、導入部材取付孔25近傍の大蓋20の上面と当接して固定されている状態を示している。また、取付部52の下面外周部と導入部材取付孔25近傍の大蓋20の上面との間に、例えばパッキンなどのシール材を介在させてもよい。これにより取付部52の下面外周部と大蓋20の上面との間から加圧ガスが漏れ出ることを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る溶融金属搬送取鍋の断面図である。 図1に示す溶融金属搬送取鍋の要部拡大断面図である。 図1に示す溶融金属搬送取鍋の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1に示す溶融金属搬送取鍋の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 (a)図4のA−A断面図、及び(b)B−B断面図である。 図4に示す溶融金属搬送取鍋の作動を説明する説明図である。 図4に示す溶融金属搬送取鍋の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1に示す溶融金属搬送取鍋の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 図8に示す溶融金属搬送取鍋が備える2重円管の断面図である。 図1に示す溶融金属搬送取鍋の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 従来の溶融金属搬送取鍋を示す断面図である。 図1に示す溶融金属搬送取鍋の更なる変形例を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 溶融金属搬送取鍋
10 取鍋本体
10a 上部開口
11 収納空間
20 大蓋
24 注入口
25 導入部材取付孔
30 小蓋
40 出湯部
50 加圧ガス導入部材
51 接続配管
52 取付部
53 流通管

Claims (6)

  1. 溶湯の収納空間を備え、上部に開口を有する取鍋本体と、
    中央部に注入口が形成され、前記取鍋本体の上部開口を覆う大蓋と、
    前記注入口を開閉自在に覆う小蓋と、
    前記収納空間の内外を連通する出湯部と、
    前記収納空間に加圧用ガスを導く加圧ガス導入部材とを備える溶融金属搬送取鍋であって、
    前記大蓋は、前記収納空間の内外を連通する導入部材取付孔を備えており、
    前記加圧ガス導入部材は、前記導入部材取付孔に着脱自在に取り付けられている溶融金属搬送取鍋。
  2. ハンドルレバーと、前記ハンドルレバーにリンク機構を介して接続される押圧部材とを有する導入部材取付装置を更に備えており、
    前記加圧ガス導入部材は、前記ハンドルレバーの操作に伴う前記押圧部材による押圧及びその解除により、前記導入部材取付孔への着脱が可能となるように構成されている請求項1に記載の溶融金属搬送取鍋。
  3. 前記加圧ガス導入部材は、前記収納空間に向けて延びると共に下端部が前記収納空間に収納される溶湯に浸漬可能な流通管を備えており、
    前記流通管は、下端部から加圧用ガスを流出するように構成されている請求項1または2に記載の溶融金属搬送取鍋。
  4. 前記流通管は、内部の上下にそれぞれ配置される第1規制部材および第2規制部材と、前記第1規制部材および前記第2規制部材の間に収容されるフロート体とを備えており、
    前記フロート体は、前記第1規制部材との接触時には、前記流通管を閉塞させる一方、前記第2規制部材との接触時には 前記流通管を閉塞しないように構成されている請求項3に記載の溶融金属搬送取鍋。
  5. 前記加圧ガス導入部材は、前記収納空間に加圧用ガスを流出する流出孔と、流出孔保護部材とを備えており、
    前記流出孔は、前記流出孔保護部材の上方に配置されている請求項1または2に記載の溶融金属搬送取鍋。
  6. 前記加圧ガス導入部材は、前記収納空間に加圧用ガスを流出するガス流出部を備えており、前記ガス流出部には、通気性耐火材が充填されている請求項1または2に記載の溶融金属搬送取鍋。
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