JP5643583B2 - ガス吹き耐火物 - Google Patents

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本発明は、ガス吹き耐火物に関し、特に、溶湯金属容器に設けられ溶湯金属中にガスを吹き込むガス吹き耐火物に関する。
製鋼プロセスにおいて取鍋やタンディッシュなどの溶鋼容器の底部には、ノズルを開閉させるスライディングノズル装置が設けられている。そして、スライディングノズル装置には、ノズル内での溶鋼の凝固防止のため、ガス吹き機能をもつ固定板が設けられている。図5は、特許文献1に開示された、スライディングノズル装置の断面説明図である。図5に示すように、スライディングノズル装置95は、取鍋90の底部に形成された開口部90aに設けられており、上ノズル91と固定板92と可動板93と下ノズル94とから構成されている。上ノズル91及び固定板92には、ノズル穴91a、92aが形成されており、これらの内周面には、多数の連通気泡が形成されたポーラス部91b、92bが設けられている。また、可動板93及び下ノズル94にも、ノズル穴93a、94aが形成されており、これらは一体に固定板92に対して開位置と閉位置との間で摺動可能に、取鍋90の開口部90aの下端周縁に取り付けられている。閉位置での可動板93における固定板92のノズル穴92aに位置する部分には、多数の連通気泡が形成されたポーラス部93bが形成されている。
上ノズル91、固定板92及び可動板93のポーラス部91b、92b、93bには、外部から不活性ガスが導入されて、ポーラス部91b、92b、93bを通じてノズル穴91a、92a、93aを流通する溶鋼に不活性ガスが吹き込まれ、溶鋼の凝固を防止する。
特開2004−223575号公報
しかしながら、溶湯金属容器底部に設けられたスライディングノズル装置95のノズル穴91a、92a、93a、94aには、溶鋼が流通するため、これらの周囲を囲むポーラス部91b、92b、93bは、高温に晒される。これらのうち固定板92のポーラス部92bは、溶鋼が貯留されている場合は常時溶鋼に触れる部分であり、また口径も狭いため、目詰まりが生じやすい。このため、固定板92は、通常少数回使用すると廃却されていた。ポーラス部92bは、固定板92の一部であるにもかかわらず、ポーラス部92bのみの損傷により固定板92の全体が廃却されてしまうのは、固定板交換に要するコストの増加につながる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、交換に要するコストを抑えることができるガス吹き耐火物を提供することを課題とする。
(1)本発明は、容器に取り付けられ該容器内の溶湯金属にガスを吹き込むガス吹き耐火物において、
厚さ方向に貫通する主貫通穴と側面より該主貫通穴に延びる配管穴とをもつプレート状で耐火性の本体部材と、
前記主貫通穴にモルタルにより同軸的に組み付けられた外周側に鉄板と内側継ぎ手とを有し内周側に前記溶湯金属が流通するノズル穴を構成する貫通穴とを有するリング状で耐火性のガス吹き部材と、
前記配管穴に導入され前記内側継ぎ手に着脱可能に係止されたガス吹込み用パイプと、を有することを特徴とする。
本発明のガス吹き込み耐火物は、本体部材とガス吹き部材とを固定するモルタルを取り除き、ガス吹込み用パイプを内側継ぎ手部より外すことにより損傷したガス吹き部材を取り外すことができる。
上記構成によれば、ガス吹き部材は、本体部材から取り外すことができる。ガス吹き部材は、溶湯金属にガスを吹き込む部分であり、高温に晒され損傷し易い部分である。このため、ガス吹き部材が損傷した場合には、損傷したガス吹き部材を本体部材から取り外して、新しいガス吹き部材を既存の本体部材に取り付けることができる。ゆえに、損傷が少ない本体部材は何回でも繰り返し使用することができ、ガス吹き部材の交換に要するコストを低く抑えることができる。
(2)前記本体部材はその上面で前記主貫通穴を囲む部分に肉厚となる段部をもつことが好ましい。この場合、本体部材とガス吹き部材との接着面積が増加する。従って、モルタルを介した本体部材とガス吹き部材との接着が強固になる。
(3)前記主貫通穴はその上方部分が大きく下方部分が小さい段付穴であり、前記ガス吹き部材は前記段付穴の上方部分に組み付けられていることが好ましい。この場合、ガス吹き部材は、主貫通項の下方部分の段部に支持され安定する。従って、ガス吹き耐火物をより安定して使用することができる。
本発明のガス吹き耐火物によれば、ガス吹き部材を本体部材から取り外すことができるため、本体部材を繰り返し使用でき、取替えに要するコストを低く抑えることができる。
本発明の実施例1に係るガス吹き耐火物としての固定板を備えたスライディングノズル装置の断面図である。 実施例1の固定板の平面図(a)及び、図2(a)のA−A矢視断面図(b)である。 実施例1の固定板のノズル穴周辺の断面図である。 実施例1の固定板の外側継ぎ手付近の断面図である。 従来例におけるスライディングノズル装置の断面図である。
ガス吹き耐火物は、容器に取り付けられ容器内の溶湯金属にガスを吹き込むものであって、耐火性の本体部材と、本体部材に取り外し可能に取り付けられ溶湯金属にガスを吹き込む連通孔をもつガス吹き部材と、本体部材に設けられガス吹き部材にガスを導入するガス流路とを有している。
前記容器は、溶湯金属を収容する容器であり、例えば、取鍋、タンディッシュなどがある。
前記溶湯金属は、例えば、溶鋼、溶銑、溶銅、溶融アルミニウムなどである。
前記溶湯金属に吹き込まれるガスは、例えば、アルゴンガス、窒素ガスなどの不活性ガスである。
前記ガス吹き耐火物は、容器内の溶湯金属にガスを吹き付ける器具であり、例えば、スライディングノズル装置を構成する固定板、可動板、上ノズルなどがある。
前記本体部材は、耐火性に優れる緻密な材質から構成されており、例えば、アルミナ質、アルミナ−カーボン質、マグネシア−カーボン質、アルミナ−マグネシア−カーボン質、アルミナ−スピネル、カーボン質、アルミナ−ジルコニア−カーボン質等の耐火煉瓦を用いることがよい。
前記ガス吹き部材は、ガス吹き耐火物の溶湯金属にガスを吹き込む部分に設けられている。ガス吹き部材は、例えば、緻密体にガスが流通し得る通気用貫通孔を形成したもの、又は多数の連通気泡を有するポーラス体などを用いることができる。通気用貫通孔は、例えば、焼失材やレーザ穿孔で形成される。連通気泡を有するポーラス体は、例えば、アルミナ質により形成される。ガス吹き部材は、本体部材に形成されたガス流路と接続していて、ガス流路を通じて導入されたガスは、ガス吹き部材内を通過して溶湯金属に吹き出される。
前記ガス吹き部材は、本体部材に取り外し可能に取り付けられている。例えば、ガス吹き部材と本体部材との間に、ガス吹き部材を本体部材から分離可能に取り付ける充填部材を設けても良い。又は、ガス吹き部材を、本体部材に凹凸嵌合させてもよい。
前記充填部材は、モルタルで構成されている。モルタルは、ガス吹き部材と本体部材とを接着する目地材である。モルタルは、一般に剛性が低いものが多く、ドリルなどで比較的容易に破壊できるものである。モルタルは、耐火性のものがよい。耐火性のモルタルの組成は、例えば、アルミナ、シリカ質であるとよい。
モルタルから構成される充填部材は、ガス吹き部材と本体部材との境界部分全体に渡って介設されていてもよいし、境界部分の一部に介設されていてもよい。ガス吹き部材と本体部材との間に介設された充填部材の幅は、ドリル先端などの工具の挿入し得る程度の幅がよく、例えば、1mm〜20mmがよい。1mm未満の場合には、工具によるガス吹き部材と本体部材との分離作業性が低下するおそれがある。20mmを越える場合には、モルタルで構成される充填部材のガス吹き耐火物に占める容積が大き過ぎて、ガス吹き耐火物全体の剛性が低下するおそれがある。モルタルで構成された充填部材の幅は、更には、1mm〜5mmが望ましい。ガス吹き耐火物全体の剛性を高く維持しつつ、ガス吹き部材の分離作業性もよいからである。
本体部材に形成されたガス流路は、例えば、本体部材に埋設されたパイプである。パイプは、本体部材に形成された配管穴に挿通されている。パイプの一端部は、継ぎ手に接続されてガス吹き部材に連通している。パイプの他端部は、本体部材の外面に固定された外部接続用の継ぎ手に接続されているか、または本体部材から突出している。パイプは、ガス吹き部材を本体部材から取り外す際にガス吹き部材とともに本体部材から取り外し可能なように、該本体部材に保持されていることが好ましい。この場合には、パイプをガス吹き部材とともに本体部材から取り外すことができる。
または、パイプは、ガス吹き部材を本体部材から取り外す際にガス吹き部材から切り離されてガス吹き部材のみが本体部材から取り外されるように、ガス吹き部材に脱着可能に連結されていることが好ましい。この場合には、損傷し易いガス吹き部材のみを本体部材から取り外すことができる。
(実施例1)
本発明の実施例に係るガス吹き耐火物は、スライディングノズル装置を構成する固定板である。図1に示すように、スライディングノズル装置81は、取鍋80の底部に設けられている。スライディングノズル装置81は、上ノズル1と、固定板2と、可動板3と、下ノズル4とから構成されている。上ノズル1は、取鍋80の底部80aに形成された開口部80bの内周面に固定され、固定板2及び可動板3は開口部80bの下端に取り付けられ、可動板3の下部には下ノズル4が固定されている。
上ノズル1及び固定板2には、互いに軸芯の一致するノズル穴11、21がそれぞれ形成されている。可動板3及び下ノズル4には、互いに軸芯の一致するノズル穴31、41がそれぞれ形成されている。可動板3及び下ノズル4が一体となって、固定板2に対して閉位置と開位置との間で摺動することにより、上ノズル1及び固定板2のノズル穴11,21が、可動板3のノズル穴31と連通したり、遮断したりする。
図2に示すように、固定板2は、耐火性の本体部材22と、本体部材22に形成された主貫通穴22aと、主貫通穴22aの内壁に固定されたガス吹き部材23と、本体部材22に形成されガス吹き部材23にガスを導入するガス流路としてのパイプ24と、ガス吹き部材23を本体部材22に取り外し可能に取り付ける充填部材25とを有する。
本体部材22は、プレート状をなし、平面形状が横長の多角形体をなす。本体部材22の外周部は、帯状の鉄皮22bで被覆され、本体部材22の上面は平板状の鉄板22cで被覆されている。図2(a)の紙面上において、本体部材22の上下方向の中央であって、左右方向の中心部よりも左側に、貫通穴22aが形成されている。図2(b)に示すように、主貫通穴22aは、本体部材22の厚み方向に貫通している。主貫通穴22aの上流側の部分には、段状に拡径した段部22dが形成されている。段部22dには、ガス吹き部材23と、ガス吹き部材23を本体部材22と接合する充填部材25とが設けられている。
図3に示すように、ガス吹き部材23は、アルミナ質、アルミナ−カーボン質、アルミナ、ジルコニア、カーボン質などの緻密体からなり、貫通穴23aをもつ円筒形状をなす。ガス吹き部材23の貫通穴23aは、本体部22の主貫通穴22aと同一軸芯をもち、これらの内周面は面一で、ノズル穴21の内周面を構成している。ガス吹き部材23の上流側端部は、本体部材22の主貫通穴22a周縁と同一平面を構成しており、ガス吹き部材23の下流側端部は、充填部材25により主貫通穴22aの段部22dに取り外し容易に固定されている。円筒形状のガス吹き部材23の内周面は、溶鋼に接する面であり、その外周面は鉄板23bにより被覆されている。ガス吹き部材23の外周面の下流側部分には、周方向に連通するリング状溝23cと、リング状溝23cに一端が連通し他端は内周面に開口する放射状の通気用貫通孔23dとが形成されている。通気用貫通孔23dは、レーザにより穿孔されたものである。リング状溝23cの軸芯方向の幅は0.5〜5mmであり、径方向の幅は5〜30mmである。通気用貫通孔23dの直径は0.2〜2mmである。なお、本例では、ガス吹き部材23が緻密体からなり、そこにレーザなどにより内周面に向けて放射状に通気用貫通孔23dが形成されているが、通気用貫通孔23dを形成することなく、ガス吹き部材23自体を多孔質体で構成してもよい。
ガス吹き部材23の外周面を覆う鉄板23bの一部には、リング状溝23cと連通する小孔23eが開口しており、この小孔23eには、鉄板23bの径方向外側に向けて突設された内側継ぎ手23fが接続されている。内側継ぎ手23fは、円筒形状をなし、その一端側の外周面は小孔23eの内周面に螺着され、更に小孔23eの周縁に周方向に沿って複数箇所Pで溶接されている。
また、図3の紙面上で、本体部材22の上下方向の中央の位置に、左側端面から貫通穴22aの段部22dに向けて配管穴22gが貫通している。配管穴22gには、耐熱性の鋼製又は銅製のパイプ24が埋設されている。パイプ24の一端は、充填部材25に位置している。パイプ24の一端は、充填部材25に先端端面をもつ内側継ぎ手23fに内嵌され螺着されている。
図4に示すように、本体部材22を囲む枠状の鉄皮22bには小孔22hが形成されており、この小孔22hの内周面には外側継ぎ手22fの基端部が螺着している。外側継ぎ手22fは、パイプ24の他端に外嵌され螺着され、更に小孔22hの周縁に周方向に沿って複数箇所Pで点溶接されている。外側継ぎ手22fによって、パイプ24は、アルゴンガスのガス源に通じる外部パイプ26に接続される。
図3に示すように、本体部材22とガス吹き部材23とが対向する部分には、充填部材25が介設されている。即ち、本体部材22の主貫通穴22aの段部22dの内周面とガス吹き部材23の外周面との間の周方向全体、及び段部22dの下端面とガス吹き部材23の下端面との間には、モルタルで構成された充填部材25が充填されている。段部22dの内周面とガス吹き部材23の外周面との間の充填部材25の厚みTは5〜20mmであり、ガス吹き部材23から突設された内側継ぎ手23fは充填部材25に埋設されている。モルタルは、耐火性のアルミナ又はシリカ質からなる。
固定板2の下端面に対して、可動板3が開位置と閉位置との間を摺動することにより、固定板2のノズル穴21が開閉される。可動板3が開位置にあるときには、取鍋80中の溶鋼がスライディングノズル装置81に形成されたノズル穴11,21,31,41を通じて流下し、その下方に設置されたタンディッシュに一旦収容される。溶鋼の流出量は、可動板3をスライドさせて固定板2のノズル穴21の開口面積を変化させて調整する。その後、タンディッシュから吐出された溶鋼が、成形型に流出されて連続鋳造が行われる。
一方、可動板3が閉位置に移動したときには、固定板2のノズル穴21の下端面が可動板3の上端面により閉止され、溶鋼の流通が停止される。
取鍋80内の溶鋼が空になると、上ノズル1と固定板2のノズル穴11,21に砂が詰められて、次回の溶鋼注入時にノズル穴11,21が目詰まりすることを防止する。何回かのチャージ後で、ガス吹き部材23が損傷したり目詰まりをしたりして使用できなくなる耐用限界使用回数に至る前に、固定板2の充填部材25をドリル等で壊して、ガス吹き部材23を本体部材22から切り離す。
本体部材22に埋設されているパイプ24の他端の、外側継ぎ手22fとの螺着を緩め、パイプ24の他端を外側継ぎ手22fから本体部材22側に抜き取る。内側継ぎ手23fでのパイプ24とガス吹き部材23との接続を維持した状態で、ガス吹き部材23をパイプ24とともに本体部材22から取り外す。又は、内側継ぎ手23fからパイプ24を外してパイプ24をガス吹き部材23から切り離した後に、ガス吹き部材23を本体部材22から取り外す。その後、パイプ24を本体部材22から抜き取る。その後、新品のガス吹き部材23と新品のパイプ24とを本体部材22に取り付ける。
なお、パイプ24の損傷がないか若しくは損傷が少ない場合には、パイプ24を本体部材22から取り外すことなく、ガス吹き部材23のみを本体部材22から取り外し、新品のガス吹き部材23を本体部材2に取り付けるとともに既存のパイプ24の一端に新品のガス吹き部材23を内側継ぎ手23fで接続してもよい。
本例においては、ガス吹き部材23は、モルタルで構成された充填部材25により本体部材22に固定されている。ガス吹き部材23は、溶湯金属にガスを吹き込む部分であり、高温に晒され損傷し易い部分である。また、ガス吹き部材23は、可動板3が閉位置にあるときには溶鋼が滞留する部分であり、溶鋼が凝固して目詰まりし易い部分である。このため、ガス吹き部材23だけを取り外して、新しいガス吹き部材23を本体部材22に取り付けることができる。ゆえに、損傷が少ない本体部材22は何回でも繰り返し使用することができ、ガス吹き部材23の交換に要するコストを低く抑えることができる。
(その他)
上記実施例1では、ガス吹き部材23とパイプ24とを繋ぐ内側継ぎ手23fが鉄板23bの小孔23e周縁に溶接されているが、内側継ぎ手23fは小孔23eに螺着されていてもよい。この場合には、内側継ぎ手23fは、小孔23eとの螺着を外すことで、小孔23eから抜き取り、内側継ぎ手23fをガス吹き部材23と切り離すことができる。
また、上記実施例1では外側継ぎ手22fが、鉄皮22bに溶接されているが、鉄皮22bに溶接することなく、鉄皮22bの小孔22hに螺着することによって本体部材23に固定されていてもよい。この場合には、外側継ぎ手22fを鉄皮22bから取り外して、鉄皮22bに形成された小孔22hから既存のパイプ24を抜き出して、新品に取り換えることができる。
1:上ノズル、2:固定板(ガス吹き耐火物)、3:可動板、4:下ノズル、11,21,31,41:ノズル穴、22:本体部材、22a:主貫通穴、22b、22c:鉄皮、22d:段部、23:ガス吹き部材、23a:貫通穴、23b:鉄板、23c:リング孔、23d:通気用貫通孔、24:パイプ、25:充填部材、26:外部パイプ、80:取鍋、80b:開口部、81:スライディングノズル装置。

Claims (3)

  1. 容器に取り付けられ該容器内の溶湯金属にガスを吹き込むガス吹き耐火物において、
    厚さ方向に貫通する主貫通穴と側面より該主貫通穴に延びる配管穴とをもつプレート状で耐火性の本体部材と、
    前記主貫通穴にモルタルにより同軸的に組み付けられた外周側に鉄板と内側継ぎ手とを有し内周側に前記溶湯金属が流通するノズル穴を構成する貫通穴とを有するリング状で耐火性のガス吹き部材と、
    前記配管穴に導入され前記内側継ぎ手に着脱可能に係止されたガス吹込み用パイプと、を有することを特徴とするガス吹き耐火物。
  2. 前記本体部材はその上面で前記主貫通穴を囲む部分に肉厚となる段部をもつ請求項1に記載のガス吹き耐火物。
  3. 前記主貫通穴はその上方部分が大きく下方部分が小さい段付穴であり、前記ガス吹き部材は前記段付穴の上方部分に組み付けられている請求項1または請求項2に記載のガス吹き耐火物。
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