JP2004223575A - スライディングノズル用ガス吹き込み装置 - Google Patents

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智博 余多分
Keizo Aramaki
敬三 荒巻
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Abstract

【課題】蓄圧タンクをガス供給管と並列に配管することにより、ガス供給源を切り離した際にも蓄圧タンクからガスを少量づつ長時間にわたって流し、溶融金属の浸透を防ぐ。
【解決手段】蓄圧式ボンベを有するガス吹込み装置を備えたスライディングノズルであって、前記蓄圧式ガス吹込み装置(33)は、独立したガス供給源からガス吹込みプラグを介してガス吹込みを行う主配管と、前記主配管から供給されるガスを蓄圧する機能を有する蓄圧ボンベ(24)と、前記主配管を通してガス吹込みの開始時に、または前記ガス吹込み中に、前記蓄圧ボンベ(24)にガスを蓄圧し、前記主配管を通してガス吹込みの終了時に、前記蓄圧ボンベ(24)に蓄圧されたガスのガス吹込みが可能な機能を有する制御部(33)とを備える。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スライディングノズルのポーラスプラグを通して底吹きするガスを供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズル内での溶鋼の凝固防止、溶鋼中の介在物の減少、ノズルの閉塞防止を目的として、スライディングノズル(以下SNと略す)に設けられたガス吹込み口から溶鋼内に不活性ガスを吹き込む方法が実施されている。
【0003】
上記ガスを吹き込む方法について図2(a)、および図2(b)を用いて説明する。図2(a)に示したSN50は、例えば、溶鋼等を鋳造する際の取鍋の底部に溶鋼流量を調節するために設けられる。
【0004】
SN50は、耐火物で構成され、溶鋼を流すため中央部にほぼ円錐状の開口部を有する上ノズル51を備えている。上ノズル51は、上ノズル内での溶鋼の凝固、溶鋼中の介在物の浮上とを防止するために、ほぼ中央部の円錐状開口部を囲むように、円周に形成された上ノズルポーラス部56を備えている。また、上ノズル51は、ポーラス部56にガスを導通できるように、上ノズルポーラス部56から外部に至る導管部59を有している。
【0005】
上ノズル51の下側には、耐火物で構成され、溶鋼を流すため中央部にほぼ円柱状の開口部を有する固定板52を備えている。固定板52は、ノズル閉塞防止と溶鋼の凝固防止のために、ほぼ中央部に円柱状の開口部を囲むように円周に形成された固定板ポーラス部57を備えている。固定板52は、また、固定板ポーラス部57にガスが導通できるように、固定板ポーラス部57から外部に至る導管部60を備えている。
【0006】
固定板52の下側には、耐火物で構成され、溶鋼を流すため左側にほぼ円柱状の開口部62と、右側上面に開口部62とほぼ同じ直径で円形状に設けられたポーラス部58を有するスライド板53を備える。このポーラス部58は、ノズル内での溶鋼の凝固防止のために設けるものである。
【0007】
さらに、スライド板53は、ポーラス部にガスが導通できるように、固定板52のポーラス部58から外部に至る導管部61を有している。スライド板53は、図面では、左右に摺動可能になっており、上ノズル51の開口部、固定板52の開口部、スライド板53の開口部62が連通した状態で溶鋼が流される。
【0008】
スライド板53の下側には、耐火物で構成され溶鋼を流すため中央部にほぼ円柱状の開口部を有した下ノズル55を備えている。下ノズル55から溶鋼が排出される。なお、下ノズル55には、溶鋼に浸漬されるロングノズルが接続される場合もある。
【0009】
図2(b)は、スライド板をずらして開口部62が連通しない閉の状態とし、ポーラス部からガスを流している状態である。図2(b)には、上ノズル51のポーラス部56は図示していない。通常、SNからの溶鋼内へのガスの吹き込みは、目的に応じて上ノズル51、固定板52およびスライド板53に設けられたポーラスレンガのうちのいずれか又はそれらの組合わせで行われる。
【0010】
ガス吹込み時期は目的によって鋳込開始までと鋳込中とに分けられる。前者は固定板52とスライド板53から、後者は上ノズル51と固定板52からである。例えば、固定板52およびスライド板53の右側上面に設けられたポーラス部58から、導管部61を通じてArガスを適量ノズル内に流すことによって、Arガス63を溶鋼内に吹き込み、溶鋼の凝固を防止することができる。
【0011】
ところで、このような方法では、ガス供給源と切り離したさいには、ガスが供給されないので、溶鋼の凝固を来たす等のトラブルがあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決するためのもので、蓄圧タンクをガス供給管と並列に配管することにより、ガス供給源を切り離した際にも蓄圧タンクからガスを少量づつ長時間にわたって流し、溶融金属の浸透を防ぐことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の第1の態様は、蓄圧式ボンベを有するガス吹込み装置を備えたスライディングノズルであって、
前記蓄圧式ガス吹込み装置(33)は、独立したガス供給源からガス吹込みプラグを介してガス吹込みを行う主配管と、
前記主配管から供給されるガスを蓄圧する機能を有する蓄圧ボンベ(24)と、
前記主配管を通してガス吹込みの開始時に、または前記ガス吹込み中に、前記蓄圧ボンベ(24)にガスを蓄圧し、前記主配管を通してガス吹込みの終了時に、前記蓄圧ボンベ(24)に蓄圧されたガスのガス吹込みが可能な機能を有する制御部(33)とを備える。
【0014】
本発明の第2の態様は、前記蓄圧式ボンベ(24)を有するガス吹込み装置は、前記スライディングノズル(32)に脱着可能に設けられていることを特徴とするスライディングノズルである。
【0015】
本発明の第3の態様は、前記蓄圧式ボンベ(24)を有するガス吹込み装置は、取鍋の底部又は側面に取付けられていることを特徴とするスライディングノズルである。
【0016】
本発明の第4の態様は、前記主配管には、吹込みプラグ用の方向に設けた逆止弁(16)と、スライディングノズル用のガス吹込開閉弁(14)とが備えられていることを特徴とするスライディングノズルである。
【0017】
本発明の第5の態様は、前記制御部(15)は、前記主配管と前記蓄圧ボンベ(24)に接続した配管を備え、前記配管には、少なくとも吹き込みプラグ方向へのガス流れのみを許容する第1逆止弁(21)と、前記第1逆止弁(21)に続いて減圧弁とを備えたことを特徴とするスライディングノズルである。
【0018】
本発明の第6の態様は、更に、前記減圧弁(21)に続いて圧力計(19)と流量計(18)を前記ガス吹込みプラグ方向に備えたことを特徴とするスライディングノズルである。
【0019】
本発明の第7の態様は、更に、前記圧力計(19)と流量計(18)とに続いて、流量調節弁(17)と第2の逆止弁(16)とを備えた請求項6記載のスライディングノズルである。
【0020】
本発明の第8の態様は、前記スライディングノズルが、溶鋼、溶銑、溶銅、溶融アルミニウムなどの溶融金属であることを特徴とするスライディングノズルのガス吹き込み装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1(a)、図1(b)を用いて説明する。図1(a)には、SN及びSN用ガス吹込装置の概略図を示した。
【0022】
例えば、取鍋の底に設けたSNは、耐火物で構成され、溶鋼を流すため中央部に円筒状の開口部を有する上ノズル1を備える。上ノズル1は、開口部を囲むように、開口部の周囲に形成された上ノズルポーラス部6を備えている。また、上ノズル1は、上ノズルポーラス部6にガスが導通できるように、上ノズルポーラス部6から外部に至る導管部(図示せず)を備えている。
【0023】
上ノズル1の下側には、耐火物で構成され、溶鋼を流すため中央部に開口部を有する固定板2を備える。固定板2は、ほぼ中央部の円筒状開口部を囲むように円筒状に形成された固定板ポーラス部7を備えている。固定板2は、また、固定板ポーラス部7にガスが導通できるように、固定板ポーラス部7から外部に至る導管部(図示せず)を有している。
【0024】
固定板2の下側には、耐火物で構成され、溶鋼を流すため中央部にほぼ円柱状の開口部12と、開口部12とほぼ同じ直径で円柱状に設けられたポーラス部8を有するスライド板3を備えている。さらに、スライド板3は、ポーラス部8にガスが導通できるように、ポーラス部8から外部に至るガス導管部11を有している。スライド板3のポーラス部8に接続されたガス導管部11には接続端13が設けられている。
【0025】
スライド板3は、例えば図面では左右に摺動可能に設けられており、上部ノズル1の開口部、固定板2の開口部、スライド板3の開口部12が連通した状態で溶鋼が流される。
【0026】
スライド板3の下側には、中央部にほぼ円柱状の開口部を有した下ノズル5を備えている。下ノズル5から溶鋼が排出される。なお、下ノズル5には溶鋼に浸漬されるロングノズルが接続される場合もある。
【0027】
スライド板3のポーラス部8に接続されたガス導管部11に設けられた接続端13に、本発明のガス吹込装置が接続される。
【0028】
ガス吹込装置33は、接続端13に接続される配管の途中に設けられた開閉バルブ14と、ガス流量を制御する制御部15と、安全弁23と一体となった蓄圧タンク24と、ガス供給原と接続させるための接続端22とで構成されている。
【0029】
制御部15は、例えば、ガスの流れる方向を制御するための逆止弁21と、ガス圧を下げるための減圧弁20、ガス圧力を表示するための圧力計19、ガス流量を表示するための流量計18と、ガス流量を調整するためのニードル弁17と、ガスの流れる方向を制御するための逆止弁16とで構成されている。蓄圧タンク24の安全弁23の反対側は逆止弁21と減圧弁20との間で制御部15に接続されている。
【0030】
図1(b)を用いてさらに説明する。取鍋30が所定位置にあり、SNにガスを供給するための固定配管が付近にある場合は、接続端22にガス供給源を接続し、ガス供給管の開閉弁を開くことによってガスを吹き込むことができる。
【0031】
ところで、取鍋30が移動式の場合、あるいは移動する必要がある場合には、ガス供給源から切り離して取鍋30を移動できる状態とする必要がある。そうした場合、移動中にもガスの吹き込みが停止しないようにしたものが本願発明のガス吹込み装置33である。
【0032】
例えば、取鍋30の底にはガス吹込み装置33が配置されている。ガス吹込み装置33は、取鍋30の底に、例えばガスを圧縮状態で蓄えるための蓄圧タンク24と、制御部15とを備えている。接続端22から制御部15へ、制御部15から蓄圧タンク24へ、制御部15とスライド板ポーラス部8はそれぞれ配管34で接続されている。
【0033】
使用方法について図1(a)、図1(b)を用いて以下に説明する。まず蓄圧タンク24にガスを蓄圧する。蓄圧タンク24は、配管により逆止弁21と減圧弁20の間に接続されているので、接続端22を、ガス源である工場内に設置されたガス配管に接続すれば良い。すると、逆止弁21を介して、ガスは蓄圧タンク24に供給される。これにより、所定圧力のガスが蓄圧タンク24に溜められる。
【0034】
蓄圧タンク24に蓄圧されるガス圧力としては、ガス源の圧力と同一又は低い範囲で適宜選択すれば良い。例えば4〜10kgf/cmにできる。ただし、これに限定されるものではない。なお、ガスは減圧弁20以降、開閉弁14の間にも所定の圧力で蓄えられる。また、必要により例えばコンプレッサにより圧縮して必要な量のガスを蓄圧タンクに貯蔵しても良い。
【0035】
蓄圧タンク24に蓄圧したガスを利用するには以下のように行う。蓄圧タンク24は、配管により逆止弁21と減圧弁20の間に接続されている。逆止弁21は、ガス供給源を外したとき、ガス供給管内への大気の侵入を防止するために設けたものである。そのため、ガスは減圧弁20の方向に流れる。減圧後のガスの圧力は圧力計19により、流量は流量計18により測定される。
【0036】
ガス流量の調整はニードル弁17によって行われる。ニードル弁の先には逆止弁16を設ける。逆止弁16は、SNとガス吹込み装置を切り離した際、制御部15に大気が流れ込まないようにするためのものである。このようにして、蓄圧タンク24に蓄圧されていたガスは、減圧弁20、二ードル弁17、逆止弁16、開閉バルブ14を通して、SNに供給される。
【0037】
取鍋の移動中は一定圧力でガスを供給することが望ましい、そのため減圧弁20を通して蓄圧タンク24からガスを一定の圧力で供給する。これにより、蓄圧タンク24内のガスを有効に長時間にわたってポーラス部6、7、8に供給できる。また、流量調整弁17を設けることにより、蓄圧タンク24内のガスを有効に長時間にわたってポーラス部6、7,8に供給することができる。
【0038】
用いるガスは、溶融金属に対して影響を与えないガスであればいずれのガスを使用してもよい。通常、溶鋼に対しては、窒素ガス、アルゴンガスが経費の点,あるいは鋼の品質に影響を与えない点で望ましい。
【0039】
この状態で、ガス源から切り離して取鍋30を次工程に移送することができる。移送の際には、ガス源からSNヘガスを供給できない。ところが、取鍋30をガス源から切り離して移送させても、蓄圧タンク24からSNにガスが供給されるため、移送途中においてもSNのポーラス部8に金属溶湯が侵入することを抑え、詰まりを抑えることができる。なお、本発明のガス吹き込み装置は、すべての溶融金属に使用できるが、最も効果を発揮するのは、溶融金属が溶鋼又は溶銑である場合である。
【0040】
従って、本実施形態では、溶解炉で溶解した金属溶湯を取鍋30の溶湯収容室に受ける出湯工程の後において、取鍋30内の金属溶湯31を収容したまま、金属溶湯に対して2次精錬する取鍋精錬工程、取鍋精錬後の金属溶湯に吸蔵されているガスを脱ガスする脱ガス工程、取鍋30の金属溶湯31を連続鋳造機のタンデイシュ注湯して、連続鋳造機で連続鋳造する連続鋳造工程等の各工程で実施できる。
【0041】
そして、取鍋精錬工程、脱ガス工程、連続鋳造工程といった各工程を実施する工場内のステーションに、それぞれ設置されているガス源に接続端22をその都度接続することにより、ガス源から蓄圧タンク24にガスを蓄圧する蓄圧操作が自動的に実施できる。
【0042】
その他、本発明は、上記しかつ図面に示す実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて適宜変更できるものである。例えば、ポーラス部は貫通孔であっても良い。また、本発明はタンデイッシュに適用できることはもちろんである。
【0043】
【実施例】
図1(a)、図1(b)に示したように、取鍋30の底に設けたSNに接続端13を介して、本発明のガス吹き込み装置33を取り付け、SNの使用回数を1か月にわたって調べた。SNポーラス部は、ポーラス部8の(寸法が外形φ60mmで、材質をハイアルミナ質とした。
【0044】
溶融金属は溶鋼であり、取鍋内の溶鋼の探さは約2mで、溶鋼の静圧は約12N/cmである。これに対して、ガスの元圧は100N/cmであり、蓄圧タンク容量は38lである。蓄圧タンクからのガスは、2N/cmに減圧してから10l/minの割合で流した。鋳造終了から排滓までの時間は、約20分であった。
【0045】
調査の結果、本発明のガスの吹き込み装置を使用した場合、SNは5キャストの繰り返し使用ができた。これに対して、従来の装置では、繰り返し使用回数は3キャストを超えなかった。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、SNガスの供給管と本発明のガス供給設備を設け、通常操業では供給管を用いてガスを供給するが、終了後は充分に蓄圧した蓄圧タンクからガスを供給する。蓄圧時には、必要な圧力まで高めることができ、蓄圧タンクからのガス流量を微調整できるので、長時間にわたってガスを供給し続けることかできるので、溶融金属がポーラス部の通気細孔に漫透することを防ぐことができる。これにより、ポーラス部を取り替えることなく繰り返し使用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス吹込み装置を取付けたSNの概略図である。
【図2】従来のガス供給管を備えたSNの概略図である。
【符号の説明】
1 上ノズル
2 固定板
3 スライド板
5 下ノズル
6 上ノズルポーラス部
7 固定板ポーラス部
8 スライド板ポーラス部
11 スライド板ガス導管部
12 開口部
13 接続端
14 開閉バルブ
15 制御部
16 逆止弁
17 ニードル弁
18 流量計
19 圧力計
20 減圧弁
21 逆止弁
22 接続端
23 安全弁
24 蓄圧タンク
30 取鍋
31 溶湯
32 SN(スライディングノズル)
33 ガス吹込み装置
34 配管
50 SN(スライディングノズル)
51 上ノズル
52 固定板
53 スライド板
55 下ノズル
56 上ノズルポーラス部
57 固定板ポーラス部
58 スライド板ポーラス部
59 上ノズルガス導管部
60 固定板ガス導管部
61 スライド板ガス導管部
62 開口部

Claims (8)

  1. 蓄圧式ボンベを有するガス吹込み装置を備えたスライディングノズルであって、
    前記蓄圧式ガス吹込み装置(33)は、独立したガス供給源からガス吹込みプラグを介してガス吹込みを行う主配管と、
    前記主配管から供給されるガスを蓄圧する機能を有する蓄圧ボンベ(24)と、
    前記主配管を通してガス吹込みの開始時に、または前記ガス吹込み中に、前記蓄圧ボンベ(24)にガスを蓄圧し、前記主配管を通してガス吹込みの終了時に、前記蓄圧ボンベ(24)に蓄圧されたガスのガス吹込みが可能な機能を有する制御部(33)と、を備える。
  2. 前記蓄圧式ボンベ(24)を有するガス吹込み装置は、前記スライディングノズル(32)に脱着可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスライディングノズル。
  3. 前記蓄圧式ボンベ(24)を有するガス吹込み装置は、取鍋の底部又は側面に取付けられていることを特徴とする請求項1、又は2に記載のスライディングノズル。
  4. 前記主配管には、吹込みプラグ用の方向に設けた逆止弁(16)と、スライディングノズル用のガス吹込開閉弁(14)とが備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライディングノズル。
  5. 前記制御部(15)は、前記主配管と前記蓄圧ボンベ(24)に接続した配管を備え、前記配管には、少なくとも吹き込みプラグ方向へのガス流れのみを許容する第1逆止弁(21)と、前記第1逆止弁(21)に続いて減圧弁とを備えたことを特徴とする請求項1〜4に記載のスライディングノズル。
  6. 更に、前記減圧弁(21)に続いて圧力計(19)と流量計(18)を前記ガス吹込みプラグ方向に備えたことを特徴とする請求項5に記載のスライディングノズル。
  7. 更に、前記圧力計(19)と流量計(18)とに続いて、流量調節弁(17)と第2の逆止弁(16)とを備えた請求項6記載のスライディングノズル。
  8. 前記スライディングノズルが、溶鋼、溶銑、溶銅、溶融アルミニウムなどの溶融金属であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスライディングノズルのガス吹き込み装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055948A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Tokyo Yogyo Co Ltd ガス吹き耐火物
JP2014237158A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 東京窯業株式会社 蓄圧ボンベを持つ取鍋
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JP2018062687A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 東京窯業株式会社 ガス供給装置

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