JP2002153953A - 連続鋳造方法 - Google Patents
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Abstract
シュ内に最初に受湯する溶鋼の清浄度を向上させる連続
鋳造方法の提供。 【解決手段】タンディッシュ2の底部に設けた給湯孔3
を閉じた状態で、取鍋1からの溶鋼5の受湯を開始し、
タンデイッシュ内の溶鋼量が一定量になるまでの第1の
工程と、溶鋼量が一定量になった時点で、取鍋からの受
湯をいったん中断し、タンデイッシュ内に一定量の溶鋼
を保持し、取鍋からの溶鋼の受湯を再開するまでの第2
の工程と、取鍋からの受湯を再開し、給湯孔を開孔して
鋳造を開始するまでの第3の工程とを有する連続鋳造方
であって、少なくとも第2の工程において、タンディッ
シュ内の溶鋼中に不活性ガスを吹き込むとともに、溶鋼
を加熱する。
Description
る際に、タンディッシュ内に受湯した取鍋からの初期の
溶鋼の清浄度を向上させる連続鋳造方法に関する。
ったんタンディッシュに注入された後に浸漬ノズルを介
して鋳型内に供給される。近年とくに鋼材の性能向上に
対する要望が強まっており、次に述べるように鋼の清浄
性を高めるためにタンディッシュ内で溶鋼中の酸化物な
どを除去するさまざまな方法が提案されている。
ディッシュの受湯部近傍の底部に設けた多孔質耐火物
(ポーラスプラグ)製のガス吹き込み口から、溶鋼中に
不活性ガスを吹き込む方法が提案されている。この方法
は、溶鋼中のAlの酸化物などを不活性ガスの気泡に捕
捉させて除去する方法である。
常状態の溶鋼の清浄度が向上することが期待される。し
かし、連続鋳造を開始した直後の溶鋼の清浄度が良くな
い場合がある。その理由はつぎのとおりである。すなわ
ち、受湯する前のタンディッシュ内には、タンディッシ
ュを補修した際の耐火物などの屑が残存する場合があ
り、取鍋から最初にタンディッシュに供給された溶鋼中
に、これら耐火物などの屑が混入する。また、取鍋底部
に設けた溶鋼を供給するためのノズルの内部には、溶鋼
の詰まりを防止するために、通常、珪砂などの詰め物が
挿入されている。したがって、取鍋から最初にタンディ
ッシュに供給された溶鋼中に、これら珪砂などの詰め物
が混入する。単にタンディッシュの底部から溶鋼中に不
活性ガスを短時間吹き込むだけでは、このように耐火物
などの屑や珪砂などの詰め物が混入した溶鋼の清浄度を
向上させることは困難である。
らタンディッシュ内に溶鋼の供給を開始するに際し、取
鍋からの溶鋼の供給速度を抑制しながら、タンディッシ
ュに設けた誘導加熱装置を作動させて、タンディッシュ
内の溶鋼を加熱する方法が提案されている。この方法で
は、取鍋からの初期の溶鋼の清浄度を向上させる一定の
効果は期待できるものの、この公報にも記載されている
ように、取鍋からのごく初期の溶鋼の清浄度を安定して
確実に向上させることは困難である。
開始する際に、タンディッシュ内に受湯した取鍋からの
初期の溶鋼の清浄度を、ごく初期の溶鋼の清浄度も含め
て、安定して確実に向上させることができる連続鋳造方
法を提供することを目的とする。
(1)に示す連続鋳造方法にある。 (1)溶鋼の加熱装置および底部にガス吹き込み口を有
するタンディッシュを用いて、取鍋から受湯した溶鋼を
鋳型内に給湯する連続鋳造方法において、下記内容の工
程を有する連続鋳造方法。 第1の工程;タンディッシュの底部に設けた鋳型内へ
の溶鋼の給湯孔を閉じた状態で、取鍋からの溶鋼の受湯
を開始し、タンデイッシュ内の溶鋼量が一定量になるま
で工程。
が一定量になった時点で、取鍋から溶鋼の受湯をいった
ん中断し、タンデイッシュ内に一定量の溶鋼を保持し、
取鍋からの溶鋼の受湯を再開するまでの工程。
ディッシュ内の溶鋼中にガス吹き込み口から不活性ガス
を吹き込むとともに、溶鋼の加熱装置を作動させてタン
ディッシュ内の溶鋼を加熱する。
開するとともに、給湯孔を開孔して鋳造を開始するまで
の工程。
記内容とするのが望ましい。第1の工程、第2の工程
および第3の工程において、タンディッシュ内の溶鋼中
にガス吹き込み口から不活性ガスを吹き込むとともに、
溶鋼の加熱装置を作動させてタンディッシュ内の溶鋼を
加熱する。
記内容とするのが、より望ましい。 第2の工程における取鍋からの溶鋼の受湯をいったん
中断する時期が、タンディッシュ内の溶鋼量がタンディ
ッシュ容量の70%以上になった時点であること。
を吹き込む際のガスの吹き込み量が20〜50リットル
(Normal)/分であること。
の加熱時間が5分間以上であること。
部に設けたガス吹き込み口から不活性ガスを吹き込むこ
と、および/または、タンディッシュに設けた溶鋼の加
熱装置を作動させて溶鋼を加熱することは、とくに定常
状態、すなわち鋳造速度などが一定となった後のタンデ
ィッシュ内の溶鋼の清浄度を向上させることに効果があ
る。しかし、取鍋からのごく初期の溶鋼を含めて、初期
の溶鋼の清浄度を安定して確実に向上させることは困難
である。
で鋳型内に溶鋼を給湯しながら、タンディッシュ内の溶
鋼中に不活性ガスを吹き込み、タンディッシュに配置し
た溶鋼の加熱装置を作動させて溶鋼を加熱しても、取鍋
からのごく初期の溶鋼の清浄化は困難である。このよう
な状態では、取鍋から受湯した溶鋼は、直接、鋳型への
給湯孔に向かって流れる。そのため、タンディッシュ内
に受湯した取鍋内のごく初期の溶鋼中の酸化物などを十
分に浮上させて、溶鋼系外に除去するだけの十分な時間
が確保できない。
て、取鍋からの初期の溶鋼の清浄度を安定して確実に向
上させるには、取鍋から溶鋼の受湯を開始した後に、タ
ンディッシュ内の溶鋼量が一定量になった時点で、取鍋
からの溶鋼の受湯をいったん中断し、かつ、不活性ガス
の吹き込みおよび溶鋼の加熱を行いつつ、タンデイッシ
ュ内に一定量の溶鋼を保持し、タンディッシュ内に受湯
した取鍋内のごく初期の溶鋼中の酸化物などを十分に浮
上させて、溶鋼系外に除去するための十分な時間を確保
するのが効果的であることがわかった。
ュ内の溶鋼量が一定量になった時点で、取鍋から溶鋼の
受湯をいったん中断し、タンデイッシュ内に一定量の溶
鋼を保持し、取鍋からの溶鋼の受湯を再開するまでの工
程を第2の工程とし、少なくともこの第2の工程におい
て、タンディッシュ内の溶鋼中にガス吹き込み口から不
活性ガスを吹き込むとともに、溶鋼の加熱装置を作動さ
せてタンディッシュ内の溶鋼を加熱する。
を含めて、取鍋からの初期の溶鋼中の酸化物などを、安
定して確実に浮上、除去できるので、溶鋼の清浄度を向
上させることができる。
説明する。本発明の方法が対象とするタンディッシュの
形状、容量などは、とくに限定するものではない。図1
は、本発明の方法が対象とするタンディッシュ形状の例
を示す模式図である。その形状は、図1(a)に示すよ
うに、取鍋1から溶鋼5を受湯する部分と、受湯した溶
鋼の鋳型4内への給湯孔3が1つの箱形容器に存在す
る、いわゆる通常の箱形の形状でもよい。また、その形
状は、図1(b)に示すように、取鍋1からの溶鋼5を
受湯する受湯部6と鋳型への給湯孔3を設けた給湯部7
とが別の箱形の容器であり、それらを溶鋼の通流路8で
連結する形状でも構わない。通常、その容量はおよそ2
0〜40t程度である。図中の符号2はタンデイッシュ
を、符号9は後述するガス吹き込み口を、符号10は後
述する溶鋼の加熱装置を、符号11は気泡、符号12は
凝固殻、符号13は取鍋の下ノズル、符号14は浸漬ノ
ズルをそれぞれ示す。なお、ガス吹き込み口への配管な
どは図示していない。
み口は、多孔質耐火物でもよく、内径が1mm程度の鋼
製の細管を複数本埋設した耐火物でもよい。これらガス
吹き込み口の耐火物の1個の大きさおよび形状は、タン
ディッシュ底部への取り付け作業など、取り扱い易さの
観点から、水平断面が50〜100mm程度の矩形がよ
く、またその水平断面積に相当する大きさで、水平断面
が円形、多角形などの他の形状でもよい。
ュ底部の位置は、取鍋からの溶鋼の受湯部と鋳型への給
湯孔との中間の位置から給湯孔にかけての範囲の底部の
位置がよい。また、前述の通流路で連結したタンディッ
シュ形状の場合には、給湯孔を設ける給湯部の底部の位
置がよい。溶鋼中の酸化物を、より効果的に浮上させる
ことができるからである。さらに、ガス吹き込み口の位
置を、鋳型への給湯孔近傍の周りとしてもよく、その
際、ガス吹き込み口を、いわゆるリング状に給湯孔の周
りに配置することができる。これらガス吹き込み口を配
置する個数は、1個以上とすることができる。
または窒素ガスなどを用いるのがよい。タンディッシュ
に設ける溶鋼の加熱装置の種類は、通常用いられている
電磁誘導加熱装置でもよいし、プラズマトーチ加熱装置
でもよい。また、その他の装置でも構わない。ただし、
タンディッシュ内の20〜40t程度の溶鋼を、5〜1
0分間程度で迅速に加熱し、溶鋼の温度を定常状態の鋳
造時に設定しているタンディッシュ内の溶鋼温度にまで
加熱することができる加熱装置を用いるのが望ましい。
この加熱による昇温は、取鍋の容量、タンディッシュの
容量、取鍋から溶鋼を受湯する直前のタンディッシュの
耐火物の温度などによって変わるが、およそ5〜35℃
程度である。
ュの位置は、取鍋からの溶鋼の受湯部と鋳型への給湯孔
との中間の位置から給湯孔にかけての範囲の位置がよ
い。また、前述の通流路で連結したタンディッシュ形状
の場合で、溶鋼の加熱装置が電磁誘導加熱装置の場合に
は、通流路近傍の位置とすることができる。溶鋼の加熱
装置が電磁誘導加熱装置の場合には、それら加熱装置を
通流路、給湯部など外部に設け、溶鋼を加熱することが
できる。また、溶鋼の加熱装置がプラズマトーチ加熱装
置の場合には、給湯部近傍の溶鋼の表面にトーチを設
け、溶鋼を加熱することができる。
1個以上とすることができる。また、電磁誘導加熱装置
とプラズマトーチ加熱装置とを併設しても構わない。前
述の図1(a)中には、取鍋からの溶鋼の受湯部と鋳型
への給湯孔との中間の位置より少し給湯孔側の位置に、
電磁誘導加熱装置を設けた例を示す。前述の図1(b)
中には、通流路および給湯部にそれぞれ電磁誘導加熱装
置を設けた例を示す。
鋼中へのガス吹き込み口を有するタンディッシュを用
い、下記の第1〜第3の工程を有する方法である。第1
の工程は、タンディッシュの底部に設けた鋳型内への溶
鋼の給湯孔を閉じた状態で、取鍋からの溶鋼の受湯を開
始し、タンデイッシュ内の溶鋼量が一定量になるまで工
程である。
ズルを経て、溶鋼を鋳型内に供給する孔である。給湯孔
を閉じた状態で、取鍋からの溶鋼を受湯するので、タン
ディッシュ内に受湯した溶鋼が、そのまま直接、給湯孔
から鋳型内に流れ込むことを防止できる。
が一定量になった時点で、取鍋から溶鋼の受湯をいった
ん中断し、タンデイッシュ内に一定量の溶鋼を保持し、
取鍋からの溶鋼の受湯を再開するまでの工程である。
ディッシュ内の溶鋼中にガス吹き込み口から不活性ガス
を吹き込むとともに、溶鋼の加熱装置を作動させてタン
ディッシュ内の溶鋼を加熱する。
鋼中に不活性ガスを吹き込むとともに、溶鋼の加熱装置
を作動させてタンディッシュ内の溶鋼を加熱する。取鍋
からタンディッシュ内に受湯する初期の溶鋼の温度は、
通常、定常状態の溶鋼の温度より低く、さらに、タンデ
ィッシュからの抜熱などにより、さらに溶鋼の温度は低
下する。溶鋼を加熱する際、溶鋼の温度を定常状態の鋳
造時に設定しているタンディッシュ内の溶鋼温度近傍ま
で加熱するのがよい。その際の加熱する温度は、取鍋お
よびタンディッシュの容量などの条件によって変わる
が、およそ5〜35℃程度である。溶鋼の温度が低下す
ると溶鋼の粘度が上昇して、溶鋼中の酸化物などが浮上
しにくくなる。したがって、溶鋼中に不活性ガスを吹き
込むとともに、溶鋼を加熱することにより、溶鋼中の酸
化物が浮上しやすくなるのである。溶鋼中を浮上してき
た酸化物は、タンディッシュ内の溶鋼の表面に添加した
フラックスなどによって捕捉され、溶鋼系外に除去され
る。
継続して行いつつ、一定量の溶鋼をタンデイッシュ内に
保持することにより、溶鋼中の酸化物を効果的に浮上さ
せることができる。タンディッシュ内に保持した溶鋼の
表面に、溶鋼中を浮上してきた酸化物を捕捉するための
フラックスなどを添加するのが望ましい。
開するとともに、給湯孔を開孔して鋳造を開始するまで
の工程である。
望ましい。 すなわち、第1の工程、第2の工程お
よび第3の工程において、タンディッシュ内の溶鋼中に
ガス吹き込み口から不活性ガスを吹き込むとともに、溶
鋼の加熱装置を作動させてタンディッシュ内の溶鋼を加
熱するのが望ましい。効果的にタンデイッシュ内の溶鋼
中の酸化物を浮上させることができる。
の吹き込みを開始する時期は、ガスが吹き抜けを起こさ
ない程度にタンデイッシュ底部に溶鋼が溜まった時期か
らとするのがよい。そのときの溶鋼の深さは、不活性ガ
スの圧力などによって相違するので、予め試験により求
めておくのがよい。
開始する時期は、用いる溶鋼の加熱装置を作動させて溶
鋼を加熱できる程度に溶鋼の深さが達してからとするの
がよい。予め試験により、加熱を開始する時期を求めて
おくのがよい。
が、より望ましい。 すなわち、 第2の工程にお
ける取鍋からの溶鋼の受湯をいったん中断する時期が、
タンディッシュ内の溶鋼量がタンディッシュ容量の70
%以上になった時点であることが、より望ましい。
らの溶鋼の受湯をいったん中断すると、タンディッシュ
内に保持する溶鋼量が少ないので、タンディッシュ内に
残存した耐火物などの屑や取鍋底部のノズル内の珪砂な
どの詰め物などが溶鋼中に混入する割合が相対的に多く
なる。したがって、溶鋼中の酸化物などが安定して浮上
し、除去される効果が小さくなる。中断するのは、タン
ディッシュ容量の100%を受湯したときでもよい。
ガスを吹き込む際のガスの吹き込み量が20〜50リッ
トル(Normal)/分であることが、より望ましい。
/分未満では、酸化物を浮上させる効果が小さく、50
リットル(Normal)/分を超えると、溶鋼の攪拌が著し
く、溶鋼表面が波立ったりして、かえって、溶鋼の清浄
度が悪化する。
る合計の加熱時間が5分間以上であることが、より望ま
しい。
の時間が5分間未満では、清浄度向上の効果が小さい。
また、この合計の加熱時間は、20分間以下とするのが
望ましい。20分間を超えると、その効果が飽和すると
ともに、タンデイッシュ耐火物の損耗が増加し、また鋼
の生産性が悪くなる。
まで、溶鋼中へ不活性ガスを吹き込むのが望ましい。ま
た、第3の工程よりも後で、鋳造中にタンデイッシュ内
の溶鋼の温度が定常状態の鋳造時に設定しているタンデ
ィッシュ内の溶鋼温度に達した場合には、その後のタン
デイッシュ内の溶鋼の加熱を止めても構わない。その後
に溶鋼の温度が低下すれば、溶鋼の加熱を再度行えばよ
い。
わちほぼ同じような化学組成の鋼を有する数個の取鍋内
の溶鋼を、1つのタンディッシュを用いて連続して鋳造
する際、最初の取鍋からタンディッシュ内に受湯する溶
鋼の清浄化に適用することができる。
る溶鋼を1つのタンディッシュを用いて連続して鋳造す
る際、先に鋳造した溶鋼がタンディッシュを経てほぼ全
て鋳型内に給湯されて、タンディッシュ内に残存しない
状態で、後から鋳造する化学組成の相違する溶鋼を、タ
ンディッシュに受湯して鋳造する場合にも、その溶鋼の
清浄化に適用することができる。
シュ内からほぼ全て鋳型内に流れ出るとともに、できる
だけ速やかに、後の鋳造する取鍋内の溶鋼をタンディッ
シュ内に給湯し,その後鋳片連結またはダミーバーの挿
入をするのがよい。表面温度の高いタンディッシュが大
気にさらされる時間が短く、極わずかにタンディッシュ
表面に残存する溶鋼などが大気中の酸素で酸化されるの
が抑制されるので、後から給湯した溶鋼の清浄化を効果
的に行うことができる。
は、取鍋から溶鋼の受湯を開始する前に、タンディッシ
ュ内の雰囲気をArガスで置換する操作を開始した時刻
をスタートの零時刻とし、そこからの経過時間(分)を
意味する。 (実施例1)図1(a)に示すような通常の箱形で、容
量が25tのタンディッシュを用い、C含有率が0.4
5質量%の炭素鋼を鋳造した。
設けた給湯孔には、リング状にガス吹き込み口を配置し
た。
ら給湯孔にかけての範囲内の位置に相当するタンディッ
シュの外部に誘導加熱方式の溶鋼の加熱装置を配置し
た。この溶鋼の加熱装置は、最大1600kwの出力を
有し、出力が1000kw時に、タンディッシュ容量の
25tの溶鋼を一定温度に保つことができる。
タンディッシュ内の雰囲気をArガスで約3分間置換し
た。その後、第1の工程では、タンディッシュの底部に
設けた鋳型内への溶鋼の給湯孔を閉じた状態で、取鍋か
らの溶鋼の受湯を開始し、ガス吹き込み口からタンディ
ッシュ内の溶鋼中にArガスを40リットル(Normal)
/分の吹き込み量で吹き込むとともに、試験開始からの
経過時間約5分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始して
から約2分後のタンディッシュ内溶鋼重量が10tにな
った時点で、溶鋼の加熱装置を作動させて溶鋼を加熱
し、約10℃昇温してタンディッシュ内の溶鋼を定常状
態でのタンデイッシュ内の溶鋼の目標温度である152
0℃近傍まで加熱した。その際、溶鋼の加熱装置の作動
条件は、1200kwの出力で一定とし、連続稼働とし
た。
5.5分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始してから約
2.5分後のタンディッシュ内の溶鋼量が15tになっ
た時点、すなわち、タンディッシュ容量の60%の溶鋼
量になった時点で、取鍋からの溶鋼の受湯をいったん中
断し、溶鋼を保持した。この第2の工程においても、第
1の工程と同じく、不活性ガスの吹き込みおよび溶鋼の
加熱を行った。
約14分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始してから約
11分後に、取鍋からの溶鋼の受湯を再開するととも
に、タンディッシュ底部に設ける給湯孔を開孔して鋳造
を開始した。溶鋼中にArガスを吹き込み、溶鋼を加熱
し始め、その後、取鍋からの溶鋼の受湯を中断してか
ら、再度溶鋼の受湯を開始するまで、溶鋼の合計の加熱
時間が約8.5分間であることを意味する。
間、タンディッシュ内の溶鋼の重量をロードセル方式に
より常時測定した。また、タンディッシュ内の溶鋼量が
15tに達した後、直径30mm、長さ100mmの容
量の溶鋼試料をボンブ法により、タンディッシュ内の溶
鋼から、時間の経過とともに採取し、得られたサンプル
の全酸素量を分析し、全酸素量の推移を測定した。さら
に、タンディッシュ上方から、時間の経過とともに、溶
鋼中に通常の温度測定サンプラーを挿入して、溶鋼の温
度を測定した。
を時間経過とともに示す図である。図2における横軸の
時間に関する零点は、タンディッシュ内の雰囲気をAr
ガスで置換開始した時刻を示す。タンディッシュ内の雰
囲気をArガスで置換開始した時刻からの経過時間で表
現すれば、上述のとおり、タンディッシュ内の溶鋼量
は、約3分後から増加し、約5.5分後に約15tの一
定量とした。経過時間約14分後に、鋳造を開始すると
ともに、その後、タンディッシュ内の溶鋼量を漸増させ
た。
移を示す図である。また、図4は、タンディッシュ内の
溶鋼の全酸素量の推移を示す図である。図2、図3およ
び図4における横軸の時間に関する零点は、タンディッ
シュ内の雰囲気をArガスで置換開始した時刻を示す。
でのタンデイッシュ内の溶鋼の目標温度である1520
℃に対して、取鍋から受湯した初期の溶鋼温度は約15
10℃と低かった。溶鋼の加熱装置の作動後の約8分
後、すなわち試験開始からの経過時間約13分後に溶鋼
温度は、目標温度の約1520℃にまで上昇した。
期、すなわち試験開始からの経過時間約6分後の溶鋼の
全酸素量約13ppmであり、試験開始からの経過時間
約26分後の定常状態の全酸素量である約13ppmと
同じ値で、取鍋から初期に受湯した溶鋼の清浄化を達成
できた。経過時間約18分後の溶鋼の全酸素量も約12
ppmであり、タンディッシュ内の溶鋼が、安定して確
実に清浄化できたことがわかった。 (実施例2)実施例1で用いたのと同じく、ガス吹き込
み口および溶鋼の加熱装置を配置したタンディッシュを
用い、C含有率が0.45質量%の鋼を鋳造した。
湯する際、下記に示す工程で受湯した。まず、受湯を開
始する前にタンディッシュ内の雰囲気をArガスで約3
分間置換した。
設けた鋳型内への溶鋼の給湯孔を閉じた状態で、取鍋か
らの溶鋼の受湯を開始し、ガス吹き込み口からタンデイ
ッシュ内の溶鋼中にArガスを40リットル(Normal)
/分の吹き込み量で吹き込むとともに、試験開始からの
経過時間約5分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始して
から約2分後のタンディッシュ内溶鋼重量が10tにな
った時点で、溶鋼の加熱装置を作動させて、その後にタ
ンディッシュ内の溶鋼を定常状態でのタンデイッシュ内
の溶鋼の目標温度である1520℃近傍まで加熱し、溶
鋼温度を約10℃昇温させた。その際、溶鋼の加熱装置
の作動条件は、1200kwの出力で一定とし、連続稼
働とした。
約6分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始してから約3
分後のタンディッシュ内の溶鋼量が20tになった時
点、すなわち、タンディッシュ容量の80%の溶鋼量に
なった時点で、取鍋からの溶鋼の受湯をいったん中断
し、溶鋼を保持した。この第2の工程においても、第1
の工程と同じく、不活性ガスの吹き込みおよび溶鋼の加
熱を行った。
約14分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始してから約
11分後に、取鍋からの溶鋼の受湯を再開するととも
に、タンディッシュ底部に設ける給湯孔を開孔して鋳造
を開始した。溶鋼中にArガスを吹き込み、溶鋼を加熱
し始め、その後、取鍋からの溶鋼の受湯を中断してか
ら、再度溶鋼の受湯を開始するまで、溶鋼の合計の加熱
時間が約8分間であることを意味する。
ッシュ内の溶鋼の全酸素量、およびタンディッシュ内の
溶鋼の温度の測定方法は、実施例1と同じとした。本発
明の方法による実施例2におけるタンディッシュ内の溶
鋼量の変化を図2に示す。また、タンディッシュ内の溶
鋼の溶鋼温度および全酸素量の推移を、それぞれ図3お
よび図4に示す。
でのタンデイッシュ内の溶鋼の目標温度である1520
℃に対して、取鍋から受湯した初期の溶鋼の温度は約1
510℃と低かった。溶鋼の加熱装置の作動後の約8分
後、すなわち試験開始からの経過時間約13分後に溶鋼
温度は、目標温度の約1520℃にまで上昇した。
期、すなわち試験開始からの経過時間約6分後の溶鋼の
全酸素量は約13ppmであり、試験開始からの経過時
間約28分後の定常状態の全酸素量である約13ppm
と同じ値で、取鍋から初期に受湯した溶鋼の清浄化を達
成できた。さらに、経過時間約16分後の溶鋼の全酸素
量は約12ppmであり、タンディッシュ内の溶鋼の保
持量20tに対して、約8分間にわたって本発明の方法
を適用することにより、溶鋼の保持量が15tの実施例
1の試験よりもさらに効果的に、溶鋼の清浄化が達成で
きた。 (比較例)実施例1で用いたのと同じガス吹き込み口お
よび溶鋼の加熱装置を配置したタンディッシュを用い、
C含有率が0.45質量%の鋼を鋳造した。
タンディッシュで受湯する際、下記に示す要領で受湯し
た。すなわち、タンディッシュの底部に設けた鋳型内へ
の溶鋼の給湯孔を開口した状態で、取鍋からの溶鋼の受
湯を開始した。これは、本発明の方法で規定する条件を
外れていることを意味する。なお、受湯を開始する前に
タンディッシュ内の雰囲気をArガスで約3分間置換し
た。
0リットル(Normal)/分の吹き込み量で、ガス吹き込
み口から吹き込むとともに、試験開始からの経過時間約
6.5分後、すなわち取鍋の溶鋼を受湯開始してから約
3.5分後のタンディッシュ内溶鋼重量が10tになっ
た時点で、溶鋼の加熱装置を作動させて溶鋼を加熱し、
その後、タンディッシュ内の溶鋼を定常状態でのタンデ
イッシュ内の溶鋼の目標温度である1520℃近傍まで
加熱し、溶鋼温度を約10℃昇温させた。その際、溶鋼
の加熱装置の作動条件は、1200kwの出力で一定と
し、連続稼働とした。
分後のタンディッシュ内溶鋼重量が15tになった時点
で、取鍋からの溶鋼の受湯する時間当たりの受湯量を減
少させた。試験開始からの経過時間約11.5分後、す
なわち、受湯量を減少させてから約4分後に、タンディ
ッシュ内の溶鋼量は25tになるとともに、鋳型を振動
させて鋳造を開始した。
ッシュ内の溶鋼の全酸素量、およびタンディッシュ内の
溶鋼温度の測定方法は、実施例1と同じとした。比較例
3の試験でのタンディッシュ内の溶鋼量の変化を図2に
示す。またタンディッシュ内の溶鋼の溶鋼温度および全
酸素量の推移をそれぞれ図3および図4に示す。
でのタンデイッシュ内の溶鋼の目標温度である1520
℃に対して、取鍋から受湯した初期の溶鋼の温度は約1
510℃と低かった。溶鋼の加熱装置の作動後の約5分
後、すなわち試験開始からの経過時間約11分後に溶鋼
温度は、目標温度の約1520℃にまで上昇した。
の溶鋼の全酸素量は、試験開始からの経過時間約27分
後の定常状態の全酸素量である約13ppmと比べて悪
く、経過時間約13分後の溶鋼の全酸素量でも約14p
pmであり、取鍋からの初期に受湯した溶鋼の清浄化は
困難であった。
開始する際の、最初に取鍋からタンディッシュ内に受湯
した溶鋼の清浄度を安定して確実に向上させることがで
き、鋳造が定常状態となる部分の溶鋼の清浄度と同等の
溶鋼の清浄度を得ることができる。
の例を示す模式図である。
ともに示す図である。
ある。
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】溶鋼の加熱装置および底部にガス吹き込み
口を有するタンディッシュを用いて取鍋から受湯した溶
鋼を鋳型内に給湯する連続鋳造方法において、タンディ
ッシュの底部に設けた鋳型内への溶鋼の給湯孔を閉じた
状態で、取鍋からの溶鋼の受湯を開始し、タンデイッシ
ュ内の溶鋼量が一定量になるまでの第1の工程と、タン
ディッシュ内の溶鋼量が一定量になった時点で、取鍋か
ら溶鋼の受湯をいったん中断し、タンデイッシュ内に一
定量の溶鋼を保持し、取鍋からの溶鋼の受湯を再開する
までの第2の工程と、取鍋からの溶鋼の受湯を再開する
とともに、上記給湯孔を開孔して鋳造を開始するまでの
第3の工程とを有する連続鋳造方であって、少なくとも
第2の工程において、タンディッシュ内の溶鋼中に上記
ガス吹き込み口から不活性ガスを吹き込むとともに、上
記溶鋼の加熱装置を作動させてタンディッシュ内の溶鋼
を加熱することを特徴とする連続鋳造方法。 - 【請求項2】第1の工程、第2の工程および第3の工程
において、タンディッシュ内の溶鋼中に上記ガス吹き込
み口から不活性ガスを吹き込むとともに、上記溶鋼の加
熱装置を作動させてタンディッシュ内の溶鋼を加熱する
ことを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造方法。 - 【請求項3】第2の工程における取鍋からの溶鋼の受湯
をいったん中断する時期が、タンディッシュ内の溶鋼量
がタンディッシュ容量の70%以上になった時点であ
り、タンディッシュ内の溶鋼中へ不活性ガスを吹き込む
際のガスの吹き込み量が20〜50リットル(Normal)
/分であり、タンデイッシュ内の溶鋼を加熱する合計の
加熱時間が5分間以上であることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の連続鋳造方法。
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JP3864698B2 JP3864698B2 (ja) | 2007-01-10 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015101552A1 (de) * | 2013-12-30 | 2015-07-09 | Inteco Special Melting Technologies Gmbh | Verfahren und anordnung zum vakuumblockguss |
JP2017128751A (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | 新日鐵住金株式会社 | 高清浄鋼の製造方法 |
-
2000
- 2000-11-16 JP JP2000349208A patent/JP3864698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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