JP4107409B2 - 取鍋用蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を備えた取鍋。 - Google Patents

取鍋用蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を備えた取鍋。 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は取鍋用蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置およびそれを備えた取鍋に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気炉や転炉等の溶解炉から溶融金属を取鍋に移し替えた際には、取鍋精錬が行われる。取鍋は、溶融金属を収容するための収容室が形成されている。通常、取鍋の底部には、溶融金属にガスを吹込み可能な吹込通路をもつ吹込プラグが埋設されている。
【0003】
そして、吹込みガスは、工場に固定して設置されているガス源に接続される。次に、吹込プラグの吹込通路を通して溶融金属にガスが吹き込まれる。ガスを吹き込むことで溶融金属の攪拌が行われ、溶融金属の取鍋精錬が行われる。
【0004】
しかし、上述の方法では、溶融金属を収容した取鍋を次工程に移送する際には、工場に固定して設置されているガス源から切り離すことになる。その間はガス源からガスを取鍋内の溶融金属に供給することができない。そのため、この間は、取鍋内の溶融金属が吹込プラグの吹込通路に侵入しやすい状態となる。そして、吹込通路に侵入した溶融金属が固化すると、吹込プラグの吹込通路が詰まるため不具合を誘発しやすい。
【0005】
近年、取鍋については、ガスを圧縮して蓄圧した蓄圧ボンベを取鍋の鍋底または鍋横に取付けたボンベ搭載型取鍋が用いられるようになった。この方法によれば、溶融金属を収容した取鍋をガス源から切り離して次工程に移送する際に、蓄圧ボンベ内のガスを放出することができる。
【0006】
取鍋の移送中においても蓄圧ボンベのガスを取鍋の吹込プラグの吹込通路に供給することができるので、吹込プラグの吹込通路におけるガス背圧が確保される。従って、溶融金属が吹込プラグの吹込通路に侵入することを抑え、吹込プラグの吹込通路の詰まり等による不具合を抑えることが可能になった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年の経済状況から、取鍋内にガスを吹き込んで溶鋼等の攪拌に利用される吹込プラグについても生産性向上とコスト削減が強く要求され、高耐用、高品質が強く望まれてきている。
【0008】
吹込プラグに求められる特性を整理すると、例えば以下のようなものが挙げられる。
(1)高耐用であること。
(2)高いガス吹込み成功率を備えること。
(3)冶金的反応や攪拌力を満足するガス吹込み特性を備えること。
【0009】
吹込プラグには、一般的に耐用を重視したスリットプラグ(貫通孔タイプ)とパブリングの信頼性を重視したポーラスプラグがあるが、それぞれの特徴を有しており操業条件によって使い分けされている。
【0010】
例えば、スリットプラグはポーラスプラグと異なり緻密質キャスタブルで製造される。多孔質であるポーラスプラグと比べ、低気孔率・高強度のため耐溶損性に極めて優れている。また、吹込みガス流量の設計も自在で、大流量が可能など多くの利点を有している。現状では、ポーラスプラグの方が一般的である。その理由として、スリットプラグは地金浸透によりスリットが閉塞しやすく、それにともなってガス吹込み不良が発生することがあげられる。
【0011】
処理を終えた鍋は整備場でメンテナンスを受ける。その際、プラグ内部の地金を除去するため、酸素洗浄が行われるのが一般的である。ここで、プラグ裏面全体からガスを吹くポーラスプラグに比べ、薄いスリットからガスを吹くスリットプラグは、地金の除去がポーラスプラグのそれと較べて難しい。そのため、酸素洗浄時間を比較すると、スリットプラグの方が時間を要している。
【0012】
これは、前記従来技術の蓄圧ボンベでは、工場内に固定して設置されたガス源を用いて圧力、流量を充分に確保した状態でガスを流す場合と異なり、溜められるガス容積には限界がある。そのため、蓄圧ボンベからガスを吹込プラグに吹き込むときには、ガス圧力は低く、ガス流量は少なくなる。
【0013】
このように、ガス圧力が低く、ガス流量が少ない場合、吹込プラグの吹込通路のガス背圧を高く保てない。そのため、溶融金属の侵入を防ぐ方法としては、必ずしも充分な効果を発揮できなかった。
【0014】
そこで本発明者らは、蓄圧ボンベを用いる場合の蓄圧方法やガス吹込方法を改良すること、および吹込プラグへのガス吹込みの信頼性を向上させることについて検討した。検討結果から、吹込プラグヘの溶融金属の侵入を一層抑制でき、耐久性も合わせて向上させることができて吹込プラグの長寿命化に一層有利な、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置およびそれを備えた取鍋を提供できることとなった。
【0015】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するために、本発明の基本的態様は、取鍋の側面、または底部に着脱可能に蓄圧式ガス吹込み装置が設けられた取鍋であって、前記取鍋に、独立したガス供給源からガス吹込みプラグを介してガス吹込みを行う主配管と、前記主配管を通してガスを蓄圧する機能を有する蓄圧ボンベと、
前記主配管を通してガス吹込みの開始時に、または前記ガス吹込み中に、前記蓄圧ボンベにガスを蓄圧し、前記主配管を通してガス吹込みの終了と同時に前記蓄圧ボンベに蓄圧されたガスの前記プラグへのガス吹込みが自動的に切り替わる機能を有する制御部を備える取鍋である。
【0016】
本発明の具体的実施態様は、下記部材 a , b )および( c で構成された取鍋の側面または底面に着脱可能に設けられる蓄圧ボンベガス吹込み装置を備えたことを特徴とする取鍋である。
(a)取鍋にガス吹込みプラグを介してガス吹込みを行うためのガスを蓄圧する蓄圧ボンベ(7)であって該蓄圧ボンベのガスが所定の圧力以上に上昇しないよう圧力を調整するための安全弁(39)を備えた蓄圧ボンベと
(b)前記ガス吹込みプラグにガス供給源(4)からガスを供給する径路である主配管(8)であって、前記ガス吹込みプラグに吹込むガスがガス供給源(4)方向にガスが逆流することを防ぐ逆止弁(31)と、前記ガス吹込みプラグに吹込むガスの流量を調整するための開閉弁(38)とを、ガス吹き込む方向に順に備えた主配管(8)と、
(c)前記逆止弁(31)とガス供給源(4)との間で前記主配管(8)に接続する前記蓄圧ボンベへのガス蓄圧径路を構成する配管と、前記逆止弁(31)と前記開閉弁(38)との間で前記主配管(8)に接続する蓄圧ボンベからのガス放出径路を構成する配管と、
からなる制御部(6)であって、
前記ガス蓄圧径路を構成する配管には下記の部材(c1)が設けられ、前記ガス放出径路を構成する配管には蓄圧ボンベ側から順に下記の部材(c2)から(c6)が設けられることにより前記主配管(8)を通してガス吹込み開始と同時に、または前記ガス吹込み中に前記蓄圧ボンベ(7)にガスを蓄圧し、一方、主配管を通して前記ガス供給源(4)からのガス吹込みの終了と同時に前記蓄圧ボンベからのガス吹込みに自動的に切り替える機能、及び前記蓄圧ボンベから放出されるガスの流量、圧力を調整する機能を有する制御部。
(c1)前記主配管(8)を前記ガス供給源と切り離したとき、前記蓄圧ボンベのガスが前記主配管を通してガス供給源に流出することを防ぐ逆止弁(32)
(c2)前記蓄圧ボンベ(7)からガスを放出する際に、所定のガス圧力に減圧する減圧弁(33)
(c3)前記減圧後のガス圧力を表示する圧力計(34)
(c4)前記減圧後のガス流量を表示する流量計(35)
(c5)前記減圧後のガス流量を調節する流量調整弁(36)
(c6)前記吹込みプラグの方向に流れるガス供給源からのガスが前記蓄圧ボンベ(7)側に逆流することを防止する逆止弁(37)
【0017】
本発明の第3の態様は、前記取鍋が、溶鋼、溶銑、溶銅、溶融アルミニウムなどの溶融金属用であることを特徴とする蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を設けた取鍋である。
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について以下に説明する。吹込みプラグの吹込通路等への溶融金属の侵入は、取鍋の移動中、待機中、溶融金属の鋳込み中といった、通常のガス吹込みを行わない時に、溶融金属の静圧によって発生する。このとき、溶融金属の静圧以上の圧力で、吹込プラグからガスを流し続ければ、吹込プラグへの溶融金属の侵入は軽減できる。
【0018】
概念図である図1を用いて説明する。本実施の形態においては、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を備えた取鍋1を用いる。取鍋1は、高温の溶融金属(一般的には溶鋼、溶銑)2を保持し、取鍋底部には取鍋1内の溶融金属2にガスを吹込むための吹込プラグ3が設けられている。
【0019】
取鍋1内の溶融金属2に吹き込むガスは、不活性ガス、例えば、アルゴンガスまたは窒素ガスが用いられる。工場には、必要箇所にガス供給源4が固定して配置されており、ガス供給源4に接続してガスが使用可能となっている。
【0020】
取鍋1の下側には、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5が取付けられている。蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5は、例えば取鍋1の底に固定具により着脱可能に設けられる。本発明では、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5は図1で示したように、制御部6と蓄圧ボンベ7とで構成され、通常のガス吹込みを行う際のガスの経路である主配管8に対して、並列に位置するように設けられている。また、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5は、ガス供給と同時に蓄圧ボンベ7に蓄圧できる機能を備えている。
【0021】
蓄圧ボンベ7に蓄圧されたガスは、制御部6を通過する際に圧力と流量が制御可能となっているので、操業に合わせたガス圧力やガス流量に容易に変更できるようになっている。
【0022】
また、この蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5は、通常のガス供給終了と同時に、蓄圧ボンベ5からのガス吹込みに自動的に切り替わるようになっている。また、どの場所でもガス吹込みが行えるよう、鍋の側面または底部に制御部6と蓄圧ボンベ7を取り付けて使用することができる。
【0023】
概念図である図2を用いて、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置について説明する。ガス供給源4に接続された主配管8は逆止弁31を備えており、ガスは吹込プラグ3方向に流れてガス供給源4方向に逆流しないようになっている。このようにして、ガスは開閉弁38を通して吹込プラグ3に送られる。
【0024】
また、通常のガスを流している状態で、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5がガス供給源4に接続されているときは、制御部6の逆止弁32を通して常に、蓄圧ボンベ7にガスが供給されるようになっている。
【0025】
ガスを、蓄圧ボンベ7に蓄圧する場合は、主配管8から分岐した配管途中で制御部6に設けられた逆止弁32を通して蓄圧ボンベ7にガスが溜められる。逆止弁32は、ガスが蓄圧ボンベ7には、所定の圧力以上に上昇しないよう圧力が制御され、かつ安全弁39が設けられている。
【0026】
蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置5をガス供給源4と切り離されたときは、蓄圧ボンベ7からのガスは、この逆止弁32を通じ主配管8を通して系外への流出が防がれる。
【0027】
蓄圧ボンベ7からガスが放出される場合、ガスは制御部6に設けられた減圧弁33によって、所定のガス圧力に減圧される。減圧後のガスの圧力は、圧力計34により表示される。また、ガスの流量は、流量計35により表示される。その後、ガスは流量調整弁36、逆止弁37を経て主配管8にいたる。
【0028】
流量調整弁36はガス流量を調整するために設けるもので、例えば、ニードル弁などを用いることができる。逆止弁37は、主配管8の方から、ガスが流入しないように設けるものである。このようにして、ガスは開閉弁38を通して吹込プラグ3に送られる。
【0029】
次に、図3を用いて蓄圧状況について説明する。本発明の蓄圧ボンベ式ガス吹込装置5は、ガス供給源からガスが供給されて吹込プラグから大量のガスが流れている通常のガス吹込み時に、蓄圧できるようになっている。すなわち、ガス供給源の圧力と吹込プラグをガスが通過する際に必要な圧力とには圧力差が生じるので、この圧力差分がタンクへ蓄圧されることになる。
【0030】
すなわち、図3は、ガス供給源の圧力を約10×105Paとし、約2×105Paで吹込プラグに450l/分の割合でガスを吹き込む通常のガス吹込みの際に、蓄圧ボンベに蓄圧されるガスの圧力を示したものである。図の横軸は、時間(秒)であり、縦軸は圧力(Pa)を示した。これから、約20秒間でほぼガス供給源の圧力にまで蓄圧されることが分かる。
【0031】
蓄圧ボンベへの蓄圧速度は、吹込プラグの通気性に左右される。すなわち、通気性の高い吹込プラグを用いた場合は蓄圧速度が低下し、通気性の低い吹込プラグを用いた場合は蓄圧速度が上昇する。いずれにしても、ほぼ元圧までの蓄圧が可能である。
【0032】
これにより、所定のガス圧力をもつガスが、蓄圧ボンベ7に蓄圧される。蓄圧ボンベ7に蓄圧されるガスの圧力は、ガス供給源4の圧力よりも低い範囲で適宜選択すれば良い。例えば4×105Pa〜10×105Paにすれば良いが、これに限定されるものではない。
【0033】
次に、図4を用いて蓄圧ボンベからのガス吹込みについて説明する。ガス供給源の圧力を約10×105Paとして、蓄圧ボンベに蓄圧されたガスを吹込プラグを通して放出させた場合のガス圧力変化を示したものである。図の横軸は、時間(分)であり、左縦軸は圧力(Pa)を示した。右縦軸は、ガス吹込み量(リッター/分)を示した。また、ガス吹込み量の変化は四角形で示した。同様に、タンクの元圧である1次圧力を丸印で示し、吹込プラグ前の圧力である2次圧力を三角形で示した。
【0034】
すなわち、流量及び二次圧は設定値通りの値を示しており、この値が約23分間維持されている。その後は、タンク圧(1次圧)の低下により流量、2次圧ともに下降をはじめ、約40分間のガス吹込みを行った後停止した。
【0035】
蓄圧ボンベ7からのガス吹込み量は、取鍋1に収容されている溶融金属の容量等に応じて適宜選択できる。例えば、1〜20リッター/分とすることができる。吹込時間は、例えば、5分〜60分にすることができる。ただし、単位時間当りのガス吹込み量、吹込時間はこれらに限定されるものではない。
【0036】
なお、蓄圧ボンベ7のガス圧、ガス流量が足りないときは、ガス源4に接続部を接続することにより、ガス源4から蓄圧ボンベ7に高圧のガスを蓄圧する蓄圧操作を行うことが望ましい。
【0037】
図5には、本実施の形態の係る吹込プラグ3に係る1形態であるスリットプラグの略図を示した。図5(a)は、スリットプラグの縦断面図である。図5(b)は、スリットプラグ横断面図である。図5(a)に示すように、スリットプラグ51は、耐火物で円錐台形状に形成されている。
【0038】
スリットプラグ51は、吹き込まれたガスが通過する吹込通路として複数個のスリット52を備えている。例えば、スリット52は、スリットプラグ51の中心軸に平行に、スリットプラグ51を貫通するように設けられている。
【0039】
例えば、スリット52は、スリットプラグ51の上端面53に溶融金属に接するように設けられた上端開口部54と、下端面55にガス導入のために形成された下端開口部56との間で貫通するように設けられる。
【0040】
さらに、例えば、スリット52は、スリットプラグ51の上端面53に別な吹込プラグ、例えばポーラスプラグ等を載頭し、該ポーラスプラグにガスを吹き込むために設けられた上端開口部53と、下端面55のガス導入のために形成された下端開口部56との間で貫通するように設けられる。
【0041】
このように、スリット52はスリットプラグ51を貫通しているため、ガスが流れ易く、ガス通過抵抗、圧損が少なくなる。
【0042】
図5(b)に示すように、例えば、スリット52は、互いに対向する2個の長片52xと、互いに対向する2個の短片52yとを備えて、多数が放射状に配置されている。上端開口部54、下端開口部56の開口形状も同様に互いに対向する2個の長片52xと、互いに対向する2個の短片52yとを備える。このように、スリット52は細長い短冊状であるため、スリット通路3の流路断面積をできるだけ大きく確保しつつ、スリット通路3への溶融金属の侵入を抑えるのに有利である。
【0043】
本実施形態では、取鍋は、溶鋼、溶銑、溶銅、溶融アルミニウムなどの溶融金属用に用いることができる。例えば、溶鋼の場合には、溶鋼の取鍋への受入工程、2次精錬する取鍋精錬工程、取鍋精錬後の脱ガス工程、取鍋1内の溶融金属を連続鋳造機のタンデイッシュに注湯して、連続鋳造機で連続鋳造する連続鋳造工程、連続鋳造終了後の排滓工程、ガス吹込プラグの酸素洗浄工程等である。
【0044】
そして、溶鋼の取鍋への受入工程、取鍋精錬工程、脱ガス工程、連続鋳造工程といった各工程を実施する工場内のステーションに設置されているガス供給源4に接続して、通常のガス吹込操作が実施される。このとき、ガス供給源4から蓄圧ボンベ7へのガス蓄圧が自動的に行われる。
【0045】
また、受鋼工程から取鍋精錬工程に取鍋1を移送する移送工程、取鍋精錬工程から脱ガス工程に取鍋1を移送する移送工程、脱ガス工程から連続鋳造工程に取鍋1を移送する移行工程、溶融金属をタンデイッシュに排出した後の取鍋1を傾斜させて、取鍋1内に残留している滓を排出する排滓工程、滓を排出した後の取鍋1の取鍋内や吹込プラグ3に酸素ガスを噴射して、溶鋼等の付着物を溶融除去する洗浄工程が実施される。
【0046】
蓄圧ボンベからのガス吹込みは、これらの、受鋼工程、移送工程、排滓工程、洗浄工程のうち少なくとも1回実施される。吹込プラグの詰まりを抑制するためには、これらの、受鋼工程、移送工程、排滓工程、洗浄工程のすべての工程において、小容量ガス吹込操作を実施することが望ましい。
【0047】
受鋼工程でガス供給源4が設置されていない場合には、地金となる溶融金属が吹込プラグ3のスリットへ侵入しやすいので、蓄圧ボンベ7からガスを吹込プラグ3に供給しつつ、溶融金属を取鍋1に受けることが望ましい。
【0048】
連続鋳造工程でガス供給源4が設置されていない場合には、蓄圧ボンベ7からガスを吹込プラグに供給しつつ、取鍋1の溶融金属をタンデイッシュに出湯することが望ましい。連続鋳造工程の終期には、取鍋1内の溶融金属の量、つまり湯面の高さが減少するので、吹込プラグ3に作用する溶融金属静圧も連続鋳造工程の開始期に比較して小さくなる。このため、連続鋳造工程の終期において、蓄圧ボンベ7から、ガスを吹込プラグ3に供給すれば、スリット内の残留物を吹き出すこともできる。
【0049】
また、排滓工程、洗浄工程において、蓄圧ボンベ7からガスを吹込プラグに供給すれば、スリット内の残留物を吹き出すこともできる。
【0050】
前記各工程では、取鍋1の溶融金属の湯面高さに応じて、単位面積当たりの溶融金属静圧が吹込プラグ3に作用する。そのため、溶融金属は吹込プラグ3のスリット内に侵入しようとする。しかし、吹込フラグ3のスリットに作用する溶融金属静圧と同等以上のガス背圧(単位面積当たりガス背圧)をスリットに作用させることにより、スリットへの溶融金属の侵入は効果的に抑制できることになる。
【0051】
また前記移送工程では、蓄圧ボンベ7から吹込プラグ3にガスが供給されるので、吹込プラグ3のスリットへ溶融金属が侵入することを抑えることができる。すなわち、取鍋1の移送のためにガス供給源4から取鍋1を分離したため、ガス供給源4のガスを吹込プラグ3に供給できなくても、吹込プラグ3のスリットの詰まりを抑えることができる。
【0052】
【実施例】
取鍋の底の吹込みプラグにスリットプラグを取り付けたものを用いて試験した。溶融金属は溶鋼である。取鍋にはプラグが2本取り付けられるようになっており、比較のために一方に蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を取り付け、通常行う酸素洗浄は行はなかった。もう、一方は、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置は取り付けず、スリットプラグを酸素洗浄する通常の操業を行った。なお、蓄圧タンクの容量は38リッターである。ガスの供給圧は10×105Paであり、減圧弁の設定は3×105Paとした。また、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置の蓄圧ボンベからの流量は10リッター/分に設定した。溶融金属は溶鋼である。
【0053】
この結果、もとのスリットプラグの寸法は455mmであったものが、通常の操業を行ったものはスリットプラグの残寸が190mmとなった。本発明の蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を用いたスリットプラグの残寸は、315mmであった。従って、スリットプラグの溶損速度が半減しており、本発明の効果は著しいことがわかる。また、スリットプラグへの溶鋼の湿潤について、本発明の蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を用いたものは、湿潤がほとんどなかったが、通常の操業を行ったものは、約50mmの湿潤が認められた。
【発明の効果】
本発明の蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を備えた取鍋では、吹込プラグへの溶鋼の侵入を抑え、ガス吹込み不良の低減に寄与できる。また、溶鋼の侵入を抑えることで、酸素洗浄数を軽減できる。そのため、プラグの寿命延長にも大いに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を備えた取鍋である。
【図2】本発明の実施の形態に係る、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置である。
【図3】本発明の実施の形態に係る、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置のガス蓄圧時の時間に対する圧力変化を示した。
【図4】本発明の実施の形態に係る、蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置のガス放出時の時間に対するガス流量および圧力変化を示した。
【図5】本実施の実施の形態に係る、スリットプラグの略図を示した。
【符号の説明】
1 取鍋
2 溶融金属
3 吹込プラグ
4 ガス供給源
5 蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置
6 制御部
7 蓄圧ボンベ
8 主配管
31 逆止弁
32 逆止弁
33 減圧弁
34 圧力計
35 流量計
36 流量調整弁
37 逆止弁
38 開閉弁
39 安全弁
51 スリットプラグ
52 スリット
53 上端面
54 上端開口部
55 下端面
56 下端開口部

Claims (2)

  1. 下記部材 a , b )および( c で構成された取鍋の側面または底面に着脱可能に設けられる蓄圧ボンベガス吹込み装置を備えたことを特徴とする取鍋。
    (a)取鍋にガス吹込みプラグを介してガス吹込みを行うためのガスを蓄圧する蓄圧ボンベ(7)であって該蓄圧ボンベのガスが所定の圧力以上に上昇しないよう圧力を調整するための安全弁(39)を備えた蓄圧ボンベと
    (b)前記ガス吹込みプラグにガス供給源(4)からガスを供給する径路である主配管(8)であって、前記ガス吹込みプラグに吹込むガスがガス供給源(4)方向にガスが逆流することを防ぐ逆止弁(31)と、前記ガス吹込みプラグに吹込むガスの流量を調整するための開閉弁(38)とを、ガス吹き込む方向に順に備えた主配管(8)と、
    (c)前記逆止弁(31)とガス供給源(4)との間で前記主配管(8)に接続する前記蓄圧ボンベへのガス蓄圧径路を構成する配管と、前記逆止弁(31)と前記開閉弁(38)との間で前記主配管(8)に接続する蓄圧ボンベからのガス放出径路を構成する配管と、
    からなる制御部(6)であって、
    前記ガス蓄圧径路を構成する配管には下記の部材(c1)が設けられ、前記ガス放出径路を構成する配管には蓄圧ボンベ側から順に下記の部材(c2)から(c6)が設けられることにより前記主配管(8)を通してガス吹込み開始と同時に、または前記ガス吹込み中に前記蓄圧ボンベ(7)にガスを蓄圧し、一方、主配管を通して前記ガス供給源(4)からのガス吹込みの終了と同時に前記蓄圧ボンベからのガス吹込みに自動的に切り替える機能、及び前記蓄圧ボンベから放出されるガスの流量、圧力を調整する機能を有する制御部。
    (c1)前記主配管(8)を前記ガス供給源と切り離したとき、前記蓄圧ボンベのガスが前記主配管を通してガス供給源に流出することを防ぐ逆止弁(32)
    (c2)前記蓄圧ボンベ(7)からガスを放出する際に、所定のガス圧力に減圧する減圧弁(33)
    (c3)前記減圧後のガス圧力を表示する圧力計(34)
    (c4)前記減圧後のガス流量を表示する流量計(35)
    (c5)前記減圧後のガス流量を調節する流量調整弁(36)
    (c6)前記吹込みプラグの方向に流れるガス供給源からのガスが前記蓄圧ボンベ(7)側に逆流することを防止する逆止弁(37)
  2. 前記取鍋が、溶鋼、溶銑、溶銅、溶融アルミニウムの溶融金属用取鍋であることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧ボンベ式ガス吹込み装置を設けた取鍋。
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