JP6762168B2 - ガス供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶鋼が収容された取鍋に取り付けられた吹込プラグへガスを供給するためのガス供給装置に関する。
従来、溶鋼の精錬時においては、取鍋内に収容された溶鋼に、取鍋の底部に設けられた吹込プラグへガス供給源からアルゴン等の不活性ガスを供給し、取鍋内の溶鋼に吹込プラグの吹出口から多量のガスが吹き出される。この溶鋼の精錬中における吹込プラグへのガス供給は、精錬施設のガス源からなされる。
溶鋼の精錬後にも吹込プラグへ少量のガスを継続的に供給するために、ガス供給路の途中に蓄圧ボンベを備えたガス供給装置がある。この装置は、精錬時にガス供給源から供給されるガスの一部を蓄圧ボンベに溜め、精錬が終わりガス供給源が切り離されると、蓄圧ボンベに溜められたガスを連続的に少量吹き込みプラグに供給する。これにより吹込みプラグのガス吹き出し細孔に溶鋼が浸入して細孔を塞ぐのを阻止する。これによりガス供給装置の吹込みプラグは継続再使用が容易となる。
特開2003−239010号公報
しかしながら、上記したガス供給装置では、何らかの不具合等で連続鋳造に時間がかかり過ぎると蓄圧ボンベ内のガスがなくなる場合がある。この場合、連続鋳造時に取鍋の吹込プラグへ蓄圧ボンベからガスが供給されなくなり、吹込プラグ内に浸入する溶鋼を阻止できず、吹込プラグ内に溶鋼が浸入して詰まるおそれがあるという課題がある。
本発明は、この課題を解決するためになされたものであり、取鍋の吹込プラグへより長く継続的にガス供給を行えるガス供給装置を提供することを目的とする。
上記した目的を解決するためになされた本発明のガス供給装置は、取鍋内に収容された溶鋼の精錬時にガスが供給される第1ガス供給口を有し、取鍋に取り付けられた吹込プラグへガスを供給する第1配管と、第1ガス供給口からのガスが蓄えられる蓄圧ボンベと、吹込プラグに供給されるガス流量を調整するためのガス調整部とを有し、第1配管よりも少量のガスを吹込プラグへ供給する第2配管と、取鍋内の溶鋼がタンディッシュを介して鋳型に流し込まれる連続鋳造時にガスが供給される第2ガス供給口を有し、ガス調整部よりもガス上流側にて第2配管に接続され、第2ガス供給口に供給されたガスがガス調整部を通って吹込プラグへ供給される第3配管と、を備えたことを特徴とする。
このガス供給装置によれば、溶鋼の精錬時には、第1ガス供給口を精錬用のガス供給源に接続し、精錬用のガス供給源から第1配管を通って吹込プラグへ多量のガスを供給して、吹込プラグの吐出口から溶鋼に多量のガスを吐き出すことで、溶鋼の精錬を行うことができる。
この精錬時にガス供給源から第1配管に供給されたガスの一部が第2配管を通って蓄圧ボンベに供給され第1配管のガス圧と等しい圧力のガスが蓄圧ボンベに蓄えられる。
精錬が終わり、第1ガス供給口がガス源から切り離されると、蓄圧ボンベに蓄えられたガスが第2配管に流れ、ガス調整部を通って第1配管よりも少量のガスを吹込プラグへ供給する。これにより吹込プラグは第2配管から供給されるガス圧で溶湯が吹込プラグに浸入し吹込プラグが詰まるのを阻止し続ける。
この間に取鍋は精錬場所から連続鋳造場所に移され、連続鋳造装置に取り付けられる。連続鋳造装置にあるガス源が第3配管の第2ガス供給口に結合され、第3配管にガスが供給される。第3配管に供給されたガスは第2配管のガス調整部を通って少量のガスを吹込プラグへ供給する。吹込プラグに供給される少量のガスで吹込プラグに浸入する溶湯を阻止し続ける。
第3配管に供給されたガスの一部が蓄圧ボンベに流れ、第3配管のガス圧に等しい圧力のガスが蓄圧ボンベに保持される。
蓄圧ボンベに保持されたガスは、取鍋が連続鋳造場所のガス源から切り離された後、第2配管を介して吹込プラグに供給され溶湯が吹込プラグに浸入するのを阻止する。
ガス調整部としては、ガス供給路の断面積が狭い絞り弁を用いることで、簡易な構成で吹込プラグへ供給されるガス流量を確実に少なく制御できる。また、ガス調整部としては、ガスの流圧を調整することによりガス流量を調整可能な圧力調整弁、及びガス流量を制御できる流量調整弁等を用いてもよい。なお、圧力調整弁及び流量調整弁を両方ともに用いることもできる。
また、連続鋳造時に吹込プラグへ少量のガスを供給するための第2配管の管径を、第1配管の管径よりも小さくするようにしてもよい。この場合、簡易な構成で、連続鋳造時における吹込プラグへのガス供給量を少なくすることができる。
また、第1配管における吹込プラグと第1ガス供給口との間に第1逆止弁を設けることにより、第1ガス供給口側へガスが逆流することを防止できる。また、第2配管に第2逆止弁を設けることにより第2配管から第1配管にガスが逆流することを防止でき、蓄圧ボンベから供給されるガスは全てガス調整部を通り少量のガスのみが吹込プラグに送られる。第3配管に第3逆止弁を設けることにより第2ガス供給口側へガスが逆流することを防止できる。これらの逆止弁により第1ガス供給口及び第2ガス供給口にガスが逆流することが阻止されるとともに蓄圧ボンベから供給されるガスは全てガス調整部を通り、少量のガスを長く吹込プラグに供給できる。
本発明の第1実施形態におけるガス供給装置を示す概略図である。 第1実施形態におけるガス供給装置を示す図である。 第1実施形態における取鍋内に溶鋼が収容された様子を示す図である。 第1実施形態における吹込プラグの拡大図である。 第2実施形態におけるガス供給装置を示す図である。 第3実施形態におけるガス供給装置を示す図である。 吹込プラグの変形例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態におけるガス供給装置について、図1〜図4を参照して説明する。図1及び図2に示す本実施形態のガス供給装置1は、取鍋2の吹込プラグ2aにガスを供給するための装置である。
具体的には、ガス供給装置1は、取鍋2内に収容された溶鋼Mの精錬時において、取鍋2の吹込プラグ2aに多量のガスを供給し、吹込プラグ2aの吹出口2bから溶鋼Mに多量のガスを吹き込む。これにより、溶鋼Mが撹拌されて溶鋼Mの精錬が行われる。また、溶鋼Mの精錬後の連続鋳造時においては、取鍋2の吹込プラグ2aに少量のガスを供給する。これにより、吹込プラグ2aの吹出口2b内に溶鋼Mが浸入することを阻止する。
溶鋼Mが収容される取鍋2は、耐火物からなる容器であり、その底部には、図3に示すように、吹込プラグ2a及びロングノズル5が並んで設けられている。吹込プラグ2aは、取鍋2内に収容された溶鋼Mにガスを吹込むためのものである。ガスとしては、例えばアルゴン等の不活性ガスが用いられる。
この吹込プラグ2aは、耐火物で形成され、円錐台形状を有している。また、吹込プラグ2aには、図4に示すように、ガスを通過させるためのガス流路として複数のスリット2cが設けられている。複数のスリット2cは、吹込プラグ2a内部を貫通し、スリット状の細孔を形成している。吹込プラグ2aに供給されたガスは、スリット2cを通って吹出口2bから取鍋2内へ吐き出される。
なお、連続鋳造時には、図2に示すように、精錬された後の取鍋2内の溶鋼Mが、タンディッシュ3を介して鋳型4に流し込まれることにより鋼片Fが製造される。ここで、タンディッシュ3は、取鍋2内で精錬された溶鋼Mが、ロングノズル5を介して注入される容器である。このタンディッシュ3内では、溶鋼Mの介在物等の除去が行われる。また、ロングノズル5は、取鍋2の底部に設けられ、取鍋2内で精錬された溶鋼Mをタンディッシュ3へ注入するためのものである。このロングノズル5は、その先端の注出口5aがタンディッシュ3内にまで延びている。取鍋2内で精錬された溶鋼Mは、ロングノズル5を通って、注出口5aからタンディッシュ3内へ注入される。
タンディッシュ3内に注入された溶鋼Mは、介在物等が除去された後、浸漬ノズル6を介して鋳型4へ流し込まれる。浸漬ノズル6は、耐火物からなり、タンディッシュ3の底部に設けられている。また、鋳型4は、例えば銅等からなり、水冷されており、タンディッシュ3から流し込まれた溶鋼Mを冷却しながら所望の形状の鋼片Fを製造するためのものである。鋳型4に注がれた溶鋼Mは、図示しない冷却装置により冷却されて凝固し、ガイドロール7により支持された状態で更に冷却されて凝固を促進させながら、図示しない加工装置側へ移送されていく。
次に、本実施形態のガス供給装置1について説明する。上述の通り、図1及び図2に示される本実施形態のガス供給装置1は、精錬時には取鍋2の吹込プラグ2aへ多量のガス供給を行うとともに、連続鋳造時には吹込プラグ2aへ流量制御された少量のガスを供給するものである。この第1実施形態のガス供給装置1は、図2に示すように、第1配管11、第2配管12、第3配管13を有して構成されている。
第1配管11は、図示しない精錬用のガス供給源に接続される第1ガス供給口11aを有している。この第1配管11は、精錬時に精錬用のガス供給源から吹込プラグ2aへ多量のガスを供給するためのものである。第1ガス供給口11aに供給されたガスは、第1配管11を通って取鍋2の吹込プラグ2aへ供給され、スリット2cを介して吹出口2bから取鍋2内へ吐き出される。また、精錬時にはガス供給源から第1ガス供給口11aに供給されたガスが、第2配管12を通って蓄圧ボンベ12c内に蓄えられる。
一方、連続鋳造時においては、第1配管11の第1ガス供給口11aは、精錬用のガス供給源から取り外されている。なお、第1配管11には、吹込プラグ2aと第1ガス供給口11aとの間に第1逆止弁11bが配設され、連続鋳造時に第1ガス供給口11a側にガスが逆流しないようになっている。
また、第2配管12は、第2逆止弁12aと、圧力調整弁12b(ガス調整部に相当)と、蓄圧タンク12cとを有している。この第2配管12は、連続鋳造用のガス供給源Gからのガスを、圧力調整弁12bで流量制御して吹込プラグ2aに供給するためのものである。
圧力調整弁12bは、蓄圧ボンベ12cよりもガス下流側に配設され、ガスの流圧を調整することにより、ガス流量を調整するためのものである。この圧力調整弁12bは、精錬時には吹込プラグ2aから第2配管12側へガスが逆流しないように流量制限を行うと共に、連続鋳造時にはガス供給源G又は蓄圧ボンベ12cから吹込プラグ2aへ、少量のガスが供給されるようにガス流量を調整する。なお、圧力調整弁12bは、ガス流路の断面積が狭い絞り弁であってもよい。
蓄圧ボンベ12cは、ガスを蓄えるための容器であり、精錬時には精錬用のガス供給源からのガスが蓄えられ、連続鋳造時には連続鋳造用のガス供給源Gからのガスが蓄えられる。
第2配管12のガス供給路における圧力調整弁12bと第1配管11との間には、第2逆止弁12aが配設されている。この第2逆止弁12aにより、連続鋳造時にガス供給源G又は蓄圧ボンベ12cから第1ガス供給口11a側へガスが逆流することを防止している。
また、第3配管13は、連続鋳造用のガス供給源Gに接続される第2ガス供給口13aを有して構成され、連続鋳造時にガス供給源Gからのガスを第2配管12に供給するためのものである。この第3配管13は、圧力調整弁12bよりもガス上流側にて第2配管12に接続されている。ガス供給源Gから第2ガス供給口13aに供給されたガスは、第3配管13を介して第2配管12へ供給される。
次に、本実施形態のガス供給装置1を用いたガス供給方法について説明する。まず、本実施形態のガス供給装置1では、精錬時において、第1配管11の第1ガス供給口11aを精錬用のガス供給源に接続する。精錬用のガス供給源から第1ガス供給口11aに供給されたガスは、第1配管11を通って取鍋2の吹込プラグ2aへ供給される。これにより、取鍋2内に収容された溶鋼Mが、吹込プラグ2aの吐出口2bから多量のガスが吐き出されることによって撹拌されることで、溶鋼Mの精錬が行われる。
溶鋼Mの精錬が終了すると、ガス供給装置1の第1ガス供給口11aを精錬用のガス供給源から取り外す。続いて、取鍋2を移動させて連続鋳造を行うための連続鋳造装置に配置すると共に、ガス供給装置1の第2ガス供給口13aを、連続鋳造用のガス供給源Gに接続する。この接続操作は自動的に行われるものでもよいし、手動で行うようにしてもよい。
次に、ガス供給源Gから第2ガス供給口13aへのガス供給を開始する。第2ガス供給口13aに供給されたガスは、第3配管13及び第2配管12を通り、圧力調整弁12bを介して吹込プラグ2aへ供給される。具体的には、圧力調整弁12bによって、第1配管11よりも少量に流量制御された僅かな量のガスが、吹込プラグ2aに供給される。
ここで、蓄圧ボンベ12cには、精錬時に第1ガス供給口11aに供給された図示しない精錬用のガス供給源からのガスが第2配管12を通って蓄えられると共に、連続鋳造時に第2ガス供給口13aに供給された連続鋳造用のガス供給源Gからのガスが蓄えられる。これにより、連続鋳造時において、少量のガスを継続的に吹込プラグ2aへ供給することができ、吹込プラグ2a内に溶鋼Mが浸入することを阻止可能となっている。
なお、第1配管11における吹込プラグ2aと第1ガス供給口11aとの間に第1逆止弁11bが配設されているので、連続鋳造時に吹込プラグ2aから第1ガス供給口11a側へのガスの逆流を防止している。また、第2配管12のガス供給路において圧力調整弁12bと第1ガス供給口11aとの間に第2逆止弁12aが配設されているので、第2配管12から第1ガス供給口11a側へのガスの逆流を防止している。更に、第3配管13に第3逆止弁13bが配設されているので、第2配管12からガス供給源G側へガスが逆流することを防止している。
以上説明した第1実施形態のガス供給装置1では、取鍋2内に収容された溶鋼Mの精錬時にガスが供給される第1ガス供給口11aを有し、取鍋2に取り付けられた吹込プラグ2aへガスを供給する第1配管11と、第1ガス供給口11aからのガスが蓄えられる蓄圧ボンベ12cと、吹込プラグ2aに供給されるガス流量を調整するためのガス調整部である圧力調整弁12bとを有し、第1配管11よりも少量のガスを吹込プラグ2aへ供給する第2配管12と、取鍋2内の溶鋼Mがタンディッシュ3を介して鋳型4に流し込まれる連続鋳造時にガスが供給される第2ガス供給口13aを有し、圧力調整弁12bよりもガス上流側にて第2配管12に接続された第3配管13と、を備えたことを特徴とする。
このガス供給装置1によれば、溶鋼Mの精錬時には、第1ガス供給口11aを精錬用のガス供給源に接続し、精錬用のガス供給源から第1配管11を通って吹込プラグ2aへ多量のガスを供給して、吹込プラグ2aの吐出口2bから溶鋼Mに多量のガスを吐き出すことで、溶鋼Mの精錬を行うことができる。
一方、連続鋳造時には、連続鋳造用のガス供給源Gから第3配管13の第2ガス供給口13aにガスを供給し、第3配管13及び第2配管12を通って、圧力調整弁12bにより第1配管11よりも少量に流量制御された僅かな量のガスを吹込プラグ2aへ供給することができる。これにより、連続鋳造時において、圧力調整弁12bで流量制御されたガスを継続的に吹込プラグ2aへ供給できるので、連続鋳造時に吹込プラグ2a内へ溶鋼Mが浸入することを阻止できる。これにより、連続鋳造時に吹込プラグ2a内に溶鋼Mが浸入して吹込プラグ2aが損傷することを防止できる。
また、精錬時と連続鋳造時とで、別々のガス供給口11a,13aを用いるので、連続鋳造時におけるガス供給口の接続を容易に行うことができる。
また、第1配管11における吹込プラグ2aと第1ガス供給口11aとの間に第1逆止弁11bが設けられていると共に、第2配管12における圧力調整弁12bと第1ガス供給口11aに第2逆止弁12aが設けられているので、連続鋳造時に第1ガス供給口11a側へガスが逆流することを防止できる。また、第3配管13における吹込プラグ2aと第2ガス供給口13aとの間に第3逆止弁13が設けられているので、連続鋳造時に蓄圧ボンベ12cから第2ガス供給口13a側へガスが逆流することを防止できる。これにより、連続鋳造時に流量制御されたガスを確実に吹込プラグ2aへ供給できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態におけるガス供給装置について、図5を参照して説明する。なお、図5において上記第1実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
第2実施形態のガス供給装置1においては、第1実施形態の圧力調整弁12bの代わりに、流量調整弁12dが用いられる。この流量調整弁12dは、ガス流量を調整するためのものであり、例えばニードル弁等が用いられる。
この第2実施形態のガス供給装置1では、連続鋳造時に第2配管12の流量調整弁12dによって、第1配管11よりも少量に流量制御された僅かな量のガスが、吹込プラグ2aに供給される。
この第2実施形態のガス供給装置1においても、上記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、精錬時には第1配管11を介して多量のガスを吹込プラグ2aへ供給できると共に、連続鋳造時には流量調整弁12dにより流量制御された少量のガスを吹込プラグ2aへ継続的に供給できる。これにより、連続鋳造時において吹込プラグ2a内に溶鋼Mが浸入することを阻止できる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のガス供給装置について、図6を参照して説明する。なお、図6において上記第1実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
第3実施形態のガス供給装置1においては、第2配管12の管径が第1配管11の管径よりも小さく設定されていると共に、この第2配管12自体がガス調整部12eとしての機能を果たすようになっている。
この第3実施形態のガス供給装置1では、精錬時には第1配管11を介して吹込プラグ2aへ多量のガスを供給できると共に、連続鋳造時にはガス調整部12eである第2配管12を介して、第1配管11よりも少量に流量制御された僅かな量のガスが吹込プラグ2aに供給される。
この第3実施形態のガス供給装置1においても、上記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、第2配管12の管径を第1配管11の管径よりも小さくすることで、簡易な構成で、連続鋳造時における吹込プラグ2aへのガス供給量を少量に制御することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形又は拡張を施すことができる。例えば、上記実施形態では、吹込プラグ2aとして、複数のスリット2cを有して構成されたスリットプラグを用いたが、これに限られず、図7に示される多孔質の定形耐火物層を有して構成されたポーラスプラグを用いてもよい。
また、連続鋳造終了後において、取鍋2内の残渣排除及び吹込プラグ2aの洗浄を行う際にも、ガス供給源G又は蓄圧ボンベ12cから吹込プラグ2aへガスを供給するようにしてもよい。この場合、洗浄時に吹込プラグ2a内にガスを吹き込むことにより、吹込プラグ2a内の浸入物を除去することができ、吹込プラグ2aの次回使用時のガス吹きを確実にすることができる。
1 ガス供給装置
2 取鍋
2a 吹込プラグ
3 タンディッシュ
4 鋳型
11 第1配管
11a 第1ガス供給口
11b 第1逆止弁
12 第2配管
12a 第2逆止弁
12b 圧力調整弁(ガス調整部)
12c 蓄圧ボンベ
12d 流量調整弁(ガス調整部)
12e ガス調整部
13 第3配管
13a 第2ガス供給口
13b 第3逆止弁
M 溶鋼
G ガス供給源

Claims (5)

  1. 取鍋内に収容された溶鋼の精錬時にガスが供給される第1ガス供給口を有し、前記取鍋に取り付けられた吹込プラグへガスを供給する第1配管と、
    前記第1ガス供給口からのガスが蓄えられる蓄圧ボンベと、前記吹込プラグに供給されるガス流量を調整するためのガス調整部とを有し、前記第1配管よりも少量のガスを前記吹込プラグへ供給する第2配管と、
    前記取鍋内の前記溶鋼がタンディッシュを介して鋳型に流し込まれる連続鋳造時にガスが供給される第2ガス供給口を有し、前記ガス調整部よりもガス上流側にて前記第2配管に接続され、前記第2ガス供給口に供給された前記ガスが前記ガス調整部を通って前記吹込プラグへ供給される第3配管と、
    を備えたことを特徴とするガス供給装置。
  2. 前記ガス調整部は、ガス供給路が狭くなっている絞り弁である請求項1に記載のガス供給装置。
  3. 前記ガス調整部は、圧力調整弁及び流量調整弁の少なくとも一方である請求項1または2に記載のガス供給装置。
  4. 前記ガス調整部は、前記第1配管よりも管径が小さく設定されている前記第2配管であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のガス供給装置。
  5. 前記第1配管における前記吹込プラグと前記第1ガス供給口との間に設けられ、前記第1ガス供給口側へガスが逆流しないようにするための第1逆止弁と、
    前記第2配管における前記吹込プラグと前記第1ガス供給口との間に設けられ、前記第1ガス供給口側へガスが逆流しないようにするための第2逆止弁と、
    前記第3配管における前記第2配管と前記第2ガス供給口との間に設けられ、前記第2ガス供給口側へガスが逆流しないようにするための第3逆止弁と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のガス供給装置。
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