JP2017217695A - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

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智宏 小嶋
剛 萱間
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剛 萱間
正之 小木曽
Masayuki Kogiso
正之 小木曽
長谷川 浩司
Koji Hasegawa
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Abstract

【課題】連続鋳造時に取鍋の吹込プラグへガス吹込みを確実に行い吹込プラグの損耗を抑えた鋼の連続鋳造方法を提供する。
【解決手段】本発明の鋼の連続鋳造方法は、溶鋼Mが収容された取鍋2と、取鍋2内から溶鋼Mが注入されるタンディッシュ3と、タンディッシュ3内から溶鋼Mが流し込まれる鋳型4と、を有する連続鋳造装置1を用いて行われる。そして、取鍋2の吹込プラグ2aの吐出口2bへ溶鋼Mが浸入することを防止するために、ガス供給源Gから流量制御されたガスを吹込プラグ2aへ供給しながら連続鋳造を行う。この方法によれば、連続鋳造時にガス供給源Gから流量制御されたガスが継続的に吹込プラグ2aへ供給されるので、吹込プラグ2aの吐出口2bへ溶鋼Mが浸入することを防ぐことができる。これにより、連続鋳造時に吹込プラグ2a内に溶鋼Mが浸入して凝固し、吹込プラグ2aの酸素洗浄時における損耗が大きくなることを防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、取鍋内に収容された溶鋼を鋳型へ流し込む鋼の連続鋳造方法に関する。
従来、鋼の連続鋳造では、連続鋳造装置を用いることにより、取鍋内で精錬された溶鋼を、タンディッシュを介して上方から鋳型に流し込み、下側から引き抜きながら連続的に凝固させることで鋳造された鋼片を製造する。この連続鋳造装置は、溶鋼が収容される取鍋と、取鍋内から溶鋼が注入されるタンディッシュと、タンディッシュ内から溶鋼が流し込まれる鋳型とを有して構成される。
取鍋内における溶鋼の精錬中においては、取鍋鉄皮外側に設けられたガス供給源を介して、取鍋の底部に設けられた吹込プラグへアルゴンガス等のガスが供給され、吹込プラグの吐出口から取鍋内の溶鋼にガスが吹き出される。
溶鋼の精錬が終了すると、ガス供給源が取り外されてガスの吹き出しが止まり、吹込プラグ内に溶鋼が浸入し始める。精錬後に行われる鋳造が終了するまでの時間が長くなると、溶鋼が吹込プラグ内に浸入する深さが深くなると共に、浸入した溶鋼が吹込プラグ内で凝固してしまう。このため、次回の受鋼に備えて、吹込プラグの酸素洗浄を行う必要があるが、溶鋼の吹込プラグ内への浸入深さが深いと、吹込プラグの酸素洗浄時における損耗が大きくなっていた。
この溶鋼の吹込プラグ内への浸入及び凝固を軽減するために、ガス供給源と吹込プラグとの間に蓄圧ボンベを備えたガス供給装置を設置する技術が開発されている。このガス供給装置では、溶鋼の精錬中にガス供給源からのガスの一部を蓄圧ボンベに溜め、精錬が終了してガス供給源からのガス供給が終了すると、蓄圧ボンベに溜められたガスを吹込プラグへ流してガスを継続的に供給するようにしている。
特開2003−239010号公報
しかしながら、上記したガス供給装置によるガス供給方法でも、長時間の連続鋳造や何らかの不具合等で待ち時間が長くなった場合には、蓄圧ボンベ内のガスがなくなることがある。この場合、取鍋の吹込プラグへ蓄圧ボンベからガスが供給されなくなり、吹込プラグ内に浸入する溶鋼を阻止できず、吹込プラグ内に溶鋼が浸入して凝固し、次回の受鋼に備えての吹込プラグの酸素洗浄時における吹込プラグの損耗が大きくなるという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、連続鋳造時に取鍋の吹込プラグへガス吹込みを確実に行い吹込プラグの損耗を抑えた鋼の連続鋳造方法を提供することを目的とする。
上記目的を解決するためになされた本発明の鋼の連続鋳造方法は、溶鋼が収容された取鍋と、前記取鍋内から前記溶鋼が注入されるタンディッシュと、前記タンディッシュ内から前記溶鋼が流し込まれる鋳型と、を有する連続鋳造装置を用いた鋼の連続鋳造方法において、前記取鍋に取り付けられた吹込プラグの吐出口へ前記溶鋼が浸入することを防止するために、ガス供給源から流量制御されたガスを吹込プラグへ供給しながら連続鋳造を行うことを特徴とする。
この方法によれば、連続鋳造時にガス供給源から流量制御されたガスが継続的に吹込プラグへ供給されるので、吹込プラグの吐出口へ溶鋼が浸入することを防ぐことができる。これにより、連続鋳造時に吹込プラグ内に溶鋼が浸入して凝固し、吹込プラグの酸素洗浄時における損耗が大きくなることを防止できる。
ここで、連続鋳造装置の近辺に設置されたガス供給源にガス流量を調整するための制御部が設けられている場合には、当該ガス供給源にガス供給口を連結することで、制御部により流量制御されたガスを吹込プラグへ供給しながら連続鋳造を行うことができる。
また、ガス供給源に流量制御を行うための制御部が設けられていない場合には、当該ガス供給源とガス供給口との間にガス調整手段を介在させることで、当該ガス調整手段により流量制御された少量のガスを吹込プラグに供給することができる。
また、吹込プラグと第1ガス供給口とこれら第1ガス供給口と吹込プラグとを結ぶ第1配管と、ガスを蓄える蓄圧ボンベと、第1ガス配管からガスを供給され蓄圧ボンベにガスを供給するとともに蓄圧ボンベから吹込プラグに第1配管よりも少ない量のガスを供給するためのガス調整手段とを有する第2配管とからなるガス供給装置が取鍋に設けられている場合は、第1ガス供給口にガス供給源を連結することにより、ガス供給源から流量制御されたガスを吹込プラグへ供給しながら連続鋳造を行うことができる。
この場合には、一部のガスが第2配管を介して蓄圧ボンベに送られ、蓄圧ボンベに補充されて蓄圧ボンベ内のガス圧が高くなる。そして、第1ガス供給口からガス供給源が切り離されると、蓄圧ボンベから吹込プラグにガスが送られて吹込プラグの吐出口への溶鋼の浸入を防ぐことができる。
また、吹込プラグと第1ガス供給口とこれら第1ガス供給口と吹込プラグとを結ぶ第1配管と、ガスを蓄える蓄圧ボンベと、第1ガス配管からガスを供給され蓄圧ボンベにガスを供給するとともに蓄圧ボンベから吹込プラグに第1配管よりも少ない量のガスを供給するためのガス調整手段とを有する第2配管と、第2ガス供給口を有しガス調整手段よりもガス上流側にて第2配管に接続された第3配管とからなるガス供給装置が取鍋に設けられている場合は、第2ガス供給口にガス供給源を連結することにより、ガス供給源から流量制御されたガスを吹込プラグへ供給しながら連続鋳造を行うことができる。
この場合には、ガス供給源から多量のガスが供給されても第2配管のガス調整手段でガス流量が少量に調整されるため、第2ガス供給口とガス供給源との間にガス調整手段を設ける必要はない。更に、一部のガスが第2配管を介して蓄圧ボンベに送られ、蓄圧ボンベに補充されて蓄圧ボンベ内のガス圧が高くなる。このため、第2ガス供給口からガス供給源が切り離されても、蓄圧ボンベから吹込プラグにガスが送られ吹込プラグの吐出口へ溶鋼が浸入することを防ぐことができる。
ガス調整手段としては、ガス流路の断面積が狭い絞り弁、ガス流量を制御できる流量調整弁、ガスの圧力を調整することによりガス流量を調整可能な圧力調整弁等を用いることができる。他にも、管径の小さい細管、ガス流量を制限するフィルタをガス流路に設けた構造を、ガス調整手段として用いてもよい。
本発明の第1実施形態におけるガス供給装置を示す概略図である。 第1実施形態における連続鋳造装置を示す図である。 第1実施形態における取鍋内に溶鋼が収容された様子を示す図である。 第1実施形態における吹込プラグの拡大図である。 第2実施形態におけるガス供給装置を示す図である。 第3実施形態におけるガス供給装置を示す図である。 吹込プラグの変形例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態における鋼の連続鋳造方法について、図1〜図4を参照して説明する。本実施形態では、図2に示す連続鋳造装置1を用いることにより、鋼の連続鋳造が行われる。連続鋳造装置1は、溶鋼Mが収容された取鍋2と、取鍋2内から溶鋼Mが注入されるタンディッシュ3と、タンディッシュ3内から溶鋼Mが流し込まれる鋳型4と、を有して構成される。この連続鋳造装置1による連続鋳造では、図2に示すように、精錬された取鍋2内の溶鋼Mがタンディッシュ3を介して鋳型4に流し込まれることにより鋼片Fが製造される。
取鍋2は、高温の溶鋼Mを収容可能な耐火物からなる容器であり、その底部には、図3に示すように、吹込プラグ2a及びロングノズル5が並んで設けられている。吹込プラグ2aは、取鍋2内に収容された溶鋼Mにガスを吹き込むためのものである。この吹込プラグ2aは、耐火物で形成され、円錐台形状を有している。
また、吹込プラグ2aには、図4に示すように、ガスを通過させるためのガス流路として複数のスリット2cが設けられている。複数のスリット2cは、吹込プラグ2a内部を貫通し、スリット状の細孔を形成している。吹込プラグ2aに供給されたガスは、スリット2cを通って吐出口2bから取鍋2内へ吐き出される。
取鍋2には、図1に示す一端に第1ガス供給口11aを他端に吹込プラグ2aをもつ第1ガス配管11を有するガス供給装置10が設けられている。このガス供給装置10は、溶鋼Mの精錬ができる取鍋2に設けられる基本的なものである。溶鋼Mの精錬時においては、図示しないガス供給源から第1配管11を介して吹込プラグ2aへ多量のガスが供給され、吹込プラグ2aの吐出口2bから溶鋼Mに多量のガスが吐き出されることにより溶鋼Mが攪拌され効率的に溶鋼Mの精錬が行われる。精錬後の連続鋳造時においては、図2に示すようにガス供給源Gから第1配管11を介して、後述するガス調整手段としての制御部により流量制御された少量のガスが吹込プラグ2aへ継続的に供給される。尚、ガスとしては、例えばアルゴンガス等の不活性ガスや空気(エアー)を用いるものとする。
また、タンディッシュ3は、取鍋2内で精錬された溶鋼Mが、ロングノズル5を介して注入される容器である。このタンディッシュ3内では、溶鋼Mの介在物等の除去が行われる。ロングノズル5は、取鍋2の底部に設けられ、取鍋2内で精錬された溶鋼Mをタンディッシュ3へ注入するためのものである。このロングノズル5は、その先端の注出口5aがタンディッシュ3内にまで延びている。取鍋2内で精錬された溶鋼Mは、ロングノズル5を通って、注出口5aからタンディッシュ3内へ注入される。
タンディッシュ3内に注入された溶鋼Mは、介在物等が除去された後、浸漬ノズル6を介して鋳型4へ流し込まれる。浸漬ノズル6は、耐火物からなり、タンディッシュ3の底部に設けられている。この浸漬ノズル6は、タンディッシュ3内で介在物等が除去された溶鋼Mを鋳型4へ流し込むためのものであり、タンディッシュ3の底部から鋳型4内まで延びている。
また、鋳型4は、例えば銅等からなり、水冷されており、タンディッシュ3から流し込まれた溶鋼Mを冷却しながら所望の形状の鋼片Fを製造するためのものである。鋳型4を通過した溶鋼Mは、ガイドロール7により支持された状態で、図示しない冷却装置により更に冷却されて凝固を促進させながら、図示しない加工装置側へ搬送されていく。
次に、第1実施形態のガス供給装置10について説明する。第1実施形態では、図1及び図2に示されるガス供給装置10により、取鍋2の吹込プラグ2aへガスが供給される。このガス供給装置10は、吹込プラグ2aと第1ガス供給口11aとこれら吹込プラグ2aと第1ガス供給口11aとを連結する第1配管11とから構成されている。
第1配管11の第1ガス供給口11aは、精錬中においては、図示しないガス供給源に接続され、精錬終了時に当該ガス供給源から切り離される。そして、取鍋2を連続鋳造装置1の配設された場所へ搬送後、図2に示すに第1ガス供給口11aにガス供給源Gを連結する。
本実施形態のガス供給源Gには、図示しない制御部が内蔵されている。連続鋳造時には、上記制御部により流量制御された少量のガスが第1ガス供給口11aに供給される。第1ガス供給口11aに供給されたガスは、第1配管11を通って吹込プラグ2aに供給される。
連続鋳造は、図2に示す連続鋳造装置1でなされる。取鍋2内の精錬された溶鋼Mが、ロングノズル5を介してタンディッシュ3へ注入される。この後、溶鋼Mはタンディッシュ3から浸漬ノズル6を介して水冷された鋳型4へ流し込まれる。そして、鋳型4内に上方から流し込まれた溶鋼Mが、冷却されて鋼片Fとなって、ガイドロール7により支持されて図示しない加工装置側へ搬送される。
本実施形態の連続鋳造方法では、まず、ガス供給装置10の第1ガス供給口11aを精錬時に用いられたガス供給源から切り離し、精錬が終了した取鍋2を連続鋳造装置1に搬送する。取鍋2の搬送後、連続鋳造装置1の近辺に設けられたガス供給源に第1配管11の第1ガス供給口11aを連結して、ガス供給源Gから第1ガス供給口11aへのガス供給を開始する。このとき、ガス供給源Gに内蔵された制御部により流量制御された少量のガスが第1ガス供給口11aに供給される。
第1ガス供給口11aに供給された少量のガスは、第1配管11を通って吹込プラグ2aに供給される。このように本実施形態では、連続鋳造時に僅かな量のガスが第1配管11を介して吹込プラグ2aへ継続的に供給されるようにして、吹込プラグ2aの吐出口2b内に溶鋼Mが浸入することを阻止する。
尚、連続鋳造時に連結されるガス供給源Gに、適当なガス調整手段が設けられていない場合には、ガス供給源と第1ガス供給口11aとの間にガス調整手段を介在させ、当該ガス調整手段により流量制御された少量のガスを吹込プラグ2aに供給することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態における鋼の連続鋳造方法は、図5に示すガス供給装置10aを使用するものである。尚、図5において上記第1実施形態と同一部分には同一の符号を付す。
このガス供給装置10aは、吹込プラグ2aと、第1ガス供給口11aと、これら吹込プラグ2a及び第1ガス供給口11aを連結すると共に第1逆止弁11bを有する第1配管11とを備える。更に、ガスを蓄える蓄圧ボンベ12cと、ガス調整手段としての流量調整弁12bと、第2逆止弁12aとを有し、第1ガス配管11から第2逆止弁12aを介して蓄圧ボンベ12cにガスを供給すると共に、蓄圧ボンベ12cから吹込プラグ2aに第1配管11よりも少ない量のガスを供給する第2配管12を備えている。
第2実施形態における鋼の連続鋳造方法は、ガス供給装置10aの第1ガス供給口11aにガス供給源Gを連結し、上述の通り連続鋳造を行うものである(図2参照)。連続鋳造時には、ガス供給源Gから第1ガス供給口11aに、ガス供給源Gに内蔵された制御部により流量制御された少量のガスが供給される。この少量のガスは、第1ガス配管11を通って吹込プラグ2aに送られ、吹込プラグ2aの吐出口2bから溶鋼M中に吹き出される。これにより、連続鋳造の操作中に、吹込プラグ2aの吹込プラグ2aの吐出口2b内に溶鋼Mが浸入することが阻止される。
また、第1ガス供給口11aに供給された一部のガスは、第2逆止弁12aを有する第2配管12を介して蓄圧ボンベ12cに送られ、蓄圧ボンベ12c内に補充されて蓄圧ボンベ12c内のガス圧が高くなる。これにより、取鍋2が連続鋳造装置1より切り離され、第1ガス供給口11aもガス供給源が切り離された時でも、蓄圧ボンベ12c内に蓄えられたガスが吹込プラグ2aに送られ、吹込プラグ2aの吐出口2bへ溶鋼Mが浸入することを防ぐことができる。
尚、連続鋳造時に連結されるガス供給源Gに、適当なガス調整手段が設けられていない場合には、ガス供給源と第1ガス供給口11aとの間にガス調整手段を介在させ、当該ガス調整手段により流量制御された少量のガスを吹込プラグ2aに供給することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態における鋼の連続鋳造方法は、図6に示すガス供給装置10bを使用するものである。尚、図6において上記第1実施形態及び第2実施形態と同一部分には同一の符号を付す。
このガス供給装置10bは、図6に示す第2実施形態のガス供給装置10aの流量調整弁12bの上流側に、第3逆止弁13bと第2ガス供給口13aとを有する第3配管13を設けたものである。第3実施形態における鋼の連続鋳造方法は、図6に示すガス供給装置10bの第2ガス供給口13aに図示しないガス供給源を連結し、このガス供給源から第3配管13にガスを送り、第2配管12の流量調整弁12bでガス量を少ない量に調整し、少量のガスを吹込プラグ2aに供給するものである。
第3実施形態のガス供給装置10bは、流量調整弁12bを使用することにより、ガス供給源がガス調整手段を有しない場合でも、第2ガス供給口13aをガス供給源にそのまま連結することで少量のガスを吹込プラグ2aに供給し、吹込プラグ2aの吐出口2bへ溶鋼Mが浸入することを防止できる。
また、このガス供給装置10bでは、流量調整弁12bの上流側の第2配管12に多量のガスが供給できるため、蓄圧ボンベ12cに蓄えられるガス量も多くなり、ガス供給源から切り離された後も、蓄圧ボンベ12cから吹込プラグ2aに、より長い時間ガスを供給することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形又は拡張を施すことができる。例えば、上記実施形態では、吹込プラグ2aとして、複数のスリット2cを有して構成されたスリットプラグを用いたが、これに限られず、図7に示される多孔質の定形耐火物層を有して構成されたポーラスプラグを用いてもよい。
また、上記第1実施形態において、連続鋳造が終了して排滓する場合に、第1ガス供給口11aに別のガス供給源を連結して吹込プラグ2aへガスを供給するようにしてもよい。この場合、吹込プラグ2a内にガスが吹き込まれることにより、吹込プラグ2a内の残留物を除去することができ、吹込プラグ2aの損耗を抑えることができる。
また、ガス調整手段として、流量調整弁12bの代わりに、圧力調整弁を用いてもよい。この場合、圧力調整弁によりガスの圧力を調整することにより、ガス流量を調整することができる。また、ガス調整手段として、ガス流路の断面積が狭い絞り弁を用いてもよく、他にも、管径の小さい細管、ガス流量を制限するフィルタをガス流路に設けた構造を、ガス調整手段として用いてもよい。
1・・連続鋳造装置 2・・取鍋 2a・・吹込プラグ 2b・・吐出口
3・・タンディッシュ 4・・鋳型 10,10a,10b・・ガス供給装置
11・・第1配管 11a・・第1ガス供給口 12・・第2配管
12b・・流量調整弁(ガス調整手段) 12c・・蓄圧ボンベ
13・・第3配管 13a・・第2ガス供給口 M・・溶鋼 G・・ガス供給源

Claims (4)

  1. 溶鋼が収容された取鍋と、前記取鍋内から前記溶鋼が注入されるタンディッシュと、前記タンディッシュ内から前記溶鋼が流し込まれる鋳型と、を有する連続鋳造装置を用いた鋼の連続鋳造方法において、
    前記取鍋に取り付けられた吹込プラグの吐出口へ前記溶鋼が浸入することを防止するために、ガス供給源から流量制御されたガスを吹込プラグへ供給しながら連続鋳造を行うことを特徴とする鋼の連続鋳造方法。
  2. 前記ガス供給源から前記吹込プラグへのガス供給は、
    前記取鍋に取り付けられたガス供給口と、前記ガス供給口と前記吹込プラグとを結ぶ配管とからなるガス供給装置の前記ガス供給口に前記ガス供給源を連結することによりなされる請求項1に記載の鋼の連続鋳造方法。
  3. 前記ガス供給源から前記吹込プラグへのガス供給は、
    前記取鍋に取り付けられた前記吹込プラグと第1ガス供給口とこれら前記第1ガス供給口と前記吹込プラグとを結ぶ第1配管と、ガスを蓄える蓄圧ボンベと、前記第1ガス配管からガスを供給され前記蓄圧ボンベにガスを供給するとともに前記蓄圧ボンベから前記吹込プラグに前記第1配管よりも少ない量のガスを供給するためのガス調整手段とを有する第2配管とからなるガス供給装置の前記第1ガス供給口に前記ガス供給源を連結することによりなされる請求項1に記載の鋼の連続鋳造方法。
  4. 前記ガス供給源から前記吹込プラグへのガス供給は、
    前記取鍋に取り付けられた前記吹込プラグと第1ガス供給口とこれら前記第1ガス供給口と前記吹込プラグとを結ぶ第1配管と、ガスを蓄える蓄圧ボンベと、前記第1ガス配管からガスを供給され前記蓄圧ボンベにガスを供給するとともに前記蓄圧ボンベから前記吹込プラグに前記第1配管よりも少ない量のガスを供給するためのガス調整手段とを有する第2配管と、第2ガス供給口を有し前記ガス調整手段よりもガス上流側にて前記第2配管に接続された第3配管とからなるガス供給装置の前記第2ガス供給口に前記ガス供給源を連結することによりなされる請求項1に記載の鋼の連続鋳造方法。
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