JP4885061B2 - 取鍋 - Google Patents

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Description

本発明は、金属溶湯を収容する溶湯収容部にガスを吹き込む吹込プラグ、前記吹込プラグに供給可能な蓄圧タンク、および前記蓄圧タンクから前記プラグへのガス供給を制御する制御ユニットを装着して成る取鍋に関するものである。
金属精錬の分野において、電気炉や転炉等の溶解炉を用いて行う1次精錬の後、金属溶湯(溶融金属:以下、溶湯という)から不純物を除去する、あるいは成分元素を添加するために2次精錬が行われている。この2次精錬として、取鍋に溶湯を取り出して行ういわゆる取鍋精錬が広く実施されている。
取鍋は、溶湯を収容し、またプラント内で運搬するための容器として構成され、取鍋の底部には、溶湯にアルゴンや窒素などの不活性ガス、酸素などの(用途に応じて異なる)ガスを吹込むための吹込プラグ(以下プラグという)が設けられている。取鍋精錬においては、プラントに設置されているガス源にプラグの配管を接続し、プラグから溶湯収容部に収容された溶湯にガスを吹き込むことにより、溶湯を攪拌する。
溶湯を収容した取鍋をプラント内で移送する際には、取鍋のプラグをガス源から切り離す必要が生じるが、プラグをガス源から切り離してしまうとガス源からガスを取鍋内の溶湯に供給することができず、取鍋内の溶湯がプラグの通路に侵入、固化して目詰まりを起す問題がある。
この点に鑑み、ガスを蓄圧した蓄圧タンクを取鍋外殻の底部や側面に取付け、取鍋の移送中、プラグをガス源から切り離している間でも、プラグにガス圧を印加できるようにした取鍋が知られている(下記の特許文献1)。このような取鍋によれば、取鍋の移送中も、プラグの通路中のガス圧が確保され、溶湯がプラグの通路に侵入して目詰まりを起すのを防止できる。
特開2003−239010号公報
上述のような蓄圧タンク付きの取鍋には、蓄圧タンクとともに、制御ユニットが設けられる。制御ユニットは、蓄圧タンク廻りの配管、工場のガス源と配管を着脱するための制御弁、圧力調整用の安全弁や定流量弁、不純物を除去するためのフィルター、配管内の所定部位の圧力を測定するための圧力計などから構成される。制御ユニットは、蓄圧タンクとともに取鍋の外殻側面や底部などの所定位置に設けられる。
制御ユニットは、吹込プラグにつながる配管の断接制御や、圧力制御を行なうもので、蓄圧タンクとともに充分に保護される必要がある。たとえば、制御ユニットおよび蓄圧タンクに対する最も大きな脅威のひとつは溶湯を収容した取鍋が発生する熱であり、この熱によって制御ユニットや蓄圧タンクが容易に故障してしまっては、設備を効率よく稼働させることは困難である。
しかしながら、従来では、取鍋が発生する熱から、制御ユニットおよび蓄圧タンクを保護するための適切かつ洗練された構造が存在しなかった。
たとえば、余計な部材を多数追加することなく、簡単安価に制御ユニットおよび蓄圧タンクを効率よく断熱し、あるいはさらに冷却できる構成があれば、制御ユニットおよび蓄圧タンクを充分保護することができ、制御ユニットおよび蓄圧タンクの耐久性を向上させることができる。
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、簡単安価かつ洗練された構造により取鍋に装着される制御ユニットおよび蓄圧タンクを保護できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、金属溶湯を収容する溶湯収容部と、前記溶湯収容部に装着され前記溶湯収容部にガスを吹き込む吹込プラグと、前記溶湯収容部の外に装着された、外部のガス源と連通してガス源から供給されるガスを蓄積可能であるとともに前記吹込プラグに連通して前記吹込プラグにガスを供給可能な蓄圧タンク及び前記ガス源から前記吹込プラグへのガス供給を制御する制御ユニットを有する取鍋において、前記吹込プラグと連通する配管上に配置され、内部にガスを流通させることにより前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットを冷却するよう前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットと前記外殻との間に配置された冷却装置を有し、前記冷却装置は、外部のガス源から前記蓄圧タンクを介することなく前記吹込プラグへガスを供給する配管上に配置されている構成、
あるいは、金属溶湯を収容する溶湯収容部と、前記溶湯収容部に装着され前記溶湯収容部にガスを吹き込む吹込プラグと、前記溶湯収容部の外殻に装着された、外部のガス源と連通してガス源から供給されるガスを蓄積可能であるとともに前記吹込プラグに連通して前記吹込プラグにガスを供給可能な蓄圧タンク及び前記ガス源から前記吹込プラグへのガス供給を制御する制御ユニットを有する取鍋において、前記吹込プラグと連通する配管上に配置され、内部にガスを流通させることにより前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットを冷却するよう前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットと前記外殻との間に配置された冷却装置を有し、前記冷却装置は、前記蓄圧タンクから前記吹込プラグへガスを供給する配管上に配置されている構成を採用した。
上記構成によれば、吹込プラグと連通した冷却装置に冷媒として精錬用のガスを流通させ、冷却装置により蓄圧タンクないし制御ユニットを冷却することができる。これにより、取鍋が発生する高熱から蓄圧タンクないし制御ユニットを保護することができ、蓄圧タンクないし制御ユニットの故障を防止できる。
また、上記構成によれば、格別の冷媒を用意する必要がなく、取鍋精錬に必要なガスを用いて蓄圧タンクないし制御ユニットの冷却を行なうことができ、余計な部材を多数追加することなく、簡単安価かつ洗練された構造により蓄圧タンクないし制御ユニットを保護することができる。
なお、冷却装置が外部のガス源から蓄圧タンクを介することなく吹込プラグへガスを供給する配管上に配置されている場合には、多量のガスが冷却装置に流れ冷却装置の加熱が抑制されるため冷却効果は高くなる。
一方、冷却装置が蓄圧タンクから吹込プラグへガスを供給する配管上に配置されている場合には、冷却装置が蓄熱体として機能し、蓄圧タンクから吹込プラグに送られるガスを加熱し加熱されたガスが吹込プラグに送られることになる。このため吹込プラグがガスにより冷却されることが抑制され、溶湯金属の冷却による凝固が抑制され吹込プラグの目つまりが一層抑制される。
以下、発明を実施するための最良の形態の一例として、制御ユニットおよび蓄圧タンクを断熱し、あるいはさらに冷却する手段を設けた取鍋に関する実施例を示す。
図1(a)、(b)は、本発明を採用した取鍋の構造を示すもので、図1(a)は取鍋10を側面から、図1(b)は取鍋10を上面からそれぞれ示している。
図示の取鍋10は、金属溶湯を収容できるよう上部が開放されたほぼバケツ状の容器として構成されている。取鍋10の基本構造は任意であるが、たとえば、強度を確保するため金属などから構成された外殻と、その内部に画成された耐熱材料からなる溶湯収容部のような2重構造とする。
取鍋10の上端の周縁の一部には、スラグを取り出すための注ぎ口13が形成されている。取鍋10の側面の両端には、取鍋10を回動自在に支持するための支軸12、12が設けられており、支軸12、12を介して取鍋10を傾斜させることにより、注ぎ口13から溶湯を注ぎ出すことができる。
取鍋10の底部には、プラントのガス源(不図示)または後述の蓄圧タンク(以下タンクという)からガスを吹き込むためのプラグ11及び溶湯を取り出す開閉弁(図示せず)が設けられている。
取鍋10の側面の一部には、タンク20および制御ユニット30が装着されている。
本実施例においては、取鍋10の外殻と、タンク20および制御ユニット30の間には、図1(b)に示すように、冷却装置40、および断熱材50が配設されている。
本実施例の冷却装置40は、プラントのガス源(不図示)からのガスを内部に流通させることにより、断熱材50、さらにその外側のタンク20および制御ユニット30を冷却する(あるいはこれらタンク20および制御ユニット30が過熱しないように断熱する)ためのものである。
本実施例では、冷却装置40は、外部のガス源からタンク20ないしプラグ11へガスを供給する配管上に配置する。
すなわち、プラントのガス源からの配管は、まず冷却装置40と連通した供給口31に装着される。その後、配管は、タンク20、およびタンク20と並列に接続された制御ユニット30を経て、プラグ11に接続される。なお、図1(a)において符号35は、制御ユニット30内の逆止弁の位置を示している。
図2(a)〜(c)は制御ユニット30周りの構造を、図3は、本実施例の取鍋の配管の構成を示している。
冷却装置40は、図2(a)に示すように、供給口31と排出口41の間に供給口31から供給されるガスが流通できるよう連通した多数の配管を配設して成る。冷却装置40は、冷却機能を考慮し、各種合金材その他の熱伝導に優れた材質から構成するのが好ましい。
断熱材50は、図2(b)に示すように、冷却装置40と制御ユニット30の間に配設する。断熱材50は、耐熱樹脂や多孔質の焼成材など断熱効果の高い材質から構成する。
図2(b)、(c)の制御ユニット30は、図3に示すような配管および各構成部材をフレーム36内に収容してなるものである。フレーム36は、ボルト361、361、361、361を介して、断熱材50、および冷却装置40とともに共締めで取鍋10に固定される。
図2(b)、(c)では、制御ユニット30の構成部材としては、冷却装置40の排出口41と接続される供給口32、タンク20との接続口33、プラグ11への接続口34の各接続点、および、圧力計302、305のみを符号付きで示している。
ここで、本実施例の取鍋の配管の構造を図3により詳細に説明する。
図3は、冷却装置40〜制御ユニット30〜プラグ11の間の配管の構成を詳細に示している。ここでは、上述の各部材を同一符号により示すとともに、図2(c)の供給口32、接続口33、接続口34の各接続点の位置を1点鎖線で示してある。
本実施例では、プラントのガス源に接続される供給口31の直後に冷却装置40が配置される。
冷却装置40の下流側の配管には制御ユニット30が設けられる。制御ユニット30は冷却装置40の下流側に近くに設けられた不純物を除去するためのフィルター307を含む。
フィルター307の下流において、配管は、タンク20を有する配管と、取鍋10に向かう配管に分岐する。タンク20を有する配管と、タンク20を介さず取鍋10に向かう配管は図示のように並列の接続関係となっている。
取鍋10に向かう配管には逆止弁351が、取鍋10に向かう配管には逆止弁352がそれぞれ配設されている。逆止弁351、352、あるいは後述の逆止弁353はボール弁などから構成され、矢印の方向へのみガスの流通を許容するように構成されている。
逆止弁351を経た配管は、タンク20へ向かう配管と、プラグ11へ向かう配管に分岐する。プラグ11へ向かう配管には、まず安全弁301が配置される。この安全弁301の下流には、さらにプラントのガス源またはタンクからの供給ガス圧を測定する圧力計302、不純物除去用のフィルター303、圧力調整弁304、圧力調整後の供給ガス圧を測定する圧力計305、プラグ11へのガス圧印加を制御するニードルバルブ306、及び逆止弁353が配置されている。
逆止弁353を経た配管は、逆止弁352下流の位置において取鍋10に向かう配管に合流している。
以上の配管構成において、取鍋10に溶湯を収容し、供給口31を不図示のガス源と接続した状態において、ガス源からガス圧を印加すると、まず冷却装置40にガスが流れ込み、冷却装置40を出たガスは制御ユニット30に入る。そして、まずフィルタ307で不純物を除去され、タンク20を含む配管とタンク20を含まない配管に分かれる。タンク20を含む配管に流れるガスは逆止弁351を介してタンク20にガスが蓄積(蓄圧)されるとともに、さらに分岐して安全弁301、圧力計302、フィルター303、圧力調整弁304、圧力計305、ニードルバルブ306、及び逆止弁353を通ってプラグ11に流れる。
タンク20を含まない配管に流れるガスは逆止弁352を介して直接プラグ11にガス圧が印加され、取鍋精錬が行われる。この際のガス圧は、プラントのガス源側で制御される。
また、上記構成においては、ガス源から直ちに冷却装置40内をガスが流通することになる。この冷却装置40内を流通するガスは冷媒として機能し、これにより、冷却装置40を介して断熱材50、さらにその外側に配置されたタンク20および制御ユニット30を冷却することができる。
従って、本実施例によれば、取鍋10が発生する高熱からタンク20および制御ユニット30を保護することができ、タンク20および制御ユニット30の故障を防止する。
本実施例の冷却装置40には、格別の冷媒を用意する必要がなく、取鍋精錬に必要なガスを用いてタンク20および制御ユニット30の冷却を行なうことができる。すなわち、余計な部材を多数追加することなく、簡単安価かつ洗練された構造により取鍋に装着されるタンク20および制御ユニット30を保護することができる。
また、本実施例では、取鍋10とタンク20および制御ユニット30の間に、冷却装置40、さらに断熱材50を配置しており、より効果的にタンク20および制御ユニット30を取鍋10の発生する高熱から保護することができ、上記の保護効果をより高めることができる。
さらに、本実施例ではガス源から供給されるガスは全て冷却装置40を通過する。即ち、多量のガスが冷却装置に流れ冷却装置40が冷却されるため、冷却装置40による冷却効果は高くなる。
以上の実施例1では、冷却装置40をガス源と接続される供給口31の直後に配置している。この実施例1の構造では、取鍋10を工程間で移動するなどの目的でガス源から供給口31を切り離すと、供給口31は開放状態となる。
そこで、本実施例では、ガス源から供給口31を切り離した状態においても冷却装置40中をガスが流通するようにし、取鍋10の移動中においてもタンク20および制御ユニット30を取鍋10の発生する高熱から保護することができるようにした構造を図4〜図6に示す。
図4〜図6は、それぞれ図1〜図3に対応しており、同一ないし相当する部材には同一の参照符号を付し、以下ではこれらについては特に必要なものを除いてはその詳細な説明を省略するものとする。
本実施例では、冷却装置40をタンク20と制御ユニット30の間の配管上に配置する。
すなわち、図4(a)、および図6に示すように、ガス源と接続する供給口31からの配管は、制御ユニット30に入る。制御ユニツト30のフィルター307を経由してタンク20へ向かう配管とプラグ11へ向かう配管に分岐する。
タンク20へ向かう配管は逆止弁351を通り、さらに、タンク20へ向かう配管とプラグ11に向かう配管に再分岐する。細分岐でタンク20へ向かう配管は、冷却装置40を通りタンク20に連結されている。細分岐でプラグ11へ向かう配管は、安全弁301、圧力計302、フィルター303、圧力調整弁304、圧力計305、ニードルバルブ306及び逆止弁352を含み、この下流ではじめに分岐した配管と合流してプラグ11に連結されている。
はじめに分岐してプラグに向かう配管は逆止弁352を通り、この下流でタンク20に向かう配管と合流し、プラグ11へと向かう。
本実施例でも、取鍋10の外殻と、タンク20および制御ユニット30の間には、図4(b)に示すように、冷却装置40、および断熱材50が配設されている。
図5(a)に示すように冷却装置40それ自体の構造は実施例1と同様であるが、制御ユニット30と接続される接続配管39とタンク20と接続される接続口43を配管の両端に有する(図5(b)、図6)。
図6に示されるように、本実施例の特徴は、制御ユニット30の流入側において、冷却装置40がタンク20、および制御ユニット30の間に配置されている点にある。
このような構成によれば、取鍋10の供給口31をプラントのガス源に接続した状態、および供給口31をプラントのガス源から切り離した状態のいずれにおいても、ガスが冷却装置40内を満たし、流通することになる。
これにより、取鍋10の供給口31をプラントのガス源に接続した状態はもちろん、取鍋10の移動のために供給口31をプラントのガス源から切り離した状態のいずれにおいても、冷却装置40により、断熱材50、さらにその外側に配置されたタンク20および制御ユニット30を冷却することができる。
従って、本実施例によれば、取鍋10をガス源と接続した状態はもちろん、取鍋10の移動中においても、取鍋10が発生する高熱からタンク20および制御ユニット30を保護することができ、タンク20および制御ユニット30の故障を抑制する。
また、本実施例においては、冷却装置40がタンク20、および制御ユニット30の間に配置されているので、冷却装置40内の容量をガス貯蔵に供することができる。このため、みかけ上、タンク20の容量を増加させたのと同様の効果を期待でき、より長時間、プラグ11にガス圧を印加することができる。
また、本実施例においても、冷却装置40に格別の冷媒を用意する必要がなく、取鍋精錬に必要なガスを用いてタンク20および制御ユニット30の冷却を行なうことができ、余計な部材を多数追加することなく、簡単安価かつ洗練された構造によりタンク20および制御ユニット30を保護することができる点は実施例1と同様である。また、冷却装置40、さらに断熱材50により、より効果的にタンク20および制御ユニット30を取鍋10の発生する高熱から保護することができる効果についても実施例1と同様である。
さらに、本実施例では、タンク20からプラグ11にガスが供給されるときに冷却装置40を通る。冷却装置40が加熱されているためタンク20から供給されるガスは冷却装置で加熱され加熱されたガスがノズル11に送られることになる。このためプラグ11がガスにより冷却されることが抑制され、溶湯金属の冷却による凝固が抑制されプラグ11の目つまりが一層抑制される。
なお、以上の2つの実施例において、断熱材50は、冷却装置40とタンク20および制御ユニット30の間に配置してある。しかしながら、断熱材50と冷却装置40の配置順を逆にする、すなわち、取鍋10の外殻、断熱材50、冷却装置40、タンク20および制御ユニット30の順に配置するようにしてもよい。これにより、断熱材50により取鍋10の外殻と冷却装置40を熱的に遮断でき、冷却装置40により効率よくタンク20および制御ユニット30を冷却することができる。また、冷却装置40内を流通するガスの温度が高くなり過ぎないように制御できるため、蓄圧タンクの蓄積効率アップを期待できる。
また、冷却装置として実施例では多数のガス供給管を並列したものを使用したが、隣接するガス供給間を各隣接する端部でU字管で連結し、直列に繋いだものでも良い。さらには、各ガス供給管にフィンを溶接し、フィンで熱を効果的に遮断するものでも良い。
本発明は、蓄圧タンクおよび制御ユニットを塔載した各種金属精錬用の取鍋に実施することができる。取鍋により精錬される金属の種類、精錬用のガスや、精錬において添加される成分元素などによって本発明が限定されるものでないことはいうまでもない。
本発明を採用した取鍋の側面図である。 本発明を採用した取鍋の上面図である。 本発明を採用した取鍋の冷却装置を示した説明図である。 本発明を採用した取鍋の制御ユニット部分の側面図である。 本発明を採用した取鍋の制御ユニット部分の正面図である。 本発明を採用した取鍋の配管構造を示した説明図である。 本発明を採用した取鍋の側面図である。 本発明を採用した取鍋の上面図である。 本発明を採用した取鍋の冷却装置を示した説明図である。 本発明を採用した取鍋の制御ユニット部分の側面図である。 本発明を採用した取鍋の制御ユニット部分の正面図である。 本発明を採用した取鍋の配管構造を示した説明図である。
符号の説明
10 取鍋
11 プラグ
12 支軸
13 注ぎ口
20 タンク
30 制御ユニット
31、32 供給口
33、34、43 接続口
36 フレーム
39 接続配管
40 冷却装置
41 排出口
50 断熱材
301 安全弁
302、305 圧力計
303 フィルター
304 圧力調整弁
305 圧力計
306 ニードルバルブ
307 フィルター
351 逆止弁
352 逆止弁
361 ボルト

Claims (2)

  1. 金属溶湯を収容する溶湯収容部と、前記溶湯収容部に装着され前記溶湯収容部にガスを吹き込む吹込プラグと、前記溶湯収容部の外に装着された、外部のガス源と連通してガス源から供給されるガスを蓄積可能であるとともに前記吹込プラグに連通して前記吹込プラグにガスを供給可能な蓄圧タンク及び前記ガス源から前記吹込プラグへのガス供給を制御する制御ユニットを有する取鍋において、
    前記吹込プラグと連通する配管上に配置され、内部にガスを流通させることにより前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットを冷却するよう前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットと前記外殻との間に配置された冷却装置を有し、前記冷却装置は、外部のガス源から前記蓄圧タンクを介することなく前記吹込プラグへガスを供給する配管上に配置されていることを特徴とする取鍋。
  2. 金属溶湯を収容する溶湯収容部と、前記溶湯収容部に装着され前記溶湯収容部にガスを吹き込む吹込プラグと、前記溶湯収容部の外に装着された、外部のガス源と連通してガス源から供給されるガスを蓄積可能であるとともに前記吹込プラグに連通して前記吹込プラグにガスを供給可能な蓄圧タンク及び前記ガス源から前記吹込プラグへのガス供給を制御する制御ユニットを有する取鍋において、
    前記吹込プラグと連通する配管上に配置され、内部にガスを流通させることにより前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットを冷却するよう前記蓄圧タンクないし前記制御ユニットと前記外殻との間に配置された冷却装置を有し、前記冷却装置は、前記蓄圧タンクから前記吹込プラグへガスを供給する配管上に配置されていることを特徴とする取鍋。
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