JP6606477B2 - ガス供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス供給装置に関する。
従来、溶融金属(金属溶湯)の取り扱いに取鍋が使用されている。取鍋は、取鍋中の溶融金属にガスを吹き込むガス吹き込みプラグ(以下、プラグとも称する。)が設けられている。プラグは、アルゴンや窒素などのガスを取鍋に収容された溶融金属中に吹き込む。これにより、溶融金属の撹拌、温度調整、非金属成分の除去反応の促進等が行われる。プラグには、多孔質の定形耐火物層を有するポーラスプラグや、緻密な不定形耐火物層にスリット状の細孔が形成されたスリットプラグがあり、多孔質層の細孔やスリット状の細孔を介してガスが流通する。
そして、ガス吹き込み処理後に取鍋の移動を行う場合、ガスの配管の接続を外して移動する。このとき、移動時にガス吹き込み用プラグの細孔の内部に溶融金属が入りこみ、その後に再度使用しようとしても、プラグ内のガス流路が入り込んだ金属により閉塞している。このため、取鍋の再使用前に細孔に入り込んだ金属を除去する必要があった。
この問題に対し、ガスを加圧状態で蓄えた蓄圧ボンベ(以下、ボンベとも称する。)を取鍋に取り付けておき、ガスの配管がガス供給源と切り離されているときは、このボンベからプラグにガスを供給するガス供給装置が特許文献1に提案されている。
特許文献1には、蓄圧ボンベと、ガス供給源とプラグとを接続する主管路と、主管路と蓄圧ボンベとを接続する第一副管路と、第一副管路と主管路とを接続する第二副管路と、各管路に設けられた第1〜第3逆止弁と、主管路におけるガスの流通抵抗を増加させる抵抗付与部と、蓄圧ボンベから第二副管路に流通するガスの圧力を調節する圧力調整弁とを備えたガス供給装置が記載されている。このガス供給装置は、ガス供給源から供給されたガスをガス吹き込みプラグに供給しつつ、蓄圧ボンベ内にガスを十分かつ速やかに充填することができる。
特開2009−41075号公報
しかしながら、従来のガス供給装置でも、ボンベとプラグに同時に流れる構成となっており、蓄圧ボンベに十分な量のガスを蓄えることができないという問題があった。より詳しくは、プラグから吹き出すガスは、溶融金属の撹拌等に用いられるため、多量のガスが要求される。このため、ボンベに十分なガスが供給されず、その結果としてボンベに蓄えられるガス量が不十分となる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ボンベに十分なガスを蓄えることができるガス供給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明者らはガス供給装置の構成について検討を重ねた結果本発明を完成した。
本発明の第1のガス供給装置は、取鍋内に収容された溶鋼の精錬時にガスの供給を受けるガス受け口を有し、取鍋に取り付けられたガス吹き込みプラグにガスを供給する主ガス流路と、ガス受け口から供給されたガスを吸排気口を介して受けてガスを蓄える蓄圧ボンベと、蓄圧ボンベの吸排気口からガス吹きプラグに任意のガス量のガスを供給するガス調整手段と、を持つ副ガス流路と、主ガス流路に設けられ、ガスの供給開始直後には蓄圧ボンベに吸排気口を介してガスを流入し、蓄圧ボンベに流入するガスの圧力が、蓄圧ボンベに蓄えられるガス量から決定した所定の圧力以上の場合に、主ガス流路よりガス吹き込みプラグにガスを送るように自動で動作する圧力調整弁と、副ガス流路に設けられ、蓄圧ボンベがガスを蓄える場合には閉じ、蓄圧ボンベに蓄えられたガスを任意のガス量で吸排気口を介してガス吹き込みプラグに流す場合に開く制御バルブと、を有するガス制御部と、を有することを特徴とする。
本発明のガス供給装置は、ガス制御部によるガスの供給開始直後のような蓄圧ボンベにガスが十分にたまっていない場合に、蓄圧ボンベにガスを流入し、蓄圧ボンベにガスを蓄える。そして、蓄圧ボンベに流入するガスの圧力が所定の圧力以上の場合になると、蓄圧ボンベにガスが十分に蓄えられた状態となる。そうすると、ガス制御部が、主ガス流路を用いてガス吹き込みプラグにガスを送る。このとき、蓄圧ボンベにガスが十分に蓄えられた状態で、ガス吹き込みプラグにガスが送られる。
以上のように、本発明のガス供給装置は、ガスの圧力が所定の圧力以上となり蓄圧ボンベにガスが十分に貯まった状態で、主ガス流路にガスを送ることから、外部からのガスの供給が終了しても、プラグにガスを供給できる。
実施形態1のガス供給装置の構成を示す構成図である。 実施形態1のガス供給装置におけるガスの流れを示す構成図である。 実施形態1のガス供給装置におけるガスの流れを示す構成図である。 実施形態1のガス供給装置におけるガスの流れを示す構成図である。 実施形態2のガス供給装置の構成を示す構成図である。
以下、実施形態を用いて本発明を具体的に説明する。なお、この実施形態は本発明を具体的に実施する1つの形態であり、本発明をこれらの形態のみに限定するものではない。なお、以下の実施形態において上流及び下流とは、ガスの流れ方向での上流及び下流を示す。
[実施形態1]
本形態のガス供給装置1は、図1にその構成を示したように、金属溶湯の一種である溶鋼Mの精錬に用いられる取鍋5に組み付けられて使用する供給装置であり、主ガス流路2、副ガス流路3及びガス制御部4を有する。本形態のガス供給装置1は、各ガス流路2,3が内部をガスが流れる配管により形成され、ガス制御部4が配管を流れるガスを制御する圧力制御バルブ等の制御装置により形成される。
本形態のガス供給装置1で流れるガスは、限定されるものではなく、従来の取鍋で溶鋼M(金属溶湯)に供給されるガスを用いることができる。このガスとしては、アルゴンや窒素などの不活性ガスを挙げることができる。
主ガス流路2は、取鍋5内に収容された溶鋼Mの精錬時にガスの供給を受けるガス受け口21を有し、取鍋5に取り付けられたガス吹き込みプラグ6にガスを供給する。
主ガス流路2は、内部をガスが流れる管路を形成する主配管20と、主配管20の一方の端部であり、外部のガス供給源と接続し、ガス供給源からのガスが供給されるガス受け口21と、ガス供給源からのガスが排出するガス排出口22と、を有する。すなわち、主ガス流路2は、主配管20の上流側の端部にガス受け口21が、下流側の端部にガス排出口22が形成されている。
主配管20は、内部をガスが流れることができる管であれば、その材質や径は限定されない。ガス受け口21及びガス排出口22についても、それぞれガスを供給、排出できる構成であれば限定されない。ガス受け口21は、外部のガス源(図示せず)又はガス源に連通する配管と接続可能に形成されている。ガス排出口22は、プラグ6又はプラグ6に接続する配管に接続可能に形成されている。
主ガス流路2は、上流から下流にガスが流れる。具体的には、主配管20に逆止弁23をもうけることで、ガスの流れが上流から下流方向のみに規制される。逆止弁23は、ガスの逆流を規制できる構成であれば、具体的な構成は限定されない。
副ガス流路3は、ガス受け口21より ガスの供給を受けてガスを蓄える蓄圧ボンベ7と蓄圧ボンベ7からプラグ6に任意のガス量のガスを供給するガス調整手段を持つ。
副ガス流路3は、内部をガスが流れる第1副配管30と第2副配管34を有する。第1副配管30及び第2副配管34は、主配管20と同様に、内部をガスが流れることができる配管よりなる。第1副配管30及び第2副配管34においても、その材質や径は限定されず、主配管20と同じ径(内径)の管よりなることが好ましい。
第1副配管30は、その一方の端部(上流側の端部)が主配管20と接続してガスが供給される接続部31となり、他方の端部(下流側の端部)が蓄圧ボンベ7と接続する接続部32となる。接続部31は、主配管20で、逆止弁23の上流側に接続する。第1副配管30には、上流から下流にガスを流し、下流から上流にガスが流れることを規制する逆止弁33が取り付けられている。逆止弁33は、逆止弁23と同様に、ガスの逆流を規制できる構成であれば、具体的な構成は限定されない。
第2副配管34は、蓄圧ボンベ7からのガスをプラグ6に流す。第2副配管34は、その一方の端部(上流側の端部)が第1副配管30と接続して、蓄圧ボンベ7からのガスが供給される接続部35となる。第2副配管34の他方の端部(下流側の端部)は、主ガス流路2の主配管20と接続する接続部36となる。接続部35は、第1副配管30の逆止弁33の下流側に接続する。接続部36は、主配管20の逆止弁23の下流側に接続する。
第2副配管34は、その管路を流れるガスを制御する制御バルブ37が取り付けられている。
制御バルブ37は、第2副配管34を流れるガスを調整する。制御バルブ37を調整することで、第2副配管34に任意のガス量のガスを流すことができる。制御バルブ37は、プラグ6に任意のガス量のガスを供給するガス調整手段に該当する。制御バルブ37は、第2副配管34を流れるガスを調整することができる装置であれば、具体的な構成は限定されない。例えば、流量を無段階に制御するバルブであるニードルバルブを挙げることができる。任意のガス量とは、プラグ6に供給されたときに、後述のようにガスが流れる孔に溶融金属が浸入しなくなるガス量(プラグ6の閉塞を防止するガス量)であることが好ましい。任意のガス量は、予め決定しておいた所定のガス量としてもよい。
蓄圧ボンベ7は、第1副配管30の接続部32が接続する。蓄圧ボンベ7は、第1副配管30を流れるガスが流れ込み、そのガスを蓄える。蓄圧ボンベ7は、第2副配管34を介してプラグ6に向かって流れるガス(任意のガス量のガス)を供給する。すなわち、蓄圧ボンベ7が蓄えたガスは、その後、プラグ6に任意のガス量のガスとして供給される。
蓄圧ボンベ7は、ガスを貯留・供給できる構成であれば、具体的な構成は限定されない。蓄圧ボンベ7は、従来の取鍋に用いられている蓄圧ボンベを用いることができる。
ガス制御部4は、主ガス流路2に設けられ、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力が所定の圧力以上の場合に、主ガス流路2よりガス吹き込みプラグ6にガスを送る。本形態のガス制御部4は、主ガス流路2から蓄圧ボンベ7(副ガス流路3)にガスを送ることができる(具体的には、ガスの流れを切り替えることができる)バルブ40を有する。本形態では、ガス制御部4としてバルブ40を用いているが、同様の作用を発揮する部材としてもよい。
なお、ガス制御部4における流入するガスの圧力は、その決定方法が限定されるものではない。例えば、流入するガスの圧力が所定の圧力以上で動作する装置、ガス受け口21に供給されるガスの圧力と蓄圧ボンベ7にガスが流入する時間から算出する方法、等を挙げることができる。
また、所定の圧力についても、具体的な圧力の値は限定されるものではない。例えば、蓄圧ボンベ7に蓄えられるガス量から決定できる。ガス量は、ガスの圧力と蓄圧ボンベ7の容積から決定できる。詳しくは、本形態のガス供給装置1は、後述のように蓄圧ボンベ7からプラグ6に任意のガス量のガスを流す。蓄圧ボンベ7に蓄えられるガスが少ないと、任意のガス量のガスを流すことができる時間が短くなる。任意のガス量のガスを流し終わると、溶鋼Mによるプラグ6の閉塞が生じやすくなる。一方、蓄圧ボンベ7に蓄えられるガス量が十分な量となることで、このような不具合が発生し難くなる。このように、所定の圧力は、ガス供給装置1の具体的な構成から任意に設定できる。
バルブ40は、主ガス流路2の主配管20で接続部31と逆止弁23との間に設けられる。バルブ40は、主配管20を流れるガス(ガス量)を調整する。バルブ40を開くと、主ガス流路2の主配管20をガスが流れる。このとき、バルブ40を開いた状態では、ガスの流通を規制しないことが好ましい。バルブ40を閉じる(又は絞る)と、主ガス流路2の主配管20をガスが流れなくなり(又は流れるガスが減少し)、接続部31から副ガス流路3(第1副配管30)をガスが流れる(又は流れるガスが増加する)。
バルブ40は、制御バルブ37と同様に、ガス(ガス流量)を調整することができる装置であれば具体的な構成は限定されず、ニードルバルブや、所定圧で自動に開くリリーフバルブを挙げることができる。
取鍋5は、溶鋼M(金属溶湯)を収容できるよう上部が開放した略槽状の取鍋本体50を有している。取鍋本体50はその構成が限定されるものではなく、従来の取鍋と同様の構成とすることができる。例えば、強度を確保するため金属などから構成された外殻と、その内部に配された耐熱材料からなる溶湯収容部と、を備える二重構造とした構成のものを挙げることができる。
取鍋本体50は、その上端の周縁の一部に、溶鋼Mの表面に分離したスラグ(溶湯)を取り出すための注ぎ口が形成されている。取鍋本体50の側面の両端には、取鍋本体50を回動自在に支持するための支軸が設けられており、支軸を介して取鍋本体50を傾斜させることにより、注ぎ口から溶鋼やスラグを注ぎ出すことができる。
取鍋本体50の槽状の底部(取鍋本体50の槽状のくぼんだ底部)には、ガス供給装置1からのガスを吹き込むためのプラグ6及び溶湯を取り出す開閉弁(図示せず)が設けられている。
(本形態の動作)
本形態のガス供給装置1の動作を、図2〜図4を用いて、より具体的に説明する。
まず、本形態のガス供給装置1が固定した取鍋5に溶鋼Mを収容する。そして、ガス受け口21からガスが供給される。このとき、ガス制御部4のバルブ40は、閉塞している。副ガス流路3の制御バルブ37も閉塞している。これらのバルブの状態から、ガス受け口21から供給したガスは、図2中の矢印で示したように、副ガス流路3の第1副配管30を通って蓄圧ボンベ7に流れる。そして、蓄圧ボンベ7にガスが蓄えられる。
ガス受け口21からガスの供給が開始したときには、蓄圧ボンベ7にガスが蓄えられておらず、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力は所定の圧力より低い。そして、ガスの供給が続くと、蓄圧ボンベ7に蓄えられるガスが増加し、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力も増加する。
そして、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力が増加して所定の圧力を超えると、ガス制御部4により、ガス受け口21からガスが主ガス流路2からプラグ6にガスを送る。具体的には、ガス制御部4のバルブ40が開状態となる。バルブ40が開状態となると、図3中矢印で示したように、主ガス流路2の管路20をガスが流れる。このとき、開状態のバルブ40は、ガスの流れを規制しない。管路20を流れるガスは、ガス排出口22を介してプラグ6に供給され、プラグ6から取鍋5に収容した溶鋼Mに吹き込まれ、精錬等が行われる。
このとき、蓄圧ボンベ7に蓄えられたガスは、副ガス流路3の第1副配管30を逆流しようとしても、逆止弁33により規制される。また、副ガス流路3の制御バルブ37も閉塞しているため、蓄圧ボンベ7にガスが蓄えられた状態が維持される。
その後、精錬等が終了した場合や取鍋5を移動する場合、ガス供給装置1のガス受け口21の、ガスを供給するための外部のガス源との接続を取り外す。このとき、ガス制御部4のバルブ40は閉塞しておく。
そして、制御バルブ37を開くことで、図4に示したように、第2副配管34に任意のガス量のガスを流す。第2副配管34を流れた任意のガス量のガスは、接続部36,主配管20を通り、ガス排出口22を介してプラグ6に供給され、プラグ6から取鍋5に収容した溶鋼Mに吹き込まれる。
蓄圧ボンベ7に蓄えられたガスが、プラグ6から任意のガス量で吹き出すことで、プラグ6のガスが流通する孔に溶融金属が浸入することがなく、プラグ6のガス透過性が悪化してガスの吹き込みに支障をきたすことや、繰り返し使用が可能な回数が少なくなることが防止できる。
[本形態の効果]
(第1の効果)
本形態のガス供給装置1は、取鍋5内に収容された溶鋼Mの精錬時にガスの供給を受けるガス受け口21を有し、取鍋5に取り付けられたプラグ6にガスを供給する主ガス流路2と、ガス受け口21より ガスの供給を受けてガスを蓄える蓄圧ボンベ7と、蓄圧ボンベ7からプラグ6に任意のガス量のガスを供給する制御バルブ37(ガス調整手段)を持つ副ガス流路3と、主ガス流路2に設けられ、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力が所定の圧力以上の場合に、主ガス流路2よりプラグ6にガスを送るガス制御部4と、を有する。
本形態のガス供給装置1は、この構成を備えることで、蓄圧ボンベ7が十分なガスを蓄えた状態で、ガス受け口21から供給されたガスをプラグ6に送り、溶鋼Mの精錬のための吹き込みを行うことができる。
より詳しくは、本形態のガス供給装置1は、ガス受け口21にガスの供給が開始する場合には、蓄圧ボンベ7にガスが蓄えられておらず、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力が所定の圧力未満となる。この場合、ガス制御部4(バルブ40)は、蓄圧ボンベ7にガスを流す。そして、流入するガスの圧力が所定の圧力となるまで、ガスを蓄える。
そして、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力が所定の圧力以上となると、ガス制御部4(バルブ40)は、主ガス流路2よりガス吹き込みプラグ6にガスを送る。これにより、取鍋5に貯留する溶鋼Mに十分な量のガスを送ることができる。このとき、蓄圧ボンベ7に十分なガスが蓄えられた状態が維持される。
このように、本形態のガス供給装置1は、蓄圧ボンベ7が十分なガスを蓄えた状態で、ガス受け口21より供給されたガスをプラグ6に送ることができる効果を発揮する。
(第2の効果)
本形態のガス供給装置1は、ガス制御部4が、主ガス流路2(主配管20)に設けられた圧力調節弁(バルブ40)を有する。
この構成を有することで、バルブ40の開放・遮断を切り替える(又は開閉量を調整する)ことで、主ガス流路2(主配管20)を流れるガスを確実に制御できる。
[実施形態2]
本形態のガス供給装置1は、実施形態1のガス制御装置に、更に、フィルタ24及び着脱可能な圧力センサ38,39を設けた構成を有する。本形態のガス供給装置1の構成を、図5に示した。なお、本形態のガス供給装置1の特に言及しない構成は、実施形態1と同様である。
フィルタ24は、主配管20のガス受け口21の直下流部に設けられ、ガスに含まれる異物(不純物)を除去する。フィルタ24を設けることで、不純物による配管の目詰まりを抑えることができる。本形態では、フィルタ24をガス受け口21の直下流部に設けているが、これ以外の場所に設けても良い。例えば、各配管20,30,34にそれぞれ設けてもよい。また、これらの複数の場所に設ける構成としても良い。
圧力センサ38は、第2副配管34の接続部35と制御バルブ37の間に設けられる。すなわち、制御バルブ37の直上流部に設けられる。圧力センサ38は、第2副配管34を流れるガスの圧力であって、制御バルブ37の上流部での圧力を測定する。更に、本形態では、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力も測定できる。
圧力センサ39は、第2副配管34の制御バルブ37の直下流部に設けられる。圧力センサ39は、第2副配管34を流れるガスの圧力を測定する。
圧力センサ38を有することで、蓄圧ボンベ7に流入するガスの圧力を直接測定でき、ガス制御部4(バルブ40)での制御を確実に行うことができる。
また、圧力センサ38,39を有することで、蓄圧ボンベ7からプラグ6に供給される任意のガス量のガスの制御を確実に行うことができる。なお、二つの圧力センサ38,39の測定結果の差から、任意のガス量のガスの圧力を検知することができる。
圧力センサ38,39は、接続する管路のガスの圧力を測定できるセンサであれば、具体的な構成が限定されるものではない。
本形態のガス供給装置1においても、実施形態1の場合と同様に動作することから、同様の効果を発揮できる。
[その他の形態]
上記の各形態のガス供給装置1は、従来のガス供給装置1が備える部材を更に有していても良い。
例えば、取鍋本体50の外殻とガス供給装置1との間、ガス供給装置1を構成するそれぞれの部材、に断熱材を配することができる。断熱材を配することで、取鍋本体50の熱がガス供給装置1を過熱することを防止する。断熱材は、過熱を抑える部材を用いることができ、耐熱樹脂や多孔質の焼成材など断熱効果の高い材質から形成することができる。
この変形形態においても、上記の各形態と同様な効果を発揮できる。
1:ガス供給装置
2:主ガス流路 20:主配管 21:ガス受け口
22:ガス排出口 23:逆止弁 24:フィルタ
3:副ガス流路 30:第1副配管 31,32:接続部
33:逆止弁 34:第2副配管 35,36:接続部
37:制御バルブ 38,39:圧力センサ
4:ガス制御部 40:バルブ
5:取鍋 50:取鍋本体
6:ガス吹き込みプラグ
7:蓄圧ボンベ

Claims (2)

  1. 取鍋内に収容された溶鋼の精錬時にガスの供給を受けるガス受け口を有し、該取鍋に取り付けられたガス吹き込みプラグにガスを供給する主ガス流路と、
    該ガス受け口から供給されたガスを吸排気口を介して受けてガスを蓄える蓄圧ボンベと、該蓄圧ボンベの該吸排気口から該ガス吹き込みプラグに任意のガス量のガスを供給するガス調整手段と、を持つ副ガス流路と、
    該主ガス流路に設けられ、ガスの供給開始直後には該蓄圧ボンベに該吸排気口を介してガスを流入し、該蓄圧ボンベに流入するガスの圧力が、該蓄圧ボンベに蓄えられるガス量から決定した所定の圧力以上の場合に、該主ガス流路より該ガス吹き込みプラグにガスを送るように自動で動作する圧力調整弁と、該副ガス流路に設けられ、該蓄圧ボンベが該ガスを蓄える場合には閉じ、該蓄圧ボンベに蓄えられたガスを該任意のガス量で該吸排気口を介して該ガス吹き込みプラグに流す場合に開く制御バルブと、を有するガス制御部と、
    を有することを特徴とするガス供給装置。
  2. 前記副ガス流路の前記蓄圧ボンベと前記ガス受け口の間には、ガスの逆流を規制する逆止弁が設けられている請求項1記載のガス供給装置。
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