JP2007276367A - 葉書用紙付き印刷物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 用紙の裏面に粘着剤が塗布され、前記用紙の一部分に該用紙を折り畳んで葉書を作成するための葉書用紙片が設けられ、更に、前記用紙の裏面の粘着剤に剥離可能に剥離紙が貼付された葉書用紙付き印刷物であって、前記葉書用紙片には、2つの平行する折り畳み予定線を介して横方向に、記入用片と、宛名表示片と、記入事項隠蔽用片とが連接して設けられ、前記記入事項隠蔽用片の裏面に繰り返し貼り付けと剥離とを行うことができる再剥離再貼付可能な粘着剤が塗布されている。
【選択図】 図1
Description
そして、このような葉書においても、葉書の利用者が記入する個人情報が盗み見られて悪用されることを防止するために、それらの記入事項を第三者が不正に盗み見できない状態に隠蔽させるためのシールを、その印刷物に予め用意しておくようにした広告印刷物も既に開発され特許出願もされている。(例えば、特許文献1参照)
特に子供や老人などにとっては、シールをどの位置に貼付したらよいのか迷ったり、また個人情報が記入されている領域部分である目的の位置に、用意されたシールを正確に貼付できにくく利用者に取って不便な点があるという問題もある。
図1は、本発明の実施形態に係る葉書用紙付き印刷物の表面側から見た状態を示す斜視図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、本発明の実施形態に係る葉書用紙付き印刷物で、葉書用紙片を剥離紙から剥離させた状態を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る葉書用紙付き印刷物で、葉書用紙片を剥離紙から剥離させた状態を示す断面図、図5は、本発明の実施形態に係る葉書用紙付き印刷物の葉書用紙片で、葉書を作成した状態を示す断面図、図6は、本発明の実施形態に係る葉書用紙付き印刷物の葉書用紙片で、葉書を作成した状態を示す斜視図、図7は、本発明の実施形態に係る葉書用紙付き印刷物の葉書用紙片で作成した葉書から、記入事項隠蔽用片を剥離させて記入用片に記入された記入事項を見られる状態とした斜視図である。
用紙2の表面には、所望の広告情報などが印刷されている。
また、用紙2の一部分には、その用紙部分を3つに折り畳んで葉書を作成するための葉書用紙片6が設けられている。
葉書用紙片6の外周部分には、スリット9が形成されていて、用紙2からスリット9で切り込まれ区分けされた葉書用紙片6の部分だけを指で摘んで剥離させて剥離紙3から抜き取れるようにしてある。
これらの横方向に連接された記入用片6aと、宛名表示片6bと、記入事項隠蔽用片6cとは、いずれの3片も略同じ大きさを有する用紙片からなり、それぞれの用紙片を折り畳み予定線7,8から折り畳んで3つに重ね合わせた場合に郵便葉書の大きさとなるように構成されている。
また、各々の折り畳み予定線7,8には、それぞれ折り畳みをしやすいようにミシン加工を施すことが好ましい。
申込情報記入欄10には、申込者の氏名や住所などの個人情報を記入するための個人情報記入欄10aも設けられている。
また、宛名表示片6bの表面には、予め葉書の受取人の宛先情報が印刷されており、葉書の送り主側で宛先を記入しないでも、そのまま郵便ポストに投函できるようにしてある。
記入事項隠蔽用片6cの裏面には、再剥離再貼付可能な粘着剤4aが塗布されていることで、葉書用紙片6を3つに折り畳んで葉書を作成した場合に、記入用片6aの上部に記入事項隠蔽用片6cを重ねて接着状態として郵送でき、更に受取人が記入用片6aの上から記入事項隠蔽用片6cを剥離して、記入用片6aの申込情報記入欄10に記入されている個人情報を含む記入事項11を見ることができるように構成されている。
例えば、再剥離再貼付可能な粘着剤4aとしては、密着面の密着及び再剥離を容易にするように調整されており、以下に説明する粘着主剤、粘着力調整剤、添加物等が以下の割合で混合されている。
粘着主剤 100重量部
粘着力調整剤
針状物質の場合 10〜100(好ましくは10〜50)重量部
微粒状物質の場合 0〜50(好ましくは5〜30)重量部
上記両物質混合の場合 10〜100重量部
添加物
ワックス 0.01〜20重量部
紫外線吸収剤 微量
消泡剤 微量
消泡助剤 微量
エマルジョン化成分
水 100〜500(好ましくは200〜300)重量部
乳化剤 0.5〜2重量部
樹脂 1〜50重量部
これらの粘着主剤の混合にあたっては、その混合割合を適宜調整することによって、感圧粘着剤同士の自着性を保持しつつ、基材との密着性を自着性より大きくすることができる。
ポリメチルメタクリレートは単独で用いるより、他の粘着主剤と混合して用いるとよい。
このような粘着主剤は、通常粒径0.1μm〜3μm程度の微粒状のものが使用される。
また、針状物質としては、無機物質、有機物質のいずれでもよく、その形状が略針状であればよく、偏平状、螺旋状、鱗片状等の様々な形態を持つものから任意に選択されるが、針状物質が特に好適である。
針状物質として、平均長さは10μm〜20μm、また平均径としては0.2μm〜0.5μm程度のものが好ましい。
針状物質は、感圧粘着剤をエマルジョンとし、塗布剤とした時の沈降性を低くするために見掛け比重が0.05〜0.6のものが好ましい。
また、針状物質と共に添加することにより、微粒状物質の添加量を少なくすることができると共に微粒状物質の粉落ちを防止することができる。
また、消泡剤として、非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤(鉱物油系)を添加したり、さらに、消泡助剤として、シリカ等を添加してもよい。
エマルジョン化の際には、必要に応じて乳化剤が添加される。乳化剤としては、オレイン酸石鹸、ひまし油カリウム石鹸、カゼイン、にかわ、ゼラチン等を使用できる。
また、エマルジョン化したとき、粘着主剤の2次凝集防止のために、粘着主剤と親和性を有しない樹脂を添加することができる。
この樹脂としては、水分散性高分子ポリエステル、熱可塑性エラストマー、また、低密度ポリエチレン等の低分子ポリエチレン、アイオノマー、酢酸ビニル−オレフィン共重合体等が好適に使用できる。
また、粘着剤4に貼付されている剥離紙3には、その粘着剤4から簡単に剥離できるように剥離紙3の上面に剥離剤層5を設けるようにしてもよい。
ここでは、葉書用紙付き印刷物1を、一例として新聞の折込チラシとして用いる場合について説明する。
まず、広告情報が印刷された葉書用紙付き印刷物1を新聞の折込チラシとして、新聞と共に消費者に配布する。
そして、消費者が、広告に関する資料請求を行う場合には、記入用片6aの申込情報記入欄10に必要事項を記入した後に、図3及び図4に示すように、葉書用紙片6を剥離紙3から剥離させて抜き取る。
その後、折り畳み予定線8を山折りさせて、記入用片6aの裏側に記入事項隠蔽用片6cを折り畳んで、再剥離再貼付可能な粘着剤4aにより記入用片6aと記入事項隠蔽用片6cとを剥離可能に接着状態とする。
上記の処理により、葉書用紙片6から葉書を作成した後に、ポストに投函して郵送する。
2 用紙
3 剥離紙
4 粘着剤
4a 再剥離再貼付可能な粘着剤
5 剥離剤層
6 葉書用紙片
6a 記入用片
6b 宛名表示片
6c 記入事項隠蔽用片
7,8 折り畳み予定線
9 スリット
10 申込情報記入欄
11 記入事項
Claims (3)
- 用紙の裏面に粘着剤が塗布され、前記用紙の一部分として該用紙を折り畳んで葉書を作成するための葉書用紙片が設けられ、更に、前記用紙の裏面の粘着剤に剥離可能に剥離紙が貼付された葉書用紙付き印刷物であって、
前記葉書用紙片には、2つの平行する折り畳み予定線を介して、記入用片と、宛名表示片と、記入事項隠蔽用片とが横方向に連接して設けられ、前記記入事項隠蔽用片の裏面に繰り返し貼り付けと剥離とを行うことができる再剥離再貼付可能な粘着剤が塗布されていることを特徴とする葉書用紙付き印刷物。 - 前記用紙が、表面に広告情報が印刷された広告用の印刷物であることを特徴とする請求項1記載の葉書用紙付き印刷物。
- 前記記入用片が、前記広告情報に関する申し込みに際して、申込者の個人情報を記入するための個人情報記入欄を有することを特徴とする請求項1記載の葉書用紙付き印刷物。
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