JP2007251910A - ラム波型高周波デバイス、ラム波型高周波デバイスの製造方法 - Google Patents

ラム波型高周波デバイス、ラム波型高周波デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造的強度を高め、安定した特性を実現するラム波型高周波デバイスと、製造工程内において割れにくく、歩留りを向上できる製造方法を提供する。
【解決手段】ラム波型高周波デバイス10は、IDT電極30が一方の主面に形成された圧電基板20と、圧電基板20の他方の主面に接合される補強基板50と、からなり、圧電基板20と補強基板50との接合面において、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間54が設けられている。また、このラム波型高周波デバイス10の製造方法は、補強基板50に空間54に相当する凹部53を形成する工程と、凹部53内に犠牲層を形成する工程と、圧電基板20の厚板と補強基板50とを接合した後、圧電基板20の厚板を所定の厚さに研磨する工程と、IDT電極30及び反射器41,42を形成する工程と、犠牲層を除去して空間54を形成する工程と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラム波型高周波デバイス、及びラム波型高周波デバイスの製造方法に関する。詳しくは、IDT電極を有する圧電基板に補強基板を接合してなるラム波型高周波デバイスと、その製造方法に関する。
従来、高周波共振子としては、レイリー波(Rayleigh wave)、リーキー波(Leaky wave)、SH波を用いた弾性表面波素子や、バルク波であるラム波(Lamb wave)を用いたラム波素子が代表される。
例えば、STカット水晶と呼ばれる水晶基板の表面において、Z’軸方向にIDT電極が形成されたレイリー波型弾性表面波素子が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、STWカット水晶、つまり、STカット水晶に対して弾性表面波の伝搬方向を90度ずらした横波を伝搬するSH波型弾性表面波素子も知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、弾性表面波ではなく、圧電基板の上下面で反射を繰り返して伝搬するバルク波(体積波)を用いる方式のラム波素子も知られており、ラム波素子は、位相速度が弾性表面波よりも大きいことから、特に高周波に適していることが知られている(例えば、非特許文献2、及び特許文献2参照)。
さらに、上述したラム波素子を用いたラム波型高周波共振子として、例えば、圧電基板にATカット水晶基板を用い、水晶基板の厚みHとラム波の波長λとの関係を、0<2H/λ≦10の範囲に設定することで、ラム波を効率的に励振できることが知られている。
特開平10−233645号公報(第3〜第6頁、図1) 特開2003−258596号公報 信学技報 TECHNIALCALREPORT OF IEICE.US99−20(199−06)37頁〜42頁、「有限要素法を用いた弾性表面波の周波数―温度特性解析」、神名重男 第33回EMシンポジウム2004、第93〜96頁、「ラム波型弾性表面波素子用基板」中川恭彦、百瀬雅之、垣尾省司
このような特許文献1,2や非特許文献1,2では、圧電基板の厚さが数μmから数十μmとされ、割れやすいため取り扱いが困難である。特に、ラム波型高周波デバイスは、弾性表面波を用いた場合よりも高周波を実現できるが、特許文献2に開示されているように、ラム波を励振させるためには圧電基板の厚さを数波長としなければならない。従って、弾性表面波デバイスと比べても割れやすく取り扱いが困難となり、歩留りが低下するというような課題がある。
本発明の目的は、前述した課題を解決することを要旨とし、構造的強度を高め、安定した共振特性を実現するラム波型高周波デバイスと、製造工程内において割れにくく、歩留りを向上できる製造方法を提供することである。
本発明のラム波型高周波デバイスは、IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と、前記空間の周縁に接合面が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、補強基板を備え、薄く割れやすい圧電基板と補強基板とを接合しているため、構造的強度を高め、割れにくく、取り扱い易いラム波型高周波デバイスを提供することができる。
また、圧電基板または補強基板にラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間を設けているので、構造的強度を確保しながら接合面におけるラム波励振のエネルギ損失を排除して励振効率が高く安定した共振特性を有するラム波型高周波デバイスを実現することができる。
また、前記空間が、前記補強基板または前記圧電基板に設けられる箱状の凹部によって形成されていることが好ましい。
このようにすれば、圧電基板と補強基板との接合面に上述した空間を容易に形成することができる。この空間は、箱状の凹部によって形成される。従って、凹部(つまり空間)を取り囲む全周縁部が接合されていることから、励振条件において要求される圧電基板の厚さが数μmであっても、ラム波型高周波デバイスとしての構造的強度を保持することができる。
また、凹部が箱状であることから、空間を気密封止、つまり真空封止することが可能となる。従って、ラム波を反射する圧電基板の裏面側(他方の主面側)界面からのエネルギ損失を排除することができる。
また、前記空間が、前記補強基板または前記圧電基板のいずれかに設けられる溝状の凹部によって形成されていることが好ましい。
溝状の凹部の断面視形状は、圧電基板または補強基板の対向する一対の側面が開口した略コの字状となり、凹部の周縁2方向が補強されていることになる。詳しくは後述する実施の形態で説明するが、凹部に犠牲層を形成し、IDT電極を形成した後、側面の開口部から犠牲層を容易に除去することができる。
また、本発明では、前記圧電基板が水晶基板からなることが好ましい。
圧電基板として水晶基板を用いることにより、従来技術によるSTWカット水晶基板、STカット水晶基板を用いた弾性表面波素子よりも優れた温度特性を実現することができる。
また、本発明のラム波型高周波デバイスは、IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスが、ケースと蓋体からなるパッケージに気密収容されていることを特徴とする。
この発明によれば、補強基板によって補強されたラム波型高周波デバイスが、さらにパッケージ内に収容されているため、ラム波型高周波デバイスを外部環境の影響から保護することができる。
また、IDT電極に傷等をつけた場合、励振特性が著しく劣化することが知られているが、パッケージ内に収容しているため、パッケージ後に、IDT電極に接触する機会はなく、IDT電極を保護することができる。
さらに、パッケージが気密封止されることから、パッケージ内を真空に保持できるので、IDT電極側においてもエネルギ損失を抑制できる。また、前述した空間が、側面に開口部を有する溝状の凹部によって形成される構造においても、パッケージ内を真空封止することにより、空間内も真空にすることができ、真空工程を1回で済ませることができる。
また、本発明では、少なくとも前記IDT電極を構成するバスバー上に設けられる複数のパッドによって、前記ケースの内面に設けられる接続電極に接合されていることが望ましい。
バスバー上にパッドを設けても励振には影響されない。従って、バスバー上にパッドを設け、接続電極に接合することで、接続電極との電気的接続と、パッケージにラム波型高周波デバイスを固定することができる。
パッドを用いた接合は、フリップチップ実装と呼ばれる。フリップチップ実装を採用することで、従来から弾性表面波素子の実装に用いられるワイヤボンディング実装に比べ、固定と接続とを両立でき、実装に要する厚さや面積等のスペースを小さくでき、低背化、小型化を実現できる。
また、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法は、IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスの製造方法であって、前記圧電基板の厚板または前記補強基板のいずれかに設けられる溝によって前記空間に相当する凹部を形成する工程と、前記凹部に犠牲層を形成する工程と、前記圧電基板の厚板と前記補強基板とを接合する接合工程と、接合工程の後、前記圧電基板の厚板を所定の厚さに研磨する研磨工程と、研磨工程の後、IDT電極を形成する工程と前記犠牲層を除去する工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、凹部に犠牲層を形成した後、圧電基板が厚板の状態で補強基板と接合し、圧電基板を所定の厚さに研磨し、さらに、IDT電極を形成した後に犠牲層を除去し上述の空間を形成している。従って、ラム波型高周波デバイスが完成される直前まで、犠牲層が設けられているので、製造工程途中において、圧電基板も割れを低減することができ、歩留りを向上することができる。
また、凹部が溝状に形成されていることから、溝の両端部の開口部から犠牲層を除去することが容易にできるという効果がある。
また、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法は、IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスの製造方法であって、前記補強基板に、前記空間に相当する箱状の凹部を形成する工程と、前記凹部の底面に貫通孔を開設する工程と、前記凹部に犠牲層を形成する工程と、前記圧電基板の厚板と前記補強基板とを接合する接合工程と、接合工程の後、前記圧電基板の厚板を所定の厚さに研磨する研磨工程と、研磨工程の後、IDT電極を形成する工程と前記犠牲層を除去する工程と、を含むことを特徴とする。
このようにすれば、凹部が箱状であり、犠牲層がこの箱内部に形成されていても、凹部に連通する貫通孔を設けることにより、この貫通孔を用いて犠牲層を除去することができる。
前記圧電基板が水晶基板からなり、前記圧電基板に対してエッチング液が異なる材料により前記犠牲層を形成することが好ましい。
ここで、エッチング液が異なる材料とは、例えば犠牲層を除去する際にエッチング法が用いるが、エッチング液によって犠牲層は溶解されるが圧電基板は溶解しないような材料を意味し、酸化亜鉛(ZnO)や窒化アルミ(AlN)等がある。
このようにすれば、犠牲層を除去する際に、圧電基板の犠牲層との界面がエッチング液によって加工されず、圧電基板の表裏両面にて反射されるラム波において良好な共振特性を得ることができる。
また、前記圧電基板が水晶基板からなり、前記犠牲層をSiO2にて形成し、前記圧電基板の他方の主面にエッチング保護層を形成する工程と、前記犠牲層を除去する工程の後に、前記エッチング保護層をラム波が伝搬する領域よりも広い面積の範囲にて除去する工程と、を含むことが好ましい。
振動体としての圧電基板と補強基板から構成される構造体は、一般にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)構造体と呼ばれる。MEMS構造体において犠牲層をSiO2で形成することも一般的である。しかしながら、水晶基板と犠牲層のSiO2とはエッチング液が同じであるため、犠牲層除去工程において水晶基板の犠牲層と接する他方の主面(つまり裏面)もエッチングされる。ラム波型高周波デバイスは、バルク波であることから裏面も振動特性に影響する。従って、水晶基板の裏面にエッチング保護層を設けることにより、水晶基板をエッチング液から保護することができる。
さらに、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法は、IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスの製造方法であって、前記圧電基板の厚板または前記補強基板のいずれかに前記空間に相当する凹部を形成する工程と、前記圧電基板の厚板と前記補強基板とを接合する接合工程と、前記接合工程の後に、前記空間に熱硬化性樹脂からなる犠牲層を前記空間に充填し、且つ硬化させる工程と前記犠牲層を硬化した後、前記圧電基板の厚板を所定の厚さに研磨する研磨工程と、研磨工程の後、IDT電極を形成する工程と、前記犠牲層を除去する工程と、を含むことを特徴とする。
犠牲層として熱硬化性樹脂を用いることにより、圧電基板の厚板と補強基板とを接合した後、空間に熱硬化性樹脂を注入充填することができ、犠牲層を形成するために蒸着装置やCVD(Chemical Vapor Deposition)装置等の高価な装置を必要としない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態1に係るラム波型高周波デバイスを示し、図4は実施形態2、図5は実施形態3、図6は実施形態4、図7,8は実施形態5に係るラム波型高周波デバイスを示している。また、図9〜図11は、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法を示している。
(実施形態1)
図1,2は、実施形態1に係るラム波型高周波デバイスを示し、図1は斜視図、図2は図1のA−A切断面を模式的に示す断面図である。図1において、ラム波型高周波デバイス10は、圧電基板20と補強基板50とが接合されて構成されている。
圧電基板20は水晶基板からなる一様な厚さを有する薄板で、一方の主面に櫛歯状のAlからなるIDT電極30と、IDT電極30のラム波進行方向両側に一対の反射器41,42と、が形成されている。IDT電極30はIN/OUT電極31とGND電極32とを備えている。IN/OUT電極31は、複数の電極指31aと電極指31aを接続するバスバー31bを備えている。GND電極32は、複数の電極指32aと、電極指32aを接続するバスバー32bとを備えている。そして、電極指31a,32aが交互に配設されて交差指電極を形成している。
反射器41,42はそれぞれ、格子状に配設される電極指41a、42aと、電極指41aの両端を接続するバスバー41bと、電極指42aの両端を接続するバスバー42bとから構成されている。
なお、このようにIDT電極30が構成されるラム波型高周波デバイス10は1ポート共振子とよばれる。
続いて、IDT電極30と反射器41,42及び補強基板50の関係について図2を参照して説明する。図1も参照する。図2では、電極指31aと32aの間のピッチをPI、電極指31a,32aの線幅をLI、IN/OUT電極31とGND電極32それぞれのピッチをラム波の波長λ、電極厚さをHIと表している。このとき、ラム波の波長λは、ピッチPIの2倍に設定されている。
また、反射器42の電極指42aのピッチをPr、線幅をLr、厚さをHrと表している。
ラム波型高周波では、圧電基板20の厚さHは、ラム波の波長λとの関係を上述した特許文献2に示される0<2H/λ≦10の範囲に設定することで、ラム波を効率的に励振できることが知られている。従って、圧電基板20の厚さは数μm〜数十μmになる。
上述したようなIDT電極30と反射器41,42とが形成された圧電基板20は、他方の主面、つまり裏面側が補強基板50に接合されている。補強基板50は、本実施形態ではSiからなる板状の基板で、中央部に箱状の凹部53が形成されている。従って、補強基板50は、中央部に凹部53と、この凹部53の全周周縁に設けられる縁部51とから構成されている。
前述した圧電基板20は、補強基板50の縁部51上面の接合面52と化学結合または接着剤等の接合手段を用いて接合し、空間54を形成している。この空間54内は真空とされる。この際、接合面52は図1の内周面Pで示すように、IDT電極30及び反射器41,42から離れた範囲、つまりラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間54が形成されている。従って、接合することによるラム波の伝搬には何ら影響しない。
また、圧電基板20の全周周縁部が補強基板50の縁部51に接合されることにより補強される。
このように構成されたラム波型高周波デバイス10は、IDT電極30に所定の周波数の入力駆動信号を入力することによってラム波が励振され、圧電基板20の表裏の面を反射しながら反射器41,42の方向に伝搬される。そして、反射器41,42によって反射される。
次に、本実施形態によるラム波型高周波デバイス10の周波数温度特性について説明する。
図3は、ラム波型高周波デバイス10の周波数温度特性を示すグラフである。縦軸に共振周波数偏差(ppm)、横軸に温度(℃)を示している。図3に示すように、圧電基板20に水晶基板を用いたラム波型高周波デバイス10は、STWカット水晶基板、STカット水晶基板(ST−SAW)よりも優れた周波数温度特性を実現している。
従って、前述した実施形態1によれば、凹部53(つまり空間54)の全周周縁部が補強基板50に接合されていることから、励振条件において要求される圧電基板20の厚さが数μmであっても、構造的強度を高め、割れにくく取り扱いやすいラム波型高周波デバイス10を保持することができる。
また、圧電基板20と補強基板50との間に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間54を設け、さらに空間54内を真空にしているので、構造的強度を確保しながら圧電基板裏面におけるラム波励振のエネルギ損失を排除して励振効率が高く安定した共振特性を有するラム波型高周波デバイス10を実現することができる。
また、圧電基板として水晶基板を用いることで、STWカット水晶基板、STカット水晶基板(ST−SAW)よりも優れた周波数温度特性を実現することができる。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2について図面を参照して説明する。実施形態2は、前述した実施形態1(図2、参照)が、凹部を補強基板側に設けていることに対し、圧電基板側に設けていることを特徴としている。従って、実施形態1との相違個所を中心に説明する。
図4は、実施形態2に係るラム波型高周波デバイス10を模式的に示す断面図である。図4において、圧電基板20は、一方の主面(表面)にIDT電極30及び反射器41,42が形成され、他方の主面(裏面)には、箱状の凹部23が形成されている。
凹部23の底部の厚さHは、ラム波の波長λとの関係が0<2H/λ≦10の範囲に設定されている。この凹部23の周囲には縁部21が形成されており、縁部21の上面(図では下面)の接合面22が補強基板50に化学的接合または接着剤で接合され、空間24を形成している。補強基板50は、Siからなる厚板により形成されている。
従って、実施形態2によれば、圧電基板20は、縁部21が補強部となり、補強基板50と接合することで構造的強度を高めている。また、空間24内は真空状態である。これらのことから、前述した実施形態1と同様な効果を有する。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係るラム波型高周波デバイスについて図面を参照して説明する。実施形態3は、前述した実施形態1(図2、参照)が、補強基板に空間形成のために箱状の凹部を設けていることに対して、溝状の凹部を設けているところに特徴を有している。従って、相違個所を中心に説明する。
図5は、実施形態3に係るラム波型高周波デバイス110を模式的に示す斜視図である。
補強基板150には、溝状(正面視、略コの字状)の凹部153が形成されている。凹部153は補強基板150を横断するように形成されているので、幅方向の側面が開口され、長手方向両端に縁部151が設けられている。そして、この縁部151の上面の接合面152において、圧電基板20を化学的結合または接着剤等の接合手段で補強基板150と接合し、空間154が形成されている。圧電基板20は、実施形態1(図2、参照)で示した圧電基板と同じ構成である。
なお、凹部153は、IDT電極30及び反射器41,42から離れた範囲、つまりラム波が伝搬する領域よりも広い面積を有していれば、形成方向は限定されない。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4に係るラム波型高周波デバイスについて図面を参照して説明する。実施形態4は、前述した実施形態2(図4、参照)が、圧電基板に空間形成のための箱状の凹部を設けていることに対して、溝状の凹部を設けているところに特徴を有している。従って、相違個所を中心に説明する。
図6は、実施形態4に係るラム波型高周波デバイス210を模式的に示す斜視図である。圧電基板120には、溝状(正面視、略コの字状)の凹部123が形成されている。凹部123は圧電基板120を横断するように形成されているので、幅方向の側面が開口され、長手方向両端に縁部121が設けられている。そして、この縁部121の上面(図では下面)の接合面122において、圧電基板120を化学的結合または接着剤等の接合手段で補強基板250と接合し、空間124が形成されている。補強基板250は、実施形態2(図4、参照)にて示した圧電基板と同じ構成である。
なお、凹部123は、IDT電極30及び反射器41,42から離れた範囲、つまりラム波が伝搬する領域よりも広い面積を有していれば、形成方向は限定されない。
従って、前述した実施形態3及び実施形態4によれば、凹部153と凹部123それぞれが補強基板150または圧電基板120に設けられるかの違いがあるものの、圧電基板120の構造的強度を高めることができ、前述した実施形態1,2とほぼ同等な効果を有する。
また、凹部123または凹部153の正面視形状は、圧電基板120または補強基板150の対向する一対の側面が開口した略コの字状となる。詳しくは後述する製造方法にて説明するが、凹部123または凹部153内に犠牲層を形成し、IDT電極を形成した後、側面の開口部から犠牲層を容易に除去することができるという効果がある。
(実施形態5)
続いて、本発明の実施形態5に係るラム波型高周波デバイスについて図面を参照して説明する。実施形態5は、前述した実施形態1〜実施形態4に示したラム波型高周波デバイス10,110,210のいずれかをパッケージ内に収容したことに特徴を有している。ここでは、実施形態1に示されたラム波型高周波デバイス10を例示して説明する。共通部分には同じ符号を付している。
図7は、実施形態5に係るラム波型高周波デバイス10を模式的に示す斜視図である。図7において、圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30、反射器41,42のバスバー31b、32b、41b、42bの上面には複数のパッドが設けられている。
より具体的には、IDT電極30のバスバー31b、32bそれぞれの上面に、パッド33が2個ずつ計4個設けられている。また、反射器41,42それぞれのバスバー41b、42bにもパッド34がそれぞれ2個ずつ計4個設けられている。これらのパッド33,34は、Au、半田等の金属や導電性接着剤等からなり、略半球状にてほぼ同じ大きさで形成されている。
また、パッド33,34は、図7に示すように、ラム波型高周波デバイス10をパッケージ60(図8、参照)に収容し、接合するために、平面視して全体にバランスよく配設されている。従って、パッド33,34の配設位置、配設数は限定されない。
このようにパッド33,34が形成されたラム波型高周波デバイス10をパッケージ60内に実装する。
図8は、ラム波型高周波デバイス10がパッケージ60内に実装された状態を模式的に示す断面図であり、図7のB−B切断面を示している。図7も、参照する。図8において、パッケージ60は、ケース70と蓋体80とから形成された容器である。本実施形態では、ケース70と蓋体80は共にセラミックスで形成されている。
ケース70は、基台70aと縁部70bとが積層して形成されており、基台70aと縁部70bとの接合部には、基台70aの内側表面に形成された接続電極71または接続電極72が、基台70aの裏面に設けられる外部接続端子75または外部接続端子76まで延在されている(接続状態の図示は省略)。
ラム波型高周波デバイス10は、基台70a側に圧電基板20を向けて挿入する。ここで、バスバー31bに設けられるパッド33は接続電極71の位置に、バスバー32bに設けられるパッド33は接続電極72の位置に、バスバー41b、42bのそれぞれに設けられるパッド34は、電極ランド73,74の位置に配設し、加熱、圧着等の手段を用いて一括接合する。このような接合をフリップチップ実装と呼ぶ。
従って、IN/OUT電極31(図1に示す)は外部接続端子75と接続され、GND電極32(図1に示す)は外部接続端子76と接続され、外部から所定の励振駆動信号を入力することを可能にしている。
また、反射器41,42は、IDT電極30とは電気的に独立しているので、電極ランド73,74は、ラム波型高周波デバイス10をバランスよく、且つ基台70aとの接合強度を高めるために設けられている。
ラム波型高周波デバイス10をケース70内に実装した後、蓋体320を縁部70bに化学的結合または接着剤等の接合手段を用いて接合する。この際、パッケージ60の内部の空間61は、真空状態にされる。
本実施形態では、実施形態1に示したラム波型高周波デバイス10をパッケージ60に収容する例をあげ説明したが、実施形態2〜実施形態4にて説明したラム波型高周波デバイスも、同様な方法でパッケージ60に実装、収容することが可能である。
実施形態1,2では、空間54及び空間24内が真空であり、パッケージ60内の空間61を真空にすることで、ラム波の励振領域は全て真空状態となる。
また、実施形態3,4では、パッケージングの際、空間61を真空にする際に、一部が開口されている空間154及び空間124内も同時に真空化することができる。
従って、前述した実施形態5によれば、補強基板50によって補強されたラム波型高周波デバイス10が、さらにパッケージ60内に収容されているため、ラム波型高周波デバイス10を外部環境の影響から保護することができる。
また、IDT電極30に傷等をつけた場合、あるいは水分や塵埃が付着した場合、励振特性が著しく劣化することが知られている。しかし、パッケージ60内に収容し、且つ真空状態にしているため、IDT電極30を保護し、良好な共振特性を維持することができる。
さらに、パッケージ内を真空に保持できるので、IDT電極30側においてもエネルギ損失を抑制できる。
また、励振には影響しないバスバー31b、32b、41b、42b上にパッド33,34を設け、接続電極71,72及び電極ランド73,74に接合することで、接続電極71,72との電気的接続と、パッケージ60(基台70a)にラム波型高周波デバイス10を確実に固定することができる。
さらに、フリップチップ実装を採用することで、従来から弾性表面波素子の実装に用いられるワイヤボンディング実装に比べ、固定と接続とを両立できることから、実装に要する厚さや面積等のスペースが小さくでき、低背化、小型化を実現することができる。
(製造方法1)
次に、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法について図面を参照して説明する。
図9は、本発明のラム波型高周波デバイスの主たる製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図9においては、実施形態3(図5、参照)にて説明した補強基板150に溝状の凹部153を形成したラム波型高周波デバイス110を例示して説明する。
まず、図9(a)に示すように、Siの平板からなる補強基板150に溝状の凹部153を形成する。凹部153の形成方法としては、エッチング法により凹部153に相当する部分を除去する方法と、平板の基台155の相対する2辺端部に縁部151を積層する方法とがある。また、溝状をしているので、研削等の加工方法を選択することもできる。
次に、図9(b)に示すように、凹部153内部に酸化亜鉛(ZnO)からなる犠牲層156をCVD法等により形成し、犠牲層156及び縁部151の上面をCMP法等を用いて平滑処理を行う。
なお、犠牲層156としては、酸化亜鉛の他に、窒化アルミニウム(AlN)やAl,Cu,Cr,Agなどの金属を採用することができる。これらの犠牲層材料は、水晶からなる圧電基板とはエッチング液が異なり、後で説明する犠牲層除去の際、圧電基板の裏面が犠牲層のエッチングにより溶解されることがない材料を選択する。
そして、図9(c)に示すように圧電基板の原料である水晶基板の厚板20aを犠牲層156が形成された補強基板150に化学的結合または接着剤等の接合手段を用いて接合する。なお、ここでは、厚板20aの厚さを100μmとした。
続いて、図9(d)に示すように、厚板20aと補強基板150とが接合された状態で、厚板20aを研磨して所定の厚さを有する圧電基板20を形成する。圧電基板20の厚さHは、ラム波の波長λとの関係が0<2H/λ≦10となる範囲に設定し、具体的には数μmとした。
次に、圧電基板20の表面にIDT電極30、反射器41,42をフォトリソグラフィ技術を用いて形成する(図9(e)に示す)。
続いて、図9(f)に示すように、犠牲層156をリリースエッチングにより除去し、空間154を形成する。
なお、リリースエッチング工程の後に、IDT電極30、反射器41,42を形成する工程としてもよい。
パッド33,34(図7,参照)の形成は、IDT電極30、反射器41,42を形成した後に続いて形成することができる。
(製造方法2)
続いて、前述した実施形態4にて説明したラム波型高周波デバイス210(図6、参照)の製造方法2について図10を参照して説明する。前述した製造方法との相違部分を中心に説明する。
まず、水晶基板の厚板20aにエッチング法等により溝状の凹部123を形成し、この凹部123内に酸化亜鉛からなる犠牲層125をCVD法等により形成し、犠牲層125及び縁部121の上面をCMP法等を用いて平滑処理を行う。
そして、補強基板150に化学的結合または接着剤等の接合手段を用いて接合する。接合された状態を図10(a)に示す。
続いて、図10(b)に示すように、厚板20aを研磨して所定の厚さを有する圧電基板120を形成する。圧電基板120の厚さHは、ラム波の波長λとの関係が0<2H/λ≦10の範囲に設定し、具体的には数μmとした。
以降、IDT電極30、反射器41,42の形成方法、犠牲層125の除去方法は、前述した方法、工程(図9(e)、図9(f)、参照)と同じであるため説明を省略する。
上述したラム波型高周波デバイスの製造方法によれば、図9に示すように補強基板150の凹部153内に犠牲層156を形成し、圧電基板が厚板の状態で接合して所定の厚さまで研磨している。あるいは、図10に示すように圧電基板の厚板20aの状態で凹部123と、凹部123内に犠牲層125を形成し、補強基板150と接合して所定の厚さまで研磨している。その後、犠牲層156または犠牲層125を除去して空間154,124を形成している。
従って、ラム波型高周波デバイスが完成される直前まで、犠牲層156または犠牲層125が設けられているので、製造工程途中において、圧電基板の割れを低減することができ、歩留りを向上することができる。
また、凹部153または凹部123が溝状に形成されていることから、溝の開口部から犠牲層156または犠牲層125を容易に除去することができる。
(製造方法3)
続いて、前述した実施形態1にて説明したラム波型高周波デバイスの製造方法について図面を参照して説明する。
図11は本発明の製造方法3を示し、実施形態1にて説明したラム波型高周波デバイス10(図1,2、参照)の一部工程を模式的に示す断面図である。このラム波型高周波デバイス10は、補強基板50に箱状の凹部53が形成される構造であって、凹部53が圧電基板20(厚板20a)を接合した状態では開口部がない。従って、図9に示した製造方法では、犠牲層56を除去できない。ここで、補強基板50に、凹部53と凹部53の底部とを連通する貫通孔を設けていることに特徴を有している。
まず、補強基板50に、箱状の凹部53と、凹部53の底部を連通する貫通孔57,58と、を開設する。そして、少なくとも凹部53を充填する犠牲層56を形成する(図11(a)に示す)。このようにして、犠牲層56を含む補強基板50の上面を研磨し平滑化して、圧電基板の厚板20aを接合する。以降の工程は、図9(c)〜(f)と同様な工程により、図11(b)に示すラム波型高周波デバイス10が形成される。
ここで、犠牲層56の除去は、補強基板50に開設された貫通孔57,58を用いて行うことができる。犠牲層56を除去した後は、図示しないが、空間54と貫通孔57,58が連通した状態となる。
なお、図11では、貫通孔57,58を設けているが、貫通孔の数は2個に限定されず、1個でも、もっと多くしてもよい。また、貫通孔の形状も限定されず、例えば、円形でも、四角形でもよい。
このように形成されたラム波型高周波デバイス10を実施形態5(図8、参照)にて説明したパッケージ60内に収容することにより、空間54内も真空状態にすることができる。
なお、前述した実施形態2のラム波型高周波デバイス10も同様な製造方法で形成することができる。このラム波型高周波デバイス10(図4、参照)は、圧電基板20に箱状の凹部23が形成される構造であって、凹部23には圧電基板20(厚板20a)を接合された状態では開口部がない。そこで、図示しないが、圧電基板20の凹部23に連通する貫通孔を補強基板50に開設し、犠牲層をこの貫通孔から除去することで製造可能となる。
従って、上述した製造方法によれば、圧電基板20または補強基板50に箱状の凹部が形成される実施形態1,2による構造であっても、凹部に連通する貫通孔を設けることにより、この貫通孔を用いて犠牲層を除去することができる。
(製造方法4)
続いて、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法4について図面を参照して説明する。この製造方法4は、犠牲層としてSiO2を採用したときの製造方法であり、前述した実施形態3(図5、参照)にて説明したラム波型高周波デバイス110と同じ構造のラム波型高周波デバイスの製造方法である。従って、相違個所を中心に説明する。実施形態3のラム波型高周波デバイスの製造方法を表す図9も参照する。
図12は製造方法4を示し、犠牲層としてSiO2を採用したときの製造方法の主たる工程を示す断面図である。まず、図12(a)に示すように、水晶基板の厚板20aの裏面側の全面にわたってエッチング保護層(エッチングストッパー層と呼ぶことがある)25を形成する。エッチング保護層25は薄い金属層であって、材質としてはAuやAlなど、水晶とはエッチング液が異なる材料から選択される。エッチング保護層25は、蒸着法やスパッタリング法等により形成される。
次に、補強基板150内に設けられた凹部153内にSiO2からなる犠牲層156をCVD法等で形成する(図9(a)、図9(b)を参照)。そして、CMP法により平滑処理をした後、図12(b)に示すように、エッチング保護層25が形成された水晶基板の厚板20aと犠牲層156が形成された補強基板150とを接合し、水晶基板の厚板20aを所定の水晶基板20の厚さまで研磨する。
次に、図12(c)に示すように、水晶基板20の表面にIDT電極30及び反射器41,42をフォトリソグラフィにより形成する。その後、IDT電極30及び反射器41,42を含んで水晶基板20の表面全体にレジスト(図示せず)を塗布し、犠牲層156をエッチングにより除去する。
犠牲層156の除去には、エッチング液としてDHF(希フッ酸)やBHF(バッファードフッ酸)が用いられる。この際、犠牲層としてのSiO2は溶解除去されるが、Siからなる補強基板150、レジストで被覆された水晶基板20の表面及びエッチング保護層25は溶解されない。続いて、エッチング保護層25をエッチングにより除去する。エッチング保護層25の除去範囲は、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積であればよく、つまり、IDT電極30及び反射器41,42の形成範囲の外側の範囲とする。
そして、レジストを除去すれば、図12(d)に示すような水晶基板20と補強基板150との間に空間154が形成されたラム波型高周波デバイス110が形成される。
なお、犠牲層156とエッチング保護層25を除去した後、さらにレジストを除去してIDT電極30及び反射器41,42を形成する工程としてもよい。
なお、上述した製造方法は、溝状の凹部153により空間154を形成する実施形態3のラム波型高周波デバイス110を例示して説明したが、箱状の凹部53を有する実施形態1によるラム波型高周波デバイス10(図1、図11、参照)にも応用することができる。
また、凹部153を水晶基板20に設ける実施形態4(図6、参照)によるラム波型高周波デバイス210にも応用することができる。この場合、凹部123の内面にエッチング保護層を形成すればよい。
従って、上述した製造方法4によれば、犠牲層156の除去工程において水晶基板20と犠牲層156とが接する裏面にエッチング保護層156を設けることにより、MEMS構造体の犠牲層として一般に用いられるSiO2を犠牲層として採用しても、水晶基板20を犠牲層のエッチング工程から保護することができる。
(製造方法5)
続いて、本発明のラム波型高周波デバイスの製造方法5について図面を参照して説明する。この製造方法は、犠牲層として熱硬化性樹脂を採用したときの製造方法であり、前述した実施形態3(図5、参照)にて説明したラム波型高周波デバイス110と同じ構造のラム波型高周波デバイスの製造方法である。従って、相違個所を中心に説明する。実施形態3のラム波型高周波デバイスの製造方法を表す図9も参照する。
図13は製造方法5に係る犠牲層130として熱硬化性樹脂を採用したときの製造方法の主たる工程を示す断面図である。まず、図13(a)に示すように、凹部153が形成された補強基板150と水晶基板の厚板20aを接合し、補強基板150と水晶基板の厚板20aとの間に空間154を形成する。
次に、補強基板150と水晶基板の厚板20aとが接合された状態でセット治具350に挿着する。図13(b)は、図5に表すラム波型高周波デバイス110をラム波の伝搬方向に垂直な切断面(幅方向断面)を表す断面図、図13(c)は平面図である。図13(b)、(c)において、補強基板150は、幅方向が水晶基板の厚板20aよりも大きく形成され、幅方向両側に突出されている。セット治具350は、補強基板150の外周を縁部350aで取り囲むよう形成されている。また、縁部350aは、補強基板150の上面より突出している。
セット治具350に装着された状態において、水晶基板の厚板20aとセット治具350の縁部350aとの間には開口部153a,153bが形成される。開口部153a,153bは、IDT電極30、反射器41,42の並設方向(つまり、ラム波の伝搬方向)とは垂直な両端面方向に設けられている。これらの開口部153a,153bから液状の熱硬化性樹脂を注入し空間154に充填させる。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、メラニン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、熱硬化性ポリイミド樹脂等を採用することができる。そして、加熱することにより熱硬化性樹脂を硬化させて犠牲層130を形成する。
なお、熱硬化性樹脂を注入する際、開口部153a,153bのどちらか一方から注入し、他方から吸引するようにすれば空間154内部に気泡等が残留しない。
犠牲層130を形成した後、水晶基板の厚板20aを所定の厚さに研磨、IDT電極30及び反射器41,42を形成、犠牲層130を除去してラム波型高周波デバイス110が形成される。研磨以降の工程は、図9(c)〜(f)と同様な工程となるため図示を省略する。
犠牲層130の除去は、開口部153a,153bから溶剤等を浸入させることで可能である。従って、開口部153a,153bの大きさは、熱硬化性樹脂を注入しやすく、また溶剤を浸入させやすい大きさに適宜設定すればよい。犠牲層130を除去した後、セット治具350からラム波型高周波デバイス110を容易に取り外すことができる。
また、犠牲層130を除去してからIDT電極30及び反射器41,42を形成する工程も可能であるため、犠牲層130を除去し、セット治具350から取り外した状態でIDT電極30及び反射器41,42を形成してもよい。
従って、製造方法5によれば、犠牲層130として熱硬化性樹脂を用いることにより、水晶基板の厚板20aと補強基板150とを接合した後、空間154内に熱硬化性樹脂を注入充填することができ、犠牲層130を形成するために蒸着装置やCVD装置等の高価な装置を必要としない。
また、犠牲層154の表面は、水晶基板20の裏面に倣って平滑となるため、CMP等による平滑処理が不要であり、製造工程を短縮することができる。なお、開口部153a,153bは、IDT電極30、反射器41,42の並設方向に設けても構わない。 (製造方法6)
続いて、ラム波型高周波デバイスの製造方法6について図面を参照して説明する。この製造方法6は、上述した製造方法5の変形例であって、犠牲層130として熱硬化性樹脂を用いて、しかもセット治具を用いない製造方法である。
図14は製造方法6を示し、図14(a)は犠牲層130を形成した後の状態を示す斜視図、図14(b)は図14(a)のC−C切断面を示す断面図である。図14(a)、(b)において、補強基板150には箱状の凹部155が形成されている。
凹部155は、水晶基板の厚板20aの幅方向両側よりも大きく形成されており、凹部155の周縁は、縁部151a〜151dの4片で囲まれている。従って、水晶基板の厚板20aと補強基板150とが接合された状態において、水晶基板の厚板20aの幅方向両側には、開口部155a,155bが形成される。
この開口部155a,155bから液状の熱硬化性樹脂を空間154内に注入し、充填する。そして、加熱することによって硬化し、犠牲層130を形成する。犠牲層130を形成した後、水晶基板の厚板20aを所定の厚さに研磨、IDT電極及び反射器を形成、犠牲層130を除去する。こうしてラム波型高周波デバイス110が形成される。
犠牲層130の除去は、開口部155a,155bから溶剤を浸入させることで可能となる。従って、開口部155a,155bの大きさ(幅)は、熱硬化性樹脂を注入しやすく、また溶剤を浸入しやすい大きさに適宜設定すればよい。
従って、上述した製造方法6によれば、熱硬化性樹脂を空間154内に充填する際、補強基板150の凹部155内に縁部151a〜151dによって熱硬化性樹脂を封じ込むことができるので、セット治具等を必要とせずに前述した製造方法5と同様な効果を奏する。なお、開口部153a,153bは、IDT電極30、反射器41,42の並設方向に設けても構わない。
(製造方法7)
続いて、ラム波型高周波デバイスの製造方法7について図面を参照して説明する。この製造方法は、上述した製造方法6の変形例であるが、補強基板に箱状の凹部を形成している。ラム波型高周波デバイスの形態としては前述した実施形態1と同じであり、図11に示す製造方法に対して犠牲層を熱硬化性樹脂としたところに特徴を有している。相違個所のみ説明する。
図15は製造方法7を示し、熱硬化性樹脂からなる犠牲層130を形成した状態を示す断面図である。図15において、補強基板50には箱状の凹部53が形成されている。凹部53は、水晶基板の厚板20aが接合された状態において縁部51によって閉じられた空間54を形成している。
凹部53の底面には、補強基板50を空間54の内外を連通する貫通孔57,58が開設されている。液状の熱硬化性樹脂の空間54内への注入は、貫通孔57または貫通孔58の一方から行われ、他方は開放または吸引する。熱硬化性樹脂を空間54内に充填した後、過熱硬化させて犠牲層130を形成する。犠牲層130を形成した後、順次、水晶基板の厚板20aを所定の厚さに研磨、IDT電極及び反射器を形成、犠牲層130を除去する。こうしてラム波型高周波デバイスが形成される。
犠牲層130の除去は、補強基板50に開設された貫通孔57,58を用いて行うことができる。犠牲層56を除去した後は、図示しないが、空間54と貫通孔57,58が連通した状態となる。
なお、図15では、二つの貫通孔57,58を設ける構造としているが、貫通孔の数は2個に限定されず、1個でも、もっと多くしてもよい。また、貫通孔の形状も限定されず、例えば、円形でも、四角形でもよい。
従って、上述した製造方法7によれば、前述した製造方法5,6と同様な効果が得られる他、製造方法5のようなセット治具が不要となる。また、水晶基板20と補強基板50の平面形状が一致しているので、前述した製造方法6のような、液状の熱硬化性樹脂を封じ込むための縁部が不要であるため、小型化を可能にする。
また、空間54内に液体または気体を封入した後、貫通孔57,68を封止することができる。このようにすれば、水晶基板20の裏面の界面を液体または気体にすることで、ラム波の裏面側の反射状態を変化させることができ、共振モードの選択肢をひろげることができる。
なお、本発明は、前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前述した実施形態にて説明した構造では、圧電基板として水晶基板を例示して説明したが、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、四硼酸リチウム、ランガサイト、ランガナイト、ニオブ酸カリウム等の圧電基板、他の非圧電基板でも構わない。
また、前述した犠牲層を形成する製造方法によれば圧電基板として、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、五酸化タンタル等の圧電性薄膜、硫化カドミウム、硫化亜鉛、ガリウム砒素、インジウムアンチモン等の圧電半導体にも適用することができる。
さらに、前述した実施形態では、ラム波型高周波デバイスとして1ポート共振子を例示して説明したが、2ポート共振子またはIDT電極と反射器を備えたフィルタにも応用することができる。
従って、本発明によれば、構造的強度を高め、安定した特性を実現するラム波型高周波デバイスと、製造工程内において割れにくく、歩留りを向上する製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るラム波型高周波デバイスを示す斜視図。 図1のA−A切断面を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態1に係るラム波型高周波デバイスの周波数温度特性を示すグラフ。 本発明の実施形態2に係るラム波型高周波デバイスを模式的に示す断面図。 本発明の実施形態3に係るラム波型高周波デバイスを模式的に示す斜視図。 本発明の実施形態4に係るラム波型高周波デバイスを模式的に示す斜視図。 本発明の実施形態5に係るラム波型高周波デバイスを模式的に示す斜視図。 本発明の実施形態5に係るラム波型高周波デバイスがパッケージ内に実装された状態を模式的に示す断面図。 本発明の製造方法1に係るラム波型高周波デバイスの主たる製造工程を模式的に示す断面図。 本発明の製造方法2に係る実施形態4にて説明したラム波型高周波デバイスの一部工程を模式的に示す断面図。 本発明の製造方法3に係る実施形態1にて説明したラム波型高周波デバイスの一部工程を模式的に示す断面図。 本発明の製造方法4に係る犠牲層としてSiO2を採用したときの製造方法の主たる工程を示す断面図。 本発明の製造方法5に係る犠牲層として熱硬化性樹脂を採用したときの製造方法の主たる工程を示す断面図。 本発明の製造方法6を示し、(a)は犠牲層を形成した後の状態を示す斜視図、(b)は(a)のC−C切断面を示す断面図。 本発明の製造方法7に係る熱硬化性樹脂からなる犠牲層を形成した状態を示す断面図。
符号の説明
10…ラム波型高周波デバイス、20…圧電基板、30…IDT電極、41,42…反射器、50…補強基板、53…凹部、54…空間。

Claims (11)

  1. IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、
    前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、
    前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と、前記空間の周縁に接合面が設けられていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  2. 請求項1に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記空間が、前記補強基板または前記圧電基板のいずれかに設けられる箱状の凹部によって形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  3. 請求項1に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記空間が、前記補強基板または前記圧電基板のいずれかに設けられる溝状の凹部によって形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記圧電基板が水晶基板からなることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  5. IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスが、ケースと蓋体からなるパッケージに気密収容されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  6. 請求項5に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    少なくとも前記IDT電極を構成するバスバー上に設けられる複数のパッドによって、前記ケースの内面に設けられる接続電極に接合されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  7. IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスの製造方法であって、
    前記圧電基板の厚板または前記補強基板のいずれかに設けられる溝によって前記空間に相当する凹部を形成する工程と、
    前記凹部に犠牲層を形成する工程と、
    前記圧電基板の厚板と前記補強基板とを接合する接合工程と、
    接合工程の後、前記圧電基板の厚板を所定の厚さに研磨する研磨工程と、
    研磨工程の後、IDT電極を形成する工程と前記犠牲層を除去する工程と、
    を含むことを特徴とするラム波型高周波デバイスの製造方法。
  8. IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスの製造方法であって、
    前記補強基板に、前記空間に相当する箱状の凹部を形成する工程と、
    前記凹部の底面に貫通孔を開設する工程と、
    前記凹部に犠牲層を形成する工程と、
    前記圧電基板の厚板と前記補強基板とを接合する接合工程と、
    接合工程の後、前記圧電基板の厚板を所定の厚さに研磨する研磨工程と、
    研磨工程の後、IDT電極を形成する工程と前記犠牲層を除去する工程と、
    を含むことを特徴とするラム波型高周波デバイスの製造方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載のラム波型高周波デバイスの製造方法において、
    前記圧電基板が水晶基板からなり、
    前記圧電基板に対してエッチング液が異なる材料により前記犠牲層を形成することを特徴とするラム波型高周波デバイスの製造方法。
  10. 請求項7または請求項8に記載のラム波型高周波デバイスの製造方法において、
    前記圧電基板が水晶基板からなり、
    前記圧電基板の他方の主面にエッチング保護層を形成する工程と、
    前記犠牲層をSiO2にて形成する工程と、
    前記犠牲層を除去する工程の後に、前記エッチング保護層をラム波が伝搬する領域よりも広い面積の範囲にて除去する工程と、
    を含むことを特徴とするラム波型高周波デバイスの製造方法。
  11. IDT電極が一方の主面に形成された圧電基板と、前記圧電基板の他方の主面に接合される補強基板と、からなり、前記圧電基板または前記補強基板に、ラム波が伝搬する領域よりも広い面積の空間と前記空間の周縁に接合面が設けられているラム波型高周波デバイスの製造方法であって、
    前記圧電基板の厚板または前記補強基板のいずれかに前記空間に相当する凹部を形成する工程と、
    前記圧電基板の厚板と前記補強基板とを接合する接合工程と、
    前記接合工程の後に、前記空間に熱硬化性樹脂からなる犠牲層を前記空間に充填し、且つ硬化させる工程と
    前記犠牲層を硬化した後、前記圧電基板の厚板を所定の厚さに研磨する研磨工程と、
    研磨工程の後、IDT電極を形成する工程と、
    前記犠牲層を除去する工程と、
    を含むことを特徴とするラム波型高周波デバイスの製造方法。
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