JP2003258596A - ラム波型高周波共振器、これを用いた発振装置、及びラム波を用いた高周波信号生成方法 - Google Patents
ラム波型高周波共振器、これを用いた発振装置、及びラム波を用いた高周波信号生成方法Info
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Abstract
器や弾性表面波による共振器では実現が困難な高い周波
数で動作し、かつ素子の小型化が可能な高周波共振器を
提供する。また、この高周波共振器を用いた発振デバイ
スを提供すること。 【解決手段】 圧電基板と、前記圧電基板の片面上に形
成され、前記圧電基板中を伝搬するラム波を励振するす
だれ状電極と、前記すだれ状電極の両側に設けられ、前
記ラム波を反射する反射器とを備える。
Description
コンピュータ等に用いられる高周波共振器、これを用い
た発振装置、及び高周波信号生成方法に関する。
に比べてQ値が高く、温度係数が小さく、経時変化も安
定で素子も小型化できるため、情報機器におけるクロッ
ク信号用や各種フィルター用として、種々の用途に合致
した圧電共振器が開発されている。
を用いた共振器と、弾性表面波を用いたものがある。図
19に厚みすべり波を用いた共振器の原理を示す。厚み
すべり波を用いる水晶振動子は図19に示すように表面
の垂直方向(90°方向)に伝搬するバルク弾性波(体
積波)を利用している。厚みすべり波の周波数は圧電基
板(水晶板)の厚さ(H)で決定される。
共振周波数を数百メガヘルツ以上の周波数で動作させる
ためには、厚さを3μm以下にしなければならない。そ
のための加工方法や平面度及び平行度をあげる高度な加
工技術の開発が要求されるという問題がある。
きても、電気的に励振するための電極の厚みのために動
作周波数が30〜40%も低下してしまうという問題があ
る。例えば、H=1.66μmに加工したATカット水晶板の
共振器において、電極を付着させる前の共振周波数1000
MHzであったものが、両面に金電極を蒸着させると、周
波数が634MHzに下がる。
を用いた弾性表面波共振器では横波より遅い弾性波であ
る表面波を使用している。一般的に表面波は横波の約9
0%の速度と遅い。
伝搬する表面波を利用している。弾性表面波は表面に伝
搬する。周波数は速度(V)に比例し波長(λ)に反比
例するため、周波数を上げるためには電極の周期を微細
にしなければならないという問題がある。
周波数を生成している。グレーティングによる弾性表面
波反射器の反射は、表面の電極の電気的効果及び弾性的
摂動効果で起こる。
性表面波速度は表面が薄い金属で覆われた(電気的に短
絡)場合、圧電気効果により表面近傍の弾性定数が少し
小さくなり、その結果、弾性表面波の速度が低下する効
果である。そのために、表面が電気的に短絡された部分
と金属薄膜で覆われていない部分(電気的に自由)の弾
性表面波の速度が異なり、この速度差によって弾性表面
波の反射が起こる。
が波長に比べて無視できない厚さの金属の層で覆われた
場合に速度が遅くなる効果である。薄膜を上面に設ける
と金属薄膜中にも弾性波が進入する。その薄膜中の弾性
波速度は薄膜の膜厚と弾性定数で決まるために、基板中
を伝搬する弾性波速度とは異なり、一般に基板より質量
が大きい金属の場合はその速度低下が大きい。その結
果、両領域の速度の中間の大きさの速度で弾性表面波は
伝搬する。そのために、表面が金属薄膜で覆われている
部分(弾性的摂動効果)と覆われていない部分の弾性表
面波の速度が異なる。この速度差によって弾性表面波の
反射が起こる。
動効果が小さく、反射係数は一般に小さい。例えば、電
極の材料がアルミニウムであり、圧電基板が水晶である
ときの弾性表面波反射器の反射係数は、一波長あたり
(反射器2本分)高々0.55%である。そのため、反
射器の本数は最低でも700本以上必要であり、素子の小
型化が望めないという問題がある。
振器や弾性表面波による共振器では実現が困難な高い周
波数で動作し、かつ素子の小型化が可能な高周波共振
器、この高周波共振器を用いた発振デバイス、および高
周波信号生成方法の提供を目的とする。
板の片面上にラム波を励振するすだれ状の電極を形成
し、このすだれ状電極の両側に反射器を形成したラム波
型高周波共振器である。ラム波は、波長に比較して5波
長以下の厚さの板中を斜め約45°方向に伝搬する弾性
波であり、位相速度が速いので共振器の周波数を高くす
ることができる。
るラム波の波長λが、0<(2H/λ)≦10の式を満
足する場合は、ラム波の励振を効率的に行うことができ
る。また、ラム波の効率的な励振は、圧電基板の電気機
械結合係数k2 が0.007%を越えている場合であ
る。
とは共振時において一致する。圧電基板がATカット水
晶であれば、共振周波数の温度特性が優れているため安
定した高周波共振器となる。
クロムのいずれでもよい。この反射器の材料がアルミニ
ウムの場合であって、ラム波を励振するすだれ状電極の
一周期長λが10μmの場合、すだれ状電極の両側に設
ける反射器のうち、一つの反射器の本数は67本でよ
い。ラム波は弾性表面波に比較して反射係数が大きいた
めである。この結果、共振器を小型化できる。
て、ラム波を励振するすだれ状電極の一周期長λが5μ
mの場合、すだれ状電極の両側に設ける反射器のうち、
一つの反射器の本数は7本でよい。
長λが10μmの場合は、少なくとも0.5μm以上で
あり、前記λが5μmの場合は、少なくとも0.2μm
以上であれば、反射係数γを2〜3%以上とすることが
でき共振器を小型化できる。
回路に組み込むことにより高周波発振装置となる。
板の片面上に形成されたすだれ状電極が励振するラム波
の波長λとが、0<(2H/λ)≦10を実質的に満足
すれば、前記すだれ状電極によりラム波を励振すること
ができ、前記すだれ状電極の両側に形成された反射器に
より前記ラム波を反射させることにより高周波信号を生
成することができる。また、共振時において、すだれ状
電極の一周期長とラム波の波長λとは一致する。この方
法により、従来、圧電基板の厚さHが20μmでは実現
できなかった高周波信号を生成できる。
以下の厚さの基板中を表面方向に沿って伝搬する弾性波
である。別名板波とも言われている。基板中を伝搬する
ラム波の分散曲線と電気機械結合係数(k2)について
理論解析を行い、ラム波を用いた高周波共振器の必要条
件を求めた。
性 (1)ラム波の分散曲線について 図1は解析モデルの座標系を示したものである。圧電基
板は、ATカットの水晶、厚さH=20μmと、伝搬方向
X1 のラム波について解析した。運動方程式と圧電基本
式を用い波動の一般解を求め、得られた一般解に次の境
界条件を課し、ラム波の位相速度と波長とを求めた。こ
こで、波長は共振器の動作周波数が共振状態なら、すだ
れ状電極の一周期長に一致する。従って、以降ラム波の
波長をλで表記する。
気的に開放(表面に電極を設けない)。上面で応力=
0、電気的に短絡(表面に極薄電極を設ける)及び下面
で応力=0、電気的に開放(表面に電極を設けない)の
2条件である。
結晶軸)方向に伝搬するラム波の分散曲線の計算結果を
示したものである。縦軸は、の境界条件からもとまる
位相速度Vf から求めたラム波の周波数を、横軸は2H/
λを示す。図2に示す通り、周波数1000MHzを越えるラ
ム波が理論上存在することが分かる。ここで、縦軸は周
波数、横軸は2H/λである。
を励振することができる。電気的励振の効率に比例する
係数として、電気機械結合係数k2 が定義されている。
ラム波励振に関しても、次式で電気機械結合係数k2 を
定義できる。ここでVfはの境界条件から求まる位相速
度、Vs はの境界条件から求まる位相速度である。 k2=2(Vf−Vs)/Vf
し、X軸方向に伝搬するラム波に対する、電気機械結合
係数(k2 )と2H/λの関係を示したものである。図3
に示す通り、2H/λ>10では、電気機械結合係数
(k2 )が0.007%を越えるラム波は非常に少なく
なる。
伝搬するラム波に対する電気機械結合係数k2 の計算結
果を示したものである。横軸は周波数、縦軸は電気機械
結合係数k2 である。図4に示す通り、電気機械結合係
数(k2 )が0.007%以上のラム波が存在する。
器について グレーティング反射器(以下、反射器)は、すだれ状電
極と反射器の弾性的摂動効果を利用するものである。反
射器の反射係数(γ)が大きいほど反射器の本数を減ら
すことができ、共振器の小型化が実現できる。
解析を行った。図5は、解析モデルのラム波反射器の断
面を示したものである。圧電基板(ATカット水晶)の
厚さをH、反射器の厚さをhとし、表面に反射器がある
部分のラム波の位相速度をVm、電極のない部分の位相速
度をVfとする。
長λ当たりの反射係数γ(反射器(金属ストリップ)2
本分)の反射量)は、次式で与えられる。γ=2(Vf−
Vm)/Vf
電極が存在しない場合のラム波の伝搬特性理論からもと
まる。Vmは図6の解析モデルでX1 方向に伝搬するラム
波の解析から得られる。解析理論は上述した平板中を伝
搬するラム波理論の解析手法と基本的に同じである。
及び基板と反射器の境界面での境界条件から位相速度が
決定される。反射器の厚さh及び反射器材料の密度や弾
性定数により、ラム波の位相速度は変化する。
射器の反射量Rは弾性表面波反射器と同様に、R=tanh
(Nγ/2) で与えられる。反射器の反射量R=1とするた
めには、tanh(Nγ/2)=1から、反射器の本数はおよ
そ、N≧4/γ、以上あれば十分であることが判明し
た。
大きさで決まり、γが大きいほど素子形状を小さくする
ことが出来ることが判明した。
す。図7は電極がアルミニウムからなる反射器の1波長
当たり(反射器2本分:反射器1本の幅がλ/4)の反
射係数を示したものである。図7に示す通り、H=10
μm,λ=10μm、ATカット水晶基板X軸方向伝搬、
f=580MHzのラム波に対して、h/λ=0.06で、
γ=3.0%を得る。したがって、反射器本数は N≧
134でよい。
弾性表面波の反射器にアルミニウム(Al)を用いたとき
の反射係数は、γ=0.55%であり、反射器の本数は
N≧727 である。(弾性波素子ハンドブック、p17
6、オーム社、1991年)。これらに比較して、ラム
波を用いると、反射器本数は弾性表面は反射器の約20%
で済み、素子の小型化が行える。
=10μm、ATカット水晶基板X軸方向伝搬のラム波に
ついて、一波長当たり(反射器2本分:反射器1本の幅
がλ/4)の反射率(横軸)と反射器の厚さhとの関係
について解析結果を示したものである。図8からh/λ
=0.06でγ=6.0%を得る。従って、反射器本数
は、N≧67でよい。
λ=5μm、ATカット板X軸方向伝搬のラム波につい
て、一波長当たり(反射器2本:反射器1本の幅がλ/
4分)の反射率γと反射器の厚さhとの関係について解
析結果を示したものである。図9から、H=20μm,λ=5
μm、f=624MHzのラム波に対してh/λ=0.0
6、でγ=60%を得る。従って、反射器本数は、N≧
7でよい。
ルミニウムを用いる場合は反射器の本数は、134本以
上が目安となり、電極材料に金を用いる場合は7本以上
が目安となる。このように、反射器の本数を極端に減ら
すことができ、素子の大幅な小型化が行える。
m、直径3mmの円形の圧電基板上に、図10に示す形状
のすだれ状電極を二つ設けたラム波の励受信の素子を製
作した。この素子を用いX軸方向伝搬のラム波の励振と
受信の測定を行った。圧電基板上のすだれ状電極形状
は、一周期長λ=10μm、電極当たり(片側電極)4
0対、電極の長手方向の長さは1000μmである。
性)の周波数依存性の測定結果を示したものである。図
11より、周波数298MHz、323MHz、579MHzに
受信振幅の大きな応答が見られる。これは、これらの周
波数のラム波が強く励振、受信されたことを示してい
る。この結果は、図4の電気機械結合係数k2 の計算結
果と非常に良く符合している。すなわち、図4中電気機
械結合係数k2 の値が0.007% 以上の周波数のラ
ム波について励振がされたことを示している。
Tカット面内でX軸に直角な方向)伝搬のラム波を用い
た励振受信特性を測定した。図12は、ATカット水晶
基板上をY’軸方向に伝搬するラム波に対する電気機械
結合係数k2 の計算結果を示したものである。
送特性)の周波数依存性の測定結果を示したものであ
る。周波数511MHz、534MHzに大きな応答が得られ
ている。これは、これらの周波数のラム波が強く励振、
受信されたことを示している。この結果は、図12の電
気機械結合係数k2 の計算結果と非常に良く符合してい
る。
いた測定により、ATカット水晶薄板中を伝搬するラム
波の伝搬特性の解析結果を実験的に証明することができ
た。
したものである。圧電基板10は、ATカット水晶、厚
さH=20μmである。この圧電基板の上面に、アルミ
ニウムを蒸着させ、すだれ状電極(ラム波励振電極の一
周期長λ=10μm)を形成した。すだれ状電極の厚さ
は、h=1μm、対数N=30とした。なお、2H/λは
4であり、これは0<(2H/λ)≦10の関係を満た
す。
ウムとした。反射器は一本の幅がすだれ状電極の一周期
長λの1/4とし、反射体の間隔もλ/4とした。反射
器が、N本の反射器から構成されているときの反射器の
全反射量は、R=tanh(Nγ/2)の式で与えられる。
波の反射係数である。 反射器の反射量をR=1とするため
には、tanh(Nγ/2)=1から、反射器の本数は、N
≧4/γを満たす必要がある。これより、反射器の本数
を134とした。
のX軸方向伝搬と、ATカット水晶基板上のY’軸方向
(ATカット面内でX軸に垂直な方向)の2通りがあ
る。本実施例においては、X軸方向に伝搬するラム波を
反射するように反射器を設置した高周波共振器と、Y’
軸方向に伝搬するラム波を反射するように反射器を設置
した2例の高周波共振器を製作した。
したものである。ATカット水晶体(H=20μm)の圧
電基板上のすだれ状電極(h=1.0μm)の両側にそ
れぞれ、電極幅がλ/4、反射器2本がλとなるように
反射器134本を形成した。
電極を一端子対回路とみなすことが出来る。その一端子
対回路のアドミッタンスの周波数依存性の測定結果を図
16,17に示す。
の測定結果を示す。f=305MHzに強い共振を得てい
る。図17は、Y’軸方向伝搬ラム波の共振特性の測定
結果を示す。f=509MHzに強い共振を得ており、こ
の素子の共振の鋭さを表す指数Q値は、図17に示すf
1 =508.6MHzとf2 =508.77から約3000
である。
厚さのATカット基板の厚みすべり振動子の基本動作周
波数の4〜12倍である。また水晶ST基板上の弾性表
面波共振器周波数に比べても、3倍の高周波である。
より、反射器を通過してしまったラム波の反射波の反射
方向はランダムな方向になり、その結果すだれ状電極に
は受信されない。その結果、共振特性に悪い影響(スプ
リアス)を与えないメリットがある。
ピッツ形発振器の応用例を示す。ラム波型共振器は、動
作特性が水晶振動子と動作特性と極めてよく似ており、
水晶振動子を組み込んだ発振回路が基本的に利用でき
る。
弾性表面波による共振器では実現が困難な高い周波数で
動作する振動子が実現できた。従来技術の厚み振動子と
同じ板厚ならば、4〜12倍の高周波で動作する。
は、数ミクロン以下に薄くした場合、せっかく高周波化
しても励振電極を両面に付けるために、その質量効果で
動作周波数が30%〜40%低下してしまう問題点があ
った。本発明により、ラム波が基板の面内方向に伝搬す
ることと、片面だけに電極を付着させればよいので周波
数の低下はほとんど起きない。
に付着させる電極(アルミニウム、金)の弾性的摂動効
果が非常に大きくなる。そのため、ラム波の反射器の反
射係数を大きくすることが可能であり、一波長当たり容
易に3〜60%にすることができた。
はアルミニウムを用いた場合、高々0.55%であり、
水晶基板上の弾性表面波反射器の本数は最低でも700
本以上必要である。これを本発明により、電極材料にア
ルミニウムを用いる場合は134本で実現できた。ま
た、電極材料に金を用いる場合は7本で実現できる。
ことができた結果、素子の大幅な小型化が実現できた。
また、電極に金も使用できるので、水晶振動子の場合と
同様に、素子の経年変化を極端に低く抑えることができ
る。
軸方向に伝搬するラム波に対する、電気機械結合係数k
2 と2H/λの関係を示した図。
ム波に対する電気機械結合係数の計算結果を示した図。
た図。
たり(反射器2本分)の反射係数を示した図。
(反射器2本分)の反射係数の解析結果を示した図。
板X軸方向伝搬の場合の一波長当たり(反射器2本分)
の反射係数の解析結果を示した図。
性の測定結果を示した図。
るラム波に対する電気機械結合係数の計算結果を示した
図。
波数依存性の測定結果を示した図。
を示した図。
を示下図。
振器。
図。
Claims (11)
- 【請求項1】圧電基板と、 前記圧電基板の片面上に形成され、前記圧電基板中を伝
搬するラム波を励振するすだれ状電極と、 前記すだれ状電極の両側に設けられ、前記ラム波を反射
する反射器とを備えたラム波型高周波共振器。 - 【請求項2】前記圧電基板の厚さHと前記すだれ状電極
が励振するラム波の波長λとが、0<(2H/λ)≦1
0の式を実質的に満足する請求項1に記載のラム波型高
周波共振器。 - 【請求項3】前記すだれ状電極の一周期長は前記ラム波
の波長λと一致する請求項1または請求項2に記載のラ
ム波型高周波共振器。 - 【請求項4】前記圧電基板中を伝搬するラム波の電気的
励振効率である電気機械結合係数k 2 は、少なくとも
0.007%である請求項1から請求項3のいずれかに
記載のラム波型高周波共振器。 - 【請求項5】前記圧電基板はATカット水晶である請求
項1から請求項4のいずれかに記載のラム波型高周波共
振器。 - 【請求項6】前記反射器の材料は、アルミニウム、金、
又はクロムのいずれかである請求項1から請求項5のい
ずれかに記載のラム波型高周波共振器。 - 【請求項7】前記反射器の本数は、反射器の材料がアル
ミニウムであり、前記すだれ状電極の一周期長が10μ
mの場合は、前記すだれ状電極の片側に少なくとも67
本、反射器の材料が金であり、前記一周期長が5μmの
場合は、前記すだれ状電極の片側に少なくとも7本形成
した請求項1から請求項6のいずれかに記載のラム波型
高周波共振器。 - 【請求項8】前記反射器の厚さhは、前記一周期長が1
0μmの場合は、少なくとも0.5μm以上であり、前
記一周期長が5μmの場合は、少なくとも0.2μm以
上である請求項1から請求項7のいずれかに記載のラム
波型高周波共振器。 - 【請求項9】請求項1から請求項8のいずれかに記載の
ラム波型高周波共振器を備えた発振装置。 - 【請求項10】圧電基板の厚さHと、前記圧電基板中を
伝搬するラム波の波長λとが、0<(2H/λ)≦10
を実質的に満足し、 前記すだれ状電極により前記ラム波を励振し、 前記すだれ状電極の両側に形成された反射器により前記
ラム波を反射させることにより高周波信号を生成するこ
とを特徴とするラム波を用いた高周波信号生成方法。 - 【請求項11】前記すだれ状電極の一周期長は前記ラム
波の波長と一致することを特徴とする請求項10に記載
の高周波信号生成方法。
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