JP2007230410A - 電動自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータユニットを電動自転車の略中央の下方寄り位置に配置できるとともに、良好な強度を保持しながら、さらに軽量化および製造コストの低減化を図ることができ、しかも、乗り降りする際などに下パイプの上から足を抜き易い電動自転車を提供する。
【解決手段】人力駆動力を入力するクランク軸1と、クランク軸1を回転自在に軸支する軸受部と、軸受部を保持する軸受保持部4a,4bと、人力駆動力に加える補助駆動力を発生する補助駆動力発生源としての電動モータとを有するモータユニット6を備え、前記モータユニット6の軸受保持部4a,4bをハンガラグ7内に配設し、ハンガラグ7によりモータユニット6の軸受保持部4a,4bおよび軸受部を介してクランク軸1を回転自在に支持する配置とした。
【選択図】図3

Description

本発明は電動自転車、特にそのモータユニットの取付構造に関するものである。
人力による駆動力に、電動モータを備えたモータユニットの補助駆動力を加えることで、坂道などでも楽に走行できる電動自転車は既に実用化されている。この種の電動自転車において、図8〜図10に示すように、モータユニット50を支持する1つの支持ブラケット51により、下パイプ(メインパイプと呼ばれる場合もある)52と立パイプ53とチェーンステー54とを連結してなるフレーム構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。なお、図8、図9における55はクランク軸、60はペダル、図10における56はモータユニット50のケース(ユニットケース)である。
このフレーム構造によれば、モータユニット50を電動自転車の略中央の下方寄り位置に配置できて低重心となるため、例えば、特許文献2などに示す、下パイプの下方から中央部にかけてモータユニットを配置した構造や、例えば、特許文献3などに示す、後輪の中心部にモータユニットを配置した構造に比べて、走行安定性が良好となるとともに、押して歩く際や段差での扱い易さが向上する。
しかし、上記した特許文献1に開示されているようなモータユニット50の取付構造によれば、運転者の踏力を受けるクランク軸55をモータユニット50により保持し、このモータユニット50全体を支持ブラケット51により支持する構造であるので、モータユニット50自体を、車体の強度を向上させる強度部品とする必要がある。したがって、モータユニット50のユニットケース56として十分な強度を有する厚肉の金属を用いざるを得ず、その結果、ユニットケース56の重量が大きくなる課題があった。また、少しでも軽くしようとしてアルミニウムやマグネシウム合金などをユニットケース56として用いると、ユニットケース56の材料コストが非常に高価となってしまう。さらに、モータユニット50を支持する支持ブラケット51も、モータユニット50に見合った重厚なものを作らざるを得ず、さらなる重量の増加を招き、この結果、電動自転車全体の重量としても多大となるという課題を生じていた。
これに対処するものとして、図11〜図14に示すように、本発明者らは、モータユニット70のユニットケース71に、クランク軸72を回転自在に支持する軸受部(ボールベアリング)73、74(図13参照)を保持する軸受保持部71a、71bを一体形成し、これらの軸受保持部71a、71bを、ハンガラグ75の下方に配設した筒状のダミーハンガ部76a、76bで支持する支持ブラケット76を設け、この支持ブラケット76を介してハンガラグ75の下方にモータユニット70を固定させた構造を考え出した(特許文献4参照)。なお、図11における77はペダル、78は下パイプ、79は立パイプ、80はチェーンステー、81はバッテリである。
この構造によれば、クランク軸72に作用する踏力や体重などを、軸受部73、74およびユニットケース71の軸受保持部71a、71bを介して支持ブラケット76により良好に受けることができるので、ユニットケース71全体を金属製としなくても済んで、その一部として、樹脂などの安価で軽い材料を用いることができ、この結果、特許文献1に開示されているモータユニット50の取付構造と比較して、製造コストを低減させることができるとともに、軽量化を図ることができる利点がある。
特開平9−207859号公報 特開平6−227474号公報 特開平8−297059号公報 特許3568502号公報
しかしながら、上記した特許文献4に開示されているように、モータユニット70をハンガラグ75の下方に配置した構造では、モータユニット70よりもハンガラグ75が上方に位置するため、ハンガラグ75やハンガラグ75に接続された下パイプ78の接続部分をある程度上方寄りに配置せざるを得なくなり、電動自転車に乗り降りする際に、下パイプ78の上から足を抜き難くなる課題があった。
また、特許文献1に開示されているようなモータユニット50の取付構造と比較した場合には軽量化が図れるものの、十分な強度を有するダミーハンガ部76a、76bを有する金属製の支持ブラケット76が必要であり、その分だけ重量の増加や製造コストを招いている。
本発明は上記課題を解決するもので、モータユニットを電動自転車の略中央の下方寄り位置に配置できるとともに、良好な強度を保持しながら、さらに軽量化および製造コストの低減化を図ることができ、しかも、下パイプの上から足を抜き易い電動自転車を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、人力による駆動力である人力駆動力を入力するクランク軸と、クランク軸を回転自在に軸支する軸受部と、軸受部を保持する軸受保持部と、人力駆動力に加える補助駆動力を発生する補助駆動力発生源としての電動モータとを有するモータユニットを備え、前記モータユニットの軸受保持部をハンガラグ内に配設し、ハンガラグにより前記モータユニットの軸受保持部および軸受部を介してクランク軸を回転自在に支持する配置としたことを特徴とする。
この構成により、モータユニットをその軸受保持部を介してハンガラグ内に配設したので、モータユニットを電動自転車の略中央の下方寄り位置に配置できて低重心となり、また、ハンガラグによりモータユニットの軸受保持部および軸受部を介してクランク軸を回転自在に支持したので、クランク軸に作用する人力駆動力(踏力)をハンガラグにより良好に受けて、モータユニットとしては人力駆動力に対する剛性(強度)があまり要らなくなって、モータユニットのケースなどとして樹脂などの安価で軽い材料を用いても支障を来たさないとともにダミーハンガ部などを設けなくて済む。この結果、軽量化を図り、かつ製造コストを低減させることができ、しかも、ハンガラグの下方にモータユニットを配置した構造と比較して、ハンガラグを下方に配置できるので、このハンガラグに接続する下パイプの接続部も下方に配置でき、下パイプの上から足を抜き易くなり、使い勝手が良くなる。
また、本発明は、人力駆動力を検出する人力駆動力検出手段を、ハンガラグ内に配設され、クランク軸が挿通されたモータユニットのクランク軸挿通部に内蔵したことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、モータユニットをハンガラグに取り付けたので、モータユニットを電動自転車の略中央の下方寄り位置に配置できて低重心となって、走行安定性性が良好となり、かつ、ハンガラグによりクランク軸を回転自在に支持したので、モータユニットのケースを安価で軽い材料を用いることができて製造コストを低減させることができながら、ハンガラグをより下方に配置できるので、メインパイプや下パイプの上から足を抜き易くなって、使い勝手が良くなる。さらに、支持ブラケットなどを設けなくても済むので製造コストを一層低減化できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態の説明において、左右とは、電動自転車の搭乗者が進行方向に向かって搭乗した姿勢での搭乗者の(進行方向に向かって)左右方向に対応する方向であるとして説明する。
図1〜図5に示すように、本発明の実施の形態に係る電動自転車においても、人力による駆動力を入力するクランク軸1と、クランク軸1を回転自在に軸支する軸受部2、3と、軸受部2、3を保持するモータユニット6の軸受保持部4a,4bと、人力による駆動力に加える補助駆動力を発生する補助駆動力発生源としての電動モータ5とを有するモータユニット6が設けられている。しかしながら、特に本発明の実施の形態に係る電動自転車においては、特許文献4(図11〜図14参照)に開示されているような従来の電動自転車とは異なり、軸受部2、3を保持するモータユニット6の軸受保持部4a,4b(および後述するクランク軸挿通部6A)を、立パイプ8とチェーンステー9と下パイプ10とを連結するハンガラグ7内に配設している。そして、ハンガラグ7により前記モータユニット6の軸受保持部4a,4bおよび軸受部2、3を介してクランク軸1を回転自在に支持する配置としている。
なお、この実施の形態においては、図3、図4に示すように、ハンガラグ7には、モータユニット6の軸受保持部4a,4bや後述するクランク軸挿通部6Aが収納される主筒状部7aに加えて、立パイプ8に連結される立パイプ連結筒状部7c、チェーンステー9に連結されるチェーンステー連結筒状部7d、下パイプ10に連結される下パイプ連結筒状部7eが一体的に溶着された形状とされている。また、図1における11はペダル、12はクランク軸1と一体的に回転するように固定された大ギア、13はモータユニット6などに給電するバッテリ、17はバッテリを保持するためのバッテリ補助取付金具、25は大ギア12と後輪27に設けられた小ギア(図示せず)とにわたって掛け渡されたチェーン、26は前輪、図3における4はモータユニット6の外殻をなすユニットケース、24はモータユニット6からの補助駆動力を出力する出力ギア、34はチェーン25のテンション(張り状態)を適度な状態に保つテンショナである。
図5は、モータユニット6の内部構造を概略的に示す横断面図(厳密には、後述するクランク軸挿通部6Aや、モータ部6Bと減速ギア14などは、上下方向に対して少しずれた位置に配置されているが、構造がわかり易いように、同一平面状となるように図示している。)である。図5に示すように、モータユニット6は、クランク軸1が横方向に挿通されている略円筒形状のクランク軸挿通部6Aと、電動モータ5が収納されているモータ部6Bと、減速ギア14および出力軸15が収納されている減速部6Cと、制御基板16等が収納されている制御部6Dとをユニットケース4で覆って一体化した構成とされている。
ハンガラグ7の主筒状部7a内に配設されたモータユニット6のクランク軸挿通部6Aには、クランク軸1の左側部分を回転自在に支持するベアリング軸受けからなる左側の軸受部2と、クランク軸1および大ギア12と一体的に回転するようにクランク軸1の右側部分に外嵌された連動外装軸18を介して、クランク軸1を回転自在に支持するベアリング軸受けからなる右側の軸受部3と、クランク軸1に外装されたクランク外装軸19に対して所定間隙を保った状態で配設され、クランク軸1に作用する踏力によるトルクを検出する人力駆動力検出手段としてのトルクセンサ20などが内蔵されている。すなわち、クランク軸1に作用する踏力(人力駆動力:人力駆動トルク)を検出するトルクセンサ20を小型化することで、このトルクセンサ20を設けたクランク軸挿通部6Aを、ハンガラグ7内に配置している。そして、軸受部2、3を、モータユニット6のユニットケース4におけるクランク軸挿通部6Aに形成された軸受保持部4a,4bにより外周から覆って保持し、これらの軸受保持部4a,4bを概略的には横方向に筒状に延ばして接続するように形成して(この実施の形態では、右側の軸受保持部4bが左側の軸受保持部4aよりも太径となるように筒状に形成されている)クランク軸挿通部6Aを構成している。なお、この実施の形態では、トルクセンサ20により検出した踏力に応じた補助駆動力がモータユニット6の電動モータ5から出力されるよう制御されている。
モータユニット6のモータ部6Bには、電動モータ5が収納されているとともに、モータ駆動軸23がベアリング軸受けからなるモータ軸受21、22により回転自在に支持されている。また、モータ駆動軸23の一端部側に形成されたギア部分が減速部6C内に突入されて、減速部6C内の減速ギア14に噛み合わされ、ユニットケース4から突出する出力軸15の一端部に取り付けられた出力ギヤ24に駆動力が伝達される。そして、大ギア12にその前側が噛み合わされたチェーン25に、出力ギヤ24も噛み合わされて、チェーン25に、踏力による人力駆動力と、モータユニット6からの補助駆動力とが合わせられて伝達され、この合わされた駆動力により後輪27を回転するよう構成されている。なお、図5における28、29は、出力軸15を回転自在に支持する出力軸受である。また、減速部6Cの前方に、制御基板16等が収納されている制御部6Dが配置されている。なお、この実施の形態では、モータユニット6のユニットケース4が、モータ部6Bを覆う第1ケース部4cと、減速部6Cおよび制御部6Dの左寄り部分を覆う第2ケース部4dと、減速部6C、制御部6Dおよびクランク軸挿通部6Aの右寄り部分を覆う第3ケース部4eと、クランク軸挿通部6Aにおける右側寄り側壁以外の部分を覆う第4ケース部4fとをねじなどで結合されることで組み合わせた構成とされている。
ここで、各ケース部4c〜4fは例えば、比較的耐久性のある合成樹脂材料で形成され、軽量化が図られているとともに、樹脂成形により安価に製造されている。また、クランク軸挿通部6Aを覆う第4ケース部4fの左端筒状部分により、軸受部2を保持する軸受保持部4aが構成され、また、第4ケース部4fの右端筒状部分とこの内側に嵌合されている第3ケース部4eの筒状部分とにより、軸受部3を保持する軸受保持部4b(4ba、4bb)が構成されている。なお、制御部6D等の放熱性を向上させるなど、必要に応じて一部のケース部(例えば、第3ケース部4eや第4ケース部4fなど)のみ金属材料で構成することも可能であるが、この場合には、若干重量が増加することとなる。
また、第4ケース部4fの右端筒状部分の端面と、これに対応する第3ケース部4eの部分には、モータユニット6を取り付けるためのフランジ部4fa,4eaが複数(この実施の形態では2つ)設けられている。これに対応するようにハンガラグ7においても、外側に突出するように取付片部7bが右寄り箇所に形成されており、クランク軸挿通部6Aがハンガラグ7に挿入されて収納された状態で、前記モータユニット6のフランジ部4fa,4eaとハンガラグ7の取付片部7bとが合わされた状態で取付ねじ30をねじ込むことにより、モータユニット6のクランク軸挿通部6Aがハンガラグ7に嵌め込まれた状態でモータユニット6が取り付けられている。なお、モータユニット6のユニットケース4における後部上側にも、取付用ねじ31が挿通される取付ボス4gが一体形成されており、左右のチェーンステー9を跨って組みつけられる補助取付金具32と、前記取付ボス6fとを挿通して取付用ねじ31で固定されることで、モータユニット6の後部が補助的に支持されるようになっている。なお、補助取付金具32とバッテリ補助取付金具17とは別々の金具としても車体をなすフレームに取り付けることができるが、軽量化を図るために一体型にも加工できる。
なお、この実施の形態では、図5において仮想線で簡略的に示すように、モータユニット6のクランク軸挿通部6Aの左側端部における、クランク軸1が挿通する挿通孔の部分以外は、ハンガラグ7の主筒状部7aの左側壁箇所に一体形成された覆い部7fによりほぼ完全に覆われている。また、ハンガラグ7の主筒状部7aの両端部がクランク軸挿通部6Aにおける軸受保持部4a,4b(4ba)を保持する筒状保持部7aa、7abとされているが、左側の筒状保持部7aaが右側の筒状保持部7abよりも縮径されており、これらの筒状保持部7aa,7abと、モータユニット6のクランク軸挿通部6Aにおける軸受保持部4a,4b(4ba)とが良好に当接して、軸受部2、3を保持する軸受保持部4a,4bをさらに良好な当接状態で保持するようになっている。つまり、ハンガラグ7の主筒状部7aの両端の筒状保持部7aa,7ab間の筒状部分では、クランク軸挿通部6Aと主筒状部7aとが隙間を有する状態で配置されており、これらの箇所の一部が製造誤差等により片当たりして無理な力が作用しないよう図られている。
また、図5などに示すように、ハンガラグ7の主筒状部7aにおける筒状保持部7aaを縮径させて一体形成する代わりに、図6、図7に示すように、ハンガラグ7の主筒状部7aを左側寄り部分でも同一径とするとともにハンガラグ7の左側壁部分をほぼ全面で開口させる一方、この開口部を蓋部材33で覆ってもよく、この場合に、この蓋部材33の外周から右側に延びる環状部33aにより、モータユニット6のクランク軸挿通部6Aにおける左側の軸受保持部4aを外周から覆って保持する軸受保持部分をなすように構成してもよい。また、この場合においても、左側の軸受保持部4aハンガラグ7の主筒状部7aにおけるクランク軸挿通部6Aの軸受保持部4a,4bを保持する箇所(すなわち、蓋部材33の環状部33aと主筒状部7aの筒状保持部7ab)以外の箇所では、クランク軸挿通部6Aと主筒状部7aとが隙間を有する状態となる形状に構成して、これらの箇所の一部が製造誤差等により片当たりして無理な力が作用しないよう図ることが望ましい。
また、本実施の形態では、図5に示すように、右側の軸受部3を、第3ケース部4eに形成した軸受保持部4bにより保持し、さらにこの外周を第4ケース部4fに形成した軸受保持部4bにより覆って、この箇所の剛性(強度)を向上させているが、これに限るものではなく、何れか一方のケース部だけに軸受保持部4bを形成してもよい。
また、この実施の形態においては、モータユニット6の右寄り外殻部分を構成するユニットケース4の第3ケース部4eにより、モータユニット6の制御部6D側とクランク軸挿通部6Aとが繋げられて片持ち状に支持されている場合を示しているが、これに限るものではなく、ハンガラグ7の左側側壁部をなす蓋部材33(図6、図7に示す)の一部を後方に延長して、この延長部をモータユニット6のモータ部6Bなどにねじなどを介するなどして結合し、ハンガラグ7の左右両側方箇所で、モータユニット6のクランク軸挿通部6Aと、モータ部6B、減速部6C、制御部6Dとを結合する構成としてもよい。
上記構成により、モータユニット6の軸受保持部4a、4bを有するクランク軸挿通部6Aをハンガラグ7内に配設して、モータユニット6を取り付ける配置構成としたので、モータユニット6を電動自転車の略中央の下方寄り位置に配置できて低重心となり、走行安定性性が良好となる。
また、ハンガラグ7によりモータユニット6の軸受保持部4a、4bおよび軸受部2、3を介してクランク軸1を回転自在に支持したので、ペダル11からクランク軸1に作用する人力駆動力(踏力)が、モータユニット6に対しては殆ど作用せず、軸受保持部4a、4bおよび軸受部2、3を介してハンガラグ7により良好に受けられる。したがって、モータユニット6全体としては人力駆動力に対する剛性(強度)があまり要らなくなって、モータユニット6のユニットケース4として樹脂などの安価で軽い材料を用いても支障を来たさないとともに、図12に示すようなダミーハンガ部76bなどを設けなくて済む。この結果、軽量化を図り、かつ製造コストを低減させることができ、しかも、図11〜図14に示すような、ハンガラグ75の下方にモータユニット70を配置した構造と比較して、ハンガラグ7を下方に配置できるので、このハンガラグ7に接続する下パイプ10の接続部も下方に配置でき、下パイプ10の上から足を抜き易くなり、使い勝手が良くなる。また、図14に示すような、支持ブラケット76などを設けなくても済むので製造コストを一層低減できる。
なお、ユニットケース4における、電動モータ5のモータ駆動軸23を回転自在に支持するモータ軸受21、22を保持する箇所や、モータユニット6からの補助駆動力を出力する出力ギア24を回転自在に支持する出力軸受28、29を保持する箇所にも、比較的大きな力が作用するが、これらの箇所は、クランク軸1を回転自在に軸支する軸受部2、3を保持する軸受保持部4a,4bと異なり、運転者の体重や踏力が作用することはないので、これらの箇所では、樹脂材料で構成された軸受保持部のみで支持する構造としても何ら支障を来たすことはない。
さらに、上記実施の形態によれば、クランク軸1を配設したハンガラグ7の箇所から下パイプ10が出るように接続できるので、フレーム設計時の自由度が向上する利点もある。また、上記のように、クランク軸1に作用する踏力(人力駆動力:人力駆動トルク)を検出するトルクセンサ20を小型化することで、このトルクセンサ20を設けたクランク軸挿通部6Aを、ハンガラグ7内に良好に配置することができるが、これに限るものではなく、人力駆動力を検出する人力駆動力測定手段が他の箇所に設けられているものにも、同様な構成を適用可能である。
本発明の実施の形態に係る電動自転車の側面図(チェーンカバーなどを省いた状態) 同電動自転車のモータユニットおよびその近傍箇所の側面図 同電動自転車のモータユニットおよびその近傍箇所の組付ける状態を示す斜視図 同電動自転車のモータユニットおよびその後方箇所の組付ける状態を示す部分切欠平面図 同電動自転車のモータユニットの内部構造を概略的に示す横断面図(厳密には、クランク軸挿通部やモータ部と減速ギアなどは、上下方向に対して少しずれた位置に配置されているが、構造がわかり易いように、同一平面状となるように示している。) 同電動自転車の変形例に係るモータユニットおよびその近傍箇所の組付ける状態を示す斜視図 同変形例に係るモータユニットおよびその後方箇所の組付ける状態を示す部分切欠平面図 従来の電動自転車の側面図 同従来の電動自転車の側面図(ペダルやチェーンカバーなどを省いた状態) (a)同従来の電動自転車におけるモータユニットの側面図、(b)同モータユニットの組付ける際の状態を示す側面図 その他の従来の電動自転車の側面図 同その他の従来の電動自転車におけるモータユニットの斜視図 同モータユニットの部分切欠正面図 同モータユニットの部分切欠側面図
符号の説明
1 クランク軸
2、3 軸受部
4 ユニットケース
4a,4b 軸受保持部
5 電動モータ
6 モータユニット
6A クランク軸挿通部
6B モータ部
6C 減速部
6D 制御部
7 ハンガラグ
8 立パイプ
9 チェーンステー
10 下パイプ
11 ペダル
12 大ギア
13 バッテリ
20 トルクセンサ(人力駆動力検出手段)
25 チェーン

Claims (2)

  1. 人力駆動力を入力するクランク軸と、クランク軸を回転自在に軸支する軸受部と、軸受部を保持する軸受保持部と、人力駆動力に加える補助駆動力を発生する補助駆動力発生源としての電動モータとを有するモータユニットを備え、
    前記モータユニットの軸受保持部をハンガラグ内に配設し、
    ハンガラグにより前記モータユニットの軸受保持部および軸受部を介してクランク軸を回転自在に支持する配置とした電動自転車。
  2. 人力駆動力を検出する人力駆動力検出手段を、ハンガラグ内に配設され、クランク軸が挿通されたモータユニットのクランク軸挿通部に内蔵した請求項1記載の電動自転車。
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