JP2004217147A - スクータ型車両のフレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】ヘッドパイプ211から後下方に延ばすとともに中間から略水平に延ばしたメインパイプ71と、このメインパイプ71の後部から後上方に立ち上げた左右のリヤフレーム73,73と、メインパイプ71の後部に懸架したスイング式パワーユニット16と、を備えるスクータ型車両10において、メインパイプ71の後端に(外周に)第1クロスパイプ76を連結し、この第1クロスパイプ76の端面にエンジンハンガブラケット77を溶接し、このエンジンハンガブラケット77に且つ第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225内にフロア支持フレーム217を溶接した。
【効果】フロア支持フレームから加わる力を第1クロスパイプの外周の溶接範囲内で遮断することができる。この結果、エンジンハンガブラケットのエンジンの支持する部分に、外的影響が加わることを防止することができる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクータ型車両のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
低床式のフロアステップを車体フレームに設けたスクータ型車両のフレーム構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3006214号公報(第4頁、図3)
【0004】
同公報の図3を再掲し上記技術を説明する。ただし、同公報に記載の符号を新しく振り直すとともに記載の名称も一部変更した。
図9は特許第3006214号公報の図3の再掲図である。
特許文献1のスクータ型車両のフレーム構造310は、ヘッドパイプ(不図示)からメインパイプ312を後下方に延ばし、このメインパイプ312の後部から左右のリヤフレーム313を後上方に立ち上げ、これらのメインパイプ312の後部及び左右のリヤフレーム313の前部にエンジンマウント部材314を取付け、このエンジンマウント部材314から断面視コ字形状のフロア支持部材315を車幅方向に延ばし、メインパイプ312の下部からクロスメンバ316を車幅方向に延ばし、これらのフロア支持部材315の端部とクロスメンバ316の端部との間にサイドフレーム317を渡し、このサイドフレーム317にフロアステップ318を取付けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1では、エンジンマウント部材314にフロア支持部材315を溶接して支持させたものであると言える。従って、フロア支持部材315の溶接がエンジンマウント部材314の剛性を下げるように影響を与える。この影響を少なくするために、例えば、エンジンマウント部材314の剛性を上げれば、エンジンマウント部材314が重くなり、車体重量の増大を招くことになる。
また、特許文献1では、フロア支持部材315が断面視コ字形状のため、フロア支持部材の剛性が不足することもあり、前後のフロア支持部材の剛性を上げれば、さらなる車体重量の増加を招く。
そこで、車体重量の増加を招くことなく、エンジンマウント部材314(以下、「エンジンハンガブラケット」と呼ぶ)廻りの剛性を高めることのできる技術が望まれる。
【0006】
すなわち、本発明の目的は、車体重量の増加を招くことなく、エンジンハンガブラケット廻りの剛性を高めることのできるスクータ型車両のフレーム構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1のスクータ型車両のフレーム構造は、ヘッドパイプから後下方に延ばすとともに中間から略水平に延ばしたメインパイプと、このメインパイプの後部から後上方に立ち上げた左右のリヤフレームと、メインパイプの後部に懸架したスイング式パワーユニットと、を備えるスクータ型車両において、メインパイプの後端に第1クロスパイプを連結し、この第1クロスパイプの外周にエンジンハンガブラケットを溶接し、このエンジンハンガブラケットの後部にエンジンを支持するとともにエンジンハンガブラケットの前記第1クロスパイプの外周の溶接範囲内にフロア支持フレームを溶接したことを特徴とする。
【0008】
車体重量の増加を招くことなく、エンジンハンガブラケット廻りの剛性を高めることのできるスクータ型車両のフレーム構造が実現できるとすれば好ましいことである。
そこで、メインパイプの後端に第1クロスパイプを連結し、この第1クロスパイプの外周にエンジンハンガブラケットを溶接し、このエンジンハンガブラケットの後部にエンジンを支持するとともにエンジンハンガブラケットの前記第1クロスパイプの外周の溶接範囲内にフロア支持フレームを溶接した。
【0009】
すなわち、メインパイプの後端に第1クロスパイプを連結し、この第1クロスパイプの外周にエンジンハンガブラケットを溶接することで、第1クロスパイプの外周をエンジンハンガブラケットの補強リブの機能を果たさせることができる。この結果、エンジンハンガブラケットの軽量化を図ることができる。
さらに、第1クロスパイプの外周の溶接範囲内でフロア支持フレームを溶接したので、第1クロスパイプの外周の溶接範囲の外側に設けられたエンジンハンガブラケットの剛性に影響を及ぼすことはない。従って、エンジンハンガブラケットの剛性を向上することができる。
【0010】
請求項2は、左右のリヤフレームの前部を第2クロスパイプで繋ぎ、この第2クロスパイプと第1クロスパイプとの間に縦連結部材を渡したことを特徴とする。
左右のリヤフレームの前部を第2クロスパイプで繋ぎ、この第2クロスパイプと第1クロスパイプとの間に縦連結部材を渡すことで、エンジンハンガブラケット廻りの効率的な補強をすることができる。この結果、車体重量の増加を最小限に止めることができる。
【0011】
請求項3は、エンジンハンガブラケットに取付けるフロア支持フレームの取付け部が、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材であることを特徴とする。
一般的に、断面形状で閉ループとした形状は曲げ剛性若しくは捩り剛性が高いことが知られ、パイプ若しくはパイプ状に形成部材は汎用的に市販される部材である。
そこで、エンジンハンガブラケットに取付けるフロア支持フレームの取付け部が、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材にすることで、フロア支持フレームの剛性を向上させることができるとともに、フロア支持フレームのコストの低減を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。「左」「右」は運転者から見た方向、「前」は前進側、「後」はその逆側をいう。
【0013】
図1は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造を採用したスクータ型車両の左側面図であり、スクータ型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前方に取付けたフロントフォーク12と、フロントフォーク12に取付けた前輪13、フロントフェンダ14並びにハンドル15と、車体フレーム11の下部に取付けたスイング式パワーユニット16と、パワーユニット16の後部に取付けた後輪17と、パワーユニット16を懸架するリヤサスペンション21と、車体フレーム11の中央に配置したラゲッジボックス22と、ラゲッジボックス22の上部に配置したシート23と、車体フレーム11の上部に取付けた燃料タンク24と、車体フレーム11を覆うボディカバー25と、後部に設けたリヤグリップ26と、を主要構成としたスクータである。27は車体フレーム11の後部に取付けたヒンジ、28はボディカバーユニットを示す。車体カバー(ボディカバー)25は鉄板で構成されているが樹脂でもよい。
【0014】
パワーユニット16は、エンジン(4サイクルエンジン)31と、変速機構32とを備え、エンジン31は排気装置33と、吸気装置34のキャブレター35およびエアクリーナ36と、を備える。
排気装置33は、エンジン31に取付けたエキゾーストパイプ37と、エキゾーストパイプ37に一体的に接続した消音器38とからなり、消音器38をマフラーステー39で固定した。
なお、図中、61は懸架リンク、71はメインパイプ、73はリヤフレーム、75はリンク連結部材、141はリヤカバー、222はフロアパネル、223は下部の泥よけ機能をなすアンダカバーを示す。
【0015】
図2は図1の2−2線断面図であり、懸架リンク61およびリンク連結部材75(第1クロスパイプ76、エンジンハンガブラケット77,77)の断面を示す。
懸架リンク61は、緩衝部材95(外管108に第1ゴム材102を介して支持する内管101、外管108に設けた嵌合管103、第2ストッパゴム材104)にアーム105を固定したものである。取付けについては、まず、パワーユニット16のクランクケース64のエンジン支持部65に懸架リンク61のアーム105を第1ボルト106で連結し、その次に、車体フレーム11のリンク連結部材75のエンジンハンガブラケット77,77に懸架リンク61の緩衝部材95を第2ボルト107で連結するとともに、メインパイプ71に嵌合管103と同時に第2ストッパゴム材104を嵌合する。
なお、車体フレーム11に懸架リンク61を介してパワーユニット16を組み付ける手順は任意である。
【0016】
なお、パワーユニット16へのマフラーステー39の固定は、クランクケース64のエンジン支持部65に位置する第3座部68にマフラーステー39の下部取付け部42をボルト111で取付ける。
【0017】
図3は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造を採用したスイング式パワーユニットのエンジンの平面断面図であり、パワーユニット16のエンジン31の断面、変速機構32を展開した状態を示すとともに、それぞれの主な構成を示す。
エンジン31は、4サイクルエンジンでシリンダーブロック114と、シリンダーヘッド115と、カムシャフト116と、カムチェーン117と、ピストン118と、クランク軸62と、交流発電機(ACG)121と、プライマリードライブギヤ122と、クランクケース64とを備える。
【0018】
変速機構32は、クラッチ125と、変速機126と、後輪17と、からなる。
クラッチ125は、プライマリードライブギヤ122にかみ合うプライマリードリブンギヤ127と、クラッチディスク131と、スプリング132と、を備える。
カムチェーン117およびクラッチ125は、車体内側に配置され、車体外側に突出するのを防止している。
【0019】
変速機126は、4速のリターン式で、クラッチ125を嵌合したメインシャフト135と、メインシャフト135に嵌合したドライブギヤ(駆動側ギヤ)136と、ドライブシャフト63に嵌合したドリブンギヤ(受け側ギヤ)137と、ドリブンギヤ137から選択した所望のギヤ(例えば、ローギヤ138)をドライブシャフト63に固定するシフト機構139と、を備える。
【0020】
以下、車体フレーム11(図1参照)のフロアパネル222の支持部分をスクータ型車両のフレーム構造210として詳細に説明する。
図4は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の斜視図である。
スクータ型車両のフレーム構造210は、ヘッドパイプ211から後下方に延ばすとともに中間から略水平に延ばしたメインパイプ71と、このメインパイプ71の後部に前端を溶接され後上方に立ち上げた左右のリヤフレーム73,73と、メインパイプ71の後端に連結した第1クロスパイプ76」と、この第1クロスパイプ76の左右の端面に(外周に)溶接したエンジンハンガブラケット77,77と、左右のリヤフレーム73,73の前部を繋ぐ第2クロスパイプ74と、この第2クロスパイプ74と第1クロスパイプ76との間に渡した縦連結部材213,213と、後述するフロアパネル222(図14参照)を支持するために、メインパイプ71の下部前方に取付けた前フロア支持メンバ215と、フロアパネル222を支持するために、メインパイプ71の下部中間に取付けた中間フロア支持メンバ216と、フロアパネル222を支持するために、左右のエンジンハンガブラケット77,77に且つ第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225内にそれぞれ溶接した左右のフロア支持フレーム217,217と、これらの前フロア支持メンバ215、中間フロア支持メンバ216及び左右のフロア支持フレーム217,217の端部に渡した左右のサイドフレーム218,218と、から構成したものである。
【0021】
なお、フロア支持フレーム217は、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材である。
また、219はエンジンハンガブラケット77に取付けるフロア支持フレーム217の取付け部、221はエンジンハンガブラケット77に形成することで、スイング式パワーユニット16をスイング自在に支持するための軸孔(ボルト孔)、225はフロアパネル222を取付けるパネル取付け孔、226はアンダカバー223(図1参照)を取付けるカバー取付け部を示す。
【0022】
図5は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の平面図であり、スクータ型車両10の外郭ラインを付記して示す。すなわち、図5は、メインパイプ71の下部前方に取付けた前フロア支持メンバ215と、メインパイプ71の下部中間に取付けた中間フロア支持メンバ216と、左右のエンジンハンガブラケット77,77に溶接した左右のフロア支持フレーム217,217と、これらの前フロア支持メンバ215、中間フロア支持メンバ216及び左右のフロア支持フレーム217,217の端部に渡した左右のサイドフレーム218,218とで、左右のフロアパネル222を支持したことを示す。
【0023】
また、スクータ型車両のフレーム構造210は、メインパイプ71の後端に懸架リンク61を介してエンジン31(図2参照)及び後輪17を一体に揺動させるスイング式パワーユニット16をスイング自在に懸架するためのフレーム構造である。
【0024】
図6は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の側面図であり、スクータ型車両のフレーム構造210は、ヘッドパイプ211(図4参照)から後下方に延ばすとともに中間から略水平に延ばしたメインパイプ71と、このメインパイプ71の後部から後上方に立ち上げた左右のリヤフレーム73,73と、メインパイプ71の後部に懸架したスイング式パワーユニット16と、を備えるスクータ型車両10(図5参照)において、メインパイプ71の後端に第1クロスパイプ76を連結し、この第1クロスパイプ76の端面にエンジンハンガブラケット77を溶接し、このエンジンハンガブラケット77の後部にエンジン31(図1参照)を支持するとともにエンジンハンガブラケット77の第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225(図4参照)内にフロア支持フレーム217を溶接したものと言える。
なお、スイング式パワーユニット16は、エンジン31及び後輪17を一体に揺動させるユニットである。
【0025】
例えば、車体重量の増加を招くことなく、エンジンハンガブラケット廻りの剛性を高めることのできるスクータ型車両のフレーム構造が実現できるとすれば好ましいことである。
【0026】
そこで、メインパイプ71の後端に第1クロスパイプ76を連結し、この第1クロスパイプ76の端面にエンジンハンガブラケット77を溶接し、このエンジンハンガブラケット77の後部にエンジン31(図1参照)を支持するとともにエンジンハンガブラケット77の第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225(図4参照)内にフロア支持フレーム217を溶接した。
すなわち、メインパイプ71の後端に第1クロスパイプ76を連結し、この第1クロスパイプ76の端面にエンジンハンガブラケット77を溶接することで、第1クロスパイプ76の端面をエンジンハンガブラケット77の補強リブの機能を果たさせることができる。この結果、エンジンハンガブラケット77の軽量化を図ることができる。
さらに、第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225(図4参照)内でフロア支持フレーム217を溶接したので、第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225の外側に設けられたエンジンハンガブラケット77の剛性に影響を及ぼすことはない。従って、エンジンハンガブラケット77の剛性を向上することができる。
【0027】
図7は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の要部平面図であり、スクータ型車両のフレーム構造210は、ハンガブラケット77には第1クロスパイプ76の外径の溶接範囲225内にフロア支持フレーム217と略同径の開口218を設け、この開口218にフロア支持フレーム217を嵌入し、このフロア支持フレーム217の外周をハンガブラケット77に溶接したものである。すなわち、第1クロスパイプ76の外径をD、フロア支持フレーム217の外径dとするときに、フロア支持フレーム217を第1クロスパイプ76の外径Dの範囲内に溶接したことを示す。
【0028】
すなわち、スクータ型車両のフレーム構造210は、エンジンハンガブラケット77に且つ第1クロスパイプ76の外周の溶接範囲225内にフロア支持フレーム217を溶接することで、フロア支持フレーム217から加わる力を第1クロスパイプの外周の溶接範囲225内で受けさせることができる。この結果、フロアパネル222(図5参照)からの力がエンジンハンガブラケット77に作用したとしても、スイング式エンジンユニット16(図6参照)の支持する部分(軸孔221近傍)に与える影響を最小限に止めることができる。
【0029】
図8は本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の要部側面図であり、スクータ型車両のフレーム構造210は、左右のリヤフレーム73,73(右の73は不図示)の前部を第2クロスパイプ74で繋ぎ、この第2クロスパイプ74と第1クロスパイプ76との間に縦連結部材213,213を渡したことを示す。
【0030】
左右のリヤフレーム73,73の前部を第2クロスパイプ74で繋ぎ、この第2クロスパイプ74と第1クロスパイプ76との間に縦連結部材213,213を渡すことで、エンジンハンガブラケット77廻りの効率的な補強をすることができる。この結果、車体重量の増加を最小限に止めることができる。
【0031】
ここで、フロア支持フレーム217は、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材であり、従って、エンジンハンガブラケット77に取付けるフロア支持フレーム217の取付け部219もパイプ若しくはパイプ状である。
すなわち、スクータ型車両のフレーム構造210は、エンジンハンガブラケット77に取付けるフロア支持フレーム217の取付け部219が、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材であるとも言える。
【0032】
一般的に、断面形状で閉ループとした形状は曲げ剛性若しくは捩り剛性が高いことが知られ、パイプ若しくはパイプ状に形成部材は汎用的に市販される部材である。
そこで、エンジンハンガブラケット77に取付けるフロア支持フレーム217の取付け部219が、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材にすることで、フロア支持フレーム217の剛性を向上させることができるとともに、フロア支持フレーム217のコストの低減を図ることができる。
【0033】
尚、実施の形態では図1に示すように、フロア支持フレーム217全体をパイプ若しくはパイプ形状にしたが、これに限るものではなく、取付け部219のみをパイプ若しくはパイプ形状にするものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、メインパイプの後端に第1クロスパイプを連結し、この第1クロスパイプの外周にエンジンハンガブラケットを溶接し、このエンジンハンガブラケットの後部にエンジンを支持するとともにエンジンハンガブラケットの前記第1クロスパイプの外周の溶接範囲内にフロア支持フレームを溶接したので、第1クロスパイプの端面をエンジンハンガブラケットの補強リブの機能を果たさせることができる。この結果、エンジンハンガブラケットの軽量化を図ることができる。
さらに、第1クロスパイプの外周の溶接範囲内でフロア支持フレームを溶接したので、第1クロスパイプの外周の溶接範囲の外側に設けられたエンジンハンガブラケットの剛性に影響を及ぼすことはない。従って、エンジンハンガブラケットの剛性を向上することができる。
【0035】
請求項2では、左右のリヤフレームの前部を第2クロスパイプで繋ぎ、この第2クロスパイプと第1クロスパイプとの間に縦連結部材を渡したので、エンジンハンガブラケット廻りの効率的な補強をすることができる。この結果、車体重量の増加を最小限に止めることができる。
【0036】
請求項3では、エンジンハンガブラケットに取付けるフロア支持フレームの取付け部が、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材であるので、フロア支持フレームの剛性を向上させることができるとともに、フロア支持フレームのコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造を採用したスクータ型車両の左側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造を採用したスイング式パワーユニットのエンジンの平面断面図
【図4】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の斜視図
【図5】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の平面図
【図6】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の側面図
【図7】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の要部平面図
【図8】本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造の要部側面図
【図9】特許第3006214号公報の図3の再掲図
【符号の説明】
10…スクータ型車両、11…車体フレーム、16…スイング式パワーユニット、71…メインパイプ、73…リヤフレーム、74…第2クロスパイプ、76…第1クロスパイプ、77…エンジンハンガブラケット、210…スクータ型車両のフレーム構造、211…ヘッドパイプ、213…縦連結部材、217…フロア支持フレーム、219…取付け部、225…溶接範囲。

Claims (3)

  1. ヘッドパイプから後下方に延ばすとともに中間から略水平に延ばしたメインパイプと、このメインパイプの後部から後上方に立ち上げた左右のリヤフレームと、メインパイプの後部に懸架したスイング式パワーユニットと、を備えるスクータ型車両において、
    前記メインパイプの後端に第1クロスパイプを連結し、この第1クロスパイプの外周にエンジンハンガブラケットを溶接し、このエンジンハンガブラケットの後部にエンジンを支持するとともにエンジンハンガブラケットの前記第1クロスパイプの外周の溶接範囲内にフロア支持フレームを溶接したことを特徴とするスクータ型車両のフレーム構造。
  2. 前記左右のリヤフレームの前部を第2クロスパイプで繋ぎ、この第2クロスパイプと前記第1クロスパイプとの間に縦連結部材を渡したことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  3. 前記エンジンハンガブラケットに取付ける前記フロア支持フレームの取付け部は、パイプ若しくはパイプ状に形成した部材であることを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のフレーム構造。
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