JPH1134957A - 電動補助動力装置付自転車 - Google Patents

電動補助動力装置付自転車

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JPH1134957A
JPH1134957A JP9195721A JP19572197A JPH1134957A JP H1134957 A JPH1134957 A JP H1134957A JP 9195721 A JP9195721 A JP 9195721A JP 19572197 A JP19572197 A JP 19572197A JP H1134957 A JPH1134957 A JP H1134957A
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JP
Japan
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battery
storage case
attached
vehicle body
bicycle
Prior art date
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Application number
JP9195721A
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English (en)
Inventor
Yusuke Kinoshita
祐介 木下
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Publication of JPH1134957A publication Critical patent/JPH1134957A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/55Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バッテリー収納ケースを車体の任
意の位置に取付けられる構成として、バッテリーの出し
入れを容易とした電動補助動力装置付自転車を提供する
ことにある。 【解決手段】 車体Bに電動機40と減速機構50等か
らなりペダルの踏力に応じて動力を補助する電動補助動
力装置Cと、前記電動機40にリード線233、261
を介して電力を供給するバッテリー250を収納するバ
ッテリー収納ケース200とを備えた電動補助動力装置
付自転車において、前記バッテリー収納ケース200に
変形可能な取付具240を設け、この取付具240を介
してバッテリー収納ケース200を車体Bの任意の部位
に取り付けるようにした電動補助動力装置付自転車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動補助動力装
置付自転車に関し、とくに電動機に電力を供給するバッ
テリーの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車の車体に電動機と減速機構
からなる電動補助動力装置を取り付け、走行中にペダル
の踏力が所定以上になった時前記電動機の回転力スプロ
ケットチェーンを介して後輪に伝達つまり動力を補助す
る電動補助動力付自転車は広く知られている。なお、以
下の説明においては電動補助動力装置を動力装置とま
た、電動補助動力装置付自転車を動力装置付自転車とい
う。
【0003】そして、この種の動力装置付自転車におい
ては、電動機に電力を供給するバッテリーを必要とし、
このバッテリーはバッテリーケースに収納した状態で車
体に取り付けられたバッテリー収納ケース(以下単に収
納ケースという)に収納されるようになっている。この
収納ケースの取り付け位置としては、一般に運転の邪魔
にならず、また、運転の際邪魔にならないようにするた
めにサドルの下側等いわゆるデッドスペースに位置させ
て車体のフレームの立パイプ等に取り付けて設けられて
いる。このためバッテリーを充電する際等に収納ケース
から出し入れする場合、収納ケースの出入口を閉蓋して
いる蓋体の開閉時に、この蓋体がサドルと干渉するため
サドルを動かさなければならないことから出し入れ操作
が煩わしく使い勝手が悪いという問題がある。
【0004】また、ハンドルを回動可能に取り付けてい
るフレームのヘッドパイプに、このヘッドパイプから前
方つまり前輪の上部に突出させた取付杆を一体に設け、
この取付杆にバスケットを取り付けるとともにこのバス
ケットの一側つまりヘッドパイプ側の側面に収納ケース
を一体に設けるようにしたものがある。しかし、このよ
うにヘッドパイプに一体に取付杆を設けた場合はフレー
ムのの形状を特別に形成しなければならなず、さらにバ
スケットはハンドルの回動操作とは無関係にフレームに
固定されていることから、例えばハンドルを低い位置に
設定した場合にハンドルと収納ケースとが接近してハン
ドルの回動操作の際にばあいによっては手が収納ケース
あるいはバスケットに触れる等の虞があり、また、ハン
ドルの回動動作の際にハンドルとともに回動するブレー
キワイヤーが収納ケースあるいはバスケットと干渉する
等の事態が生じ場合によっては良好なハンドル操作が阻
害されるという問題がある。
【0005】また、バスケットは車体の幅方向に出っ張
っているため、補助動力装置付自転車が倒れた場合バス
ケットまたは収納ケースが変形あるいは損傷する虞があ
り、損傷した場合は取付杆はフレームと一体に形成され
ていることからその修理が容易でないという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、動力装
置付自転車のバッテリーケースを収納する収納ケースを
車体のフレームの立パイプ等に取り付けて設けたもので
は、バッテリーの充電時等における収納ケースからの出
し入れ作業が煩わしく使い勝手が悪いという問題があ
る。また、収納ケースを車体のフレームのヘッドパイプ
に一体に設けた取付杆に取り付けたバスケットと一体に
設ける構成としたものでは、ハンドルの位置によって
は、ハンドルと収納ケースとが近接してハンドルの回動
操作の際に収納ケースあるいはバスケットに手が触れる
等の虞があり、また、ハンドルの回動動作の際にハンド
ルとともに回動するブレーキワイヤーが収納ケースある
いはバスケットと干渉しばあいによっては良好なハンド
ル操作が阻害されるという問題がある。
【0007】また、バスケットは車体の幅方向に出っ張
っているため、補助動力装置付自転車が倒れた場合バス
ケットまたは収納ケースが変形あるいは損傷する虞があ
り、損傷した場合は取付杆はフレームと一体に形成され
ていることからその修理が容易でないという問題があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、前輪、
後輪およびペダルの踏力を前記後輪に伝達するスプロケ
ット、チェーン等を備えた車体と、電動機と減速機構と
からなり前記車体に取り付けられて前記ペダルの踏力に
応じて動力を補助する電動補助動力装置と、電動機にリ
ード線を介して電力を供給するバッテリーと、前記車体
に取り付けられ前記バッテリーを収納するバッテリー収
納ケースとを備えた電動補助動力装置付自転車におい
て、前記バッテリー収納ケースに変形可能な取付具を設
け、この取付具を介して車体の任意の部位に取り付ける
ようにした電動補助動力装置付自転車としたものであ
る。
【0009】このように請求項1記載の発明は、前記バ
ッテリー収納ケースに変形可能な取付具を設け、この取
付具を介して車体の任意の部位に取り付けるようにした
ことから、車体の形状がことなったとしてもフレーム等
の任意の箇所つまりバッテリーの出し入れのし易い位置
に取付けることができるため、バッテリーの出し入れそ
さを容易にできるという作用を有するものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記リード線を巻回するコードリー
ル装置を設け、車体にバッテリー収納ケースを取り付け
た際のリード線の長さを調節するようにした電動補助動
力装置付自転車としたものである。
【0011】このように請求項2記載の発明は、リード
線を巻回するコードリール装置を設け、車体に収納ケー
スを取り付けた際のリード線の長さを調節するようにし
たことから、請求項1記載の発明の作用に加えて、バッ
テリー収納ケースを車体のフレームのいずれの位置に取
付けた場合においてもリード線の長さを適切に調節でき
るという作用を有するものである。
【0012】また、請求項3記載の発明は、前輪、後輪
およびペダルの踏力を前記後輪に伝達するスプロケッ
ト、チェーン等を備えた車体と、電動機と減速機構とか
らなり前記車体に取り付けられて前記ペダルの踏力に応
じて動力を補助する電動補助動力装置と、電動機にリー
ド線を介して電力を供給するバッテリーと、前記車体に
取り付けられ前記バッテリーを収納するバッテリー収納
ケースとを備えた電動補助動力装置付自転車において、
前記前輪の車軸の両端部に支持されて設けられた支持具
に前記バッテリーを収納するバッテリー収納ケースを設
けるとともにこのバッテリー収納ケースの上部にバスケ
ットを設けた電動補助動力装置付自転車としたものであ
る。
【0013】このように請求項3記載の発明は、前輪の
車軸の両端部に支持されて設けられた支持具に前記バッ
テリーを収納するバッテリー収納ケースを設けるととも
に、このバッテリー収納ケースの上部にバスケットを設
けたものであることから、バスケットおよびバッテリー
収納ケースはハンドルおよび前輪とともに回動するた
め、ハンドル位置を低く設定したとしてもハンドルを回
動させる際にバッテリー収納ケースおよびバスケットに
手等が触れることを防止でき、また、ハンドルの回動操
作の際にハンドルとともに回動するブレーキワイヤーが
バッテリー収納ケースおよびバスケットに干渉すること
を防止できるという作用を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図に示すよ
うに、動力装置付自転車Aは、自転車の車体Bとこの車
体Bに取り付けられた動力装置Cとから構成されてい
る。そして、前記車体Bは一般用自転車つまり一般に市
販されている汎用自転車からなるもので、ハンガラグ1
に一端側を固定された立パイプ2および下パイプ3と、
この下パイプ3の他端側に固定されたヘッドパイプ4に
一端側を固定され他端側を前記立パイプ2の下方部に固
定された上パイプ5とからなるフレーム6、前記ハンガ
ラグ1に一端側を固定されたチェーンステー7、前記ヘ
ッドパイプ4に取り付けられた前ホーク8、この前ホー
ク8の上端に取り付けられたハンドル9、前記前ホーク
8の下端部に取り付けられた前輪10、前記立パイプ2
の上部に一端側を固定され他端側を前記チェーンステー
7の他端側と図示しない後つめを介して固定されたバッ
クホーク11、前記チェーンステー7の他端側に取り付
けられた後輪12、前記立パイプ2の上方に取り付けら
れたサドル13、前記後輪12の上部に設けた荷受台1
4等から構成されている。なお、前記前輪10および後
輪12の一部はそれぞれカバー10aおよび12aによ
って覆われている。
【0015】また、前記ハンドル9にはブレーキハンド
ル9aが設けられ、このブレーキハンドル9aにはブレ
ーキワイヤー9bの一端が接続されている。
【0016】また、図2に示すように前記ハンガラグ1
には回動自在に後述するクランク軸80が設けられ、こ
のクランク軸80の両端部にはそれぞれペダル81aと
82a(図1参照)が設けられた左クランク81と右ク
ランク82が取り付けられている。また、図1に示すよ
うに前記荷受台14には後に詳述するバッテリー収納ケ
ース(以下単に収納ケースという)200が取り付けら
れており、収納ケース200内にはバッテリー250が
収納されたバッテリーケース251(図1では不図示)
にが挿脱可能に収納されている。
【0017】また、前記立パイプ2には、後に詳述する
コードリール装置260が取付けられており、このコー
ドリール装置260に巻回されたリード線つまりコード
261を介してバッテリー250から前記電動機40に
電力が供給されるようになっている。なお、電動機40
はマイクロコンピューターからなる制御手段110によ
って制御されるものである。
【0018】なお、走行時の回転力を伝達するスプロケ
ット18(図2参照)と後輪12の図示しないスプロケ
ットにはチェーン19が架けられている。
【0019】つぎに、前記動力装置Cの構成について説
明する。
【0020】動力装置Cの構成を図2ないし図4に基づ
いて説明する。図に示すように動力装置Cは、ケース本
体31と蓋ケース32からなるケース30、このケース
30に取着された電動機40、前記ケース30内に配設
され前記電動機40の回転力すなわちトルクを伝達する
減速機構50、中空軸70、クランク軸80等から構成
されている。
【0021】つぎに、前記減速機構50は、前記電動機
40の出力軸41の先端部に取り付けられた歯車42と
噛合する径大な歯車51、この歯車51と同軸に設けら
れた径小な歯車52、固定軸53cに回転自在に取り付
けられ前記歯車52と噛合する径大な歯車53aとこの
歯車53aと一体の傘歯車53bとからなる歯車53、
傘歯車53bと噛合する傘歯車54と、この傘歯車54
の軸と同じ軸54aに取り付けられた歯車55とから構
成されている。また、前記歯車55には駆動歯車56が
噛合している。
【0022】そして、前記傘歯車54と歯車55とが取
り付けられている軸54aはボールベアリングからなる
軸受54c、54dを介してケース30に取り付けられ
ている。また、前記歯車55は前記軸54aに一方向性
クラッチ54bを介して取り付けられている。この一方
向性クラッチ54bは前記電動機40の回転力すなわち
トルクを自転車が正規に走行するつまり前進方向に走行
するように前記駆動歯車56に伝達するように前記歯車
55を回転させるが、逆方向には空転するように機能す
るものである。つまり一方向性クラッチ54bは後述す
る人力走行の際にペダル81a、82aが取り付けられ
ているクランク81、82が走行方向に回転したときは
空転するように機能するものである。
【0023】そして、前記駆動歯車56の中央部には軸
孔56aが形成されており、この軸孔56aには凹凸条
56cが形成されている。また、歯車56のケース蓋3
2側の側面には軸孔56aの外周に図3に示すように同
心状に配置された複数(実施例では3個設けてあり、図
2、図3では1個のみ図示)の突起部57が形成されて
おり、この突起部57は図4に示す矢印方向つまり駆動
歯車56が走行時に回転する方向に沿って同図に示すよ
うに上方に向かって次第に上昇する傾斜面57aが形成
されている。また、駆動歯車56の前記ケース蓋32側
の側面には、図3に示すように前記隣接する突起部57
の間に位置して軸孔56aと同心状に配置された複数
(実施例では3個設けられており、図3では2個のみ図
示)の後述する駆動スプリング60の一端側を規制する
L字状の規制部材58が形成されている。
【0024】つぎに、前記駆動歯車56に形成された軸
孔56aに嵌合して、動力伝達手段50を介して伝達さ
れる前記電動機40の動力をスプロケット18に伝達す
る中空軸70について説明する。この中空軸70は内部
に貫通孔71を有するとともに一端側に前記軸孔56a
に形成された凹凸条56cと係合する凹凸条72が形成
され、前記軸孔56aに嵌合した状態では両凹凸条56
c、72の係合によって周方向に回り止めされて駆動歯
車56と一体に回転するようになっている。また、他端
側の端部外周には凹凸条73が形成されており、この凹
凸条73はスプロケット18が取り付けられる取付部材
18aに形成された凹凸条18bに整合するように形成
されている。また、この中空軸70は前記一端側に形成
した凹凸条72が形成された近傍をボールベアリング7
7の内輪に圧入して取り付けられており、このボールベ
アリング77の外輪を前記ケース本体31に設けた軸受
取付部31dに圧入することによって中空軸70はケー
ス本体31に取り付けられるようになっている。
【0025】つぎに、前記中空軸70の貫通孔71に挿
通されるとともに軸受73aおよび73bに軸支されて
取り付けられるクランク軸80について説明する。この
クランク軸80の一端側には外周を角柱状に形成した嵌
合部83aとこの嵌合部83aに突設したねじ部83b
とからなる取付部83が、また、他端側には同様に外周
を角柱状に形成した嵌合部84aとこの嵌合部84aに
突設したねじ部84bとからなる取付部84がそれぞれ
形成されている。なお、前記取付部83および84は前
記した一般用自転車の左クランク81および右クランク
82の嵌合部81b、82bに整合する形状および寸法
に形成されている。
【0026】また、前記クランク軸80には、前記中空
軸70に取り付けられた駆動歯車56に接近した部位に
一方向性クラッチ85が取り付けられ、この一方向性ク
ラッチ85を介してクランク軸80には駆動板90が取
り付けられている。前記一方向性クラッチ85はクラン
ク軸80が後述する人力走行の際にペダル81a、82
aが取り付けられたクランク81、82によって走行方
向に回転させられる場合は前記駆動板90を回転させ、
これとは逆にクランク軸80が回転したときは空転する
ように機能するものである。また、前記駆動板90の前
記ケース蓋32側には前記駆動歯車56の側面との間に
空間を形成するように所定距離離間して形成された円形
のフランジ部91が形成されている。そして、このフラ
ンジ部91の駆動歯車56側の面には、図3に示すよう
に前記駆動スプリング60の他端側に当接して圧縮する
圧縮部92が形成されている。そして、前記L字状の規
制部材58と前記圧縮部92との間に前記駆動スプリン
グ60が収納されている。
【0027】そして、この駆動スプリング60の付勢力
の大きさは、人力走行の際に前記クランク軸80、一方
向性クラッチ85を介して駆動板90に加えられる回転
力が所定値を超えると圧縮し始める大きさに設定されて
いる。すなわち、走行中に後輪12に大きな負荷が加わ
りこれに抗して踏み込むペダル81a、82aによる回
転力がクランク81、82を介して前記クランク軸80
に加えられることにより、クランク軸80と共に回転す
る駆動板90が駆動スプリング60を徐々に圧縮して駆
動歯車56より先行して回転し相対的に移動する大きさ
に設定されているものである。つまり、人力走行の際に
は、前記クランク軸80の回転に伴って一方向性クラッ
チ85とともに回転する駆動板90の回転力が所定値を
超えると駆動歯車56と相対移動が生じる大きさに設定
されているものである。
【0028】したがって、前記クランク軸80に加わる
回転力が所定値を超えない場合は、駆動板90はほとん
ど圧縮されない状態に維持されている駆動スプリング6
0を介して駆動歯車56と同期して回転することにな
る。
【0029】また、駆動板90のフランジ部91には、
図2、図4に示すように前記駆動歯車56の側面に形成
した突起部57に対応する部位に貫通孔93が3個(図
2では1個のみ図示)形成されている。
【0030】また、前記フランジ部91には、このフラ
ンジ部91に対して接離可能にして偏位プレート95が
取り付けられている。この偏位プレート95は前記それ
ぞれの貫通孔93に対応して一体的に取り付けられると
ともに先端部には鍔部96aが形成されたスライド軸9
6が設けられており、このスライド軸96を前記貫通孔
93に貫通させるとともに前記フランジ部91の内面つ
まり駆動歯車56との対向面と前記鍔部96aとの間に
常時は偏位プレート95をフランジ部91に圧接する方
向に付勢するコイルスプリング97を介して、偏位プレ
ート95はフランジ部91に接離可能に取り付けられて
いるものである。
【0031】そして、ペダル81a、82aのクランク
81、82によって走行方向の回転力つまりトルクが前
記クランク軸80に加わると、このトルクはクランク軸
80に取り付けられている一方向性クラッチ85を介し
て駆動板90に伝達され駆動板90は回転し、この回転
に伴って駆動板90に形成した圧縮部92と駆動歯車5
6の規制部材58との間に配設された駆動スプリング6
0を介して、駆動板90のトルクは駆動歯車56に伝達
され、さらにこのトルクは駆動歯車56を介して前記中
空軸70に伝達され、そしてスプロケット18、チェー
ン19を介して後輪12が駆動されて自転車Aは走行す
る。
【0032】そして、走行中に登り坂を走行する等の状
態となった場合には、それまで以上にペダル81a、8
2aを強く踏み込むことになり、ペダル81a、82a
を強く踏み込むことによってクランク軸80に一方向性
クラッチ85を介して取り付けられている駆動板90
と、中空軸70と一体に回転する駆動歯車56との間に
相対移動が生じることになる。つまり、中空軸70に大
きな負荷が掛かった状態でペダル81a、82aを強く
踏み込むことにより、駆動板90と駆動歯車56との間
に設けた駆動スプリング60は圧縮され、前記駆動板9
0は駆動歯車56より先行して回転し、その結果前記駆
動板90に接離可能に設けられた偏位プレート95のス
ライド軸96の先端部は駆動歯車56に設けた突起部5
7の傾斜面57aに沿って上方に移動し、この移動に伴
ってコイルスプリング97は圧縮され、偏位プレート9
5は駆動歯車56から離反する方向つまりクランク軸8
0の軸方向に移動する。
【0033】なお、登り坂の走行から平坦面の走行に変
わった場合は、前記駆動スプリング60の復元力により
所定状態に復帰し、駆動板90と駆動歯車56との相対
的移動はなくなり、スライド軸96は前記突起部57の
傾斜面57aから下方に移動し偏位プレート95は、前
記駆動板90と接触状態に保持される。
【0034】そして、偏位プレーと95が偏位するとこ
の偏位量はトルク検出器100の作動杆101に伝達さ
れ、トルク検出器100は前記偏位量つまりクランク軸
80のトルクすなわちペダル81a、82aに加わる踏
力に応じたトルクを検出し、この検出結果は制御手段1
10に送られ、制御手段110はこの出力に応じて前記
電動機40の出力を制御するよになっている。
【0035】なお、ケース本体31に電動機40、減速
機構50、中空軸70、駆動板90、一方方向性クラッ
チ85および偏位プレート95を取り付けたクランク軸
80を収納し蓋ケース32をねじ33で取り付けて組み
立てられた動力装置Cの車体Bへの取り付けは、ハンガ
ラグ1に両端部に取り付けた取付部材161および16
2内に配設された軸受161a、162aに前記中空軸
70を軸支させることによってなされる。そして、中空
軸70に配設した軸受73a、73bによって軸支され
たクランク軸80の両端部に左右クランク軸81、82
を取り付けることによって動力装置付自転車Aとして組
み立てられる。
【0036】つぎに、前記収納ケース200について説
明する。この収納ケース200は図5に示すように、主
ケース210と蓋体220とから構成されており、前記
主ケース210は図6に示すように、一端側に長方形の
底壁211を有するとともに他端側を前記底壁211と
同形状の長方形な開口212とした有底箱状に形成さ
れ、内部に収納室213が形成されいる。また、前記底
壁211には一対の接点231が設けられた接点台23
0が取付けられており、また、前記一対の接点231は
図示しないが接点台230内に設けられたばねにより常
時接点台230から突出する方向に付勢されている。ま
た、前記一対の接点231にはそれぞれリード線232
が接続され、このリード線232は後述するコードリー
ル装置260の固定端子台に接続されている。なお、前
記リード線232は保護チューブ233内に収納されて
いる。
【0037】また、前記主ケース210の周壁は前壁2
14、この前壁214と対向する後壁215、側壁21
6および217とから構成され前記前壁214および前
壁215には前記開口212の縁面に亘る凹溝218が
それぞれ一対形成され、この凹溝218の奥部つまり底
壁211側にはそれぞれ係合孔218aが形成されてい
る。
【0038】また、前記側壁216には一対の帯状の変
形可能な取付具240が取付けられており、また側壁2
17にも同様に一対の帯状の変形可能な取付具241が
取付けられている。また、前記取付具240の先端部の
外側面には所定長に亘っていわゆるマジックテープから
なる結合手段240aが設けられており、また、前記取
付部241の内側つまり前記結合手段240aに対向す
る面には同様にマジックテープからなる結合手段241
aが設けられており、この両結合手段240aおよび2
41aを互いに結合して両取付具240と241とは結
合されるようになっている。また、結合手段240aは
所定長に亘って設けられていることから両取付具240
および241が結合され際に、結合手段240aに対す
る結合手段241aの結合位置を変えることにより両取
付具240、241および主ケース210の前壁214
とによって形成されるリングの大きさを変えることがで
きるものである。
【0039】また、前記蓋体220は、前記開口212
を覆う蓋板221と、この蓋板221に設けられ先端部
に前記係合孔218aに係合する係合爪222を有する
とともに前記係合溝218にスライド可能に嵌合する4
個の係合片223(図5では2個のみ図示)が設けられ
ている。そして、前記係合片223は係合爪222が係
合孔218aに係合された状態では前記前壁214およ
び後壁215の壁面と面一となっており壁面から突出し
ないようになっている。
【0040】つぎに、前記バッテリー250は、前記主
ケース200の収納室213に挿脱可能のバッテリーケ
ース251内に収納されており、このバッテリーケース
251には図示しないが前記収納ケース200の底壁2
11に設けた接点台230の一対の接点231に対応し
た一対の接点板が設けられ、この一対の接点板に前記バ
ッテリー250の図示しない正極端子および負極端子が
接触するようになっている。
【0041】そして、このバッテリー250を収納した
バッテリーケース251を前記収納ケース210の収納
室213に収納した後、開口212を前記蓋体220に
よって閉蓋することによって、バッテリー250は収納
ケース200に収納されるものである。そして、このよ
うにしてバッテリー250を収納した収納ケース200
は、図1に示すように、荷受台14の下側に配置すると
ともに前記取付具240および241(図1では取付具
241は不図示)によって取付けるものである。この取
付けは取付具240および241を荷受台14に形成さ
れている枠部材の間隙に挿通するかあるいは荷受台14
の外周を巻回し前記結合手段240aと結合手段241
aとを結合することによって取付けられるものである。
【0042】つぎに、前記立パイプ2に取付けられたコ
ードリール装置260は従来周知の構成となっているも
のである。つまり、筐体261内に図示しないがゼンマ
イばねによって一方方向に回転するように付勢され回動
可能に軸支されたドラム状の巻枠、この巻枠の回転軸を
中心とした同心円状に形成された2個のスリップリン
グ、この2個のスリップリングにそれぞれ接触する固定
接点を設けた固定端子台、前記巻枠をゼンマイばねの付
勢力に抗して位置決めするブレーキ手段等から構成され
ており、そして、前記収納ケース200から引き出され
た前記リード線232は上述したように前記図示しない
固定端子台の固定接点に接続され、また、前記巻枠には
リード線つまりコード261が巻回され、このコード2
61の一端は前記スリップリングに接続され、また、他
端には図示しないプラグに接続され、このプラグは前記
動力装置Cに設けた図示しないコネクターに着脱可能に
接続されるようになっている。このコネクターを介して
前記電動機40および制御手段110にバッテリー25
0から電力が供給されるようになっている。
【0043】そして、前記荷受台14に取付けられた収
納ケース200から引き出されたリード線232が接続
された前記コードリール装置260を立パイプ2に取付
けた後、コード261を所定長引き出して前記動力装置
Cのプラグをコネクターに接続するものである。
【0044】そして、動力装置付自転車Aを走行中にお
いて、走行中刻々変化するペダルの踏力は前記トルク検
出手段100によって検出され、この検出値は制御手段
110に送られ、制御手段110はトルク検出手段10
0の出力値に応じて電動機40を制御して動力を補助す
ることから、上り坂などにおいても楽の走行ができるも
のである。
【0045】上述のように、前記収納ケース200に変
形可能な取付具240、241を設け、この取付具24
0、241を介して車体Bの任意の部位に取り付けるよ
うにしたことから、収納ケース200を形状の異なる車
体Bのフレーム6等の任意の箇所つまりバッテリーケー
ス251の収納ケース200への出し入れが容易な部位
に取付けることができることから、バッテリー250の
充電等おける収納ケース200からのバッテリーケース
251つまりバッテリー250の出し入れ操作が容易と
なるものである。
【0046】また、特に種々の形状つまり形式のフレー
ムを有する汎用自転車に動力装置を取付けて動力装置付
自転車とする場合には、これら車体のフレームの最も取
付けやすい箇所を選んで取付けることができるという利
点がある。
【0047】また、前記動力装置Cの図示しないコネク
ターと接続される前記コード261はコードリール装置
260に巻回するようにしたことから、収納ケース20
0を車体Bの任意の位置に取付けた際に、その取付位置
によって収納ケース200と動力装置Cとの距離が相違
することになるものの前記コード261の長さは、コー
ドリール装置260から引き出すことにより調節できる
ことから、収納ケース200の取付け位置に関係なくコ
ード261を適切に調節できるものである。
【0048】なお、上記実施の形態では、前記収納ケー
ス200を荷受台14に取付けるようにしたが、これは
荷受台14ではなく、図7に示すように車体Bのフレー
ム6の立パイプ2に取付けるようにしてもよく、また、
図8に示すように上パイプ5に取付けるようにしてもよ
いものである。なお、このように立パイプ2、または上
パイプ5のように取付ける部分の外形が円形形状の場合
は、図7および図8に示すように例えばゴム等からなり
前記立パイプ2、または上パイプ5が嵌合する半円形状
の溝205aを形成した回止部材205を介在させるこ
とにより、さらにその取付けを確実にすることができ
る。なお、前記溝205aの直径は前記立パイプ2およ
び上パイプ5の直径よりも僅かに径小とすることが前記
立パイプ2および上パイプ5との摩擦抵抗を大きくでき
ることから望ましい。
【0049】また、前記取付具240および241に設
ける結合手段240a、241aは上記のようにマジッ
クテープではなく、例えば一方の固定具に長手方向に沿
う所定の距離に亘って形成した複数の係止溝と、他方の
固定具に前記係止溝に係止する係止片を有するクランプ
とによって構成するようにしてもよく、また、一般にベ
ルトに使用されるバックルによって構成するようにして
もよいものである。また、前記取付具240および24
1はゴム等の弾性を有する帯状部材で形成するようにす
れば、前記弾性力により収納ケース200の取付けが確
実になされるという利点がある。
【0050】つぎに、この発明の第二の実の形態つまり
請求項3記載の発明の実施の形態について、図9ないし
図12に基づいて説明する。
【0051】この第二の実施の形態の第一の実施の形態
と相違する構成は、収納ケースの構成、この収納ケース
を車体に取付ける構成、およびコードリール装置を用い
ない構成であり、その他の構成は上記実施の形態と同様
の構成であることから、同一構成部分には同一符号付す
こととしその説明は省略する。
【0052】図9および図10に示すように、車体Bの
前輪10の車軸10bの端部には前ホーク8とともに取
付けられた一対の支持具360が取付けられており、こ
の支持具2は略逆三角形状に形成されその底辺に当た上
片部360aを前記前輪10の上部でヘッドパイプ4の
前方に互いに離間するとともに平行にして位置決めされ
ている。また、それぞれの上片部360aには図示しな
いが一対のねじ孔が形成され、この支持具360の上片
部360aには収納ケース300が配設されている。
【0053】この収納ケース300は上ケース310と
下ケース320とからなり一端側を開口301とした有
底箱状に形成されている。
【0054】そして、前記収納ケース300を構成する
下ケース320には図11に示すように一対の貫通孔3
21(図11では2個のみ図示)が形成され、この貫通
孔321は前記支持具の上片部360aに設けた図示し
ないねじ孔に対応しており、この貫通孔321に皿ねじ
322を挿通して前記上片部360aのねじ孔に螺合す
ることにより収納ケース300は支持具360に取付け
られるものである。
【0055】また、下ケース320の奥壁324には図
12に示すように一対の接点325aが設けられた接点
台325が取付けられており、また、前記一対の接点3
25aは図示しないが接点台325内に設けられたばね
により常時接点台325から突出する方向に付勢されて
いる。また、前記接点325aにはそれぞれリード線3
26の一端が接続されこのリード線326の他端には図
示しないプラグが接続されこのプラグは動力装置Cの図
示しないコネクターに接続されるものである。
【0056】また、前記収納ケース300を構成する上
ケース310には中央部に前後方向に離間して2個のね
じ孔311が設けられており、また、前記開口301の
左右方向中間部の縁部には施錠機構340が設けられ、
この施錠機構340には図に示すようにキー穴341が
形成され、このキー穴341に図示しない施錠キーを挿
入し一方側に回動することにより図示しない施錠突起が
収納ケース300の内壁から突出し後述するバッテリー
ケース330に設けた係合穴332に係合するようにな
っている。
【0057】また、前記上ケース310の上部には、周
囲を網状に形成されたバスケット370が取付けられる
ようになっていおり、このバスケット370はその底部
に設けられ前記上ケース310に設けた2個のねじ孔3
11に対応して設けられた取付孔351に図示しないね
じを挿通して前記ねじ孔311に螺合することによって
取付けられるものである。
【0058】つぎに、前記収納ケース300に収納され
るバッテリー350はバッテリーケース330に収納さ
れており、このバッテリーケース330には前記収納ケ
ース300の奥壁324に設けた接点台325の一対の
接点325aに対応した図示しない一対の接点板が設け
られ、この一対の接点板に前記バッテリー350の図示
しない正極端子および負極端子が接触するようになって
いる。
【0059】また、バッテリーケース330の前部には
前記収納ケース300の開口301に嵌合する嵌合代3
31が形成され、この嵌合代331の上面の左右中間部
には前記施錠機構340の図示しない施錠突起が係脱す
る前記係合穴332が設けられており、この係合穴33
2に前記施錠突起を係合することによりバッテリーケー
ス330は収納ケース300内から抜けないように収納
されるものである。
【0060】そして、前記バッテリー350を収納した
バッテリーケース330を収納ケース300に収納する
場合は、図11に示すようにバッテリーケース330の
後部側を収納ケース300の開口301から所定位置ま
でつまり前記係合穴335が前記図示しない施錠突起に
対応する位置まで挿入し、この状態で前記キー穴341
に施錠キーを挿入し所定の方向つまり一方の方向に回動
し、前記施錠突起を係合穴332に係合させた後施錠キ
ーをキー穴から抜くことによってバッテリーケース33
0は主ケース300に施錠状態で取付けられる。そし
て、この状態では図示しない前記一対の接点板は接点台
325の一対の接点325aに圧接状態で接触し電気的
接続がなされるものである。
【0061】そして、補助動力装置付自転車Aを走行中
は上記実施の形態と同様刻々変化するペダルの踏力が前
記トルク検出手段100によって検出されて制御手段1
10に送られ、制御手段110はトルク検出手段100
の出力値に応じて電動機40を制御して動力を補助する
ようになっているものである。
【0062】上述のように、前輪10の車軸10bの両
端部に取付けて設けられた支持具360にバッテリー3
50を収納する収納ケース300を設けるとともに、こ
の収納ケース300の上部にバスケット370を設ける
構成としたことから、バスケット370および収納ケー
ス300はハンドル9とともに回動することから、ハン
ドル9の位置を低く設定したとしてもハンドル9を回動
させる際にバスケット370および収納ケース300に
手等が触れことを防止でき、また、ハンドル9の回動操
作の際にハンドル9とともに回動するブレーキワイヤー
9bが収納ケース300およびバスケット370と干渉
することを防止できることからハンドル9の良好な操作
が阻害されることはないものである。
【0063】また、収納ケース300は支持具360を
介して車体Bに取り付けられるものであることから、一
般汎用自転車の車体に容易に取り付けることができるも
のであり、また、補助動力装置付自転車Aが倒れてバス
ケット370が変形あるいは破損した場合はその修理は
容易である。
【0064】なお、上記第二の実施の形態においては、
収納ケース300の開口301を前方に設ける構成とし
たが、これは左右方向に開口を設ける構成としてもよい
ものである。
【0065】
【発明の効果】上記請求項1記載の発明は、前記バッテ
リー収納ケースに変形可能な取付具を設け、この取付具
を介して車体の任意の部位に取り付けるようにしたこと
から、車体のフレームの形状が異なったとしても任意の
箇所つまりバッテリーの出し入れのし易い位置に取付け
ることができることから、バッテリーの出し入操作を容
易にできるという効果を有するものである。
【0066】また、請求項2記載の発明は、電動補助動
力Cに接続するリード線を巻回するコードリール装置を
設け、車体に収納ケースを取り付けた際のリード線の長
さを調節するようにしたことから、請求項1記載の発明
に作用に加えて、バッテリー収納ケースを車体のフレー
ムのいずれの位置に取付けた場合においてもリード線の
長さを適切に調節できるという効果を有するものであ
る。
【0067】また、請求項3記載の発明は、前輪の車軸
に設けられた支持具にバッテリー収納ケースを取り付け
るとともに、このバッテリー収納ケースバスケットを設
けたことから、バスケットおよびバッテリー収納ケース
はハンドルおよび前輪とともに回動することから、ハン
ドル位置を低く設定したとしてもハンドルを回動させる
際にバッテリー収納ケースおよびバスケットに手等が触
れことを防止でき、また、ハンドルの回動操作の際にハ
ンドルとともに回動するブレーキワイヤーがバッテリー
収納ケースおよびバスケットに干渉することがなく、良
好なハンドル操作ができるという効果を有するものであ
る。また、バッテリー収納ケースは支持具を介して車体
に取り付けるものであることから、車体の形状に関係な
く容易に取り付けることができるという効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の電動補助動力装置
付自転車の側面図。
【図2】上記実施の形態の電動補助動力装置を車体に取
付けた状態を示す断面図。
【図3】上記実施の形態の電動補助動力装置の一部を断
面した左側面図。
【図4】上記実施の形態の踏力を検出する偏位プレート
の動作を示す断面図。
【図5】上記実施の形態のバッテリー収納ケースおよび
バッテリーケースの関係を示す分解斜視図。
【図6】上記実施の形態のバッテリー収納ケースの一部
断面図。
【図7】上記実施の形態のバッテリー収納ケースを立パ
イプに取り付けた状態を示す斜視図。
【図8】上記実施の形態のバッテリー収納ケースを上パ
イプに取り付けた状態を示す斜視図。
【図9】本発明の第二の実施の形態の電動補助動力装置
付自転車の側面図。
【図10】上記第二の実施の形態の電動補助動力装置付
自転車のバッテリー収納ケースが取り付けられた部分を
示す斜視図。
【図11】上記第二の実施の形態のバッテリー収納ケー
ス、バッテリーケースおよびバスケットの構成および関
係を示す分解斜視図。
【図12】上記実施の形態のバッテリー収納ケースの一
部を示す断面図。
【符号の説明】
A 電動補助動力装置付自転車 B 電動補助動力装置付自転車の車体 C 電動補助動力装置 40 電動機 50 減速機構 200、300 バッテリー収納ケース 233 リード線 261 コード(リード線) 240 取付具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪、後輪およびペダルの踏力を前記後
    輪に伝達するスプロケット、チェーン等を備えた車体
    と、電動機と減速機構とからなり前記車体に取り付けら
    れて前記ペダルの踏力に応じて動力を補助する電動補助
    動力装置と、電動機にリード線を介して電力を供給する
    バッテリーと、前記車体に取り付けられ前記バッテリー
    を収納するバッテリー収納ケースとを備えた電動補助動
    力装置付自転車において、前記バッテリー収納ケースに
    変形可能な取付具を設け、この取付具を介して車体の任
    意の部位に取り付けるようにしたことを特徴とする電動
    補助動力装置付自転車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記リー
    ド線を巻回するコードリール装置を設け、車体にバッテ
    リー収納ケースを取り付けた際のリード線の長さを調節
    するようにしたことを特徴とする電動補助動力装置付自
    転車。
  3. 【請求項3】 前輪、後輪およびペダルの踏力を前記後
    輪に伝達するスプロケット、チェーン等を備えた車体
    と、電動機と減速機構とからなり前記車体に取り付けら
    れて前記ペダルの踏力に応じて動力を補助する電動補助
    動力装置と、電動機にリード線を介して電力を供給する
    バッテリーと、前記車体に取り付けられ前記バッテリー
    を収納するバッテリー収納ケースとを備えた電動補助動
    力装置付自転車において、前記前輪の車軸の両端部に支
    持されて設けられた支持具に前記バッテリーを収納する
    バッテリー収納ケースを設けるとともにこのバッテリー
    収納ケースの上部にバスケットを設けたことを特徴とす
    る電動補助動力装置付自転車。
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