JP2007180116A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】n型コラムとp型コラムが繰返されているスーパージャンクション構造において、キャリアが通過するコラムの幅は4.5μm以下であり、かつキャリアが通過するコラムの不純物濃度がリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度に調整する。すると、27℃のときのオン抵抗をR1として150℃のときのオン抵抗をR2としたときのR2/R1が1.8倍未満となり、抵抗の温度依存性を低くすることが可能となり、安定した回路特性を実現することができる。また半導体装置の温度を一定に管理する必要性が低減され、冷却装置が格段に簡単化される。
【選択図】 図1
Description
ドリフト領域を利用すると、半導体装置の耐圧を高めることができる一方において、半導体装置のオン抵抗を増大させやすい。半導体装置の耐圧を高めるのと同時に半導体装置のオン抵抗を下げる技術が活発に研究されている。
スーパージャンクション構造30を有するMOSFET10の27℃でのオン抵抗を基準とした場合の、温度に対するオン抵抗の変化率を、図6に示す。オン抵抗の変化率は次の式(1)で得られる。
オン抵抗の変化率=R2/R1 (1)
上記において、R1は27℃におけるMOSFET10のオン抵抗、R2は与えられた温度におけるMOSFET10のオン抵抗を示している。
図6の縦軸はオン抵抗の変化率を示し、横軸は半導体装置の温度を示している。カーブ42は、n型コラム32bの不純物濃度が1×1015cm−3の場合のオン抵抗の変化率を示し、カーブ44は、n型コラム32bの不純物の濃度が1×1016cm−3の場合のオン抵抗の変化率を示し、カーブ46は、n型コラム32bの不純物濃度が1×1017cm−3の場合のオン抵抗の変化率を示している。いずれも、n型コラム32bの幅は1.4μmであり、p型コラム32aの幅は1.2μmである。カーブ48については後記する。
図5に、図4に示した従来のMOSFET110の27℃でのオン抵抗を基準とした場合の温度に対するオン抵抗の変化率を示す。縦軸はオン抵抗の変化率を示し、横軸は温度を示している。カーブ142は、n型半導体層の不純物濃度が1×1015cm−3の場合のオン抵抗の変化率を示し、カーブ144は、n型半導体層の不純物濃度が1×1016cm−3の場合のオン抵抗の変化率を示し、カーブ146は、n型半導体層の不純物濃度が1×1017cm−3の場合のオン抵抗の変化率を示している。
n型半導体層の不純物濃度が高い程、温度の変動に対するオン抵抗の変動率が小さくなることが確認される。従来のMOSFET110の場合、オン抵抗の約90%以上がドリフト抵抗であり、MOSFET110のオン抵抗は、n型ドリフト層132の電子の移動度に依存する。電子の移動度は、格子散乱と不純物散乱で決定される。格子散乱は温度の上昇に依存して活発化するが、不純物散乱は温度の上昇に依存しない。温度が上昇すると、格子散乱が活発化して電子の移動度が低下する。格子散乱に起因する抵抗は温度が上昇すると増大する。それに対して不純物散乱に起因する抵抗は温度によらないで一定レベルに保たれる。
n型ドリフト層132の不純物濃度が低い場合には、格子散乱に起因する抵抗が優勢であり、温度に対するオン抵抗の変化率が大きい。n型ドリフト層132の不純物濃度が高い場合には、不純物散乱に起因する抵抗が優勢となり、温度に対するオン抵抗の変化率が小さくなる。
図7は、n型コラム32bの不純物濃度が1×1015cm−3であり、温度が27℃であり、MOSFET10がオンしている状態における、空間電荷量と空乏層の関係を示している。縦軸は空間電荷量を示し、横軸はn型コラム32bがp型コラム32aによって挟まれている方向に沿った距離を示している。n型コラム32bの幅は、1.4μmであり、図7はハーフセルを示している。図中の31は、pn接合界面を示している。図中54aは、n型コラム32bの不純物濃度の1/2のレベルを示す。なおp型コラム32aの不純物濃度は、n型コラム32bの不純物濃度とチャージバランスする濃度となっている。
スーパージャンクション構造のn型コラム32bの不純物濃度がリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度である場合には、不純物濃度が低いという事実と、不純物濃度が低い場合にはMOSFET10をオンさせてもn型コラム32bの比較的広い範囲が空乏化されたままであって導通領域が広がらないという事象が相俟って、MOSFET10のオン抵抗が比較的高いことがわかる。
本発明は、半導体装置のオン抵抗をある程度は犠牲にしても、n型コラムの不純物濃度をリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度にするものであり、従来の手法に背反するものであることがわかる。
なお、n型コラム32bの不純物濃度をリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度にしても、半導体装置のオフ時にはスーパージャンクション構造が完全空乏化し、耐圧が低下することはない。n型コラム32bとp型コラム32aの間では、チャージバランス条件が満たされている。
n型コラムの不純物濃度がリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度である場合には、温度が高くなると格子散乱が活発化してオン抵抗が上昇する現象よりも、導通領域が広がってオン抵抗が減少する現象が優勢となり、オン抵抗が負の温度依存性を持つことが判明した。これが、図6に示したカーブ42が、負の温度依存性を持つ理由であることが判明した。
図中54cは、n型コラム32aの不純物濃度の1/2のレベルを示す。空乏層は範囲51cの範囲に留まっており、大部分は導通範囲となっていることがわかる。
図10は、他の条件は図9の場合と同じであって、温度が150℃に上昇した場合の空間電荷量と空乏層の関係を示している。この場合、空乏層は範囲51dの範囲に留まっており、大部分は導通範囲となっていることがわかる。
n型コラム32bの不純物濃度がリサーフ条件を満たすものである場合、温度が上昇しても空乏層の幅51c、51dはあまり変動しない。n型コラム32bの不純物濃度がリサーフ条件を満たす濃度である場合には、温度が上昇しても導通領域が広がってオン抵抗が減少する現象は目立たなくなり、負の温度依存性はなくなることが判明した。
本発明者らの研究によって、n型コラムの不純物濃度が半導体装置に実用される濃度である1.0×1014cm−3以上であり、n型コラムの幅(n型コラムがp型コラムによって挟まれている方向に沿った距離)が4.5μm以下であると、格子散乱に起因するオン抵抗の正の温度依存性を、導通領域の広がりが増減することに起因する負の温度依存性によって効果的に相殺できることが確認された。
(1)スーパージャンクション構造による高い耐圧
(2)スーパージャンクション構造による低いオン抵抗
(3)スーパージャンクション構造による温度変化に対するオン抵抗の安定性
が得られる範囲を示している。
主電極の間を移動するキャリアが流れるコラムの幅が4.5μm以下であり、そのコラムの不純物濃度がリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度の場合、即ち、点線37と点線38の左下方領域であれば、格子散乱に起因するオン抵抗の正の温度依存性を、温度によって導通領域の広がりが増減することに起因するオン抵抗の負の温度依存性によって効果的に相殺できることが確認された。前記(3)の目的が確保されることが確認された。
また、リサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度であっても、1×1014cm−3以上、即ち、点線39よりも上方の不純物濃度とすることで、リサーフ条件を満たしたときに得られる最小のオン抵抗ではないものの、実用的なオン抵抗を実現することができる。前記(2)の目的が確保されることが確認された。
また、コラム幅が0.1μm以上の場合、即ち、点線40よりも右方の領域であれば半導体装置をオンしたときに導通領域が確保される。
また、リサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度であっても、半導体装置のオフ時にはスーパージャンクション構造が完全空乏化し、高い耐圧が確保される。前記(1)の目的が確保されることが確認された。
第1部分領域の不純物濃度がリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度に設定されており、第1部分領域の存在距離が4.5μm以下に設定されていると、正の温度依存性が負の温度依存性によって相殺され、結果的に生じる抵抗の温度依存性は小さく抑えられる。温度変化に対するオン抵抗の変化率が顕著に抑制される。
第1部分領域の存在距離が4.5μm以下に設定されていると、空乏層の影響を強く受け、負の温度依存性が強められる。従って、第1部分領域の不純物濃度をリサーフ条件を満たす濃度からわずかに低濃度とすることによって、格子拡散に起因する正の温度依存性が相殺される。第1部分領域の不純物濃度を低濃度化する程度を小さく抑えることが可能であり、不純物濃度の低濃度化に伴うオン抵抗の増大を小さく抑えることができる。本発明の半導体装置によると、オン抵抗の減少と耐圧の減少を抑制しながら、温度に対するオン抵抗の変化率を顕著に抑制することができる。
この場合、MOSを抵抗として用いることができ、温度変化に抗して出力が一定に維持される回路を実現することができる。
本発明の半導体装置は、回路に組込む抵抗素子として利用することができる。温度依存性が低いことから、温度変化に対して安定した回路特性を実現することができる。
(第1実施形態) 半導体基板の表裏に一対の主電極が配置されている縦型の半導体装置であり、縦方向に伸びるn型プレート状コラムとp型プレート状コラムが繰返し出現するスーパージャンクション構造を備えており、ボディはp型であり、トレンチゲート電極はn型プレート状コラムに接している。n型プレート状コラムの幅は4.5μm以下である。この半導体装置は、スーパージャンクション構造を有するMOSとして機能する。
図面を参照して実施例の半導体装置10を詳細に説明する。本実施例は、本発明を縦型のトレンチゲートを利用するMOSFET10に適用したものである。
図1に示す半導体装置10は、n+ドレイン層12の表面に、スーパージャンクション構造30が形成されている。スーパージャンクションコラム構造30は、層厚方向(図1紙面上下方向)と図1の紙面垂直方向に伸びるとともに、n型不純物を含むn型のプレート状コラム32b(第1部分領域の一例)と、n型コラム32bと平行に伸びるとともにp型不純物を含むp型のプレート状コラム32a(第2部分領域の一例)を単位とする互層が、図1の左右方向に繰返されている。n型コラム32bとp型コラム32aは実質的に薄板状で形成されている。n型コラム32bとp型コラム32aを平面視すると、ストライプ状に配置されている。n型コラム32bの両サイドにはp型コラム32aが位置しており、n型コラム32bはp型コラム32aで挟まれており、p型コラム32aはn型コラム32bで挟まれている。
n型コラム32bの図1の左右方向の幅は、1.4μmに調整されており、p型コラム32aの図1の左右方向の幅は、1.2μmに調整されており、n型コラム32bの不純物濃度は、1.3×1015cm−3に調整されており、p型コラム32aの不純物濃度は、1.5×1015cm−3に調整されている。n型コラム32bの幅1.4μmに、n型コラム32bの不純物濃度1.3×1015cm−3を乗じた値は、リサーフ条件を満たさない。リサーフ条件は満たさないが、n型コラム32bとp型コラム32aのチャージバランス条件は確保されている。
MOSFET10のオフ時には、n型コラム32bの両サイドに存在するpn接合界面31,31からn型コラム32b内に空乏層が伸び、p型コラム32aの両サイドに存在するpn接合界面31,31からp型コラム32a内に空乏層が伸びる。n型コラム32bの不純物濃度がリサーフ条件を満たさなくても、(n型コラム32bのリサーフ条件を満たす濃度は1.4×1016cm−3であり、実施例で採用している1.3×1015cm−3の不純物濃度はリサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度である。)リサーフ条件は、これ以上の不純物濃度であると完全空乏化しないという条件であり、(リサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度であっても完全空乏化することを妨げない)、n型コラム32b内に伸びる空乏層がつながる。
本発明者の研究によって、キャリアが流れるコラムの幅によって不純物濃度を変化させると、半導体のオン抵抗の変化率をさらに抑制することが判明した。
カーブ36と、点線39と、点線40で囲まれている塗りつぶし範囲内、即ち、
コラム幅が4.5μmの場合は、不純物濃度が1×1014cm−3以下、
コラム幅が2.0μmの場合は、不純物濃度が1×1015cm−3以下、
コラム幅が0.65μmの場合は、不純物濃度が1×1016cm−3以下、
コラム幅が0.2μmの場合は、不純物濃度が1×1017cm−3以下、
であり、さらにコラム幅が0.1μm以上であり、さらに不純物濃度が1×1014cm−3以上の範囲内であれば、27℃におけるオン抵抗R1と、150℃におけるオン抵抗R2との間に、R2/R1<1.8の関係が得られることが確認された。
図2の塗りつぶしで示される範囲内を満たすコラム幅を確保すると、導通領域の広がりが増減することに起因する、負の温度依存性の影響をより効果的に得ることができる。
図3に示しているように、キャリアが流れるコラムの幅が0.1〜4.5μmであり、1.8>R2/R1の関係が得られる。スーパージャンクション構造の特性を利用して、温度に依存してオン抵抗が変化する現象を抑制することができる。
本発明者の研究によって、R2/R1が1.0に近くなるコラムの幅と不純物濃度の関係が得られた。カーブ35と、カーブ36と、点線39で囲まれている範囲内、即ち、
コラム幅が0.1μmの場合は、不純物濃度が1×1017cm−3以上、
コラム幅が0.3μmの場合は、不純物濃度が1×1016cm−3以上、
コラム幅が1.0μmの場合は、不純物濃度が1×1015cm−3以上、
コラム幅が2.5μmの場合は、不純物濃度が1×1014cm−3以上、
であり、さらに不純物濃度が1×1014cm−3以上であり、カーブ36の左下領域の範囲内であれば、R2/R1<<1となることがなくなり、R2/R1が1.0に近くなる関係が得られる。スーパージャンクション構造の特性を利用して、温度に依存してオン抵抗が変化する現象を顕著に抑制することができる。
例えば上記実施例では、表裏両面に一対の主電極が配置されているが、表面または裏面に一対の主電極が配置されていてもよい。上記実施例では、トレンチゲート電極を利用しているが、プレーナゲート電極を利用するものであってもよい。また実施例では、FETであるが、pn界面を利用するトランジスタであってもよい。また、ダイオードに本発明を適用することもできる。上記の実施例では、平面視したときにストライプ状に伸びるp型コラムとn型コラムの互層でスーパージャンクション構造を実現しているが、平面視したときに市松模様をなすスーパージャンクション構造でもよいし、平面視したときに蜂の巣模様をなすスーパージャンクション構造でもよいし、連続的に伸びている第2導電型領域に、柱状に伸びる第1部分領域が分散して配置されているスーパージャンクション構造でもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:n+ドレイン層
18:絶縁膜
20:トレンチゲート電極
24:p型ボディ層
26:n+型のソース領域
28:ボディコンタクト領域
30:スーパージャンクション構造
31:pn接合面
32a:p型コラム
32b:n型コラム
34:リサーフ条件を満たすときのコラム幅と不純物濃度の関係を示すカーブ
35:オン抵抗の変化率が1.0に近くなる下限を示すカーブ
36:オン抵抗の変化率が1.8よりも小さくなる上限を示すカーブ
37:リサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度であることを示すカーブ
38:コラム幅が4.5μmであることを示す線
39:コラムの不純物濃度が1×1014であることを示す線
40:コラムの幅が0.1μmであることを示す線
42:従来の半導体装置の、温度に対するオン抵抗の変化率を示すカーブ
44:従来の半導体装置の、温度に対するオン抵抗の変化率を示すカーブ
46:従来の半導体装置の、温度に対するオン抵抗の変化率を示すカーブ
48:実施例の半導体装置の、温度に対するオン抵抗の変化率を示すカーブ
51:空乏層幅
52:空間電荷量
53:導通領域
54:不純物濃度の1/2の空間電荷量値
Claims (3)
- 一対の主電極と、その一対の主電極を結ぶ方向に伸びているとともにその一対の主電極の間を移動するキャリアの導電型に等しい第1導電型の不純物を含んでいる第1部分領域と、その第1部分領域と平行に伸びているとともに第2導電型の不純物を含んでいる第2部分領域を備えており、前記主電極が広がっている面内において前記第1部分領域と前記第2部分領域の組み合わせが繰り返されているために前記第1部分領域が前記第2部分領域によって挟まれているとともに前記第2部分領域が前記第1部分領域によって挟まれている半導体装置であり、
前記第1部分領域の不純物濃度と前記の挟まれている方向に測定した前記第1部分領域の存在距離の積と、前記第2部分領域の不純物濃度と前記の挟まれている方向に測定した前記第2部分領域の存在距離の積が、チャージバランス条件を満たしており、
前記の挟まれている方向に測定した前記第1部分領域の存在距離が、4.5μm以下であり、
前記第1部分領域の不純物濃度が、リサーフ条件を満たす濃度よりも低濃度であり、
半導体装置が27℃のときのオン抵抗をR1として150℃のときのオン抵抗をR2としたときのR2/R1が1.8倍未満であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1の半導体装置であり、前記第1部分領域と前記第2部分領域の組み合わせが繰り返されているスーパージャンクション構造を有するドリフト領域に対して、一方側にドレイン領域が形成されており、他方側にボディ領域が形成されているMOS型の半導体装置。
- 抵抗素子として請求項1又は2の半導体装置が組み込まれている回路。
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