JP6578724B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置に関する。
従来、両主面に設けた電極間にドリフト電流が流れる縦型半導体装置において、両電極間に挟まれた高抵抗層の厚さを厚くすることで高耐圧化を図ることが公知である。一方、両電極間に挟まれた高抵抗層の厚さを厚くした場合、必然的に両電極間のオン抵抗が大きくなり、損失が増すことになることは避けられない。すなわち、オン抵抗と耐圧とは、トレードオフの関係にある。このオン抵抗と耐圧とのトレードオフ関係は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属-酸化膜-半導体電界効果トランジスタ)IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、バイポーラトランジスタ、ダイオード等の半導体装置において同様に成立することが知られている。
オン抵抗と耐圧とのトレードオフ関係を改善させる装置として、ドリフト層を、不純物濃度を高めたn型領域とp型領域とを基板主面に直交する方向(縦方向)または平行な方向(横方向)に交互に繰り返し配置した並列pn層とした装置が提案されている(例えば、下記特許文献1〜4および下記非特許文献1参照。)。ドリフト層を並列pn層とした半導体装置では、オフ状態のときに並列pn層を空乏化させて耐圧を負担させている。以降、オン状態ではドリフト電流を流し、オフ状態では空乏化する並列pn層としたドリフト層を備えた半導体装置を超接合(SJ:Superjunction)半導体装置と称する。また、オン抵抗(電流容量)と耐圧とのトレードオフ関係は、一方の主面上に設けた2つの電極間にドリフト電流が流れる横型半導体装置にも共通する問題である。横型半導体装置においてもドリフト層を並列pn層とした超接合半導体装置とすることで、オン抵抗と耐圧とのトレードオフ関係が改善される。
次に、一般的な横型超接合半導体装置の構造について、横型超接合MOSFETを例に説明する。図9は、一般的な横型超接合MOSFETの構造を示す鳥瞰図である。図10は、図9の切断線AA−AA’における断面構造を示す断面図である。図9では、並列pn層105の平面レイアウトを明確にするために、ドリフト層の上面にゲート絶縁膜111を設け、さらにその上面にゲート電極112が設けられたMOSゲート構造側の主面(チップおもて面)上に配置される、ゲート絶縁膜111およびゲート電極112以外の構成を図示省略する。図9に示す一般的な横型超接合MOSFETは、埋め込み酸化膜(BOX:Buried Oxide)層102上に設けられた並列pn層105の、BOX層102側に対して反対側にp型ベース領域106およびn+型ソース領域107を二重拡散で形成した横型二重拡散MOSFETである。並列pn層105は、BOX層102を挟んでp-型半導体基板101上に配置されている。
ドレイン部は、低抵抗のn+型ドレイン領域110と、ドレイン電極(不図示)と、からなる。n型バッファー領域109は、ドリフト層の、BOX層102側に対して反対側の表面層に選択的に設けられている。n+型ドレイン領域110は、n型バッファー領域109の内部に設けられている。ドレイン電極は、n+型ドレイン領域110の表面に設けられている。ソース部は、p型ベース領域106と、低抵抗のn+型ソース領域107と、ソース電極(不図示)と、からなる。p型ベース領域106は、ドリフト層の、BOX層102側に対して反対側の表面層に、n+型ドレイン領域110と離して選択的に設けられている。p型ベース領域106の内部には、n+型ソース領域107およびp+型コンタクト領域108がそれぞれ選択的に設けられている。
ソース電極は、n+型ソース領域107およびp+型コンタクト領域108の表面に設けられている。n+型ドレイン領域110、p型ベース領域106およびn+型ソース領域107は、同じ横方向(以下、第1方向とする)xに延びる直線状の平面レイアウトで配置されている。p型ベース領域106の、ドリフト層とn+型ソース領域107とに挟まれた部分の表面上には、ゲート絶縁膜111を介してゲート電極112が設けられている。ドリフト層の、ドレイン部とソース部とに挟まれた部分は、並列pn層105となっている。並列pn層105は、n型領域(以下、n型ドリフト領域とする)103とp型領域(以下、p型仕切領域とする)104とを、第1方向xと直交する横方向(以下、第2方向とする)yに延びるストライプ状の平面レイアウトに、かつ第1方向xに交互に繰り返し配置した超接合構造となっている。
ドリフト層の、n型バッファー領域109とBOX層102とに挟まれた部分には、n型ドリフト領域103aが配置されている。ドリフト層の、p+型コンタクト領域108とBOX層102とに挟まれた部分には、p+型コンタクト領域108との間にp型ベース領域106を挟むようにp型仕切領域104aが配置されている。並列pn層105のうちドリフト電流が流れるのは、n型ドリフト領域103の、n型バッファー領域109とp型ベース領域106とに挟まれた領域である。なお、プレーナゲート構造による電子蓄積層103bとは、オン状態のときに、n型ドリフト領域103の、深さ方向zにゲート絶縁膜111を介してゲート電極112に対向する部分に蓄積される電子による蓄積層である。n型ドリフト領域103の、n型バッファー領域109と電子蓄積層103bとに挟まれた領域(以下、活性部ドリフト領域とする)103cの第2方向yの幅(長さ)WSJは、耐圧80VクラスのMOSFETで3.5μm程度である。
このような横型超接合MOSFETでは、ドレイン電極とソ−ス電極との間に電圧が印加され、ゲート電極112にしきい値電圧以上の電圧が印加されているときには、p型ベース領域106の、ゲート電極112直下の部分(ゲート絶縁膜111を挟んで深さ方向zにゲート電極112に対向する部分)にn型の反転層(チャネル)が形成される。このp型ベース領域106の反転層を介してn+型ソース領域107から、第2方向yに延びるストライプ状の平面レイアウトに配置された複数のn型ドリフト領域103に電子が流れ込む。そして、ドレイン電極−ソース電極間の電界により、n+型ドレイン領域110、n型バッファー層109、n型ドリフト領域103、p型ベース領域106の反転層およびn+型ソース領域107の経路でドリフト電流が流れる(オン状態)。
一方、ゲート電極112にしきい値電圧以下の電圧が印加されることで、p型ベース領域106の反転層が消滅する。そして、ドレイン電極−ソース電極間の電圧により、n型ドリフト領域103とp型ベース領域106との間のpn接合、および、n型ドリフト領域103とp型仕切領域104との間のpn接合がそれぞれ逆バイアスされた状態となり、各pn接合から空乏層が広がる。この空乏層によってn型ドリフト領域103およびn型バッファー層109が空乏化されるため、電流は流れない(オフ状態)。n型ドリフト領域103とp型仕切領域104との間のpn接合から広がる空乏層はn型ドリフト領域103の第1方向xに広がるとともに、p型仕切領域104にも広がりp型仕切領域104を空乏化する。これにより、高耐圧化が可能となり、n型ドリフト領域103の不純物濃度を高めることができるため、低オン抵抗化が可能となる。
理想的なドリフト層(並列pn層105)の単位面積あたりのオン抵抗と耐圧との関係は下記(1)式で与えられる。下記(1)式は、例えば下記特許文献4に開示される原理から示唆される。下記(1)式において、RD・Aはドリフト層(活性部ドリフト領域103c)の単位面積換算のオン抵抗である。VBは耐圧である。TSJは並列pn層105の厚さである。dはn型ドリフト領域103およびp型仕切領域104の第1方向xの幅である。下記(1)式から、n型ドリフト領域103およびp型仕切領域104の第1方向xの幅dを狭くし、並列pn層105の厚さTSJを厚くすることで、オン抵抗を劇的に低減できることがわかる。
Figure 0006578724
また、別の横型MOSFETとして、ソース領域,ベース領域およびドリフト領域を貫通してシリコン基板に達するトレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を設けたトレンチゲート構造を有する横型MOSFETが提案されている(例えば、下記特許文献5(第0020段落、図1)参照。)。下記特許文献5では、シリコン基板の内部に達するようにトレンチを形成することで、トレンチの底面コーナー部(トレンチの底面と側面との境界)に電界集中が発生することを防止している。
欧州特許第0053854号明細書 米国特許第5216275号明細書 米国特許第5438215号明細書 特開平09−266311号公報 特開平11−274493号公報
ワイ・オオニシ(Y. Onishi)、外5名、SJ−FINFET:ア ニュー ロー ボルテージ ラテラル スーパージャンクション MOSFET(SJ−FINFET:A New Low Voltage Lateral Superjunction MOSFET)、プロシーディングス オブ ザ 20th インターナショナル シンポジウム オン パワー セミコンダクター デバイシズ アンド IC’s(Proceedings of the 20th International Symposium on Power Semiconductor Devices and IC’s)、(米国)、アイ・トリプル・イー(IEEE)、2008年5月、p.111−114
しかしながら、n型ドリフト領域103およびp型仕切領域104の第1方向xの幅dは、プロセスのデザインルール(設計基準)により物理的に制約されてしまうため、狭くすることに限界がある。このため、オン抵抗を低減するためには並列pn層105の厚さTSJを厚くすることが有効となるが、図9,10に示す従来の横型超接合MOSFETでは、例えば上記非特許文献1の中で報告されるように、並列pn層105の厚さTSJを厚くしたとしても、オン抵抗(ドリフト抵抗)はほとんど低減されない。この理由は、p型ベース領域106の反転層からn+型ドレイン領域110まで流れる電子電流の経路が、並列pn層105の、チップおもて面側の短い幅WSJの活性部ドリフト領域103cに集中して流れるからである。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、オン抵抗を低減させることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、半導体基板の第1主面に互いに離して設けられた第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた並列pn層と、を備えた横型の半導体装置であって、次の特徴を有する。前記並列pn層は、第1導電型領域および第2導電型領域を前記第1主面に平行で、かつオン状態のときに前記第2電極から前記第1電極に向って前記半導体基板を流れる電流の経路と直交する第1方向に交互に配置されて前記半導体基板を構成する。前記並列pn層の前記第1主面側に、第2導電型の第1半導体領域が選択的に設けられている。前記第1半導体領域の内部に、第1導電型の第2半導体領域が選択的に設けられている。前記並列pn層の前記第1主面側に、前記第1半導体領域と離して、第1導電型の第3半導体領域が選択的に設けられている。前記第1電極は、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域に接する。前記第2電極は、前記第3半導体領域に接し、前記第1電極よりも高電位が印加される。前記第1半導体領域の、前記並列pn層と前記第2半導体領域とに挟まれた部分の表面上に、第1絶縁膜を介して第3電極が設けられている。トレンチは、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域を深さ方向に貫通して前記第1導電型領域に達する。前記トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して第4電極が設けられている。前記第4電極は、前記第3電極と電気的に接続されている。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域および前記第2導電型領域の繰り返しピッチよりも狭いことを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域の前記第1方向の幅よりも狭いことを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域の前記第1方向の幅以上であることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチの深さは、前記第1導電型領域の厚さより浅いことを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記並列pn層は、オフ状態のときに空乏化することを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1導電型領域および前記第2導電型領域は、前記電流の経路に平行な第2方向に延びるストライプ状の平面レイアウトに配置されている。前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、それぞれ前記第1方向に延びる直線状の平面レイアウトに配置されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記半導体基板は、支持基板上に絶縁層を介して前記並列pn層を設けたSOI基板であることを特徴とする。
本発明にかかる半導体装置によれば、オン状態のときに、第1導電型領域の、第2絶縁膜を挟んで第2ゲート電極に対向する部分にも電子蓄積層を形成することができ、第1導電型領域の深さ方向に電子電流を広げることができるため、オン抵抗を低減させるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体装置の構造を示す鳥瞰図である。 図1の切断線A−A’における断面構造を示す断面図である。 図1の切断線B−B’における断面構造を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置のオン抵抗成分分布を示す特性図である。 従来の半導体装置のオン抵抗成分分布を示す特性図である。 実施の形態1にかかる半導体装置のオン状態の電子電流密度分布を示す特性図である。 従来の半導体装置のオン状態の電子電流密度分布を示す特性図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の構造を示す鳥瞰図である。 図7の切断線E−E’における断面構造を示す断面図である。 一般的な横型超接合MOSFETの構造を示す鳥瞰図である。 図9の切断線AA−AA’における断面構造を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる半導体装置の構造について、超接合MOSFETを例に説明する。図1は、実施の形態1にかかる半導体装置の構造を示す鳥瞰図である。図2Aは、図1の切断線A−A’における断面構造を示す断面図である。図2Bは、図1の切断線B−B’における断面構造を示す断面図である。図1では、並列pn層5の平面レイアウトを明確にするために、MOSゲート構造側の主面(チップおもて面)上に配置される、第1ゲート絶縁膜11および第1ゲート電極12以外の構成を図示省略する。切断線A−A’は、ストライプ状の平面レイアウトに配置された並列pn層5のp型仕切領域4を長手方向(後述する第2方向y)に平行に切断する切断線である。切断線B−B’は、並列pn層5のn型ドリフト領域3を通り、かつトレンチ20を通らない第2方向yに平行な切断線である。並列pn層5のn型ドリフト領域3およびトレンチ20を通り、かつ第2方向yに平行な切断線における断面構造は鳥瞰図(図1)の前面に示す。
図1に示す実施の形態1にかかる半導体装置は、埋め込み酸化膜(BOX)層2上に設けた並列pn層5の、BOX層2側に対して反対側にp型ベース領域6およびn+型ソース領域7を二重拡散で形成した横型二重拡散MOSFETである。並列pn層5は、BOX層(絶縁層)2を挟んでp-型半導体基板(支持基板)1上に配置され、SOI(Silicon on Insulator)基板(半導体チップ)を構成している。符号Subは基準電位である。並列pn層5の、BOX層2側に対して反対側には、横型二重拡散MOSFETのドレイン部およびソース部が設けられている。ドレイン部は、低抵抗のn+型ドレイン領域(第3半導体領域)10と、ドレイン電極((第2電極)不図示)と、からなる。n型バッファー領域9は、ドリフト層の、BOX層2側に対して反対側の表面層に選択的に設けられている。n+型ドレイン領域10は、n型バッファー領域9の内部に選択的に設けられている。ドレイン電極は、n+型ドレイン領域10の表面に設けられている。
ソース部は、p型ベース領域(第1半導体領域)6と、低抵抗のn+型ソース領域(第2半導体領域)7と、ソース電極((第1電極)不図示)と、からなる。p型ベース領域6は、ドリフト層の、BOX層2側に対して反対側の表面層に、n+型ドレイン領域10と離して選択的に設けられている。p型ベース領域6の内部には、n+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8がそれぞれ選択的に設けられている。p+型コンタクト領域8は、n+型ソース領域7の、n+型ドレイン領域10側に対して反対側に、n+型ソース領域7に接するように設けられている。ソース電極は、n+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8の表面に設けられている。n+型ドレイン領域10、p型ベース領域6、n+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8は、同じ横方向(第1方向)xに延びる直線状の平面レイアウトに配置されている。
p型ベース領域6の、ドリフト層(並列pn層5)とn+型ソース領域7とに挟まれた部分の表面上には、第1ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)11を介して第1ゲート電極(第3電極)12が設けられている。第1ゲート電極12は、第1方向xに延びる直線状の平面レイアウトで配置されている。ドリフト層の、ドレイン部とソース部とに挟まれた部分は、並列pn層5となっている。並列pn層5は、n型領域(n型ドリフト領域(第1導電型領域))3とp型領域(p型仕切領域(第2導電型領域))4とを第1方向xに所定の繰り返しピッチDSJで交互に繰り返し配置してなる。また、並列pn層5のn型ドリフト領域3およびp型仕切領域4は、第1方向xと直交する横方向(第2方向)yに延びるストライプ状の平面レイアウトに配置されている。すなわち、並列pn層5のn型ドリフト領域3およびp型仕切領域4がストライプ状に延びる方向は、オン状態のときに並列pn層5を流れるドリフト電流の経路に略平行な方向である。
並列pn層5のうちドリフト電流が流れるのは、n型ドリフト領域3である。具体的には、ドリフト電流は、n+型ドレイン領域10からn型ドリフト領域3を経由してn+型ソース領域7へ向って流れる。n型ドリフト領域3のうち耐圧を決めるは、活性部ドリフト領域3cである。活性部ドリフト領域3cとは、並列pn層5のn型ドリフト領域3の、n型バッファー領域9とプレーナゲート構造による電子蓄積層3bとに挟まれた第2方向yの幅WSJの狭い領域である。プレーナゲート構造による電子蓄積層3bとは、オン状態のときに、並列pn層5のn型ドリフト領域3の、深さ方向zに第1ゲート絶縁膜11を介して第1ゲート電極12に対向する部分に蓄積される電子による蓄積層である。一方、オフ状態のときに、並列pn層5のn型ドリフト領域3およびp型仕切領域4は空乏化し、耐圧を負担する機能を有する。並列pn層5の1組のn型ドリフト領域3およびp型仕切領域4の総幅(すなわち並列pn層5の繰り返しピッチ)DSJ(=2×d1)は、例えば、0.4μm以上2μm以下程度であることがよく、好ましくは0.2μm以上1.0μm以下程度であることがよい。その理由は、次の通りである。並列pn層5の繰り返しピッチDSJを狭くするほど、n型ドリフト領域3の不純物濃度を高めることができるからである。一方、並列pn層5の繰り返しピッチDSJを狭くしすぎた場合、微細なトレンチ20を形成することが困難となり、隣り合うトレンチ20間にp+型コンタクト領域8を残すことが困難となるため、狭くし過ぎないことが望ましい。
ドリフト層の、n型バッファー領域9とBOX層2とに挟まれた部分には、n型ドリフト領域3aが配置されている。n型バッファー領域9の下側(チップ裏面側)に配置されたn型ドリフト領域3aによって、第2方向yに延びるストライプ状の平面レイアウトに配置された各n型ドリフト領域3が電気的に接続される。ドリフト層の、p+型コンタクト領域8とBOX層2とに挟まれた部分には、p+型コンタクト領域8との間にp型ベース領域6を挟むようにp型仕切領域4aが配置されている。p+型コンタクト領域8の下側に配置されたp型仕切領域4aによって、第2方向yに延びるストライプ状の平面レイアウトに配置された各p型仕切領域4が電気的に接続される。すなわち、n型バッファー領域9の下側のn型ドリフト領域3aと、p+型コンタクト領域8の下側のp型仕切領域4aとの間に並列pn層5が配置されている。
さらに、ソース部には、並列pn層5の各n型ドリフト領域3に、トレンチ20と、第2ゲート絶縁膜(第2絶縁膜)21と、第2ゲート電極(第4電極)22とからなるトレンチゲート構造が設けられている。トレンチ20は、n+型ソース領域7およびp型ベース領域6を深さ方向zに貫通して、並列pn層5のn型ドリフト領域3に達する。また、トレンチ20は、p+型コンタクト領域8を挟んで第2方向yに対向するn+型ソース領域7間にわたって延在している。すなわち、トレンチ20は、さらに、n+型ソース領域7に隣接するp+型コンタクト領域8およびその下側のp型ベース領域6を深さ方向zに貫通し、並列pn層5のp型仕切領域4aに達する。p+型コンタクト領域8を挟んで第2方向yに対向するn+型ソース領域7のうち、一方のn+型ソース領域7は図示省略する。
トレンチ20は、例えば、第1ゲート電極12の直下の半導体部(第1ゲート絶縁膜11を挟んで深さ方向zに第1ゲート電極12に対向する部分)にまで延在していない。また、トレンチ20は、並列pn層5のn型ドリフト領域3、およびp+型コンタクト領域8の下側のp型仕切領域4aを貫通してBOX層2に達していてもよい。図1〜2Bには、トレンチ20が並列pn層5のn型ドリフト領域3を貫通してBOX層2に達している場合を示す。トレンチ20の第1方向xの幅d2は、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第1方向xの幅d1よりも狭い(d1>d2)。すなわち、トレンチ20は、第1方向xに並列pn層5のp型仕切領域4まで延在していない。トレンチ20の第1方向xの幅d2を、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第1方向xの幅d1よりも狭くすることで、チャネル幅を増やすことができるので、チャネル抵抗を低減させることができる。
トレンチ20の内部には、トレンチ20の内壁に沿って第2ゲート絶縁膜21が設けられ、第2ゲート絶縁膜21の内側に第2ゲート電極22が設けられている。トレンチ20がBOX層2に達している、すなわちトレンチ20の深さが並列pn層5の厚さTSJと同じ場合、トレンチ20の底面に第2ゲート絶縁膜21を設けなくてもよい。この場合、第2ゲート電極22の深さは並列pn層5の厚さTSJと同じであり、第2ゲート電極22はトレンチ20の底面においてBOX層2に接する。また、第2ゲート電極22は、図示省略する部分で第1ゲート電極12に電気的に接続されている。第2ゲート電極22は、例えば、第1ゲート絶縁膜11を挟んで深さ方向zに第1ゲート電極12に対向しない。
特に限定しないが、例えば実施の形態1にかかる超接合MOSFETが耐圧80Vクラスである場合には、各部の寸法および不純物濃度は次の値をとる。p-型半導体基板1の不純物濃度は2.0×1014/cm3である。BOX層2の厚さは1μmである。並列pn層5の厚さTSJは4.0μmである。活性部ドリフト領域3cの第2方向yの幅(長さ)WSJは3.5μmである。並列pn層5のn型ドリフト領域3およびp型仕切領域4の第1方向xの幅d1は0.5μm(繰り返しピッチDSJは1.0μm)である。n型ドリフト領域3およびp型仕切領域4(n型ドリフト領域3aおよびp型仕切領域4aも含む)の不純物濃度は6.0×1016/cm3である。n型バッファー領域9の不純物濃度は2.0×1017/cm3である。p型ベース領域6の拡散深さおよび不純物濃度は、それぞれ0.8μmおよび2.0×1017/cm3である。n+型ソース領域7の拡散深さおよび不純物濃度は、それぞれ0.3μmおよび3.0×1020/cm3である。p+型コンタクト領域8の拡散深さおよび不純物濃度は、それぞれ0.3μmおよび1.0×1019/cm3である。n+型ドレイン領域10の拡散深さおよび不純物濃度は、それぞれ0.3μmおよび3.0×1020/cm3である。第1ゲート絶縁膜11の厚さは30nmである。トレンチ20の深さは、並列pn層5の厚さTSJ、すなわちn型ドリフト領域3の厚さと同じである。トレンチ20の第1方向xの幅d2は0.3μmである。なお、ゲート絶縁膜11は酸化膜であってもよく、第1ゲート電極12および第2ゲート電極22はポリシリコンとしてもよい。
次に、実施の形態1にかかる半導体装置のオン抵抗について検証した。まず、上述した実施の形態1にかかる半導体装置の構造にしたがい、並列pn層5(n型ドリフト領域3)の厚さTSJの異なる複数の超接合MOSFET(以下、実施例とする)のオン抵抗成分分布をシミュレーションした。並列pn層5の厚さTSJを2μm〜4μmの範囲で種々変更した。並列pn層5の厚さTSJ以外の条件は、例示した上記諸条件と同様である。比較として、図9,10の従来の半導体装置の構造にしたがい、並列pn層105の厚さTSJの異なる複数の超接合MOSFET(以下、従来例とする)のオン抵抗成分分布をシミュレーションした。従来例の条件は、トレンチゲート構造を備えていない以外は実施例と同様である。これら実施例および従来例のシミュレーション結果をそれぞれ図3,4に示す。
図3は、実施の形態1にかかる半導体装置のオン抵抗成分分布を示す特性図である。図4は、従来の半導体装置のオン抵抗成分分布を示す特性図である。図3には、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第2方向yに平行な中心線に沿ったソース−ドレイン間におけるオン抵抗成分分布を示す。図3の横軸はn+型ソース領域7側から第2方向yへの距離であり、縦軸はオン抵抗RON・Aである。図3において、測定点31よりも原点側がp+型コンタクト領域8およびn+型ソース領域7である。測定点31,32間は、p型ベース領域6の、第1ゲート電極12直下の部分に形成されるn型の反転層(チャネル)である。測定点32,33間はプレーナゲート構造による電子蓄積層3bである。測定点33,34間は活性部ドリフト領域3cである。測定点34よりも原点から離れた区間がn型バッファー領域9およびn+型ドレイン領域10である。
図4に示す従来例の測定箇所は実施例と同様である。すなわち、図4には、並列pn層105のn型ドリフト領域103の第2方向yに平行な中心線に沿ったソース−ドレイン間におけるオン抵抗成分分布を示す。図4の横軸はn+型ソース領域107側から第2方向yへの距離であり、縦軸はオン抵抗RON・Aである。測定点131よりも原点側がp+型コンタクト領域108およびn+型ソース領域107である。測定点131,132間は、p型ベース領域106の反転層である。測定点132,133間はプレーナゲート構造による電子蓄積層103bである。測定点133,134間は活性部ドリフト領域103cである。測定点134よりも原点から離れた区間がn型バッファー領域109およびn+型ドレイン領域110である。
図3,4に示す結果より、実施例のようにソース部にトレンチゲート構造を備えることで、トレンチゲート構造を備えない従来例よりもオン抵抗RON・Aを低減させることができることが確認された。また、実施例においては、並列pn層5の厚さTSJを厚くしたことで得られるオン抵抗RON・Aの減少量35a,35bを、従来例の同条件で得られるオン抵抗RON・Aの減少量135a,135bよりも大きくすることができることが確認された。したがって、実施例のようにソース部にトレンチゲート構造を設けることにより、並列pn層5の厚さTSJを厚くするほど低オン抵抗化を図ることができることが確認された。
次に、実施の形態1にかかる半導体装置の電子電流密度分布について検証した。図5は、実施の形態1にかかる半導体装置のオン状態の電子電流密度分布を示す特性図である。図6は、従来の半導体装置のオン状態の電子電流密度分布を示す特性図である。上述した実施例および従来例においてそれぞれ並列pn層5,105の厚さTSJを4μmとしたときのオン状態の電子電流密度分布をシミュレーションした結果を図5,6に示す。実施例および従来例ともに、ソース−ドレイン間の電流密度を200[A/cm2]/divとした。
図6に示す結果より、従来例では、プレーナゲート構造付近のチップおもて面側に電子電流が集中し、電子電流密度が増大していることが確認された。具体的には、第1ゲート電極112直下の半導体部141と、活性部ドリフト領域103cの第1ゲート電極112側の部分142とに電子電流が集中することが確認された。一方、図5に示す結果より、実施例においては、トレンチゲート構造付近においてトレンチ20の内壁42に沿って深さ方向zに電子電流集中が分散され、プレーナゲート構造付近のチップおもて面側への電子電流集中が緩和されていることが確認された。符号41は第1ゲート電極12直下の半導体部である。
実施例においてプレーナゲート構造付近のチップおもて面側への電子電流集中が緩和された理由は、次の通りである。オン状態のとき、プレーナゲート構造による電子蓄積層3bが形成されるとともに、並列pn層5のn型ドリフト領域3を深さ方向zに延びるトレンチゲート構造に沿った部分にも電子蓄積層が形成される。このトレンチゲート構造に沿った部分に形成される電子蓄積層を介して、並列pn層5のn型ドリフト領域3に電子電流を広げることができるからである。並列pn層5のn型ドリフト領域3に電子電流を広げることで、電子電流の通過断面を拡大することになるため、オン抵抗を低減していることになる。したがって、図5に示す結果は、実施例において、並列pn層5の厚さTSJに基づいてトレンチ20の深さを深くするほど、オン抵抗を低減できることが検証されたことを示している。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、プレーナゲート構造の横型超接合半導体装置のソース部にトレンチゲート構造を設けることで、オン状態のときに、並列pn層のn型ドリフト領域の、第2ゲート絶縁膜を挟んで第2ゲート電極に対向する部分にも電子蓄積層を形成することができる。これにより、並列pn層のn型ドリフト領域の深さ方向に電子電流を広げることができるため、並列pn層の厚さを厚くしてトレンチの深さを深くすることでオン抵抗を低減させることができる。したがって、並列pn層のn型ドリフト領域およびp型仕切領域の第1方向の幅がプロセスのデザインルールにより物理的に制約される場合であっても、低オン抵抗化が可能である。それ故、オン抵抗と耐圧とのトレードオフ関係を改善可能な横型超接合半導体装置において、さらにオン抵抗を低減させることができる。
また、実施の形態1によれば、トレンチの深さを調整することで、第2ゲート電極に沿って深さ方向に流れる電子電流を制御することができるため、オン抵抗を容易に調整することができる。また、実施の形態1によれば、並列pn層のn型ドリフト領域内にトレンチゲート構造を設けることで、深さ方向に延びるトレンチゲート構造に沿ってチャネル幅を増やすことができるため、チャネル抵抗を低減させることができる。また、実施の形態1にかかる半導体装置は、一般的なプレーナゲート構造の横型超接合MOSFETの製造プロセスに一般的なトレンチゲート構造を形成するためのプロセスを追加することで製造可能である。このため、オン抵抗を低減させるために、並列pn層を形成するためのイオン注入のドーズ量や熱処理条件を要求される仕様等に応じて検討する必要がなく、製造が容易である。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる半導体装置の構造について説明する。図7は、実施の形態2にかかる半導体装置の構造を示す鳥瞰図である。図8は、図7の切断線E−E’における断面構造を示す断面図である。図7の切断線C−C’における断面構造は、実施の形態1の切断線A−A’における断面構造(図2A)と同様である。切断線C−C’は、並列pn層5のp型仕切領域4を通り、かつトレンチ50を通らない第2方向yに平行な切断線である。切断線E−E’は、並列pn層5のp型仕切領域4およびトレンチ50を通り、かつ第2方向yに平行な切断線である。並列pn層5のn型ドリフト領域3およびトレンチ50を通り、かつ第2方向yに平行な切断線における断面構造は鳥瞰図(図7)の前面に示す。
実施の形態2にかかる半導体装置が実施の形態1にかかる半導体装置と異なる点は、ソース部に設けたトレンチゲート構造を構成するトレンチ50の第1方向xの幅d2を、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第1方向xの幅d1以上とした点である(d1≦d2)。すなわち、トレンチ50は、第1方向xに並列pn層5のp型仕切領域4にまで延在しており、実施の形態1の切断線B−B’における断面構造(図2B)は有していない。図7には、トレンチ50の第1方向xの幅d2を、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第1方向xの幅d1よりも広くした場合を示す。
図7に示すように、トレンチ50の内部には、実施の形態1と同様に第2ゲート絶縁膜51を介して第2ゲート電極52が設けられている。トレンチ50の第1方向xの幅d2は、アバランシェ降伏で発生するホールを引き抜くための、並列pn層5のp型仕切領域4からp+型コンタクト領域8への電流経路が確保されていればよく、並列pn層5の繰り返しピッチDSJより狭ければよい(d2<DSJ)。アバランシェ降伏で発生するホールを引き抜くためのp+型コンタクト領域8への電流経路を確保することで、高破壊耐量が容易となる。トレンチ50の第1方向xの位置は、種々変更可能である。例えば、トレンチ50は、並列pn層5のn型ドリフト領域3を挟んで第1方向zの両側に隣り合うp型仕切領域4にそれぞれ延在していてもよいし、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第1方向xに隣り合う一方のp型仕切領域4にのみ延在していてもよい。
トレンチ50の第1方向xの幅d2を並列pn層5のn型ドリフト領域3の第1方向xの幅d1以上とすることで、並列pn層5のn型ドリフト領域3の第2方向yの幅(長さ)が短くなるため、n型ドリフト領域3が微細化される。これによって、破壊耐量を維持しながら、オン抵抗の低減が可能となる。また、トレンチ50の深さを調整することにより、並列pn層5のn型ドリフト領域3に流入する電子電流の広がる範囲を制御することができるため、オン抵抗の調整が容易となる。図7には、トレンチ50の深さが並列pn層5の厚さTSJよりも浅い場合を示す。図7に示す実施の形態2にかかる半導体装置のトレンチ50の深さおよび第1方向xの幅d2以外の構成は実施の形態1と同様である。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、トレンチの第1方向の幅を並列pn層のn型ドリフト領域の第1方向の幅よりも広くした場合においても、実施の形態1と同様に、トレンチゲート構造に沿って並列pn層5のn型ドリフト領域3に電子電流を広げることができる。このため、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上において本発明は、上述した各実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば各部の寸法や不純物濃度等は要求される仕様等に応じて種々設定される。また、上述した各実施の形態では、MOSFETを例に説明しているが、本発明をIGBT、ショットキーダイオード等に適用した場合においても同様の効果を奏する。また、各実施の形態では第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、本発明は第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、ドリフト層を並列pn層とした超接合構造の横型半導体装置に有用である。
1 p-型半導体基板
2 BOX層
3,3a n型ドリフト領域
3b プレーナゲート構造による電子蓄積層
3c 活性部ドリフト領域
4,4a p型仕切領域
5 並列pn層
6 p型ベース領域
7 n+型ソース領域
8 p+型コンタクト領域
9 n型バッファー領域
10 n+型ドレイン領域
11 第1ゲート絶縁膜
12 第1ゲート電極
20,50 トレンチ
21,51 第2ゲート絶縁膜
22,52 第2ゲート電極
d1 n型ドリフト領域およびp型仕切領域の第1方向の幅
d2 トレンチの第1方向の幅
D n型ドリフト領域およびp型仕切領域の繰り返しピッチ
SJ 並列pn層の厚さ
SJ 活性部ドリフト領域の第2方向の幅
x 第1方向(横方向)
y 第2方向(第1方向と直交する横方向)
z 深さ方向(縦方向)

Claims (8)

  1. 半導体基板の第1主面に設けられた第1電極と、
    前記第1主面に前記第1電極と離して設けられた、第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、第1導電型領域および第2導電型領域を前記第1主面に平行で、かつオン状態のときに前記第2電極から前記第1電極に向って前記半導体基板を流れる電流の経路と直交する第1方向に交互に配置されて前記半導体基板を構成する並列pn層と、を備えた横型の半導体装置であって、
    前記並列pn層の前記第1主面側に選択的に設けられた第2導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の内部に選択的に設けられた第1導電型の第2半導体領域と、
    前記並列pn層の前記第1主面側に、前記第1半導体領域と離して選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域に接する前記第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する前記第2電極と、
    前記第1半導体領域の、前記並列pn層と前記第2半導体領域とに挟まれた部分の表面上に第1絶縁膜を介して設けられた第3電極と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域を深さ方向に貫通して前記第1導電型領域に達するトレンチと、
    前記トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられ、前記第3電極と電気的に接続された第4電極と、
    を備え
    前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域および前記第2導電型領域の繰り返しピッチよりも狭く、
    前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域の前記第1方向の幅以上であることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板の第1主面に設けられた第1電極と、
    前記第1主面に前記第1電極と離して設けられた、第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、第1導電型領域および第2導電型領域を前記第1主面に平行で、かつオン状態のときに前記第2電極から前記第1電極に向って前記半導体基板を流れる電流の経路と直交する第1方向に交互に配置されて前記半導体基板を構成する並列pn層と、を備えた横型の半導体装置であって、
    前記並列pn層の前記第1主面側に選択的に設けられた第2導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の内部に選択的に設けられた第1導電型の第2半導体領域と、
    前記並列pn層の前記第1主面側に、前記第1半導体領域と離して選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域に接する前記第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する前記第2電極と、
    前記第1半導体領域の、前記並列pn層と前記第2半導体領域とに挟まれた部分の表面上に第1絶縁膜を介して設けられた第3電極と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域を深さ方向に貫通して前記第1導電型領域に達するトレンチと、
    前記トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられ、前記第3電極と電気的に接続された第4電極と、
    を備え、
    前記トレンチの深さは、前記第1導電型領域の厚さより浅いことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域および前記第2導電型領域の繰り返しピッチよりも狭いことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域の前記第1方向の幅よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記トレンチの前記第1方向の幅は、前記第1導電型領域の前記第1方向の幅以上であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記並列pn層は、オフ状態のときに空乏化することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体装置。
  7. 前記第1導電型領域および前記第2導電型領域は、前記電流の経路に平行な第2方向に延びるストライプ状の平面レイアウトに配置され、
    前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、それぞれ前記第1方向に延びる直線状の平面レイアウトに配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体装置。
  8. 前記半導体基板は、支持基板上に絶縁層を介して前記並列pn層を設けたSOI基板であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の半導体装置。
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