JP2007099182A - フード構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車両のエンジンルーム3を覆うフード本体10のエンジンルーム3側に、空気を導入しかつその空気を前記エンジンルーム3内の所定の空気導入部に導出する樹脂製のダクト20を設ける。ダクト20は、空気の流れ方向に延在しかつ少なくとも1つの縦壁部を含む中空の閉断面構造で形成される。ダクト20の縦壁部に、その縦壁部を縦方向の応力により折れやすくする応力集中部を設ける。
【選択図】 図2
Description
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるフード構造によると、車両のエンジンルームを覆うフード本体のエンジンルーム側に、空気を導入しかつその空気を前記エンジンルーム内の所定の空気導入部に導出する樹脂製のダクトを設けたものである。したがって、フード本体のパネルにダクトの形成のために深い凹凸形状を形成する必要がなく、フード本体の剛性アップを抑制することができる。また、樹脂製のダクトをフード本体のエンジンルーム側に設けたことにより慣性質量が増し、頭部等の衝突物に発生する減速度と時間との関係において1次ピークを上げることができる。その結果、エンジンルーム内にある硬い物体等に当たって発生する2次ピークを低く抑えることができる。このため、歩行者等の頭部傷害値を低減し、歩行者保護性能を向上することができる。
図1に示すように、フード1は、フード本体10とダクト20とを備えている。
図2に示すように、フード本体10は、車両(図示しない。)のエンジンルーム3の上方開口部を覆うもので、鋼板製のアウタパネル12と、そのアウタパネル12のエンジンルーム3側に重合状に結合された鋼板製のインナパネル14とを備えている。
図3に示すように、インナパネル14は、車両幅方向(図3において左右方向)に凸板部15と凹板部16とを立上り壁部17を介して連続させた断面凹凸形状に形成されており、その凸板部15がアウタパネル12に接合されている。インナパネル14の凹凸形状(詳しくは、アウタパネル12に対するインナパネル14の凹板部16の深さ形状すなわち立上り壁部17の高さ形状が相当する。)は、一般的なインナパネル14と同程度で、かつ、従来のダクトの形成のための深さに比べて浅い形状となっている。このため、フード本体10の剛性が、一般的なものと同程度で、かつ、従来のダクトを形成したものに比べて低くなっている。
また、図4に示すように、両分岐ダクト部21の後端部は、前記合流ダクト部22の前端部に連通されている。このため、分岐ダクト部21内の空気通路23を流れてきた外気(空気)は、合流ダクト部22内の空気通路23に合流されて導入される。
また、合流ダクト部22の後部の下面には、空気導出口25が開口されている。空気導出口25は、前記インタークーラ7の上面の空気取入口(符号省略。)に対向されており、前記フード本体10を閉じたときにインタークーラ7上に弾性を有する筒状のシール部材8を介して気密状態に連通されている(図2参照。)。フード本体10を閉じた状態において、合流ダクト部22内の空気通路23を流れてきた外気(空気)は、空気導出口25からシール部材8内を通じてインタークーラ7内へ導入される。また、フード本体10を開いたとき(図2中、二点鎖線10参照。)は、ダクト20の空気導出口25がインタークーラ7上から離れる。なお、インタークーラ7は、本明細書でいう「空気導入部」に相当する。
ところで、車両のエンジンルーム3を覆うフード本体10のエンジンルーム3側に、空気を導入しかつその空気をエンジンルーム3内のインタークーラ7に導出する樹脂製のダクト20が設けられている(図2及び図3参照。)。したがって、フード本体10のインナパネル14にダクト20の形成のために深い凹凸形状を形成する必要がなく、一般的な浅い凹凸形状となっている(図3参照。)。このため、フード本体10の剛性が、一般的なものと同程度で、かつ、従来のダクト20を形成したものに比べて低くなっている。これにより、フード本体10の剛性アップを抑制することができる。また、樹脂製のダクト20をフード本体10のエンジンルーム側に設けたことにより慣性質量が増し、頭部等の衝突物に発生する減速度と時間との関係において1次ピークを上げることができる。その結果、エンジンルーム内にある硬い物体等に当たって発生する2次ピークを低く抑えることができる(図10参照。)。このため、歩行者等の頭部傷害値を低減し、歩行者保護性能を向上することができる。なお、図10は頭部等の衝突物に発生する減速度と時間との関係を示す特性線図である。図10において横軸は時間を示し、縦軸は減速度を示している。また、樹脂製のダクトをフード本体のエンジンルーム側に設けたフード構造の特性が特性線Aで示され、樹脂製のダクトをフード本体のエンジンルーム側に設けていないフード構造の特性が特性線Bで示されている。図10によると、特性線Bに比べ、特性線Aの1次ピークが上げられており、2次ピークが低く抑えられていることがわかる。
また、ダクト20が樹脂製であるため、ダクト20が金属製である場合に比べて、ダクト20の軽量化を図ることができる。
[変更例1]
変更例1は、図6に示すように、垂直状をなす縦壁部26の上側板部26aと下側板部26bとの間に、その壁厚を薄くする薄肉部26dを設定したものである。この場合、薄肉部26dが、縦方向の応力が集中しやすくかつ縦壁部26を折れ(破損を含む。)やすくする応力集中部26d(薄肉部と同一符号を付す)として設定されている。
[変更例2]
変更例2は、図7に示すように、垂直状をなす縦壁部26の上側板部26aと下側板部26bとの間に、ビード部26eを設定したものである。この場合、ビード部26eが、縦方向の応力が集中しやすくかつ縦壁部26を折れ(破損を含む。)やすくする応力集中部26e(ビード部と同一符号を付す)として設定されている。
3 エンジンルーム
7 インタークーラ(空気導入部)
10 フード本体
20 ダクト
26 縦壁部
26c 屈曲部(応力集中部)
26d 薄肉部(応力集中部)
26e ビード部(応力集中部)
Claims (2)
- 車両のエンジンルームを覆うフード本体のエンジンルーム側に、空気を導入しかつその空気を前記エンジンルーム内の所定の空気導入部に導出する樹脂製のダクトを設けたことを特徴とするフード構造。
- 請求項1に記載のフード構造であって、
前記ダクトは、空気の流れ方向に延在しかつ少なくとも1つの縦壁部を含む中空の閉断面構造で形成され、
前記ダクトの縦壁部に、その縦壁部を縦方向の応力により折れやすくする応力集中部を設けたことを特徴とするフード構造。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005294671A Pending JP2007099182A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | フード構造 |
Country Status (1)
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- 2005-10-07 JP JP2005294671A patent/JP2007099182A/ja active Pending
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