JP2007094374A - 現像剤搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007094374A
JP2007094374A JP2006172799A JP2006172799A JP2007094374A JP 2007094374 A JP2007094374 A JP 2007094374A JP 2006172799 A JP2006172799 A JP 2006172799A JP 2006172799 A JP2006172799 A JP 2006172799A JP 2007094374 A JP2007094374 A JP 2007094374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
carrier
path
toner
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006172799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4737541B2 (ja
Inventor
Junichi Matsumoto
純一 松本
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Tomoyuki Ichikawa
智之 市川
Natsumi Kato
菜摘 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006172799A priority Critical patent/JP4737541B2/ja
Priority to US11/514,933 priority patent/US7729642B2/en
Publication of JP2007094374A publication Critical patent/JP2007094374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737541B2 publication Critical patent/JP4737541B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0887Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity
    • G03G15/0891Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity for conveying or circulating developer, e.g. augers
    • G03G15/0893Arrangements for conveying and conditioning developer in the developing unit, e.g. agitating, removing impurities or humidity for conveying or circulating developer, e.g. augers in a closed loop within the sump of the developing device
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0877Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0877Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit
    • G03G15/0879Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit for dispensing developer from a developer cartridge not directly attached to the development unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/08Details of powder developing device not concerning the development directly
    • G03G2215/0802Arrangements for agitating or circulating developer material
    • G03G2215/0816Agitator type
    • G03G2215/0827Augers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 現像剤にダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管が閉塞することなく現像剤が効率的かつ確実に搬送される現像剤搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像剤Cを搬送する現像剤搬送装置であって、ポンプ90によって送入又は送出される気体とともに現像剤Cが搬送される搬送管49を備える。この搬送管49は、水平経路49aと、垂直経路49bと、現像剤Cに対する安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路と、のうち少なくとも1つの経路で形成される。
【選択図】 図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置において現像剤を所定位置に移送する現像剤搬送装置とそれを備えた画像形成装置とに関し、特に、現像装置に向けて新品のキャリアを移送する現像剤搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置において、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含むものとする。)を収容した現像部に、適宜に新しいキャリアを補給する技術(これをトリクル現像方式という。)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
2成分現像剤を用いた現像部は、現像部内におけるトナー消費に応じて、現像部の一部に設けられたトナー補給口から現像部内に適宜にトナーが補給される。補給されたトナーは、現像部内の現像剤とともに、搬送スクリュ等の撹拌部材によって撹拌・混合される。撹拌・混合された現像剤は、その一部が現像ローラに供給される。現像ローラに担持された現像剤は、ドクターブレードによって適量に規制された後に、その2成分現像剤中のトナーが感光体ドラムとの対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
このように、通常の現像工程において現像部内に収容された2成分現像剤中のキャリアは消費されることなく現像部内に残るために、キャリアに経時劣化が生じてしまう。詳しくは、キャリアが現像部内で長時間かけて撹拌・混合されることでキャリアのコーティング層が磨耗又は剥離してキャリアの帯電能力が低下する「膜削れ現象」や、キャリアの表面にトナーの成分や添加剤が付着してキャリアの帯電能力が低下する「スペント現象」が生じてしまう。
トリクル現像方式は、このようなキャリアの経時劣化による出力画像の画質低下を防止するためのものである。すなわち、現像部内に新しいキャリア(又は新しい2成分現像剤)を適宜に補給するとともに、現像部内に収容された2成分現像剤の一部を適宜に現像部外に排出することで、現像部内の劣化キャリアを減じて現像部内に収容されたキャリアの量と帯電能力とを維持するものである。
このようなトリクル現像方式を用いた画像形成装置は、キャリアの経時劣化が生じるごとに現像部やキャリアを新品のものに交換する必要のある装置に比べて、経時においても出力画像の画質が安定化することになる。
一方、特許文献1、特許文献2等には、トリクル現像方式を用いた画像形成装置であって、新品キャリアの搬送元となるキャリア容器から搬送先となる現像部に至る搬送経路にコイルスクリュ(搬送スクリュ)を設置する技術が開示されている。詳しくは、離間している搬送元と搬送先とを結ぶ中空パイプの内部にコイルスクリュを設置して、コイルスクリュによる機械的な搬送力によってキャリアの搬送をおこなっている。
他方、特許文献3等には、トナー容器に収容されたトナーを、スクリューポンプ(モーノポンプ)を用いて現像部に搬送するトナー搬送装置が開示されている。このようなトナー搬送装置は、トナーの搬送元となるトナー容器と、トナーの搬送先となる現像部と、の間のトナー搬送経路をフレキシブルなチューブで形成するために、画像形成装置全体のレイアウトの自由度が向上することが知られている。
特開2001−194860号公報 特開2001−183893号公報 特開2005−17787号公報
上述した特許文献1、特許文献2等の技術は、キャリアの搬送元と搬送先とがある程度離間している場合であっても、コイルスクリュの機械的搬送力によってキャリアを搬送することができる。しかし、コイルスクリュを用いる場合、重力に逆らった搬送経路(低位置から高位置への垂直経路又は傾斜経路である。)や、複雑に屈曲した搬送経路を形成するのが難しかった。すなわち、コイルスクリュを用いた現像剤搬送装置は、レイアウト上の制約が多かった。
さらに、コイルスクリュを用いてキャリアを搬送する場合、キャリアがコイルスクリュによって機械的ストレスを受けることによって、新品のキャリアでありながら上述の「膜削れ現象」が生じる可能性もあった。
このような問題を解決するために、コイルスクリュを用いることなく、エアーポンプやスクリューポンプ等のポンプを用いてキャリアを気体(空気)とともに搬送する方策が考えられる。しかし、その場合であっても、キャリアの搬送元と搬送先とを結ぶ搬送管(搬送経路)中にキャリアを停滞させることなくスムーズに搬送することが必要になる。キャリアが搬送管中に停滞すると、その位置で搬送管が閉塞されて、現像部への正常なキャリア補給ができなくなってしまう可能性がある。
また、このような問題は、キャリアを搬送する現像剤搬送装置に限定されず、トナーや2成分現像剤を搬送する現像剤搬送装置においても共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤にダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管が閉塞することなく現像剤が効率的かつ確実に搬送される現像剤搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
本願発明者は、上記課題を解決するために研究を重ねた結果、次の事項を知るに至った。
すなわち、現像剤搬送装置における搬送管(搬送経路)は、搬送元と搬送先とを直線で結んだ方が、搬送距離が短くなって、経済的で搬送に使用する空気の量も低減できる。しかし、搬送先と搬送元とが水平方向及び垂直方向に離れている場合には、双方を直線で結ぶとその搬送管は傾斜経路を有することになる。
ポンプを用いて現像剤を気体とともに搬送する場合、垂直経路では、搬送管の断面において現像剤がほぼ均一に分散されて搬送される。これに対して、水平経路や傾斜経路では、現像剤に作用する搬送方向の力に対して重力方向の力(現像剤の自重である。)が異方向に働くために、搬送管断面の底部に現像剤が滞留しやすくなる。水平経路では、現像剤の滞留が生じると、その位置での搬送管の断面積(流路)が小さくなるため、空気の流速が増加して滞留現像剤が一定量以上増加しなくなる。したがって、水平経路では、ほとんど搬送管の閉塞には至らない。ところが、傾斜経路では、滞留現像剤が増加してくると、自重により現像剤が傾斜を滑落して、さらに下方で現像剤が堆積されて搬送管が閉塞してしまう。そして、この現象は、傾斜経路の傾斜角度が、現像剤に対する安息角を超えた場合(自重により現像剤が傾斜を滑落する場合である。)に生じる。
この発明は以上述べた事項に基づくものであり、すなわち、この発明の請求項1記載の発明にかかる現像剤搬送装置は、現像剤を搬送する現像剤搬送装置であって、ポンプによって送入又は送出される気体とともに前記現像剤が搬送される搬送管を備え、前記搬送管は、水平経路と、垂直経路と、前記現像剤に対する安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路と、のうち少なくとも1つの経路で形成されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像剤搬送装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記水平経路又は/及び前記傾斜経路は、その上方に磁界を発生させる磁界発生手段を備えたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像剤搬送装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記現像剤を、キャリア又は/及びトナーとしたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像剤搬送装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記搬送管は、トナーとキャリアとが収容されるとともに像担持体上に形成される潜像を現像する現像部に向けて前記現像剤を搬送するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像剤搬送装置は、前記請求項4に記載の発明において、前記現像部は、その内部に収容された前記トナー及び前記キャリアの一部を排出する排出手段を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる現像剤搬送装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記搬送管は、前記現像剤が収容された現像剤容器から当該現像剤を搬送するものである。
また、この発明の請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像剤搬送装置を備えたものである。
なお、本願において、「現像剤」とは、現像工程に用いられる剤であって、「キャリア」、「トナー」、「キャリアとトナーとからなる2成分現像剤」等のすべてを総称するものであると定義する。
本発明は、ポンプを用いて現像剤を気体とともに搬送する現像剤搬送装置において、水平経路、垂直経路、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路、のうち1つの経路又は複数の経路を組み合わせて、搬送管を形成している。これにより、現像剤にダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管が閉塞することなく現像剤が効率的かつ確実に搬送される現像剤搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図10にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部(現像装置)、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部を示す。
また、27は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、28は中間転写ベルト27上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する第2転写バイアスローラ、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収する中間転写ベルトクリーニング部、30は4色カラーのトナー像が転写された記録媒体Pを搬送する搬送ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各現像部23Y、23M、23C、23BKに各色のトナーを補給するトナー補給部、47Y、47M、47C、47BKは各現像部23Y、23M、23C、23BKに新たにキャリアを補給するキャリア補給部、51は原稿Dを原稿読込部55に搬送する原稿搬送部、55は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部(スキャナ)、61は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、66は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25が、一体化されたものである。
各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部55は、コンタクトガラス53上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム21上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれ、現像部23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像部23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト27表面は、図中の矢印方向に走行して、第2転写バイアスローラ28の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ28の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ28位置の記録媒体Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト30により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2及び図3にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
図2は作像部を示す概略断面図であり、図3はその現像部を示す長手方向(図2の紙面垂直方向である。)の断面図である。
なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジ及び現像部及びトナー補給部における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。また、図2において、キャリア補給部47及びトナー補給部32は簡略化して図示している。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、クリーニング部25とが、ケース26に一体的に収納されている。クリーニング部25には、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bが設置されている。
現像部23は、主として、感光体ドラム21に対向する現像ローラ23aと、現像ローラ23aに対向する第1搬送スクリュ23bと、仕切部材23eを介して第1搬送スクリュ23bに対向する第2搬送スクリュ23cと、現像ローラ23aに対向するドクターブレード23dと、で構成される。
また、現像部23には、仕切部材23eで隔絶された第1現像剤収容部23gと第2現像剤収容部23hとが設けられている。図3を参照して、第1現像剤収容部23gと第2現像剤収容部23hとは長手方向両端部(仕切部材23eが介在しない範囲である。)で連通して、現像剤の循環経路を形成している。第1現像剤収容部23gには、現像ローラ23a、第1搬送スクリュ23b、ドクターブレード23d、が配設されている。第2現像剤収容部23hには、第2搬送スクリュ23c、磁気センサ40、が配設されている。
図3を参照して、現像ローラ23aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネット23a1と、非磁性材料からなりマグネット23a1の周囲を回転するスリーブ23a2と、で構成される。マグネット23a1によって現像ローラ23a(スリーブ23a2)上に複数の磁極(主極、搬送極、汲み上げ極、剤切り極等である。)が形成される。
現像ローラ23a(スリーブ23a2)は、装置本体1に設置された不図示の駆動モータに連結されていて、駆動モータによって回転駆動される。また、図示は省略するが、現像ローラ23aと、第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cとは、ギア列によって駆動連結されている。これにより、現像ローラ23aが駆動モータによって回転駆動されるのにともない、それに従動して第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cも回転駆動される。
現像部23内には、トナーTとキャリアC(磁性を有する成分である。)とからなる2成分現像剤Gが収容されている。
本実施の形態1におけるトナーT(現像剤G中のトナーとトナー補給部32内のトナーとである。)は、樹脂及び着色剤からなるトナー母体粒子や添加剤を含有する。
また、本実施の形態1におけるトナーTは、単量体を使用して乳化重合、懸濁重合等の重合反応によって合成する方法や、樹脂自体を熱等によって熔融し噴霧して微粒子化する方法や、水中等へ分散することによって所定の粒子サイズにして得られる母体粒子に添加剤をヘンシェルミキサー等で混合付着させる方法によって製造することができる。
トナーTに含有される樹脂としては、ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン/p−クロロスチレン共重合体、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニルトルエン共重合体、スチレン/ビニルナフタリン共重合体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリル酸エチル共重合体、スチレン/アクリル酸ブチル共重合体、スチレン/アクリル酸オクチル共重合体、スチレン/メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メタクリル酸エチル共重合体、スチレン/メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン/α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン/ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン/ビニルメチルケトン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、スチレン/アクリロニトリル/インデン共重合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等を単独又は2種以上混合して用いることができる。
トナーTに用いられる黒色の着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブラック、ファーネスブラック、ランプブラック等が用いられる。シアンの着色剤としては、フタロシアニンブルー、メチルレンブルー、ビクトリアブルー、メチルバイオレット、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー等が用いられる。マゼンタの着色剤としては、ローダミン6Gレーキ、ジメチルキナクリドン、ウォッチングレッド、ローズベンガル、ローダミンB、アリザリンレーキ等が用いられる。イエローの着色剤としては、クロムイエロー、ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モリブデンオレンジ、キノリンイエロー、タートラジン等が用いられる。
これらのトナーTには、効率的に帯電を付与するために、少量の帯電付与剤(例えば、染顔料、極性制御剤等である。)を含有させることができる。極性制御剤としては、モノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サリチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のCo、Cr又はFe等の金属錯体、有機染料、四級アンモニウム塩等を用いることができる。
添加剤として用いられる無機微粒子としては、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ペンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸パリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等を用いることができる。その中でも、シリカ、酸化チタンの2種を用いる場合には、トナーに対して添加剤の埋没を抑制する効果と、トナーの帯電を安定させる効果と、が特に大きく発揮される。
また、本実施の形態1におけるキャリアC(2成分現像剤G中のキャリアCとキャリアカートリッジ48内のキャリアCとである。)は、磁性を有する核体粒子に被覆層が形成されたものである。
キャリアCの核体粒子としては、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属やマグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の合金又はその化合物等が用いられる。
キャリアCの被覆層を形成するための樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン及びクロロスルホン化ポリエチレン;ポリビニル及びポリビニリデン系樹脂、例えばポリスチレン、アクリル樹脂(例えばポリメチルメタクリレート)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル及びポリビニルケトン;塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体;スチレン/アクリル酸共重合体;オルガノシロキサン結合からなるストレートシリコン樹脂のようなシリコン樹脂又はその変性品(例えばアルキド樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン等による変性品);弗素樹脂、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン;ポリアミド;ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート;ポリウレタン;ポリカーボネート;アミノ樹脂、例えば尿素・ホルムアルデヒド樹脂;エポキシ樹脂等を用いることができる。これらの樹脂の中でも、トナースペントを防止する点で好ましいのは、アクリル樹脂、シリコン樹脂又はその変性品及び弗素樹脂である(特に、シリコン樹脂又はその変性品が好ましい。)。被覆層の形成方法としては、キャリア核体粒子の表面に噴霧法、浸漬法等によって樹脂を塗布するものが用いられる。
また、キャリアCには、キャリア抵抗の調整等をおこなうために、被覆層中に微粉末を添加することができる。被覆層中に分散される微粉末は、0.01〜5.0μm程度の粒径のものが好ましい。また、微粉末は、被覆樹脂100重量部に対して2〜30重量部(特に、5〜20重量部)添加されることが好ましい。微粉末としては、シリカ、アルミナ、チタニア等の金属酸化物やカーボンブラック等の顔料を用いることができる。
先に述べた作像プロセスを、現像工程を中心にしてさらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図2中の矢印方向に回転している。現像部23内の現像剤Gは、図3に示すように、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの矢印方向の回転によって、トナー補給部32からトナー補給口23fを介して補給されたトナーT(新品トナー)とともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図3中の破線矢印方向の循環である。)。第1搬送スクリュ23bは現像剤Gを図3中の左側に搬送して、第2搬送スクリュ23cは現像剤Gを図3中の右側(第1搬送スクリュ23bの搬送方向とは逆の方向である。)に搬送する。
そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ23a上に担持される。現像ローラ23a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード23dの位置に達する。そして、現像ローラ23a上の現像剤Gは、ドクターブレード23dの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、現像工程にて感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト27上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存した未転写のトナーTが、クリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
ここで、装置本体1に設けられたトナー補給部32は、交換自在に構成されたトナーカートリッジ33と、トナーカートリッジ33から排出された新品トナーTを現像部23に導くトナー搬送装置と、で構成される。トナー搬送装置は、トナー搬送経路(トナー搬送管)34や、トナー搬送経路34内に空気を送入してトナーを空気とともに搬送するエアーポンプ(不図示である。)、等で構成される。また、トナーカートリッジ33内には、新品のトナーT(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。
なお、トナーカートリッジ33内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、トナー補給口23fから現像部23内に適宜に補給されるものである。現像部23内のトナーTの消費は、現像部23の第2搬送スクリュ23cの下方に設置された磁気センサ40(トナー濃度検知手段)や、感光体ドラム21に対向するフォトセンサ(不図示である。)によって検出される。そして、磁気センサ40やフォトセンサの検知結果が狙いのトナー濃度(現像剤G中のトナーTの割合である。)の範囲に対応する出力値になるように、トナー補給部32からトナー補給口23fを介して現像部23にトナーが補給される。
現像部23に補給するトナー補給量の調整は、エアーポンプの駆動時間を制御することによっておこなわれる。
さらに、本実施の形態1における現像部23は、トリクル現像方式が用いられている。
図2に示すように、本実施の形態1における画像形成装置には、現像部23内に収容された現像剤Gの一部を現像部23外に排出する排出手段23kと、現像部23内に新たにキャリアCを補給するキャリア補給部47と、が設けられている。
詳しくは、第2現像剤収容部23hには、トナー補給部32とは別に、キャリア補給部47が接続されている。キャリア補給部47は、交換自在に構成されたキャリアカートリッジ48と、キャリアカートリッジ48から排出された新品キャリアCをキャリア補給口23mを介して現像部23に導く現像剤搬送装置としてのキャリア搬送装置と、で構成されている。キャリア搬送装置は、搬送管(キャリア搬送経路、キャリア搬送管)49や、搬送管49内に空気を送入してトナーを空気とともに搬送するエアーポンプ90(図4を参照できる。)、等で構成される。キャリアカートリッジ48内には、新品キャリアCが収容されている。なお、キャリア搬送装置の構成・動作については、後で詳しく説明する。
一方、第2現像剤収容部23hにおける壁面の上方には、排出手段としての現像剤排出口23kが設けられている。
そして、キャリア補給部47から現像部23内に新品キャリアCが補給されて現像部23内の現像剤量が所定量を超えると、過剰になった現像剤Gが現像剤排出口23kから現像部23外に排出される。現像剤排出口23kから排出された現像剤Gは、現像剤回収経路43を経由して現像剤回収部44まで搬送される。
このように、新品キャリアCの補給にともない現像剤面が上昇して、現像剤排出口23kの高さを超えた現像剤Gが現像部23外に排出されるので、現像部23内の剤面(現像剤量)は常に一定に保たれることになる。
なお、本実施の形態1では、現像部23から現像剤を排出する排出手段としてオーバーフロー法を用いたが、現像剤排出口23kに開閉自在なシャッタを設けて、シャッタの開閉によって現像剤の排出をおこなうこともできる。
以下、図4にて、本実施の形態1で特徴的な、現像剤搬送装置としてのキャリア搬送装置の構成・動作について詳述する。
図4を参照して、キャリア搬送装置は、搬送管49、エアーポンプ90(ポンプ)、ノズル75、キャリアフィーダ70、合流部78、磁石80(磁界発生手段)、等で構成されている。
搬送管49は、柔軟性と耐トナー性とに優れた材料からなるチューブであって、その内径が2〜8mmになるように形成されている。搬送管49の材料としては、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等のゴム材料や、エラストマー樹脂を用いることができる。
このようなフレキシブルな搬送管49を用いるとともに、キャリアのエアー搬送をおこなうことで、キャリア搬送経路のレイアウトの自由度が増して、画像形成装置が小型化される。本実施の形態1におけるキャリア搬送装置は、エアーポンプによって搬送管49内に圧力を発生させることによってキャリアを移送するものであるために、キャリアカートリッジ48を現像部23よりも低い位置に配設することもできる。
搬送管49は、一端が搬送先となる現像部23のキャリア補給口23mに接続され、他端がノズル75を介して搬送元となるキャリアカートリッジ(現像剤容器)48に接続されている。さらに、搬送管49は、他端側に設置された合流部78を介して、エアーポンプ90に接続されている。
ノズル75の先端部には開口76が設けられていて、キャリアカートリッジ48内のキャリアCは開口76を介してノズル75内に自重落下する。そして、ノズル75内に落下したキャリアは、キャリアフィーダ70の回転部72に設けられた穴部71に保持される。回転部72は、不図示のモータによって矢印方向に回転駆動される。これによって、穴部71に保持されたキャリアが合流部78に自重落下する。このように、キャリアフィーダ70によって一定量のキャリアが搬送管49の先端位置(合流部78)に供給される。そして、キャリアは、合流部78に接続されたエアーポンプ90によって送入される空気とともに、搬送管49内で搬送されることになる。ここで、キャリアフィーダ70は、合流部78に接続されたエアーポンプ90から送入される空気がキャリアカートリッジ48内に流入しないようにする機能も果たす。
ここで、キャリアカートリッジ48は、樹脂材料からなるボトル状(又は袋状)の容器である。キャリアカートリッジ48の先端には、ノズル75が挿脱可能に装着される口金部材48bが溶着(又は接着)されている。さらに、口金部材48bには、発泡ポリウレタン、ゴム等からなるシール部材48aが設置されている。そして、ノズル75がシール部材48aに密着しながら挿脱されることで、キャリアカートリッジ48からのキャリアCの漏出が抑止される。
このように構成されたキャリア補給部47(キャリア搬送装置及びキャリアカートリッジ48)は、次のように動作する。
まず、制御部からの電気信号によってキャリアフィーダ70の回転部72が矢印方向に回転する。そして、回転部72の穴部71が下方に達したとき、穴部71に保持されたキャリアが合流部78に落下する。そして、合流部78に落下したキャリアは、エアーポンプ90によって供給された空気とともに搬送管49(水平経路49a→垂直経路49b→水平経路48a)を通過して、キャリア補給口23mから現像部23内に補給される。
ここで、キャリアフィーダ70から合流部78にキャリアを落下させる前に、搬送管49には予めエアーポンプ90によって空気が送入される。これにより、キャリアを搬送管49内で分散しやすくなって、少ないエネルギ(空気速度)でキャリアを搬送することができる。結果として、エアーポンプ90による空気の使用量も低減することができる。なお、本実施の形態1では、エアーポンプ90による空気の流速は、0.5〜5m/秒に設定されている。
なお、図10を参照して、上述したキャリアフィーダ70(キャリア補給部47)やエアーポンプ90の動作は、画像形成装置本体1に設置された制御部100(システム制御部)によって制御される。
ここで、本実施の形態1では、エアーポンプ90によって送入される気体とともにキャリアが搬送される搬送管49が、水平経路49aと垂直経路49bとのみで形成されている。これによって、傾斜角度の大きな傾斜経路を有する搬送管と比べて、下方から上方へ向かって搬送管が閉塞することなくキャリアが効率的かつ確実に搬送される。さらに、コイルスクリュを用いてキャリアを搬送するキャリア搬送装置と比べて、キャリアにダメージを与えることなく、レイアウトの自由度が向上することになる。
搬送管49におけるキャリアの搬送状態は、水平経路49aと垂直経路49bとで異なる。
図5を参照して、搬送管49が垂直経路49bの場合、キャリアCに作用する力(空気による抵抗と重力とである。)が同一線上(上下方向)にあるため、キャリアは搬送管の断面に対して均一に分散された状態になる。このように、垂直経路は、送入された空気が現像剤に均等に分散されて搬送されるものであって、略垂直な経路も含まれる。
これに対して、図6を参照して、搬送管49が水平経路49aの場合、キャリアの重力が空気抵抗に対して直角に作用するため、重力と空気抵抗との釣り合いによってキャリアは搬送管の断面に対して均一に分散されない状態になる。具体的に、空気に対してキャリアの量が多い場合や、流速が充分でない場合には、搬送管断面の下側が上側よりもキャリアが密になって移動する。
このような場合、搬送管の底部に着地したキャリアが、摩擦により浮遊できずに滞留することもある。このような滞留を防止するために、空気速度を充分に大きくしたり、混合比(空気とキャリアとの重量比である。)を小さくしたりすることができる。しかし、空気速度を大きくしすぎると、現像部23内の圧力が上昇してトナー飛散が生じる可能性があるとともに、エアーポンプ90も大型化してしまう。また、混合比を小さくしすぎると、キャリアの搬送効率が悪くなって、トータルの使用エネルギが大きくなるとともに、1つのキャリア補給部で4色の現像部にそれぞれキャリアを補給する場合等にキャリア補給がまったく間に合わなくなる可能性もある。したがって、少ない空気速度(空気量)で効率良くキャリアを搬送することが必要である。
一方、搬送管49が水平経路49aの場合、搬送管の底部にキャリアが滞留すると、ベルヌーイの定理から明らかなように、搬送管断面が小さくなって空気の速度は大きくなる。これにより、水平経路49aには一定量以上のキャリアが滞留することはなく、搬送管の閉塞が生じることなくキャリアは正常に搬送される。
ところが、搬送管49の経路が傾きαを持った場合(傾斜経路49cの場合である。)には、滞留したキャリアCが自重により下方に滑落して、その位置に堆積してしまい搬送管の閉塞が生じてしまう(図7を参照できる。)。
搬送管49にキャリア(現像剤)が詰まる現象を、さらに補足的に説明する。
キャリア搬送装置(現像剤搬送装置)において、キャリアは少量ずつ搬送される。搬送管にキャリアが詰まる現象は、空気の送入を停止したときに起こる。水平経路49aや傾斜経路49cにおいては、空気が流れている際に経路中に密の部分と疎の部分とが形成される。空気が経路中に送入されているときには常にこのような密疎が形成されるために、キャリアが累積して溜まっていく。水平経路の場合には、このようにして堆積したキャリアが、空気の送入を停止することによりその場に留まってしまう。傾斜経路の場合には、堆積したキャリアが上流側にさらに流れ落ちて、空気の送入を停止することによりその場に留まってしまう。このような現象を経て、搬送管にキャリアが詰まってしまうことになる。
これに対して、垂直経路49bの場合には、キャリア(現像剤)が均一に流れることになる。垂直経路では、空気の送入制御によって経路中に補充したすべてのキャリアが流れきってしまうために、空気の送入を停止してもキャリアの詰まりが生じない。
ここで、図8を参照して、キャリア搬送装置における、搬送元Aから搬送先Bに至る搬送管(搬送経路)の距離について考える。
図8(B)を参照して、搬送経路L3のように、搬送元Aと搬送先Bとを1つの直線で結んだ場合、搬送距離が最も短くなって、搬送管が低コスト化されるとともに、使用する空気量も低減される。しかし、上述したように傾斜経路による搬送管の閉塞が生じる可能性がある。搬送経路L4においても、傾斜経路を有するために、同様に搬送管の閉塞が生じる可能性がある。
これに対して、図8(A)を参照して、搬送経路L1、L2のように、搬送元Aと搬送先Bとを水平経路と垂直経路とで結んだ場合には、傾斜経路を有さないために、搬送管の閉塞は生じないことになる。
ここで、図7を参照して、搬送管49の一部又は全部に傾斜経路49cを設けた場合であっても、その傾斜角度αがキャリアの安息角以下となるように設定することで、搬送管の閉塞を抑止することができる。すなわち、傾斜角度αがキャリアの安息角以下となる傾斜経路49cにおいては、搬送管にキャリアが停滞してもそのキャリアが斜面を滑落することがないために、斜面下方位置におけるキャリアの堆積による搬送管の閉塞は生じない。このメカニズムは、水平経路49aのものとほぼ同等である。
なお、現像剤(キャリア)の安息角は、「パウダテスタ」(ホソカワミクロン社製)で測定することができる。詳しくは、注入法によって落下して形成された現像剤の山の傾斜と水平面とがなす角度が、現像剤の安息角となる。したがって、流動性の悪い現像剤は、安息角が大きくなることになる。
以上のことから、ポンプ90を用いてキャリアを気体とともに搬送するキャリア搬送装置においては、水平経路49a、垂直経路49b、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路49c、のうち1つの経路又は複数の経路を組み合わせて、搬送管49を形成することで、搬送管49の閉塞を確実に抑止できることがわかる。すなわち、キャリア搬送装置の搬送管49に、水平経路、垂直経路、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路、以外の経路が含まれないように構成することで、搬送管49の閉塞を確実に抑止できる。
ここで、本実施の形態1では、図4及び図9を参照して、搬送管49の水平経路49aの上方に磁界発生手段としての磁石80を設置している。
これによって、水平経路49aの底部に滞留するキャリアを減ずることができる。詳しくは、図9に示すように、水平方向に移動中のキャリアCには、移動方向(破線矢印方向である。)に作用する空気力Fと、重力方向に作用する重力N2と、磁石80による吸着力N1と、が作用する。したがって、吸着力N1によって重力方向の力N2が相殺されて、搬送管断面に均一に分散したキャリアの流れが形成される。
なお、磁石80は、傾斜経路49cの上方に設けることもできる。この場合にも、傾斜経路49cにおける搬送管断面に均一に分散したキャリアの流れが形成されることになる。また、磁界発生手段として、磁石80の代わりに、電磁石を用いることもできる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、エアーポンプ90を用いてキャリアCを気体とともに搬送するキャリア搬送装置において、水平経路49a、垂直経路49b、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路49c、のうち1つの経路又は複数の経路を組み合わせて、搬送管49を形成している。これにより、補給用のキャリアCにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管49が閉塞することなく、キャリアCを効率的かつ確実に搬送することができる。
なお、本実施の形態1では、キャリア補給部47から新品のキャリアCを補給したが、キャリア補給部47から新品の2成分現像剤Gを補給する構成にすることもできる。この場合、キャリア搬送装置は、2成分現像剤Gを搬送することになる。そして、この場合にも、本実施の形態1と同様の効果を奏することになる。すなわち、磁性を有する成分が含有されている現像剤を搬送する現像剤搬送装置において、水平経路、垂直経路、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路、のうち1つの経路又は複数の経路を組み合わせて、搬送管を形成することで、本実施の形態1と同様の効果を奏することになる。
また、本実施の形態1では、現像剤搬送装置としてのキャリア搬送装置に対して、本発明を適用した。これに対して、トナー補給部32における現像剤搬送装置としてのトナー搬送装置に対しても、本発明を適用することができる。その場合も、水平経路、垂直経路、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路、のうち1つの経路又は複数の経路を組み合わせて、トナー搬送経路34を形成することで、補給用のトナーTにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、トナー搬送経路34が閉塞することなく、トナーTを効率的かつ確実に搬送することができる。
また、本実施の形態1では、ポンプとして搬送管49に空気を送入するエアーポンプ90を用いたが、ポンプとして搬送管49から空気を送出するポンプ(例えば、スクリューポンプである。)を用いることもできる。その場合も、水平経路49a、垂直経路49b、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路49c、のうち少なくとも1つの経路で搬送管49を形成することで、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKを、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25を一体化して構成した。また、各現像部23Y、23M、23C、23BKを、単体のユニットとして構成した。これに対して、各現像部23Y、23M、23C、23BKを、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKと一体化することもできる。すなわち、プロセスカートリッジ20を、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25で構成することもできる。この場合にも、本実施の形態1と同様の効果を奏することになる。さらには、作像部のメンテナンス性が向上する。
実施の形態2.
図11にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図11は、実施の形態2における現像剤搬送装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
本実施の形態2では、前記実施の形態1で説明したキャリア搬送装置(現像剤搬送装置)を、以下のように制御している。
キャリア搬送装置からキャリアを送出するときには、まず、キャリアを搬送する条件を満たしているかが判断される(ステップS1)。具体的には、現像部23におけるトナー消費量や、出力画像の枚数や、現像部23の駆動時間、等が所定値に達しているかが判別される。すなわち、現像部23内に収容された現像剤が劣化しているかが判断される。
その結果、キャリアを搬送する条件を満たしていないものと判断された場合には、キャリア送出の必要がないものとして、本処理のフローを繰り返す。
これに対して、キャリアを搬送する条件を満たしているものと判断された場合には、キャリア送出の必要があるものとして、エアーポンプ90を駆動して搬送管49内に空気を送入する(ステップS2)。そして、キャリアフィーダ70を駆動して、搬送管49内にキャリアを補給する(ステップS3)。
このとき、制御部100に設置されたタイマカウンタによるカウントがおこなわれる(ステップS4)。具体的に、タイマカウンタは、エアーポンプ90が駆動されてから新品キャリアが現像部23に到達するまでの時間をカウントする。なお、キャリアの到達時間は、予め実験等によって定められるものであるが、概ね空気の到達時間に対して70%程度になる。
その後、タイマカウンタがカウントアップしたかが判断される(ステップS5)。その結果、タイマカウンタがカウントアップしていないものと判断された場合には、キャリアが現像部23に達していないものとして、ステップS4以降のフローが繰り返される。
これに対して、タイマカウンタがカウントアップしているものと判断された場合には、キャリアが現像部23に達しているものとして、エアーポンプ90の駆動を停止して搬送管49内への空気の送入を停止する(ステップS6)。
本実施の形態2のような制御をおこなうことで、現像部23へのキャリアの搬送が終了しない状態では、エアーポンプ90による空気の送入が停止されないことになる。したがって、搬送経路中に垂直経路49bが設けられていても、空気の送入停止にともない垂直経路49bの下方にキャリアが落下・堆積する不具合が抑止される。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、エアーポンプ90を用いてキャリアCを気体とともに搬送するキャリア搬送装置において、水平経路49a、垂直経路49b、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路49c、のうち1つの経路又は複数の経路を組み合わせて、搬送管49を形成している。これにより、補給用のキャリアCにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管49が閉塞することなく、キャリアCを効率的かつ確実に搬送することができる。
実施の形態3.
図12にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図12は、実施の形態3における現像剤搬送装置を示す概略図である。本実施の形態3の現像剤搬送装置は、水平経路49aのみで搬送管49を形成している点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図12に示すように、本実施の形態3におけるキャリア搬送装置(現像剤搬送装置)は、搬送管49が水平経路49aのみで形成されている。なお、図12において、エアーポンプ90、トナー補給部32等の図示は省略している。
以上説明したように、本実施の形態3の構成によれば、前記各実施の形態のものと同様に、補給用のキャリアCにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管49が閉塞することなく、キャリアCを効率的かつ確実に搬送することができる。
実施の形態4.
図13にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図13は、実施の形態4における現像剤搬送装置を示す概略図である。本実施の形態4の現像剤搬送装置は、安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路49cのみで搬送管49を形成している点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図13に示すように、本実施の形態4におけるキャリア搬送装置(現像剤搬送装置)は、搬送管49が傾斜経路49cのみで形成されている。ここで、傾斜経路49cの傾斜角αは、キャリアの安息角以下となるように設定されている。なお、図13において、エアーポンプ90、トナー補給部32等の図示は省略している。
以上説明したように、本実施の形態4の構成によれば、前記各実施の形態のものと同様に、補給用のキャリアCにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管49が閉塞することなく、キャリアCを効率的かつ確実に搬送することができる。
実施の形態5.
図14にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図14は、実施の形態5における現像剤搬送装置を示す概略図である。本実施の形態5の現像剤搬送装置は、垂直経路49bのみで搬送管49を形成している点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図14に示すように、本実施の形態5におけるキャリア搬送装置(現像剤搬送装置)は、搬送管49が垂直経路49bのみで形成されている。なお、図14において、エアーポンプ90、トナー補給部32等の図示は省略している。
以上説明したように、本実施の形態5の構成によれば、前記各実施の形態のものと同様に、補給用のキャリアCにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管49が閉塞することなく、キャリアCを効率的かつ確実に搬送することができる。
実施の形態6.
図15にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図15は、実施の形態6における現像剤搬送装置を示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態6の現像剤搬送装置は、水平経路49aと傾斜経路49cとの2つの経路のみで搬送管49を形成している点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図15に示すように、本実施の形態6におけるキャリア搬送装置(現像剤搬送装置)は、搬送管49が水平経路49aと傾斜経路49cとの2つの経路のみで形成されている。ここで、傾斜経路49cの傾斜角αは、キャリアの安息角以下となるように設定されている。
また、搬送管49の上方には全域(搬送管の最上流位置から最下流位置にかけてである。)にわたって磁石80(磁界発生手段)が設置されている。これにより、水平経路49a及び傾斜経路49cにおける搬送管断面に均一に分散したキャリアの流れが形成されるために、キャリアの搬送性がさらに向上することになる。
以上説明したように、本実施の形態6の構成によれば、前記各実施の形態のものと同様に、補給用のキャリアCにダメージを与えることなく、比較的レイアウトの自由度が高く、搬送管49が閉塞することなく、キャリアCを効率的かつ確実に搬送することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す概略図である。 現像部を長手方向にみた断面図である。 現像剤搬送装置を示す全体構成図である。 搬送管の垂直経路を示す断面図である。 搬送管の水平経路を示す断面図である。 搬送管の傾斜経路を示す断面図である。 キャリアの搬送経路を立体的に示す概略図である。 磁界発生手段を備えた搬送管の水平経路を示す断面図である。 画像形成装置における制御部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2における現像剤搬送装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3における現像剤搬送装置を示す概略図である。 この発明の実施の形態4における現像剤搬送装置を示す概略図である。 この発明の実施の形態5における現像剤搬送装置を示す概略図である。 この発明の実施の形態6における現像剤搬送装置を示す全体構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23、23Y、23M、23C、23BK 現像部(現像装置)、
23f トナー補給口、
23k 現像剤排出口(排出手段)、 23m キャリア補給口、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー補給部、
33 トナーカートリッジ、 34 トナー搬送経路、
43 現像剤回収経路、 44 現像剤回収部、
47、47Y、47M、47C、47BK キャリア補給部、
48 キャリアカートリッジ(現像剤容器)、
49 搬送管(キャリア搬送経路)、
49a 水平経路、 49b 垂直経路、 49c 傾斜経路、
70 キャリアフィーダ、 75 ノズル、 76 開口、
80 磁石(磁界発生手段)、 90 エアーポンプ(ポンプ)、
G 2成分現像剤、 C キャリア、 T トナー。

Claims (7)

  1. 現像剤を搬送する現像剤搬送装置であって、
    ポンプによって送入又は送出される気体とともに前記現像剤が搬送される搬送管を備え、
    前記搬送管は、水平経路と、垂直経路と、前記現像剤に対する安息角以下の角度で傾斜する傾斜経路と、のうち少なくとも1つの経路で形成されたことを特徴とする現像剤搬送装置。
  2. 前記水平経路又は/及び前記傾斜経路は、その上方に磁界を発生させる磁界発生手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  3. 前記現像剤は、キャリア又は/及びトナーであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤搬送装置。
  4. 前記搬送管は、トナーとキャリアとが収容されるとともに像担持体上に形成される潜像を現像する現像部に向けて前記現像剤を搬送することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像剤搬送装置。
  5. 前記現像部は、その内部に収容された前記トナー及び前記キャリアの一部を排出する排出手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の現像剤搬送装置。
  6. 前記搬送管は、前記現像剤が収容された現像剤容器から当該現像剤を搬送することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像剤搬送装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像剤搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2006172799A 2005-09-05 2006-06-22 現像剤搬送装置及び画像形成装置 Active JP4737541B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172799A JP4737541B2 (ja) 2005-09-05 2006-06-22 現像剤搬送装置及び画像形成装置
US11/514,933 US7729642B2 (en) 2005-09-05 2006-09-05 Stress-reduceable transport unit and image forming apparatus using the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005255784 2005-09-05
JP2005255784 2005-09-05
JP2006172799A JP4737541B2 (ja) 2005-09-05 2006-06-22 現像剤搬送装置及び画像形成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011058902A Division JP4919441B2 (ja) 2005-09-05 2011-03-17 現像剤搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007094374A true JP2007094374A (ja) 2007-04-12
JP4737541B2 JP4737541B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=37830168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172799A Active JP4737541B2 (ja) 2005-09-05 2006-06-22 現像剤搬送装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7729642B2 (ja)
JP (1) JP4737541B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012058283A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4889008B2 (ja) 2005-09-07 2012-02-29 株式会社リコー 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP4853963B2 (ja) * 2006-05-15 2012-01-11 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US7835653B2 (en) * 2006-05-25 2010-11-16 Ricoh Company, Limited Developing device and image forming apparatus
JP5277566B2 (ja) * 2007-05-31 2013-08-28 株式会社リコー 現像装置および画像形成装置
JP2008299217A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 現像装置・画像形成装置
JP4999166B2 (ja) * 2007-06-01 2012-08-15 株式会社リコー 現像装置および画像形成装置
JP4954821B2 (ja) * 2007-07-27 2012-06-20 株式会社リコー 現像装置・画像形成装置
JP5140871B2 (ja) * 2007-11-08 2013-02-13 株式会社リコー 画像形成装置
US8050595B2 (en) * 2007-12-19 2011-11-01 Xerox Corporation Replenishment carrier injection system
US7974557B2 (en) * 2007-12-19 2011-07-05 Xerox Corporation Carrier replenishment and image mottle reduction system
US20100034545A1 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Developer supply cartridge, image forming method, and image forming apparatus
JP5321112B2 (ja) * 2008-09-11 2013-10-23 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP5463654B2 (ja) 2008-11-20 2014-04-09 株式会社リコー 現像装置および画像形成装置
JP2010134265A (ja) 2008-12-05 2010-06-17 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP5445168B2 (ja) 2010-01-25 2014-03-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP5538934B2 (ja) * 2010-02-09 2014-07-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5447036B2 (ja) * 2010-03-16 2014-03-19 株式会社リコー 現像装置および画像形成装置
JP2011196450A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 駆動装置および画像形成装置
JP2012078786A (ja) 2010-09-08 2012-04-19 Ricoh Co Ltd 現像装置および画像形成装置
US8688012B2 (en) 2010-11-04 2014-04-01 Ricoh Company, Ltd. Developing device and image forming apparatus
JP5742795B2 (ja) * 2012-07-10 2015-07-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2016061849A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 住友ゴム工業株式会社 半導電性ローラ
JP2022136710A (ja) 2021-03-08 2022-09-21 株式会社リコー トナー残量検出装置及び画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012693A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Ricoh Co Ltd トナー補給装置及び画像形成装置
JP2004191851A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Ricoh Co Ltd トナー攪拌装置、トナー搬送装置、電子写真式画像形成装置
JP2005017787A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Ricoh Co Ltd トナー補給装置
JP2005195659A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ricoh Co Ltd 現像剤補給装置及び画像形成装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5467175A (en) * 1992-12-30 1995-11-14 Ricoh Company, Ltd. Developing device for an image forming apparatus
JPH07175313A (ja) 1993-12-17 1995-07-14 Ricoh Co Ltd 現像装置
JP3058244B2 (ja) * 1994-01-27 2000-07-04 キヤノン株式会社 磁性トナー搬送装置及び電子写真画像形成装置
DE19652865C2 (de) * 1996-12-18 2001-07-26 Oce Printing Systems Gmbh Vorrichtung zum Transportieren von feinpulvrigem Tonermaterial
JPH10274883A (ja) 1997-03-31 1998-10-13 Toshiba Corp 現像装置
NL1007688C2 (nl) * 1997-12-04 1999-06-07 Oce Tech Bv Doseerinrichting voor het doseren van magnetisch aantrekbaar ontwikkelpoeder.
US6163669A (en) * 1998-05-29 2000-12-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US6295437B1 (en) * 1998-12-28 2001-09-25 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for forming an image using a developing device capable of obtaining a high quality image
US6608984B1 (en) * 1999-04-23 2003-08-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming method and apparatus using developer carrier pressed into engagement with image carrier
JP2001183893A (ja) 1999-12-22 2001-07-06 Konica Corp カラー画像形成装置
JP2001194860A (ja) 2000-01-12 2001-07-19 Konica Corp カラー画像形成装置
CN1900837B (zh) * 2000-02-17 2012-10-03 株式会社理光 墨粉收纳容器、补给墨粉的方法及墨粉补给装置
JP2002072645A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Ricoh Co Ltd 粉体補給装置、現像装置及び画像形成装置
JP3871189B2 (ja) 2001-01-15 2007-01-24 株式会社リコー 磁性現像剤・現像装置・画像形成装置
JP4095875B2 (ja) * 2001-10-30 2008-06-04 株式会社リコー 現像剤収納容器及び画像形成装置
JP2003263032A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Ricoh Co Ltd 現像方法及び現像装置及び画像形成装置
JP2004226851A (ja) 2003-01-24 2004-08-12 Sharp Corp 画像形成装置
JP4513286B2 (ja) * 2003-07-14 2010-07-28 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2005037438A (ja) 2003-07-15 2005-02-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真画像形成装置
JP2005091797A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Ricoh Co Ltd 現像方法および現像装置
JP4521810B2 (ja) * 2004-05-17 2010-08-11 株式会社リコー 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012693A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Ricoh Co Ltd トナー補給装置及び画像形成装置
JP2004191851A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Ricoh Co Ltd トナー攪拌装置、トナー搬送装置、電子写真式画像形成装置
JP2005017787A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Ricoh Co Ltd トナー補給装置
JP2005195659A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ricoh Co Ltd 現像剤補給装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012058283A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7729642B2 (en) 2010-06-01
JP4737541B2 (ja) 2011-08-03
US20070053721A1 (en) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737541B2 (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP4889008B2 (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
US7783233B2 (en) Developing device including improved conveying device, process cartridge and image forming apparatus using the same
JP4521810B2 (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP4721426B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US10331061B2 (en) Developing device
JP4217671B2 (ja) 現像装置
JP2007047711A (ja) 画像形成装置
JP2007072328A (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
US8014705B2 (en) Developing device, image supporter unit, and image formation apparatus
JP2007058002A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4919441B2 (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP4743857B2 (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
US8611794B2 (en) Developer replenishing device, image forming apparatus, and developer replenishing method
JP2007079218A (ja) 画像形成装置
JP5228765B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4915882B2 (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP5454206B2 (ja) 現像剤収納容器と現像剤補給装置及び画像形成装置
JP2021096400A (ja) 現像装置
JP2018169571A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2013033130A (ja) 補給用現像剤
JP2018169572A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006258842A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2015022199A (ja) 廃トナー回収容器、及び、画像形成装置
JP2019109361A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4737541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3