JP2004012693A - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Kazuhisa Sudo
須藤 和久
Yoshio Hattori
服部 良雄
Takaaki Yanagisawa
柳澤 孝昭
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Abstract

【課題】トナー搬送路の詰まりの防止と復帰を図れるトナー補給装置を提供する。
【解決手段】補給用のトナー450が収納されたトナー収納容器7に空気を供給して収納手段内でトナーを攪拌する空気供給手段8と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって現像装置2に搬送するための移送手段9とをトナー搬送路10で接続したトナー補給装置であって、トナー補給モード時のトナー搬送量が所定量Mに達する場合と、トナー補給モード終了後に行う詰まり確認モード時のトナー搬送量が所定量Nに達する場合に制御手段11で空気供給手段の駆動を制御してトナー収納容器7に空気を供給いるに際し、所定量M≧0.5g、所定量N≧2M、所定量M≧1.0g、所定量N=所定量Mの条件を満たすように、空気供給手段8の駆動を制御する。
【選択図】          図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、現像装置へトナーを補給するトナー補給装置及び、このトナー補給装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】
複写機、プリンター、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を1台で有する複合機等の画像形成装置では、像担持体としてドラム状やベルト状の感光体を用い、その表面に潜像を形成し、形成された潜像に現像装置から現像剤(トナーまたはキャリア、トナーとキャリアの混合物。以下省略して「トナー」と記す)を供給して潜像を顕像化している。現像装置では、トナーが消費されるため、新規なトナーがトナー補給手段から供給されるようになっている。
【0003】
トナー補給手段は、トナー収納容器を有し、この容器としてはハードボトルが一般的であり、内部にトナー攪拌手段兼排出手段としてのアジテータを設けたものや、容器壁面に螺旋溝を設けて容器を回転させることにより内部のトナーを移動させて排出するもの、あるいは排出機構を持たずに手で補給するもの等がある。
【0004】
近年環境問題が重視され、トナー収納容器の回収、リサイクル性が求められている。そこで、フレキシブルな材料で形成されて、その容量を減容可能なソフトなトナー収納容器の提案されている。しかし、電子写真用の乾式のトナーは一般に流動性が悪く、凝集しやすい性質があるため、このソフトなトナー収納容器からの排出が非常に困難とされている。なぜならトナー収納容器がソフトであると、アジテータや排出機構を付加しにくい、排出機構を設けると減容が妨げられる、手で補給するにも形状保持を難しくハンドリング性が悪い等のためである。
【0005】
そこで、トナー補給装置では、新規なトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内のトナーに空気を供給する空気供給手段と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって吸引してトナー収納容器から所定の場所である現像装置へ搬送するための移送手段と、トナー収納容器と移送手段とを接続し、トナー収納容器から排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路とを有し、トナー収納容器のトナーを空気供給手段から供給される空気で攪拌して流動性を高めてつつ、トナー搬送路、移送手段を介して現像装置に搬送するものが提案されている。
【0006】
トナー補給装置には、像担持体上から回収したリサイクルトナーを、トナー収納容器内からの新規なトナーと混ぜて現像装置に供給するものがある。このトナー補給装置では、エアポンプ等の空気供給手段にてトナー収納容器内に挿入されたノズルより適時空気を供給して、トナー収納容器内のトナーを攪拌及び流動化して粉体ポンプ等の移送手段で吸引されやすい状態としている。この状態のトナーは移送手段により吸引され、ノズルと移送手段を連結したトナー搬送路を経て移送手段から現像装置へ搬送される。現像装置への供給タイミング及び供給時間は制御部にてコントロールされている。
【0007】
リサイクルトナーとなる像担持体上の転写残トナーは、像担持体近傍に配設されたクリーニング手段により除去され、このクリーニング部のトナー排出部近傍で適時空気供給源からの空気を供給されつつ移送手段により吸引され、トナー排出部とトナー搬送路とを結ぶリサイクルトナー搬送路、トナー搬送路と経て新規なトナーと混合されて移送手段から現像装置へと搬送される。リサイクルトナーの現像装置への供給タイミング及び供給時間は、新規なトナーの場合と同じく制御部にてコントロールされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のトナー補給装置では、トナー収納容器への空気供給路とトナー導通路が連通しているために、トナー収納容器内に空気を供給すると併せてトナー搬送路内に空気が送られ、トナー搬送路内のトナーを押し込めてしまう。これが何度も繰り返されるとトナー搬送路内のトナーが固められ搬送不可能となる所謂「詰まり」が発生するおそれがある。
【0009】
トナー攪拌、流動化のための空気供給は、トナー補給装置の雰囲気の空気をエアポンプ等の空気供給手段で吸い込んで行っている。空気供給手段から供給される空気は、装置の設置環境に左右されるため、設置環境が高湿の場合には高湿の空気が供給されることとなる。このため、トナーの吸湿性及び吸湿による流動性悪化等により補給性能が大きく変化、あるいは補給不良といった不具合が発生するおそれがある。
【0010】
従来のクリーニング手段から排出されるリサイクルトナーを搬送する構成では、リサイクルトナーの滞留スペースが無いため、効率良くリサイクルトナーを攪拌及び流動化することが困難である。このため移送手段によるリサイクルトナー搬送も効率よく行うことが困難である。また、クリーニング手段の排出部に直接空気供給源による空気を直接流入させるため、本来目的の攪拌及び流動化に寄与しない空気がクリーニング手段内部へ流れ込み、クリーニング手段の内圧上昇等によりトナー吹き出し等の不具合のおそれがある。
【0011】
本発明は、トナー搬送路の詰まりの防止と復帰を図れるトナー補給装置と画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は装置の設置環境下によらないトナー搬送性能を得ることが可能なトナー補給装置や画像形成装置を提供する事を目的とする。
本発明は、クリーニング手段より排出されたリサイクルトナーを良好に攪拌及び流動化し、移送手段によるリサイクルトナーの搬送性能を向上可能なトナー補給装置や画像形成装置を提供することを目的とする。また、空気がクリーニング手段側へ逆流するのを未然に防止して、トナー吹き出し等の不具合を防止することが可能なトナー補給装置や画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1では、補給用のトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段と、トナー収納容器と移送手段とを接続しトナー収納容器から排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路と、トナー補給モード時のトナー搬送量が所定量Mに達する毎にトナー収納容器に空気を供給するとともに、トナー補給モード終了後に行う詰まり確認モード時のトナー搬送量が所定量Nに達する毎にトナー収納容器に空気供給させように空気供給手段の駆動を制御する制御手段とを具備し、制御手段が、所定量M≧0.5g、所定量N≧2M、所定量M≧1.0g、所定量N=所定量Mの条件を満たすように空気供給手段の駆動を制御するトナー補給装置を提案している。
【0013】
トナー補給モード時のトナー搬送量の所定量Mと詰まり確認モード時のトナー搬送量が所定量Nとを、所定量M≧0.5g、所定量N≧2M、所定量M≧1.0g、所定量N=所定量Mの条件で空気を供給すると、トナー搬送路に流れる空気の供給量が過剰にならないように改善されるので、トナー搬送路内のトナーへの押し込み作用が低減される。
【0014】
請求項2は、請求項1記載のトナー補給装置において、空気供給手段がノズルを有し、このノズルがトナー収納容器への空気の供給路とトナー収納容器からのトナーの排出路とが同一経路とされていることを特徴としている。
【0015】
単管ノズル方式のように、空気がトナーの排出路に合流して供給される場合でも、所定量M≧0.5g、所定量N≧2M、所定量M≧1.0g、所定量N=所定量Mの条件で空気を供給すると、空気供給量が過剰にならない。
【0016】
請求項3は、請求項1または2記載のトナー補給装置において、移送手段を、その内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ形のステータと、このステータ内に回動自在に嵌挿された雄ねじ形のロータとを有し、ロータを回転駆動させることにより負圧を発生させることによってトナーを吸引搬送することが可能な一軸偏心スクリューポンプとしている。一軸偏心スクリューポンプのような吸引ポンプ方式のトナー補給装置であっても、M≧0.5g、N≧2M、M≧1.0g、N=Mの条件で空気を供給すると、空気供給量が過剰にならない。
【0017】
請求項4は、トナー補給モード時のトナー搬送量の所定量Mが0.5≦M≦100gとなる条件で空気を供給することを特徴としている。このため、空気供給量が過剰にならないとともに、トナー収納容器使用後のトナー残量が低減される。
【0018】
請求項5は、0.5≦所定量M≦100gという空気供給条件の範囲において、トナー収納容器内の使用中のトナー残量に応じてMの値を変化させることを特徴としている。このため、トナー残量に応じた空気が適宜供給されることになる。
【0019】
請求項6は、請求項5記載のトナー補給装置において、トナー残量が少なくなるにつれてMの値を小さく変化させることを特徴としている。本発明によると、トナー残量が多いときはトナー搬送路内の詰まりが発生し易いためにその原因である空気の供給頻度を減らし、逆にトナー残量が少なくなるにつれてトナー搬送路内の詰まりは発生しにくくなるため、空気供給頻度を増加させる。
【0020】
請求項7は、請求項1、2または3記載のトナー搬送装置において、トナー補給モード時のトナー搬送量の所定量Mが0.5≦M≦10gとなる条件で空気を供給することを特徴としている。このため、空気供給量が過剰にならないとともに、トナー収納容器使用後のトナー残量が低減される。
【0021】
請求項8は、請求項7記載のトナー補給装置において、0.5≦所定量M≦10gの空気供給条件範囲で、トナー収納容器内の初期トナー重量に応じてMの値を設定することを特徴としている。Mの値が固定の場合、トナー容量が多いときは、空気を供給せずに搬送できるトナー量が多いので、空気の供給頻度を減らすことによりトナー搬送路内の詰まり発生が低減する。トナー容量が少ないときは空気を供給せずに搬送できるトナー量が少ないために、空気供給の頻度を増やすことによりトナー残量が低減する。
【0022】
請求項9は、請求項1乃至8の何れか1つに記載のトナー補給装置において、除湿手段を有することを特徴としている。
【0023】
請求項10では、補給用のトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段と、トナー収納容器と移送手段とを接続し、トナー収納容器から排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路とを有するトナー補給装置において、除湿手段を有するトナー補給装置を提案している。除湿手段を備えることにより、トナー収納容器内に供給する空気の湿度が低減される。
【0024】
請求項11は、請求項9または10記載のトナー補給装置において、空気供給手段は、圧縮空気が充填されているボンベと、このボンベを開閉する開閉弁とを有することを特徴としている。
【0025】
請求項12は、請求項9または10記載のトナー補給装置において、空気供給手段は、エアポンプを有し、このエアポンプの吸引側に除湿手段を設け、請求項13は、エアポンプの吐出側に除湿手段を設けたことを特徴としている。
【0026】
請求項14は、請求項9または10記載のトナー補給装置において、空気供給手段はエアポンプを有し、このエアポンプ、トナー収納容器及び除湿手段を密閉された空間にそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0027】
請求項15は、請求項9または10記載のトナー補給装置において、トナー収納容器が、装置本体に対して着脱可能であり、この着脱可能なトナー収納容器に除湿手段を設けたことを特徴としている。
【0028】
請求項16は、請求項1乃至15の何れか1つに記載のトナー補給装置において、リサイクルトナーが収納されるクリーニング手段から排出されるリサイクルトナーを受けるリサイクルトナー貯留部と、リサイクルトナー貯留部内に空気供給源からの空気を供給することでリサイクルトナーの流入と空気の流出を行うノズルと、トナー搬送路とノズルの流出側とを接続し、リサイクルトナー貯留部内のリサイクルトナーがトナー搬送路に向かって搬送されるリサイクルトナー搬送路とを有することを特徴としている。
【0029】
請求項17では、補給用のトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段と、トナー収納容器と移送手段とを接続し、トナー収納容器から排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路とを有するトナー補給装置において、リサイクルトナーが収納されるクリーニング手段から排出されるリサイクルトナーを受けるリサイクルトナー貯留部と、リサイクルトナー貯留部内に空気供給源からの空気を供給することでリサイクルトナーの流入と空気の流出を行うノズルと、トナー搬送路とノズルの流出側とを接続し、リサイクルトナー貯留部内のリサイクルトナーがトナー搬送路に向かって搬送されるリサイクルトナー搬送路とを有するトナー補給装置を提案している。
【0030】
請求項18では、請求項17または18記載のトナー補給装置において、クリーニング手段からリサイクルトナー貯留部に流入するリサイクルトナーの流入を規制する排出弁を、リサイクルトナーの流入側に設けたことを特徴としている。
【0031】
請求項19は、請求項1乃至18の何れか1つに記載のトナー補給装置において、トナー収納容器の内部圧力を大気圧程度へ安定させるための圧力調整部を有することを特徴としている。
【0032】
請求項20では、請求項1乃至19の何れか1つに記載のトナー補給装置において、所定の場所が、像担持体にトナーを供給する現像装置であることを特徴としている。
【0033】
請求項21では、その表面に潜像が形成される像担持体と、像担持体の表面に形成された潜像にトナーを供給する現像装置とを備えた画像形成装置において、現像装置へのトナー補給装置として請求項1乃至20の何れか1つに記載のトナー補給装置を有することを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1に示す画像形成装置は、その表面に潜像が形成される像担持体としてのドラム状の感光体1と、表面に形成された潜像にトナーを供給する所定の場所となる現像装置2と、感光体1表面の残留トナーを除去するクリーニング手段50と、現像装置2へ補給用のトナーを補給するトナー補給装置3とを備えている。現像装置2は、感光体1と対向配置された現像スリーブ4、第1撹拌スクリュー5及び第2撹拌スクリュー6を備えている。現像装置2内の現像剤は、第1撹拌スクリュー5と第2撹拌スクリュー6が図示しない駆動モータなどの駆動手段によって回転駆動されることで図中右方から左方へと撹拌搬送されて現像スリーブ4に供給される。そして、現像スリーブ4が図示しない駆動手段で回転駆動されることで感光体1へと供給されて感光体表面に形成された潜像に静電的に付着して潜像を顕像化する。
【0035】
感光体表面に残留したトナーは、感光体表面に接触するクリーニング手段50のブレード50Aによって掻き取られ、その下方に位置するケース50B内に収納される。
【0036】
トナー補給装置3は、図2に示すように、補給用の新規なトナー450を収納するトナー収納容器7と、トナー収納容器7内に空気を供給してこの収納容器内のトナー450を攪拌する空気供給手段8と、トナー収納容器7内のトナー450を圧力によって現像装置2に搬送するための移送手段9と、トナー収納容器7と移送手段9とを接続し、トナー収納容器7より排出されたトナー450が搬送されるトナー搬送路10と、空気供給手段8及び移送手段9の動作を制御する制御手段11とを備えている。
【0037】
移送手段9は吸引型1軸偏芯スクリューポンプであって、本形態では、所謂モーノポンプを用いている。以下、移送手段9を「粉体ポンプ9」と記す。粉体ポンプ9は、内側がゴム材料で2条のスクリュー形状、即ちダブルピッチの螺旋溝が設けられた雌ねじ形のステータ303と、金属などの剛性をもつ材料で偏芯したスクリュー形状(雄ねじ形)に形成されたロータ302と、これら全体を包み、かつトナーの移送路306を形成する樹脂材料などで作られたホルダ305を備えている。ロータ302は、ケース304に回転自在に支持され、駆動源となる駆動モータ311で回転駆動される駆動軸310と一体回転可能に結合されている。このロータ302は、図3、図4、図5に示すように、ステータ303内に回動自在に嵌挿されていて、駆動モータ311で回転駆動されることで、ステータ304の内面とロータ外面との間に形成される空間位置を変位させている。
【0038】
図2に示すホルダ305及びステータ303は、図示しない装置の基部に固定状態とされている。ケース304は、ポンプの吐出側となる図1において左方に位置するロータ302の端部側に配置され、ロータ302によって搬送されるトナー450の導入部306と、現像装置2へのトナーの供給部307が形成されている。ケース304は、導入部306が現像装置2の開口部2aと一致するように現像装置2に接合される。粉体ポンプ9は、駆動軸310に駆動モータ311から駆動力が伝達されてロータ302が回転すると、強い自吸力(吸引圧)が生じ、トナー収納容器7からトナー450を吸引するように構成されている。
【0039】
空気供給手段8は、電動式の周知のエアポンプ600と、エアポンプ600からの空気をトナー収納容器7内に供給するとともに、トナー収納容器7内のトナーをトナー搬送路10へ排出する機能を備えたノズル510と、エアポンプ600とノズル510とを連結する空気供給路602と、空気供給路602に設けられた電磁式の制御弁601とを備えている。エアポンプ600には、毎分1〜3リットル程度の空気流量を発生するものを用いている。エアポンプ600及び制御弁601は、制御手段11の制御下におかれている。制御弁601は、エアポンプ600の動作時には開弁され、粉体ポンプ9の動作時には閉弁されてトナー搬送路10を密閉状態とする。
【0040】
トナー収納容器7の内部では、ノズル510から空気が供給されると、トナー450が攪拌・流動化される。ノズル510付近のトナー450は、粉体ポンプ9が駆動することで吸引され、トナー収納容器7内で生じる架橋現象(なくなったトナーの部分に空洞ができる)が防止されている。また、トナー450の流動化または架橋したトナーを供給した空気により崩すことができるため、トナー補給量の安定化、収納手段内トナー残量の低減化が実現できる。
【0041】
画像形成装置がカラー画像形成装置の場合、使用するトナーの色は、一般にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を用いることが多く、トナー補給装置3や現像装置2をそれぞれ4つ備えることになる。本形態では、便宜的に1つのトナー補給装置3から1つの現像装置2へのトナー補給を例示するが、カラー画像形成装置の場合、各色のトナー補給装置3毎にエアポンプ600や制御弁601を有する構成としてもよい。あるいは、各色毎に制御弁601を設け、1つのエアポンプ600を共通なものとして使用する形態としても良い。
【0042】
トナー収納容器7への実際のエア供給時間は、エア過多による詰まり等の問題発生の防止を考慮すると、長くても5秒以下が望ましい。このため、各色に対応する複数のトナー補給装置を有する場合でも、1つのエアポンプ600で十分にまかなうことができる。
【0043】
トナー補給装置3の駆動、制御は、周知の現像剤濃度検知・制御手法を用いている。この手法は、現像装置2の一部に設けられた透磁率検出手段312の出力に基づき現像装置2内のトナーとキャリアの混合比の変化を検知し、現像装置2内のトナー量が少ないと検知されると、トナー補給モードとなり制御手段11で駆動モータ311を駆動して駆動軸310を回転させて粉体ポンプ9を作動する。透磁率検出手段312の信号に基づき、粉体ポンプ9により現像装置2内に移送されてきたトナー量が所定量以上となったことを制御手段11が判断すると、制御手段11は、周知のコンピュータでその主要部が構成されていて、駆動モータ311の駆動を停止して粉体ポンプ9の作動を停止するように制御する。これ以外の方法として感光体1上のトナー像の反射濃度を検知し、同様のトナー補給制御する方法等の周知の技術を転用することも可能である。
【0044】
エアポンプ600からの空気の供給制御は、図6に示すように、粉体ポンプ9の作動時間の累積が所定の値(例えば1sec)、すなわち、トナー搬送量が所定量Mに達すると、粉体ポンプ9が停止した直後に制御手段11でエアポンプ600を作動するといった方法で行うことができる。本形態では、エアポンプ600と粉体ポンプ9とを同時に駆動することはない。この理由は、図7に示すように、エアポンプ600と粉体ポンプ9と同時に駆動させてしまうと、エアポンプ600から供給された空気が粉体ポンプ9側にも送られてしまい、トナー収納容器7内への空気供給量が低減し、トナー450が十分に撹拌されない場合が生じるためである。
【0045】
図2に示すトナー搬送路10は、内径φ4〜10のチューブであって、その材質にはフレキシブルでかつ耐トナー性に優れたゴム材料やプラスチック材料が使用されている。ゴム材料としてはポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等を用い、プラスチック材料としてはポリエチレン、ナイロン等を用いることが非常に有効である。
【0046】
トナー収納容器7は、トナー450を収納した袋状のトナー収納部材410と、このトナー収納部材410を外側から保護する保護ケース401とを備えている。トナー収納容器7は、樹脂等で作られた容器ホルダ500内に保護ケース401を挿入、離脱可能に構成されていて、トナー補給装置3や画像形成装置に対して着脱自在とされている。トナー収納容器7は、容器ホルダ500内に挿入されることで補給可能状態に保持される。保護ケース401は剛性を有する紙、段ボールやプラスチック等の材料で作られ、トナー収納部材410の周囲を包み込んでいる。トナー収納部材410は、ポリエチレンやナイロン等の樹脂製又は紙製のシート状(80〜200μm程度の厚み)のフレキシブルなシートを単層または複層構成にして折り紙製作のように作製されたものであり、空気の流入出が無い密閉された袋状容器形状に作られていて、使用後にその容量を減容可能とされている。
【0047】
トナー収納容器7は、排出口420を備えている。この排出部420は、保護ケース401に取り付けられたリング状のケース421と、ケース421に装着されたシール部材422とから構成されている。ケース421は口金であって、トナー収納部材410の開口部内に装着される。ケース421はポリエチレンやナイロン等の樹脂製であり、これらはトナー収納部材410と同一部材を使用することがリサイクルの観点で望ましく、トナー収納部材410との装着を溶着で行なう場合、容易に行えるので好ましい。ケース421とシール部材422は両面接着テープの適宜な接着手段により接合されている。シール部材422は発泡スポンジ、ゴム等の弾性体で作製されおり、耐トナー性と空気の透過が非常に少ない、クリープに優れた強度を有するものが使用されている。シール部材422には、ノズル510を挿通するための十字スリットが切り込まれていて、通常はスリットが閉じた状態となっている。
【0048】
ノズル510について説明する。ノズル510は、トナー収納部材410内にその先端部に設けられた開口部512が位置するように、容器ホルダ500に対して一体または脱着可能に係合されている。ノズル510は、図8(a)、図8(b)に示すように、筒状の本体514と、空気供給路602が接続される中空状のニップ部511と、トナー搬送路10と接続する接続口515と、空気供給口とトナー排出口とを成す開口部512とを備えている。本体514の軸線方向に形成された内部通路513は、その両端部において開口部512と接続口515と連通し、その側面においてニップ部511と連通している。開口部512は、本体514の先端部に、周方向に複数形成されたスリットであって、ニップ部511を介して流入するエアポンプ600からの空気をトナー収納部材410内に流入するとともに、空気の非流入時にトナー収納部材410内のトナー450を内部通路513に導入する機能を備えている。すなわち、図5に示すノズル510は、空気の供給路とトナーの排出路とが合流した構成となっている。
【0049】
図9(a)、図9(b)は、ノズルの別な形態を示す。このノズル610は、本体514を二重筒状とし、内側の内部通路513を開口部512及び排出口515と連通するトナーの排出路とし、外側の通路516の一端をニップ部511と連通し、他端517を開口部512側で開放して空気の供給路としたものである。ノズル構成としては、このような空気の供給路とトナーの排出路とが独立した持形態であっても良い。本形態では、構造が簡単で製作コストが安い図8に示す単管構造のノズル510を用いている。
【0050】
トナー収納容器7が容器ホルダ500にセットされると、ノズル510がシール部材422の十字スリットに挿入されて保持される。シール部材422は、弾性を有しているので、十字スリットにノズル510を挿入した状態でノズル510と密着するため、トナー収納部材410内から装置外へのトナー450の漏れを防止することができる。また、トナー収納容器7を容器ホルダ500から取り出した場合には、シール部材422の十字スリットがその弾性により閉じることによって、トナー漏れを防止することができる。十字スリットの長さは、ノズルと密着性を考慮すると、ノズル510の外径と同径〜約3mm程度大きい長さとするのが好ましい。
【0051】
開口部512から内部通路513に導入案内されたトナー450は、粉体ポンプ9の動作によって吸引され、トナー搬送路10、粉体ポンプ10内を通って現像装置2へ向かって吸引搬送され、供給部307、開口部2aより現像装置2内に落下供給される。
【0052】
現像装置2内の現像剤が1成分トナーの場合には、この供給されたトナー450は現像装置2の各攪拌スクリューによって現像スリーブ4へと搬送され、2成分の場合には現像装置2のトナー及びキャリアと撹拌混合されつつ、均一な剤濃度と適正な帯電量とされて現像スリーブ4へと搬送される。
【0053】
図2のトナー補給装置において、粉体ポンプ9の作動時(トナー補給時)にはトナー搬送路10内にトナー450が充満しており、粉体ポンプ9の停止時にもこの状態はほぼ維持されている。また、トナー収納容器7内のトナー450は、エアポンプ600から空気供給されると流動化する。トナー収納容器7からトナー搬送路10、粉体ポンプ9までは粉体ポンプ9の作動時に負圧を発生させるためにほぼ密閉路となっているので、トナー収納容器7内に空気を供給すると符号P1で示すトナー収納容器7の内部圧力が上昇する。このため、流動化されたトナー450はトナー収納容器7からノズル510を介してトナー搬送路10内へ勢いよい吐出される。このような状態となると、既にトナー搬送路10内に充満しているトナーが押し込められて圧縮され易くなる。さらに、空気供給路602とトナー搬送路10はニップ部511、内部通路513を介して連通しているために、トナー収納容器7内に空気を供給するとトナー搬送路10側にも空気が送られ、空気が直接トナー搬送路10内のトナーを押し込んでしまう。これらが何度も繰り返されるとトナー搬送路10内のトナーが搬送不可能なほど固められる、「詰まり」が発生することがある。
【0054】
本願発明者が、このような「詰まり」現象を研究したところ、粉体ポンプ9による搬送に対して、トナー収納容器7内への空気供給が過剰である条件の場合のみに「詰まり」が発生することがわかった。この実験結果を図10に示す。図10は、空気供給間隔と相関するトナー搬送量と、トナー搬送路10内の詰まり状態の関係を示すものである。空気供給間隔は、図6の制御方法に従い、粉体ポンプ9を、間隔をおいて複数回駆動してトナー搬送量(あるいはトナー搬送量に相関するパラメータとなるポンプの駆動時間)が所定量Mgに達したら、エアポンプ600を駆動して空気を供給する。
【0055】
本願発明者はトナー搬送量の所定量Mを0.1g〜2gの間で変動させてトナー搬送路10内の詰まりについて観測した。観測に際し、エアポンプ600の1回の流量は2L/min、空気供給時間は1secとし、トナーには処方の異なる2種類の電子写真用の乾式トナーA、Bを用いた。トナーAは詰まりが最も発生し易い実績があったトナーである。トナーBは詰まりが発生しにくいトナーの補給を総量1000g行ったときのトナーである。トナー搬送路10内の詰まりは、所定量Mの供給後にトナー搬送路10を手で触り確認した。
【0056】
図10において、×はトナー搬送路10内で詰まり、トナー補給が途中で停止した場合、△はトナー補給が最後まで行われたが、終了後にトナー搬送路10内に詰まりが確認された場合、○はトナー補給が最後まで行われ、かつトナー搬送路10内のトナー詰まりも確認されなかった場合である。この結果より、トナーAは所定量M≧0.5g、トナーBは所定量M≧0.2g以上となり、結果として所定量Mが0.5g以上であれば、補給時の詰まりが発生しにくいことが解る。すなわち、トナー補給時のトナー搬送量の所定量Mが0.5g以上となるようにエアポンプ600の駆動時間や回数を制御することで、トナー補給時におけるトナー搬送路10内での詰まりの発生を効果的に低減することができる。
【0057】
図11は、トナー補給は最後まで行われたが、補給終了後にトナー搬送路10内に詰まりが確認された場合(図10の△印)において、空気供給間隔を広げて詰まりが復帰するかを実験した(詰まり確認モード)結果を示す。この結果から、トナーAは、詰まった後の搬送量が所定量N≧1.0g、トナーBは詰まった後の搬送量N≧0.5gで復帰しているため、所定量N≧2M以上であれば、詰まりが発生した場合においても、復帰させることができる。すなわち、トナーが一旦詰まった状態の後のトナー搬送量が所定量N≧2M以上となるように、エアポンプ600の駆動時間や回数を制御することで、トナー補給後に詰まりがある場合でも効果的にその詰まりを解消することができる。つまり、トナー搬送路10内に詰まりが生じた場合には、トナー補給時よりも多い量のトナー搬送を行なうことで、詰まりを解消することができる。
【0058】
図12は、トナー収納容器7内の残トナー量と、その時にエアポンプ600を駆動しないで空気をトナー収納容器7内に供給せず、現像装置2へと搬送補給できるトナー搬送量(トナー補給量)を測定し、測定結果をグラフにしたものである。図12において、縦軸はトナー補給量を、横軸は残トナー量をそれぞれ示す。測定したトナーには、図10で説明したトナーA、Bを用いた。図12の結果から、トナー収納容器7内の残トナー量が少なくなるに従い、空気を入れずに補給できるトナー補給量が減少する。すなわち、流動性の良くない特性による架橋が発生してしまう。このため、空気供給頻度であるエアポンプ600の駆動時間や駆動回数を多くしなければならないことが理解できる。そして、30g以下のトナー残量(多くのカラー複写機、カラープリンター製品ではトナー残量の規格値が30g以下となっている)を達成するためには所定量Mは10g以下にする必要がある(トナーAで所定量M=10g、トナーBで所定量M=4g)。
【0059】
一般的に、画像形成装置に用いるトナー収納容器7内のトナー総重量は、約1000g以下である。これはユーザーが交換するときに手で持って操作できる容量を考慮するとこれ以上の容量は操作しにくくなるためである。図12の結果より、トナーが1000gのときには空気を供給しなくても約100gは補給できるので、トナー搬送量の所定量M=100gとして、100g補給するまではエアポンプ600を停止状態として空気供給しないようにすることで、この間でのトナー詰まりの発生は、殆ど心配なくなる。そしてトナー450を100g補給してエアポンプ600の駆動により空気供給した後には、今度はトナー残量が900gであるので所定量Mを90gに設定する、というふうに次々とトナー搬送量の所定量Mを減少するように設定することによって、無駄な空気供給をせず、トナー詰まりを効果的に防止することができる。このような不要な空気供給を実行しないことは、消費電力の低減にもつながる。
【0060】
トナー搬送路10内の詰まりは、トナー残量が多いときに発生し易い。これは、トナー収納容器7内のトナー450による流入抵抗が大きく、エアポンプ600からの空気がトナー搬送路10側へ行き易い、トナー残量が多いと、トナー収納容器7内の空間が少ないために容器内圧が上昇し易い、空気供給によるトナー収納容器7外へのトナー排出量もトナー残量が多いほど多くなる等の理由からである。このため、トナー収納容器7内のトナー残量が低減するのに応じて、トナー搬送量の所定量Mを低減するように設定する制御方法は特に効果があるものとなる。
【0061】
本形態では、トナー搬送量の所定量M、所定量Nに応じてエアポンプ600の駆動を制御することでトナー収納部材410への空気供給を制御し、トナー搬送路10内の詰まりを防止したり、詰まりを解除しているが、エアポンプ600の制御のパラメータとしてはトナー搬送量の所定量に限定されるものできはない。例えば、トナー搬送量を所定量M、あるいは所定量N分だけ搬送する粉体ポンプ9の駆動時間を確認しておき、粉体ポンプ9の時間駆動の累積値が所定値Nsecに達する毎にトナー補給量を低減するような制御形態としても良い。
【0062】
図13は、トナー収納容器7の斜視図を示す。図13において、符号440は、トナー収納部材410の上部に設けた圧力調整部材としての通気性フィルター440を示す。この通気性フィルター440を設けることで、エアポンプ600から供給された空気によりトナー収納部材410内圧が正圧に上昇するのを減圧することができる。圧力調整部材としては所定の内圧となると開弁する一方向弁を用いても良い。
【0063】
本形態において、保護ケース401は剛性を有するので、トナー収納部材410が袋状の折りたたみ方式のものであっても、その形状を保持することができ、容器ホルダ500への装着・離脱時(トナー収納容器交換時)の操作性が良好となるとともに、トナー収納容器7内のトナー品質特性の保護・維持にも有効である。また、従来使用されている、ブロー成形法などにより形成された口金部とトナー収納容器とが一体構造をなすフレキシブルなトナー容器を用いることも可能である。
【0064】
使用後のトナー収納容器7は、保護ケース401とトナー収納部材410を容易に分解でき、かつ、保護ケース401は折り畳め、袋状のトナー収納部材410はフレキシブルであるので、従来のカートリッジ、ボトルといったハードボトルタイプのものに比較して、容器がかさばらなくなり、運搬や保管時での取扱性が良くなる。このため、収納スペースを低減できるので、ユーザー先からメーカーへトナー収納容器7を回収する際に、従来のものに比べて一回当りの回収量を多くでき、物流コストの大幅な低減を達成することができる。
【0065】
本形態では説明したトナー補給装置3は、画像形成装置の現像装置2に対して、フレキシブルなトナー搬送路10のみを接続するだけでよく、現像装置2や画像形成装置に対する設置位置や場所の制約が少ない。すなわち、トナー補給装置3の設置位置や場所に自由度があるので、ユーザーのトナー収納容器7の交換時における操作性が最もやり易い場所にトナー補給装置3を設ける事が可能となる。よって、カラー複写機やカラープリンター等の多数色のトナーを補給しなければならない画像形成装置に、このような構成のトナー補給装置3を適用することで、各色のトナー補給装置を最適な場所に設置することができる。
【0066】
トナー収納容器7のトナー450の流動性を損なう原因としてトナー450の湿気が挙げられる。このトナーの湿気は、画像形成装置の設置場所や補給用のトナー450を収納したトナー収納容器7の画像形成装置への装着前の保管場所等の環境によって大きく左右される。そこで、このような補給用のトナー450の湿気による不具合を解消するための手段として、図1に示すようにトナー補給手段200に除湿手段200を設けるとよい。
【0067】
除湿手段200としては石灰石、シリカゲル等の物質が挙げられ、これらを袋に詰めて例えば、図2に示すエアポンプ600の吸引側600aや吐出側600b、あるいは空気供給路602上に除湿手段200をそれぞれ設ける形態が挙げられる。このようにエアポンプ600の吸引側600Aや吐出側600B、空気供給路602等に除湿手段200を設けると、エアポンプ600からトナー収容部材410内に供給される空気の湿度を低減することができるので、湿った空気の供給によりトナー450の攪拌性や流動性が損なわれることを低減することができる。また、空気供給路602に除湿手段200を設ける場合、空気供給路602内にない空気に関しては除湿を行わない事から除湿手段200の寿命を延ばす事ができ、耐久性の向上、交換頻度を低減することができるといったメリットがある。
【0068】
除湿手段200は、長期使用するとその性能が低下するので、交換可能とするのが好ましい。交換可能な形態としては、補給用のトナー450が無くなったら必然的に交換するトナー収納容器7側に取り付ける形態や、トナー収納部材410内にトナー450と一緒に混在させる形態が挙げられる。
【0069】
除湿手段200を設ける形態としては、エアポンプ600、トナー収納容器7、除湿手段200等を、図2において符号300で示す密閉された空間にそれぞれ設ける形態であっても良い。空間300は、エアポンプ600、トナー収納容器7、除湿手段200の開閉部を有する箱310で被って形成し、開閉部にはゴムパッキン等の密閉部材を設けて外気を遮断する。このように構成することで、エアポンプ600から供給される空気やトナー収納容器7内に収納されているトナー450が湿けることを防止できるとともに、除湿手段200が余分な湿度を吸わなくなる。このため、良好なトナーの流動性を確保しながら除湿手段200の耐久性を向上することができる。
【0070】
上記形態ではトナー収納容器7内への空気供給をエアポンプ600で行っているので、エアポンプ600が吸引する空気の湿度がトナー450の攪拌性や流動性に影響を与えてしまう。したがって、図14に示すように、ノズル510と、空気搬送路602と接続され、圧縮空気が充填されているボンベ401と、このボンベ401とノズル510の間の空気搬送路602に配設され、ボンベ401の吐出口あるいは空気搬送路602を開閉する開閉弁402とを有する空気供給手段400を用いる構成としても良い。本形態の場合、開閉弁402には電磁弁を用い、制御手段11と接続してトナー搬送量が所定量M、Nの条件となるように、制御手段11でその開閉動作を制御する。このような構成とすると、ボンベ401内の空気は外部の湿度の影響を受けないので、トナー収納容器7へ空気の湿度を良好な状態に保持したまま供給することができ、良好なトナー450の攪拌性や流動性を担保することができる。
【0071】
図15に示すトナー補給装置13は、補給用のトナー450が収納されたトナー収納容器7と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段8と、トナー収納容器7内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段としての粉体ポンプ9と、トナー収納容器7と粉体ポンプ9とを接続し、トナー収納容器7より排出されたトナー450が搬送されるトナー搬送路10Aとを有するトナー補給装置13であって、リサイクルトナー451の供給系を備えている。本形態において、トナー補給装置13は、図1に示す画像形成装置に、トナー補給装置3に換えて装着される。トナー補給装置13において、トナー補給装置3と同一機能を有する構成要素にはトナー補給装置3で用いた符号と同一の符号の付し、両装置において相違する構成を中心に説明する。トナー補給装置13の特徴は、リサイクルトナー451の搬送系を備える点にある。
【0072】
このリサイクルトナー451の搬送系は、リサイクルトナー451が収納されるクリーニング手段50の排出部51から排出されるリサイクルトナー451を受けるリサイクルトナー貯留部としてのトナー排出バッファ部60と、トナー排出バッファ部60内に空気供給源としてのエアポンプ61からの空気を供給することでリサイクルトナー451の流入と空気の流出を行うノズル62(以下、「バッファ部ノズル62」と記す)と、トナー搬送路10Aとバッファ部ノズル62の流出側62aとを接続し、トナー排出バッファ部60内のリサイクルトナー451がトナー搬送路10Aに向かって搬送されるリサイクルトナー搬送路10Bと、空気供給手段8、移送手段9及びエアポンプ61の駆動を制御する制御手段111とを有している。
【0073】
トナー搬送路10Aは、ノズル510の接続口515に接続された搬送部材101と、粉体ポンプ9の吸引側に接続された搬送部材103と、搬送部材101と搬送部材103とをつなぐ二股状の集合部材102から構成されている。補給搬送部材101、集合部材102及び補給搬送部材103は、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れたゴム材料やプラスチック製のチューブである。ゴム材料としてはポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等を用い、プラスチック材料としてはポリエチレン、ナイロン等を用いることが非常に有効である。
【0074】
トナー排出バッファ部60は、上下が開口された筒状の部材であって、その上部開口60Aをクリーニング手段50のケース50Bの排出口51と接合するように配設されている。トナー排出バッファ部60の下方開口60Bにはバッファ部ノズル62が図示しないシール部材を介して装着されている。本形態において、バッファ部ノズル62はノズル510と同一構成となっている。即ち、バッファ部ノズル62は、エアポンプ61が駆動されると、空気をトナー排出バッファ部60内に供給して同バッファ部60内のリサイクルトナー451を攪拌及び流動化するとともに、リサイクルトナー搬送路10Bへ案内する。
【0075】
リサイクルトナー搬送路10Bは、バッファ部ノズル62の流出側62aと接続する搬送部材104と、上述した搬送部材103及び集合部材102とで構成されている。搬送部材104は、搬送部材101同様、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れたゴム材料やプラスチック製のチューブで構成されている。
【0076】
制御手段111は、周知のコンピュータでその主要部が構成されている。制御手段111には、駆動モータ311、透磁率検出手段312、エアポンプ600、制御弁601及びエアポンプ61が接続されていて、各部の動作を制御する。制御手段111は、駆動モータ311が駆動しているときには、エアポンプ61、600の駆動を停止状態とし、開閉弁601を閉状態とし、トナー補給モード時となると、エアポンプ61、600を駆動するとともに開閉弁601を開状態とするように制御する。
【0077】
本形態において、制御手段111は、制御手段11のようなトナー搬送量の所定量M、Nに応じた制御は行わないものとするが、無論制御手段11と同様な所定量制御を行うようにしても良い。
【0078】
このような構成のトナー補給装置13の動作を説明する。
制御手段111により、エアポンプ600が駆動され、開閉弁601が開状態とされると、トナー収納容器7内に空気がノズル510によって適時供給される。トナー収納容器7内のトナー450は、供給された空気によって攪拌及び流動化され吸引されやすい状態となる。この状態のトナー450は、粉体ポンプ9が駆動されると、搬送部材101、集合部材102、搬送部材103を介して粉体ポンプ9方向へ吸引され、粉体ポンプ9の内部を通して現像装置2側に供給される。
【0079】
一方、クリーニングケース50B内に回収・収納されたリサイクルトナー451は、排出部51からトナー排出バッファ部60内へ供給されて滞留する。滞留したリサイクルトナー451は、エアポンプ61が駆動してバッファ部ノズル62から適時エア供給が行われると、攪拌及び流動化され吸引されやすい状態となる。この状態のリサイクルトナー451は粉体ポンプ9の駆動により吸引され、集合部材104、集合部材102、搬送部材103を介して粉体ポンプ9方向へ吸引され、粉体ポンプ9の内部を通して現像装置2に再度供給される。
【0080】
このようなリサイクルトナー451の搬送系を備えることで、クリーニング手段50より排出されたリサイクルトナー451をトナー排出バッファ部60内で攪拌及び流動化することができ、粉体ポンプ9によるリサイクルトナー451の搬送性能を向上させることができる。また、トナー排出バッファ部60及びバッファ部ノズル62をエアポンプ60とクリーニング手段50の排出部51との間に配置しているので、クリーニング手段50の排出部51に直接エアポンプ61から空気が流入することがなくなり、クリーニング手段50のケース50Bの内圧上昇が抑制され、トナー吹き出し等の不具合を防止することができる。トナー搬送路10Aとリサイクルトナー搬送路10Bとが共通の部材、即ち集合部材102、搬送部材103を備えているので、搬送系の構成を簡素化でき、構成部材の削減、省スペース化を図ることができる。
【0081】
エアポンプ60の駆動時期に関しては、エアポンプ600の駆動時期と同一時期としても良いし、リサイクルモードを設けて、このモードの時に駆動するようにしても良い。エアポンプ60、600を同時に駆動すると、補給用の新規なトナー450とリサイクルトナー451とが、その粉体ポンプ9による搬送中に集合部材102で合流し、共通の搬送部材103内を金剛された状態で搬送されて粉体ポンプ9へ搬送される。そして、粉体ポンプ9内を通過する際に、スクリュー状のロータの作用により攪拌されて現像装置2へ供給される。
【0082】
図16は、図15に示すトナー補給装置13の変形例を示す。この例の特徴は、クリーニング手段50からリサイクルトナー貯留部となるトナー排出バッファ部60に流入するリサイクルトナー451の流入を規制する排出弁70を、トナー排出バッファ部60へのリサイクルトナーの流入側に設けたことにある。排出弁70は、断面逆ハの字状の弾性を有する部材で構成されていて、排出口51と対向するようにトナー排出バッファ部60内の上部開口60Aの下方に配置されている。この排出弁70は、所定量のリサイクルトナー451が堆積してある一定以上の重さとなると、下方に向かって開放変形するように構成されている。
【0083】
このような排出弁70を備えたトナー補給装置13によると、排出弁70はクリーニング手段50の排出口51から排出されたリサイクルトナー451が排出弁70の上方に堆積し、ある一定以上の重さになると下方に開かれて、リサイクルトナーがトナー排出バッファ部60内に供給されるようになる。リサイクルトナー451が落下して弁への加重がなくなると、排出弁70は自身の弾性によって閉状態に戻る。
【0084】
このため、エアポンプ61からトナー排出バッファ部60内に空気が供給された場合でも、排出弁70によって排出口51が閉じられるので、クリーニング手段50側への空気逆流を未然に防止することができる。
【0085】
排出弁70を、例えば、薄いフィルム状部材で構成すると、そのフィルム厚さによる腰の強さにより、弁を開閉させるためのリサイクルトナーの重量を容易にコントロールすることができる。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、空気供給量がトナー吸引量に対して過剰になるとトナー搬送路内でトナー詰まりが発生することがあるが、トナー補給モード時のトナー搬送量の所定量MをM≧0.5gとし、詰まり確認モード時のトナー搬送量の所定量NをN≧2Mとし、M≧1.0g、N=Mの条件で空気を供給することにより、トナー詰まりを防止できるとともにトナー詰まり状態を解消することができる。
【0087】
本発明によれば、ノズル構成がトナーと空気とが同一の通路で供給されるタイプの場合、空気供給量が過剰になるとトナー搬送路内でトナー詰まりが発生することがあるが、上記条件で空気を供給することにより、トナー詰まりを防止できるとともにトナー詰まり状態を解消することができる。
【0088】
本発明によれば、0.5≦M≦100gという条件で空気を供給することにより、空気によるトナーの撹拌・流動効果とトナー詰まり防止を両立することができる。
【0089】
本発明によれば、トナー残量が多いときは、トナー搬送路内詰まりが発生し易いためにその原因である空気の供給頻度を減らし、逆にトナー残量が少ないときはトナー搬送路内詰まりが発生しにくいため、空気供給頻度を増してトナーの架橋防止を積極的に行うことにより、トナー収納手段内のトナーを最後まで排出することができる。
【0090】
本発明によれば、トナー残量が多いときは、トナー搬送路内詰まりが発生し易いためにその原因である空気の供給頻度を減らし、逆にトナー残量が少なくなるにつれてトナー搬送路内詰まりは発生しにくくなるため、空気供給頻度を増してトナーの架橋防止を積極的に行うことにより、トナー収納手段内のトナーを最後まで排出することができる。
【0091】
本発明によれば、0.5≦M≦10gの条件で空気を供給することにより、空気によるトナーの撹拌・流動効果を損なうことなく(使用後のトナー収納手段内残量がなく)、トナー詰まりを防止することができる。
【0092】
本発明によれば、トナー搬送量の所定量Mの値が固定の場合、トナー容量が多いときは、空気を供給せずに搬送できるトナー量が多いので、空気の供給頻度を減らすことによりトナー搬送路内詰まり発生を防止できる。逆にトナー容量が少ないときは空気を供給せずに搬送できるトナー量が少ないために、空気供給の頻度を増やすことによりトナー残量を低減することができる。
【0093】
本発明によれば、除湿手段を設けることで、トナー収納容器内に供給する空気の湿度が低減されるので、トナーの吸湿性及び吸湿による流動性悪化等が抑えられ、補給性能の変動や補給不良を低減することができ、環境下に影響されないトナー補給を行なえる。
【0094】
本発明によれば、クリーニング手段の排出部と、リサイクルトナー搬送トナー搬送路との間に、空気の流入口とトナーの流出口を有するノズルと、排出されたトナーを滞留させるためのトナー貯留部を設けることで、クリーニング手段より排出されたリサイクルトナーをトナー貯留部内で攪拌及び流動化し、移送手段によるリサイクルトナーの搬送性能を向上させることができる。また、トナー貯留部のクリーニング手段からのトナー流入部に、排出弁を設けることで、空気がクリーニング手段側へ逆流するのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態であるトナー補給装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一形態であるトナー補給装置の構成を示す全体図である。
【図3】移送手段としての粉体ポンプの一構成例を示す要部断面図である。
【図4】粉体ポンプを軸線方向から見た断面図である。
【図5】粉体ポンプの動作を示す断面図である。
【図6】本発明における空気供給手段と移送手段の動作制御の一例を示すタイミングチャートである。
【図7】空気供給手段と移送手段の動作を同時に行う場合のタイミングチャートである。
【図8】(a)は本発明で採用されるノズルの一構成例を示す図、(b)は(a)の断面下図である。
【図9】(a)は本発明で採用されるノズルの別な構成例を示す図、(b)は(a)の断面下図である。
【図10】トナー搬送量とトナー詰まりの関係を示す図である。
【図11】トナー詰まり後におけるトナー搬送量とトナー詰まりの関係を示す図である。
【図12】トナー残量と空気を供給せずに補給できるトナー搬送量の関係を示す特性図である。
【図13】トナー収納手段の構成を示す斜視図である。
【図14】トナー補給装置の別な形態の構成を示す全体図である。
【図15】リサイクルトナーの搬送系を備えたトナー補給装置の構成を示す全体図である。
【図16】排出弁をリサイクルトナーの搬送系に設けたトナー補給装置の構成を示す全体図である。
【符号の説明】
1  像担持体
2  現像装置
3,13  トナー補給装置
7  トナー収納容器
8  空気供給手段
9  移送手段
10,10A  トナー搬送路
10B  リサイクルトナー搬送路
11,111  制御手段
50  クリーニング手段
51  リサイクルトナー貯留部
61  空気供給源
62  ノズル
70  排出部
200  除湿手段
300  空間
302  ロータ
303  ステータ
400  空気供給手段
401  ボンベ
402  開閉弁
450  補給用のトナー
451  リサイクルトナー
440  圧力調整部
510  ノズル
513  空気及びトナーの供給路
600a  エアポンプの吸引側
600b  エアポンプの吐出側

Claims (21)

  1. 補給用のトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段と、前記トナー収納容器と移送手段とを接続し、前記トナー収納容器より排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路とを有するトナー補給装置において、
    トナー補給モード時のトナー搬送量が所定量Mに達する毎に前記トナー収納容器に空気を供給するとともに、トナー補給モード終了後に行う詰まり確認モード時のトナー搬送量が所定量Nに達する毎に前記トナー収納容器に空気供給させように前記空気供給手段の駆動を制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、所定量M≧0.5g、所定量N≧2M、所定量M≧1.0g、所定量N=所定量Mの条件を満たすように、前記空気供給手段の駆動を制御することを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1記載のトナー補給装置において、
    前記空気供給手段は、ノズルを有し、このノズルは、前記トナー収納容器への空気の供給路と前記トナー収納容器からのトナーの排出路とが同一経路とされていることを特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1または2記載のトナー補給装置において、
    前記移送手段は、その内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ形のステータと、このステータ内に回動自在に嵌挿された雄ねじ形のロータとを有し、前記ロータを回転駆動させることで負圧を発生させてトナーを吸引搬送することが可能な一軸偏心スクリューポンプであることを特徴とするトナー補給装置。
  4. 請求項1、2または3記載のトナー搬送装置において、
    0.5≦所定量M≦100gであることを特徴とするトナー補給装置。
  5. 請求項4記載のトナー補給装置において、
    0.5≦所定量M≦100gという空気供給条件の範囲で、前記トナー収納容器内の使用中のトナー残量に応じて所定量Mの値を変化させることを特徴とするトナー補給装置。
  6. 請求項5記載のトナー補給装置において、
    トナー残量が少なくなるにつれて所定量Mの値を小さく変化させることを特徴とするトナー補給装置。
  7. 請求項1、2または3記載のトナー搬送装置において、
    0.5≦所定量M≦10gとすることを特徴とするトナー補給装置。
  8. 請求項7記載のトナー補給装置において、
    0.5≦所定量M≦10gの空気供給条件の範囲で、前記トナー収納容器内の初期トナー重量に応じてMの値を設定することを特徴とするトナー補給装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1つに記載のトナー補給装置において、除湿手段を有することを特徴とするトナー補給装置。
  10. 補給用のトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段と、トナー収納容器内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段と、前記トナー収納容器と移送手段とを接続し、前記トナー収納容器より排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路とを有するトナー補給装置において、
    除湿手段を有することを特徴とするトナー補給装置。
  11. 請求項9または10記載のトナー補給装置において、
    前記空気供給手段は、圧縮空気が充填されているボンベと、このボンベを開閉する開閉弁とを有することを特徴とするトナー補給装置。
  12. 請求項9または10記載のトナー補給装置において、
    前記空気供給手段は、エアポンプを有し、このエアポンプの吸引側に前記除湿手段を設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  13. 請求項9または10記載のトナー補給装置において、
    前記空気供給手段は、エアポンプを有し、このエアポンプの吐出側に除湿手段を設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  14. 請求項9または10記載のトナー補給装置において、
    前記空気供給手段はエアポンプを有し、このエアポンプ、前記トナー収納容器及び除湿手段が、密閉された空間にそれぞれ設けられていることを特徴とするトナー補給装置。
  15. 請求項9または10記載のトナー補給装置において、
    前記トナー収納容器は、装置本体に対して着脱可能であり、この着脱可能なトナー収納容器に前記除湿手段を設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  16. 請求項1乃至15の何れか1つに記載のトナー補給装置において、
    リサイクルトナーが収納されるクリーニング手段から排出されるリサイクルトナーを受けるリサイクルトナー貯留部と、
    前記リサイクルトナー貯留部内に空気供給源からの空気を供給することでリサイクルトナーの流入と空気の流出を行うノズルと、
    前記トナー搬送路と前記ノズルの流出側とを接続し、前記リサイクルトナー貯留部内のリサイクルトナーが前記トナー搬送路に向かって搬送されるリサイクルトナー搬送路とを有することを特徴とするトナー補給装置。
  17. 補給用のトナーが収納されたトナー収納容器と、この収納手段内に空気を供給して収納手段内のトナーを攪拌する空気供給手段と、前記トナー収納容器内のトナーを圧力によって所定の場所に搬送するための移送手段と、前記トナー収納容器と移送手段とを接続し、トナー収納容器より排出されたトナーが搬送されるトナー搬送路とを有するトナー補給装置において、
    リサイクルトナーが収納されるクリーニング手段から排出されるリサイクルトナーを受けるリサイクルトナー貯留部と、前記リサイクルトナー貯留部内に空気供給源からの空気を供給することでリサイクルトナーの流入と空気の流出を行うノズルと、前記トナー搬送路と前記ノズルの流出側とを接続し、前記リサイクルトナー貯留部内のリサイクルトナーが前記トナー搬送路に向かって搬送されるリサイクルトナー搬送路とを有することを特徴とするトナー補給装置。
  18. 請求項16または17記載のトナー補給装置において、
    前記クリーニング手段から前記リサイクルトナー貯留部に流入するリサイクルトナーの流入を規制する排出弁を、前記リサイクルトナー貯留部へのリサイクルトナーの流入側に設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  19. 請求項1乃至18の何れか1つに記載のトナー補給装置において、
    前記トナー収納容器の内部圧力を大気圧程度へ安定させるための圧力調整部を有することを特徴とするトナー補給装置。
  20. 請求項1乃至19の何れか1つに記載のトナー補給装置において、
    前記所定の場所は、像担持体にトナーを供給する現像装置であることを特徴とするトナー補給装置。
  21. その表面に潜像が形成される像担持体と、前記表面に形成された潜像にトナーを供給する現像装置とを備えた画像形成装置において、
    前記現像装置へのトナー補給装置として請求項1乃至20の何れか1つに記載のトナー補給装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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