JP2007081260A - 半導体素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燐化硼素系半導体層を双晶や積層欠陥等の結晶欠陥の密度の小さな結晶性に優れたものすることができ、この燐化硼素系半導体層を利用して、素子としての諸特性を向上させることができるようにする。
【解決手段】 本発明は、単結晶材料層101と、その単結晶材料層101の表面上に形成された燐化硼素系半導体層102とを備えてなる半導体素子10において、単結晶材料層101は六方晶からなり、その{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に、六方晶からなる上記燐化硼素系半導体層102を設けるものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、単結晶材料層と、その単結晶材料層の表面上に形成された燐化硼素系半導体層とを備えてなる半導体素子に関する。
従来から、燐化硼素系半導体層は、例えば、立方晶の閃亜鉛鉱結晶型の燐化ガリウム(GaP)或いは炭化珪素(SiC)単結晶からなる基板上に形成されている(下記の特許文献1参照)。これらの基板と、その上に形成された燐化硼素系半導体層と、それに接合させて設けたIII族窒化物半導体層とを備えた積層構造体から、例えば、化合物半導体LEDが構成されている(下記の特許文献2参照)。また、珪素単結晶(シリコン)を基板として、単量体の燐化硼素(BP)などの燐化硼素系半導体層が形成されている(下記の特許文献3参照)。また、シリコン基板と、単量体のBP層と、その上に設けたIII族窒化物半導体層とを備えた積層構造体からLEDを構成する技術が開示されている(下記の特許文献4参照)。
特開平2−288388号公報 特開平2−275682号公報 米国特許第6194744B1号 米国特許第6069021号
しかしながら、例えば、シリコンを基板として、その(111)結晶面からなる表面上に燐化硼素系半導体層を成長させても、双晶や積層欠陥を多量に含む成長層が得られるのみである(下記の非特許文献1参照)。また、例えば、六方晶6H型SiCを基板として、その(0.0.0.1.)結晶面上に単量体のBP層を成長させても、双晶などの結晶欠陥を多量に含む成長層が得られるのみである(下記の非特許文献2参照)。この様な結晶欠陥を多量に含む燐化硼素系半導体層を備えた積層構造体を利用しても、例えば、逆方向電圧が高く、また、光電変換効率も高いLEDを安定して作製できない問題がある。
T. Udagawa and G. Shimaoka, J. Ceramic Processing Res.,(大韓民国), 第4巻、第2号、2003年,80-83頁. T. Udagawa他、Appl. Surf. Sci.,(アメリカ合衆国),第244巻、2004年,285-288頁.
本発明は、上記従来技術の問題点を克服すべくなされたもので、燐化硼素系半導体層を双晶や積層欠陥等の結晶欠陥の密度の小さな結晶性に優れたものすることができ、この燐化硼素系半導体層を利用して、素子としての諸特性を向上させることができる半導体素子を提供することを目的とする。
1)上記目的を達成するために、第1の発明は、単結晶材料層と、その単結晶材料層の表面上に形成された燐化硼素系半導体層とを備えてなる半導体素子において、上記単結晶材料層は六方晶からなり、その{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に、六方晶からなる上記燐化硼素系半導体層が設けられているものである。
2)第2の発明は、上記した1)項に記載の発明の構成において、上記燐化硼素系半導体層は、上記単結晶材料層の<1.−1.0.0.>方向に平行に<1.―1.0.0.>方向が配向した、表面を{1.1.−2.0.}結晶面とする結晶から構成されているものである。
3)第3の発明は、上記した1)項または2)項に記載の発明の構成において、上記単結晶材料層をサファイア(α−アルミナ単結晶)で構成するものである。
4)第4の発明は、上記した1)項から3)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記燐化硼素系半導体層は、単量体の燐化硼素(BP)から構成されているものである。
5)第5の発明は、上記した1)項から4)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記燐化硼素系半導体層上に六方晶のIII族窒化物半導体層を設けるものである。
本発明の第1の発明によれば、単結晶材料層と、その単結晶材料層の表面上に形成された燐化硼素系半導体層とを備えてなる半導体素子において、上記単結晶材料層は六方晶からなりその{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に、六方晶からなる上記燐化硼素系半導体層を設けることとしたので、双晶や積層欠陥等の結晶欠陥の密度の小さな結晶性に優れる燐化硼素系半導体層を形成できる。従って、結晶性に優れる燐化硼素系半導体層を利用して、高性能な半導体素子を提供できる。
本発明の第2の発明によれば、六方晶の燐化硼素系半導体層を、六方晶の単結晶材料層の<1.−1.0.0.>方向に、<1.―1.0.0.>方向を平行にして配向した、表面を{1.1.−2.0.}結晶面とする結晶から構成することとしたので、特に、双晶等の結晶欠陥密度の小さな結晶性に優れる六方晶の燐化硼素系半導体層を安定して得ることができる。従って、この様な結晶性に優れる六方晶の燐化硼素系半導体層を利用して、高性能な半導体素子を安定して提供できる。
本発明の第3の発明によれば、六方晶の単結晶材料層を、サファイア(α−アルミナ単結晶)で構成しそのサファイアの{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に、六方晶の燐化硼素系半導体層を設けることとしたので、サファイアの<1.−1.0.0.>方向に、<1.―1.0.0.>方向を平行にして配向し、且つ、表面を{1.1.−2.0.}結晶面とする六方晶の燐化硼素系半導体層を安定して形成するのに効果を上げられる。
本発明の第4の発明によれば、六方晶の燐化硼素系半導体層を、単量体の燐化硼素(BP)から構成することとしたので、六方晶の燐化硼素系半導体層を安定して形成することができる。
また本発明の第5の発明によれば、燐化硼素系半導体層上に六方晶のIII族窒化物半導体層を設けたので、良好な格子マッチングに起因して、六方晶のIII族窒化物半導体層を結晶性に優れた層として形成することができ、高輝度でしかも逆方向電圧等の電気的特性に優れる化合物半導体発光素子を提供できる。またその六方晶のIII族窒化物半導体層を電子走行層(チャネル層)として利用すれば、ショットキー(Schottky)接合型の電界効果トランジスタ(FET)を構成でき、高い電子移動度を発現できるため、高周波特性に優れるFETを得ることができる。
本発明は、単結晶材料層と、その単結晶材料層の表面上に形成された燐化硼素系半導体層とを備えてなる半導体素子において、単結晶材料層を六方晶で構成しその{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に、六方晶からなる燐化硼素系半導体層を設けている。
上記の燐化硼素系半導体層は、硼素(元素記号:B)と燐(元素記号:P)とを必須の構成元素として含むIII−V族化合物半導体材料からなる結晶層である。また六方晶の単結晶材料層としては、サファイア(α―Al23単結晶)、ウルツ鉱結晶型(Wurtzite)のAlN等のIII族窒化物半導体単結晶、酸化亜鉛(ZnO)単結晶、2H型(ウルツ鉱結晶型)または4H型或いは6H型の炭化珪素(SiC)などのバルク(bulk)単結晶を例示できる。中でも、本発明に係る六方晶の燐化硼素系半導体層を形成するためには、サファイア(α−アルミナ単結晶)基板が最も好適に利用できる。
燐化硼素系半導体層を設ける表面は、{1.1.−2.0.}結晶面から構成するのが好適である。特に、サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面、即ち、A面と通称される表面上に設けるのが好適である。サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面(A面)を用いることにより、通例の閃亜鉛鉱結晶型(zinc−blende)ではなく、六方晶(hexagonal)の燐化硼素系半導体層を安定して得ることができる。これは、サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面等の無極性の結晶面における結晶を構成する原子が、共有結合性の高い六方晶の燐化硼素系半導体層をもたらすのに好都合に配列しているためと考察される。
サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面は、CZ(Czochralski)法、ベルヌーイ(Verneuil)法やEFG(edge−defined film−fed growth)法等(BRAIAN R.PAMPLIN edi.,“CRYSTAL GROWTH”,1975,Pergamon Press Ltd.,参照)で育成されたバルク(bulk)単結晶のA面であってもよいし、また、化学的気相堆積法(CVD)法や、スパッタリング法等の物理的手段で成長させたアルミナ単結晶膜のA面であっても構わない。
六方晶の燐化硼素系半導体層は、ハロゲン(halogen)法、ハイドライド(hydride)法、有機金属化学堆積(MOCVD)法等の気相成長手段により形成できる。例えば、トリエチル硼素(分子式(C253B)を硼素(B)源とし、トリエチル燐(分子式(C253P)を燐(P)源とするMOCVD法により形成できる。また、三塩化硼素(分子式BCl3)を硼素源とし、三塩化燐(分子式PCl3)を燐源とするハロゲンCVD法により形成できる。硼素源と燐源との組み合わせに拘らず、六方晶の燐化硼素系半導体層を形成するには、成長温度を700℃以上で1200℃以下とするのが望ましい。これらの成長手段によれば、六方晶の単結晶材料層の{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上には、表面を{1.1.−2.0.}結晶面とする六方晶の燐化硼素系半導体層を形成できる。
六方晶の燐化硼素系半導体層を、例えば、サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に形成するのに際し、その表面に最初に燐源を供給し始め、その後、硼素等のIII族元素の原料を供給すると、特定の結晶方位に画一的に配向した六方晶の燐化硼素系半導体層を形成できる。例えば、サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面に、ホスフィン(分子式PH3)をトリエチル硼素((C253B)より時間的に先に供給してMOCVD法により燐化硼素系半導体層の形成を開始することとすると、サファイアの<1.−1.0.0.>方向に、<1.−1.0.0.>方向を平行とする六方晶の燐化硼素系半導体層を得ることができる。形成された燐化硼素系半導体層が六方晶の結晶層であるか否かの調査、また六方晶の単結晶材料層の表面についての六方晶の燐化硼素系半導体層の配向関係の調査は、例えば、電子回折またはX線回折などの分析手段で行うことができる。
表面を{1.1.−2.0.}結晶面とし、且つ、<1.−1.0.0.>方向を、六方晶の単結晶材料層の<1.−1.0.0.>方向と平行とする六方晶の燐化硼素系半導体層は、例えば、サファイアの{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上にあって、格子の整合性に優れる方向に配向しているため、双晶や積層欠陥等の結晶欠陥が少ないのが特徴である。特に、六方晶の燐化硼素系半導体層を、上記の表面と配向関係を有する単量体の燐化硼素(BP)層から構成すると、六方晶の単結晶材料層との接合界面から約50nmから100nmを越えた領域において、殆ど双晶を含まない六方晶の燐化硼素系半導体層を得ることができる。双晶の密度が低減されたため、双晶に起因する粒界の密度が少なくなっている様は、透過型電子顕微鏡(英略称:TEM)を利用した一般的な断面TEM技法により観察できる。
結晶性に優れる六方晶の燐化硼素系半導体層、例えば、六方晶の単量体のBP層からなる半導体層は、その上に、結晶性に優れる例えば、III族窒化物半導体層を形成するための下地として利用できる。六方晶の燐化硼素系半導体層に接合させて設けるIII族窒化物半導体層として好適なのは、例えば、ウルツ鉱結晶型のGaN、AlN、窒化インジウム(InN)、及びこれらの混晶である窒化アルミニウム・ガリウム・インジウム(組成式AlXGaYInZN:0≦X,Y,Z≦1、X+Y+Z=1)である。また、窒素(元素記号:N)と窒素以外の燐(元素記号:P)や砒素(元素記号:As)等の第V族元素を含む、例えば、ウルツ鉱結晶型の窒化燐化ガリウム(組成式GaN1-YY:0≦Y<1)などである。
六方晶の単量体BP層は、そのa軸に近似する格子定数を有するIII族窒化物半導体層を形成するための下地として特に、有用である。例えば、六方晶の単量体のBPのa軸は約0.319ナノメーター(nm)であり、六方晶のGaNのa軸と一致する。このため、六方晶の単量体のBP層上には、良好な格子マッチングに起因して、結晶性に優れるGaN層を形成できる。結晶性に優れるIII族窒化物半導体層を利用すれば、高い強度の発光をもたらすpn接合型ヘテロ構造を構成できる。例えば、GaN層をクラッド(clad)層とし、GaXIn1-XN(0<X<1)層を発光層とするLED用途のヘテロ接合型発光部を構成できる。結晶性に優れるIII族化合物半導体層から構成した発光部を利用すれば、高輝度でしかも逆方向電圧等の電気的特性に優れる化合物半導体発光素子を提供できる。
また、化合物半導体発光素子に限らず、結晶欠陥密度が低減された、結晶性に優れる六方晶のIII族窒化物半導体層を、電子走行層(チャネル層)として利用すれば、ショットキー接合型FETを構成できる。チャネル(channel)層は、例えば、不純物を故意に添加していないアンドープ(undope)でn形のGaN層から構成できる。結晶欠陥密度が低減された六方晶のIII族窒化物半導体層は、高い電子移動度を発現できるため、高周波特性に優れるFETを得るのに好都合である。
(実施例1) サファイアのバルク結晶の(1.1.−2.0.)結晶面からなる表面上に、接合させて設けた六方晶の単量体のBP層を利用してLEDを構成する場合を例にして本発明の内容を具体的に説明する。
図1に本実施例1に係るLED10の平面構成を模式的に示す。また、図2には、図1に示した破線A−A’に沿ったLED10の断面模式図を示す。
LED10を作製するための積層構造体100は、(1.1.−2.0.)結晶面(通称A面)を表面とするサファイア(α−アルミナ単結晶)を基板101として形成した。基板101の(1.1.−2.0.)結晶面の表面には、一般的なMOCVD法を利用して、層厚を約290nmとする、アンドープでn形の六方晶の単量体BP層を六方晶の燐化硼素系半導体層102として形成した。
一般的なTEM分析により、六方晶の燐化硼素系半導体層102をなす、六方晶の単量体BP層の表面は、(1.1.−2.0.)結晶面であるのが示された。また、電子回折パターンから、サファイア基板101の<1.−1.0.0.>方向と、六方晶の単量体BP層102の<1.−1.0.0.>方向とは平行に配向しているのが示された。更に、断面TEM技法による観察では、六方晶の単量体BP102層の内部には、双晶の存在は殆ど認められなかった。また、サファイア基板101との接合界面から約50nmを超えてより上方の六方晶の単量体BP層の内部の領域には、格子配列上の乱雑さも殆ど確認できなかった。
六方晶の燐化硼素系半導体層102をなす、六方晶の単量体BP層の(1.1.−2.0.)結晶面からなる表面上には、ウルツ鉱結晶型で六方晶のn形のGaN層(層厚=2100nm)103を成長させた。一般的なTEMを利用した分析によれば、六方晶の燐化硼素系半導体層102をなす、六方晶の単量体BP層との接合界面近傍の六方晶のGaN層103の内部領域には、双晶や積層欠陥は殆ど認められなかった。
六方晶のn形GaN層103の(1.1.−2.0.)表面上には、六方晶のn形のAl0.15Ga0.85Nからなる下部クラッド層(層厚=150nm)104、Ga0.85In0.15N井戸層/Al0.01Ga0.99N障壁層を1周期としその5周期からなる多重量子井戸構造の発光層105、及び層厚を50nmとするp形Al0.10Ga0.90Nからなる上部クラッド層106をこの順序で積層し、pn接合型DH構造の発光部を構成した。上記の上部クラッド層106の表面上には、更に、p形のGaN層(層厚=80nm)をコンタクト層107として堆積し、積層構造体100の形成を終了した。
上記のp形コンタクト(contact)層107の一部の領域には、金(元素記号:Au)・酸化ニッケル(NiO)合金からなるp形オーミック(Ohmic)電極108を形成した。一方のn形オーミック電極109は、その電極109を設ける領域に在る下部クラッド層104や発光層105等の層をドライエッチング手段で除去した後、露出させたn形GaN層103の表面に形成した。これより、LED10を構成した。
このLED10のp形及びn形オーミック電極108、109間に、順方向に、20mAの素子駆動電流を通流して、発光特性を調査した。LED10から出射される主たる発光の波長は約460nmであった。チップ(chip)状態での発光輝度は約1.6カンデラ(cd)であった。また、pn接合型DH構造の発光部を構成するIII族窒化物半導体層104〜106やn形オーミック電極109を設けたn形GaN層103を、六方晶のBP層上に設けることにより、結晶性に優れるIII族窒化物半導体層から構成できたため、逆方向電流を10μAとした際の逆方向電圧は、15Vを超える高値となった。更に、III族窒化物半導体層の結晶性の良好さにより、局所的な耐圧不良(local breakdown)も殆ど認められなかった。
実施例1に記載のLEDの平面模式図である。 図1に示す破線A−A’に沿ったLEDの断面模式図である。
符号の説明
10 化合物半導体LED
100 LED用途積層構造体
101 サファイア基板(六方晶単結晶材料層)
102 六方晶燐化硼素系半導体層(六方晶単量体BP層)
103 六方晶III族窒化物半導体層(GaN層)
104 下部クラッド層
105 発光層
106 上部クラッド層
107 コンタクト層
108 p形オーミック電極
109 n形オーミック電極

Claims (5)

  1. 単結晶材料層と、その単結晶材料層の表面上に形成された燐化硼素系半導体層とを備えてなる半導体素子において、
    上記単結晶材料層は六方晶からなり、その{1.1.−2.0.}結晶面からなる表面上に、六方晶からなる上記燐化硼素系半導体層が設けられている、
    ことを特徴とする半導体素子。
  2. 上記燐化硼素系半導体層は、上記単結晶材料層の<1.−1.0.0.>方向に平行に<1.―1.0.0.>方向が配向した、表面を{1.1.−2.0.}結晶面とする結晶から構成されている、請求項1に記載の半導体素子。
  3. 上記単結晶材料層はサファイア(α−アルミナ単結晶)からなる層である、請求項1または2に記載の半導体素子。
  4. 上記燐化硼素系半導体層は、単量体の燐化硼素(BP)から構成されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載の半導体素子。
  5. 上記燐化硼素系半導体層上に六方晶のIII族窒化物半導体層が設けられている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の半導体素子。
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