JP2006173590A - 窒化ガリウム系半導体積層構造体、その製造方法、窒化ガリウム系半導体素子及びランプ - Google Patents

窒化ガリウム系半導体積層構造体、その製造方法、窒化ガリウム系半導体素子及びランプ Download PDF

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Abstract

【課題】上層としての窒化ガリウム系半導体積層を、画一的な配向性を有し、結晶欠陥の密度が充分に低く結晶性に優れたものとすることができ、さらに充分に安定してもたらすことができるように、下層としての緩衝層を構成する。
【解決手段】本発明の窒化ガリウム系半導体積層構造体10は、表面をC面とするサファイアからなる基板100と、その基板100のC面と接合する領域に、低温で成長した低温緩衝層101が設けられ、その低温緩衝層101上に窒化ガリウム系半導体層102等が設けられ、低温緩衝層101は、アルミニウムよりもガリウムを主体的に含む六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1)系III族窒化物材料からなる単結晶層101aを内部に有し、その単結晶層は、(1.1.−2.0.)結晶面よりも、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度を小とする、ことを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、III族窒化物半導体からなる低温緩衝層を備えた窒化ガリウム系半導体積層構造体、その製造方法、窒化ガリウム系半導体素子及びランプに関する。
従来から、立方晶閃亜鉛鉱(zinc blende)結晶型または六方晶ウルツ鉱(Wurtzite)結晶型の窒化ガリウム(GaN)系III−V族化合物半導体は、例えば、短波長可視発光素子を構成するために利用されている(例えば特許文献1参照)。また、窒化ガリウム系半導体素子を作製するための積層構造体は、例えば、サファイア(α−Al23単結晶)やガーネット(garnet)固体単結晶などの耐熱性の高いアルミニウムの酸化物単結晶を基板として作製されている(例えば特許文献2参照)。
特開平2−288388号公報 特開平7−288231号公報
しかし、サファイア等のアルミニウム酸化物からなる単結晶基板と窒化ガリウム(GaN)系半導体材料との格子定数は大きく異なる。例えば、サファイアと六方晶GaNとの格子不整合度は13.8%の大きさに達する(例えば非特許文献1参照)。このため、窒化ガリウム系半導体素子を作製するのに利用する積層構造体は、基板上に緩衝層を介して形成するのが一般となっている。格子の不整合性を緩和するための緩衝層は、従来から、比較的に低温で成膜されているため、低温緩衝層と称されている(例えば非特許文献2参照)。
平松 和政(他)、「日本結晶成長学会誌」、第20巻、第4号、1993年(日本)、28〜36頁 赤崎 勇著、「III−V族化合物半導体」、1995年5月20日、(株)培風館発行、初版、13章
低温緩衝層は、例えば窒化ガリウムから形成されている(例えば特許文献3参照)。この低温緩衝層は、基板結晶との格子のミスマッチ性を緩和するために、as−grown状態で非晶質或いは多結晶から構成されているのが好ましいとされている(例えば特許文献3参照)。実際に、この様な構成の窒化アルミニウム(AlN)低温緩衝層を利用して、窒化ガリウム(GaN)からなる発光層を備えたpn接合型青色LEDが実用化されている(例えば非特許文献3参照)。また、青色帯光及び紫外帯光を放射する短波長LED製品に、この様な構成の低温緩衝層が利用されていることは、古くは、例えば、非特許文献4及び5に記載されている。更に古くは、MIS型青色LEDにあって、例えば、非特許文献6が記すところである。
特開平8−255926号公報 「エレクトロニクス」、1991年3月号、63〜66頁 天野 浩、赤崎 勇、「固体物理」、第25巻第6号、 1990年(日本)、35〜41頁 H.Amano(他)、インスティチュート オブ フィジクス コンファランス シリ-ズ(Inst.Phys.Conf. Ser.),106巻,10章、1990年(英国) 725〜730頁 真部 勝英、「豊田合成技報」、第31巻第2号、1989年(日本)、85〜93頁。(特に、87頁左欄図−1、及び左欄本文上から5〜6行目)
低温緩衝層を下地層とすれば、その層上に、低温緩衝層を成長させた温度よりも高温において、連続性に優れるGaN等のIII族窒化物半導体層を形成するのに優位であるとされている。これは、低温緩衝層の存在に依り、その表面に発生したIII族窒化物半導体の単結晶粒の横(水平)方向の成長が促進され、しいては、水平方向に優勢的に発達したIII族窒素物半導体単結晶粒の合着が円滑に進むためと解釈されている(例えば非特許文献7参照)。連続性をもたらすIII族窒化物半導体単結晶粒の相互の合着は、単結晶粒が六方晶である場合、ミラー・ブラベー(Miller・Bravais)指数にして(1.0.−1.0.)面及びそれと結晶学的に等価な結晶面で起こり得る。
Isamu AKASAKI, Hiroshi AMANO, Yasuo KOIDE, Kazumasa HIRAMATSU and Nobuhiko SAWAKI, ジャーナル オブ クリスタル グロース (J. Crystal Growth)、第98巻、1989年(オランダ)、209〜219頁
例えば、(0.0.0.1)面(所謂、C面)を表面とするサファイアを基板として設けたIII族窒化物半導体から成る低温緩衝層にあって、その基板との接合領域に、AlXGaYN等のIII族窒化物半導体から構成される単結晶層を配備したIII族窒化物半導体低温緩衝層は、特定の結晶方向に画一的に配向した窒化ガリウム系半導体層をもたらすのに有効であることが示されている(例えば特許文献4参照)。
特開平10−2224号公報
しかし、画一的な配向性に加えて、更に、積層欠陥等の結晶欠陥の密度が低い、単結晶性に優れる窒化ガリウム系半導体層を上層としてもたらすために、III族窒化物半導体から成る低温緩衝層が備えるべき構成要件は充分に解明されていない。このため、従来の低温緩衝層は、配向は揃っているものの、結晶欠陥の密度が充分に低く、結晶性に優れる窒化ガリウム系半導体層を上層として充分に安定してもたらすに至らない下地層となっている。
本発明は、上記の従来技術の問題点を克服すべくなされたもので、上層としての窒化ガリウム系半導体積層を、画一的な配向性を有し、結晶欠陥の密度が充分に低く結晶性に優れたものとすることができ、さらに充分に安定してもたらすことができる、下層としての緩衝層を備えた窒化ガリウム系半導体積層構造体、その製造方法、窒化ガリウム系半導体素子及びランプを提供することを目的とする。
1)上記目的を達成するために、第1の発明は、単結晶基板と、その単結晶基板と接合する領域に、低温で成長した低温緩衝層とが設けられ、その低温緩衝層上に窒化ガリウム(化学式:GaN)系半導体層が設けられている窒化ガリウム系半導体積層構造体において、上記低温緩衝層は、アルミニウム(元素記号:Al)よりもガリウム(元素記号:Ga)を主体的に含む六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)系III族窒化物材料からなる単結晶層を内部に有し、その単結晶層は、(1.1.−2.0.)結晶面よりも、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度を小とする、ことを特徴としている。
2)第2の発明は、上記した1)項に記載の発明の構成に加えて、上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とするサファイア(α−アルミナ単結晶)基板である、ことを特徴としている。
3)第3の発明は、上記した1)項に記載の発明の構成に加えて、上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とする炭化珪素基板である、ことを特徴としている。
4)第4の発明は、上記した1)項から3)項の何れか1項に記載の発明の構成に加えて、上記窒化ガリウム系半導体層は、その[1.0.−1.0.]方向が低温緩衝層の単結晶層の[1.0.−1.0.]方向に平行に配向されている、ことを特徴としている。
5)第5の発明は、上記した1)項から4)項の何れか1項に記載の発明の構成に加えて、上記低温緩衝層の単結晶層は、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度が、(1.1.−2.0.)結晶面での結晶欠陥の密度の1/5以下である、ことを特徴としている。
6)第6の発明は、単結晶基板上に、低温で成長させた低温緩衝層を設け、その低温緩衝層上に窒化ガリウム系半導体層を設けてなる窒化ガリウム系半導体積層構造体の製造方法において、上記低温緩衝層の成長温度を250℃〜500℃の範囲内とし、ガリウム原料をアルミニウム原料よりも先に基板表面に到達させることにより、低温緩衝層の内部に、アルミニウムよりもガリウムを主体的に含む六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)系III族窒化物材料からなる単結晶層を形成し、その単結晶層は、(1.1.−2.0.)結晶面よりも、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度を小となるようにする、ことを特徴としている。
7)第7の発明は、上記した6)項に記載の発明の構成に加えて、上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とするサファイア(α−アルミナ単結晶)基板である、ことを特徴としている。
8)第8の発明は、上記した6)項に記載の発明の構成に加えて、上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とする炭化珪素基板である、ことを特徴としている。
9)第9の発明は、上記した6)項から8)項の何れか1項に記載の発明の構成に加えて、上記低温緩衝層の成長速度を、1nm/分〜3nm/分の範囲内とする、ことを特徴としている。
10)第10の発明は、窒化ガリウム系半導体素子であって、上記した1)項から5)項の何れか1項に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体を利用して構成されている、ことを特徴としている。
11)第11の発明は、ランプであって、上記した10)項に記載の窒化ガリウム系半導体素子を用いて構成されている、ことを特徴としている。
本発明によれば、低温緩衝層は、アルミニウムよりもガリウムを主体的に含む六方晶のAlXGaYN系III族窒化物材料からなる単結晶層を内部に有し、その単結晶層は、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度を、他の結晶面、特に(1.1.−2.0.)結晶面及びそれと等価な結晶面での結晶欠陥の密度より小とするように構成したので、上層の窒化ガリウム系半導体層の、特に[1.0.−1.0.]方向での結晶欠陥を少なく、連続性に優れたものとすることができ、その上層を充分に安定してもたらすことができる。
また、窒化ガリウム系半導体層は、その[1.0.−1.0.]方向が低温緩衝層の単結晶層の[1.0.−1.0.]方向に平行に配向されるので、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥を大幅に低減することができ、特性に優れた窒化ガリウム系半導体発光素子をもたらすことができる。
また、本発明の窒化ガリウム系半導体積層構造体を利用して、窒化ガリウム系半導体素子を構成することとしたので、例えば逆方向で耐電圧不良の少ない、優れた耐電圧特性を有する発光ダイオード等の窒化ガリウム系半導体素子をもたらすことができる。
本発明の窒化ガリウム系半導体積層構造体は、基板と、その基板上の低温緩衝層と、その低温緩衝層上の窒化ガリウム系半導体層とを少なくとも備えている。
上記の低温緩衝層は、アルミニウム(元素記号:Al)よりもガリウム(元素記号:Ga)を主体的に含む六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)系III族窒化物材料からなる単結晶層を内部に有し、基板をなすサファイアの(0.0.0.1.)結晶面(所謂、C面)上に、例えば有機金属化学的気相堆積(MOCVD)手段により形成する。MOCVD手段で形成するには、例えば、トリメチルガリウム(分子式:(CH33Ga)やトリエチルガリウム(分子式:(C253Ga)等をガリウム(Ga)源として、また、トリメチルアルミニウム(分子式:(CH33Al)やトリイソブチルアルミニウム(分子式:(i−C493Al)などの有機金属(MO)化合物をアルミニウム(Al)原料として使用する。窒素源としては、アンモニア(分子式:NH3)、ヒドラジン(分子式:N24)等を使用できる。熱分解する温度がより低い非対称型分子構造のジメチルヒドラジン(分子式:(CH3222)類もAlXGaYN低温緩衝層を成長させるための窒素(元素記号:N)の原料として使用できる。
サファイア基板の表面、特に(0.0.0.1.)面(C面)上に、当該基板との接合領域に、六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を備えたAlXGaYN低温緩衝層を形成するには、成長温度を250℃以上で500℃以下とするのが望ましい。250℃未満の低温では、成長用原料の熱分解が不十分であるため、AlXGaYN低温緩衝層内の、サファイア基板との接合部にAlXGaYNからなる単結晶体を充分に安定して形成するに至らない。500℃を超える高温では、AlXGaYNからなる柱(column)状結晶が乱立して、しかも、孤立して発生するため、サファイア基板の(0.0.0.1.)表面を一様に充分に被覆できなくなる。このため、例えば、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶体が連続的に繋がって成るAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を備えたAlXGaYN低温緩衝層を安定して得るに支障となる。本発明に係わる連続性の有るAlXGaYN低温緩衝層の成長温度は、350℃以上で450℃以下とするのが更に好適である。
上記の望ましい範囲内の温度において、ガリウム原料をアルミニウム原料よりも時間的に先にサファイア基板の(0.0.0.1.)面に到達させて、AlXGaYN低温緩衝層を成長させると、サファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0.]方向を平行として画一的に配向したAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を、サファイア基板のC面に接合させて安定して形成できる。Ga原料、例えばトリメチルガリウムをサファイア基板の表面に向けて流通させてから、例えば5秒間から5分間を経た後、Al原料、例えばトリメチルアルミニウムを流入させると、AlよりもGaを富裕に含むAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を備えた低温緩衝層を安定して形成するに効果を奏する。AlXGaYN低温緩衝層を成長させる温度を、上記の好適な温度範囲内において高温に設定する場合程、Ga原料を流通させてから、Al原料の流通を開始する迄の時間的間隔を短縮するのが望ましい。サファイア基板の表面に付着したGa原料の揮散を防いで、基板表面を万遍無く被覆するAlXGaYN単結晶層を得るためである。例えば、AlXGaYN低温緩衝層を450℃で成長させるに際しては、Ga原料を流通させてから2分以内にAl原料を流通させるのが望ましい。
逆に、ガリウム原料よりもアルミニウム原料を先にサファイア基板の表面に到達させてしまうと、ガリウムをアルミニウムより富裕に含むとは言え、サファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0.]方向を平行として配向したAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を安定して形成できない。その様にすると、表面を(0001)面としつつも、サファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[2.−1.−1.0.]方向を平行として配向した六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)を含む、配向が画一的ではない多結晶層が形成されてしまうことがある。基板のサファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[2.−1.−1.0.]方向を平行として配向したAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を備えたAlXGaYN低温緩衝層は、結晶欠陥の密度が小さな結晶性に優れる上層を安定してもたらすに充分に有効とはならない。
上記の望ましい温度範囲及びIII族構成元素の流通手段に加えて、成長速度を望ましくは毎分1ナノメーター(nm)以上で毎分3nm以下の範囲として、AlXGaYN低温緩衝層を成長させると、(1.0.−1.0.)面およびそれと等価な結晶面における結晶欠陥密度が低いAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層をサファイア基板との接合領域に備えた低温緩衝層を形成できる。
本発明により形成されたAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の(1.0.−1.0.)面およびそれと等価な結晶面における結晶欠陥密度は、他の結晶面、例えば、(1.1.−2.0.)結晶面での双晶(twin)や積層欠陥(stacking fault)等の結晶欠陥の密度に比較して1/5以下である。特に、積層欠陥の密度は、約1×105cm-2未満である。換言すれば、[1.1.−2.0.]方向に比較して、[1.0.−1.0.]方向の結晶欠陥の密度が低いAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層を得ることができる。
サファイア基板との接合領域に含まれるAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)層が単結晶であるか否かは、例えば、電子線回折像から判断できる。回折像がハロー(halo)であれば、非晶質である。或いは、環(ring)状に回折が現れていれば、多結晶であることを示している。電子線回折像に、ハローや回折環が出現しておらず、斑点(spot)状の回折点が出現していれば、単結晶である。本発明では、回折斑点と共に、線状の散漫散乱(ストリーク)(物理学辞典編集委員会編著、「物理学辞典−縮刷版−」(昭和61年10月20日、(株)培風館発行、初版)、776〜777頁参照)が付帯して出現する場合にあっても、それは積層欠陥等の結晶欠陥を含む単結晶層であると見做す。
AlXGaYN低温緩衝層の内部に備えられているAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の配向は、電子線回折法を利用して調べられる。例えば、基板をなすサファイアの[2.−1.―1.0.]方向に平行に電子線を入射させてAlXGaYN単結晶層の電子線回折パターンを撮像したとする。その電子線回折パターンに、[1.0.−1.0.]方向から鳥瞰したAlXGaYN単結晶の逆格子像が出現していれば、AlXGaYN単結晶層は、サファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0.]方向を平行として配向していることとなる。
AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層に含まれる積層欠陥や双晶等の結晶欠陥の存在は、例えば、電子線回折像に直線状の散漫散乱回折(ストリーク)や異常回折斑点が出現することなどから認知できる。例えば、ストリークの出現から、低温緩衝層内での積層欠陥の存在が知れる。一例として、[1.0.−1.0.]方向に平行に電子線を入射させて撮像した、本発明に係わる低温緩衝層の内部のAl0.1Ga0.9N単結晶層の電子線回折像を図1に示す。図1は、(1.0.−1.0.)面からの電子線回折像であり、そこには、(0002)、(0004)等の斑点(spot)状の回折のみ出現し、散漫散乱は認められない。従って、本発明に係わるAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層では、(1.0.−1.0.)面での積層欠陥等の結晶欠陥の密度は低くなっているのが判る。
一方、電子線の入射方向を[1.1.−2.0.]方向に変更して撮像した上記と同一のAl0.1Ga0.9N単結晶層の電子線回折像を図2に示す。その電子線回折像には、積層欠陥の存在を示す線状の散漫散乱(ストリーク)が撮像されている。積層欠陥が高い密度で存在していれば、散漫散乱の強度は増大すると考慮される(上記の「物理学辞典−縮刷版−」、776〜777頁参照)。図2に示す(1.1.−2.0.)面からの電子線回折像には、回折斑点の間を繋ぐが如くのストリークが出現している。これは、Al0.1Ga0.9N単結晶層の(1.1.−2.0.)面には、同層内の(1.0.−1.0.)面よりも多量の積層欠陥等の結晶欠陥が含まれていることを如実に示している。換言すれば、本発明に係わるAl0.1Ga0.9N単結晶層の[1.1.−2.0.]方向には、[1.0.−1.0.]方向よりも多量の結晶欠陥が含まれているのが示されている。
AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の層厚は、AlXGaYN低温緩衝層の成長温度を高温とする程、増加する。従って、高温で薄いAlXGaYN低温緩衝層を成長させると、サファイア基板との接合領域に限らず、低温緩衝層の全体がAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層で占有される場合がある。この場合は、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の層厚がAlXGaYN低温緩衝層の全体の層厚となる。一方、低温で成長させた厚いAlXGaYN低温緩衝層では、サファイア基板と接合するAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層と、その単結晶層上の堆積した非晶質(amorphous)体から構成される場合がある。これは、AlXGaYN低温緩衝層の層厚が増すに伴い、サファイア基板表面の規則的な原子配列に起因する影響力が弱まり、単結晶となるに至らないためと推察される。この様な場合、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の層厚と、非晶質体との合計の層厚が、AlXGaYN低温緩衝層の全体の層厚となる。上記の何れの場合にしても、AlXGaYN低温緩衝層の全体の層厚は、1nm以上で50nm以下とするのが望ましい。
サファイア基板との接合領域に設けるAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の層厚は、1nm以上であれば充分である。単結晶のAlXGaYNでは、アルミニウム、ガリウム及び窒素原子は相互に堅牢に結合している。従って、本発明に係わるAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層は、AlXGaYN低温緩衝層上に、GaN系半導体層を形成するために、例えば、800℃或いは1,000℃を超え高温に曝されても、サファイア基板の表面を被覆して残存する。このため、サファイア基板と、サファイアとは一般に格子ミスマッチの大きいGaN系半導体層とが直接、接触するのを回避できる。従って、サファイアとGaN系半導体層と格子ミスマッチを緩和して、結晶性に優れるGaN系半導体層を上層として形成するための緩衝層として有効に作用する。
上記の様に、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の上には、as−grown状態で非晶質(amorphous)体が存在する場合がある。一部の非晶質体は、例えば、AlXGaYN低温緩衝層上に、GaN系半導体層を成長させるための高温での工程において、結晶化するのが認められる。その際、下地層としてのAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層は、非晶質体を、配向の揃った結晶に変態させるに効果を奏する。しかし、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層上の非晶質層の層厚が過大であると、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の表面近傍に在る非晶質体は結晶化するものの、それより遠方の非晶質体を結晶化できない場合がある。このより、非晶質層の全域に亘り、安定して結晶化するに困難となる。従って、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層上の非晶質体の厚さは15nm未満であるのが適する。非晶質体の厚さが零(0)であることは、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層上に非晶質体が存在せず、同単結晶層の表面が露呈していることを意味している。AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の表面が全面に亘り露呈していれば、それはそれで、その上に単結晶のGaN系半導体層を成長させるに好都合となる。
本発明に係わるAlXGaYN低温緩衝層を下地層とすれば、上層として積層欠陥等の結晶欠陥の少ないGaN系半導体層を形成できる。特に、(1.0.−1.0.)面で合着を繰り返す成長様式をもって、連続膜として発達した六方晶構造の良質なGaN系半導体層を形成できる。また、基板をサファイアとする場合に限定されず、表面を(0001)面とする六方晶結晶、例えば、炭化珪素(SiC)結晶からなる基板上で(0.0.0.1.)面で合着をしつつ成長するGaN系半導体層についても、本発明のAlXGaYN低温緩衝層を下地層として用いれば、結晶性に優れるGaN系半導体層を成長できる。このことは、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層の結晶欠陥の密度を他の結晶面と比較して小とする結晶面を、上層のGaN系半導体層の発達過程における合着面と同一とすることにより、結晶欠陥の少ないGaN系半導体層がもたらせることを示唆している。
本発明のAlXGaYN低温緩衝層は、上層のIII族窒化物半導体層が合着過程を介して成長するにあって、その合着面である(1.0.−1.0.)面で結晶欠陥が増量するのを潜在的に防止できるため、n形またはp形の伝導性のGaN系半導体層を良好に形成できる。また、本発明のAlXGaYN低温緩衝層上には、結晶欠陥が少ないため、結晶欠陥を介した不要な漏洩(leak)電流を発生させない高抵抗のGaN系半導体層を形成できる。この様に結晶性に優れるGaN系半導体層を利用すれば、電気的特性に優れた、例えば発光素子用途の窒化ガリウム系積層構造体を作製できる。
AlXGaYN低温緩衝層上に設けるGaN系半導体層は、ハロゲン(halogen)法、ハイドライド(hydride;水素化物)法やMOCVD法等の気相成長手段により形成できる。また、分子線エピタキシャル法でも形成できる。例えば、AlXGaYN低温緩衝層上にGaN系半導体材料からなるpn接合型ダブルヘテロ(英略称DH)構造の発光部を設けることにより、短波長可視光を出射するレーザダイオード(LD)等の発光素子を作製するための窒化ガリウム系半導体積層構造体を形成できる。
更に、LEDやLDの様な発光素子用途の積層構造体を形成するにあって、本発明に係わるAlXGaYN低温緩衝層と発光層(活性層)との中間に、インジウム(In)またはアルミニウム(Al)を含むGaN系半導体薄膜層、或いはその薄膜層を含む超格子構造層を挿入させた構成とすると、ミスフィット(misfit)転位の少ない結晶性に優れる発光層を得るに効果が奏される。例えば、AlXGaYN低温緩衝層上に設けたGaN層上にAlQGa1-QN(0<Q≦1)からなる薄膜層を介して発光層を形成する。また別の例えば、低温緩衝層とn形発光層との中間に、n形窒化ガリウム・インジウム(組成式GaQIn1-QN;0≦Q<1)薄膜層を含む超格子構造層を挿入し、その上に発光層を形成する。この様な、高い強度の発光をもたす発光層を備えた窒化ガリウム系半導体積層構造体を利用すれば、例えば高輝度のLEDを構成作製するに優位となる。このように、本発明の窒化ガリウム系半導体素子は、高輝度となるため、特定の蛍光物質と組み合わせることにより、照明器具等に適した白色ランプを提供することが可能となる。
本発明に係わる窒化ガリウム系半導体素子は、上記の如くの積層構造体にパターニング加工、エッチング加工等の加工を適宣及ぼし、ショットキー(Schottky)電極やオーミック(Ohmic)電極等を設けて作製する。例えば、発光素子用途の積層構造体の最表層をなすコンタクト(contact)層や電流拡散層または窓(window)層に、一方の極性のオーミック電極を設ける。加えて、AlXGaYN低温緩衝層上の、例えばIII−V族化合物半導体層上に他の一方の極性のオーミック電極を設けてLEDを作製する。
本発明は上記した構成に基づいて次のような作用を有している。すなわち、表面を(0001)面(C面)とするサファイア基板上に形成されたAlXGaYN低温緩衝層にあって、その内部で、上記サファイア基板と接合する領域に設けられた、サファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0.]方向を平行として配向し、且つ、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥密度を小とするAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層は、低温緩衝層上に、配向が画一的に統一され、また、[1.0.−1.0.]方向に結晶欠陥の少ないGaN系半導体層をもたらす作用を有する。
また上記のように、基板をなすサファイアの特定の結晶方向に配向し、特定の結晶面での結晶欠陥密度を小とするAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層は、AlXGaYN低温緩衝層上に、高温で上層を堆積する際にも単結晶性を保ちながら、サファイア基板の表面に残存し、サファイア基板と上層として設けるGaN系半導体層との不整合を緩和する作用を有する。
また基板をなすサファイアに関し、上記の特定の結晶方向に配向し、また、特定の結晶面での結晶欠陥密度を小とする、低温緩衝層に備えられているAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層は、その上に非晶質体が存在する場合に、非晶質体を、AlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)単結晶層と同一の配向を有する単結晶に変態させる作用を有する。
(第1実施例) サファイア基板上に、AlXGaYN低温緩衝層を介して、GaN系半導体層を成長させて窒化ガリウム系半導体積層構造体を構成する場合を例にして、本発明を具体的に説明する。
本第1実施例に記載の積層構造体10の断面構造を、図3に模式的に示す。
積層構造体10に備えられているIII族窒化物半導体層102〜110は、サファイア基板100の(0.0.0.1.)表面上に、窒化アルミニウム・ガリウム混晶(組成式Al0.10Ga0.90N)低温緩衝層101を介して形成した。低温緩衝層101は、トリエチルガリウム((C253Ga)をガリウム(Ga)源とし、トリメチルアルミニウム((CH33Al)をアルミニウム(Al)源とし、アンモニア(NH3)を窒素(N)源とする常圧(略大気圧)MOCVD手段により、400℃で成長させた。ガリウム源をアルミニウム源よりも時間的に先にサファイア基板100の(0.0.0.1.)面に到達させて、低温緩衝層101を成長させた。成長速度は、MOCVD反応系へ単位時間あたりに供給する上記の(C253Gaと(CH33Alの濃度の総量を調整して、毎分3nmとした。低温緩衝層101の層厚は18nmとした。
電子線回折技法により、as−grown状態で低温緩衝層101の内部の結晶構造を解析した。サファイア基板100の(0.0.0.1.)表面から約8nmの厚さの領域からはスポット(斑点)状の回折パターンが得られたことから、サファイア基板100と接合するAl0.10Ga0.90N低温緩衝層101の領域には、Al0.10Ga0.90N単結晶層101aが存在していると認められた。また、電子線回折パターンから、Al0.10Ga0.90N単結晶層101aは、サファイアの(0.0.0.1.)表面に、(0.0.0.1.)面を平行として積重した六方晶結晶から構成されているのが示された。また、電子線の入射方向との関係から、Al0.10Ga0.90N単結晶層101aは、基板100をなすサファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0]方向を平行として配向しているのが判明した。Al0.10Ga0.90N単結晶層101aの層厚は約2nmであった。また、Al0.10Ga0.90N単結晶層101aの表面上には高さを約10nmとする非晶質体が散在しており、このため、Al0.10Ga0.90N低温緩衝層101の全体の層厚は、as−grown状態で約12nmとなっていた。
Al0.10Ga0.90N低温緩衝層101上には、MOCVD手段により、次の(イ)〜(ト)項に記載のGaN系III族窒化物半導体層102〜108を成長させて、本発明に係わる積層構造体10を構成した。
(イ)Siドープn形GaN層102(キャリア濃度(n)=1×1018cm-3、層厚(t)=5500nm)
(ロ)12層のSiドープn形窒化ガリウム・インジウム混晶(Ga0.98In0.02N)層(t=1.5nm)と、11層のSiドープn形窒化ガリウム・インジウム混晶(Ga0.99In0.01N)層(t=1.5nm)とからなる超格子構造層103
(ハ)8層のn形GaN(t=15nm)層と、7層のn形Ga0.95In0.05N層(t=2.0nm)とからなる量子井戸構造層104
(ニ)Al0.25Ga0.75Nからなる高抵抗層105(t=1.5nm)
(ホ)3層のAl0.10Ga0.90N混晶層(t=1.5nm)と、4層のAl0.10Ga0.88In0.02N混晶層(t=1.5nm)とからなる超格子構造層106
(ヘ)p形Al0.10Ga0.90N層107(キャリア濃度(p)=6×1017cm-3、t=2.0nm)
(ト)p形Al0.05Ga0.95N層108(キャリア濃度(p)=9×1017cm-3、t=350nm)
上記の(イ)〜(ト)の各項に記載のIII族窒化物半導体層は、Al0.10Ga0.90N単結晶層101aを備えた低温緩衝層101を下地として順次、積層させて成長させたため、何れも単結晶層となった。断面TEM技法での観察では、Al0.10Ga0.90N低温緩衝層101と、より高温の1080℃で成長させたn形GaN層102との接合界面には、非晶質体の存在は殆ど認められなかった。このことから、as−grown状態で、低温緩衝層101をなすAl0.10Ga0.90N単結晶層101aの表面に散在していた非晶質体は、高温(1080℃)でn形GaN層102を堆積する際に、結晶化するものと判断された。また、各III族窒化物半導体層102〜108は、画一的な方向に配向したAl0.10Ga0.90N単結晶層101aを含む低温緩衝層101上に堆積したため、何れも、基板100のサファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0.]方向を平行として配向した六方晶の単結晶層となっていた。このため、配向性の揃った単結晶性に優れるGaN系III族窒化物半導体単結晶層102〜108を備えた積層構造体10がもたらされることとなった。
(第2実施例) 本発明に係わる構成の窒化ガリウム系半導体積層構造体からLEDを構成する場合を例にして本発明を具体的に説明する。
上記の第1実施例に記載した積層構造体10を用いて作製した、本第2実施例のLED1Aの平面構造を、図4に模式的に示す。また、図5には、LED1Aの断面模式図を示す。図4及び図5において、図3に掲示したのと同一の構成要素については、同一の符号を付して示してある。
上記の第1実施例に記載の積層構造体10を、一般的なプラズマエッチング手段により加工して、n形オーミック電極201を設ける領域に限り、Al0.10Ga0.90N低温緩衝層101を介して設けたn形GaN層102の表面を露出させた。次に、露出させたn形GaN層102の表面上に、同表面に接触するタングステン(W)膜と、その上にアルミニウム(Al)膜を重層させた構成を含むn形オーミック電極201を設けた。一方、積層構造体10の表面をなすp形Al0.05Ga0.95N層108の表面には、金(Au)・ガリウム(Ga)・ニッケル(Ni)合金膜とニッケル酸化物膜とを重層させた膜を格子状に配置して構成したp形オーミック電極202を形成した。また、p形オーミック電極202の一部には、p形オーミック電極202に電気的に導通させて、底部がニッケル(Ni)から構成され、上層が金(Au)・チタン(元素記号:Ti)合金膜からなる台座(pad)電極203を設けた。
これより、第1実施例に記載のn形GaN層102をn形クラッド(clad)層とし、GaN層/n形Ga0.95In0.05N層とからなる量子井戸構造層104を発光層とし、最表層のp形Al0.05Ga0.95N層108をp形コンタクト(contact)層とするpn接合型ダブルヘテロ(DH)構造のLED1Aを作製した。
n形及びp形オーミック電極201、202の間に、順方向に20mAの素子駆動電流を流通したところ、LED1Aからは中心の波長を450nmとする青色帯光が放射された。また、一般的な積分球を利用して測定された、樹脂でモールドする以前のチップ(chip)状態での発光強度は約5ミリワット(mW)に達した。順方向電圧(Vf)は3.3Vと低値となった。また、n形オーミック電極201及びp形オーミック電極202を、共に画一的な配向を有するAl0.10Ga0.90N単結晶層101aをas−grown状態で備えているAl0.10Ga0.90N低温緩衝層101を介して形成した、結晶性に優れるIII族窒化物半導体層上に設ける構成としたため、局所的な耐電圧不良(ローカルブレークダウン)の少ないものとなった。このため、逆方向電流を10μAとした際の逆方向電圧は15Vを越える高値となった。
(第3実施例) 本発明に係わる構成を備えた窒化ガリウム系半導体積層構造体からLEDを構成する場合を例にして本発明を具体的に説明する。
低温緩衝層を、第1実施例とは異なる窒化ガリウム(GaN)から構成し、その他の構成層は第1実施例に記載と全く同一として窒化ガリウム系積層構造体を構成した。GaN低温緩衝層は、(CH33GaとNH3を原料とする常圧(略大気圧)MOCVD手段により350℃で形成した。低温緩衝層をなすGaN層の全体の層厚は15nmとした。
一般的な電子線回折法で調査した結果によれば、低温緩衝層のサファイア基板との接合する領域には、as−grown状態で既に、サファイアの[2.−1.−1.0.]方向に、[1.0.−1.0.]方向を平行とする六方晶のGaNからなる単結晶層が存在していることが確認された。このGaN単結晶層は、基板としたサファイアの(0.0.0.1.)表面の略全域を被覆する様に存在しており、領域が異なっていても上記の配向性は画一的に保持されているのが電子線回折パターンから示された。また、GaN単結晶層の(0.0.0.1.)表面上には、断面形状を略球状とする非晶質体が散在しているのが認められた。GaN低温緩衝層上に、積層構造体を構成する各層を形成した後においては、非晶質体は殆ど認められなかったことから、この非晶質体は、高温でGaN低温緩衝層上に構成層を形成する際に、結晶化したと察せられた。
上記の積層構造体に、上記の第2実施例に記載の如くのエッチング加工を及ぼした後、第2実施例に記載したのと同一の配置及び構成からなるn形ならびにp形オーミック電極を設けた。上記の第2実施例と同様に作製したLEDからは、順方向電流を20mAとした際に、中心波長を450nmとする青色帯光が放射された。また、一般的な積分球を利用して測定された、樹脂でモールドする以前のチップ(chip)状態での発光強度は約5ミリワット(mW)に達した。順方向電圧(Vf)は3.3Vと低値となった。また、n形及びp形オーミック電極の何れをも、本発明に係わる結晶構成からなるGaN低温緩衝層により、画一的な配向を有することとなったGaN系単結晶層上に設けたため、局所的な耐電圧不良の少ないLEDが提供された。
アルミニウムよりもガリウムを主体的に含みつつも、アルミニウム源としたトリメチルアルミニウムを、ガリウム源としたトリエチルガリウムよりも先に、サファイア基板の(0.0.0.1.)表面に到達させて形成したAl0.10Ga0.90N低温緩衝層をMOCVD法により成長させた。低温緩衝層とサファイア基板との接合領域には、サファイアの[2.−1.−1.0]方向に[2.−1.−1.0.]を平行として配向した六方晶の結晶を含む多結晶層が存在した。この低温緩衝層上に、第1実施例に記載と同一の半導体層102〜108を積層させ、第2実施例に記載の手段に則り、LEDを作製した。このLEDからは、第2実施例に記載した如くの波長の青色光が発せらるものの、その発光強度は約1mWであり、第2実施例に記載のLEDと比較すれば、約1/5の弱さであった。また、逆方向電流を通流した際には、ローカルブリークダウンが多発し、このため電気的耐圧も5V(@10μA)と低く、耐電圧性の無いLEDとなった。
低温緩衝層の内部の単結晶層の[1.0.−1.0]方向からの電子線回折像を示す図である。 低温緩衝層の内部の単結晶層の[1.1.−2.0]方向からの電子線回折像を示す図である。 第1実施例に記載の積層構造体の断面構造を示す模式図である。 第2実施例に記載のLEDの平面構造を示す模式図である。 図4に記載のLEDのX−X線断面構造を示す模式図である。
符号の説明
1A LED
10 積層構造体
100 サファイア基板
101 低温緩衝層
101a 低温緩衝層内部の単結晶層
102 n形GaN層
103 GaInN超格子構造層
104 GaN/GaInN量子井戸構造層
105 AlGaN高抵抗層
106 AlGaN/AlGaInN超格子構造層
107 p形AlGaN層
108 p形AlGaN層
201 n形オーミック電極
202 p形オーミック電極
203 p形台座電極

Claims (11)

  1. 単結晶基板と、その単結晶基板と接合する領域に、低温で成長した低温緩衝層とが設けられ、その低温緩衝層上に窒化ガリウム(化学式:GaN)系半導体層が設けられている窒化ガリウム系半導体積層構造体において、
    上記低温緩衝層は、アルミニウム(元素記号:Al)よりもガリウム(元素記号:Ga)を主体的に含む六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)系III族窒化物材料からなる単結晶層を内部に有し、その単結晶層は、(1.1.−2.0.)結晶面よりも、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度を小とする、
    ことを特徴とする窒化ガリウム系半導体積層構造体。
  2. 上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とするサファイア(α−アルミナ単結晶)基板である、請求項1に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体。
  3. 上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とする炭化珪素基板である、請求項1に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体。
  4. 上記窒化ガリウム系半導体層は、その[1.0.−1.0.]方向が低温緩衝層の単結晶層の[1.0.−1.0.]方向に平行に配向されている、請求項1から3の何れか1項に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体。
  5. 上記低温緩衝層の単結晶層は、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度が、(1.1.−2.0.)結晶面での結晶欠陥の密度の1/5以下である、請求項1から4の何れか1項に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体。
  6. 単結晶基板上に、低温で成長させた低温緩衝層を設け、その低温緩衝層上に窒化ガリウム系半導体層を設けてなる窒化ガリウム系半導体積層構造体の製造方法において、
    上記低温緩衝層の成長温度を250℃〜500℃の範囲内とし、ガリウム原料をアルミニウム原料よりも先に基板表面に到達させることにより、低温緩衝層の内部に、アルミニウムよりもガリウムを主体的に含む六方晶のAlXGaYN(0.5<Y≦1、X+Y=1)系III族窒化物材料からなる単結晶層を形成し、その単結晶層は、(1.1.−2.0.)結晶面よりも、(1.0.−1.0.)結晶面での結晶欠陥の密度を小となるようにする、
    ことを特徴とする窒化ガリウム系半導体積層構造体の製造方法。
  7. 上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とするサファイア(α−アルミナ単結晶)基板である、請求項6に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体の製造方法。
  8. 上記単結晶基板は、表面を{0001}面(C面)とする炭化珪素基板である、請求項6に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体。
  9. 上記低温緩衝層の成長速度を、1nm/分〜3nm/分の範囲内とする、請求項6から8の何れか1項に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体の製造方法。
  10. 請求項1から5の何れか1項に記載の窒化ガリウム系半導体積層構造体を利用して構成されている、ことを特徴とする窒化ガリウム系半導体素子。
  11. 請求項10に記載の窒化ガリウム系半導体素子を用いて構成されている、ことを特徴とするランプ。
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