JP2007044978A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷開始前に発熱体の温度を印刷を開始するための適正温度まで上昇させる時間を短縮することができるとともに、印刷開始初期の濃度低下を抑制することが可能なプリンタ装置を提供する。
【解決手段】このプリンタ装置(熱転写プリンタ)では、制御部23aにより、印字ヘッド2の発熱体2dが、用紙14およびインクシート25eを介してプラテンローラ3に押圧された後印刷開始前に、用紙14を10ライン分空走(搬送)させながら、印字ヘッド2の発熱体2dに電圧パルスを印加するように構成されている。また、発熱体2dに印加する電圧パルス幅は、印字ヘッド2の所定の温度毎に対応して設けられ、印字ヘッド2の発熱体2dに印加する電圧パルス幅を決定するための色テーブル23fにより決定される。
【選択図】図16

Description

この発明は、プリンタ装置に関し、特に、印字ヘッドを備えたプリンタ装置に関する。
従来、熱転写プリンタなどのプリンタ装置において、印画領域で印刷している途中にサーマルヘッド(印字ヘッド)の発熱体に電圧パルス(ダミーパルス)を印加することによって、印刷濃度の低下を抑制する構造が種々提案されている(たとえば、特許文献1および2参照)。
上記特許文献1には、感熱記録媒体が反応しない程度のエネルギのダミーパルス(電圧パルス)をサーマルヘッド(印字ヘッド)の発熱体に印加することによって、印画領域で印刷している途中に記録周期が長くなり発熱体の温度が適正温度よりも低下する場合でも、発熱体の温度を適正温度以下に低下するのを抑制し、これによって、印刷濃度の低下を抑制することが可能なプリンタ装置が記載されている。
また、上記特許文献2には、サーマルヘッド(印字ヘッド)に設けられたライン状の複数の発熱体によってインクシートが加熱され、発熱体に対応する部分のインクが用紙に印刷されてドットが形成されるプリンタ装置において、発熱体に印刷温度まで上昇しない程度のダミーパルス(電圧パルス)を印加することにより、発熱体の温度を適正温度にまで上昇させ、これによって、印刷濃度の低下を抑制することが可能なプリンタ装置が記載されている。このプリンタ装置では、ダミーパルスは、印画領域で印刷している途中において、複数のラインにわたって連続してドットが形成されない場合に、新たにドットが形成される直前のラインの印刷時に印加される。
しかしながら、上記特許文献1および2に記載されたプリンタ装置では、印刷の途中における発熱体の温度を適正温度まで上昇させることができる一方、印刷開始時にサーマルヘッド(印字ヘッド)が用紙と当接することによって発熱体の温度が低下する場合に、発熱体の温度を適正温度にまで上昇させる方法については、なんら開示も示唆もされていない。このため、印刷初期において、サーマルヘッド(印字ヘッド)を用紙に当接させた直後から、サーマルヘッド(印字ヘッド)の発熱体に印刷用の電圧パルスを印加した場合には、発熱体の温度が用紙に奪われて低下しており、印刷を開始するための発熱体の温度が適正温度に達していないため、印刷開始初期において印刷濃度が低下するという不都合がある。
そこで、従来、印刷(転写)開始前に電圧パルスを印加することによって、サーマルヘッド(印字ヘッド)の発熱体の温度を適正温度まで上昇させることが可能なプリンタ装置が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
上記特許文献3には、印刷面を保護するためのオーバーコート材を用紙に転写する際に、オーバーコート材の用紙への転写開始前に、転写領域(印画領域)において、サーマルヘッド(印字ヘッド)の発熱体に電圧パルスを印加することによって、発熱体の温度を転写を開始するための適正温度まで上昇させて転写を行うことが可能なプリンタ装置が提案されている。このプリンタ装置では、オーバーコート材の転写開始時の転写領域の1ライン目に、電圧パルスを5ライン分、用紙を搬送させないで発熱体に印加している。この特許文献3に開示された技術をオーバーコート以外の色付きインクシートに適用すれば、色付きインクシートの印刷開始前において、印画領域で電圧パルスを5ライン分用紙を搬送させないで発熱体に印加することによって、発熱体の温度を印刷を開始するための適正温
度まで上昇させることが可能になるとも考えられる。
特開昭56−161182号公報 特開平9−216398号公報 特許第3109386号公報
しかしながら、上記特許文献3で提案された技術を、色付きのインクシートの印刷に適用したとしても、印刷開始前に用紙を搬送させないで、電圧パルスをサーマルヘッドの発熱体に印加しているため、発熱体の熱が局所的にこもりやすいという不都合がある。このため、局所的にこもった発熱体の熱によって、用紙に色付きのインクシートのインクが付着しやすいという不都合がある。その結果、用紙にインクが付着しないように、短い電圧パルス幅で、多くのパルス数を時間間隔をあけて印加する必要があるので、印刷開始前に発熱体の温度を印刷を開始するための適正温度まで上昇させる時間が長くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、印刷開始前に発熱体の温度を印刷を開始するための適正温度まで上昇させる時間を短縮することができるとともに、印刷開始初期の濃度低下を抑制することが可能なプリンタ装置を提供することである。
この発明の第1の局面におけるプリンタ装置は、 用紙に複数の色のシートを有するインクシートのインクを転写することにより、用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドと、インクシートおよび用紙を介して、印字ヘッドが押圧されるプラテンローラとを備えたプリンタ装置において、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルスを印加する印字ヘッド制御手段と、印字ヘッドの所定の温度毎に対応して設けられ、印字ヘッドの発熱体に印加する電圧パルスの印加時間を決定するための色テーブルとをさらに備え、用紙は、印字ヘッドが印刷開始前にプラテンローラを押圧する際に、用紙の印刷領域から所定の距離だけ離れた用紙の余白部を印字ヘッドの発熱体が押圧するように配置され、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後、インクシートの各色毎の印刷開始前に、印字ヘッドの発熱体が余白部を押圧する位置から発熱体が印刷領域を押圧する位置まで用紙を搬送する間に、用紙を搬送させながら、色テーブルの所定の階調に対応する印加時間で、印字ヘッド制御手段によって電圧パルスが印字ヘッドの発熱体に所定の紙送り分印加される。
この第1の局面によるプリンタ装置では、上記のように、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後印刷開始前に、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルスを印加する印字ヘッド制御手段を備えることにより、印刷開始前に、印字ヘッドの発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印刷開始初期に印刷濃度が低下するのを抑制することができる。また、印字ヘッド制御手段を、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルスを印加するように構成することによって、発熱した発熱体の熱が、用紙の搬送によって用紙に分散されるので、用紙を搬送させないで印字ヘッドの発熱体に電圧パルスを印加する場合と異なり、発熱体の熱が局所的にこもるのを抑制することができる。このため、発熱体の熱が局所的にこもる場合よりも大きな電圧を印加した場合でも、用紙にインクが付着するのを抑制することができるので、大きな電圧の印加により発熱体の温度上昇時間を短縮することができる。なお、本発明の印字ヘッドは、印字のみならず、印画も行うことができる。また、用紙を、印字ヘッドが印刷開始前にプラテンローラを押圧する際に、用紙の印刷領域から所定の距離だけ離れた用紙の余白部を印字ヘッドの発熱体が押圧するように配置するとともに、印字ヘッドの発熱体が余白
部を押圧する位置から印刷領域を押圧する位置まで用紙を搬送する間に、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルスを印加することによって、印字ヘッドの発熱体が余白部を押圧する位置から印刷領域を押圧する位置まで用紙を搬送する間に、印字ヘッドの発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印字ヘッドの発熱体が用紙の印刷領域に達した時点で印字ヘッドの発熱体が適正な温度になるようにすることができる。これにより、印字ヘッドの発熱体が印刷領域に達したと同時に印刷を開始することができるので、印刷の開始が遅れることがない。また、電圧パルスを、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後、インクシートの各色毎の印刷開始前に、用紙を搬送させながら、印字ヘッド制御手段によって印字ヘッドの発熱体に印加するように構成することによって、インクシートの各色毎の印刷開始前に、発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印刷開始初期の印刷濃度の低下を容易に抑制することができるとともに、印刷品質を向上させることができる。また、電圧パルスを、色テーブルの所定の階調に対応する印加時間で、印字ヘッドの発熱体に印加することによって、印字ヘッドの温度が異なる場合であっても、印字ヘッドの温度に基づいた最適な電圧パルスの印加時間で、電圧パルスを発熱体に印加することができるので、印刷開始前に精度よく発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度まで上昇させることができる。
この発明の第2の局面におけるプリンタ装置は、用紙にインクシートのインクを転写することにより、用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドと、インクシートおよび用紙を介して、印字ヘッドが押圧されるプラテンローラと、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後印刷開始前に、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧を印加する印字ヘッド制御手段とを備える。
この第2の局面によるプリンタ装置では、上記のように、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後印刷開始前に、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧を印加する印字ヘッド制御手段を備えることにより、印刷開始前に、印字ヘッドの発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印刷開始初期に印刷濃度が低下するのを抑制することができる。また、印字ヘッド制御手段を、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧を印加するように構成することによって、発熱した発熱体の熱が、用紙の搬送によって用紙に分散されるので、用紙を搬送させないで印字ヘッドの発熱体に電圧を印加する場合と異なり、発熱体の熱が局所的にこもるのを抑制することができる。このため、発熱体の熱が局所的にこもる場合よりも大きな電圧を印加した場合でも、用紙にインクが付着するのを抑制することができるので、大きな電圧の印加により発熱体の温度上昇時間を短縮することができる。なお、本発明の印字ヘッドは、印字のみならず、印画も行うことができる。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、用紙は、印字ヘッドが印刷開始前にプラテンローラを押圧する際に、用紙の印刷領域から所定の距離だけ離れた用紙の余白部を印字ヘッドの発熱体が押圧するように配置され、印字ヘッドの発熱体が余白部を押圧する位置から発熱体が印刷領域を押圧する位置まで用紙を搬送する間に、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧が印加される。このように構成すれば、印字ヘッドの発熱体が余白部を押圧する位置から印刷領域を押圧する位置まで用紙を搬送する間に、印字ヘッドの発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印字ヘッドの発熱体が用紙の印刷領域に達した時点で印字ヘッドの発熱体が適正な温度になるようにすることができる。これにより、印字ヘッドの発熱体が印刷領域に達したと同時に印刷を開始することができるので、印刷の開始が遅れることがない。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、インクシートは、複数の色のシートを有し、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後、インクシートの各色毎の印刷開始前に、用紙を搬送させながら、印字ヘッド制御手段によって電圧が印字ヘッドの
発熱体に印加される。このように構成すれば、インクシートの各色毎の印刷開始前に、発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印刷開始初期の印刷濃度の低下を容易に抑制することができるとともに、印刷品質を向上させることができる。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、電圧は、電圧パルスであり、電圧パルスは、印刷開始前に用紙を搬送させながら、所定の紙送り分印字ヘッドの発熱体に印加される。このように構成すれば、電圧パルスのパルス幅を変えることにより、発熱体の温度を容易に制御することができる。また、所定の紙送り分の数だけ電圧パルス数を発熱体に印加することによって、発熱体の温度を上昇させることができるので、これによっても、発熱体の温度を制御することができる。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、印字ヘッドの所定の温度毎に対応して設けられ、印字ヘッドの発熱体に印加する電圧パルスの印加時間を決定するための色テーブルをさらに備え、電圧パルスは、色テーブルの所定の階調に対応する印加時間で、印字ヘッドの発熱体に印加される。このように構成すれば、印字ヘッドの温度が異なる場合であっても、印字ヘッドの温度に基づいた最適な電圧パルスの印加時間で、電圧パルスを発熱体に印加することができるので、印刷開始前に精度よく発熱体の温度を印刷を開始するために適正な温度まで上昇させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタからインクシートカートリッジを省略した状態を示した斜視図である。図3〜図13は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの詳細を示した図である。まず、図1〜図13を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの構造について説明する。なお、本実施形態では、プリンタ装置の一例である熱転写プリンタに本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタは、図1および図2に示すように、金属製のシャーシ1と、印字を行うための印字ヘッド2と、印字ヘッド2に対向するように配置されたプラテンローラ3(図12参照)と、金属製の送りローラ4(図12参照)と、送りローラギア5と、所定の押圧力で送りローラ4を押圧する金属製の押さえローラ6(図12参照)と、樹脂製の下部用紙ガイド7aと、樹脂製の上部用紙ガイド7bと、ゴム製の給紙ローラ8と、給紙ローラギア9と、ゴム製の排紙ローラ10と、排紙ローラギア11と、巻取リール12と、モータブラケット13と、用紙14を搬送するための紙送りモータ15と、印字ヘッド2を回動させる印字ヘッド回動用モータ16と、揺動可能な揺動ギア17と、複数の中間ギア18〜21(図4参照)と、画像データ22に基づいて熱転写プリンタを制御する回路部23(図3参照)と、熱転写プリンタに電力を供給するための電源部24(図3参照)とを備えている。また、本実施形態による熱転写プリンタには、図1に示すように、インクシートカートリッジ25と、熱転写プリンタに供給する用紙14を収納するための給紙カセットケース26とが装着されている。
また、図1および図2に示すように、シャーシ1は、一方側面1aと、他方側面1bと、底面1cとを有している。また、シャーシ1の一方側面1aには、上記したモータブラケット13が取り付けられている。また、シャーシ1の一方側面1aの内面側には、3つのスイッチを有するシート幅認識スイッチ27(図5参照)が設けられている。また、シャーシ1の他方側面1bには、インクシートカートリッジ25を挿入するための挿入孔1
dが設けられている。さらに、シャーシ1の底面1cには、シート頭出しセンサ28(図12参照)が設けられている。
また、印字ヘッド2は、支持軸2aと、ヘッド部2bと、ヘッド部2bに取り付けられる樹脂製のヘッドカバー2c(図12参照)とを含む。また、図6に示すように、印字ヘッド2のヘッド部2bには、電圧パルスが印加されて発熱する複数の発熱体2dが、ヘッド部2bの用紙14の幅方向(図6のX方向)に沿って所定の間隔を隔てて一列に設けられている。また、発熱体2dは、1800個設けられており、印刷時に、1つの発熱体2dが1つのドットを形成するように構成されている。また、図12に示すように、印字ヘッド2の底面部の発熱体2dの近傍には、印字ヘッド2の発熱体2d周辺の温度を検出するための温度検出素子チップ29が設けられている。また、図2に示すように、印字ヘッド2は、シャーシ1の両側面の内側に、支持軸2aを中心として回動可能に取り付けられている。また、プラテンローラ3(図5参照)は、シャーシ1の両側面に取り付けられた図示しないプラテンローラ軸受に回転可能に支持されている。
また、送りローラ4は、図4に示すように、送りローラギア5に挿入される送りローラギア挿入部4aを有する。また、送りローラ4は、シャーシ1に取り付けられた図示しない送りローラ軸受に回転可能に支持されている。また、図2および図5に示すように、押さえローラ6は、押さえローラ軸受6aにより回転可能に支持されている。この押さえローラ軸受6aは、軸受支持板6bに取り付けられている。また、軸受支持板6bは、シャーシ1の両側面の内側に、押さえローラ6を送りローラ4に対して押圧するように配置されている。
また、図4に示すように、モータブラケット13に取り付けられた紙送りモータ15の軸部には、モータギア15aが取り付けられている。また、紙送りモータ15は、巻取リール12のギア部12aと、給紙ローラギア9と、排紙ローラギア11と、送りローラギア5とを駆動させるための駆動源としての機能を有する。また、印字ヘッド回動用モータ16は、図示しないギアによって、印字ヘッド2をプラテンローラ3に対して押圧および離間する方向である上下に回動させる機能を有する。
また、巻取リール12は、インクシートカートリッジ25の巻取部25aの内部に配置された巻取ボビン25cに係合することによって、巻取ボビン25cに巻き付けられたインクシート25eを巻き取るように構成されている。また、図5に示すように、巻取リール12のギア部12aは、揺動ギア17が揺動することによって噛合するように配置されている。
また、図1、図2および図12に示すように、下部用紙ガイド7aは、送りローラ4(図12参照)および押さえローラ6の近傍に設置されている。また、下部用紙ガイド7aには、図1および図2に示すように、3つのスイッチを有する用紙幅認識スイッチ30が設けられている。また、上部用紙ガイド7bは、下部用紙ガイド7aの上部に取り付けられている。この上部用紙ガイド7bは、給紙時には、用紙14が下面側を通過するようにして印刷部への給紙経路に案内するとともに、排紙時には、用紙14が上面側を通過するようにして排紙路に案内する機能を有する。
また、図1および図2に示すように、インクシートカートリッジ25は、巻取部25aと、供給部25bとを有している。また、図12に示すように、インクシートカートリッジ25の巻取部25aの内部には、巻取ボビン25cが回転可能に配置されている。また、インクシートカートリッジ25の供給部25bの内部には、供給ボビン25dが回転可能に配置されている。また、巻取ボビン25cおよび供給ボビン25dには、用紙14に画像を印刷するためのインクシート25eが巻き付けられている。このインクシート25
eは、図7に示すように、Y色(イエロー)印字シート25f、M色(マゼンダ)印字シート25g、C色(シアン)印字シート25hの3色のシートと、印刷された用紙14の印刷面を保護するための透明のOP(オーバーコート)シート25iとを有している。また、各色のシート25f〜25gの間には、シート頭出しセンサ28によって認識される識別部25jが設けられ、C色(シアン)印字シート25hとOP(オーバーコート)シート25iとの間には、シート頭出しセンサ28によって認識される識別部25kが設けられている。また、図10に示すように、インクシート25eは、ベースフィルム層25mと染料インク層25nとから構成されている。
また、図5に示すように、インクシートカートリッジ25の供給部25bの端部には、3つ以下の凹部が設けられた当接部25pが設けられている。この当接部25pの凹部は、シート幅認識スイッチ27の3つのスイッチのいずれかと対応するように設けられている。そして、インクシートカートリッジ25を熱転写プリンタに装着すると、凹部に対応するシート幅認識スイッチ27のスイッチが入力状態とならないので、入力されるスイッチと入力されないスイッチとの組み合わせにより、インクシート幅が認識されるように構成されている。
また、図1に示すように、給紙カセットケース26の端面には、3つ以下の凹部を有する当接部26aが設けられている。この当接部26aの凹部は、用紙幅認識スイッチ30の3つのスイッチのいずれかと対応するように設けられている。これにより、給紙カセットケース26を熱転写プリンタに装着することにより、凹部に対応する用紙幅認識スイッチ30のスイッチは入力状態とはならないので、入力されるスイッチと入力されないスイッチとの組み合わせにより、用紙14の幅が認識されるように構成されている。
また、用紙14は、図10に示すように、基材14cとインクが転写される受容層14dとから構成されている。また、図11に示すように、用紙14は、印刷領域14aと印刷領域14aの周辺部の余白部14bとを有している。また印刷領域14aは、用紙14の幅方向(X1方向)に1280ドット、用紙14の長さ方向(Y1方向)に1800ラインの領域を有している。なお、「ライン」は、用紙14を搬送する際の紙送りの単位であり、用紙14は1ラインずつ送られながら、印刷が行われる。また、ラインは、本発明の「紙送り」の一例である。
また、図3に示すように、回路部23は、熱転写プリンタの印刷動作を制御する制御部23aと、印字ヘッド2の発熱体2dの温度を制御するヘッドコントローラ23bと、モータドライバ23cと、モータコントローラ23dと、A/D変換部23eと、色テーブル23fを有するROM23gと、色テーブル23fを展開するためのRAM23hとを備えている。また、モータドライバ23cは、モータコントローラ23dを介して印字ヘッド回動用モータ16および紙送りモータ15を制御する。また、ヘッドコントローラ23bは、印字ヘッド2の発熱体2dに電圧パルスを印加することによって、発熱体2dの温度を制御する。また、A/D変換部23eは、印字ヘッド2の発熱体2dの近傍に設けられた温度検出素子チップ29によって検出されたアナログ電圧値を、デジタル値に変換する。
また、図8に示すように、色テーブル23fには、インクシート25eの各階調毎の電圧パルス幅が記憶されている。たとえば、色テーブル23fには、0℃〜60℃の温度範囲で1℃毎に記憶された温度検出素子チップ29による検出温度に対応する温度と、各温度におけるY色印字シート25f、M色印字シート25gおよびC色印字シート25hのそれぞれの各階調に対応する電圧パルス幅(相対値)とが記憶されている。また、図8に示すように、色テーブル23fには、温度毎に0階調から255階調までの256個の各色の階調が記憶されている。そして、色テーブル23f中の、Y=( ・・・ )、M=
( ・・・ )およびC=( ・・・ )の括弧内には、それぞれ、0階調に対応する電圧パルス幅の値から255階調に対応する電圧パルス幅までの値が256個順番に並んでいる。なお、電圧パルス幅は、本発明の「印加時間」の一例である。
温度60℃におけるY色印字シート25fを例にして説明すると、Y=(30,50,51,・・・,198,200)の1番目の値である「30」が0階調の電圧パルス幅(相対値)であり、2番目の値である「50」が1階調の電圧パルス幅(相対値)となる。この0階調の電圧パルス幅(相対値)は、各温度および各色のインクシート25eいずれにおいても、1階調の電圧パルス幅(相対値)の約3分の2程度のパルス幅となっている。また、0階調の電圧パルス幅(相対値)は、用紙14にインクシート25eのインクが印刷されない程度のパルス幅となっている。また、発熱体2dに与えるエネルギは、Y色印字シート25f、C色印字シート25h、M色印字シート25gの順番で小さくなるため、同一階調であっても、色テーブル23f中の電圧パルス幅は、Y色印字シート25f、C色印字シート25h、M色印字シート25gの順番に小さくなるように、電圧パルス幅(相対値)が記憶されている。
ここで、本実施形態では、印刷開始前に印字ヘッド2の発熱体2dに印加される電圧パルスは、各温度に対応する色テーブル23fの0階調の電圧パルス幅が用いられる。
また、本実施形態では、図9に示すように、制御部23aは、印字ヘッド2の発熱体2dを用紙14およびインクシート25eを介して、プラテンローラ3に押圧させた後印刷開始前(図9のA点)に、用紙14を搬送させながら、印字ヘッド2の発熱体2dに各温度に対応する色テーブル23f(図8参照)の0階調の電圧パルス幅で、10ライン分電圧パルス(図9参照)を印加するように、モータコントローラ23dおよびヘッドコントローラ23bに命令を出す機能を有している。なお、制御部23aは、本発明の「印字ヘッド制御手段」の一例である。
また、制御部23aは、用紙14の排紙方向(図11のY1方向)のライン(line)数
をカウントするとともに、用紙14の幅方向(図11のX1方向)のドット(i)数をカ
ウントするカウンタ23i(図3参照)が設けられている。
図15は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの各色のインクシートの印刷動作を説明するためのフローチャートである。図1、図4、図5、図7、図9および図11〜図15を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの各色のインクシート25eの印刷動作について説明する。まず、ステップS1において、熱転写プリンタの電源部24がオン状態であるか否かが判断される。電源部24がオン状態でない場合は、電源部24がオン状態になるまでこの判断が繰り返される。電源部24がオン状態になると、ステップS2において、制御部23aにより、印刷ボタン(図示せず)が入力されたか否かが判断され、印刷ボタンが入力されていない場合は、印刷ボタンが入力されるまでこの判断が繰り返される。ステップS2において、制御部23aにより、印刷ボタンが入力されたと判断された場合には、ステップS3において、制御部23aにより、画像データ22が読み込まれる。次に、ステップS4において、制御部23aにより、読み込まれた画像データ22がRAM23hに展開された後、制御部23aにより、画像データ22がRGBデータからCMYデータに変換される。なお、RGBデータは、光の三原色(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)から構成されており、CMYデータは色材の三原色(C:シアン、M:マゼンダ、Y:イエロー)から構成されている。次に、ステップS5において、制御部23aにより、制御部23aに設けられたカウンタ23iの初期化が行われ、変数であるライン(line)およびドット(i)の値が0に設定される。そ
して、ステップS6では、給紙カセットケース26(図1参照)内の用紙14が印刷開始位置に向かって給紙されるとともに、用紙14が印刷開始位置まで到達したか否かが判断
される。
ステップS6における用紙14の給紙動作は、図12に示すように、まず、シート頭出しセンサ28によってY色(イエロー)印字シート25f(図7参照)の先頭部分にある識別部25jが認識される。これにより、Y色(イエロー)印字シート25fの頭出しがされる。そして、給紙時には、図4に示すように、紙送りモータ15が駆動するのに伴って、紙送りモータ15に取り付けられたモータギア15aが図4の矢印C3方向に回転し、中間ギア18および19を介して、送りローラギア5が図4の矢印C1方向に回転する。そして、送りローラギア5が図4の矢印C1方向に回転するのに伴って、中間ギア20および21を介して、給紙ローラギア9が図4の矢印C4方向に回転する。これにより、図12に示すように、給紙ローラギア9の回転に伴って給紙ローラ8が図12の矢印C4方向に回転するので、給紙ローラ8の下面側に接触する用紙14は給紙方向(図12の矢印T1方向)に搬送される。その後、給紙ローラ8に搬送される用紙14は、給紙方向に沿って進行するように下部用紙ガイド7aに案内されて、送りローラ4および押さえローラ6により印刷開始位置まで搬送される。
また、図4に示すように、揺動可能な揺動ギア17は、巻取リール12のギア部12aから離間される方向(図4の矢印C2方向)に揺動されて、巻取リール12のギア部12aとは噛合しない。これにより、給紙時には、巻取リール12のギア部12aは回転しないので、巻取ボビン25cおよび供給ボビン25dに巻き付けられたインクシート25eは巻き取られない。
ここで、本実施形態では、印刷開始位置は、用紙14の印刷領域14aから10ライン分離れた余白部14bを印字ヘッド2の発熱体2dが押圧する位置である。
次に、ステップS7において、制御部23aにより、モータドライバ23cおよびモータコントローラ23dを介して、印字ヘッド回動用モータ16が駆動される。そして、印字ヘッド回動用モータ16の駆動に伴って、印字ヘッド2のヘッド部2bがプラテンローラ3の方向に回動する。これにより、印字ヘッド2の発熱体2dが、インクシート25eおよび用紙14を介して、プラテンローラ3を押圧する。この際、印字ヘッド2の発熱体2dは、用紙14の印刷領域14aから10ライン分離れた余白部14bを押圧する。そして、ステップS8において、温度検出素子チップ29により、発熱体2dの周辺の温度がアナログ電圧値として検出される。検出されたアナログ電圧値は、A/D変換部23eによって、アナログ・デジタル変換されることにより温度データとして利用される。
次に、ステップS9において、制御部23aにより、ライン印刷サブルーチンが行われる。このライン印刷サブルーチンS9では、印刷開始前に、印字ヘッド2の発熱体2dの温度を印刷を開始するために適正な温度である約30℃に上昇させた後、通常の印刷を行う動作が行われる。具体的には、図9に示すように、印字ヘッド2の発熱体2dが、用紙14およびインクシート25eを介してプラテンローラ3を図9のA線上で押圧した後印刷開始前に、用紙14を図9のA線からB線への10ライン分空走(搬送)させながら、印字ヘッド2の発熱体2dに電圧パルスを印加する。その後、用紙14の印刷領域14a(図9のB線)から通常の印刷動作を行う。
通常の印刷動作では、図4に示すように、まず、紙送りモータ15が駆動するのに伴って、紙送りモータ15に取り付けられたモータギア15aが図4の矢印D3方向に回転し、中間ギア18および19を介して、送りローラギア5が図4の矢印D1方向に回転する。これにより、図4に示すように、送りローラ4は、図4の矢印D1方向に回転する送りローラギア5の回転に伴って、図13の矢印D1方向に回転しているので、用紙14は排紙方向(図13の矢印U1方向)に搬送される。また、揺動可能な揺動ギア17(図4参
照)は、巻取リール12のギア部12aに噛合する方向(図4の矢印D2方向)に揺動されて、巻取リール12のギア部12aと噛合する。これにより、巻取リール12のギア部12aが図4の矢印D4方向に回転するので、巻取ボビン25cおよび供給ボビン25dに巻き付けられたインクシート25eが巻き取られる。
この際、印字ヘッド回動用モータ16が駆動するのに伴って、ギア16aおよび16b(図5参照)により印字ヘッド2がプラテンローラ3の方向に回動し、発熱体2dが、インクシート25eおよび用紙14を介してプラテンローラ3を押圧する。そして、用紙14を排紙方向(図13の矢印U1方向)に搬送するとともにインクシート25eを巻き取りながら、印字ヘッド2の発熱体2dにより用紙14にY色(イエロー)印字シート25fのインクが印刷される。そして、Y色(イエロー)印字シート25fの印刷が終了すると、図14に示すように、用紙14は、上部用紙ガイド7bに案内されながら、排紙ローラ10により搬送可能な位置まで搬送された状態となっている。
次に、印字ヘッド回動用モータ16の駆動によって、印字ヘッド2のヘッド部2bがプラテンローラ3から離間する方向に回動する。また、シート頭出しセンサ28によってM色(マゼンダ)印字シート25gの先頭部分にある識別部25jが認識される。これにより、M色(マゼンダ)印字シート25gの頭出しがされる。そして、図4に示すように、紙送りモータ15が駆動するのに伴って、紙送りモータ15に取り付けられたモータギア15aが図4の矢印C3方向に回転し、中間ギア18および19を介して、送りローラギア5が図4の矢印C1方向に回転する。これにより、図13に示すように、送りローラ4が矢印C1方向に回転するのに伴って、用紙14は、送りローラ4および押さえローラ6により印刷開始位置まで搬送される。そして、上記印刷時の動作と同様の動作が行われ、用紙14にM色(マゼンダ)印字シート25gのインクが印刷される。その後、上記と同様の動作により、C色(シアン)印字シート25hのインクが用紙14に印刷されるとともに、透明のOP(オーバーコート)シート25iのインクが印刷されて、用紙14の印刷が終了する。
そして、排紙時には、印刷が終了した用紙14は、図14に示すように、上部用紙ガイド7bに案内されながら、排紙ローラ10により排紙される。この際、紙送りモータ15および各種ギアは、印刷時に用紙14を排紙方向(図13の矢印U1方向)に搬送する場合と同様の動作が行われる。
上記した通常の印刷動作の際に、ステップS10において、制御部23aにより、用紙14の全ライン(1810ライン)の印刷が終了したか否かが判断される。なお、図11に示すように、用紙14の印刷領域14aは、1800ラインのライン数を有している一方、余白部14bを用いて10ライン分用紙14を空走(搬送)させるため、全ラインは1810ラインとなる。ステップS10において、制御部23aにより、用紙14の全ラインの印刷が終了していないと判断された場合には、ステップS9のライン印刷サブルーチンに戻る。一方、ステップS10において、制御部23aにより、用紙14の全ライン(1810ライン)の印刷が終了したと判断された場合には、ステップS11において、制御部23aにより、各色のインクシート25eの印刷が終了したか否かが判断される。Y色(イエロー)印字シート25fの印刷のみ終了している場合には、ステップS11において、各色の印刷は終了していないと判断され、M色(マゼンダ)印字シート25g、および、C色(シアン)印字シート25hの順でステップS5〜S11の印刷動作が繰り返される。ステップS11において、各色の印刷が全て終了したと判断された場合には、ステップS12において、C色(シアン)印字シート25hの印刷が終了したか否かが判断される。ステップS12において、制御部23aにより、C色(シアン)印字シート25hの印刷が終了していないと判断された場合には、ステップS5〜S12の印刷動作が繰り返される。一方、ステップS12において、制御部23aにより、C色(シアン)印
字シート25hの印刷が終了したと判断された場合には、ステップS13に進み、用紙14に転写されたインクを保護するためのOP(オーバーコート)シート25iが転写される。OPシート25iの転写が終了すると、上記した排紙時の動作により、用紙14およびインクシート25eが排紙方向(図13の矢印U1方向)に送られ、ステップS14において、電源部24の電源がOFFにされて、用紙14への印刷動作が終了する。
図16は、図15に示した一実施形態によるステップS9のライン印刷サブルーチンの動作の詳細を説明するためのフローチャートである。次に、図3、図8〜図10、図13および図16を参照して、図15のステップS9のライン印刷サブルーチンの動作の詳細について説明する。まず、ステップS15において、制御部23aのカウンタ23iにより、カウントしているライン(line)数が、10ライン以下か否か(空走期間中か否か)が判断される。ライン(line)数が、10ライン以下(空走期間中)と判断された場合には、印刷開始前の状態であり、ステップS16において、制御部23aにより、電圧パルス幅データに変換するデータとして、ダミーの画像データ22が生成され、使用される。なお、ダミーの画像データ22は、階調が0階調のデータであり、色テーブル23fによって、0階調の電圧パルス幅データに変換される。
そして、ステップS17において、制御部23aにより、ドット(i)数が1に設定さ
れる。次に、ステップS18において、制御部23aにより、ドット数がi番目の画像データ22のドットが色テーブル23fを用いて電圧パルス幅データに変換される。
ここで、本実施形態では、制御部23aのカウンタ23iによりカウントされているライン(line)数が10ライン以下の場合には、ROM23gに予め記憶された色テーブル23f(図8参照)をRAM23h上に展開するとともに、ステップS8で検出した発熱体2dの周辺の温度を用いて、対応する温度の各色のインクシート25eの0階調のデータにより、ドット数i番目の画像データ22のドットが電圧パルス幅データに変換される。
次に、ステップS19において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の画像データ22が電圧パルス幅データに変換されたか否かが判断される。ステップS19において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の画像データ22が電圧パルス幅データに変換されていないと判断された場合には、ステップS20において、制御部23aにより、ドット数i番目のドットが、次の(i+1)番目のドットに設定される。そして、ステップS18において、制御部23aにより、次のドット数である(i+1)番目の画像データ22のドットが、色テーブル23fにより、電圧パルス幅データに変換される。そして、ドット(i)数が1280ドットになるまで、この動作が繰り返
される。
一方、ステップS19において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の画像データ22が電圧パルス幅データに変換されたと判断された場合には、ステップS21において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の電圧パルス幅データがヘッドコントローラ23bへ転送される。そして、ヘッドコントローラ23bにより、印字ヘッド2の発熱体2dに、変換された電圧パルス幅である0階調の電圧パルスが印加される。その後、ステップS22において、制御部23aにより、ライン数が次のライン数に設定され、ステップS23において、上記の排紙時の動作により、用紙14が1ライン分排紙方向(図13の矢印U1方向)に搬送される。なお、ライン印刷サブルーチンS9の動作は高速で行われるため、実質的には用紙14の排紙方向への搬送と発熱体2dへの電圧パルスの印加とが同時に行われる。そして、ライン印刷サブルーチンS9が終了する。
ここで、本実施形態では、図9に示したように、印刷開始前の用紙14の空走は、10ライン分行われるため、ライン数が10ラインになるまで、上記のステップS15〜S23の処理が繰り返される。また、図9に示すように、用紙14の余白部14bに印字ヘッド2の発熱体2dが位置している場合には、用紙14を搬送させながら、0階調の電圧パルスデータを発熱体2dに印加することにより、発熱体2dの温度が印刷を開始するために最適な温度に上昇する。
一方、ステップS15において、ライン数が10ライン以下でない(空走中ではない)と判断された場合には、通常の印刷動作が行われる。具体的には、ステップS24において、制御部23aにより、電圧パルス幅データに変換するデータに画像データ22が使用される。そして、ステップS25において、温度検出素子チップ29により、発熱体2dの周辺の温度が電圧値として検出され、検出された電圧値は、A/D変換部23eによって、アナログ・デジタル変換されて温度データとして利用される。
そして、ステップS17において、制御部23aにより、ドット(i)数が1に設定さ
れる。次に、ステップS18において、制御部23aにより、i番目の画像データ22のドットが色テーブル23fを用いて電圧パルス幅データに変換される。色テーブル23fには、ステップS25で得られた発熱体2dの周辺の温度に対応する温度と、各色のインクシート25eのそれぞれの各階調に対応する電圧パルス幅(相対値)とが記憶されている。たとえば、発熱体2dの周辺の温度が、60℃の場合で、Y色印字シート25fの画像データ22の階調が2階調の場合には、図8に示したように、電圧パルス幅(相対値)は「50」と決定され、画像データ22が、その値の電圧パルス幅データに変換される。
次に、ステップS19において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の画像データ22が電圧パルス幅データに変換されたか否かが判断される。ステップS19において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の画像データ22が電圧パルス幅データに変換されていないと判断された場合には、ステップS20において、制御部23aにより、i番目のドットが、次の(i+1)番目のドットに設定される。そして、ステップS18において、制御部23aにより、次のドット数である(i+1)番目の画像データ22のドットが、色テーブル23fにより、電圧パルス幅データに変換される。そして、ドット(i)数が1280ドットになるまで、この動作が繰り返される。
色テーブル23fを用いて、(i+1)番目の画像データ22が電圧パルス幅データに変換される。そして、ドット(i)数が1280ドットになるまで、この動作が繰り返さ
れる。一方、ステップS19において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の画像データ22が電圧パルス幅データに変換されたと判断された場合には、ステップS21において、制御部23aにより、1ライン分(1280ドット)の電圧パルス幅データがヘッドコントローラ23b(図3参照)へ転送される。そして、ヘッドコントローラ23bにより、印字ヘッド2の発熱体2dに、変換された電圧パルス幅で電圧パルスが印加される。電圧パルスが印加された印字ヘッド2の発熱体2dは、発熱体2dの抵抗により温度が上昇し、図9に示すように、その温度によって、インクシート25eのインクが溶ける。そして、溶けたインクが、用紙14の受容層14d(図10参照)に転写されて、画像データ22に基づいた画像が形成される。
その後、ステップS21において、制御部23aにより、ライン数が次のライン数に設定され、ステップS22において、上記の排紙時の動作により、用紙14が1ライン分排紙方向(図13の矢印U1方向)に搬送される。そして、ライン印刷サブルーチンS9が終了する。
用紙14の印刷領域14aのライン数は、1800ラインであるため、上記のY色印字
シート25fの印刷動作は、1800ライン分の印刷が終了するまで繰り返される。そして、Y色印字シート25fの印刷が終了すると、上記した排紙時の動作により、印字ヘッド2とプラテンローラ3とが当接した状態で、用紙14およびインクシート25eが排紙方向(図13の矢印U1方向)に送られる。そして、M色印字シート25g、C色印字シート25hおよびOPシート25iと上記の動作が繰り返される。
本実施形態では、上記のように、印字ヘッド2をプラテンローラ3に押圧させた後印刷開始前に、印字ヘッド2の発熱体2dに所定の電圧パルスを印加する印字ヘッド制御手段を備えることにより、印刷開始前に、印字ヘッド2の発熱体2dの温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印刷開始初期に印刷濃度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、印字ヘッド制御手段を、用紙14を搬送させながら、印字ヘッド2の発熱体2dに所定の電圧パルスを印加するように構成することによって、発熱した発熱体2dの熱が、用紙14の搬送によって用紙14に分散されるので、用紙14を搬送させないで印字ヘッド2の発熱体2dに電圧パルスを印加する場合と異なり、発熱体2dの熱が局所的にこもるのを抑制することができる。このため、発熱体2dの熱が局所的にこもる場合よりも大きな電圧を印加した場合でも、用紙14にインクが付着するのを抑制することができるので、大きな電圧の印加により発熱体2dの温度上昇時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、用紙14を、印字ヘッド2が印刷開始前にプラテンローラ3を押圧する際に、用紙14の印刷領域14aから所定の距離だけ離れた用紙14の余白部14bを印字ヘッド2の発熱体2dが押圧するように配置するとともに、印字ヘッド2の発熱体2dが余白部14bを押圧する位置から印刷領域14aを押圧する位置まで用紙14を搬送する間に、印字ヘッド2の発熱体2dに所定の電圧パルスを印加することによって、印字ヘッド2の発熱体2dが余白部14bを押圧する位置から印刷領域14aを押圧する位置まで用紙14を搬送する間に、印字ヘッド2の発熱体2dの温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印字ヘッド2の発熱体2dが用紙14の印刷領域14aに達した時点で印字ヘッド2の発熱体2dが適正な温度になるようにすることができる。これにより、印字ヘッド2の発熱体2dが印刷領域14aに達したと同時に印刷を開始することができるので、印刷の開始が遅れることがない。
また、本実施形態では、電圧パルスを、印字ヘッド2をプラテンローラ3に押圧させた後、インクシート25eの各色毎の印刷開始前に、用紙14を搬送させながら、印字ヘッド制御手段によって印字ヘッド2の発熱体2dに印加するように構成することによって、インクシート25eの各色毎の印刷開始前に、発熱体2dの温度を印刷を開始するために適正な温度に上昇させることができるので、印刷開始初期の印刷濃度の低下を容易に抑制することができるとともに、印刷品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、電圧パルスを、色テーブル23fの所定の階調に対応する電圧パルス幅で、印字ヘッド2の発熱体2dに印加することによって、印字ヘッド2の温度が異なる場合であっても、印字ヘッド2の温度に基づいた最適な電圧パルス幅で、電圧パルスを発熱体2dに印加することができるので、印刷開始前に精度よく発熱体2dの温度を印刷を開始するために適正な温度まで上昇させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、印字ヘッドがプラテンローラを押圧する際に、用紙の余白部を印字ヘッドの発熱体が押圧するように、用紙を配置する例を示したが、本発明はこれに限らず、印字ヘッドがプラテンローラを押圧する際に、用紙の印刷領域を印字ヘッドの発熱体が押圧するように、用紙を配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、インクシートのY、M、Cの各色毎の印刷開始前に、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルス幅で電圧パルスを印加する例を示したが、本発明はこれに限らず、インクシートのY、M、Cのうちの所定の色の印刷開始前のみに、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルス幅で電圧パルスを印加するようにしてもよい。また、OP(オーバーコート)の転写開始前に、上記Y、M、Cの各色の場合と同様、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルス幅で電圧パルスを印加してもよい。
また、上記実施形態では、印刷開始前に、10ライン分用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に電圧パルスを印加する例を示したが、本発明はこれに限らず、用紙を搬送させるライン数は、10ライン以外のライン数でもよい。
また、上記実施形態では、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後印刷開始前に、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に印加する電圧パルスの電圧パルス幅として、温度毎に記憶された色テーブルの0階調の電圧パルス幅データを用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、印字ヘッドをプラテンローラに押圧させた後印刷開始前に、用紙を搬送させながら、印字ヘッドの発熱体に印加する電圧パルスの電圧パルス幅データのみが記録された色テーブルを別途作成し、その作成された色テーブルを用いて、電圧パルス幅を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電圧パルスのパルス幅を制御することにより、印字ヘッドの発熱体に印加するエネルギを制御する例を示したが、本発明はこれに限らず、電圧パルスのパルス幅以外のパラメータ(たとえば、電圧値)を制御することにより、発熱体に与えるエネルギを制御するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタからインクシートカートリッジを省略した状態を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの回路構成を示すブロック図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのステッピングモータおよび各ギアを示した正面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印字ヘッドの詳細図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタによる色テーブルの一例を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのインクシートを説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの発熱体の温度上昇曲線である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのインクの転写を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタに使用される用紙の平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印字動作を説明するためのフローチャートである。 図15に示した一実施形態によるステップS9のライン印刷サブルーチンの動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 印字ヘッド
2d 発熱体
3 プラテンローラ
14 用紙
25e インクシート
23a 制御部
23f 色テーブル


Claims (6)

  1. 用紙に複数の色のシートを有するインクシートのインクを転写することにより、前記用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドと、前記インクシートおよび前記用紙を介して、前記印字ヘッドが押圧されるプラテンローラとを備えたプリンタ装置において、
    前記印字ヘッドの発熱体に所定の電圧パルスを印加する印字ヘッド制御手段と、前記印字ヘッドの所定の温度毎に対応して設けられ、前記印字ヘッドの発熱体に印加する前記電圧パルスの印加時間を決定するための色テーブルとをさらに備え、
    前記用紙は、前記印字ヘッドが前記印刷開始前に前記プラテンローラを押圧する際に、前記用紙の印刷領域から所定の距離だけ離れた前記用紙の余白部を前記印字ヘッドの発熱体が押圧するように配置され、
    前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押圧させた後、前記インクシートの各色毎の印刷開始前に、前記印字ヘッドの発熱体が前記余白部を押圧する位置から前記発熱体が前記印刷領域を押圧する位置まで前記用紙を搬送する間に、前記用紙を搬送させながら、前記色テーブルの所定の階調に対応する印加時間で、前記印字ヘッド制御手段によって前記電圧パルスが前記印字ヘッドの発熱体に所定の紙送り分印加される、プリンタ装置。
  2. 用紙にインクシートのインクを転写することにより、前記用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドと、
    前記インクシートおよび前記用紙を介して、前記印字ヘッドが押圧されるプラテンローラと、
    前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押圧させた後印刷開始前に、前記用紙を搬送させながら、前記印字ヘッドの発熱体に所定の電圧を印加する印字ヘッド制御手段とを備えた、プリンタ装置。
  3. 前記用紙は、前記印字ヘッドが前記印刷開始前に前記プラテンローラを押圧する際に、前記用紙の印刷領域から所定の距離だけ離れた前記用紙の余白部を前記印字ヘッドの発熱体が押圧するように配置され、
    前記印字ヘッドの発熱体が前記余白部を押圧する位置から前記発熱体が前記印刷領域を押圧する位置まで前記用紙を搬送する間に、前記印字ヘッドの発熱体に前記所定の電圧が印加される、請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記インクシートは、複数の色のシートを有し、
    前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押圧させた後、前記インクシートの各色毎の印刷開始前に、前記用紙を搬送させながら、前記印字ヘッド制御手段によって前記電圧が前記印字ヘッドの発熱体に印加される、請求項2または3に記載のプリンタ装置。
  5. 前記電圧は、電圧パルスであり、
    前記電圧パルスは、前記印刷開始前に前記用紙を搬送させながら、所定の紙送り分前記印字ヘッドの発熱体に印加される、請求項2〜4のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  6. 前記印字ヘッドの所定の温度毎に対応して設けられ、前記印字ヘッドの発熱体に印加する前記電圧パルスの印加時間を決定するための色テーブルをさらに備え、
    前記電圧パルスは、前記色テーブルの所定の階調に対応する印加時間で、前記印字ヘッドの発熱体に印加される、請求項5に記載のプリンタ装置。

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