JP2007313656A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラミネート加工後の仕上がり状態を安定させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置(昇華型プリンタ)は、印刷済みの用紙70に画像を印刷するための発熱体30を有する印字ヘッド2を含む装置本体と、印字ヘッド2の発熱体30の近傍の温度を検出するための温度検出素子チップ31とを備え、装置本体には、ラミネートフィルム61が収納されるラミネートカートリッジ60が着脱可能に装着されている。そして、装置本体にラミネートカートリッジ60が装着された場合に、温度検出素子チップ31により検出された印字ヘッド2の発熱体30の近傍の温度に基づいて、印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅を制御して、印刷済みの用紙70にラミネート加工が行われる。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、インクシートが収納されるインクシートカートリッジおよびラミネートフィルムが収納されるラミネートカートリッジが装置本体に着脱可能に装着される画像形成装置に関する。
従来、印字ヘッドを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、インクリボンやラミネートリボンを収納したカセット(インクシートカートリッジ)が装置本体に装着される際に、カセットの側面部に設けられた複数個の窓穴が装置本体側に設けられた複数個のマイクロスイッチの少なくとも1つと当接して、カセットの側面部に設けられた複数個の窓穴に対応する装置本体側に設けられた複数個のマイクロスイッチのオン/オフ状態を決定することによって、装着されたカセット内のリボンの色種や、リボンの使用用途が装置本体側で認識される画像形成装置が開示されている。そして、特許文献1に記載の画像形成装置では、印刷用紙にラミネート加工を行う際は、ラミネートリボンが収納されたカセットの窓穴の組み合わせに対応するマイクロスイッチのオン/オフ状態の組み合わせから、装着されたカセットがラミネートリボンであることが認識され、自動的にラミネート加工モードに制御モードが切り替えられる。このとき、印字ヘッドの発熱量は、装着されたカセットのラミネートリボンの温度には関係なく、あらかじめ設定された数値に自動調整されて、ラミネート加工が行われる。
特開2003−200629号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された画像形成装置では、ラミネート加工時の制御モードにおいて、印字ヘッドに押圧されるラミネートリボンの温度に関係なく、あらかじめ設定された発熱量が印字ヘッドに供給されるため、ラミネートリボンが低温の場合のラミネート加工後の仕上がり状態と、ラミネートリボンが高温の場合のラミネート加工後の仕上がり状態との間に、ばらつきが生じる。このため、ラミネート加工後の仕上がり状態が安定しないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ラミネート加工後の仕上がり状態を安定させることが可能な画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による画像形成装置は、用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドを含む装置本体と、印字ヘッドの発熱体近傍の温度を検出するための温度検出手段とを備え、装置本体には、画像を印刷するためのインクシートが収納されるインクシートカートリッジおよびラミネートフィルムが収納されるラミネートカートリッジが着脱可能に装着されている。そして、装置本体にラミネートカートリッジが装着された場合に、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度に基づいて、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量を制御して、印刷済みの用紙にラミネート加工が行われ、印刷時に使用され、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度と、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブルをさらに備え、ラミネート加工の場合に、印刷時に使用される温度テーブルを使用して発熱体に供給するエネルギ量が制御され、温度テーブルは、色の3原色に分類され、それぞれの色の階調ごとに、温度検出手段により検出される印字ヘッドの発熱体近傍の温度と、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定されており、ラミネート加工の場合に、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量として、温度検出手段により検出される印字ヘッドの発熱体近傍の温度に対応した、所定の色の所定の階調におけるエネルギ量を用い、装置本体は、インクシートの幅を識別するための識別手段をさらに含み、識別手段は、ラミネートカートリッジが装着されたことを識別する機能も有し、識別手段は、第1スイッチ部と第2スイッチ部とを含み、ラミネートカートリッジは、ラミネートカートリッジを装置本体に装着した際に、第1スイッチ部および第2スイッチ部の少なくとも一方のオン/オフ状態を切り替える切り替え部を含む。
この第1の局面による画像形成装置では、上記のように、装置本体にラミネートカートリッジが装着された場合に、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度に基づいて、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量を制御して、印刷済みの用紙にラミネート加工が行われることによって、ラミネートフィルムが低温および高温のいずれの場合であっても、それぞれ、適切なエネルギ量が印字ヘッドの発熱体に供給されるので、ラミネート加工後の仕上がり状態にばらつきが生じない。このため、ラミネート加工後の仕上がり状態を安定させることができる。また、ラミネート加工の場合に、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度に基づいて、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量を制御する際には、印刷時に使用される温度テーブルを使用して発熱体に供給するエネルギ量を制御するように構成することによって、通常の画像印刷時に使用される既存の温度テーブルを、ラミネート加工時の印字ヘッドに供給するエネルギ量の制御にも利用することができるので、容易に、ラミネート加工を行うことができる。また、ラミネート加工の場合に、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量として、温度検出手段により検出される印字ヘッドの発熱体近傍の温度に対応した、所定の色の所定の階調におけるエネルギ量を用いるように構成することによって、容易に、通常の画像印刷時に使用される温度テーブルをラミネート加工の際にも用いることができる。
また、第1の局面による画像形成装置では、装置本体を、インクシートの幅を識別するための識別手段をさらに含むように構成するとともに、その識別手段を、ラミネートカートリッジが装着されたことを識別する機能も有するように構成することによって、通常の画像印刷時に使用されるインクシートカートリッジのインクシートの幅を識別するための識別手段を、ラミネートカートリッジの装着の識別にも利用することができるので、新たな部品を追加することなく、ラミネートカートリッジの装着の識別を行うことができる。また、識別手段を、第1スイッチ部と第2スイッチ部とを含むように構成するとともに、ラミネートカートリッジは、ラミネートカートリッジを装置本体に装着した際に、第1スイッチ部および第2スイッチ部の少なくとも一方のオン/オフ状態を切り替える切り替え部を含むように構成することによって、インクシート幅を識別するための既存の識別手段の第1スイッチ部および第2スイッチ部のオン/オフ状態の組み合わせをラミネートカートリッジの装着の識別にも割り当てることができるので、容易に、インクシート幅を識別するための識別手段をラミネートカートリッジの装着の識別に流用することができる。
この発明の第2の局面による画像形成装置は、用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドを含む装置本体と、印字ヘッドの発熱体近傍の温度を検出するための温度検出手段とを備え、装置本体には、画像を印刷するためのインクシートが収納されるインクシートカートリッジおよびラミネートフィルムが収納されるラミネートカートリッジが着脱可能に装着されている。そして、装置本体にラミネートカートリッジが装着された場合に、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度に基づいて、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量を制御して、印刷済みの用紙にラミネート加工が行われる。
この第2の局面による画像形成装置では、上記のように、装置本体にラミネートカートリッジが装着された場合に、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度に基づいて、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量を制御して、印刷済みの用紙にラミネート加工が行われることによって、ラミネートフィルムが低温および高温のいずれの場合であっても、それぞれ、適切なエネルギ量が印字ヘッドの発熱体に供給されるので、ラミネート加工後の仕上がり状態にばらつきが生じない。このため、ラミネート加工後の仕上がり状態を安定させることができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、印刷時に使用され、温度検出手段により検出された印字ヘッドの発熱体近傍の温度と、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブルをさらに備え、ラミネート加工の場合に、印刷時に使用される温度テーブルを使用して発熱体に供給するエネルギ量が制御される。このように構成すれば、通常の画像印刷時に使用される既存の温度テーブルを、ラミネート加工時の印字ヘッドに供給するエネルギ量の制御にも利用することができるので、容易に、ラミネート加工を行うことができる。
この場合、好ましくは、温度テーブルは、色の3原色に分類され、それぞれの色の階調ごとに、温度検出手段により検出される印字ヘッドの発熱体近傍の温度と、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定されており、ラミネート加工の場合に、印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量として、温度検出手段により検出される印字ヘッドの発熱体近傍の温度に対応した、所定の色の所定の階調におけるエネルギ量を用いる。このように構成すれば、容易に、通常の画像印刷時に使用される温度テーブルをラミネート加工の際にも用いることができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、装置本体は、インクシートの幅を識別するための識別手段をさらに含み、識別手段は、ラミネートカートリッジが装着されたことを識別する機能も有する。このように構成すれば、通常の画像印刷時に使用されるインクシートカートリッジのインクシートの幅を識別するための識別手段を、ラミネートカートリッジの装着の識別にも利用することができるので、新たな部品を追加することなく、ラミネートカートリッジの装着の識別を行うことができる。
この場合、好ましくは、識別手段は、第1スイッチ部と第2スイッチ部とを含み、ラミネートカートリッジは、ラミネートカートリッジを装置本体に装着した際に、第1スイッチ部および第2スイッチ部の少なくとも一方のオン/オフ状態を切り替える切り替え部を含む。このように構成すれば、インクシート幅を識別するための既存の識別手段の第1スイッチ部および第2スイッチ部のオン/オフ状態の組み合わせをラミネートカートリッジ装着の識別にも割り当てることができるので、容易に、インクシート幅を識別するための識別手段をラミネートカートリッジの装着の識別に流用することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した分解斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの回路構成を示すブロック図である。図3は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの斜視図である。図4〜図14は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの詳細を説明するための図である。まず、図1〜図14を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの構造について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例である昇華型プリンタに本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの装置本体は、図1に示すように、金属製のシャーシ1と、印字を行うための印字ヘッド2と、印字ヘッド2に対向するように配置されたプラテンローラ3(図4参照)と、金属製の送りローラ4(図4参照)と、所定の押圧力で送りローラ4を押圧する金属製の押さえローラ5(図4参照)と、送りローラギア6(図6参照)と、樹脂製の下部用紙ガイド7aと、樹脂製の上部用紙ガイド7b(図5参照)と、ゴム製の給紙ローラ8と、給紙ローラギア9(図5参照)と、ゴム製の排紙ローラ10と、排紙ローラギア11(図5参照)と、巻取リール12(図5参照)と、モータブラケット13(図5参照)と、用紙70を搬送するためのステッピングモータ14(図5参照)と、印字ヘッド2を回動させる際の駆動源となるステッピングモータ15(図5参照)と、揺動可能な揺動ギア16(図6参照)と、複数の中間ギア17〜20(図6参照)と、インクシート51が収納されたインクシートカートリッジ50およびラミネートフィルム61が収納されたラミネートカートリッジ60を支持するカートリッジ支持部21と、昇華型プリンタの動作を制御する回路部22(図2参照)が設けられた配線基板23と、天板24と、シャーシ1を内部に収納する筐体25(図3参照)とを備えている。また、本実施形態による昇華型プリンタには、インクシートカートリッジ50またはラミネートカートリッジ60と、昇華型プリンタに供給する用紙70を収納するための給紙カセットケース26とが着脱可能に装着されている。
また、図1に示すように、シャーシ1は、互いに対向するように配置された一方側面1aと、他方側面1bと、底面1cとを有している。また、シャーシ1の一方側面1aには、上記したモータブラケット13が取り付けられている。また、シャーシ1の他方側面1bには、インクシートカートリッジ50またはラミネートカートリッジ60を挿入するための挿入孔1dが設けられている。また、シャーシ1の一方側面1aの内面側には、カートリッジ認識スイッチ27が設けられている。このカートリッジ認識スイッチ27は、2つのスイッチ部27aおよびスイッチ部27bから構成される。なお、カートリッジ認識スイッチ27、スイッチ部27aおよびスイッチ部27bは、それぞれ、本発明の「識別手段」、「第1スイッチ部」および「第2スイッチ部」の一例である。また、シャーシ1の一方側面1aの上端部および他方側面1bの上端部には、それぞれ、配線基板23を取り付けるための取付部1eが2つずつ形成されている。また、4つの取付部1eには、それぞれ、配線基板23を固定するためのネジ28が螺合されるネジ孔1fが形成されている。また、図4に示すように、シャーシ1の底面1cには、用紙70の前端部および後端部を検出するための用紙センサ29aおよび29bが設けられている。
また、2つのプラテンローラ軸受3aは、それぞれ、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bに取り付けられているとともに、その2つのプラテンローラ軸受3aにプラテンローラ3が回転可能に支持されている。また、送りローラ4は、図5に示すように、送りローラギア6に挿入される送りローラギア挿入部4aを有する。また、送りローラ4は、シャーシ1に取り付けられた図示しない送りローラ軸受に回転可能に支持されている。また、押さえローラ5(図4参照)は、図示しない押さえローラ軸受に回転可能に支持されている。また、送りローラ4および押さえローラ5は、用紙70を間に挟んだ状態で回転することにより、用紙70を給紙方向(矢印T1方向)または排紙方向(矢印U1方向)に搬送する機能を有する。また、給紙ローラ8は、給紙カセットケース26に載置された用紙70をシャーシ1の内部に取り込む機能を有する。
また、印字ヘッド2は、一対の支持軸2aと、プラテンローラ3(図1および図4参照)に対向するように配置されたヘッド部2bと、支持軸2aとヘッド部2bとを連結する一対のアーム部2cと、ヘッド部2bに取り付けられる樹脂製のヘッドカバー2d(図4参照)とを含んでいる。この印字ヘッド2は、支持軸2aを支点として回動可能に構成されている。すなわち、印字ヘッド2の一対の支持軸2aは、それぞれ、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bに回動可能に取り付けられている。また、図7に示すように、印字ヘッド2のヘッド部2bには、電圧パルス幅が供給されて発熱する複数の発熱体30が、ヘッド部2bの用紙70(図示せず)の幅方向に沿って所定の間隔を隔てて一列に設けられている。また、図7に示すように、印字ヘッド2のヘッド部2bの底面部の発熱体30の近傍には、ヘッド部2bの発熱体30近傍の温度を検出するための温度検出素子チップ31が設けられている。なお、温度検出素子チップ31は、本発明の「温度検出手段」の一例である。
また、図6に示すように、モータブラケット13に取り付けられたステッピングモータ14の軸部には、モータギア32が取り付けられている。また、ステッピングモータ14は、巻取リール12のギア部12aと、給紙ローラギア9と、排紙ローラギア11と、送りローラギア6とを駆動させるための駆動源としての機能を有する。また、ステッピングモータ15は、図示しない押圧部材を回動させることにより、印字ヘッド2をプラテンローラ3に対して押圧および離間する方向である上下に回動させる機能を有する。
また、巻取リール12は、インクシートカートリッジ50の巻取部50aの内部に配置された巻取ボビン50c、または、ラミネートカートリッジ60の巻取部60aの内部に配置された巻取ボビン60cに係合することによって、巻取ボビン50c(60c)に巻き付けられたインクシート51(ラミネートフィルム61)を巻き取るように構成されている。また、図6に示すように、巻取リール12のギア部12aは、揺動ギア16が揺動することによって噛合するように配置されている。
また、図4に示すように、下部用紙ガイド7aは、送りローラ4および押さえローラ5の近傍に設置されている。また、上部用紙ガイド7bは、図4に示すように、下部用紙ガイド7aの上部に取り付けられている。この上部用紙ガイド7bは、給紙時には、用紙70が下面側を通過するようにして印刷部への給紙経路に案内するとともに、排紙時には、用紙70が上面側を通過するようにして排紙経路に案内する機能を有する。
また、カートリッジ支持部21は、図1および図5に示すように、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bの内側に配置されている。また、図4に示すように、カートリッジ支持部21には、透過型のインクシート頭出しセンサ33の受光部33aが取り付けられている。なお、インクシート頭出しセンサ33の発光部33bは、インクシート頭出しセンサ33の受光部33aとインクシート51またはラミネートフィルム61を挟んで対向するように、配線基板24に取り付けられている。このインクシート頭出しセンサ33は、受光部33aと発光部33bとの間に配置された後述するインクシート51の各色頭出し識別部51d(図8参照)およびインクシート頭出し識別部51e(図8参照)を検出することにより、インクシート51の頭出しを行うために設けられている。また、このインクシート頭出しセンサ33は、受光部33aと発光部33bとの間に配置された後述するラミネートフィルム61のフィルム頭出し識別部61b(図10参照)を検出することにより、ラミネートフィルム61の頭出しを行うために設けられている。
また、配線基板23は、図1に示すように、天板24を介してシャーシ1の取付部1eに取り付けられている。具体的には、配線基板23は、配線基板23の4つの孔23aおよび天板24の4つの孔24aに通された4個のネジ28をシャーシ1の取付部1eのネジ孔1fに締め付けることによって固定されている。また、配線基板23には、回路部22を構成する電子部品23bと、上記したインクシート頭出しセンサ33の発光部33bとが取り付けられている。また、天板24には、配線基板23に取り付けられたインクシート頭出しセンサ33を構成する発光部33bをシャーシ1側に露出させるための孔部24bが形成されている。
また、筐体25は、図3に示すように、蓋部材25aおよび25bと、押しボタンスイッチ25cとを含んでいる。また、筐体25の蓋部材25aは、給紙カセットケース26を昇華型プリンタに装着するために設けられている。また、筐体25の蓋部材25bは、インクシートカートリッジ50またはラミネートカートリッジ60を昇華型プリンタに装着するために設けられている。また、筐体25の押しボタンスイッチ25cは、ユーザがラミネート加工を開始する際の操作ボタンとして設けられている。
また、インクシートカートリッジ50は、通常の印刷時に使用され、巻取部50aと、供給部50bとを有している。また、巻取部50aの内部には、巻取ボビン50cが回転可能に配置されている。また、供給部50bの内部には、供給ボビン50dが回転可能に配置されている。また、インクシートカートリッジ50の内部には、インクシート51が収納されている。このインクシート51は、図8に示すように、Y色(イエロー)印字シート51a、M色(マゼンダ)印字シート51b、C色(シアン)印字シート51cの3色のシートとを有している。また、Y色(イエロー)印字シート51aとM色(マゼンダ)印字シート51bとの間、および、M色(マゼンダ)印字シート51bとC色(シアン)印字シート51cとの間には、インクシート頭出しセンサ33によって認識される各色頭出し識別部51dが設けられ、C色(シアン)印字シート51cとY色(イエロー)シート51aとの間には、インクシート頭出しセンサ33によって認識されるインクシート頭出し識別部51eが設けられている。
また、図9に示すように、ラミネートカートリッジ60は、インクシートカートリッジ50と同様、巻取部60aと、供給部60bとを有している。また、巻取部60aの内部には、巻取ボビン60cが回転可能に配置されている。また、供給部60bの内部には、供給ボビン60dが回転可能に配置されている。また、巻取ボビン60cおよび供給ボビン60dには、用紙70にラミネート加工をするためのラミネートフィルム61が巻き付けられている。このラミネートフィルム61は、図10に示すように、ラミネート材61aを有し、ラミネート加工の際にインクシート頭出しセンサ33によって認識されるフィルム頭出し識別部61bが設けられている。
ここで、本実施形態では、図9に示すように、ラミネートカートリッジ60の供給部60bの端部には、2つ以下の凹部が設けられた当接部60eが設けられている。なお、当接部60eは、本発明の「切り替え部」の一例である。この当接部60eの凹部は、カートリッジ認識スイッチ27(図1参照)のスイッチ部27aと対応するように設けられている。なお、カートリッジ認識スイッチ27(図1参照)のスイッチ部27aおよびスイッチ部27bのオン/オフの組み合わせは、図11に示すとおりである。本実施形態では、ラミネートカートリッジ60の装着により、カートリッジ認識スイッチ27のスイッチ部27aがラミネートカートリッジ60の当接部60eの凹部に嵌まり込むとともに、スイッチ部27bが押圧部60eの凹部以外の部分により押圧されるので、カートリッジ認識スイッチ27のスイッチ部27aがオフ状態になるとともに、スイッチ部27bがオン状態になる。これにより、昇華型プリンタにラミネートカートリッジ60が装着されたことが認識される。なお、カートリッジ認識スイッチ27のスイッチ部27aと27bとの両方がオフ状態の場合には、昇華型プリンタにカートリッジが装着されていないことが認識される。また、カートリッジ認識スイッチ27のスイッチ部27aと27bとの両方がオン状態のとき、昇華型プリンタにインクシート幅Aを有するインクシートカートリッジ50が装着されたことが認識される。一方、カートリッジ認識スイッチ27のスイッチ部27aがオン状態で、スイッチ部27bがオフ状態の場合、昇華型プリンタにインクシート幅Bを有するインクシートカートリッジ50が装着されたことが認識される。
また、図2に示すように、回路部22は、昇華型プリンタの印刷動作を制御する制御部22aと、印字ヘッド2の発熱体30(図7参照)の温度を制御するヘッドコントローラ22bと、モータコントローラ22cと、モータドライバ22dと、A/D変換部22eと、色テーブル22fを有するROM22hと、色テーブル22fを展開するためのRAM22iとを備えている。なお、色テーブル22fは、本発明の「温度テーブル」の一例である。また、モータコントローラ22cは、モータドライバ22dを介してステッピングモータ15およびステッピングモータ14を制御する。また、ヘッドコントローラ22bは、印字ヘッド2の発熱体30(図7参照)に電圧パルスを印加することによって、印字ヘッド2の発熱体30の温度を制御する。また、A/D変換部22eは、印字ヘッド2の発熱体30の近傍に設けられた温度検出素子チップ31によって検出されたアナログ電圧値をデジタル値に変換する。
また、図12に示すように、色テーブル22fには、インクシート51の各色毎に各階調毎の電圧パルス幅(相対値)が記憶されている。たとえば、色テーブル22fには、0℃〜60℃の温度範囲で1℃毎に記憶された温度検出素子チップ31による検出温度に対応する温度と、各温度におけるY色印字シート51a、M色印字シート51bおよびC色印字シート51cのそれぞれの各階調に対応する電圧パルス幅(相対値)とが記憶されている。また、図12に示すように、色テーブル22fには、温度毎に0階調から255階調までの256個の各色の階調が記憶されている。そして、色テーブル22f中の、Y=( ・・・ )、M=( ・・・ )およびC=( ・・・ )の括弧内には、それぞれ、0階調に対応する電圧パルス幅(相対値)の値から255階調に対応する電圧パルス幅(相対値)までの値が256個順番に並んでいる。なお、電圧パルス幅は、本発明の「エネルギ量」の一例である。
温度60℃におけるY色印字シート51aを例にして説明すると、Y=(30,50,51,・・・,198,200)の1番目の値である「30」が0階調の電圧パルス幅(相対値)であり、2番目の値である「50」が1階調の電圧パルス幅(相対値)となる。また、発熱体30に与えるエネルギは、Y色印字シート51a、C色印字シート51c、M色印字シート51bの順番で小さくなるため、同一階調であっても、色テーブル22f中の電圧パルス幅(相対値)は、Y色印字シート51a、C色印字シート51c、M色印字シート51bの順番に小さくなるように、電圧パルス幅(相対値)が記憶されている。
ここで、本実施形態では、ラミネート加工時には、図13に示すように、色テーブル22fのうち、Y色(イエロー)の255階調を印画するときに印字ヘッド2の発熱体30に供給される電圧パルス幅(相対値)を用いる。
また、本実施形態では、図14に示すように、用紙70は、基材70aと印刷時にインクシート51のインクが転写される受容層70bとから構成されている。また、ラミネートフィルム61のラミネート材61aは、5μmの厚みを有するベースフィルム層61cと、25μmの厚みを有するフィルム層61dとから構成されている。ラミネート加工の際は、印字ヘッド2の発熱体30が、ラミネート材61aのベースフィルム層61cを押圧しながら熱を加えることによって、印刷済みの用紙70に対してラミネート加工が行われるように構成されている。
図15〜図19は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの通常の印刷動作およびラミネート加工動作を説明するための図である。次に、図1〜図3、図6、図7、図12、図14および図15〜図19を参照して、本実施形態による昇華型プリンタの通常の印刷動作およびラミネート加工動作について説明する。
まず、通常の印刷動作について説明する。図15に示すように、用紙70が印刷開始位置に向かって搬送(給紙)されるとともに、未印刷の用紙70が印刷開始位置まで到達したか否かが判断される。すなわち、未印刷の用紙70の前端部および後端部を検出するための用紙センサ29aおよび29bによって、用紙70の頭出しが行われる。なお、給紙時には、図6に示すように、ステッピングモータ14が駆動するのに伴って、ステッピングモータ14に取り付けられたモータギア32が図6の矢印C3方向に回転し、中間ギア17および18を介して、送りローラギア6が図6の矢印C1方向に回転する。これにより、送りローラ4が、図15の矢印C1方向に回転する。さらに、中間ギア19および20を介して、給紙ローラギア9および給紙ローラ8が、図6および図15のC4方向に回転する。これにより、用紙70が給紙方向(図15の矢印T1方向)に搬送される。この時、揺動可能な揺動ギア16(図6参照)は、巻取リール12のギア12aに噛合しておらず、巻取リール12のギア12aは回転しない。これにより、給紙時には、巻取ボビン50cおよび供給ボビン50dに巻き付けられたインクシート51は巻き取られない。
その後、図16に示すように、ステッピングモータ15の駆動により図示しない押圧手段を用いて、印字ヘッド2を印刷位置まで下降させる。そして、用紙70を排紙方向(矢印U1方向)に搬送しながら、印字ヘッド2とプラテンローラ3とにより用紙70とインクシート51とが押圧されるとともに、印字ヘッド2のヘッド部2bが発熱される。このヘッド部2bの発熱により、インクシート51のインクが昇華されるとともに用紙70に転写されて印画処理(印刷動作)が行われる。この動作では、図6に示すように、ステッピングモータ14が駆動するのに伴ってステッピングモータ14に取り付けられたモータギア32が図6の矢印D3方向に回転し、中間ギア19および20を介して、送りローラギア6が、図6の矢印D1方向に回転する。これにより、送りローラ4が図16の矢印D1方向に回転する。さらに、中間ギア20、中間ギア21および給紙ローラギア9を介して、排紙ローラギア11および排紙ローラ10が、図6および図16のD5方向に回転する。これにより、用紙70が印画方向である排紙方向(図16の矢印U1方向)に搬送される。この時、揺動可能な揺動ギア16は、巻取リール12のギア12aに噛合し、巻取リール12のギア12aを、図6および図16の矢印D4方向に回転させる。これにより、巻取リール12に係合する巻取ボビン50cが図6および図16の矢印D4方向に回転されることによって、巻取ボビン50cおよび供給ボビン50dに巻き付けられたインクシート51が巻き取られる。このように、通常の印刷動作では、用紙70が図16のU1方向に搬送されるとともに、インクシート51が巻き取られながら、用紙70にインクシート51のインクが転写されて印刷が行われる。また、印刷後に、印刷済みの用紙70を外部に排紙する。印刷済みの用紙70の排紙時の動作としては、上記した用紙70の印画時の搬送動作と同様、用紙70を図16のU1方向に搬送することにより印刷済みの用紙70が排紙される。
次に、ラミネート加工の場合の動作を説明する。まず、図17に示すように、ステップS1では、ラミネート加工ボタン25cがユーザによって押されたか否かが判断され、ラミネート加工ボタン25cが押されていない場合は、ラミネート加工ボタン25cが押されるまでこの判断が繰り返される。その一方、ラミネート加工ボタン25cがユーザによって押されたと判断された場合には、ステップS2において、ラミネートカートリッジ60が装着されたか否かが判断され、ラミネートカートリッジ60が装着されていない場合は、ラミネートカートリッジ60が装着されるまでこの判断が繰り返される。その一方、ラミネートカートリッジ60が装着されたと判断された場合には、次のステップS3へ移行する。
そして、ステップS3において、ラミネート加工の準備として、ラミネートシート61の頭出しが行われる。すなわち、図18に示すように、インクシート頭出しセンサ33によってフィルム頭出し識別部61b(図10参照)が認識されるまでラミネートフィルム61が巻き取られる。
そして、ステップS4では、給紙カセットケース26(図3参照)内に予めセットされた印刷済みの用紙70が印刷開始位置に向かって給紙されるとともに、印刷済みの用紙70が印刷開始位置まで到達したか否かが判断される。すなわち、印刷済みの用紙70の前端部および後端部を検出するための用紙センサ29aおよび29bによって、印刷済みの用紙70の頭出しが行われる。なお、印刷済みの用紙70の給紙動作は、上記した通常の印刷動作時の給紙動作と同様、印刷済みの用紙70が給紙方向(図18の矢印T1方向)に搬送される。この時、揺動可能な揺動ギア16は、巻取リール12のギア12aに噛合しておらず、巻取リール12のギア12aは回転しない。これにより、給紙時には、巻取ボビン60cおよび供給ボビン60dに巻き付けられたラミネートフィルム61は巻き取られない。
次に、ステップS5において、温度検出素子チップ31(図7参照)により、印字ヘッド2の発熱体30近傍の温度が電圧値として検出され、検出された電圧値は、A/D変換部22e(図2参照)によって、アナログ・デジタル変換されて温度データとしてRAM22iに保存される。
ここで、本実施形態では、上述したように、図12および図13に示した色テーブルのY色(イエロー)の255階調を印画するときに印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅データをラミネート加工時の印字ヘッド2の発熱体30に供給される電圧パルス幅データとして用いる。すなわち、ステップS6において、制御部22aにより、温度検出素子チップ31によって検出された印字ヘッド2の発熱体30近傍の温度データに基づいて、図13に示すように、色テーブル22fから印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅データが決定される。
そして、ステップS7において、制御部22aにより、決定された電圧パルス幅データがヘッドコントローラ22b(図2参照)に転送される。そして、ヘッドコントローラ22bにより、印字ヘッド2の発熱体30に、制御部22aにより決定された電圧パルス幅の電圧パルスが供給される。このとき、図19に示すように、印刷済みの用紙70を排紙方向(矢印U1方向)に搬送しながら、印字ヘッド2とプラテンローラ3とにより印刷済みの用紙70とラミネートフィルム61とが押圧されるとともに、印字ヘッド2のヘッド部2bが発熱される。このヘッド部2bの発熱により、ラミネートフィルム61のフィルム層61d(図14参照)が印刷済みの用紙70に融着されて印刷済みの用紙70にラミネート加工が行われる。なお、ラミネート加工時の印刷済みの用紙70の搬送動作は、上記した通常の印刷動作時の搬送動作と同様、印刷済みの用紙70が排紙方向(図19の矢印U1方向)に搬送される。この時、揺動可能な揺動ギア16は、巻取リール12のギア12aに噛合し、巻取リール12のギア12aを、図6および図19の矢印D4方向に回転させる。これにより、巻取リール12に係合する巻取ボビン60cも図6および図19の矢印D4方向に回転することによって、巻取ボビン60cおよび供給ボビン60dに巻き付けられたラミネートフィルム61が巻き取られる。このように、ラミネート加工動作では、印刷済みの用紙70が図19のU1方向に搬送されるとともに、ラミネートフィルム61が巻き取られながら、印刷済みの用紙70にラミネートフィルム61のフィルム層61d(図14参照)が融着されてラミネート加工が行われる。
最後に、ステップS8において、ラミネート加工された印刷済みの用紙70を外部に排紙する。このラミネート加工された印刷済みの用紙70の排紙時の動作としては、上記した印刷済みの用紙70のラミネート加工時の搬送動作と同様、ラミネート加工された印刷済みの用紙70を図19のU1方向に搬送することにより、ラミネート加工された印刷済みの用紙70が排紙される。
本実施形態では、上記のように、昇華型プリンタの装置本体にラミネートカートリッジ60が装着された場合に、温度検出素子チップ31により検出された印字ヘッド2の発熱体30の近傍の温度に基づいて、印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅を制御して、印刷済みの用紙70にラミネート加工が行われることによって、ラミネートフィルム61が低温の場合であっても、また、ラミネートフィルム61が高温の場合であっても、それぞれ、適切な電圧パルス幅が印字ヘッド2の発熱体30に供給されるので、ラミネート加工後の仕上がり状態にばらつきが生じないため、ラミネート加工後の仕上がり状態を安定させることができる。
また、本実施形態では、ラミネート加工の場合に、温度検出素子チップ31により検出された印字ヘッド2の発熱体30の近傍の温度に基づいて、印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅を制御する際には、印刷時に使用される色テーブル22fを使用して発熱体30に供給する電圧パルス幅が制御されることによって、通常の画像印刷時に使用される既存の色テーブル22fを、ラミネート加工時の印字ヘッド2に供給する電圧パルス幅の制御にも利用することができるので、容易に、ラミネート加工を行うことができる。
また、本実施形態では、ラミネート加工の場合に、印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅として、温度検出素子チップ31により検出される印字ヘッド2の発熱体30の近傍の温度に対応した、Y色(イエロー)の255階調における電圧パルス幅を用いることによって、容易に、通常の画像印刷時に使用される色テーブル22fをラミネート加工の際にも用いることができる。
また、本実施形態では、装置本体は、インクシート51の幅を識別するためのカートリッジ認識スイッチ27をさらに含み、カートリッジ認識スイッチ27は、ラミネートカートリッジ60が装着されたことを識別する機能も有することによって、通常の画像印刷時に使用されるインクシートカートリッジ50のインクシート幅を識別するためのカートリッジ認識スイッチ27を、ラミネートカートリッジ60の装着の識別にも利用することができるので、新たな部品を追加することなく、ラミネートカートリッジ60の装着の識別を行うことができる。
また、本実施形態では、カートリッジ認識スイッチ27は、スイッチ部27aとスイッチ部27bとを含み、ラミネートカートリッジ60は、ラミネートカートリッジ60を装置本体に装着した際に、スイッチ部27aおよびスイッチ部27bの少なくとも一方のオン/オフ状態を切り替える当接部60eを含むことによって、インクシート幅を識別するための既存のカートリッジ認識スイッチ27のスイッチ部27aおよびスイッチ部27bのオン/オフ状態の組み合わせをラミネートカートリッジ60の装着の識別にも割り当てることができるので、容易に、インクシート幅を識別するためのカートリッジ認識スイッチ27をラミネートカートリッジ60の装着の識別に流用することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置の一例としての昇華型プリンタに本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、印字ヘッドが発熱し、インクシートが収納されるインクシートカートリッジおよびラミネートフィルムが収納されるラミネートカートリッジが装置本体に着脱可能に装着される画像形成装置であれば、昇華型プリンタ以外の他の画像形成装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、インクシートカートリッジ50のインクシート幅および、ラミネートカートリッジ60の装着を認識するためのカートリッジ認識スイッチ27は、2つのスイッチ部27aおよび27bを有するように構成したが、本発明はこれに限らず、カートリッジ認識スイッチ27を、3つ以上のスイッチ部を有するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ラミネート加工の場合に、印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅として、通常の印刷時に用いる色テーブル22fのうちの、Y色(イエロー)の255階調における電圧パルス幅を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、ラミネート加工の場合に、印字ヘッド2の発熱体30に供給する電圧パルス幅として、色テーブル22fのうちのY色とは異なる所定の色の、所定の階調における電圧パルス幅を用いてもよい。また、ラミネート加工の場合に、通常の印刷時に用いる色テーブル22fとは異なるラミネート加工専用の印字ヘッド2の発熱体30の近傍の温度に対応する電圧パルス幅が規定されたテーブルを用いてもよい。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した分解斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの回路構成を示すブロック図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタに含まれるギアの配置位置を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのインクシートを説明するための図である。 図1に示した一実施形態による昇華型プリンタに装着されるラミネートカートリッジの全体斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのラミネートフィルムを説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのカートリッジ認識スイッチのオン/オフ状態とカートリッジ種類の組み合わせとを示した表である。 図1に示した本実施形態による昇華型プリンタによる色テーブルの一例を示した図である。 図12に示した色テーブルのうちのラミネート加工時に用いる部分を示した図である。 図1に示した本実施形態による昇華型プリンタのラミネートフィルムの転写を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの通常の印刷動作を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの通常の印刷動作を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのラミネート加工の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのラミネート加工の動作を説明するための断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのラミネート加工の動作を説明するための断面図である。
符号の説明
2 印字ヘッド
22f 色テーブル(温度テーブル)
27 カートリッジ認識スイッチ(識別手段)
27a スイッチ部(第1スイッチ部)
27b スイッチ部(第2スイッチ部)
30 発熱体
31 温度検出素子チップ(温度検出手段)
50 インクシートカートリッジ
51 インクシート
60 ラミネートカートリッジ
60e 当接部(切り替え部)
61 ラミネートフィルム
70 用紙

Claims (6)

  1. 用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドを含む装置本体と、前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度を検出するための温度検出手段とを備え、前記装置本体には、前記画像を印刷するためのインクシートが収納されるインクシートカートリッジおよびラミネートフィルムが収納されるラミネートカートリッジが着脱可能に装着される、画像形成装置において、
    前記装置本体に前記ラミネートカートリッジが装着された場合に、前記温度検出手段により検出された前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度に基づいて、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量を制御して、印刷済みの前記用紙にラミネート加工が行われ、
    印刷時に使用され、前記温度検出手段により検出された前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度と、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブルをさらに備え、
    前記ラミネート加工の場合に、前記印刷時に使用される前記温度テーブルを使用して前記発熱体に供給するエネルギ量が制御され、
    前記温度テーブルは、色の3原色に分類され、それぞれの色の階調ごとに、前記温度検出手段により検出される前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度と、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定されており、
    前記ラミネート加工の場合に、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量として、前記温度検出手段により検出される前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度に対応した、所定の色の所定の階調におけるエネルギ量を用い、
    前記装置本体は、前記インクシートの幅を識別するための識別手段をさらに含み、
    前記識別手段は、前記ラミネートカートリッジが装着されたことを識別する機能も有し、
    前記識別手段は、第1スイッチ部と第2スイッチ部とを含み、
    前記ラミネートカートリッジは、前記ラミネートカートリッジを前記装置本体に装着した際に、前記第1スイッチ部および前記第2スイッチ部の少なくとも一方のオン/オフ状態を切り替える切り替え部を含む、画像形成装置。
  2. 用紙に画像を印刷するための発熱体を有する印字ヘッドを含む装置本体と、
    前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度を検出するための温度検出手段とを備え、
    前記装置本体には、前記画像を印刷するためのインクシートが収納されるインクシートカートリッジおよびラミネートフィルムが収納されるラミネートカートリッジが着脱可能に装着され、
    前記装置本体に前記ラミネートカートリッジが装着された場合に、前記温度検出手段により検出された前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度に基づいて、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量を制御して、印刷済みの前記用紙にラミネート加工が行われる、画像形成装置。
  3. 印刷時に使用され、前記温度検出手段により検出された前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度と、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブルをさらに備え、
    前記ラミネート加工の場合に、前記印刷時に使用される前記温度テーブルを使用して前記発熱体に供給するエネルギ量が制御される、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度テーブルは、色の3原色に分類され、それぞれの色の階調ごとに、前記温度検出手段により検出される前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度と、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定されており、
    前記ラミネート加工の場合に、前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量として、前記温度検出手段により検出される前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度に対応した、所定の色の所定の階調におけるエネルギ量を用いる、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記装置本体は、前記インクシートの幅を識別するための識別手段をさらに含み、
    前記識別手段は、前記ラミネートカートリッジが装着されたことを識別する機能も有する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記識別手段は、第1スイッチ部と第2スイッチ部とを含み、
    前記ラミネートカートリッジは、前記ラミネートカートリッジを前記装置本体に装着した際に、前記第1スイッチ部および前記第2スイッチ部の少なくとも一方のオン/オフ状態を切り替える切り替え部を含む、請求項5に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011167948A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 熱転写記録装置

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