JP2008265225A - 画像形成装置 - Google Patents

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洋輔 山崎
Hidenari Shinofuji
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Abstract

【課題】装置に対応可能な種類の用紙以外の用紙に対して最適な印刷を行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】この昇華型プリンタ(画像形成装置)100は、用紙40を印刷するとともに発熱体2eを含む印字ヘッド2と、用紙40の紙質(濃度および反射率)を測定する測色機28と、測色機28により測定された用紙40の紙質(濃度および反射率)に基づいて、印刷時に印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量を補正して発熱体2eに供給するように制御する制御部22aとを備える。
【選択図】図8

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、発熱体を含む印字ヘッドを備えた画像形成装置に関する。
従来、発熱体を含む印字ヘッドを備えた画像形成装置が知られている。また、予め記憶された複数種類の用紙を判別する方法および装置が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、用紙種類判別処理部と、異なる種類のそれぞれの用紙に対する印刷情報(用紙に適した印刷濃度など)が予め記憶された印刷プロファイル格納部とを備えた装置による印刷制御方法が開示されている。この特許文献1に記載の印刷制御方法では、装置本体に用紙が搬送された際に、用紙種類判別処理部により搬送された用紙の種類が判別されるとともに、印刷プログラム格納部に記憶された用紙毎の印刷情報に基づいて印刷が行われるように構成されている。
また、上記特許文献2には、センサと、異なる種類のそれぞれの用紙に対する印刷情報(用紙に適したインクの噴射量など)が予め記憶されたメモリとを備えた装置によるプリンタシステムが開示されている。この特許文献2に記載のプリンタシステムでは、装置本体に用紙が搬送された際に、センサにより検出された用紙の種類が判別されるとともに、メモリに記憶されている用紙毎の印刷情報に基づいて印刷が行われるように構成されている。
また、上記特許文献3には、表示部と、用紙の種類を判別する発光素子および受光素子とを備えた記録装置が開示されている。この特許文献3に記載の記録装置では、ユーザによって、予め印刷する用紙の種類を選択した後に印刷動作が開始される。そして、用紙が搬送された際に、発光素子および受光素子により用紙の種類が判別されるとともに、判別された用紙の種類がユーザの選択した用紙の種類と異なる場合に表示部にエラー画面が表示されるように構成されている。
特開2005−62915号公報 特開2000−355443号公報 特開2003−212390号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の印刷制御方法では、予め印刷プロファイル格納部に記憶されていない種類の用紙が装置本体に搬送された際に、用紙に対して最適な印刷を行うことが困難である場合がある。したがって、装置に対応可能な種類の用紙以外の用紙に対して最適な印刷を行うことができないという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載のプリンタシステムでは、予めメモリに記憶されていない種類の用紙が装置本体に搬送された際に、用紙に対して最適な印刷を行うことが困難である場合がある。したがって、装置に対応可能な種類の用紙以外の用紙に対して最適な印刷を行うことができないという問題点がある。
また、上記特許文献3に記載の記録装置では、ユーザにより用紙の種類の選択を行う際に表示されない種類の用紙に対して印刷を行うことができない場合がある。したがって、装置に対応可能な種類の用紙以外の用紙に対して最適な印刷を行うことができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置に対応可能な種類の用紙以外の用紙に対して最適な印刷を行うことが可能な画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による画像形成装置は、用紙を印刷するとともに発熱体を含む印字ヘッドと、印刷前の用紙の紙質を測定する紙質測定部と、紙質測定部により測定された印刷前の用紙の紙質に基づいて、印刷時に印字ヘッドの発熱体に加える熱量を補正して発熱体に供給するように制御する制御部とを備える。
この一の局面による画像形成装置では、上記のように、制御部が、紙質測定部により測定された印刷前の用紙の紙質に基づいて、印刷時に印字ヘッドの発熱体に加える熱量を補正して発熱体に供給するように制御するように構成することによって、測定された用紙の紙質毎に最適な印刷が行われるように印字ヘッドの発熱体に加える熱量が補正されるので、用紙が装置本体に記憶されていない種類の用紙であっても用紙の種類毎に最適な印刷を行うことができる。また、紙質測定部により測定された印刷前の用紙の紙質に基づいて印字ヘッドの発熱体に加える熱量を補正するので、予め用紙を試験的に印刷して用紙の印刷状態を測定することなく印字ヘッドの発熱体に加える熱量を補正することができる。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、紙質測定部は、用紙の濃度および反射率の少なくとも一方を測定するように構成されるとともに、制御部は、測定された用紙の紙質に基づいて用紙が印刷に適した用紙であるか否かを判断するとともに、用紙が印刷に適した用紙であると判断し、かつ、測定された用紙が画像形成装置に用いる専用の用紙以外であると判断した場合に印字ヘッドの発熱体に加える熱量の補正値の算出を行うように構成される。このように構成すれば、制御部は、用紙の濃度および反射率の少なくとも一方の測定値に基づいて印刷に適した用紙であるか否かを判断するので、容易に用紙を判別することができる。また、印刷に適している用紙で、かつ、専用の用紙(専用紙)以外の用紙に対して印字ヘッドの発熱体に加える熱量の補正値の算出を行うので、専用紙以外の印刷に適した用紙に対しても常に最適な印刷を行うことができる。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、制御部は、測定された用紙が印刷に適した用紙でないと判断した場合に、ユーザに対して警告を表示するように制御する。このように構成すれば、印刷に適していない用紙が装置本体に搬送された場合に警告が表示されるので、ユーザは、搬送された用紙が印刷に適していない用紙であることを容易に知ることができる。また、ユーザは、搬送された用紙が印刷に適していない用紙であることを即座に知ることができるので、印刷に適していない用紙が印刷されることを抑制することができる。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、紙質測定部は、用紙の濃度および反射率を測定するように構成されるとともに、制御部は、印字ヘッドの発熱体近傍の温度と、印刷時に印字ヘッドの発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブルに基づいて印字ヘッドの熱量を制御するように構成され、温度テーブルと濃度および反射率との組み合わせから構成された複数の用紙テーブルが記憶されたメモリ部をさらに備え、複数の用紙テーブルは、異なる複数種類の用紙にそれぞれ対応するように設けられている。このように構成すれば、複数種類の用紙それぞれにおける温度テーブルと濃度および反射率との組み合わせを用紙テーブルとしてメモリ部に備えるので、紙質測定部により測定した用紙の濃度および反射率との比較を容易に行うことができる。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、用紙テーブルは、画像形成装置に用いる専用の用紙に対応する用紙テーブルを含み、制御部は、測定された用紙の濃度および反射率が画像形成装置に用いる専用の用紙に対応する用紙テーブルの濃度および反射率と一致しないと判断された場合に、紙質測定部により検出された用紙の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む用紙テーブルの温度テーブルを補正して用紙を印刷するように制御する。このように構成すれば、測定された用紙の濃度および反射率が専用紙の濃度および反射率と一致しないと判断された場合には、測定された用紙の紙質に最も近い紙質に対応した用紙テーブルの温度テーブルを補正するとともに、補正した温度テーブルに基づいて印刷を行うので、専用紙以外の用紙に対しても容易に最適な印刷を行うことができる。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、複数の用紙テーブルは、濃度を単位量上昇させるために必要な温度テーブルのエネルギ量の変化量をさらに含み、制御部は、紙質測定部により検出された用紙の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む用紙テーブルの温度テーブルを補正する際に、紙質測定部により測定された用紙の濃度と、用紙テーブルの濃度および用紙テーブルの温度テーブルのエネルギ量の変化量とに基づいて所定の式により用紙テーブルの温度テーブルの補正値を算出するとともに、算出された補正値に基づいて用紙テーブルの温度テーブルを補正することにより導出した補正温度テーブルに基づいて印刷を行うように制御する。このように構成すれば、測定された用紙の濃度と、用紙テーブルの濃度および用紙テーブルの温度テーブルのエネルギの変化量とに基づいて補正値を算出するので、適正な補正値を算出することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した斜視図である。図3は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの断面図である。図4〜図10は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの構造を説明するための図である。まず、図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の構造について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例である昇華型プリンタ100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100は、図1に示すように、金属製のシャーシ1と、印字を行うための印字ヘッド2と、印字ヘッド2に対向するように配置されたプラテンローラ3(図3参照)と、金属製の送りローラ4(図3参照)と、所定の押圧力で送りローラ4を押圧する金属製の押さえローラ5(図3参照)と、送りローラギア6(図4および図5参照)と、樹脂製の下部用紙ガイド7aおよび上部用紙ガイド7b(図3参照)と、ゴム製の給紙ローラ8と、給紙ローラギア9(図4および図5参照)と、ゴム製の排紙ローラ10と、排紙ローラギア11(図4および図5参照)とを備えている。
また、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100は、図4および図5に示すように、巻取りリール12と、モータブラケット13と、用紙40(図1および図2参照)を搬送するためのステッピングモータ14と、印字ヘッド2を回動させる駆動源としてのステッピングモータ15と、揺動可能な揺動ギア16と、複数の中間ギア17〜20とを備えている。また、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100は、図1に示すように、インクシート51が収納されたインクシートカートリッジ50を支持するカートリッジ支持部21と、昇華型プリンタ100の動作を制御する回路部22が設けられた配線基板23と、天板24と、シャーシ1を内部に収納する筐体25(図2参照)とを備えている。また、本実施形態による昇華型プリンタ100には、インクシートカートリッジ50と、昇華型プリンタ100に供給する用紙40を収納するための給紙カセットケース26(図2参照)とが着脱可能に装着されている。
また、筐体25は、図2に示すように、蓋部材25aと25bとを含んでいる。また、筐体25の蓋部材25aは、給紙カセットケース26を昇華型プリンタ100に装着するために設けられている。また、筐体25の蓋部材25bは、インクシートカートリッジ50を昇華型プリンタ100に装着するために設けられている。また、蓋部材25aの上面部には、印刷画像の選択などを行うLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部25cが設けられている。
また、図1に示すように、インクシートカートリッジ50は、巻取り部50aと、供給部50bとを有している。また、巻取り部50aの内部には、巻取りボビン50cが回転可能に配置されている。また、供給部50bの内部には、供給ボビン50dが回転可能に配置されている。
また、図1に示すように、シャーシ1は、互いに対向するように配置された一方側面1aと、他方側面1bと、底面1cとを有している。また、シャーシ1の一方側面1aには、上記したモータブラケット13が取り付けられている。また、シャーシ1の他方側面1bには、インクシートカートリッジ50を挿入するための挿入孔1dが設けられている。また、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bのそれぞれの上端部には、配線基板23を取り付けるための取付部1eが2つずつ形成されている。また、4つの取付部1eには、それぞれ、配線基板23を固定するためのネジ27が螺合されるネジ孔1fが形成されている。また、配線基板23は、天板24を介してシャーシ1の取付部1eに取り付けられている。具体的には、配線基板23は、配線基板23の4つの孔23aおよび天板24の4つの孔24aに通された4個のネジ27をシャーシ1の取付部1eのネジ孔1fに締め付けることによって固定されている。
ここで、本実施形態では、図1および図3に示すように、昇華型プリンタ100には、用紙40の紙質を測定するセンサ部28aを含む測色機28が取り付けられている。具体的には、測色機28は、用紙40の紙質の測定項目として用紙40の濃度および反射率を測定する。また、ここで測定される用紙40の濃度とは、用紙40の白色度(白さの度合い)を示す濃度である。また、用紙40の反射率とは、用紙40の光の反射率を示す値である。また、図3および図6に示すように、測色機28は、昇華型プリンタ100の筐体25における用紙40を給紙する側の面とは反対方向側の面の内面側に測色機28のセンサ部28aが用紙40に対向するように取り付けられている。なお、測色機28は、本発明の「紙質測定部」の一例である。
また、図3に示すように、シャーシ1の底面1cには、用紙40の前端部および後端部を検出するための用紙センサ29aおよび29bが設けられている。また、下部用紙ガイド7aは、送りローラ4および押さえローラ5の近傍に設置されている。また、上部用紙ガイド7bは、給紙時には、用紙40が下面側を通過するようにして印刷部への給紙経路に案内するとともに、排紙時には、用紙40が上面側を通過するようにして排紙経路に案内する機能を有する。また、カートリッジ支持部21には、反射型のインクシート頭出しセンサ30の反射部30aが取り付けられている。なお、インクシート頭出しセンサ30の発光部30bは、インクシート51を挟んで反射部30aと対向するように配線基板23に取り付けられている。また、天板24には、配線基板23に取り付けられたインクシート頭出しセンサ30をシャーシ1側に露出させるための孔部24b(図1参照)が形成されている。
また、図6に示すように、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bには、それぞれ、プラテンローラ3を回転可能に支持するためのプラテンローラ軸受3aが設けられている。また、送りローラ4は、図4および図5に示すように、送りローラギア6に挿入される送りローラギア挿入部4aを有する。また、送りローラ4は、シャーシ1に設けられた送りローラ軸受け(図示せず)に回転可能に支持されている。また、押さえローラ5は、押さえローラ軸受け(図示せず)に回転可能に支持されている。また、送りローラ4および押さえローラ5は、図3に示すように、用紙40を間に挟んだ状態で回転することにより、用紙40を給紙方向(図3の矢印T1方向)または排紙方向(図3の矢印U1方向)に搬送する機能を有する。また、給紙ローラ8は、給紙カセットケース26に載置された用紙40をシャーシ1の内部に取り込む機能を有する。
また、図6に示すように、印字ヘッド2は、一対の支持軸2aと、プラテンローラ3(図3参照)に対向するように配置されたヘッド部2b(図3参照)と、支持軸2aとヘッド部2bとを連結する一対のアーム部2cと、ヘッド部2bに取り付けられるヘッドカバー2d(図3参照)とを含んでいる。また、印字ヘッド2は、支持軸2aを支点として、それぞれ、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bに取り付けられている。また、印字ヘッド2は、ステッピングモータ15(図4参照)を駆動源とする押圧部材(図示せず)に押圧されることによって用紙40およびプラテンローラ3を押圧するように構成されているとともに、押圧部材と係合することにより押圧部材が回動するのに伴って印字ヘッド2も支持軸2aを支点として回動する。これにより、印字ヘッド2のヘッド部2bがプラテンローラ3に対して離間するように構成されている。また、図6に示すように、印字ヘッド2のヘッド部2bには、電圧パルス幅が供給されて発熱する複数の発熱体2eが、ヘッド部2bに沿って所定の間隔を隔てて一列に設けられている。
また、図5および図6に示すように、モータブラケット13に取り付けられたステッピングモータ14の軸部には、モータギア14aが取り付けられている。また、ステッピングモータ14は、巻取りリール12のギア部12aと、給紙ローラギア9と、排紙ローラギア11と、送りローラギア6とを駆動させるための駆動源としての機能を有する。
また、巻取りリール12は、インクシートカートリッジ50の巻取り部50aの内部に配置された巻取りボビン50c(図1参照)に係合することによって、巻取りボビン50cに巻き付けられたインクシート51を巻き取るように構成されている。また、巻取りリール12のギア部12aは、揺動ギア16が揺動することによって噛合するように配置されている。また、インクシート51は、図7に示すように、色の3原色からなる、Y色(イエロー)印字シート51aと、M色(マゼンダ)印字シート51bと、C色(シアン)印字シート51cとの3色のシートから構成されている。
また、図8に示すように、配線基板23に設けられた回路部22(図1参照)は、昇華型プリンタ100の印刷動作を制御する制御部22aと、印字ヘッド2の発熱体2e(図6参照)の温度を制御するヘッドコントローラ22bと、モータコントローラ22cと、モータドライバ22dと、フラッシュメモリ22eと、作業用メモリ22fとを備えている。なお、フラッシュメモリ22eは、本発明の「メモリ部」の一例である。
また、制御部22aは、印字ヘッド2の発熱体2e(図6参照)近傍の温度と、印刷時に印字ヘッド2の発熱体2eに供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブル22g(図9参照)に基づいて印字ヘッド2の熱量を制御するように構成されている。また、モータコントローラ22cは、モータドライバ22dを介してステッピングモータ14およびステッピングモータ15を制御するために設けられている。また、ヘッドコントローラ22bは、印字ヘッド2の発熱体2e(図6参照)に電圧パルスを印加することによって、印字ヘッド2の発熱体2eの温度を制御するために設けられている。
ここで、本実施形態では、図8に示すように、フラッシュメモリ22eには、異なる複数種類の用紙のそれぞれに対応する温度テーブル22gと、濃度(白色度)および反射率と、濃度(白色度)を単位量上昇させるために必要な温度テーブル22gのエネルギ量の変化量との組み合わせから構成された用紙テーブル22h(図10参照)が記憶されている。具体的には、複数種類の用紙として、昇華型プリンタ100の専用紙に加えて、一般的な普通紙、再生紙、上質紙および光沢紙などの用紙が挙げられる。そして、複数種類それぞれの用紙に対応する温度テーブル22gを設けるとともに、複数種類の用紙のそれぞれの濃度(白色度)および反射率を測色機28により測定する。さらに、複数種類の用紙においてそれぞれ測定された濃度(白色度)を単位量上昇させるために必要なそれぞれの温度テーブルのエネルギ量の変化量を測定する。そして、複数種類の用紙の濃度(白色度)、反射率および変化量の測定値と温度テーブルとを組み合わせたものとして複数種類の用紙に対応する複数の用紙テーブル22hが構成されている。
また、フラッシュメモリ22eは、動作プログラムなどのプログラムを格納するプログラム格納メモリ部22iを含んでいる。
また、本実施形態では、制御部22aは、測定された用紙40の紙質に基づいて、印刷時に印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量を補正して発熱体2eに供給するように制御するように構成されている。すなわち、本実施形態では、制御部22aは、測色機28により実際に測定された用紙40の濃度および反射率と、用紙テーブル22hに記憶された用紙40の濃度および反射率と、温度テーブル22gのエネルギ量の変化量とに基づいて後述する所定の式により温度テーブル22gの補正値を算出するとともに、算出された補正値に基づいて温度テーブル22gを補正することにより導出した補正温度テーブルに基づいて印刷を行うように制御するように構成されている。
また、本実施形態では、制御部22aは、検出された用紙40の濃度および反射率が昇華型プリンタ100の専用紙の濃度および反射率と一致しないと判断された場合は、測色機28に検出された用紙40の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む用紙テーブル22hの温度テーブル22gを補正して用紙40を印刷するように制御するように構成されている。
また、本実施形態では、制御部は、測色機28により測定された用紙40の濃度および反射率に基づいて用紙40が印刷に適した用紙であるか否かを判断するとともに、用紙40が印刷に適した用紙であると判断した場合に補正の算出を行うように構成されている。すなわち、濃度および反射率の測定値に基づき、用紙に印刷しても画像を視認するのが困難な用紙であると判断された場合には補正の算出は行われない。
また、本実施形態では、制御部22aは、測定された用紙40が印刷に適した用紙ではないと判断した場合に、表示部25c(図2参照)にユーザに対する警告(たとえば、印刷に適した用紙ではない旨の警告)の表示を行うように構成されている。
図11は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの印刷時における制御フローを示したフローチャートである。次に、図2〜図5および図8〜図11を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の動作について説明する。
まず、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の制御部22aによる印刷動作時の制御について説明する。
まず、図11に示すように、ステップS1において、本発明による昇華型プリンタ100において用紙40の印刷指示があるか否かが判断される。印刷指示がないと判断された場合には、印刷指示があると判断されるまで繰り返しこの処理を行う。また、用紙40の印刷指示があると判断された場合に、ステップS2に進み、昇華型プリンタ100に装着された給紙カセットケース26(図2参照)に載置された用紙40が装置本体へ搬送される。そして、ステップS3に進み、用紙40が昇華型プリンタ100の所定の位置にまで到達した時点(図3の位置)より、測色機28によって用紙40の濃度(白色度)Cmおよび反射率Rmが計測される。そして、ステップS4において、測色機28により測定された用紙40の濃度Cmおよび反射率Rmに基づいて、搬送された用紙40が印刷に適した用紙であるかが判断される。なお、濃度Cmは、Y色濃度(YCm)、M色濃度(MCm)およびC色濃度(CCm)の色の3原色についてのそれぞれの濃度が計測される。
ここで、ステップS5において、搬送された用紙40が印刷に適した用紙であると判断された場合には、ステップS6に進み、用紙40の濃度および反射率の測定値(CmおよびRm)が、昇華型プリンタ100の専用紙の濃度および反射率と一致しているか否かが判断される。具体的には、フラッシュメモリ22e(図8参照)に記憶された昇華型プリンタ100の専用紙の濃度および反射率と、ステップS3において実際に測定した用紙40の濃度および反射率の測定値(CmおよびRm)とを比較する。ここで、実際に測定した用紙40の濃度および反射率の測定値(CmおよびRm)が、専用紙の濃度および反射率と一致すると判断された場合、ステップS7に進み、昇華型プリンタ100に搬送された用紙40が昇華型プリンタ100の専用紙であると判断されるとともに、ステップS8に進み、専用紙に対応する温度テーブル22gに基づいて印刷が開始されて処理が終了する。
また、ステップS6において、実際に測定した用紙40の濃度Cmおよび反射率Rmが、専用紙の濃度および反射率と一致しないと判断された場合は、ステップS9に進み、用紙40の測定値(CmおよびRm)に最も近い濃度Cnおよび反射率Rnが記憶された用紙テーブル22hを選択する。そして、ステップS10に進み、選択された用紙テーブル22hに対応する濃度Cnと、濃度を単位量上昇させるために必要な温度テーブル22gのエネルギ量の変化量(Ht)と、ステップS3において測定した測定値(濃度Cm)との3つの数値に基づいて、以下の算出方法により温度テーブル22gの補正値(Yr、MrおよびCr)を導出する。
Yr(Y色補正値)=(YCn−YCm)YHt
Mr(M色補正値)=(MCn−MCm)MHt
Cr(C色補正値)=(CCn−CCm)CHt
ここで、YCn、MCnおよびCCnは、それぞれ、選択された用紙テーブル22hのY色濃度、M色濃度およびC色濃度を表す。また、YHt、MHtおよびCHtは、それぞれ、選択された用紙テーブル22hのY色温度テーブル変化量、M色温度テーブル変化量およびC色温度テーブル変化量を表す。
そして、ステップS11において、ステップS10において算出した補正値(Yr、MrおよびCr)を選択された用紙テーブル22hにおける温度テーブル22g(Tn)に加えて補正温度テーブル(Tnr)を導出するとともに、ステップS12に進み、補正温度テーブル(Tnr)に基づいて印刷が開始されて処理が終了する。また、補正温度テーブル(Tnr)は以下のようにして導出する。
YTnr(Y色補正温度テーブル)=YTn+Yr
MTnr(M色補正温度テーブル)=MTn+Mr
CTnr(C色補正温度テーブル)=CTn+Cr
ここで、YTn、MTnおよびCTnは、それぞれ、選択された用紙テーブル22hにおける温度テーブル22gのY色温度テーブル、M色温度テーブルおよびC色温度テーブルを表す。
また、ステップS5において、昇華型プリンタ100に搬送された用紙40が印刷に適した用紙ではないと判断された場合には、ステップS13に進み、用紙40に対する印刷動作が一時停止するとともに、一定時間の間、ユーザに対して表示部25c(図2参照)に警告画面(図示せず)を表示する。そして、ステップS14において、この一定時間の間に印刷の一時停止の解除指示があるか否かが判断される。ここで、印刷の一時停止の解除指示があると判断された場合には、ステップS9に進み、用紙40の濃度および反射率に最も近い値が記憶された用紙テーブル22hを選択するとともに、ステップS9以降は上記と同様の動作を行う。また、一定時間の間に印刷の一時停止の解除指示がないと判断された場合、ステップS15に進み、給紙カセットケース26(図2参照)の着脱があるか否かが判断される。給紙カセットケース26の着脱ありと判断された場合(すなわち、ユーザが用紙40を交換した可能性ありと判断された場合)は、ステップS2に戻り、再度昇華型プリンタ100へ用紙40の搬送が行われる。また、一定時間の間に給紙カセットケース26の着脱がないと判断された場合には、一定時間の経過の後に処理が終了する。
次に、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100における印刷動作について説明する。図5に示すように、ステッピングモータ14が駆動するのに伴って、ステッピングモータ14に取り付けられたモータギア14aが矢印C3方向に回転し、中間ギア17および18を介して、送りローラギア6が矢印C1方向に回転する。これにより、送りローラ6が、図5の矢印C1方向に回転する。さらに、中間ギア19および20を介して、給紙ローラギア9および給紙ローラ8が、図5のC4方向に回転する。これにより、用紙40が給紙方向(図3の矢印T1方向)に搬送される。この時、揺動可能な揺動ギア16は、巻取りリール12のギア部12aに噛合しておらず、巻取りリール12のギア部12aは回転しない。これにより、給紙動作時には、供給ボビン50aおよび巻取りボビン50bに巻きつけられたインクシート51は巻き取られない。また、図3に示すように、用紙センサ29aおよび29bに用紙40の前端部および後端部が検出されることによって、用紙40が印刷開始位置にまで搬送されたか否かが判断される。そして、用紙40が印刷開始位置にまで到達されると、印字ヘッド2が印刷位置にまで下降するとともに印刷が開始される。
また、図5に示すように、ステッピングモータ14(図4参照)が駆動するのに伴って、ステッピングモータ14に取り付けられたモータギア14aが図5の矢印D3方向に回転し、中間ギア17および18を介して、送りローラギア6が図5の矢印D1方向に回転する。これにより、送りローラ4が図5の矢印D1方向に回転するとともに、送りローラ4の動きに伴って、押さえローラ5が図3の矢印B方向に回転する。さらに、中間ギア19、中間ギア20および給紙ローラ8を介して、排紙ローラギア11および排紙ローラ10が、図3のD5方向に回転する。これにより、用紙40が印画方向である排紙方向(図3の矢印U1方向)に搬送される。この時、揺動可能な揺動ギア16は、巻取りリール12のギア部12aに噛合し、巻取りリール12に係合する供給ボビン50aおよび巻取りボビン50bに巻きつけられたインクシート51が巻取りボビン50b方向に巻き取られる。そして、用紙40の印刷後に、印刷済みの用紙40を外部に排紙する。このときの動作としては、用紙40を印画する時の動作と同様に、印刷済みの用紙40は図3のU1方向に搬送される。そして、上部用紙ガイド7bの上側を搬送されるとともに、図3の矢印D5方向に回転している排紙ローラ10によって排紙される。
本実施形態では、上記のように、制御部22aが、測色機28により測定された印刷前の用紙40の紙質(濃度および反射率)に基づいて、印刷時に印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量を補正して発熱体2eに供給するように制御するように構成することによって、測定された用紙40の紙質(濃度および反射率)毎に最適な印刷が行われるように印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量が補正されるので、用紙40が昇華型プリンタ100に予め記憶されていない種類の用紙であっても用紙の種類毎に最適な印刷を行うことができる。また、測色機28により測定された印刷前の用紙40の紙質(濃度および反射率)に基づいて印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量を補正するので、予め用紙40を試験的に印刷して用紙40の印刷状態を測定することなく印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量を補正することができる。
また、本実施形態では、測色機28が、用紙40の濃度および反射率を測定するように構成されており、制御部22aが、測定された用紙40の濃度および反射率に基づいて用紙40が印刷に適した用紙であるか否かを判断するとともに、用紙40が印刷に適した用紙であると判断し、かつ、測定された用紙40が昇華型プリンタ100の専用紙以外であると判断した場合に印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量の補正値の算出を行うように構成することによって、制御部22aは、用紙40の濃度および反射率の測定値に基づいて印刷に適した用紙であるか否かを判断するので、容易に用紙40を判別することができる。また、印刷に適している用紙で、かつ、昇華型プリンタ100の専用紙以外の用紙に対して印字ヘッド2の発熱体2eに加える熱量の補正値の算出を行うので、専用紙以外の印刷に適している用紙40に対して常に最適な印刷を行うことができる。
また、本実施形態では、制御部22aが、測定された用紙40が印刷に適した用紙でないと判断した場合にユーザに対して警告を表示するように制御するように構成することによって、印刷に適していない用紙が昇華型プリンタ100に搬送された場合に警告が表示されるので、ユーザは、搬送された用紙40が印刷に適していない用紙であることを容易に知ることができる。また、ユーザは、搬送された用紙40が印刷に適していない用紙であることを即座に知ることができるので、印刷に適していない用紙が印刷されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、測色機28は、用紙40の濃度および反射率を測定するように構成されており、制御部22aが、印字ヘッド2の発熱体2e近傍の温度と、印刷時に印字ヘッド2の発熱体2eに供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブル22gに基づいて印字ヘッド2の熱量を制御するように構成するとともに、温度テーブル22gと濃度および反射率との組み合わせから構成された複数の用紙テーブル22hが記憶されたフラッシュメモリ22eをさらに備え、複数の用紙テーブル22hを、異なる複数種類の用紙40にそれぞれ対応するように構成することによって、複数種類の用紙40それぞれにおける温度テーブル22gと濃度および反射率との組み合わせを用紙テーブル22hとしてフラッシュメモリ22eに備えるので、測色部28により測定した用紙40の濃度および反射率との比較を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、用紙テーブル22hは、昇華型プリンタ100に用いる専用紙に対応する用紙テーブル22hの温度テーブル22gを含み、制御部22aが、測定された用紙40の濃度および反射率が昇華型プリンタ100の専用紙に対応する用紙テーブル22hの濃度および反射率と一致しないと判断された場合に、測色機28に測定された用紙40の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む用紙テーブル22hの温度テーブル22gを補正して用紙40を印刷するように制御するように構成することによって、測定された用紙40の濃度および反射率が昇華型プリンタ100の専用紙の濃度および反射率と一致しないと判断された場合には、測定された用紙40の紙質に最も近い紙質に対応した用紙テーブル22hの温度テーブル22gを補正するとともに、補正した補正温度テーブルに基づいて印刷を行うので、専用紙以外の用紙に対しても容易に最適な印刷を行うことができる。
また、本実施形態では、複数の用紙テーブル22hは、濃度を単位量上昇させるために必要な温度テーブル22gのエネルギ量の変化量をさらに含み、制御部22aが、測色機28により測定された用紙40の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む用紙テーブル22hの温度テーブル22gを補正する際に、測色機28により測定された用紙40の濃度と、用紙テーブル22hの濃度および用紙テーブル22hの温度テーブル22gのエネルギ量の変化量とに基づいて所定の式により用紙テーブル22hの温度テーブル22gの補正値を算出するとともに、算出された補正値に基づいて用紙テーブル22hの温度テーブル22gを補正することにより導出した補正温度テーブルに基づいて印刷を行うように制御するように構成することによって、測定された用紙40の濃度と、用紙テーブル22hの濃度および用紙テーブル22hの温度テーブル22gのエネルギ量の変化量とに基づいて補正値を算出するので、適正な補正値を算出することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置の一例として昇華型プリンタを示したが、本発明はこれに限らず、温度テーブルなどのテーブルに基づいて印刷を行うように構成された画像形成装置であれば、昇華型プリンタ以外の画像形成装置に対しても適用可能である。
また、上記実施形態では、用紙の紙質の測定項目として用紙の濃度(白色度)および反射率を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、用紙の紙質の測定項目として用紙の濃度または反射率のいずれか一方であってもよい。
また、上記実施形態では、用紙の紙質の測定項目として用紙の濃度(白色度)および反射率を測定することにより、測定した用紙の濃度および反射率に基づいて昇華型プリンタに搬送された用紙が専用紙であるか否かを判別する例を示したが、本発明はこれに限らず、専用紙であるか否かの判別が可能であれば、たとえば、用紙の摩擦係数などの、用紙の濃度または反射率以外の測定項目であってもよい。
また、上記実施形態では、用紙の紙質の測定項目として用紙の濃度(白色度)および反射率を測定することにより、測定した用紙が印刷に適した用紙か否かの判別を行う例を示したが、本発明はこれに限らず、印刷に適した用紙であるか否かの判別が可能であれば、たとえば、用紙の摩擦係数などの、用紙の濃度または反射率以外の測定項目であってもよい。
また、上記実施形態では、測色機により測定された用紙の濃度(白色度)の測定値を用いて温度テーブルの補正を行う例を示したが、本発明はこれに限らず、温度テーブルを補正するために使用可能な値であれば、たとえば、用紙の摩擦係数などの、用紙の濃度以外の測定項目による値を用いてもよい。
また、上記実施形態では、測色機により測定された用紙が印刷に適した用紙でないと判断した場合に、ユーザに対して表示部の画面上に警告を表示する例を示したが、本発明はこれに限らず、LED(発光ダイオード)の点灯または点滅などによってユーザに警告を表示してもよい。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した分解斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのギアの配置を説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのギアの配置を説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタに使用されるインクシートを説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの回路部におけるブロック図である。 本発明の一実施形態による昇華型プリンタのフラッシュメモリに記憶された温度テーブルの一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態による昇華型プリンタのフラッシュメモリに記憶された用紙テーブルの一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態による昇華型プリンタの印刷時における制御フローを示したフローチャートである。
符号の説明
2 印字ヘッド
2e 発熱体
22a 制御部
22e フラッシュメモリ(メモリ部)
22g 温度テーブル
22h 用紙テーブル
25c 表示部
28 測色機(紙質測定部)
100 昇華型プリンタ(画像形成装置)

Claims (6)

  1. 用紙を印刷するとともに発熱体を含む印字ヘッドと、
    印刷前の前記用紙の紙質を測定する紙質測定部と、
    前記紙質測定部により測定された前記印刷前の用紙の紙質に基づいて、印刷時に前記印字ヘッドの前記発熱体に加える熱量を補正して前記発熱体に供給するように制御する制御部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記紙質測定部は、前記用紙の濃度および反射率の少なくとも一方を測定するように構成されており、
    前記制御部は、前記測定された用紙の紙質に基づいて前記用紙が印刷に適した用紙であるか否かを判断するとともに、前記用紙が印刷に適した用紙であると判断し、かつ、前記測定された用紙が前記画像形成装置に用いる専用の用紙以外であると判断した場合に前記印字ヘッドの発熱体に加える熱量の補正値の算出を行うように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記測定された用紙が印刷に適した用紙でないと判断した場合に、ユーザに対して警告を表示するように制御するように構成されている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記紙質測定部は、前記用紙の濃度および反射率を測定するように構成されており、
    前記制御部は、前記印字ヘッドの前記発熱体近傍の温度と印刷時に前記印字ヘッドの前記発熱体に供給するエネルギ量との関係が規定された温度テーブルに基づいて前記印字ヘッドの熱量を制御するように構成され、
    前記温度テーブルと濃度および反射率との組み合わせから構成された複数の用紙テーブルが記憶されたメモリ部をさらに備え、
    前記複数の用紙テーブルは、異なる複数種類の用紙にそれぞれ対応するように設けられている、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙テーブルは、前記画像形成装置に用いる専用の用紙に対応する用紙テーブルを含み、
    前記制御部は、前記検出された用紙の濃度および反射率が前記画像形成装置に用いる専用の用紙に対応する前記用紙テーブルの濃度および反射率と一致しないと判断された場合に、前記紙質測定部により検出された前記用紙の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む前記用紙テーブルの前記温度テーブルを補正して前記用紙を印刷するように制御する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の用紙テーブルは、濃度を単位量上昇させるために必要な前記温度テーブルのエネルギ量の変化量をさらに含み、
    前記制御部は、前記紙質測定部により検出された前記用紙の濃度および反射率に対して最も近い濃度および反射率を含む前記用紙テーブルの前記温度テーブルを補正する際に、前記紙質測定部により測定された前記用紙の濃度と、前記用紙テーブルの濃度および前記用紙テーブル中の温度テーブルのエネルギ量の変化量とに基づいて所定の式により前記用紙テーブル中の温度テーブルの補正値を算出するとともに、前記算出された補正値に基づいて前記用紙テーブル中の温度テーブルを補正することにより導出した補正温度テーブルに基づいて印刷を行うように制御する、請求項5に記載の画像形成装置。
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