JP2009000972A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度センサの故障の有無を検出することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置(昇華型プリンタ100)は、印画部を含む装置本体と、装置本体内の雰囲気の温度である環境温度を検出するための環境温度センサ31と、環境温度センサ31により検出された過去の環境温度を記憶するフラッシュメモリ22fと、少なくともフラッシュメモリ22fに記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、環境温度センサ31の故障の有無を判断する制御部22aとを備えている。
【選択図】図8

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、温度センサを備えた画像形成装置に関する。
従来、温度センサを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、稼動温度検出部(温度センサ)と、稼動湿度検出部と、MOB&ADCセンサ(印刷状態測定部)とを備えたプリンタ(画像形成装置)が開示されている。このプリンタでは、稼動温度検出部および稼動湿度検出部により得られた検出結果に基づいて、MOB&ADCセンサの故障の有無を判定することが可能である。
また、上記特許文献2には、印刷システムを構成する複数の印刷装置(画像形成装置)が開示されている。この印刷装置は、キャリブレーション処理(色の階調補正など)を行うために装置内温度を測定する環境センサ(温度センサ)と、ネットワークインターフェースとを備えることによって、各印刷装置間で装置内温度などの環境情報を共有し、各印刷装置間のキャリブレーション処理の時間間隔を均一化することが可能である。
また、上記特許文献3には、環境情報取得のための温度センサと、印画紙種の識別センサと、印画紙特性情報を記憶する印画紙特性メモリと、較正(色の階調補正など)履歴情報を記憶する較正履歴メモリとを備えた画像記録装置が開示されている。この画像記録装置では、環境情報、印画紙特性情報および較正履歴情報に基づいて較正を行うことによって、較正のためにテストプリントを行う回数を低減させることが可能である。
特開2006−17765号公報 特開2003−276278号公報 特開2000−310822号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のプリンタでは、稼動温度検出部(温度センサ)および稼動湿度検出部により得られた検出結果に基づいて、MOB&ADCセンサ(印刷状態測定部)の故障の有無を判定することが可能である一方で、稼動温度検出部の故障の有無を検出することができないという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載の印刷装置では、複数の印刷装置間のキャリブレーション処理の時間間隔を均一化することが可能である一方で、環境センサ(温度センサ)の故障の有無を検出することができないという問題点がある。
また、上記特許文献3に記載の画像記録装置では、較正のためにテストプリントを行う回数を低減させることが可能である一方で、温度センサの故障の有無を検出することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、温度センサの故障の有無を検出することが可能な画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による画像形成装置は、印画部を含む装置本体と、装置本体内の雰囲気の温度である環境温度を検出するための温度センサと、温度センサにより検出された過去の環境温度を記憶する記憶部と、少なくとも記憶部に記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、温度センサの故障の有無を判断する故障検出手段とを備えている。
この一の局面による画像形成装置では、上記のように、装置本体内の雰囲気の温度である環境温度を検出するための温度センサと、温度センサにより検出された過去の環境温度を記憶する記憶部と、少なくとも記憶部に記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、温度センサの故障の有無を判断する故障検出手段とを設けることによって、過去の環境温度と現在の環境温度との比較に基づいて、現在の環境温度が妥当な温度であるか否かを判断することができる。これにより、この画像形成装置では、現在の環境温度が妥当な温度でない場合には、現在の環境温度を検出した温度センサが正常でないと判断することができるので、この判断に基づいて温度センサの故障の有無を検出することができる。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、故障検出手段は、記憶部に記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、温度センサの故障の可能性を判断する制御部と、制御部によって温度センサが故障している可能性があると判断された場合に、印画部によって印刷された用紙の印刷状態を測定する印刷状態測定部とを含み、制御部は、印刷状態測定部によって測定された用紙の印刷状態に基づいて、温度センサの故障の有無を判断するように構成されている。このように構成すれば、制御部が環境温度の状態と、印刷状態測定部によって測定される用紙の印刷状態との両方に基づいて、温度センサの故障の有無を判断するので、温度センサの故障の有無を精度よく検出することができる。
上記した故障検出手段が制御部と印刷状態測定部とを含む場合において、好ましくは、制御部は、複数の過去の環境温度の平均値および現在の環境温度に基づいて、温度センサが故障している可能性を判断するように構成されている。このように構成すれば、複数の過去の環境温度にばらつきがあったとしても、複数の環境温度の平均値を用いることによって、現在の環境温度の状態を判断する際に、ばらつきの影響を小さくすることができるので、温度センサの故障の可能性を精度よく判断することができる。
上記した故障検出手段が制御部と印刷状態測定部とを含む場合において、好ましくは、ユーザに装置本体の状態を知らせるための表示手段をさらに備え、制御部は、印刷状態測定部によって測定された用紙の印刷状態に基づいて温度センサが故障していると判断した場合に、温度センサが故障していることを表示するように表示手段を制御するように構成されている。このように構成すれば、制御部によって温度センサが故障していると判断された場合に、表示手段によって温度センサが故障していることが表示されるので、容易に、ユーザは温度センサの故障を知ることができる。
上記した故障検出手段が制御部と印刷状態測定部とを含む場合において、好ましくは、用紙は、印刷後に切り落とされる余白部を端部に含み、記憶部に記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、制御部により温度センサが故障している可能性があると判断された場合に、印刷状態測定部は、印画部によって印刷された余白部の印刷状態を測定するように構成されている。このように構成すれば、印刷状態測定部が用紙の印刷状態を測定するために、用紙の印刷領域以外の余白部が使用されるので、印刷状態が測定された後の用紙を再び通常の印刷に使用することができる。その結果、この画像形成装置では、印刷状態測定部が用紙の印刷状態を測定するために、用紙を別途設ける必要がない。
上記一の局面による画像形成装置において、好ましくは、温度センサは、少なくとも装置本体の電源がオン状態にされた直後に、装置本体内の環境温度を検出するように構成されている。このように構成すれば、印刷動作開始前の環境温度が上昇されていない状態で、環境温度を検出することができるので、過去の環境温度および現在の環境温度の検出を極力同一の環境条件で行うことができる。その結果、この画像形成装置では、温度センサの故障の可能性を精度よく判断することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した分解斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した斜視図である。図3〜図15は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの構成を説明するための図である。まず、図1〜図15を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の構造について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例である昇華型プリンタ100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100は、図1に示すように、金属製のシャーシ1と、印字を行うための印字ヘッド2と、印字ヘッド2に対向するように配置されたプラテンローラ3(図3参照)と、金属製の送りローラ4(図3参照)と、所定の押圧力で送りローラ4を押圧する金属製の押さえローラ5(図3参照)と、送りローラギア6(図4および図5参照)と、樹脂製の下部用紙ガイド7aおよび上部用紙ガイド7b(図3参照)と、ゴム製の給紙ローラ8と、給紙ローラギア9(図4および図5参照)と、ゴム製の排紙ローラ10と、排紙ローラギア11(図4および図5参照)とを備えている。なお、印字ヘッド2は、本発明の「印画部」の一例である。
また、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100は、図4および図5に示すように、巻取りリール12と、モータブラケット13と、用紙40(図1〜図3参照)を搬送するためのステッピングモータ14と、印字ヘッド2を回動させる駆動源としてのステッピングモータ15と、揺動可能な揺動ギア16と、複数の中間ギア17〜20とを備えている。また本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100は、図1に示すように、インクシート51(図1、図3および図7参照)が収納されたインクシートカートリッジ50を支持するカートリッジ支持部21と、昇華型プリンタ100の動作を制御する回路部22が設けられた配線基板23と、天板24と、シャーシ1を内部に収納する筐体25(図2および図3参照)とを備えている。また、図1および図2に示すように、本実施形態による昇華型プリンタ100には、インクシートカートリッジ50と、昇華型プリンタ100に供給する用紙40を収納するための給紙カセットケース26とが着脱可能に装着されている。
また、筐体25は、図2に示すように、蓋部材25aおよび25bを含んでいる。筐体25の蓋部材25aは、給紙カセットケース26を昇華型プリンタ100に装着するために設けられている。また、筐体25の蓋部材25bは、インクシートカートリッジ50を昇華型プリンタ100に装着するために設けられている。また、筐体25の上面には、昇華型プリンタ100の装置本体の電源オン状態および電源オフ状態を切り替えるための電源ボタン27、装置本体の状態をユーザに知らせるための液晶画面28および液晶画面28に表示される画面の操作を行う操作ボタン29とが配置されている。なお、液晶画面28は、本発明の「表示手段」の一例である。
また、図1および図3に示すように、インクシートカートリッジ50は、巻取り部50aと、供給部50bとを有している。また、巻取り部50aの内部には、巻取りボビン50cが回転可能に配置されている。また、供給部50bの内部には、供給ボビン50dが回転可能に配置されている。
また、図1に示すように、シャーシ1は、互いに対向するように配置された一方側面1aと、他方側面1bと、底面1cとを有している。また、シャーシ1の一方側面1aには、上記したモータブラケット13が取り付けられている。また、シャーシ1の他方側面1bには、インクシートカートリッジ50を挿入するための挿入孔1dが設けられている。また、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bのそれぞれの上端部には、配線基板23を取り付けるための取付部1eが2つずつ形成されている。また、4つの取付部1eには、それぞれ、配線基板23を固定するためのネジ30が螺合されるネジ孔1fが形成されている。また、配線基板23は、天板24を介してシャーシ1の取付部1eに取り付けられている。具体的には、配線基板23は、配線基板23の4つの孔23aおよび天板24の4つの孔24aに通された4個のネジ30をシャーシ1の取付部1eのネジ孔1fに締め付けることによって固定されている。
ここで、本実施形態では、図1および図3に示すように、昇華型プリンタ100の装置本体内の雰囲気の温度である環境温度を検出するための環境温度センサ31が、天板24の下面側の中央部分に設けられている。また、昇華型プリンタ100には、用紙40の印刷状態を測定するセンサ部32aを含む測色機32が取り付けられている。なお、環境温度センサ31は、本発明の「温度センサ」の一例であり、測色機32は、本発明の「印刷状態測定部」の一例である。
また、図3に示すように、シャーシ1の底面1cには、用紙40の前端部および後端部を検出するための用紙センサ33aおよび33bが設けられている。また、下部用紙ガイド7aは、送りローラ4および押さえローラ5の近傍に設置されている。また、上部用紙ガイド7bは、給紙時には、用紙40が下面側を通過するようにして、印字ヘッド2などから構成される印画部への給紙経路に案内するとともに、排紙時には、用紙40が上面側を通過するようにして排紙経路に案内する機能を有する。また、カートリッジ支持部21には、反射型のインクシート頭出しセンサ34の反射部34aが取り付けられている。なお、インクシート頭出しセンサ34の発光部34bは、インクシート51を挟んで反射部34aと対向するように配線基板23に取り付けられている。また、天板24には、配線基板23に取り付けられたインクシート頭出しセンサ34をシャーシ1側に露出させるための孔部24b(図1参照)が形成されている。
また、図6に示すように、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bには、それぞれ、プラテンローラ3を回転可能に支持するためのプラテンローラ軸受3aが設けられている。また、送りローラ4は、図4および図5に示すように、送りローラギア6に挿入される送りローラギア挿入部4aを有する。また、送りローラ4は、シャーシ1に設けられた送りローラ軸受け(図示せず)に回転可能に支持されている。また、押さえローラ5は、押さえローラ軸受け(図示せず)に回転可能に支持されている。また、送りローラ4および押さえローラ5は、図3に示すように、用紙40を間に挟んだ状態で回転することにより、用紙40を給紙方向(図3の矢印T1方向)または排紙方向(図3の矢印U1方向)に搬送する機能を有する。また、給紙ローラ8は、給紙カセットケース26に載置された用紙40をシャーシ1の内部に取り込む機能を有する。
また、図6に示すように、印字ヘッド2は、一対の支持軸2aと、プラテンローラ3に対向するように配置されたヘッド部2b(図3参照)と、支持軸2aとヘッド部2bとを連結する一対のアーム部2cと、ヘッド部2bに取り付けられるヘッドカバー2d(図3参照)とを含んでいる。また、印字ヘッド2は、支持軸2aを支点として、それぞれ、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bに取り付けられている。また、印字ヘッド2は、ステッピングモータ15(図4参照)を駆動源とする押圧部材(図示せず)に押圧されることによって用紙40およびプラテンローラ3を押圧するように構成されているとともに、押圧部材と係合することにより押圧部材が回動するのに伴って印字ヘッド2も支持軸2aを支点として回動する。これにより、印字ヘッド2のヘッド部2bがプラテンローラ3に対して離間するように構成されている。また、図6に示すように、印字ヘッド2のヘッド部2bには、電圧パルス幅が供給されて発熱する複数の発熱体2eが、ヘッド部2bに沿って所定の間隔を隔てて一列に設けられている。
また、図3および図6に示すように、印字ヘッド2の底面部の発熱体2eの近傍には、印字ヘッド2の温度を検出するためのヘッド温度センサ2fが設けられている。
また、図5および図6に示すように、モータブラケット13に取り付けられたステッピングモータ14の軸部には、モータギア14aが取り付けられている。また、ステッピングモータ14は、巻取りリール12のギア部12aと、給紙ローラギア9と、排紙ローラギア11と、送りローラギア6とを駆動させるための駆動源としての機能を有する。
また、巻取りリール12は、インクシートカートリッジ50の巻取り部50aの内部に配置された巻取りボビン50c(図1および図3参照)に係合することによって、巻取りボビン50cに巻き付けられたインクシート51を巻き取るように構成されている。また、巻取りリール12のギア部12aは、揺動ギア16が揺動することによって噛合するように配置されている。
また、図8に示すように、配線基板23に設けられた回路部22(図1および図3参照)は、昇華型プリンタ100の印刷動作を制御する制御部22aと、ヘッド温度センサ2fおよび環境温度センサ31(図1および図3参照)によって検出された温度に対応するアナログ電圧値をデジタル温度値に変換するためのA/D変換部22bと、印字ヘッド2の発熱体2e(図6参照)の温度を制御するヘッドコントローラ22cと、モータコントローラ22dと、モータドライバ22eと、フラッシュメモリ22fと、作業用メモリ22gとを備えている。なお、フラッシュメモリ22fは、本発明の「記憶部」の一例である。
また、図8に示すように、フラッシュメモリ22fは、基準色テーブル記憶部22hと、プログラム格納メモリ部22iと、環境温度基準値記憶部22jとを含んでいる。ここで、基準色テーブル記憶部22hには、ヘッド温度および環境温度が所定の温度である場合に、印字ヘッド2の発熱体2e(図6参照)に供給するエネルギ量と印刷された画像の濃度の濃淡に対応する色の階調との関係が規定された基準色テーブル22k(図9参照)が記憶されている。なお、本実施形態では、所定のヘッド温度を65℃、所定の環境温度を45℃に設定して基準色テーブル22kを構成している。また、所定のヘッド温度(65℃)および所定の環境温度(45℃)は、複数枚の用紙を連続的に印刷した場合に最大限上昇した状態(飽和状態)における温度である。また、この基準色テーブル22kは、常温時(約30℃)において、ヘッド温度を65℃および環境温度を45℃とした際の階調とエネルギ量との関係を規定している。なお、本実施形態における色の濃度の濃淡に対応する値である階調は、0階調〜255階調までの256段階の階調によって構成されている。また、本実施形態における256段階の色の階調は、0階調が最も濃度が薄い白色を表しているとともに、255階調が最も濃度が濃い黒色を表すように設定されている。
また、フラッシュメモリ22fに含まれるプログラム格納メモリ部22iには、動作プログラムなどのプログラムが格納されるとともに、環境温度基準値記憶部22jには、後述する過去の環境温度に基づいた環境温度基準値データが格納されている。
また、制御部22aは、上記したような基準色テーブル22k(図9参照)に基づいて印字ヘッド2の熱量を制御するように構成されている。また、モータコントローラ22dは、モータドライバ22eを介してステッピングモータ14およびステッピングモータ15を制御するために設けられている。また、ヘッドコントローラ22cは、印字ヘッド2の発熱体2e(図6参照)に電圧パルスを印加することによって、印字ヘッド2の発熱体2eの温度を制御するために設けられている。
制御部22aは、ヘッド温度センサ2fおよび環境温度センサ31(図1および図3参照)により検出された印字ヘッド2のヘッド温度および装置本体内の環境温度に基づいて印字ヘッド2の発熱体2eに加えるエネルギ量を補正するように構成されている。これは、ヘッド温度および装置本体内の環境温度の影響によって、印刷された用紙40の印刷状態が、期待する印刷状態に対して誤差が生じるのを抑制するために行われるものである。具体的には、印刷状態の誤差の差分に対応する濃度分をさらに発色させるために必要なエネルギ量を算出し、基準色テーブル22kのエネルギ量に算出値を加えることにより補正を行う。
次に、補正するエネルギ量の具体的な算出方法を説明する。まず、印字ヘッド2のヘッド温度と装置本体内の環境温度とを検出するとともに、検出した温度に基づいて補正する濃度量(補正濃度量A)を以下の式(1)により算出する。
補正濃度量A=ΔH×K1+ΔS×K2・・・(1)
ΔH(飽和状態時のヘッド温度−検出された時点のヘッド温度)
ΔS(飽和状態時の環境温度−検出された時点の環境温度)
K1(ヘッド温度が1度上昇する際の濃度の変化量)
K2(装置本体の環境温度が1度上昇する際の濃度の変化量)
ここで、上記したように、飽和状態とは、連続印刷する際にヘッド温度または環境温度が最大限上昇した際の状態をいい、飽和状態のヘッド温度は約65℃程度になるとともに飽和状態の装置本体の環境温度は約45℃程度になる。また、係数K1およびK2は、予め複数回テスト印刷することにより導出された係数である。次に、算出した補正濃度量A分を発色させるのに必要なエネルギ量Cを以下の式(2)により算出する。
エネルギ量C(第1補正値)=A/B・・・(2)
A(補正濃度量)
B(供給するエネルギ量を単位量大きくした際の濃度の変化量)
なお、印刷の際には、算出されたエネルギ量E(第2補正値)を基準色テーブル22k(図9参照)に加算して印刷を行う。
また、本実施形態では、制御部22aは、後述の環境温度基準値および環境温度センサ31によって検出された現在の環境温度に基づいて、環境温度センサ31の故障の可能性を判断するように構成されている。具体的には、制御部22aは、環境温度基準値と現在の環境温度とを比較することによって、その差異が所定のしきい値内(約10℃)であった場合には、環境温度センサ31の故障の可能性はないと判断し、その差異が所定のしきい値内でなかった場合には、環境温度センサ31の故障の可能性があると判断する。また、制御部22aは、環境温度センサ31の故障の可能性があると判断した際に、後述のテスト印刷が行われた場合には、テスト印刷の印刷状態を測定するように測色機32を制御するように構成されている。
また、制御部22aは、測色機32によって測定された用紙40のテスト印刷の印刷状態に基づいて、環境温度センサ31の故障の有無を判断するように構成されている。具体的には、制御部22aは、上記のように、ヘッド温度センサ2fにより検出されたヘッド温度および環境温度センサ31により検出された環境温度に基づいて、印字ヘッド2の発熱体2eに加えるエネルギ量を補正し、その補正されたエネルギ量に基づいて、用紙40にテスト印刷を行うように印画部を制御する。そして、測色機32がテスト印刷によって印刷された用紙40の発色度を測定するとともに、制御部22aは、発熱体2eに加えたエネルギ量で本来印刷されるべき発色度と測色機32により測定された発色度との差異が、所定のしきい値内である場合には、環境温度センサ31は故障していないと判断し、所定のしきい値内でない場合には、環境温度センサ31は故障していると判断する。
また、制御部22aは、環境温度センサ31によって検出された環境温度のデータをフラッシュメモリ22fの環境温度基準値記憶部22jに記憶するとともに、過去に検出された直近の5回分の環境温度のデータから過去5回の平均の環境温度を算出し、その算出された環境温度の平均値を環境温度基準値に設定する。さらに、制御部22aは、環境温度基準値を含む環境温度基準値データを環境温度基準値記憶部22jに記憶するように構成されている。
液晶画面28は、制御部22aが環境温度センサ31の故障の可能性があると判断した場合に、図10に示すように、テスト印刷確認画面281を表示するように制御部22aによって制御されている。テスト印刷確認画面281において、ユーザが操作ボタン29からはいボタン281aを選択した場合には、制御部22aは、用紙40にテスト印刷を行うように印画部を制御する。一方、テスト印刷確認画面281において、ユーザがいいえボタン28bを選択した場合には、制御部22aは、通常の印刷を開始するように印画部を制御するように構成されている。また、液晶画面28は、制御部22aが環境温度センサ31は故障していると判断した場合には、図11に示すように、エラー画面282を表示する。エラー画面282には、ユーザに対して、環境温度センサ31が故障していること、および、その対処の仕方が表示される。一方、液晶画面28は、制御部22aが環境温度センサ31は故障していないと判断した場合には、図12に示すように、正常確認画面283を表示するように制御部22aによって制御されている。正常確認画面283には、ユーザに対して、環境温度センサ31が故障していないこと、および、通常の印刷を開始することが表示される。
環境温度センサ31は、制御部22aが環境温度センサ31の故障の可能性を判断するために、昇華型プリンタ100の装置本体の電源がオン状態にされた直後に、装置本体内の環境温度を検出するように構成されている。すなわち、環境温度センサ31は、制御部22aが環境温度センサ31の故障の可能性を判断するために、印刷動作が開始される前の状態で、装置本体内の環境温度を検出する。これにより、環境温度センサ31は、印刷動作によって環境温度が上昇されていない状態で、環境温度を検出することが可能であるので、過去の環境温度および現在の環境温度の検出を極力同一の環境条件で行うことが可能である。
また、測色機32は、用紙40に印刷された色の発色度により印刷状態を測定するように構成されている。また、図3および図6に示すように、測色機32は、昇華型プリンタ100の筐体25における用紙40を給紙する側の面とは反対方向側の面の内側に測色機32のセンサ部32aが用紙40に対向するように取り付けられている。
用紙40は、図13に示すように、用紙40の矢印X1方向側および矢印X2方向側の端部近傍には、それぞれ、矢印Y1方向側の端部と矢印Y2方向側の端部との間を直線状に結ぶミシン目40aが設けられている。ミシン目40aは、用紙40の矢印X1方向側および矢印X2方向側の端部からそれぞれ所定の距離を隔てて形成されている。また、用紙40の矢印X1方向側のミシン目40aよりも矢印X1方向側の領域の余白部40bは、図14に示すように、印刷後、ミシン目40aに沿って、用紙40のミシン目40aよりも矢印X2方向側の印刷領域40cから切り落とし可能に構成されている。また、用紙40の矢印X2方向側のミシン目40aよりも矢印X2方向側の領域の余白部40bも、印刷後、ミシン目40aに沿って、用紙40のミシン目40aよりも矢印X1方向側の印刷領域40cから切り落とし可能に構成されている。なお、用紙40の余白部40bは、それぞれ、印刷後にユーザにより切り離されるように構成されている。
ここで、上記したテスト印刷について具体的に説明する。このテスト印刷は、制御部22aが、過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、環境温度センサ31の故障の可能性があると判断した場合に、ユーザによって行うか否かの選択が可能なように構成されている。これにより、ユーザがテスト印刷を不要だと考えているにもかかわらず、テスト印刷が行われ、その結果、ユーザに負担がかかるのを抑制することが可能である。また、図15に示すように、テスト印刷では、用紙40の矢印X1方向側(用紙40の搬送方向の前方側)の余白部40bに、後述のインクシート51のY色(イエロー)印字シート51aによりY色が印刷されることによって、テスト印刷領域40dが形成される。そして、測色機32が、このテスト印刷領域40dの発色度を測定することによって、制御部22aが環境温度センサ31の故障の有無を判断する。また、測色機32による印刷状態の判断を、Y色のみで行うことによって、他の色の印字シート(51bおよび51c)を増量させる必要がない。
また、本実施形態では、図7に示すように、インクシート51は、色の3原色のY色(イエロー)印字シート51a、M色(マゼンダ)印字シート51bおよびC色(シアン)印字シート51cと、印刷された用紙40の印刷面を保護するためのOP(オーバーコート)シート51dとが、この順番で順次連結されている。また、インクシート51は、これらの順番で連結された各色インクシート51a〜51cと、OP(オーバーコート)シート51dとからなる組み合わせを20組有している。
また、M色(マゼンダ)印字シート51b、C色(シアン)印字シート51cおよびOP(オーバーコート)シート51dは、それぞれに、用紙40の1枚分を印刷するのに必要な長さLになるように構成されている。一方、Y色(イエロー)印字シート51aについては、用紙40の1枚分を印刷するのに必要な長さLに、所定の長さL1(約10mm程度)が加えられたL+L1の長さになるように構成されている。この所定の長さL1は、上記のテスト印刷を行うために設けられている。また、20組のうちの全てのY色(イエロー)印字シート51aについて、長さがL+L1になるように構成されることによって、20組のうちのいずれの組から印刷が開始されたとしても、テスト印刷を行うことが可能である。また、Y色(イエロー)印字シート51aの先頭部(矢印C方向側の端部)には、2本の識別マークからなるY色頭出し識別部51eが設けられている。また、M色(マゼンダ)印字シート51bの先頭部(矢印C方向側の端部)、C色(シアン)印字シート51cの先頭部(矢印C方向側の端部)および、OP(オーバーコート)シート51dの先頭部(矢印C方向側の端部)には、1本の識別マークからなるそれぞれ、M色頭出し識別部51f、C色頭出し識別部51gおよび、オーバーコート頭出し識別部51hが設けられている。これらの頭出し識別部51e〜51hは、インクシート頭出しセンサ34によって認識されるように構成されている。
図16は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの印刷時の制御フローを示したフローチャートである。次に、図9〜図12および図16を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の印刷時の動作について説明する。
まず、図16に示すように、ステップS1において、本発明による昇華型プリンタ100の装置本体の電源がオン状態にされたか否かが判断され、オン状態にされていないと判断された場合には、この判断が繰り返される。一方、オン状態にされたと判断された場合には、ステップS2において、環境温度センサ31によって装置本体内の環境温度が検出される。そして、ステップS3において、印刷の指示がなされたか否かが判断され、印刷の指示がなされていないと判断された場合には、この判断が繰り返される。また、印刷の指示なされたと判断された場合には、ステップS4において、現在の環境温度と環境温度基準値記憶部22jに記憶されている環境温度基準値データに含まれる環境温度基準値とが比較され、その差異が所定のしきい値内か否かが判断される。その差異が所定のしきい値内であると判断された場合には、ステップS5において、印字ヘッド2のヘッド温度がヘッド温度センサ2fによって検出され、ステップS6において、検出されたヘッド温度と装置本体内の環境温度とに基づいて、上記した式(1)により補正濃度量Aが算出される。そして、ステップS7において、上記した式(2)により、補正濃度量Aを用紙40に発色させるために必要なエネルギ量Cが算出される。次に、ステップS8において、エネルギ量Cが基準色テーブル22k(図9参照)に加算されることにより基準色テーブル22kが補正され、ステップS9において、補正された基準色テーブル22kに基づいて印刷が開始される。その後、ステップS10において、次回、昇華型プリンタ100の電源がオン状態にされた際に使用される環境温度基準値の設定が行われ、動作が終了される。
また、ステップS4において、現在の環境温度と環境温度基準値との差異が所定のしきい値内でないと判断された場合には、ステップS11において、図10に示すように、液晶画面28にテスト印刷確認画面281が表示される。ステップS12において、ユーザによりテスト印刷確認画面281のはいボタン281aが選択された場合には、ステップS13において、テスト印刷が行われ、ステップS14において、測色機32により発色度(印刷状態)が測定される。次に、ステップS15において、発熱体2eに加えたエネルギ量で本来印刷されるべき発色度と測色機32により測定された発色度との差異が、所定のしきい値内であるか否かが判断される。この際、所定のしきい値内でないと判断された場合には、ステップS16において、図11に示すように、液晶画面28にエラー画面282が表示され、動作が終了される。また、ステップS12において、テスト印刷確認画面281のいいえボタン281bが選択されたと判断された場合には、ステップS5に移行し、通常の印刷が開始される。また、ステップS15において、発熱体2eに加えたエネルギ量で本来印刷されるべき発色度と測色機32により測定された発色度との差異が、所定のしきい値内であると判断された場合には、ステップS17において、図12に示すように、液晶画面28に正常確認画面283が表示され、ステップS5に移行する。
図17は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの環境温度の基準値設定動作を説明するためのフローチャートである。次に、図8および図17を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の環境温度基準値設定の動作について説明する。
まず、図17に示すように、ステップS101において、環境温度センサ31により検出された環境温度のデータが環境温度基準値記憶部22j(図8参照)に記憶される。次に、ステップS102において、過去に検出された直近の5回分の環境温度のデータから過去5回の平均の環境温度が算出される。そして、ステップS103において、過去5回の平均の環境温度が環境温度基準値として設定され、環境温度基準値を含む環境温度基準値データが環境温度基準値記憶部22jに記憶され、動作が終了される。
図18は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのテスト印刷の動作を説明するためのフローチャートである。次に、図9、図15および図18を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100のテスト印刷時の動作について説明する。
まず、図18に示すように、ステップS131において、印字ヘッド2のヘッド温度がヘッド温度センサ2fによって検出され、ステップS132において、検出されたヘッド温度と装置本体内の環境温度とに基づいて、上記した式(1)により補正濃度量Aが算出される。そして、ステップS133において、上記した式(2)により、補正濃度量Aを用紙40に発色させるために必要なエネルギ量Cが算出される。次に、ステップS134において、エネルギ量Cが基準色テーブル22k(図9参照)に加算されることにより基準色テーブル22kが補正され、ステップS135において、補正された基準色テーブル22kに基づいてY色が用紙40の余白部40b(図15参照)に印刷され、動作が終了される。
本実施形態では、上記のように、昇華型プリンタ100の装置本体内の雰囲気の温度である環境温度を検出するための環境温度センサ31と、環境温度センサ31により検出された過去の環境温度を記憶するフラッシュメモリ22fと、少なくともフラッシュメモリ22fに記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、環境温度センサ31の故障の有無を判断する制御部22aとを設けることによって、過去の環境温度と現在の環境温度との比較に基づいて、現在の環境温度が妥当な温度であるか否かを判断することができる。これにより、この昇華型プリンタ100では、現在の環境温度が妥当な温度でない場合には、現在の環境温度を検出した環境温度センサ31が正常でないと判断することができるので、この判断に基づいて環境温度センサ31の故障の有無を検出することができる。
また、本実施形態では、フラッシュメモリ22fに記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、環境温度センサ31の故障の可能性を判断する制御部22aと、制御部22aによって環境温度センサ31が故障している可能性があると判断された場合に、印画部によって印刷された用紙40の印刷状態を測定する測色機32とを設け、制御部22aを、測色機32によって測定された用紙40の印刷状態に基づいて、環境温度センサ31の故障の有無を判断するように構成することによって、制御部22aが環境温度の状態と、測色機32によって測定される用紙40の印刷状態との両方に基づいて、環境温度センサ31の故障の有無を判断するので、環境温度センサ31の故障の有無を精度よく検出することができる。
また、本実施形態では、制御部22aを、複数の過去の環境温度の平均値および現在の環境温度に基づいて、環境温度センサ31が故障している可能性を判断するように構成することによって、複数の過去の環境温度にばらつきがあったとしても、複数の環境温度の平均値を用いることにより、現在の環境温度の状態を判断する際に、ばらつきの影響を小さくすることができるので、環境温度センサ31の故障の可能性を精度よく判断することができる。
また、本実施形態では、用紙40に、印刷後に切り落とされる余白部40bを端部に設け、フラッシュメモリ22fに記憶された過去の環境温度および現在の環境温度に基づいて、制御部22aにより環境温度センサ31が故障している可能性があると判断された場合に、測色機32を、印画部によって印刷された余白部40bの印刷状態を測定するように構成することによって、測色機32が用紙40の印刷状態を測定するために、用紙40の印刷領域以外の余白部40bが使用されるので、印刷状態が測定された後の用紙40を再び通常の印刷に使用することができる。その結果、この昇華型プリンタ100では、測色機32が用紙40の印刷状態を測定するために、用紙40を別途設ける必要がない。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、昇華型プリンタ100の一例として昇華型プリンタを示したが、本発明はこれに限らず、印字ヘッドにより用紙を印刷するように構成された昇華型プリンタ100であれば、昇華型プリンタ以外の昇華型プリンタ100に対しても適用可能である。
また、上記実施形態では、昇華型プリンタの装置本体の電源がオン状態にされた直後に、環境温度センサが環境温度を検出する構成を示したが、本発明はこれに限らず、環境温度の検出を極力同一の環境条件で行うことが可能であれば、たとえば、印刷開始直前に環境温度を検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示手段の一例として液晶画面を示したが、本発明はこれに限らず、環境温度センサが故障していることをユーザに表示することが可能であれば、たとえば、LED(発光ダイオード)を用いて表示してもよい。
また、上記実施形態では、インクシートの全ての組のY色(イエロー)印字シートに所定の長さを追加する構成を示したが、本発明はこれに限らず、テスト印刷を行うことが可能であれば、たとえば、テスト印刷専用のインクシートが収納されたインクシートカートリッジを別途用意してもよいし、インクシートカートリッジに収納されたインクシートの先頭部に、テスト印刷専用のY色(イエロー)印字シートを設け、テスト印刷を行う際には、インクシートを巻き戻して、先頭部に設けられたテスト印刷専用のY色(イエロー)印字シートを用いるようにしてもよい。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した分解斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのギアの配置を説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのギアの配置を説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタに使用されるインクシートを説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの回路部におけるブロック図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのフラッシュメモリに記憶された基準色テーブルを説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの液晶画面に表示されるテスト印刷確認画面を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの液晶画面に表示されるエラー画面を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの液晶画面に表示される正常確認画面を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタに使用される用紙を説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタに使用される用紙を説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタに使用される用紙を説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの印刷時の制御フローを示したフローチャートである。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの環境温度の基準値設定動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタのテスト印刷の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 印字ヘッド(印画部)
22a 制御部
22f フラッシュメモリ(記憶部)
28 液晶画面(表示手段)
31 環境温度センサ(温度センサ)
32 測色機(印刷状態測定部)
40 用紙
40b 余白部
100 昇華型プリンタ(画像形成装置)

Claims (6)

  1. 印画部を含む装置本体と、
    前記装置本体内の雰囲気の温度である環境温度を検出するための温度センサと、
    前記温度センサにより検出された過去の環境温度を記憶する記憶部と、
    少なくとも前記記憶部に記憶された前記過去の環境温度および現在の前記環境温度に基づいて、前記温度センサの故障の有無を判断する故障検出手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記故障検出手段は、前記記憶部に記憶された前記過去の環境温度および現在の前記環境温度に基づいて、前記温度センサの故障の可能性を判断する制御部と、前記制御部によって前記温度センサが故障している可能性があると判断された場合に、前記印画部によって印刷された用紙の印刷状態を測定する印刷状態測定部とを含み、
    前記制御部は、前記印刷状態測定部によって測定された前記用紙の印刷状態に基づいて、前記温度センサの故障の有無を判断するように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、複数の前記過去の環境温度の平均値および現在の前記環境温度に基づいて、前記温度センサが故障している可能性を判断するように構成されている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. ユーザに前記装置本体の状態を知らせるための表示手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記印刷状態測定部によって測定された前記用紙の印刷状態に基づいて前記温度センサが故障していると判断した場合に、前記温度センサが故障していることを表示するように前記表示手段を制御するように構成されている、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙は、印刷後に切り落とされる余白部を端部に含み、
    前記記憶部に記憶された前記過去の環境温度および現在の前記環境温度に基づいて、前記制御部により前記温度センサが故障している可能性があると判断された場合に、前記印刷状態測定部は、前記印画部によって印刷された前記余白部の印刷状態を測定するように構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記温度センサは、少なくとも前記装置本体の電源がオン状態にされた直後に、前記装置本体内の環境温度を検出するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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