JP2006326908A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することが可能なプリンタ装置を提供する。
【解決手段】このプリンタ装置(熱転写プリンタ)では、インクシート2eの各色の転写の前毎に、サーマルヘッド9の発熱体9dの抵抗を測定する抵抗測定部31jと、抵抗測定部31jにより測定した発熱体9dの抵抗値に基づいて発熱体9dに印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部31kとを備えている。また、抵抗測定部31jは、複数の発熱体9dのうちの用紙29が配置される領域に対応する発熱体9dの抵抗値の平均値を測定し、パルス幅決定部31kは、抵抗測定部31jにより測定した発熱体9dの抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブル31hに基づいて、発熱体9dに印加する電圧パルスの幅を決定する。
【選択図】図3

Description

この発明は、プリンタ装置に関し、特に、サーマルヘッドを備えたプリンタ装置に関する。
従来、熱転写プリンタなどのプリンタ装置において、サーマルヘッドの発熱体を制御して印画精度を向上させる構造が種々提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
上記特許文献1には、携帯性に適したバッテリ電源を用い、各発熱体に与えるエネルギーを一定にするために、印加する発熱体の数によって電流の印加時間を補正する値を決める第1補正値決定部と、印加する発熱体の数が同じ場合に、階調差による各発熱体に与えるエネルギーの違いを補正するための電流の印可時間の補正値を決める第2補正値決定部とによって補正値を決定し、その補正値に基づいてサーマルヘッドに印加する電流の印加時間(パルス幅)を制御することにより印画精度を向上させるプリンタ装置が開示されている。この特許文献1に記載のプリンタ装置では、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値は一定として補正値が決定されるため、発熱体の抵抗値の測定は行われていない。
また、上記特許文献2には、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値を増幅器で増幅した後にアナログ・デジタル変換をすることにより、精度よく抵抗値を測定し、その抵抗値に基づいてパルス幅を決定するサーマルプリンタ(プリンタ装置)の構造が開示されている。このサーマルプリンタでは、印刷前にサーマルヘッドの発熱体の抵抗値の測定を一度だけ行い、その抵抗値に基づいて発熱体に印加するパルス幅を決定している。
また、上記特許文献3には、印字前に電圧値とサーマルヘッドの発熱体の抵抗値とを測定し、その測定値に基づいて印加パルス幅を決定することにより、同一階調濃度の印字が可能な感熱記録装置(プリンタ装置)の構造が開示されている。この感熱記録装置では、ランク付けテーブルによって、各ランクに応じた印加パルス幅が決定される。また、ランク付けに使用される電圧値およびサーマルヘッドの発熱体の抵抗値の測定は、印字前に一度だけ行われる。
また、上記特許文献4には、サーマルヘッドの発熱素子(発熱体)の1素子毎に順次一定電流を供給し、増幅アンプによって増幅された電圧値をアナログ・デジタル変換することにより、測定された電圧値から精度よく発熱素子の抵抗値を測定することができるサーマルヘッド駆動装置(制御部)を備えたプリンタ装置の構造が開示されている。このプリンタ装置では、システム(プリンタ装置)の電源投入時にサーマルヘッドの発熱素子の抵抗値測定が行われ、測定した複数の発熱抵抗素子の各抵抗値に基づいて、サーマルヘッドの印字制御が行われる。
図12は、従来の他の例によるプリンタ装置のサーマルヘッドの印加パルスを制御する回路部を示したブロック図である。図12に示すように、従来の他の例によるプリンタ装置のサーマルヘッド110への印加パルスを制御する回路部100は、プリンタ装置に電力を供給する電源部101と、プリンタ装置を制御する制御部102と、サーマルヘッド110の発熱体に電圧パルスを印加するために、電源部101から電圧パルス用の電力を作り出すパルス出力回路用電源103と、制御部102によって制御され、サーマルヘッド110の発熱体に電圧パルスを印加するパルス出力回路104と、パルス出力回路104からの電圧パルスの電圧値を微調整する可変抵抗105と、各種データを記録するためのメモリ106とを備えている。
次に、図12を参照して、サーマルヘッド110の発熱体への電圧パルスの印加について説明する。サーマルヘッド110を用いて印画を行う場合、サーマルヘッド110の発熱体に与えるエネルギーは、以下の式(1)の関係が成立する。
E=(V/R)×t ・・・(1)
上記式(1)において、Eは、ある印画濃度を印画可能なエネルギーを示し、Vは、サーマルヘッド110の発熱体に印加する電圧を示し、Rは、サーマルヘッド110の発熱体の抵抗値を示す。そして、tは、サーマルヘッド110の発熱体に印加する電圧パルスのパルス幅(印加時間)を示している。
図12に示した回路部100を有する従来のプリンタ装置では、可変抵抗105を用いて電圧パルスの電圧値Vを微調整することにより、上記の式(1)中の電力(V/R)の値が一定になるように調整している。そして、制御部102に読み込まれた印画データに基づいて、所定のエネルギーになるように、サーマルヘッド110の発熱体に印加する電圧のパルス幅tを決定している。各インクシート(図示せず)の印画は、その決定されたパルス幅tの電圧パルスをパルス出力回路104によりサーマルヘッド110の発熱体に印加することによって行われる。
特開2002−144618号公報 特開2002−86782号公報 特開平11−78097号公報 特開平11−34380号公報
図12に示したサーマルヘッド110への印加パルスを制御する回路部100を有する従来のプリンタ装置では、サーマルヘッド110の発熱体に与えるエネルギーを一定にするために、上記の式(1)中の電力(V/R)の値を一定にする必要がある。この場合、従来では、発熱体の抵抗値Rを一定と仮定して可変抵抗105を用いて、上記式(1)中の電圧Vの値を手動で微調整して、発熱体に与えるエネルギーを一定にしていた。この調整作業は、各プリンタ装置毎に行う必要があるため、従来では、プリンタ装置の製造工程において行われていた。しかしながら、発熱体の抵抗値Rは発熱体の温度により変化するため、可変抵抗105を用いて、発熱体に与えるエネルギーを一定に調整した場合でも、発熱体の温度変化とともに発熱体に与えるエネルギーが変化するという不都合があった。このため、サーマルヘッド110の発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することが困難であるという問題点があった。
また、上記特許文献1に開示されたプリンタ装置では、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値を一定値として補正値が決定されている。しかしながら、発熱体の抵抗値は発熱体の温度により変化するため、発熱体の抵抗値を一定とすると補正値にずれが生じ易いという不都合がある。その結果、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することが困難になるという問題点がある。
また、上記特許文献2に開示されたプリンタ装置では、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値の測定は、印刷前に一度だけ行われる。しかしながら、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値は、印刷の際の発熱体の温度変化により変化するため、印刷前に一度だけ抵抗値を測定する場合には、測定した抵抗値とその後の実際の抵抗値との差が大きくなるという不都合がある。このため、測定した発熱体の抵抗値に基づいて決定された発熱体に印加するパルス幅にも誤差が生じやすくなるので、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確
に制御することが困難になるという問題点がある。
また、上記特許文献3に開示された感熱記録装置(プリンタ装置)では、ランク付けに使用される電圧値およびサーマルヘッドの発熱体の抵抗値の測定は、印字前に一度だけ行われる。しかしながら、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値は、印字の際の発熱体の温度変化により変化するため、上記特許文献2と同様に、印字前に一度だけ抵抗値を測定する場合には、測定した抵抗値とその後の実際の抵抗値との差が大きくなるという不都合がある。その結果、ランク付けテーブルによってランク付けされたランクと、実際のランクとが異なる場合が生じるため、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することが困難になるという問題点がある。
また、上記特許文献4に開示されたプリンタ装置では、サーマルヘッドの発熱体の抵抗測定は、システム(プリンタ装置)の電源投入時に行われる。しかしながら、サーマルヘッドの発熱体の抵抗値は、印字の際の発熱体の温度変化により変化するため、上記特許文献2および3と同様に、システムの電源投入時に抵抗値を測定する場合には、測定した抵抗値と実際の抵抗値との差が大きくなり、その結果、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御するのが困難になるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することが可能なプリンタ装置を提供することである。
この発明の第1の局面におけるプリンタ装置は、用紙に複数の色を有するインクシートのインクを転写することにより、用紙に画像を印刷するための複数の発熱体を有するサーマルヘッドを備えたプリンタ装置において、インクシートの複数の色の各々の転写の前毎に、サーマルヘッドの発熱体の抵抗を測定する抵抗測定部と、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に基づいて発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部とを備え、抵抗測定部は、サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの用紙が配置される領域に対応する発熱体の抵抗値の平均値を測定し、パルス幅決定部は、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルに基づいて、発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定する。
この第1の局面によるプリンタ装置では、上記のように、インクシートの複数の色の各々の転写の前毎に、サーマルヘッドの発熱体の抵抗を測定する抵抗測定部と、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に基づいて発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部とを設けることにより、インクシートの各色の転写に応じてサーマルヘッドの発熱体の温度が変化することに起因してサーマルヘッドの発熱体の抵抗値が変化する場合でも、インクシートの各色の転写前毎に抵抗測定部により発熱体の抵抗が測定されるので、実際の抵抗値と測定した抵抗値との差を小さくすることができる。これにより、その測定した抵抗値に基づいて、パルス幅決定部により発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定することによって、発熱体に印加する電圧パルスの幅を正確に制御することができるので、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することができる。また、抵抗測定部を、サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの用紙が配置される領域に対応する発熱体の抵抗値を測定するように構成することにより、用紙の配置領域の外側に位置するインクシートの転写には不要なサーマルヘッドの発熱体の抵抗値の測定を省略することができるので、発熱体の抵抗値の測定に要する時間を短縮することができる。その結果、プリンタ装置の印画時間を短縮することができる。また、抵抗測定部を、サーマルヘッドの複数の発熱体の抵抗値の平均値を測定するように構成することによって、各発熱体の抵抗値にばらつきが生じた場合でも、各発熱体の抵抗値を平準化することができるので、抵抗
値を正確に測定することができる。また、パルス幅決定部を、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルに基づいて、発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するように構成することによって、発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルと測定された発熱体の抵抗値とを照合することによって電圧パルスの幅が決定されるので、複雑な演算などを行うことにより電圧パルスの幅を決定する場合と異なり、発熱体に印加する電圧パルスの幅をより短時間で決定することができる。その結果、プリンタ装置の印画時間をより短縮することができる。
この発明の第2の局面におけるプリンタ装置は、用紙に複数の色を有するインクシートのインクを転写することにより、用紙に画像を印刷するための複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、インクシートの複数の色の各々の転写の前毎に、サーマルヘッドの発熱体の抵抗を測定する抵抗測定部と、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に基づいて発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部とを備える。
この第2の局面によるプリンタ装置では、上記のように、インクシートの複数の色の各々の転写の前毎に、サーマルヘッドの発熱体の抵抗を測定する抵抗測定部と、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に基づいて発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部とを設けることにより、インクシートの各色の転写に応じてサーマルヘッドの発熱体の温度が変化することに起因してサーマルヘッドの発熱体の抵抗値が変化する場合でも、インクシートの各色の転写前毎に抵抗測定部により発熱体の抵抗が測定されるので、実際の抵抗値と測定した抵抗値との差を小さくすることができる。これにより、その測定した抵抗値に基づいて、パルス幅決定部により発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定することによって、発熱体に印加する電圧パルスの幅を正確に制御することができるので、サーマルヘッドの発熱体に与えるエネルギーを正確に制御することができる。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、抵抗測定部は、サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの用紙が配置される領域に対応する発熱体の抵抗値を測定する。このように構成すれば、用紙の配置領域の外側に位置するインクシートの転写には不要なサーマルヘッドの発熱体の抵抗値の測定を省略することができるので、発熱体の抵抗値の測定に要する時間を短縮することができる。その結果、プリンタ装置の印画時間を短縮することができる。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、抵抗測定部は、サーマルヘッドの複数の発熱体の抵抗値の平均値を測定する。このように構成すれば、各発熱体の抵抗値にばらつきが生じた場合でも、各発熱体の抵抗値を平準化することができるので、抵抗値を正確に測定することができる。
上記第2の局面によるプリンタ装置において、好ましくは、パルス幅決定部は、抵抗測定部により測定した発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルに基づいて、発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定する。このように構成すれば、発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルと測定された発熱体の抵抗値とを照合することによって電圧パルスの幅が決定されるので、複雑な演算などを行うことにより電圧パルスの幅を決定する場合と異なり、発熱体に印加する電圧パルスの幅をより短時間で決定することができる。その結果、プリンタ装置の印画時間をより短縮することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。
図2は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタからインクシートカートリッジを省略した状態を示した斜視図である。図3は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの回路構成を示すブロック図である。図4は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの平面図である。図5は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのステッピングモータおよび各ギアを示した正面図である。図6は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのサーマルヘッドの詳細図である。図7は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタによる色テーブルの一例を示した図である。図8は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのインクシートを説明するための図である。図9および図10は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。まず、図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの構造について説明する。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタは、図1〜図10に示すように、金属製のシャーシ1と、インクシートカートリッジ2と、巻取リール3と、金属製の送りローラ4(図9および図10参照)と、所定の押圧力で送りローラ4を押圧する金属製の押さえローラ5(図2、図9および図10参照)と、押さえローラ軸受6(図2参照)と、軸受支持板7(図2参照)と、シート頭出しセンサ8(図9および図10参照)と、印画を行うためのサーマルヘッド9と、サーマルヘッド9に対向するように配置されたプラテンローラ10(図9および図10参照)と、モータブラケット11と、モータ12と、ゴム製の給紙ローラ13と、給紙ローラギア14と、ゴム製の排紙ローラ15と、排紙ローラギア16と、揺動可能な揺動ギア17と、揺動ギア18aおよび18bが連動する揺動ギア部18と、送りローラギア19と、複数の中間ギア20〜24(図5参照)と、樹脂製の下部用紙ガイド25と、樹脂製の上部用紙ガイド26と、3つのスイッチを有する用紙幅認識スイッチ27と、3つのスイッチを有するインクシート幅認識スイッチ28と、熱転写プリンタに供給する用紙29を収納するための給紙カセットケース30と、印画データに基づいて熱転写プリンタを制御する回路部31(図3参照)とを備えている。
また、図1および図2に示すように、シャーシ1は、一方側面1aと、他方側面1bと、底面1cとを有している。また、シャーシ1の一方側面1aには、上記したモータブラケット11が取り付けられている。また、シャーシ1の他方側面1bには、インクシートカートリッジ2を挿入するための挿入孔1dが設けられている。
また、図1、図9および図10に示すように、インクシートカートリッジ2は、巻取部2aと、供給部2bとを有している。また、図9および図10に示すように、インクシートカートリッジ2の巻取部2aの内部には、巻取ボビン2cが回転可能に配置されている。また、インクシートカートリッジ2の供給部2bの内部には、供給ボビン2dが回転可能に配置されている。また、巻取ボビン2cおよび供給ボビン2dには、インクシート2eが巻き付けられている。このインクシート2eは、図8に示すように、Y色(イエロー)印画シート2f、M色(マゼンダ)印画シート2g、C色(シアン)印画シート2h、および透明のOP(オーバーコート)印画シート2iの4色のインクシート2eを有している。また、各色のシート2f〜2hの間には、識別部2jが設けられ、C色(シアン)印画シート2hとOP(オーバーコート)印画シート2iの間には、識別部2kが設けられている。また、図4に示すように、インクシートカートリッジ2の供給部2bの端部には、3つ以下の凹部が設けられた当接部2mが設けられている。この当接部2mの凹部は、インクシート幅認識スイッチ28の3つのスイッチのいずれかと対応するように設けられている。これにより、インクシートカートリッジ2を熱転写プリンタに装着することにより、凹部に対応するインクシート幅認識スイッチ28のスイッチは入力状態とはならないので、入力されるスイッチと入力されないスイッチとの組み合わせにより、インクシート幅が認識される。
また、巻取リール3は、インクシートカートリッジ2の巻取部2aの内部に配置された巻取ボビン2cに係合することによって、巻取ボビン2cに巻き付けられたインクシート2eを巻き取る機能を有する。また、図5に示すように、巻取リール3のギア3aは、揺動ギア17が揺動することによって噛合するように配置されている。
また、送りローラ4は、図5に示すように、送りローラギア19に挿入される送りローラギア挿入部4aを有する。また、送りローラ4は、シャーシ1に取り付けられた図示しない送りローラ軸受に回転可能に支持されている。また、図2に示すように、押さえローラ5は、押さえローラ軸受6により回転可能に支持されている。この押さえローラ軸受6は、軸受支持板7に取り付けられている。この軸受支持板7は、シャーシ1の両側面の内側に設けられている。また、軸受支持板7は、押さえローラ5を送りローラ4に対して押圧するように配置されている。
また、サーマルヘッド9は、支持軸9aと、ヘッド部9bと、ヘッド部9bに取り付けられる樹脂製のヘッドカバー9cとを含む。また、図6に示すように、サーマルヘッド9のヘッド部9bには、電圧パルスが印加されて発熱する複数の発熱体9dが、ヘッド部9bの用紙29の幅方向(図6のX方向)に沿って所定の間隔を隔てて一列に設けられている。また、図2に示すように、サーマルヘッド9は、シャーシ1の両側面の内側に、支持軸9aを中心として回動可能に取り付けられている。また、プラテンローラ10(図9参照)は、シャーシ1の両側面に取り付けられた図示しないプラテンローラ軸受に回転可能に支持されている。
また、図5に示すように、モータブラケット11に取り付けられたモータ12の軸部には、モータギア12aが取り付けられている。また、モータ12は、巻取リール3のギア3aと、給紙ローラギア14と、排紙ローラギア16と、送りローラギア19とを駆動させるための駆動源としての機能を有する。
また、図1、図2、図9および図10に示すように、下部用紙ガイド25は、送りローラ4(図9および図10参照)および押さえローラ5の近傍に設置されている。また、上部用紙ガイド26は、下部用紙ガイド25の上部に取り付けられている。この上部用紙ガイド26は、給紙時には、用紙29が下面側を通過するようにして印画部への給紙経路に案内するとともに、排紙時には、用紙29が上面側を通過するようにして排紙路に案内する機能を有する。
また、図1に示すように、給紙カセットケース30の端面には、3つ以下の凹部が設けられた当接部30aが設けられている。この当接部30aの凹部は、用紙幅認識スイッチ27の3つのスイッチのいずれかと対応するように設けられている。これにより、給紙カセットケース30を熱転写プリンタに装着することにより、凹部に対応する用紙幅認識スイッチ27のスイッチは入力状態とはならないので、入力されるスイッチと入力されないスイッチとの組み合わせにより、用紙29の幅が認識される。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、回路部31には、電源部31aと、制御部31bと、電源部31aから電圧パルス用の電力を作り出すパルス出力回路用電源31cと、サーマルヘッド9の発熱体9dに電圧パルスを印加するパルス出力回路31dと、各種データを記録するためのメモリ31eとが設けられている。また、回路部31には、サーマルヘッド9の発熱体9dの抵抗値を測定するための一定電圧を発熱体9dに印加する抵抗測定用電源31fと、一定電圧が印加されたサーマルヘッド9の発熱体9dに電流値をアナログ・デジタル変換するA/D変換部31gと、測定した発熱体9dの抵抗値から印画データに基づいて発熱体9dに印加する電圧パルス幅を決定する色テーブル31hを有するROM31iとが設けられている。また、制御部31bは、A/D変換部31g
によりデジタル化されたサーマルヘッド9の発熱体9dの電流値に基づいて発熱体9dの抵抗値を算出するための抵抗測定部31jと、測定した抵抗値から発熱体9dに印加する電圧パルス幅を決定するパルス幅決定部31kとを含んでいる。
また、本実施形態では、図7に示すように、色テーブル31hは、インクシート2eの各階調毎の電圧パルス幅が予め記憶されている。たとえば、色テーブル31hには、2000Ω〜3000Ωの範囲で50Ω毎に記憶された抵抗測定値に対応する抵抗値と、各抵抗値におけるY色印画シート2f、M色印画シート2gおよびC色印画シート2hのそれぞれの各階調に対応する電圧パルス幅(相対値)とが記憶されている。本実施形態では、熱転写プリンタの各色の階調は256階調あるため、色テーブル31h中の、Y=( ・・・ )、M=( ・・・ )およびC=( ・・・ )の括弧内には、それぞれ、256階調に対応する電圧パルス幅の値から1階調に対応する電圧パルス幅までの値が256個順番に並んでいる。抵抗値3000ΩにおけるY色印画シート2fを例にして説明すると、Y=(256、254、253、・・・、3、2、1)の1番目の値である「256」が256階調の電圧パルス幅(相対値)であり、2番目の値である「254」が255階調の電圧パルス幅(相対値)となる。また、発熱体9dに与えるエネルギーは、Y色印画シート2f、C色印画シート2h、M色印画シート2gの順番で小さくなるため、同一階調であっても、色テーブル31h中の電圧パルス幅は、Y色印画シート2f、C色印画シート2h、M色印画シート2gの順番に小さな電圧パルス幅(相対値)が記憶されている。
次に、図5、図9および図10を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印画動作に伴う用紙29の送り動作およびインクシート2eの巻取動作について説明する。給紙時には、図5に示すように、モータ12が駆動するのに伴って、モータ12に取り付けられたモータギア12aが図5の矢印A1方向に回転し、中間ギア20および21を介して、送りローラギア19が図9の矢印C1方向に回転する。これにより、送りローラ4が、図5および図9の矢印C1方向に回転するとともに用紙29を給紙方向(図9の矢印T1方向)に搬送する。この時、揺動可能な揺動ギア17は、巻取リール3のギア3aに噛合しておらず、巻取リール3のギア3aは回転しない。これにより、給紙時には、巻取ボビン2cおよび供給ボビン2dに巻き付けられたインクシート2eは巻き取られない。
排紙時(印画時)には、図5に示すように、モータ12が駆動するのに伴ってモータ12に取り付けられたモータギア12aが図5の矢印B1方向に回転し、中間ギア20および21を介して、送りローラギア19が、図5の矢印D1方向に回転する。これにより、送りローラ4が図5および図10の矢印D1方向に回転するとともに用紙29を印画方向(図10の矢印U1方向)に搬送する。この時、揺動可能な揺動ギア17は、巻取リール3のギア3aに噛合し、巻取リール3のギア3aを、図5および図10の矢印E1方向に回転させる。これにより、巻取リール3に係合する巻取ボビン2cも図5および図10の矢印E1方向に回転することによって、巻取ボビン2cおよび供給ボビン2dに巻き付けられたインクシート2eが巻き取られる。
図11は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印画動作を説するためのフローチャートである。図11を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印画動作について説明する。まず、図11のステップS1において、熱転写プリンタの電源部31a(図3参照)がオン状態であるか否かが判断される。電源部31aがオン状態でない場合は、電源部31aがオン状態になるまでこの判断が繰り返される。電源部31aがオン状態になると、ステップS2において、メモリ31f内の各種データが初期化されて、ステップ3に進む。ステップS3では、用紙(インクシート)幅の認識が行われる。具体的には、インクシートカートリッジ2の装着時に、インクシートカートリッ
ジ2の当接部2m(図4参照)によりインクシート幅認識スイッチ28の所定のスイッチが押されることによって、押されたスイッチの組み合わせにより予め設定されたインクシートカートリッジ2内のインクシート2eの幅が認識される。また、給紙カセットケース30(図1参照)の装着時に、給紙カセットケース30の当接部30aにより用紙幅認識スイッチ27の所定のスイッチが押されることによって、押されたスイッチの組み合わせにより予め設定された用紙29の幅が認識される。認識された用紙29の幅とシート2eの幅とにより、サーマルヘッド9の複数の発熱体9dのうち、用紙29が配置される領域に対応する発熱体9d(図6のX1の範囲)が認識される。
次に、ステップS4では、印刷ボタン(図示せず)が入力されたか否かが判断され、印刷ボタンが入力されていない場合は、印刷ボタンが入力されるまでこの判断が繰り返される。ステップS4において、印刷ボタンが入力されたと判断された場合には、ステップS5において、抵抗測定用電源31fからサーマルヘッド9の発熱体9dに発熱体9dの抵抗値を測定するための電圧が供給される。そして、ステップS6では、上記した給紙時の動作により、給紙カセットケース30(図1参照)内の用紙29が印刷開始位置に向かって配送(給紙)されるとともに、用紙29が印刷開始位置まで到達したか否かが判断される。また、用紙29の印刷開始位置への給紙と同時に、インクシート2eの識別部2jがシート頭出しセンサ8(図9参照)により識別されてインクシート2eの頭出しが行われる。
ここで、本実施形態では、ステップS6のインクシート2eの識別部2jがシート頭出しセンサ8によって識別されたタイミングで、ステップS7により、発熱体9dの抵抗値の測定が開始される。インクシート2eの頭出しは、各色(YMC)のインクシート2eの印画直前に行われるため、発熱体9dの抵抗値の測定は、各色(YMC)のインクシート2eの印画直前毎にそれぞれ行われることになる。ただし、OH(オーバーコート)印画シート2iを転写する際の頭出し時には、抵抗値の測定は行われない。また、発熱体の抵抗値の測定は、まず、Y色(イエロー)印画シート2fの印画直前において、抵抗測定用電源31fから用紙29が配置される領域に対応する複数の発熱体9d(図6のX1の範囲)のそれぞれに順次一定電圧を印加するとともに、各発熱体の電流値を順次A/D変換部31gによりアナログ・デジタル変換する。そして、デジタル化された電流値から抵抗測定部31jにより発熱体9dの抵抗値を順次測定(算出)する。そして、ステップS8において、用紙29が配置されている領域に対応する発熱体9dの全ての抵抗値の測定が終了したか否かが判断され、終了したと判断された場合には、測定値の平均値を算出する。そして、その算出された抵抗値の平均値を、Y色印画シート2fの印画時に発熱体9dに印加する電圧パルス幅を決定するための発熱体9dの抵抗値として用いる。
次に、ステップS9では、ステップS8で得られた発熱体9dの抵抗値を用いて、ROM31iに予め記憶された色テーブル31h(図7参照)により、Y色印画シート2fの印画時に発熱体9dに印加する電圧パルス幅を決定する。図7に示した色テーブル31hには、上記の式(1)(E=(V/R)×t)で発熱体9dに印加する電圧値Vを一定とし、発熱体9dの抵抗値Rに応じて、発熱体9dに与えるエネルギーを一定にするための電圧パルス幅が各色(YMC)および各階調毎に記憶されている。そして、Y色(イエロー)印画シート2fの印画前の抵抗値が3000Ωで、印画データからの階調が256階調である場合には、その印画データに適した電圧パルス幅(印加時間)は、制御部31bのパルス幅決定部31kにより、図7に示した色テーブル31h中の3000ΩのY=(256、254、・・・)の1番目の「256」(相対値)と決定される。そして、Y色印画シート2fの印画時の電圧パルス幅が決定されると、サーマルヘッド9が、図9の矢印F1方向に移動し、図10に示すように、用紙29およびインクシート2eを介して、サーマルヘッド9とプラテンローラ10とが当接する。そして、ステップS10で、ステップS9で決定した電圧パルス幅で、サーマルヘッド9の複数の発熱体9dにパルス出
力回路31d(図3参照)から電圧パルスが印加される。電圧パルスが印加されたサーマルヘッド9の発熱体9dは、発熱体9dの抵抗により温度が上昇し、その温度によって、インクシート2eのY色印画シート2fのインクが溶ける。そして、溶けたインクが、用紙29に転写されて、印画データに基づいた画像が形成される。Y色印画シート2fの印画が終了すると、上記した排紙時の動作により、サーマルヘッド9とプラテンローラ10とが当接した状態で、用紙29およびインクシート2eが排紙方向(図10の矢印U1方向)に送られる。そして、ステップS11において、各色のインクシート2eの印画が終了したか否かが判断される。Y色印画シート2fの印画のみ終了している場合には、ステップS11において、各色の印刷は終了していないと判断され、M色(マゼンダ)印画シート2g、および、C色(シアン)印画シート2hの順でステップS6〜S10の印画動作が繰り返される。ステップS11において、各色の印刷が全て終了したと判断された場合には、ステップS12において、C色(シアン)印画シート2hの印画が終了したか否かが判断される。ステップS12において、C色印画シート2hの印画が終了したと判断された場合には、ステップS13に進み、用紙29に転写されたインクを保護するためのOH(オーバーコート)印画シート2iが転写される。OH印画シート2iの転写が終了すると、ステップS14において、サーマルヘッド9の発熱体9dへの電圧供給が停止されて、用紙29への印画が終了する。
本実施形態では、上記のように、インクシート2eの複数の色(YMC)の各々の転写の直前毎に、サーマルヘッド9の発熱体9dの抵抗を測定する抵抗測定部31jと、抵抗測定部31jにより測定した発熱体9dの抵抗値に基づいて発熱体9dに印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部31kとを設けることにより、インクシート2eの各色(YMC)の転写に応じてサーマルヘッド9の発熱体9dの温度が変化することに起因してサーマルヘッド9の発熱体9dの抵抗値が変化する場合でも、インクシート2eの各色(YMC)の転写の直前毎に抵抗測定部31jにより発熱体9dの抵抗が測定されるので、実際の抵抗値と測定した抵抗値との差を小さくすることができる。これにより、その測定した抵抗値に基づいて、パルス幅決定部31kにより発熱体9dに印加する電圧パルスの幅を決定することによって、発熱体9dに印加する電圧パルスの幅を正確に制御することができるので、サーマルヘッド9の発熱体9dに与えるエネルギーを正確に制御することができる。
また、本実施形態では、抵抗測定部31jを、サーマルヘッド9の複数の発熱体9dのうちの用紙29が配置される領域に対応する発熱体9d(図6のX1の範囲)の抵抗値を測定するように構成することにより、インクシート2eの各色(YMC)の転写に必要とされない用紙29の配置領域の外側に位置するサーマルヘッド9の発熱体9d(図6のX2およびX3の範囲)の抵抗値の測定を省略することができるので、発熱体9dの抵抗値の測定に要する時間を短縮することができる。その結果、熱転写プリンタの印画時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、抵抗測定部31jを、サーマルヘッド9の複数の発熱体9dの抵抗値の平均値を測定するように構成することによって、各発熱体9dの抵抗値にばらつきが生じた場合でも、各発熱体9dの抵抗値を平準化することができるので、抵抗値を正確に測定することができる。
また、本実施形態では、パルス幅決定部31kを、抵抗測定部31jにより測定した発熱体9dの抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブル31hに基づいて、発熱体9dに印加する電圧パルスの幅を決定するように構成することによって、発熱体9dの抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブル31hと測定された発熱体9dの抵抗値とを照合することによって電圧パルスの幅が決定されるので、複雑な演算などを行うことにより電圧パルスの幅を決定する場合と異なり、発熱体9dに印加する電圧パル
スの幅をより短時間で決定することができる。その結果、熱転写プリンタの印画時間をより短縮することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、用紙が配置された領域に対応する複数の発熱体の抵抗値を測定して電圧パルス幅を決定する例を示したが、本発明はこれに限らず、用紙が配置された領域に対応する発熱体に加えて、用紙が配置された領域の外側に位置する発熱体の抵抗値を測定して、電圧パルス幅を決定するようにしてもよい。また、複数の発熱体ではなく、単一の発熱体の抵抗値を測定してもよい。
また、上記実施形態では、サーマルヘッドの複数の発熱体の抵抗値の平均値を用いて電圧パルス幅を決定する例を示したが、本発明はこれに限らず、他の統計的方法で抵抗値を平準化した値を用いて電圧パルス幅を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サーマルヘッドの発熱体に印加する電圧パルス幅を、色テーブルを用いて決定した例を示したが、本発明はこれに限らず、所定の計算式(演算式)を用いて電圧パルス幅を決定してもよい。
また、上記実施形態では、発熱体の抵抗値の測定は、各色のインクシートの識別部を頭出しセンサによって識別されるタイミングで行った例を示したが、本発明はこれに限らず、各色のインクシートの印画の前であれば、頭出しセンサによる識別以外のタイミングで抵抗を測定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、発熱体の抵抗値の測定は、各色のインクシートの印画直前で行った例を示したが、本発明はこれに限らず、発熱体の抵抗値の測定は、各色のインクシートの印画の前であれば、各色のインクシートの印画の直前でなくてもかまわない。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタからインクシートカートリッジを省略した状態を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの回路構成を示すブロック図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのステッピングモータおよび各ギアを示した正面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのサーマルヘッドの詳細図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタによる色テーブルの一例を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタのインクシートを説明するための図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印画動作を説するためのフローチャートである。 従来の他の例によるプリンタ装置のサーマルヘッドの印加パルスを制御する回路部を示したブロック図である。
符号の説明
2e インクシート
9 サーマルヘッド
9d 発熱体
29 用紙
31b 制御部
31j 抵抗測定部
31k パルス幅決定部
31h 色テーブル

Claims (5)

  1. 用紙に複数の色を有するインクシートのインクを転写することにより、前記用紙に画像を印刷するための複数の発熱体を有するサーマルヘッドを備えたプリンタ装置において、
    前記インクシートの複数の色の各々の転写の前毎に、前記サーマルヘッドの発熱体の抵抗を測定する抵抗測定部と、
    前記抵抗測定部により測定した前記発熱体の抵抗値に基づいて前記発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部とを備え、
    前記抵抗測定部は、前記サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの前記用紙が配置される領域に対応する発熱体の抵抗値の平均値を測定し、
    前記パルス幅決定部は、前記抵抗測定部により測定した前記発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルに基づいて、前記発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定する、プリンタ装置。
  2. 用紙に複数の色を有するインクシートのインクを転写することにより、前記用紙に画像を印刷するための複数の発熱体を有するサーマルヘッドと、
    前記インクシートの複数の色の各々の転写の前毎に、前記サーマルヘッドの発熱体の抵抗を測定する抵抗測定部と、
    前記抵抗測定部により測定した前記発熱体の抵抗値に基づいて前記発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定するパルス幅決定部とを備えた、プリンタ装置。
  3. 前記抵抗測定部は、前記サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの前記用紙が配置される領域に対応する発熱体の抵抗値を測定する、請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記抵抗測定部は、前記サーマルヘッドの複数の発熱体の抵抗値の平均値を測定する、請求項2または3に記載のプリンタ装置。
  5. 前記パルス幅決定部は、前記抵抗測定部により測定した前記発熱体の抵抗値に対応する電圧パルス幅が設定された色テーブルに基づいて、前記発熱体に印加する電圧パルスの幅を決定する、請求項2〜4のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
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