JP2002321433A - マスタロール及びインキ容器及び孔版印刷装置 - Google Patents
マスタロール及びインキ容器及び孔版印刷装置Info
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- JP2002321433A JP2002321433A JP2001126019A JP2001126019A JP2002321433A JP 2002321433 A JP2002321433 A JP 2002321433A JP 2001126019 A JP2001126019 A JP 2001126019A JP 2001126019 A JP2001126019 A JP 2001126019A JP 2002321433 A JP2002321433 A JP 2002321433A
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置本体に適合した正しいマスタロール及び
/またはインキ容器のみが確実に装着可能であると共
に、低コストで電気的な検知を行うことが可能な孔版印
刷装置を提供する。 【解決手段】 内部にコイルL1とコンデンサーC1と
を有し特定の共振周波数を持ったマスタ用共振タグ3を
芯部2に有するマスタロール1を着脱自在に支持すると
共に、マスタロール1より引き出されたマスタ1aに対
して製版を行う製版手段71と、マスタ用共振タグ3を
識別するための、所定周波数の電磁波を発するマスタ用
発信制御部19及びマスタ用発信アンテナ8と、マスタ
用発信アンテナ8から発せられた電磁波の周波数がマス
タ用共振タグ3の共振周波数に反応した際にマスタ用共
振タグ3から反射される反射電磁波を検出するマスタ用
受信制御部20及びマスタ用検出アンテナ9とを有する
マスタロール検出手段24とを具備する孔版印刷装置1
00において、マスタ用発信アンテナ8とマスタ用検出
アンテナ9とをマスタロール1の近傍に配置した。
/またはインキ容器のみが確実に装着可能であると共
に、低コストで電気的な検知を行うことが可能な孔版印
刷装置を提供する。 【解決手段】 内部にコイルL1とコンデンサーC1と
を有し特定の共振周波数を持ったマスタ用共振タグ3を
芯部2に有するマスタロール1を着脱自在に支持すると
共に、マスタロール1より引き出されたマスタ1aに対
して製版を行う製版手段71と、マスタ用共振タグ3を
識別するための、所定周波数の電磁波を発するマスタ用
発信制御部19及びマスタ用発信アンテナ8と、マスタ
用発信アンテナ8から発せられた電磁波の周波数がマス
タ用共振タグ3の共振周波数に反応した際にマスタ用共
振タグ3から反射される反射電磁波を検出するマスタ用
受信制御部20及びマスタ用検出アンテナ9とを有する
マスタロール検出手段24とを具備する孔版印刷装置1
00において、マスタ用発信アンテナ8とマスタ用検出
アンテナ9とをマスタロール1の近傍に配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタロール、イ
ンキ容器、及びこれらをサプライとして用いる孔版印刷
装置に関する。
ンキ容器、及びこれらをサプライとして用いる孔版印刷
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔性の支持円筒体である多孔性支持板
の周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを
複数層巻装してなる回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フ
ィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的に用いられ
る)と和紙繊維あるいは合成繊維あるいは和紙繊維と合
成繊維とを混抄したものとを貼り合わせてなるラミネー
ト構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィル
ム面をサーマルヘッドにより加熱穿孔製版した後に版胴
に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段よりイ
ンキを供給しつつプレスローラー等の印刷手段によって
印刷用紙を版胴外周面上の製版済みマスタに連続的に押
圧することにより、版胴開口部及びマスタ穿孔部よりイ
ンキを滲出させて印刷用紙に転移させることで印刷を行
う感熱デジタル孔版印刷装置が一般的に知られている。
この孔版印刷装置では、サプライとしてマスタをロール
状に巻成してなるマスタロール及びインキを貯容したイ
ンキ容器等が用いられると共に、装置本体側にはこれら
のエンプティー状態を検出するセンサーが設けられてお
り、各センサーがサプライエンドを検知してオペレータ
ーが新しいサプライをセットすることで継続的な使用が
可能に構成されている。
の周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを
複数層巻装してなる回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フ
ィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的に用いられ
る)と和紙繊維あるいは合成繊維あるいは和紙繊維と合
成繊維とを混抄したものとを貼り合わせてなるラミネー
ト構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィル
ム面をサーマルヘッドにより加熱穿孔製版した後に版胴
に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段よりイ
ンキを供給しつつプレスローラー等の印刷手段によって
印刷用紙を版胴外周面上の製版済みマスタに連続的に押
圧することにより、版胴開口部及びマスタ穿孔部よりイ
ンキを滲出させて印刷用紙に転移させることで印刷を行
う感熱デジタル孔版印刷装置が一般的に知られている。
この孔版印刷装置では、サプライとしてマスタをロール
状に巻成してなるマスタロール及びインキを貯容したイ
ンキ容器等が用いられると共に、装置本体側にはこれら
のエンプティー状態を検出するセンサーが設けられてお
り、各センサーがサプライエンドを検知してオペレータ
ーが新しいサプライをセットすることで継続的な使用が
可能に構成されている。
【0003】上述のマスタロールには、サイズやマスタ
の構成(熱可塑性樹脂フィルム及び多孔性支持体の厚み
や材質等)毎に複数の種類があり、これらは機種別ある
いは仕向け地別にそれぞれ異なるものが設定されてい
る。そして、装置本体に適合しないマスタロールを装着
してしまうと、所定の品質の印刷物を得られない場合や
装置本体に故障を発生させてしまう虞があるため、マス
タロールの誤装着を防止するための技術が提案されてい
る。この技術としては、例えば図17に示すように、マ
スタAを巻装している芯部Bの内径寸法Dや突出寸法L
を種類毎に変える方式、特開平5−290227号公報
に開示されているように芯部の内部あるいは外部にバー
コードを設けてこれをセンサーにより検知する方式、特
開2001−18507号公報に開示されているように
サプライに設けられた情報記憶手段に記憶されたデータ
を情報伝達手段によって伝達する方式等が挙げられる。
の構成(熱可塑性樹脂フィルム及び多孔性支持体の厚み
や材質等)毎に複数の種類があり、これらは機種別ある
いは仕向け地別にそれぞれ異なるものが設定されてい
る。そして、装置本体に適合しないマスタロールを装着
してしまうと、所定の品質の印刷物を得られない場合や
装置本体に故障を発生させてしまう虞があるため、マス
タロールの誤装着を防止するための技術が提案されてい
る。この技術としては、例えば図17に示すように、マ
スタAを巻装している芯部Bの内径寸法Dや突出寸法L
を種類毎に変える方式、特開平5−290227号公報
に開示されているように芯部の内部あるいは外部にバー
コードを設けてこれをセンサーにより検知する方式、特
開2001−18507号公報に開示されているように
サプライに設けられた情報記憶手段に記憶されたデータ
を情報伝達手段によって伝達する方式等が挙げられる。
【0004】また、インキ容器に貯容されるインキとし
ても、使用されるマスタの種類、印刷画像品質、使用環
境、あるいはその他の各種条件毎に最適のものが開発さ
れており、さらに色、対応する装置の機種、使用される
国あるいは地域別、さらには販売チャンネル別等、様々
の種類のものがある。そして、マスタロールと同様に適
合しないインキが貯容されたインキ容器を装置本体に装
着してしまうと上述と同様の不具合を発生させてしまう
虞があるため、インキ容器の誤装着を防止するための技
術も既に提案されている。この技術としては、例えば本
願出願人による特開平10−264357号公報に開示
されているように、インキ容器の外箱の一部のそれぞれ
異なった位置に凹部を設ける一方、インキ容器装着部に
前記凹部に嵌入可能な凸部を設け、前記凹部と前記凸部
との配置を種類毎に代える方式、上述した特開2001
−18507号公報に開示された方式等が挙げられる。
ても、使用されるマスタの種類、印刷画像品質、使用環
境、あるいはその他の各種条件毎に最適のものが開発さ
れており、さらに色、対応する装置の機種、使用される
国あるいは地域別、さらには販売チャンネル別等、様々
の種類のものがある。そして、マスタロールと同様に適
合しないインキが貯容されたインキ容器を装置本体に装
着してしまうと上述と同様の不具合を発生させてしまう
虞があるため、インキ容器の誤装着を防止するための技
術も既に提案されている。この技術としては、例えば本
願出願人による特開平10−264357号公報に開示
されているように、インキ容器の外箱の一部のそれぞれ
異なった位置に凹部を設ける一方、インキ容器装着部に
前記凹部に嵌入可能な凸部を設け、前記凹部と前記凸部
との配置を種類毎に代える方式、上述した特開2001
−18507号公報に開示された方式等が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、芯部Bの内径
寸法Dや突出寸法Lを種類毎に変える方式では、見た目
にもわかりやすく簡単であるが、「大は小を兼ねる」で
あって、芯部Bの内径寸法Dが大きいマスタロールはそ
れよりも小さいマスタロールに適合する装置本体にはセ
ットできてしまうという問題点がある。また、電気的な
検知ではないために条件を変化させることはできず、装
置本体のモデルチェンジ時等においてはマスタロールに
合わせて装置本体を設計するかあるいはマスタロールの
モデルチェンジを行う必要が生じてしまうという問題点
がある。特開平5−290227号公報に開示された技
術では、芯部に設けられたバーコードをセンサーによっ
て検知しているため、マスタロールが消費されてマスタ
ロール径が小さくなることに伴い芯部の回転数が変化す
ることから検知に安定性がなく、誤検知を発生し易いと
いう問題点がある。さらに、これも電気的な検知ではな
いために条件を変化させることはできない。
寸法Dや突出寸法Lを種類毎に変える方式では、見た目
にもわかりやすく簡単であるが、「大は小を兼ねる」で
あって、芯部Bの内径寸法Dが大きいマスタロールはそ
れよりも小さいマスタロールに適合する装置本体にはセ
ットできてしまうという問題点がある。また、電気的な
検知ではないために条件を変化させることはできず、装
置本体のモデルチェンジ時等においてはマスタロールに
合わせて装置本体を設計するかあるいはマスタロールの
モデルチェンジを行う必要が生じてしまうという問題点
がある。特開平5−290227号公報に開示された技
術では、芯部に設けられたバーコードをセンサーによっ
て検知しているため、マスタロールが消費されてマスタ
ロール径が小さくなることに伴い芯部の回転数が変化す
ることから検知に安定性がなく、誤検知を発生し易いと
いう問題点がある。さらに、これも電気的な検知ではな
いために条件を変化させることはできない。
【0006】特開2001−18507号公報に開示さ
れた技術では、サプライに高価な情報記憶手段を設ける
必要が生じて大幅にコストアップしてしまうという問題
点、情報記憶手段と装置本体の制御装置とを繋ぐ情報伝
達手段の接続部の信頼性が非常に高くないと不確実な情
報が伝達されてしまうという問題点がある。特開平10
−264357号公報に開示された技術では、インキ容
器装着部に設けられた凸部とインキ容器外箱の凹部との
位置がわずかにすれている場合にはインキ容器を無理に
押し込むことでインキ容器装着部に対して装着できてし
まい、これに伴いインキ容器外箱が変形あるいは破損し
てしまうという問題点、並びに種類数が限られてしまう
という問題点がある。また、これも電気的な検知ではな
いために条件を変化させることはできない。本発明は、
上記問題点を解決し、装置本体に適合した正しいマスタ
ロール及び/またはインキ容器のみが確実に装着可能で
あると共に、低コストで電気的な検知を行うことが可能
な孔版印刷装置の提供を目的とする。
れた技術では、サプライに高価な情報記憶手段を設ける
必要が生じて大幅にコストアップしてしまうという問題
点、情報記憶手段と装置本体の制御装置とを繋ぐ情報伝
達手段の接続部の信頼性が非常に高くないと不確実な情
報が伝達されてしまうという問題点がある。特開平10
−264357号公報に開示された技術では、インキ容
器装着部に設けられた凸部とインキ容器外箱の凹部との
位置がわずかにすれている場合にはインキ容器を無理に
押し込むことでインキ容器装着部に対して装着できてし
まい、これに伴いインキ容器外箱が変形あるいは破損し
てしまうという問題点、並びに種類数が限られてしまう
という問題点がある。また、これも電気的な検知ではな
いために条件を変化させることはできない。本発明は、
上記問題点を解決し、装置本体に適合した正しいマスタ
ロール及び/またはインキ容器のみが確実に装着可能で
あると共に、低コストで電気的な検知を行うことが可能
な孔版印刷装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
芯部の周りにマスタをロール状に巻成してなりマスタロ
ール識別部材を有するマスタロールであって、前記マス
タロール識別部材は内部にコイルとコンデンサーとを有
し特定の共振周波数を持ったマスタ用共振タグであり、
該マスタ用共振タグは前記芯部に取り付けられているこ
とを特徴とする。
芯部の周りにマスタをロール状に巻成してなりマスタロ
ール識別部材を有するマスタロールであって、前記マス
タロール識別部材は内部にコイルとコンデンサーとを有
し特定の共振周波数を持ったマスタ用共振タグであり、
該マスタ用共振タグは前記芯部に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
スタロールにおいて、さらに前記マスタ用共振タグは前
記芯部の外周面に取り付けられていることを特徴とす
る。
スタロールにおいて、さらに前記マスタ用共振タグは前
記芯部の外周面に取り付けられていることを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のマスタロールにおいて、さらに前記マスタ
用共振タグの前記芯部の軸線方向における取付位置は、
前記マスタの種類に応じて複数種類設けられていること
を特徴とする。
求項2記載のマスタロールにおいて、さらに前記マスタ
用共振タグの前記芯部の軸線方向における取付位置は、
前記マスタの種類に応じて複数種類設けられていること
を特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、外箱とインキを貯
容する内袋とを有しインキ容器識別部材を有するインキ
容器であって、前記インキ容器識別部材は内部にコイル
とコンデンサーとを有し特定の共振周波数を持ったイン
キ用共振タグであり、該インキ用共振タグは前記外箱に
取り付けられていることを特徴とする。
容する内袋とを有しインキ容器識別部材を有するインキ
容器であって、前記インキ容器識別部材は内部にコイル
とコンデンサーとを有し特定の共振周波数を持ったイン
キ用共振タグであり、該インキ用共振タグは前記外箱に
取り付けられていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載のイ
ンキ容器において、さらに前記インキ用共振タグは前記
外箱の内面に取り付けられていることを特徴とする。
ンキ容器において、さらに前記インキ用共振タグは前記
外箱の内面に取り付けられていることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5記載のインキ容器において、さらに前記インキ用
共振タグの前記外箱の水平面方向における取付位置は、
前記インキの種類に応じて複数種類設けられていること
を特徴とする。
求項5記載のインキ容器において、さらに前記インキ用
共振タグの前記外箱の水平面方向における取付位置は、
前記インキの種類に応じて複数種類設けられていること
を特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のマスタロールを着脱自在に支持すると共
に、該マスタロールより引き出されたマスタに対して製
版を行う製版手段を備えた孔版印刷装置であって、前記
マスタ用共振タグを識別するためのマスタロール検出手
段を有し、該マスタロール検出手段は、所定周波数の電
磁波を発するマスタ用発信制御部及びマスタ用発信アン
テナと、前記マスタ用発信アンテナから発せられた前記
電磁波の周波数が前記マスタ用共振タグの前記共振周波
数に反応した際に前記マスタ用共振タグから反射される
反射電磁波を検出するマスタ用受信制御部及びマスタ用
検出アンテナとを有し、前記マスタ用発信アンテナと前
記マスタ用検出アンテナとは前記マスタロールの近傍に
配置されていることを特徴とする。
求項2記載のマスタロールを着脱自在に支持すると共
に、該マスタロールより引き出されたマスタに対して製
版を行う製版手段を備えた孔版印刷装置であって、前記
マスタ用共振タグを識別するためのマスタロール検出手
段を有し、該マスタロール検出手段は、所定周波数の電
磁波を発するマスタ用発信制御部及びマスタ用発信アン
テナと、前記マスタ用発信アンテナから発せられた前記
電磁波の周波数が前記マスタ用共振タグの前記共振周波
数に反応した際に前記マスタ用共振タグから反射される
反射電磁波を検出するマスタ用受信制御部及びマスタ用
検出アンテナとを有し、前記マスタ用発信アンテナと前
記マスタ用検出アンテナとは前記マスタロールの近傍に
配置されていることを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項3記載のマ
スタロールを着脱自在に支持すると共に、該マスタロー
ルより引き出されたマスタに対して製版を行う製版手段
を備えた孔版印刷装置であって、前記マスタ用共振タグ
を識別するためのマスタロール検出手段を有し、該マス
タロール検出手段は、所定周波数の電磁波を発するマス
タ用発信制御部及びマスタ用発信アンテナと、前記マス
タ用発信アンテナから発せられた前記電磁波の周波数が
前記マスタ用共振タグの前記共振周波数に反応した際に
前記マスタ用共振タグから反射される反射電磁波を検出
するマスタ用受信制御部及びマスタ用検出アンテナとを
有し、前記マスタ用発信アンテナと前記マスタ用検出ア
ンテナとは、前記マスタロールの近傍であって前記芯部
の軸線方向において前記マスタ用共振タグと対応する位
置に配置されていることを特徴とする。
スタロールを着脱自在に支持すると共に、該マスタロー
ルより引き出されたマスタに対して製版を行う製版手段
を備えた孔版印刷装置であって、前記マスタ用共振タグ
を識別するためのマスタロール検出手段を有し、該マス
タロール検出手段は、所定周波数の電磁波を発するマス
タ用発信制御部及びマスタ用発信アンテナと、前記マス
タ用発信アンテナから発せられた前記電磁波の周波数が
前記マスタ用共振タグの前記共振周波数に反応した際に
前記マスタ用共振タグから反射される反射電磁波を検出
するマスタ用受信制御部及びマスタ用検出アンテナとを
有し、前記マスタ用発信アンテナと前記マスタ用検出ア
ンテナとは、前記マスタロールの近傍であって前記芯部
の軸線方向において前記マスタ用共振タグと対応する位
置に配置されていることを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項7または請
求項8記載の孔版印刷装置において、さらに前記製版手
段による前記マスタへの製版動作時において、前記マス
タロールの回転に伴い前記マスタ用共振タグから反射さ
れる前記反射電磁波が、オンからオフへまたはオフから
オンへ1回以上切り替わることを確認した後、表示及び
/または制御を行う制御手段を有することを特徴とす
る。
求項8記載の孔版印刷装置において、さらに前記製版手
段による前記マスタへの製版動作時において、前記マス
タロールの回転に伴い前記マスタ用共振タグから反射さ
れる前記反射電磁波が、オンからオフへまたはオフから
オンへ1回以上切り替わることを確認した後、表示及び
/または制御を行う制御手段を有することを特徴とす
る。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項4または
請求項5記載のインキ容器を着脱自在に支持するインキ
容器装着部と、ドラムユニットと、前記インキ容器に貯
容されたインキを前記ドラムユニットに供給するインキ
供給手段とを備えた孔版印刷装置であって、前記インキ
用共振タグを識別するためのインキ容器検出手段を有
し、該インキ容器検出手段は、所定周波数の電磁波を発
するインキ用発信制御部及びインキ用発信アンテナと、
前記インキ用発信アンテナから発せられた前記電磁波の
周波数が前記インキ用共振タグの前記共振周波数に反応
した際に前記インキ用共振タグから反射される反射電磁
波を検出するインキ用受信制御部及びインキ用検出アン
テナとを有し、前記インキ用発信アンテナと前記インキ
用検出アンテナとは前記外箱の前記インキ用共振タグが
取り付けられた面の近傍に配置されていることを特徴と
する。
請求項5記載のインキ容器を着脱自在に支持するインキ
容器装着部と、ドラムユニットと、前記インキ容器に貯
容されたインキを前記ドラムユニットに供給するインキ
供給手段とを備えた孔版印刷装置であって、前記インキ
用共振タグを識別するためのインキ容器検出手段を有
し、該インキ容器検出手段は、所定周波数の電磁波を発
するインキ用発信制御部及びインキ用発信アンテナと、
前記インキ用発信アンテナから発せられた前記電磁波の
周波数が前記インキ用共振タグの前記共振周波数に反応
した際に前記インキ用共振タグから反射される反射電磁
波を検出するインキ用受信制御部及びインキ用検出アン
テナとを有し、前記インキ用発信アンテナと前記インキ
用検出アンテナとは前記外箱の前記インキ用共振タグが
取り付けられた面の近傍に配置されていることを特徴と
する。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項6記載の
インキ容器を着脱自在に支持するインキ容器装着部と、
ドラムユニットと、前記インキ容器に貯容されたインキ
を前記ドラムユニットに供給するインキ供給手段とを備
えた孔版印刷装置であって、前記インキ用共振タグを識
別するためのインキ容器検出手段を有し、該インキ容器
検出手段は、所定周波数の電磁波を発するインキ用発信
制御部及びインキ用発信アンテナと、前記インキ用発信
アンテナから発せられた前記電磁波の周波数が前記イン
キ用共振タグの前記共振周波数に反応した際に前記イン
キ用共振タグから反射される反射電磁波を検出するイン
キ用受信制御部及びインキ用検出アンテナとを有し、前
記インキ用発信アンテナと前記インキ用検出アンテナと
は前記外箱の前記インキ用共振タグが取り付けられた面
の近傍であって前記外箱の水平面方向において前記イン
キ用共振タグと対応する位置に配置されていることを特
徴とする。
インキ容器を着脱自在に支持するインキ容器装着部と、
ドラムユニットと、前記インキ容器に貯容されたインキ
を前記ドラムユニットに供給するインキ供給手段とを備
えた孔版印刷装置であって、前記インキ用共振タグを識
別するためのインキ容器検出手段を有し、該インキ容器
検出手段は、所定周波数の電磁波を発するインキ用発信
制御部及びインキ用発信アンテナと、前記インキ用発信
アンテナから発せられた前記電磁波の周波数が前記イン
キ用共振タグの前記共振周波数に反応した際に前記イン
キ用共振タグから反射される反射電磁波を検出するイン
キ用受信制御部及びインキ用検出アンテナとを有し、前
記インキ用発信アンテナと前記インキ用検出アンテナと
は前記外箱の前記インキ用共振タグが取り付けられた面
の近傍であって前記外箱の水平面方向において前記イン
キ用共振タグと対応する位置に配置されていることを特
徴とする。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項10また
は請求項11記載の孔版印刷装置において、さらに前記
インキ容器装着部が前記ドラムユニットに設けられてい
ると共に前記ドラムユニットが装置本体に対して着脱自
在であり、前記インキ容器検出手段が前記装置本体に設
けられていることを特徴とする。
は請求項11記載の孔版印刷装置において、さらに前記
インキ容器装着部が前記ドラムユニットに設けられてい
ると共に前記ドラムユニットが装置本体に対して着脱自
在であり、前記インキ容器検出手段が前記装置本体に設
けられていることを特徴とする。
【0019】請求項13記載の発明は、請求項10、請
求項11または請求項12記載の孔版印刷装置におい
て、さらに前記インキ容器装着部が前記インキ容器の有
無を検知するインキ容器有無検知手段を有し、前記イン
キ容器有無検知手段により前記インキ容器の着脱が検知
された場合には、前記インキ用共振タグから反射される
前記反射電磁波が、オンからオフへ切り替わった後にオ
フからオンへ切り替わることを確認した後、表示及び/
または制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
求項11または請求項12記載の孔版印刷装置におい
て、さらに前記インキ容器装着部が前記インキ容器の有
無を検知するインキ容器有無検知手段を有し、前記イン
キ容器有無検知手段により前記インキ容器の着脱が検知
された場合には、前記インキ用共振タグから反射される
前記反射電磁波が、オンからオフへ切り替わった後にオ
フからオンへ切り替わることを確認した後、表示及び/
または制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
【0020】請求項14記載の発明は、請求項1、請求
項2または請求項3記載のマスタロールを着脱自在に支
持すると共に該マスタロールより引き出されたマスタに
対して製版を行う製版手段と、請求項4、請求項5また
は請求項6記載のインキ容器を着脱自在に支持するイン
キ容器装着部と、ドラムユニットと、前記インキ容器に
貯容されたインキを前記ドラムユニットに供給するイン
キ供給手段とを備えた孔版印刷装置であって、前記マス
タ用共振タグを識別するためのマスタロール検出手段及
び前記インキ用共振タグを識別するためのインキ容器検
出手段を有し、前記マスタロール検出手段は、所定周波
数の電磁波を発するマスタ用発信制御部及びマスタ用発
信アンテナと、前記マスタ用発信アンテナから発せられ
た前記電磁波の周波数が前記マスタ用共振タグの前記共
振周波数に反応した際に前記マスタ用共振タグから反射
される反射電磁波を検出するマスタ用受信制御部及びマ
スタ用検出アンテナとを有し、前記インキ容器検出手段
は、所定周波数の電磁波を発するインキ用発信制御部及
びインキ用発信アンテナと、前記インキ用発信アンテナ
から発せられた前記電磁波の周波数が前記インキ用共振
タグの前記共振周波数に反応した際に前記インキ用共振
タグから反射される反射電磁波を検出するインキ用受信
制御部及びインキ用検出アンテナとを有し、前記マスタ
ロール及び前記インキ容器として、前記マスタ用共振タ
グ及び前記インキ用共振タグの前記各共振周波数が互い
に同一のものが用いられることを特徴とする孔版印刷装
置。
項2または請求項3記載のマスタロールを着脱自在に支
持すると共に該マスタロールより引き出されたマスタに
対して製版を行う製版手段と、請求項4、請求項5また
は請求項6記載のインキ容器を着脱自在に支持するイン
キ容器装着部と、ドラムユニットと、前記インキ容器に
貯容されたインキを前記ドラムユニットに供給するイン
キ供給手段とを備えた孔版印刷装置であって、前記マス
タ用共振タグを識別するためのマスタロール検出手段及
び前記インキ用共振タグを識別するためのインキ容器検
出手段を有し、前記マスタロール検出手段は、所定周波
数の電磁波を発するマスタ用発信制御部及びマスタ用発
信アンテナと、前記マスタ用発信アンテナから発せられ
た前記電磁波の周波数が前記マスタ用共振タグの前記共
振周波数に反応した際に前記マスタ用共振タグから反射
される反射電磁波を検出するマスタ用受信制御部及びマ
スタ用検出アンテナとを有し、前記インキ容器検出手段
は、所定周波数の電磁波を発するインキ用発信制御部及
びインキ用発信アンテナと、前記インキ用発信アンテナ
から発せられた前記電磁波の周波数が前記インキ用共振
タグの前記共振周波数に反応した際に前記インキ用共振
タグから反射される反射電磁波を検出するインキ用受信
制御部及びインキ用検出アンテナとを有し、前記マスタ
ロール及び前記インキ容器として、前記マスタ用共振タ
グ及び前記インキ用共振タグの前記各共振周波数が互い
に同一のものが用いられることを特徴とする孔版印刷装
置。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を採用した孔版印
刷装置100の概略正面図である。同図において孔版印
刷装置100は、孔版印刷装置本体である筐体77の上
部に配設されハッチングを施して示す原稿29の画像を
読み取る画像読取部70、画像読取部70の下方に位置
する筐体77の一側部に配設されマスタロール1から繰
り出されるマスタ1aを製版する製版手段としての製版
部71、筐体77の略中央部に配設され製版済みのマス
タ1aを外周面に巻装する印刷ドラムユニット35を備
えた印刷部72、製版部71の下方に配設され給紙トレ
イ39上に積載された印刷用紙38を印刷部72に向け
て給送する本体給紙部73、筐体77の下部に配設され
複数段の給紙トレイ上に積載された印刷用紙を選択的に
印刷部72に給送するバンク給紙部74、印刷部72に
おいて印刷された印刷済み用紙38aを排紙トレイ49
上に排出する排紙部75、排紙部75と画像読取部70
との間に配設され印刷ドラムユニット35内の版胴99
の外周面から使用済みのマスタを剥離して排版ボックス
51内に収納する排版部76等を具備している。
刷装置100の概略正面図である。同図において孔版印
刷装置100は、孔版印刷装置本体である筐体77の上
部に配設されハッチングを施して示す原稿29の画像を
読み取る画像読取部70、画像読取部70の下方に位置
する筐体77の一側部に配設されマスタロール1から繰
り出されるマスタ1aを製版する製版手段としての製版
部71、筐体77の略中央部に配設され製版済みのマス
タ1aを外周面に巻装する印刷ドラムユニット35を備
えた印刷部72、製版部71の下方に配設され給紙トレ
イ39上に積載された印刷用紙38を印刷部72に向け
て給送する本体給紙部73、筐体77の下部に配設され
複数段の給紙トレイ上に積載された印刷用紙を選択的に
印刷部72に給送するバンク給紙部74、印刷部72に
おいて印刷された印刷済み用紙38aを排紙トレイ49
上に排出する排紙部75、排紙部75と画像読取部70
との間に配設され印刷ドラムユニット35内の版胴99
の外周面から使用済みのマスタを剥離して排版ボックス
51内に収納する排版部76等を具備している。
【0022】画像読取部70は、原稿29の画像を読み
取るためのスキャナー部30、スキャナー部30の上面
に配設された開閉可能な圧板31、図示しない複数枚の
原稿を自動的に順次搬送するADF部32等を有してい
る。スキャナー部30は、読み取った原稿29の画像情
報を光電変換するCCD等の図示しない画像センサーを
有しており、この画像センサーで光電変換された画像信
号は筐体77に配設された図示しないA/D変換部に入
力される。
取るためのスキャナー部30、スキャナー部30の上面
に配設された開閉可能な圧板31、図示しない複数枚の
原稿を自動的に順次搬送するADF部32等を有してい
る。スキャナー部30は、読み取った原稿29の画像情
報を光電変換するCCD等の図示しない画像センサーを
有しており、この画像センサーで光電変換された画像信
号は筐体77に配設された図示しないA/D変換部に入
力される。
【0023】製版部71は、マスタロール1からマスタ
1aを繰り出すプラテンローラー33、上述のA/D変
換部及び図示しない製版制御部で処理された後に送出さ
れるデジタル画像信号に基づきマスタ1aを製版するサ
ーマルヘッド34、マスタ1aを搬送するマスタ搬送ロ
ーラー対56及び反転ローラー対58、マスタ1aを所
定の長さに切断する切断手段37等を有している。
1aを繰り出すプラテンローラー33、上述のA/D変
換部及び図示しない製版制御部で処理された後に送出さ
れるデジタル画像信号に基づきマスタ1aを製版するサ
ーマルヘッド34、マスタ1aを搬送するマスタ搬送ロ
ーラー対56及び反転ローラー対58、マスタ1aを所
定の長さに切断する切断手段37等を有している。
【0024】孔版印刷装置100にサプライとして用い
られるマスタロール1は、200〜250版分のシート
状長尺のマスタ1aをパイプ状の芯部2に巻成して形成
されている。マスタ1aは、例えば厚み1〜3μm程度
の熱可塑性樹脂フィルム(ポリエステル等)に和紙また
は合成繊維等からなる多孔性支持体を貼り合わせた周知
のものである。なお、マスタ1aとしては、実質的に熱
可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタ等を用いてもよ
い。ここでいう実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから
なるマスタとは、マスタが熱可塑性樹脂フィルムのみか
らなるものの他、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤等
の微量成分を含有させてなるもの、さらには熱可塑性樹
脂フィルムの両主面、すなわち表面及び裏面の少なくと
も一方にオーバーコート層等の薄膜層を1層または複数
層形成してなるものを含む。
られるマスタロール1は、200〜250版分のシート
状長尺のマスタ1aをパイプ状の芯部2に巻成して形成
されている。マスタ1aは、例えば厚み1〜3μm程度
の熱可塑性樹脂フィルム(ポリエステル等)に和紙また
は合成繊維等からなる多孔性支持体を貼り合わせた周知
のものである。なお、マスタ1aとしては、実質的に熱
可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタ等を用いてもよ
い。ここでいう実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから
なるマスタとは、マスタが熱可塑性樹脂フィルムのみか
らなるものの他、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤等
の微量成分を含有させてなるもの、さらには熱可塑性樹
脂フィルムの両主面、すなわち表面及び裏面の少なくと
も一方にオーバーコート層等の薄膜層を1層または複数
層形成してなるものを含む。
【0025】芯部2の外周面には、図2に示すように、
特定周波数の電磁波に反応して電磁波を反射する共振周
波数を持った共振回路を有するマスタ用共振タグ3が取
り付けられている。マスタ用共振タグ3は、大きさ20
〜50mm角程度、厚み0.2〜0.3mm程度の合成
樹脂フィルムの両面にアルミ蒸着とエッチングによる回
路パターンを形成したものであり、図3に示すように、
その内部にはコイルL1とコンデンサーC1とを有する
共振回路4が設けられている。マスタ用共振タグ3は、
コイルL1の巻き数あるいはコンデンサーC1の静電容
量を変化させることにより、マスタロール1の種類とし
て、機種や仕向け地等に応じたサイズやマスタの種類
(材質、厚み、耐刷枚数等)別にそれぞれ異なる共振周
波数を設定可能に構成されている。マスタロール1は、
製版部71の図示しない側板に設けられたロール支持部
材2A(図1参照)によって着脱可能かつ回転可能に支
持されている。
特定周波数の電磁波に反応して電磁波を反射する共振周
波数を持った共振回路を有するマスタ用共振タグ3が取
り付けられている。マスタ用共振タグ3は、大きさ20
〜50mm角程度、厚み0.2〜0.3mm程度の合成
樹脂フィルムの両面にアルミ蒸着とエッチングによる回
路パターンを形成したものであり、図3に示すように、
その内部にはコイルL1とコンデンサーC1とを有する
共振回路4が設けられている。マスタ用共振タグ3は、
コイルL1の巻き数あるいはコンデンサーC1の静電容
量を変化させることにより、マスタロール1の種類とし
て、機種や仕向け地等に応じたサイズやマスタの種類
(材質、厚み、耐刷枚数等)別にそれぞれ異なる共振周
波数を設定可能に構成されている。マスタロール1は、
製版部71の図示しない側板に設けられたロール支持部
材2A(図1参照)によって着脱可能かつ回転可能に支
持されている。
【0026】筐体77のマスタロール1が装着された部
位の近傍には、図2に示すようにマスタロール検出器7
が配設されている。マスタロール検出器7は、図4に示
すようにマスタ用発信アンテナである発信部8とマスタ
用検出アンテナである受信部9とを有している。発信部
8は切替回路18を介して筐体77に設けられた発信制
御部19に接続されており、受信部9は切替回路18を
介して筐体77に設けられた受信制御部20に接続され
ている。発信制御部19は所定周波数の電磁波を発する
電磁波発生部22を、受信制御部20は反射電磁波を検
出する電磁波判定部21をそれぞれ有しており、それぞ
れ筐体77に設けられた制御手段としての制御装置23
にその作動を制御される。これらマスタロール検出器
7、切替回路18、発信制御部19及び受信制御部20
によってマスタロール検出手段24が構成されている。
なお、切替回路18と制御装置23については後述す
る。
位の近傍には、図2に示すようにマスタロール検出器7
が配設されている。マスタロール検出器7は、図4に示
すようにマスタ用発信アンテナである発信部8とマスタ
用検出アンテナである受信部9とを有している。発信部
8は切替回路18を介して筐体77に設けられた発信制
御部19に接続されており、受信部9は切替回路18を
介して筐体77に設けられた受信制御部20に接続され
ている。発信制御部19は所定周波数の電磁波を発する
電磁波発生部22を、受信制御部20は反射電磁波を検
出する電磁波判定部21をそれぞれ有しており、それぞ
れ筐体77に設けられた制御手段としての制御装置23
にその作動を制御される。これらマスタロール検出器
7、切替回路18、発信制御部19及び受信制御部20
によってマスタロール検出手段24が構成されている。
なお、切替回路18と制御装置23については後述す
る。
【0027】さらに、マスタロール1の外周面上であっ
て、芯部2の周りに巻き付けられているマスタ1aの最
終部分(残り版数1〜2版分の位置)には、図2に示す
ように黒帯からなるエンドマーク部57が設けられてお
り、これと対応する筐体77側の部位には、光反射型セ
ンサーからなるマスタロールエンド検知センサー55が
配設されている。マスタロールエンド検知センサー55
は制御装置23に接続されており、エンドマーク部57
を検知したときに制御装置23に検知信号を出力する。
て、芯部2の周りに巻き付けられているマスタ1aの最
終部分(残り版数1〜2版分の位置)には、図2に示す
ように黒帯からなるエンドマーク部57が設けられてお
り、これと対応する筐体77側の部位には、光反射型セ
ンサーからなるマスタロールエンド検知センサー55が
配設されている。マスタロールエンド検知センサー55
は制御装置23に接続されており、エンドマーク部57
を検知したときに制御装置23に検知信号を出力する。
【0028】印刷部72は、製版済みのマスタ1aをそ
の外周面に巻装する版胴99を有する印刷ドラムユニッ
ト35と、プレスローラー42とを有している。印刷ド
ラムユニット35は、図5に示すように、版胴99と、
版胴99の内部に設けられたインキ供給手段98と、イ
ンキ容器装着部としてのインキ容器受け台54とを有し
ている。
の外周面に巻装する版胴99を有する印刷ドラムユニッ
ト35と、プレスローラー42とを有している。印刷ド
ラムユニット35は、図5に示すように、版胴99と、
版胴99の内部に設けられたインキ供給手段98と、イ
ンキ容器装着部としてのインキ容器受け台54とを有し
ている。
【0029】版胴99は、その中央に配設された図示し
ない支持軸の周りに回転自在に支持されており、図示し
ない版胴駆動手段によって図1の矢印方向に回転駆動さ
れる。版胴99は、前記支持軸の軸線方向に延在して設
けられていてインキを滲出させる複数の開孔部が形成さ
れた金属製の多孔性支持板と、この多孔性支持板の外周
面に巻き付けられ、その外周面にインキを保持・拡散
し、押圧によりインキを吐出するメッシュスクリーンと
を有している。多孔性支持板の軸方向における所定範囲
には前記開孔部が形成されていない非開孔部が設けられ
ており、この非開孔部には版胴99上に製版済みのマス
タ1aを係止するためのクランパー36(図1参照)が
配設されている。クランパー36は図示しない開閉手段
によって開閉される。
ない支持軸の周りに回転自在に支持されており、図示し
ない版胴駆動手段によって図1の矢印方向に回転駆動さ
れる。版胴99は、前記支持軸の軸線方向に延在して設
けられていてインキを滲出させる複数の開孔部が形成さ
れた金属製の多孔性支持板と、この多孔性支持板の外周
面に巻き付けられ、その外周面にインキを保持・拡散
し、押圧によりインキを吐出するメッシュスクリーンと
を有している。多孔性支持板の軸方向における所定範囲
には前記開孔部が形成されていない非開孔部が設けられ
ており、この非開孔部には版胴99上に製版済みのマス
タ1aを係止するためのクランパー36(図1参照)が
配設されている。クランパー36は図示しない開閉手段
によって開閉される。
【0030】インキ供給手段98は、インキローラー4
3、ドクターローラー44、インキ検知センサー46、
インキポンプ47、インキ供給管48、インキポンプ駆
動モーター53等を有している。前記支持軸に固設され
た図示しない側板間に回転自在に支持されたインキロー
ラー43はその外周面が版胴99の内周面と近接するよ
うに配置されており、図示しない版胴駆動手段からの回
転力をギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によ
って伝達され、版胴99と同期して同方向に回転駆動さ
れる。インキローラー43の近傍に配設されたドクター
ローラー44は前記側板間に回転自在に支持されてお
り、図示しない版胴駆動手段からの回転力を図示しない
駆動力伝達手段によって伝達され、インキローラー43
とは逆方向に回転駆動される。ドクターローラー44
は、その外周面とインキローラー43の外周面との間に
僅かな隙間が生じるように配設され、インキローラー4
3の外周面との近接部において楔状のインキ溜まり45
を形成している。インキ溜まり45のインキは、インキ
ローラー43の外周面とドクターローラー44の外周面
との隙間を通過し、インキローラー43の外周面上にイ
ンキ層を形成する。
3、ドクターローラー44、インキ検知センサー46、
インキポンプ47、インキ供給管48、インキポンプ駆
動モーター53等を有している。前記支持軸に固設され
た図示しない側板間に回転自在に支持されたインキロー
ラー43はその外周面が版胴99の内周面と近接するよ
うに配置されており、図示しない版胴駆動手段からの回
転力をギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によ
って伝達され、版胴99と同期して同方向に回転駆動さ
れる。インキローラー43の近傍に配設されたドクター
ローラー44は前記側板間に回転自在に支持されてお
り、図示しない版胴駆動手段からの回転力を図示しない
駆動力伝達手段によって伝達され、インキローラー43
とは逆方向に回転駆動される。ドクターローラー44
は、その外周面とインキローラー43の外周面との間に
僅かな隙間が生じるように配設され、インキローラー4
3の外周面との近接部において楔状のインキ溜まり45
を形成している。インキ溜まり45のインキは、インキ
ローラー43の外周面とドクターローラー44の外周面
との隙間を通過し、インキローラー43の外周面上にイ
ンキ層を形成する。
【0031】インキ検知センサー46は、図1における
紙面奥側に設けられている図示しない後フレームの上部
に固設されており、その入力側には静電容量式にインキ
溜まり45のインキ量を検知するインキ検知針が電気的
に接続されている。このインキ検知針は、前記支持軸の
中央部に垂設した図示しない支持板を介して電気絶縁的
に保持されており、その先端はインキ溜まり45に埋没
していて、インキ溜まり45のインキ量に応じて変化す
る静電容量を検知する。また、このインキ検知針は、特
開平6−155885号公報に開示されているように、
インキの有無を検知する検知パルス幅の変化量の差を大
きくすることにより安定した検知を実現してインキ量の
検知性能を向上させるという点から、前記支持板に2本
設けられている。なお、インキ検知センサー46に代え
て、静電容量の変化に伴って変化する周波数を検知する
ことによりインキの有無を検知するもの、光電式のもの
等を用いてもよい。インキ検知センサー46からの検知
信号は制御装置23に向けて出力される。
紙面奥側に設けられている図示しない後フレームの上部
に固設されており、その入力側には静電容量式にインキ
溜まり45のインキ量を検知するインキ検知針が電気的
に接続されている。このインキ検知針は、前記支持軸の
中央部に垂設した図示しない支持板を介して電気絶縁的
に保持されており、その先端はインキ溜まり45に埋没
していて、インキ溜まり45のインキ量に応じて変化す
る静電容量を検知する。また、このインキ検知針は、特
開平6−155885号公報に開示されているように、
インキの有無を検知する検知パルス幅の変化量の差を大
きくすることにより安定した検知を実現してインキ量の
検知性能を向上させるという点から、前記支持板に2本
設けられている。なお、インキ検知センサー46に代え
て、静電容量の変化に伴って変化する周波数を検知する
ことによりインキの有無を検知するもの、光電式のもの
等を用いてもよい。インキ検知センサー46からの検知
信号は制御装置23に向けて出力される。
【0032】インキポンプ47は印刷ドラムユニット3
5の略中央部に位置する図示しないフレームに固設され
ており、その下部にはインキをインキ溜まり45に向け
て供給するためのインキ供給管48が印刷ドラムユニッ
ト35の軸方向に複数設けられていて、その側部には後
述するインキ容器10の口金部13が接続される接続部
47aが設けられている。また、インキポンプ47には
インキを吐出させる際に移動される図示しないピストン
ロッドが設けられており、このピストンロッドには図示
しない円板及びリンクを介してインキポンプ駆動モータ
ー53の出力軸が接続されている。インキポンプ駆動モ
ーター53の作動は制御装置23によって制御される。
5の略中央部に位置する図示しないフレームに固設され
ており、その下部にはインキをインキ溜まり45に向け
て供給するためのインキ供給管48が印刷ドラムユニッ
ト35の軸方向に複数設けられていて、その側部には後
述するインキ容器10の口金部13が接続される接続部
47aが設けられている。また、インキポンプ47には
インキを吐出させる際に移動される図示しないピストン
ロッドが設けられており、このピストンロッドには図示
しない円板及びリンクを介してインキポンプ駆動モータ
ー53の出力軸が接続されている。インキポンプ駆動モ
ーター53の作動は制御装置23によって制御される。
【0033】インキポンプ47の左方にはインキ容器受
け台54が配設されている。インキ容器受け台54は、
印刷ドラムユニット35のフレーム97(図8参照)に
設けられた図示しないスライドガイド上に配設されてお
り、図5の左右方向に向けて移動自在に支持されてい
る。インキ容器受け台54はサプライとして用いられる
インキ容器10を載置可能な大きさに形成されており、
インキ容器10が載置される載置面には、インキ容器1
0が載置されたときに信号を発するインキ容器有無検知
手段であるインキ容器有無センサー69が配設されてい
る。また、インキ容器受け台54は、後述するインキ容
器10がその載置面に載置されたときに、インキ容器1
0に設けられた口金部13が接続部47aに接合可能で
ある位置に配設されている。
け台54が配設されている。インキ容器受け台54は、
印刷ドラムユニット35のフレーム97(図8参照)に
設けられた図示しないスライドガイド上に配設されてお
り、図5の左右方向に向けて移動自在に支持されてい
る。インキ容器受け台54はサプライとして用いられる
インキ容器10を載置可能な大きさに形成されており、
インキ容器10が載置される載置面には、インキ容器1
0が載置されたときに信号を発するインキ容器有無検知
手段であるインキ容器有無センサー69が配設されてい
る。また、インキ容器受け台54は、後述するインキ容
器10がその載置面に載置されたときに、インキ容器1
0に設けられた口金部13が接続部47aに接合可能で
ある位置に配設されている。
【0034】孔版印刷装置100にサプライとして用い
られるインキ容器10は、図6に示すように、紙製の外
箱11とビニールの袋体である内袋12とを有してい
る。内袋12は内部にインキを貯容しており、その一部
には内部のインキを吐出するための口金部13が設けら
れている。外箱11には口金部13を外部に臨ませるた
めの切欠が形成されており、この切欠から突出した口金
部13には、インキの吐出を防止するためのキャップ1
4が取り付けられている。キャップ14は、インキ容器
10がインキ容器受け台54に装着される際に取り外さ
れる。
られるインキ容器10は、図6に示すように、紙製の外
箱11とビニールの袋体である内袋12とを有してい
る。内袋12は内部にインキを貯容しており、その一部
には内部のインキを吐出するための口金部13が設けら
れている。外箱11には口金部13を外部に臨ませるた
めの切欠が形成されており、この切欠から突出した口金
部13には、インキの吐出を防止するためのキャップ1
4が取り付けられている。キャップ14は、インキ容器
10がインキ容器受け台54に装着される際に取り外さ
れる。
【0035】外箱11の内面には、図5、図6に示すよ
うに、特定周波数の電磁波に反応して電磁波を反射する
共振周波数を持った共振回路を有するインキ用共振タグ
5が取り付けられている。インキ用共振タグ5はマスタ
用共振タグ3と同様に形成されており、図7に示すよう
に、その内部にはコイルL2とコンデンサーC2とを有
する共振回路6が設けられている。インキ用共振タグ5
は、コイルL2の巻き数あるいはコンデンサーC2の静
電容量を変化させることにより、インキ容器10の種類
として、機種や仕向け地等に応じたインキの種類あるい
は色別にそれぞれ異なる共振周波数を設定可能に構成さ
れている。
うに、特定周波数の電磁波に反応して電磁波を反射する
共振周波数を持った共振回路を有するインキ用共振タグ
5が取り付けられている。インキ用共振タグ5はマスタ
用共振タグ3と同様に形成されており、図7に示すよう
に、その内部にはコイルL2とコンデンサーC2とを有
する共振回路6が設けられている。インキ用共振タグ5
は、コイルL2の巻き数あるいはコンデンサーC2の静
電容量を変化させることにより、インキ容器10の種類
として、機種や仕向け地等に応じたインキの種類あるい
は色別にそれぞれ異なる共振周波数を設定可能に構成さ
れている。
【0036】筐体77のインキ容器10が装着された部
位の近傍には、図5に示すようにインキ容器検出器15
が配設されている。インキ容器検出器15は、図4に示
すように、インキ用発信アンテナである発信部16とイ
ンキ用検出アンテナである受信部17とを有している。
発信部16は切替回路18を介して発信制御部19に接
続されており、受信部17は切替回路18を介して受信
制御部20に接続されている。これらインキ容器検出器
15、切替回路18、発信制御部19及び受信制御部2
0によってインキ容器検出手段25が構成されている。
位の近傍には、図5に示すようにインキ容器検出器15
が配設されている。インキ容器検出器15は、図4に示
すように、インキ用発信アンテナである発信部16とイ
ンキ用検出アンテナである受信部17とを有している。
発信部16は切替回路18を介して発信制御部19に接
続されており、受信部17は切替回路18を介して受信
制御部20に接続されている。これらインキ容器検出器
15、切替回路18、発信制御部19及び受信制御部2
0によってインキ容器検出手段25が構成されている。
【0037】上述した版胴99及びインキ供給手段98
及びインキ容器受け台54を一体的に有する印刷ドラム
ユニット35は、図8に示すようにそのフレーム97を
筐体77に設けられた図示しないスライドガイドに移動
自在に支持されており、筐体77に対して着脱自在に構
成されている。なお、印刷ドラムユニット35にはコネ
クタ67が設けられており、インキ検知センサー46、
インキポンプ駆動モーター53、インキ容器有無センサ
ー69等に対する電力供給及び信号の伝達は、コネクタ
67を筐体77に設けられた被接続コネクタ68に着脱
することにより行われる。
及びインキ容器受け台54を一体的に有する印刷ドラム
ユニット35は、図8に示すようにそのフレーム97を
筐体77に設けられた図示しないスライドガイドに移動
自在に支持されており、筐体77に対して着脱自在に構
成されている。なお、印刷ドラムユニット35にはコネ
クタ67が設けられており、インキ検知センサー46、
インキポンプ駆動モーター53、インキ容器有無センサ
ー69等に対する電力供給及び信号の伝達は、コネクタ
67を筐体77に設けられた被接続コネクタ68に着脱
することにより行われる。
【0038】ここで、インキ容器検出器15は、上述し
たように筐体77側に設けられている。上述のように本
実施例の孔版印刷装置100では、印刷ドラムユニット
35が筐体77に対して着脱自在であり、インキ容器1
0が印刷ドラムユニット35に一体的に設けられたイン
キ容器受け台54に着脱自在であるため、通常であれば
インキ容器検出器15をインキ容器10近傍の印刷ドラ
ムユニット35側に設ければよいのであるが、この場合
の電気的な信号の授受はコネクタ67を介して行われる
こととなり、さらには信号線が長く必要になってしまう
ことから、インキ用共振タグ5の周波数検出の信頼性が
低下してしまう虞がある。そこで、本実施例において
は、インキ用検出器15を筐体77側に配設している。
これにより電気的信号の授受を安定して行うことがで
き、周波数検出の信頼性を高水準で維持することができ
る。
たように筐体77側に設けられている。上述のように本
実施例の孔版印刷装置100では、印刷ドラムユニット
35が筐体77に対して着脱自在であり、インキ容器1
0が印刷ドラムユニット35に一体的に設けられたイン
キ容器受け台54に着脱自在であるため、通常であれば
インキ容器検出器15をインキ容器10近傍の印刷ドラ
ムユニット35側に設ければよいのであるが、この場合
の電気的な信号の授受はコネクタ67を介して行われる
こととなり、さらには信号線が長く必要になってしまう
ことから、インキ用共振タグ5の周波数検出の信頼性が
低下してしまう虞がある。そこで、本実施例において
は、インキ用検出器15を筐体77側に配設している。
これにより電気的信号の授受を安定して行うことがで
き、周波数検出の信頼性を高水準で維持することができ
る。
【0039】切替回路18は、例えば電界効果トランジ
スタ(FET)あるいはフォトMOSリレー等の半導体
スイッチ素子等を備えた電子・電気回路から構成されて
おり、制御装置23の制御に基づき、発信制御部19か
ら発せられた電磁波をマスタロール検出器7あるいはイ
ンキ容器検出器15の何れかに出力し、マスタ用共振タ
グ3あるいはインキ用共振タグ5の何れかにより反射さ
れた反射電磁波を受信制御部20に出力する機能を有す
る。
スタ(FET)あるいはフォトMOSリレー等の半導体
スイッチ素子等を備えた電子・電気回路から構成されて
おり、制御装置23の制御に基づき、発信制御部19か
ら発せられた電磁波をマスタロール検出器7あるいはイ
ンキ容器検出器15の何れかに出力し、マスタ用共振タ
グ3あるいはインキ用共振タグ5の何れかにより反射さ
れた反射電磁波を受信制御部20に出力する機能を有す
る。
【0040】制御装置23は、CPU、ROM、RA
M、I/Oポート、タイマーなどを有する図示しないマ
イクロコンピューターを具備しており、計算及び演算機
能を有すると共に後述する制御機能をも有している。制
御装置23は、電磁波判定部21、マスタロールエンド
検知センサー55、インキ検知センサー46にそれぞれ
電気的に接続されており、電磁波判定部21から出力さ
れる電磁波判定信号、マスタロールエンド検知センサー
55から出力されるマスタエンド検知信号、インキ検知
センサー46から出力されるインキ有無検知信号を受信
する。また、制御装置23は、切替回路18、電磁波発
生部22、サーマルヘッド34を駆動するサーマルヘッ
ド駆動回路、インキポンプ駆動モーター53にそれぞれ
電気的に接続されており、これらの作動を制御する。
M、I/Oポート、タイマーなどを有する図示しないマ
イクロコンピューターを具備しており、計算及び演算機
能を有すると共に後述する制御機能をも有している。制
御装置23は、電磁波判定部21、マスタロールエンド
検知センサー55、インキ検知センサー46にそれぞれ
電気的に接続されており、電磁波判定部21から出力さ
れる電磁波判定信号、マスタロールエンド検知センサー
55から出力されるマスタエンド検知信号、インキ検知
センサー46から出力されるインキ有無検知信号を受信
する。また、制御装置23は、切替回路18、電磁波発
生部22、サーマルヘッド34を駆動するサーマルヘッ
ド駆動回路、インキポンプ駆動モーター53にそれぞれ
電気的に接続されており、これらの作動を制御する。
【0041】すなわち制御装置23は、受信部9に反射
された電磁波を電磁波判定部21を介して検知すること
によりマスタロール1の種類を識別すると共に、受信部
17に反射された電磁波を電磁波判定部21を介して検
知することによりインキ容器10の種類を識別する機
能、マスタロール検出器7から出力される検知信号とイ
ンキ容器検出器15から出力される検知信号とを時間的
にずらすように切替回路18を制御する機能、受信部9
に反射された電磁波を電磁波判定部21を介して検知す
ることによりマスタロール1の種類を識別した結果、適
正品ではないと判断したときにはサーマルヘッド駆動回
路の作動を禁止してサーマルヘッド34を非作動状態と
し、適正品であると判断したときにはサーマルヘッド駆
動回路を作動させてサーマルヘッド34を作動状態とす
る機能、受信部17に反射された電磁波を電磁波判定部
21を介して検知することによりインキ容器10の種類
を識別した結果、適正品ではないと判断したときにはイ
ンキポンプ駆動モーター53の作動を禁止し、適正品で
あると判断したときにはインキポンプ駆動モーター53
を作動状態とする機能、インキ検知センサー46から出
力されるインキ有無検知信号に基づいてインキポンプ駆
動モーター53の作動を制御する機能等を有している。
された電磁波を電磁波判定部21を介して検知すること
によりマスタロール1の種類を識別すると共に、受信部
17に反射された電磁波を電磁波判定部21を介して検
知することによりインキ容器10の種類を識別する機
能、マスタロール検出器7から出力される検知信号とイ
ンキ容器検出器15から出力される検知信号とを時間的
にずらすように切替回路18を制御する機能、受信部9
に反射された電磁波を電磁波判定部21を介して検知す
ることによりマスタロール1の種類を識別した結果、適
正品ではないと判断したときにはサーマルヘッド駆動回
路の作動を禁止してサーマルヘッド34を非作動状態と
し、適正品であると判断したときにはサーマルヘッド駆
動回路を作動させてサーマルヘッド34を作動状態とす
る機能、受信部17に反射された電磁波を電磁波判定部
21を介して検知することによりインキ容器10の種類
を識別した結果、適正品ではないと判断したときにはイ
ンキポンプ駆動モーター53の作動を禁止し、適正品で
あると判断したときにはインキポンプ駆動モーター53
を作動状態とする機能、インキ検知センサー46から出
力されるインキ有無検知信号に基づいてインキポンプ駆
動モーター53の作動を制御する機能等を有している。
【0042】さらに制御装置23は、図9に示す操作パ
ネル60と電気的に接続されており、テンキー61、ス
タートキー63、プリントキー65の各キーから各種出
力信号を受信すると共に、表示部62及び液晶表示部6
4に指令信号を送信してこれらの作動を制御する。この
具体例としては、「マスタロールの種類が違います」あ
るいは「インキ容器の種類が違います」等の警告表示を
行う例が挙げられる。
ネル60と電気的に接続されており、テンキー61、ス
タートキー63、プリントキー65の各キーから各種出
力信号を受信すると共に、表示部62及び液晶表示部6
4に指令信号を送信してこれらの作動を制御する。この
具体例としては、「マスタロールの種類が違います」あ
るいは「インキ容器の種類が違います」等の警告表示を
行う例が挙げられる。
【0043】版胴99の下方であって、版胴99の多孔
性支持板を介してインキローラー43と対向する位置に
は、版胴99の外周面に対して接離自在なプレスローラ
ー42が配設されている。プレスローラー42は図示し
ないアーム部材の一端に回転自在に支持されており、図
示しない揺動手段によってアーム部材が揺動することに
より版胴99の外周面に対して圧接・離間される。アー
ム部材の近傍には、プレスローラー42が版胴99の外
周面から離間した状態でアーム部材を保持する図示しな
い保持手段が配設されている。
性支持板を介してインキローラー43と対向する位置に
は、版胴99の外周面に対して接離自在なプレスローラ
ー42が配設されている。プレスローラー42は図示し
ないアーム部材の一端に回転自在に支持されており、図
示しない揺動手段によってアーム部材が揺動することに
より版胴99の外周面に対して圧接・離間される。アー
ム部材の近傍には、プレスローラー42が版胴99の外
周面から離間した状態でアーム部材を保持する図示しな
い保持手段が配設されている。
【0044】本体給紙部73は、印刷用紙38を積載す
る給紙トレイ39と、印刷用紙38を送り出す給紙ロー
ラー40と、図示しない分離パッドとの協働作用により
印刷用紙38を1枚ずつに分離する分離ローラー29
と、版胴99とプレスローラー42との間に向けて所定
のタイミングで印刷用紙38を給送するレジストローラ
ー対41とを有している。バンク給紙部74は、上下段
共にレジストローラー対41を除去した本体給紙部73
と略同様の構成を有している。本実施例で示す孔版印刷
装置100では、このように複数の給紙部を有している
ので、後述する操作パネル60に設けられた図示しない
選択手段によって何れか1つの給紙部を選択することに
より、選択した給紙部から所望の種類の印刷用紙を給送
して印刷を行うことができる。
る給紙トレイ39と、印刷用紙38を送り出す給紙ロー
ラー40と、図示しない分離パッドとの協働作用により
印刷用紙38を1枚ずつに分離する分離ローラー29
と、版胴99とプレスローラー42との間に向けて所定
のタイミングで印刷用紙38を給送するレジストローラ
ー対41とを有している。バンク給紙部74は、上下段
共にレジストローラー対41を除去した本体給紙部73
と略同様の構成を有している。本実施例で示す孔版印刷
装置100では、このように複数の給紙部を有している
ので、後述する操作パネル60に設けられた図示しない
選択手段によって何れか1つの給紙部を選択することに
より、選択した給紙部から所望の種類の印刷用紙を給送
して印刷を行うことができる。
【0045】排紙部75は、印刷部72にて印刷された
印刷済み用紙38aを順次積載する排紙トレイ49と、
版胴99の近傍に配置され印刷済み用紙38aを版胴9
9から剥離する剥離爪28と、剥離爪28によって剥離
された印刷済み用紙38aを排紙トレイ49上へ搬送す
るための、吸着部ローラー間に掛け渡された無端搬送ベ
ルト及びその下方に配置され印刷済み用紙38aを前記
無端搬送ベルトに吸引する吸着用ファンから構成される
排紙搬送装置52とを有している。
印刷済み用紙38aを順次積載する排紙トレイ49と、
版胴99の近傍に配置され印刷済み用紙38aを版胴9
9から剥離する剥離爪28と、剥離爪28によって剥離
された印刷済み用紙38aを排紙トレイ49上へ搬送す
るための、吸着部ローラー間に掛け渡された無端搬送ベ
ルト及びその下方に配置され印刷済み用紙38aを前記
無端搬送ベルトに吸引する吸着用ファンから構成される
排紙搬送装置52とを有している。
【0046】排版部76は、版胴99の外周面から剥離
された使用済みのマスタ1aを収容する排版ボックス5
1と、互いに圧接し合う上ローラー50a及び下ローラ
ー50bとからなる排版ローラー対50とを有してい
る。下ローラー50bは図示しない排版駆動手段によっ
て回転駆動され、図示しない揺動アームを備えた移動手
段を介して、版胴99の外周面に圧接する図1に二点鎖
線で示す剥離位置と、版胴99の外周面より離間する図
1に実践で示す離間位置とを選択的に占める。前記移動
手段は、下ローラー50bが離間位置を占めたときに図
示しない係止手段により係止され、下ローラー50bは
離間位置において保持可能に構成されている。
された使用済みのマスタ1aを収容する排版ボックス5
1と、互いに圧接し合う上ローラー50a及び下ローラ
ー50bとからなる排版ローラー対50とを有してい
る。下ローラー50bは図示しない排版駆動手段によっ
て回転駆動され、図示しない揺動アームを備えた移動手
段を介して、版胴99の外周面に圧接する図1に二点鎖
線で示す剥離位置と、版胴99の外周面より離間する図
1に実践で示す離間位置とを選択的に占める。前記移動
手段は、下ローラー50bが離間位置を占めたときに図
示しない係止手段により係止され、下ローラー50bは
離間位置において保持可能に構成されている。
【0047】筐体77の上部であるスキャナー部30の
さらに上部には、図9に示す操作パネル60が配設され
ている。操作パネル60は、画像読取、排版、製版、給
版、版付け、排紙行程に至るまでの一連の動作を起動す
るためのスタートキー63、印刷枚数を入力するための
テンキー61、印刷動作を起動するプリントキー65、
テンキー61で入力された印刷枚数等を表示すると共に
印刷動作に応じて減算表示する表示部62、操作の状
態、警告等のメッセージ、選択されている機能の表示、
機能を選択、設定するための操作内容等を表示する液晶
表示部64等を有している。表示部62は、例えば7セ
グメントLEDからなり、その作動は図示しない発光ダ
イオード駆動回路を介して制御装置23によって制御さ
れる。液晶表示部64の作動は、図示しない液晶駆動回
路を介して制御装置23によって制御される。後述する
ように、孔版印刷装置100に装着されるマスタロール
1またはインキ容器10が適正品ではない場合には、液
晶表示部64にその旨が表示される。
さらに上部には、図9に示す操作パネル60が配設され
ている。操作パネル60は、画像読取、排版、製版、給
版、版付け、排紙行程に至るまでの一連の動作を起動す
るためのスタートキー63、印刷枚数を入力するための
テンキー61、印刷動作を起動するプリントキー65、
テンキー61で入力された印刷枚数等を表示すると共に
印刷動作に応じて減算表示する表示部62、操作の状
態、警告等のメッセージ、選択されている機能の表示、
機能を選択、設定するための操作内容等を表示する液晶
表示部64等を有している。表示部62は、例えば7セ
グメントLEDからなり、その作動は図示しない発光ダ
イオード駆動回路を介して制御装置23によって制御さ
れる。液晶表示部64の作動は、図示しない液晶駆動回
路を介して制御装置23によって制御される。後述する
ように、孔版印刷装置100に装着されるマスタロール
1またはインキ容器10が適正品ではない場合には、液
晶表示部64にその旨が表示される。
【0048】上述の構成に基づき、以下に孔版印刷装置
100の動作を説明する。オペレーターにより図示しな
い電源スイッチがオンされると、操作パネル60及び図
示しない制御装置が起動されると共に各部位への電力供
給が可能な状態となる。前記電源スイッチをオンする操
作に前後して、例えば給紙トレイ39上に印刷用紙38
が不足している場合には、所望の種類の印刷用紙38を
給紙トレイ39上に適宜積載した後、例えば操作パネル
60上に設けられた図示しないトレイ昇降キーを押下し
て給紙トレイ39上に積載された印刷用紙38を給紙位
置に臨ませる。
100の動作を説明する。オペレーターにより図示しな
い電源スイッチがオンされると、操作パネル60及び図
示しない制御装置が起動されると共に各部位への電力供
給が可能な状態となる。前記電源スイッチをオンする操
作に前後して、例えば給紙トレイ39上に印刷用紙38
が不足している場合には、所望の種類の印刷用紙38を
給紙トレイ39上に適宜積載した後、例えば操作パネル
60上に設けられた図示しないトレイ昇降キーを押下し
て給紙トレイ39上に積載された印刷用紙38を給紙位
置に臨ませる。
【0049】上述の操作に前後して、画像読取部70の
図示しないコンタクトガラス上に原稿29を載置し、圧
板31を閉じた後に操作パネル60上のスタートキー6
3を押下すると、スキャナー部30が作動して原稿29
の画像読み取りが行われる。スキャナー部30では、原
稿29の画像面を図示しない蛍光灯によって光を照射し
ながら走査を行い、原稿29の表面で反射する反射光を
図示しないミラーで反射させた後、図示しないレンズを
介して前記画像センサーに入射させて原稿29の画像の
読み取りを行う。そして、前記画像センサーにより光電
変換された画像信号を図示しないA/D変換部に入力す
る。なお、複数枚の原稿を連続的に読み取って製版を行
いたい場合には、ADF部32の図示しない原稿受け台
上に複数枚の原稿を載置してスタートキー63を押下す
ることにより、原稿が1枚ずつ自動的に分離されて前記
コンタクトガラスに給送され、スキャナー部30が定位
置に固定された状態で順次原稿の読み取りが行われる。
図示しないコンタクトガラス上に原稿29を載置し、圧
板31を閉じた後に操作パネル60上のスタートキー6
3を押下すると、スキャナー部30が作動して原稿29
の画像読み取りが行われる。スキャナー部30では、原
稿29の画像面を図示しない蛍光灯によって光を照射し
ながら走査を行い、原稿29の表面で反射する反射光を
図示しないミラーで反射させた後、図示しないレンズを
介して前記画像センサーに入射させて原稿29の画像の
読み取りを行う。そして、前記画像センサーにより光電
変換された画像信号を図示しないA/D変換部に入力す
る。なお、複数枚の原稿を連続的に読み取って製版を行
いたい場合には、ADF部32の図示しない原稿受け台
上に複数枚の原稿を載置してスタートキー63を押下す
ることにより、原稿が1枚ずつ自動的に分離されて前記
コンタクトガラスに給送され、スキャナー部30が定位
置に固定された状態で順次原稿の読み取りが行われる。
【0050】一方、上述した原稿29の画像読取動作と
並行して、製版部71では前記A/D変換部及び製版制
御部にて処理されて送出されるデジタル画像信号に基づ
いてサーマルヘッド34上に直線上に並んで設けられた
複数の発熱素子が選択的に発熱し、サーマルヘッド34
によってプラテンローラー33に押圧されたマスタ1a
の熱可塑性樹脂フィルム面が選択的に加熱溶融穿孔製版
される。製版されたマスタ1aは、プラテンローラー3
3、マスタ搬送ローラー対56、反転ローラー対58が
順次回転することにより、その先端部を版胴99上で開
放されているクランパー36に向けて搬送される。
並行して、製版部71では前記A/D変換部及び製版制
御部にて処理されて送出されるデジタル画像信号に基づ
いてサーマルヘッド34上に直線上に並んで設けられた
複数の発熱素子が選択的に発熱し、サーマルヘッド34
によってプラテンローラー33に押圧されたマスタ1a
の熱可塑性樹脂フィルム面が選択的に加熱溶融穿孔製版
される。製版されたマスタ1aは、プラテンローラー3
3、マスタ搬送ローラー対56、反転ローラー対58が
順次回転することにより、その先端部を版胴99上で開
放されているクランパー36に向けて搬送される。
【0051】そして、所定のタイミングでクランパー3
6が閉じることにより製版済みのマスタ1aの先端が版
胴99上に保持され、次いで版胴99が図1の矢印方向
に回転することにより製版済みのマスタ1aが版胴99
の外周面上に巻装される。プラテンローラー33を回転
駆動する図示しないステッピングモーターのステップ数
より、1版分の製版が完了したと図示しない制御装置が
判断すると、切断手段37が作動してマスタ1aが切断
される。切断されたマスタ1aは版胴99の回転により
反転ローラー対58より引き出され、テンションを付与
された状態で版胴99の外周面上に巻装される。
6が閉じることにより製版済みのマスタ1aの先端が版
胴99上に保持され、次いで版胴99が図1の矢印方向
に回転することにより製版済みのマスタ1aが版胴99
の外周面上に巻装される。プラテンローラー33を回転
駆動する図示しないステッピングモーターのステップ数
より、1版分の製版が完了したと図示しない制御装置が
判断すると、切断手段37が作動してマスタ1aが切断
される。切断されたマスタ1aは版胴99の回転により
反転ローラー対58より引き出され、テンションを付与
された状態で版胴99の外周面上に巻装される。
【0052】製版済みのマスタ1aが版胴99の外周面
上に巻装されると、給紙ローラー40及び分離ローラー
29が回転して給紙トレイ39上に載置された最上位の
印刷用紙38が1枚だけレジストローラー対41に向け
て給送されると共に、版胴99が低速で回転駆動され
る。給送された印刷用紙38は、レジストローラー対4
1により所定のタイミングで回転している版胴99とプ
レスローラー42との間に向けて給送され、図示しない
揺動手段によってプレスローラー42が版胴99に圧接
することによりマスタ1aに圧接される。この圧接によ
りインキローラー43の外周面が版胴99の内周面に圧
接し、その外周面上に層状に保持されていたインキが版
胴99の内周面に供給され、さらに版胴99の開孔部、
メッシュスクリーン開孔部、マスタ1aの多孔性支持体
に充填された後に印刷用紙に転写され、いわゆる版付け
が行われる。その表面にインキを転写された印刷済み用
紙38aは剥離爪28によって版胴99の外周面から剥
離され、排紙搬送装置52により搬送されて排紙トレイ
49上に排出される。
上に巻装されると、給紙ローラー40及び分離ローラー
29が回転して給紙トレイ39上に載置された最上位の
印刷用紙38が1枚だけレジストローラー対41に向け
て給送されると共に、版胴99が低速で回転駆動され
る。給送された印刷用紙38は、レジストローラー対4
1により所定のタイミングで回転している版胴99とプ
レスローラー42との間に向けて給送され、図示しない
揺動手段によってプレスローラー42が版胴99に圧接
することによりマスタ1aに圧接される。この圧接によ
りインキローラー43の外周面が版胴99の内周面に圧
接し、その外周面上に層状に保持されていたインキが版
胴99の内周面に供給され、さらに版胴99の開孔部、
メッシュスクリーン開孔部、マスタ1aの多孔性支持体
に充填された後に印刷用紙に転写され、いわゆる版付け
が行われる。その表面にインキを転写された印刷済み用
紙38aは剥離爪28によって版胴99の外周面から剥
離され、排紙搬送装置52により搬送されて排紙トレイ
49上に排出される。
【0053】版付け後、版胴99が所定のホームポジシ
ョンまで回転して停止すると共に、プレスローラー42
が版胴99の外周面より離間した位置に保持され、孔版
印刷装置100は印刷待機状態となる。オペレーターは
排紙トレイ49上に排出された印刷済み用紙38aを目
視で確認し、その状態が良好であれば印刷動作を行う。
オペレーターによりテンキー61で印刷枚数が設定され
た後にプリントキー65が押下されると、上述の版付け
時よりも高速で版胴99が回転すると共に指定された本
体給紙部73あるいはバンク給紙部74より印刷用紙が
順次給送され、印刷動作が行われる。
ョンまで回転して停止すると共に、プレスローラー42
が版胴99の外周面より離間した位置に保持され、孔版
印刷装置100は印刷待機状態となる。オペレーターは
排紙トレイ49上に排出された印刷済み用紙38aを目
視で確認し、その状態が良好であれば印刷動作を行う。
オペレーターによりテンキー61で印刷枚数が設定され
た後にプリントキー65が押下されると、上述の版付け
時よりも高速で版胴99が回転すると共に指定された本
体給紙部73あるいはバンク給紙部74より印刷用紙が
順次給送され、印刷動作が行われる。
【0054】なお、印刷終了後に次の原稿に応じた印刷
を行う場合には、新たに製版したマスタ1aを版胴99
の外周面上に巻装する前に、前版のマスタを版胴99の
外周面から剥離する。この際には、版胴99を図1の矢
印方向とは反対の方向に回転させて版胴99を所定の排
版位置に停止させ、これと同時にクランパー36を開放
させる。その後、下ローラー50bを離間位置に保持し
ている係止手段が解除されると共に下ローラー50bを
移動させる移動手段が作動して下ローラー50bが剥離
位置を占め、これと同時に排版駆動手段が作動されて下
ローラー50bがクランパー36で係止されていた前版
のマスタの先端部に対応する版胴99の外周面に回転し
ながら押し付けられることで、前版のマスタの先端部が
下ローラー50bにより版胴99の外周面よりすくい上
げられる。この直後、下ローラー50bを移動させる移
動手段が作動して下ローラー50bが再び離間位置に戻
されて上ローラー50aと共に回転し、クランパー36
が閉じられた後に版胴99が図1の矢印方向に回転駆動
されることにより、前版のマスタが排版ローラー対50
により挟持搬送されて排版ボックス51内に搬送・廃棄
される。
を行う場合には、新たに製版したマスタ1aを版胴99
の外周面上に巻装する前に、前版のマスタを版胴99の
外周面から剥離する。この際には、版胴99を図1の矢
印方向とは反対の方向に回転させて版胴99を所定の排
版位置に停止させ、これと同時にクランパー36を開放
させる。その後、下ローラー50bを離間位置に保持し
ている係止手段が解除されると共に下ローラー50bを
移動させる移動手段が作動して下ローラー50bが剥離
位置を占め、これと同時に排版駆動手段が作動されて下
ローラー50bがクランパー36で係止されていた前版
のマスタの先端部に対応する版胴99の外周面に回転し
ながら押し付けられることで、前版のマスタの先端部が
下ローラー50bにより版胴99の外周面よりすくい上
げられる。この直後、下ローラー50bを移動させる移
動手段が作動して下ローラー50bが再び離間位置に戻
されて上ローラー50aと共に回転し、クランパー36
が閉じられた後に版胴99が図1の矢印方向に回転駆動
されることにより、前版のマスタが排版ローラー対50
により挟持搬送されて排版ボックス51内に搬送・廃棄
される。
【0055】上述の製版動作時において、マスタロール
1のマスタ1aが順次消費されてその残りが約1〜2版
程度となると、エンドマーク部57がマスタロールエン
ド検知センサー55によって検知される。制御装置23
は、マスタロールエンド検知センサー55から出力され
るマスタエンド検知信号に基づいて、例えば液晶表示部
64にマスタロール1がなくなる旨の表示を行わせる。
1のマスタ1aが順次消費されてその残りが約1〜2版
程度となると、エンドマーク部57がマスタロールエン
ド検知センサー55によって検知される。制御装置23
は、マスタロールエンド検知センサー55から出力され
るマスタエンド検知信号に基づいて、例えば液晶表示部
64にマスタロール1がなくなる旨の表示を行わせる。
【0056】マスタロール1の残りが少なくなると、オ
ペレーターは液晶表示部64に表示された情報に従って
新しいマスタロール1をロール支持部材2Aにセットす
る。新しいマスタロール1がセットされた後、制御装置
23は特定のタイミングで切替回路18を動作させて発
信制御部19及び受信制御部20をマスタロール検出器
7に電気的に接続させ、マスタロール1の芯部2に取り
付けられたマスタ用共振タグ3が特定周波数に反応する
ものであるか否かを識別する。
ペレーターは液晶表示部64に表示された情報に従って
新しいマスタロール1をロール支持部材2Aにセットす
る。新しいマスタロール1がセットされた後、制御装置
23は特定のタイミングで切替回路18を動作させて発
信制御部19及び受信制御部20をマスタロール検出器
7に電気的に接続させ、マスタロール1の芯部2に取り
付けられたマスタ用共振タグ3が特定周波数に反応する
ものであるか否かを識別する。
【0057】すなわち、電磁波発生部22で発生した特
定周波数の電磁波は、発信部8からマスタ用共振タグ3
の共振回路4に向けて発せられる。このとき、セットさ
れたマスタロール1が適正品である場合には、発信部8
から発せられた電磁波がマスタ用共振タグ3によって反
射され、反射電磁波が受信部9に向けて発せられる。受
信部9に発せられた反射電磁波は電磁波判定部21に送
られ、電磁波判定部21において反射電磁波を検知した
制御装置23は、セットされたマスタロール1が適正品
であることを認識する。セットされたマスタロール1が
適正品ではない場合には、発信部8から発せられた電磁
波が反射されず、反射電磁波が電磁波判定部21に送ら
れないため、電磁波判定部21において反射電磁波が検
知されないことから制御装置23はセットされたマスタ
ロール1が適正品ではないことを認識する。
定周波数の電磁波は、発信部8からマスタ用共振タグ3
の共振回路4に向けて発せられる。このとき、セットさ
れたマスタロール1が適正品である場合には、発信部8
から発せられた電磁波がマスタ用共振タグ3によって反
射され、反射電磁波が受信部9に向けて発せられる。受
信部9に発せられた反射電磁波は電磁波判定部21に送
られ、電磁波判定部21において反射電磁波を検知した
制御装置23は、セットされたマスタロール1が適正品
であることを認識する。セットされたマスタロール1が
適正品ではない場合には、発信部8から発せられた電磁
波が反射されず、反射電磁波が電磁波判定部21に送ら
れないため、電磁波判定部21において反射電磁波が検
知されないことから制御装置23はセットされたマスタ
ロール1が適正品ではないことを認識する。
【0058】セットされたマスタロール1が適正品では
ない場合には、制御装置23は液晶表示部64にその旨
を表示してオペレーターに教示を行う。このときに液晶
表示部64に表示される内容としては、例えば「マスタ
ロールの種類が違います。正しいマスタロールをセット
してください。」というような表示がなされる。また、
セットされたマスタロール1が適正品ではない場合に
は、制御装置23は前記サーマルヘッド駆動回路の作動
を禁止してサーマルヘッド34を非作動状態とする。こ
れにより、適正品ではないマスタロール1が使用される
ことを二重かつ確実に防止することができる。セットさ
れたマスタロール1が適正品である場合には、何の支障
もなく自動的に製版動作が行われることとなる。なお、
適正品ではないマスタロール1がセットされた場合に、
鳴動するブザー等の他の報知手段を併用することによ
り、より確実に不適正品の使用を防止することができ
る。
ない場合には、制御装置23は液晶表示部64にその旨
を表示してオペレーターに教示を行う。このときに液晶
表示部64に表示される内容としては、例えば「マスタ
ロールの種類が違います。正しいマスタロールをセット
してください。」というような表示がなされる。また、
セットされたマスタロール1が適正品ではない場合に
は、制御装置23は前記サーマルヘッド駆動回路の作動
を禁止してサーマルヘッド34を非作動状態とする。こ
れにより、適正品ではないマスタロール1が使用される
ことを二重かつ確実に防止することができる。セットさ
れたマスタロール1が適正品である場合には、何の支障
もなく自動的に製版動作が行われることとなる。なお、
適正品ではないマスタロール1がセットされた場合に、
鳴動するブザー等の他の報知手段を併用することによ
り、より確実に不適正品の使用を防止することができ
る。
【0059】上述のマスタロール検出手段24によるマ
スタロール1の検出時において、図10あるいは図11
(a)に示すように、マスタ用共振タグ3がマスタロー
ル検出器7に対して向かい合う位置を占めていれば何の
問題もなくマスタロール1の検出を行うことができる。
しかし、マスタロール1がロール支持部材2Aに回転自
在に支持され、かつマスタロール1と一体的な芯部2に
マスタ用共振タグ3が取り付けられているため、マスタ
ロール1の状態によっては、図11(b)に示すように
マスタ用共振タグ3とマスタロール検出器7との距離h
が離れすぎることにより検出ができない場合や、図11
(c)に示すようにマスタ用共振タグ3がマスタロール
検出器7と直行する方向に向いていて検出ができない場
合が生じてしまう。そこで、マスタロール検出手段24
によるマスタロール1の検出は、製版動作が開始されて
マスタロール1が回転し、マスタロール検出手段24が
オンからオフあるいはオフからオンへと1回以上切り替
わることを確認した後に行われる。この切替が行われな
い場合には、マスタロール1が不適正品であるかあるい
は正常に回転していないものと判断され、液晶表示部6
4に異常の表示がなされる。この一連の動作のフローチ
ャートを図12に示す。
スタロール1の検出時において、図10あるいは図11
(a)に示すように、マスタ用共振タグ3がマスタロー
ル検出器7に対して向かい合う位置を占めていれば何の
問題もなくマスタロール1の検出を行うことができる。
しかし、マスタロール1がロール支持部材2Aに回転自
在に支持され、かつマスタロール1と一体的な芯部2に
マスタ用共振タグ3が取り付けられているため、マスタ
ロール1の状態によっては、図11(b)に示すように
マスタ用共振タグ3とマスタロール検出器7との距離h
が離れすぎることにより検出ができない場合や、図11
(c)に示すようにマスタ用共振タグ3がマスタロール
検出器7と直行する方向に向いていて検出ができない場
合が生じてしまう。そこで、マスタロール検出手段24
によるマスタロール1の検出は、製版動作が開始されて
マスタロール1が回転し、マスタロール検出手段24が
オンからオフあるいはオフからオンへと1回以上切り替
わることを確認した後に行われる。この切替が行われな
い場合には、マスタロール1が不適正品であるかあるい
は正常に回転していないものと判断され、液晶表示部6
4に異常の表示がなされる。この一連の動作のフローチ
ャートを図12に示す。
【0060】また、上記実施例ではマスタロール1の芯
部2の外周面にマスタ用共振タグ3が取り付けられてい
るので、外側からマスタ用共振タグ3が見えることがな
く外観が向上すると共に、マスタ用共振タグ3がマスタ
1aに巻かれた状態であるので、マスタ用共振タグ3が
マスタロール1(芯部2)から不意に剥がれ落ちたりす
ることを防止することができる。
部2の外周面にマスタ用共振タグ3が取り付けられてい
るので、外側からマスタ用共振タグ3が見えることがな
く外観が向上すると共に、マスタ用共振タグ3がマスタ
1aに巻かれた状態であるので、マスタ用共振タグ3が
マスタロール1(芯部2)から不意に剥がれ落ちたりす
ることを防止することができる。
【0061】一方、上述した版付け動作時あるいは印刷
動作時において、印刷用紙38にインキが転写されるこ
とでインキ溜まり45のインキ量が減少し、インキ検知
センサー46がインキなし信号を出力すると、制御装置
23はインキポンプ駆動モーター53を駆動させてイン
キポンプ47を作動させ、インキ溜まり45へのインキ
供給を行う。このとき、インキポンプ駆動モーター53
を所定時間作動させたにもかかわらずインキ検知センサ
ー46がインキ有り信号を出力しない場合には、制御装
置23はインキ容器10内にインキがなくなったものと
判断してその旨を液晶表示部64に表示させる。
動作時において、印刷用紙38にインキが転写されるこ
とでインキ溜まり45のインキ量が減少し、インキ検知
センサー46がインキなし信号を出力すると、制御装置
23はインキポンプ駆動モーター53を駆動させてイン
キポンプ47を作動させ、インキ溜まり45へのインキ
供給を行う。このとき、インキポンプ駆動モーター53
を所定時間作動させたにもかかわらずインキ検知センサ
ー46がインキ有り信号を出力しない場合には、制御装
置23はインキ容器10内にインキがなくなったものと
判断してその旨を液晶表示部64に表示させる。
【0062】オペレーターは、液晶表示部64の表示に
従って新しいインキ容器10をインキ容器受け台54に
セットする。新しいインキ容器10がセットされた後、
制御装置23は特定のタイミングで切替回路18を動作
させて発信制御部19及び受信制御部20をインキ容器
検出器15に電気的に接続させ、インキ容器10の外箱
11に取り付けられたインキ用共振タグ5が特定周波数
に反応するものであるか否かを識別する。
従って新しいインキ容器10をインキ容器受け台54に
セットする。新しいインキ容器10がセットされた後、
制御装置23は特定のタイミングで切替回路18を動作
させて発信制御部19及び受信制御部20をインキ容器
検出器15に電気的に接続させ、インキ容器10の外箱
11に取り付けられたインキ用共振タグ5が特定周波数
に反応するものであるか否かを識別する。
【0063】すなわち、電磁波発生部22で発生した特
定周波数の電磁波は、発信部16からインキ用共振タグ
5の共振回路6に向けて発せられる。このとき、セット
されたインキ容器10が適正品である場合には、発信部
16から発せられた電磁波がインキ用共振タグ5によっ
て反射され、反射電磁波が受信部17に向けて発せられ
る。受信部17に発せられた反射電磁波は電磁波判定部
21に送られ、電磁波判定部21において反射電磁波を
検知した制御装置23は、セットされたインキ容器10
が適正品であることを認識する。セットされたインキ容
器10が適正品ではない場合には、発信部16から発せ
られた電磁波が反射されず、反射電磁波が電磁波判定部
21に送られないため、電磁波判定部21において反射
電磁波が検知されないことから制御装置23はセットさ
れたインキ容器10が適正品ではないことを認識する。
定周波数の電磁波は、発信部16からインキ用共振タグ
5の共振回路6に向けて発せられる。このとき、セット
されたインキ容器10が適正品である場合には、発信部
16から発せられた電磁波がインキ用共振タグ5によっ
て反射され、反射電磁波が受信部17に向けて発せられ
る。受信部17に発せられた反射電磁波は電磁波判定部
21に送られ、電磁波判定部21において反射電磁波を
検知した制御装置23は、セットされたインキ容器10
が適正品であることを認識する。セットされたインキ容
器10が適正品ではない場合には、発信部16から発せ
られた電磁波が反射されず、反射電磁波が電磁波判定部
21に送られないため、電磁波判定部21において反射
電磁波が検知されないことから制御装置23はセットさ
れたインキ容器10が適正品ではないことを認識する。
【0064】セットされたインキ容器10が適正品では
ない場合には、制御装置23は液晶表示部64にその旨
を表示してオペレーターに教示を行う。このときに液晶
表示部64に表示される内容としては、例えば図9に示
すように「インキの種類が違います。正しいインキをセ
ットしてください。」というような表示がなされる。ま
た、セットされたインキ容器10が適正品ではない場合
には、制御装置23はインキポンプ駆動モーター53の
作動を禁止してインキポンプ47を非作動状態とする。
これにより、適正品ではないインキ容器10内のインキ
が使用されることを二重かつ確実に防止することができ
る。セットされたインキ容器10が適正品である場合に
は、何の支障もなく自動的にインキ供給動作が行われる
こととなる。なお、適正品ではないインキ容器10がセ
ットされた場合に、鳴動するブザー等の他の報知手段を
併用することにより、より確実に不適正品の使用を防止
することができる。
ない場合には、制御装置23は液晶表示部64にその旨
を表示してオペレーターに教示を行う。このときに液晶
表示部64に表示される内容としては、例えば図9に示
すように「インキの種類が違います。正しいインキをセ
ットしてください。」というような表示がなされる。ま
た、セットされたインキ容器10が適正品ではない場合
には、制御装置23はインキポンプ駆動モーター53の
作動を禁止してインキポンプ47を非作動状態とする。
これにより、適正品ではないインキ容器10内のインキ
が使用されることを二重かつ確実に防止することができ
る。セットされたインキ容器10が適正品である場合に
は、何の支障もなく自動的にインキ供給動作が行われる
こととなる。なお、適正品ではないインキ容器10がセ
ットされた場合に、鳴動するブザー等の他の報知手段を
併用することにより、より確実に不適正品の使用を防止
することができる。
【0065】上述のインキ容器検出手段25によるイン
キ容器10の検出時において、本実施例ではインキ容器
有無センサー69を併用してインキ容器の有無を検知し
ている。これにより、インキ容器10がインキ容器受け
台54から取り外されればインキ容器有無センサー69
がインキ容器なしを検知すると共にインキ用共振タグ5
からの反応も消えてしまうはずであり、これが消えなけ
れば何らかの異常が発生していることとなり、制御装置
23は液晶表示部64に「インキ容器の種類識別に何ら
かの異常があります」というような表示を行う。また、
インキ容器10がインキ容器受け台54にセットされて
インキ容器有無検知センサー69がこれを検知したとき
に、インキ用共振タグ5からの反応もなしの状態から有
りの状態に変化するはずであり、この反応がなければ制
御装置23は異常があると判断して液晶表示部64に上
述と同様の表示を行う。この一連の動作のフローチャー
トを図13に示す。
キ容器10の検出時において、本実施例ではインキ容器
有無センサー69を併用してインキ容器の有無を検知し
ている。これにより、インキ容器10がインキ容器受け
台54から取り外されればインキ容器有無センサー69
がインキ容器なしを検知すると共にインキ用共振タグ5
からの反応も消えてしまうはずであり、これが消えなけ
れば何らかの異常が発生していることとなり、制御装置
23は液晶表示部64に「インキ容器の種類識別に何ら
かの異常があります」というような表示を行う。また、
インキ容器10がインキ容器受け台54にセットされて
インキ容器有無検知センサー69がこれを検知したとき
に、インキ用共振タグ5からの反応もなしの状態から有
りの状態に変化するはずであり、この反応がなければ制
御装置23は異常があると判断して液晶表示部64に上
述と同様の表示を行う。この一連の動作のフローチャー
トを図13に示す。
【0066】また、上記実施例ではインキ容器10の外
箱11の内面にインキ用共振タグ5が取り付けられてい
るので、外側からインキ用共振タグ5が見えることがな
く外観が向上すると共に、インキ用共振タグ5が手で触
れられない位置に取り付けられているので、インキ用共
振タグ5がインキ容器10(外箱11)から不意に剥が
れ落ちたりすることを防止することができる。
箱11の内面にインキ用共振タグ5が取り付けられてい
るので、外側からインキ用共振タグ5が見えることがな
く外観が向上すると共に、インキ用共振タグ5が手で触
れられない位置に取り付けられているので、インキ用共
振タグ5がインキ容器10(外箱11)から不意に剥が
れ落ちたりすることを防止することができる。
【0067】上記実施例では、使用されるサプライとし
てマスタロール1とインキ容器10とを用い、それぞれ
にマスタ用共振タグ3とインキ用共振タグ5とを取り付
け、各タグ3,5にそれぞれ共振周波数を設定してい
る。この共振周波数としては、マスタロール1側とイン
キ容器10側とをそれぞれ異なるものとし、切替回路1
8によって発信制御部19から発せられる電磁波が切り
換えられるときに、電磁波発生部22から発せられる電
磁波の周波数をマスタ用共振タグ3に対応する周波数あ
るいはインキ用共振タグ5に対応する周波数に切り換え
る構成としてもよいが、各タグ3,5の共振周波数を同
一の値とすることにより電磁波発生部から発せられる電
磁波の周波数を切り換える必要がなくなり、構成及び制
御の簡素化を図ることができる。
てマスタロール1とインキ容器10とを用い、それぞれ
にマスタ用共振タグ3とインキ用共振タグ5とを取り付
け、各タグ3,5にそれぞれ共振周波数を設定してい
る。この共振周波数としては、マスタロール1側とイン
キ容器10側とをそれぞれ異なるものとし、切替回路1
8によって発信制御部19から発せられる電磁波が切り
換えられるときに、電磁波発生部22から発せられる電
磁波の周波数をマスタ用共振タグ3に対応する周波数あ
るいはインキ用共振タグ5に対応する周波数に切り換え
る構成としてもよいが、各タグ3,5の共振周波数を同
一の値とすることにより電磁波発生部から発せられる電
磁波の周波数を切り換える必要がなくなり、構成及び制
御の簡素化を図ることができる。
【0068】図14は、上記実施例の変形例を示してい
る。上記実施例で用いたマスタロール1は、例えばその
端面からb1の位置にマスタ用共振タグ3が取り付けら
れ、これと対応する位置にマスタロール検出器7が設け
られているが、この変形例で示すマスタロール1は、そ
の端面からb2の位置に二点鎖線で示すマスタ用共振タ
グ3Aが取り付けられている。このマスタロール1を上
記実施例の孔版印刷装置100に取り付けても、マスタ
ロール検出器7の位置とマスタ用共振タグ3Aの位置と
が合わないために不適正品であると判断される。このマ
スタロール1を検出するためには、図に二点鎖線で示す
ようにマスタ用共振タグ3Aと対応する位置にマスタロ
ール検出器7Aを設ける必要があり、これによりはじめ
てマスタロール1の検出が可能となる。このように、マ
スタロール1に設けられるマスタ用共振タグの位置を芯
部2の軸方向に変化させると共にマスタロール検出器の
位置をこれと対応する位置に変化させることにより、同
じ共振周波数を有するマスタ用共振タグを具備したマス
タロールにおいても識別が可能となり、多数の種類のマ
スタロールを識別することが可能となる。
る。上記実施例で用いたマスタロール1は、例えばその
端面からb1の位置にマスタ用共振タグ3が取り付けら
れ、これと対応する位置にマスタロール検出器7が設け
られているが、この変形例で示すマスタロール1は、そ
の端面からb2の位置に二点鎖線で示すマスタ用共振タ
グ3Aが取り付けられている。このマスタロール1を上
記実施例の孔版印刷装置100に取り付けても、マスタ
ロール検出器7の位置とマスタ用共振タグ3Aの位置と
が合わないために不適正品であると判断される。このマ
スタロール1を検出するためには、図に二点鎖線で示す
ようにマスタ用共振タグ3Aと対応する位置にマスタロ
ール検出器7Aを設ける必要があり、これによりはじめ
てマスタロール1の検出が可能となる。このように、マ
スタロール1に設けられるマスタ用共振タグの位置を芯
部2の軸方向に変化させると共にマスタロール検出器の
位置をこれと対応する位置に変化させることにより、同
じ共振周波数を有するマスタ用共振タグを具備したマス
タロールにおいても識別が可能となり、多数の種類のマ
スタロールを識別することが可能となる。
【0069】図15は、上記実施例の変形例を示してい
る。この変形例で示すインキ容器10は、上記実施例で
示したインキ容器10とは異なる位置にインキ用共振タ
グ5Aを有している。このインキ容器10を上記実施例
の孔版印刷装置100に取り付けても、図16に示すよ
うにインキ容器検出器15の位置とインキ用共振タグ5
Aとの位置が合わないために不適合品であると判断され
る。このインキ容器10を検出するためには、図15に
示すようにインキ用共振タグ5Aと対応する位置にイン
キ容器検出器15Aを設ける必要があり、これによりは
じめてインキ容器10の検出が可能となる。このよう
に、インキ容器10に設けられるインキ用共振タグの位
置を外箱11の水平面方向に変化させると共にインキ容
器検出器の位置をこれと対応する位置に変化させること
により、同じ共振周波数を有するインキ用共振タグを具
備したインキ容器においても識別が可能となり、多数の
種類のインキ容器を識別することが可能となる。
る。この変形例で示すインキ容器10は、上記実施例で
示したインキ容器10とは異なる位置にインキ用共振タ
グ5Aを有している。このインキ容器10を上記実施例
の孔版印刷装置100に取り付けても、図16に示すよ
うにインキ容器検出器15の位置とインキ用共振タグ5
Aとの位置が合わないために不適合品であると判断され
る。このインキ容器10を検出するためには、図15に
示すようにインキ用共振タグ5Aと対応する位置にイン
キ容器検出器15Aを設ける必要があり、これによりは
じめてインキ容器10の検出が可能となる。このよう
に、インキ容器10に設けられるインキ用共振タグの位
置を外箱11の水平面方向に変化させると共にインキ容
器検出器の位置をこれと対応する位置に変化させること
により、同じ共振周波数を有するインキ用共振タグを具
備したインキ容器においても識別が可能となり、多数の
種類のインキ容器を識別することが可能となる。
【0070】上記実施例及び変形例では、発信部8と発
信制御部19との間、受信部9と受信制御部20との
間、発信部16と発信制御部19との間、受信部17と
受信制御部20との間に切替回路18を設け、制御装置
23からの指令に基づいて切替回路18を切り替える構
成としたが、発信制御部19及び受信制御部20をそれ
ぞれ2つずつ設け、一方の発信制御部19と発信部8と
を直接接続すると共に他方の発信制御部19と発信部1
6とを直接接続し、一方の受信制御部20と受信部9と
を直接接続すると共に他方の受信制御部20と受信部1
7とを直接接続する構成としてもよい。これにより切替
回路18を省略することができ、制御の簡易化及び検出
の信頼性を向上させることができる。
信制御部19との間、受信部9と受信制御部20との
間、発信部16と発信制御部19との間、受信部17と
受信制御部20との間に切替回路18を設け、制御装置
23からの指令に基づいて切替回路18を切り替える構
成としたが、発信制御部19及び受信制御部20をそれ
ぞれ2つずつ設け、一方の発信制御部19と発信部8と
を直接接続すると共に他方の発信制御部19と発信部1
6とを直接接続し、一方の受信制御部20と受信部9と
を直接接続すると共に他方の受信制御部20と受信部1
7とを直接接続する構成としてもよい。これにより切替
回路18を省略することができ、制御の簡易化及び検出
の信頼性を向上させることができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マスタロ
ールが内部にコイルとコンデンサーとを有し特定の共振
周波数を持ったマスタ用共振タグであるマスタロール識
別部材を有しているので、コイルの巻き数あるいはコン
デンサーの静電容量を変化させることにより機種や仕向
け地等に応じたサイズやマスタの種類別にそれぞれ異な
る共振周波数を設定でき、低コストであり条件の変更を
容易に行うことが可能なマスタロールを提供することが
できる。
ールが内部にコイルとコンデンサーとを有し特定の共振
周波数を持ったマスタ用共振タグであるマスタロール識
別部材を有しているので、コイルの巻き数あるいはコン
デンサーの静電容量を変化させることにより機種や仕向
け地等に応じたサイズやマスタの種類別にそれぞれ異な
る共振周波数を設定でき、低コストであり条件の変更を
容易に行うことが可能なマスタロールを提供することが
できる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、マスタ用共
振タグが芯部の外周面に取り付けられているので、外側
からマスタ用共振タグが見えることがなく外観が向上す
ると共に、マスタ用共振タグが不意に剥がれ落ちること
を防止することができる。
振タグが芯部の外周面に取り付けられているので、外側
からマスタ用共振タグが見えることがなく外観が向上す
ると共に、マスタ用共振タグが不意に剥がれ落ちること
を防止することができる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、マスタ用共
振タグがマスタの種類に応じて芯部の軸線方向における
複数のそれぞれ異なる位置に設けられているので、例え
同じ共振周波数を有するマスタ用共振タグを用いてもマ
スタロールの識別を行うことができる。
振タグがマスタの種類に応じて芯部の軸線方向における
複数のそれぞれ異なる位置に設けられているので、例え
同じ共振周波数を有するマスタ用共振タグを用いてもマ
スタロールの識別を行うことができる。
【0074】請求項4記載の発明によれば、インキ容器
が内部にコイルとコンデンサーとを有し特定の共振周波
数を持ったインキ用共振タグであるインキ容器識別部材
を有しているので、コイルの巻き数あるいはコンデンサ
ーの静電容量を変化させることにより機種や仕向け地等
に応じたインキの種類あるいは色別にそれぞれ異なる共
振周波数を設定でき、低コストであり条件の変更を容易
に行うことが可能なインキ容器を提供することができ
る。
が内部にコイルとコンデンサーとを有し特定の共振周波
数を持ったインキ用共振タグであるインキ容器識別部材
を有しているので、コイルの巻き数あるいはコンデンサ
ーの静電容量を変化させることにより機種や仕向け地等
に応じたインキの種類あるいは色別にそれぞれ異なる共
振周波数を設定でき、低コストであり条件の変更を容易
に行うことが可能なインキ容器を提供することができ
る。
【0075】請求項5記載の発明によれば、インキ用共
振タグが外箱の内面に取り付けられているので、外側か
らインキ用共振タグが見えることがなく外観が向上する
と共に、インキ用共振タグが手で触れられない位置に取
り付けられているため不意に剥がれ落ちたりすることを
防止することができる。
振タグが外箱の内面に取り付けられているので、外側か
らインキ用共振タグが見えることがなく外観が向上する
と共に、インキ用共振タグが手で触れられない位置に取
り付けられているため不意に剥がれ落ちたりすることを
防止することができる。
【0076】請求項6記載の発明によれば、インキ用共
振タグがインキの種類に応じて外箱の水平面方向におけ
る複数のそれぞれ異なる位置に設けられているので、例
え同じ共振周波数を有するインキ用共振タグを用いても
インキ容器の識別を行うことができる。
振タグがインキの種類に応じて外箱の水平面方向におけ
る複数のそれぞれ異なる位置に設けられているので、例
え同じ共振周波数を有するインキ用共振タグを用いても
インキ容器の識別を行うことができる。
【0077】請求項7記載の発明によれば、マスタ用発
信制御部及びマスタ用発信アンテナ及びマスタ用受信制
御部及びマスタ用検出アンテナを有するマスタロール検
出手段を有しているので、マスタ用共振タグを有するマ
スタロールの識別を簡単かつ確実に行うことができ、さ
らにマスタ用発信アンテナ及びマスタ用検出アンテナが
マスタロールの近傍に配置されているので、検出の信頼
性を向上することができる。
信制御部及びマスタ用発信アンテナ及びマスタ用受信制
御部及びマスタ用検出アンテナを有するマスタロール検
出手段を有しているので、マスタ用共振タグを有するマ
スタロールの識別を簡単かつ確実に行うことができ、さ
らにマスタ用発信アンテナ及びマスタ用検出アンテナが
マスタロールの近傍に配置されているので、検出の信頼
性を向上することができる。
【0078】請求項8記載の発明によれば、マスタ用発
信制御部及びマスタ用発信アンテナ及びマスタ用受信制
御部及びマスタ用検出アンテナを有するマスタロール検
出手段を有しているので、マスタ用共振タグを有するマ
スタロールの識別を簡単かつ確実に行うことができ、さ
らにマスタ用発信アンテナ及びマスタ用検出アンテナが
マスタロールの近傍であって芯部の軸線方向においてマ
スタ用共振タグと対応する位置に配置されているので、
検出の信頼性を向上することができる。
信制御部及びマスタ用発信アンテナ及びマスタ用受信制
御部及びマスタ用検出アンテナを有するマスタロール検
出手段を有しているので、マスタ用共振タグを有するマ
スタロールの識別を簡単かつ確実に行うことができ、さ
らにマスタ用発信アンテナ及びマスタ用検出アンテナが
マスタロールの近傍であって芯部の軸線方向においてマ
スタ用共振タグと対応する位置に配置されているので、
検出の信頼性を向上することができる。
【0079】請求項9記載の発明によれば、マスタロー
ルの回転に伴いマスタ用共振タグから反射される反射電
磁波がオンからオフまたはオフからオンへ1回以上切り
替わることを確認した後に表示及び/または制御を行う
制御手段を有するので、マスタロールが適正品であるか
不適正品であるかを判別すると共にマスタロールが正常
に回転しているか否かをも判別することができる。
ルの回転に伴いマスタ用共振タグから反射される反射電
磁波がオンからオフまたはオフからオンへ1回以上切り
替わることを確認した後に表示及び/または制御を行う
制御手段を有するので、マスタロールが適正品であるか
不適正品であるかを判別すると共にマスタロールが正常
に回転しているか否かをも判別することができる。
【0080】請求項10記載の発明によれば、インキ用
発信制御部及びインキ用発信アンテナ及びインキ用受信
制御部及びインキ用検出アンテナを有するインキ容器検
出手段を有しているので、インキ用共振タグを有するイ
ンキ容器の識別を簡単かつ確実に行うことができ、さら
にインキ用発信アンテナ及びインキ用検出アンテナが外
箱のインキ用共振タグが取り付けられた面の近傍に配置
されているので、検出の信頼性を向上することができ
る。
発信制御部及びインキ用発信アンテナ及びインキ用受信
制御部及びインキ用検出アンテナを有するインキ容器検
出手段を有しているので、インキ用共振タグを有するイ
ンキ容器の識別を簡単かつ確実に行うことができ、さら
にインキ用発信アンテナ及びインキ用検出アンテナが外
箱のインキ用共振タグが取り付けられた面の近傍に配置
されているので、検出の信頼性を向上することができ
る。
【0081】請求項11記載の発明によれば、インキ用
発信制御部及びインキ用発信アンテナ及びインキ用受信
制御部及びインキ用検出アンテナを有するインキ容器検
出手段を有しているので、インキ用共振タグを有するイ
ンキ容器の識別を簡単かつ確実に行うことができ、さら
にインキ用発信アンテナ及びインキ用検出アンテナが外
箱のインキ用共振タグが取り付けられた面の近傍であっ
て外箱の水平面方向においてインキ用共振タグと対応す
る位置に配置されているので、検出の信頼性を向上する
ことができる。
発信制御部及びインキ用発信アンテナ及びインキ用受信
制御部及びインキ用検出アンテナを有するインキ容器検
出手段を有しているので、インキ用共振タグを有するイ
ンキ容器の識別を簡単かつ確実に行うことができ、さら
にインキ用発信アンテナ及びインキ用検出アンテナが外
箱のインキ用共振タグが取り付けられた面の近傍であっ
て外箱の水平面方向においてインキ用共振タグと対応す
る位置に配置されているので、検出の信頼性を向上する
ことができる。
【0082】請求項12記載の発明によれば、インキ容
器検出手段が装置本体側に設けられているので、コネク
タ等を介することなく電気的な信号の授受を行うことが
できると共に長い信号線を必要とすることがなく、電気
的信号の授受を安定して行うと共に周波数検出の信頼性
を高水準で維持することができる。
器検出手段が装置本体側に設けられているので、コネク
タ等を介することなく電気的な信号の授受を行うことが
できると共に長い信号線を必要とすることがなく、電気
的信号の授受を安定して行うと共に周波数検出の信頼性
を高水準で維持することができる。
【0083】請求項13記載の発明によれば、インキ容
器装着部がインキ容器の有無を検知するインキ容器有無
検知手段を有すると共に、このインキ容器有無検知手段
によりインキ容器の着脱が検知されたときにインキ用共
振タグから反射される反射電磁波がオンからオフへ切り
替わった後にオフからオンへ切り替わることを確認した
後に表示及び/または制御を行う制御手段を有するの
で、インキ容器が適正品であるか不適正品であるかを判
別すると共にインキ容器の異常をも判別することができ
る。
器装着部がインキ容器の有無を検知するインキ容器有無
検知手段を有すると共に、このインキ容器有無検知手段
によりインキ容器の着脱が検知されたときにインキ用共
振タグから反射される反射電磁波がオンからオフへ切り
替わった後にオフからオンへ切り替わることを確認した
後に表示及び/または制御を行う制御手段を有するの
で、インキ容器が適正品であるか不適正品であるかを判
別すると共にインキ容器の異常をも判別することができ
る。
【0084】請求項14記載の発明によれば、マスタロ
ール検出手段及びインキ容器検出手段を有し、各検出手
段により検出されるマスタ用共振タグ及びインキ用共振
タグとして各共振周波数が互いに同一のものを用いるこ
とにより、発信制御部から発せられる周波数をマスタロ
ール用とインキ容器用とで切り替える必要がなくなり、
構成及び制御の簡素化を図ることができる。
ール検出手段及びインキ容器検出手段を有し、各検出手
段により検出されるマスタ用共振タグ及びインキ用共振
タグとして各共振周波数が互いに同一のものを用いるこ
とにより、発信制御部から発せられる周波数をマスタロ
ール用とインキ容器用とで切り替える必要がなくなり、
構成及び制御の簡素化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例に用いられる孔版印刷装置の
要部概略正面図である。
要部概略正面図である。
【図2】本発明の一実施例に用いられる孔版印刷装置の
製版手段を説明する概略図である。
製版手段を説明する概略図である。
【図3】本発明の一実施例に用いられるマスタ用共振タ
グを説明する概略図である。
グを説明する概略図である。
【図4】本発明の一実施例に用いられるマスタロール検
出手段及びインキ容器検出手段のブロック図である。
出手段及びインキ容器検出手段のブロック図である。
【図5】本発明の一実施例に用いられる孔版印刷装置の
印刷ドラムユニットを説明する概略図である。
印刷ドラムユニットを説明する概略図である。
【図6】本発明の一実施例に用いられるインキ容器の部
分断面図である。
分断面図である。
【図7】本発明の一実施例に用いられるインキ用共振タ
グを説明する概略図である。
グを説明する概略図である。
【図8】本発明の一実施例に用いられる印刷ドラムユニ
ット及びインキ容器検出器を説明する概略図である。
ット及びインキ容器検出器を説明する概略図である。
【図9】本発明の一実施例に用いられる操作パネルの概
略図である。
略図である。
【図10】本発明の一実施例におけるマスタ用共振タグ
とマスタロール検出器との位置関係を説明する斜視図で
ある。
とマスタロール検出器との位置関係を説明する斜視図で
ある。
【図11】本発明の一実施例におけるマスタ用共振タグ
とマスタロール検出器との位置関係を説明する概略図で
ある。
とマスタロール検出器との位置関係を説明する概略図で
ある。
【図12】本発明の一実施例におけるマスタロール検出
動作の流れを示すフローチャートである。
動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施例におけるインキ容器検出動
作の流れを示すフローチャートである。
作の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の変形例に用いられるマスタロールと
マスタロール検出器とを示す概略図である。
マスタロール検出器とを示す概略図である。
【図15】本発明の変形例に用いられるインキ容器とイ
ンキ容器検出器とを示す概略図である。
ンキ容器検出器とを示す概略図である。
【図16】本発明の一実施例で用いられるインキ容器検
出器と本発明の変形例で用いられるインキ容器に取り付
けられたインキ用共振タグとの相対位置の差を説明する
概略図である。
出器と本発明の変形例で用いられるインキ容器に取り付
けられたインキ用共振タグとの相対位置の差を説明する
概略図である。
【図17】従来のマスタロールの一例を説明する概略図
である。
である。
1 マスタロール 1a マスタ 2 芯部 3,3A マスタ用共振タグ 5 インキ用共振タグ 8 マスタ用発信アンテナ(発信部) 9 マスタ用検出アンテナ(受信部) 10 インキ容器 11 外箱 12 内袋 16 インキ用発信アンテナ(発信部) 17 インキ用検出アンテナ(受信部) 19 マスタ用発信制御部、インキ用発信制御部(発信
制御部) 20 マスタ用受信制御部、インキ用受信制御部(受信
制御部) 23 制御手段(制御装置) 24 マスタロール検出手段 25 インキ容器検出手段 35 印刷ドラムユニット 54 インキ容器装着部(インキ容器受け台) 69 インキ容器有無検知手段(インキ容器有無検知セ
ンサー) 71 製版手段(製版部) 77 装置本体(筐体) 98 インキ供給手段 100 孔版印刷装置 C1,C2 コンデンサー L1,L2 コイル
制御部) 20 マスタ用受信制御部、インキ用受信制御部(受信
制御部) 23 制御手段(制御装置) 24 マスタロール検出手段 25 インキ容器検出手段 35 印刷ドラムユニット 54 インキ容器装着部(インキ容器受け台) 69 インキ容器有無検知手段(インキ容器有無検知セ
ンサー) 71 製版手段(製版部) 77 装置本体(筐体) 98 インキ供給手段 100 孔版印刷装置 C1,C2 コンデンサー L1,L2 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41L 13/18 B41F 33/14 Z
Claims (14)
- 【請求項1】芯部の周りにマスタをロール状に巻成して
なりマスタロール識別部材を有するマスタロールであっ
て、 前記マスタロール識別部材は内部にコイルとコンデンサ
ーとを有し特定の共振周波数を持ったマスタ用共振タグ
であり、該マスタ用共振タグは前記芯部に取り付けられ
ていることを特徴とするマスタロール。 - 【請求項2】前記マスタ用共振タグは前記芯部の外周面
に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
マスタロール。 - 【請求項3】前記マスタ用共振タグの前記芯部の軸線方
向における取付位置は、前記マスタの種類に応じて複数
種類設けられていることを特徴とする請求項1または請
求項2記載のマスタロール。 - 【請求項4】外箱とインキを貯容する内袋とを有しイン
キ容器識別部材を有するインキ容器であって、 前記インキ容器識別部材は内部にコイルとコンデンサー
とを有し特定の共振周波数を持ったインキ用共振タグで
あり、該インキ用共振タグは前記外箱に取り付けられて
いることを特徴とするインキ容器。 - 【請求項5】前記インキ用共振タグは前記外箱の内面に
取り付けられていることを特徴とする請求項4記載のイ
ンキ容器。 - 【請求項6】前記インキ用共振タグの前記外箱の水平面
方向における取付位置は、前記インキの種類に応じて複
数種類設けられていることを特徴とする請求項4または
請求項5記載のインキ容器。 - 【請求項7】請求項1または請求項2記載のマスタロー
ルを着脱自在に支持すると共に、該マスタロールより引
き出されたマスタに対して製版を行う製版手段を備えた
孔版印刷装置であって、 前記マスタ用共振タグを識別するためのマスタロール検
出手段を有し、該マスタロール検出手段は、所定周波数
の電磁波を発するマスタ用発信制御部及びマスタ用発信
アンテナと、前記マスタ用発信アンテナから発せられた
前記電磁波の周波数が前記マスタ用共振タグの前記共振
周波数に反応した際に前記マスタ用共振タグから反射さ
れる反射電磁波を検出するマスタ用受信制御部及びマス
タ用検出アンテナとを有し、前記マスタ用発信アンテナ
と前記マスタ用検出アンテナとは前記マスタロールの近
傍に配置されていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項8】請求項3記載のマスタロールを着脱自在に
支持すると共に、該マスタロールより引き出されたマス
タに対して製版を行う製版手段を備えた孔版印刷装置で
あって、 前記マスタ用共振タグを識別するためのマスタロール検
出手段を有し、該マスタロール検出手段は、所定周波数
の電磁波を発するマスタ用発信制御部及びマスタ用発信
アンテナと、前記マスタ用発信アンテナから発せられた
前記電磁波の周波数が前記マスタ用共振タグの前記共振
周波数に反応した際に前記マスタ用共振タグから反射さ
れる反射電磁波を検出するマスタ用受信制御部及びマス
タ用検出アンテナとを有し、前記マスタ用発信アンテナ
と前記マスタ用検出アンテナとは、前記マスタロールの
近傍であって前記芯部の軸線方向において前記マスタ用
共振タグと対応する位置に配置されていることを特徴と
する孔版印刷装置。 - 【請求項9】前記製版手段による前記マスタへの製版動
作時において、前記マスタロールの回転に伴い前記マス
タ用共振タグから反射される前記反射電磁波が、オンか
らオフへまたはオフからオンへ1回以上切り替わること
を確認した後、表示及び/または制御を行う制御手段を
有することを特徴とする請求項7または請求項8記載の
孔版印刷装置。 - 【請求項10】請求項4または請求項5記載のインキ容
器を着脱自在に支持するインキ容器装着部と、ドラムユ
ニットと、前記インキ容器に貯容されたインキを前記ド
ラムユニットに供給するインキ供給手段とを備えた孔版
印刷装置であって、 前記インキ用共振タグを識別するためのインキ容器検出
手段を有し、該インキ容器検出手段は、所定周波数の電
磁波を発するインキ用発信制御部及びインキ用発信アン
テナと、前記インキ用発信アンテナから発せられた前記
電磁波の周波数が前記インキ用共振タグの前記共振周波
数に反応した際に前記インキ用共振タグから反射される
反射電磁波を検出するインキ用受信制御部及びインキ用
検出アンテナとを有し、前記インキ用発信アンテナと前
記インキ用検出アンテナとは前記外箱の前記インキ用共
振タグが取り付けられた面の近傍に配置されていること
を特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項11】請求項6記載のインキ容器を着脱自在に
支持するインキ容器装着部と、ドラムユニットと、前記
インキ容器に貯容されたインキを前記ドラムユニットに
供給するインキ供給手段とを備えた孔版印刷装置であっ
て、 前記インキ用共振タグを識別するためのインキ容器検出
手段を有し、該インキ容器検出手段は、所定周波数の電
磁波を発するインキ用発信制御部及びインキ用発信アン
テナと、前記インキ用発信アンテナから発せられた前記
電磁波の周波数が前記インキ用共振タグの前記共振周波
数に反応した際に前記インキ用共振タグから反射される
反射電磁波を検出するインキ用受信制御部及びインキ用
検出アンテナとを有し、前記インキ用発信アンテナと前
記インキ用検出アンテナとは前記外箱の前記インキ用共
振タグが取り付けられた面の近傍であって前記外箱の水
平面方向において前記インキ用共振タグと対応する位置
に配置されていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項12】前記インキ容器装着部が前記ドラムユニ
ットに設けられていると共に前記ドラムユニットが装置
本体に対して着脱自在であり、前記インキ容器検出手段
が前記装置本体に設けられていることを特徴とする請求
項10または請求項11記載の孔版印刷装置。 - 【請求項13】前記インキ容器装着部が前記インキ容器
の有無を検知するインキ容器有無検知手段を有し、前記
インキ容器有無検知手段により前記インキ容器の着脱が
検知された場合には、前記インキ用共振タグから反射さ
れる前記反射電磁波が、オンからオフへ切り替わった後
にオフからオンへ切り替わることを確認した後、表示及
び/または制御を行う制御手段を有することを特徴とす
る請求項10、請求項11または請求項12記載の孔版
印刷装置。 - 【請求項14】請求項1、請求項2または請求項3記載
のマスタロールを着脱自在に支持すると共に該マスタロ
ールより引き出されたマスタに対して製版を行う製版手
段と、請求項4、請求項5または請求項6記載のインキ
容器を着脱自在に支持するインキ容器装着部と、ドラム
ユニットと、前記インキ容器に貯容されたインキを前記
ドラムユニットに供給するインキ供給手段とを備えた孔
版印刷装置であって、 前記マスタ用共振タグを識別するためのマスタロール検
出手段及び前記インキ用共振タグを識別するためのイン
キ容器検出手段を有し、 前記マスタロール検出手段は、所定周波数の電磁波を発
するマスタ用発信制御部及びマスタ用発信アンテナと、
前記マスタ用発信アンテナから発せられた前記電磁波の
周波数が前記マスタ用共振タグの前記共振周波数に反応
した際に前記マスタ用共振タグから反射される反射電磁
波を検出するマスタ用受信制御部及びマスタ用検出アン
テナとを有し、 前記インキ容器検出手段は、所定周波数の電磁波を発す
るインキ用発信制御部及びインキ用発信アンテナと、前
記インキ用発信アンテナから発せられた前記電磁波の周
波数が前記インキ用共振タグの前記共振周波数に反応し
た際に前記インキ用共振タグから反射される反射電磁波
を検出するインキ用受信制御部及びインキ用検出アンテ
ナとを有し、 前記マスタロール及び前記インキ容器として、前記マス
タ用共振タグ及び前記インキ用共振タグの前記各共振周
波数が互いに同一のものが用いられることを特徴とする
孔版印刷装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126019A JP2002321433A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | マスタロール及びインキ容器及び孔版印刷装置 |
CNB021045852A CN1173834C (zh) | 2001-04-24 | 2002-02-08 | 主辊、墨盒和孔版印刷装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126019A JP2002321433A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | マスタロール及びインキ容器及び孔版印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002321433A true JP2002321433A (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18975127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001126019A Pending JP2002321433A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | マスタロール及びインキ容器及び孔版印刷装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002321433A (ja) |
CN (1) | CN1173834C (ja) |
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JP2004216574A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-05 | Tohoku Ricoh Co Ltd | マスタロール及び孔版印刷装置 |
JP2006327023A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷装置 |
JP2007283719A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Riso Kagaku Corp | 画像形成装置及び孔版印刷装置 |
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JP2020179538A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 理想科学工業株式会社 | 印刷装置 |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001126019A patent/JP2002321433A/ja active Pending
-
2002
- 2002-02-08 CN CNB021045852A patent/CN1173834C/zh not_active Expired - Fee Related
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