JPH10193767A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JPH10193767A
JPH10193767A JP660697A JP660697A JPH10193767A JP H10193767 A JPH10193767 A JP H10193767A JP 660697 A JP660697 A JP 660697A JP 660697 A JP660697 A JP 660697A JP H10193767 A JPH10193767 A JP H10193767A
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Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップすることなく、マスタ及びイン
キの消費量を低減させつつ良好な印刷物を得ることがで
きる孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 開孔部8bを有する版胴8と、マスタ6
1を製版・搬送・切断する製版手段3と、押圧部材10
と、制御手段26と、製版印刷モードを、第1の製版印
刷モード若しくは第2の製版印刷モードの何れかに切り
換える切換手段121とを具備し、制御手段26は、第
1の製版印刷モードが選択されたときには、開孔部8b
の全てを覆う長さのマスタ61を製版させてこれを版胴
8に巻装させ、第2の製版印刷モードが選択されたとき
には、開孔部8bよりも短い任意の長さのマスタ61を
製版させてこれを版胴8に巻装させると共に、マスタ6
1の長さに応じて押圧部材10の版胴8への接触範囲を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置の制
御に関し、詳しくはマスタ及びインキの消費量を低減さ
せる制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、簡便な印刷方法としてデジタ
ル式感熱孔版印刷が知られている。これは、感熱孔版マ
スタ(以下「マスタ」という)に微細な発熱素子が1列
に並んだサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対
しパルス的に通電を行いながらマスタをプラテンローラ
ー等で搬送することで、マスタに画像情報に基づいた穿
孔画像を熱溶融穿孔製版させた後、この穿孔されたマス
タを多孔性円筒状の版胴に巻装させ、プレスローラー等
の押圧部材によって印刷用紙を版胴の外周面に押圧させ
ることで版胴の開孔部及びマスタの穿孔部からインキを
滲出させ、このインキを印刷用紙に転移させて印刷画像
を得るものである。
【0003】上述の版胴は、インキが滲出する開孔部
と、マスタの先端を挟持するクランパー、ステージ部等
が配設された非開孔部とを有しており、開孔部の長さは
印刷される用紙の最大サイズに合わせて設定されてい
る。例えば、最大A3サイズの用紙が印刷可能である孔
版印刷装置では、開孔部の長さは約420mmである。
【0004】上述の孔版印刷装置では、印刷が終了して
原稿を変更した後、次の印刷を行う際に、使用者が製版
スタートキーを押すことにより排版手段が版胴から使用
済みのマスタを剥離し、製版手段によって新しく製版さ
れたマスタを版胴に自動的に巻装させるように構成され
ている。これは、印刷終了直後に版胴より使用済みのマ
スタを剥離すると、次の印刷に先立って新しい製版済み
マスタが巻装されるまでは版胴の外周面が大気に晒され
た状態で放置されることとなり、この放置状態が長時間
に及ぶと版胴の外周面や開孔部に残留したインキが蒸発
し、次版の印刷に際してマスタへのインキの補給が阻害
されて良好な印刷が行われないことがあるため、使用済
みのマスタを版胴の外周面上に巻装させることで版胴外
周面の乾燥を防止しているのである。
【0005】従って、上述の孔版印刷装置に使用される
マスタとしては、開孔部全域を覆う必要があると共にク
ランパーによる挟持長さやプレスローラー接触位置等の
余裕をみて、420mm+αの長さのものが用いられる
こととなるが、この孔版印刷装置によってA4サイズの
印刷物を得る場合には、マスタの約半分が印刷に使用さ
れない余白部分となると共に、マスタに付着して廃棄さ
れるインキ量が増大してコストアップしてしまうという
問題点がある。
【0006】この問題点を解決するため、用紙サイズ毎
に開孔長さの異なる複数の版胴を用意し、所望のサイズ
の印刷物に合わせて版胴を交換すると共に、装着された
版胴の開孔長さに合わせて製版されたマスタを切断して
マスタの消費量を低減する技術が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の技術で
は、複数の版胴を着脱することとなってその作業が面倒
であると共に、特に多色印刷を行う場合には、用紙サイ
ズ及びインキ種類に応じた版胴を用意する必要があり、
版胴の数が膨大となって大幅にコストアップしてしまう
と共に、版胴の保管場所として大きなスペースを占有し
てしまうという問題点がある。
【0008】そこで、開孔長さの大きな版胴を使用し、
巻装されるマスタの長さを使用される印刷用紙のサイズ
に応じて切断すると共に、短いマスタが巻装された場合
にマスタの存在しない版胴の開孔部を押圧部材が押圧し
ないように、押圧部材の押圧範囲を制御する技術が特開
昭64−24783号公報に開示されているが、この技
術では短いマスタが巻装された版胴が放置された場合
に、版胴の外周面が乾燥して次版の印刷開始時に損紙が
発生する虞がある。特に機外で放置される場合には、版
胴の開孔部に塵埃等が付着してしまう場合があり、次版
の印刷時において、塵埃が付着した部分のインキの通過
が阻害されて、印刷画像に白抜けが発生してしまうとい
う不具合が生じていた。
【0009】本発明の目的は、上記問題点を解決し、コ
ストアップすることなく、マスタ及びインキの消費量を
低減させつつ良好な印刷物を得ることができる孔版印刷
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筐体に回転自在に支持され、その外周面に開孔部を有す
る版胴と、マスタを製版・搬送・切断する製版手段と、
前記外周面に対して接離自在に設けられた押圧部材とを
有する孔版印刷装置において、前記製版手段と前記押圧
部材の作動を制御する制御手段と、製版印刷モードを、
第1の製版印刷動作を行う第1の製版印刷モード、若し
くは第2の製版印刷動作を行う第2の製版印刷モードの
何れかに切り換える切換手段とを具備し、前記制御手段
は、第1の製版印刷モードが選択されたときには、前記
マスタとして実質的に前記開孔部の全てを覆う長さのも
のを製版させ、かつ、該マスタを前記外周面に巻装させ
るべく前記製版手段を制御し、第2の製版印刷モードが
選択されたときには、前記マスタとして前記開孔部より
も短い任意の長さのものを製版させ、かつ、該マスタを
前記外周面に巻装させるべく前記製版手段を制御すると
共に、前記任意の長さに応じて前記押圧部材の前記外周
面への接触範囲を制御することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記版胴が前記筐体に対
して着脱自在であると共に、前記製版印刷モードを記憶
するメモリー手段と、警報を発する警報手段とを具備
し、前記筐体からの前記版胴の抜脱時において、前記メ
モリー手段に記憶された前記製版印刷モードが第2の製
版印刷モードの場合には、前記制御手段が前記警報手段
を作動させることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記版胴が前記筐体に対
して着脱自在であると共に、印刷用紙の長さを検出する
用紙長さ検出手段を有する給紙手段と、警報を発する警
報手段と、前記版胴の前記筐体への装着時において該版
胴の外周面上のマスタの長さを検出するマスタ長さ検出
手段とを具備し、前記マスタ長さ検出手段によって検出
された前記マスタの長さが、前記用紙長さ検出手段によ
って検出された前記印刷用紙の長さに応じた長さと異な
るときに前記制御手段が前記警報手段を作動させること
を特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記筐体に対する前記版
胴の抜脱を規制する抜脱規制手段を具備し、前記警報手
段の作動時に前記制御手段が前記抜脱規制手段を作動さ
せることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記版胴の装着時におい
て該版胴の外周面上のマスタの長さを検出するマスタ長
さ検出手段を具備し、前記マスタ長さ検出手段によって
検出された前記マスタの長さが、前記メモリー手段に記
憶された製版印刷モードに対応したマスタの長さと異な
るときに前記制御手段が前記警報手段を作動させること
を特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項3記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記警報手段の作動時に
前記制御手段が前記給紙手段の作動を規制することを特
徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置におい
て、さらに、原稿画像を読み取る原稿読取手段を備えた
原稿読取部と、前記原稿画像の一部の領域を製版画像領
域として指定する製版画像領域指定手段とを具備し、前
記製版画像領域指定手段によって指定された前記製版画
像領域の長さに基づいて前記制御手段が前記切換手段を
切り換えることを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置におい
て、さらに、原稿画像を読み取る原稿読取手段と原稿の
長さを検出する原稿長さ検出手段とを備えた原稿読取部
を具備し、前記原稿の読取動作を行うとき、前記原稿長
さ検出手段によって検出された前記原稿の長さに基づい
て前記制御手段が前記切換手段を切り換えることを特徴
とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項8記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記原稿読取部が原稿を
1枚ずつ自動的に前記原稿読取手段に送り込む自動分離
搬送装置を有すると共に、該自動分離搬送装置が前記原
稿長さ検出手段を有し、前記自動分離搬送装置を使用し
た前記原稿読取手段による第1の原稿読取と、前記自動
分離搬送装置を使用しない前記原稿読取手段による第2
の原稿読取とを選択可能であって、第2の原稿読取時
に、前記制御手段が前記切換手段を第1の製版印刷モー
ドに切り換えることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
孔版印刷装置において、さらに、第1の原稿読取時にお
いて、最終の原稿についてのみ、前記制御手段が前記切
換手段を第1の製版印刷モードに切り換えることを特徴
とする。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項9または
請求項10記載の孔版印刷装置において、さらに、第1
の原稿読取で複数の原稿の読取動作を行う場合に、所定
の版数毎に前記制御手段が前記切換手段を第1の製版印
刷モードに切り換えることを特徴とする。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を採用した孔版印
刷装置1の概略側面図である。同図において、孔版印刷
装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、
排紙部6、原稿読取部7等から主に構成されている。
【0022】筐体18の中央に配設された印刷部2は、
図2に示すように、版胴8、インキ供給手段9、押圧部
材としてのプレスローラー10等から主に構成されてい
る。
【0023】版胴8は、インキ供給パイプを兼ねた支軸
11に回転自在に支持された一対のフランジ12,12
と、フランジ12,12の外周面に巻装された多孔性支
持板8aとから主に構成されており、後述する駆動手段
13によって図1の矢印方向に回転駆動される。支軸1
1は先端部11a(図5参照)を筐体18の側板18a
(図5参照)に支持され、その表面にはインキ供給手段
9にインキを供給するための複数の小さな孔が穿設され
ており、フランジ12,12は図示しない軸受を介して
支軸11に取り付けられている。
【0024】ステンレスの薄板等で形成される多孔性支
持板8aは開孔部と非開孔部とを有しており、開孔部に
は多数の開孔8bが穿設され、非開孔部には版胴8の一
母線と平行な平面を有するステージ部14が配設されて
いる。ステージ部14の上面には開閉自在なクランパー
15が配設されている。また、多孔性支持板8aの外側
には、ポリエステルあるいはステンレスの細線等で織ら
れた図示しないメッシュスクリーンが1〜3層程度巻装
されている。
【0025】版胴1の内部であって支軸11の下方に
は、インキローラー16、ドクターローラー17等から
主に構成されるインキ供給手段9が配設されている。イ
ンキローラー16は、フランジ12,12間の支軸11
上に固着された図示しない一対の側板に支軸16aを回
転自在に支持されており、駆動手段13からの回転力を
ギヤやベルト等の回転力伝達手段によって伝達されて版
胴8と同方向に回転する。ドクターローラー17は、そ
の外周面とインキローラー16の外周面との間に僅かな
間隙が生じる位置において前記側板間に回転自在に支持
されており、駆動手段13からの回転力によりインキロ
ーラー16とは反対の方向に回転駆動される。インキロ
ーラー16とドクターローラー17の各外周面の近接部
において、支軸11より供給されたインキが楔状のイン
キ溜まり17aを形成する。
【0026】図3は、版胴8、インキローラー16及び
ドクターローラー17を回転駆動する駆動手段13を示
している。駆動手段13は、ギヤ19,20、歯付プー
リー21、タイミングベルト22、ピニオンギヤ23、
ステッピングモーター24等から主に構成されている。
【0027】装置奥側に位置する一方のフランジ12の
外側にはギヤ19が固着されている。ギヤ19は支軸1
1を中心として取り付けられており、支軸11に接しな
い大きさに形成された孔19aを中央に有している。支
軸11の図示しない先端部は、ギヤ19を貫いて側板1
8aに支持されている。
【0028】ギヤ19の近傍には、ギヤ19と噛合する
ギヤ20が配設されている。ギヤ20は、筐体18に回
転自在に支持された支軸20aの端部に固着されてお
り、ギヤ20が固着された位置よりも外側(フランジ1
2よりも離れる側)の支軸20a上には歯付プーリー2
1が固着されている。歯付プーリー21は、筐体18に
取り付けられたステッピングモーター24の出力軸端に
固着されたピニオンギヤ23とタイミングベルト22に
よって連結されている。ステッピングモーター24の作
動は、後述する制御手段26によって制御される。
【0029】この構成により、ステッピングモーター2
4の回転力が伝達されてフランジ12が支軸11を中心
に回転して、版胴8が回転駆動される。また、一方のフ
ランジ12の内側にも図示しないギヤが取り付けられて
おり、このギヤと噛合する図示しないギヤによって回転
力を伝達されることで、インキローラー16とドクター
ローラー17とがそれぞれ回転駆動される。
【0030】フランジ12の外周縁寄りには軸方向に延
出するドグ25が固着されており、フランジ12の回転
に伴って回転移動するドグ25の円軌道上にはホームポ
ジションセンサー27が配設されている。ホームポジシ
ョンセンサー27は筐体18に取り付けられており、ド
グ25がその検知部を通過する際に、制御手段26へ向
けて信号を出力する。
【0031】各フランジ12,12の外方には、図4に
示すように、版胴8を持ち運ぶためのコ字形状を呈した
取手28が、版胴8を軸方向に跨ぐように取り付けられ
ている。取手28は、本体28aと各側板28b,28
cから一体的に構成されており、各側板28b,28c
が支軸11にそれぞれ取り付けられている。
【0032】本体28aは、その側板28b側の端部に
コロ28d,28dを有しており、図5に示すように、
コロ28d,28dを筐体18の側板18aに取り付け
られたレール部材29に係合させることで、筐体18に
対して着脱自在に構成されている。なお、筐体18に対
する版胴8の着脱は、版胴8がホームポジションに置か
れたときに限って可能となるように構成されている。
【0033】装置奥側に位置する側板28bには支軸1
1の先端部11aが貫通しており、この先端部11aは
側板18aに設けられた位置決め部材30に係脱自在に
支持されている。装置手前側に位置する他方のフランジ
12側の側板28cには、支軸11へ供給するインキを
補充するためのインキパックを有するインキ供給装置3
1が設けられている。
【0034】筐体18の内部には、図5、図6に示すよ
うに、版胴8の抜脱規制手段32とマスタ長さ検出手段
としてのセンサー33とが配設されている。抜脱規制手
段32は、ソレノイド34、アーム35、引張バネ36
等から主に構成されている。
【0035】ソレノイド34は図示しない取付部材を介
して側板18aに取り付けられており、制御手段26に
その作動を制御される。アーム35は、基端を側板18
aに植設されたピン35aに揺動自在に支持されてお
り、その中央より自由端側寄りにはソレノイド34のプ
ランジャ34aが取り付けられている。また、アーム3
5には、一端を側板18aに固着された引張バネ36の
他端が取り付けられている。
【0036】この構成により、抜脱規制手段32は、ソ
レノイド34の不作動時において、引張バネ36の付勢
力によってアーム35の自由端が支軸11の先端部11
a近傍に形成された切欠部11bと係合する図6の実線
位置に位置決めされて、筐体18からの版胴8の抜脱を
規制し、ソレノイド34の作動時において、アーム35
の自由端と切欠部11bとの係合が解除される図6の二
点鎖線位置に位置決めされて、筐体18からの版胴8の
抜脱を許容する。
【0037】反射型センサーであるセンサー33は筐体
18に取り付けられており、版胴8の外周面上における
反射量の違いによりマスタの有無を検知すると共に、版
胴8を所定角度回転させたときのマスタの有無から、巻
装されているマスタの長さを検出する。センサー33
は、版胴8の回転時においてクランパー15等の障害物
と干渉しない位置に取り付けられており、その出力信号
は制御手段26に入力される。
【0038】版胴8の下方にはプレスローラー10が配
設されている。プレスローラー10は、図7に示すよう
に、支軸10aの両端を一対のプレスローラーアーム3
7,37の一端間に回転自在に支持されており、各プレ
スローラーアーム37,37は、他端を支軸37aにそ
れぞれ固着されている。
【0039】両端を筐体18に回転自在に支持された支
軸37aには、プレスローラーアーム37,37の他、
一端に回転自在なカムフォロア38aを有する揺動アー
ム38が固着されている。揺動アーム38には、一端を
筐体18に固着された引張バネ39の他端が取り付けら
れており、支軸37aには図7において時計回り方向へ
の回動付勢力が付与されている。また、揺動アーム38
には、後述する係止アーム44の先端が係合するピン3
8bが植設されている。
【0040】揺動アーム38の近傍には、4枚のカム板
40a,40b,40c,40dを有する多段カム40
が配設されている。各カム板40a,40b,40c,
40dは、両端を筐体18に回転自在かつ図7の紙面方
向に移動自在に支持された支軸41の一端部寄りにそれ
ぞれ間隙をもって固着されており、装置手前側からカム
板40a,カム板40b,カム板40c,カム板40d
の順に配設されている。各カム板40a,40b,40
c,40dは、図7に示すように、支軸41と同心の円
板である基部と、それぞれ同一突出量の凸部とを有して
おり、各凸部の形状は、カム板40aの凸部の右側縁部
を基準に、カム板40b、カム板40c、カム板40d
の順でそれぞれの凸部が円周方向に大きくなるように形
成されている。多段カム40は、図8に示すように、支
軸41に取り付けられた駆動ギヤ42及び筐体18に回
転自在に支持された支軸48に取り付けられた伝達ギヤ
49を介して駆動手段13からの回転力を伝達され、図
7に矢印で示す方向に回転駆動される。
【0041】プレスローラー10は、各カム板40a,
40b,40c,40dの何れかの凸部がカムフォロア
38aと当接したときに図7に実線で示す位置に移動
し、いずれかの凸部との当接が解除されたときに、引張
バネ39の付勢力によって版胴8の外周面に押圧する。
このとき、各カム板40a,40b,40c,40dの
基部とカムフォロア38aとが接触しないように構成さ
れている。
【0042】各カム板40a,40b,40c,40d
の凸部の円周方向の大きさは、プレスローラー10の外
周面と版胴8の外周面との圧接範囲が、順にA3縦長
さ、B4縦長さ、A4縦長さ、B5縦長さと対応する長
さとなるようにそれぞれ設定されている。
【0043】図7に示すように、揺動アーム38の近傍
には係止アーム44が配設されている。先端44aが鈎
型に形成された係止アーム44は、その基端を支軸44
bに揺動自在に支持されている。係止アーム44には、
筐体18に取り付けられたソレノイド45のプランジャ
45aと、一端を筐体18に取り付けられた引張バネ4
6の他端とが取り付けられており、係止アーム44は、
各カム板40a,40b,40c,40dの何れかの凸
部がカムフォロア38aと当接し、かつ、ソレノイド4
5への通電が解除されたときに、図7に示すように先端
44aをピン38bに係合させて、プレスローラー10
を、その外周面が版胴8の外周面より離間した状態で保
持するように構成されている。ソレノイド45の作動は
制御手段26に制御される。
【0044】支軸41の下方近傍には、図8に示すよう
に、移動アーム43と段差カム47が配設されている。
ほぼL字状を呈する移動アーム43は、その曲折部にお
いて支軸43cに揺動自在に支持されており、一端には
ローラー43aが、他端にはカムフォロア43bがそれ
ぞれ回転自在に取り付けられている。また、移動アーム
43の他端と曲折部との間の部位には、一端を筐体18
に取り付けられた引張バネ50の他端が取り付けられて
おり、移動アーム43には、支軸43cを中心に図8に
おいて時計回り方向の回動付勢力が付与されている。
【0045】ローラー43aは、支軸41の中程に間隔
をおいて固着された円板41a,41b間に配置されて
おり、カムフォロア43bは、引張バネ50の付勢力に
よりその外周面を段差カム47の周面に当接させてい
る。各円板41a,41b間の間隔は、ローラー43a
の直径よりも僅かに大きくなるように設定されている。
【0046】段差カム47は、その周面に4箇所のカム
部47a,47b,47c,47dを有しており、筐体
18に回転自在に支持された支軸51に固着されてい
る。支軸51には、筐体18に取り付けられたステッピ
ングモーター52の出力軸に取り付けられたギヤ53と
噛合するギヤ54が取り付けられており、ステッピング
モーター52の作動により段差カム47は図8の矢印方
向に回転される。ステッピングモーター52が作動して
段差カム47が回転すると、移動アーム43が支軸43
cを中心に揺動して、ローラー43aが円板41aある
いは円板41bを押すことで支軸41が図8の左右方向
に移動する。ステッピングモーター52の動作は制御手
段26によって制御される。
【0047】各カム部47a,47b,47c,47d
は、カムフォロア43bとカム部47aとが当接したと
きにカム板40aがカムフォロア38aと当接可能位置
となるように、カムフォロア43bとカム部47bとが
当接したときにカム板40bがカムフォロア38aと当
接可能位置となるように、カムフォロア43bとカム部
47cとが当接したときにカム板40cがカムフォロア
38aと当接可能位置となるように、カムフォロア43
bとカム部47dとが当接したときにカム板40dがカ
ムフォロア38aと当接可能位置となるように支軸41
を移動させる形状にそれぞれ形成されている。
【0048】印刷部2の右上方には、製版手段としての
製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ貯容手
段55、プラテンローラー56、サーマルヘッド57、
切断手段58、マスタ搬送ローラー対59,60等から
主に構成されている。
【0049】マスタ貯容手段55は、熱可塑性樹脂フィ
ルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ61をロー
ル状に巻成したマスタロール62の芯部62aを回転自
在かつ着脱自在に支持する。
【0050】マスタ貯容手段55よりもマスタ搬送方向
下流側には、プラテンローラー56とサーマルヘッド5
7が配設されている。プラテンローラー56は筐体18
の図示しない側板に回転自在に支持されており、ステッ
ピングモーター63によって回転駆動される。ステッピ
ングモーター63の作動は制御手段26によって制御さ
れる。
【0051】多数の発熱素子を有するサーマルヘッド5
7は筐体18の図示しない側板に取り付けられており、
図示しない付勢手段によって付勢され、プラテンローラ
ー56に圧接されている。サーマルヘッド57は、マス
タ61の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ発熱素子
を選択的に発熱させ、マスタ61に対して熱溶融穿孔製
版を行う。サーマルヘッド57の作動は制御手段26に
よって制御される。
【0052】プラテンローラー56及びサーマルヘッド
57よりもマスタ搬送方向下流側には切断手段58が配
設されている。固定刃58aと可動刃58bとからなる
切断手段58は、筐体18の側板に固定された固定刃5
8aに対して可動刃58bが回転移動する周知の構成で
ある。
【0053】切断手段58のマスタ搬送方向下流側には
マスタ搬送ローラー対59,60及びガイド板64,6
5が配設されている。マスタ搬送ローラー対59,60
は、図示しない駆動手段によって同期して回転駆動され
る駆動ローラー59a、60aと、図示しない付勢手段
によって各駆動ローラー59a,60aに圧接された従
動ローラー59b,60bとから構成されている。
【0054】各マスタ搬送ローラー対59,60間には
ガイド板64が、また、マスタ搬送ローラー対60より
マスタ搬送方向下流側にはガイド板65が配設されてい
る。各ガイド板64,65は筐体18の側板に固定され
ており、各マスタ搬送ローラー対59,60によって搬
送されるマスタ61をガイドし、マスタ61の先端を版
胴8の外周面へと案内する。
【0055】製版部3の下方には、給紙手段としての給
紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ6
6、給紙ローラー67、分離ローラー68、分離コロ6
9、レジストローラー対70等から主に構成されてい
る。
【0056】上面に多数の印刷用紙Pを積載する給紙ト
レイ66は筐体18に上下動自在に支持されており、図
示しない昇降手段によって上下動される。また、給紙ト
レイ66には、用紙長さ検出手段としての4個のセンサ
ー71a,71b,71c,71dと、印刷用紙Pをガ
イドする一対のサイドガイド72が取り付けられてい
る。各センサー71a,71b,71c,71dからの
出力信号は制御手段26に出力され、制御手段26は各
センサー71a,71b,71c,71dからの出力信
号によって印刷用紙Pのサイズを判別する。サイドガイ
ド72は用紙幅方向(印刷用紙Pの搬送方向と直交する
方向)に移動自在な周知の構成である。
【0057】給紙トレイ66の上方には、表面がそれぞ
れ高摩擦抵抗の部材で形成された給紙ローラー67、分
離ローラー68、分離コロ69が配設されている。給紙
ローラー67と分離ローラー68は、給紙トレイ66上
の印刷用紙Pと所定の圧力で圧接し、ギヤやベルト等の
図示しない駆動力伝達手段を介して、共通のステッピン
グモーター73によって図1の矢印方向に回転駆動され
る。分離コロ69は、所定の圧力で分離ローラー68に
圧接されており、分離ローラー68と同方向に間欠回転
可能に配設されている。ステッピングモーター73の作
動は制御手段26によって制御される。
【0058】分離ローラー68及び分離コロ69の印刷
用紙搬送方向下流側にはレジストローラー対70が配設
されている。駆動ローラー70aと従動ローラー70b
とからなるレジストローラー対70は、駆動手段13か
らの回転駆動力をギヤやカム等の駆動力伝達手段で伝達
されることにより駆動ローラー70aが所定のタイミン
グで回転し、この駆動ローラー70aに圧接された従動
ローラー70bとによって印刷用紙Pを印刷部2に向け
て給送する。
【0059】印刷部2の左上方には排版部5が配設され
ている。排版部5は、上排版部材74、下排版部材7
5、排版ボックス76、圧縮板77等から主に構成され
ている。
【0060】上排版部材74は、駆動ローラー78、従
動ローラー79、無端ベルト80から構成され、図示し
ない駆動手段によって駆動ローラー78が図1において
時計回り方向に回転駆動されることによって無端ベルト
80が図の矢印方向に移動する。下排版部材75は、駆
動ローラー81、従動ローラー82、無端ベルト83か
ら構成されており、駆動ローラー78を回転駆動する図
示しない駆動手段の駆動力をギヤやベルト等の駆動力伝
達手段によって伝達されることで、駆動ローラー81が
図1において反時計回り方向に回転駆動されることによ
って無端ベルト83が図の矢印方向に移動する。また、
下排版部材75は図示しない移動手段によって移動自在
に設けられており、図1に示す位置と駆動ローラー81
の外周面が版胴8の外周面に当接する位置とに選択的に
位置決めされる。
【0061】内部に使用済みマスタを貯容する排版ボッ
クス76は、筐体18に対して着脱自在に設けられてい
る。上排版部材74と下排版部材75とによって運ばれ
た使用済みマスタを排版ボックス76の内部に押し込む
圧縮板77は、図示しない昇降手段によって上下動自在
に支持されており、図の実線位置と二点鎖線位置との間
を上下動する。
【0062】排版部5の下方には排紙部6が配設されて
いる。排紙部6は、剥離爪84、排紙搬送部材85、排
紙トレイ86等から主に構成されている。
【0063】版胴8の外周面上より印刷済みの印刷用紙
Pを剥離する剥離爪84は、支軸84aによって筐体1
8の側板に揺動自在に支持されており、図示しない揺動
手段によって、その先端が版胴8の外周面に近接する位
置と、その先端が版胴8の回転によって移動するクラン
パー15等の障害物と干渉しない位置とに選択的に揺動
される。
【0064】排紙搬送部材85は、駆動ローラー87、
従動ローラー88、無端ベルト89、吸引ファン90等
から主に構成されている。駆動ローラー87は図示しな
いユニット側板に回転自在に支持されており、図示しな
い駆動手段で回転駆動される。従動ローラー88も同側
板に回転自在に支持され、駆動ローラー87と従動ロー
ラー88とには、複数の開孔を有する複数の無端ベルト
89が掛け渡されている。駆動ローラー87、従動ロー
ラー88及び無端ベルト89の下方には吸引ファン90
が配設されている。排紙搬送部材85は、吸引ファン9
0の吸引力によって無端ベルト89上に印刷用紙Pを吸
引し、駆動ローラー87の回転によって印刷用紙Pを図
の矢印方向に搬送する。
【0065】排紙搬送部材85によって搬送される印刷
済みの印刷用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ86
は、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス91
とエンドフェンス92とを有している。
【0066】筐体18の上部には原稿読取部7が配設さ
れている。原稿読取部7は、原稿93を積載する原稿受
け台94、原稿93を載置するコンタクトガラス95、
原稿93を搬送する原稿搬送ローラー対96及び原稿搬
送ローラー97、搬送される原稿93をガイドするガイ
ド板98,99、原稿93をコンタクトガラス95に沿
って搬送する複数の原稿搬送ベルト100、読み取られ
た原稿93を積載する原稿トレイ101、コンタクトガ
ラス95を除く上記各部材を支持し、コンタクトガラス
95に対して接離自在に設けられた蓋体102、原稿画
像を走査して読み取るための反射ミラー103,104
及び蛍光灯105、走査された画像を集束するレンズ1
06、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ
ー107等から主に構成されている。
【0067】上記構成中、原稿受け台94、原稿搬送ロ
ーラー対96、原稿搬送ローラー97、各ガイド板9
8,99、原稿搬送ベルト100、原稿トレイ101に
よって自動分離搬送装置108が、また、コンタクトガ
ラス95、各反射ミラー103,104、蛍光灯10
5、レンズ106、画像センサー107によって原稿読
取手段132がそれぞれ構成されており、複数の原稿搬
送ベルト100の間には、搬送される原稿の長さを検知
する原稿長さ検出手段としてのセンサー109が配設さ
れている。
【0068】センサー33と同様の反射型センサーであ
るセンサー109は、コンタクトガラス95上における
反射量の違いにより原稿93の有無を検知する。センサ
ー109からの信号は制御手段26に入力され、この信
号と原稿搬送ベルト100の作動時間とにより、制御手
段26は原稿93の長さを判定する。また、原稿受け台
94の下方には、原稿受け台94上に残存している原稿
93を検知するセンサー131が配設されている。セン
サー131は、原稿受け台94上の原稿93がなくなっ
たときに制御手段26に信号を出力する。
【0069】図9は、孔版印刷装置1の操作パネル11
0を示している。筐体18の上部前面であって蓋体10
2の手前側に配設された操作パネル110は、その上面
に製版スタートキー111、印刷スタートキー112、
試し刷りキー113、ストップキー114、テンキー1
15、クリアキー116、拡大縮小キー117、印刷速
度設定キー118、7セグメントLEDからなる表示装
置119、LCDからなる表示装置120、製版画像領
域指定手段としての画像領域指定キー133等の周知の
構成の他、原稿サイズに拘らずマスタ長さを変化させな
い第1製版印刷動作を行う第1製版印刷モード、または
原稿サイズ(画像サイズ)に応じてマスタ長さを変化さ
せる第2製版印刷動作を行う第2製版印刷モードの何れ
かに製版印刷モードを切り換える切換手段としてのモー
ド選択キー121、モード選択キー121によって選択
された製版印刷モードを表示するLEDからなるモード
表示手段122、モード選択キー121で選択された製
版印刷モードが第2製版印刷モードのときに製版印刷サ
イズを選択するサイズ選択キー123、サイズ選択キー
123で選択された製版印刷サイズを表示するLEDか
らなるサイズ表示手段124、警報手段としてのブザー
125及び警報ランプ126を有している。
【0070】図10は、制御手段26のブロック図を示
している。筐体18の内部に配設された、CPU、RO
M、RAM等を有する周知のマイクロコンピューターで
ある制御手段26は、CPU127、メモリー手段とし
てのRAM128、ROM129から構成されている。
ROM129には、第1製版印刷モード時(A3サイズ
の印刷用紙Pに対応してマスタ61を作成する)及び第
2製版印刷モード時(B5、A4、B4サイズの印刷用
紙Pに対応してそれぞれマスタ61を作成する)におけ
る製版部3の動作プログラムの他、孔版印刷装置1全体
の動作プログラムが記憶されている。RAM128に
は、モード選択キー121によって選択された製版印刷
モードが記憶される。なお、RAM128には図示しな
いバックアップ機構が設けられており、孔版印刷装置1
のメイン電源が切られても記憶内容を消去されないよう
に構成されている。
【0071】上記構成に基づき、以下に孔版印刷装置1
の動作を説明する。先ず、自動分離搬送装置108を用
いずに原稿読取手段132のみによって原稿93の読取
動作を行う場合を説明する。
【0072】オペレーターは、蓋体102を上方に開放
してコンタクトガラス95上に原稿93を載置した後、
再び蓋体102を閉じる。そして、操作パネル110上
の各種キーによって製版条件を設定し、モード選択キー
121を押して製版印刷モードを選択した後に製版スタ
ートキー111を押す。ここでは最初に、モード表示手
段122の「第1」のLEDを点灯させて第1製版印刷
モードが選択された場合を説明する。
【0073】モード選択キー121が押され、第1製版
印刷モードが選択された後に製版スタートキー111が
押されると、CPU127はROM129より第1製版
印刷モード時の動作プログラムを呼び出すと共に、RA
M128に第1製版印刷モードが選択されたことが記憶
される。原稿読取部7では原稿93の画像が読み取ら
れ、読み取られた信号は画像データ信号として制御手段
26に送られる。
【0074】原稿読取部7での読取動作と並行して、排
版部5では、版胴8の外周面上から使用済みマスタ13
0を剥離する排版動作が行われる。外周面上に使用済み
マスタ130を巻装している版胴8は、制御手段26か
らの動作信号によって作動するステッピングモーター2
4に回転駆動され、図1において時計回り方向に回転す
る。そして、版胴8が、その外周面上に巻装した使用済
みマスタ130の先端が駆動ローラー81と対応する所
定の排版位置に到達したことを、ステッピングモーター
24のステップ数より制御手段26が確認すると、制御
手段26から排版駆動回路に動作信号が送られて図示し
ない移動手段と駆動手段とが作動し、各駆動ローラー7
8,81を回転させると共に下排版部材75を版胴8側
に移動させる。駆動ローラー81の外周面が使用済みマ
スタ130と当接した後、版胴8は時計回り方向に再び
回転し、駆動ローラー81と当接してすくい上げられた
使用済みマスタ130は、下排版部材75と上排版部材
74とで挟持されて版胴8の外周面より剥離される。剥
離された使用済みマスタ130は、下排版部材75と上
排版部材74とで搬送されて排版ボックス76内に廃棄
された後、圧縮板77によって圧縮される。
【0075】原稿読取部7での読取動作と並行して、印
刷部2では、プレスローラー10の、版胴8の外周面に
対する押圧範囲の制御動作が行われる。制御手段26
は、設定された製版印刷モードを確認してステッピング
モーター52に動作信号を送る。信号を受けたステッピ
ングモーター52は図8において時計回り方向に回転駆
動し、段差カム47が図8の矢印方向に回転する。そし
て、ステッピングモーター52のステップ数より、カム
部47aがカムフォロア43bと当接する位置まで段差
カム47が回転したと制御手段26が判断すると、ステ
ッピングモーター52の作動が停止される。
【0076】カムフォロア43bがカム部47aと当接
することにより、移動アーム43が支軸43cを中心に
反時計回り方向へ揺動され、この揺動に伴ってローラー
43aが円板41bと当接することで、支軸41は図7
において紙面奥側へと移動されて、図8に示す位置であ
る、カム板40aとカムフォロア38aとが当接可能と
なる位置に多段カム40が位置決めされる。なお、製版
スタートキー111の押下と同時にソレノイド45への
通電が遮断され、図7に示すように先端44aとピン3
8bとは係合状態にあり、プレスローラー10は、その
外周面を版胴8の外周面より離間した図7に実線で示す
状態で保持される。
【0077】外周面上より使用済みマスタ130が全て
剥離された後も版胴8はさらに回転を継続する。版胴8
が図1に示す所定の給版位置であるホームポジションに
到達してドグ25がホームポジションセンサー27に検
知されると、ホームポジションセンサー27から制御手
段26に向けて信号が出力される。ホームポジションセ
ンサー27からの信号を受けた制御手段26は、ステッ
ピングモーター24に信号を送ってその作動を停止させ
る。版胴8がホームポジションで停止すると、制御手段
26より図示しない開閉手段へ動作信号が送られてクラ
ンパー15が図2において時計回り方向に回動し、版胴
8が図1に示す給版待機状態となって排版動作が完了す
る。
【0078】排版動作が完了し、かつ、プレスローラー
10の押圧範囲の制御動作が完了すると、続いて製版動
作が行われる。版胴8が給版待機状態となると、制御手
段26からの信号によってステッピングモーター63が
作動してプラテンローラー56が回転駆動されると共に
各駆動ローラー59a,60aが回転駆動されて、マス
タロール62よりマスタ61が引き出される。そして、
ステッピングモーター63のステップ数より、マスタ6
1の画像形成領域がサーマルヘッド57の発熱素子と対
応する位置に達したことを制御手段26が確認すると、
制御手段26より信号が送られ、原稿読取部7より送ら
れた画像データ信号に基づいてサーマルヘッド57の発
熱素子が選択的に発熱し、マスタ61の熱可塑性樹脂フ
ィルム面に穿孔製版画像が形成される。
【0079】マスタ61は、穿孔製版画像を形成されつ
つ、各ガイド板64,65に案内されてクランパー15
へと搬送される。ステッピングモーター63のステップ
数より、マスタ61の先端がステージ部14とクランパ
ー15との間の所定位置まで到達したと制御手段26が
判断すると、図示しない開閉手段に信号が送られてクラ
ンパー15が反時計回り方向に回動し、ステージ部14
とクランパー15とでマスタ61の先端を挟持する。
【0080】その後、制御手段26よりステッピングモ
ーター24に信号が送られ、版胴8がマスタ61の搬送
速度と同じ周速度で図1において時計回り方向に回転駆
動され、マスタ61の版胴8への巻装動作が行われる。
そして、原稿読取部7からの画像データ信号が途絶える
とサーマルヘッド57の作動が停止し、その後、ステッ
ピングモーター63のステップ数より、A3サイズの印
刷が可能な1版分の長さが製版・搬送されたと制御手段
26が判断すると、ステッピングモーター63と各駆動
ローラー59a,60aを駆動する図示しない駆動手段
に信号が送られ、プラテンローラー56と各駆動ローラ
ー59a,60aの回転が停止されると共に、可動刃5
8bが回転移動してマスタ61が切断される。切断され
たマスタ61は版胴8の回転によって引き出され、版胴
8が再びホームポジションに到達してドグ25がホーム
ポジションセンサー27に検知されると、制御手段26
からの指令によってステッピングモーター24が停止し
て給版動作が完了する。
【0081】給版動作に引き続き、版付動作が行われ
る。版胴8がホームポジションで停止すると、制御手段
26より信号が送られてステッピングモーター24、ス
テッピングモーター73、排紙搬送部材85の図示しな
い駆動手段がそれぞれ作動すると共に、ソレノイド45
への通電がなされる。これにより、版胴8が低速で回転
駆動されると共に給紙ローラー67、分離ローラー6
8、駆動ローラー87、吸引ファン90がそれぞれ駆動
され、また、プレスローラー10の保持状態が解除され
る。給紙ローラー67と分離ローラー68との回転によ
り、給紙トレイ66上に積載された印刷用紙Pのうちの
最上位の1枚が引き出され、その先端がレジストローラ
ー対70にくわえ込まれる。
【0082】印刷用紙Pは、版胴8に巻装されたマスタ
61の画像領域の、版胴8の回転方向における先端部
が、プレスローラー10と対応する位置に到達するタイ
ミングにおいて、図示しない駆動力伝達手段からの回転
力を受けて回転するレジストローラー対70によって、
版胴8とプレスローラー10との間に向けて給送され
る。また、駆動手段13からの回転力を伝達されて回転
している多段カム40では、レジストローラー対70の
回転とほぼ同時にカム板40aの凸部とカムフォロア3
8aとの当接状態が解除され、プレスローラー10が引
張バネ39の付勢力によってその外周面を版胴8の外周
面に圧接させる。
【0083】レジストローラー対70より給送された印
刷用紙Pは、プレスローラー10によって版胴8に巻装
されたマスタ61に押圧される。この押圧動作により、
プレスローラー10と印刷用紙Pとマスタ61と多孔性
支持板8aとが圧接し、インキローラー16によって多
孔性支持板8aの内周面に供給されたインキが開孔8b
及び図示しないメッシュスクリーンより滲出して多孔性
支持板8aの外周面とマスタ61との空隙部に充填さ
れ、マスタ61の穿孔部を介して印刷用紙Pに転移され
る。印刷用紙Pに画像を転写し、印刷用紙Pとの圧接を
終えてマスタ61の後端の非画像領域とプレスローラー
10の外周面とが圧接したところで、カム板40aの凸
部とカムフォロア38aとが再度当接してプレスローラ
ーアーム37が図7において反時計回り方向に揺動さ
れ、プレスローラー10の外周面と版胴8の外周面との
圧接が解除される。
【0084】インキを転移された印刷用紙Pは、剥離爪
84の先端で版胴8の外周面より剥離されて下方へと落
下し、吸引ファン90の吸引力によって無端ベルト89
の上面に引き付けられつつ左方へと搬送され、排紙トレ
イ86上に排出される。その後、版胴8が再びホームポ
ジションで停止して版付動作が完了し、孔版印刷装置1
は印刷待機状態となる。
【0085】孔版印刷装置1が印刷待機状態となった後
に試し刷りキー113が押されると、版付動作時と同様
に、給紙トレイ66上の最上位の1枚の印刷用紙Pが給
紙ローラー67及び分離ローラー68によって引き出さ
れてレジストローラー対70にくわえ込まれると共に、
制御手段26より指令が送られてステッピングモーター
24が作動し、版胴8が高速で回転駆動される。レジス
トローラー対70は、高速回転している版胴8とプレス
ローラー10との間に印刷用紙Pを給送し、給送された
印刷用紙Pは、プレスローラー10によって版胴8に巻
装されたマスタ61に押圧されてインキを転移され、そ
の上面に印刷画像を形成された後に剥離爪84によって
版胴8の外周面より剥離され、排紙搬送部材85によっ
て左方へと搬送されて排紙トレイ86上に排出される。
版胴8は再びホームポジションに戻されて試し刷り動作
が完了する。
【0086】この試し刷りによって印刷画像の濃度や位
置を確認し、これらを操作パネル110上の各種キーで
調整して再度試し刷りを行った後、テンキー115で印
刷枚数を表示装置119に置数し、印刷速度設定キー1
18で印刷速度を設定して印刷スタートキー112を押
すことにより、給紙部4より印刷用紙Pが連続的に送ら
れて印刷動作が行われる。印刷動作完了後、版胴8は再
びホームポジションに戻る。
【0087】次に、モード表示手段122の「第2」の
LEDを点灯させて第2製版印刷モードが選択された場
合を説明する。オペレーターは、モード選択キー121
を押して第2製版印刷モードを選択した後、サイズ選択
キー123を押して製版印刷サイズを選択する。ここで
は、サイズ選択キー123を2回押してサイズ表示手段
124の「A4」を点灯させてA4サイズを選択した場
合を説明する。
【0088】モード選択キー121、サイズ選択キー1
23が順次押され、第2製版印刷モードのA4サイズが
選択された後に製版スタートキー111が押されると、
CPU127はROM129より第2製版印刷モードA
4サイズ時の動作プログラムを呼び出すと共に、RAM
128に第2製版印刷モードA4サイズが選択されたこ
とが記憶される。原稿読取部7ではA4サイズの原稿9
3の画像が読み取られ、読み取られた信号は画像データ
信号として制御手段26に送られる。
【0089】原稿読取動作と並行して、排版部5では上
述と同様の排版動作が行われ、印刷部2ではプレスロー
ラー10の押圧範囲の制御動作が行われる。制御手段2
6からの指令を受けてステッピングモーター52が作動
し、カム部47cがカムフォロア43bと当接する位置
まで段差カム47が回転駆動され、カム板40cとカム
フォロア38aとが当接可能となる位置に多段カム40
が位置決めされる。版胴8は、外周面上より使用済みマ
スタ130を全て剥離された後ホームポジションで停止
し、クランパー15が開放されて給版待機状態となる。
【0090】版胴8が給版待機状態となると製版動作が
行われる。プラテンローラー56、各駆動ローラー59
a,60aがそれぞれ回転駆動され、マスタロール62
よりマスタ61が引き出されると共に、サーマルヘッド
57の発熱素子に通電がなされてマスタ61が製版され
る。製版されたマスタ61は、ステージ部14とクラン
パー15とで挟持され、版胴8の回転によって版胴8の
外周面に巻装される。そして、ステッピングモーター6
3のステップ数より、A4サイズの印刷が可能な1版分
の長さのマスタ61が製版・搬送されたと制御手段26
が判断すると、ステッピングモーター63、各駆動ロー
ラー59a,60aの回転が停止されると共に可動刃5
8bが回転移動してマスタ61が切断される。切断され
たマスタ61は版胴8の回転によって引き出され、版胴
8が再びホームポジションで停止して給版動作が完了す
る。
【0091】版胴8がホームポジションで停止すると、
給紙トレイ66上の最上位の1枚の印刷用紙Pが引き出
されて、その先端をレジストローラー対70にくわえ込
まれる。そして、印刷用紙Pは、第1製版印刷モードと
同じタイミングで版胴8とプレスローラー10との間に
向けて給送される。また、レジストローラー対70の回
転とほぼ同時にカム板40cの凸部とカムフォロア38
aとの当接状態が解除され、プレスローラー10の外周
面が版胴8の外周面に圧接される。
【0092】レジストローラー対70に給送された印刷
用紙Pは、プレスローラー10によって版胴8に巻装さ
れたマスタ61に押圧されて印刷画像を転写される。印
刷用紙Pに画像を転写し、印刷用紙Pとの圧接を終えて
マスタ61の後端の非画像領域とプレスローラー10の
外周面とが圧接したところで、カム板40cの凸部とカ
ムフォロア38aとが再度当接してプレスローラーアー
ム37が図7において反時計回り方向に揺動され、プレ
スローラー10の外周面と版胴8の外周面との圧接が解
除される。
【0093】印刷画像を転写された印刷用紙Pは、剥離
爪84によって版胴8の外周面より剥離され、排紙搬送
部材85によって搬送されて排紙トレイ86上に排出さ
れる。版胴8は再びホームポジションまで回転して停止
し、孔版印刷装置1が印刷待機状態となる。
【0094】その後、試し刷りキー113を押して試し
刷りを行い、画像状態を調整した後に印刷スタートキー
112を押すことにより、版胴8が高速回転すると共に
給紙部4より印刷用紙Pが連続的に送られて印刷動作が
行われる。
【0095】ここで、孔版印刷装置1における、筐体1
8に対する版胴8の着脱動作について説明する。版胴8
はインキの色替え、あるいはジャム処理時等において筐
体18に対して着脱される。
【0096】筐体18より版胴8を抜脱する際には、筐
体18の前面に設けられた図示しない扉を開放し、図4
に示した取手28の本体28aを掴んで手前側に引き出
すことにより達成される。
【0097】この抜脱時において、RAM128に記憶
された製版印刷モードが第1製版印刷モードの場合に
は、何の問題もなく筐体18から版胴8を抜脱すること
ができる。しかし、RAM128に記憶された製版印刷
モードが第2製版印刷モードの場合には、制御手段26
から操作パネル110に指令が送られ、ブザー125が
作動すると共に警報ランプ126が点灯し、さらに表示
装置120に短いマスタを巻装している旨の表示がなさ
れてオペレーターに注意を促す。このような構成とする
ことにより、第2製版印刷モードで製版されたマスタ6
1を巻装した版胴8、すなわち開孔8bの一部がマスタ
61で覆われていない版胴8が簡単に筐体18から抜脱
されることを防止して、版胴抜脱時における筐体18内
部のインキ汚れ、あるいは開孔8bがむき出しの版胴8
が放置されることによって引き起こされるインキの蒸
発、固化等の不具合を未然に防止することができる。
【0098】また、この孔版印刷装置1では、ブザー1
25及び警報ランプ126の作動時において、図5、図
6に示すソレノイド34への通電が断たれてアーム35
が切欠部11bと係合して、筐体18から版胴8を抜脱
することができないように構成されている。ソレノイド
34への通電は、製版印刷モードが任意にあるいは自動
的に選択されてRAM128に第2製版印刷モードが記
憶されると、制御手段26より指令が出されて遮断され
る。
【0099】このような抜脱規制手段32を設けること
により、ブザー125、警報ランプ126、表示手段1
20による警告に比較してより確実に上記不具合の発生
を防止することができる。なお、ブザー125、警報ラ
ンプ126、抜脱規制手段32の解除方法としては、第
1製版印刷モードに設定しなおして製版スタートキー1
11を押す、あるいは操作パネル110上のキーの組み
合わせ(例えばストップキー114を2回押してクリア
キー116を押す等)によってソレノイド34に通電を
行わせるようにプログラムする等の方法がある。
【0100】次に、筐体18に版胴8を装着する場合を
説明する。装着は、抜脱時と逆の手順によって行われ
る。オペレーターは筐体18の図示しない扉を開き、本
体28aを掴んで各コロ28dをレール部材29に係合
させて版胴8を押し込む。そして、ドグ25がホームポ
ジションセンサー27に検知される所定の位置に版胴8
がセットされ、筐体18の図示しない扉が閉じられる
と、制御手段26からステッピングモーター24に指令
が送られ、版胴8が図1において時計回り方向に回転
し、ドグ25が再びホームポジションセンサー27に検
知されるとステッピングモーター24の作動が停止す
る。この版胴8の回転時において、制御手段26にはセ
ンサー33からの信号が入力されており、この信号に基
づいて制御手段26は、版胴8に巻装されているマスタ
の長さを検出する。
【0101】この装着時において、制御手段26は、検
出されたマスタの長さと給紙トレイ66上の印刷用紙P
の長さとを比較し、これらが対応していない場合には、
制御手段26から操作パネル110に指令が送られ、ブ
ザー125が作動すると共に警報ランプ126が点灯
し、さらに表示装置120にマスタと印刷用紙とが不整
合である旨の表示がなされてオペレーターに注意を促
す。このような構成とすることにより、マスタと印刷用
紙とが整合しないことに起因する、損紙の発生やプレス
ローラーの汚損等を未然に防止することができる。
【0102】さらに、制御手段26は、検出されたマス
タの長さとRAM128に記憶された製版印刷モードと
を比較し、これらが対応していない場合にもブザー12
5を作動させると共に警報ランプ126を点灯させ、表
示装置120にマスタと製版印刷モードとが不整合であ
る旨の表示を行わせる。
【0103】また、この孔版印刷装置1では、ブザー1
25及び警報ランプ126の作動時において、制御手段
26からの指令によってステッピングモーター73が不
作動となるように構成されている。従って、ブザー12
5及び警報ランプ126の作動時に印刷スタートキー1
12が押されても孔版印刷装置1は作動しない。ブザー
125、警報ランプ126の解除方法としては、ストッ
プキー114あるいはクリアキー116を押す等の簡単
な方法が望ましい。これは、例えばA3サイズのマスタ
が巻装されていてもA4サイズの製版画像しか有してい
ない場合等にはA4の印刷用紙で印刷を行うことができ
るためであり、意図的(版胴開孔の乾燥防止等)に大き
いサイズのマスタを巻装させた場合に対応しやすくする
ためである。
【0104】次に、自動分離搬送装置108を用いて原
稿読取手段132により原稿93の読取動作を行う場合
を説明する。オペレーターは、原稿受け台94に原稿9
3を載置した後、製版スタートキー111を押す。
【0105】製版スタートキー111が押されると、原
稿搬送ローラー対96、原稿搬送ローラー97、原稿搬
送ベルト100がそれぞれ回転駆動され、原稿受け台9
4上の原稿93がコンタクトガラス95上に搬送されて
原稿画像を読み取られる。画像を読み取られた原稿93
は、原稿搬送ベルト100及び原稿搬送ローラー97に
よって搬送され、原稿トレイ101上に排出される。こ
の原稿93の読取時において、搬送される原稿93はセ
ンサー109によって検知され、センサー109からの
信号に基づいて制御手段26は原稿93のサイズを検出
する。制御手段26は、検出した原稿93のサイズに基
づいて、原稿93のサイズがA3の場合には第1製版印
刷モードに、原稿93のサイズがB4、A4、B5の場
合には第2製版印刷モードに製版印刷モードを自動的に
切り換え、製版印刷モードに対応した動作プログラムを
ROM129より読み込むと共に、この製版印刷モード
をRAM128に記憶させる。
【0106】製版印刷モードが設定されると、上述と同
様に、排版動作とプレスローラー10の押圧範囲の制御
動作とが行われた後、製版動作、給版動作、版付動作が
行われて版胴8が印刷待機状態となる。そして、試し刷
りキー113が押されて試し刷りが行われた後、印刷ス
タートキー112が押されることで印刷動作が行われ
る。
【0107】上記実施例では、自動分離搬送装置108
を用いたときに、センサー109からの信号によって自
動的に製版印刷モードを設定する構成としたが、操作パ
ネル110上に製版印刷モードを自動設定するか手動設
定するかを切り換えるキーを設け、自動分離搬送装置1
08の使用時にも原稿サイズに拘らず製版印刷モードを
任意に設定可能とした構成を採用してもよい。
【0108】上記実施例では、製版印刷モードを手動あ
るいは自動で切り換える際に、原稿93のサイズに基づ
いて第1製版印刷モードあるいは第2製版印刷モードに
切り換える構成としたが、画像領域指定キー133と周
知のコマンドシートとを用いて原稿93の原稿画像より
製版すべき製版画像領域を任意に指定し、指定された製
版画像領域の長さに合わせて製版印刷モードを手動ある
いは自動で切り換えることも可能である。画像領域を指
定して製版を行う技術は、例えば特開昭63−2244
68号公報に開示されている。また、周知のデジタイザ
等を用いて製版画像領域を任意に指定してもよい。
【0109】さらに、各センサー71a,71b,71
c,71dからの信号に基づいて印刷用紙Pのサイズを
検知し、検知された印刷用紙Pのサイズに合わせて原稿
93の画像から製版画像領域を決定して、これに応じて
製版印刷モードを製版印刷モードを選択する構成、ある
いは検知された印刷用紙Pのサイズに合わせて原稿93
の画像を拡大または縮小して、これに応じて製版印刷モ
ードを製版印刷モードを選択する構成とすることももち
ろん可能である。
【0110】上記実施例の変形例として、自動分離搬送
装置108を用いて原稿読取手段132により原稿93
の読取動作を行ったときには、製版印刷モードを原稿9
3のサイズ(製版画像領域)に合わせて自動設定し、自
動分離搬送装置108を用いずに原稿読取手段132に
より原稿93の読取動作を行ったときには、製版印刷モ
ードを原稿93のサイズ(製版画像領域)に拘らず第1
製版印刷モードに切り換えるプログラムを採用してもよ
い。
【0111】このような構成とすることにより、終了直
前あるいは中断直前の製版動作時において、自動分離搬
送装置108を用いずに原稿読取手段132により原稿
93の読取動作を行うことで、印刷終了時あるいは印刷
中断時には、版胴8に巻装されているマスタ61が常に
開孔8bを覆っていることとなるので、孔版印刷装置1
を長期間放置してもインキの蒸発や固化等の不具合を防
止することができる。
【0112】また、上記実施例の他の変形例として、原
稿受け台94上に複数の原稿93が積載されて印刷が行
われる場合に、センサー109からの信号に基づいて原
稿93のサイズに応じた製版印刷モードを自動設定し、
最後の1版の原稿93はそのサイズに拘らず第1製版印
刷モードとするプログラムを採用してもよい。最後の1
版の原稿であるという確認は、原稿読取時においてセン
サー131からの信号が制御手段26に出力されること
で確認できる。
【0113】このような構成とすることにより、印刷終
了時あるいは印刷中断時において、版胴8に巻装されて
いるマスタ61が常に開孔8bを覆っていることとなる
ので、孔版印刷装置1を長期間放置してもインキの蒸発
や固化等の不具合を防止することができる。
【0114】さらに、上記実施例の他の変形例として、
原稿受け台94上に複数の原稿93が積載されて印刷が
行われる場合に、センサー109からの信号に基づいて
原稿93のサイズに応じた製版印刷モードを自動設定
し、所定版数目毎の原稿93についてはそのサイズに拘
らず第1製版印刷モードとするプログラムを採用しても
よい。
【0115】このような構成とすることにより、所定の
版数毎に開孔8bを全て覆うマスタ61を巻装させるこ
とで、開孔8bを有する露出した多孔性支持板8a表面
に付着した塵埃等を、マスタ61に付着させて廃棄する
形で定期的に清掃を行うことができ、良好な印刷物を得
ることができる。
【0116】上記実施例では、押圧部材としてプレスロ
ーラーを用いたが、版胴8と同径の圧胴を用いた構成と
してもよい。この場合の圧胴の揺動動作は、カムあるい
はソレノイド等を用いた構成を採用することができ、押
圧範囲の制御動作としては、上記実施例と同様に多段カ
ムを用いる構成あるいはソレノイドへの通電時間を制御
する構成等が挙げられる。
【0117】また、上記実施例では、多段カムと段差カ
ムとを用いて押圧部材の押圧範囲の制御を行ったが、こ
れらに代えて、差動歯車機構を用いた可変カムを用いた
構成を採用してもよい。
【0118】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、版胴の開
孔部全てを実質的に覆うマスタと前記開孔部の一部を覆
うマスタとを任意に製版し、かつ、それぞれのマスタの
長さに応じて押圧部材の前記版胴の外周面への接触範囲
を制御することができるので、原稿の長さに応じたマス
タを製版して印刷を行うことによりマスタ及びマスタに
吸収されるインキの消費を抑え、また、前記開孔部全て
を実質的に覆うマスタを製版して印刷を行うことにより
版胴内部からのインキの蒸発や開孔でのインキの固化等
を防止して損紙の発生を抑えることができる。
【0119】請求項2記載の発明によれば、前記開孔部
の一部が露出した版胴であることをオペレーターに報知
することにより、前記版胴の抜脱時における前記筐体の
内部のインキ汚れ、あるいは前記版胴が放置されること
によって引き起こされるインキの蒸発、固化等の不具合
を未然に防止することができる。
【0120】請求項3記載の発明によれば、マスタと印
刷用紙とが整合していないことをオペレーターに報知す
ることにより、損紙の発生やプレスローラーの汚損等を
未然に防止することができる。
【0121】請求項4記載の発明によれば、前記開孔部
の一部が露出した版胴が簡単に筐体から抜脱されること
を防止することにより、前記版胴の抜脱時における前記
筐体の内部のインキ汚れ、あるいは前記版胴が放置され
ることによって引き起こされるインキの蒸発、固化等の
不具合を未然に防止することができる。
【0122】請求項5記載の発明によれば、マスタとメ
モリー手段に記憶された製版印刷モードとが整合してい
ないことをオペレーターに報知することにより、損紙の
発生やプレスローラーの汚損等を未然に防止することが
できる。
【0123】請求項6記載の発明によれば、マスタと印
刷用紙とが整合していない状態での給紙手段の作動を規
制することにより、損紙の発生やプレスローラーの汚損
等を未然に防止することができる。
【0124】請求項7記載の発明によれば、指定された
製版画像領域のサイズに応じたマスタを製版して印刷を
行うことができ、マスタ及びマスタに吸収されるインキ
の消費を抑えることができる。
【0125】請求項8記載の発明によれば、原稿のサイ
ズに応じたマスタを製版して印刷を行うことができ、マ
スタ及びマスタに吸収されるインキの消費を抑えること
ができる。
【0126】請求項9記載の発明によれば、第1の原稿
読取時には原稿のサイズに応じたマスタを製版して印刷
を行うことで、マスタ及びマスタに吸収されるインキの
消費を抑えることができ、第2の原稿読取時には版胴の
開孔部全てを実質的に覆うマスタを製版して印刷を行う
ことで、印刷終了後に孔版印刷装置を長期間放置しても
インキの蒸発や固化等の不具合を防止することができ
る。
【0127】請求項10記載の発明によれば、最終の原
稿についてのみ、版胴の開孔部全てを実質的に覆うマス
タが製版されるので、印刷終了後に孔版印刷装置を長期
間放置してもインキの蒸発や固化等の不具合を防止する
ことができる。
【0128】請求項11記載の発明によれば、所定の版
数毎に版胴の開孔部全てを実質的に覆うマスタが製版さ
れるので、開孔部の表面に付着した塵埃等をマスタに付
着させて廃棄する形で定期的に清掃を行うことができ、
良好な印刷物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用した孔版印刷装置要部
の概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す印刷部要部の側面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例を示す印刷部要部の斜視図で
ある。
【図4】本発明の一実施例に用いられる版胴を説明する
斜視図である。
【図5】本発明の一実施例に用いられる版胴の着脱機構
を説明するの部分側断面図である。
【図6】本発明の一実施例に用いられる版胴の抜脱規制
手段を説明する正面図である。
【図7】本発明の一実施例に用いられる押圧部材の揺動
機構を説明する部分側面図である。
【図8】本発明の一実施例に用いられる押圧部材の押圧
範囲可変機構を説明する正面図である。
【図9】本発明の一実施例に用いられる操作パネルを示
す図である。
【図10】本発明の一実施例に用いられる制御手段のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 3 製版手段(製版部) 4 給紙手段(給紙部) 7 原稿読取手段(原稿読取部) 8 版胴 8b 開孔部(開孔) 10 押圧部材(プレスローラー) 18 筐体 26 制御手段 32 抜脱規制手段 33 マスタ長さ検出手段(センサー) 61 マスタ 71a,71b,71c,71d 用紙長さ検出手段
(センサー) 93 原稿 108 自動分離搬送装置 109 原稿長さ検出手段(センサー) 121 切換手段(モード選択キー) 125 警報手段(ブザー) 126 警報手段(警報ランプ) 128 メモリー手段(RAM) 132 原稿読取手段 133 製版画像領域指定手段(画像領域指定キー) P 印刷用紙

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体に回転自在に支持され、その外周面に
    開孔部を有する版胴と、マスタを製版・搬送・切断する
    製版手段と、前記外周面に対して接離自在に設けられた
    押圧部材とを有する孔版印刷装置において、 前記製版手段と前記押圧部材の作動を制御する制御手段
    と、 製版印刷モードを、第1の製版印刷動作を行う第1の製
    版印刷モード、若しくは第2の製版印刷動作を行う第2
    の製版印刷モードの何れかに切り換える切換手段とを具
    備し、 前記制御手段は、第1の製版印刷モードが選択されたと
    きには、前記マスタとして実質的に前記開孔部の全てを
    覆う長さのものを製版させ、かつ、該マスタを前記外周
    面に巻装させるべく前記製版手段を制御し、第2の製版
    印刷モードが選択されたときには、前記マスタとして前
    記開孔部よりも短い任意の長さのものを製版させ、か
    つ、該マスタを前記外周面に巻装させるべく前記製版手
    段を制御すると共に、前記任意の長さに応じて前記押圧
    部材の前記外周面への接触範囲を制御することを特徴と
    する孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】前記版胴が前記筐体に対して着脱自在であ
    ると共に、前記製版印刷モードを記憶するメモリー手段
    と、警報を発する警報手段とを具備し、前記筐体からの
    前記版胴の抜脱時において、前記メモリー手段に記憶さ
    れた前記製版印刷モードが第2の製版印刷モードの場合
    には、前記制御手段が前記警報手段を作動させることを
    特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】前記版胴が前記筐体に対して着脱自在であ
    ると共に、印刷用紙の長さを検出する用紙長さ検出手段
    を有する給紙手段と、警報を発する警報手段と、前記版
    胴の前記筐体への装着時において該版胴の外周面上のマ
    スタの長さを検出するマスタ長さ検出手段とを具備し、
    前記マスタ長さ検出手段によって検出された前記マスタ
    の長さが、前記用紙長さ検出手段によって検出された前
    記印刷用紙の長さに応じた長さと異なるときに前記制御
    手段が前記警報手段を作動させることを特徴とする請求
    項1記載の孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】前記筐体に対する前記版胴の抜脱を規制す
    る抜脱規制手段を具備し、前記警報手段の作動時に前記
    制御手段が前記抜脱規制手段を作動させることを特徴と
    する請求項2記載の孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】前記版胴の装着時において該版胴の外周面
    上のマスタの長さを検出するマスタ長さ検出手段を具備
    し、前記マスタ長さ検出手段によって検出された前記マ
    スタの長さが、前記メモリー手段に記憶された製版印刷
    モードに対応したマスタの長さと異なるときに前記制御
    手段が前記警報手段を作動させることを特徴とする請求
    項2記載の孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】前記警報手段の作動時に前記制御手段が前
    記給紙手段の作動を規制することを特徴とする請求項3
    記載の孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】原稿画像を読み取る原稿読取手段を備えた
    原稿読取部と、前記原稿画像の一部の領域を製版画像領
    域として指定する製版画像領域指定手段とを具備し、前
    記製版画像領域指定手段によって指定された前記製版画
    像領域の長さに基づいて前記制御手段が前記切換手段を
    切り換えることを特徴とする請求項1ないし請求項6の
    うちの何れか1つに記載の孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】原稿画像を読み取る原稿読取手段と原稿の
    長さを検出する原稿長さ検出手段とを備えた原稿読取部
    を具備し、前記原稿の読取動作を行うとき、前記原稿長
    さ検出手段によって検出された前記原稿の長さに基づい
    て前記制御手段が前記切換手段を切り換えることを特徴
    とする請求項1ないし請求項6のうちの何れか1つに記
    載の孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】前記原稿読取部が原稿を1枚ずつ自動的に
    前記原稿読取手段に送り込む自動分離搬送装置を有する
    と共に、該自動分離搬送装置が前記原稿長さ検出手段を
    有し、前記自動分離搬送装置を使用した前記原稿読取手
    段による第1の原稿読取と、前記自動分離搬送装置を使
    用しない前記原稿読取手段による第2の原稿読取とを選
    択可能であって、第2の原稿読取時に、前記制御手段が
    前記切換手段を第1の製版印刷モードに切り換えること
    を特徴とする請求項8記載の孔版印刷装置。
  10. 【請求項10】第1の原稿読取時において、最終の原稿
    についてのみ、前記制御手段が前記切換手段を第1の製
    版印刷モードに切り換えることを特徴とする請求項9記
    載の孔版印刷装置。
  11. 【請求項11】第1の原稿読取で複数の原稿の読取動作
    を行う場合に、所定の版数毎に前記制御手段が前記切換
    手段を第1の製版印刷モードに切り換えることを特徴と
    する請求項9または請求項10記載の孔版印刷装置。
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