JP4592901B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に関し、さらに詳しくは、特定色のインクを用いた多色印刷が可能な印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一枚の原稿から大量の画像形成が行える装置として印刷装置があり、印刷装置にはオフセット印刷や孔版印刷などの方式がある。
一般に印刷装置では、版を被印刷物に対して機械的に押し付け、この圧力により版面上の色材を被印刷物面に付着転移させる機構が用いられている。なお、孔版印刷では、上記機械的圧力を利用してインクを被印刷物面に向け押し出すようになっている。
【0003】
印刷装置においては、画像情報に応じて製版されるマスタが版胴に捲装されるようになっているが、マスタは消耗品であるために新たな補充が必要となる。マスタと同様にインクに関しても消費し尽くされると補充あるいは交換される対象となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、マスタやインクはユーザからの要望に応じてサービスマンにより補充作業が行われ、その時点で使用料が精算されるシステムを採用していることがある。
【0005】
マスタに関しては、例えば250版の製版ができる量を1単位とするマスタを補充し、この版数からの減少量をサービスマンが算出することで使用量を割り出すようになっているが、製版時での失敗が生じた場合でも製版回数にカウントされることからユーザとしては実際に印刷が成功した分よりも多く請求される感じがしてしまい、不経済の印象を否めない場合がある。
【0006】
交換対象部品の今一つであるインクに関しては、通常、減容可能な袋状のパックにインクが充填されており、このパックを供給部に装着し、ポンプなどにより吸い出されて供給する構成が用いられることがある。このため、インクの量が少なくなるとパック内にインクが残っていても袋が潰れることで吸い出しが行えなくなり、インクパックの交換を要求する指令が行われてしまうことがある。
【0007】
インクの使用量に関しては、インクの吸い出しが行われることを基準に計数されるので、吸い出しが行えなくなるとまだ使用できる量のインクが残っていてもパックを交換しなければならず、ユーザにとっては不経済の感が否めなくなる。
【0008】
本発明の目的は、上記従来の印刷装置における問題、特に、マスタの使用量の算出における不具合に鑑み、印刷に係る製版処理が成功した場合にのみマスタの使用量の算出データを得られるようにしてユーザへの経済的な負担を軽減することができる構成を備えた印刷装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、マスタの交換が可能な製版装置を備えた印刷装置において、装填されるマスタのサイズ指定を行う指定手段と、上記マスタの使用量をカウントするカウンタと、製版後の印刷を開始する印刷開始指令手段と、「上記サイズ指定手段カウンタ印刷開始指令手段とが入力側に接続され、出力側にはマスタ使用量表示手段が接続されている制御部」とを備え、上記制御部は、新たなマスタが装填されると、そのマスタによる試し刷りが終了し、該マスタにより印刷が開始される時点で上記カウンタをカウントアップしてマスタの使用量を上記使用量表示手段により表示することを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、版胴に対して製版済みのマスタを捲装可能な製版装置を備えた印刷装置において、上記マスタを上記版胴に向けて繰り出すための駆動手段と、上記駆動手段の駆動量を検知する駆動量検知センサと、上記マスタの使用量をカウントするカウンタと、製版後の印刷を開始する印刷開始指令手段と、「上記駆動量検知センサカウンタと印刷開始指令手段とが入力側に接続され、出力側にはマスタ使用量表示手段が接続されている制御部」とを備え、上記駆動手段が、ステッピングモータであり、上記制御部は、駆動量検知センサにより読取られた上記ステッピングモータの回転量データからマスタのサイズ毎の駆動量を検知し、上記マスタの製版後、試し刷りが終了した該マスタにより印刷が開始された時点で上記カウンタをカウントアップし、そのカウント値を上記マスタ使用量表示手段により表示することを特徴としている。
【0011】
前述した「インクの使用量に対する不具合」を解消できる参考技術を示す。
この参考技術は、版胴に対して製版済みのマスタを捲装可能な製版装置を備えた印刷装置において、印刷用インクの供給手段に備えられているインク検知手段と、上記印刷用インクの供給手段に設けられているインク流量検知手段と、上記インク流量検知手段による上記インクの使用量をカウントするカウンタと、製版後の印刷を開始する印刷開始指令手段と、上記インク検知手段、インク流量検知手段、カウンタおよび印刷開始指令手段が入力側に接続され、出力側にはインク使用量表示手段が接続されている制御部とを備え、上記制御部は、上記インク検知手段によりインクがないことを検知することにより上記インクを供給開始して、インク供給量はインク流量検知手段により計測されて一定量毎に上記カウンタをカウントアップし、上記インク検知手段によりインクが充足されたことを検知した時点で上記カウンタをカウントストップ(休止)し、そのカウント値を上記インク使用量表示手段により表示することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施例により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態を説明するための孔版印刷装置の外観図であり、同図に示す印刷装置1は、内部に図2に示す構成を備えている。
図2において孔版印刷装置1は、画像読み取り部2,給紙部3,製版部4,印刷部5,排紙部6,排版部7および制御部8を主要部として備えている。
画像読み取り部2は、原稿載置部2Aと読み取り光学系2Bとを備えている。
原稿載置部2Aには、コンタクトガラス2A1およびこれを覆う状態で開閉可能な原稿給送装置2A2が設けられており、原稿給送装置2A2は原稿載置台2A3およびコンタクトガラス2A1に向けて原稿を定置される原稿搬送ベルト2A4および原稿搬送コロ2A5を備えている。原稿給送装置2A2からの原稿給送は、原稿載置台2A3に載置された原稿が原稿搬送コロ2A5および原稿搬送ベルト2A4によってコンタクトガラス2A1上に搬送定置され、後述する読み取り光学系2Bによる読み取り走査が終わると、再度原稿搬送ベルト2A4によって原稿排出台2A6に向けて排出される。図2において符号2A7は原稿Bの排出方向を切り換える切換部材を示している。
【0013】
読み取り光学系2Bは、原稿からの読み取り走査用光路を構成する光源2B1および複数のミラー2B2と、集束レンズ2B3およびCCDなどの結像光学素子2B4とを備えている。
【0014】
給紙部3は、筐体の下方に配置されており、本実施例では、同サイズの印刷用紙(本実施例ではA5またはB5あるいはA4判サイズ)を積載可能な第1給紙トレイ9,第2給紙トレイ10および大判サイズ(本実施例ではB4あるいはA3判サイズ)の印刷用紙を積載可能な第3給紙トレイ11を備えている。本実施例では、詳細を図示しないが、第1給紙トレイ9での印刷用紙が使い切られた際に第2給紙トレイ10上の印刷用紙を第1給紙トレイ9上に一括して移動させる構成が用いられている。
【0015】
第1,第2給紙トレイ9,11における印刷用紙の繰り出し側には、印刷用紙を一枚ずつ繰り出すことが可能な繰り出しローラ12,12’が設けられ、繰り出しローラ12,12’のいずれかによって繰り出された印刷用紙は、印刷部5に装備されている版胴に向けた搬送路を移動することができ、搬送路の端部に配置されているレジストローラ13によって転写タイミングを設定されたうえで版胴に向けて繰り出されるようになっている。なお、第1,第3給紙トレイ9,11における印刷用紙繰り出し側には、印刷用紙の有無を検知する用紙センサS1,S2が設けられている。
【0016】
製版部4は給紙部3の上方に配置されており、マスタロール4A、マスタを加熱穿孔するサーマルヘッド4B、サーマルヘッド4Bに対して接離可能に設けられてマスタを押圧するプラテンローラ4C、穿孔後のマスタを所定長さに切断するカッタ4D、搬送ローラ対4Eを主要部として備えている。
製版部4は筐体に対して着脱可能に設けられており、マスタロールの交換時などには筐体から引き出されるようになっている。
【0017】
マスタロール4Aは、ロール軸が図示しないステッピングモータによって回転駆動され、ステッピングモータは後述する制御部8からの信号により読み取られた画像サイズに応じた回転量を設定されてマスタを繰り出せるようになっている。
【0018】
カッタ4Dは、固定刃をなす下刃に対して回転移動あるいは上下動可能な周知構造が用いられ、図示しないソレノイドなどの駆動源によってマスタを必要長さに切断するようになっている。
【0019】
印刷部5は、回転自在の版胴14,インク供給手段15およびプレスローラ16備えている。版胴14は、多孔性の支持円筒体の周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを捲装して構成されており、インク供給パイプを兼ねる支軸14Aにより支持されて回転することができる。版胴14の周面にはマスタの先端を把持するクランパ14Bが備えられており、このクランパ14Bは、図示しない開閉手段により開閉されるようになっている。
【0020】
インク供給手段15は版胴14の内部に設けられており、支軸14Aが用いられるインク供給パイプ、インクローラ15A、ドクターローラ15Bを備えている。インクローラ15Aは版胴14の内周面に当接しながら回転することができ、ドクターローラ15Bは、インクローラ15Aに周面の一部が当接することで断面くさび状のインク溜まり15Cを形成し、インク溜まり15Cに溜まったインクを練ることができる。インク溜まり15Cには、インクの有無を検知するインク検知センサ17が配置されている。
【0021】
プレスローラ16は、図示しない接離機構によって版胴14に対して接離することができ、版胴14に向けて給送された印刷用紙を版胴14に向けて押圧することで版胴14内から浸出するインクを印刷用紙に転写させるようになっている。
【0022】
排紙部6は、印刷部5の近傍に配置されており、揺動可能で版胴14から印刷用紙を剥離する剥離爪18,ガイド板19、排紙搬送装置20および排紙台21を主要部として備えている。版胴14からの画像を転写された印刷用紙は、剥離爪17によって版胴14から剥離され、ガイド板19によって排紙搬送装置20に向けガイドされ、排紙搬送装置20を介して排紙台21に排出される。本実施例では、排紙搬送装置20の構成として、搬送ベルト20Aと吸引ファンを用いた吸引手段20Bとからなる構成が用いられており、ガイド板19によってガイドされた印刷用紙を吸引しながら搬送ベルト20Aによって排紙台21に向け搬送するようになっている。
【0023】
排版部7は、上排版部材22,下排版部材23,排版ボックス24および排版ボックスの内部に対して昇降可能な圧縮部材25を主要部として備えており、上排版部材22および下排版部材23は一対のローラに掛け回されたベルトで構成されている。下排版部材23は、図示しない機構により版胴14に対して接離可能に設けられており、印刷が終了したマスタを版胴14から取り去る際に版胴14に接近するようになっている。版胴14から取り去られたマスタは、上下各排版部材22,23によって排版ボックス24に導入され、圧縮部材25によって潰されるようになっている。
【0024】
制御部8は、その構成が図3に示されている。
図3において、制御部8は、マイクロコンピュータにより主要部が構成され、図示しないI/Oインターフェースを介して入力側にはマスタサイズ指定手段26,カウンタ27および印刷開始指令を行うスタートスイッチ28が接続され、出力側にはマスタ使用量表示手段29が接続されている。
マスタサイズ指定手段26、スタートスイッチ28は、印刷装置1における操作パネル(図示されず)に設けられており、そのうち、マスタサイズ指定手段26は原稿サイズに対応して選択されるキースイッチであり、スタートスイッチ28は製版されたマスタによる試し刷りが終了した後にそのマスタによる印刷を開始する際に操作されるスイッチである。
【0025】
カウンタ27は、マスタの使用量をカウントする部材であり、試し刷りが終了したマスタにより印刷が開始された際にマスタの使用回数を計数する。
【0026】
マスタ使用量表示手段29は、本実施例の場合、図1に示す筐体内部に設けられた表示部材であり、カウンタによるカウント値を表示するようになっている。マスタ使用量表示手段29は、マスタの交換時にサービスマンが見ることができ、その表示された使用量に応じてユーザに対してマスタの使用料を精算できるようになっている。なお、マスタ使用量表示手段29としては、上記カウンタ27を代用することも可能である。本実施例においては、給紙部3においてサイズの異なる印刷用紙が準備され、これによってサイズの異なるマスタを製版することができるので、各サイズ毎のマスタの使用量を表示できるようにサイズの種類数に応じた数が設けられている(図1において便宜上、符号29,29’で示す)。
【0027】
制御部8では、製版サイズに応じてマスタの使用量を表示できるようになっており、指定されたマスタのサイズにおいて試し刷りが行われた後、このマスタにより印刷が開始されるときのみカウンタ27のカウント値を加算するようになっている。このため、製版が失敗したことが試し刷りにおいて判った場合には、印刷の開始が行われないので、カウンタ27による加算が行われないので、ユーザは、実際に印刷を行った場合に用いたマスタを対象とした使用料を精算されることになる。
【0028】
本実施例は以上のような構成であるから、制御部8の動作を示すフローチャートにより作用を説明すると図4に示すとおりである。
図4において、マスタ使用量表示処理は、製版が終了したかどうかが判別され(ST1)、終了した場合にはマスタサイズ指定手段26からの指令によりマスタサイズの判定が実行される(ST2)。
【0029】
マスタサイズの判定後、試し刷りが行われることになるが、試し刷りの結果において製版されたマスタによる印刷が可能な場合にはスタートスイッチ28が操作されたかどうかを判別し(ST3,ST3’)、操作された場合には指定されたマスタサイズでのカウンタ値の加算を行う(ST4,ST5)。カウンタ値は、マスタ使用量表示手段29に出力され、サービスマンが確認できる状態とされる。
【0030】
本実施例によれば、サイズの違いにより使用量が異なる場合であっても、各サイズ毎での使用量を表示することが可能になる。
【0031】
次に本発明の実施形態に係る別実施例を説明する。
図5は、別実施例に用いられる制御部8の構成を示すブロック図であり、同図において、制御部8は、図示しないI/Oインターフェースを介して入力側に、「マスタロール4Aの駆動手段31をなすステッピングモータの駆動量つまり回転量」を読み取るエンコーダ30、カウンタ(便宜上、図3に示した符号27を用いる),スタートスイッチ(便宜上、図3に示した符号28を用いる)が接続され、出力側にはマスタ使用量表示手段(便宜上、図3に示した符号29を用いる)およびマスタロール4Aの駆動手段31が接続されている。
【0032】
制御部8では、製版時でのマスタの繰り出し量をステッピングモータの回転量によって割り出し、製版後、その繰り出し量に対応したサイズのマスタにより印刷が開始された時点でサイズ毎のマスタの使用量をカウントアップして表示するようになっている。
【0033】
図6は、制御部8の動作を説明するためのフローチャートであり、同図において、製版が行われているかどうかが判別され(ST10)、その時点でのマスタの繰り出し量がステッピングモータの回転量を読み取ることで割り出される(ST11)。
繰り出されたマスタにより製版が終了したかどうかが判別され(ST12)、終了した場合には、ステップST11によって読み取られた回転量データからマスタサイズが判別され(ST13)、判別されたサイズのマスタにより印刷が開始されたかどうかが判別される(ST14)。この場合の印刷開始判別は、試し刷りが終わって、そのマスタの製版が失敗していない場合に操作されるスタートスイッチ28からの信号により判別される。
【0034】
製版されたマスタによる印刷が開始されると、ステップST13において判別されたサイズでのマスタのカウンタ27が加算されそのカウント値がマスタ使用量表示手段29によって表示される(ST15,ST16)。
【0035】
本実施例によれば、マスタのサイズをマスタロールの駆動手段であるステッピングモータの回転量によって割り出すようになっているので、実際に繰り出されたマスタのサイズを正確に判別することができ、ユーザによるサイズ指定などを要することなく、自動的にサイズ毎でのマスタの使用量を表示することが可能になる。
【0036】
次に、参考技術の実施例について説明する。
図7は他の実施例に用いられる制御部8の構成を説明するためのブロック図であり、同図に示す実施例では、インクの使用量を対象として表示することを特徴としている。
図7において、制御部8には、図示しないI/Oインターフェースを介して入力側にインク検知手段となるインク検知センサ17(図2参照)、インク流量検知手段32、カウンタ(便宜上、図3に示した符号27を用いる)、スタートスイッチ(便宜上、図3に示した符号28を用いる)が接続され、出力側にはインク使用量表示手段33が接続されている。
【0037】
インク使用量表示手段33は、本実施例の場合、図8に示す筐体内部に設けられた表示部材であり、カウンタによるカウント値を表示するようになっている。なお、この表示手段33は、図3に示した実施例におけるマスタ使用量表示手段29と同様に、インクパックの交換時にサービスマンが見ることができ、表示された使用量に応じてユーザに値してインクの使用料を精算できるようになっている。なお、インク使用量表示手段33は、カウンタ27を代用することも可能である。
【0038】
インク流量検知手段32は、図9に示すように、インク供給手段15(図2参照)に設けられているインク供給パイプを兼ねる支軸14Aに対してポンプ34を介して連通するインクパック35からのインク供給路中に配置されており、インク検知センサ17によりインク溜まり15C内でのインクの量が所定量以下となった場合にポンプ34が駆動されるとインク供給路内を流れるインクの量を計測するようになっている。ポンプ34はインク検知センサ17からの信号により動作制御されるようになっている。このため、制御部8では、インク検知センサ17によりポンプ34が駆動されてインクの供給が開始されるとインク流量検知手段32による計測値をカウンタ27により取り込んでいわゆる、カウントアップを行い、インクの供給が完了してポンプ34が停止した際にはインク流量検知手段32によるインク量のカウントが休止されるので、そのカウント値を維持する。
【0039】
図10は、制御部8の動作を説明するためのフローチャートであり、同図において、インク検知センサ17によるインクの不足が検知されているかどうかが判別され(ST20)、不足している場合にはポンプ34の動作確認が行われ(ST21)、ポンプ34が動作してインクの供給が開始されると、インク流量が計測される(ST22)。
インクの供給はインク検知センサ17によって充足程度が確認されるまで継続され、その間のインク流量が計測されて充足した場合にポンプ34が停止すると流量計測が中断され、いわゆる、カウントアップが休止されるので、その時点での値がカウントアップした値として表示される(ST23〜25)。
【0040】
本実施例によれば、実際に補充されるインクの量を基準としてインクの使用量を表示できるので、インクパック内に残っている量に関係なくユーザの使用に応じた表示が可能になる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、新たなマスタが装填されると、そのマスタによる印刷が開始される時点でマスタの使用量がカウントアップされるので、製版を失敗した場合のマスタの使用量がカウントされないですむ。これにより、ユーザが実際に印刷に使用したマスタの使用量のみを正確に表示することが可能になり、ユーザへの不経済感を払拭することができる。
【0042】
請求項2記載の発明によれば、マスタの繰り出しに用いられる駆動手段の駆動量を基準としてマスタの使用量を割り出すことができるので、サイズの違いにより関係なく実際に使用したマスタの使用量を正確に表示することが可能になる。
【0043】
参考技術によれば、インク検知手段によってインクが充足されたことを検知した時点でインクの使用量がカウントアップされるので、実際のインクの使用量のみが対象となって表示される。これにより、ユーザはインクの残量に関係なく実際の使用量のみを意識するだけでよいので、不経済の感じを受けることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る実施例による印刷装置の外観図である。
【図2】図1に示した印刷装置の内部構成を説明するための模式図である。
【図3】図1に示した印刷装置に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図3に示した制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る別実施例に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】図5に示した制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】参考技術の実施例に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。
【図8】図7に示した制御部に用いられるインク使用量表示手段の設置状態を示す印刷装置の外観図である。
【図9】図7に示した制御部に用いられるインク流量検知手段の設置状態を説明するための模式図である。
【図10】図7に示した制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置
4 製版装置となる製版部
5 印刷部
8 制御部
17 インク検知センサ
26 マスタサイズ指定手段
27 カウンタ
28 印刷開始指令手段であるスタートスイッチ
29 マスタ使用量表示手段
30 回転量検知手段であるエンコーダ
31 駆動手段
32 インク流量検知手段
33 インク使用量表示手段
34 ポンプ
35 インクパック

Claims (2)

  1. マスタの交換が可能な製版装置を備えた印刷装置において、
    装填されるマスタのサイズ指定を行う指定手段と、
    上記マスタの使用量をカウントするカウンタと、
    製版後の印刷を開始する印刷開始指令手段と、
    上記サイズ指定手段、カウンタおよび印刷開始指令手段が入力側に接続され、出力側にはマスタ使用量表示手段が接続されている制御部と、を備え、
    上記制御部は、新たなマスタが装填され、試し刷りが終了した上記マスタにより印刷が開始される時点で上記カウンタをカウントアップしてマスタの使用量を上記使用量表示手段により表示することを特徴とする印刷装置。
  2. 版胴に対して製版済みのマスタを捲装可能な製版装置を備えた印刷装置において、
    上記マスタを上記版胴に向けて繰り出すための駆動手段と、
    上記駆動手段の駆動量を検知する駆動量検知センサと、
    上記マスタの使用量をカウントするカウンタと、
    製版後の印刷を開始する印刷開始指令手段と、
    上記駆動量検知センサ、カウンタおよび印刷開始指令手段が入力側に接続され、出力側にはマスタ使用量表示手段が接続されている制御部と、を備え、
    上記駆動手段は、ステッピングモータであり、
    上記制御部は、駆動量検知センサにより読取られた上記ステッピングモータの回転量データからマスタのサイズ毎の駆動量を検知し、上記マスタの製版後、試し刷りが終了した該マスタにより印刷が開始された時点で上記カウンタをカウントアップし、そのカウント値を上記マスタ使用量表示手段により表示することを特徴とする印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09286157A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
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