JPH0725127A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JPH0725127A
JPH0725127A JP17326093A JP17326093A JPH0725127A JP H0725127 A JPH0725127 A JP H0725127A JP 17326093 A JP17326093 A JP 17326093A JP 17326093 A JP17326093 A JP 17326093A JP H0725127 A JPH0725127 A JP H0725127A
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plate cylinder
plate
sensor
stencil
stencil sheet
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Shigeki Fukai
繁樹 深井
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Riso Kagaku Corp
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Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着版処理に要する全体の時間を短縮し、ファ
ーストプリントが得られるに要する時間を短くすること
ができる状態検出機構を有する孔版印刷装置を提供する
こと。 【構成】 版胴45の外周面に着版された孔版原紙Sに
より覆われるセンサ反応片91を取り付ける。版胴45
が着版開始回転位置に位置している状態下にてセンサ反
応片91と対応する位置に、センサ反応片91が孔版原
紙Sにより覆われているか否かを検出する孔版原紙有無
確認用センサ93を設け、また版胴45が着版開始回転
位置より給紙開始回転位置へ回転変位する回転角範囲内
にてセンサ反応片91と対応する位置に、センサ反応片
91が孔版原紙Sにより覆われているか否かを検出する
着版確認用センサ93を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置に関し、
特に版胴の外周面に孔版原紙を巻き付け装着する際に版
胴の状態を検出する状態検出機構を有する孔版印刷装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】版胴が所定の着版開始回転位置に位置し
ている状態にて版胴に対し着版すべき孔版原紙を送り込
み、版胴を一回転することによって孔版原紙を版胴の外
周面に巻き付け装着する孔版印刷装置は知られており、
これは、例えば特公昭62−30117号公報に示され
ている。
【0003】この種の孔版印刷装置において、新たに孔
版原紙を版胴に装着する際には、先ず版胴に一回前の孔
版原紙が巻き付け装着されている状態であるか、否かを
検出し、版胴に一回前の孔版原紙が巻き付け装着されて
いれば、この孔版原紙を版胴より取り外す排版処理を行
い、版胴より一回前の孔版原紙を取り外した後に、新た
に孔版原紙を版胴に巻き付け装着する着版処理を開始す
る。
【0004】そして、この後に版胴に新しい孔版原紙が
巻き付け装着されたことを確認して給紙を開始すること
により印刷を開始する。
【0005】従来、版胴に孔版原紙が巻き付け装着され
ているか、否かの検出は、版胴の原紙クランプ近傍に設
けられるインキ不通過領域の外周面で、着版された孔版
原紙により覆われる箇所に、黒色スポンジなどによる無
反射性のセンサ反応片を取り付け、本体側に反射型のセ
ンサを版胴外周面に向けて固定配置し、センサ反応片が
センサに対応する所定の回転位置に版胴が回転変位した
位置においては、センサ反応部材が孔版原紙により覆わ
れているか否かによってセンサが受光する光量が変化す
ることを利用して行われている。
【0006】従来、上述の如き孔版原紙の有無を検出す
るセンサは、例えばマスタセンサと称されて版胴周りの
一箇所にのみ設けられており、このセンサにより、版胴
に一回前の孔版原紙が巻き付け装着されている状態であ
るか、否かの検出と、版胴に新しい孔版原紙が巻き付け
装着されたことを確認するための原紙有無検出の両方が
行われれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、一つのセ
ンサにより、版胴に一回前の孔版原紙が巻き付け装着さ
れている状態であるか、否かの検出と、版胴に新しい孔
版原紙が巻き付け装着されたことを確認するための原紙
有無検出を行う場合は、センサは一つでよいが、しか
し、版胴に一回前の孔版原紙が巻き付け装着されている
状態であるか、否かの検出と、版胴に新しい孔版原紙が
巻き付け装着されたことを確認する各々の時点におい
て、センサ反応片をセンサに対応する所定の回転位置に
位置させるべく、版胴を一回転させる必要がある。
【0008】このことは、着版処理に要する全体の時間
を長くし、製版、印刷のスタートキーが操作されてか
ら、最初の印刷物、即ちファーストプリントが得られる
に要する時間を長くすることになる。
【0009】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、着版処理に要する全体の時間を短縮
し、ファーストプリントが得られるに要する時間を短く
することができる状態検出機構を有する孔版印刷装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、版胴が所定の着版開始回転位置に位置して
いる状態にて版胴に対し着版すべき孔版原紙を送り込
み、版胴を一回転することによって孔版原紙を版胴の外
周面に巻き付け装着する孔版印刷装置において、版胴の
外周面に装着され、着版された孔版原紙により覆われる
センサ反応部材と、版胴が着版開始回転位置に位置して
いる状態下にて前記センサ反応部材と対応する位置に配
置され、前記センサ反応部材が孔版原紙により覆われて
いるか否かを検出する孔版原紙有無確認用センサと、版
胴が着版開始回転位置より給紙開始回転位置へ回転変位
する回転角範囲内にて前記センサ反応部材と対応する位
置に配置され、前記センサ反応部材が孔版原紙により覆
われているか否かを検出する着版確認用センサとを有し
ていることを特徴とする孔版印刷装置によって達成され
る。
【0011】
【作用】上述の如き構成によれば、版胴が着版開始回転
位置に位置している状態にて、孔版原紙有無確認用セン
サにより一回前の孔版原紙が版胴に装着されているか否
かの検出が行われ、版胴が着版開始回転位置より給紙開
始回転位置へ回転変位する回転角範囲内にて着版確認用
センサにより新しい孔版原紙が版胴に装着されているか
否かの検出が行われる。
【0012】これにより、孔版原紙が版胴に正しく巻き
付け装着されない着版ミス時に給紙が開始される不具合
の発生を回避したうえで、新しい孔版原紙を製版しつつ
これを版胴に巻き付け装着するための版胴の回転時に、
給紙を開始して孔版印刷を開始することが可能になる。
【0013】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明による孔版印刷装置の一実施
例を示している。図1に示されている孔版印刷装置は、
製版機能付きの全自動孔版印刷装置であり、これは、光
電式の原稿画像読み取り部1と、感熱式の製版部3と、
孔版印刷機構部5と、排版部7と、給紙部9と、排紙部
11とを有している。
【0015】原稿画像読み取り部1は、印刷すべき原稿
を載置される原稿セット台21と、原稿画像読み取り部
1における原稿の有無を検出する反射型の原稿センサ2
3および25と、原稿搬送ローラ対27と、原稿搬送ロ
ーラ対27を回転駆動するステッピングモータ29と、
原稿の画像を光学的に読み取り、これを電気信号に変換
する密着型のイメージセンサ31と、原稿排出トレー3
3とを具備している。
【0016】製版部3は、複数個の発熱体を紙面を貫通
する方向に整列状態にて有するサーマルヘッド35と、
プラテンローラ37と、原紙搬送ローラ対39と、プラ
テンローラ37および原紙搬送ローラ対39を回転駆動
するステッピングモータ41と、原紙カッタ43とを具
備している。
【0017】孔版印刷機構部5は、自身の中心軸線周り
に回転可能なインキ通過構造の円筒状の版胴45と、版
胴45のインキ不通過領域の外周面部に設けられた原紙
クランプ47と、版胴45内に配置されたスキージロー
ラ49とドクタロッド51とを含むインキ供給機構部5
3と、版胴45を図1にて反時計廻り方向へ回転駆動す
るメインモータ55と、プレスローラ59と、プレスロ
ーラ駆動用のソレノイド装置61とを具備している。
【0018】排版部7は、排版ボックス63と、版胴4
5より使用済みの孔版原紙Sを排版ボックス63へ向け
て引き剥し搬送する排版搬送ローラ対65と、排版搬送
ローラ対65を回転駆動するDCモータ67と、排版搬
送ローラ対65部分における孔版原紙Sの有無を検出す
る透過型の排版センサ69とを具備している。
【0019】給紙部9は、印刷用紙Pを積載されて不図
示の上下動機構により上下動される給紙台71と、給紙
台71より印刷用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップ
ローラ73と、メインモータ55の回転をピックアップ
ローラ73に断続伝達する給紙クラッチ75と、印刷用
紙Pを版胴45とプレスローラ59との間へ所定のタイ
ミングをもって送り出す用紙搬送ローラ対77と、用紙
搬送ローラ対77部分における印刷用紙Pの有無を検出
する透過型の用紙センサ79とを具備している。
【0020】排紙部11は、印刷済みの印刷用紙Pを版
胴45より分離する用紙分離爪81と、印刷済みの印刷
用紙Pを積層載置される排紙台83とを具備している。
【0021】版胴45の端部には磁石片85が取り付け
られており、また本体側には図1に示されている如く、
原紙クランプ47が真上に位置する回転位置、即ち着版
開始回転位置(図5(A) 参照)に版胴45が位置してい
る状態の時に磁石片85に応動する磁気センサにより構
成された着版開始回転位置センサ87が固定配置されて
いる。またメインモータ55にはロータリエンコーダ8
9が接続されており、ロータリエンコーダ89は着版開
始回転位置センサ87の出力信号によりリセットされて
版胴45の回転位置を定量的に検出する。
【0022】版胴45の外周面部の原紙クランプ配置位
置近くのインキ不通過領域には黒色スポンジなどによる
無反射性のセンサ反応片91が固定装着されている。
【0023】本体側には、版胴45が図1に示されてい
る如き着版開始回転位置に位置している状態下にてセン
サ反応片91と対応する位置に反射型の孔版原紙有無確
認用センサ93が版胴外周面へ向けて固定配置されてい
る。
【0024】また本体側には、版胴45が着版開始回転
位置より給紙開始回転位置(図5(C) 参照)へ回転変位
する回転角範囲内にてセンサ反応片91と対応する位置
に反射型の着版確認用センサ95が固定配置されてい
る。なお、これより以降、センサ反応片91が着版確認
用センサ95に対応する版胴45の回転位置(図5(B)
参照)を着版確認回転位置と呼ぶ。
【0025】孔版原紙有無確認用センサ93と着版確認
用センサ95は、各々、センサ反応片91に対応する回
転位置に版胴45が回転変位している状態下にて、セン
サ反応片91が孔版原紙Sにより覆われているか否かに
よって受光する光量を変化し、この光量変化により版胴
45の外周面に孔版原紙Sが巻き付け装着されているか
否かを検出する。
【0026】図2は、上述の如く構成された孔版印刷装
置の制御系を示している。この制御系は、装置全体の動
作を制御するCPUを含むマイクロコンピュータ式の制
御装置100を有している。制御装置100は、システ
ムプログラムを格納するROM102と、製版スタート
キー、印刷スタートキー、印刷枚数を入力するためのテ
ンキー、エラー等を表示する表示器を含む操作パネル部
104より各種情報を入力し、また原稿センサ23、2
5、排版センサ69、用紙センサ79、着版開始回転位
置センサ87、ロータリエンコーダ89、孔版原紙有無
確認用センサ93、着版確認用センサ95の各々より検
出信号を入力し、システムプログラムに従って、原稿画
像読み取り部1を駆動する原稿画像読み取り部駆動回路
106と、製版部3を駆動する製版部駆動回路108
と、原紙カッタ43を駆動するカッタ駆動回路110
と、孔版印刷機構部5を駆動する孔版印刷機構部駆動回
路112と、排版部7を駆動する排版部駆動回路114
と、給紙部9を駆動する給紙部駆動回路116の各々へ
駆動指令信号を出力する。
【0027】次に、上述の如く構成された孔版印刷装置
の着版動作を、図3、図4に示された動作フローと、図
5、図6の状態変遷図に基づき説明する。
【0028】着版動作フローは、操作パネル104の製
版スタートキーが押下されたことを検出する信号入力待
ち状態にて始まり(ステップ10)、製版スタートキー
が押下されたことの信号を入力すると、まず着版開始回
転位置センサ87よりの信号を取り込り、版胴45が着
版開始回転位置(初期位置)に位置しているか否かを判
別する(ステップ20)。
【0029】版胴45が着版開始回転位置に位置してい
なければ、メインモータ55を駆動し、版胴45を着版
開始回転位置へ向けて回転させる(ステップ30)。版
胴45が着版開始回転位置に位置したことが着版開始回
転位置センサ87により検出されると(ステップ3
5)、メインモータ55の駆動を停止する(ステップ4
0)。
【0030】この状態下においては、版胴45のセンサ
反応片91が孔版原紙有無確認用センサ93と対向する
位置にあり(図5(A) 参照)、この状態下にて孔版原紙
有無確認用センサ93よりの信号を取り込み、版胴45
の外周面に孔版原紙Sが巻き付け装着されているか否か
を判別する(ステップ50)。
【0031】版胴45の外周面に孔版原紙Sが巻き付け
装着されている場合は、排版部駆動回路114へ駆動指
令信号(排版開始指令信号)を出力する。これにより排
版処理が実行される(ステップ60)。これに対し版胴
45の外周面に孔版原紙Sが巻き付け装着されていない
場合はステップ60をスキップする。
【0032】排版処理は、版胴45が着版開始回転位置
に位置している状態にて原紙クランプ47を図示省略の
クランプ駆動機構によりアンクランプ位置へ移動させ、
版胴45に巻き付いている孔版原紙Sのクランプを解除
し、DCモータ67により排版搬送ローラ対65を回転
駆動し、版胴45をメインモータ55によって着版開始
回転位置より図1にて反時計廻り方向へ一回転させるこ
とにより行われる。ここに、版胴45の着版開始回転位
置は排版開始回転位置でもあることが理解されよう。
【0033】版胴45が着版開始回転位置より図1にて
反時計廻り方向へ一回転することにより、版胴45の外
周面に巻き付け装着されていた使用済みの孔版原紙Sが
版胴45より剥ぎ取られ、排版ボックス63へ送り込ま
れる。
【0034】使用済みの孔版原紙Sが版胴45より剥ぎ
取られ、排版ボックス63へ送り込まれることは、排版
センサ69により監視され、この排版センサ69の出力
信号、または版胴45が、排版のために着版開始回転位
置より図1にて反時計廻り方向へ一回転して再度、着版
開始回転位置に位置したときの孔版原紙有無確認用セン
サ93の出力信号、あるいはこれら信号の組み合わせに
より排版が完了したことを確認する(ステップ70)。
【0035】排版の完了が確認されない場合、即ち排版
ミスが発生した場合は、その旨のエラーメッセージの表
示を操作パネル部104の表示器に表示し(ステップ8
0)、以降の動作を停止する。
【0036】これに対し排版の完了が確認された場合
は、原紙搬送ローラ対25により孔版原紙Sの先端を着
版開始回転位置に位置している版胴45の原紙クランプ
配置位置付近まで搬送する(ステップ90)。
【0037】その後に原紙クランプ47をクランプ位置
へ移動させ、図5(A) に示されている如く、孔版原紙S
の先端をクランプする(ステップ100)。
【0038】この孔版原紙Sのクランプ完了後に、ステ
ッピングモータ37によりプラテンローラ23を回転駆
動し、サーマルヘッド35によって孔版原紙Sに感熱式
に製版を行いつつ原紙搬送ローラ対25により孔版原紙
Sを版胴45へ向けて搬送する。またメインモータ55
を駆動し、版胴45を反時計廻り方向へ回転する(ステ
ップ110)。
【0039】これにより孔版原紙Sは、製版されつつ、
版胴45の反時計廻り方向の回転に伴い版胴45の外周
面に巻き付け装着される。
【0040】版胴45が、図5(B) に示されている如
く、着版確認回転位置に位置したことがロータリエンコ
ーダ89の出力信号より検出されると(ステップ12
0)、着版確認用センサ95よりの信号を取り込む。こ
の時には、版胴45のセンサ反応片91が着版確認用セ
ンサ95と対向する位置にあり、この時の着版確認用セ
ンサ95よりの信号によって版胴45の外周面に新規の
孔版原紙Sが巻き付け装着されたか否かを判別する(ス
テップ130)。
【0041】版胴45の外周面に新規の孔版原紙Sが巻
き付け装着されたことが検出されない場合、即ち着版ミ
スが生じた場合は、版胴45を着版開始回転位置まで引
き続き反時計廻り方向へ回転させ、版胴45が着版開始
回転位置に戻った時点でメインモータ55を停止する
(ステップ140、150)。そして着版ミスが発生し
た旨のエラーメッセージの表示を操作パネル部104の
表示器に表示し(ステップ160)、以降の動作を停止
する。
【0042】これに対し、着版確認用センサ95よりの
信号によって版胴45の外周面に新規の孔版原紙Sが巻
き付け装着されたことが検出されれば、版胴45の外周
面に対する孔版原紙Sの着版に成功したと見なし、次の
ステップへ移る。
【0043】つまり給紙を開始し、印刷用紙Pを版胴4
5とプレスローラ59との間に通し、プレスローラ59
により印刷用紙Pを版胴45の外周面に対して押し付
け、孔版原紙22を、版胴45の外周面に、皺の発生を
防いで綺麗に巻き付ける作業へと移る。
【0044】この作業は、先ず版胴45が図5(C) に示
されている如く、着版確認回転位置より少し進んだ給紙
開始回転位置まで回転したことをロータリエンコーダ8
9の出力信号より検出し(ステッ170)、版胴45が
給紙開始回転位置に位置した段階で、給紙クラッチ75
を接続してメインモータ55の回転をピックアップロー
ラ73へ伝達する(ステップ180)。これにより給紙
台71より印刷用紙Pが取り出され、用紙搬送ローラ対
77へ向けて搬送される。
【0045】用紙センサ79により印刷用紙Pが用紙搬
送ローラ対77に到達したことが検出されると(ステッ
プ190)、給紙クラッチ75を切り、所定のタイミン
グをもって用紙搬送ローラ対77を回転駆動し、印刷用
紙Pを版胴45とプレスローラ59との間へ送り出し、
またソレノイド装置61を駆動し、プレスローラ59を
印刷用紙Pを挟んで版胴外周面に対し押し当てる(ステ
ップ200)。
【0046】これにより、印刷用紙Pは版胴45とプレ
スローラ59に挾まれ、版胴45の外周面に巻き付けら
れた孔版原紙Sの穿孔部を通して印刷用紙Pに対するイ
ンク転写、即ち孔版印刷が行われる。この動作により、
プレスローラ59を汚すことなく、孔版原紙Sが、皺の
なきよう、綺麗に版胴45の外周面に巻き付けられる。
【0047】この後は、版胴45が孔版原紙切断を行う
回転位置にで回転したことをロータリエンコーダ89の
出力信号より検出し(ステッ210)、版胴45がこの
回転位置に位置した段階で、図5(D) に示されている如
く、原紙カッタ43によって着版中の孔版原紙Sの後端
を切断する(ステップ220)。
【0048】次に版胴45を、試し刷りのために、例え
ば、2回転させ、その各回転において印刷用紙Pの給
紙、孔版印刷、排紙を行う(ステップ230、24
0)。
【0049】この後メインモータ55とソレノイド装置
を停止させ(ステップ250)、製版、着版動作を終了
する。
【0050】上述の如く、孔版原紙Sを着版しながら印
刷用紙Pの給紙を行う場合、ステップ150における着
版確認が行われないと、孔版原紙Sが版胴45の外周面
に巻き付けられていない状態にて印刷用紙Pが版胴45
とプレスローラ59との間に送り込まれる可能性があ
る。孔版原紙Sが版胴45の外周面に巻き付けられてい
ない状態にて印刷用紙Pが版胴45とプレスローラ59
との間に送り込まれると、印刷用紙Pが版胴45の外周
面に印刷インキにより貼り付き、致命的な障害となる。
【0051】このため、ステップ150において、着版
確認を行うための着版確認用センサ95が必要不可欠な
ものになり、この着版確認用センサ95は、版胴が着版
開始回転位置より給紙開始回転位置へ回転変位する回転
角範囲内に設置されている必要がある。これは、印刷用
紙Pを版胴45へ送り込んだ後に、孔版原紙Sが版胴4
5に巻き付けられていないことが検出されても手遅れと
なるからである。
【0052】これに対し孔版原紙有無確認用センサ93
は版胴45が着版開始回転位置に位置している時に版胴
45に孔版原紙Sが存在するか否かを検出できる位置に
配置されていればよく、これは、製版時に、直ちに排版
処理を開始し、製版からファーストプリントまでの処理
時間を短縮し、また通常の印刷開始時には直ちに印刷処
理を開始することを可能にする。
【0053】即ち、版胴45が着版開始回転位置に位置
している時に孔版原紙有無確認用センサ93が版胴45
における孔版原紙Sの有無を検出できなければ、この検
出のためだけに必ず版胴45を1回転させなければなら
ず、これは製版に要する時間を長くする原因になる。ま
た通常の印刷開始時においても、この検出を行うのであ
れば、印刷に先立ってに必ず版胴45を1回転させなけ
ればならないが、版胴45が着版開始回転位置に位置し
ている時に版胴45に孔版原紙Sが存在するか否かを検
出できるに位置に孔版原紙有無確認用センサ93が配置
されていることにより、版胴45を1回転させる必要が
なくなる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明より理解される如く、本発明
による孔版印刷装置に於いては、版胴が着版開始回転位
置に位置している状態にて、孔版原紙有無確認用センサ
により一回前の孔版原紙が版胴に装着されているか否か
の検出が行われ、版胴が着版開始回転位置より給紙開始
回転位置へ回転変位する回転角範囲内にて着版確認用セ
ンサにより新しい孔版原紙が版胴に装着されているか否
かの検出が行われるから、製版時に直ちに排版処理を開
始することが可能になり、また孔版原紙が版胴に正しく
巻き付け装着されない着版ミス時に給紙が開始される不
具合の発生を回避したうえで、新しい孔版原紙を製版し
つつこれを版胴に巻き付け装着するための版胴の回転時
に、給紙を開始して孔版印刷を開始することが可能にな
り、これらのことから着版処理に要する全体の時間が短
縮され、ファーストプリントが得られるに要する時間が
従来に比して短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略構成図。
【図2】本発明による孔版印刷装置の制御系の一実施例
を示すブロック線図。
【図3】本発明による孔版印刷装置の着版動作フローの
前半部を示すフローチャート。
【図4】本発明による孔版印刷装置の着版動作フローの
後半部を示すフローチャート。
【図5】本発明による孔版印刷装置の着版時の状態変遷
図。
【図6】本発明による孔版印刷装置の着版時の状態変遷
図。
【符号の説明】
1 原稿画像読み取り部 3 製版部 5 孔版印刷機構部 7 排版部 9 給紙部 11 排紙部 31 イメージセンサ 35 サーマルヘッド 35 原紙カッタ 45 版胴 47 原紙クランプ 53 インキ供給機構部 55 メインモータ 59 プレスローラ 63 排版ボックス 71 給紙台 73 ピックアップローラ 75 給紙クラッチ 83 排紙台 87 着版開始回転位置センサ 89 ロータリエンコーダ 91 センサ反応片 93 孔版原紙有無確認用センサ 95 着版確認用センサ 100 制御装置 104 操作パネル部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴が所定の着版開始回転位置に位置し
    ている状態にて版胴に対し着版すべき孔版原紙を送り込
    み、版胴を一回転することによって孔版原紙を版胴の外
    周面に巻き付け装着する孔版印刷装置において、 版胴の外周面に装着され、着版された孔版原紙により覆
    われるセンサ反応部材と、 版胴が着版開始回転位置に位置している状態下にて前記
    センサ反応部材と対応する位置に配置され、前記センサ
    反応部材が孔版原紙により覆われているか否かを検出す
    る孔版原紙有無確認用センサと、 版胴が着版開始回転位置より給紙開始回転位置へ回転変
    位する回転角範囲内にて前記センサ反応部材と対応する
    位置に配置され、前記センサ反応部材が孔版原紙により
    覆われているか否かを検出する着版確認用センサと、 を有していることを特徴とする孔版印刷装置。
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