JPH10235912A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH10235912A
JPH10235912A JP9140178A JP14017897A JPH10235912A JP H10235912 A JPH10235912 A JP H10235912A JP 9140178 A JP9140178 A JP 9140178A JP 14017897 A JP14017897 A JP 14017897A JP H10235912 A JPH10235912 A JP H10235912A
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JP
Japan
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recording sheet
printer
thermal transfer
roller
thermal
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JP9140178A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Sawano
充 沢野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/599,439 priority patent/US6219078B1/en
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/38Preheating, i.e. heating to a temperature insufficient to cause printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境差や、転写順位の差によって、供給熱量
に対するトナーの転写量の度合いが変動しないプリンタ
を得る。 【解決手段】 トナーリボン27に塗布したトナーを熱
圧着性記録シート41に熱転写するプリンタ21におい
て、熱転写前に記録シート41を所定温度に加熱するた
めの加熱手段31を設ける。加熱手段は、ヒータ37を
内蔵したピンチローラ31とすることができる。また、
加熱手段は、熱転写手段の記録シート給紙方向上流側に
設けたヒートローラであってもよい。更に、加熱手段
は、熱転写手段の記録シート給紙方向上流側に設けた輻
射ヒータであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜熱転写トナー
リボン材料をサーマルヘッド又はレーザ等の加熱手段で
記録シートに熱転写するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばラインサーマルヘッドを用
いたプリンタ1は、図8に示すように、サーマルヘッド
3と、このサーマルヘッド3の抵抗発熱体3aに対向す
るプラテン5と、サーマルヘッド3とプラテン5との間
に挟み入れられて送り出し側7aから巻き取り側7bへ
巻き取られるトナーリボン7と、トナーリボン7を案内
するガイドローラ9と、サーマルヘッド3の記録シート
給紙方向下流側に設けたピンチローラ11及びキャプス
タンローラ13と、ピンチローラ11に接するバックア
ップローラ15とを主な構成部材として備えている。
【0003】このように構成したプリンタ1において、
記録シートへ熱記録を行うには、図9に示すように、先
ず、表面に熱接着層17aを有した熱接着性記録シート
(記録シート)17を給紙し(図9(A))、トナーリ
ボン7と重ねてサーマルヘッド3とプラテン5との間に
挿入する。次いで、印刷すべき画像に相当する部分の抵
抗発熱体ドットを選択加熱すると、記録シート表面の接
着力が上がり、トナーリボン7からトナーが記録シート
17上に接着する(図9(B))。次いで、記録シート
17の搬送に伴い、トナーリボン7が記録シート17か
ら離反すると、記録シート表面に接着したトナー部分t
のみが記録シート17上に残って定着することとなる
(図9(C))。これによって記録シート17の受像面
にその画像情報を記録していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の熱転写方式のプリンタ1は、サーマルヘッド又
はレーザから所定の熱エネルギをトナーリボン7に供給
し、トナーと記録シート表面を加熱して転写するため、
使用環境、特に温度によって、記録シート表面の熱接着
性が変化し、感度(供給熱量に対する転写量の度合い)
が変動して記録濃度に差の生じる問題があった。即ち、
図10(A)に示す記録シート17において、熱接着層
17aを成す表面ポリマは、低温で硬化する傾向にあ
る。このため、低温環境においては、記録シート17の
接着力が低下する。また、一方で、熱接着層17aは、
予め加熱しておくと、数時間程度後の記録時でも、接着
力が高いままで復活する。従って、図10(B)に示す
ように、記録シート17に複数の色を重ねて記録する場
合、記録シート17の表面に直接記録する1色目19a
と、既に記録された記録シート上の1色目19のトナー
上に重ねて記録する2色目19bとでは、再加熱を行う
2色目19bの方が熱接着力が高くなる。このため、感
度が異なるものとなり、これによっても記録濃度に差の
生じる問題があった。本発明は上記状況に鑑みてなされ
たもので、環境差や、転写順位の差によって感度の変動
することのないプリンタの提供を目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るプリンタの構成は、トナーリボンに塗布
したトナーを記録シートに熱転写するプリンタにおい
て、前記熱転写前に前記記録シートを所定温度に加熱す
るための加熱手段を設けたことを特徴とするものであ
る。そして、前記加熱手段は、ヒータを内蔵したピンチ
ローラであることが好ましい。また、前記加熱手段は、
熱転写手段の記録シート給紙方向上流側に設けたヒート
ローラであってもよい。更に、前記加熱手段は、熱転写
手段の記録シート給紙方向上流側に設けた輻射ヒータと
することもできる。また、前記所定温度は、熱接着層1
7aのポリマーのガラス転移点以上、具体的には70°
C乃至120°Cであることが好ましい。また、前記加
熱手段は、前記記録シートを転写面と反対側の面から加
熱するものであってもよい。また、前記加熱手段は、前
記記録シート上のトナーを本紙へ転写するためのヒート
ローラと加熱源を共用するものであってもよい。
【0006】このように構成したプリンタでは、熱転写
前に記録シートを所定温度に加熱する加熱手段を設けた
ので、熱接着性記録シートの接着性が周囲温度等の環境
に係わらず、一定になる。そして、ピンチローラを加熱
手段としたプリンタによれば、新たな部材を独立して設
ける必要がなく、装置の構成部品点数が増大しない。ま
た、熱転写手段の記録シート給紙方向上流側に設けたヒ
ートローラを加熱手段としたプリンタによれば、加熱の
ために記録シートを往復搬送する必要がなくなる。更
に、熱転写手段の記録シート給紙方向上流側に設けた輻
射ヒータを加熱手段としたプリンタによれば、輻射によ
り記録シートを加熱するので、加熱手段と記録シートと
の接触がなくなる。また、記録シートを転写面と反対側
の面から加熱する加熱手段としたプリンタによれば、加
熱手段を記録シートの転写面に接触させて加熱する場合
に生じるトナーの加熱手段への付着がなくなる。また、
記録シート上のトナーを本紙へ転写するためのヒートロ
ーラと加熱手段との加熱源を共用したプリンタによれ
ば、新たに加熱手段を増設する必要がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの好
適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明に係るプリンタの第一実施形態の概略構成図で
ある。プリンタである熱転写カラープリンタ(例えば、
ラインサーマルプリンタ)21は、熱転写手段であるサ
ーマルヘッド23と、このサーマルヘッド23の抵抗発
熱体23aに対向するプラテン25と、サーマルヘッド
23とプラテン25との間に挟み入れられて送り出し側
27aから巻き取り側27bへ巻き取られるトナーリボ
ン27と、トナーリボン27を案内するガイドローラ2
9と、サーマルヘッド23の記録シート給紙方向下流側
に設けたピンチローラ31及びキャプスタンローラ33
と、ピンチローラ31に接するバックアップローラ35
とを主な構成部材として備えている。
【0008】ピンチローラ31の中心には軸方向に長い
例えばハロゲンヒータ37を内蔵してあり、ハロゲンヒ
ータ37は不図示の電源供給線に接続されて所定の温度
で発熱するようになっている。ハロゲンヒータ37の外
周にはシリコンゴム39を円筒状に形成してあり、シリ
コンゴム39の外周はキャプスタンローラ33と密接す
る。つまり、ピンチローラ31は、ハロゲンヒータ37
を熱源とした加熱手段として構成してあり、キャプスタ
ンローラ33との間に挿入される記録シート41に対し
て所定の熱量を供給できるようになっている。
【0009】このように構成した熱転写カラープリンタ
21の作用を説明する。サーマルヘッド23による熱記
録に先立ち、先ず、記録シート41を図1の右側から給
紙し、後端がピンチローラ31に達するまで記録シート
41を図1の左方向に搬送する。これにより、ハロゲン
ヒータ37を熱源として高温となったピンチローラ31
によって記録シート41が加熱される。次いで、後端が
ピンチローラ31に到達したら、キャプスタンローラ3
3を逆転させて記録シート41を図1の右方向に戻す。
これにより、記録シート41は、再び、ピンチローラ3
1によって加熱され、所定の温度に昇温することとな
る。先端がキャプスタンローラ33の位置に戻ったとこ
ろで、キャプスタンローラ33を正転に切り替えて、サ
ーマルヘッド23による印刷を開始する。
【0010】サーマルヘッド23による印刷は、従来と
同様に、記録シート41をトナーリボン27と重ねてサ
ーマルヘッド23とプラテン25との間に挿入し、印刷
すべき画像に相当する部分の抵抗発熱体ドットを選択加
熱し、これによってトナーリボン27に塗布したトナー
と記録シート41を加熱して転写を行う。
【0011】この際、記録シート41は、加熱手段であ
るピンチローラ31によって所定温度に達しており、記
録シート表面の熱接着性が安定化される。また、記録シ
ート41に複数の色を重ねて記録した場合、記録シート
41が所定温度に加熱されていることから、記録シート
表面の熱接着性が高くなる。これによって、記録シート
41の表面に直接記録する1色目と、既に記録された記
録シート上の1色目のトナー上に重ねて記録する2色目
との熱接着性が同一となり、同一の感度で記録が可能と
なる。
【0012】このように、上述の熱転写カラープリンタ
21によれば、ピンチローラ31を加熱手段とし、サー
マルヘッド23での熱記録前に記録シート41を加熱
し、所定温度に加熱した記録シート41に熱記録するの
で、使用環境、転写順位の差による感度の変動を低減さ
せることができ、記録濃度の差を少なくすることができ
る。また、この熱転写カラープリンタ21によれば、ピ
ンチローラ31にハロゲンヒータ37を内蔵するので、
装置の構成部品点数を増やすことなく、記録シート41
の加熱を行うことができる。更に、この例では、記録シ
ート41を往復させて加熱を二回に分けて行うことがで
きるので、ハロゲンヒータ37の温度を低く抑えること
ができる。
【0013】なお、熱転写カラープリンタ21における
記録シート41の加熱手順は、上述した手順の他に、記
録シート41の給紙を例えば図1の左側から行い、記録
シート41を図1の右方向に搬送し、記録シート41の
左端がキャプスタンローラ33の位置まで到達したとこ
ろで、キャプスタンローラ33を停止し、その後、記録
シート41の給紙方向を図1の左方向に変更して印刷を
開始するものであっても良い。この手順によれば、記録
シート41を加熱する際の搬送回数を少なくすることが
できる。
【0014】次に、本発明に係るプリンタの第二実施形
態である熱転写カラープリンタを説明する。図2は本発
明に係るプリンタの第二実施形態の概略構成図である。
なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。この熱転写カラープリ
ンタ51は、上述のハロゲンヒータ37を内蔵していな
い通常のピンチローラ53を使用している。
【0015】一方、サーマルヘッド23の記録シート給
紙方向上流側にはピンチローラ53と同一方向の回転軸
で回転するローラ55と、このローラ55と平行な回転
軸で回転するヒートローラ57とを設けてある。ヒート
ローラ57は、回転軸を不図示の昇降機構によって平行
移動することで、図2の上方からローラ55に対して接
触且つ離反方向に移動自在となっている。ヒートローラ
57の中心には軸方向に長い例えばハロゲンヒータ37
を設けてあり、ハロゲンヒータ37は不図示の電源供給
線に接続されて所定の温度で発熱するようになってい
る。ハロゲンヒータ37の外周には例えばシリコンゴム
39を円筒状に形成してある。つまり、ヒートローラ5
7は、ハロゲンヒータ37を熱源とした加熱手段として
構成してあり、ローラ55との間に挿入される記録シー
ト41に対して所定の熱量を供給できるようになってい
る。他の構成は、上述の熱転写カラープリンタ21と同
様である。
【0016】このように構成した熱転写カラープリンタ
51では、図2の右側から記録シート41を給紙し、サ
ーマルヘッド23による熱記録に先立ち、ハロゲンヒー
タ37を熱源として高温となったヒートローラ57に記
録シート41を接触させ、記録シート41を加熱する。
そして、記録シート41の先端がキャプスタンローラ3
3の位置に到達したところで、サーマルヘッド23によ
る印刷を開始する。印刷が進み、記録シート41の後端
がヒートローラ57を通過したこころで、ヒートローラ
57を不図示の昇降機構によりローラ55から数mm上
昇させてローラ55から離反させる。
【0017】この熱転写カラープリンタ51によれば、
上述の熱転写カラープリンタ21と同様に、記録シート
41を所定温度に加熱して熱記録できるので、使用環
境、転写順位の差による感度の変動を低減させることが
でき、記録濃度の差を少なくすることができるのに加
え、記録シート41の給紙方向上流側にヒートローラ5
7を設けたので、加熱のために記録シート41を往復搬
送する必要がなく、通常の給紙動作のままで加熱を行う
ことができ、第一実施形態の場合に比べて熱記録に要す
る時間を短くすることができる。
【0018】次に、本発明に係るプリンタの第三実施形
態である熱転写カラープリンタを説明する。図3は本発
明に係るプリンタの第三実施形態の概略構成図である。
なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略するものとする。この熱転写
カラープリンタ61は、上述のハロゲンヒータ37を内
蔵していない通常のピンチローラ53を使用している。
【0019】一方、サーマルヘッド23の図3の右側に
は記録シート41の記録面に対向させて輻射ヒータ(ハ
ロゲンヒータ)37を配設してある。ハロゲンヒータ3
7を挟んで記録シート41の反対側には熱反射板63を
設けてあり、熱反射板63はハロゲンヒータ37の熱を
輻射によって効率良く記録シート41に供給できるよう
になっている。他の構成は、上述の熱転写カラープリン
タ21と同様である。
【0020】このように構成した熱転写カラープリンタ
61では、図3の右側から記録シート41を給紙し、サ
ーマルヘッド23による熱記録に先立ち、ハロゲンヒー
タ37からの輻射によって記録シート41を所定温度に
加熱する。そして、記録シート41の先端がキャプスタ
ンローラ33の位置に到達したところで、サーマルヘッ
ド23による印刷を開始し、記録シート41の後端がハ
ロゲンヒータ37を通過したこころで、ハロゲンヒータ
37への電源供給を停止する。
【0021】この熱転写カラープリンタ61によれば、
上述の熱転写カラープリンタ21と同様に、記録シート
41を所定温度に加熱して熱記録できるので、使用環
境、転写順位の差による感度の変動を低減させることが
でき、記録濃度の差を少なくすることができるととも
に、熱転写カラープリンタ51と同様に、記録シート4
1を逆搬送せずに加熱でき、熱記録に要する時間を短く
することができるのに加え、ハロゲンヒータ37の輻射
により記録シート41を加熱するので、ローラ等の接触
による記録シート41への傷つき、汚損等を防止するこ
とができる。
【0022】次に、本発明に係るプリンタの第四実施形
態である熱転写カラープリンタを説明する。図4は本発
明に係るプリンタの第四実施形態の概略構成図である。
なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略するものとする。この熱転写
カラープリンタ71は、上述のハロゲンヒータ37を内
蔵していない通常のピンチローラ53を使用している。
【0023】一方、キャプスタンローラ33には輻射ヒ
ータ(ハロゲンヒータ)37を対向させて配設してあ
る。ハロゲンヒータ37を挟んで記録シート41の反対
側には熱反射板63を設けてあり、熱反射板63はハロ
ゲンヒータ37の熱を輻射によって効率良くキャプスタ
ンローラ33に供給できるようになっている。他の構成
は、上述の熱転写カラープリンタ21と同様である。
【0024】このように構成した熱転写カラープリンタ
71では、熱転写カラープリンタ21の場合と同様に、
サーマルヘッド23による熱記録に先立ち、記録シート
41を図4の右側から給紙し、後端がピンチローラ53
に達するまで記録シート41を図4の左方向に搬送す
る。これにより、ハロゲンヒータ37を熱源として高温
となったキャプスタンローラ33によって、記録シート
41が転写面と反対側の面(裏面)から加熱される。以
下、熱転写カラープリンタ21の場合と同様に、キャプ
スタンローラ33を逆転させて記録シート41を図4の
右方向に戻した後、再び、キャプスタンローラ33を正
転に切り替えて、サーマルヘッド23による印刷を開始
する。
【0025】この熱転写カラープリンタ71によれば、
上述の熱転写カラープリンタ21と同様に、記録シート
41を所定温度に加熱して熱記録できるので、使用環
境、転写順位の差による感度の変動を低減させることが
でき、記録濃度の差を少なくすることができるととも
に、記録シート41を裏面から加熱するので、ヒートロ
ーラを記録シート41の転写面に接触させて加熱する場
合に生じる受像材料(トナー)のヒートローラへの付着
を防止することができる。
【0026】次に、本発明に係るプリンタの第五実施形
態である熱転写カラープリンタを説明する。図5は本発
明に係るプリンタの第五実施形態の概略構成図である。
なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。この熱転写カラープリ
ンタ81は、上述のハロゲンヒータ37を内蔵していな
い通常のピンチローラ53を使用している。
【0027】一方、サーマルヘッド23の記録シート給
紙方向上流側にはピンチローラ53と同一方向の回転軸
で逆回転するヒートローラ83を設けてある。ヒートロ
ーラ83の中心には軸方向に長い例えばハロゲンヒータ
37を設けてあり、ハロゲンヒータ37は不図示の電源
供給線に接続されて所定の温度で発熱するようになって
いる。ハロゲンヒータ37の外周には例えばシリコンゴ
ム39を円筒状に形成してある。つまり、ヒートローラ
83は、ハロゲンヒータ37を熱源とした加熱手段とし
て構成してあり、記録シート41の裏面に接触して記録
シート41に対して所定の熱量を供給できるようになっ
ている。他の構成は、上述の熱転写カラープリンタ21
と同様である。
【0028】このように構成した熱転写カラープリンタ
81では、図5の右側から記録シート41を給紙し、サ
ーマルヘッド23による熱記録に先立ち、ハロゲンヒー
タ37を熱源として高温となったヒートローラ83に記
録シート41の裏面を接触させ、記録シート41を加熱
する。そして、記録シート41の先端がキャプスタンロ
ーラ33の位置に到達したところで、サーマルヘッド2
3による印刷を開始する。
【0029】この熱転写カラープリンタ81によれば、
記録シート41を所定温度に加熱して熱記録できるの
で、使用環境、転写順位の差による感度の変動を低減さ
せることができ、記録濃度の差を少なくすることができ
るとともに、記録シート41の給紙方向上流側にヒート
ローラ83を設けたので、熱転写カラープリンタ51、
61と同様に、熱記録に要する時間を短くすることがで
きるのに加え、記録シート41を裏面から加熱するの
で、トナーのヒートローラ83への付着を防止すること
ができ、更には、ヒートローラ83を単独で設けたの
で、熱転写カラープリンタ71の場合と異なり記録シー
ト41の表面に接するピンチローラ53が間接的に加熱
されてしまうことがなく、また、ヒートローラ83に対
して巻きつけ角度をもたせて記録シート41を接触させ
ることができるので、速い搬送速度においても十分な加
熱が可能となる。
【0030】次に、本発明に係るプリンタの第六実施形
態である熱転写カラープリンタを説明する。図6は本発
明に係るプリンタの第六実施形態の概略構成図である。
なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。この熱転写カラープリ
ンタ91は、上述のハロゲンヒータ37を内蔵していな
い通常のピンチローラ53を使用している。
【0031】一方、サーマルヘッド23の記録シート給
紙方向上流側には、記録シート41上のトナーを本紙9
3へ転写するためのラミネータ95を設けてある。ラミ
ネータ95は、ピンチローラ53と同一方向の回転軸で
外周を互いに接触させて回転する一対のヒートローラ9
7a、97bにより構成してある。ヒートローラ97
a、97bの中心には軸方向に長い例えばハロゲンヒー
タ37を設けてあり、ハロゲンヒータ37は不図示の電
源供給線に接続されて所定の温度で発熱するようになっ
ている。ハロゲンヒータ37の外周には例えばシリコン
ゴム39を円筒状に形成してある。つまり、ヒートロー
ラ97a、97bは、ハロゲンヒータ37を熱源とした
加熱手段として構成してあり、両者の間に重ねて挿入さ
れる記録シート41と本紙93に対して所定の熱量を供
給し、記録シート41上のトナーを本紙93へ転写する
ようになっている。他の構成は、上述の熱転写カラープ
リンタ21と同様である。
【0032】このように構成した熱転写カラープリンタ
91では、図6の右側から記録シート41を給紙し、サ
ーマルヘッド23による熱記録に先立ち、ハロゲンヒー
タ37を熱源として高温となったヒートローラ97aに
記録シート41の裏面を接触させ、記録シート41を加
熱する。そして、記録シート41の先端がキャプスタン
ローラ33の位置に到達したところで、サーマルヘッド
23による印刷を開始する。印刷の終了した記録シート
41は、先端がヒートローラ97a、97bの圧接回転
位置まで戻され、本紙93と重ねられて先端側からヒー
トローラ97a、97bの間に挿入され、トナーが本紙
93へ転写される。
【0033】この熱転写カラープリンタ91によれば、
記録シート41を所定温度に加熱して熱記録できるの
で、使用環境、転写順位の差による感度の変動を低減さ
せることができ、記録濃度の差を少なくすることができ
るとともに、記録シート41の給紙方向上流側に設けた
ラミネータ95のヒートローラ97aで加熱を行うの
で、熱転写カラープリンタ51、61、81と同様に、
熱記録に要する時間を短くすることができるのに加え、
記録シート41を裏面から加熱するので、トナーのヒー
トローラ97aへの付着を防止することができ、更に
は、ピンチローラ53と非接触のヒートローラ97aを
用いるので、記録シート41の表面に接するピンチロー
ラ53が間接的に加熱されてしまうことがなく、また、
ヒートローラ97aに対して巻きつけ角度をもたせて記
録シート41を接触させることができるので、速い搬送
速度においても十分な加熱が可能となり、また、ラミネ
ータ95のヒートローラ97aを利用できるので、ラミ
ネータ95を備える熱転写カラープリンタにおいては新
たな加熱手段を増設せずに記録シート41の予備加熱を
行うことができる。
【0034】次に、本発明に係るプリンタの第七実施形
態である熱転写カラープリンタを説明する。図7は本発
明に係るプリンタの第七実施形態の概略構成図である。
なお、図1に示した部材と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。この熱転写カラープリ
ンタ101は、上述のハロゲンヒータ37を内蔵してい
ない通常のピンチローラ53を使用している。
【0035】一方、サーマルヘッド23の記録シート給
紙方向上流側には、熱転写カラープリンタ91と同様
に、記録シート41上のトナーを本紙93へ転写するた
めのラミネータ95を設けてある。また、ラミネータ9
5のヒートローラ97aには、ヒートローラ97aと同
一方向の回転軸で回転する加熱用金属ローラ103を接
触させてある。他の構成は、上述の熱転写カラープリン
タ21と同様である。
【0036】このように構成した熱転写カラープリンタ
101では、図7の右側から記録シート41を給紙し、
サーマルヘッド23による熱記録に先立ち、ヒートロー
ラ97aに接触して高温となった加熱用金属ローラ10
3に記録シート41の裏面を接触させ、記録シート41
を加熱する。そして、記録シート41の先端がキャプス
タンローラ33の位置に到達したところで、サーマルヘ
ッド23による印刷を開始する。この熱転写カラープリ
ンタ101では、加熱用金属ローラ103を用いること
で、本紙93と記録シート41とをラミネータ95に通
過させるときのラミネータ95の回転で、サーマルヘッ
ド23側へ搬送する記録シート41を予備加熱すること
ができる。つまり、異なる一方の記録シート41aの予
備加熱と、他方の記録シート41bの本紙93への転写
とが同時に可能となる。
【0037】この熱転写カラープリンタ101によれ
ば、記録シート41を所定温度に加熱して熱記録できる
ので、使用環境、転写順位の差による感度の変動を低減
させることができ、記録濃度の差を少なくすることがで
きるとともに、記録シート41の給紙方向上流側に設け
た加熱用金属ローラ103で加熱を行うので、熱転写カ
ラープリンタ51、61、81、91と同様に、熱記録
に要する時間を短くすることができるのに加え、記録シ
ート41を裏面から加熱するので、トナーの加熱用金属
ローラ103への付着を防止することができ、更には、
ピンチローラ53と非接触の加熱用金属ローラ103を
用いるので、記録シート41の表面に接するピンチロー
ラ53が間接的に加熱されてしまうことがなく、また、
加熱用金属ローラ103に対して巻きつけ角度をもたせ
て記録シート41を接触させることができるので、速い
搬送速度においても十分な加熱が可能となり、また、ラ
ミネータ95を利用できるので、ラミネータ95を備え
る熱転写カラープリンタにおいては新たな加熱手段を増
設せずに記録シート41の予備加熱を行うことができ、
しかも、加熱用金属ローラ103を設けることにより、
異なる一方の記録シート41aの予備加熱と、他方の記
録シート41bの本紙93への転写とが同時に可能とな
るので、生産性を高めることができる。
【0038】
【実施例】従来構成(加熱手段を設けない構成)の熱転
写カラープリンタと、上述の熱転写カラープリンタ2
1、51、61、71、81、91、101に対応させ
て構成した構成例1、2、3、4、5、6、7との熱記
録を実際に行い、濃度を比較した結果を表1に示す。条
件は、300dpi相当(ヒータサイズ主方向75μ、
副方向80μ)のサーマルヘッド23を用い、電力80
μW、ストローブ3ms、周期12.6ms、用紙搬送
速度12.5mm/sで、富士写真フイルム(株)製デ
ジタルカラープルーファーファーストプルーフのプルー
フリボンJのM色とレシーバシートA3Wに記録を行
い、それにより記録された網%を日本平版機材(株)製
の濃度計X−rite938で測定した。測定は、他の
色を全く記録しない場合と、M色印刷の前にC色の10
0%印刷をした場合とで行った。
【0039】
【表1】
【0040】表1から分かるように、構成例1の場合、
加熱部の記録シートの温度を60°C以上140°C以
下とすることで、温度環境による網%の差も、1色目と
C色目上での差も、従来構成に比べて減少させることが
できた。また、構成例1、構成例2、構成例3、構成例
4、構成例5、構成例6、構成例7のいずれの場合も、
上述の温度範囲の略中間値(95°C)でその差の減少
率を共通させて安定させることができた。
【0041】また、構成例1、構成例2、構成例3、構
成例4、構成例5、構成例6、構成例7の場合、搬送系
のローラ等の跡や、記録シート上に写った指紋の跡等の
欠陥を低減できることが知見できた。
【0042】なお、上述の各実施形態では、ラインサー
マルプリンタに適用した場合を例に説明したが、本発明
によるプリンタは、同様の記録材料構成でシリアルサー
マルヘッドで記録剥離するプリンタ、ヒートモードのレ
ーザで熱記録剥離現像するプリンタにも同様に適用でき
るものである。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るプリンタによれば、熱転写前に記録シートを所定温度
に加熱する加熱手段を設けたので、記録シートの熱接着
性が周囲温度等の環境に係わらず、一定になり、使用環
境、転写順位の差による感度の変動を低減させることが
でき、記録濃度の差を少なくすることができる。そし
て、ピンチローラを加熱手段としたプリンタによれば、
装置の構成部品点数を増やすことなく、記録シートの加
熱を行うことができる。また、熱転写手段の記録シート
給紙方向上流側に設けたヒートローラを加熱手段とした
プリンタによれば、加熱のために記録シートを往復搬送
する必要がなく、通常の給紙動作のままで加熱を行うこ
とができ、熱記録に要する時間を短くすることができ
る。更に、熱転写手段の記録シート給紙方向上流側に設
けた輻射ヒータを加熱手段としたプリンタによれば、輻
射により記録シートを加熱するので、ローラ等の接触に
よる記録シートへの傷つき、汚損等を防止することがで
きる。また、記録シートを転写面と反対側の面から加熱
する加熱手段としたプリンタによれば、加熱手段を記録
シートの転写面に接触させて加熱する場合に生じるトナ
ーの加熱手段への付着を防止することができる。また、
記録シート上のトナーを本紙へ転写するためのヒートロ
ーラと加熱手段との加熱源を共用したプリンタによれ
ば、新たな加熱手段を増設せずに記録シートの予備加熱
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの第一実施形態の概略構
成図である。
【図2】本発明に係るプリンタの第二実施形態の概略構
成図である。
【図3】本発明に係るプリンタの第三実施形態の概略構
成図である。
【図4】本発明に係るプリンタの第四実施形態の概略構
成図である。
【図5】本発明に係るプリンタの第五実施形態の概略構
成図である。
【図6】本発明に係るプリンタの第六実施形態の概略構
成図である。
【図7】本発明に係るプリンタの第七実施形態の概略構
成図である。
【図8】従来のプリンタの概略構成図である。
【図9】熱転写トナーリボンを用いた熱転写の過程を示
す説明図である。
【図10】記録シートへトナーを重ね記録する場合の説
明図である。
【符号の説明】
21、51、61、71、81、91、101 プリン
タ 27 トナーリボン 31 ピンチローラ(加熱手段) 37 輻射ヒータ(加熱手段) 41 記録シート 57、97a、97b ヒートローラ(加熱手段) 93 本紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーリボンに塗布したトナーを熱接着
    性記録シートに熱転写するプリンタにおいて、 前記熱転写前に前記記録シートを所定温度に加熱するた
    めの加熱手段を設けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は、ヒータを内蔵したピン
    チローラであることを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、熱転写手段の記録シー
    ト給紙方向上流側に設けたヒートローラであることを特
    徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段は、熱転写手段の記録シー
    ト給紙方向上流側に設けた輻射ヒータであることを特徴
    とする請求項1記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記所定温度は、70°C乃至120°
    Cである請求項1乃至請求項4記載の何れか1項記載の
    プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記加熱手段は、前記記録シートを転写
    面と反対側の面から加熱することを特徴とする請求項1
    記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、前記記録シート上のト
    ナーを本紙へ転写するためのヒートローラと加熱源を共
    用することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
JP9140178A 1996-12-25 1997-05-29 プリンタ Pending JPH10235912A (ja)

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