JP2011088305A - 熱転写型印刷装置 - Google Patents

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修平 寺内
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Abstract

【課題】印刷面の全面にOP層を転写しながら、インクシートとペーパーの癒着を防ぐことの出来る、熱転写型印刷装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の熱転写型印刷装置は、インクシート1画面分を超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置であって、各印刷面において、転写された染料成分(Y,M,C)の上にラミネートされるインクシートのオーバーコート(OP)層の転写領域を、染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側に所定長l1ずらし、且つ隣接する印刷面の境界において、OP層が所定長(l3−l1)mm重なり合うように制御するCPU42を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクシート1画面分のサイズを超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置に関する。
一般的な熱転写型印刷装置の要部構成を図7(a)に示す。熱転写型印刷装置では、図に示すように、サーマルヘッド50とプラテンローラー54の間に、インクボビン52,53に巻かれたインクシート51とペーパーロール57に巻かれたペーパー9を圧接させ、サーマルヘッド50の発熱を制御してインクシート51を巻き取りながらペーパー9をグリップローラー55とピンチローラー56で搬送することで、1ライン毎にインクをペーパー9に転写してゆく。Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)に分解された画像を色成分毎に重ねて転写した後に、OP(オーバーコート)層を転写することにより、印刷物の耐候性や耐指紋性を向上させている。
熱転写型印刷装置に一般的に適用されるインクシート51の構造を図7(b)に示す。Yn(イエロー), Mn(マゼンタ), Cn(シアン)の各染料層とOPnのオーバーコート層を塗布したパネルを、繰り返し必要な画面数分配置したインクシート51が、インクボビン(供給)52、インクボビン(巻取り)53に巻かれている。
ところで、近年「フォトブック」と呼ばれる写真プリントを製本した形態で提供する商品が、市場で一定の需要を得ている。フォトブックの製作方法は各種あるが、その1つを図8に示す。
図8において、第1頁61の第1分割画像65と第2分割画像66が1枚の写真プリントに相当する。同様に、第2頁62の第1分割画像65と第2分割画像66でできる1枚の写真プリント、第3頁63の第1分割画像65と第2分割画像66でできる1枚の写真プリントがある。第1分割画像65と第2分割画像66の境界を谷折りとして、それぞれを図中の実線矢印で指示する面同士で接着し、表紙60の裏面を、破線矢印で指示する面同士で接着すれば、見開きで3頁のフォトブックができる。
ここで、例えば第1頁61の第1分割画像65と第2分割画像66でできる1枚の写真プリントを写真用の熱転写型印刷装置で出力する状況において、1枚のサイズが長尺となり、通常の写真プリントに用いられるインクシートの1画面分のサイズを超える場合がある。このような場合、第1頁61の第1分割画像65と第2分割画像66からなる写真プリントサイズを満たす新規のインクシートを製作すれば良いが、そうすると開発コスト増や、インクシートの品種が多くなることによる管理コスト増といった問題が生じる。既存のインクシートを流用できれば、こうした問題を避けることができ、コスト面で非常に有利である。
こうした観点から、例えば原画像サイズの半分に相当する第1頁61の第1分割画像65の写真プリントサイズのインクシートを用いて、第1頁61の写真プリントサイズをまずプリントし、続いて2画面目(残り半分)をプリントする方法が用いられる(特許文献1参照)。画像の分割例を図3に示すと、図3(a)のように原画像を第1分割画像15、第2分割画像16、…、第N分割画像17というようにN分割し、各分割画像間の境界が隙間なく接するようにペーパー9の送り量を調節して、各々をプリントする。
この時、ペーパー9をN画面分排出すると共に、インクシート51については、図3(b)に示すように、第1分割画像15に対応するY1→M1→C1→OP1の順に使用してから、第1分割画像15の後端位置より引き続き第2分割画像16に対応するY2→M2→C2→OP2の順で印刷する。第1分割画像15と第2分割画像16を印刷し終わると、ペーパー9を排出しカットする。
特開2004−082610号公報(第7頁、第2図)
熱転写型印刷装置では、耐候性や耐指紋性を維持するため、OP層は印刷面全体を覆う必要がある。マルチパネル印刷においては、図2(a)に示すように、第n印刷面13の後端と第(n+1)印刷面14の先端を連続させて印刷することが理想的である。ところが、一般に熱転写型印刷装置のグリップローラー55とピンチローラー56で行う紙搬送には精度にばらつきがあるため、図2(a)のように印刷するためには、構成部品の精度向上やペーパー搬送量のフィードバックによる調整等の必要があり、生産コスト上昇や機器構成の複雑化が懸念される。
そのため、印刷面全体をOP層で覆うためには、図2(b)に示すように第n印刷面13の後端と第(n+1)印刷面14の先端を重畳して印刷する方式が考えられるが、OPn層に染料層Y(n+1)を重畳転写する場合、インクシート51とペーパー9が癒着しペーパー9の搬送に伴ってインクシート51が搬送機構100に巻き込まれ、紙詰まりが発生することがある。
インクシート51とペーパー9の癒着を防ぐためには、図2(c)に示すように第n印刷面13の後端と第(n+1)印刷面14の先端を重畳しないように印刷すればよいが、OP層に切れ目が出来ることで耐候性・耐指紋性は低下する。
そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、複数画面に跨る画像印刷時において、印刷面の全面にOP層を転写しながら、インクシートとペーパー(被転写体)の癒着を防ぐことの出来る、熱転写型印刷装置の提供を目的とする。
本発明の熱転写型印刷装置は、インクシート1画面分を超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置であって、各印刷面において、転写された染料成分の上にラミネートされるインクシートのオーバーコート層の転写領域を、染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側に所定長ずらし、且つ隣接する印刷面の境界において、オーバーコート層が所定長重なり合うように制御する制御手段を備える。
本発明の熱転写型印刷装置は、インクシート1画面分を超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置であって、各印刷面において、転写された染料成分の上にラミネートされる前記インクシートのオーバーコート層の転写領域を、前記染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側に所定長ずらし、且つ隣接する前記印刷面の境界において、前記オーバーコート層が所定長重なり合うように制御する制御手段を備える。これにより、オーバーコート層を印刷面の全面に転写し、且つインクシートがペーパーに癒着することを防ぐことが出来る。
本発明の熱転写型印刷装置の印刷面境界における転写位置関係を示す図である。 熱転写型印刷装置の印刷面境界における転写位置関係を示す図である。 マルチパネル印刷における画像分割例と、インクシートの使用例を示す図である。 インクシートの各層が重畳転写される様子を示す図である。 実施の形態1の熱転写型印刷装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の熱転写型印刷装置の動作を示すフローチャートである。 従来の熱転写型印刷装置の構成図である。 フォトブックの製造工程を示す図である。 実施の形態2の熱転写型印刷装置の構成図である。 実施の形態3の熱転写型印刷装置の構成図である。 実施の形態4の熱転写型印刷装置の構成図である。
(実施の形態1)
<構成>
本実施の形態に係る熱転写型印刷装置の要部構成は、図7に示した一般的な熱転写型印刷装置と同様であるので、説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る熱転写型印刷装置の構成を示すブロック図である。熱転写型印刷装置は、ホストPC41と、CPU42と、ペーパー9を搬送する搬送機構100としてのモータ制御部43及びモータ44と、メモリコントローラ47と、メモリ48と、サーマルヘッドコントローラ49と、サーマルヘッド50を有する。各構成要素は、制御バス110を介してデータの送受信を行う。
CPU42はモータ制御部43を制御し、モータ制御部43はモータ44を駆動する。メモリコントローラ47はホストPC41から入力された画像データをメモリ48に記憶する(図5F1)。さらに、メモリコントローラ47は画像データを各分割画像ごとに分けて印刷データに変換する。また、CPU42はサーマルヘッドコントローラ49を制御し、サーマルヘッドコントローラ49は、メモリコントローラ47から出力される印刷データに基づいてサーマルヘッド50を駆動し(図5F2)、インクシート51上のインクを被転写体であるペーパー9上に転写する。
<マルチパネル印刷>
マルチパネル印刷について説明する。1枚のインクシートで印刷可能な最大印刷画面長Lmm以上の大きさの画像は、図3(a)のようにN分割される。インクシート51では、図3(b)に示すように、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、オーバーコート層OPの組み合わせが順番に並んでいる。まず、第1分割画像15を色成分Y1、M1、C1、OP1のインクシートで転写した後、第2分割画像16をY2、M2、C2、OP2のインクシートで転写する。以降、最終の第N分割画像まで同様の転写手順を繰り返すことにより、L×Nmmの長さの画像が印刷される。
次に、インクシート51の転写について説明する。Y,M,C染料の転写は、図4(a)のようにサーマルヘッド50の加熱によりインクシート基材32上の染料層33の染料成分がペーパー9の受容層34に転写・定着することで実施される。ペーパー9の表面はサーマルヘッド50の加熱によりインクシート51と接着しないようペーパー基材35に対しコーティングが施されているため(受容層34)、インクシート51と張り付くことはない。
染料層33が転写された受容層34の上にはOP層が転写される。OP層の転写は、図4(b)に示すように、サーマルヘッド50の加熱によりインクシート基材32からOP層36が剥離し、接着剤37によりOP層36がペーパー9に接着することで実施される。接着剤37を介するため、インクシート51はペーパー9に張り付かない。
染料層33をY,M,Cと同一面に繰り返し転写(重畳転写)する場合、図4(c)に示すように各染料層33は受容層34の異なる位置に転写され各転写時にペーパー9の表面は変化しないため、インクシート51はペーパー9に張り付かない。
図4(d)は染料層が重畳転写された上にOP層36を重畳転写する場合、図4(f)はOP層36の上にさらにOP層36を重畳転写する場合を示す図である。OP層36の転写は既に述べたように、サーマルヘッド50の加熱によってインクシート基材32からOP層36が分離し、接着剤37でペーパー9に接着する順序で実施されるため、これらの場合にインクシート51はペーパー9に張り付かない。
しかし、図4(e)に示すように、OP層36に染料層33を重畳転写した場合、インクシート51がペーパー9の表面のOP層36に癒着してしまう。これは、図の破線部のように、ペーパー9に接着したOP層36の表面にはペーパー9表面の受容層34のようなインクシート離型コーティングが施されていないために、サーマルヘッド50の加熱によりOP層36が溶解し剥離を妨げるためである。そのため、複数の画面を連続的に配置して長尺な1画面を形成する場合、搬送機構のばらつきにより第n印刷面のOP層上に第(n+1)印刷面の染料層を転写してしまうと、インクシートがペーパーに癒着してしまう。
<動作>
そこで、本実施の形態の熱転写型印刷装置では、図1に示すように、各印刷面の境界において、第n印刷面13のOP層OPnの上に第(n+1)印刷面14のOP層OP(n+1)が重なり、かつ第n印刷面13の染料層Yn,Mn,Cnの上に第(n+1)印刷面14の染料層Y(n+1),M(n+1),C(n+1)が重なるように、インクシートの転写を行う。なお、第n印刷面におけるOP層OPnの後端と染料層Yn,Mn,Cnの後端との距離をl1、第n印刷面のOP層OPnの後端と第(n+1)印刷面14の染料層Y(n+1),M(n+1),C(n+1)の前端との距離をl2、第(n+1)印刷面14のOP層OP(n+1)前端と第n印刷面13の染料層Yn,Mn,Cnの後端との距離をl3とする。
図6に、マルチパネル印刷の例として2画面の連続印刷を行う場合のフローチャートを示す。まず、ホストPC41上で印刷を開始する(ステップS1)。次に、ホストPC41からメモリコントローラ47へ画像が転送され、画像処理が行われる(ステップS2)。次に、ペーパー9の先端が検出されるまでペーパー9を搬送し(ステップS3,S4)、先端検出後、ペーパー9を転写位置まで搬送して第1印刷面の各色をLmm転写する(ステップS5)。マルチパネル印刷でなければ(ステップS6でNo)、第1印刷面のOP層をLmm転写し(ステップS7)、ペーパー9を排出して印刷終了となる(ステップS13)。
一方、マルチパネル印刷であれば(ステップS6でYes)、染料層の各層とOP層の転写位置を制御する設定値を設定する(ステップS8)。この設定値とは、図1で示したl1,l2,l3のことである。そして、第1印刷面のOP層を(L−l1)mm転写する(ステップS9)。直下の染料層に比べて、OP層をl1mm短く転写する(言い換えればl1mmだけ搬送方向と逆方向にずらす)ことにより、第2印刷面の染料層がOP層に重畳転写されないようマージンを設けている。その後ペーパーをl2mm搬送し(ステップS10)、引き続き第2印刷面の染料層を各色Lmm転写する(ステップS11)。そして、ペーパーを第2印刷面の染料層の始端より(l3−l1+l2)mm逆方向に搬送し、そこから第2印刷面のOP層をL+(l3−l1+l2)mm転写し(ステップS12)、ペーパーを排出して終了となる(ステップS13)。これにより、第2印刷面のOP層の前端は第1印刷面のOP層に、第2印刷面の染料層の前端は第1印刷面の染料層に対して重畳転写されることになる。
以上は、2画面の連続印刷を行う場合の動作であるが、3画面以上の連続印刷を行う場合にも同様の動作を行う。ただ、第1印刷面と最終印刷面以外の途中印刷面のOP層は、L+(l3−l1+l2)mmではなくL+(l3−2l1+l2)mmだけ転写する。そうすれば、途中印刷面においてもOP層の後端と染料層の後端にl1mmのずれが生じ、次の印刷面を重ねるマージンとなる。
すなわち、本実施の形態の熱転写型印刷装置は、インクシート1画面分を超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置であって、各印刷面において、転写された染料成分の上にラミネートされるインクシートのOP層の転写領域を、染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側に所定長ずらし、且つ隣接する印刷面の境界において、OP層が所定長重なり合うように制御する制御手段(CPU42)を備える。これにより、印刷面の全面にOP層を転写して印刷物の耐候性を維持し、かつインクシートとペーパーの癒着を抑制することが出来る。
<効果>
本実施の形態の熱転写型印刷装置によれば、既に述べたとおり以下の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の熱転写型印刷装置は、インクシート1画面分を超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置であって、各印刷面において、転写された染料成分の上にラミネートされるインクシートのOP層の転写領域を、染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側に所定長ずらし、且つ隣接する印刷面の境界において、OP層が所定長重なり合うように制御する制御手段(CPU42)を備える。これにより、前後の印刷面でOP層には染料層が重畳転写されることないため、インクシート51はペーパー9に張り付かず、かつ印刷面全体がOP層で覆われるため、耐候性に優れた印刷を行う事が出来る。
(実施の形態2)
<構成>
図9に、実施の形態2の熱転写型印刷装置の構成を示す。実施の形態2に係る熱転写型印刷装置は、実施の形態1の熱転写型印刷装置にサーミスタ45を加えたものであり、これ以外は実施の形態1と同様である。サーミスタ45は装置内の温度を検知し、CPU42はその検知結果に基づいて各色層とOP層の転写領域を制御する設定値l1,l2,l3を決定する。
具体的には、装置内の温度の高低に応じてマージンl2を大きな値に設定することにより、第(n+1)印刷面14の染料層Y(n+1),M(n+1),C(n+1)が第n印刷面13のOP層OPnに重畳転写されることを防ぐことが出来る。
すなわち、本実施の形態の熱転写型印刷装置は、装置内の温度を検知するサーミスタ45(温度センサ)をさらに備え、CPU42(制御手段)は、サーミスタ45の検知結果に基づいて、OP層の転写領域を染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側にずらす長さや、印刷面の境界においてOP層が重なり合う長さを設定することを特徴とする。これにより、装置内の温度といった印刷時の外部要因に基づいて、適宜転写位置を制御し、環境に応じた印刷が可能になる。
(実施の形態3)
<構成>
図10に、実施の形態3の熱転写型印刷装置の構成を示す。実施の形態3の熱転写型印刷装置は、実施の形態1の熱転写型印刷装置に、さらに湿度センサ46を備えたものであり、これ以外は実施の形態1と同様である。湿度センサ46は装置内の湿度を検知し、CPU42はその検知結果に基づいて各色層とOP層の転写領域を制御する設定値l1,l2,l3を決定する。
具体的には、装置内の湿度の高低に応じてマージンl2を大きな値に設定することにより、マージンを大きく取って、第(n+1)印刷面14の染料層Y(n+1),M(n+1),C(n+1)が第n印刷面13のOP層OPnに重畳転写されることを防ぐことが出来る。
すなわち、本実施の形態の熱転写型印刷装置は、装置内の温度を検知する湿度センサ46をさらに備え、CPU42(制御手段)は、湿度センサ46の検知結果に基づいて、OP層の転写領域を染料層の転写領域に対して印刷方向上流側にずらす長さや、印刷面の境界においてOP層が重なり合う長さを設定することを特徴とする。これにより、装置内の湿度といった印刷時の外部要因に基づいて、適宜転写位置を制御し、環境に応じた印刷が可能になる。
(実施の形態4)
<構成>
図11に、実施の形態4の熱転写型印刷装置の構成を示す。実施の形態4の熱転写型印刷装置は、実施の形態1の熱転写型印刷装置に、さらにサーミスタ45と湿度センサ46を備えたものであり、これ以外は実施の形態1と同様である。サーミスタ45は装置内の温度を検知し、湿度センサ46は装置内の湿度を検知する。CPU42はサーミスタ45と湿度センサ46の検知結果に基づいて各色層とOP層の転写領域を制御する設定値l1,l2,l3を決定する。
具体的には、装置内の温度・湿度の高低に応じてマージンl2を大きな値に設定することにより、マージンを大きく取って、第(n+1)印刷面14の染料層Y(n+1),M(n+1),C(n+1)が第n印刷面13のOP層OPnに重畳転写されることを防ぐことが出来る。
これにより、装置内の温度や湿度といった印刷時の外部要因に基づいて、適宜転写位置を制御し、環境に応じた印刷が可能になる。
9 ペーパー、13 第n印刷面、14 第(n+1)印刷面、32 インクシート基材、33 染料層、34 受容層、35 ペーパー基材、41 ホストPC、42 CPU、43 モータ制御部、44 モータ、45 サーミスタ、46 湿度センサ、47 メモリコントローラ、48 メモリ、49 サーマルヘッドコントローラ、50 サーマルヘッド、51 インクシート、52 インクボビン(供給)、53 インクボビン(巻取り)、54 プラテンローラー、55 グリップローラー、56 ピンチローラー、57 ペーパーロール、100 搬送機構。

Claims (3)

  1. インクシート1画面分を超えるサイズの画像を被転写体の複数の印刷面に分割して印刷するマルチパネル印刷を行う熱転写型印刷装置であって、
    各前記印刷面において、転写された染料成分の上にラミネートされる前記インクシートのオーバーコート層の転写領域を、前記染料層の転写領域に対して打ち始めパネル側に所定長ずらし、
    且つ隣接する前記印刷面の境界において、前記オーバーコート層が所定長重なり合うように制御する制御手段を備えることを特徴とする、熱転写型印刷装置。
  2. 装置内の温度を検知する温度センサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記温度センサの検知結果に基づいて、前記ずらしの所定長および前記重なりの所定長を設定することを特徴とする請求項1に記載の熱転写型印刷装置。
  3. 装置内の湿度を検知する湿度センサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記湿度センサの検知結果に基づいて、前記ずらしの所定長および前記重なりの所定長を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写型印刷装置。
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