JP2010228417A - 両面印画方法、印画物、両面印画装置 - Google Patents

両面印画方法、印画物、両面印画装置 Download PDF

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将充 鈴木
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Abstract

【課題】熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う際に、グリップローラを用いてロール紙を正確に搬送し両面の画像の位置合わせを正確に行うとともに、グリップローラのグリップ痕が印画物に残らない両面印画方法や印画物、両面印画装置等を提供する。
【解決手段】熱転写方式によってロール紙3の両面に印画を行う本発明の両面印画方法は、グリップローラ7の端部に設けられた複数の凸部7bを有するグリップ部7aをロール紙3の搬送方向と直交するロール紙3の幅方向の端部に当接させてロール紙3の搬送を行うとともに、熱転写シート11a(11b)の色材層の色材を転写することにより、ロール紙3の上面と下面に画像の印画を行う両面印画工程と、両面印画工程でロール紙3を搬送する際にグリップ部7aに当接した部分を含むロール紙3の幅方向の端部をカッタ23によりロール紙3の搬送方向に切断する切断工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は両面印画方法、印画物、両面印画装置に関する。
従来印画方法の一つとして、サーマルヘッドにより熱転写シートを記録紙に圧接し、サーマルヘッドの発熱部である発熱素子を印画する画像データに応じて発熱させ、熱転写シートの色材を記録紙に移行させて画像を記録する熱転写方式が知られている。
このような熱転写方式のプリンタにおいても、通常のプリンタと同様、記録紙の両面に印画を行いたいという場合が存在する。
熱転写方式のプリンタにおいて両面印画を可能とするものとして、特許文献1には、記録紙の一面にプリンティングが完了した後、その記録紙を反転させ記録紙の他面にプリンティングをし得るように、第1、2移送ローラ及び第1、2通路と排紙通路を有する熱転写プリンタが示されている(特許文献1)。
特開平09−193420号公報
両面印画を行う際には、記録紙の両面に印画する画像の位置合わせを正確に行うことが重要である。このため、グリップローラを用いて記録紙を搬送する場合がある。グリップローラは、表面に複数の凸部を有しこれにより記録紙との間の摩擦力を高め、搬送時のずれを防ぎ正確に記録紙を搬送できるという利点をもつ。
しかしながら、グリップローラを用いる場合、記録紙にグリップ痕が残るという欠点がある。記録紙の片面に印画を行う場合は、グリップ痕が最終的な印画物の裏面に残るようにすれば目立たないが、両面印画を行う場合にはグリップ痕が印画面に残ることになるので好ましくない。
特にフォトアルバム等の作成を目的として両面印画を行う場合など、高い品質が望まれる場合にはグリップ痕が残らないようにすることが重要である。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う際に、グリップローラを用いてロール紙を正確に搬送し両面の画像の位置合わせを正確に行うとともに、グリップローラのグリップ痕が印画物に残らない両面印画方法や印画物、両面印画装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するための第1の発明は、熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う両面印画方法であって、グリップローラの端部に設けられた複数の凸部を有するグリップ部を前記ロール紙の搬送方向と直交する前記ロール紙の幅方向の端部に当接させて前記ロール紙の搬送を行うとともに、熱転写シートの色材層の色材を転写することにより、前記ロール紙の第1の面と第2の面に画像の印画を行う両面印画工程と、前記両面印画工程で前記ロール紙を搬送する際に前記グリップ部に当接した部分を含む前記ロール紙の幅方向の端部を前記ロール紙の搬送方向に切断する切断工程と、を含むことを特徴とする両面印画方法である。
上記の構成により、グリップローラを用いてロール紙を正確に搬送して両面の画像の位置合わせを正確に行うとともに、最終的な印画物にグリップ痕が残らない両面印画方法を提供することができる。
前記切断工程では更に、前記ロール紙を前記ロール紙の幅方向に切断する。
上記の構成により、最終的な印画物として適当な大きさのグリップ痕が残らない印画物を両面印画方法により得ることができる。
第1の発明の両面印画方法は、前記切断工程で切断した前記ロール紙の幅方向の端部を巻取ローラに巻き取る巻取工程を更に具備する。
上記の構成により、切断工程で切断されたロール紙の幅方向の端部が巻取ローラに巻き取られてまとめられるので、維持管理が容易になる。
前述した目的を達するための第2の発明は、第1の発明の両面印画方法で印画された印画物である。
上記の構成により、両面の画像の位置合わせが正確に行われた、グリップ痕の残っていない印画物が提供される。
前述した目的を達するための第3の発明は、熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う両面印画装置であって、複数の凸部を有するグリップ部が端部に設けられ、前記ロール紙の搬送経路において、前記ロール紙の搬送方向に直交する前記ロール紙の幅方向の端部と前記グリップ部とが当接するように配置される、前記ロール紙の搬送を行うグリップローラと、前記ロール紙の搬送経路に配置される、熱転写シートの色材層の色材を転写することにより前記ロール紙の第1の面と第2の面に画像の印画を行う両面印画手段と、前記ロール紙の搬送経路において、前記ロール紙の幅方向の端部で前記グリップ部に当接する部分より中央側に配置される、前記ロール紙の幅方向の端部を前記ロール紙の搬送方向に切断する第1のカッタと、を具備することを特徴とする両面印画装置である。
上記の構成により、グリップローラを用いてロール紙を正確に搬送して両面の画像の位置合わせを正確に行うとともに、最終的な印画物にグリップ痕が残らない両面印画装置を提供することができる。
第3の発明の両面印画装置は、前記ロール紙の搬送経路において、前記ロール紙の幅方向に沿って配置される、前記ロール紙を幅方向に切断する第2のカッタを更に具備する。
上記の構成により、最終的な印画物として適当な大きさの、グリップ痕が残らない印画物を両面印画装置により得ることができる。
また、第3の発明の両面印画装置は、前記第1のカッタで切断された前記ロール紙の幅方向の端部を巻き取る巻取ローラを更に具備する。
上記の構成により、切断工程で切断されたロール紙の幅方向の端部が巻取ローラに巻き取られてまとめられるので、両面印画装置の維持管理が容易になる。
また、前記両面印画手段は、間隔をあけて配置された2つのサーマルヘッドを含み、前記両面印画装置は、前記ロール紙の搬送経路において前記2つのサーマルヘッドの間に配置される、前記ロール紙の途中を保持する保持手段を更に備えるようにすることも可能である。
上記構成により2つのサーマルヘッドの間でロール紙の搬送を緩衝させると、2つのサーマルヘッドを用いてロール紙の両面への印画を同時に行うことが容易になるので、印画時間が短縮される。
本発明により、熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う際に、グリップローラを用いてロール紙を正確に搬送し両面の画像の位置合わせを正確に行うとともに、グリップローラのグリップ痕が印画物に残らない両面印画方法や印画物、両面印画装置等を提供することができる。
第1の実施形態の両面印画方法による印画を行うための両面印画装置の一例を示す図 グリップローラの一例を示す図 切断部について説明する図 熱転写シートの平面構成の一例を示す図 ロール紙の断面構成の一例を示す図 第1の実施形態の両面印画方法の手順を説明する図 第1の実施形態の両面印画方法の手順を説明する図 ロール紙の切断について説明する図 印画物の例を示す図 検知マーク及びセンサについて説明する図 第2の実施形態の両面印画方法および両面印画装置について説明する図 第2の実施形態の両面印画方法および両面印画装置について説明する図 第3の実施形態の両面印画方法および両面印画装置について説明する図 第3の実施形態の両面印画方法および両面印画装置について説明する図
以下、図面を参照しながら、本発明の両面印画方法、印画物、両面印画装置等の実施形態について詳細に説明する。なお、以下説明する両面印画方法は、例えばフォトプリントを行う際に用いられ、両面印画装置は、例えばフォトプリント装置に内蔵される。
まず、図1から図7を参照しながら、第1の実施形態の両面印画方法等について説明する。
図1は、第1の実施形態の両面印画方法による印画を行うための両面印画装置の一例を示す図である。図2は、グリップローラの一例を示す図である。図3は、切断部について説明する図である。図4は、熱転写シートの平面構成の一例を示す図である。図5は、ロール紙の断面構成の一例を示す図である。図6A、図6Bは、第1の実施形態の両面印画方法の手順を説明する図である。図7は、ロール紙の切断について説明する図である。図8は、印画物の例を示す図である。
図1に示すように、両面印画装置1は、給紙ロール5と、グリップローラ7やニップローラ9、蛇行防止ローラ21等の搬送ローラと、熱転写シート供給ロール13a、13bと、熱転写シート巻取ロール15a、15bと、サーマルヘッド17a、17bと、プラテンローラ19a、19bと、カッタ23、24を有する切断部22と、巻取ローラ25とを具備する。以上は、ロール紙3の搬送経路において、図1に示す位置に配置される。また、両面印画装置1は、図示を省略したローラや搬送路等で構成されるロール紙の搬送機構、印画制御を行う制御部等を備える。
給紙ロール5は、ロール紙3を巻き付けたもので、ロール紙3を印画のために給紙する。ロール紙3は、両面印画を行うべく給紙ロール5から給紙され、グリップローラ7等の搬送ローラにより搬送される。ロール紙3の詳細については後述する。
グリップローラ7とニップローラ9は、ロール紙3の搬送を行う搬送ローラである。
図2を参照してグリップローラ7とニップローラ9について説明する。図2(a)はグリップローラ7とニップローラ9を示す図、図2(b)はグリップローラ7とニップローラ9でロール紙3を搬送する状態を示す図である。
図2(a)、図2(b)に示すように、グリップローラ7とニップローラ9は円筒形の形状を有する。グリップローラ7の端部にはグリップ部7aが設けられている。グリップ部7aは、その円筒面の表面には複数の凸部7bを有する。凸部7bは例えば先端が丸い略円錐形の形状の金属製の部材であり、先端がグリップローラ7の径方向の外方に向けられている。グリップローラ7は不図示の駆動部により長手方向を回転軸として回転する。ニップローラ9は表面が平坦なゴムローラである。ニップローラ9はグリップローラ7の回転に伴って長手方向を回転軸として回転する。
グリップローラ7とニップローラ9は回転軸方向がロール紙3の搬送方向(矢印a)と直交する方向であるロール紙3の幅方向に一致するように配置される。
図2(b)には、グリップローラ7がロール紙3の下に、ニップローラ9がロール紙3の上になるように上下に配置された例が示されており、両ローラによりロール紙3を狭持しながら、両ローラの回転に伴ってロール紙3が搬送される。両ローラの上下は逆でもよい。なお、鉛直方向にロール紙3を搬送する場合はロール紙3の左右に両ローラが配置される。
図1で示したように、本実施形態では、グリップローラ7とニップローラ9は、給紙ロール5から切断部22へと向かうロール紙3の搬送経路においてサーマルヘッド17aの後方に配置されているが、これらの配置は図1の位置に限定されるものではなく、搬送経路においてサーマルヘッド17aやサーマルヘッド17bの前後どこに設置されていてもよい。またその数も1つに限らず複数配置してよい。これらは搬送経路に応じて適宜定めることができる。
また、複数のグリップローラ7を搬送経路に配置することによって、ロール紙3を搬送する力を分散させ、グリップローラ7の位置において、特にグリップローラ7のグリップ部7aに当接するロール紙3の幅方向の両端部でロール紙3に搬送力が集中して大きな力がかかり、ロール紙3が破れたりすることを防ぐことができる。なお、搬送スピードを落として搬送力を小さくしても同様の効果が得られる。
図2(b)に示すロール紙3において、3aはロール紙3の搬送時にグリップローラ7のグリップ部7aに当接するグリップ領域である。図2(b)のようにグリップローラ7をロール紙3の下方に配置した場合、ロール紙3の下面のグリップ領域3aにグリップ痕が残ることになる。3bは後述するサーマルヘッド17a(17b)により色材の転写が行われる転写領域である。色材の転写は、後述するサーマルヘッド17a(17b)の発熱部の全幅を用いて行われる。なお発熱部(サーマルヘッド17a(17b))の幅とは、ロール紙3の搬送方向(矢印a)と直交する方向の長さを指す。3cは後述する切断部22により切断が行われた結果、印画物として両面印画装置1より出力される印画物領域である。
ロール紙3を搬送する際は、グリップローラ7のグリップ部7aに複数設けられた凸部7bがロール紙3と当接し、グリップローラ7とロール紙3との間の摩擦力が高まるので、ロール紙3を確実に把持して搬送時のずれを防ぎ、正確にロール紙を搬送できる。これにより、両面に印画される画像の位置合わせを正確に行うことができる。しかしながら、ロール紙3のグリップ領域3aにはグリップ痕が残るという問題があり両面印画時には問題となる。
なお、本実施形態で、グリップローラ7やニップローラ9の回転軸方向の長さは、全体で200mm程度である。グリップローラ7の端部のグリップ部7aは回転軸方向に5〜20mmの長さを有する。しかしながら、グリップローラ7及びグリップ部7aの長さは、グリップ部7aを除くグリップローラ7の長さがロール紙3の印画物領域3cの幅より広くなるようにすればよく、様々に定め得る。
熱転写シート供給ロール13a(13b)は、熱転写シート11a(11b)を巻き付けたもので、熱転写シート供給ロール13a(13b)に巻き付けられた熱転写シート11a(11b)は印画時搬送され、後述のサーマルヘッド17a(17b)の発熱部を経由して、熱転写シート巻取ロール15a(15b)に巻き取られる。熱転写シート11a(11b)には、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)等の色材層が設けられる。熱転写シート11a(11b)の詳細については後述する。
サーマルヘッド17a(17b)は、発熱部、画像情報入力部、昇降部、制御部等(不図示)を有する。発熱部は、ロール紙3の搬送方向と直交するロール紙3の幅方向に沿って配置される。
印画を行う際、サーマルヘッド17a(17b)は、後述のプラテンローラ19a(19b)との間で熱転写シート11a(11b)とロール紙3を圧接するとともに、発熱部を構成する発熱素子を画像情報入力部より入力された画像データに応じて発熱させ、熱転写シート11a(11b)の色材層の色材をロール紙3に転写する。
プラテンローラ19a(19b)は円筒状であり、ロール紙3への印画時にロール紙3の搬送に伴って、ロール紙3の幅方向を回転軸として回転する。プラテンローラ19a(19b)の円筒面上ではロール紙3が搬送されるとともに、サーマルヘッド17a(17b)による印画が行われる。なお、プラテンローラ19a(19b)を自ら回転させるためのモータ等の駆動機構(不図示)を設けてもよい。
蛇行防止ローラ21は、ロール紙3の切断の際にロール紙3を搬送するとともに、後述する切断部22で切断されたロール紙3の幅方向の端部の蛇行を防ぐ。蛇行防止ローラ21は、ロール紙3の幅方向の端部にロール紙3の上下を挟むように配置され、ロール紙3の幅方向を回転軸として回転する一対のローラより構成される。
切断部22は、カッタ23(第1のカッタ)、カッタ24(第2のカッタ)で構成される。カッタ23はロール紙3の幅方向の端部をロール紙3の搬送方向に切断する。カッタ24は、ロール紙3をロール紙3の幅方向に切断する。切断部22やカッタ23、カッタ24の詳細については後述する。
巻取ローラ25は、平面上ロール紙3の幅方向の端部にそれぞれ位置するように2つ配置され、カッタ23により切断されたロール紙3の幅方向の端部をそれぞれ巻き取る。図1には巻取ローラ25がロール紙3の搬送経路の下方に配置される例が示されているが、巻取ローラ25の位置は様々に定められる。例えばロール紙3の搬送経路の上方に配置することもできる。
図3を用いて、切断部22やカッタ23、カッタ24について説明する。図3(a)は、切断部22を示す平面図、図3(b)、図3(c)は図3(a)の線A−A’での断面図である。図3(a)、図3(b)に示すように、切断部22は、ロール紙3の幅方向の端部でグリップ領域3aよりも中央側に配置される一組のカッタ23(第1のカッタ)と、ロール紙3の幅方向に沿って配置されるカッタ24(第2のカッタ)で構成される。
カッタ23はロール紙3の搬送高さに設けられ、ロール紙3の搬送方向と逆の方向に刃が向けられる。カッタ23には、スリット刃が用いられる。ロール紙3の幅方向でカッタ23が設けられた位置は、印画物領域3cのロール紙3の搬送方向の境界の位置に相当し、カッタ23は当該境界に沿って搬送方向にロール紙3の幅方向の端部を切断する。
カッタ24はロール紙3の上方に設けられ、垂直下方向に刃が向けられる。カッタ24は、不図示の制御部、昇降部を有し、印画物領域3cのロール紙3の幅方向の境界がカッタ24の下方に来ると降下し、当該境界に沿って幅方向にロール紙3を切断する。
本実施形態では、図3(a)、図3(b)に示すように、カッタ23としてスリット刃を用いているが、カッタ23はこれに限らず、例えば図3(c)に示すようなロール刃を用いることもできる。ロール刃は、例えばロール紙3を上下に挟むように2つ配置され、ロール紙3の幅方向を回転軸として回転しながらロール紙3を切断する。
次に、図4を参照しながら、本実施形態の熱転写シート11a(11b)の構成について説明する。熱転写シート11a(11b)は、基材シート上に色材層を設けたものである。熱転写シート11a(11b)としては、従来の知られた種々のものを使用可能である。図4に示すように、熱転写シート11a(11b)の平面構成は、Y(イエロー)やM(マゼンダ)やC(シアン)の色材層を有する領域が面順次に設けられる。色材の転写順は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)となる。また図4に示した平面構成に限らず、例えば印画後の画像を保護するための保護シート層を有する領域を平面構成としてさらに加えてもよい。また、K(ブラック)の色材層を有する領域を熱転写シートの平面構成としてさらに加えることもできる。加えて、印画目的に応じて、金色・銀色の色材層・ホログラム層などを有する領域を加え、特色転写を行うこともできる。また、基材シートの色材層が設けられた面と異なる面は、色材の転写時にサーマルヘッド17a(17b)と当接するため、色材の転写時に溶融して熱転写シート11a(11b)をサーマルヘッド17a(17b)に対してスムーズに滑らせるためのシリコーンオイル等の滑材を設けた滑材層が形成される。
次に、図5を参照しながら、本実施形態のロール紙3の詳細について説明する。
ロール紙3は、紙材27の両面に、接着層29、多孔フィルム31、プライマ33、受容層35が順次設けられる構成となっている。これらは、強度や耐熱性、色材の染着性など考慮して、様々な構成あるいは材料を用いることができる。また、ロール紙3の受容層35に熱転写シート11a(11b)の色材が転写されるが、この受容層35を両面に設けていることで、ロール紙3の両面印画が可能である。
続いて、図6A、図6Bを参照しながら、第1の実施形態の両面印画方法の流れについて説明する。本実施形態の両面印画方法は、両面印画装置1を使用して行われる。
両面印画の開始の際には、まず熱転写シート11aのY(イエロー)の色材層が設けられた領域の一端がサーマルヘッド17aの位置に来るように頭出しが行われる。加えて、ロール紙3の下面(第1の面)の最初の印画画像の印画開始位置がプラテンローラ19aの下部でサーマルヘッド17aの位置に来るように、ロール紙3がグリップローラ7等の搬送ローラにより搬送される。なお、ロール紙3の印画画像の印画領域は、上面(第2の面)と下面(第1の面)で共通している。また、サーマルヘッド17aの位置では、ロール紙3の上面(第2の面)がプラテンローラ19aに接し、ロール紙3の下面(第1の面)がサーマルヘッド17aに対向する。
以上の状態を図6A(a)に示す。
ついで、サーマルヘッド17aが、熱転写シート11aの上面(色材層が設けられた面)をロール紙3の下面(第1の面)に押し付ける。
すなわち、熱転写シート11aの上面とロール紙3の下面が接するように、サーマルヘッド17aとプラテンローラ19aの間で熱転写シート11aとロール紙3を重ね合わせて圧接する。
その後、ロール紙3を矢印37の方向に、熱転写シート11aを矢印39の方向にそれぞれ搬送しながら、印画する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式により転写する。
すなわち、サーマルヘッド17aの発熱部の発熱素子が画像データのY(イエロー)成分量に応じて発熱し、画像データのY(イエロー)成分量に応じた量だけ、熱転写シート11aのY(イエロー)の色材がロール紙3の下面(第1の面)に転写される。このようにして、Y(イエロー)の色材を転写した後の状態が図6A(b)である。また、前述したように色材の転写はサーマルヘッド17aの発熱部の全幅を用いて行われる。後述するサーマルヘッド17bを用いて色材を転写する際も同様である。
Y(イエロー)の色材の転写を終えると、サーマルヘッド17aを下げて熱転写シート11aをロール紙3から離し、矢印41に示す方向にロール紙3を搬送する。ロール紙3を搬送する量は、転写時ロール紙3を搬送した量と同量であり、最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17aと再び同じ位置になる。
また、サーマルヘッド17aの位置に熱転写シート11aのM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、矢印43の方向に熱転写シート11aを搬送し、頭出しが行われる。
その後、同様の手順でM(マゼンダ)、C(シアン)の色材を画像データの各色の成分量に応じて転写してゆく。また、印画目的に応じてK(ブラック)や金色・銀色の色材・ホログラム・保護層の転写など行うことができる。
このようにして、各色の色材等を画像データに合わせて転写し、1枚の画像の印画をロール紙3の下面(第1の面)に行うと、ロール紙3をプラテンローラ19bに向かって搬送する。ただし、画像の印画は複数枚ずつ行うようにしてもよく、その場合は一枚の画像をロール紙3の下面(第1の面)に印画した後、次の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17aの位置に来るようにロール紙3を所定量搬送し、同様の手順で画像の印画を行う。このようにして所定数の画像の印画を行った後、ロール紙3をプラテンローラ19bに向かって搬送する。
その後、ロール紙3の上面(第2の面)の最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17bの位置までくるよう所定量のロール紙3がプラテンローラ19bまで搬送される。サーマルヘッド17bの位置では、ロール紙3の先程印画が行われた下面(第1の面)がプラテンローラ19bと接する。ロール紙3の上面(第2の面)はサーマルヘッド17bに対向し、印画がなされる面となる。よって両面印画が可能となる。グリップローラ7を用いてロール紙を正確に搬送するので、両面の画像の位置合わせを正確に行うことができる。また、ロール紙3の搬送とともに熱転写シート11bのY(イエロー)の色材層の領域の一端がサーマルヘッド17bの位置に来るように頭出しが行われる。
以上の状態が図6A(c)である。
ついで、サーマルヘッド17bが、熱転写シート11bの下面(色材層が設けられた面)をロール紙3の上面(第2の面)に押し付ける。すなわち、熱転写シート11bの下面とロール紙3の上面が接するように、サーマルヘッド17bとプラテンローラ19bの間で熱転写シート11bとロール紙3を重ね合わせて圧接する。
その後、ロール紙3を矢印45の方向に、熱転写シート11bを矢印47の方向に搬送しながら、印画する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式によりロール紙3の上面(第2の面)に転写する。このようにして、Y(イエロー)の色材を転写した後の状態が図6B(d)である。
Y(イエロー)の色材の転写を終えると、サーマルヘッド17bを上げて熱転写シート11bをロール紙3から離し、矢印49に示す方向にロール紙3を搬送する。ロール紙3を搬送する量は、転写時ロール紙3を搬送した量と同量であり、ロール紙3の上面(第2の面)の最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17bと再び同じ位置になる。また、サーマルヘッド17bの位置に熱転写シート11bのM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、矢印51の方向に熱転写シート11bを搬送し、頭出しが行われる。
以下同様の手順で、転写する色材をM(マゼンダ)やC(シアン)に変えながら印画を行う。各色の色材の転写等を行うと、ロール紙3の上面(第2の面)に一枚の画像が印画され、ロール紙3の両面に最初の印画画像が印画された状態となる。
その後、図6B(e)に示すようにロール紙3を切断部22に向かって矢印53の方向に搬送し、切断部22でロール紙3の切断を行う。
ただし、前述のように画像の印画は複数枚ずつ行うようにしてもよく、その場合は一枚の画像をロール紙3の上面(第2の面)に印画した後、次の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17bの位置に来るようにロール紙3を所定量搬送し、同様の手順で画像の印画を行う。このようにして所定数の画像の印画を行った後、図6B(e)に示すようにロール紙3を切断部22に向かって搬送し、切断部22でロール紙3の切断を行う。
切断部22におけるロール紙3の切断について、図7を用いて説明する。
図7(a)に示すように、ロール紙3が矢印b(図6B(e)の矢印53に対応)の方向に搬送され、ロール紙3の印画物領域3c(領域A)のロール紙3の搬送方向前端の、ロール紙3の幅方向の境界がカッタ24の位置に来ると、不図示の制御部により制御されるカッタ24が下降し、印画物領域3cの前端の幅方向の境界を幅方向に沿って切断する。
続いてロール紙3が矢印bの方向に搬送されるが、このとき、図7(b)に示すようにロール紙3の幅方向の端部に設けられたカッタ23により、印画物領域3c(領域A)のロール紙3の搬送方向の境界に沿って搬送方向にロール紙3の両端部が切断される。この切断された両端部には、グリップ領域3aが含まれる。よって、印画物領域3cにグリップ領域3aが残らないので、印画物にグリップ痕が残ることを防ぐことができる。なお、切断されたロール紙3の両端部は、巻取ローラ25により巻き取られる。
続いて矢印bの方向にロール紙3の搬送を行い、図7(c)に示すようにロール紙3の印画物領域3c(領域A)のロール紙3の搬送方向後端の、ロール紙3の幅方向の境界がカッタ24の位置に来ると、不図示の制御部により制御されるカッタ24が再び下降し、印画物領域3c(領域A)の後端の幅方向の境界を幅方向に沿って切断する。
図8(a)に、上記の両面印画方法によって印画された印画物を示す。当該印画物は、ロール紙3の搬送時にグリップローラ7のグリップ部7aと当接したグリップ領域3aが切断部22のカッタ23により切断されている。ロール紙3のグリップ領域3aを切断しない場合、図8(b)に示すように、印画物の当該領域にグリップ痕が残ることになるが、本実施形態では上記のように切断されるので、このようなグリップ痕が残らない。
以上説明したように、本実施形態によれば、グリップローラを用いてロール紙を正確に搬送し両面の画像の位置合わせを正確に行うとともに、グリップローラのグリップ痕が残らない両面印画方法等を提供することができる。
また、本実施形態の両面印画方法ではサーマルヘッド17a(17b)の発熱部の全幅を用いてロール紙3に印画を行い、その後切断部22でロール紙3の幅方向の端部を切断する流れとなる。サーマルヘッド17a(17b)の発熱部の全幅よりも狭い幅のロール紙を使用した場合、印画時にサーマルヘッド17a(17b)の発熱部でロール紙と接していない部分は、ロール紙と接している部分よりも放熱効率が低くなり、特に高温となる。この為に、ロール紙と接していない部分では印画時熱転写シート11a(11b)の滑材が溶融し易く、サーマルヘッド17a(17b)に印画カスとして付着する問題がある。本実施形態ではこれを低減し、サーマルヘッド17a(17b)へのダメージを低減することができる。
なお、センサとセンサにより検知される検知マークを用いて、より正確なロール紙3の搬送制御を行い、ロール紙3の両面に印画される画像の位置合わせをより正確に行うようにすることもできる。これを図9を用いて説明する。図9(a)は検知マークの例を示す図、図9(b)はセンサの例を示す図である。
例えば、図9(a)に示すように、ロール紙3の下面(第1の面)に印画を行う際に検知マーク54を印画物領域3c以外の位置に印画しておき、図9(b)に示すように、サーマルヘッド17bの近傍でロール紙3の下方に位置するように設けられたセンサ55によって検知マーク54を検知した時に、ロール紙3の上面(第2の面)の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17bの位置にくるようにすることができる。検知マーク54とセンサ55の組み合わせは種々考えられ、例えばセンサ55を赤外線センサなどとし、検知マーク54をカーボンブラックを含む色材によって形成することなどができる。また、センサ55を色彩情報等を用いてロール紙3の先端を検知するものとすることもできる。この場合検知マーク54は不要である。
続いて、本発明の両面印画方法等の第2の実施形態について、図10A、図10Bを用いて説明する。図10A、図10Bは、第2の実施形態の両面印画方法および両面印画装置について説明する図である。
第2の実施形態の両面印画方法は、両面印画装置56を用いて行われる。両面印画装置56は一つのプラテンローラと一つのサーマルヘッドを用いてロール紙3の両面に印画を行うものであり、ロール紙3の両面に印画を行う過程でロール紙3の搬送方向を変化させる点で第1の実施形態とは異なる。
図10A、図10Bに示すように、両面印画装置56は、供給ロール5と、グリップローラ7、ニップローラ9、蛇行防止ローラ21等の搬送ローラと、熱転写シート供給ロール13と、熱転写シート巻取ロール15と、サーマルヘッド17と、プラテンローラ19と、カッタ23、24で構成される切断部22と、巻取ローラ25と、ガイドベーン57、59とを具備する。以上は、ロール紙3の搬送経路において、図10Aや図10Bに示す位置に配置される。
その他、両面印画装置56は、図示を省略したローラや搬送路等で構成されるロール紙の搬送機構や印画制御を行う制御部等を備える。
ガイドベーン57、59は、その方向を切り替えることによりロール紙3の搬送方向を変化させるために用いられる。
グリップローラ7、ニップローラ9、蛇行防止ローラ21等の搬送ローラは、第1の実施形態と同様の構成を有する。その他の構成要素も第1の実施形態と同様の構成を有する。また、ロール紙3への印画も、相違点の言及が特にない場合、第1の実施形態と同様に行われる。また、グリップローラ7、ニップローラ9の配置や数は、図10A、図10Bに示したものに限らず搬送経路に応じて適宜定めることができる。
両面印画の開始の際には、まず、熱転写シート11のY(イエロー)の色材層が設けられた領域の一端がサーマルヘッド17の位置に来るように頭出しが行われる。加えて、ロール紙3の上面(第1の面)最初の印画画像の印画開始位置がプラテンローラ19の上部でサーマルヘッド17の位置に来るように、ロール紙3がグリップローラ7等により搬送される。なお、印画画像の印画領域はロール紙3の両面で共通している。また、このときガイドベーン57は上向きに配置されており、ガイドベーン57に沿ってロール紙3がプラテンローラ19の上部に向かって送り出されている。
また、サーマルヘッド17の両端近傍では、ロール紙3がプラテンローラ19とグリップローラ7で挟持されている。サーマルヘッド17の位置では、ロール紙3の下面(第2の面)がプラテンローラ19に接し、ロール紙3の上面(第1の面)がサーマルヘッド17に対向する。
以上に示した状態を図10A(a)に示す。
ついで、サーマルヘッド17が、熱転写シート11の下面(色材層が設けられた面)をロール紙3の上面(第1の面)に押し付ける。すなわち、熱転写シート11の下面とロール紙3の上面が接するように、サーマルヘッド17とプラテンローラ19の間で熱転写シート11とロール紙3を重ね合わせて圧接する。
その後、ロール紙3を矢印61の方向に、熱転写シート11を矢印63の方向にそれぞれ搬送しながら、印画する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像をロール紙3の上面(第1の面)に熱転写方式により転写する。
Y(イエロー)の色材の転写を終えると、サーマルヘッド17を上げて熱転写シート11をロール紙3から離し、矢印61と逆の方向にロール紙3を搬送する。ロール紙3を搬送する量は、転写時矢印61の方向にロール紙3を搬送した量と同量であり、ロール紙3の上面(第1の面)の最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17と再び同じ位置になる。また、サーマルヘッド17の位置に熱転写シート11のM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、熱転写シート11の頭出しが行われる。
その後、同様の手順でM(マゼンダ)、C(シアン)の色材を画像データの各色の成分量に応じて転写してゆく。また、印画目的に応じてK(ブラック)や金色・銀色の色材・ホログラム・保護層の転写など行うことができる。なお、第1の実施形態と同様、ロール紙3への印画はサーマルヘッド17の発熱部の全幅を用いて行われる。
このようにして、各色の色材等を画像データに合わせて転写し、1枚の画像の印画をロール紙3の上面(第1の面)に行ったあと、図10A(b)に示すようにロール紙3を矢印65の方向に、ガイドベーン57の前まで引き戻した後、ガイドベーン57を下方向に傾斜するようにし、ロール紙3の搬送経路を下方に切り替える。
ただし、画像の印画は複数枚ずつ行うようにしてもよく、その場合は一枚の画像をロール紙3の上面(第1の面)に印画した後、次の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17の位置に来るように、矢印61と逆の方向にロール紙3を所定量搬送し、同様の手順で画像の印画を行う。このようにして所定数の画像の印画を行ったあと、図10A(b)に示すようにロール紙3を矢印65の方向に、ガイドベーン57の前まで引き戻した後、ロール紙3の搬送経路を下方に切り替える。
その後、図10A(c)に示すように、ロール紙3をプラテンローラ19の下部に向かって搬送する。このときガイドベーン57は下向きに配置され、ロール紙3はガイドベーン57に沿ってプラテンローラ19の下部に向かって矢印67の方向に搬送される。
続いて、ロール紙3の先に印画を行った面(第1の面)がプラテンローラ19に接するようにロール紙3をプラテンローラ19に巻きつけるようにしながらロール紙3を搬送し、ガイドベーン59を経由してロール紙3の第2の面の最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17の位置までくるよう所定量のロール紙3を搬送する。このときガイドベーン59はプラテンローラ19に向かって傾斜して配置されており、ロール紙3がプラテンローラ19に沿って搬送されるようになっている。サーマルヘッド17の両側近傍では、ロール紙3がプラテンローラ19とグリップローラ7で挟持される。また、ロール紙3の搬送とともに熱転写シート11のY(イエロー)の色材層の領域の一端がサーマルヘッド17の位置に来るように頭出しが行われる。
以上の状態が図10B(d)である。
サーマルヘッド17の位置では、ロール紙3の先程印画が行われた面(第1の面)がプラテンローラ19と接する。ロール紙3のもう一方の面(第2の面)はサーマルヘッド17に対向し、印画がなされる面となる。よって両面印画が可能になる。グリップローラ7を用いてロール紙を正確に搬送するので、両面の画像の位置合わせを正確に行うことができる。
なお、このときロール紙3の最初の印画画像の印画領域における印画開始位置は、ロール紙3の第1の面に印画を行ったとき(図10A(a)参照)とロール紙の搬送方向に前後逆の端となる。これは、この後の印画時のロール紙3の搬送方向に合わせるためである。
ついで、サーマルヘッド17が、熱転写シート11の下面(色材層が設けられた面)をロール紙3の上面(第2の面)に押し付ける。すなわち、熱転写シート11の下面とロール紙3の上面が接するように、サーマルヘッド17とプラテンローラ19の間で熱転写シート11とロール紙3を重ね合わせて圧接する。
その後、ロール紙3を矢印69の方向に、熱転写シート11を矢印71の方向に搬送しながら、印画する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式により転写する。
ただし、色材の転写時のロール紙3及び熱転写シート11の搬送方向は図10B(d)に示す方向と逆にすることもできる。この場合、熱転写シート11の頭出しを行う際は、サーマルヘッド17の位置に合わせる色材層の領域の一端を、ロール紙3の第1の面に印画を行った時(図10A(a))と熱転写シート11の搬送方向で前後逆の端とする。ロール紙3の最初の印画画像の印画領域における印画開始位置はロール紙3の第1の面に印画を行った時と同じ端となる。
Y(イエロー)の色材をロール紙3に転写した後、サーマルヘッド17を上げてロール紙3を矢印69と逆の方向に搬送する。ロール紙3を搬送する量は、転写時ロール紙3を矢印69の方向に搬送した量と同量であり、ロール紙3の上面(第2の面)の最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17と再び同じ位置になる。また、サーマルヘッド17の位置に熱転写シート11のM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、熱転写シート11の頭出しが行われる。以下同様の手順で、色材をM(マゼンダ)やC(シアン)に変えながら転写を行う。各色の色材の転写等を行うと、ロール紙3の上面(第2の面)に一枚の画像が印画され、ロール紙3の両面に最初の印画画像が印画された状態となる。
続いて、図10B(e)に示すようにロール紙3を矢印71の方向に、ガイドベーン59の前まで引き戻し、ガイドベーン59をプラテンローラ19の外方に向かって傾斜させ、ロール紙3の搬送経路をプラテンローラ19の外方に、切断部22に向かって切り替える。
ただし、画像の印画は複数枚ずつ行うようにしてもよく、その場合は一枚の画像をロール紙3の上面(第2の面)に印画すると、次の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17の位置にくるように、ロール紙3を矢印69の方向に所定量搬送し、同様の手順で次の画像の印画を行う。このようにして、所定数の画像をロール紙3の上面(第2の面)に印画し、両面印画が終了すると、図10B(e)に示すように、ロール紙3を矢印71の方向に、ガイドベーン59の前まで引き戻し、ロール紙3の搬送経路をプラテンローラ19の外方に、切断部22に向かって切り替える。
その後、図10B(f)に示すように、ロール紙3を矢印73の方向に、切断部22に向かって搬送する。このときガイドベーン59はプラテンローラ19の外方に向かって傾斜して配置され、ロール紙3は切断部22に向かって搬送される。以下第1の実施形態と同様の手順(図7参照)で、切断部22によりロール紙3の印画物領域3cの境界に沿ってロール紙3が切断される。このとき、ロール紙3のグリップ領域3aを含む端部が、カッタ23により切断される。
第2の実施形態の両面印画方法による印画物も、第1の実施形態のものと同様となる。即ち図8(a)に示すように、印画物は、ロール紙3のグリップ領域3aを含む端部が切断されているので、図8(b)に示すようなグリップ痕が残らない。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によっても、グリップローラを用いてロール紙を搬送し正確に両面印画を行うとともにグリップローラのグリップ痕が残らない両面印画方法等を提供することができる。
また、第1の実施形態と同様、サーマルヘッド17の発熱部の全幅を用いてロール紙3に印画を行うため、印画カスのサーマルヘッド17への付着を低減することができる。
なお、第1の実施形態と同様、センサや検知マークを用いたより正確な搬送制御を行うことも可能である。
続いて、図11A、図11Bを参照しながら、第3の実施形態の両面印画方法等について説明する。図11A、図11Bは、第3の実施形態の両面印画方法および両面印画装置について説明する図である。
第3の実施形態の両面印画方法は両面印画装置75を用いて行われる。第1の実施形態と同様に2つのプラテンローラと2つのサーマルヘッドを用いて印画を行うが、搬送経路において2つのサーマルヘッド(プラテンローラ)の間に、ロール紙3を保持してロール紙3をたるませる、ロール紙3の搬送のバッファ領域を設け、各サーマルヘッドで同時に色材の転写を行い、同時印画を容易にしたことが特徴的である。
図11A、図11Bに示すように、両面印画装置75は、給紙ロール5と、グリップローラ7A〜7Eやニップローラ9A〜9E、蛇行防止ローラ21等の搬送ローラと、熱転写シート供給ロール13a、13bと、熱転写シート巻取ロール15a、15bと、サーマルヘッド17a、17bと、プラテンローラ19a、19bと、カッタ23、24を有する切断部22と、巻取ローラ25とを具備する。以上は、ロール紙3の搬送経路において、図11Aや図11Bに示す位置に配置される。また、両面印画装置75は、図示を省略したローラや搬送路等で構成されるロール紙の搬送機構、印画制御を行う制御部等を備える。グリップローラ7A〜7E、ニップローラ9A〜9E、蛇行防止ローラ21等の搬送ローラは、第1の実施形態と同様の構成を有する。その他の構成要素も第1の実施形態と同様の構成を有する。また、ロール紙3への印画やロール紙3の切断も、相違点の言及が特にない場合、第1の実施形態と同様に行われる。
第3の実施形態の両面印画方法では、ロール紙3の下面(第1の面)に最初の印画画像から順に印画を行いながら、ロール紙3が矢印77の方向に、ロール紙3の搬送経路においてサーマルヘッド17aとサーマルヘッド17bとの間の図示した位置に設けられたグリップローラ7Cとニップローラ9Cを経由して搬送される。印画の手順については第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
ロール紙3の上面(第2の面)の最初の印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17bの位置に達すると、グリップローラ7Cの回転を一旦停止する。すると、グリップローラ7Cとニップローラ9Cによってロール紙3の途中が保持された状態となる。この状態を図11A(a)に示す。なお、印画画像の印画領域はロール紙3の両面で共通している。
続いて、グリップローラ7A、7Bを用いてロール紙3を矢印77の方向に搬送し、ロール紙3の下面(第1の面)の印画開始位置がサーマルヘッド17aの位置までくるようにする。このとき、グリップローラ7Cの位置でロール紙3の途中が保持されているので、ロール紙3の搬送経路においてグリップローラ7Cの後方では、ロール紙3がたるんだ状態となっている。また、熱転写シート11a、11bのY(イエロー)の色材層が設けられた領域の一端がそれぞれサーマルヘッド17a、17bの位置に来るように頭出しが行われる。以上の状態を図11A(b)に示す。
ついで、サーマルヘッド17aが、熱転写シート11aの上面(色材層が設けられた面)をロール紙3の下面(第1の面)に押し付ける。すなわち、熱転写シート11aの上面とロール紙3の下面が接するように、サーマルヘッド17aとプラテンローラ19aの間で熱転写シート11aとロール紙3を重ね合わせて圧接する。
また、サーマルヘッド17bが、熱転写シート11bの下面(色材層が設けられた面)をロール紙3の上面(第2の面)に押し付ける。すなわち、熱転写シート11bの下面とロール紙3の上面が接するように、サーマルヘッド17bとプラテンローラ19bの間で熱転写シート11bとロール紙3を重ね合わせて圧接する。
続いて、ロール紙3を矢印79及び矢印81に示す方向に、熱転写シート11aを矢印83に示す方向に、熱転写シート11bを矢印85に示す方向に、それぞれ搬送しながら、サーマルヘッド17aによってロール紙3の下面(第1の面)に、サーマルヘッド17bによってロール紙3の上面(第2の面)に、それぞれ印画する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式により転写する。なお、第1の実施形態と同様、サーマルヘッド17a(17b)の発熱部の全幅を用いてロール紙3に印画が行われる。Y(イエロー)画像の転写を終えた状態を図11A(c)に示す。
続いて、矢印87、矢印89に示す方向にロール紙3を搬送し、ロール紙3の下面(第1の面)および上面(第2の面)の、先ほど印画した印画画像の印画開始位置がサーマルヘッド17a、サーマルヘッド17bの位置に再び来るようにする。この時の搬送量は、先ほどY(イエロー)画像の転写を行ったときのロール紙3の搬送量と同じである。また、熱転写シート11a、11bのM(マゼンダ)の色材層が設けられた領域の一端がサーマルヘッド17a、17bの位置に来るように、熱転写シート11a、11bをそれぞれ矢印91、矢印93の方向に搬送し、頭出しが行われる。
以下同様に、各色の色材等を画像データに合わせて転写し、1枚の画像の印画をロール紙3の下面(第1の面)、上面(第2の面)に行い、両面印画が終了すると、グリップローラ7Cを含む搬送ローラを再び回転させ、図11B(d)に示すように、ロール紙3を矢印95の方向に搬送する。
ただし、画像の同時印画は、搬送量の制御により複数枚ずつ行うようにすることもできる。その場合は所定数の画像をロール紙3の下面(第1の面)と上面(第2の面)に印画し、両面印画が終了すると、グリップローラ7Cを含む搬送ローラを再び回転させ、図11B(d)に示すように、ロール紙3を矢印95の方向に搬送する。
ロール紙3を搬送し、切断部22に達すると、第1の実施形態、第2の実施形態と同様の手順(図7参照)で、切断部22によりロール紙3の印画物領域3cの境界に沿ってロール紙3が切断される。このとき、ロール紙3のグリップ領域3aを含む端部が、カッタ23により切断される。
第3の実施形態の両面印画方法による印画物も、第1の実施形態、第2の実施形態のものと同様となる。即ち図8(a)に示すように、印画物は、ロール紙3のグリップ領域3aを含む端部が切断されているので、図8(b)に示すようなグリップ痕が残らない。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態によっても、グリップローラを用いてロール紙を搬送し正確に両面印画を行うとともにグリップローラのグリップ痕が残らない両面印画方法等を提供することができる。
また、第3の実施形態では、2つのサーマルヘッド17a、17b(プラテンローラ19a、19b)の間でロール紙3の途中を保持するグリップローラ7Cを設け、ロール紙3の搬送を緩衝させるようにした。
例えば第1の実施形態では、一方のサーマルヘッドで印画を行いロール紙を搬送するともう一方のサーマルヘッドの位置でもロール紙が搬送されることになるため、両面で同時に印画を行うためには、ロール紙の一方の面の印画開始位置が一方のサーマルヘッドの位置に来るとき、別の一方の面の印画開始位置が別の一方のサーマルヘッドの位置にくるように搬送経路の長さを調整する必要があるが、第3の実施形態では、上述のようにグリップローラ7Cの位置でロール紙の搬送が緩衝されるので、一方のサーマルヘッドで印画を行いロール紙を搬送しても、もう一方のサーマルヘッドの位置でロール紙が搬送されることがない。従って搬送経路の長さを調節せずともロール紙3の搬送制御によりロール紙3への印画を2つのサーマルヘッド17a、17bで両面同時に行うことが容易になり、印画時間の短縮という効果を奏する。
また、第1の実施形態と同様、サーマルヘッド17a(17b)の発熱部の全幅を用いてロール紙3に印画を行うため、印画カスのサーマルヘッド17a(17b)への付着を低減することができる。
なお、第1の実施形態と同様、センサや検知マークを用いたより正確な搬送制御を行うことも可能である。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る両面印画方法等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………両面印画装置
3………ロール紙
5………給紙ロール
7、7A、7B、7C、7D、7E………グリップローラ
7a………グリップ部
7b………凸部
9、9A、9B、9C、9D、9E………ニップローラ
11、11a、11b………熱転写シート
13、13a、13b………熱転写シート供給ロール
15、15a、15b………熱転写シート巻取ロール
17、17a、17b………サーマルヘッド
19、19a、19b………プラテンローラ
21………蛇行防止ローラ
22………切断部
23、24………カッタ
25………巻取ローラ

Claims (8)

  1. 熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う両面印画方法であって、
    グリップローラの端部に設けられた複数の凸部を有するグリップ部を前記ロール紙の搬送方向と直交する前記ロール紙の幅方向の端部に当接させて前記ロール紙の搬送を行うとともに、熱転写シートの色材層の色材を転写することにより、前記ロール紙の第1の面と第2の面に画像の印画を行う両面印画工程と、
    前記両面印画工程で前記ロール紙を搬送する際に前記グリップ部に当接した部分を含む前記ロール紙の幅方向の端部を前記ロール紙の搬送方向に切断する切断工程と、
    を含むことを特徴とする両面印画方法。
  2. 前記切断工程では更に、前記ロール紙を前記ロール紙の幅方向に切断することを特徴とする請求項1記載の両面印画方法。
  3. 前記切断工程で切断した前記ロール紙の幅方向の端部を巻取ローラに巻き取る巻取工程を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の両面印画方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の両面印画方法で印画された印画物。
  5. 熱転写方式によってロール紙の両面に印画を行う両面印画装置であって、
    複数の凸部を有するグリップ部が端部に設けられ、前記ロール紙の搬送経路において、前記ロール紙の搬送方向に直交する前記ロール紙の幅方向の端部と前記グリップ部とが当接するように配置される、前記ロール紙の搬送を行うグリップローラと、
    前記ロール紙の搬送経路に配置される、熱転写シートの色材層の色材を転写することにより前記ロール紙の第1の面と第2の面に画像の印画を行う両面印画手段と、
    前記ロール紙の搬送経路において、前記ロール紙の幅方向の端部で前記グリップ部に当接する部分より中央側に配置される、前記ロール紙の幅方向の端部を前記ロール紙の搬送方向に切断する第1のカッタと、
    を具備することを特徴とする両面印画装置。
  6. 前記ロール紙の搬送経路において、前記ロール紙の幅方向に沿って配置される、前記ロール紙を幅方向に切断する第2のカッタを更に具備することを特徴とする請求項5記載の両面印画装置。
  7. 前記第1のカッタで切断された前記ロール紙の幅方向の端部を巻き取る巻取ローラを更に具備することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の両面印画装置。
  8. 前記両面印画手段は、間隔をあけて配置された2つのサーマルヘッドを含み、
    前記両面印画装置は、前記ロール紙の搬送経路において前記2つのサーマルヘッドの間に配置される、前記ロール紙の途中を保持する保持手段を更に備えることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の両面印画装置。
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