JPH1178100A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JPH1178100A
JPH1178100A JP9243896A JP24389697A JPH1178100A JP H1178100 A JPH1178100 A JP H1178100A JP 9243896 A JP9243896 A JP 9243896A JP 24389697 A JP24389697 A JP 24389697A JP H1178100 A JPH1178100 A JP H1178100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速度で且つ階調表現による、綺麗な記録を
行うことができるサーマルプリンタを提供することを目
的とする。 【解決手段】 サーマルプリンタ1は、サーマルヘッド
HDを被記録媒体P1に対して相対移動させ、画像情報
に基づいて発熱ドットHD2を選択的に発熱駆動し、被
記録媒体P1上に記録を行う。制御装置CPは、被記録
媒体P1の一部を複数回で記録する複数回で記録するオ
ーバラップ領域W1と、被記録媒体P1の一部を1回で
記録する非オーバラップ領域W2とを判別する(S
2)。制御装置CP内のROMは、オーバラップ領域用
の第1の濃度データD1と、前記非オーバラップ領域用
の第2の濃度データD2とを記憶するので、制御装置C
Pは、前記判別結果に基づいて、第2の濃度データD2
に対応する第1の濃度データD1または前記第2の濃度
データD2を選択的に読み出す(S3、S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発熱ドット
が列設されたサーマルヘッドを被記録媒体に対して相対
移動させ、階調情報を含んだ画像情報に基づいて発熱ド
ットを選択的に発熱駆動し、被記録媒体上に階調表現で
記録を行うサーマルプリンタに関し、特に、前記被記録
媒体の一部を複数回で記録するオーバラップ領域におい
ても綺麗な階調記録を行うことができるサーマルプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なシリアル型サーマルプリンタ
は、複数の発熱ドットを列設したサーマルヘッドを、発
熱ドットが画像情報に基づいて選択的に発熱駆動しなが
ら、被記録媒体の主走査方向の記録開始位置から記録終
了位置まで移動させて1ライン分の記録を行った後に、
被記録媒体を副走査方向に所定量(発熱ドットが列設す
る長さ分)搬送するとともに、サーマルヘッドを主走査
方向の記録終了位置から記録開始位置まで戻し、再びサ
ーマルヘッドを主走査方向の記録開始位置から記録終了
位置まで移動させて次のラインの記録を行う態様を繰り
返す。そして、画像情報が階調情報を含むとともに、階
調情報に対応した記録制御が可能なサーマルプリンタ
は、被記録媒体上に階調表現による綺麗な記録を行うこ
とができる。
【0003】しかし、前記被記録媒体が所定量だけ副走
査方向に搬送される場合、搬送制御が不適切であると、
各ライン間に隙間が生じ、被記録媒体に記録された文字
等の画像に白スジが現れたりする。そのため、被記録媒
体の副走査方向の搬送量を前記所定量(発熱ドットが列
設する長さ分)より少なくし、被記録媒体の一部を複数
回で記録するオーバラップ領域として記録することがあ
るが、このオーバラップ領域の記録制御が不適切である
と、今度は被記録媒体の記録された文字等に黒スジが現
れたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解消
するため、例えば、特公平6−38628号公報に記載
の画像形成装置は、オーバラップ領域に記録される画像
情報に対して、オーバラップ領域の1回目の記録時に
は、オーバラップ領域の始端から終端に向けて徐々に減
少する係数を画像情報に掛けて重み付けを行い、オーバ
ラップ領域の2回目の記録時には、オーバラップ領域の
始端から終端に向けて徐々に増加する係数を画像情報に
掛けて重み付けをする記録制御方法を採用している。し
かし、一律な係数を画像情報に掛けるという重み付けの
記録制御では、十分な階調表現ができず、綺麗な記録を
行うことが困難な場合がある。また、オーバラップ領域
を記録する毎に、画像情報に係数を掛ける記録制御で
は、記録速度が遅くなるおそれがある。本発明は、上記
の問題を解決するために為されたものであり、高速度で
且つ階調表現による、綺麗な記録を行うことができるサ
ーマルプリンタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のサーマルプリンタによれば複
数の発熱ドットが列設されたサーマルヘッドを被記録媒
体に対して相対移動させ、階調情報を含んだ画像情報に
基づいて発熱ドットを選択的に発熱駆動し、被記録媒体
上に記録を行うサーマルプリンタにおいて、前記サーマ
ルヘッドを被記録媒体に対して相対移動させて、前記被
記録媒体の一部を複数回で記録するオーバラップ領域
と、前記被記録媒体の一部を1回で記録する非オーバラ
ップ領域とを判別する判別手段と、階調情報に対する前
記オーバラップ領域用の第1の濃度データと、前記非オ
ーバラップ領域用の第2の濃度データとを対応付けて記
憶する記憶手段と、前記判別手段の判別結果に基づい
て、前記記憶手段内の第1の濃度データまたは前記第2
の濃度データを選択的に読み出す制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。それにより、判別手段が非オーバラッ
プ領域と判別すると、制御手段は前記記憶手段内に記憶
された階調情報に対する前記第2の濃度データを読み出
すのに対し、判別手段がオーバラップ領域と判別する
と、制御手段は前記記憶手段内に記憶された階調情報に
対する非オーバラップ領域用の第2の濃度データと対応
付けて記憶する第1の濃度データを読み出して、サーマ
ルヘッドの発熱ドットを選択的に発熱駆動する。
【0006】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に記載するサーマルプリンタにおいて、前記オーバ
ラップ領域用の濃度データは、同じ階調情報に対する前
記非オーバラップ領域用における濃度データの2分の1
よりも大きく設定されていることを特徴とする。それに
より、例えば、被記録媒体のオーバラップ領域をサーマ
ルヘッドが2回で記録するように設定されている場合で
あっても、同じ階調情報に対する前記オーバラップ領域
用における濃度データは、前記非オーバラップ領域用に
おける濃度データに比べて2分の1よりも大きいので、
鮮明で濃い記録を行うことができる。
【0007】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項2に記載するサーマルプリンタにおいて、前記記憶手
段は、前記被記録媒体上の濃度を示す濃度データと、前
記各発熱ドットに対してエネルギーを印加する印加時間
データとを対応して記憶していることを特徴とする。そ
れにより、濃度データを決定すると印加時間データが定
まり、その結果、各発熱ドットに対して印加するエネル
ギーも定まって、そのエネルギーでサーマルヘッドの発
熱ドットを選択的に発熱駆動する。
【0008】また、請求項4に係る発明によれば、請求
項3に記載するサーマルプリンタにおいて、前記濃度デ
ータに対する印加時間データは、前記被記録媒体上に記
録された実際の濃度に基づいて設定されていることを特
徴とする。それにより、被記録媒体上に記録された画像
の実際の濃度に応じて、その濃度データに対する印加時
間データを適宜修正すればよい。
【0009】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項1に記載するサーマルプリンタにおいて、前記制御手
段は、読み出した濃度データに応じて発熱ドットを発熱
駆動し、被記録媒体上に記録したドットの大きさを制御
することにより、階調情報に応じた階調記録を行うこと
を特徴とする。それにより、制御手段が読み出した濃度
データが濃い場合、被記録媒体上に記録したドットの大
きさは大きくなるのに対し、制御手段が読み出した濃度
データが薄い場合、被記録媒体上に記録したドットの大
きさは小さくなって、階調情報に対する濃度データに応
じた階調記録を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のサーマルプリンタ
は、例えば、ひらがなや漢字や記号などの多数のキャラ
クタまたはマーク等を、テープ等の被記録媒体に印字す
るキーボード付きテープ印字装置や、インクリボンを介
して記録用紙に印字するプリンター等で実施される。図
1は、この実施の形態のサーマルプリンタに備えられる
キャリッジ及びサーマルヘッド等の要部を示す正面図で
あり、図2は、そのサーマルプリンタの電気的構成を示
すブロック図である。
【0011】この実施の形態のサーマルプリンタ1は、
図1に示されるように、サーマルヘッドHDを被記録媒
体P1に対して相対移動させるためのキャリッジCAを
備えている。そのキャリッジCAは、カラーのリボンカ
セットRCを装着することができ、キャリッジ搬送用の
2本のガイド軸GDによって支持されながら、駆動モー
タ等7a(図2参照)を含むキャリッジ搬送機構(図示
せず)により、そのリボンカセットRCの長手方向(矢
印Y1方向)に搬送されるように構成されている。ま
た、そのキャリッジCAの図1下方には、例えば、記録
用紙等の被記録媒体P1を支持する平プラテンPAが配
設されており、この平プラテンPA上を前記矢印Y1方
向と交差する方向(矢印Z1方向)に被記録媒体P1を
搬送するように、一対の左右の搬送ローラR1、R2が
設けられている。これら搬送ローラR1、R2は、駆動
用モータ7b(図2参照)等を含む被記録媒体搬送機構
(図示せず)により、被記録媒体P1を挟んだ状態で回
動するように構成されている。また、キャリッジCAの
下方側には、サーマルヘッドHDが取り付けられ、この
サーマルヘッドHDの記録面HD1側には、1ドット単
位で発熱可能な発熱ドットHD2(図8参照)が、被記
録媒体P1搬送方向(矢印Z1方向)に沿って一ライン
状に配設されている。尚、前記リボンカセットRCは、
キャリッジCA上に着脱可能に装着できる構成になって
いるので、リボンカセットRCを、キャリッジCA上に
装着した状態で、リボンカセットRCの開口部RC3に
サーマルヘッドHDがはまり込むようになっている。
【0012】前記リボンカセットRCは、図1に示され
るように、シアン色、マゼンタ色、イエロ色のインクの
領域等の複数色のインク領域を順番に備えるインクリボ
ンIRを、ほぼ矩形状のカセットケース内に収納する。
具体的には、インクリボンIRの両先端部を、未使用リ
ボン巻取り用のリールRC1及び使用済みリボン巻取り
用のリールRC2にそれぞれ巻回して収納しており、前
記リールRC2が駆動モータ7c(図2参照)の駆動力
を受けて時計回りに回転することによって、前記リール
RC1から引き出されたインクリボンIRは、リボンエ
ンド検出及び色検出用センサSEを通過した後、ガイド
部材RB1、リボンカセットRCの開口部RC3を通過
し、更に、ガイド部材RB2を経由して、前記リールR
C2に巻回される。それにより、サーマルヘッドHDの
主走査方向の搬送にともない、インクリボンIRは順番
にサーマルヘッドHDの記録面HD1にリボン送りされ
る。
【0013】前記サーマルヘッドHDは、図1に示され
るように、被記録媒体P1から離間したり(実線)また
は当接したり(2点鎖線)するように構成されており、
被記録媒体P1に記録動作を行う際にはインクリボンI
Rを介して当接するのに対し、記録動作を行なわない場
合には被記録媒体P1から離間する。そして、サーマル
ヘッドHDが被記録媒体P1に当接した状態で、キャリ
ッジCAは、主走査方向(矢印Y1方向)の記録開始位
置から記録終了位置までサーマルヘッドHDを1ライン
分搬送しながら、前記発熱ドットHD2(発熱素子)が
1ドット単位で発熱すると、インクリボンIRのインク
が1ドット単位で溶けて、被記録媒体P1上に付着する
ので、発熱ドットHD2の配列方向(矢印Z1方向)に
交差する方向(矢印Y1方向)に順番に記録がされる。
【0014】前記矢印Y1方向の1ライン分の記録終了
後に、被記録媒体P1を前記搬送方向(矢印Z1方向)
に所定量(発熱ドットHD2の配列分、または、その配
列分より少ない量)だけ搬送し、サーマルヘッドHDを
主走査方向の記録終了位置から記録開始位置まで戻し、
再び主走査方向の記録開始位置から記録終了位置まで、
キャリッジCAを搬送することにより、サーマルヘッド
HDが被記録媒体P1に同様に記録動作を行う。以下上
記の態様を繰り返して、複数の発熱ドットHD2が列設
されたサーマルヘッドHDを被記録媒体P1に対して相
対移動させ、画像情報に基づいて発熱ドットHD2が選
択的に発熱駆動する結果、被記録媒体P1には、文字、
記号等の画像が形成される。ここで、サーマルヘッドH
Dの動作及び被記録媒体P1の搬送量を、図8の被記録
媒体P1上で概略的に示すと、次のようになる。すなわ
ち、サーマルヘッドHDを被記録媒体P1の主走査方向
の記録開始位置K1から記録終了位置K2まで移動させ
て1ライン分の第1行目H1の記録を行った後に、被記
録媒体P1を副走査方向に所定量(発熱ドットHD2が
列設する長さ分S1よりわずかに短い搬送量S2)搬送
するとともに、サーマルヘッドHDを主走査方向の記録
終了位置K2から記録開始位置K1まで戻し、再びサー
マルヘッドHDを主走査方向の記録開始位置K1から記
録終了位置K2まで移動させて次のライン(第2行目H
2)の記録を行う態様が繰り返される。
【0015】前記センサSEは、インクリボンIRに向
かって発光する発光素子SE1と、インクリボンIRの
透過光を受光する受光素子SE2とからなり、キャリッ
ジCA上には、センサSEが図1紙面手前側に突き出る
ように配設されている。この場合、リボンカセットRC
をキャリッジCA上に装着すると、リボンカセットRC
の一対の貫通孔RC5内に、発光素子SE1及び受光素
子SE2がはまり込むようなっており、リボンエンド検
出及び色検出をすることができる。
【0016】また、リボンカセットRCの右側上部に
は、図1に示されるように、複数の標識部RC6が設け
られており、これら標識部RC6が、凹部となっている
か、あるいは、凹部になっていないかによって、例え
ば、リボンカセットRCの種類等を示している。そし
て、標識部RC6に対向配置される検出センサSQが、
標識部RC6の凹部の有無を検出することによって、前
記制御装置CPは、リボンカセットRC内のインクリボ
ンIRの種類等を識別することができる。
【0017】サーマルプリンタ1の制御装置CPは、図
2に示されるように、中央制御装置(以下CPUとい
う)を中核として、入力装置としてのキーボード3と、
文字等の表示時や印字時に使用されるキャラクタジェネ
レータ用メモリ(CG−ROM)4と、表示装置として
のディスプレイ(LCD)5と、前記キャリッジ搬送用
の駆動モータ7a、被記録媒体搬送用の駆動モータ7
b、インクリボンIR搬送用の駆動モータ7c等を含む
駆動モータ群7を駆動するモータ駆動回路6と、前記サ
ーマルヘッドHDと、前記センサSE等を含むセンサ類
8と、サーマルプリンタ1の駆動用の電源9等とに接続
されている。また、その制御装置CPには、前記CP
U、読み出し専用メモリ(以下ROMという)及び読み
書き自在メモリ(以下RAMという)が内蔵されてい
る。前記キーボード3上には、ひらがな、カタカナ等を
入力するための文字等を示す複数のキー3a等の他に、
例えば、実行キーや取消しキーなどの編集キー3bなど
が配設されている。そして、キーボード3は、各種キー
を介して入力されたデータ等の信号を、制御装置CPと
の間で送受信することができる。
【0018】また、前記モータ駆動回路6は、前記駆動
モータ群7の各駆動モータ7a、7b、7cを駆動する
ための回路であって、制御装置CPによって制御され
る。そして、制御装置CPが、モータ駆動回路6を介し
て、前記駆動モータ7a、7b、7cをそれぞれ所定量
だけ駆動すると、キャリッジCAを矢印Y1方向に所定
量搬送したり、搬送ローラR1、R2が所定量回動して
被記録媒体P1を矢印Z1方向に所定量搬送したり、リ
ールRC2を所定量回転してインクリボンIRを所定量
だけ搬送する。
【0019】そして、制御装置CPが、モータ駆動回路
6を介して、被記録媒体搬送用の駆動モータ7bの駆動
量を適切に制御すると、発熱ドットHD2の配列分S1
(図8参照)、または、その配列分S1より少ない長さ
S2(図8参照)だけ搬送することができる。そのた
め、サーマルヘッドHDの発熱ドットHD2によって被
記録媒体P1上に1ライン分の記録が行われた後に、発
熱ドットHD2の配列分S1より少ない量S2(図8参
照)だけ被記録媒体P1を搬送すると、図8の下方側の
発熱ドットHD2により先に記録が行われたところに、
図8の上方側の発熱ドットHD2が位置して、その状態
で発熱ドットHD2によって記録が行われると、被記録
媒体P1の一部を複数回で記録するオーバラップ領域W
1となる。これに対し、被記録媒体P1上に記録が行わ
れた後に、発熱ドットHD2の配列分S1だけ被記録媒
体P1を搬送すると、先に記録が行われたところに発熱
ドットHD2が位置せず、その状態で記録が行われる
と、被記録媒体P1の一部を1回で記録する非オーバラ
ップ領域W2となる。
【0020】従って、制御装置CPが被記録媒体P1の
搬送量を制御することにより、オーバラップ領域W1と
なったり、非オーバラップ領域W2となったりする。そ
れにより、制御装置CPは、被記録媒体P1の一部を複
数回で記録するオーバラップ領域W1と、前記被記録媒
体P1の一部を1回で記録する非オーバラップ領域W2
とに区分けすることができる。
【0021】また、前記センサSE等を含むセンサ類8
は、インクリボンIRの色検出及びエンド検出等の他
に、カセットRCの装着の有無、被記録媒体P1の種類
等を検出し、その検出信号を制御装置CPに送出する。
また、前記CG−ROMは、文字等の表示時や印字時に
そのイメージデータを発生するためのキャラクタジェネ
レータであって、文字等を示すデータをイメージデータ
に変換して、制御装置CPに送出する。また、前記ディ
スプレイ5は、キーボード3から入力されたキャラクタ
やマーク等を、イメージデータとして、複数行に渡って
その画面上に表示する。
【0022】また、前記RAMには、表示バッファ、印
字バッファ等の各種のデータ記憶領域が設けられてい
る。この記憶領域は、例えば、前記イメージデータ等を
一時的に記憶するものであるが、印字バッファは、被記
録媒体P1の1ライン分の画像情報を少なくとも記憶す
ることができる。ROMには、駆動モータ7の駆動制御
用プログラム、キーボード3の各キーを介して入力され
た文字等をディスプレイ5に表示させるための表示プロ
グラム、その他サーマルプリンタ1の操作上必要な各種
のプログラム等の他、ディザ法等による疑似階調で記録
する際に必要な制御プログラムが記憶されている。
【0023】更に、記憶手段としてのROMは、図3に
示されるような、階調情報に対する前記オーバラップ領
域W1用の第1の濃度データD1と、前記非オーバラッ
プ領域W2用の第2の濃度データD2とを対応付けるテ
ーブルDDを記憶する他に、図4に示されるような前記
濃度データD2と、前記各発熱ドットHD2に対してエ
ネルギーを印加する印加時間データT1とを対応付ける
テーブルDTを記憶している。もっとも、記憶手段は、
必ずしもROMに限った訳ではなく、例えば、外部記憶
装置等であってもよい。
【0024】次にそのテーブルDD、DTについて説明
する。図3に示されるテーブルDDの上段は、基本ドッ
ト階調用(非オーバラップ領域W2用)の第2の濃度デ
ータD2が、「0」から「63」まで順番に列記されて
おり、テーブルDDの下段は、分割ドット階調用(オー
バラップ領域W1用)の第1の濃度データD1が、第2
の濃度データD2「0」から「63」に対応して、
「0」から「32」まで列記されている。この場合、濃
度データD1、D2の数字が小さい方が被記録媒体上の
画像が薄くなるが、下段の第1の濃度データD1に示さ
れる数値(例えば、D3で示される数値「7」)が、上
段の第2の濃度データD2に示される数値と同じ場合
(例えば、D3で示される数値「7」)、被記録媒体P
1上の画像は同じ濃さになる。
【0025】また、図4に示されるテーブルDTの上段
の第2の濃度データD2は、下段の印加時間データT1
と対応し、この印加時間データT1は、前記被記録媒体
P1上に記録された画像の実際の濃度に基づいて設定さ
れている。この場合、テーブルDTの上段では、基本ド
ット階調用(非オーバラップ領域W2用)の第2の濃度
データD2が、「0」から「63」まで順番に列記され
ており、テーブルDTの下段では、上段の第2の濃度デ
ータD2の「0」から「63」に対応して「時間データ
t1」から「時間データt63」までが順番に列記され
ている。
【0026】具体的には、図6(a)に示されるような
エネルギーを発熱ドットHD2に対して印加する時間Q
1の場合、被記録媒体P1上には、図6(b)に示され
るドット(画素)径d1で記録される。また、印加時間
Q2の場合、被記録媒体P1上にはドット径d2で記録
される。それにより、印加時間が長ければ長いほど被記
録媒体P1上の画素(ドット)径が大きくなって、画像
濃度が濃くなることがわかる。
【0027】そして、第2の濃度データD2の数字の大
きい方が、被記録媒体P1上の画像が濃くなるので、そ
の濃度に対応する「時間データt1」から「時間データ
t63」についても、数字が大きくなるにつれて、パル
スを印加する時間Q1(図6参照)が長くなるように設
定する。従って、発熱ドットHD2に対して印加するエ
ネルギーの印加時間Q1と被記録媒体P1上の必要な画
素の大きさとを確認することにより、第2の濃度データ
D2に対する「時間データt1」から「時間データt6
3」を設定することができる。それにより、被記録媒体
P1上に記録された画像の実際の濃度に応じて、その濃
度データD1、D2に対する印加時間データT1を適宜
修正することができる。
【0028】従って、前記制御装置CPは、画像情報に
基づいてROMから濃度データD1、D2を読み出すと
ともに、濃度データD1、D2に対する印加時間データ
T1を読み出してサーマルヘッドHDに出力すると、こ
の印加時間データT1に応じて発熱ドットHD2が発熱
駆動し、被記録媒体P1上に記録したドット(画素)の
大きさが制御される。そして、制御装置CPによって読
み出された濃度データD1、D2が濃い場合、被記録媒
体P1上に記録したドット(画素)の大きさは大きくな
るのに対して、制御装置CPによって読み出された濃度
データD1、D2が薄い場合、被記録媒体P1上に記録
したドット(画素)の大きさは小さくなって、濃度デー
タD1、D2に応じた記録を行う。
【0029】尚、第1の濃度データD1が、第2の濃度
データに比べて小さい理由は、サーマルヘッドHDを被
記録媒体P1に対して相対移動させて、前記被記録媒体
P1の一部を1回で記録するのと、前記被記録媒体P1
の一部を2回でオーバラップして記録するとの相違によ
るからである。仮に、オーバラップして記録する場合
に、オーバラップしないで記録する場合と同様な濃い濃
度データを使用すると、被記録媒体P1の記録された文
字等の画像が黒ずんだり、黒スジ等が現れたりして不適
切な記録が行われるおそれがあるが、このように第1の
濃度データD1が第2の濃度データD2に比べて小さく
設定されているので、そのような不適切な記録は行われ
ずに、鮮明な記録が行われる。
【0030】但し、前記オーバラップ領域用の濃度デー
タD1は、図5に示されるように、同じ階調情報に対す
る前記非オーバラップ領域W2用における濃度データD
2の2分の1よりも大きく設定されている。図5は、前
記第1の濃度データと、前記第2の濃度データと、前記
第2の濃度データの2分の1との対応関係をグラフ状で
示しており、そのテーブルDDの上段の第2の濃度デー
タD2の「0」から「63」の2分の1の大きさ(図5
の直線L1)と、下段の第1の濃度データD1の大きさ
「0」から「32」まで(図5のグラフL2)とを比較
すると、図5のグラフL2が直線L1より大きいことが
わかる。
【0031】これは、被記録媒体P1のオーバラップ領
域W1をサーマルヘッドHDが2回で記録するように設
定され、同じ階調情報に対する濃度データD1が前記濃
度データD2の2分の1よりも小さい場合に、濃度デー
タD1の数値が小さいと、被記録媒体P1での画像が薄
くなりがちになって、鮮明な画像は記録できない。それ
に対し、濃度データD1が濃度データD2の2分の1よ
りも大きい場合は、画素が大きくなり、濃くて鮮明な画
像を記録することができるからである。
【0032】次に、制御装置CPの動作を、図7に示さ
れるフローチャートに従って説明する。尚、そのフロー
チャートのステップを、Sと略記する。制御装置CP
は、図7に示されるように、1ライン分の画像情報を読
み出し(S1)た後に、1ライン分の画像情報に各発熱
ドットHD2毎にオーバラップ領域があるか否かを判断
する(S2)。S2でNOの場合、すなわち、オーバラ
ップ領域に位置しない発熱ドットHD2に対して、制御
装置CPは、非オーバラップ領域用の第2の濃度データ
D2を読み出すとともに、その第2の濃度データD2に
対応する印加時間データT1を読み出し(S3)、サー
マルヘッドHDに出力して対応する発熱ドットHD2を
発熱駆動する(S4)。S2でYESの場合、すなわ
ち、オーバラップ領域に位置する発熱ドットHD2に対
して、制御装置CPは、第2の濃度データと対応付けて
記憶する第1の濃度データD1を読み出すとともに、そ
の第1の濃度データD1に対応する印加時間データT1
を読み出して(S5)、サーマルヘッドHDに出力して
発熱ドットHD2を発熱駆動する(S6)。
【0033】具体的には、非オーバラップ領域W2と判
別した場合、前記ROM内に記憶された階調情報に対す
る前記第2の濃度データD2、例えば、第2の濃度デー
タD2の内のD3で示される数値「7」を読み出すとと
もに、その第2の濃度データD2に対応する印加時間デ
ータt7を読み出して、サーマルヘッドHDに出力す
る。それに対して、制御装置CPがオーバラップ領域W
1と判別した場合、前記ROM内に記憶された階調情報
に対する第2の濃度データとを対応付けて記憶する第1
の濃度データD1(第2の濃度データD3で示される数
値「7」の下段側の数値「6」)を読み出すとともに、
その第1の濃度データD1に対応する印加時間データt
6を読み出して、サーマルヘッドHDに出力する。それ
により、制御装置CPは、通常の非オーバラップ領域W
2の場合、前記第2の濃度データD2に基づいて発熱ド
ットHD2を選択的に発熱駆動するが、オーバラップ領
域W1に限り、前記第2の濃度データD2に代えて、前
記第1の濃度データD1に基づいて発熱ドットHD2を
選択的に発熱駆動して、例えば、図8に示されるような
被記録媒体P1上に記録を行う。
【0034】ここで図9は図8のオーバラップ領域W1
と非オーバラップ領域W2の境界付近(図8の一点鎖線
で囲んだ部分)を拡大したものを示す。先に記録された
オーバラップ領域W1の画素D4(斜線で示す)及び後
に記録されたオーバラップ領域W1の画素D5(黒丸で
示す)は、双方ともに小径であるのに対して、先に記録
された非オーバラップ領域W2の画素D6(斜線で示
す)、及び、後に記録された非オーバラップ領域W2の
画素D7(黒丸で示す)は双方ともに大径である。これ
は、被記録媒体P1のオーバラップ領域W1の画素が小
さいが、複数回の記録が行われると、非オーバラップ領
域W2の画素と同程度まで、小さかった画素が全体とし
ては大きくなることを示す。従って、図9の如く極めて
大きく拡大すると、画素D4、D5が重なったものは、
画素D6、D7と多少異なるものの、被記録媒体P1の
画像全体としては階調表現による、綺麗な記録が行なわ
れる。
【0035】その後、制御装置CPは、1ライン分の画
像情報の記録動作が終了したか否かを判断する(S
7)。S7でNOと判断した場合、すなわち、記録動作
が終了しない場合、S2〜S6を繰り返す。S7でYE
Sの場合、制御装置CPは被記録媒体P1を所定量搬送
する(S8)。この場合、被記録媒体P1の搬送量は、
鮮明な画像を得るため、被記録媒体P1上でオーバラッ
プして記録するか、オーバラップしないで記録するかを
考慮して予め設定される。次に、制御装置CPは、全画
像情報の記録動作が終了したか否かを判断する(S
9)。S9でNOと判断した場合、すなわち、記録動作
が終了しない場合、S1〜S8を繰り返す。S9でYE
Sの場合、記録動作を終了させる。
【0036】以上、この実施の形態によれば、複数の発
熱ドットHD2が列設されたサーマルヘッドHDを被記
録媒体P1に対して相対移動させ、階調情報を含んだ画
像情報に基づいて発熱ドットHD2を選択的に発熱駆動
し、被記録媒体P1上に記録を行うサーマルプリンタ1
において、前記サーマルヘッドHDを被記録媒体P1に
対して相対移動させて、前記被記録媒体P1の一部を複
数回で記録するオーバラップ領域W1と、前記被記録媒
体P1の一部を1回で記録する非オーバラップ領域W2
とを判別する制御装置CP(判別手段)と、階調情報に
対する前記オーバラップ領域W1用の第1の濃度データ
D1と、前記非オーバラップ領域W2用の第2の濃度デ
ータD2とを対応付けて記憶するROM(記憶手段)
と、前記制御装置CP(判別手段)の判別結果に基づい
て、前記ROM(記憶手段)内の第1の濃度データD1
または前記第2の濃度データD2を選択的に読み出す制
御装置CP(制御手段)とを備える。それにより、制御
装置CP(判別手段)が非オーバラップ領域W2と判別
すると、制御装置CP(制御手段)は、前記ROM(記
憶手段)内に記憶された階調情報に対する前記第2の濃
度データD2を読み出すのに対し、制御装置CP(判別
手段)がオーバラップ領域W1と判別すると、階調情報
に対する第2の濃度データD2に対応する第1の濃度デ
ータD1を読み出して、サーマルヘッドHDの、発熱ド
ットHD2に出力する。
【0037】なお、本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能である。例えば、オーバラップ領域W1
は、被記録媒体P1の一部を3回以上オーバラップして
記録してもよい。また、本発明のサーマルプリンタは、
例えば、テープ印字装置である必要はなく、例えば、ラ
インサーマルプリンター等のサーマルプリンタであって
よい。また、被記録媒体P1上の画像を階調表現するた
めの手法は、必ずしもディザ法を採用する必要はなく、
その他の疑似中間調表現方法等を採用してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る発
明のサーマルプリンタによれば、サーマルヘッドを被記
録媒体に対して相対移動させて、被記録媒体の一部を複
数回で記録するオーバラップ領域と、前記被記録媒体の
一部を1回で記録する非オーバラップ領域とを判別する
判別手段と、階調情報に対する前記オーバラップ領域用
の第1の濃度データと、前記非オーバラップ領域用の第
2の濃度データとを対応付けて記憶する記憶手段と、前
記判別手段の判別結果に基づいて、前記記憶手段内の第
1の濃度データまたは前記第2の濃度データを選択的に
読み出す制御手段とを備えるので、判別手段が行ったオ
ーバラップ領域または非オーバラップ領域かの判別結果
に基づき、制御手段は記録手段内の階調情報に対応した
第2の濃度データまたは第2の濃度データに対応する第
1の濃度データを選択的に読み出して、サーマルヘッド
の発熱ドットを選択的に発熱駆動する。それにより、例
えば、特公平6−38628号公報に示されるようなオ
ーバラップ領域の始端から終端に向けて係数を画像情報
に掛けるといった制御は不要となるので、高速度で且つ
階調表現による、綺麗な記録を行うことができる。
【0039】また、請求項2に係る発明のサーマルプリ
ンタによれば、前記オーバラップ領域用の濃度データ
は、同じ階調情報に対する前記非オーバラップ領域用に
おける濃度データの2分の1よりも大きく設定されてい
るので、例えば、被記録媒体のオーバラップ領域をサー
マルヘッドが2回で記録するように設定されている場
合、同じ階調情報に対する前記オーバラップ領域用にお
ける濃度データは、前記非オーバラップ領域用における
濃度データに比べて2分の1よりも大きくなる。従っ
て、オーバラップ領域用の濃度データが薄い場合に、被
記録媒体で薄くなりがちな画像を特に濃くでき、非オー
バラップ領域用の濃度データが薄い濃度の場合と同様
に、鮮明で且つ濃い記録を行うことができる。
【0040】また、請求項3に係る発明のサーマルプリ
ンタによれば、前記記憶手段は、前記被記録媒体上の濃
度を示す濃度データと、前記各発熱ドットに対してエネ
ルギーを印加する印加時間データとを対応して記憶して
いるので、濃度データを決定すると各発熱ドットに対し
て印加するエネルギーが定まって、そのエネルギーでサ
ーマルヘッドの発熱ドットを選択的に発熱駆動する。
【0041】また、請求項4に係る発明のサーマルプリ
ンタによれば、前記濃度データに対する印加時間データ
は、前記被記録媒体上に記録された実際の濃度に基づい
て設定されているので、被記録媒体上に記録された画像
の実際の濃度に応じて、その濃度データに対する印加時
間データを適宜修正すれば、階調表現による極めて鮮明
な記録を行うことができる。
【0042】また、請求項5に係る発明のサーマルプリ
ンタによれば、前記制御手段は、読み出した濃度データ
に応じて発熱ドットを発熱駆動し、被記録媒体上に記録
したドットの大きさを制御することにより、階調情報に
応じた階調記録を行うので、制御手段が読み出した濃度
データの濃いまたは薄いに応じて、被記録媒体上に記録
したドットの大きさが大きくなったり、小さくなったり
する。従って、階調情報に対する濃度データに応じた階
調記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタを具体化した一
実施の形態に備えられるキャリッジ及びサーマルヘッド
等の要部を示す正面図である。
【図2】この実施の形態の電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】この実施の形態の階調情報に対するオーバラッ
プ領域用の第1の濃度データ及び非オーバラップ領域用
の第2の濃度データの対応関係を示す図である。
【図4】この実施の形態の第2の濃度データと発熱ドッ
トに対してエネルギーを印加する印加時間データとの関
係を示す図である。
【図5】この実施の形態の前記第1の濃度データと、前
記第2の濃度データと、前記第2の濃度データの2分の
1との対応関係をグラフ状で示す図である。
【図6】この実施の形態の発熱ドットに対してエネルギ
ーを印加する印加時間データと被記録媒体上に記録され
た実際の濃度との関係を示し、(a)は印加パルスの波
形図であり、(b)は記録された実際のドット径を示す
図である。
【図7】この実施の形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】この実施の形態のサーマルヘッドの発熱ドット
と、被記録媒体上に記録された実際の画像との関係を示
す図である。
【図9】この実施の形態の被記録媒体上に記録された実
際の画像を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ HD サーマルヘッド HD2 発熱ドット CA キャリッジ IR インクリボン SE センサ W1 オーバラップ領域 W2 非オーバラップ領域 D1 第1の濃度データ D2 第2の濃度データ T1 印加時間データ P1 被記録媒体 CP 制御装置(判別手段) CP 制御装置(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱ドットが列設されたサーマル
    ヘッドを被記録媒体に対して相対移動させ、階調情報を
    含んだ画像情報に基づいて発熱ドットを選択的に発熱駆
    動し、被記録媒体上に記録を行うサーマルプリンタにお
    いて、 前記サーマルヘッドを被記録媒体に対して相対移動させ
    て、前記被記録媒体の一部を複数回で記録するオーバラ
    ップ領域と、前記被記録媒体の一部を1回で記録する非
    オーバラップ領域とを判別する判別手段と、 階調情報に対する前記オーバラップ領域用の第1の濃度
    データと、前記非オーバラップ領域用の第2の濃度デー
    タとを対応付けて記憶する記憶手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記記憶手段内の
    第1の濃度データまたは前記第2の濃度データを選択的
    に読み出す制御手段とを備えることを特徴とするサーマ
    ルプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するサーマルプリンタに
    おいて、 前記オーバラップ領域用の濃度データは、同じ階調情報
    に対する前記非オーバラップ領域用における濃度データ
    の2分の1よりも大きく設定されていることを特徴とす
    るサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するサー
    マルプリンタにおいて、 前記記憶手段は、前記被記録媒体上の濃度を示す濃度デ
    ータと、前記各発熱ドットに対してエネルギーを印加す
    る印加時間データとを対応して記憶していることを特徴
    とするサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載するサーマルプリンタに
    おいて、 前記濃度データに対する印加時間データは、前記被記録
    媒体上に記録された実際の濃度に基づいて設定されてい
    ることを特徴とするサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載するサーマルプリンタに
    おいて、 前記制御手段は、読み出した濃度データに応じて発熱ド
    ットを発熱駆動し、被記録媒体上に記録したドットの大
    きさを制御することにより、階調情報に応じた階調記録
    を行うことを特徴とするサーマルプリンタ。
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