JP2998458B2 - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JP2998458B2
JP2998458B2 JP4280888A JP28088892A JP2998458B2 JP 2998458 B2 JP2998458 B2 JP 2998458B2 JP 4280888 A JP4280888 A JP 4280888A JP 28088892 A JP28088892 A JP 28088892A JP 2998458 B2 JP2998458 B2 JP 2998458B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/14Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
    • B41C1/144Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing by perforation using a thermal head

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドなどの
複数の発熱体により第1感熱性媒体に製版を行うと共に
第2感熱性媒体に印字を行う製版装置に関する。
【従来の技術】従来、製版装置においては、複数の発熱
体からなるサーマルヘッドを、熱可塑性樹脂フィルムと
多孔性支持体とを貼合わせてなる感熱性孔版原紙の熱可
塑性樹脂フィルム側に接触させ、感熱性孔版原紙に穿孔
を施すことにより製版するものが知られている。図6は
製版装置の概略構成図である。感熱性孔版原紙21は、
搬送ローラ22、23に狭持されつつ、矢印A方向に搬
送されて、プラテンローラ24とサーマルヘッド25間
に挿入される。感熱性孔版原紙21の熱可塑性樹脂フィ
ルム21aは、サーマルヘッド25に設けられた発熱体
26と直接接触した状態となり、これにより感熱性孔版
原紙21の熱可塑性樹脂フィルム21aに穿孔が施さ
れ、製版される。一般に、サーマルヘッド25に設けら
れた発熱体26への通電が開始されると発熱体26が発
熱し、これに伴って発熱体26と直接接触した熱可塑性
樹脂フィルム21aの温度が上昇する。そして、その温
度が収縮開始温度ta を上回ると、熱可塑性樹脂フィル
ム21aに微小開孔が発生し、成長する。一方、発熱体
26への通電が終了すると発熱体26が放熱し、これに
伴って熱可塑性樹脂フィルム21aの温度が収縮停止温
度tb (ta >tb )を下回ると、熱可塑性樹脂フィル
ム21aの開孔の成長が停止し、開孔が固化するように
なっている。図7は、感熱性孔版原紙21をサーマルヘ
ッド25で熱穿孔し、印刷した際の各段階におけるドッ
トサイズを示す。(a)はサーマルヘッド25の発熱体
26のサイズ、(b)は前記発熱体26による製版後の
感熱性孔版原紙21の穿孔のサイズ、(c)は孔版印刷
後のインクの滲みによる印刷サイズ(インクの広がり)
を示している。感熱性孔版原紙21の穿孔のサイズはサ
ーマルヘッド25の発熱体26のサイズとほぼ同程度で
あるが、この穿孔サイズの感熱性孔版原紙21を用いて
孔版印刷すると、用紙上におけるインクの広がりはかな
り大きくなってしまう。図8は、同一のサーマルヘッド
25を用いて感熱紙に印刷した際の各段階におけるドッ
トサイズを示す。(a)はサーマルヘッド25の発熱体
26のサイズ、(b)は前記発熱体26による印刷後の
感熱紙の発色による印刷サイズを示している。感熱紙の
発色部分のサイズはサーマルヘッド25の発熱体26の
サイズとほぼ同程度である。図9(a)は、従来の印字
装置に用いられるサーマルヘッド25の平面概略図であ
る。ここに示したサーマルヘッド25は、従来のファク
シミリ装置に使用されているような印字用のサーマルヘ
ッドであり、長方形状の発熱体26が主走査方向に一列
に配列されており、各発熱体26の主走査方向に直交す
る副走査方向の両端には、電極27が接続され、発熱体
26に電力を供給するようになっている。このようなサ
ーマルヘッド25を用いて感熱紙にべたパターンを印字
すると、図9(b)に示すように、ドット間に隙間のな
い良好な印字が得られる。ところで、感熱性孔版原紙2
1の製版に、従来の印字装置に用いられるサーマルヘッ
ド25を用いると、感熱性孔版原紙21に加えられる単
位面積当たりの印加エネルギーが大きいため、熱可塑性
樹脂フィルム21a上の主走査方向における隙接ドット
との隙間部分の表面温度が収縮停止温度tb を上回る場
合がある。この場合、各ドット中央で発生した開孔は周
囲に成長して、ドット間の隙間で停止せず、隣接ドット
まで到達してしまう。つまり、主走査方向における連続
開孔を作ることになる。この結果、感熱性孔版原紙21
にべたパターンを製版すると、主走査方向および副走査
方向において隙間なく連続した大きな開孔が作られ、溶
融して浮遊状態となった流動フィルムは支持体繊維に絡
み付いて再度フィルム膜またはフィルム塊を形成する。
これは、印刷時における黒画像部分に不要な白画像部分
を形成する原因となり、いわゆる和紙目となって印刷画
像に現れるという問題がある。また、上記の如くして形
成された大きな開孔を通して印刷紙に転移されるインク
の量は他の画像部に比べて多くなり、これは、次に印刷
されて上部に積載される印刷紙の裏面を汚して、いわゆ
る裏写りの現象を顕著にするという問題がある。また、
べたパターンだけでなく文字画像や線画像も縦横連続し
たドットにより構成されているので、上記の如くしてド
ット開孔部が大きくなるおそれがある。この場合、フィ
ルムを介して印刷紙に転移されるインク量が多く、文字
画像や線画像が、原稿の画像と比べてかなり太くなった
り、潰れた画像になってしまうという問題がある。そこ
で、製版装置に使用されるサーマルヘッドとして、特開
平2−67133号公報に記載されているものがある。
これは、図10(a)に示すように、サーマルヘッド2
5の各発熱体26の副走査方向の長さが主走査方向のド
ットピッチよりも短く構成されており、感熱性孔版原紙
の熱可塑性樹脂フィルムに形成される副走査方向のドッ
ト穿孔間に未製版部分からなる隙間部分を設けるように
している。このサーマルヘッド25を用いて感熱性孔版
原紙にべたパターンを製版すると、図10(b)に示す
ように、主走査方向及び副走査方向において、連続した
開孔が作られることなく独立した開孔が得られ、この穿
孔状態で孔版印刷を行うと良好なべた印刷が得られる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の製版装置に印字装置としての機構を付加し、製版時
と同一のサーマルヘッドを用いて感熱紙にべたパターン
の印字を行うと、前述したように、1つのドットによる
感熱紙の発色部分のサイズはサーマルヘッドの発熱体の
サイズとほぼ同程度になるため、ドット間に隙間のあい
た印刷となり、良好な印刷が得られない。すなわち、従
来の製版装置におけるサーマルヘッドは製版専用であ
り、印字用には兼用することができるようにはなってい
ない。本発明は、上記問題点を解決するためになされた
ものであり、感熱性孔版原紙への製版と感熱紙への印字
を同一の装置で兼用可能とし、感熱性孔版原紙の製版時
にはドット間の穿孔に隙間をもたせて製版し、感熱紙へ
の印字時にはドット間に隙間のない印字を行うことによ
り、良好な印刷、印字が可能な製版装置を提供すること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の製版装置は、主走査方向に配列された複数の
発熱体を備えた加熱手段であって、該発熱体の加熱によ
り第1感熱性媒体にドット状の穿孔を施して製版を行う
製版動作と第2感熱性媒体に印字を行う印字動作とを行
う加熱手段と、発熱体の配列方向と直交する副走査方向
に感熱性媒体と加熱手段とを相対的に移動させる移動手
段とを備えた製版装置であって、加熱手段および移動手
段を制御して、印字動作時には、第2感熱性媒体と加熱
手段との副走査方向の相対移動のピッチを最小のドット
ピッチにて第2感熱性媒体に印字し、製版動作時には、
発熱体の加熱駆動を主走査方向に間引くと共に、副走査
方向の相対移動のピッチを印字時のピッチよりも長くし
て第1感熱性媒体に製版する制御手段を備えている。前
記第1感熱性媒体は、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支
持体を貼合わせてなる感熱性孔版原紙から構成され、第
2感熱性媒体は加熱により発色する感熱紙から構成され
ることが望ましい。また、本発明の製版装置は、前記加
熱手段の動作が製版動作であるか印字動作であるかを判
断する動作判断手段を備え、前記制御手段は、動作判断
手段の判断に基づいて加熱手段および移動手段を制御す
ることが望ましい。前記制御手段は、製版動作時に、前
記加熱手段の主走査方向における偶数番目に位置する発
熱体の加熱駆動を停止すると共に、副走査方向における
偶数番目に位置するラインの製版を停止することが望ま
しく、さらに、印字動作時において、副走査方向におけ
る偶数番目に位置するラインを印字ときには、1ライン
前と同じデータにて前記発熱体を加熱駆動をすることが
望ましい。
【作用】上記構成によれば、主走査方向に配列された複
数の発熱体の加熱によって、加熱手段が第2感熱性媒体
に印字を行う際は、制御手段が移動手段による第2感熱
性媒体と発熱体との副走査方向の相対移動のピッチを最
小のドットピッチにする。また、その加熱手段が第1感
熱性媒体にドット状の穿孔を施して製版を行う際は、制
御手段が発熱体の加熱駆動を主走査方向に間引くと共
に、移動手段による第1感熱性媒体と発熱体との副走査
方向の相対移動のピッチを印字動作時のピッチよりも長
くする。これにより、印字動作の際にはドット間に隙間
のない印字となり、また、製版時にはドット間の穿孔に
隙間をもたせた製版となる。
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1(a)は、本実施例の製版装置
に使用されるサーマルヘッド5の平面概略図、(b)
は、そのサーマルヘッド5によりべたパターンの印字を
行った際の感熱紙の発色状態、(c)は、同サーマルヘ
ッド5によりべたパターンを製版した際の感熱性孔版原
紙1の穿孔状態を示す。サーマルヘッド5は、長方形状
の発熱体6が主走査方向に一列に配列されており、各発
熱体6の副走査方向の両端には、電極7が接続され、発
熱体6に電力が供給されるようになっている。各発熱体
6のサイズ及びドットピッチは、製版装置に設定された
印字または穿孔の分解能の2倍の分解能を有するように
構成されている。具体的には、装置としての分解能が2
00dpi(ドット/インチ)であるのに対し、各発熱
体6のサイズは、主走査長aが47μm、副走査長bが
80μmとし、主走査方向の最小のドットピッチが6
3.5μmとなるように構成されている。また、副走査
方向の送りピッチは63.5μmとなっており、装置と
しては400dpiの分解能を有することになる。図2
は本装置の制御部及びサーマルヘッドの制御回路のブロ
ック図である。入力部10は、不図示の外部装置からの
データの入力を司り、例えば、RS−232Cインター
フェース準拠等の信号により、プリントデータあるいは
イメージデータ等の入力データ11を入力したり、外部
装置からのデータ入力を制御する制御信号12を入力し
たりする。プリンタコントロール部13は、入力部10
からの入力データ11に基づいて本装置全体の制御を行
う。用紙送り部14は、入力データに基づいたプリンタ
コントロール部13からの用紙送り命令に従って、図示
しない用紙送りモータを駆動し、感熱性孔版原紙または
感熱紙の供給を行う。センサ15は、本装置の動作状態
を検出するための検出器で、例えば、印刷用紙の有無を
検出したり、サーマルヘッド5の温度を検出したりする
複数の検出器を示している。これらの検出器による検出
信号は、プリンタコントロール部13に送られてプリン
タの制御に用いられる。シフトレジスタ16は、プリン
タコントロール部13から送出されたシリアルデータの
送信クロック(CLK)17や、そのクロック17に同
期したサーマルヘッド5を駆動するためのプリント用の
1ライン分のシリアルプリントデータ(DATA)18
を格納する。ラッチ回路19は、プリンタコントロール
部13から1ライン分のデータの送信終了と共に出力さ
れるラッチ信号(LA)20により、1ライン分のデー
タをラッチする。この1ライン分のデータには、サーマ
ルヘッド5の各発熱体6を発熱するか否かの情報が保持
されている。サーマルヘッド5は、プリンタコントロー
ル部13から出力されるストローブ信号(STR)9が
アクティブ状態の間のみ、発熱体6に電源8からの電流
が通電され、これにより感熱性孔版原紙の熱可塑性フィ
ルムに穿孔を施すか、あるいは、感熱紙を発色させる。
次に、本製版装置における感熱性孔版原紙の製版及び感
熱紙の印字動作について図3を参照して説明する。な
お、図3のフローチャートで説明する内容は、製版また
は印字に係る部分であり、それ以前の動作は従来技術に
おける制御と同様であるので説明を省略する。まず、製
版または印字するラインが400dpiの分解能で何ラ
インに相当するかをカウントするためのラインカウンタ
の値を初期値として0に設定する(S1)。次に、ライ
ンカウンタの値に1を加えてから(S2)、製版である
かどうかを判定し(S3)、製版動作であれば(S3で
YES)、現時点のラインカウンタの値が2N(Nは整
数)、即ち、偶数であるかどうかを判定する(S4)。
S4において、ラインカウンタの値が偶数でなければ
(S4でNO)、次に穿孔する1ライン分のデータを展
開し(S5)、展開したデータのうち主走査方向の1ラ
インのデータの送出順で偶数番目のデータを0に置き換
える(S6)。即ち、サーマルヘッド5の発熱体6で偶
数番目のものはストローブ信号9をオンしても発熱しな
いようにデータを0に置き換える。次に、データをサー
マルヘッド5へ送出し(S7)、ストローブ信号9をオ
ンして1ライン分の穿孔を施す(S8)。1ライン分の
穿孔が終了すると、感熱性孔版原紙を1ライン分副走査
方向へ送り(S9)、ラインカウンタの値が2M(製版
する原稿の総ライン数)であるかを判定する(S1
0)。S10において、ラインカウンタの値が2M(総
ライン数)に達すると製版動作を終了するが、達しない
場合はS2へ戻り、前記動作を繰り返す。S4におい
て、ラインカウンタの値が偶数であれば(S4でYE
S)、サーマルヘッド5を駆動するべきデータをすべて
0に置き換え(S11)、そのデータをサーマルヘッド
5へ送出し(S12)、ストローブ信号9をオンして1
ライン分の穿孔を施す(S13)。但し、データがすべ
て0のため実際には穿孔される部分はない。1ライン分
の穿孔が終了するとS9に進み、前述の動作を行う。ま
た、S3において、製版動作でなければ(S3でN
O)、つまり、印字動作であれば、現時点のラインカウ
ンタの値が2N(Nは整数)、即ち、偶数であるかどう
かを判定する(S14)。S14において、ラインカウ
ンタの値が偶数でなければ(S14でNO)、次に印字
する1ライン分のデータを展開し(S15)、展開した
データをサーマルヘッド5へ送出する(S16)。そし
て、ストローブ信号9をオンして1ライン分の印字を行
う(S17)。1ライン分の印字が終了すると、S9へ
進み、感熱紙を1ライン分副走査方向へ送り、ラインカ
ウンタの値が2M(印字する原稿の総ライン数)である
かを判定する(S10)。S10において、ラインカウ
ンタの値が2M(総ライン数)に達すると印字動作を終
了するが、達しない場合はS2へ戻り、前記動作を繰り
返す。また、S14において、ラインカウンタの値が偶
数であれば(S14でYES)、サーマルヘッド5へ送
出されるデータは1ライン前の奇数ラインのデータと同
一のデータであるので、S15をとばしてS16へ進
み、1ライン前の奇数ラインのデータをサーマルヘッド
5へ送出し、前述の動作を行う。以上の動作によって、
製版または印字した文字例を図4、図5に示す。図4は
印字結果を、図5は製版動作によって得られる穿孔結果
を示す。図5において、ドットの黒く塗りつぶした部分
が穿孔されている部分である。文字“B”は400dp
iのドット分解能で48×48ドットのエリアに構成さ
れているが、実際の文字は2×2ドットを最小単位のド
ットとして200dpiの分解能で24×24のエリア
に構成されている。このように本実施例の製版装置は、
サーマルヘッド5の分解能及び副走査方向の分解能が所
望する分解能である200dpiの2倍の密度となるよ
うに構成されている。そして、感熱紙に印字を行う際
は、発熱体6の加熱駆動を主走査方向に間引くことな
く、また、感熱紙は最小の送りピッチである63.5μ
mにて副走査方向に送られるので、隣合うドット間に隙
間のない良好な印字が得られる。また、感熱性孔版原紙
に製版を行う際は、発熱体6の加熱駆動を主走査方向に
1ドットおきに間引くと共に、副走査方向においては1
ラインおきに製版するように制御されているため、隣合
うドット間の穿孔に隙間を設けることができ、孔版印刷
の結果として滲みの少ない裏写りのない印刷が得られ
る。なお、本発明は上記実施例に限られるものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可
能である。例えば、本実施例においては、製版装置に設
定された分解能に対するサーマルヘッド5の分解能及び
副走査方向の分解能を2倍となるように構成したが、製
版時の印刷状態をさらに良好なものにするために、分解
能をさらに高くしてもよい。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、主走査方
向に配列された複数の発熱体の加熱により第1感熱性媒
体にドット状の穿孔を施して製版を行う加熱手段により
第2感熱性媒体に印字を行うことも可能であり、印字動
作時は、第2感熱性媒体と発熱体との副走査方向の相対
移動のピッチを最小のドットピッチにて印字し、製版動
作時は、前記発熱体の加熱駆動を主走査方向に間引くと
共に、副走査方向の相対移動のピッチを印字動作時のピ
ッチよりも長くして製版する。これにより、第1感熱性
媒体への製版動作時には隣合う穿孔間に隙間を設けるこ
とができ、孔版印刷の結果として滲みの少ない裏写りの
ない印刷が得られ、また、第2感熱性媒体への印字動作
時には隣合うドット間に隙間のない良好な印字が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施例の製版装置に使用されるサー
マルヘッドの平面概略図、(b)はべたパターンの印字
後における感熱紙の発色状態を示した図、(c)はべた
パターンの製版後における感熱性孔版原紙の穿孔状態を
示した図である。
【図2】本装置の制御部及びサーマルヘッドの制御回路
を示したブロック図である。
【図3】本装置における感熱性孔版原紙の製版及び感熱
紙の印字動作を示したフローチャートである。
【図4】本装置による製版または印字の文字例を示し、
印字結果を示した図である。
【図5】本装置の製版動作によって得られる穿孔結果を
示した図である。
【図6】従来の製版装置の概略構成図である。
【図7】孔版印刷における各段階のドットサイズを示し
た図であり、(a)は発熱体のサイズ、(b)は感熱性
孔版原紙の製版後の穿孔のサイズ、(c)は孔版印刷後
のインクの滲みによる印刷サイズを示した図である。
【図8】感熱紙に印刷した際の各段階のドットサイズを
示した図であり、(a)は発熱体のサイズ、(b)は印
字後の感熱紙の発色による印刷サイズを示した図であ
る。
【図9】(a)は従来の印字装置に使用されるサーマル
ヘッドの平面概略図、(b)はべたパターンの印字後に
おける感熱紙の発色状態を示した図である。
【図10】(a)は従来の製版装置に使用されるサーマ
ルヘッドの平面概略図である。(b)はべたパターンの
製版後における感熱性孔版原紙の穿孔状態を示した図で
ある。
【符号の説明】
5 サーマルヘッド 6 発熱体 13 プリンタコントロール部 14 用紙送り部 16 シフトレジスタ 19 ラッチ回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に配列された複数の発熱体
    備えた加熱手段であって、該発熱体の加熱により第1感
    熱性媒体にドット状の穿孔を施して製版を行う製版動作
    と第2感熱性媒体に印字を行う印字動作とを行う加熱手
    段と、前記発熱体の配列方向と直交する副走査方向に前
    記感熱性媒体と前記加熱手段とを相対的に移動させる移
    動手段とを備えた製版装置において、 前記加熱手段および移動手段を制御して、前記印字動作
    時には、前記第2感熱性媒体と前記加熱手段との副走査
    方向の相対移動のピッチを最小のドットピッチにて第2
    感熱性媒体に印字し、製版動作時には、前記発熱体の加
    熱駆動を主走査方向に間引くと共に、副走査方向の相対
    移動のピッチを印字時のピッチよりも長くして第1感熱
    性媒体に製版する制御手段を備えたことを特徴とする製
    版装置。
  2. 【請求項2】 前記第1感熱性媒体は、熱可塑性樹脂フ
    ィルムと多孔性支持体を貼合わせてなる感熱性孔版原紙
    から構成され、第2感熱性媒体は加熱により発色する感
    熱紙から構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    製版装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段の動作が製版動作であるか
    印字動作であるかを判断する動作判断手段を備え、前記
    制御手段は、動作判断手段の判断に基づいて加熱手段お
    よび移動手段を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の製版装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、製版動作時に、前記加
    熱手段の主走査方向における偶数番目に位置する発熱体
    の加熱駆動を停止すると共に、副走査方向における偶数
    番目に位置するラインの製版を停止することを特徴とす
    る請求項1に記載の製版装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、印字動作時において、
    副走査方向における偶数番目に位置するラインを印字と
    きには、1ライン前と同じデータにて前記発熱体を加熱
    駆動をすることを特徴とする請求項1に記載の製版装
    置。
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