JP2007040346A - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 インターロックの発生時において、ドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる車両用自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】 自動変速機10にインターロックを生じさせる故障が生じた旨が判定されたときには、切換弁36の第1出力ポート38cと第1ドレーンポート38aとが連通させられることによって、故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置の係合が解消されるとともに、故障が生じた旨が判定されたときには切換弁36の切換制御を通じて特定変速段を成立させられるので、その故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置の係合を条件しなくてもよく、自動変速機10にインターロックを生じさせる故障の判定時においてドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、油圧式摩擦係合装置に油圧を直接出力するソレノイドバルブを制御することにより油圧式摩擦係合装置を係合させる車両用自動変速機の油圧制御装置に係り、特に、自動変速機にインターロックを発生する故障が生じたときにはインターロックを回避して特定変速段を成立させる技術に関するものである。
複数の油圧式摩擦係合装置が選択的に係合、解放されることにより、変速比が異なる複数の変速段が成立させられる自動変速機であって、各々の油圧式摩擦係合装置に対応して設けられてその油圧式摩擦係合装置に油圧を直接出力するソレノイドバルブを複数備え、その複数のソレノイドバルブを制御することにより、前記複数の変速段のいずれかを成立させる車両用自動変速機の油圧制御装置が知られている。たとえば、特許文献1に記載された装置がそれである。
これによれば、所定のソレノイドバルブが油圧を出力する油圧出力側作動位置でフェイル(故障)し、このソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置が常時係合されることになると、その油圧式摩擦係合装置の係合を条件とする他の変速段に変速することにより、変速段を達成するために予め設定された油圧式摩擦係合装置以外の油圧式摩擦係合装置の同時係合で自動変速機の歯車伝動機構が相互にロックする所謂インターロックの発生が回避されるように構成されている。
特開2000−65203号公報
ところで、上記従来の装置においては、フェイルしたソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置の係合を条件とする他の変速段に変速されることによってインターロックの発生が回避されるように構成されている。しかし、このようにフェイルしたソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置の係合を条件とする他の変速段に変速されると、自動変速機の構成によっては、ドライバビリティの上で好ましくない変速、たとえば8速ギヤ段から5速ギヤ段への大幅なダウン変速が発生し、運転者に不快感或いは違和感を与えるという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、インターロックが発生する故障時において、ドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる車両用自動変速機の油圧制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1に係る発明の要旨とするところは、(a) 複数の油圧式摩擦係合装置が選択的に係合、解放されることにより、変速比が異なる複数の変速段が成立させられる自動変速機であって、各々の油圧式摩擦係合装置に対応して設けられ、それら油圧式摩擦係合装置に油圧を直接出力するソレノイドバルブを複数備え、それら複数のソレノイドバルブを制御することにより、前記複数の変速段のいずれかを成立させる車両用自動変速機の油圧制御装置において、(b)前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたときに解放させる油圧式摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブの入力ポートに接続された第1出力ポートと、元圧が供給される第1入力ポートと、第1ドレーンポートとを有し、前記故障が生じていないときには該第1出力ポートと第1入力ポートとが連通させられる一方、前記故障が生じたときには前記第1出力ポートと第1ドレーンポートとが連通させられて特定変速段を成立させる切換弁装置を含むことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、請求項1に記載の発明において、前記複数の油圧式摩擦係合装置には、前記自動変速機の変速段が所定の変速段以下の低速段側であるときには係合させられるが、その所定の変速段を越えた高速段側であるときには解放させられる第1油圧式摩擦係合装置が含まれ、且つ前記故障が生じたときに解放させる油圧式摩擦係合装置にその第1油圧式摩擦係合装置が含まれていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、請求項1又は2に記載の発明において、前記特定変速段は、前記自動変速段の最高速段よりも1段低速段側の変速段であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の要旨とするところは、請求項1又は2に記載の発明において、前記切換弁装置は、前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブのドレーンポートに接続された第2出力ポートと、元圧が供給される第2入力ポートと、第2ドレーンポートとを有し、前記故障が生じていないときには該第2出力ポートと第2ドレーンポートとが連通させられる一方、前記故障が生じたときには前記第2出力ポートと第2入力ポートとが連通させられることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、請求項4に記載の発明において、前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置は、係合させられることにより前記自動変速機の最高速段よりも1段低速側の変速段を成立させる油圧式摩擦係合装置であることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の要旨とするところは、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、前記切換弁装置を電気的に制御する制御装置をさらに含み、その制御装置は、前記自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたか否かを判定し、前記故障が生じた旨を判定したときには前記切換弁装置の連通状態を切換制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明の車両用自動変速機の油圧制御装置によれば、前記自動変速機にインターロックを生じさせる故障が生じたときには、切換弁装置の第1出力ポートと第1ドレーンポートとが連通させられることによって、前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置の係合が解消されるとともに、前記切換弁装置の切換制御を通じて特定変速段が成立させられるので、その故障したソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置の係合を条件とする変速段を用いなくてもよく、自動変速機にインターロックを生じさせる故障時においてドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる。
請求項2に係る発明の車両用自動変速機の油圧制御装置によれば、変速段が所定の変速段以下の低速側であるときには係合させられるが、その所定の変速段を越えた高速段側であるときには解放させられる第1油圧式摩擦係合装置が含まれるとともに、前記故障が生じたときに解放させる油圧式摩擦係合装置にその第1油圧式摩擦係合装置が含まれている。このため、上記第1油圧式摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブが油圧出力側にフェイルしたときは、前記切換弁装置によりその油圧式摩擦係合装置が解放されることから、その故障したソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される第1油圧式摩擦係合装置の係合を条件とする変速段を用いなくても、特定変速段が成立させられる。これにより、上記所定の変速段を成立させるために係合させられる摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブが油圧出力側にフェイルしたとしても、この摩擦係合装置の係合を要件とする変速段として大幅に低速側の変速段へダウンシフトすることが回避され、ソレノイドバルブの故障時においてドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる。
請求項3に係る発明の車両用自動変速機の油圧制御装置によれば、前記特定変速段は前記自動変速段の最高速段よりも1段低速段側の変速段であることから、自動変速機にインターロックを生じさせる故障時においてはその自動変速段の最高速段よりも1段低速段側の変速段が成立させられるので、大幅なダウン変速が回避されて運転者に不快感を与えることがなく、駆動力の低下を抑制することができる。
また、請求項4に係る発明の車両用自動変速機の油圧制御装置によれば、前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブのドレーンポートに接続された切換弁装置の第2出力ポートと第2ドレンポートとが前記故障が生じないときに連通させられるが、前記故障が生じるとその第2出力ポートと第2入力ポートとが連通させられることから、そのソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置は、非故障時にはそのソレノイドバルブのドレーンポートが切換弁装置を通してドレーンされるので通常の弁作動が許容され、故障時にはそのソレノイドバルブのドレーンポートが切換弁装置により遮断されてそのソレノイドバルブから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置の係合状態が維持される。このため、複数のソレノイドバルブを個別に制御することなく、特定変速段を成立させることが可能となる。
請求項5に係る発明の車両用自動変速機の油圧制御装置によれば、前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置は、係合させられることにより前記自動変速機の最高速段よりも1段低速側の変速段を成立させる油圧式摩擦係合装置であることから、大幅なダウン変速が回避されて運転者に不快感を与えることがなく、駆動力の低下を抑制することができる。
請求項6に係る発明の車両用自動変速機の油圧制御装置によれば、前記切換弁装置を電気的に制御する制御装置が含まれ、その制御装置は、前記自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたか否かを判定し、その故障が生じた旨を判定したときには切換弁装置の連通状態を切り換えるので、前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置の係合が解消されるとともに、前記切換弁装置の切換制御を通じて特定変速段が成立させられる。このように、電気的な処理により切換弁装置の連通状態が切り換えられるので、従来のフェイルセーフバルブのように複数の油圧式摩擦係合装置の係合油圧を用いて機械的に切り換える場合に比較して、油圧制御装置における油圧制御回路の構成を簡素化することができる。
ここで好適には、前記自動変速機としては、共通の軸心上に設けられた複数の遊星歯車装置を有する遊星歯車式の自動変速機が好適に用いられるが、互いに平行な複数の軸心上に設けられた複数の遊星歯車装置を有するものでもよく、また、複数の入力経路を切り換えて変速する遊星歯車式自動変速機を用いることもできるなど、複数の油圧式摩擦係合装置を選択的に係合、解放して変速を行う種々の自動変速機を採用できる。
また、好適には、油圧式摩擦係合装置としては、油圧アクチュエータによって係合させられる多板式、単板式のクラッチやブレーキ、或いはベルト式のブレーキが広く用いられている。この油圧式摩擦係合装置を係合させるための作動油圧を供給するオイルポンプは、例えばエンジン等の走行用の動力源により駆動されて作動油を吐出するものでも良いが、走行用動力源とは別に配設された専用の電動モータなどで駆動されるものでも良い。
また、好適には、前記ソレノイドバルブは、専ら変速用に用いられ、例えばスプールの一端側に、出力油圧が導かれるフィードバック油室が設けられるとともにスプリングが配設され、他端側に設けられたソレノイドによる電磁力とのバランスで、出力油圧を調圧するリニアソレノイドバルブが好適に用いられるが、デューティ制御で油圧を制御するON−OFFソレノイドバルブなどを採用することもできる。
また、好適には、前記ソレノイドバルブは、電気信号にしたがって作動させられるソレノイド(電磁アクチュエータ)から出力される推力によってスプールが直接駆動される直動型の弁であってもよいし、電気信号にしたがって作動させられるソレノイドを備えた電磁弁とその電磁弁から出力されるパイロット圧にしたがって駆動されるスプール弁とから構成される間接駆動型の弁装置であってもよい。
また、上記ソレノイドバルブは、例えば複数の油圧式摩擦係合装置の各々に対応して1つずつ複数個設けられるが、同時に係合したり係合、解放したりする複数個の油圧式摩擦係合装置が存在する場合には、それ等に共通の変速用ソレノイドバルブを設けることもできるなど、種々の態様が可能である。
また、好適には、前記切換弁装置は、非故障位置において上記第1出力ポートと第1入力ポートとを連通させ且つ上記第2出力ポートと第2ドレーンポートとを連通させるが、故障位置において上記第1出力ポートと第1ドレンポートとを連通させ且つ第2出力ポートと第2入力ポートとを連通させる単一のスプールを有する切換弁を含んで構成される。
また、好適には、上記スプールは、スプリングによって前記非故障位置に向かって常時付勢され、故障時に作動させられるオンオフ電磁弁から出力させられるパイロット油圧がスプールの一端面に作用されることにより、そのスプリングの付勢力に抗して前記非故障位置から前記故障位置へ移動させられる。すなわち、前記切換弁装置は、そのスプールを前記非故障位置から故障位置へ移動させるための上記オンオフ電磁弁を含んで構成される。なお、上記のスプリングに替えて、非故障時に非故障位置に向かって付勢するための一定の油圧を受け入れてスプールの他端面に作用させる油室が設けられてもよい。
また、好適には、前記オンオフ電磁弁の元圧として供給するモジュレータ圧を発生するモジュレータバルブが設けられる。このモジュレータバルブは、例えばライン油圧等の所定の油圧が供給される入力ポートと、オンオフ電磁弁に接続される出力ポートと、作動油をドレーンするドレーンポートと、出力ポートから出力された油圧が導かれてスプールを一方向へ付勢するフィードバック油室と、そのスプールを反対方向へ付勢する調圧スプリングとを有し、その調圧スプリングと出力油圧とのバランスで出力油圧を一定のモジュレータ油圧に調圧するように構成されるが、電気的に一定のモジュレータ油圧に調圧するリニアソレノイドバルブなどを用いることも可能である。上記モジュレータ油圧は、ライン圧よりも低い一定の圧である。
また、好適には、前記制御装置は、たとえばマイクロコンピュータにより構成される電子制御装置であり、自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたか否かを判定する判定手段を備える。この判定手段は、走行中の変速段の達成に関与しない油圧式摩擦係合装置の係合状態と走行中の変速段の達成に関与する油圧式摩擦係合装置の係合状態とに基づいて自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたか否かを判定するが、変速時に変化する自動変速機の入力軸回転速度(エンジン回転速度)或いは出力軸回転速度の急激な変化或いはそれに関連して発生する回転加速度や車体加速度の変化などに基づいて、上記自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたことを判定してもよい。上記油圧式摩擦係合装置の係合状態は、例えば、上記油圧式摩擦係合装置の係合油圧を、その油圧式摩擦係合装置に接続された油圧センサ或いは油圧スイッチにより検出することにより判断されるが、その油圧式摩擦係合装置に対応するソレノイドに発生する起電力を検出することにより判断されてもよい。この油圧センサ或いは油圧スイッチは必ずしもすべての油圧式摩擦係合装置に設ける必要はなく、自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたことを検出する必要がある油圧式摩擦係合装置に設けられればよい。
また、好適には、前記電子制御装置には、前記判定手段が自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたと判定したとき、前記切換弁装置を非故障位置から故障位置へ切り換えることにより前記自動変速機の最高速段よりも1段低速側の特定変速段にその自動変速機の変速段をその特定変速段に固定する特定変速段固定手段が備えられる。
また、好適には、前記特定変速段は、自動変速機の最高速段よりも1段下の変速段に設定されるが、最高速段よりも2段下の変速段に設定されてもよいし、故障時のダウンシフトに関連する走行中の車両の挙動に問題がなければ、最高速段よりも3段下の変速段に設定されてもよい。たとえば、前進8速の自動変速機であれば、第7速が特定変速段として設定される他、第6速ギヤ段が特定変速段として設定されてもよいし、第5速ギヤ段が特定変速段として設定されてもよい。
また、好適には、前記切換弁装置および特定変速段はそれぞれ必ずしも1つでなくてもよく、切換弁装置を追加することで2段の特定変速段(たとえば第3速ギヤ段、第7速ギヤ段)、或いは3段の特定変速段(たとえば第1速ギヤ段、第3速ギヤ段、第7速ギヤ段)が設けられ得る。たとえば2段の特定変速段の場合は、第1切換弁装置により成立させられる第1特定変速段と、第2切換弁装置により成立させられる第2特定変速段が設けられる。この場合、好適には、上記第1切換弁装置は所定変速段以下の低速段でフェールが判定されたときに切り換えられて、上記所定変速段以下の低速段中に設定された第1特定変速段を成立させるように構成される。上記第2切換弁装置は上記所定変速段よりも上段の高速段でフェールが判定されたときに切り換えられて、上記所定変速段よりも上段の高速段中に設定された第2特定変速段を成立させるように構成される。
また、好適には、前記切換弁装置は、オンオフ電磁弁から出力されるパイロット圧により切換られる型式の切換弁であってもよいが、スプールが電磁ソレノイドの推力により直接駆動される型式の弁であってもよい。また、第1出力ポートを第1入力ポートおよび第1ドレーンポートに択一的に連通させるためのスプールと、第2出力ポートを第2入力ポートおよび第2ドレーンポートに択一的に連通させるためのスプールとの2本のスプールから同様の機能に構成された切換弁であってもよい。要するに、弁機能が同じであれば、その機械的構成は種々の変形が可能である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、車両用自動変速機10の骨子図である。図2は複数の変速段を成立させる際の係合要素の作動状態を説明する作動表である。この自動変速機10は、車両の前後方向(縦置き)に搭載するFR車両に好適に用いられるもので、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置16およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置18を主体として構成されている第2変速部20とを同軸線上に有し、入力軸22の回転を変速して出力軸24から出力する。入力軸22は入力部材に相当するもので、本実施例では走行用の動力源であるエンジン30によって回転駆動されるトルクコンバータ32のタービン軸であり、出力軸24は出力部材に相当するもので、プロペラシャフトや差動歯車装置を介して左右の駆動輪を回転駆動する。なお、この自動変速機10は中心線に対して略対称的に構成されており、図1では中心線の下半分が省略されている。また、図1の符号26はトランスミッションケースである。
上記自動変速機10は、図2に示すように、第1変速部14および第2変速部20の各回転要素(サンギヤS1〜S3、キャリアCA1〜CA3、リングギヤR1〜R3)のうちのいずれか連結の組み合わせに応じて第1変速段「1st」〜第8変速段「8th」の8つの前進変速段が成立させられるとともに、第1後進変速段「Rev1」および第2後進変速段「Rev2」の2つの後進変速段が成立させられる。
図2の作動表は、上記各変速段とクラッチC1〜C4、ブレーキB1、B2の作動状態との関係をまとめたものであり、「○」は係合、「(○)」はエンジンブレーキ時のみ係合を表している。第1変速段「1st」を成立させるブレーキB2には並列に一方向クラッチF1が設けられているため、発進時(加速時)には必ずしもブレーキB2を係合させる必要は無いのである。また、各変速段の変速比は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、および第3遊星歯車装置18の各ギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。
図2の作動表に示すように、自動変速機10の変速段は、クラッチC1およびc2のうちの少なくとも1つを含む2つの油圧式摩擦係合装置の係合によって成立させられるようになっている。上記クラッチC1は、第1油圧式摩擦係合装置として機能し、所定の変速段(本実施例では第5速ギヤ段)以下の低速段では係合させられるが、その所定の変速段を越えた高速段では解放させられる。上記クラッチC2は、第2油圧式摩擦係合装置として機能し、上記所定の変速段を下まわる低速段では解放させられるが、その所定の変速段以上の高速段では係合させられる。
上記クラッチC1〜C4、およびブレーキB1、B2(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置であり、油圧制御回路98(図3参照)のリニアソレノイドバルブSL1〜SL6の励磁、非励磁や電流制御により、係合、解放状態が切り換えられるとともに係合、解放時の過渡油圧などが制御される。図4は、油圧制御回路98のうちリニアソレノイドバルブSL1〜SL6に関する部分を示す回路図であり、クラッチC1〜C4、およびブレーキB1、B2の各油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)AC1、AC2、AC3、AC4、AB1、AB2にはそれぞれリニアソレノイドバルブSL1〜SL6が直接的に接続されている。このため、元圧であるライン油圧PLからそれぞれリニアソレノイドバルブSL1〜SL6によって電子制御装置90からの指令信号に応じた大きさに調圧された係合圧が各油圧アクチュエータAC1、AC2、AC3、AC4、AB1、AB2にそれぞれ直接的に供給されるようになっている。上記ライン油圧PLは、図示しないリリーフ型調圧弁により、前記エンジン30によって回転駆動される機械式のオイルポンプや電磁式オイルポンプからの出力圧から、アクセル開度或いはスロットル開度で表されるエンジン負荷等に応じた値に調圧されるようになっている。
上記リニアソレノイドバルブSL1〜SL6は、変速用ソレノイドバルブに相当するものであって、基本的には何れも同じ構成であり、本実施例ではノーマリクローズ型のものが用いられている。図5のソレノイドバルブは、その一例であり、励磁電流に応じて電磁力を発生するソレノイド100、スプール102、スプリング104、ライン油圧PLが供給される入力ポート106、調圧した油圧を出力する出力ポート108、ドレーンポート110、出力油圧が供給されるフィードバック油室112を備えている。そして、フィードバック油室112に供給されるフィードバック油圧Pf、その受圧面積Af、スプリング104の荷重Fls、ソレノイド100による電磁力Fが、次式(1) を満足するように、その電磁力Fに応じて3つのポート106、108、110の連通状態が変化させられて出力油圧(フィードバック油圧Pf)が調圧制御され、前記油圧アクチュエータAC1、AC2、AC3、AC4、AB1、AB2に供給される。リニアソレノイドバルブSL1〜SL6の各ソレノイド100は、前記電子制御装置90により独立に励磁され、各油圧アクチュエータAC1、AC2、AC3、AC4、AB1、AB2の油圧が独立に調圧制御されるようになっている。
F=Pf×Af+Fls ・・・(1)
図4に戻って、インターロックを発生する故障が生じたときに解放させられる油圧式摩擦係合装置であるクラッチC1、クラッチC4、ブレーキB1に対して設けられたソレノイドバルブSL1、SL4、SL5の入力ポート106は、それぞれ切換弁36の第1出力ポート38cに接続されている。図2に示すように、所定のギヤ段を達成させる一対の油圧式摩擦係合装置の他に、何らかの故障によって他の油圧式摩擦係合装置との同時係合が発生して3以上の係合作動が発生した場合は自動変速機10内の歯車機構が相互にロック状態となるインターロックが発生する。切換弁装置35は、常閉型の電磁弁MV1とそれから出力されるパイロット圧により非故障状態から故障状態へ切り換えられる切換弁36とを備え、こうしたインターロックの発生を回避して特定変速段(本実施例では、第7速ギヤ段)を成立させるために設けられている。そして、その特定変速段としての第7速ギヤ段を成立させるために、クラッチC1、クラッチC4、ブレーキB1が故障時に解放される油圧式摩擦係合装置として予め設定され、ソレノイドバルブSL1、SL4、SL5の入力ポート106がそれぞれ切換弁36の第1出力ポート38cに接続される一方で、クラッチC2、クラッチC3がインターロックを発生する故障時に係合させる油圧式摩擦係合装置として予め設定され、クラッチC2、クラッチC3に対して設けられたソレノイドバルブSL2、SL3のドレーンポート110がそれぞれ切換弁36の第2出力ポート40cに接続されている。
上記切換弁36を非故障状態から故障状態へ切り換えるためにオン作動させられる電磁弁MV1から出力されたパイロット圧は、モジューレータバルブ46によって元圧であるライン圧PLから一定値に調圧されたモジュレータ圧PMである。モジュレータバルブ46は、ライン圧PLが供給される入力ポート46aと、電磁弁MV1に接続される出力ポート46cと、作動油をドレーンするドレーンポート46bと、出力ポート46cを入力ポート46aまたはドレーンポート46bへ連通させるスプール46eと、スプール46eを開弁方向に付勢するスプリング46dと、スプール46eを閉弁方向に付勢するために出力圧であるモジュレータ圧PMを受け入れるフィードバック油室46fとを備えた減圧弁であって、元圧であるライン圧PLの変化に拘わらずスプリング46dの荷重で定まる一定値の圧力に調圧して出力する。
また、切換弁36は、前記第1出力ポート38cおよび第2出力ポート40cの他に、元圧であるライン油圧PLが供給される第1入力ポート38bと、第1ドレーンポート38aとを有するとともに、元圧であるライン油圧PLが供給される第2入力ポート40aと、第2ドレーンポート40bとを有し、さらに、非故障状態ではスプリング42の付勢力に従って非故障位置に位置させられるが、故障状態ではパイロット圧に基づく推力によりスプリング42の付勢力に抗して故障位置に位置させられるスプール44を有している。
このスプール44は、その非故障位置では図4の実線に示すように上記第1出力ポート38cと第1入力ポート38bとを連通させ且つ上記第2出力ポート40cと第2ドレーンポート40aとを連通させるが、故障位置において上記第1出力ポート38cと第1ドレンポート38aとを連通させ且つ第2出力ポート40cと第2入力ポート40aとを連通させる。なお、ソレノイドバルブSL2、SL3、SL6の入力ポート106にはライン油圧PLがそれぞれ供給されている。また、各油圧アクチュエータAC1、AC2、AC3、AC4、AB1、AB2には、その係合油圧を検出するための油圧スイッチSC1、SC2、SC3、SC4、SB1、SB2がそれぞれ接続されている。
前記図3は、図1の自動変速機10などを制御するために車両に設けられた電気的な制御系統を説明するブロック線図であり、所謂アクセル開度として知られるアクセルペダル50の操作量Accがアクセル操作量センサ52により検出されるとともに、そのアクセル操作量Accを表す信号が電子制御装置90に供給されるようになっている。アクセルペダル50は、運転者の出力要求量に応じて大きく踏み込み操作されるものであり、アクセル操作部材に相当し、アクセル操作量Accは出力要求量に相当する。また、エンジン30の回転速度NEを検出するためのエンジン回転速度センサ58、エンジン30の吸入空気量Qを検出するための吸入空気量センサ60、吸入空気の温度Tを検出するための吸入空気温度センサ62、エンジン30の電子スロットル弁の全閉状態(アイドル状態)およびその開度θTHを検出するためのアイドルスイッチ付スロットルセンサ64、車速V(出力軸24の回転速度NOUTに対応)を検出するための車速センサ66、エンジン30の冷却水温Tを検出するための冷却水温センサ68、常用ブレーキであるフットブレーキの操作の有無を検出するためのブレーキスイッチ70、シフトレバー72のレバーポジション(操作位置)PSHを検出するためのレバーポジションセンサ74、タービン回転速度NT(=入力軸22の回転速度NIN)を検出するためのタービン回転速度センサ76、油圧制御回路98内の作動油の温度であるAT油温TOILを検出するためのAT油温センサ78、アップシフトスイッチ80、ダウンシフトスイッチ82などが設けられており、それらのセンサやスイッチから、エンジン回転速度NE、吸入空気量Q、吸入空気温度T、スロットル弁開度θTH、車速V、エンジン冷却水温T、ブレーキ操作の有無、シフトレバー72のレバーポジションPSH、タービン回転速度NT、AT油温TOIL、変速レンジのアップ指令RUP、ダウン指令RDN、などを表す信号が電子制御装置90に供給されるようになっている。
電子制御装置90は、たとえばROM、RAM、CPU、入出力インターフェースなどを含む所謂マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って入力信号を処理して、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6や電磁弁MV1を制御し、自動変速制御、インターロック時制御などを実行する。図7は、電子制御装置90の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図7において、自動変速機10の変速段(ギヤ段)を切り換えるための変速段切換制御手段120は、自動変速制御手段122および特定変速段固定手段124を備えている。
自動変速制御手段122は、たとえば図8に示す予め記憶された変速線図から実際の車速Vおよびアクセル操作量Accに基づいて変速判断を行い、判断された変速を実行させるための変速出力を行ってリニアソレノイドバルブSL1〜SL6のいずれかを制御し、クラッチC1〜C4、およびブレーキB1、B2のうちのいずれか2つを係合させる。
判定手段126は、電気的異常や異物の噛み込みに起因するリニアソレノイドバルブのオン状態のままのフェイル(油圧出力側状態の異常)等によって、自動変速機10にインターロックが発生する故障が生じたか否かを、たとえば油圧アクチュエータAC1、AC2、AC3、AC4、AB1、AB2のうち、そのときに出されている変速出力に対応して決まる2つの油圧アクチュエータに加えて、他の油圧アクチュエータに油圧が発生したか否かに基づいて判定する。たとえば第8速ギヤ段で走行中では、クラッチC2の油圧アクチュエータAC2およびブレーキB1の油圧アクチュエータAB1に係合圧が発生していることに加えて、他のブレーキ或いはクラッチの油圧アクチュエータに油圧が発生しているか否かを油圧スイッチSC1、SC2、SC3、SC4、SB1、SB2からの信号に基づいて判定する。
特定変速段固定手段124は、上記判定手段126によって自動変速機10にインターロックが発生する故障が生じたことが判定されると、それまでオフ状態であった電磁弁MV1をオン状態へ駆動し、その電磁弁MV1からのパイロット圧で切換弁36を非故障状態から故障状態へ切り換える。これにより、切換弁36では、図4に示すように、実線に示す連通状態から破線に示す連通状態に切り換えられるので、前記故障時に係合させる油圧式摩擦係合装置に属するクラッチC2およびC3に対応するリニアソレノイドバルブSL2およびSL3のドレーンポート110に切換弁36を通してライン油圧PLが供給されて優先的に係合状態とされる一方、前記故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置に属するクラッチC1、C4およびブレーキB1に対応するリニアソレノイドバルブSL1、SL4およびSL5の入力ポート106は切換弁36を通して大気圧とされてそのリニアソレノイドバルブSL5の状態に拘わらずクラッチC1、C4およびブレーキB1は解放状態とされる。
この結果、たとえば、クラッチC2およびブレーキB1の係合により達成される第8速ギヤ段にて走行中において上記切換弁36が非故障状態から故障状態へ切り換えられると、クラッチC1、クラッチC4と共に故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置に属するブレーキB1が解放される一方で、上記クラッチC2と共に故障時に係合させる油圧式摩擦係合装置に属するクラッチC3が係合させられるので、自動変速機10では第8速ギヤ段に替えてそれよりも1段下の第7速ギヤ段がクラッチC2およびクラッチC3の係合により達成され、それに固定される。すなわち、自動変速機10ではそれまでの第8速ギヤ段から特定変速段である第7速ギヤ段へ切換られる。
このような故障時の切換作動は、クラッチC1〜C4、およびブレーキB1、B2のうちのいずれに対応するリニアソレノイドバルブがオン状態のままのフェイル(油圧出力状態のままの故障)となったとしても得られる。例えば、第5速ギヤ段で走行中においてその第5速ギヤ段を成立させるために係合させられるクラッチC1に対して設けられたソレノイドバルブSL1が油圧出力側にフェイルすると、切換弁36が非故障状態から故障状態へ切り換えられ、クラッチC2は係合状態に維持されるがクラッチC1は解放される一方で、上記クラッチC2と共に故障時に係合させる油圧式摩擦係合装置に属するクラッチC3が係合させられるので、自動変速機10では第5速ギヤ段に替えて、特定変速段である第7速ギヤ段が達成され、それに固定される。
図9は、電子制御装置90の制御作動の要部を説明するフローチャートである。図9において、前記判定手段126に対応するステップ(以下、ステップを省略する)S1では、インターロック故障が検出されたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定される場合は、前記特定変速段固定手段124に対応するS2において、それまでオフ状態であった電磁弁MV1がオン駆動され、その電磁弁MV1からのパイロット圧によって切換弁36が非故障状態から故障状態へ切り換えられることにより、自動変速機10が特定変速段に切り換えられる。
上述のように、本実施例によれば、自動変速機10にインターロックを生じさせる故障が生じた旨が判定されたときには、切換弁36の第1出力ポート38cと第1ドレーンポート38aとが連通させられることによって、前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置の係合が解消されるとともに、切換弁36の切換制御を通じて特定変速段である第7速ギヤ段が成立させられるので、その故障したソレノイドバルブSLから出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置の係合を条件とする変速段を用いなくてもよく、自動変速機10にインターロックを生じさせる故障時においてドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる。
また、本実施例によれば、自動変速機10の油圧式摩擦係合装置には、変速段が所定の変速段(本実施例では第5速ギヤ段)以下の低速側であるときには係合させられるが、その所定の変速段を越えた高速段側であるときには解放させられる第1油圧式摩擦係合装置(本実施例ではクラッチC1)が含まれるとともに、前記故障が生じたときに解放させる油圧式摩擦係合装置(本実施例ではC1、C4、B1)にその第1油圧式摩擦係合装置(C1)が含まれている。このため、その第1油圧式摩擦係合装置(C1)は、それに対して設けられたソレノイドバルブSL1が油圧出力側にフェイルしたときは、切換弁36によりその油圧式摩擦係合装置(C1)が解放されることから、その故障したソレノイドバルブSL1から出力される油圧によって係合される第1油圧式摩擦係合装置(C1)の係合を条件とする変速段を用いなくても、特定変速段(本実施例では第7速ギヤ段)が成立させられる。これにより、例えば、第8速ギヤ段での走行中に第5速ギヤ段以下の低速側の変速段を成立させるために係合させられるクラッチC1に対して設けられたソレノイドバルブSL1が油圧出力側にフェイルしても特定変速段である第7速ギヤ段が成立させられるので、このクラッチC1の係合を要件とする変速段として大幅に低速側の変速段へダウンシフトすることが回避され、ソレノイドバルブの故障時においてドライバビリティが好ましくない変速を回避することができる。
また、本実施例によれば、前記特定変速段は、自動変速段10の最高速段よりも1段低速段側の変速段すなわち第7速ギヤ段であることから、比較的高速走行中における自動変速機10にインターロックを生じさせる故障時においてはその自動変速段10の最高速段よりも1段低速段側の変速段が成立させられるので、大幅なダウン変速が回避され、運転者に不快感を与えることなく、駆動力の低下を抑制することができる。
また、本実施例によれば、前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置(C2、C3)に対して設けられたソレノイドバルブSL2、SL3のドレーンポート110に接続された切換弁36の第2出力ポート40cと第2ドレンポート40aとが前記故障が生じないときに連通させられるが、前記故障が生じるとその第2出力ポート40cと第2入力ポート40bとが連通させられることから、そのソレノイドバルブSL2、SL3から出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置(C2、C3)は、非故障時にはそのソレノイドバルブのドレーンポート110が切換弁36を通してドレーンされるので通常の弁作動が許容され、故障時にはそのソレノイドバルブSL2、SL3のドレーンポート110が切換弁36により遮断されてそのソレノイドバルブSL2、SL3から出力される油圧によって係合される油圧式摩擦係合装置(C2、C3)の係合状態が維持される。このため、複数のソレノイドバルブを個別に制御することなく、特定変速段を成立させることが可能となる。
また、本実施例によれば、上記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置は、係合させられることにより自動変速機10の最高速段よりも1段低速側の変速段を成立させる合させる油圧式摩擦係合装置(C3)であることから、大幅なダウン変速が回避され、運転者に不快感を与えることなく、駆動力の低下を抑制することができる。
また、本実施例によれば、電子制御装置90は、自動変速機10にインターロックが発生する故障が生じたか否かを判定し、その故障が生じた旨を判定したときには切換弁36の連通状態を切り換えるので、複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記故障時に解放させる油圧式摩擦係合装置(C1、C4、B1)の係合が解消されるとともに、切換弁36の切換制御を通じて特定変速段が成立させられる。このように、電気的な処理により切換弁36の連通状態が切り換えられるので、従来のフェイルセーフバルブのように複数の油圧式摩擦係合装置の係合油圧を用いて機械的に切り換える場合に比較して、油圧制御回路98の構成を簡素化することができる利点がある。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用された車両用自動変速機の構成を説明する骨子図である。 図1の車両用自動変速機の係合要素の作動状態を説明する図である。 図1の車両用自動変速機が備えている制御系統の要部を説明するブロック線図である。 図3の油圧制御回路の要部を示す回路図である。 図4のリニアソレノイドバルブの一例を示す断面図である。 図3のシフトレバーの一例を示す斜視図である。 図3の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図7の自動変速制御手段で用いられる変速線図の一例を示す図である。 図3の電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。
符号の説明
10:車両用自動変速機
35:切換弁装置
36:切換弁
38a:第1ドレーンポート
38b:第1入力ポート
38c:第1出力ポート
40a:第2ドレーンポート
40b:第2入力ポート
40c:第2出力ポート
90:電子制御装置(制御装置)
98:油圧制御回路
C1〜C4:クラッチ(油圧式摩擦係合装置)
B1:第1ブレーキ(油圧式摩擦係合装置)
B2:第2ブレーキ(油圧式摩擦係合装置)
SL1〜SL6:リニアソレノイドバルブ
MV1:電磁弁
PL:ライン油圧(元圧)

Claims (6)

  1. 複数の油圧式摩擦係合装置が選択的に係合、解放されることにより、変速比が異なる複数の変速段が成立させられる自動変速機であって、各々の油圧式摩擦係合装置に対応して設けられ、該油圧式摩擦係合装置に油圧を直接出力するソレノイドバルブを複数備え、該複数のソレノイドバルブを制御することにより、前記複数の変速段のいずれかを成立させる車両用自動変速機の油圧制御装置において、
    前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたときに解放させる油圧式摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブの入力ポートに接続された第1出力ポートと、元圧が供給される第1入力ポートと、第1ドレーンポートとを有し、前記故障が生じていないときには該第1出力ポートと第1入力ポートとが連通させられる一方、前記故障が生じたときには前記第1出力ポートと第1ドレーンポートとが連通させられて特定変速段を成立させる切換弁装置を含む
    ことを特徴とする車両用自動変速機の油圧制御装置。
  2. 前記複数の油圧式摩擦係合装置には、前記自動変速機の変速段が所定の変速段以下の低速段側であるときには係合させられるが、該所定の変速段を越えた高速段側であるときには解放させられる第1油圧式摩擦係合装置が含まれ、前記故障が生じたときに解放させる油圧式摩擦係合装置に該第1油圧式摩擦係合装置が含まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記特定変速段は、前記自動変速段の最高速段よりも1段低速段側の変速段である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用自動変速機の油圧制御装置。
  4. 前記切換弁装置は、前記複数の油圧式摩擦係合装置のうち前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置に対して設けられたソレノイドバルブのドレーンポートに接続された第2出力ポートと、元圧が供給される第2入力ポートと、第2ドレーンポートとを有し、前記故障が生じていないときには該第2出力ポートと第2ドレーンポートとが連通させられる一方、前記故障が生じたときには前記第2出力ポートと第2入力ポートとが連通させられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用自動変速機の油圧制御装置。
  5. 前記故障が生じたときに係合させる油圧式摩擦係合装置は、係合させられることにより前記自動変速機の最高速段よりも1段低速側の変速段を成立させる油圧式摩擦係合装置である
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用自動変速機の油圧制御装置。
  6. 前記切換弁装置を電気的に制御する制御装置をさらに含み、該制御装置は、前記自動変速機にインターロックが発生する故障が生じたか否かを判定し、前記故障が生じた旨を判定したときには前記切換弁装置の連通状態を切換制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車両用自動変速機の油圧制御装置。
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