JP2007026627A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メモリセルアレイ内での位置の違いに起因する配線長の違いによる可変抵抗素子に加わる実効電圧の不均一を是正し、メモリセル間の可変抵抗素子の抵抗変化特性のばらつきを抑制することができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 可変抵抗素子を有するメモリセルを、同一行のメモリセルを共通のワード線に接続し、同一列のメモリセルを共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイ100を備えてなる半導体記憶装置1であって、所定のメモリ動作時において、書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅が、メモリセルアレイ100内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まるように、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅が、選択メモリセルのメモリセルアレイ100内の配置個所に基づいて調整される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体記憶装置、特に、不揮発性の可変抵抗素子を用いた不揮発性半導体記憶装置に関する。
現在、様々な不揮発メモリ(不揮発性半導体記憶装置)の研究開発が進められているが、中でも、抵抗値の違いをデータとして読み取るタイプのMRAM(Magneto-resistance Random Access Memory)、OUM(Ovonic Universal Memory)等に代表されるPRAM(Phase-change Random Access Memory)やRRAM(Resistance Random Access Memory、シャープ株式会社の登録商標)は、スケーリングに関して統計物理学的な限界が無いという利点がある。
一般的に、PRAMやRRAMは、ある閾値以上の電圧パルスが加わると抵抗値が変化する不揮発性の可変抵抗素子を備えて構成されており、トランジスタやダイオードといった選択素子をいっさい利用せずに、可変抵抗素子からなるメモリセルでメモリセルアレイを構成している。ここで、図2は、メモリセルアレイの一構成例を示す模式図であり、メモリセルアレイ100は、可変抵抗素子103からなるメモリセルを行方向及び列方向に複数配列し、同一行に配列された各可変抵抗素子103の一端をワード線102に接続し、同一列に配列された可変抵抗素子103の一端をビット線101に接続して構成されている。可変抵抗素子103は、ビット線101とワード線102の電位差がある閾値VTHを越えると、抵抗値が変化する。
図13は、選択素子を使わずに構成したメモリセルアレイ200の一例を示している。このメモリセルアレイ200は、下部電極201上に下部電極201と直交する可変抵抗体202と上部電極203が積層されたクロスポイント型メモリである。選択素子を使用しない分、メモリセルの占有面積を縮小させることができ、より大容量のメモリを実現できる。更に、このようなクロスポイント型メモリは、構造が簡素であることから、多層化が容易であり、より集積度の高いメモリを実現することができる。
米国特許第6204139B1号明細書 特開2003‐338607号公報
メモリセル内の可変抵抗素子は、印加される電圧によりその特性が大きく変化する。前述のRRAMに関して言えば、可変抵抗素子に加わる実効電圧が高いほど、抵抗値の変化が大きくなり、抵抗変化速度(パルス応答)も向上する。
ここで、図2に示すメモリセルアレイでは、メモリセルアレイ内での位置により、電源等から各メモリセルまでの配線長が異なるため、配線抵抗に差が生じる。このため、書き込み動作や消去動作(リセット動作)において、各メモリセル間で可変抵抗素子に印加される電圧パルスの値が異なることとなり、各可変抵抗素子の抵抗変化にばらつきが生じる可能性がある。特に、図13のように、選択素子が無い場合、配線抵抗が占める割合が大きくなり、配線長の違いによる配線抵抗の差が抵抗変化に与える影響が、メモリセル間で大きくなる。更に、PRAMやRRAMでは、書き込み動作中は溶解した状態にある等の理由で、可変抵抗素子の抵抗値が数十〜数百Ωまで低下し、ほぼ配線抵抗と同じオーダーまで下がっており、配線抵抗の違いが抵抗変化に与える影響は特に大きい。
図14は、クロスポイント型メモリの概略構成を示している。各ビット線B0〜B7と各ワード線W0〜W7の交点夫々に可変抵抗素子が存在し、メモリセルを構成している。ここで、メモリセル内の可変抵抗素子の抵抗値をR、選択ワード線と選択ビット線の各端部から選択メモリセルに至る配線抵抗の抵抗値の合計をRLINEとすると、ビット線・ワード線間にかかる電圧VBWのうち可変抵抗素子にかかる実効電圧Vは以下の数1で表される。
[数1]
=R/(R+RLINE)×VBW
ここで、配線長をL、配線の単位長当たりの抵抗値を簡単のためビット線、ワード線ともにρとすると、RLINE=ρLとなる。そして、配線長Lは、図14のA点であればL=(ビット線)+(ワード線)=(l+l)+(2l+l)=3l+2lとなり、B点であればL=(6l+l)+(4l+l)=10l+2lとなる。従って、配線の長いB点の方が可変抵抗素子に加わる実効電圧が低くなるのは明らかである。尚、図14において、ρ=0.6Ω/μm、l=1.5μm、l=15μm、電源電圧VDD=4V、R=100Ωとすると、数1より、A点での可変抵抗素子にかかる実効電圧VRAは3.31V、B点での実効電圧VRBは3.15Vとなる。
可変抵抗素子に加わる実効電圧の違いは、特に、抵抗変化速度(パルス応答)に大きな影響を及ぼす。図15は、可変抵抗素子の抵抗値と印加電圧パルスのパルス幅の関係を示すグラフである。グラフからは、可変抵抗素子には抵抗値のピークが存在し、印加電圧パルスには抵抗変化を最大にする最適なパルス幅があることが分かる。このパルス幅が短いほど、可変抵抗素子の抵抗変化は速く、素子としてのパルス応答は速いと考えられる。
図16は、可変抵抗素子の抵抗値がピークとなる際の印加電圧のパルス幅と可変抵抗素子に加わる実効電圧の関係を示すグラフである。図16より、A点での実効電圧VRA=3.31V及びB点での実効電圧VRB=3.15Vの場合、抵抗ピーク時のパルス幅は夫々154ns、253nsとなる。わずかな電圧の差がパルス応答に大きな影響を及ぼし得ることが理解できる。
図14に示すメモリセルアレイは、説明のため小規模なものであり、配線長の違いによる可変抵抗素子に加わる実効電圧の差は比較的小さいと言える。しかしながら、例えば、一般的な16Kビットのメモリセルアレイの場合、数1より、上述した各パラメータを用いて計算すると、実効電圧は最大3.34V、最小1.15Vとなる。この結果、可変抵抗素子の抵抗値がピークとなるときの印加電圧パルスのパルス幅は夫々144ns、4.46msとなり、3万倍以上の差が生じるという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリセルアレイ内での位置の違いに起因する配線長の違いによる可変抵抗素子に加わる実効電圧の不均一を是正し、メモリセル間の可変抵抗素子の抵抗変化特性のばらつきを抑制することができる半導体記憶装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体記憶装置は、電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行の前記メモリセル内の1つの端子を共通のワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子を共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイを備えてなる半導体記憶装置であって、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅若しくはパルス幅によって、書き込みまたは消去後の前記可変抵抗素子の電気抵抗変化が前記メモリセルアレイ内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まるように、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅若しくはパルス幅の少なくとも何れか一方が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを第1の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体記憶装置は、電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行の前記メモリセル内の1つの端子を共通のワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子を共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイを備えてなる半導体記憶装置であって、所定のメモリ動作時において、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅が、前記メモリセルアレイ内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まるように、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを第2の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、更に、前記メモリ動作時において、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続しない非選択ワード線の端部に印加する電圧と、前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続しない非選択ビット線に印加する電圧の少なくとも何れか一方が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを第3の特徴とする。
また、上記何れかの特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、前記選択ワード線と前記選択ビット線の各端部間の電圧差をVBWとし、前記選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される前記実効的な電圧振幅をVとし、前記可変抵抗素子の電気抵抗値をRとし、前記選択ワード線と前記選択ビット線の各端部から前記選択メモリセルに至る配線抵抗の合計をRLINEとした場合、V=R/(R+RLINE)×VBWなる数式で与えられる前記実効的な電圧振幅Vが一定となるように、前記電圧差VBWが調整されることを第4の特徴とする。
上記特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、更に、電源電圧をVDDとし、前記メモリセルアレイ内の全ての前記メモリセルに共通な定数をXとした場合、VBW=X×(R+RLINE)×VDDなる数式を満足するように、前記電圧差VBWが(R+RLINE)に比例して調整されることを第5の特徴とする。
上記第4の特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、更に、前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅を調整するための電圧調整回路を備え、前記電圧調整回路が、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルの総数以下の複数のスイッチ回路を備えてなり、前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、前記複数のスイッチ回路がオンオフ制御されることを第6の特徴とする。
上記第5の特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅を調整するための電圧調整回路を備え、前記電圧調整回路が、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルの総数以下の複数のスイッチ回路と増幅器を備えてなり、前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、前記複数のスイッチ回路がオンオフ制御されオン状態に制御された前記スイッチ回路の出力電圧V1が、Yを所定の定数として、V1=Y×(R+RLINE)×VDDなる数式を満足するように調整され、前記電圧差VBWが、前記増幅器が前記出力電圧V1を電圧増幅して得られることを第7の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体記憶装置は、電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行の前記メモリセル内の1つの端子を共通のワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子を共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイを備えてなる半導体記憶装置であって、所定のメモリ動作時において、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的なパルス幅によって、書き込みまたは消去後の前記可変抵抗素子の抵抗変化が前記メモリセルアレイ内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まる様に、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスのパルス幅が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを第8の特徴とする。
上記特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、前記パルス幅が、前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に離散的に印加される電圧パルスのパルス数によって調整されることを第9の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、更に、前記メモリセルアレイが、前記メモリセルを行方向と列方向に夫々複数配列して、同一行の前記メモリセル内の1つの端子である前記可変抵抗素子の一方端を共通の前記ワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子である前記可変抵抗素子の他方端を共通の前記ビット線に接続してなることを第10の特徴とする。
更に、上記何れかの特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、前記所定のメモリ動作が、前記可変抵抗素子の電気抵抗を増大または減少させる書き込み動作、前記可変抵抗素子の電気抵抗を前記書き込み動作前の状態に変化させる消去動作、前記可変抵抗素子の電気抵抗の状態に応じて記憶情報を読み出す読み出し動作の少なくとも何れか1つであることを第11の特徴とする。
上記第1または第2の特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、印加する電圧パルスの電圧振幅を選択メモリセルのメモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整するように構成したので、各メモリセルの可変抵抗素子に加わる実効電圧を一定範囲内に収めることができ、各メモリセル間で可変抵抗素子の特性のばらつきが少ないメモリセルアレイを実現できる。これによって、各メモリセル間で特性のばらつきが少ない半導体メモリ装置を実現できる。
更に、本発明によれば、各メモリセルの可変抵抗素子に加わる実効電圧を一定範囲内に収めることができるため、各メモリセルにおいて、抵抗値がピークになる電圧パルスのパルス幅のばらつきを低減させることができる。また、本発明によれば、各メモリセルの可変抵抗素子に加わる実効電圧を一定範囲内に収めることができるため、各メモリセルの高抵抗状態及び低抵抗状態における抵抗値のばらつきを低減させることができる。
上記第1または第8の特徴の本発明に係る半導体記憶装置は、書き込みまたは消去時の実効電圧の違いを調整するために、印加する電圧パルスのパルス幅を選択メモリセルのメモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整するように構成したので、各メモリセルの可変抵抗素子に加わる実効電圧の違いによる書き込みまたは消去後の抵抗値の違いを一定範囲内に収めることができ、各メモリセル間で可変抵抗素子の特性のばらつきが少ないメモリセルアレイを実現できる。これによって、各メモリセル間で特性のばらつきが少ない半導体メモリ装置を実現できる。
以下、本発明に係る半導体記憶装置(以下、適宜「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明装置の第1実施形態について、図1〜図5を基に説明する。ここで、図1は、本発明装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本発明装置1は、メモリセルアレイ100、スイッチング回路群601、書き換え信号用のアドレスデコーダ602、カラムデコーダ605、ローデコーダ606及びローアドレスデコーダ608を備えて構成される。
メモリセルアレイ100は、従来技術と同様の回路構成であり、図2に示すように、電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子103を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行のメモリセル内の1つの端子を共通のワード線102に接続し、同一列のメモリセル内の他の端子を共通のビット線101に接続してなる。より詳細には、図2に示すように、メモリセルアレイ100は、メモリセルを行方向と列方向に夫々複数配列して、同一行のメモリセル内の1つの端子である可変抵抗素子103の一方端を共通のワード線102に接続し、同一列のメモリセル内の他の端子である可変抵抗素子103の他方端を共通のビット線101に接続して構成されている。尚、ここでの可変抵抗素子103は、ビット線101とワード線102の電位差がある閾値VTHを越えると抵抗値が変化する。
スイッチング回路群601は、増幅器としての増幅回路603とともに、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅を調整するための電圧調整回路として機能し、メモリセルアレイ100のメモリセル数以下のスイッチング回路SWを備えて構成される。また、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、複数のスイッチング回路SWがオンオフ制御される。本実施形態では、アドレスデコーダ602からの信号により選択されたスイッチング回路SWがONとなる。選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線の各端部間の電圧差VBWは、スイッチング回路SWの出力電圧Vを増幅回路603により電圧増幅して得られる。
以下、本発明装置1における電圧パルスの調整について図3〜図5を基に説明する。本発明装置1は、所定のメモリ動作時において、メモリセルアレイ100内のメモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの可変抵抗素子103に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅が、メモリセルアレイ100内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まるように、ワード線102の内の選択メモリセルと接続する選択ワード線とビット線101の内の選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅が、選択メモリセルのメモリセルアレイ100内の配置個所に基づいて調整されるように構成されている。本実施形態の本発明装置1は、更に、メモリ動作時において、ワード線102の内の選択メモリセルと接続しない非選択ワード線の端部に印加する電圧と、ビット線101の内の選択メモリセルと接続しない非選択ビット線に印加する電圧の少なくとも何れか一方が、選択メモリセルのメモリセルアレイ100内の配置個所に基づいて調整されるように構成されている。
尚、ここでの所定のメモリ動作は、可変抵抗素子103の電気抵抗を増大または減少させる書き込み動作、可変抵抗素子103の電気抵抗を書き込み動作前の状態に変化させるリセット動作、可変抵抗素子103の電気抵抗の状態に応じて記憶情報を読み出す読み出し動作の少なくとも何れか1つである。
先ず、書き込み動作及びリセット動作における電圧調整について図3及び図4を基に説明する。
数1より、異なる配線長Lに拘らず、選択メモリセルの可変抵抗素子103に印加される実効電圧Vを一定範囲内とするためには、電圧差VBWを配線長Lに応じて変更すれば良いことが分かる。即ち、電圧差VBW、選択ワード線と選択ビット線の各端部から選択メモリセルに至る配線抵抗の合計RLINE、及び、可変抵抗素子103の電気抵抗Rについて、VBW∝(R+Rline)の関係が成り立てば良い。ここで、全てのメモリセルに対し共通の値をとる重み付け因子Xを導入し、電源電圧をVDDとすると、電圧差VBWは、以下の数2で表される。
[数2]
BW=X(R+RLINE)×VDD
数1及び数2より、重み付け因子Xを適切に調整することで、実効電圧Vを所望の値に調整できる。尚、重み付け因子Xとしては、例えば、配線抵抗の平均値RAVGを用い、X=Y/(R+RAVG)を満たすYを設定しても良い。
従って、本実施形態のスイッチング回路SWの出力Vは、数2より、V=X’(R+RLINE)×VDDとなるように調整され、増幅回路603でVBWに増幅される。本実施形態の増幅回路603は、VBW=2Vとなるようにスイッチング回路SWの出力Vを電圧増幅するように構成されており、X’=X/2である。更に、増幅回路603の出力VBWは、アンプ604に入力される。アンプ604からはVBWが出力され、カラムデコーダ605若しくはローデコーダ606を介して、選択ビット線若しくは選択ワード線の一方に入力される。また、アンプ607には、スイッチング回路群601からの出力Vが入力される。アンプ607からはVBW/2(=V)が出力され、カラムデコーダ605及びローデコーダ606を介して、非選択ビット線及び非選択ワード線に入力される。尚、本実施形態では、書き込み動作時及びリセット動作時、読み出し動作用のアンプ609は非活性状態でその出力はフローティング状態となっている。
ここで、図3は、書き込み動作時におけるメモリセル内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示している。ここでは、アンプ604の出力がカラムデコーダ605を介して選択ビット線702に入力され、選択ビット線702の電位がVBWとなる。また、選択ワード線703の電位が0Vとなるので、選択メモリセル701の電位差は電圧差VBWとなる。尚、VBW>VTHであれば、可変抵抗素子103の抵抗値が変化する。
更に、アンプ607の出力がカラムデコーダ605及びローデコーダ606を介して非選択ビット線及び非選択ワード線に印加され、選択ビット線702に接続された非選択メモリセルの電圧差はVBW/2=Vとなる。尚、ここでは、V<VTHとなるようにVを調整し、選択ビット線702に接続された選択メモリセル701以外の非選択メモリセルの可変抵抗素子103の抵抗値が変化しないようにする。また、その他の非選択メモリセルについては、非選択ビット線と非選択ワード線の電位が同じであり、加わる電圧が0となるため、可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。
図4は、リセット動作時(消去動作時)におけるメモリセル内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示している。図4に示すように、リセット動作時における各ビット線及び各ワード線の電位は、書き込み動作時とは選択ビット線702の電位と選択ワード線703の電位を逆にすれば良い。このとき、選択メモリセル701には書き込み動作時とは逆極性の電圧が加わる。尚、選択ビット線702及び選択ワード線703に接続された非選択メモリセルについても逆極性の電圧がかかることになるが、書き込み動作時と同様に、V<VTHであれば可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。その他の非選択メモリセルについては、非選択ビット線と非選択ワード線の電位が同じであり、書き込み動作時と同様に、各非選択メモリセルにかかる電圧が0となるため、可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。
従って、図3及び図4より、電圧差VBWを以下の数3を満たすように調整すれば、メモリセルのディスターブを防ぐことができると言える。
[数3]
BW/2<VTH<VBW
続いて、読み出し動作における電圧調整について図5を基に説明する。
読み出し動作では、読み出し用のローアドレスデコーダ608からの信号により、スイッチング回路群601の複数のスイッチング回路SWがオンオフ制御される。スイッチング回路SWの出力電圧VReadは、以下の数4で現される。
[数4]
Read=X”(R+RLINE)×VDD
ここで、X”は重み付け因子である。スイッチング回路SWの出力電圧VReadは、読み出し用のアンプ609を介してローデコーダ606に入力される。尚、本実施形態では、読み出し動作時、書き込み動作及びリセット動作用のアンプ604及びアンプ607は非活性状態でその出力はフローティング状態となっている。
図5は、読み出し動作時におけるメモリセルアレイ100内の各ビット線及びワード線の電位の関係を示している。ここでは、選択メモリセル1201に接続される選択ワード線1203の電位がVReadとなり、それ以外の非選択ワード線の電位は0である。また、選択メモリセル1201に接続される選択ビット線1202も含めて全てのビット線の電位が0に設定されている。選択ビット線1202を流れる電流は、選択メモリセル1201の可変抵抗素子103の抵抗値に応じて増減するため、選択ビット線1202に接続されたセンスアンプ1204によって電流が増幅され、データが読み出されることになる。
ここで、VRead<VTHとなるように数4の重み付け因子X”を設定するか、若しくは、VDDを読み出し動作専用に設定すれば、メモリセルに対する非破壊読み出しが可能となり、読み出し後の再書き込みが不要となる。
尚、読み出し動作時においては、メモリセルアレイ100内での位置による配線抵抗の違いは書き換え動作時及びリセット動作時ほど大きな影響を与えないことが予想される。この場合、例えば、図6に示すように、ローアドレスデコーダ608の出力を、一定値VReadに設定して、スイッチング回路群601を介さずに、直接アンプ609に入力するように構成してもよい。
ここで、図7及び図8は、8本のビット線と8本のワード線を持ち、ビット線とワード線の交点にメモリセルが形成されている64ビットのメモリセルアレイ100における、可変抵抗素子103の抵抗値と印加電圧のパルス幅との関係を示している。従来技術では、図7に示すように、メモリセル間で可変抵抗素子103の抵抗値がピークとなるときのパルス幅にばらつきがみられる。これに対し、本発明装置1では、図8に示すように、メモリセル間で可変抵抗素子103の抵抗値がピークとなるときのパルス幅のばらつきを抑制できると言える。
また、図9は、8本のビット線と4本のワード線を持ち、ビット線とワード線の交点にメモリセルが形成されている32ビットのメモリセルアレイ100における、高抵抗状態と低抵抗状態とを分離できる上限のビット数と、印加電圧のパルス幅の関係を示している。図9に示すように、従来技術ではせいぜい数百ビット程度であり、パルス幅3μsの電圧パルスの印加では、メモリセルの可変抵抗素子103に抵抗変化を起こすのに十分ではなかった。これに対し、本発明装置1では、パルス幅3μsで5000ビット近く改善されている。更に、パルス幅10μsの場合には、1Tビットを超える所まで改善されている。従って、本発明の適用により、各メモリセルの高抵抗状態及び低抵抗状態における抵抗値のばらつきを低減させることができ、これは、大規模なメモリセルアレイ100を有する半導体記憶装置を実現できることを示している。
〈第2実施形態〉
本発明装置1の第2実施形態について図10〜図12を基に説明する。本実施形態では、上記第1実施形態とは、本発明装置1の書き込み動作及びリセット動作にかかる構成が異なる場合について説明する。尚、読み出し動作については、上記第1実施形態と同じであるため、本実施形態では説明を割愛する。
ここで、図10は、本実施形態の本発明装置1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態では、上記第1実施形態の構成に加え、増幅回路901を備えて構成される。より詳細には、本実施形態スイッチング回路SW及び増幅回路603は、VBW=3Vとなるように構成されている。本実施形態のアンプ607の出力は2つに分岐し、一方は、Vのままカラムデコーダ605及びローデコーダ606に入力され、もう一方は、増幅回路901に入力される。増幅回路901は、アンプ607から出力されるVを2Vに増幅し、カラムデコーダ605及びローデコーダ606に出力する。尚、本実施形態では、書き込み動作時及びリセット動作時、読み出し動作用のアンプ609は非活性状態でその出力はフローティング状態となっている。読み出し動作時には、書き込み動作及びリセット動作用のアンプ604及びアンプ607は、非活性状態でその出力はフローティング状態となっている。
図11は、書き込み動作時におけるメモリセル内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示している。ここでは、アンプ604からの出力VBWがカラムデコーダ605を介して選択ビット線1002に印加され、選択ビット線1002の電位が電圧差VBW、選択ワード線1003の電位が0Vであり、選択メモリセル1001の電位差は、第1実施形態と同様に、VBWとなる。尚、VBW>VTHであれば可変抵抗素子103の抵抗値が変化する。
更に、アンプ607の出力が非選択ビット線に入力され、非選択ビット線の電位がVBW/3となり、増幅回路901の出力が非選択ワード線に入力され、非選択ワード線の電位が2VBW/3となる。この結果、選択メモリセル1001以外の非選択メモリセルの電位差はVBW/3=Vとなる。尚、V<VTHであれば可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。
図12は、リセット動作時におけるメモリセル内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示しており、書き込み動作時とは、選択ビット線と選択ビット線の電位が逆になり、非選択ビット線と非選択ワード線の電位が逆になるように設定されている。このため、選択メモリセルには、書き込み動作時とは逆極性の電圧が加わる。その他の非選択メモリセルについては、書き込み動作時とは逆極性の電圧が印加されるが、その電圧の大きさは同じVBW/3=Vである。
以上より、本実施形態では、電圧差VBWを以下の数5を満たすように調整すれば、メモリセルのディスターブを防ぐことができると言える。
[数5]
BW/3<VTH<VBW
尚、数5は、第1実施形態の数3に比べると、メモリセルのディスターブを防ぐための条件が緩くなっており、数5は数3に比して満たし易い条件であると言える。このため、本実施形態の本発明装置1は、電圧条件の制約が厳しい場合に有用である。
〈第3実施形態〉
本発明装置の第3実施形態について、図17及び図18を基に説明する。ここで、図17は、本発明装置の構成を示す概略ブロック図である。図17に示すように、本実施形態の本発明装置1は、メモリセルアレイ100、パルス幅調整回路610、書き換え信号用のアドレスデコーダ602、カラムデコーダ605、ローデコーダ606及びローアドレスデコーダ608を備えて構成される。尚、メモリセルアレイ100の構成は上記各実施形態と同様であり、本実施形態ではその説明を割愛する。
パルス幅調整回路610は、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスのパルス幅を調整するように機能し、所定数のインバータが直列に接続してなる遅延回路、メモリセルアレイ100のメモリセル数以下のスイッチング回路SW、NAND回路614及びインバータ回路613を備えて構成される。ここでの遅延回路は、1対のインバータ回路によって構成される。また、上記各実施形態と同様に、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、複数のスイッチング回路SWがオンオフ制御される。本実施形態では、アドレスデコーダ602からの信号により選択されたスイッチング回路SWがONとなる。選択メモリセルに印加される電圧パルスWritePWのパルス幅は、スイッチング回路群601の遅延回路の段数によって調整される。
ここで、図18は、本実施形態のスイッチング回路群610の入力波形及び出力波形を示している。図18に示すように、電圧パルスWritePWは、信号CEの立ち上がりに応じて立ち上がり、信号CE#Dの立ち下がりに応じて立ち下がるように構成されており、選択メモリセルの配置に応じて適切なパルス幅を持つ信号CE#Dを選択することで、電圧パルスWritePWのパルス幅を調整する。
以下、本実施形態の本発明装置1における電圧パルスのパルス幅の調整について図3及び図4を基に説明する。本発明装置1は、所定のメモリ動作時において、メモリセルアレイ100内のメモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの可変抵抗素子103に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅が違っても、書き込み後の抵抗値が所定の範囲内となる様にメモリセルアレイ100内の配置個所に応じて電圧パルスのパルス幅を調整する。本実施形態の本発明装置1は、ワード線102の内の選択メモリセルと接続する選択ワード線とビット線101の内の選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスのパルス幅が、選択メモリセルのメモリセルアレイ100内の配置個所に基づいて調整されるように構成されている。
先ず、書き込み動作及びリセット動作におけるパルス幅調整について図3及び図4を基に説明する。
本実施形態では、電圧差VBWが一定の為、数1より、実際にメモリセルにかかる実効電圧Vは、配線長Lの違いによりメモリセルの場所によって違ってくる。選択メモリセルの可変抵抗素子103に印加される実効電圧Vが違っても書き込みまたは消去後の抵抗値を一定範囲内とする為には、図16より、実効電圧Vの値(配線長L)に応じて書き込みパルス幅を変えれば良いことが分かる。即ち、図16の関係に基づいて、実効電圧Vの値によって段階的にパルス幅を選択すれば良い。
続いて、図3を用いて、本実施形態の書き込み動作時におけるメモリセル内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を説明する。ここでは、インバータ回路613から出力される電圧パルスWritePWによって、カラムデコーダ605を介して選択ビット線702が選択され、電圧パルスWritePWのパルス幅の時間だけ書き込み電圧VBWが選択ビット線702に入力される。また、選択ワード線703の電位が0Vとなるので、選択メモリセル701の電位差は電圧差VBWとなる。尚、上記第1実施形態と同様に、VBW>VTHであれば、可変抵抗素子103の抵抗値が変化する。
更に、カラムデコーダ605及びローデコーダ606を介して非選択ビット線及び非選択ワード線に電圧VBW/2が印加され、選択ビット線702に接続された非選択メモリセルの電位差はVBW/2=Vとなる。尚、ここでは、V<VTHとなるようにVを調整し、選択ビット線702に接続された選択メモリセル701以外の非選択メモリセルの可変抵抗素子103の抵抗値が変化しないようにする。また、その他の非選択メモリセルについては、非選択ビット線と非選択ワード線の電位が同じであり、加わる電圧が0となるため、可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。
続いて、図4を用いて、本実施形態のリセット動作時(消去動作時)におけるメモリセル内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を説明する。図4に示すように、リセット動作時における各ビット線及び各ワード線の電位は、書き込み動作時とは選択ビット線702の電位と選択ワード線703の電位を逆にすれば良い。このとき、選択メモリセル701には書き込み動作時とは逆極性の電圧が電圧パルスWritePWのパルス幅の時間だけ加わる。尚、上記第1実施形態と同様に、選択ビット線702及び選択ワード線703に接続された非選択メモリセルについても逆極性の電圧がかかることになるが、書き込み動作時と同様に、V<VTHであれば可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。その他の非選択メモリセルについては、非選択ビット線と非選択ワード線の電位が同じであり、書き込み動作時と同様に、各非選択メモリセルにかかる電圧が0となるため、可変抵抗素子103の抵抗値は変化しない。
従って、第1実施形態と同様に、図3及び図4より、電圧差VBWを数3を満たすように調整すれば、メモリセルのディスターブを防ぐことができると言える。
〈第4実施形態〉
本発明装置1の第4実施形態について図19及び図20を基に説明する。本実施形態では、上記第3実施形態とは、本発明装置1の書き込み動作及びリセット動作にかかる構成が異なる場合について説明する。尚、読み出し動作については、上記第3実施形態と同じであるため、本実施形態では説明を割愛する。
具体的には、上記第3実施形態では配線長さの違いで起こる書き込み時の実効電圧の違いによる書き込み後の抵抗値のバラツキをパルス幅で調整したが、本実施形態では、一定のパルス幅を持つ電圧パルスのパルス数を変えることにより、パルス幅を調整する。
ここで、図19は、本実施形態の本発明装置1の概略構成を示すブロック図である。図19に示すように、本発明装置1は、メモリセルアレイ100、パルス数調整回路620、書き換え信号用のアドレスデコーダ602、カラムデコーダ605、ローデコーダ606及びローアドレスデコーダ608を備えて構成される。尚、メモリセルアレイ100の構成は上記各実施形態と同様であり、本実施形態ではその説明を割愛する。
パルス数調整回路620は、図19に示すように、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスのパルス数を調整するように機能し、メモリセルアレイ100のメモリセル数以下のスイッチング回路SW、カウンタ回路611及びパルス生成回路612を備えて構成される。尚、図19では、説明の簡単のため、7種類の選択回路しか載せていない。また、上記各実施形態と同様に、選択ワード線と選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、複数のスイッチング回路SWがオンオフ制御される。本実施形態では、アドレスデコーダ602からの信号により選択されたスイッチング回路SWがONとなる。選択メモリセルに印加される電圧パルスRPulseのパルス数は、カウンタ回路611とパルス生成回路612により調整される。
ここで、図20は、本実施形態のスイッチング回路群610の入力波形及び出力波形を示している。より具体的には、スイッチング回路群610に入力する信号CL、カウンタ回路611からの信号Q1〜Q3、スイッチング回路群610から出力される信号RPulseを示しており、選択メモリセルの配置に応じて適切なパルス数を持つ信号RPulseを選択することで、選択メモリセルに印加される電圧パルスのパルス幅を調整する。
以下、本実施形態の本発明装置1における電圧パルスのパルス数の調整について図3及び図4を基に説明する。本発明装置1は、所定のメモリ動作時において、メモリセルアレイ100内のメモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの可変抵抗素子103に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅が違っても、書き込み後の抵抗値が所定の範囲内となる様に、メモリセルアレイ100内の配置個所に応じて電圧パルスのパルス数を調整する。本実施形態の本発明装置1は、ワード線102の内の選択メモリセルと接続する選択ワード線とビット線101の内の選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスのパルス数が、選択メモリセルのメモリセルアレイ100内の配置個所に基づいて調整されるように構成されている。
本実施形態では、上記第3実施形態と同様に、電圧差VBWが一定の為、数1より、実際にメモリセルにかかる実効電圧Vは、配線長Lの違いによりメモリセルの場所によって違ってくる。選択メモリセルの可変抵抗素子103に印加される実効電圧Vが違っても書き込みまたは消去後の抵抗値を一定範囲内とする為には、図16より、実効電圧Vの値(配線長L)に応じて合計の書き込みパルス幅を変えれば良いことが分かる。図16の関係に基づいて、実効電圧Vの値によって段階的にパルス幅を選択すれば良い。本実施形態では、一定のパルス幅をもつ電圧パルスのパルス数を実効電圧Vの値に応じて選択することによって、パルス幅を調整する。
〈別実施形態〉
〈1〉上記各実施形態では、クロスポイント構造のメモリセルアレイを備える場合について説明したが、例えば、トランジスタやダイオード等の選択素子と可変抵抗素子とを直列に接続してなるメモリセルからなるメモリセルアレイを備える半導体記憶装置に対しても本発明を適用できる。この場合でも、メモリセルアレイ内での位置により、ビット線またはソース線の寄生抵抗が異なり、可変抵抗素子にかかる電圧が影響を受けると考えられるため、本発明を適用することで、各メモリセル間で可変抵抗素子の特性のばらつきが少ないメモリセルアレイを実現できる。
〈2〉上記各実施形態では、電圧振幅若しくはパルス幅の何れか一方を、選択メモリセルの配置に応じて調整したが、電圧振幅及びパルス幅の両方を調整するように構成しても構わない。
本発明に係る半導体記憶装置の第1実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの概略概要を示す説明図 本発明に係る半導体記憶装置の第1実施形態における書き込み動作時のメモリセルアレイ内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示す概略回路図 本発明に係る半導体記憶装置の第1実施形態におけるリセット動作時のメモリセルアレイ内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示す概略回路図 本発明に係る半導体記憶装置の読み出し動作におけるメモリセルアレイ内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示す概略回路図 本発明に係る半導体記憶装置の他の概略構成例を示すブロック図 従来技術に係る半導体記憶装置の可変抵抗素子の抵抗値と印加電圧のパルス幅の関係を示すグラフ 本発明に係る半導体記憶装置の可変抵抗素子の抵抗値と印加電圧のパルス幅の関係を示すグラフ 本発明に係る半導体記憶装置及び従来技術に係る半導体記憶装置における、高抵抗状態と低抵抗状態とを分離できる上限のビット数と印加電圧のパルス幅の関係を示すグラフ 本発明に係る半導体記憶装置の第2実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明に係る半導体記憶装置の第2実施形態における書き込み動作時のメモリセルアレイ内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示す概略回路図 本発明に係る半導体記憶装置の第2実施形態におけるリセット動作時のメモリセルアレイ内の各ビット線及び各ワード線の電位の関係を示す概略回路図 従来技術に係るクロスポイント構造のメモリセルアレイの構成を示す概略ブロック図 従来技術に係るクロスポイント構造のメモリセルアレイの構成を示す概略説明図 可変抵抗素子の抵抗値と印加電圧のパルス幅の関係を示すグラフ 可変抵抗素子の抵抗値がピークとなる際の印加電圧のパルス幅と可変抵抗素子に印加される実効電圧の関係を示すグラフ 本発明に係る半導体記憶装置の第3実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明に係る半導体記憶装置の第3実施形態において生成する電圧パルスの波形図 本発明に係る半導体記憶装置の第4実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明に係る半導体記憶装置の第4実施形態において生成する電圧パルスの波形図
符号の説明
1: 本発明に係る半導体記憶装置
100: メモリセルアレイ
101: ビット線
102: ワード線
103: 可変抵抗素子
200: メモリセルアレイ
201: 下部電極
202: 可変抵抗体
203: 上部電極
601: スイッチング回路群
602: アドレスデコーダ
603: 増幅回路
604: アンプ
605: カラムデコーダ
606: ローデコーダ
607: アンプ
608: ローアドレスデコーダ
609: アンプ
610: パルス幅調整回路
611: カウンタ回路
612: パルス生成回路
613: インバータ回路
614: NAND回路
610: パルス幅調整回路
620: パルス数調整回路
701: 選択メモリセル
702: 選択ビット線
703: 選択ワード線
901: 増幅回路
1001:選択メモリセル
1002:選択ビット線
1003:選択ワード線
1201:選択メモリセル
1202:選択ビット線
1203:選択ワード線
1204:センスアンプ

Claims (11)

  1. 電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行の前記メモリセル内の1つの端子を共通のワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子を共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイを備えてなる半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅若しくはパルス幅によって、書き込みまたは消去後の前記可変抵抗素子の電気抵抗変化が前記メモリセルアレイ内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まるように、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅若しくはパルス幅の少なくとも何れか一方が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行の前記メモリセル内の1つの端子を共通のワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子を共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイを備えてなる半導体記憶装置であって、
    所定のメモリ動作時において、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的な電圧振幅が、前記メモリセルアレイ内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まるように、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記メモリ動作時において、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続しない非選択ワード線の端部に印加する電圧と、前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続しない非選択ビット線に印加する電圧の少なくとも何れか一方が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記選択ワード線と前記選択ビット線の各端部間の電圧差をVBWとし、前記選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される前記実効的な電圧振幅をVとし、前記可変抵抗素子の電気抵抗値をRとし、前記選択ワード線と前記選択ビット線の各端部から前記選択メモリセルに至る配線抵抗の合計をRLINEとした場合、
    =R/(R+RLINE)×VBW
    なる数式で与えられる前記実効的な電圧振幅Vが一定となるように、前記電圧差VBWが調整されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 更に、電源電圧をVDDとし、前記メモリセルアレイ内の全ての前記メモリセルに共通な定数をXとした場合、
    BW=X×(R+RLINE)×VDD
    なる数式を満足するように、前記電圧差VBWが(R+RLINE)に比例して調整されることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅を調整するための電圧調整回路を備え、
    前記電圧調整回路が、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルの総数以下の複数のスイッチ回路を備えてなり、
    前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、前記複数のスイッチ回路がオンオフ制御されることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスの電圧振幅を調整するための電圧調整回路を備え、
    前記電圧調整回路が、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルの総数以下の複数のスイッチ回路と増幅器を備えてなり、
    前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方を選択するデコード信号によって、前記複数のスイッチ回路がオンオフ制御され
    オン状態に制御された前記スイッチ回路の出力電圧V1が、Yを所定の定数として、
    V1=Y×(R+RLINE)×VDD
    なる数式を満足するように調整され、
    前記電圧差VBWが、前記増幅器が前記出力電圧V1を電圧増幅して得られることを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 電圧パルスの印加により電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶可能な可変抵抗素子を有するメモリセルを行方向と列方向の少なくとも何れか1方向に複数配列し、同一行の前記メモリセル内の1つの端子を共通のワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子を共通のビット線に接続してなるメモリセルアレイを備えてなる半導体記憶装置であって、
    所定のメモリ動作時において、前記メモリセルアレイ内の前記メモリセルであって書き込みまたは消去対象となる選択メモリセルの前記可変抵抗素子に印加される電圧パルスの実効的なパルス幅によって、書き込みまたは消去後の前記可変抵抗素子の抵抗変化が前記メモリセルアレイ内の配置個所に関係なく一定範囲内に収まる様に、前記ワード線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルと接続する選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に印加する電圧パルスのパルス幅が、前記選択メモリセルの前記メモリセルアレイ内の配置個所に基づいて調整されることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 前記パルス幅は、前記選択ワード線と前記選択ビット線の少なくとも何れか一方の端部に離散的に印加される電圧パルスのパルス数によって調整されることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記メモリセルアレイが、前記メモリセルを行方向と列方向に夫々複数配列して、同一行の前記メモリセル内の1つの端子である前記可変抵抗素子の一方端を共通の前記ワード線に接続し、同一列の前記メモリセル内の他の端子である前記可変抵抗素子の他方端を共通の前記ビット線に接続してなることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記所定のメモリ動作が、前記可変抵抗素子の電気抵抗を増大または減少させる書き込み動作、前記可変抵抗素子の電気抵抗を前記書き込み動作前の状態に変化させる消去動作、前記可変抵抗素子の電気抵抗の状態に応じて記憶情報を読み出す読み出し動作の少なくとも何れか1つであることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の半導体記憶装置。
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