JP2011054259A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、リード動作時やリセット動作時の動作マージンを向上させた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、複数の第1の配線、前記第1の配線に交差する複数の第2の配線、並びに前記第1及び第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能な抵抗値をデータとして不揮発に記憶する可変抵抗素子からなる複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルのアクセス時において、前記第1の配線に流れる電流量を検知し、この電流量に基づいて前記第1又は第2の配線の電圧を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、抵抗値をデータとして記憶する可変抵抗素子を用いた不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとしては、フローティングゲート構造を有するメモリセルをNAND接続又はNOR接続してセルアレイを構成したフラッシュメモリが周知である。また、不揮発性で且つ高速なランダムアクセスが可能なメモリとして、強誘電体メモリも知られている。
一方、メモリセルの更なる微細化を図る技術として、可変抵抗素子をメモリセルに使用した抵抗変化型メモリが提案されている。可変抵抗素子としては、カルコゲナイド化合物の結晶/アモルファス化の状態変化によって抵抗値を変化させる相変化メモリ素子、トンネル磁気抵抗効果による抵抗変化を用いるMRAM素子、導電性ポリマーで抵抗素子が形成されるポリマー強誘電RAM(PFRAM)のメモリ素子、電気パルス印加によって抵抗変化を起こすReRAM素子等が知られている(特許文献1)。
この抵抗変化型メモリはトランジスタに替えてショットキーダイオードと可変抵抗素子の直列回路によりメモリセルを構成することができるので、積層が容易で3次元構造化することにより更なる高集積化が図れるという利点がある(特許文献2)。
しかし、この抵抗変化型メモリの場合、可変抵抗素子の抵抗状態を低抵抗状態から高抵抗状態に変化させるリセット動作時と、この抵抗変化素子の抵抗状態を検知するリード動作時とにおいて、抵抗変化型メモリ及び配線に比較的大きな電流が流れる。そのため配線抵抗による電圧降下の影響が無視できなくなる。すなわちアクセスする場所によって電圧降下の影響に差が生じるため、リードマージンやリセットマージンが低下することになる。また同時アクセスビット数も制限されるという問題も生じる。
特開2006−344349号、段落0021 特開2005−522045号
本発明は、リード動作時やリセット動作時の動作マージンを向上させた不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数の第1の配線、前記第1の配線に交差する複数の第2の配線、並びに前記第1及び第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能な抵抗値をデータとして不揮発に記憶する可変抵抗素子からなる複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルのアクセス時において、前記第1の配線に流れる電流量を検知し、この電流量に基づいて前記第1又は第2の配線の電圧を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、リード動作時やリセット動作時の動作マージンを向上させた不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリのブロック図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイの一部の斜視図である。 図2におけるI-I´線で切断して矢印方向にメモリセル1個分の断面図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリの可変抵抗素子の一例を示す模式的な断面図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイの回路図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリード動作時の動作波形図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイとその周辺回路を示す回路図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリにおけるアドレス割り付けの概要図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリのスイッチ制御信号の真理値表である。 同実施形態に係る不揮発性メモリのビット線電圧制御回路のラッチ回路の回路図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリのビット線電圧制御回路の論理回路群の回路図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリセット動作時の動作波形図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイとその周辺回路の一部を示す回路図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリード動作時の動作波形図である。 同実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリセット動作時の動作波形図である。 本実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリード時の動作波形図である。 本実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリセット時の動作波形図である。 本発明の第3の実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイとその周辺回路の一部を示す回路図である。 本実施形態に係る不揮発性メモリにおけるリード時の動作波形図である。 本発明の第4の実施形態に係る不揮発性メモリの動作を説明する概略図である。 本実施形態に係る不揮発性メモリのセル電流自動検出回路の回路図である。 本実施形態に係る不揮発性メモリのセル電流自動検出回路の動作波形図である。 比較例に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイとその周辺回路の一部を示す回路図である。 同不揮発性メモリにおける動作波形図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリのブロック図である。
この不揮発性メモリは、後述するReRAM(可変抵抗素子)を使用したメモリセルをマトリクス状に配置したメモリセルアレイ1を備える。メモリセルアレイ1のビット線BL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のビット線BLを制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しを行うカラム制御回路2が設けられている。また、メモリセルアレイ1のワード線WL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するロウ制御回路3が設けられている。
データ入出力バッファ4は、図示しない外部のホストにI/O線を介して接続され、書き込みデータの受け取り、消去命令の受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ4は、受け取った書き込みデータをカラム制御回路2に送り、カラム制御回路2から読み出したデータを受け取って外部に出力する。外部からデータ入出力バッファ4に供給されたアドレスは、アドレスレジスタ5を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。また、ホストからデータ入出力バッファ4に供給されたコマンドは、コマンド・インタフェース6に送られる。コマンド・インタフェース6は、ホストからの外部制御信号を受け、データ入出力バッファ4に入力されたデータが書き込みデータかコマンドかアドレスかを判断し、コマンドであれば受け取りコマンド信号としてステートマシン7に転送する。ステートマシン7は、この半導体記憶装置全体の管理を行うもので、ホストからのコマンドを受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。また、外部のホストは、ステートマシン7が管理するステータス情報を受け取り、動作結果を判断することも可能である。このステータス情報は書き込み、消去の制御にも利用される。
また、ステートマシン7によって電圧供給回路であるパルスジェネレータ9が制御される。この制御により、パルスジェネレータ9は任意の電圧、任意のタイミングのパルスを出力することが可能となる。具体的には、ステートマシン7が、外部から与えられたアドレスをアドレスレジスタ5を介して入力し、どのメモリ層へのアクセスかを判定し、そのメモリ層に対応するパラメータを用いて、パルスジェネレータ9からのパルスの高さ・幅を制御する。このパラメータは、メモリ層毎の書き込み等の特性を把握した上で、各メモリ層の書き込み特性が均一になるように求められた値であり、メモリセルに保存されている。ここで、形成されたパルスはカラム制御回路2及びロウ制御回路3で選択された任意の配線へ転送することが可能である。
なお、メモリセルアレイ1以外の周辺回路素子はメモリセルアレイ1の直下のシリコン基板に形成可能であり、これにより、この半導体記憶装置のチップ面積はほぼ、メモリセルアレイ1の面積に等しくすることも可能である。
図2は、メモリセルアレイ1の一部の斜視図、図3は、図2におけるI-I´線で切断して矢印方向に見たメモリセル1つ分の断面図である。
複数本の第1の配線としてワード線WL0〜WL2が平行に配設され、これと交差して複数本の第2の配線としてビット線BL0〜BL2が平行に配設され、これらの各交差部に両配線に挟まれるようにメモリセルMCが配置される。ワード線WL及びビット線BLは、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えばW、WSi、NiSi、CoSi等を用いることができる。
メモリセルMCは、図3に示すように、可変抵抗素子VRと非オーミック素子NOの直列接続回路からなる。
可変抵抗素子VRとしては、電圧印加によって、電流、熱、化学エネルギ等を介して抵抗値を変化させることができるもので、上下にバリアメタル及び接着層として機能する電極EL1、EL2が配置される。電極材としては、Pt、Au、Ag、TiAlN、SrRuO、Ru、RuN、Ir、Co、Ti、TiN、TaN、LaNiO、Al、PtIrOx、PtRhOx、Rh/TaAlN等が用いられる。また、配向性を一様にするようなメタル膜の挿入も可能である。また、別途バッファ層、バリアメタル層、接着層等を挿入することも可能である。
可変抵抗素子VRは、遷移元素となる陽イオンを含む複合化合物であって陽イオンの移動により抵抗値が変化するもの(ReRAM)を用いることができる。
図4は、この可変抵抗素子VRの例を示す図である。図4に示す可変抵抗素子VRは、電極層11、13の間に記録層12を配置してなる。記録層12は、少なくとも2種類の陽イオン元素を有する複合化合物から構成される。陽イオン元素の少なくとも1種類は電子が不完全に満たされたd軌道を有する遷移元素とし、且つ隣接する陽イオン元素間の最短距離は、0.32nm以下とする。具体的には、化学式AxMyXz(AとMは互いに異なる元素)で表され、例えばスピネル構造(AM2O4)、イルメナイト構造(AMO3)、デラフォサイト構造(AMO2)、LiMoN2構造(AMN2)、ウルフラマイト構造(AMO4)、オリビン構造(A2MO4)、ホランダイト構造(AxMO2)、ラムスデライト構造(AxMO2)、ペロブスカイト構造(AMO3)等の結晶構造を持つ材料により構成される。
図4の例では、AがZn、MがMn、XがOである。記録層12内の小さな白丸は拡散イオン(Zn)、大きな白丸は陰イオン(O)、小さな黒丸は遷移元素イオン(Mn)をそれぞれ表している。記録層12の初期状態は高抵抗状態であるが、電極層11を固定電位、電極層13側に負の電圧を印加すると、記録層12中の拡散イオンの一部が電極層13側に移動し、記録層12内の拡散イオンが陰イオンに対して相対的に減少する。電極層13側に移動した拡散イオンは、電極層12から電子を受け取り、メタルとして析出するため、メタル層14を形成する。記録層12の内部では、陰イオンが過剰となり、結果的に記録層12内の遷移元素イオンの価数を上昇させる。これにより、記録層12はキャリアの注入により電子伝導性を有するようになってセット動作が完了する。再生に関しては、記録層12を構成する材料が抵抗変化を起こさない程度の微小な電流値を流せば良い。プログラム状態(低抵抗状態)を初期状態(高抵抗状態)にリセットするには、例えば記録層12に大電流を充分な時間流してジュール加熱して、記録層12の酸化還元反応を促進すれば良い。また、セット時と逆向きの電場を印加することによってもリセット動作が可能である。
図5は、図1に示すメモリセルアレイ1の詳細を示す等価回路図である。なお、ここでは、非オーミック素子NOとしてダイオードDiを用い、説明を簡単にするため、1層構造であるとして説明する。
図5において、メモリセルアレイ1のメモリセルMCは、直列接続されたダイオードDi及び可変抵抗素子VRにより構成されている。ダイオードDiのカソードは、ワード線WLに接続され、アノードは、可変抵抗素子VRを介してビット線BLに接続されている。各ビット線BLには、カラム制御回路2のセンスアンプS/Aが設けられている。センスアンプS/Aとしては、シングルエンド型、参照セルを用いた差動型等、種々のタイプを用いることができる。また、ワード線WLには、ロウ制御回路3のワード線ドライバDRVが設けられている。このワード線ドライバDRVは、データ書き込み/消去、あるいはデータ読み出しに必要な電圧をワード線WLに供給するものである。
なお、メモリセルMCは、個別に選択されても、選択されたワード線WLにつながる複数のメモリセルMCのデータが一括で読み出される形式でも良い。また、メモリセルアレイ1は、図5に示した回路とは、ダイオードDiの極性を逆にして、ワード線WL側からビット線BL側に電流が流れるようにしても良い。
次に、以上のような構成された不揮発性メモリの動作について説明する。
いま、図5の点線円で示すように、ワード線WL4及びビット線BL2につながるメモリセルMCaとワード線WL4及びビット線BL3につながるメモリセルMCbとを選択メモリセルとして、これらメモリセルMCa、MCbにアクセスする場合を想定する。
データの消去(“1”データの書き込み)は、例えば、選択ワード線WL4を接地電圧Vss、その他のワード線WLに書き込み電圧Vwrよりも0.8V程度低い電圧Vuxを印加し、選択ビット線BL2及びBL3に書き込み電圧Vwr、その他のビット線BLに接地電圧Vssよりも0.8V程度高い電圧Vubを印加し、1μA〜10μA程度の電流を500ns〜2μsだけ流すリセット動作によって行う。
データの書き込み(“0”データの書き込み)は、例えば、選択ワード線WL4に接地電圧Vss、その他のワード線WLに書き込み電圧Vwrよりも0.8V程度低い電圧Vuxを印加し、選択ビット線BL2及びBL3に書き込み電圧Vwr、その他のビット線BLに接地電圧Vssよりも0.8V程度高い電圧Vubを印加し、10nA程度の電流を10ns〜100nsだけ流すセット動作によって行う。
データの読み出しは、例えば、選択ワード線WL4及び非選択ビット線BLに接地電位に近い電圧Vssrow、選択ビット線BL2、BL3及び非選択ワード線WLに電圧Vuxを印加するリード動作によって行う。この時の電圧Vux−Vssrowは、選択メモリセルMCa及びMCbの可変抵抗素子VRの抵抗状態が変化しない程度の電圧となっている。この時、センスアンプS/Aが選択メモリセルMCa及びMCbを流れる電流Icella及びIcellbをモニタリングし、メモリセルMCa及びMCbの可変抵抗素子VRの抵抗状態が低抵抗状態(“0”データ)か高抵抗状態(“1”データ)かを判別する。
次に、上述したセット/リセット動作、リード動作を実現する不揮発性メモリのメモリセル及びその周辺回路の説明を行うが、その前に、図23及び図24を参照しながら比較例に係る不揮発性メモリについて触れておく。
図23は、比較例に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイ及びその周辺回路を示す回路図である。
メモリセルアレイ1の複数のビット線BLは、それぞれに接続されたメモリセルMCを介して共通のワード線WLに接続されている。このワード線WLは、アドレス信号ADDによってオン/オフ制御されるトランジスタ113と、ブロック選択信号BLKSによってオン/オフ制御されるトランジスタ114とを介して定電圧回路であるワード線ドライバ120に接続される。ここで、ブロック選択信号BLKSは、所定の範囲のアドレスが割り当てられているブロックを一括して選択する信号である。これらトランジスタ113及び114間のノードn101には、ブロックに属するワード線WLで共有される共通ワード線ドライバ線CWLDLが接続されている。
ワード線ドライバ120は、ロウ制御回路3に属し、トランジスタ114のソース側のノードn121の電圧が供給される非反転入力端子(+)と、ワード線WLの電圧の基準となるワード線基準電圧Vrefwlが供給される反転入力端子(−)とを有し、両電圧の差分に応じた電圧を出力する増幅器121を備える。また、ノードn121及び電圧VssrowのPAD間にトランジスタ122を備える。このトランジスタ122は、増幅器121の出力Vgsによって制御され、ノードn121の電圧がワード線基準電圧Vrefwlと等しくなるように定電圧制御する。
また、メモリセルアレイ1のビット線BLは、それぞれ電荷転送トランジスタ112を介してカラム制御回路2に属するセンスアンプ111に接続される。電荷転送トランジスタ112は、後述するビット線クランプ回路130で生成されるビット線クランプ電圧Vblclで制御される。
ビット線クランプ回路130は、カラム制御回路2に属し、定電流源Iref1、ノードn131を介して接続されるダイオード接続されたトランジスタ131、ノードn132を介して接続される可変抵抗素子132、ノードn133及びノードn121間に接続されたトランジスタ133、並びにノードn133及び接地間に接続されたトランジスタ134を備える。このうちトランジスタ131及び可変抵抗素子132は、電荷転送トランジスタ112及びメモリセルMCをモニタリングするものである。また、トランジスタ133及び134を択一的にオン/オフ制御することで、ノードn133の電圧をワード線WLの電圧にするか接地電圧Vssにするかを選択することができる。さらに、ノードn132には、初期化信号INITで制御されるトランジスタ135を介して、初期化電圧Vinitが供給される。
次に、図24を参照しながら、図23に示す不揮発性メモリにおけるデータ読み出し時の動作波形について説明する。
まず、期間P1において、選択ビット線BLを初期電圧Vinitにプリチャージする。一方、ブロック選択信号BLKS及びアドレス信号ADDで選択された選択ワード線WLは、本来は、ワード線ドライバ120で決まる一定電圧Vrefwlになるが、実際には、トランジスタ113及び114それぞれにソース−ドレイン間電圧が生じるため、その分だけ電圧Vrefwlよりも高い電圧Vwlとなる。
選択ビット線BLが初期電圧Vinitにプリチャージされた後、期間P5において、センスアンプ111を活性化させ、選択メモリセルMCに流れる電流Icellを検知・増幅して、選択メモリセルMCの可変抵抗素子VRの抵抗状態を判別する。
しかし、実際には、ワード線WLには、配線抵抗があるため、選択メモリセルMCの位置によって、図24に示すようにワード線WLの電圧にばらつきが生じることになる。つまり、選択するメモリセルMC毎にリードマージンが異なることになる。
このことは、データ書き込みについても同様であり、特に、比較的大きな電流を要するリセット動作については、その影響が無視できなくなる。
また、複数のメモリセルMCに対する同時アクセスを行う場合、各メモリセルMCを流れる電流Icellが、1つのワード線WLに合流することになる。図5に示す場合、メモリセルMCaを流れる電流IcellaとメモリセルMCbに流れる電流Icellbが共に1つの選択ワード線WL4で合流することになる。このよう場合、さらに選択ワード線WLの配線抵抗の影響は増大し、それによって生じるメモリセルMCのリードマージン、リセットマージンのばらつきがさらに大きくなる。そのため、同時アクセス可能なメモリセルMCの数も制限される。
次に、本実施形態の概要について、図6を参照しながら説明する。図6は、リード動作時における選択ビット線BL、及び選択ワード線WLの動作波形図である。
先ず、期間P1において、ビット線BL及びワード線WLを、それぞれ初期電圧Vinit及びVwlにプリチャージする。
続いて、期間P2において、ワード線WLに流れる総メモリセル電流ΣIcellを検知し、期間P3において、その情報をラッチする。
続いて、期間P4において、期間P3においてラッチされた電流の情報と選択メモリセルMCのアドレス信号ADDからビット線BLの電圧の補正量を決定し、ビット線BLの電圧を調整する。
最後に、期間P5において、センスアンプ111を活性化し、センスノードに流れる電流を検知し、データ判別を行う。
このように、アドレス情報ADD及び総メモリセル電流ΣIcellを用いることで、選択メモリセルMCの位置及びワード線WLによって生じる電圧降下を把握することができ、選択メモリセルMC間に生じるリードマージンのばらつきを補償することができる。
次に、図6に示す動作を実現する本実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイ1及びその周辺回路について図7を参照しながら説明する。
この不揮発性メモリは、ビット線クランプ回路130をビット線クランプ回路230に替えた点、制御手段として総メモリセル電流ΣIcellをモニタリングするビット線電圧制御回路240を備えた点が、図23に示した比較例に係る不揮発性メモリと異なる。
ビット線クランプ回路230は、ビット線クランプ回路130の可変抵抗素子132に対し、それぞれ直列接続された抵抗素子236a及びトランジスタ237a、・・・、抵抗素子236j及びトランジスタ237jからなる回路が並列接続している。ここで、抵抗素子236の抵抗値は、236aから236jにかけて次第に大きくなるよう設定されている。また、トランジスタ237a〜237jは、それぞれ後述するビット線電圧制御回路240から送信されるスイッチ制御信号SW<1>〜SW<10>によってオン/オフ制御される。このスイッチ制御信号SWは、10ビットの信号であり、そのうち1ビットのみが“1”(“H”)、その他が“0”(“L”)となる信号である。例えば、スイッチ制御信号SW<1>が“1”の場合、トランジスタ237aのみがオンされるため、抵抗素子236のうち最も抵抗値が小さい抵抗素子237aと可変抵抗素子132との並列回路が構成される。逆に、スイッチ制御信号SW<10>のみが“1”の場合、トランジスタ237jがオンされるため、抵抗素子236のうち最も抵抗値が大きい抵抗素子237jと可変抵抗素子132との並列回路が構成される。したがって、“1”となるビットが上位ビットになるに従い、ビット線クランプ電圧Vblclが大きくなる。
続いて、このスイッチ制御信号SW<1:10>の値の決定方法について説明する。ここでは、メモリセルアレイ1のアドレスの割り付けが図8のようになっているものと仮定して説明する。図8の場合、ワード線ドライバ120との距離が最も近いメモリセルMCから順にアドレスが割り付けられている。例えば、アドレスが10ビットである場合、アドレス信号ADDの上位2ビットADD<10:9>によって、メモリセルアレイ1は、ワード線ドライバ120側からワード線WL方向に4つの領域に区分することができる。ここで、アドレスADD<10:9>=“00”に対応する領域を1a、アドレスADD<10:9>=“01”に対応する領域を1b、アドレスADD<10:9>=“10”に対応する領域を1c、アドレスADD<10:9>=“11”に対応する領域を1dとする。この場合、ワード線ドライバ120から最も近い領域1aにあるメモリセルMCを選択した場合、ワード線WLによって生じる電圧降下は小さく、逆に、ワード線ドライバ120から最も遠い領域1dにあるメモリセルMCを選択した場合、ワード線WLによって生じる電圧降下は大きくなる。
図9は、図8に示したアドレス割り付けに基づいた設定されたスイッチ制御信号SWの真理値表である。ここで、信号OUTは、後述するビット線電圧制御回路240で用いられる3ビットの内部変数であり、値が大きいほどワード線WLに流れる総メモリセル電流ΣIcellの値が大きいことを示す。以下において、信号OUTをラッチ出力データと呼ぶ。
図9に示す真理値表の場合、ラッチ出力データOUTが大きくなるに従い、つまり、総メモリセル電流ΣIcellの電流量のレベルが高くなるに従い、スイッチ制御信号SW<1:10>のうち“1”になるビットがより上位に移動する。また、アドレス信号ADDが大きくなるに従い、つまり、選択メモリセルMCの属する領域がメモリセルアレイ1から遠くなるに従い、総メモリセル電流ΣIcellの電流量レベルの違いに伴うビットの移動幅が大きくなるようになっている。このようにスイッチ制御信号SWの値を決定することで、配線抵抗によって生じる電圧降下が大きい領域については、ビット線クランプ電圧Vblclを大まかに大きな範囲で調整でき、一方、配線抵抗によって生じる電圧降下が小さい領域については、ビット線クランプ電圧Vblclを細かく調整することができる。
次に、図9のようなスイッチ制御信号SWを生成するビット線電圧制御回路240について説明する。
ビット線電圧制御回路240は、アナログ/デジタル変換部として、ワード線ドライバ120のトランジスタ122とカレントミラー対を構成する3つのトランジスタ243a〜243c、ワード線WLの電流量の基準となる基準電流Irefが流れるトランジスタ241、ドレインがトランジスタ243a〜243cのドレインにそれぞれ接続され、トランジスタ241とカレントミラー対を構成するトランジスタ242a〜242c、及びトランジスタ242及び243の各接続点であるノードn241の電圧と所定の基準電圧Vrefとを比較し、その結果を出力する比較器244a〜244cを備える。また、制御信号発生部として、比較器244a〜244cの出力をラッチするラッチ回路245a〜245c、及びこれらラッチ回路245a〜245cの出力の組合せとアドレス信号ADDに応じたスイッチ制御信号SWを生成し、ビット線クランプ回路230に送信する複数の論理回路からなる論理回路群246を備える。
ここで、トランジスタ242a、242b、及び242cは、それぞれゲート幅が、例えば、Wb、2×Wb、及び3×Wbとなっている。そのため、トランジスタ241及び242aで構成されるカレントミラー回路のカレントミラー比を1とすると、トランジスタ241及び242b、トランジスタ241及び242cで構成されるカレントミラー回路のカレントミラー比は、それぞれ、2、3となる。したがって、それぞれトランジスタ242a〜242cに生じるソース−ドレイン間電圧は、242a、242b、242cの順に大きくなる。一方、トランジスタ243a〜243cのゲート幅は、全てWcであるため、ワード線ドライバ120のトランジスタ122とトランジスタ243a〜243cによって構成されるカレントミラー回路のカレントミラー比は、全て同じになる。そのため、総メモリセル電流ΣIcellの増加に伴うノードn241の電圧の増加率は、ノードn241aが最も大きく、ノードn241cが最も小さい。言い換えれば、ノードn241が基準電圧Vref以上になる総メモリセル電流ΣIcellの値は、ノード241a、241b、241cの順に大きくなる。したがって、総メモリセル電流ΣIcellが大きくなるにつれ、比較器244a、244b、244cの出力の組み合わせは、「“L”、“L”、“L”」、「“H”、“L”、“L”」、「“H”、“H”、“L”」、「“H”、“H”、“H”」に順次遷移する。これにより。総メモリセル電流ΣIcellを4段階に量子化することができる。この量子化データは、ラッチ入力データIN<1>〜IN<3>としてラッチ回路245a〜245cに送信される。
ラッチ回路245の回路構成を図10に示す。
ラッチ回路245は、比較器244からのラッチ入力データIN、データの更新/保持を指示するロード信号LOAD、及び保持するデータをリセットするリセット信号RESETを入力とし、保持するデータをラッチ出力データOUTとして論理回路群246に送信するものである。なお、ロード信号LOADは、後述する論理回路群246の論理回路246cによって生成される。ラッチ回路245は、ラッチ入力データINを転送する直列接続されたインバータIV201、インバータIV202、トランスファゲートG201、トランスファゲートG202、インバータIV207、並びにインバータIV208を備える。このインバータIV208の出力がラッチ出力データOUTとなる。また、ロード信号LOADを転送する直列接続されたインバータIV203、並びにインバータIV204を備える。このうちインバータIV203の出力は、トランスファゲートG201のPMOS型トランジスタのゲート、及びトランスファゲートG202のNMOS型トランジスタのゲートに接続されている。一方、インバータIV204の出力は、トランスファゲートG201のNMOS型トランジスタのゲート、及びトランスファゲートG202のPMOS型トランジスタのゲートに接続されている。これによって、ロード信号LOADが“H”の場合、トランスファゲートG201がオープンし、トランスファトランジスタG202がクローズする。逆に、“L”の場合、トランスファゲートG202がオープンし、トランスファトランジスタG201がクローズする。さらに、リセット信号RESETを転送するインバータIV205、トランスファトランジスタG201及びG202間のノードn245aとインバータIV205の出力とを入力とするNANDゲートG203、並びにこのNANDゲートの出力を入力とするインバータIV206を備える。このインバータIV206の出力端は、インバータIV207の入力端に接続される。これによって、ロード信号LOADが“L”、かつ、リセット信号RESETが“L”の場合、インバータIV206及びNANDゲートG203によって構成されるフリップフロップによってデータが保持される。一方、リセット信号RESETが“H”の場合、ノードn245bに保持しているデータに関わらず、ノードn245a、n245bのデータ及びラッチ出力データOUTが“0”にリセットされる。
論理回路群246の回路図を図11に示す。
論理回路群246は、図10に示すラッチ回路245からのラッチ出力データOUT<1:3>、及びアドレス信号ADD<9:10>の他、図6に示す期間P2であることを示す電流検出信号CD(Current Detect)、期間P3であることを示す電流情報ラッチ信号CIL(Current Information Latch)、期間P4であることを示すビット線過渡信号BLT(BL Transition)、期間P5であることを示すセンス信号SENSEを入力とし、スイッチ制御信号SWを出力とする回路である。
論理回路群246は、スイッチ制御信号SWを生成する論理回路246d〜246kを備える。また、内部信号として、期間P2及びP3であること、つまり、選択ワード線WLを補償するためのデータ取得状態であることを示すプリセンスモード信号PSMD(Pre-Sense MoDe)、及び期間P3及びP4であること、つまり、補償後のワード線WLの電圧を検知する状態であることを示すセンスモード信号(Sense MoDe)を持ち、これらプリセンスモード信号PSMD、及びセンスモード信号(SMD)を生成する論理回路246a、及び246bを備える。さらに、電流情報ラッチ信号CILに基づいて上述したロード信号LOADを生成する論理回路246cを備える。
プリセンスモード信号PSMDを生成する論理回路246aは、電流検知信号CD及び電流情報ラッチ信号CILを入力とするORゲートG251を備える。このORゲートG251の出力がプリセンスモード信号PSMDとなる。つまり、PSMD=CD+CILの論理式で表すことができる。
センスモード信号SMDを生成する論理回路246bは、ビット線過渡信号BLT及びセンス信号SENSEを入力とするORゲートG252を備える。このORゲートG252の出力がセンスモード信号SMDとなる。つまり、SMD=BLT+SENSEの論理式で表すことができる。
ロード信号LOADを生成する論理回路246cは、電流情報ラッチ信号CILとするインバータIV251、及びこのインバータIV251の出力を入力とするインバータIV252からなる。このインバータIV252の出力がロード信号LOADになる。
スイッチ制御信号SW<1>を生成する論理回路246dは、アドレスADD<9>及びADD<10>をそれぞれ反転させた信号を入力とするANDゲートG253、このANDゲートG253の出力とラッチ出力データOUT<1>を反転させた信号とを入力とするORゲートG254、このORゲートG254とセンスモード信号SMDとを入力とするANDゲートG244、及びこのANDゲートG255の出力とプレセンスモード信号PSMDとを入力とするORゲートG256を備える。このORゲートG256がスイッチ制御信号SW<1>となる。つまり、SW<1>=PSMD+(SMD・(/OUT<1>+((/ADD<9>・/ADD<10>))))(記号“/”はNOTの意味である。以下同様とする。)の論理式で表すことができる。この論理式から、スイッチ制御信号SW<1>は、センスモード時においては、選択メモリセルMCが図8に示す1aの領域であり、かつ、総メモリセル電流ΣIcellの電流量が最も小さいレベルにあるときにだけ活性化されることが分かる。また、プリセンスモード時においては、選択メモリセルMCのアドレスADD、総メモリセル電流ΣIcellの大きさに関わらず活性化されることが分かる。
スイッチ制御信号SW<2>を生成する論理回路246eは、センスモード信号SMDとラッチ出力データOUT<1>とラッチ出力データOUT<2>を反転させた信号とを入力とする3入力のANDゲートG257、アドレスADR<9>とアドレスADR<10>を反転させた信号とを入力とするANDゲートG258、及びこれらANDゲートG257とG258とを入力とするANDゲートG259を備える。このANDゲートG259の出力がスイッチ制御信号SW<2>となる。つまり、SW<2>=(SMD・OUT<1>・/OUT<2>)・(ADD<9>・/ADD<10>)の論理式で表すことができる。この論理式から、スイッチ制御信号SW<2>は、センスモード時であって、選択メモリセルMCが図8に示す1bの領域にあり、かつ、総メモリセル電流ΣIcellの電流量が2番目に小さいレベルにあるときにのみ活性化されることが分かる。
スイッチ制御信号SW<3>を生成する論理回路246fは、センスモード信号SMDとラッチ出力データOUT<1>とラッチ出力データOUT<2>を反転させた信号とを入力とするANDゲートG260、アドレスADD<9>とアドレスADD<10>を反転させた信号とを入力とするANDゲートG261、及びANDゲートG260の出力とANDゲートG261の出力とを入力とするANDゲートG262を備える。また、センスモード信号SMDとラッチ出力データOUT<1>とラッチ出力データOUT<2>を反転させた信号とを入力とするANDゲートG263、アドレスADD<9>とアドレスADD<10>を反転させた信号とを入力とするANDゲートG265、及びANDゲートG263の出力とANDゲートG264の出力とを入力とするANDゲートG265を備える。さらに、ANDゲートG262の出力とANDゲートG265の出力とを入力とするORゲートG266を備える。このORゲートG266の出力がスイッチ制御信号SW<3>となる。つまり、SW<3>=((SMD・OUT<2>・/OUT<3>)・(ADD<9>・/ADD<10>))+((SMD・OUT<1>・/OUT<2>)・(ADD<9>・/ADD<10>))の論理式で表すことができる。この論理式から、スイッチ制御信号SW<3>は、センスモード時であって、選択メモリセルMCが図8に示す1bの領域にあり、かつ、総メモリセル電流ΣIcellの電流量が2番目に大きいレベルにあるとき、あるいは、センスモード時であって、選択メモリセルMCが図8に示す1cの領域にあり、かつ、総メモリセル電流ΣIcellの電流量が2番目に大きいレベルにあるときに活性化されることが分かる。
以下、同様にスイッチ制御信号SW<4>、SW<5>、SW<7>、及びSW<10>をそれぞれ生成する論理回路246g、246h、246i、及び246jが構成される。
なおスイッチ制御信号SW<6>、SW<8>、及びSW<9>については、常時活性化されないため、接地電圧Vssの接地線に接続されている。
次に、上記構成による不揮発性メモリのリード動作について再び図6を参照しながら詳述する。
先ず、期間P1において、ブロック選択信号BLKS及びアドレス制御ADDが与えられると、対応する所定のトランジスタ113及び114がオンされ、選択ワード線WLとワード線ドライバ120が電気的に接続される。これによって、選択ワード線WLは、電圧Vwlに引き上げられる。一方、選択ビット線BLは電圧Vinitにプリチャージされる。
続いて、期間P2において、選択ビット線BL、選択メモリセルMCを流れるメモリセル電流Icellが選択ワード線WLで合流する。この合流した総メモリセル電流ΣIcellは、トランジスタ122及び243からなるカレントミラー回路によって検出され、電流量レベルが量子化された上で、ラッチ回路245のラッチ入力データIN<1:3>となる。
続いて、期間P3において、電流情報ラッチ信号CILが活性化され、続いてロード信号LOADも活性化される。その結果、期間P2で生成されたラッチ入力データIN<1:3>がラッチ回路245に保持される。
続いて、期間P4において、電流情報ラッチ信号CILが非活性され、ビット線過渡信号BLTが活性化されることによって、センスモード信号SMDが活性化される。これによって、スイッチ制御信号SW<1:10>のいずれか1ビットが“1”になる。ここでは、選択メモリセルMCのアドレスADD<10:9>が“01”であって、総メモリセル電流ΣIcellの電流量が2番目に大きいレベルであったと仮定する。この場合、論理回路246fによって、スイッチ制御信号SW<3>のみが“1”になる。その後、スイッチ制御信号SWの値に基づいて、トランジスタ237cがオンされる。これによって、ビット線クランプ回路230には、可変抵抗素子132及び抵抗素子236cとの並列回路が構成され、選択メモリセルMCをモニタリングする可変抵抗素子132の両端の電圧は幾分か上昇する。その結果、ビット線クランプ電圧Vblcl、つまり、ビット線BLが備える電荷転送トランジスタ112のゲート電圧が上昇し、選択ビット線BLの電圧は幾分か上昇する。この一連の動作によって選択メモリセルMC毎に生じるワード線WLの電圧降下が補償される。
最後に、期間P5において、ビット線BLの一端に接続されたセンスアンプ111によって、選択ビット線BLに現れたデータが検知・増幅されリード動作が完了する。
次に、リセット動作について図12を参照しながら説明する。
リセット動作については、期間P1〜P3までの動作は、リード動作と同じである。
リセット動作の場合、期間P4、P5において、ビット線BLの電圧をリセット動作に必要な電圧Vresetに上昇させる必要があるが、期間P3終了時において、ビット線クランプ回路230の可変抵抗素子132及び抵抗素子237からなる合成抵抗値が調整されていることから、調整後の電圧Vresetが供給される。
以上のように、本実施形態によれば、比較例と異なり総メモリセル電流及び選択メモリセルのアドレスに基づいて、ビット線クランプ電圧Vblclを調整する。その結果、選択メモリセルMCに印加される電圧が有するワード線の配線抵抗や同時アクセスメモリセル数への依存性を低減することができる。これにより、リードマージン、リセットマージンが向上し、より信頼性の高いメモリセルアクセスを実現することができる。また、同時アクセス可能なメモリセル数を多くすることができ、高速なリード動作、リセット動作を実現することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイ1及びその周辺回路の回路図を図13に示す。
この不揮発性メモリは、新たに制御手段であるワード線電圧制御回路340を備えた点が、図23に示した比較例に係る不揮発性メモリと異なる。
ワード線電圧制御回路340は、第1の実施形態に係る不揮発性メモリのビット線電圧制御回路240と同様の回路を備える。なお、この部分については図7と同じ符号を付してある。また、ワード線電圧制御回路340は、所定の基準電圧Vrefが反転入力端子(−)に入力される増幅器351、この増幅器351の出力によって制御されるトランジスタ352、このトランジスタのドレインに直列に接続された抵抗素子353、354a、・・・、354j、及び355を備える。さらに、トランジスタ356a〜356jを備える。これらトランジスタ356a、356b、・・・、356jのドレインは、それぞれ、抵抗素子354a及び354b、354b及び354c、・・・、354j及び355の各接続点に接続されている。一方、トランジスタ356a〜356jのソースは、共通に接続されており、この接続点の電圧がワード線ドライバに供給されるワード線基準電圧Vrefwlとなる。また、これらトランジスタ256a〜356jは、それぞれ論理回路群246から出力されるスイッチ信号SW<1>〜SW<10>によってオン/オフ制御される。
次に、上記構成による不揮発性メモリのリード動作について説明する。
先ず、期間P1において、ブロック選択信号BLKS及びアドレスADDが与えられると、対応する所定のトランジスタ113及び114がオンされ、選択ワード線WLとワード線ドライバ120が電気的に接続される。これによって、選択ワード線WLは、電圧Vwlに引き上げられる。一方、選択ビット線BLが初期電圧Vinitにプリチャージされる。
続いて、期間P2において、選択ビット線BL、選択メモリセルMCを流れるメモリセル電流Icellが選択ワード線WLで合流する。この合流した総メモリセル電流ΣIcellは、トランジスタ122及び243からなるカレントミラー回路によって検出され、電流量レベルが量子化された上で、ラッチ回路245のラッチ入力データIN<1:3>となる。
続いて、期間P3において、電流情報ラッチ信号CILが活性化され、続いてロード信号LOADも活性化される。その結果、期間P2で生成されたラッチ入力データIN<1:3>がラッチ回路245に保持される。
続いて、期間P4において、電流情報ラッチ信号CILが非活性化され、ワード線過渡信号WLTが活性化されることによって、センスモード信号SMDが活性化される。これによって、スイッチ制御信号SW<1:10>のいずれか1ビットが“1”になる。ここでは、選択メモリセルMCのアドレスADD<10:9>が“01”であって、総メモリセル電流ΣIcellの電流量が2番目に大きいレベルであったと仮定する。この場合、論理回路246fによって、スイッチ制御信号SW<3>が“1”になり、対応するトランジスタ237cがオンされる。これによって、ワード線電圧制御回路340には、抵抗素子354a〜354cからなる直列回路と、抵抗素子354d〜354j及び355からなる直列回路とからなる分圧回路が構成され、ワード線基準電圧Vrefwlは、基準電圧Vrefとこの分圧回路で分圧した値に調整される。その結果、ワード線基準電圧Vrefwlが上昇し、選択ワード線WLの電圧は幾分か上昇する。この一連の動作によって選択メモリセルMCの位置によって異なる配線抵抗の違いが補償される。
最後に期間P5において、ビット線BLの一端に接続されたセンスアンプ111によって、選択ビット線BLに現れたデータが検知・増幅されリード動作が完了する。
リセット動作の場合、図15に示すように、期間P4及びP5において、ビット線BLの電圧をリセット動作に必要な電圧Vresetに上昇させる点を除き、リード動作と同様である。
以上のように、本実施形態の場合、第1の実施形態と異なり、ワード線WLの電圧を調整することで、ワード線WLで生じた電圧降下を補償するものである。この場合でも、メモリセルMCに印加される電圧は、ビット線BLとワード線WLとの電位差となるため、結果として、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態は、セット/リセット/リード動作の前動作(以下、「先読み動作」と呼ぶ。)としてワード線パスによって生じる電圧降下をアナログ的に検知・記憶し、その情報を基づいて、セット/リセット/リード動作時におけるワード線WLの電圧降下を補償するものである。
始めに、本実施形態におけるリード動作の概要を図16に示す選択ビット線BL及び選択ワード線WLの動作波形図を参照しながら説明する。
先ず、期間P1において、ビット線BLを先読み動作に必要な電圧Vpre(以下、「先読み電圧」と呼ぶ。)にチャージする共に、ワード線WLの電圧をロウ接地電圧Vssrowに降圧させる。
続いて、期間P2において、ワード線パスによる電圧降下分ΔVwlを検知する。
続いて、期間P3において、期間P2において検知した電圧降下分ΔVwlをフィードバックさせワード線WLの電圧を電圧降下分ΔVwlだけ低下させる。
最後に、期間P4において、選択メモリセルMCに流れるセル電流Icellをセンスアンプ111で検知・増幅し、選択メモリセルMCのデータを判別する。なお、メモリセルMCにおいて、先読み動作は、リード動作と実質的に同じであるため、ビット線BLには、先読み電圧Vpreが引き続き供給される。
上記リード動作では、期間P2において、選択メモリセルMCの位置に応じた電圧降下分ΔVwlを検知し、これに基づいてワード線WLの電圧を補償するため、選択メモリセルMCの位置によらないで、均一なリード特性を得ることができる。
次に、本実施形態におけるリセット動作の概要を図17に示す選択ビット線BL及び選択ワード線WLの動作波形図を参照しながら説明する。
リセット動作の場合、期間P3において、ビット線BLをリセット動作に必要な電圧Vresetに昇圧させる以外は、リード動作と同様である。
但し、ワード線パスによる電圧降下分ΔVwlは、セル電流によって異なるため、先読み電圧Vpreとリセット電圧Vresetとの比(図17の場合、Nb/Na)を考慮してフィードバックさせる。これによって、リセット動作においても、リード動作と同様に、選択メモリセルMCの位置によらないリセット特性を得ることができる。
セット動作については、図17と同様であるため説明を省略する。
次に、このような、セット/リセット/リード動作を実現する回路構成について説明する。
図18は、本実施形態に係る不揮発性メモリのメモリセルアレイとその周辺回路の一部を示す回路図である。この不揮発性メモリは、新たに制御手段であるワード線電圧降下補償回路440を備えた点が、図23に示した比較例に係る不揮発性メモリと異なる。
このワード線電圧降下補償回路440は、先読み動作時におけるワード線ドライバ120の基準電圧となる第1基準電圧Vrefwl1を生成する第1基準電圧440aと、ワード線パスと同等の構造を有し、ワード線パスに流れる電流と同等の電流を流したときに生じる電圧降下を模擬するワード線レプリカ回路440bと、このワード線レプリカ回路440bによって第1基準電圧Vrefwl1(第1の電圧)から電圧降下分だけ小さい第3基準電圧Vrefwl3(第2の電圧)を記憶する第3基準電圧記憶回路440cと、第1基準電圧Vrefwl1及び第3基準電圧Vrefwl3のいずれかを選択して第2基準電圧Vrefwl2(第1及び第2の実施形態における「ワード線基準電圧Vrefwl」に対応する電圧)として出力する第2基準電圧選択回路440dを備える。
第1基準電圧発生回路440aは、所定の基準電圧Vrefが反転入力端子(−)に入力される増幅器454、この増幅器454の出力によって制御されるトランジス455、このトランジスタ455のドレインに直列接続された抵抗素子456、457a、・・・、457h、及び458を備える。このうち抵抗素子456と457aとの接続点は、増幅器454の非反転入力端子(+)に接続されている。これら増幅器454、トランジスタ455、抵抗素子456、457a、・・・、457h、及び458によって定電圧回路を構成する。また、第1基準電圧発生回路440aは、8つのトランジスタ459a〜459hと増幅器460とを備える。トランジスタ459a、・・・、459は、それぞれ抵抗素子457aと457bとの接続点、・・・、抵抗素子457hと抵抗素子458との接続点に生じる電圧を増幅器460の非反転入力(−)に供給するスイッチとなっており、それぞれスイッチ信号SW<1:8>によってオン/オフ制御される。これを受ける増幅器460はボルテージフォロア回路を構成しており、その出力が第1基準電圧Vrefwl1となる。この回路440aは、選択メモリセルMCの位置に応じて1ビットのみ活性化されるスイッチ信号SW<1:8>によって、8段階の第1基準電圧Vrefwl1を生成することができる。
ワード線レプリカ回路440bは、メモリセルMCとノードn121との電流パスを模擬するものであり、ワード線WLが有する配線抵抗Rwlと同等の配線抵抗Rwl´を持つ配線、トランジスタ113と同等のサイズを持ちアドレス信号ADDでオン/オフ制御されるトランジスタ441、共通ワード線の配線抵抗Rcomと同等の配線抵抗Rcom´を持つ配線、及びトランジスタ114と同等のサイズを持ちブロック選択信号BLKSでオン/オフ制御されるトランジスタ442が直列接続された回路である。この回路440bは、ワード線パスと同等の構造を有する。
第3基準電圧記憶回路440cは、トランジスタ443〜450及びキャパシタ451を備える。トランジスタ443は、ソースに接地電圧Vss、ゲートに比較器121の出力Vgsが接続されており、トランジスタ122とミラー比1:1のカレントミラーを構成している。これにより、トランジスタ443には、ワード線パスに流れる総電流Itotalが流れる。ここで、総電流Itotalは、総メモリセル電流ΣIcellとワード線ドライバ120の増幅器121の非反転入力端子に流す負荷電流Iloadとを足した値となる。トランジスタ444は、ソースに電源電圧、ドレイン及びゲートにトランジスタ443のドレインが接続されている。トランジスタ445は、ソースに電源電圧、ゲートにトランジスタ444のゲートが接続されており、トランジスタ444とミラー比1:1のカレントミラーを構成している。これにより、トランジスタ445には、総電流Itotalが流れる。トランジスタ446は、ソースに接地電圧Vss、ドレイン及びゲートに、負荷電流Iloadの定電流源が接続されている。トランジスタ447は、ソースに接地電圧Vss、ドレインにトランジスタ445のドレイン、ゲートにトランジスタ446のゲートが接続されており、トランジスタ446とミラー比1:1のカレントミラー回路を構成する。これにより、トランジスタ447には、負荷電流Iloadが流れる。トランジスタ448は、ソースに接地電圧Vss、ドライン及びゲートにトランジスタ445のドレインが接続されている。このトランジスタ448には、トランジスタ445に流れる総電流Itotalから、トランジスタ447に流れる負荷電流Iloadを引いた電流、つまり総メモリセル電流ΣIcellが流れる。トランジスタ449は、ソースに接地電圧Vss、ドレインにワード線レプリカ回路440bのトランジスタ442のソース、ゲートにトランジスタ448のゲートが接続されており、トランジスタ448とカレントミラー回路を構成する。なお、図示されていないが、 このトランジスタ448及び449からなるカレントミラー回路は、各動作に対応して並列に複数設けられている。これらカレントミラー回路のミラー比は、先読み動作時にビット線BLに印加される電圧とリード動作時あるいはリセット動作時にビット線BLに印加される電圧との比で決定する。具体的には、リード動作に対応するカレントミラー回路の場合、先読み動作時とリード動作時におけるビット線BLに印加される電圧は同じであるため、ミラー比は1:1となる。一方、リセット動作に対応するカレントミラー回路の場合、先読み動作時に比べリセット動作時におけるビット線BLに印加される電圧は大きいため、仮にその倍率がN倍と考えると、ミラー比1:Nで表すことができる。また、トランジスタ442と449との接続点には、トランジスタ450を介してキャパシタ451が接続されている。このキャパシタ451は、第1基準電圧Vrefwl1からワード線レプリカ回路440bによって生じる電圧降下分を引いた第3基準電圧Vrefwl3を記憶するものである。このように構成された第3基準電圧記憶回路440cでは、ミラー回路の働きによって、高精度に総メモリセル電流ΣIcellをワード線レプリカ回路440bに流すことができる。その結果、ワード線レプリカ回路440bでは、ワード線パスによる電圧降下分ΔVwlを正確にトラッキングすることができる。
第2基準電圧選択回路440dは、2つのトランジスタ452及び453からなる。トランジスタ452は、第1基準電圧Vrefwl1を第2基準電圧として出力し、トランジスタ453は、第3基準電圧Vrefwl3を第2基準電圧Vrefwl2として出力する。これらトランジスタ452及び453は、それぞれ択一的に活性化されるスイッチ信号SWa及びSWbによってオン/オフ制御される。つまり、ワード線ドライバ121の増幅器121の反転入力端子(−)には、スイッチ信号SWaによってトランジスタ452がオンになった場合、第1基準電圧Vrefwl1が供給され、逆に、スイッチ信号SWbによってトランジスタ453がオンになった場合、第3基準電圧Vrefwl3が供給されることになる。
次に、リード動作を例として、図16に示す回路の動作について説明する。
図19は、本実施形態におけるリード動作時の各部の動作波形図である。
先ず、期間P1において、スイッチ信号SWaがオン、スイッチ信号SWbがオフになっている。そのため、ワード線ドライバ120の増幅器121の反転入力(−)には、第1基準電圧発生回路440aで生成された第1基準電圧Vrefwl1が入力される。これによって、ノードn121のRegulated Vssrowは、第1基準電圧Vrefwl1に設定される。その結果、ワード線WLの電圧は、配線抵抗Rwl、Rcom、トランジスタ113、114によって生じるワード線パスによる電圧降下分ΔVwlの影響で、電圧「Vrefwl1+ΔVwl」となる。一方、このときの第3基準電圧Vrefwl3は、トランジスタ122、443〜449からなるカレントミラー回路によってワード線レプリカ回路440bには、ワード線WLに流れる電流ΣIcellと同等の電流ΣIcellが流れ、ワード線レプリカ回路440bによってワード線パスによる電圧降下分ΔVwlだけの電圧降下が生じる。このため、第3基準電圧Vrefwl3は、「Vrefwl1−ΔVwl」となる。スイッチ信号SWcは、オンになっているため、キャパシタ451には、この第3基準電圧Vrefwl3が印加され、電荷が蓄積され始める。ビット線BLは、上述の通り、先読み電圧Vpreに達するまでチャージされる。
続いて、期間P2において、第3基準電圧Vrefwl3に応じた電荷がキャパシタ451に十分に蓄積されるまで待つ。
続いて、期間P3において、スイッチ信号SWaによってトランジスタ452をオフ、スイッチ信号SWbによってトランジスタ453をオンにすると共に、スイッチ信号SWcによってトランジスタ450をオフにする。これによって期間P2において蓄積されたキャパシタ451の電荷が放電され、ワード線ドライバ120の増幅器121の反転入力(−)の電圧は、第2基準電圧Vrefwl2として第3基準電圧Vrefwl3である電圧「Vrefwl1−ΔVwl」に向けて低下していく。これに伴い、ノードn121のRegulated Vssrowも電圧「Vrefwl1−ΔVwl」に低下していく。その結果、ワード線WLの電圧は、電圧「Vrefwl1−ΔVwl」よりも電圧降下分ΔVwlだけ高い電圧Vrefwl1に上昇していく。
最後に、期間P4において、ワード線WLの電圧が第1基準電圧Vrefwl1に十分に上昇した後、セル電流Icellを検知しデータを判別する。
以上のように、本実施形態によれば、メモリセルアレイ1上の位置によらず、全てのメモリセルMCに対して、同じバイアス状態を作ることができる。その結果、リードマージン、リセットマージンを向上させることができ、データ読み出しの精度を高めることができとともに、データ破壊の発生も低減させることができる。さらに、リードマージン、リセットマージンの向上によって、同時アクセス可能なメモリセル数を増やすことができるためデータ入出力の高速化を図ることができる。
リセット動作及びセット動作の場合には、ワード線パスによる電圧降下分ΔVwlを検知したときのワード線WLに流れる電流値とリセット動作及びセット動作時に流れる電流値とが異なるので、ミラー比を変えることによってワード線レプリカ回路440bに流れる電流をリセット電流又はセット電流と同等にすれば良い。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態は、第3の実施形態を応用したものである。
第3の実施形態の場合、ワード線WLに対してワード線パスによって生じる電圧降下を補償する。この場合、後述するコンカレント動作を容易に実行することができるため、セット/リセット動作の処理を高速化することができる。
コンカレント動作は、同一ワード線WLに接続された複数のメモリセルMCに
対するセット/リセット電圧の印加をすると同時に、メモリセルMCに流れる電流を検知して、メモリセルMCの可変抵抗素子VRの抵抗状態を検知するものである。
従来の場合、図20中(A)に示すように、リセット電圧の印加と、リセットがされたかを確認するベリファイとからなるサイクルをベリファイをパスするまで繰り返し行うことでリセット動作を実現していた。
一方、コンカレント動作を行う場合には、図20中(B)に示すように、リセット電圧の印加と同時に可変抵抗素子VRの抵抗状態を検知できるため、この抵抗状態が所望の抵抗状態になるまで、連続的にリセット電圧を印加することができる。したがって、1サイクル毎のベリファイを実行する必要がなく、リセット動作を高速に実現することができる。
図21は、このコンカレント動作に用いるセル電流自動検出回路の回路図である。このセル電流自動検出回路は、所定の書き込み電圧Vwrをビット線BLに供給するローカルデータ線LDQに、検出信号DETECTでオン/オフ制御されるPMOSトランジスタ501と、増幅器504の出力によって制御されるPMOSトランジスタ502を備える。ここで増幅器504とトランジスタ502とは、リセット電圧Vresetの定電圧回路を構成する。また、このローカルデータ線LDQには、検出信号DETECTによってオン/オフ制御されるNMOSトランジスタ503を介して接地電圧Vssに接続される。
また、セル電流自動検出回路は、書き込み電圧Vwr及び接地電圧Vss間に、直列接続されたPMOSトランジスタ505とNMOSトランジスタ506とを有する。このうちトランジスタ505は、トランジスタ502とミラー比1:1のミラー回路を構成する。したがって、トランジスタ502を流れるセル電流Icellがトランジスタ505にも流れることになる。一方、トランジスタ506は、更に、設けられたNMOSトランジスタ507とミラー比1:1のミラー回路を構成する。このトランジスタ507には、リセット状態のメモリセルMCに流れるセル電流Icellの基準となる基準電流Irefが流れている。その結果、トランジスタIrefが流れる。
更に、トランジスタ505と506との接続点に入力端子が接続されたインバータ508を備える。このインバータ508の出力が検出信号DETECTとなる。
次に、この回路の動作を図22を参照しながら説明する。
メモリセルMCがリセットされていない状態では、検出信号DETECTは、非活性状態、つまり“L”になっている。この場合、トランジスタ501がオンされるため、ローカルデータ線LDQ及びビット線BLを介してメモリセルMCには、リセット電圧Vresetが供給される。
その後、メモリセルMCの可変抵抗素子VRが高抵抗状態になると、セル電流Icellが低下する。さらに、低下が続き、基準電流Iref以下になると、ノードn501からのインバータ508への入力が“L”に変化するため、インバータ508の出力である検出信号DETECTは活性状態、つまり“H”になる(ステップS1)。その結果、トランジスタ501がオフされるとともに、トランジスタ503がオンされる。これによって、ローカルデータ線LDQの電圧は接地電圧Vssに低下する(ステップS2)。これによって、メモリセルMCに対するリセット電圧Vresetの供給は停止する。
その後、検出信号DETECTが活性化されたメモリセルMCに対しては、次のサイクルでベリファイを実行し、最終的にメモリセルMCのリセット動作が完了しているかを確認する。
以上、主にリセット動作について説明したが、セット動作についても同様であるため説明を省略する。
以上のように、図16に示すワード線電圧降下補償回路440に、さらに、本実施形態で説明したセル電流自動検知回路を用いることでコンカレント動作を実現することができる。その結果、本実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果を得られるばかりでなく、セット/リセット動作の処理を高速化することができる。
[その他]
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
上記実施形態はいずれも可変抵抗素子及びダイオードからなるユニポーラ型のメモリセルを用いていたが、可変抵抗素子及びトランジスタからなるバイポーラ型のメモリセルでも適用可能である。この場合、ワード線の替わりにソース線に流れる総メモリセル電流を検知し、ビット線クランプ電圧、あるいはワード線ドライバに相当するソース線ドライバの基準電圧を調整することで上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
1・・・メモリセルアレイ、2・・・カラム制御回路、3・・・ロウ制御回路、4・・・データ入出力バッファ、5・・・アドレスレジスタ、6・・・コマンド・インタフェース、7・・・ステートマシン、9・・・パルスジェネレータ、11、13・・・電極層、12・・・記録層、14・・・メタル層、120・・・ワード線ドライバ、130、230・・・ビット線クランプ回路、240・・・ビット線電圧制御回路、245・・・ラッチ回路、246・・・論理回路群、340・・・ワード線電圧制御回路、440・・・ワード線電圧降下補償回路。

Claims (11)

  1. 複数の第1の配線、前記第1の配線に交差する複数の第2の配線、並びに前記第1及び第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能な抵抗値をデータとして不揮発に記憶する可変抵抗素子からなる複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルのアクセス時において、前記第1の配線に流れる電流量を検知し、この電流量に基づいて前記第1又は第2の配線の電圧を調整する制御手段と
    を備えた
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御手段は、アクセスする前記メモリセルのアドレス情報に基づいて、前記第1又は第2の配線の電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御手段から送信される制御信号に基づいて前記第2の配線の電圧を制限するクランプ回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御手段から送信される制御信号に基づいて前記第1の配線の電圧を所定のレベルに調整する定電圧回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記第1の配線に流れる電流を検知し、この電流量に基づいてデジタルデータを生成し出力するアナログ/デジタル変換部と、
    前記デジタルデータ及び前記アドレス情報に基づいて前記制御信号を生成し出力する制御信号発生部と
    を備えた
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の配線及び前記定電圧回路間の配線経路と同等の構造を持つレプリカ回路を有し、前記第1の配線に流れる電流に応じた電流を前記レプリカ回路に流し、このレプリカ回路によって生じる電圧降下に基づいて、前記定電圧回路を制御する
    ことを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記制御手段は、所定の第1の電圧から前記レプリカ回路によって生じる電圧降下を差し引いた第2の電圧を記憶する記憶回路を有し、リード/セット/リセット動作に先立って、リード/セット/リセット動作時に前記第1の配線に印加したい所望の電圧を前記第1の電圧にするとともに、前記第2の電圧を前記記憶回路に記憶し、
    前記定電圧回路は、リード/セット/リセット動作時、前記記憶回路に記憶された第2の電圧に基づいて前記第1の配線の電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記制御手段は、前記レプリカ回路に前記第1の配線に流れる電流に応じた電流を流すミラー回路を有し、
    前記ミラー回路は、リード/セット/リセットの各動作に応じてミラー比が切り替わる
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記制御手段は、選択メモリセルのアドレスに応じて、前記第1の電圧を調整する電圧発生回路を有する
    ことを特徴とする請求項6~8のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. セット/リセット動作中に、前記第2の配線の電流を検知し、この第2の配線に接続された前記メモリセルがセット/リセット状態に移行したか否かを判別するセル電流検知回路を備える
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 1つの前記第1の配線に接続された複数のメモリセルの一方に対し、セット/リセットの各動作に必要な電圧を供給すると同時に前記セル電流検知回路でセット/リセット状態に移行したことを検出した残りのメモリセルに対しベリファイ動作に必要な電圧を供給する電圧供給回路を有する
    ことを特徴とする請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置。
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