JP4427464B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその動作方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを行方向及び列方向に夫々複数配列してなるメモリセルアレイを有する半導体記憶装置に関し、より詳細には、メモリセルアレイの読み出し、書き込み、消去動作の各メモリ動作におけるビット線とワード線の電圧制御技術に関する。
近年、フラッシュメモリに代わる高速動作可能な次世代不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM:Nonvolatile Random Access Memory) として、FeRAM(Ferroelectric RAM)、MRAM(Magnetic RAM)、OUM(Ovonic Unified Memory)等の様々なデバイス構造が提案され、高性能化、高信頼性化、低コスト化、及び、プロセス整合性という観点から、激しい開発競争が行われている。
また、これら既存技術に対し、米国ヒューストン大のShangquing LiuやAlex Ignatiev等によって、超巨大磁気抵抗効果で知られるペロブスカイト材料に電圧電気的パルスを印加することによって可逆的に電気抵抗を変化させる方法が下記の特許文献1及び非特許文献1に開示されている。これは超巨大磁気抵抗効果で知られるペロブスカイト材料を用いながらも、磁場の印加なしに室温においても数桁にわたる抵抗変化が現れるという極めて画期的なものである。この現象を利用した可変抵抗素子を用いた抵抗性不揮発性メモリRRAM(Resistance Random Access Memory)はMRAMと異なり磁場を一切必要としないため消費電力が極めて低く、微細化、高集積化も容易であり、抵抗変化のダイナミックレンジがMRAMに比べ格段に広いため多値記憶が可能であるという優れた特徴を有する。実際のデバイスにおける基本構造は極めて単純で、基板垂直方向に下部電極材料、ペロブスカイト型金属酸化物、上部電極材料の順に積層された構造となっている。なお、特許文献1に例示する素子構造では、下部電極材料はランタン・アルミニウム酸化物LaAlO(LAO)の単結晶基板上に堆積されたイットリウム・バリウム・銅酸化物YBaCu(YBCO)膜、ペロブスカイト型金属酸化物は結晶性プラセオジウム・カルシウム・マンガン酸化物Pr1−xCaMnO(PCMO)膜、上部電極材料はスパッタリングで堆積されたAg膜で、夫々形成されている。この記憶素子の動作は、上部及び下部電極間に印加する電圧パルスを51ボルトとして正、負に印加することにより抵抗を可逆的に変化させることができることが報告された。この可逆的な抵抗変化動作(以下、適宜「スイッチング動作」と称す)における抵抗値を読み出すことによって、新規な不揮発性半導体記憶装置が可能であることを意味している。
上記PCMO膜等で構成される可変抵抗素子を備え、可変抵抗素子の電気抵抗の変化により情報を記憶するメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数、マトリクス状に配列してメモリセルアレイを形成して、該メモリセルアレイの周辺に、メモリセルアレイの各メモリセルに対するデータの書き込み、消去、及び、読み出しを制御する回路を配置して、不揮発性半導体記憶装置を構成することができる。
当該可変抵抗素子を備えたメモリセルの構成として、可変抵抗素子だけで構成される2端子のメモリセルを1R型メモリセルと称す。
図1に、1R型メモリセルを構成要素としてメモリセルアレイ1を形成して、大容量の不揮発性半導体記憶装置を構成した場合の一構成例を示す。図2に示すように、1R型のメモリセル10は、可変抵抗素子単体で構成し、当該メモリセル10をマトリクス状に配列してメモリセルアレイ1を構成しており、例えば、下記の特許文献2に開示されているものと同様である。具体的には、メモリセルアレイ1は列方向に延伸するビット線m本(BL1〜BLm)と行方向に延伸するワード線n本(WL1〜WLn)の交点にメモリセル10がm×n個配置した構成となっている。各メモリセル10は、ワード線に可変抵抗素子の上部電極が接続され、ビット線に可変抵抗素子の下部電極が接続している。尚、ワード線に可変抵抗素子の下部電極が接続され、ビット線に可変抵抗素子の上部電極が接続されて、可変抵抗素子の上部電極と下部電極の関係が反転しても構わない。
図1に示すように、1R型メモリセル10のメモリセルアレイ1を備えた不揮発性半導体記憶装置においては、アドレス線4から制御回路6aに入力されたアドレス入力に対応したメモリセルアレイ1内の特定のメモリセルが、ビット線デコーダ2、及び、ワード線デコーダ3によって選択され、データの書き込み、消去、読み出しの各動作が実行され、選択されたメモリセルにデータが記憶され、且つ、読み出される。外部装置(図示せず)との間のデータの入出力は、データ線5を介して行われる。
ワード線デコーダ3は、アドレス線4に入力された信号に対応するメモリセルアレイ1のワード線を選択し、ビット線デコーダ2は、アドレス線4に入力されたアドレス信号に対応するメモリセルアレイ1のビット線を選択する。制御回路6aは、メモリセルアレイ1の書き込み、消去、読み出しの各動作における制御を行う。制御回路6aは、アドレス線4から入力されたアドレス信号、データ線5から入力されたデータ入力(書き込み時)、制御信号線7から入力された制御入力信号に基づいて、ワード線デコーダ3、ビット線デコーダ2、電圧スイッチ回路8a、メモリセルアレイ1の読み出し、書き込み、及び、消去動作を制御する。図1に示す例では、制御回路6aは、図示しないが一般的なアドレスバッファ回路、データ入出力バッファ回路、制御入力バッファ回路としての機能を具備している。
電圧スイッチ回路8aは、メモリセルアレイ1の読み出し、書き込み、消去時に必要な電圧を、各ワード線、ビット線に動作モードに応じて切り替え、メモリセルアレイ1に供給する。ここで、Vccは不揮発性半導体記憶装置の電源電圧、Vssは接地電圧、Vppは書き込みまたは消去用の電圧、V1は読み出し電圧である。また、データの読み出しは、メモリセルアレイ1からビット線デコーダ2、読み出し回路9を介して実行される。読み出し回路9は、データの状態を判定し、その結果を制御回路6aに転送し、データ線5へ出力する。
1R型メモリセル10で構成されたメモリセルアレイ1において、行単位または列単位で選択された選択メモリセルを流れる読み出し電流は、列選択或いは行選択によって、読み出し対象メモリセルの読み出し電流として検知される。1R型メモリセル10で構成されたメモリセルアレイ1では、読み出し対象メモリセル以外にも読み出し電流が流れることになるが、メモリセル構造が単純であり、メモリセル面積とメモリセルアレイ面積が小さくなるという利点がある。
図2及び図3を用いて、1R型メモリセル10で構成されたメモリセルアレイ1におけるデータ読み出し動作時の各部への電気的パルス印加手順の従来例を説明する。選択メモリセルのデータを読み出す際には、読み出し期間Trの間、選択メモリセルに接続する選択ワード線を接地電位Vssに維持し、他の非選択ワード線と全てのビット線には読み出し電圧V1を印加する。読み出し期間Trの間、選択ワード線と全ビット線の間に、読み出し電圧V1の電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子にその電気抵抗、つまり、記憶状態に応じた読み出し電流が流れ、選択メモリセルに記憶されたデータを読み出すことができる。この場合、選択ワード線に接続する選択メモリセルの記憶状態に応じた読み出し電流が各ビット線に流れるため、ビット線側において、所定の選択ビット線を流れる読み出し電流を選択的に読み出すことで、特定の選択メモリセルのデータを読み出すことができる。ここで、ビット線とワード線の関係を入れ換えて、ワード線側で各ワード線を流れる読み出し電流を選択的に読み出すようにしても構わない。
図5に、1R型メモリセル10で構成されたメモリセルアレイ1に対するデータの読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作時における各ワード線と各ビット線への電気的パルス印加方法の従来例を示し、図4に、それを制御する不揮発性半導体記憶装置の一例を示す。図5に示す各ワード線と各ビット線への電気的パルス印加方法の一例は、非特許文献2に開示されているものと同様である。選択メモリセルに対するデータの読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作を行う際には、選択メモリセルに接続する選択ワード線または選択ビット線の一方に接地電圧Vssを印加し、他方の選択ワード線またはビット線に、読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作を実現するのに必要な電圧Vaを印加する。全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線の電圧は、読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作を実現するのに必要な電圧Vaの半分、即ち、Va/2の電圧にする。
図4に示す構成の不揮発性半導体記憶装置は、基本的には、図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置の構成と同じである。図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置との違いは、電圧スイッチ回路8bからメモリセルアレイ1の各ワード線、各ビット線に供給される電圧と、その電圧の制御方法である。図4に示す構成では、電圧スイッチ回路8bは、VccとVssに加えて、VaとVa/2の電圧を、所定のビット線とワード線に印加する。
図7に、1R型メモリセル10で構成されたメモリセルアレイ1に対するデータの読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作時における各ワード線と各ビット線への電気的パルス印加方法の他の従来例を示し、図6に、それを制御する不揮発性半導体記憶装置の一例を示す。図7に示す各ワード線と各ビット線への電気的パルス印加方法の他の一例は、非特許文献2に開示されているものと同様である。選択メモリセルに対するデータの読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作を行う際には、選択メモリセルに接続する選択ワード線または選択ビット線の一方接地電圧Vssを印加し、他方の選択ワード線またはビット線に、読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作を実現するのに必要な電圧Vaを印加する。ワード線とビット線の内、選択線に接地電圧Vssが印加された側の全ての非選択線に、読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作を実現するのに必要な電圧Vaの2/3の電圧、即ち、2Va/3を印加する。選択線に電圧Vaを印加した側のワード線またはビット線の全ての非選択線に、電圧Vaの1/3の電圧、即ち、Va/3を印加する。
図6に示す構成の不揮発性半導体記憶装置は、基本的には、図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置の構成と同じである。図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置との違いは、電圧スイッチ回路8cからメモリセルアレイ1の各ワード線、各ビット線に供給される電圧と、その電圧の制御方法である。図6に示す構成では、電圧スイッチ回路8cは、VccとVssに加えて、Vaと2Va/3、Va/3の電圧を、所定のビット線とワード線に与える。
1R型メモリセルを構成する可変抵抗素子としては、カルコゲナイド化合物の結晶/アモルファス化の状態変化によって抵抗値を変化させる相変化メモリ素子、トンネル磁気抵抗効果による抵抗変化を用いるMRAM素子、導電性ポリマーで抵抗素子が形成されるポリマー強誘電性RAM(PFRAM)のメモリ素子、電気的パルス印加によって抵抗変化を起こすRRAM素子等がある。
米国特許第6204139号明細書 特開2002−8369号公報 Liu,S.Q.ほか、"Electric−pulse−induced reversible Resistance change effect in magnetoresistive films",Applied Physics Letter, Vol.76,pp.2749−2751,2000年
1R型メモリセルで構成されたメモリセルアレイに対するデータの読み出し動作、書き込み動作、または、消去動作のためには、選択ワード線、選択ビット線、非選択ワード線、非選択ビット線の夫々に、所定の電圧を印加する必要がある。各ワード線と各ビット線を所定の電圧レベルにする際には、ワード線とビット線に繋がる寄生容量の充放電による過渡電流が生じる。読み出し、書き込み、消去の各動作モードから他の動作モードへ移行する際に、上記の寄生容量の充放電による過渡電流が流れ、不揮発性半導体記憶装置における消費電流が増大する要因となる。
非特許文献2に開示されている各ワード線と各ビット線に対する電気的パルス印加方法(図5参照)を用いて、データ0が書き込まれている選択メモリセルについて、データ0の読み出し動作の後で、異なるデータ1を書き込む動作を行う場合を考える。読み出し時には、選択メモリセルに接続する選択ワード線または選択ビット線の一方を接地電圧Vssにし、他方の選択ワード線または選択ビット線の電圧を、読み出しを実現するのに必要な読み出し電圧Vreadにする。全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線の電圧は、読み出し電圧Vreadの半分、即ち、Vread/2にする。書き込み時には、選択メモリセルに接続する選択ワード線または選択ビット線の一方を接地電圧Vssにし、他方の選択ワード線または選択ビット線の電圧を、書き込みを実現するのに必要な書き込み電圧Vwriteにする。全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線の電圧は、書き込み電圧Vwriteの半分、即ち、Vwrite/2にする。読み出し動作から書き込み動作へ移行する場合に、説明の単純化のために読み出し時の選択メモリセルと書き込み時の選択メモリセルが変わらないと仮定すると、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線の電圧は、読み出し時のVread/2から書き込み時のVwrite/2に上昇する。即ち、非選択ビット線と非選択ワード線の合計数の信号線で、(Vwrite−Vread)/2の電圧変化が生じる。選択ビット線と選択ワード線では、何れか一方の電圧は接地電圧Vssで、読み出し時と書き込み時に変化しないが、他方の選択ビット線または選択ワード線の電圧は、VreadからVwriteへ上昇する。読み出し動作から書き込み動作へ移行する際に、接地電圧Vssにある一本の選択ビット線または選択ワード線以外のビット線とワード線の電圧が変化することにより、ワード線とビット線に繋がる寄生容量への充電が生じ、動作時の消費電流が増加する。
また、書き込む動作の後に読み出し動作を行う場合には、上記とは逆方向ではあるが、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線の電圧は、書き込み時のVwrite/2から読み出し時のVread/2に低下するため、ワード線とビット線に繋がる寄生容量への放電が生じ、動作時の消費電流が増加する。
読み出し動作と書き込み動作と消去動作の各動作において、ビット線とワード線の中から特定のビット線とワード線を選択する場合、各動作に移行する直前に準備動作期間(プリチャージ期間)を設け、一旦全てのビット線とワード線を非選択状態にして後に、特定のビット線とワード線を非選択状態から選択状態に遷移させる。この場合、同じ動作モード内では、選択ワード線と選択ビット線の電圧だけが変化するために消費電流の増加を抑制することができる。しかしながら、各動作に移行する直前にプリチャージ期間を設けた場合も、読み出し動作と、書き込み動作または消去動作間を直接移行する場合と同様に、非選択ワード線と非選択ビット線の電圧レベルが読み出し動作と、書き込み動作または消去動作間で異なるため、同様の問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高集積化されたメモリセルアレイにおいて、読み出し、書き込み、消去の各動作モード間の移動の際に、ビット線とワード線の電位変化に伴う過渡電流によって生じる消費電流増加を抑制する不揮発性半導体記憶装置、及び、その動作方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的パルスにより抵抗値が可逆的に変化する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記各メモリセルの一方端を共通のワード線に接続し、同一列の前記各メモリセルの他方端を共通のビット線に接続されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの中から前記メモリセルを行単位、列単位、または、メモリセル単位で選択するメモリセル選択回路と、前記メモリセル選択回路により選択された選択メモリセルに対する読み出し動作と書き込み動作と消去動作を含む複数のメモリ動作のために、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線、及び、前記選択ワード線と前記選択ビット線以外の非選択ワード線と非選択ビット線の夫々に対して、前記各メモリ動作において必要な電圧を前記メモリ動作別に印加する電圧スイッチ回路と、前記選択メモリセルの内の読み出し対象の前記メモリセルに対して前記可変抵抗素子の抵抗値に応じて流れる読み出し電流の大小を検知して、前記読み出し対象メモリセルに記憶されている情報を読み出す読み出し回路と、を備え、前記電圧スイッチ回路が、前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の各動作期間中に、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の両方に対して共通の非選択電圧を印加することを特徴とする。
また、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記電圧スイッチ回路が、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の一方に対して、少なくとも前記読み出し動作と前記書き込み動作の各動作期間中において、共通の非選択電圧を印加し、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の他方に対して、少なくとも前記読み出し動作と前記消去動作の各動作期間中において、前記非選択電圧を印加することを特徴とする。
更に、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記電圧スイッチ回路が、前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の各メモリ動作に入る直前の各準備動作期間において、少なくとも前記非選択ワード線と前記非選択ビット線に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方法は、電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記各メモリセルの一方端を共通のワード線に接続し、同一列の前記各メモリセルの他方端を共通のビット線に接続されたメモリセルアレイを備えてなる不揮発性半導体記憶装置における、前記メモリセルアレイの中から行単位、列単位、または、メモリセル単位で選択された選択メモリセルに対する読み出し動作と書き込み動作と消去動作を含む複数のメモリ動作のための動作方法であって、前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の各動作期間中に、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続しない非選択ワード線と非選択ビット線の両方に対して、共通の非選択電圧を印加することを特徴とする。
また、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方法は、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続しない非選択ワード線と非選択ビット線の一方に対して、少なくとも前記読み出し動作と前記書き込み動作の各動作期間中において、共通の非選択電圧を印加し、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の他方に対して、少なくとも前記読み出し動作と前記消去動作の各動作期間中において、前記非選択電圧を印加することを特徴とする。
更に、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方法は、前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の各メモリ動作に入る直前の各準備動作期間において、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする。
上記各特徴の不揮発性半導体記憶装置、または、不揮発性半導体記憶装置の動作方法によれば、読み出し動作と書き込み動作、または、読み出し動作と消去動作において、非選択ワード線と非選択ビット線の少なくとも何れか一方に印加する電圧が共通の非選択電圧であるので、上記動作モード間を移動する際に、非選択ワード線と非選択ビット線の少なくとも一方の電圧は変化しないので、動作モード間を移動時の電圧変化を伴うワード線とビット線の本数が少なくとも半減するため、各ワード線と各ビット線に繋がる寄生容量の充放電による過渡電流が低減でき、動作時の消費電流を低減することが可能となる。特に、読み出し、書き込み、消去の全ての動作モードにおいて、非選択ワード線と非選択ビット線の両方に印加する電圧を共通の非選択電圧とした場合は、上記動作時の消費電流低減効果は一層顕著となる。
更に、各メモリ動作に入る直前の準備動作期間(プリチャージ期間)を設けた場合であっても、一つの動作モードの準備動作期間から別の動作モードの準備動作期間或いは当該別の動作モードに移行する場合に、または、その逆の場合において、非選択ワード線と非選択ビット線の両方の電圧が変化しないので、動作モード間を移動時の電圧変化を伴うワード線とビット線の本数が大幅に減少し、上記動作時の消費電流低減効果は一層顕著となる。
以下、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置及びその動作方法(以下、夫々を適宜、「本発明装置」及び「本発明方法」と称す。)の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
本実施形態では、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを構成するメモリセルは、電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化し、その電気抵抗の変化により情報を記憶する可変抵抗素子を備えて形成されるが、その可変抵抗素子の一例として、PCMO膜の上下にPt電極を配した3層構造のRRAM素子を想定して説明する。尚、可変抵抗素子としては、電気的パルス印加(または、電流印加)によって抵抗変化が生じる素子であれば、如何なる可変抵抗素子でも、本発明を適用することが可能である。可変抵抗素子の材料が、PCMO膜以外の金属酸化物であっても、電気的パルス印加によって抵抗変化が生じるものであれば、本発明を適用することが可能である。また、可変抵抗素子の材料が、遷移金属酸化物で、電気パルス印加によって抵抗変化が生じるものであれば、本発明を適用することが可能である。
〈第1実施形態〉
先ず、本発明装置の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作において、非選択ワード線と非選択ビット線に共通の非選択電圧VWE/2を与える第1実施形態について、図8から図14を参照して説明する。
図8は、本発明装置の機能的な構成を示すブロック構成図である。図8において、従来の不揮発性半導体記憶装置と共通する部分については、共通の符号をつけて説明する。図8に示すように、本発明装置は、図9に例示するような1R型メモリセルをマトリクス状に配列したメモリセルアレイ1の周辺に、ビット線デコーダ2、ワード線デコーダ3、電圧スイッチ回路8d、読み出し回路9、及び、制御回路6dを備えてなる。基本的には、図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置の構成と同じである。図1の従来の不揮発性半導体記憶装置との違いは、電圧スイッチ回路8dが、メモリセルアレイ1の各ワード線、各ビット線に印加する電圧と、制御回路6dによるその印加電圧の制御動作である。
メモリセルアレイ1の構成も、図2に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1の構成と同じである。具体的には、メモリセルアレイ1は列方向に延伸するビット線(列選択線に相当)m本(BL1〜BLm)と行方向に延伸するワード線(行選択線に相当)n本(WL1〜WLn)の交点にメモリセル10がm×n個配置した構成となっている。各メモリセル10は、ワード線に可変抵抗素子の上部電極が接続され、ビット線に可変抵抗素子の下部電極が接続している。尚、ワード線に可変抵抗素子の下部電極が接続され、ビット線に可変抵抗素子の上部電極が接続されて、可変抵抗素子の上部電極と下部電極の関係が反転しても構わない。
ビット線デコーダ2とワード線デコーダ3は、アドレス線4から制御回路6dに入力されたアドレス入力に対応したメモリセルアレイ1の中から読み出し対象のメモリセルを選択する。ワード線デコーダ3は、アドレス線4に入力された信号に対応するメモリセルアレイ1のワード線を選択し、ビット線デコーダ2は、アドレス線4に入力されたアドレス信号に対応するメモリセルアレイ1のビット線を選択する。本実施形態では、書き込み動作と消去動作においては、ビット線デコーダ2とワード線デコーダ3が、メモリセルアレイ1の中からメモリセルをメモリセル単位で選択するメモリセル選択回路として機能し、読み出し動作においては、ワード線デコーダ3が、メモリセルアレイ1の中からメモリセルを行単位で選択するメモリセル選択回路として機能する。
制御回路6dは、メモリセルアレイ1の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作における制御を行う。制御回路6dは、アドレス線4から入力されたアドレス信号、データ線5から入力されたデータ入力(書き込み時)、制御信号線7から入力された制御入力信号に基づいて、ワード線デコーダ3、ビット線デコーダ2、電圧スイッチ回路8d、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、及び、消去動作を制御する。図8に示す例では、制御回路6dは、図示しないが一般的なアドレスバッファ回路、データ入出力バッファ回路、制御入力バッファ回路としての機能を具備している。
電圧スイッチ回路8dは、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、消去動作に必要なワード線とビット線の各電圧を動作モードに応じて切り替え、メモリセルアレイ1に供給する。本実施形態では、読み出し動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み動作と消去動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線とビット線デコーダ2で選択された1本または複数の選択ビット線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み、消去、読み出しの各動作モードに応じて、選択ワード線と選択ビット線の間に、所定の書き込み電圧VWE、消去電圧VWE、読み出し電圧Vが印加される。図中、Vccは本発明装置の電源電圧、Vssは接地電圧、VWEは書き込み電圧と消去電圧、VWE/2は書き込み電圧VWEの半分の電圧値の非選択電圧、V1は第1読み出し電圧であり、外部から、或いは、内部回路(図示せず)で生成されて電圧スイッチ回路8dに供給され、所定のワード線とビット線に夫々印加される。第1読み出し電圧V1は1R型メモリセルのデータ読み出しに必要な読み出し電圧Vの生成に使用される。
尚、書き込み電圧VWEは1R型メモリセルのデータ書き込みに必要な印加電圧であり、消去電圧VWEは1R型メモリセルのデータ消去に必要な印加電圧であり、本実施形態では、同じ電圧値としており、以下の本発明の説明において同様である。
読み出し回路9は、選択メモリセルに接続するビット線を流れる読み出し電流の内、ビット線デコーダ2で選択された選択ビット線を流れる読み出し電流を電圧変換して、1行の選択メモリセルの内の選択ビット線に接続する読み出し対象のメモリセルの記憶データの状態を判定し、その結果を制御回路6dに転送し、データ線5へ出力する。
次に、本実施形態におけるメモリセルアレイ1に対するデータの書き込み動作、消去動作、読み出し動作における、選択ワード線、選択ビット線、非選択ワード線、及び、非選択ビット線の夫々に所定の電圧を印加する電気的パルス印加手順について、メモリ動作別に説明する。
図9及び図10に、書き込み動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルにデータを書き込む際には、書き込み動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、書き込み電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2にしておく。本発明装置のスタンバイ時(書き込み動作、消去動作、読み出し動作の何れでもない低消費電力での待機状態)に、全ワード線と全ビット線の電圧を、非選択電圧VWE/2にしておいてもよい。
書き込み動作期間Twの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線には、プリチャージ期間と同様に、書き込み電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2を継続して印加し、選択ワード線には接地電圧Vss(第2書き込み電圧に相当)を印加し、選択ビット線には書き込み電圧VWE(第1書き込み電圧に相当)を印加する。書き込み動作期間Twの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、書き込み電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に書き込み電圧VWEが印加されデータを書き込むことができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、書き込み電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2が印加されるが、書き込み電圧VWEより十分低い電圧であるため書き込みは起こらない。
図11及び図12に、消去動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを消去する際には、消去動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、消去電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、非選択電圧VWE/2にしておいてもよい。
消去動作期間Teの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線には、プリチャージ期間と同様に、消去電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2を継続して印加し、選択ワード線には消去電圧VWE(第1消去電圧に相当)を印加し、選択ビット線には接地電圧Vss(第2消去電圧に相当)を印加する。消去動作期間Teの間、選択ワード線と選択ビット線の間に、書き込み電圧VWEとは同電圧で逆極性の消去電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に消去電圧VWEが印加されデータを消去することができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、消去電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2が印加されるが、消去電圧VWEより十分低い電圧であるため消去は起こらない。
図13及び図14に、読み出し動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを読み出す際には、読み出し動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電位を、書き込み電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電位を、非選択電圧VWE/2にしておいてもよい。
読み出し動作期間Trの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線と選択ビット線には、書き込み電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2を継続して印加し、選択ワード線には第1読み出し電圧V1を印加する。ここで、第1読み出し電圧V1は、非選択電圧VWE/2と読み出し電圧Vの電圧差(V1=VWE/2−V)に設定しておく。この結果、読み出し動作期間Trの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、読み出し電圧Vの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に読み出し電圧Vを印加することができ、可変抵抗素子の抵抗の状態を読み出すことが可能となる。読み出し電圧Vは、書き込み電圧VWE以下の電圧で、読み出し回路9で読み出すことが可能な電圧であればよい。可変抵抗素子の材料、組成、膜厚、面積等を調整することにより、読み出し電圧Vを書き込み電圧VWEの半分の非選択電圧VWE/2とすることができる。この場合、第1読み出し電圧V1が接地電圧Vssと等しくなり、電圧スイッチ8dに供給する電圧の種類を減らすことができる。
以上に説明したように、書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作期間中と夫々のプリチャージ期間中に、非選択ワード線と非選択ビット線に、共通の非選択電圧VWE/2を印加することにより、任意のメモリ動作期間中に異なるメモリ動作に移行する場合、或いは、任意のプリチャージ期間中から任意のメモリ動作に移行する場合に、選択ワード線と選択ビット線の電圧だけを変化させれば、各メモリ動作を行うことができるようになる。これにより、各メモリ動作時に各ワード線と各ビット線を所定の電圧にするために、寄生容量の充放電に伴う過渡電流によって生じる消費電流を大幅に低減することが可能となる。
〈第2実施形態〉
次に、本発明装置の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作において、非選択ワード線と非選択ビット線に共通の非選択電圧として接地電圧Vssを与える第2実施形態について、図15から図21を参照して説明する。
図15は、第2実施形態における本発明装置の機能的な構成を示すブロック構成図である。図15において、従来の不揮発性半導体記憶装置及び第1実施形態と共通する部分については、共通の符号をつけて説明する。図15に示すように、本発明装置は、図16に例示するような1R型メモリセルをマトリクス状に配列したメモリセルアレイ1の周辺に、ビット線デコーダ2、ワード線デコーダ3、電圧スイッチ回路8e、読み出し回路9、及び、制御回路6eを備えてなる。基本的には、図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置、及び、図8の第1実施形態の構成と同じである。第1実施形態との違いは、電圧スイッチ回路8eが、メモリセルアレイ1の各ワード線、各ビット線に印加する電圧と、制御回路6eによるその印加電圧の制御方法である。メモリセルアレイ1の構成も、図2に示す従来の不揮発性半導体記憶装置、及び、図9の第1実施形態のメモリセルアレイ1の構成と同じである。
第1実施形態と同じ構成要素については重複する説明は省略し、電圧スイッチ回路8eと制御回路6eについて説明する。
制御回路6eは、第1実施形態と同様に、メモリセルアレイ1の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作における制御を行う。基本的な制御動作は、第1実施形態と同じであるが、電圧スイッチ回路8eから供給される電圧の内、接地電圧Vssを非選択電圧として、非選択ワード線と非選択ビット線に印加する制御を行う点で、第1実施形態と異なる。制御回路6eは、アドレス線4から入力されたアドレス信号、データ線5から入力されたデータ入力(書き込み時)、制御信号線7から入力された制御入力信号に基づいて、ワード線デコーダ3、ビット線デコーダ2、電圧スイッチ回路8e、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、及び、消去動作を制御する。図15に示す例では、制御回路6eは、図示しないが一般的なアドレスバッファ回路、データ入出力バッファ回路、制御入力バッファ回路としての機能を具備している。
電圧スイッチ回路8eは、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、消去動作に必要なワード線とビット線の各電圧を動作モードに応じて切り替え、メモリセルアレイ1に供給する。第1実施形態と同様に、読み出し動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み動作と消去動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線とビット線デコーダ2で選択された1本または複数の選択ビット線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み、消去、読み出しの各動作モードに応じて、選択ワード線と選択ビット線の間に、所定の書き込み電圧VWE、消去電圧VWE、読み出し電圧Vが印加される。図中、Vccは本発明装置の電源電圧、Vssは接地電圧と非選択電圧、VWE/2は第1書き込み電圧と第1消去電圧、−VWE/2は第2書き込み電圧と第2消去電圧、−Vは第1読み出し電圧であり、外部から、或いは、内部回路(図示せず)で生成されて電圧スイッチ回路8eに供給され、所定のワード線とビット線に夫々印加される。
次に、第2実施形態におけるメモリセルアレイ1に対するデータの書き込み動作、消去動作、読み出し動作における、選択ワード線、選択ビット線、非選択ワード線、及び、非選択ビット線の夫々に所定の電圧を印加する電気的パルス加手順について、メモリ動作別に説明する。
図16及び図17に、書き込み動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルにデータを書き込む際には、書き込み動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、接地電圧Vssである非選択電圧にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、非選択電圧Vssにしておいてもよい。
書き込み動作期間Twの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線には、プリチャージ期間と同様に、非選択電圧Vssを継続して印加し、選択ビット線には書き込み電圧VWEの半分の第1書き込み電圧VWE/2を印加し、選択ワード線には書き込み電圧VWEの半分の電圧値で負極性の第2書き込み電圧−VWE/2を印加する。書き込み動作期間Twの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、書き込み電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に書き込み電圧VWEが印加されデータを書き込むことができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、第1書き込み電圧VWE/2が印加されるが、書き込み電圧VWEより十分低い電圧であるため書き込みは起こらない。
図18及び図19に、消去動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを消去する際には、消去動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、接地電圧Vssである非選択電圧にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、非選択電圧Vssにしておいてもよい。
消去動作期間Teの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線には、プリチャージ期間と同様に、非選択電圧Vssを継続して印加し、選択ワード線には消去電圧VWEの半分の第1消去電圧VWE/2を印加し、選択ビット線には消去電圧VWEの半分の電圧値で負極性の第2消去電圧−VWE/2を印加する。消去動作期間Teの間、選択ワード線と選択ビット線の間に、書き込み電圧VWEとは同電圧で逆極性の消去電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に消去電圧VWEが印加されデータを消去することができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、第1消去電圧VWE/2が印加されるが、消去電圧VWEより十分低い電圧であるため消去は起こらない。
図20及び図21に、読み出し動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを読み出す際には、読み出し動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電位を、接地電圧Vssである非選択電圧にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電位を、非選択電圧Vssにしておいてもよい。
読み出し動作期間Trの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線と選択ビット線には、非選択電圧Vssを印加し、選択ワード線には第1読み出し電圧−Vを印加する。ここで、第1読み出し電圧−Vは、非選択電圧Vssと読み出し電圧Vの電圧差(−V=Vss−V)、つまり、読み出し電圧Vと同電圧で逆極性に設定しておく。この結果、読み出し動作期間Trの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、読み出し電圧Vの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に読み出し電圧Vを印加することができ、可変抵抗素子の抵抗の状態を読み出すことが可能となる。読み出し電圧Vは、書き込み電圧VWE以下の電圧で、読み出し回路9で読み出すことが可能な電圧であればよい。可変抵抗素子の材料、組成、膜厚、面積等を調整することにより、読み出し電圧Vを書き込み電圧VWEの半分の第1書き込み電圧VWE/2とすることができる。この場合、第1読み出し電圧−Vが第2書き込み電圧−VWE/2と等しくなり、電圧スイッチ8eに供給する電圧の種類を減らすことができる。
以上に説明したように、書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作期間中と夫々のプリチャージ期間中に、非選択ワード線と非選択ビット線に、共通の非選択電圧Vssを印加することにより、任意のメモリ動作期間中に異なるメモリ動作に移行する場合、或いは、任意のプリチャージ期間中から任意のメモリ動作に移行する場合に、選択ワード線と選択ビット線の電圧だけを変化させれば、各メモリ動作を行うことができるようになる。これにより、各メモリ動作時に各ワード線と各ビット線を所定の電圧にするために、寄生容量の充放電に伴う過渡電流によって生じる消費電流を大幅に低減することが可能となる。また、各動作モードで、ワード線とビット線に印加される電圧の絶対値の最大値が書き込み電圧VWE及び消去電圧VWEの半分のVWE/2、または、読み出し電圧Vの何れかとなり、本発明装置で使用される電圧の大きさが低減されることにより、消費電流が更に低減されるという効果が生じる。
〈第3実施形態〉
次に、本発明装置の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作において、非選択ワード線と非選択ビット線に書き込み電圧VWEの1/3の共通の第1非選択電圧VWE/3を与える第3実施形態について、図22から図28を参照して説明する。
図22は、第3実施形態における本発明装置の機能的な構成を示すブロック構成図である。図22において、従来の不揮発性半導体記憶装置及び第1実施形態と共通する部分については、共通の符号をつけて説明する。図22に示すように、本発明装置は、図23に例示するような1R型メモリセルをマトリクス状に配列したメモリセルアレイ1の周辺に、ビット線デコーダ2、ワード線デコーダ3、電圧スイッチ回路8f、読み出し回路9、及び、制御回路6fを備えてなる。基本的には、図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置、及び、図8の第1実施形態の構成と同じである。第1実施形態との違いは、電圧スイッチ回路8fが、メモリセルアレイ1の各ワード線、各ビット線に印加する電圧と、制御回路6fによるその印加電圧の制御方法である。メモリセルアレイ1の構成も、図2に示す従来の不揮発性半導体記憶装置、及び、図9の第1実施形態のメモリセルアレイ1の構成と同じである。
第1実施形態と同じ構成要素については重複する説明は省略し、電圧スイッチ回路8fと制御回路6fについて説明する。
制御回路6fは、第1実施形態と同様に、メモリセルアレイ1の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作における制御を行う。基本的な制御動作は、第1実施形態と同じであるが、電圧スイッチ回路8fから供給される電圧の内、書き込み電圧VWEの1/3の電圧VWE/3を第1非選択電圧として、書き込み電圧VWEの2/3の電圧2VWE/3を第2非選択電圧として、非選択ワード線と非選択ビット線に印加する制御を行う点で、第1実施形態と異なる。制御回路6fは、アドレス線4から入力されたアドレス信号、データ線5から入力されたデータ入力(書き込み時)、制御信号線7から入力された制御入力信号に基づいて、ワード線デコーダ3、ビット線デコーダ2、電圧スイッチ回路8f、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、及び、消去動作を制御する。図22に示す例では、制御回路6fは、図示しないが一般的なアドレスバッファ回路、データ入出力バッファ回路、制御入力バッファ回路としての機能を具備している。
電圧スイッチ回路8fは、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、消去動作に必要なワード線とビット線の各電圧を動作モードに応じて切り替え、メモリセルアレイ1に供給する。第1実施形態と同様に、読み出し動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み動作と消去動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線とビット線デコーダ2で選択された1本または複数の選択ビット線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み、消去、読み出しの各動作モードに応じて、選択ワード線と選択ビット線の間に、所定の書き込み電圧VWE、消去電圧VWE、読み出し電圧Vが印加される。図中、Vccは本発明装置の電源電圧、Vssは接地電圧、VWEは書き込み電圧と消去電圧、VWE/3は第1非選択電圧、2VWE/3は第2非選択電圧、V2は第1読み出し電圧であり、外部から、或いは、内部回路(図示せず)で生成されて電圧スイッチ回路8fに供給され、所定のワード線とビット線に夫々印加される。第1読み出し電圧V2は1R型メモリセルのデータ読み出しに必要な読み出し電圧Vの生成に使用される。
次に、第3実施形態におけるメモリセルアレイ1に対するデータの書き込み動作、消去動作、読み出し動作における、選択ワード線、選択ビット線、非選択ワード線、及び、非選択ビット線の夫々に所定の電圧を印加する電気的パルス印加手順について、メモリ動作別に説明する。
図23及び図24に、書き込み動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルにデータを書き込む際には、書き込み動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、第1非選択電圧VWE/3にしておいてもよい。
書き込み動作期間Twの間、全ての非選択ワード線には、書き込み電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3を印加し、全ての非選択ビット線には、プリチャージ期間と同様に、書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3を継続して印加し、選択ワード線には接地電圧Vss(第2書き込み電圧に相当)を印加し、選択ビット線には書き込み電圧VWE(第1書き込み電圧に相当)を印加する。書き込み動作期間Twの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、書き込み電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に書き込み電圧VWEが印加されデータを書き込むことができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3が印加されるが、書き込み電圧VWEより十分低い電圧であるため書き込みは起こらない。
図25及び図26に、消去動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを消去する際には、消去動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、消去電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、第1非選択電圧VWE/3にしておいてもよい。
消去動作期間Teの間、全ての非選択ワード線には、プリチャージ期間と同様に、消去電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3を継続して印加し、全ての非選択ビット線には、消去電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3を印加し、選択ワード線には消去電圧VWEを印加し、選択ビット線には接地電圧Vssを印加する。消去動作期間Teの間、選択ワード線と選択ビット線の間に、書き込み電圧VWEとは同電圧で逆極性の消去電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に消去電圧VWEが印加されデータを消去することができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、消去電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3が印加されるが、消去電圧VWEより十分低い電圧であるため消去は起こらない。
図27及び図28に、読み出し動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを読み出す際には、読み出し動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電位を、書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電位を、第1非選択電圧VWE/3にしておいてもよい。
読み出し動作期間Trの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線と選択ビット線には、継続して第1非選択電圧VWE/3を印加し、選択ワード線には第1読み出し電圧V2を印加する。ここで、第1読み出し電圧V2は、第1非選択電圧VWE/3と読み出し電圧Vの電圧差(V2=VWE/3−V)に設定しておく。この結果、読み出し動作期間Trの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、読み出し電圧Vの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に読み出し電圧Vを印加することができ、可変抵抗素子の抵抗の状態を読み出すことが可能となる。読み出し電圧Vは、書き込み電圧VWE以下の電圧で、読み出し回路9で読み出すことが可能な電圧であればよい。可変抵抗素子の材料、組成、膜厚、面積等を調整することにより、読み出し電圧Vを書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3とすることができる。この場合、第1読み出し電圧V2が接地電圧Vssと等しくなり、電圧スイッチ8fに供給する電圧の種類を減らすことができる。
以上に説明したように、書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作のプリチャージ期間中に、非選択ワード線と非選択ビット線に、共通の第1非選択電圧VWE/3を印加することにより、或るメモリ動作のプリチャージ期間中から任意のメモリ動作に移行する場合に、選択ワード線と選択ビット線の電圧だけを変化させれば、各メモリ動作を行うことができるようになる。また、読み出し動作と書き込み動作の間では、各動作期間中の非選択ビット線に共通の第1非選択電圧VWE/3を印加することにより、読み出し動作と書き込み動作の間を直接移行する場合でも、非選択ビット線の電圧変化はなく、非選択ワード線の電圧変化は第1非選択電圧VWE/3に抑制される。更に、読み出し動作と消去動作の間では、各動作期間中の非選択ワード線に共通の第1非選択電圧VWE/3を印加することにより、読み出し動作と消去動作の間を直接移行する場合でも、非選択ワード線の電圧変化はなく、非選択ビット線の電圧変化は第1非選択電圧VWE/3に抑制される。これにより、各メモリ動作時に各ワード線と各ビット線を所定の電圧にするために、寄生容量の充放電に伴う過渡電流によって生じる消費電流を大幅に低減することが可能となる。
〈第4実施形態〉
次に、本発明装置の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作において、非選択ワード線と非選択ビット線に書き込み電圧VWEの2/3の共通の第2非選択電圧2VWE/3を与える第4実施形態について、図29から図35を参照して説明する。
図29は、第3実施形態における本発明装置の機能的な構成を示すブロック構成図である。図29において、従来の不揮発性半導体記憶装置及び第1実施形態と共通する部分については、共通の符号をつけて説明する。図29に示すように、本発明装置は、図30に例示するような1R型メモリセルをマトリクス状に配列したメモリセルアレイ1の周辺に、ビット線デコーダ2、ワード線デコーダ3、電圧スイッチ回路8g、読み出し回路9、及び、制御回路6gを備えてなる。基本的には、図1に示す従来の不揮発性半導体記憶装置、及び、図8の第1実施形態の構成と同じである。第1実施形態との違いは、電圧スイッチ回路8gが、メモリセルアレイ1の各ワード線、各ビット線に印加する電圧と、制御回路6gによるその印加電圧の制御方法である。メモリセルアレイ1の構成も、図2に示す従来の不揮発性半導体記憶装置、及び、図9の第1実施形態のメモリセルアレイ1の構成と同じである。
第1実施形態と同じ構成要素については重複する説明は省略し、電圧スイッチ回路8gと制御回路6gについて説明する。
制御回路6gは、第1実施形態と同様に、メモリセルアレイ1の書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作における制御を行う。基本的な制御動作は、第1実施形態と同じであるが、電圧スイッチ回路8gから供給される電圧の内、書き込み電圧VWEの1/3の電圧VWE/3を第1非選択電圧として、書き込み電圧VWEの2/3の電圧2VWE/3を第2非選択電圧として、非選択ワード線と非選択ビット線に印加する制御を行う点で、第1実施形態と異なる。制御回路6gは、アドレス線4から入力されたアドレス信号、データ線5から入力されたデータ入力(書き込み時)、制御信号線7から入力された制御入力信号に基づいて、ワード線デコーダ3、ビット線デコーダ2、電圧スイッチ回路8g、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、及び、消去動作を制御する。図29に示す例では、制御回路6gは、図示しないが一般的なアドレスバッファ回路、データ入出力バッファ回路、制御入力バッファ回路としての機能を具備している。
電圧スイッチ回路8gは、メモリセルアレイ1の読み出し動作、書き込み動作、消去動作に必要なワード線とビット線の各電圧を動作モードに応じて切り替え、メモリセルアレイ1に供給する。第1実施形態と同様に、読み出し動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み動作と消去動作では、ワード線デコーダ3で選択された1本の選択ワード線とビット線デコーダ2で選択された1本または複数の選択ビット線に接続するメモリセルが選択メモリセルとなり、書き込み、消去、読み出しの各動作モードに応じて、選択ワード線と選択ビット線の間に、所定の書き込み電圧VWE、消去電圧VWE、読み出し電圧Vが印加される。図中、Vccは本発明装置の電源電圧、Vssは接地電圧、VWEは書き込み電圧と消去電圧、VWE/3は第1非選択電圧、2VWE/3は第2非選択電圧、V3は第1読み出し電圧であり、外部から、或いは、内部回路(図示せず)で生成されて電圧スイッチ回路8gに供給され、所定のワード線とビット線に夫々印加される。第1読み出し電圧V3は1R型メモリセルのデータ読み出しに必要な読み出し電圧Vの生成に使用される。
次に、第4実施形態におけるメモリセルアレイ1に対するデータの書き込み動作、消去動作、読み出し動作における、選択ワード線、選択ビット線、非選択ワード線、及び、非選択ビット線の夫々に所定の電圧を印加する電気的パルス印加手順について、メモリ動作別に説明する。
図30及び図31に、書き込み動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルにデータを書き込む際には、書き込み動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、書き込み電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、第2非選択電圧2VWE/3にしておいてもよい。
書き込み動作期間Twの間、全ての非選択ワード線には、プリチャージ期間と同様に、書き込み電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3を継続して印加し、全ての非選択ビット線には、書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3を印加し、選択ワード線には接地電圧Vss(第2書き込み電圧に相当)を印加し、選択ビット線には書き込み電圧VWE(第1書き込み電圧に相当)を印加する。書き込み動作期間Twの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、書き込み電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に書き込み電圧VWEが印加されデータを書き込むことができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3が印加されるが、書き込み電圧VWEより十分低い電圧であるため書き込みは起こらない。
図32及び図33に、消去動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを消去する際には、消去動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電圧を、消去電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電圧を、第2非選択電圧2VWE/3にしておいてもよい。
消去動作期間Teの間、全ての非選択ビット線には、プリチャージ期間と同様に、消去電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3を継続して印加し、全ての非選択ワード線には、消去電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3を印加し、選択ワード線には消去電圧VWEを印加し、選択ビット線には接地電圧Vssを印加する。消去動作期間Teの間、選択ワード線と選択ビット線の間に、書き込み電圧VWEとは同電圧で逆極性の消去電圧VWEの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に消去電圧VWEが印加されデータを消去することができる。この時、選択ワード線と非選択ビット線に接続するメモリセル、及び、選択ビット線と非選択ワード線に接続するメモリセルには、消去電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3が印加されるが、消去電圧VWEより十分低い電圧であるため消去は起こらない。
図34及び図35に、読み出し動作時の電気的パルス印加手順の一例を示す。選択メモリセルのデータを読み出す際には、読み出し動作を開始する直前のプリチャージ期間(準備動作期間)に予め、全ワード線と全ビット線の電位を、書き込み電圧VWEの2/3の第2非選択電圧2VWE/3にしておく。本発明装置のスタンバイ時に、全ワード線と全ビット線の電位を、第2非選択電圧2VWE/3にしておいてもよい。
読み出し動作期間Trの間、全ての非選択ワード線と全ての非選択ビット線と選択ビット線には、継続して第2非選択電圧2VWE/3を印加し、選択ワード線には第1読み出し電圧V3を印加する。ここで、第1読み出し電圧V3は、第2非選択電圧2VWE/3と読み出し電圧Vの電圧差(V3=2VWE/3−V)に設定しておく。この結果、読み出し動作期間Trの間、選択ビット線と選択ワード線の間に、読み出し電圧Vの電圧差が生じるので、選択メモリセルの可変抵抗素子に読み出し電圧Vを印加することができ、可変抵抗素子の抵抗の状態を読み出すことが可能となる。読み出し電圧Vは、書き込み電圧VWE以下の電圧で、読み出し回路9で読み出すことが可能な電圧であればよい。可変抵抗素子の材料、組成、膜厚、面積等を調整することにより、読み出し電圧Vを書き込み電圧VWEの1/3の第1非選択電圧VWE/3とすることができる。この場合、第1読み出し電圧V3が第1非選択電圧VWE/3と等しくなり、電圧スイッチ8gに供給する電圧の種類を減らすことができる。
以上に説明したように、書き込み、消去、読み出しの各メモリ動作のプリチャージ期間中に、非選択ワード線と非選択ビット線に、共通の第2非選択電圧2VWE/3を印加することにより、或るメモリ動作のプリチャージ期間中から任意のメモリ動作に移行する場合に、選択ワード線と選択ビット線の電圧だけを変化させれば、各メモリ動作を行うことができるようになる。また、読み出し動作と書き込み動作の間では、各動作期間中の非選択ワード線に共通の第2非選択電圧2VWE/3を印加することにより、読み出し動作と書き込み動作の間を直接移行する場合でも、非選択ワード線の電圧変化はなく、非選択ビット線の電圧変化は第1非選択電圧VWE/3に抑制される。更に、読み出し動作と消去動作の間では、各動作期間中の非選択ビット線に共通の第2非選択電圧2VWE/3を印加することにより、読み出し動作と消去動作の間を直接移行する場合でも、非選択ビット線の電圧変化はなく、非選択ワード線の電圧変化は第1非選択電圧VWE/3に抑制される。これにより、各メモリ動作時に各ワード線と各ビット線を所定の電圧にするために、寄生容量の充放電に伴う過渡電流によって生じる消費電流を大幅に低減することが可能となる。
次に、本発明装置及び本発明方法の別の実施形態につき説明する。
〈1〉上記第1乃至第4実施形態では、ワード線を1本選択して、当該選択ワード線に接続する選択メモリセルを流れる読み出し電流を、ビット線側で選択して、読み出す場合を想定したが、ワード線とビット線の関係を反転させて、ビット線を1本選択して、当該選択ビット線に接続する選択メモリセルを流れる読み出し電流を、ワード線側で選択して、読み出す方式であっても構わない。この場合、読み出し回路9は、ワード線デコーダ3側に接続する。
〈2〉上記第1乃至第4実施形態において、図8、図15、図22、或いは、図29に示す電圧スイッチ回路8d,8e,8f,8gは、書き込み、消去、読み出しの各動作の電圧を1つの回路ブロックで発生する形態を示しているが、上記各動作用の電圧を個別に発生する回路を夫々備えても構わない。
以上、詳細に説明したように、本発明装置及び本発明方法によれば、メモリ動作間の移行時の電位変化を伴うワード線とビット線の数を削減し、各ワード線と各ビット線に繋がる寄生容量の充放電に起因する過渡電流を減少させることにより、1R型メモリセルを行方向及び列方向にマトリクス状に配列したメモリセルアレイを備える不揮発性半導体記憶装置の消費電流を削減することが可能となる。
1R型メモリセルのメモリセルアレイを備えた従来の不揮発性半導体記憶装置の一構成例を示すブロック図 可変抵抗素子だけで構成される1R型メモリセルのメモリセルアレイの一構成例を模式的に示す回路図 1R型メモリセルで構成されたメモリセルアレイにおける読み出し動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順の従来例を示すタイミング図 1R型メモリセルのメモリセルアレイを備えた従来の不揮発性半導体記憶装置の他の構成例を示すブロック図 可変抵抗素子だけで構成される1R型メモリセルのメモリセルアレイの一構成例、及び、読み出し、書き込み、消去の各動作時に各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順の従来例を模式的に示す回路図 1R型メモリセルのメモリセルアレイを備えた従来の不揮発性半導体記憶装置の他の構成例を示すブロック図。 可変抵抗素子だけで構成される1R型メモリセルのメモリセルアレイの一構成例、及び、読み出し、書き込み、消去の各動作時に各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順の他の従来例を模式的に示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における全体の概略構成例を示すブロック図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における読み出し動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における読み出し時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における全体の概略構成例を示すブロック図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における読み出し動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における読み出し時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における全体の概略構成例を示すブロック図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における読み出し動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における読み出し時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における全体の概略構成例を示すブロック図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における書き込み動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における消去動作時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における読み出し動作時の各ワード線、各ビット線に対する電気的パルス印加手順を示す回路図 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における読み出し時の各ワード線、各ビット線への電気的パルス印加手順を示すタイミング図
符号の説明
1: メモリセルアレイ
2: ビット線デコーダ
3: ワード線デコーダ
4: アドレス線
5: データ線
6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g: 制御回路
7: 制御信号線
8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g: 電圧スイッチ回路
9: 読み出し回路
10: メモリセル、可変抵抗素子
BL1〜BLm: ビット線(列選択線)
WL1〜WLn: ワード線(行選択線)
Vcc: 電源電圧
Vss: 接地電圧
Vpp: 書き込みまたは消去用の電圧
Va: 書き込み、消去、または、読み出し用の電圧
WE: 書き込み電圧、消去電圧
: 読み出し電圧
V1,V2,V3: 第1読み出し電圧
Te: 消去動作期間
Tr: 読み出し動作期間
Tw: 書き込み動作期間

Claims (27)

  1. 電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記各メモリセルの一方端を共通のワード線に接続し、同一列の前記各メモリセルの他方端を共通のビット線に接続されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの中から前記メモリセルを行単位、列単位、または、メモリセル単位で選択するメモリセル選択回路と、
    前記メモリセル選択回路により選択された選択メモリセルに対する読み出し動作と書き込み動作と消去動作を含む複数のメモリ動作のために、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線、及び、前記選択ワード線と前記選択ビット線以外の非選択ワード線と非選択ビット線の夫々に対して、前記各メモリ動作において必要な電圧を前記メモリ動作別に印加する電圧スイッチ回路と、
    前記選択メモリセルの内の読み出し対象の前記メモリセルに対して前記可変抵抗素子の抵抗値に応じて流れる読み出し電流の大小を検知して、前記読み出し対象メモリセルに記憶されている情報を読み出す読み出し回路と、を備え、
    前記電圧スイッチ回路は
    前記読み出し動作、前記書き込み動作、及び前記消去動作の各動作において、前記選択ワード線、前記選択ビット線、前記非選択ワード線、及び前記非選択ビット線に対して接地電圧又は同極性電圧を印加し、
    前記読み出し動作、前記書き込み動作、及び前記消去動作の各動作にわたって、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の両方に対して共通の非選択電圧を印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記各メモリセルの一方端を共通のワード線に接続し、同一列の前記各メモリセルの他方端を共通のビット線に接続されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの中から前記メモリセルを行単位、列単位、または、メモリセル単位で選択するメモリセル選択回路と、
    前記メモリセル選択回路により選択された選択メモリセルに対する読み出し動作と書き込み動作と消去動作を含む複数のメモリ動作のために、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線、及び、前記選択ワード線と前記選択ビット線以外の非選択ワード線と非選択ビット線の夫々に対して、前記各メモリ動作において必要な電圧を前記メモリ動作別に印加する電圧スイッチ回路と、
    前記選択メモリセルの内の読み出し対象の前記メモリセルに対して前記可変抵抗素子の抵抗値に応じて流れる読み出し電流の大小を検知して、前記読み出し対象メモリセルに記憶されている情報を読み出す読み出し回路と、を備え、
    前記電圧スイッチ回路は、
    前記読み出し動作、前記書き込み動作、及び前記消去動作の各動作において、前記選択ワード線、前記選択ビット線、前記非選択ワード線、及び前記非選択ビット線に対して接地電圧又は同極性電圧を印加し、
    少なくとも前記読み出し動作と前記書き込み動作の各動作にわたって、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の一方に対して共通の非選択電圧を印加し、
    少なくとも前記読み出し動作と前記消去動作の各動作にわたって、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の他方に対して共通の前記非選択電圧を印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記電圧スイッチ回路が、前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の各メモリ動作に入る直前の各準備動作期間において、少なくとも前記非選択ワード線と前記非選択ビット線に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記各準備動作期間において、前記選択ワード線と前記選択ビット線に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記電圧スイッチ回路が、前記読み出し動作の期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方と、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の両方に、前記非選択電圧を印加し、前記選択ワード線と前記選択ビット線の他方に、前記非選択電圧と異なる第1読み出し電圧を印加し、
    前記第1読み出し電圧と前記非選択電圧の電圧差の絶対値が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧と前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の各絶対値の下限値より低電圧の所定の読み出し電圧になっていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記電圧スイッチ回路が、前記書き込み動作の期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に、前記非選択電圧よりも高い第1書き込み電圧を印加し、前記選択ワード線と前記選択ビット線の他方に、前記非選択電圧よりも低い第2書き込み電圧を印加し、
    前記第1書き込み電圧と前記第2書き込み電圧の電圧差の絶対値が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧になっていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記電圧スイッチ回路が、前記消去動作の期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に、前記非選択電圧よりも高い第1消去電圧を印加し、前記選択ワード線と前記選択ビット線の他方に、前記非選択電圧よりも低い第2消去電圧を印加し、
    前記第1消去電圧と前記第2消去電圧の電圧差の絶対値が、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧になっていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記電圧スイッチ回路が、前記書き込み動作の期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に、前記非選択電圧よりも高い第1書き込み電圧を印加し、前記選択ワード線と前記選択ビット線の他方に、前記非選択電圧よりも低い第2書き込み電圧を印加し、前記消去動作の期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の他方に、前記非選択電圧よりも高い第1消去電圧を印加し、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に、前記非選択電圧よりも低い第2消去電圧を印加し、
    前記第1書き込み電圧と前記第2書き込み電圧の電圧差の絶対値が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧に、前記第1消去電圧と前記第2消去電圧の電圧差の絶対値が、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧になっており、
    前記第1書き込み電圧と前記第1消去電圧が同電圧で、前記第2書き込み電圧と前記第2消去電圧が同電圧であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記書き込み動作と前記消去動作の両期間中、前記選択ワード線または前記選択ビット線に印加される電圧が接地電圧であり、
    前記非選択電圧が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧、または、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の半分であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記書き込み動作と前記消去動作の両期間中、前記選択ワード線または前記選択ビット線に印加される電圧が接地電圧であり、
    前記非選択電圧が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧、または、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の3分の1であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記書き込み動作と前記消去動作の両期間中、前記選択ワード線または前記選択ビット線に印加される電圧が接地電圧であり、
    前記非選択電圧が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧、または、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の3分の2であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記電圧スイッチ回路が、前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の何れでもない待機状態において、前記選択ワード線と前記選択ビット線と前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の夫々に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記可変抵抗素子の材料が、金属酸化物であることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前期可変抵抗素子の材料である金属酸化物が、遷移金属酸化物であることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 前期可変抵抗素子の材料である金属酸化物が、Pr、Mnを含むことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記各メモリセルの一方端を共通のワード線に接続し、同一列の前記各メモリセルの他方端を共通のビット線に接続されたメモリセルアレイを備えてなる不揮発性半導体記憶装置における、前記メモリセルアレイの中から行単位、列単位、または、メモリセル単位で選択された選択メモリセルに対する読み出し動作と書き込み動作と消去動作を含む複数のメモリ動作のための動作方法であって、
    前記読み出し動作、前記書き込み動作、及び前記消去動作の各動作において、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線、並びに前記選択ワード線と前記選択ビット線以外の非選択ワード線と非選択ビット線に対して接地電圧又は同極性電圧を印加し、
    前記読み出し動作、前記書き込み動作、及び前記消去動作の各動作にわたって、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の両方に対して、共通の非選択電圧を印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  17. 電気的パルス印加により抵抗値が可逆的に変化する可変抵抗素子を備えてなる2端子のメモリセルを、行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記各メモリセルの一方端を共通のワード線に接続し、同一列の前記各メモリセルの他方端を共通のビット線に接続されたメモリセルアレイを備えてなる不揮発性半導体記憶装置における、前記メモリセルアレイの中から行単位、列単位、または、メモリセル単位で選択された選択メモリセルに対する読み出し動作と書き込み動作と消去動作を含む複数のメモリ動作のための動作方法であって、
    前記読み出し動作、前記書き込み動作、及び前記消去動作の各動作において、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線、並びに前記選択ワード線と前記選択ビット線以外の非選択ワード線と非選択ビット線に対して接地電圧又は同極性電圧を印加し、
    少なくとも前記読み出し動作と前記書き込み動作の各動作にわたって、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の一方に対して共通の非選択電圧を印加し、
    少なくとも前記読み出し動作と前記消去動作の各動作にわたって、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の他方に対して共通の前記非選択電圧を印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  18. 前記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の各メモリ動作に入る直前の各準備動作期間において、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする請求項16または17に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  19. 前記各準備動作期間において、前記ワード線と前記ビット線の内の前記選択メモリセルに接続する選択ワード線と選択ビット線に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする請求項18に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  20. 前記読み出し動作の期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方と、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の両方に、前記非選択電圧を印加し、前記選択ワード線と前記選択ビット線の他方に、前記非選択電圧と異なる第1読み出し電圧を印加し、
    前記第1読み出し電圧と前記非選択電圧の電圧差の絶対値が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧と前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の各絶対値の下限値より低電圧の所定の読み出し電圧になっていることを特徴とする請求項16〜19の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  21. 前記書き込み動作と前記消去動作の両期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に印加される電圧が接地電圧であり、
    前記非選択電圧が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧、または、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の半分であることを特徴とする請求項16〜20の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  22. 前記書き込み動作と前記消去動作の両期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に印加される電圧が接地電圧であり、
    前記非選択電圧が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧、または、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の3分の1であることを特徴とする請求項16〜20の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  23. 前記書き込み動作と前記消去動作の両期間中、前記選択ワード線と前記選択ビット線の一方に印加される電圧が接地電圧であり、
    前記非選択電圧が、前記可変抵抗素子に対する書き込み動作に必要な書き込み電圧、または、前記可変抵抗素子に対する消去動作に必要な消去電圧の3分の2であることを特徴とする請求項16〜20の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  24. 記読み出し動作と前記書き込み動作と前記消去動作の何れでもない待機状態において、前記選択ワード線と前記選択ビット線、及び、前記非選択ワード線と前記非選択ビット線の夫々に対して、前記非選択電圧を印加することを特徴とする請求項16〜23の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  25. 前記可変抵抗素子の材料が、金属酸化物であることを特徴とする請求項16〜24の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  26. 前期可変抵抗素子の材料である金属酸化物が、遷移金属酸化物であることを特徴とする請求項16〜24の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  27. 前期可変抵抗素子の材料である金属酸化物が、Pr、Mnを含むことを特徴とする請求項16〜24の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
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