本発明は、添付の図面に関連してなされる以下の説明を参照することによって最もよく理解できるであろう。なお、図面では同じ部分は同じ番号によって示す。
以下の説明は、個々の構成、パラメータ等といった非常に多くの具体的な細部を示す。しかし、認識されるように、この説明は本発明の範囲に対する限定を意図するものではない。
図1には、ウェーハ処理ツール100が示される。本発明の1つの代表的な実施形態によれば、ツール100には、ロード・モジュール102と、ウェーハ移送ユニット104と、ウェーハ・オリエンタ106と、ロードロック・モジュール108と、処理モジュール116と、制御モジュール118とが含まれる。
本実施形態では、ロード・モジュール102は多数のウェーハを保持するウェーハ・カセットを受け取るよう構成する。認識されるように、ロード・モジュール102は様々な種類のウェーハ・カセットを受け取るよう構成してもよい。さらに、わかりやすくするため、ツール100は図1では1つのロード・モジュール102を有するものとして示される。しかし、認識されるように、ツール100は任意の数のロード・モジュール102を含んでもよい。
本実施形態では、ウェーハ移送ユニット104はウェーハを取り上げ配置するよう構成する。さらに、以下さらに詳細に説明されるように、ウェーハ移送ユニット104は、ロード・モジュール102と、ウェーハ・オリエンタ106と、ロードロック・モジュール108と、処理モジュール116との間でウェーハを移送するよう構成する。本発明の1つの構成では、ウェーハ移送ユニット104は双腕ロボットとして構成してもよい。しかし、認識されるように、ウェーハ移送ユニット104は、ウェーハの移送に適した任意の適切な機構または装置を含んでよい。さらに、認識されるように、ツール100は任意の数のウェーハ移送ユニット104を含んでもよい。
本実施形態では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハを位置合わせするよう構成する。さらに詳しく言うと、適用例によっては、処理モジュール116内でウェーハを処理する前にウェーハを位置合わせするのが望ましいことがある。例えば、1つの適用例では、溝付きウェーハのような非対称形のウェーハは、ウェーハが同じ方向で処理モジュール116に入るように位置合わせすればよい。しかし、適用例によっては、ウェーハを位置合わせする必要がないこともある。すなわち、ツール100はウェーハ・オリエンタ106なしで構成してもよく、またウェーハ・オリエンタ106は使用しなくてもよい。しかし、認識されるように、ツール100は1つより多いウェーハ・オリエンタ106を備えるよう構成してもよい。
本実施形態では、ロードロック・モジュール108は、処理モジュール116からウェーハを出し入れするよう構成する。本実施形態の1つの構成では、ロードロック・モジュール108には、第1のバッファ110と、第2のバッファ114と、ウェーハを処理モジュール116から出し入れするよう構成されるウェーハ移送ユニット112とが含まれる。さらに詳しく言うと、本構成では、ウェーハ移送ユニット104は、処理すべきウェーハを第1のバッファ110上に配置する。次にウェーハ移送ユニット112は処理すべきウェーハを第1のバッファ110から第2のバッファ114上に移送する。処理モジュール116の準備ができると、ウェーハ移送ユニット112は処理すべきウェーハを第2のバッファ114から処理モジュール116に移送する。ウェーハが処理された後、ウェーハ移送ユニット112はウェーハを処理モジュール116から第1のバッファ110上に移送する。次に、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。しかし、認識されるように、ツール100はロードロック・モジュール108なしで構成してもよい。その代わり、ウェーハ移送ユニット104がウェーハを処理モジュール116から直接出し入れするように構成すればよい。
本実施形態では、処理モジュール116はツール100の残りの部分の圧力より低い圧力に維持する。1つの好適実施形態では、処理モジュール116は大気圧より低い圧力に維持され、ツール100の残りの部分は大気圧に維持される。処理モジュール116をツール100の他の部分に対して低い圧力に維持する利点は、処理モジュール116からツール100への汚染物質の流れが低減または除去できることである。
すなわち、本実施形態では、ロードロック・モジュール108は処理モジュール116とツール100の残りの部分との間のエアロックとして動作するよう構成する。さらに詳しく言うと、ロードロック・モジュール108は密閉され、排気され、通気されるよう構成する。本実施形態の1つの構成では、ウェーハを処理モジュール116から出し入れする前に、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。さらに、ウェーハ移送ユニット104が処理すべきウェーハを第1のバッファ110に配置するか処理されたウェーハを第1のバッファ110から取り上げた後で、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100の残りの部分の圧力と等しくなるように通気される。
本実施形態では、処理モジュール116は、エッチング、化学蒸着(CVD)、スパッタリング、熱酸化等といった任意の適切なウェーハ処理動作を行うよう構成する。さらに、認識されるように、ツール100は任意の数の処理モジュール116を備えるよう構成してもよい。さらに詳しく言うと、以下代替実施形態及び構成に関連して説明するように、ツール100は同じウェーハ処理動作または異なるウェーハ処理動作を行う多数の処理モジュール116を含んでもよい。
本実施形態では、制御モジュール118はツール100を制御するよう構成する。さらに詳しく言うと、制御モジュール118は、ロード・モジュール102、ウェーハ移送ユニット104、ウェーハ・オリエンタ106、ロードロック・モジュール108、及び処理モジュール118の各動作を制御するよう構成される。制御モジュール118は、処理ユニット、データ記憶ユニット/媒体、ユーザ・インタフェース・ユニット、データ入力/出力ユニット等といった任意の適切なコンピュータ・ハードウェアを含んでもよい。また、制御モジュール118は何らかの適切なコンピュータ・プログラムを含んでもよい。
さらに、本発明の1つの態様によれば、制御モジュール118はツール100内でウェーハを移動するスケジュールを生成するよう構成されるスケジューラを含んでもよい。スケジューラは制御モジュール118の一部として示され説明されるが、スケジューラは、任意の適切なコンピュータ・ハードウェア及び/またはソフトウェアを有する独立したユニットとして構成してもよい。
以上、ツール100の様々な構成要素を説明した。以下、ツール100内のウェーハの処理を説明する。以下の説明は、ツール100が定常状態で動作している、すなわち、未処理のウェーハがロード・モジュール102から取り出される前に、すでに1つかそれ以上のウェーハがツール100のどこかで処理されていることを想定している。別言すれば、以下の説明は最初または最後に処理されるウェーハの処理を記述するものではない。さらに、ツール100内の異なるウェーハの区別を助けるため、以下の説明では、各ウェーハに番号を割り当てる。しかし、認識されるように、こうした番号は何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
上記で触れたように、ウェーハは、ロード・モジュール102上に設置可能なウェーハ・カセットに入れてツール100から出し入れする。すなわち、ツール100内でウェーハを処理するため、ウェーハ移送ユニット104はまず、未処理のウェーハ(ウェーハ1)をロード・モジュール102から取り出す。上記で説明したように、1つの構成では、ウェーハ移送ユニット104は双腕ロボットとして構成される。すなわち、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ1)をロード・モジュール102から取り上げ、前に処理されたウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102に配置する。
次に、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ1)をウェーハ・オリエンタ106に移送する。ウェーハ移送ユニット104は前に位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り出し、未処理のウェーハ(ウェーハ1)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。しかし、上記で説明したが、認識されるように、適用例によってはそのウェーハ(ウェーハ1)は位置合わせされないことがある。
次にウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をロードロック・モジュール108に移送する。ウェーハ移送ユニット104は前に処理されたウェーハ(ウェーハ4)を第1のバッファ110から取り出し、位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。次にウェーハ移送ユニット112は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に移送する。上記で説明したように、処理されたウェーハ(ウェーハ4)を第1のバッファ110から取り出し位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する前に、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。
次にウェーハ移送ユニット112は第2のバッファ114上の位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116に移送する。処理モジュール116がそのウェーハ(ウェーハ3)の処理を完了した後、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116から取り出し、それを第1のバッファ110に移送する。上記で説明したように、ウェーハを処理モジュール116から取り出すかまたはウェーハを処理モジュール116に配置する前に、ロードロック・モジュール1108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。
上記で説明したように、ウェーハ移送ユニット104は、処理されたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げ、それをロード・モジュール102に戻す。次にウェーハ移送ユニット104は別の未処理のウェーハ(ウェーハ5)をロード・モジュール102から取り上げる。この処理を繰り返し、任意の数のウェーハ・カセット内の任意の数のウェーハを処理することができる。
上記で説明したように、本発明の1つの態様によれば、制御システム118には、ツール100内でウェーハを移動するスケジュールを生成するよう構成されるスケジューラが含まれる。さらに、制御システム118は、温度、圧力、時間、化学的性質、濃度等といった処理パラメータを指定するレシピを含んでもよい。さらに、異なったレシピを利用して、異なったバッチ、グループまたは組合せのウェーハをツール100内で処理してもよい。例えば、レシピは処理モジュール116内の処理時間の長さを指定してもよい。あるバッチのウェーハに対して、レシピは50秒といったある継続時間を指定してもよい。別のバッチのウェーハに対して、レシピは100秒といった継続時間を指定してもよい。すなわち、本発明の1つの態様によれば、スケジューラは、あるバッチのウェーハを処理する前に、そのバッチのウェーハに対するレシピを使用して処理すべきバッチのウェーハに対するスケジュールを生成してもよい。
ここで図2を参照すると、スケジューラのための代表的なスケジュール生成処理200が示される。認識されるように、処理200の各動作及び動作の組合せ及び以下説明されるものはコンピュータ可読記憶媒体中に格納してもよく、コンピュータに対する命令として実現してもよい。また、認識されるように、各動作及び動作の組合せは、指定された機能または動作を行う専用ハードウェアによるコンピュータ・システムまたは専用ハードウェアとコンピュータ命令との組合せによって実現してもよい。さらに、前に説明したように、スケジューラは制御モジュール118の構成要素であってもよく、独立したユニットであってもよい。
引き続き図2を参照すると、本実施形態では、動作202では、制限時間が決定される。再び図1を参照すると、上記で説明したように、ツール100内でウェーハを処理することにはいくつかの動作が含まれうる。上記で説明した実施形態では、こうした動作は、処理モジュール116によって行われる動作を含む処理サイクルと、ロードロック・モジュール108によって行われる動作を含むLLMサイクルと、ウェーハ移送ユニット104によって行われる動作を含む供給サイクルとに分類してもよい。以下さらに詳細に説明するように、各サイクルの継続時間を決定してもよい。次に、これらのサイクルの継続時間に基づいて制限時間を決定してもよい。しかし、認識されるように、制限時間を決定せずに、これらのサイクルの継続時間に基づいてスケジュールを決定してもよい。
ここで図3を参照すると、代表的な処理サイクル300が示される。本実施形態では、処理サイクル300には処理モジュール116(図1)によって行われる動作が含まれる。さらに詳しく言うと、動作302では、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット112が未処理のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作304(図3)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作306(図3)では、未処理のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作308(図3)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作310(図3)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
一例として、動作302、304、308、及び310は各々約5秒を要し、動作306は約60秒を要すると想定する。すなわち、この例では、処理サイクル300は約80秒を要する。しかし、認識されるように、動作302、304、308、及び310は同じ時間を費やす必要はなく、ツール100の設定によって変化してもよい。また、認識されるように、動作306の継続時間は個々の適用例に応じて変化してもよい。さらに、認識されるように、動作302〜310の継続時間は明示的に計算してもよく、また経験的に決定してもよい。
さて図4には、代表的なLLMサイクル400が示される。本実施形態では、LLMサイクル400には、ロードロック・モジュール108(図1)によって行われる動作が含まれる。さらに詳しく言うと、動作402では、図1を参照すると、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内のものとほぼ等しくなるように通気される。動作404(図4)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作406(図4)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作408(図4)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内のものと等しくなるように、密閉され排気される。動作410(図4)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作412(図4)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。図4に示したように、本実施形態では、動作410及び412は動作408と同時に行ってもよい。
一例として、動作402及び408は各々約20秒を要すると想定する。動作404、406、410、及び412は各々約5秒を要する。すなわち、この例では、LLMサイクル400は約50秒を要する。しかし、認識されるように、動作402及び408は同じ時間を費やす必要はない。さらに、動作404、406、410、及び412は同じ時間を費やす必要はない。さらに、動作402〜412の継続時間は個々の適用例に応じて変化してもよい。さらに、認識されるように、動作402〜412の継続時間は明示的に計算してもよく、また経験的に決定してもよい。
ここで図5を参照すると、代表的な供給サイクル500が示される。本実施形態では、供給サイクル500にはウェーハ移送ユニット104によって行われる動作が含まれる。さらに詳しく言うと、動作502では、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット104は処理すべきウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作504(図5)では、ウェーハ移送ユニット104は前に位置合わせされたウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作506(図5)では、ウェーハ移送ユニット104は、位置合わせすべきウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作404(図5)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作406(図5)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作508(図5)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作510(図5)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハを位置合わせする。さらに、図5に示すように、本実施形態では、動作510は動作506に続いて動作404、406、及び/または508と同時に行ってもよい。さらに、分かりやすく完全を期すため、動作404及び406は供給サイクル500とLLMサイクル400(図4)との両方で示されている。しかし、認識されるように、動作404及び406は、供給サイクル500とLLMサイクル400(図4)の両方ではなく何れか1つの一部として一度行われる。
一例として、動作404、406、及び502〜510は各々約5秒を要すると想定する。上記で説明したように、動作510は動作404、406、及び/または508と同時に行ってもよい。すなわち、この例では、供給サイクル500は約30秒を要する。しかし、認識されるように、動作404、406、及び502は同じ時間を費やす必要はない。さらに、こうした動作の継続時間は個々の適用例に応じて変化してもよい。さらに、こうした動作の継続時間は明示的に計算してもよく、また経験的に決定してもよい。
要約すると、上記で提供した例では、処理サイクル300(図3)は約80秒を要し、LLMサイクル(図4)は約50秒を要し、供給サイクル500(図5)は約30秒を要する。すなわち、この例では、処理サイクルが制限時間として決定される。
再び図2を参照すると、制限時間が決定されたので、動作204では、制限時間に基づいてスケジュールが生成される。この例では、ここで図6を参照すると、代表的なスケジュール600が生成される。しかし、認識されるように、図6で示され説明される個々の動作、動作の順序、及び動作の継続時間はツール100の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。すなわち、スケジュール600も、ツール100の個々の構成と個々の適用例に応じて変化してもよい。例えば、前に指摘したように、ツール100はロードロック・モジュール108なしで構成してもよい。すなわち、制限時間は処理サイクル300(図3)と供給サイクル500(図5)とに基づいて決定してもよい。すなわち、スケジュール600はLLMサイクル400(図4)なしで生成してもよい。
しかし、この例では、ツール100はロード・モジュール108を含むものと想定されている。さらに、上記で説明したように、処理サイクル300(図3)、LLMサイクル400(図4)、及び供給サイクル500(図5)の継続時間はそれぞれ80秒、50秒、及び30秒であるとされる。すなわち、処理サイクル300(図3)が制限時間として決定される。すなわち、この例では、スケジュール600は、処理サイクル300(図3)、次にLLMサイクル400(図4)、次に供給サイクル500(図5)に基づいて生成される。上記で指摘したが、認識されるように、制限時間を決定する動作は省略してもよい。そのかわり、スケジュール600は、処理サイクル300(図3)、LLMサイクル400(図4)、及び供給サイクル500(図5)の継続時間に直接基づいて決定してもよい。
本発明の1つの態様によれば、スケジュール600は、処理サイクル300(図3)、LLMサイクル400(図4)、及び供給サイクル500(図5)をそろえることによって生成してもよい。以下様々な代表的なスケジュールの記述に関連して説明されるように、2つのサイクルの間で共有しうる動作または一方のサイクル中のある動作の前後の他方のサイクルの動作を利用する2つのサイクルをそろえてもよい。
さらに、本発明の別の態様によれば、サイクルの継続時間によってサイクルをそろえる順序を決定してもよい。すなわち、制限時間として決定されるサイクルは残りのサイクルがそろえられるサイクルである。
この例では、図6に示すように、LLMサイクル400(図4)が処理サイクル300(図3)にそろえられ、次に供給サイクル500(図5)がLLMサイクル400(図4)にそろえられる。さらに詳しく言うと、ロードロック・モジュール108(図1)が通気される動作に対応する動作402が、ウェーハ移送ユニット112(図1)がウェーハを処理モジュール116(図1)に配置する動作に対応する動作304に続くように、LLMサイクル400(図4)が処理サイクル300(図3)にそろえられる。さらに、この例では、ウェーハ移送ユニット104が処理されたウェーハを第1のバッファ110(図1)から取り上げる動作に対応する動作404が、やはりロードロック・モジュール108(図1)が通気される動作に対応する動作402の完了に続くように、供給サイクル500(図5)がLLMサイクル400(図4)にそろえられる。
しかし、前に触れたように、スケジュール600は、ツール100が定常状態で動作している、すなわち、スケジュール100によって処理されるウェーハが処理される最初または最後のウェーハでないと想定している。したがって、図7に見られるように、本発明の1つの態様によれば、スケジュール600は開始スケジュール700を含んでもよい。
さらに詳しく言うと、1つの実施形態では、開始スケジュール700には動作702〜722が含まれる。動作702では、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作704(図7)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作706(図7)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作708では、ウェーハ・オリエンタ106は第1のウェーハを位置合わせする。動作710(図7)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作712(図7)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作714(図7)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作716(図7)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作718(図7)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作720(図7)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作722(図7)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。さらに、図7に示すように、動作720は、ウェーハを第1のバッファ110(図1)上に配置する動作714が開始される前に完了する。さらに、動作722は、ウェーハを第1のバッファ110(図1)上に配置する動作714の後で開始される。
本発明の別の態様によれば、図8を参照すると、スケジュール600は終了スケジュール800を含んでもよい。以下さらに詳細に説明するように、終了スケジュール800は、ツール100(図1)内で処理される最後のウェーハが、ツール100(図1)内で処理された前のウェーハと同じ熱履歴を有するように生成される。
図8に示すように、動作802〜826では、最後のウェーハがウェーハ・オリエンタ106(図1)から取り上げられ最後の2つ前のウェーハがロード・モジュール102(図1)から戻される間に、最後の1つ前のウェーハが処理モジュール116(図1)内で処理される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作802(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作804(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作806(図8)では、最後の1つ前のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作808(図8)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作810(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作812(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後の2つ前のウェーハは動作310(図8)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作814(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作816(図8)では、ロードロック・モジュールは、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように排気される。動作818(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作820(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作822(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作824(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作826(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
図8に示すように、動作828〜844では、最後のウェーハは、最後の1つ前のウェーハがロード・モジュール102(図1)に戻される間に、処理モジュール116(図1)内で処理される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作828(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作830(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作832(図8)では、最後のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作834(図8)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作836(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後の1つ前のウェーハは動作826(図8)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作838(図8)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように排気される。動作840(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の1つ前のウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作842(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作844(図8)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
図8に示すように、動作846〜850では、最後のウェーハがロード・モジュール102(図1)に戻される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作846(図8)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作848(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後のウェーハは動作844(図8)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作850(図8)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをロード・モジュール102に配置する。
すなわち、終了スケジュール600では、(ウェーハ移送ユニット104(図1)がそれぞれ、最後の2つ前のウェーハ、最後の1つ前のウェーハ、及び最後のウェーハをロード・モジュール102(図1)に戻す動作に対応する)動作818、840、及び850は、処理モジュール116(図1)内でのウェーハの処理に続き同じ時間行われる。すなわち、前に指摘したように、これらのウェーハに関する熱履歴は均一に保持できる。
上記の説明では、処理サイクル300(図3)が制限時間であると想定されていた。以下の説明は、LLMサイクル400(図4)または供給サイクル500(図5)が制限時間として決定される適用例でスケジュール600を生成する例を提供する。しかし、本発明の適用例の大部分では、処理サイクル300(図3)は、処理モジュール116(図1)内でウェーハを処理する動作に対応する動作310(図3)として制限時間となる見込みが高く、最長の制限時間を有する見込みが高い。
図9を参照すると、一例として、処理サイクル300を完了するには約45秒を要すると想定する。さらに詳しく言うと、処理サイクル300では、動作306は約25秒を要する。また、LLMサイクル400(図4)及び供給サイクル500(図5)はそれぞれ約50秒及び約30秒を要すると想定する。従って、この例では、LLMサイクル400(図4)が制限時間である。
ここで図10を参照すると、スケジュール1000はLLMサイクル400(図9)を制限時間として利用して生成すればよい。さらに詳しく言うと、図10に示すように、(図9に示される)処理サイクル300はLLMサイクル400(図4)にそろえられ、供給サイクル500(図5)はLLMサイクル400(図4)にそろえられる。
この例では、ウェーハ移送ユニット112(図1)がウェーハを処理モジュール116(図1)に配置する動作に対応する動作304が、ロードロック・モジュール108(図1)が通気される動作に対応する動作402の前になるように、処理サイクル300(図9)がLLMサイクル(図4)にそろえられる。さらに、この例では、処理されたウェーハを処理モジュール116(図1)から取り出す動作に対応する動作308が、ロードロック・モジュール108(図1)が密閉され排気される動作に対応する動作408の完了に続くように、待機動作1002が動作306に続いて提供される。すなわち、この例では、動作1002は25秒を要する。しかし、認識されるように、待機動作1002は動作306を延長する任意の適当な継続時間でよい。
この例では、次に、ウェーハ移送ユニット104が処理されたウェーハを第1のバッファ110(図1)から取り出す動作に対応する動作404が、やはりロードロック・モジュール108(図1)が通気される動作に対応する動作402の完了に続くように、供給サイクル500(図5)が処理サイクル300(図9)にそろえられる。
しかし、スケジュール1000は、ツール100(図1)が定常状態で動作している、すなわち、スケジュール1000によって処理されるウェーハが処理される最初または最後のウェーハでないと想定している。すなわち、本発明の1つの態様によれば、図11を参照すると、スケジュール1000は開始スケジュール1100を含む。
さらに詳しく言うと、1つの実施形態では、開始スケジュール1100には動作1102〜1122が含まれる。動作1102では、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作1104(図11)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作1106(図11)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作1108(図11)では、ウェーハ・オリエンタ106は第1のウェーハを位置合わせする。動作1110(図11)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1112(図11)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作1114(図11)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作1116(図11)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作1118(図11)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作1120(図11)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作1122(図11)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。さらに、図11に示すように、動作1120は、ウェーハを第1のバッファ110(図1)上に配置する動作1114が開始される前に完了する。さらに、動作1122は、ウェーハを第1のバッファ110(図1)上に配置する動作1114の後で開始される。
本発明の別の態様によれば、図12を参照すると、スケジュール1000は終了スケジュール1200を含む。以下さらに詳細に説明するように、終了スケジュール1200は、ツール100(図1)内で処理される最後のウェーハが、ツール100(図1)内で処理された前のウェーハと同じ熱履歴を有するように生成される。
図12に示すように、動作1202〜1226では、最後のウェーハがウェーハ・オリエンタ106(図1)から取り上げられ最後の2つ前のウェーハがロード・モジュール102(図1)に戻される間に、最後の1つ前のウェーハが処理モジュール116(図1)内で処理される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作1202(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作1204(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作1206(図12)では、最後の1つ前のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作1002(図12)では、最後の1つ前のウェーハは処理モジュール116内で待機する。動作1208(図12)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1210(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1212(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後の2つ前のウェーハは動作310(図12)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作1214(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作1216(図12)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように排気される。動作1218(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作1220(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作1222(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作1224(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作1226(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
図12に示すように、動作1228〜1244では、最後のウェーハは、最後の1つ前のウェーハがロード・モジュール102(図1)に戻される間に、処理モジュール116(図1)内で処理される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作1228(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作1230(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作1232(図12)では、最後のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作1002(図12)では、最後のウェーハは処理モジュール116内で待機する。動作1234(図12)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1236(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後の1つ前のウェーハは動作1226(図12)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作1238(図12)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作1240(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の1つ前のウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作1242(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作1244(図12)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
図12に示すように、動作1246〜1250では、最後のウェーハはロード・モジュール102(図1)に戻される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作1246(図12)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1248(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後のウェーハは動作1244(図12)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作1250(図12)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをロード・モジュール102に配置する。
すなわち、終了スケジュール1200では、(ウェーハ移送ユニット104(図1)がそれぞれ、最後の2つ前のウェーハ、最後の1つ前のウェーハ、及び最後のウェーハをロード・モジュール102(図1)に戻す動作に対応する)動作1218、1240、及び1250は、処理モジュール116(図1)内でのウェーハの処理に続き同じ時間で行われる。すなわち、前に指摘したように、これらのウェーハに関する熱履歴の均一性が維持できる。
上記で提供した例では、処理サイクル300(図9)はLLMサイクル400(図4)より短い継続時間を有した。しかし、認識されるように、処理サイクル300(図9)がLLMサイクル400(図4)と等しいかそれより長い適用例では、動作306の後に適当な待機動作1002が続いてもよい。例えば、動作306が約30秒を要すると想定する。すなわち、処理サイクル300(図9)は約50秒を要する。処理サイクル300(図9)の継続時間はLLMサイクル400(図4)の継続時間と等しいが、好適には、動作408が完了した後に動作308が行われるように、動作306の後に待機動作1002が続く。この例では、待機動作1002は約20秒間となろう。
ここで図13を参照すると、一例として、供給サイクル500を完了するには約90秒を要すると想定する。さらに詳しく言うと、供給サイクル500では、動作502及び508は各々完了するには約35秒を要する。また、処理サイクル300(図3)及びLLMサイクル(図4)はそれぞれ約70秒及び約50秒を要する。従って、この例では、供給サイクル500が制限時間として決定される。
ここで図14を参照すると、スケジュール1400は(図13に示される)供給サイクル500を制限時間として利用して生成すればよい。さらに詳しく言うと、図13に示すように、処理サイクル300(図3)は供給サイクル500(図13)にそろえられ、次にLLMサイクル400(図4)は供給サイクル500(図13)及び処理サイクル300(図3)にそろえられる。
この例では、ウェーハ移送ユニット104(図1)がウェーハをロード・モジュール102(図1)から取り上げる動作に対応する動作502が、ウェーハ移送ユニット112(図1)がウェーハを第2のバッファ114(図1)から取り上げる動作に対応する動作302と同時に開始されるように、処理サイクル300(図3)が供給サイクル500(図13)にそろえられる。また、この例では、ロードロック・モジュール108(図1)が通気される動作に対応する動作402が、ウェーハ移送ユニット112(図1)がウェーハを処理モジュール116(図1)に配置する動作に対応する動作304に続くように、LLMサイクル400(図4)が処理サイクル300(図3)にそろえられる。
さらに、この例では、ウェーハ移送ユニット104(図1)がウェーハを第1のバッファ110(図1)上に配置する動作に対応するLLMサイクル400(図4)の動作404が供給サイクル500(図13)の動作404とそろえるように、LLMサイクル400(図4)が供給サイクル500(図13)にそろえられる。すなわち、この例では、ロードロック・モジュール108(図1)が通気される動作に対応する動作402に続いて待機動作1402が提供される。この例では、待機動作1402は約15秒を要する。しかし、認識されるように、待機動作1402は任意の適当な長さでよい。
さらに、この例では、ウェーハ移送ユニット112(図1)が処理されたウェーハを処理モジュール116(図1)から取り上げる動作に対応する動作308が、ロードロック・モジュール108(図1)が排気される動作に対応する動作408の完了に続くように、動作306に続いて待機動作1404が提供される。この例では、待機動作1404は約5秒を要する。しかし、認識されるように、待機動作1404は任意の適当な長さでよい。
しかし、スケジュール1400はツール100(図1)が定常状態で動作している、すなわち、スケジュール1400によって処理されるウェーハが処理される最初または最後のウェーハでないと想定している。すなわち、本発明の1つの態様によれば、図15を参照すると、スケジュール1400は開始スケジュール1500を含む。
さらに詳しく言うと、1つの実施形態では、開始スケジュール1500には動作1502〜1522が含まれる。動作1502では、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作1504(図15)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作1506(図15)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作1508(図15)では、ウェーハ・オリエンタ106は第1のウェーハを位置合わせする。動作1510(図15)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1512(図15)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作1514(図15)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作1516(図15)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作1518(図15)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作1520(図15)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作1522(図15)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。さらに、図15に示すように、動作1520は、ウェーハを第1のバッファ110上に配置する動作1514が開始される前に完了する。さらに、動作1522は、ウェーハを第1のバッファ110(図1)上に配置する動作1514の後で開始される。
本発明の別の態様によれば、図16を参照すると、スケジュール1400は終了スケジュール1600を含む。以下さらに詳細に説明するように、終了スケジュール1600は、ツール100(図1)内で処理される最後のウェーハが、ツール100(図1)内で処理された前のウェーハと同じ熱履歴を有するように生成される。
図16に示すように、動作1602〜1626では、最後のウェーハがウェーハ・オリエンタ106(図1)から取り上げられ最後の2つ前のウェーハがロード・モジュール102(図1)に戻される間に最後の1つ前のウェーハが処理モジュール116(図1)内で処理される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作1602(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作1604(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作1606(図16)では、最後の1つ前のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作1404(図16)では、最後の1つ前のウェーハは処理モジュール116内で待機する。動作1608(図16)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1610(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1612(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後の2つ前のウェーハは動作310(図16)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。また、待機動作1402(図16)は、ウェーハ移送ユニット104が最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる位置になるまで動作1608(図16)を延長することに注意されたい。動作1614(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作1616(図16)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくかつツール100内の圧力より小さくなるように排気される。動作1618(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作1620(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作1622(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作1624(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作1626(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
図16に示すように、動作1628〜1644では、最後のウェーハは、最後の1つ前のウェーハがロード・モジュール102(図1)に戻される間に処理モジュール116(図1)内で処理される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作1628(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作1630(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作1632(図16)では、最後のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作1404(図16)では、最後の1つ前のウェーハは処理モジュール116内で待機する。動作1634(図16)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1636(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後の1つ前のウェーハは動作1626(図16)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。また、待機動作1402(図16)は、ウェーハ移送ユニット104が最後の1つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる位置になるまで動作1634(図16)を延長することに注意されたい。動作1638(図16)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように排気される。動作1640(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の1つ前のウェーハをロード・モジュール102に配置する。動作1642(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作1644(図16)では、ウェーハ移送ユニット112は最後のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
図16に示すように、動作1646〜1650では、最後のウェーハはロード・モジュール102(図1)に戻される。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、動作1646(図16)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1648(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。最後のウェーハは動作1644(図16)で第1のバッファ110上に配置されたことに注意されたい。動作1650(図16)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをロード・モジュール102に配置する。
すなわち、終了スケジュール1600では、(ウェーハ移送ユニット104(図1)がそれぞれ、最後の2つ前のウェーハ、最後の1つ前のウェーハ、及び最後のウェーハをロード・モジュール102(図1)に戻す動作に対応する)動作1618、1640、及び1650は、処理モジュール116(図1)内でのウェーハの処理に続き同じ時間で行われる。すなわち、前に指摘したように、これらのウェーハに関する熱履歴の均一性が維持できる。
上記で提供した例では、供給サイクル500(図13)は処理サイクル300(図3)より長い継続時間を有した。しかし、認識されるように、供給サイクル500(図13)が処理サイクル300(図3)と等しいかそれより短い適用例では、動作402の後に適当な待機動作1402が続いてもよい。例えば、図17を参照すると、動作502及び508は各々約25秒を要すると想定する。すなわち、処理サイクル300(図3)の継続時間は供給サイクル500(図13)より長い。しかし、好適には、ウェーハ移送ユニット104(図1)が動作404を行う位置にあるように、動作402の後に待機動作1402が続く。この例では、待機動作1402は約5秒間となろう。
再び図2を参照すると、制限時間に基づいてスケジュールを開発して、動作206で、そのスケジュールを実行する。上記で説明したように、再び図1を参照すると、1つの代表的な実施形態では、ツール100は、スケジュールを実行するよう構成された適当なコンピュータ・ハードウェア及びソフトウェアを有する制御モジュール118を含んでもよい。
本発明の1つの態様によれば、スケジュールの実行は、イベント駆動型、タイマ駆動型、またはイベント及びタイマ駆動型の組合せでよい。以下説明するように、実行すべき個々のスケジュールに応じて、スケジュールを実行するこうした方式の1つが好適になりうる。
イベント駆動型の実行では、スケジュールの動作は別の動作の実行に応答して実行される。例えば、図6を参照すると、スケジュール600では、動作402の実行は動作304の完了によってトリガすればよい。さらに詳しく言うと、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット112がウェーハを処理モジュール116に配置し終えると(図6の動作304)、ロードロック・モジュール108は通気を開始する(図6の動作402)。1つの代表的な実施形態では、ウェーハ移送ユニット112がウェーハを処理モジュール116に配置する動作を完了した時制御モジュール118に信号を送るセンサをロードロック・モジュール108及び/または処理モジュール116内に提供する。そして制御モジュール118は通気を開始する適当な制御信号をロードロック・モジュール108に送る。
イベント駆動型の実行の1つの利点は、処理時間、メモリ空間等といったコンピュータ・リソースの利用が少なくてよいことである。さらに、ウェーハ移送ユニット104の能力が時間制限である場合、イベント駆動型はタイマ駆動型より高速に実行される。例えば、図14に示されるスケジュール1400はタイマ駆動型ではなくイベント駆動型を利用して実行すればよい。
タイマ駆動型では、スケジュールの動作は所定の時間設定または間隔で実行される。例えば、再び図6を参照すると、スケジュール600では、動作304及び402は、それぞれ5秒及び10秒といった個々の時間設定で実行すればよい。また、動作404は動作304の5秒後に実行してもよい。すなわち、制御モジュール118はタイミング機構を含んでもよい。
タイマ駆動型実行の1つの利点は、ウェーハの熱履歴のより高い均一性を提供できることである。すなわち、ウェーハ移送ユニット104の能力が時間制限でない場合、厳密なイベント駆動型実行よりもタイマ駆動型実行が好適である。例えば、図6に示されるスケジュール600はイベント駆動型ではなくタイマ駆動型を利用して実行すればよい。
上記で指摘したように、別の代替案はイベント駆動型及びタイマ駆動型の組合せであり、その場合一部の動作はイベント駆動型で実行され他の動作はタイマ駆動型で実行される。例えば、再び図6を参照すると、スケジュール600では、動作402、及び502の実行はタイマ駆動型でよいが、スケジュール600の残りの動作の実行はイベント駆動型である。
さらに詳しく言うと、動作302は、スケジュール600の前の実行に由来する動作310の完了によってトリガしてもよい。すなわち、図1を参照すると、ウェーハ移送ユニット112は、前に処理されたウェーハを第1のバッファ110上に配置した後未処理のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。
再び図6を参照すると、動作402は特定の時間設定または間隔で実行される。図6に示すように、動作402は、スケジュール600の実行が最初に開始されてから10秒後に実行される。動作404は動作402が完了すると実行される。すなわち、図1を参照すると、ロードロック・モジュール108は、スケジュール600の実行が始まってから10秒過ぎたところで通気を開始する。しかし、ウェーハ移送ユニット104は、ロードロック・モジュール108が通気を完了して初めて処理されたウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。
イベント駆動型及びタイマ駆動型を組み合わせて実行することの1つの利点は、コンピュータ・リソースの利用を少なくしつつ熱履歴のより高い均一性が維持できることである。すなわち、図6に示されるスケジュール600は好適には、イベント駆動型及びタイマ駆動型の組合せを利用して実行される。
図1を参照すると、これまで1つのロードロック・モジュール108及び処理モジュール116を有するツール100に関連してウェーハの処理に関するスケジュールの生成が説明された。しかし、前に触れたように、ツール100は任意の数のロードロック・モジュール108及び処理モジュール116を備えるよう構成してもよい。以下代替の代表的な実施形態に関連して代表的なするように、1つのロードロック・モジュール108及び処理モジュール116を有するツール100について図2で示され上記で説明されたスケジュール生成処理を利用して、多数のロードロック・モジュール108及び処理モジュール116を有するツール100についてのスケジュールを生成してもよい。
図18を参照すると、1つの代替実施形態では、追加のロードロック・モジュール1808及び処理モジュール1816を有するツール100が示される。認識されるように、処理モジュール116及び1816は同じかまたは異なったウェーハ処理動作を行うことができる。さらに、処理モジュール116及び1816は並列または直列に動作してもよい。以下さらに詳細に説明するように、処理モジュール116及び1816が並列に動作する場合、ウェーハは処理モジュール116または処理モジュール1816の何れかで処理される。それと対照的に、処理モジュール116及び1816が直列に動作する場合、ウェーハは処理モジュール116及び処理モジュール1816の両方で処理される。
便宜上かつわかりやすくするため、処理サイクル300(図3)は処理モジュール116及び処理モジュール1816についての処理サイクルを示すと想定する。同様に、LLMサイクル400(図4)及び供給サイクル500は処理モジュール116及び処理モジュール1816についてのLLMサイクル及び供給サイクルを示すと想定する。しかし、認識されるように、処理モジュール116及び1816は異なった処理サイクル、LLMサイクル、及び/または供給サイクルを有してもよい。さらに、上記で説明したように、こうしたサイクルの継続時間は明示的に計算してもよく、また経験的に決定してもよい。
上記で説明したように、図2を参照すると、スケジュール生成処理200を利用して、処理モジュール116(図18)及び1816(図18)を有するツール100におけるウェーハ移動スケジュールを生成してもよい。一例として、ここでは処理モジュール116(図18)及び1816(図18)が並列に動作すると想定する。すなわち、ウェーハは処理モジュール116(図18)または1816(図18)の何れかで処理され、両方で処理されることはない。
図2に示すように、動作202で、制限時間が決定される。上記で指摘したように、この例では、処理モジュール116及び1816は、それぞれ図3、図4、及び図5で示されるような処理、LLM、及び供給サイクルを有すると想定する。すなわち、本発明の前の実施形態に関連して説明したように、処理サイクル300(図3)が制限時間として決定される。
動作202では、制限時間に基づいてスケジュールが生成される。ここで図19を参照すると、処理モジュール116(図18)及び1816(図18)を有するツール100(図18)内でウェーハを処理するスケジューリングについての代表的なスケジュール1900が示される。しかし、認識されるように、図19で示され説明される個々の動作、動作の順序及び動作の継続時間はツール100(図18)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。すなわち、スケジュール1900も、ツール100(図18)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。
スケジュール1900の様々な動作が以下さらに詳細に説明される。認識されるように、いくつかのウェーハが任意の時間にツール100内に配置される。すなわち、わかりやすくするため、以下の説明にはツール100内で処理されるウェーハの識別を助ける括弧内の番号が含まれる。すなわち、こうした番号は1つのウェーハを他のものと区別するのを助けるために提供されているのであって、必ずしも何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
この例では、図18を参照し処理モジュール116に関連して、動作1902(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ114から取り上げる。動作1904(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116に配置する。動作1906(図19)では、ウェーハ(ウェーハ1)が処理モジュール116内で処理される。動作1908(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116から取り上げる。動作1910(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ110上に配置する。
動作1912(図19)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1920(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102から取り上げる。動作1922(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1924(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作1944(図19)では、ウェーハ(ウェーハ2)が位置合わせされる。動作1926(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は、第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ4)を取り出す。動作1928(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。動作1914(図19)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作1916(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げる。動作1918(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に配置する。動作1930(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ4)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール1816に関連して、動作1956(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作1958(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816に配置する。動作1960(図19)では、ウェーハ(ウェーハ5)が処理モジュール1816内で処理される。動作1962(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816から取り上げる。動作1964(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810上に配置する。
動作1952(図19)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作1932(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をロード・モジュール102から取り上げる。動作1934(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1936(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作1946(図19)では、ウェーハ(ウェーハ6)が位置合わせされる。動作1938(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ7)を取り上げる。動作1940(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810上に配置する。動作1954(図19)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作1948(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作1950(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814上に配置する。動作1942(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ7)をロード・モジュール102に配置する。
再び図19を参照すると、動作1980〜1992は処理モジュール116についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作1980(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ114から取り上げる。動作1982(図19)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を処理モジュール116に配置する。動作1984(図19)では、ウェーハ(ウェーハ2)が処理モジュール116内で処理される。動作1988(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)をロード・モジュール102から取り上げる。動作1990(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1992(図19)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。
再び図19を参照すると、動作1970〜1976は処理モジュール1816についての前の処理サイクルの完了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作1970(図19)では、ウェーハ(ウェーハ7)が処理モジュール1816内で処理される。動作1972(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を処理モジュール1816から取り上げる。動作1974(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を第1のバッファ1810上に配置する。動作1976では、ロードロック・モジュール1808は密閉され排気される過程にある。
スケジュール1900は、ツール100が定常状態で動作している、すなわち、スケジュール1900によって処理されるウェーハが処理される最初または最後のウェーハでないと想定している。したがって、本発明の1つの態様によれば、図20のように、スケジュール1900は開始スケジュール2000を含んでもよい。
さらに詳しく言うと、1つの実施形態では、開始スケジュール2000には動作2002〜20104が含まれる。動作2002では、図18を参照し処理モジュール116に関連して、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作2004(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2006(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作2032(図20)では、ウェーハ・オリエンタ106は第1のウェーハを位置合わせする。動作2008(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2010(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2022(図20)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作2012(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作2024(図20)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。動作2026(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作2028(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作2036(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作2038(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを処理モジュール116内に配置する。動作2040(図20)では、第1のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作2042(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作2044(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第1のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
処理モジュール1816に関連して、動作2014(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第3のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作2016(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2018(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第3のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2030(図20)では、ウェーハ・オリエンタ106は第3のウェーハを位置合わせする。動作2034(図20)では、ロードロック・モジュール1808が通気される。動作2020(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第2のウェーハを第1のバッファ1810上に配置する。動作2094(図20)では、ロードロック・モジュール1808が密閉され排気される。動作2072(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第2のウェーハを第1のバッファ1810から取り上げる。動作2074(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第2のウェーハを第2のバッファ1814上に配置する。動作2096(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第1のウェーハを第2のバッファ1814から取り上げる。動作2098(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第1のウェーハを処理モジュール1816内に配置する。動作20104(図20)では、第2のウェーハが処理モジュール1816内で処理される。
図20を参照すると、動作20104はスケジュール1900の動作1970として継続されることに注意されたい。すなわち、再び図18を参照すると、動作1972(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第2のウェーハを処理モジュール1816から取り上げる。動作1974(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第2のウェーハを第1のバッファ1810上に配置する。
再び処理モジュール116に関連して、動作2050(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第4のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作2052(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第3のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2054(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第4のウェーハを位置合わせす装置106上に配置する。動作2076(図20)では、ウェーハ・オリエンタ106は第4のウェーハを位置合わせする。動作2046(図20)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作2056(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第3のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作2048(図20)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。動作2078(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第3のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作2080(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第3のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。動作1902(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第3のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作1904(図20)では、ウェーハ移送ユニット112は第3のウェーハを処理モジュール116に配置する。動作1906(図20)では、第3のウェーハが処理モジュール116内で処理される。
再び処理モジュール1816に関連して、動作2058(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第5のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作2060(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第4のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2062(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第5のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2082(図20)では、ウェーハ・オリエンタ106は第5のウェーハを位置合わせする。動作20100(図20)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作2068(図20)では、ウェーハ移送ユニット104は第4のウェーハを第1のバッファ1810上に配置する。動作20102(図20)では、ロードロック・モジュール1808が密閉され排気される。
図20を参照すると、動作20102はスケジュール1900の動作1976として継続されることに注意されたい。再び図18を参照すると、動作2090(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第4のウェーハを第1のバッファ1810から取り上げる。動作2092(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第4のウェーハを第2のバッファ1814上に配置する。動作1956(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第4のウェーハを第2のバッファ1814から取り上げる。動作1958(図20)では、ウェーハ移送ユニット1812は第4のウェーハを処理モジュール1816に配置する。動作1960(図20)では、第4のウェーハが処理モジュール1816内で処理される。
本発明の別の態様によれば、図21を参照すると、スケジュール1900は終了スケジュール2100を含んでもよい。以下さらに詳細に説明するように、終了スケジュール2100は、ツール100(図18)内で処理される最後のウェーハが、ツール100(図18)内で処理された前のウェーハと同じ熱履歴を有するように生成される。
処理モジュール116(図18)に関連して、図21に示すように、最後の4つ前のウェーハが動作1984で処理される。図18を参照すると、動作2102(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の4つ前のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作2104(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の4つ前のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
動作1988(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをロード・モジュール102から取り上げる。動作1990(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作1992(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2122(図21)では、ウェーハ・オリエンタ106は最後のウェーハを位置合わせする。動作2106(21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。動作2108(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の6つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作2112(図21)では、ウェーハ移送ユニットは最後の6つ前のウェーハをロード・モジュール102内に配置する。動作2110(図21)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。動作2192(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作2194(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の2つ前のウェーハを第2のバッファ114上に配置する。
処理モジュール1816に関連して、動作2132(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後の3つ前のウェーハを第2のバッファ1814から取り上げる。動作2134(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後の3つ前のウェーハを処理モジュール1816内に配置する。動作2136(図21)では、最後の3つ前のウェーハが処理モジュール1816内で処理される。動作2164(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後の3つ前のウェーハを処理モジュール1816から取り上げる。動作2166(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後の3つ前のウェーハを第1のバッファ1810上に配置する。
動作2114(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2124(図21)では、ロードロック・モジュール1808が通気される。動作2116(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の5つ前のウェーハを第1のバッファ1810から取り上げる。最後の5つ前のウェーハは動作1962(図21)で処理モジュール1816から取り出され、動作1964(図21)で第1のバッファ1810上に配置されたことに注意されたい。動作2118(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハを第1のバッファ1810上に配置する。動作2120(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の5つ前のウェーハをロード・モジュール102内に配置する。動作2130(図21)では、ロードロック・モジュール1808が密閉され排気される。動作2126(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後のウェーハを第1のバッファ1810から取り上げる。動作2128(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後のウェーハを第2のバッファ1814上に配置する。
処理モジュール116に関連して、動作2138(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の2つ前のウェーハを第2のバッファ114から取り上げる。動作2140(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の2つ前のウェーハを処理モジュール116内に配置する。動作2142(図21)では、最後の2つ前のウェーハが処理モジュール116内で処理される。動作2144(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の2つ前のウェーハを処理モジュール116から取り上げる。動作2146(図21)では、ウェーハ移送ユニット112は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110上に配置する。
動作2148(図21)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作2150(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の4つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作2154(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の4つ前のウェーハをロード・モジュール102内に配置する。動作2152(図21)では、ロードロック・モジュール108が密閉され排気される。
処理モジュール1816に関連して、動作2168(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後のウェーハを第2のバッファ1814から取り上げる。動作2170(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後のウェーハを処理モジュール1816内に配置する。動作2172(図21)では、最後のウェーハが処理モジュール1816内で処理される。動作2174(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後のウェーハを処理モジュール1816から取り上げる。動作2176(図21)では、ウェーハ移送ユニット1812は最後のウェーハを第1のバッファ1810上に配置する。
動作2160(図21)では、ロードロック・モジュール1808が通気される。動作2156(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の3つ前のウェーハを第1のバッファ1810から取り上げる。動作2158(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の3つ前のウェーハをロード・モジュール102内に配置する。動作2162(図21)では、ロードロック・モジュール1808が密閉され排気される。
再び処理モジュール116に関連して、動作2186(図21)では、ロードロック・モジュール108が通気される。動作2188(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハを第1のバッファ110から取り上げる。動作2190(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後の2つ前のウェーハをロード・モジュール102内に配置する。
再び処理モジュール1816に関連して、動作2178(図21)では、ロードロック・モジュール1808が通気される。動作2180(図21)では、ウェーハ移送ユニット1804は最後のウェーハを第1のバッファ1810から取り上げる。動作2182(図21)では、ウェーハ移送ユニット104は最後のウェーハをロード・モジュール102内に配置する。
すなわち、終了スケジュール2100では、(ウェーハ移送ユニット104(図18)がそれぞれ、最後の6つ前のウェーハ、最後の5つ前のウェーハ、最後の4つ前のウェーハ、最後の3つ前のウェーハ、最後の2つ前のウェーハ、及び最後のウェーハをロード・モジュール102(図18)に戻す動作に対応する)動作2112、2120、2154、2158、2190、及び2182は、処理モジュール116(図18)及び1816(図18)内でのウェーハの処理に続き同じ時間で行われる。すなわち、前に触れたように、これらのウェーハに関する熱履歴の均一性が維持できる。
再び図2を参照すると、制限時間に基づいてスケジュールを開発したので、動作206で、そのスケジュールを実行する。上記でさらに詳細に説明したように、再び図1を参照すると、1つの代表的な実施形態では、ツール100はスケジュールを実行するよう構成された適切なハードウェア及びソフトウェアを有する制御モジュール118を含んでもよい。また、スケジューラはスケジュールを実行するよう構成された適切なハードウェア及びソフトウェアを有する独立したユニットとして構成してもよい。
図18を参照すると、上記の説明では、処理モジュール116及び1816内でのウェーハ処理動作の継続時間は同じであると想定された。さらに、上記で説明したように、処理モジュール116及び1816についてのスケジュールは一緒に生成された。しかし、認識されるように、処理モジュール116及び1816内でのウェーハ処理動作の継続時間は個々の適用例に応じて変化してもよい。また、認識されるように、両方の処理モジュール116及び1816を利用するスケジュールが生成されツール100上で実行される時、処理モジュール116または1816の何れかを利用するスケジュールがすでにツール100上で動作していてもよい。
一例として、処理モジュール116及び1816内での処理サイクルの継続時間がそれぞれ約80秒及び110秒であると想定する。しかし、認識されるように、処理モジュール116についての処理サイクルの継続時間は処理モジュール1816のものより長くてもよい。
一例として、両方の処理モジュール116及び1816を利用するスケジュールが生成され実行される時、スケジュール600(図6)もすでに処理モジュール116について生成され動作していると想定する。しかし、認識されるように、処理モジュール1816は処理モジュール116が利用される時に動作していてもよい。
ここで、処理モジュール1816内での処理サイクルは処理モジュール116内のものより優先されると想定する。例えば、適用例によっては、処理モジュール116内で処理されるウェーハの熱履歴の均一性を維持するより、処理モジュール1816内でウェーハを迅速に処理する方が望ましいことがある。こうした適用例では、より短い処理サイクルを有する処理モジュール116の処理サイクル間に待機期間が提供される。
例えば、ここで図22を参照すると、スケジュール2200では、処理モジュール1816(図18)についての処理サイクルが優先されると想定され、処理モジュール116(図18)及び1816(図18)についての処理サイクルの継続時間はそれぞれ約80秒及び約110秒である。すなわち、スケジュール2200では、処理モジュール116(図18)内の処理サイクル間に待機期間が提供されるが、これは処理モジュール1816(図18)と処理モジュール116(図18)との処理サイクルの持続期間の差に等しく、この例では約30秒である。
ここでスケジュール2200の様々な動作を以下さらに詳細に説明する。認識されるように、いくつかのウェーハが任意の時間にツール100(図18)内に配置される。すなわち、わかりやすくするため、以下の説明にはツール100(図18)内で処理されるウェーハの識別を助ける括弧内の番号が含まれる。すなわち、こうした番号は1つのウェーハを他のものと区別するのを助けるために提供されているのであって、必ずしも何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
この例では、図18を参照し処理モジュール116に関連して、動作2202(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2204(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116に配置する。動作2206(図22)では、ウェーハ(ウェーハ1)が処理モジュール116内で処理される。動作2208(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116から取り上げる。動作2210(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ110上に配置する。
動作2212(図22)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2220(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2222(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2224(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2244(図22)では、ウェーハ(ウェーハ2)が位置合わせされる。動作2226(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は、第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ4)を取り出す。動作2228(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。動作2214(図22)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2216(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げる。動作2218(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に配置する。動作2230(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ4)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール1816に関連して、動作2256(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作2258(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816に配置する。動作2260(図22)では、ウェーハ(ウェーハ5)が処理モジュール1816内で処理される。動作2262(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2264(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810上に配置する。
動作2252(図22)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2232(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2234(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2236(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2246(図22)では、ウェーハ(ウェーハ6)が位置合わせされる。動作2238(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ7)を取り上げる。動作2240(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810上に配置する。動作2254(図22)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2248(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作2250(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2242(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ7)をロード・モジュール102に配置する。
再び図22を参照すると、動作2280〜2292は処理モジュール116についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作2280(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2282(図22)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を処理モジュール116に配置する。動作2284(図22)では、ウェーハ(ウェーハ2)が処理モジュール116内で処理される。動作2286(図22)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2288(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2290(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2292(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。
再び図22を参照すると、動作2270〜2274は処理モジュール1816についての前の処理サイクルの完了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作2270(図22)では、ウェーハ(ウェーハ7)が処理モジュール1816内で処理される。動作2272(図22)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2274(図19)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を第1のバッファ1810上に配置する。
前に指摘し図22に示したように、処理モジュール116についての処理サイクルには、処理モジュール1816についての処理サイクルと処理モジュール116についての処理サイクルとの継続時間の差に等しい待機期間が含まれる。図22に示したように、この例では、待機期間の継続時間は約30秒である。
再び図18を参照すると、ここで、処理モジュール116についての処理サイクルは処理モジュール1816についての処理サイクルより優先されると想定する。例えば、適用例によっては、処理モジュール116内で処理されたウェーハの熱履歴を維持することが望ましいことがある。適用例によっては、以下説明するように、優先される処理サイクルの継続時間が他の処理サイクルより短い場合、優先される処理サイクルが繰り返され、優先される処理サイクルと他の処理サイクルとの間に待機期間が提供される。
例えば、ここで図23を参照すると、スケジュール2300では、処理モジュール116(図18)についての処理サイクルが優先されると想定され、処理モジュール116(図18)及び1816(図18)についての処理サイクルの継続時間はそれぞれ約80秒及び約110秒である。すなわち、スケジュール2300では、処理モジュール116(図18)内の処理サイクルが繰り返され、処理モジュール1816(図18)内の処理サイクル間に待機期間が提供されるが、これは処理モジュール116(図18)内の処理サイクルの継続時間の2倍と処理モジュール1816(図18)内の処理サイクルとの間の差に等しく、この例では約30秒である。
ここでスケジュール2300の様々な動作を以下さらに詳細に説明する。認識されるように、いくつかのウェーハが任意の時間にツール100(図18)内に配置される。すなわち、わかりやすくするため、以下の説明にはツール100(図18)内で処理されるウェーハの識別を助ける括弧内の番号が含まれる。すなわち、こうした番号は1つのウェーハを他のものと区別するのを助けるために提供されているのであって、必ずしも何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
この例では、図18を参照し処理モジュール116に関連して、動作2302(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2304(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116に配置する。動作2306(図23)では、ウェーハ(ウェーハ1)が処理モジュール116内で処理される。動作2308(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116から取り上げる。動作2310(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ110上に配置する。
動作2312(図23)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2320(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2322(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2324(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2344(図23)では、ウェーハ(ウェーハ2)が位置合わせされる。動作2326(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は、第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ4)を取り出す。動作2328(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。動作2314(図23)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2316(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げる。動作2318(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に配置する。動作2330(図22)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ4)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール1816に関連して、動作2356(図23)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作2358(図23)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816に配置する。動作2360(図23)では、ウェーハ(ウェーハ5)が処理モジュール1816内で処理される。動作2362(図23)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2364(図23)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810上に配置する。
動作2352(図23)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2332(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2334(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2336(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2346(図23)では、ウェーハ(ウェーハ6)が位置合わせされる。動作2338(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ7)を取り上げる。動作2340(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810上に配置する。動作2354(図23)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2348(図23)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作2350(図23)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2342(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ7)をロード・モジュール102に配置する。
再び図23を参照すると、動作2380〜23110は処理モジュール116(図18)についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作2380(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2382(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116に配置する。動作2384(図23)では、ウェーハ(ウェーハ3)が処理モジュール116内で処理される。動作23100では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116から取り上げる。動作23102では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。
さらに、動作2386では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2388(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2390(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2392(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作23110(図23)では、ウェーハ(ウェーハ8)が位置合わせされている。動作2394(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ1)を取り上げる。動作2396(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ110上に配置する。動作23104(図23)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作23106(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ110から取り上げる。動作23108(図23)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第2のバッファ114上に配置する。動作2398(図23)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ1)をロード・モジュール102に配置する。
前に指摘し図23に示したように、処理モジュール1816(図18)についての処理サイクルには、処理モジュール116(図18)についての処理サイクルの継続時間の2倍と処理モジュール1816(図18)についての処理サイクルの継続時間との間の差に等しい待機期間が含まれる。図23に示したように、この例では、待機期間の持続期間は約50秒である。
再び図18を参照すると、前に指摘したように、ツール100の処理モジュール116及び1816は直列に動作するよう構成してもよい。例えば、ウェーハはまず処理モジュール116内で処理し次に処理モジュール1816内で処理してもよい。認識されるように、ウェーハはまず処理モジュール1816内で処理し次に処理モジュール116内で処理してもよい。
ここで図24を参照すると、処理モジュール116(図18)及び1816(図18)内でウェーハを直列処理するスケジューリングについての代表的なスケジュール2400が示される。さらに詳しく言うと、この例では、ウェーハはまず処理モジュール116(図18)内で処理され次に処理モジュール1816(図18)内で処理される。認識されるように、図24で示され説明される個々の動作、動作の順序、及び動作の継続時間はツール100(図18)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。すなわち、スケジュール2400も、ツール100(図18)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。
スケジュール2400の様々な動作が以下さらに詳細に説明される。認識されるように、いくつかのウェーハが任意の時間にツール100内に配置される。すなわち、わかりやすくするため、以下の説明にはツール100(図18)内で処理されるウェーハの識別を助ける括弧内の番号が含まれる。すなわち、こうした番号は1つのウェーハを他のものと区別するのを助けるために提供されているのであって、必ずしも何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
この例では、図18を参照し処理モジュール116に関連して、動作2402(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2404(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116に配置する。動作2406(図24)では、ウェーハ(ウェーハ1)が処理モジュール116内で処理される。動作2408(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116から取り上げる。動作2410(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ110上に配置する。
動作2412(図24)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2420(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2422(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2424(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2444(図24)では、ウェーハ(ウェーハ2)が位置合わせされる。動作2426(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ4)を取り出す。動作2428(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。動作2414(図24)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2416(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げる。動作2418(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に配置する。
ここで処理モジュール1816に関連して、動作2456(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は、処理モジュール116内で前に処理されたが処理モジュール1816内でまだ処理されていないウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作2458(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812はこのウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816内に配置する。動作2460(図24)では、ウェーハ(ウェーハ5)が処理モジュール1816内で処理される。動作2462(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2464(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810上に配置する。
動作2452(図24)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2438(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ6)を取り上げる。動作2440(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は処理モジュール116内で前に処理されたウェーハ(ウェーハ4)を第1のバッファ1810上に配置する。動作2454(図24)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2448(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ4)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作2450(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ4)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2442(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ6)をロード・モジュール102に配置する。
再び図24を参照すると、動作2480〜24110は処理モジュール116(図18)についての別の処理サイクルに関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作2480(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2482(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116に配置する。動作2484(図24)では、ウェーハ(ウェーハ3)が処理モジュール116内で処理される。動作24100では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116から取り上げる。動作24102では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。
さらに、動作2486では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2488(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ7)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2490(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2492(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ7)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作24110(図24)では、ウェーハ(ウェーハ7)が位置合わせされる。動作2494(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ1)を取り上げる。動作2496(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ110上に配置する。動作24104(図24)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作24106(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ110から取り上げる。動作24108(図24)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ114上に配置する。
再び図24を参照すると、動作24116〜24128は処理モジュール1816(図18)についての別の処理サイクルに関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作24116(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は、処理モジュール116内で前に処理されたが処理モジュール1816(ウェーハ4)内でまだ処理されていないウェーハ(ウェーハ4)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作24118(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812はこのウェーハ(ウェーハ4)を処理モジュール1816内に配置する。動作24120(図24)では、ウェーハ(ウェーハ4)が処理モジュール1816内で処理される。
動作24122(図24)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作24112(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ5)を取り上げる。動作24114(図24)では、ウェーハ移送ユニット104は処理モジュール116内で前に処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ1810上に配置する。動作24124(図24)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作24126(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作24128(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2498(図24)では、処理されたウェーハ(ウェーハ5)をロード・モジュール102に配置する。
再び図24を参照すると、動作2472及び2474は処理モジュール1816(図18)についての前の処理サイクルの完了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作2472(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ6)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2474(図24)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ1810上に配置する。
以下の説明と関連する図面では、本発明の代替実施形態を3つ及び4つの処理モジュールを有するツール100(図25及び図27)に関連して説明し図示する。しかし、認識されるように、ツール100(図25及び図27)は任意の数の処理モジュールを含んでもよい。
ここで図25を参照すると、ロードロック・モジュール108、1808、及び2508、及び処理モジュール116、1816、及び2516を有するツール100が示される。ここで図26を参照すると、図25に示されるツール100内でのウェーハの処理をスケジューリングする代表的なスケジュール2600が示される。しかし、認識されるように、図26で示され説明される個々の動作、動作の順序、及び動作の継続時間はツール100(図25)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。すなわち、スケジュール2600も、ツール100(図25)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。
スケジュール2600の様々な動作が以下さらに詳細に説明される。認識されるように、いくつかのウェーハが任意の時間にツール100(図25)内に配置される。すなわち、わかりやすくするため、以下の説明にはツール100(図25)内で処理されるウェーハの識別を助ける括弧内の番号が含まれる。すなわち、こうした番号は1つのウェーハを他のものと区別するのを助けるために提供されているのであって、必ずしも何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
この例では、図25を参照し処理モジュール116に関連して、動作2650(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2651(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116に配置する。動作2652(図26)では、ウェーハ(ウェーハ1)が処理モジュール116内で処理される。動作2653(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116から取り上げる。動作2654(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ110上に配置する。
動作2655(図26)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2608(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2609(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2610(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2638(図26)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ2)を位置合わせする。動作2611(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ4)を取り上げる。動作2612(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。動作2656(図26)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2657(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げる。動作2658(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に配置する。動作2613(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ4)をロード・モジュールに配置する。
ここで処理モジュール1816に関連して、動作2660(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作2661(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816内に配置する。動作2662(図26)では、ウェーハ(ウェーハ5)が処理モジュール1816内で処理される。動作2663(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2664(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810上に配置する。
動作2665(図26)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2614(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2615(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2616(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2639(図26)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ6)を位置合わせする。動作2617(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ7)を取り上げる。動作2618(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810上に配置する。動作2666(図26)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2667(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作2668(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2619(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ7)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール2516に関連して、動作2670(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を第2のバッファ2514から取り上げる。動作2671(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を処理モジュール2516内に配置する。動作2672(図26)では、ウェーハ(ウェーハ8)が処理モジュール2516内で処理される。動作2673(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ8)を処理モジュール2516から取り上げる。動作2674(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ8)を第1のバッファ2510上に配置する。
動作2675(図26)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2620(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ9)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2621(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2622(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ9)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2640(図26)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ9)を位置合わせする。動作2623(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ2510から、前の処理サイクルで処理モジュール2516内で処理されたウェーハ(ウェーハ10)を取り上げる。動作2624(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ2510上に配置する。動作2676(図26)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力が処理モジュール2516内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2677(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ2510から取り上げる。動作2678(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第2のバッファ2514上に配置する。動作2625(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ10)をロード・モジュール102に配置する。
再び図26を参照すると、動作2680〜2688は処理モジュール116についての別の処理サイクルに関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図25を参照すると、動作2680(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2681(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116に配置する。動作2682(図26)では、ウェーハ(ウェーハ3)が処理モジュール116内で処理される。動作2683(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116から取り上げる。動作2684(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。
動作2685(図26)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2626(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ11)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2627(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ9)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2628(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(図11)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2641(図26)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ11)を位置合わせする。動作2629(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110を、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ1)を取り上げる。動作2630(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第1のバッファ110上に配置する。動作2686(図26)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2687(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第1のバッファ110から取り上げる。動作2688(図26)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第2のバッファ114上に配置する。動作2631(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ1)をロード・モジュール102に配置する。
再び図26を参照すると、動作2690〜2695は処理モジュール1816についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図25を参照すると、動作2690(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作2691(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を処理モジュール1816内に配置する。動作2692(図26)では、ウェーハ(ウェーハ2)が処理モジュール1816内で処理される。
動作2695(図26)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2632(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ12)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2633(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ11)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2634(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ12)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2642(図26)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ12)を位置合わせする。動作2635(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ5)を取り上げる。動作2636(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ11)を第1のバッファ1810上に配置する。
再び図26を参照すると、動作26100〜26105は処理モジュール2516についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図25を参照すると、動作26100(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第2のバッファ2514から取り上げる。動作26101(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を処理モジュール2516内に配置する。動作26102(図26)では、ウェーハ(ウェーハ6)が処理モジュール2516内で処理される。動作26105(図26)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。
再び図26を参照すると、動作26112〜26118は処理モジュール1816についての前の処理サイクルの終了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図18を参照すると、動作26112では、ウェーハ(ウェーハ7)が処理モジュール1816内で処理される。動作26113(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を処理モジュール1816から取り上げる。動作26114(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を第1のバッファ1810上に配置する。動作26116(図26)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作26117(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作26118(図26)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2601(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は前の処理サイクルで処理モジュール1816内で前に処理されたウェーハ(ウェーハ13)をロード・モジュール102に配置する。
再び図26を参照すると、動作26122〜26128は処理モジュール2516についての前の処理サイクルの終了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図25を参照すると、動作26122(図26)では、ウェーハ(ウェーハ10)が処理モジュール2516内で処理される。動作26123(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ10)を処理モジュール2516から取り上げる。動作26124(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ10)を第1のバッファ2510上に配置する。
動作2602(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2603(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ8)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2604(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2637(図26)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ3)を位置合わせする。動作2605(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ2510から、前の処理サイクルで処理モジュール2516内で処理されたウェーハ(ウェーハ14)を取り上げる。動作2606(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を第1のバッファ2510上に配置する。動作26126(図26)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力が処理モジュール2516内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作26127(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を第1のバッファ2510から取り上げる。動作26128(図26)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ8)を第2のバッファ2512上に配置する。動作2607(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ14)をロード・モジュール102に配置する。
ここで図27を参照すると、ロードロック・モジュール108、1808、2508、及び2708、及び処理モジュール116、1816、2516、及び2716を有するツール100が示される。ここで図28を参照すると、図27に示されるツール100内でウェーハの処理をスケジューリングする代表的なスケジュール2800が示される。しかし、認識されるように、図28で示され説明される個々の動作、動作の順序、及び動作の継続時間はツール100(図27)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。すなわち、スケジュール2800も、ツール100(図27)の個々の構成及び個々の適用例に応じて変化してもよい。
スケジュール2800の様々な動作が以下さらに詳細に説明される。認識されるように、いくつかのウェーハが任意の時間にツール100(図27)内に配置される。すなわち、わかりやすくするため、以下の説明にはツール100(図27)内で処理されるウェーハの識別を助ける括弧内の番号が含まれる。すなわち、こうした番号は1つのウェーハを他のものと区別するのを助けるために提供されているのであって、必ずしも何らかの特定の順序または優先順位を示唆するものではない。
この例では、図27を参照し処理モジュール116に関連して、動作2860(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を第2のバッファ114から取り上げる。動作2861(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116に配置する。動作2862(図28)では、ウェーハ(ウェーハ1)が処理モジュール116内で処理される。動作2863(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を処理モジュール116から取り上げる。動作2864(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ1)を第1のバッファ110上に配置する。
動作2865(図28)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2814(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2815(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2816(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2851(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ2)を位置合わせする。動作2817(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ4)を取り上げる。動作2818(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。動作2866(図28)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2867(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110から取り上げる。動作2868(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114上に配置する。動作2819(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ4)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール1816に関連して、動作2870(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作2871(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816内に配置する。動作2872(図28)では、ウェーハ(ウェーハ5)が処理モジュール1816内で処理される。動作2873(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を処理モジュール1816から取り上げる。動作2874(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810上に配置する。
動作2875(図28)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2820(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2821(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ2)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2822(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2852(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ6)を位置合わせする。動作2823(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ7)を取り上げる。動作2824(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810上に配置する。動作2876(図28)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2877(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作2878(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2825(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ7)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール2516に関連して、動作2880(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を第2のバッファ2514から取り上げる。動作2881(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を処理モジュール2516内に配置する。動作2882(図28)では、ウェーハ(ウェーハ8)が処理モジュール2516内で処理される。動作2883(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ8)を処理モジュール2516から取り上げる。動作2884(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ8)を第1のバッファ2510上に配置する。
動作2885(図28)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2826(図26)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ9)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2827(図28)では、ウェーハ移送ユニットは位置合わせされたウェーハ(ウェーハ6)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2828(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ9)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2853(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ9)を位置合わせする。動作2829(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ2510から、前の処理サイクルで処理モジュール2516内で処理されたウェーハ(ウェーハ10)を取り上げる。動作2830(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ2510上に配置する。動作2886(図28)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力が処理モジュール2516内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2887(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第1のバッファ2510から取り上げる。動作2888(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第2のバッファ2514上に配置する。動作2831(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ10)をロード・モジュール102に配置する。
ここで処理モジュール2716に関連して、動作2890(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は未処理のウェーハ(ウェーハ11)を第2のバッファ2714から取り上げる。動作2891(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ11)を処理モジュール1716内に配置する。動作2892(図28)では、ウェーハ(ウェーハ11)が処理モジュール2716内で処理される。動作2893(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は処理されたウェーハ(ウェーハ11)を処理モジュール2716から取り上げる。動作2894(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は処理されたウェーハ(ウェーハ11)を第1のバッファ2710上に配置する。
動作2895(図28)では、ロードロック・モジュール2708は、ロードロック・モジュール2708内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2832(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ12)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2833(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ9)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2834(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ12)ウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2854(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ12)を位置合わせする。動作2835(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ2710から、前の処理サイクルで処理モジュール2716内で処理されたウェーハ(ウェーハ13)を取り上げる。動作2836(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第1のバッファ2710上に配置する。動作2896(図28)では、ロードロック・モジュール2708は、ロードロック・モジュール2708内の圧力が処理モジュール2716内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作2897(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第1のバッファ2710から取り上げる。動作2898(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第2のバッファ2714上に配置する。動作2837(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ13)をロード・モジュール102に配置する。
再び図28を参照すると、動作28100〜28108は処理モジュール116についての別の処理サイクルに関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28100(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を第2のバッファ114から取り上げる。動作28101(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116に配置する。動作28102(図28)では、ウェーハ(ウェーハ3)が処理モジュール116内で処理される。動作28103(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を処理モジュール116から取り上げる。動作28104(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は処理されたウェーハ(ウェーハ3)を第1のバッファ110上に配置する。
動作28105(図28)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2838(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ14)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2839(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ12)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2840(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ14)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2855(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ14)を位置合わせする。動作2841(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ110から、前の処理サイクルで処理モジュール116内で処理されたウェーハ(ウェーハ1)を取り上げる。動作2842(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ12)を第1のバッファ110上に配置する。動作28106(図28)では、ロードロック・モジュール108は、ロードロック・モジュール108内の圧力が処理モジュール116内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作28107(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ12)を第1のバッファ110から取り上げる。動作28108(図28)では、ウェーハ移送ユニット112は未処理のウェーハ(ウェーハ12)を第2のバッファ114上に配置する。動作2843(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ1)をロード・モジュール102に配置する。
再び図28を参照すると、動作28110〜28115は処理モジュール1816についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28110(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を第2のバッファ1814から取り上げる。動作28111(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ2)を処理モジュール1816内に配置する。動作28112(図28)では、ウェーハ(ウェーハ2)が処理モジュール1816内で処理される。
動作28115(図28)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。動作2844(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ15)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2845(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ12)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2846(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ15)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2856(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ15)を位置合わせする。動作2847(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ1810から、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で処理されたウェーハ(ウェーハ5)を取り上げる。動作2848(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ12)を第1のバッファ1810上に配置する。
再び図28を参照すると、動作28120〜28125は処理モジュール2516についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28120(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を第2のバッファ2514から取り上げる。動作28121(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ6)を処理モジュール2516内に配置する。動作28122(図28)では、ウェーハ(ウェーハ6)が処理モジュール2516内で処理される。動作28125(図28)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。
再び図28を参照すると、動作28130〜28135は処理モジュール2716についての別の処理サイクルの開始に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28130(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を第2のバッファ2714から取り上げる。動作28131(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は未処理のウェーハ(ウェーハ9)を処理モジュール2716内に配置する。動作28132(図28)では、ウェーハ(ウェーハ9)が処理モジュール2716内で処理される。動作28135(図28)では、ロードロック・モジュール2708は、ロードロック・モジュール2708内の圧力がツール100内の圧力と等しくなるように通気される。
再び図28を参照すると、動作28143〜28148は処理モジュール1816についての前の処理の終了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28143(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を処理モジュール1816から取り上げる。動作28144(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は処理されたウェーハ(ウェーハ7)を第1のバッファ1810上に配置する。動作28146(図28)では、ロードロック・モジュール1808は、ロードロック・モジュール1808内の圧力が処理モジュール1816内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作28147(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第1のバッファ1810から取り上げる。動作28148(図28)では、ウェーハ移送ユニット1812は未処理のウェーハ(ウェーハ5)を第2のバッファ1814上に配置する。動作2801(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は、前の処理サイクルで処理モジュール1816内で前に処理されたウェーハ(ウェーハ16)をロード・モジュール102に配置する。
再び図28を参照すると、動作28152〜28158は処理モジュール2516についての前の処理サイクルの終了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28152(図28)では、ウェーハ(ウェーハ10)が処理モジュール2516内で処理される。動作28153(図28)では、ウェーハ移送ユニット25512は処理されたウェーハ(ウェーハ10)を処理モジュール2516から取り上げる。動作28154(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ10)を第1のバッファ2510上に配置する。
動作2802(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ11)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2803(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ8)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2804(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ11)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2849(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ11)を位置合わせする。動作2805(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ2510から、前の処理サイクルで処理モジュール2516内で処理されたウェーハ(ウェーハ17)を取り上げる。動作2806(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を第1のバッファ2510上に配置する。動作28156(図28)では、ロードロック・モジュール2508は、ロードロック・モジュール2508内の圧力が処理モジュール2516内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作28157(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は未処理のウェーハ(ウェーハ8)を第1のバッファ2510から取り上げる。動作28158(図28)では、ウェーハ移送ユニット2512は処理されたウェーハ(ウェーハ8)を第2のバッファ2512上に配置する。動作2807(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ17)をロード・モジュール102に配置する。
再び図28を参照すると、動作28162〜28168は処理モジュール2716についての前の処理サイクルの終了に関連付けられる。さらに詳しく言うと、再び図27を参照すると、動作28162(図28)では、ウェーハ(ウェーハ13)が処理モジュール2716内で処理される。動作28163(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は処理されたウェーハ(ウェーハ13)を処理モジュール2716から取り上げる。動作28164(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は処理されたウェーハ(ウェーハ13)を第1のバッファ2710上に配置する。
動作2808(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)をロード・モジュール102から取り上げる。動作2809(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は位置合わせされたウェーハ(ウェーハ11)をウェーハ・オリエンタ106から取り上げる。動作2810(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ3)をウェーハ・オリエンタ106上に配置する。動作2850(図28)では、ウェーハ・オリエンタ106はウェーハ(ウェーハ3)を位置合わせする。動作2811(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は第1のバッファ2710から、前の処理サイクルで処理モジュール2716内で処理されたウェーハ(ウェーハ18)を取り上げる。動作2812(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は未処理のウェーハ(ウェーハ11)を第1のバッファ2710上に配置する。動作28166(図28)では、ロードロック・モジュール2708は、ロードロック・モジュール2708内の圧力が処理モジュール2716内の圧力と等しくなるように密閉され排気される。動作28167(図28)では、ウェーハ2712は未処理のウェーハ(ウェーハ11)を第1のバッファ2710から取り上げる。動作28168(図28)では、ウェーハ移送ユニット2712は処理されたウェーハ(ウェーハ11)を第2のバッファ2712上に配置する。動作2813(図28)では、ウェーハ移送ユニット104は処理されたウェーハ(ウェーハ18)をロード・モジュール102に配置する。
本発明は添付の図面中に代表的なされる個々の実施形態に関連して説明されたが、本発明の精神と範囲から離れることなく様々な修正を行ってもよい。例えば、ツール100(図1)は任意の数のロード・モジュール102(図1)を含んでもよい。従って、本発明は図面中に示され上記で説明された個々の形態に限定されるものとみなされるべきではない。