JP2006321422A - 船外機の操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】船外機の転舵角を最大転舵角に精度良く一致させ、転舵不足に起因する旋回性の低下や過剰転舵に起因する部材間の干渉を防止するようにした船外機の操舵装置を提供する。
【解決手段】船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサとを備えると共に、船外機の左転舵が左転舵ストッパによって停止される(電流センサの出力が所定値を上回る)とき、転舵角センサの出力を船外機の最大左転舵角として記憶する(S14)一方、船外機の右転舵が右転舵ストッパによって停止される(電流センサの出力が所定値を上回る)とき、転舵角センサの出力を船外機の最大右転舵角として記憶する(S20)。
【選択図】図8

Description

この発明は、船外機の操舵装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されるように、船外機をアクチュエータによって左右に転舵させるようにしたDBW(Drive By Wire)方式の操舵装置が提案されている。この種の装置にあっては、一般に、船体に配置されたステアリングホイールの操舵角に応じて船外機の転舵角の目標値を設定し、転舵角の検出値が目標値に一致するようにアクチュエータの動作を制御している。
特開2004−249791号公報
DBW方式の操舵装置にあっては、船外機の最大転舵角を予め設定しておき、ステアリングホイールが最大操舵角まで操舵されたとき、設定された最大転舵角を目標値としてアクチュエータの動作を制御するのが一般的である。しかしながら、装置の組み付けバラツキや公差、経年変化、転舵角を検出するセンサの出力のバラツキといった船外機の個体差により、目標値と実転舵角との間に差異が生じる場合がある。そのため、船外機を最大転舵角まで転舵させるときの制御上の目標値を予め設定した所定値とすると、船外機を最大転舵角まで転舵させることができずに旋回性を低下させる、あるいは逆に、船外機が最大転舵角を超えて転舵されて部材間の干渉が生じるおそれがあった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、船外機の転舵角を最大転舵角に精度良く一致させ、転舵不足に起因する旋回性の低下や過剰転舵に起因する部材間の干渉を防止するようにした船外機の操舵装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、船外機をアクチュエータによって左右に転舵させる船外機の操舵装置において、前記船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、前記船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、前記船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサと、および前記船外機の左転舵が前記左転舵ストッパによって停止されるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大左転舵角として記憶すると共に、前記船外機の右転舵が前記右転舵ストッパによって停止されるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大右転舵角として記憶する最大転舵角記憶手段とを備えるように構成した。
また、請求項2に係る船外機の操舵装置にあっては、さらに、前記記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する中立転舵角決定手段を備えるように構成した。
また、請求項3にあっては、船外機をアクチュエータによって左右に転舵させる船外機の操舵装置において、前記船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、前記船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、前記船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサと、前記船外機を操船者の操作によって転舵可能とする手動転舵機構と、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、前記船外機の左転舵が前記左転舵ストッパによって停止されたことを示す出力を生じる第1の操作スイッチと、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、前記船外機の右転舵が前記右転舵ストッパによって停止されたことを示す出力を生じる第2の操作スイッチと、および前記第1の操作スイッチが前記出力を生じるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大左転舵角として記憶すると共に、前記第2の操作スイッチが前記出力を生じるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大右転舵角として記憶する最大転舵角記憶手段とを備えるように構成した。
また、請求項4に係る船外機の操舵装置にあっては、さらに、前記記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する中立転舵角決定手段を備えるように構成した。
請求項1に係る船外機の操舵装置にあっては、船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサとを備えると共に、船外機の左転舵が左転舵ストッパによって停止されるとき、転舵角センサの出力を船外機の最大左転舵角として記憶する一方、船外機の右転舵が右転舵ストッパによって停止されるとき、転舵角センサの出力を船外機の最大右転舵角として記憶するように構成したので、船外機を最大転舵角まで転舵させるときの制御上の目標値を、船外機の個体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機の転舵角を最大転舵角に精度良く一致させることができ、転舵不足に起因する旋回性の低下や過剰転舵に起因する部材間の干渉を防止することができる。
また、請求項2に係る船外機の操舵装置にあっては、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定するように構成したので、請求項1で述べた効果に加え、船外機を中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値を、船外機の個体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機の転舵角を中立転舵角に精度良く一致させることができ、直進性を向上させることができる。
また、請求項3に係る船外機の操舵装置にあっては、船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサと、船外機を操船者の操作によって転舵可能とする手動転舵機構と、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、船外機の左転舵が左転舵ストッパによって停止されたことを示す出力を生じる第1の操作スイッチと、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、船外機の右転舵が右転舵ストッパによって停止されたことを示す出力を生じる第2の操作スイッチとを備えると共に、第1の操作スイッチが前記出力を生じるとき、転舵角センサの出力を船外機の最大左転舵角として記憶する一方、第2の操作スイッチが前記出力を生じるとき、転舵角センサの出力を船外機の最大右転舵角として記憶するように構成したので、船外機を最大転舵角まで転舵させるときの制御上の目標値を船外機の個体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機の転舵角を最大転舵角に精度良く一致させることができ、転舵不足に起因する旋回性の低下や過剰転舵に起因する部材間の干渉を防止することができる。
また、請求項4に係る船外機の操舵装置にあっては、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定するように構成したので、請求項3で述べた効果に加え、船外機を中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値を、船外機の固体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機の転舵角を中立転舵角に精度良く一致させることができ、直進性を向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機の操舵装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置を全体的に示す概略図である。また、図2は、図1に示す船外機の拡大側面図である。
図1および図2において、符号10は船外機を示す。船外機10は、図示の如く、船体(艇体)12の後尾に装着される。
船外機10の鉛直方向において上部には、内燃機関(以下「エンジン」という)14が配置される。エンジン14は火花点火式の直列4気筒で2200ccの排気量を備えるガソリンエンジンである。一方、船外機10の下部にはプロペラ16が設けられる。プロペラ16は、バーチカルシャフト18とシフト機構(図示せず)を介してエンジン14の出力が伝達されて回転し、船体12を前進あるいは後進させる推力を生じる。
尚、この明細書で「鉛直方向」とは、バーチカルシャフト18と平行(あるいは略平行)である方向を意味し、船外機10のチルト角やトリム角によっては必ずしも重力方向と一致しない。また、「水平方向」とは、先に定義した「鉛直方向」と直交する方向を意味する。また、水平方向のうち、船外機10から見て船体12側を前方、その逆を後方とする。また、「左右方向」とは、鉛直方向および前後方向と直交する方向を意味する。
船外機10は、船体12に固定されたスターンブラケット20と、スターンブラケット20に左右軸回りに回転自在に連結されたスイベルケース22と、スイベルケース22に鉛直軸回りに回転自在に連結されたマウントフレーム24とを備える。マウントフレーム24は、エンジン14やプロペラ16が搭載された船外機10の本体26に接続される。
図3は、図2に示すスターンブラケット20、スイベルケース22およびマウントフレーム24の拡大斜視図である。尚、図3では、スイベルケース22を、船外機10がチルトアップされたときの位置で示す。
図3に示すように、スイベルケース22は、船外機10がチルトダウンされたときに水平方向と平行になる水平部22aと、水平部22aから鉛直方向下方に延設された鉛直部22bとを備える。スイベルケース22の鉛直部22bには、円筒部22cが形成される。円筒部22cは、その軸方向が鉛直軸に平行とされる。また、水平部22aの前端付近には、チルティングシャフト30が挿通される。チルティングシャフト30の軸方向は、左右軸に平行とされる。
スターンブラケット20は、スイベルケース22の左右に1個ずつ設けられる。スイベルケース22は、前記したチルティングシャフト30を介し、2個のスターンブラケット20に左右軸回りに回転自在に連結される。尚、2個のスターンブラケット20の間には船外機10のチルトアップ・ダウンおよびトリムアップ・ダウンを行うアクチュエータ(例えば油圧シリンダ)が配置されるが、図の見易さを考慮して図示を省略した。
マウントフレーム24は、図2および図3に示す如く、シャフト部24aを備える。シャフト部24aは、スイベルケース22の円筒部22cに鉛直軸回りに回転自在に収容される。
これにより、船外機10(より詳しくは船外機本体26)は、チルティングシャフト30を回転軸としてチルトアップ・ダウンおよびトリムアップ・ダウン自在とされると共に、シャフト部24aを転舵軸として左右に(鉛直軸回りに)転舵自在とされる。
また、図2に示すように、スイベルケース22の上部には、シャフト部24aを駆動するアクチュエータである油圧シリンダ36と、船外機10の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサ38とが配置される。転舵角センサ38の出力は、電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)40に入力される。ECU40はマイクロコンピュータからなり、船外機10の適宜位置に配置される。
図4は、図3に示すスイベルケース22などの拡大平面図である。また、図5は、図4に示すスイベルケース22などの側面断面図である。
図4および図5に示すように、スイベルケース22の上面22d(水平部22aの上面)には上記した油圧シリンダ36が配置される。油圧シリンダ36は具体的には復動シリンダであり、2本の油路44,46を介して油圧回路(後述)に接続され、作動油を供給される。
図6は、油圧シリンダ36に接続される油圧回路を表す記号回路図である。
図6に示すように、油圧回路48は、油圧ポンプ50と、油圧ポンプ50を駆動する電動モータ52とを備える。電動モータ52は、前記したECU40に接続され、駆動電流の供給を受ける。また、電動モータ52の通電回路には電流センサ54が配置される。電流センサ54は、電動モータ52の駆動電流を示す出力を生じる。電流センサ54の出力は、ECU40に入力される。
油圧ポンプ50の一端には、油路56aが接続される。油路56aは3本の油路56b,56c,56dに分岐され、油路56bの途中には第1のチェックバルブ58が配置されると共に、油路56cの途中には第1のリリーフバルブ60が配置される。
また、油路56dには、作動油の流れ方向を切り換える第1の切り換えバルブ62が接続される。第1の切り換えバルブ62は、具体的にはパイロットチェックバルブからなり、その1次側は油路56dに接続されると共に、2次側は油路44を介して油圧シリンダ36の第1の油室36Aに接続される。
一方、油圧ポンプ50の他端には油路56eが接続される。油路56eは3本の油路56f,56g,56hに分岐され、油路56fの途中には第2のチェックバルブ64が配置されると共に、油路56gの途中には第2のリリーフバルブ66が配置される。また、油路56hには第2の切り換えバルブ68が接続される。第2の切り換えバルブ68は、第1の切り換えバルブ62と同様にパイロットチェックバルブからなり、その1次側は油路56hに接続される一方、2次側は油路46を介して油圧シリンダ36の第2の油室36Bに接続される。尚、第1の切り換えバルブ62のパイロット側は、油路56iを介して油路56hに接続される。また、第2の切り換えバルブ68のパイロット側は、油路56jを介して油路56dに接続される。
また、油路44と油路46は、油路56kを介して互いに接続される。油路56kの途中には、サーマルバルブ付き手動バルブ(手動転舵機構。以下単に「手動バルブ」という)70を介して油路56lが接続される。手動バルブ70は、操船者によって操作自在な位置に配置される。また、油路56bと油路56fは、合流して油路56mを形成する。油路56c、油路56g、油路56lおよび油路56mは、油路56nを介してリザーブタンク72に接続される。
油圧ポンプ50から油路56aに向けて作動油が吐出されるように電動モータ52の動作が制御されると、リザーブタンク72に貯留された作動油は、油路56n、油路56m、油路56f、第2のチェックバルブ64、油路56e、油圧ポンプ50、油路56a、油路56d、第1の切り換えバルブ62および油路44を介し、油圧シリンダ36の第1の油室36Aに供給される。
また、油路56jを介して第2の切り換えバルブ68のパイロット側に所定値以上の油圧が加わると、第2の切り換えバルブ68は油路46と油路56hを連通させ、第2の油室36B内の作動油を流出させる。これにより、油圧シリンダ36のピストン36aが紙面右方(引き側)へと駆動される。
他方、油圧ポンプ50から油路56eに向けて作動油が吐出されるように電動モータ52の動作が制御されると、リザーブタンク72に貯留された作動油は、油路56n、油路56m、油路56b、第1のチェックバルブ58、油路56a、油圧ポンプ50、油路56e、油路56h、第2の切り換えバルブ68および油路46を介し、油圧シリンダ36の第2の油室36Bに供給される。
このとき、油路56iを介して第1の切り換えバルブ62のパイロット側に所定値以上の油圧が加わると、第1の切り換えバルブ62は油路44と油路56dを連通させ、第1の油室36A内の作動油を流出させる。これにより、ピストン36aが紙面左方(押し側)へと駆動される。
また、第1の切り換えバルブ62と第2の切り換えバルブ68は、油圧シリンダ36への作動油の供給が終了されると、それぞれ油路56dと油路44、油路56hと油路46の間を遮断して油室36A,36Bに供給された作動油の流出を阻止し、ピストン36aの位置を保持する(即ち、船外機10の転舵角を保持する)。
また、手動バルブ70を開弁させることにより、油圧シリンダ36の各油室36A,36Bは、油路44、油路46、油路56k、油路56lおよび油路56nを介してリザーブタンク72に連通される。従って、操船者は、手動バルブ70を開弁することにより、船外機10を手動で転舵することが可能となる。尚、手動バルブ70に付加されたサーマルバルブは、作動油の温度が所定値以上に上昇したときに自動的に開弁し、作動油をリザーブタンク72に還流させる。
図4および図5の説明に戻ると、油圧シリンダ36のロッドヘッド36bはシャフト部24aに接続される一方、シリンダボトム36cはスイベルケース22の上面22dに接続される。従って、油圧シリンダ36のピストン36aが変位することにより、船外機10(船外機本体26)がシャフト部24aを転舵軸として左右に転舵される。尚、この明細書では、進行方向後方から見てプロペラ16が左方向に移動するときを左転舵とし、その逆を右転舵とする。図4では、船外機10は左転舵されている。
また、スイベルケース22の上面22dには、左転舵ストッパ80と右転舵ストッパ82が形成される。船外機10が左転舵される(具体的には、油圧シリンダ36が伸び側に駆動される)と、図4に示すようにマウントフレーム24が左転舵ストッパ80に当接し、よって船外機10の左転舵が機械的に停止される。一方、船外機10が右転舵される(油圧シリンダ36が引き側に駆動される)と、図7に示すようにマウントフレーム24が右転舵ストッパ82に当接し、よって船外機10の右転舵が機械的に停止される。即ち、左転舵ストッパ80と右転舵ストッパ82の位置により、船外機10の最大左転舵角と最大右転舵角の設計上の値が決定される。この実施例にあっては、最大左転舵角と最大右転舵角の設計上の値は、共に30°とされる。
また、スイベルケース22の上面22dには、前記した転舵角センサ38が配置される。転舵角センサ38の検出部38aは、リンク機構84を介してシャフト部24aに接続される。転舵角センサ38は、リンク機構84を介して検出部38aに伝達されたシャフト部24aの回転角を、船外機10の転舵角として検出する。
図1の説明に戻ると、船体12の操縦席付近には、操船者によって回転操作自在なステアリングホイール90が配置される。また、ステアリングホイール90の回転軸92の付近には、操舵角センサ94が配置される。操舵角センサ94は、回転軸92の回転角、即ち、ステアリングホイール90の操舵角を示す出力を生じ、その出力は、ECU40に入力される。尚、ステアリングホイール90は、ロック・トゥ・ロックが3回転に設定される。
ECU40は、入力した各センサの出力に基づき、船外機10を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値を決定する。
図8は、その処理を表すフローチャートである。尚、図示のプログラムは、船外機10の始動毎にECU40で実行される。
以下説明すると、先ずS10において、船外機10が左転舵されるように油圧シリンダ36の動作、即ち、電動モータ52の動作を制御する。次いでS12に進み、電流センサ54の出力が所定値を上回っているか否か判断する。
マウントフレーム24が左転舵ストッパ80に当接して船外機10の左転舵が機械的に停止されると、電動モータ52の負荷が増大し、駆動電流が増加する。そこで、S12では、電流センサ54の出力が所定値を上回ったとき(駆動電流の増加が検知されたとき)、船外機10が最大左転舵角まで転舵されたと判定する。
S12で否定されるときはS10の処理に戻る一方、S12で肯定されるときはS14に進み、そのときの転舵角センサ38の出力を最大左転舵角としてECU40のRAM(図示せず)に記憶する。
次いでS16に進み、船外機10が右転舵されるように油圧シリンダ36の動作を制御すると共に、S18に進んで電流センサ54の出力が所定値を上回っているか否か、換言すれば、右転舵ストッパ82によって船外機10の右転舵が機械的に停止されているか否か判断する。S18で否定されるときはS16の処理に戻る一方、S18で肯定されるときはS20に進み、そのときの転舵角センサ38の出力を最大右転舵角としてECU40のRAMに記憶する。
次いでS22に進み、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角に基づいて中立転舵角を決定する。尚、中立転舵角とは、船体12が直進させられるときの船外機10の転舵角、即ち、転舵角0°を意味する。
具体的には、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する。従って、例えば最大左転舵角と最大右転舵角の実際の値がそれぞれ30°と−30°(中立転舵角から左転舵方向を正値とし、右転舵方向を負値とする)であるにも関わらず、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角がそれぞれ31°と−29°であった場合、即ち、転舵角センサ38の出力が左転舵方向に1°だけずれを生じていた場合、中立転舵角はそのずれを反映して1°(={31+(−29)}/2)に決定されることになる。
ECU26は、ステアリングホイール90が最大左操舵角まで操舵されたとき、記憶された最大左転舵角(あるいはそれよりも僅かに中立転舵角に近い値)を制御上の目標値に設定すると共に、設定した目標値に転舵角センサ38の出力が一致するように油圧シリンダ36の動作を制御することにより、船外機10を最大左転舵角まで転舵させる。同様に、ステアリングホイール90が最大右操舵角まで操舵されたとき、記憶された最大右転舵角(あるいはそれよりも僅か中立転舵角に近い値)を目標値に設定して油圧シリンダ36の制御を行う。また、ステアリングホイール90が中立操舵角(操舵角0°)に操舵されたときは、決定された中立転舵角を目標値に設定する。
また、ステアリングホイール90が最大操舵角と中立操舵角の間に操舵されたときも、上記の如く記憶(決定)された最大転舵角と中立転舵角に基づいて目標値が設定される。例えば上記した例のように、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角がそれぞれ31°と−29°であった場合、船外機10の総転舵角は60°となる。前述したように、ステアリングホイール90はロック・トゥ・ロックが3回転、即ち、総操舵角が1080°であることから、この場合、ステアリングホイール90が18°(=1080/60)操舵されるごとに目標値が1°ずつ増減されることになる。従って、例えばステアリングホイール90が中立操舵角から360°だけ左操舵されると、目標値は中立転舵角(=1°)に20°(=360/18)を加算した値(=21°)に設定される。尚、最大左転舵角(=31°)から10°(={540−360}/18)を減算することにより、21°を導いても良い。
このように、この発明の第1実施例にあっては、船外機10をアクチュエータ(油圧シリンダ36)によって左右に転舵させる船外機の操舵装置において、前記船外機10の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパ80と、前記船外機10の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパ82と、前記船外機10の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサ38と、および前記船外機10の左転舵が前記左転舵ストッパ80によって停止されるとき、前記転舵角センサ38の出力を前記船外機10の最大左転舵角として記憶すると共に、前記船外機10の右転舵が前記右転舵ストッパ82によって停止されるとき、前記転舵角センサ38の出力を前記船外機10の最大右転舵角として記憶する最大転舵角記憶手段(ECU40、図8フローチャートのS14,S20)とを備えるように構成した。
これにより、船外機10を最大転舵角まで転舵させるときの制御上の目標値を、船外機10の個体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機10の転舵角を最大転舵角に精度良く一致させることができ、転舵不足に起因する旋回性の低下や過剰転舵に起因する部材間の干渉を防止することができる。
また、第1実施例に係る船外機の操舵装置にあっては、さらに、前記記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する中立転舵角決定手段(ECU40、図8フローチャートのS22)を備えるように構成したので、船外機10を中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値を船外機10の固体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機10の転舵角を中立転舵角に精度良く一致させることでき、直進性を向上させることができる。
尚、上記において、目標値(船外機10を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値)の設定を船外機10の始動毎に行うようにしたが、例えば船外機10の組み立て完成時に1度だけ行うようにしても良いし、前回の運転から一定期間経過して始動させられたときにのみ行うようにしても良い。
次いで、この発明の第2実施例に係る船外機の操舵装置について説明する。
図9は、この発明の第2実施例に係る船外機の操舵装置を示す、図1と同様な概略図である。
第1実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、第2実施例にあっては図9に示すように、船体12の操縦席付近に目標値設定スイッチ100が設けられる。目標値設定スイッチ100は、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、所定の出力(具体的にはオン信号)を生じる。目標値設定スイッチ100の出力は、ECU40に入力される。
図10は、第2実施例に係る船外機の操舵装置で実行される、目標値(船外機10を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値)の設定処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU40で所定の周期(例えば10msec)で実行される。
図10フローチャートについて説明すると、S100で目標値設定スイッチ100がオン信号を出力しているか否か判断する。S100で肯定されるときはS102に進み、目標値の設定処理、具体的には、第1実施例で述べた図8フローチャートと同じ処理を実行する。尚、S100で否定されるときは、S102の処理をスキップする。
このように、この発明の第2実施例に係る船外機の操舵装置にあっては、上記の如く構成することで、船外機10の始動時以外でも目標値の設定を行うことができる。但し、目標値の設定処理では船外機を最大転舵角まで転舵させる必要があるため、走行中に目標値の設定を行うと航行安定性が損なわれるおそれがある。従って、例えば船速センサ(図示せず)によって船速が零、あるいは極低速であることが検知されたときにのみ、目標値設定スイッチ100の操作を有効とするようにしても良い。
次いで、この発明の第3実施例に係る船外機の操舵装置について説明する。
図11は、この発明の第3実施例に係る船外機の操舵装置を示す、図2と同様な側面図である。
第1実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、第3実施例にあっては図11に示すように、船外機10に第1の操作スイッチ110と第2の操作スイッチ112が設けられる。第1の操作スイッチ110と第2の操作スイッチ112は、共に操船者によって操作自在な位置に配置される。第1の操作スイッチ110は、操作されるとき、船外機10の左転舵が左転舵ストッパ80によって停止されたことを示す出力(オン信号)を生じる。また、第2の操作スイッチ112は、操作されるとき、船外機10の右転舵が右転舵ストッパ82によって停止されたことを示す出力(オン信号)を生じる。第1の操作スイッチ110の出力と第2の操作スイッチ112の出力は、それぞれECU40に入力される。
図12は、第3実施例に係る船外機の操舵装置で実行される、目標値(船外機10を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値)の設定処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU40で所定の周期(例えば10msec)で実行される。
図12フローチャートについて説明すると、先ずS200で第1の操作スイッチ110がオン信号を出力しているか否か判断する。S200で肯定されるときはS202に進み、そのときの転舵角センサ38の出力を最大左転舵角としてECU40のRAMに記憶する。
次いでS204に進み、第2の操作スイッチ112がオン信号を出力しているか否か判断し、S204で肯定されるときはS206でそのときの転舵角センサ38の出力を最大右転舵角としてECU40のRAMに記憶する。
従って操船者は、前述した手動バルブ70を開弁して船外機10を手動で左転舵させ、船外機10の左転舵が左転舵ストッパ80によって機械的に停止されたときに第1の操作スイッチ110を操作すると共に、船外機10を手動で右転舵させ、船外機10の右転舵が右転舵ストッパ82によって機械的に停止されたときに第2の操作スイッチ112を操作することにより、船外機10の個体差を反映した目標値をECU40に記憶させることができる。
次いでS208に進み、記憶された最大左転舵角と最大右転舵角に基づいて中立転舵角を決定する。この処理は、図8フローチャートのS22の処理と同一であるので、説明を省略する。尚、S200で否定されるときはS202の処理をスキップする。また、S204で否定されるときはS206の処理をスキップする。
このように、この発明の第3実施例にあっては、船外機10をアクチュエータ(油圧シリンダ36)によって左右に転舵させる船外機の操舵装置において、前記船外機10の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパ80と、前記船外機10の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパ82と、前記船外機10の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサ38と、前記船外機10を操船者の操作によって転舵可能とする手動転舵機構(手動バルブ70)と、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、前記船外機10の左転舵が前記左転舵ストッパ80によって停止されたことを示す出力を生じる第1の操作スイッチ110と、操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、前記船外機10の右転舵が前記右転舵ストッパ82によって停止されたことを示す出力を生じる第2の操作スイッチ112と、および前記第1の操作スイッチ110が前記出力を生じるとき、前記転舵角センサ38の出力を前記船外機10の最大左転舵角として記憶すると共に、前記第2の操作スイッチ112が前記出力を生じるとき、前記転舵角センサ38の出力を前記船外機10の最大右転舵角として記憶する最大転舵角記憶手段(ECU40、図12フローチャートのS202,S206)とを備えるように構成した。
これにより、船外機10を最大転舵角まで転舵させるときの制御上の目標値を、船外機10の個体差を反映した値に設定することができる。そのため、船外機10の転舵角を最大転舵角に精度良く一致させることができ、転舵不足に起因する旋回性の低下や過剰転舵に起因する部材間の干渉を防止することができる。
さらに、前記記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する中立転舵角決定手段(ECU40、図12フローチャートのS208)を備えるように構成したので、第1実施例と同様に、船外機10を中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値を船外機10の固体差を反映した値に設定することができ、よって船外機10の転舵角を中立転舵角に精度良く一致させることできる。
尚、上記において、船外機10を転舵させるアクチュエータとして油圧シリンダ36を例に挙げたが、電動モータなど、他のアクチュエータであっても良い。
また、第3実施例において、最大転舵角の意図しない記憶を防止するため、第1の操作スイッチ110と第2の操作スイッチ112の操作を無効とするスイッチなどを設けるようにしても良い。
この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す船外機の拡大側面図である。 図2に示すスターンブラケット、スイベルケースおよびマウントフレームの拡大斜視図である。 図3に示すスイベルケースなどの拡大平面図である。 図4に示すスイベルケースなどの側面断面図である。 図4に示す油圧シリンダに接続される油圧回路を表す記号回路図である。 図4と同様な、スイベルケースなどの拡大平面図である。 図1に示す装置で実行される、目標値(船外機を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値)の設定処理を表すフローチャートである。 この発明の第2実施例に係る船外機の操舵装置を示す、図1と同様な概略図である。 図9に示す装置で実行される、目標値(船外機を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値)の設定処理を表すフローチャートである。 この発明の第3実施例に係る船外機の操舵装置を示す、図2と同様な側面図である。 図11に示す装置で実行される、目標値(船外機を最大転舵角または中立転舵角に転舵させるときの制御上の目標値)の設定処理を表すフローチャートである。
符号の説明
10:船外機、40:ECU(最大転舵角記憶手段、中立転舵角決定手段)、36:油圧シリンダ(アクチュエータ)、38:転舵角センサ、70:手動バルブ(手動転舵機構)、80:左転舵ストッパ、82:右転舵ストッパ、110:第1の操作スイッチ、112:第2の操作スイッチ

Claims (4)

  1. 船外機をアクチュエータによって左右に転舵させる船外機の操舵装置において、
    a.前記船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、
    b.前記船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、
    c.前記船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサと、
    および
    d.前記船外機の左転舵が前記左転舵ストッパによって停止されるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大左転舵角として記憶すると共に、前記船外機の右転舵が前記右転舵ストッパによって停止されるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大右転舵角として記憶する最大転舵角記憶手段と、
    を備えることを特徴とする船外機の操舵装置。
  2. さらに、
    e.前記記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する中立転舵角決定手段、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の船外機の操舵装置。
  3. 船外機をアクチュエータによって左右に転舵させる船外機の操舵装置において、
    a.前記船外機の左転舵を機械的に停止させる左転舵ストッパと、
    b.前記船外機の右転舵を機械的に停止させる右転舵ストッパと、
    c.前記船外機の転舵角を示す出力を生じる転舵角センサと、
    d.前記船外機を操船者の操作によって転舵可能とする手動転舵機構と、
    e.操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、前記船外機の左転舵が前記左転舵ストッパによって停止されたことを示す出力を生じる第1の操作スイッチと、
    f.操船者の操作自在に配置され、操作されるとき、前記船外機の右転舵が前記右転舵ストッパによって停止されたことを示す出力を生じる第2の操作スイッチと、
    および
    g.前記第1の操作スイッチが前記出力を生じるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大左転舵角として記憶すると共に、前記第2の操作スイッチが前記出力を生じるとき、前記転舵角センサの出力を前記船外機の最大右転舵角として記憶する最大転舵角記憶手段と、
    を備えることを特徴とする船外機の操舵装置。
  4. さらに、
    h.前記記憶された最大左転舵角と最大右転舵角の平均値を中立転舵角として決定する中立転舵角決定手段、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の船外機の操舵装置。
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