JP2000053088A - 船外機の操舵角固定装置 - Google Patents

船外機の操舵角固定装置

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JP2000053088A
JP2000053088A JP10221260A JP22126098A JP2000053088A JP 2000053088 A JP2000053088 A JP 2000053088A JP 10221260 A JP10221260 A JP 10221260A JP 22126098 A JP22126098 A JP 22126098A JP 2000053088 A JP2000053088 A JP 2000053088A
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 船外機の操舵角固定装置について、摩擦板が
スイベルブラケットよりも前方に張り出さないように装
置全体をコンパクトなものとし、該装置を後付けにより
取り付けることができるようにする。 【解決手段】 ハンドル7による操舵操作で、船外機の
本体が、ステアリング軸8を回動中心をして、スイベル
ブラケット10に対して左右方向に回動されるような船
外機に対して、その操舵角を任意に固定するためのクラ
ッチ機構として、円弧状の摩擦板16と、摩擦板を両面
から挟むような締付パッド部材17を設けると共に、摩
擦板と締付パッド部材を、一方をスイベルブラケット1
0の前端部分に対して着脱可能に取り付け、他方をステ
アリングブラケット13とハンドル(ハンドルブラケッ
ト14)の連結部分に対して着脱可能に取り付けた状態
で、ステアリングブラケットとスイベルブラケットの間
に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航走中に船外機の
操舵角を必要に応じて任意に固定するための操舵角固定
装置に関し、特に、そのような操舵角固定装置を船外機
に設置するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型船舶に搭載される船外機では、通
常、船体の後尾板に着脱可能に固定されるクランプブラ
ケットに対して、船外機のステアリング軸を回転可能に
支持するスイベルブラケットが、それらの上端付近で水
平方向のチルト軸を介して上下方向で回動可能に連結さ
れており、縦方向に延びるステアリング軸の上端部に、
前端側にハンドルが連結されるステアリングブラケット
の中間部分が固着されていて、該ステアリングブラケッ
トの前端側に連結されたハンドルにより操舵操作を行な
うことで、ステアリング軸を回動中心をして、ステアリ
ングブラケットの後端側に固着された船外機の本体が、
スイベルブラケットに対して左右方向に回動されるよう
になっている。
【0003】上記のような操舵構造を備えた船外機にお
いて、例えばフィッシング時などのように、ハンドルを
握ることなく所定の操舵角としたままで航走を続けたい
ような場合のために、船外機の操舵角を任意に固定する
ためのクラッチ機構として、スイベルブラケットの側に
対して、ステアリング軸を中心とした円周方向に延びる
円弧状の摩擦板を設けると共に、ステアリングブラケッ
トの側に対して、該摩擦板の円弧方向に沿って相対的に
移動可能で該摩擦板を両面から挟むような締付パッド部
材を設けることによって、船外機が所望の操舵角となっ
ている状態で、締付パッド部材と摩擦板との摩擦接合に
よるクラッチを効かせることにより、スイベルブラケッ
トに対してステアリングブラケットを不動の状態に固定
して、船外機の本体がスイベルブラケットに対して左右
方向に回動しないようにするような操舵角度固定装置が
従来から提案されている。
【0004】すなわち、図5および図6に示すように、
スイベルブラケット10の側に対して、円弧状の摩擦板
16を、チルト軸11の両端部にそれぞれ袋ナット31
と取付具32を介して取り付けると共に、ステアリング
ブラケット13の側に対して、締付パッド部材17とそ
の操作部材18を、ステアリングブラケット13の前端
に連結されたハンドルブラケット14の下面に直接取り
付けたような構造の操舵角固定装置が従来から提案され
ている。
【0005】また、図7および図8に示すように、スイ
ベルブラケット10の側に対して、取付基板16bが一
体化された円弧状の摩擦板16を、その取付基板16b
によりスイベルブラケット10の前端面に対して着脱可
能に取り付けると共に、ステアリングブラケット13の
側に対して、締付パッド部材17とその操作部材18
を、ステアリングブラケット13の下面に直接取り付け
たような構造の操舵角固定装置が従来から提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の船外機の操舵角固定装置について、図5および
図6に示したようなものでは、円弧状の摩擦板16が船
体の後尾板2よりも前方に大きく張り出すことから、装
置全体が嵩張って外観的に不利であるだけでなく、摩擦
板16の張り出しにより、船尾での作業や移動に支障を
来すような虞があるのに対して、図7および図8に示し
たようなものでは、円弧状の摩擦板16が前方に張り出
すことなく、ステアリングブラケット13とスイベルブ
ラケット10の間に収められることから、そのような問
題は解消される。
【0007】しかしながら、そのように操舵角固定装置
をステアリングブラケット13とスイベルブラケット1
0の間の狭い空間に収めて、しかも、装置の一方(締付
パッド部材17とその操作部材18)をステアリングブ
ラケット13の下面にボルトで直接取り付けるようなも
のでは、市場の段階で船外機に対して後付けしたり、メ
ンテナンスを行なうために船外機から取り外すような際
に、その作業が困難なものとなり、場合によっては船外
機の本体以外の部分全体を分解しなければならないこと
もある。
【0008】一方、そのような操舵角固定装置を船外機
に対して工場での組立工程で予め組み付けておくにして
も、メインラインで組み付ける必要があって、そのため
に、摩擦板に塗装の塗料が付着するのを防止するための
施策が必要となったり、また、調整作業がやり難いもの
となってメインラインでの組立工程に要する作業時間を
増大させることとなる。
【0009】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、船外機の操舵角固定装
置について、摩擦板がスイベルブラケットよりも前方に
張り出さないように装置全体をコンパクトなものとする
ことで、外観性を良くして、船尾での作業や移動に支障
を来すようなことのないものにすると共に、船外機に対
して該装置を後付けにより簡単に取り付けることがで
き、その取り外しも簡単にできるようにすることを課題
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、船体に着脱可能に固定されるク
ランプブラケットに、船外機のステアリング軸を回転可
能に支持するスイベルブラケットが、それらの上端付近
で水平方向のチルト軸を介して上下方向で回動可能に連
結されており、ステアリング軸の上端部に固着されたス
テアリングブラケットの前端側にハンドルが着脱可能に
連結されていて、該ハンドルによる操舵操作で、ステア
リングブラケットの後端側に固着された船外機の本体
が、ステアリング軸を回動中心をして、スイベルブラケ
ットに対して左右方向に回動されるような船外機に対し
て、その操舵角を任意に固定するためのクラッチ機構と
して、ステアリング軸を中心とした円周方向に延びる円
弧状の摩擦板と、該摩擦板の円弧方向に沿って相対的に
移動可能で該摩擦板を両面から挟むような締付パッド部
材を設けると共に、該摩擦板と締付パッド部材を、一方
をスイベルブラケットの前端部分に対して着脱可能に取
り付け、他方をステアリングブラケットとハンドルの連
結部分に対して着脱可能に取り付けた状態で、ステアリ
ングブラケットとスイベルブラケットの間に配置するこ
とを特徴とするものである。
【0011】そのような構成によれば、摩擦板がスイベ
ルブラケットよりも前方に張り出さないことで、摩擦板
と締付パッド部材によるクラッチ機構を備えた操舵角固
定装置の全体がコンパクトなものとなって、外観上見苦
しくなく、船尾での作業や移動の邪魔になるようなこと
もないと共に、摩擦板と締付パッド部材を、スイベルブ
ラケットの前端部分およびステアリングブラケットとハ
ンドルの連結部分に対してそれぞれ着脱可能に取り付け
ていることで、船外機に対して操舵角固定装置を後付け
により簡単に取り付けることができ、また、メンテナン
ス等のために操舵角固定装置を船外機から簡単に取り外
すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の船外機の操舵角固
定装置の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の操舵角固定装置を備えた
船外機の一例について概略的に示すもので、船体の後尾
板2に対して取り付けられる船外機1は、トップカウル
3とアッパーケース4とロアーケース5からなるハウジ
ングに対して、駆動源となるエンジン(図示せず)がト
ップカウル3内に収納され、推進機となるプロペラ6が
ロアーケース5の後側に装着されているもので、航走中
には、ハンドル7による操舵操作によって、縦方向に延
びるステアリング軸8を回動中心として左右方向(水平
方向)に回動されるものである。
【0014】船外機1の船体に対する取り付けについて
は、船体の後尾板2に着脱可能に固定されたクランプブ
ラケット9と、船外機1のステアリング軸8を左右方向
で回動自在に支持するスイベルブラケット10とが、各
ブラケット9,10の上端同士で水平方向のチルト軸1
1により回動自在に連結されていることで、船外機1
は、ステアリング軸8を回動軸として左右方向に回動可
能で、且つ、チルト軸11を回動軸として上下方向でも
回動可能なように、クランプブラケット9とスイベルブ
ラケット10を介して、船体の後尾板2に取り付けられ
ている。
【0015】そのように各ブラケット9,10を介して
船体の後尾板2に取り付けられる船外機1には、船外機
1をチルト軸11を中心に上下方向に回動させることで
適当な位置にアップ・ダウンして固定するようなチルト
操作やトリム操作を行なうことができるように、スイベ
ルブラケット10の上部とクランプブラケット9の下部
に渡って、手動或いは電動により作動される油圧シリン
ダ12が設置されている。
【0016】また、船外機1をステアリング軸8を中心
に左右方向に回動させて船体に対する水平方向での角度
を変えるような操舵操作を行なうために、ステアリング
軸8の上端に固着されたステアリングブラケット13に
対して、その後端側に船外機1の本体が固着されている
と共に、その前端側には、ハンドルブラケット14を介
してハンドル7が取り付けられており、更に、そのよう
な船外機1の操舵構造に対して、ステアリングブラケッ
ト13とスイベルブラケット10の間に、船体に対する
船外機1の操舵角を必要に応じて任意に固定するための
クラッチ機構として、操舵角固定装置15が配置されて
いる。
【0017】図2〜図4は、本発明の一実施形態に係る
操舵角固定装置15を示すもので、操舵角固定装置15
は、ステアリング軸8を中心とした円周方向に延びる円
弧状の摩擦板16と、該摩擦板16を挟むような上下一
対のパッドを備えた締付パッド部材17と、該締付パッ
ド部材17の摩擦板16に対する接触圧を変えるための
操作部材18とを有するものであり、その円弧状の摩擦
板16は、円弧状の長孔であるガイド孔16aを有し、
同じ一枚の板体による取付基板16bを有するものであ
って、該取付基板16bをスイベルブラケット10の前
端面にボルト26で着脱可能に取り付けることにより、
スイベルブラケット10に対して取り付けられる。
【0018】円弧状の摩擦板16を挟む上下一対のパッ
ドを備えた締付パッド部材17と、締付パッド部材17
を摩擦板16に締め付けたり弛めたりするための操作部
材18とは、何れも支持板19により支持されているも
のであって、断面L字状の支持板19の前端上部をステ
アリングブラケット13とハンドルブラケット14の連
結部分に挟持させた状態で連結用ボルト27により共締
めすることで、該支持板19を介してステアリングブラ
ケット13に取り付けられる。
【0019】締付パッド部材17とその操作部材18お
よびそれらの支持板19については、図4に示すよう
に、締付パッド部材17は、弾性体のパッド17aを貼
り付けた金属製のパッド保持板17bを上下一対に設け
たものであり、操作部材18は、アーム部18aの前端
部に摘み部18bを設け、アーム部18aの後端部にナ
ット部18cを一体的に溶接したものであって、それら
を支持する断面L字状の支持板19には、締付パッド部
材17の各パッド保持板17bを固着するためのナット
20が一体的に溶接されていると共に、操作部材18の
ナット部18cを回動自在に保持するための孔部19a
が形成されている。
【0020】そのような操舵角固定装置15を構成する
各部材の組み付けについては、先ず、支持板19の孔部
19aに対して操作部材18のナット部18cを挿入し
てから、スペーサ21により所定の間隔を保った状態の
各パッド保持板17bを、支持板19に溶接で一体化さ
れたナット20に対してボルト22で取り付けることに
より、支持板19の孔部19aと上側のパッド保持板1
7bにより操作部材18を保持した状態で、それらは一
体的に組み付けられる。
【0021】次いで、円弧状の摩擦板16を上下一対の
パッド17aの間に差し込んだ後、一端側に調整用ナッ
ト24が抜け止めされた状態で螺合されているボルト2
3の他端側を、締付パッド部材17と摩擦板16のガイ
ド孔16aを貫通させてから、操作部材18のナット部
18cに螺合させることにより、円弧状の摩擦板16に
対して、締付パッド部材17とその操作部材18および
支持板19が、摩擦板16のガイド孔16aに沿って相
対的に移動可能なように組み付けられる。(なお、ボル
ト23は、一対のパッド保持板17bの少なくとも何れ
か一方に対して回動不能な状態で貫通されている。)
【0022】上記のように組み付けられた状態でスイベ
ルブラケット10側とステアリングブラケット13側に
分けて取り付けられている操舵角固定装置15の作動状
態について説明すると、先ずその使用に当たって、円弧
状の摩擦板16に対して締付パッド部材17の上下一対
のパッド17aがそれぞれ軽く接触した状態で、締付パ
ッド部材17が摩擦板16のガイド孔16aに沿って相
対的に移動可能なように、ボルト23に対する調整用ナ
ット24の締め付け程度を調整しておく。
【0023】そのような状態では、摩擦板16を取り付
けたスイベルブラケット10に対して、支持板19を介
して締付パッド部材17を取り付けたステアリングブラ
ケット13は、ステアリング軸8を回動中心として所定
の角度範囲(摩擦板16のガイド孔16aの範囲)で回
動自在となっていて、ハンドル7によりステアリングブ
ラケット13を介して船外機1をステアリング軸8を回
動中心として左右に回動させる操舵操作は自由に行なう
ことができるようになっている。
【0024】そのような状態から、ハンドル7を手放し
ても外力で船外機1の操舵角が変わらないように固定し
たいときには、摘み部18bを持って操作部材18を締
め付け方向に回動させることで、操作部材18のナット
部18cの回動により操作部材18と調整用ナット24
の間隔が狭められて、その結果、締付パッド部材17の
各パッド17aが摩擦板16に両側から圧接されて、締
付パッド部材17と摩擦板16はその位置で摩擦係合に
より固定された状態となる。
【0025】それにより、摩擦板16を取り付けたスイ
ベルブラケット10に対して、支持板19を介して締付
パッド部材17を取り付けたステアリングブラケット1
3は、その位置で固定された状態となり、ハンドル7を
手放した状態で船外機1に対してその操舵角を変えるよ
うな外力が働いても、船外機1がステアリング軸8を回
動中心として左右に回動するようなことはない。
【0026】なお、その後ハンドル7による操舵操作を
再開したいときには、摘み部18bを持って操作部材1
8を逆方向に回動することで、上記のような作動とは逆
の作動により、簡単に元の状態に戻すことができる。
【0027】上記のような本実施形態の操舵角固定装置
15によれば、円弧状の摩擦板16をステアリングブラ
ケット13とスイベルブラケット10の間に配置してい
ることで、船外機1を取り付けた船体の後尾板2から前
方に該摩擦板16が張り出すことのないように装置15
の全体をコンパクトなものとすることができて、船尾で
の作業や移動に支障を来すようなことはない。
【0028】しかも、円弧状の摩擦板16を、スイベル
ブラケット10の前端部分に対してボルト26により着
脱可能に取り付け、且つ、締付パッド部材17やその操
作部材18を、支持板19を介して、ステアリングブラ
ケット13とハンドルブラケット14の連結部分で、両
ブラケット13,14を連結するためのボルト27によ
り共締めした状態で着脱可能に取り付けていることによ
り、操舵角固定装置15の船外機に対する着脱をきわめ
て簡単に行なうことができる。
【0029】そのため、市場の段階でハンドル7(およ
びハンドルブラケット14)を後付けするような際に、
何ら特別の部材を要することなく、ハンドル7の後付け
と同時に該装置15を簡単に船外機に対して後付けする
ことができ、また、その後のメンテナンスの際にも、ハ
ンドル7を取り外すだけで該装置15を簡単に船外機か
ら取り外すことができる。
【0030】また、そのように操舵角固定装置15を簡
単に後付けできることにより、工場での組立工程でメイ
ンラインにより予め組み付けておく必要がなく、その結
果、摩擦力を必要とする摩擦板16に塗装の塗料が付着
するのを防止するための施策が必要となったり、また、
メインラインでの組立工程に要する作業時間を増大させ
るというようなことがなくなる。
【0031】以上、本発明の船外機の操舵角固定装置の
一実施形態について説明したが、本発明は、上記のよう
な実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば、場
合によっては、円弧状の摩擦板16をステアリングブラ
ケット13の側に取り付け、締付パッド部材17やその
操作部材18をスイベルブラケット10の側に取り付け
ることによっても実施可能である等、適宜設計変更可能
なものであることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したような本発明の船外機の操
舵角固定装置によれば、該装置の摩擦板をステアリング
ブラケットとスイベルブラケットの間に収めることで、
装置全体をコンパクトなものとして外観性を向上させる
ことができ、船尾での作業や移動に支障を来すことのな
いようにすることができると共に、船外機に対して該装
置を後付けにより簡単に取り付けたり、船外機から該装
置を簡単に取り外したりすることができることにより、
メンテナンスの作業を簡単に行なうことができたり、工
場での組立工程に要する設備や作業時間を抑えたりする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操舵角固定装置を備えた船外機の概略
を示す説明図。
【図2】本発明の操舵角固定装置の一実施形態につい
て、船外機への取付状態を示す上面図。
【図3】図2に示した操舵角固定装置の船外機への取付
状態についての側面図。
【図4】図3に示した操舵角固定装置の部分断面側面
図。
【図5】操舵角固定装置の従来例について、船外機への
取付状態を示す上面図。
【図6】図5に示した操舵角固定装置の船外機への取付
状態についての側面図。
【図7】操舵角固定装置の他の従来例について、船外機
への取付状態を示す上面図。
【図8】図7に示した操舵角固定装置の船外機への取付
状態についての側面図。
【符号の説明】
1 船外機 7 ハンドル 8 ステアリング軸 9 クランプブラケット 10 スイベルブラケット 11 チルト軸 13 ステアリングブラケット 14 ハンドルブラケット 15 操舵角固定装置 16 円弧状の摩擦板 17 締付パッド部材 18 操作部材 19 支持板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に着脱可能に固定されるクランプブ
    ラケットに、船外機のステアリング軸を回転可能に支持
    するスイベルブラケットが、それらの上端付近で水平方
    向のチルト軸を介して上下方向で回動可能に連結されて
    おり、ステアリング軸の上端部に固着されたステアリン
    グブラケットの前端側にハンドルが着脱可能に連結され
    ていて、該ハンドルによる操舵操作で、ステアリングブ
    ラケットの後端側に固着された船外機の本体が、ステア
    リング軸を回動中心をして、スイベルブラケットに対し
    て左右方向に回動されるような船外機に対して、その操
    舵角を任意に固定するためのクラッチ機構として、ステ
    アリング軸を中心とした円周方向に延びる円弧状の摩擦
    板と、該摩擦板の円弧方向に沿って相対的に移動可能で
    該摩擦板を両面から挟むような締付パッド部材が設けら
    れていると共に、該摩擦板と締付パッド部材が、一方が
    スイベルブラケットの前端部分に対して着脱可能に取り
    付けられ、他方がステアリングブラケットとハンドルの
    連結部分に対して着脱可能に取り付けられた状態で、ス
    テアリングブラケットとスイベルブラケットの間に配置
    されていることを特徴とする船外機の操舵角固定装置。
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