JP4664691B2 - 船外機の操舵装置 - Google Patents

船外機の操舵装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4664691B2
JP4664691B2 JP2005014308A JP2005014308A JP4664691B2 JP 4664691 B2 JP4664691 B2 JP 4664691B2 JP 2005014308 A JP2005014308 A JP 2005014308A JP 2005014308 A JP2005014308 A JP 2005014308A JP 4664691 B2 JP4664691 B2 JP 4664691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outboard motor
angle
target steering
outboard
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005014308A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006199189A (ja
Inventor
泰一 乙部
秀昭 高田
晋作 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005014308A priority Critical patent/JP4664691B2/ja
Priority to US11/335,149 priority patent/US7325505B2/en
Publication of JP2006199189A publication Critical patent/JP2006199189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664691B2 publication Critical patent/JP4664691B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/02Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/12Means enabling steering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H2020/003Arrangements of two, or more outboard propulsion units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/02Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring
    • B63H2025/028Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring using remote control means, e.g. wireless control; Equipment or accessories therefor

Description

この発明は、船外機の操舵装置に関し、より詳しくは、複数基の船外機を操舵する船外機の操舵装置に関する。
船体の後部に船外機を複数基並列に固定する、いわゆる多基掛けの場合、各船外機はタイロッドと呼ばれるリンク機構で接続され、操舵が機械的に連動して行われるのが一般的であった(例えば特許文献1参照)。
特開平8−276896号公報
船外機を多基掛けする場合、船体の航行状態に応じて各船外機の操舵角に差分を設けて相対角度を調節することで、船体の直進性や旋回性を向上させることができる。直進性を向上させるには、船体の左右の振れが抑制されるように、各船外機のプロペラの回転軸の延長線が船外機よりも進行方向前方で交差するように相対角度を設定すれば良い。逆に各船外機のプロペラの回転軸の延長線を船外機よりも後方で交差させることにより、旋回性を向上することができる。
しかしながら、従来技術にあっては、船外機同士がタイロッドによって機械的に接続されていたことから、船外機間の相対角度は一義的に決定されてしまう。そのため、航行状態に応じて船外機間の相対角度を調節することができず、直進性の向上と旋回性の向上を両立することができないという不具合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、船体に固定された複数基の船外機の間の相対角度を航行状態に応じて調節し、直進性と旋回性の両方を向上させるようにした船外機の操舵装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、操船者によって操作されたステアリングホイールの回転角に応じ、船体に固定された複数基の船外機をそれぞれアクチュエータで個別に操舵する船外機の操舵装置であって、前記船外機に搭載されたエンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記ステアリングホイールの回転角を検出する回転角検出手段と、前記検出されたエンジン回転数とステアリングホイールの回転角の少なくともいずれかに基づいて前記複数基の船外機の目標操舵角を個別に設定する目標操舵角設定手段と、前記設定された目標操舵角に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するアクチュエータ制御手段と、さらに、前記船体の航行速度の変化量を検出する速度変化量検出手段を備えると共に、前記目標操舵角設定手段は、前記検出された航行速度の変化量に基づき、前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整するように構成した。
また、請求項2にあっては、前記目標操舵角設定手段は、前記検出されたエンジン回転数が上昇するにつれて前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を増大させるように構成した。
また、請求項3にあっては、前記目標操舵角設定手段は、前記検出されたステアリングホイールの回転角に基づき、前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整するように構成した。
また、請求項4にあっては、前記船外機は、シフト位置を前進と後進の間で切り換え自在なシフト機構を備えると共に、前記目標操舵角設定手段は、前記シフト位置が前進であるときと後進であるときとで前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を相違させるように構成した。
請求項1に係る船外機の操舵装置にあっては、船外機に搭載されたエンジンの回転数とステアリングホイールの回転角を検出し、検出されたエンジン回転数とステアリングホイールの回転角の少なくともいずれかに基づいて複数基の船外機の目標操舵角を個別に設定すると共に、設定された目標操舵角に基づいてアクチュエータの動作を制御してそれぞれの船外機を個別に操舵するように構成したので、船外機間の相対角度を航行状態に応じて調節することができ、直進性と旋回性の両方を向上させることができ、さらに、船体の航行速度の変化量(より詳しくは、エンジン回転数の変化量)を検出すると共に、検出された航行速度の変化量に基づき、複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整するように構成したので、船外機間の相対角度を船体の加減速に応じて最適に設定することができ、直進性と旋回性をより効果的に向上させることができる。
また、請求項2に係る船外機の操舵装置にあっては、検出されたエンジン回転数が上昇するにつれて複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を増大させるように構成したので、エンジン回転数が上昇したときの、換言すれば、船速が上昇したときの直進性と旋回性を効果的に向上させることができる。
また、請求項3に係る船外機の操舵装置にあっては、検出されたステアリングホイールの回転角に基づき、複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整するように構成したので、船外機間の相対角度を旋回の度合いに応じて最適に設定することができ、直進性と旋回性をより効果的に向上させることができる。
また、請求項4に係る船外機の操舵装置にあっては、シフト位置が前進であるときと後進であるときとで複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を相違させるように構成したので、船外機間の相対角度を船体の進行方向に応じて最適に設定することができ、直進性と旋回性をより効果的に向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機の操舵装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置を示すブロック図である。
図1ブロック図を説明する前に、図2および図3を参照し、図1に示す装置が搭載される船体と船外機の構成について説明する。
図2は、図1に示す装置が搭載される船体と船外機を表す概略図である。
図2に示すように、船体(艇体)10の後部には、複数基、具体的には2基の船外機が固定される。即ち、船体10には、船外機が多基掛け(2基掛け)される。以下、右舷側の船外機(進行方向前方に向かって右側に配置された船外機)を「右舷船外機」と呼び、符号12Rで示す。また、左舷側の船外機(進行方向前方に向かって左側に配置された船外機)を「左舷船外機」と呼び、符号12Lで示す。
右舷および左舷船外機12R,12Lは、それぞれプロペラ16R,16Lとエンジン(図2で図示せず)を備える。プロペラ16R,16Lは、エンジンの動力が伝達されて回転し、船体10を推進させる推力を発生する。
船体10の操縦席付近には、リモートコントロールボックス20が配置される。リモートコントロールボックス20には、操船者によって操作自在なレバー22が設けられる。レバー22は、初期位置から前後方向(操船者の手前方向と奥方向)に揺動操作自在とされ、操船者からのシフトチェンジ指示とエンジン回転数の調整指示を入力する。操縦席付近には、さらに、回転操作自在なステアリングホイール24が配置される。ステアリングホイール24は、操船者からの旋回指示を入力する。
図3は、図2に示す右舷船外機12Rの一部を断面で表す拡大側面図である。以下、図3を参照して右舷船外機12Rの構造について説明する。
図3に示すように、右舷船外機12Rはスターンブラケット30Rを備える。スターンブラケット30Rは、船体1の後尾に固定される。また、スターンブラケット30Rには、チルティングシャフト32Rを介してスイベルケース34Rが接続される。
また、右舷船外機12Rは、マウントフレーム36Rを備える。マウントフレーム36Rはシャフト部38Rを備え、シャフト部38Rはスイベルケース34Rの内部に鉛直軸回りに回転自在に収容される。マウントフレーム36Rは、その上端と下端(シャフト部38Rの下端)が右舷船外機12Rの本体を構成するフレーム(図示せず)に固定される。
スイベルケース34Rの上部には、マウントフレーム36Rを駆動する操舵用電動モータ(アクチュエータ)44Rが配置される。操舵用電動モータ44Rの出力軸は、減速ギヤ機構46Rを介してマウントフレーム36Rの上端に接続される。即ち、操舵用電動モータ44Rを動作させることにより、その回転出力が減速ギヤ機構46Rを介してマウントフレーム36Rに伝達され、よって右舷船外機12Rがシャフト部38Rを操舵軸として左右に(鉛直軸回りに)操舵される。
また、右舷船外機12Rの上部には、エンジン50Rが搭載される。エンジン50Rは、具体的には火花点火式のガソリンエンジンであり、排気量2200ccを備える。エンジン50Rは水面上に位置し、エンジンカバー52Rによって覆われる。
エンジン50Rの吸気管54Rには、スロットルボディ56Rが接続される。スロットルボディ56Rは、その内部にスロットルバルブ58Rを備えると共に、スロットルバルブ58Rを駆動するスロットル用電動モータ60Rが一体的に取り付けられる。スロットル用電動モータ60Rの出力軸は、スロットルボディ56Rに隣接して配置された減速ギヤ機構(図示せず)を介し、スロットルバルブ58Rを回転自在に支持するスロットルシャフト62Rに接続される。即ち、スロットル用電動モータ60Rを動作させることで、その回転出力がスロットルシャフト62Rに伝達されてスロットルバルブ58Rが開閉し、よってエンジン50Rの吸気が調量されてエンジン回転数が調整される。
エンジンカバー52Rの下方には、エクステンションケース64Rが取り付けられ、エクステンションケース64Rの下方には、さらにギヤケース66Rが取り付けられる。
エクステンションケース64Rとギヤケース66Rの内部には、鉛直軸回りに回転自在に支持されたドライブシャフト(バーチカルシャフト)70Rが挿通される。ドライブシャフト70Rは、その上端にエンジン50Rのクランクシャフト(図示せず)が接続される一方、下端にはピニオンギヤ72Rが設けられる。
また、ギヤケース66Rの内部には、水平軸回りに回転自在に支持されたプロペラシャフト74Rが収容される。プロペラシャフト74Rの一端はギヤケース66Rから右舷船外機12Rの後方に向けて突出され、そこにボス部76Rを介して前記したプロペラ16Rが取り付けられる。
エンジン50Rから排出された燃焼ガスは、図に矢印で示すように、排気管80Rからエクステンションケース64Rの内部に放出される。エクステンションケース64Rの内部に放出された排気は、さらにギヤケース66Rの内部とボス部76Rの内部を通過し、プロペラ16Rの後方の水中へと排出される。
ギヤケース66Rの内部には、さらにシフト機構82Rが収容される。シフト機構82Rは、前進ベベルギヤ84R、後進ベベルギヤ86R、シフトクラッチ88R、シフトスライダ90Rおよびシフトロッド92Rとからなる。
前進ベベルギヤ84Rと後進ベベルギヤ86Rは、プロペラシャフト76Rの外周に配置されると共に、上記したピニオンギヤ72Rと噛合して相反する方向に回転させられる。前進ベベルギヤ84Rと後進ベベルギヤ86Rの間には、プロペラシャフト76Rと一体に回転するシフトクラッチ88Rが配置される。
また、右舷船外機12Rの内部には、前記したシフトロッド92Rが挿通される。シフトロッド92Rは、具体的には、エンジンカバー52Rからスイベルケース34R(より詳しくは、そこに収容されたスイベルシャフト36Rの内部)を経てギヤケース66Rに至るまでの空間に、鉛直軸回りに回転自在に支持される。シフトクラッチ88Rは、シフトスライダ90Rを介してシフトロッド92Rの底面に設けられたロッドピン94Rに接続される。
ここで、ロッドピン94Rは、シフトロッド92Rの底面の中心から所定距離だけ偏心した位置に形成される。従って、シフトロッド92Rを回転させることにより、ロッドピン94Rは前記した所定距離(偏心量)を半径とする円弧状の移動軌跡を描きながら変位する。
このロッドピン94Rの変位は、シフトスライダ90Rを介し、プロペラシャフト74Rの軸方向と平行な変位としてシフトクラッチ88Rに伝達される。これにより、シフトクラッチ88Rは、前進ベベルギヤ84Rおよび後進ベベルギヤ86Rのいずれかと係合する位置、あるいはそれらのいずれとも係合しない位置にスライドさせられる。
シフトクラッチ88Rが前進ベベルギヤ84Rに係合させられる、即ち、シフト位置が前進とされると、ドライブシャフト70Rの回転は、ピニオンギヤ72Rと前進ベベルギヤ84Rとシフトクラッチ88Rとを介してプロペラシャフト74Rに伝達される。これにより、プロペラ16Rが回転し、船体10を前進させる方向の推力が発生する。
一方、シフトクラッチ88Rが後進ベベルギヤ86Rに係合させられる、即ち、シフト位置が後進とされると、ドライブシャフト70Rの回転はピニオンギヤ72Rと後進ベベルギヤ86Rとシフトクラッチ88Rとを介してプロペラシャフト74Rに伝達される。これにより、プロペラ16Rが前進時とは逆方向に回転し、船体10を後進させる方向の推力が発生する。
また、クラッチ88Rが前進ベベルギヤ84Rおよび後進ベベルギヤ86Rのいずれとも係合させられなければ、ドライブシャフト70Rの回転はプロペラシャフト74Rには伝達されない。これにより、プロペラ16Rの回転が停止し、シフト位置は中立とされる。
エンジンカバー52Rの内部には、シフト機構82Rを動作させてシフトチェンジを行うシフト用電動モータ100Rが配置される。
シフト用電動モータ100Rの出力軸は、減速ギヤ機構102Rを介してシフトロッド92Rの上端に接続される。即ち、シフト用電動モータ100Rを動作させることにより、その回転出力が減速ギヤ機構102Rを介してシフトロッド92Rに伝達され、よってシフトロッド92Rが鉛直軸回りに回転させられる。そして、シフトロッド92Rの回転に応じてシフトクラッチ88Rがスライドすることで、シフト位置が前進、後進および中立の間で切り換えられる。
尚、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lは、同一構成である。従って、図3に関する説明は、左舷船外機12Lにも妥当する。以下の説明において、左舷船外機12Lの部材を示すときは、図3で説明した各部材の符号の末尾に付された「R」に代え、「L」を付す。
以上を前提に、図1ブロック図について説明する。
図1に示すように、船体10に配置されたリモートコントロールボックス20のレバー22の付近には、レバー位置センサ110が設けられる。レバー位置センサ110は、操船者によって操作されたレバー22の位置に応じた信号を出力する。
また、ステアリングホイール24の回転軸には、回転角センサ112が設けられる。回転角センサ112は、操船者によって操作されたステアリングホイール24の回転角θswに応じた信号を出力する。
各船外機のシフト用電動モータ100R,100Lの付近には、それぞれシフト位置センサ114R,114Lが配置される。シフト位置センサ114R,114Lは、それぞれシフト用電動モータ100R,100Lの出力回転角、換言すれば、シフト位置に応じた信号を出力する。また、各船外機に搭載されたエンジン50R,50Lのクランクシャフト(図示せず)の付近には、クランク角センサ116R,116Lが配置される。クランク角センサ116R,116Lは、それぞれ所定のクランク角(例えば30°)ごとにパルス信号を出力する。さらに、各船外機の操舵軸たるシャフト部38R,38Lの付近には、操舵角センサ118R,118Lが配置される。操舵角センサ118R,118Lは、それぞれ右舷船外機の操舵角θrと左舷船外機の操舵角θlに応じた信号を出力する。
上記した各センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)120に入力される。ECU120は、図示しない入出力回路やCPUなどを備えたマイクロ・コンピュータからなり、船体10の適宜位置に配置される。
ECU120は、レバー位置センサ110の出力(具体的にはその値から求められるレバー22の操作方向)に基づいて各船外機のシフト用電動モータ100R,100Lの動作を制御し、シフト機構82R,82Lを駆動してシフト位置を切り換える。そして、シフト位置センサ114R,114Lの出力に基づいてシフトチェンジが完了したか否か判断する。シフトチェンジが完了したと判断されたときはシフト用電動モータ100R,100Lの動作を終了する一方、レバー位置センサ110の出力(具体的にはその値の大きさ)に基づいてスロットル用電動モータ60R,60Lの動作を制御し、エンジン回転数を調整する。
また、ECU120は、クランク角センサ116R,116Lの出力信号をカウントし、エンジン50R,50Lの回転数NEr,NElを算出(検出)する。
さらにECU120は、エンジン回転数NEr,NEl、ステアリングホイール24の回転角θswおよびシフト位置センサ114R,114Lの出力に基づいて各船外機12R,12Lの目標操舵角θdr,θdlを個別に設定すると共に、設定した目標操舵角θdr,θdlに基づいて(具体的には、操舵角の検出値θr,θlが目標操舵角θdr,θdlとなるように)操舵用電動モータ44R,44Lの動作を制御し、各船外機12R,12Lを個別に操舵する。
尚、この実施例にあっては、ステアリングホイール24の全回転角は1080°とする。即ち、ステアリングホイール24は、ロック・トゥ・ロックが3回転に設定され、中立位置から左右へ540°ずつ回転操作自在とされる。また、各船外機12R,12Lの全操舵角は、それぞれ60°とされる。即ち、各船外機12R,12Lは、中立位置から左右へ30°ずつ操舵自在とされる。
以下、目標操舵角θdr,θdlの設定処理を中心に操舵用電動モータ44R,44Lの動作制御について詳説する。
図4は、操舵用電動モータ44R,44Lの動作制御処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU120において所定の時間間隔(例えば10msecごと)で実行される。
図4フローチャートについて説明すると、先ずS10において、回転角センサ112で検出されたステアリングホイール24の回転角θswを読み込む。次いでS12に進み、シフト位置が前進か否か判断する。S12の判断は、各船外機のシフト位置センサ114R,114Lの出力、あるいはレバー位置センサ110の出力を参照することによって行われる。
S12で肯定されるときはS14に進み、右舷船外機12Rのエンジン回転数NErを算出する。次いでS16に進み、船体10の航行速度の変化量に基づいて船体10が急減速中か否か判断する。この実施例にあっては、航行速度の変化量を、エンジン回転数NErの単位時間あたりの変化量から検出する。具体的には、エンジン回転数NErの今回値から1秒前のそれを減算して得た値が「−2000」以上であるとき、即ち、エンジン回転数NErが1秒間に2000回転以上低下したときを急減速とする。
S16で否定されるとき、換言すれば、船体10が加速あるいは定速(緩やかな減速を含む)航行中であると判断されるときはS18に進み、ステアリングホイールの回転角θswとエンジン回転数NErとに基づき、右舷および左舷船外機12R,12Lの目標操舵角θdr,θdlを設定する。
ECU120の図示しないRAMには、ステアリングホイールの回転角θswに対応する目標操舵角θdr,θdlの値がマップ化されて格納(記憶)される。かかるマップは、加速および定速用マップと、急減速用マップと、後進用マップとに分類され、加速および定速用マップは、さらにエンジン回転数NErごとに細分される。S18では、加速および定速用マップの中からエンジン回転数NErに応じたマップを選択すると共に、選択したマップを参照して回転角θswに対応する目標操舵角θdr,θdlの値を検索する。
図5は、加速および定速用マップのうち、エンジン回転数NErが650rpm(アイドル回転数)であるときに使用されるマップを示す特性図である。また、図6は、図5に表される特性(回転角θswに対する目標操舵角θdr,θdlの特性)の一部を具体的な数値で示す表である。尚、この実施例にあっては、船外機12R,12Lが上面視において右回りに回転するとき(即ち、進行方向後方から見てプロペラ16R,16Lが右から左へ移動するとき)の操舵方向を正とする。また、船外機12R,12Lが右回りに回転させられるときのステアリングホイール24の回転方向を正とする。
図5および図6に示すように、エンジン回転数NErがアイドル回転数であるときは、右舷船外機の目標操舵角θdrと左舷船外機の目標操舵角θdlは同一の値に設定される(θdrとθdlの差分が0に設定される)。従って、右舷船外機のプロペラ16Rの回転軸(プロペラシャフト74R)と左舷船外機のプロペラ16Rの回転軸(プロペラシャフト74L)は、ステアリングホイールの回転角θswに関わらず、平行に保たれる。これは、極低速での航行であれば、各船外機の相対角度を別段考慮しなくとも、直進性や旋回性が良好に保たれるためである。
図7は、加速および定速用マップのうち、エンジン回転数NErが4000rpmであるときに使用されるマップを示す図5と同様な特性図であり、図8は、図7に表される特性の一部を具体的な数値で示す図6と同様な表である。
図7および図8に示すように、エンジン回転数NErが上昇すると、右舷船外機の目標操舵角θdrと左舷船外機の目標操舵角θdlの値が相違させられ、それらの間に差分が設けられる。具体的には、ステアリングホイールの回転角θswが0°であるとき(即ち、操船者が直進を意図しているとき)、θdrとθdlは、絶対値において等しい、正負が逆の値に設定される。具体的な数値でいえば、θdrは−0.4°に設定され、θdlは0.4°に設定される。従って、それらの差分(θdlからθdrを減算して得た値。以下「Δθd」で表す)は0.8°に設定される。
図9は、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lの相対角度を表す説明図である。
図9に示すように、θdrを−0.4°に設定することで、右舷船外機12Rは左周り(プロペラが進行方向後方から見て左から右へ移動する方向)に操舵される。一方、θdlを0.4°に設定することで、左舷船外機12Lは右周り(プロペラが進行方向後方から見て右から左へ移動する方向)に操舵される。従って、右舷船外機のプロペラの回転軸の延長線(符号16Reで示す)と左舷船外機のプロペラの回転軸の延長線(符号16Leで示す)は、各船外機12R,12Lよりも前方で交差させられる。この状態を以下「トーイン」と呼び、そのときの差分Δθdを「トーイン角度」と呼ぶ。尚、図9では、理解の便宜のためトーイン角度を誇張して示している。
図7および図8の説明を続けると、目標操舵角θdr,θdlの絶対値は、ステアリングホイールの回転角θswの絶対値が大きくなるのに伴って増加する。しかしながら、回転角θswの絶対値が5°未満の範囲では、0°のときと同様に差分Δθdは常に0.8°に設定される。即ち、船体10が直進(あるいは略直進)しているときはトーインが保たれる。これにより、船体10の左右の振れが抑制されるため、直進性が向上させられる。
一方、回転角θswの絶対値が5°以上から180°未満の範囲にあるとき、即ち、船体10が旋回しているときは、差分Δθdが0°に設定される(即ち、θdrとθdlは同一の値に設定される)。これにより、トーインが解消され、船体10の旋回性が向上させられる。
さらに、ステアリングホイールの回転角θswの絶対値が180°に達すると、差分Δθdは−0.8°に設定される。図8に示すように、各船外機12R,12Lを右回りに操舵するとき(目標操舵角θdr,θdlが正値であるとき)は右舷船外機の目標操舵角θdrが左舷船外機のそれよりも大きな値に設定され、左回りに操舵するとき(目標操舵角θdr,θdlが負値であるとき)は左舷船外機の目標操舵角θdlが右舷船外機のそれよりも大きな(絶対値において大きな)値に設定される。別言すれば、図10に示すように、船体10の旋回方向と逆側の(外側の)船外機の目標操舵角が大きく設定される。従って、右舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Reと左舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Leは、各船外機12R,12Lよりも後方で交差させられる。この状態を以下「トーアウト」と呼び、そのときの差分Δθdを「トーアウト角度」と呼ぶ。尚、図10では、理解の便宜のためトーアウト角度を誇張して示している。
図7および図8に示すように、回転角θswの絶対値が180°以上であるときは、差分Δθdは常に−0.8°に設定される。即ち、ステアリングホイールの回転角θswの絶対値が180°以上の比較的急な旋回時は、トーアウトが保たれ、よって旋回性がより向上させられる。
図11は、加速および定速用マップのうち、エンジン回転数NErが6000rpmであるときに使用されるマップを示す図5と同様な特性図であり、図12は、図11に表される特性の一部を具体的な数値で示す図6と同様な表である。
図11および図12に示すように、エンジン回転数NErがさらに上昇する(別言すれば、船速がさらに上昇する)と、差分Δθdは絶対値において増大させられる。具体的には、ステアリングホイールの回転角θswの絶対値が0°から5°未満の範囲では差分Δθdが1.0°に設定されると共に、回転角θswの絶対値が180°以上であるときは−1.0°に設定される。これにより、直進時のトーイン角度と急旋回時のトーアウト角度が増大され、高速航行時においても良好な直進性と旋回性が得られる。
このように、各船外機の目標操舵角θdr,θdlの差分Δθdは、ステアリングホイールの回転角θswとエンジン回転数NErに基づいて調節される。尚、上記ではエンジン回転数NErが650rpm,4000rpm,6000rpmであるときの差分Δθdを示したが、差分Δθdは、実際にはエンジン回転数NErの変化に連動して連続的に変化させられる。
図13に、エンジン回転数NErに対する差分Δθdの特性を示す。図示の如く、エンジン回転数NErが上昇するにつれ、差分Δθdの絶対値(即ち、トーイン角度とトーアウト角度)も連続的に増大させられる。
図4フローチャートの説明に戻ると、次いでS20に進み、操舵角センサ118R,118Lで検出された右舷船外機12Rの操舵角θrと左舷船外機12Lの操舵角θlを読み込む。次いでS22に進み、操舵用電動モータ44R,44Lの制御量を算出する。制御量は、操舵角の目標値θdr,θdlと検出値θr,θlの偏差が打ち消されるように決定される。そしてS24に進み、算出した制御量に従って操舵用電動モータ44R,44Lの動作を制御し、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lを個別に操舵する。
一方、S16で肯定されるとき(即ち、船体10が急減速中であると判断されるとき)はS26に進み、急減速用マップを参照して目標操舵角θdr,θdlを設定する。
図14は、急減速用マップを示す図5と同様な特性図であり、図15は、図14に表される特性の一部を具体的な数値で示す図6と同様な表である。
図14および図15に示すように、急減速中は、ステアリングホイールの回転角θswが0°であるとき、θdrとθdlはそれぞれ0.5°と−0.5°に設定され、差分Δθdは−1.0とされる。
θdrを0.5°に設定することで、右舷船外機12Rは右周り(プロペラが進行方向後方から見て右から左へ移動する方向)に操舵される。一方、θdlを−0.5°に設定することで、左舷船外機12Lは左周り(プロペラが進行方向後方から見て左から右へ移動する方向)に操舵される。従って、右舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Reと左舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Leは、各船外機12R,12Lよりも後方で交差させられる。
また、ステアリングホイールの回転角θswの絶対値が0°を上回った場合は、船体10の旋回方向と逆側の(外側の)船外機の目標操舵角が大きく(絶対値において大きく)設定される。従って、右舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Reと左舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Leは、各船外機12R,12Lよりも後方で交差させられる。
このように、急減速中は、回転角θswの値に関わらず、常にトーアウトとなるように目標操舵角θdr,θdlが設定される。また、差分Δθdの絶対値(トーアウト角度)は、加速あるいは定速航行中のそれに比して大きな値に設定される。これにより、急減速中であっても、直進性と旋回性が良好に保たれる。尚、急減速中の直進時にトーアウトとするのは、船体10に作用する力が加速あるいは定速航行中とは逆向きになるからである。また、差分Δθdの絶対値が回転角θswの増加につれて大きな値に設定されるのは、加速あるいは定速航行中と同様である。
図4フローチャートの説明を続けると、S12で否定される、即ち、シフト位置が後進(あるいは中立)であると判断されるときはS28に進み、後進用マップを参照して目標操舵角θdr,θdlを設定する。
図16は、後進用マップを示す図5と同様な特性図であり、図17は、図16に表される特性の一部を具体的な数値で示す図6と同様な表である。
図16および図17に示すように、後進用マップは、前述した図5に示すマップ(加速および定速用マップのうち、エンジン回転数NErが650rpmであるときに使用されるマップ)と同じである。即ち、後進中は、差分Δθdがステアリングホイールの回転角θswに関わらず0°に設定され、右舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Reと左舷船外機のプロペラの回転軸の延長線16Leは、常に平行に保たれる。つまり、後進中は極低速での航行が主であるため、トーインもトーアウトも特に設定されない。
このように、この発明に係る船外機の操舵装置にあっては、エンジン回転数NErとステアリングホイールの回転角θswを検出し、それらの値に基づいて右舷船外機12Rと左舷船外機12Lの目標操舵角θdr,θdlを個別に設定すると共に、設定された目標操舵角θdr,θdlに基づいて操舵用電動モータ44R,44Lの動作を制御してそれぞれの船外機12R,12Lを個別に操舵するように構成したので、船外機間の相対角度を航行状態に応じて調節する(具体的には、船速(エンジン回転数)の大きさ、加減速の度合い、旋回の度合い、進行方向といった航行状態に応じ、船外機間の相対角度をトーイン、トーアウト、平行のいずれかに設定する)ことができ、直進性と旋回性の両方を向上させることができ、さらに、船体10の航行速度の変化量(より詳しくは、エンジン回転数NErの変化量)に基づき、差分Δθdを調整するように構成したので、船外機間の相対角度を船体の加減速に応じて最適に設定することができ、直進性と旋回性をより一層効果的に向上させることができる。
具体的には、エンジン回転数NErが上昇するにつれて目標操舵角θdr,θdlの差分(差分Δθdの絶対値)を増大させるように構成したので、エンジン回転数が上昇したときの、換言すれば、船速が上昇したときの直進性と旋回性を効果的に向上させることができる。
また、ステアリングホイールの回転角θswに基づき、差分Δθdを調整するように構成したので、船外機間の相対角度を旋回の度合いに応じて最適に設定することができ、直進性と旋回性をより効果的に向上させることができる。
また、シフト位置が前進であるときと後進であるときとで差分Δθdを相違させるように構成したので、船外機間の相対角度を船体の進行方向に応じて最適に設定することができ、直進性と旋回性をより一層効果的に向上させることができる。
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、操船者によって操作されたステアリングホイール(24)の回転角(θsw)に応じ、船体(10)に固定された複数基(2基)の船外機(右舷船外機12Rと左舷船外機12L)をそれぞれアクチュエータ(操舵用電動モータ44R,44L)で個別に操舵する船外機の操舵装置であって、前記船外機に搭載されたエンジン(50R,50L)の回転数(NEr,NEl)を検出するエンジン回転数検出手段(クランク角センサ116R,116L)と、前記ステアリングホイールの回転角を検出する回転角検出手段(回転角センサ112)と、前記検出されたエンジン回転数とステアリングホイールの回転角の少なくともいずれかに基づいて前記複数基の船外機の目標操舵角(θdr,θdl)を個別に設定する目標操舵角設定手段(ECU120、図4フローチャートのS18,S26,S28)と、前記設定された目標操舵角に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するアクチュエータ制御手段(ECU120、図4フローチャートのS22,S24)と、さらに、前記船体の航行速度の変化量(具体的にはエンジン回転数の変化量)を検出する速度変化量検出手段(ECU120、図4フローチャートのS16)とを備えると共に、前記目標操舵角設定手段は、前記検出された航行速度の変化量に基づき、前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整する(図4フローチャートのS16,S18,S26)ように構成した。
また、前記目標操舵角設定手段は、前記検出されたエンジン回転数が上昇するにつれて前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分(Δθd)を増大させる(図4フローチャートのS18)ように構成した。
また、前記目標操舵角設定手段は、前記検出されたステアリングホイールの回転角に基づき、前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整する(図4フローチャートのS18,S26)ように構成した。
また、前記船外機は、シフト位置を前進と後進の間で切り換え自在なシフト機構(82R,82L)を備えると共に、前記目標操舵角設定手段は、前記シフト位置が前進であるときと後進であるときとで前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を相違させる(図4フローチャートのS12,S18,S28)ように構成した。
尚、上記において、船体10に固定される船外機を2基としたが、3基以上であっても良い。
また、加速および定速航行中に、右舷船外機のエンジン回転数NErに基づいて目標操舵角θdr,θdlを設定するようにしたが、左舷船外機のエンジン回転数NElや、NErとNElの平均値に基づいて設定するようにしても良い。
また、目標操舵角θdr,θdlの値は、船外機や船体の大きさ、仕様などに応じて適宜設定すべきであり、上記に限られないのはいうまでもない。
また、操舵用アクチュエータ44R,44Lを電動モータとしたが、油圧シリンダなど、他のアクチュエータを使用しても良い。
この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置を示すブロック図である。 図1に示す装置が搭載される船体と船外機を表す概略図である。 図2に示す右舷船外機の一部を断面で表す拡大側面図である。 図1に示す操舵用電動モータの動作制御処理を表すフローチャートである。 図1に示すステアリングホイールの回転角に対する目標操舵角の特性を表す特性図である。 図5に表される特性の一部を具体的な数値で示す表である。 図1に示すステアリングホイールの回転角に対する目標操舵角の特性を表す、図5と同様な特性図である。 図7に表される特性の一部を具体的な数値で示す、図6と同様な表である。 図1に示す右舷船外機と左舷船外機の相対角度を表す説明図である。 同様に、図1に示す右舷船外機と左舷船外機の相対角度を表す説明図である。 図1に示すステアリングホイールの回転角に対する目標操舵角の特性を表す、図5と同様な特性図である。 図11に表される特性の一部を具体的な数値で示す、図6と同様な表である。 図1に示す船外機のエンジン回転数に対する目標操舵角の差分の特性を示す特性図である。 図1に示すステアリングホイールの回転角に対する目標操舵角の特性を表す、図5と同様な特性図である。 図14に表される特性の一部を具体的な数値で示す、図6と同様な表である。 図1に示すステアリングホイールの回転角に対する目標操舵角の特性を表す、図5と同様な特性図である。 図16に表される特性の一部を具体的な数値で示す、図6と同様な表である。
符号の説明
10:船体、12R:右舷船外機、12L:左舷船外機、24:ステアリングホイール、44R,44L:操舵用電動モータ(アクチュエータ)、50R,50L:エンジン、82R,82L:シフト機構、112:回転角センサ(回転角検出手段)、116R,116L:クランク角センサ(エンジン回転数検出手段)、120:ECU(目標操舵角設定手段、アクチュエータ制御手段、速度変化量検出手段)

Claims (4)

  1. 操船者によって操作されたステアリングホイールの回転角に応じ、船体に固定された複数基の船外機をそれぞれアクチュエータで個別に操舵する船外機の操舵装置であって、
    a.前記船外機に搭載されたエンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    b.前記ステアリングホイールの回転角を検出する回転角検出手段と、
    c.前記検出されたエンジン回転数とステアリングホイールの回転角の少なくともいずれかに基づいて前記複数基の船外機の目標操舵角を個別に設定する目標操舵角設定手段と
    .前記設定された目標操舵角に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するアクチュエータ制御手段と、
    さらに、前記船体の航行速度の変化量を検出する速度変化量検出手段とを備えると共に、前記目標操舵角設定手段は、前記検出された航行速度の変化量に基づき、前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整することを特徴とする船外機の操舵装置。
  2. 前記目標操舵角設定手段は、前記検出されたエンジン回転数が上昇するにつれて前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を増大させることを特徴とする請求項1記載の船外機の操舵装置。
  3. 前記目標操舵角設定手段は、前記検出されたステアリングホイールの回転角に基づき、前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を調整することを特徴とする請求項1または2記載の船外機の操舵装置。
  4. 前記船外機は、シフト位置を前進と後進の間で切り換え自在なシフト機構を備えると共に、前記目標操舵角設定手段は、前記シフト位置が前進であるときと後進であるときとで前記複数基の船外機の間の目標操舵角の差分を相違させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の船外機の操舵装置。
JP2005014308A 2005-01-21 2005-01-21 船外機の操舵装置 Expired - Fee Related JP4664691B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005014308A JP4664691B2 (ja) 2005-01-21 2005-01-21 船外機の操舵装置
US11/335,149 US7325505B2 (en) 2005-01-21 2006-01-19 Outboard motor steering control system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005014308A JP4664691B2 (ja) 2005-01-21 2005-01-21 船外機の操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006199189A JP2006199189A (ja) 2006-08-03
JP4664691B2 true JP4664691B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=36697460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005014308A Expired - Fee Related JP4664691B2 (ja) 2005-01-21 2005-01-21 船外機の操舵装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7325505B2 (ja)
JP (1) JP4664691B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4828897B2 (ja) * 2005-09-21 2011-11-30 ヤマハ発動機株式会社 多機掛け推進機型小型船舶
JP4927372B2 (ja) * 2005-09-29 2012-05-09 ヤマハ発動機株式会社 小型船舶
JP4732860B2 (ja) * 2005-11-04 2011-07-27 ヤマハ発動機株式会社 船外機用電動式操舵装置
EP2064607B1 (en) * 2006-09-08 2016-03-30 AB Volvo Penta Steering control system for a vessel and method for operating such a steering control system
US8060265B2 (en) * 2007-01-16 2011-11-15 Ab Volvo Penta Method of steering aquatic vessels
US8133084B2 (en) 2007-09-28 2012-03-13 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Propulsion device
JP5204682B2 (ja) * 2009-01-29 2013-06-05 ヤマハ発動機株式会社 舶用推進機
JP5481059B2 (ja) * 2008-11-28 2014-04-23 ヤマハ発動機株式会社 操船支援装置およびそれを備えた船舶
JP5371408B2 (ja) * 2008-12-17 2013-12-18 ヤマハ発動機株式会社 船外機制御装置およびそれを備えた船舶
US8246400B2 (en) * 2009-01-14 2012-08-21 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Steering apparatus for propulsion device and propulsion device
JP5123219B2 (ja) * 2009-01-14 2013-01-23 ヤマハ発動機株式会社 舶用推進機
JP5243978B2 (ja) * 2009-01-27 2013-07-24 ヤマハ発動機株式会社 舶用推進システムおよび操船方法
JP5351785B2 (ja) * 2009-01-27 2013-11-27 ヤマハ発動機株式会社 船舶用推進システムおよびそれを備えた船舶
JP5303341B2 (ja) 2009-04-03 2013-10-02 ヤマハ発動機株式会社 船推進機
US8113892B1 (en) 2009-04-06 2012-02-14 Brunswick Corporation Steering control system for a watercraft with three or more actuators
JP5238600B2 (ja) 2009-05-12 2013-07-17 ヤマハ発動機株式会社 船推進機
JP5441531B2 (ja) 2009-07-10 2014-03-12 ヤマハ発動機株式会社 船推進機
JP2013163439A (ja) 2012-02-10 2013-08-22 Yamaha Motor Co Ltd 船外機の制御システム
JP2013163438A (ja) 2012-02-10 2013-08-22 Yamaha Motor Co Ltd 船外機の制御システム
JP2014080083A (ja) 2012-10-16 2014-05-08 Yamaha Motor Co Ltd 船舶用ステアリングシステム
WO2017136955A1 (en) * 2016-02-10 2017-08-17 Marine Canada Acquisition Inc. System and method for positioning a marine vessel
KR101884534B1 (ko) * 2016-12-19 2018-08-01 한국해양과학기술원 쌍축선의 프로펠러 회전각 조절을 통한 선체 변동압력 저감 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127985A (ja) * 2001-10-25 2003-05-08 Sanshin Ind Co Ltd 船外機状態表示装置、船外機、船内ネットワークシステム、船外機操作装置、および船外機位置識別情報設定方法
JP2005145439A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Yamaha Motor Co Ltd 推進力制御装置、それを備えた操船支援システムおよび船舶、ならびに推進力制御方法
JP2005212603A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Yamaha Marine Co Ltd 船舶推進装置の操舵方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49141594U (ja) * 1973-04-07 1974-12-06
JPH01285486A (ja) * 1988-05-12 1989-11-16 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 船舶用操縦装置
JP2734041B2 (ja) * 1988-12-29 1998-03-30 スズキ株式会社 船外機の多基掛け操縦装置
JP2810087B2 (ja) * 1989-02-28 1998-10-15 ヤンマーディーゼル株式会社 船舶操縦装置
JP3614499B2 (ja) * 1995-04-04 2005-01-26 日発テレフレックスモース株式会社 小型船舶の船外機の舵取り装置
US6234853B1 (en) * 2000-02-11 2001-05-22 Brunswick Corporation Simplified docking method and apparatus for a multiple engine marine vessel
US6994046B2 (en) * 2003-10-22 2006-02-07 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Marine vessel running controlling apparatus, marine vessel maneuvering supporting system and marine vessel each including the marine vessel running controlling apparatus, and marine vessel running controlling method
JP4303150B2 (ja) * 2004-03-09 2009-07-29 ヤマハ発動機株式会社 船舶の操舵装置
JP2006001432A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Yamaha Marine Co Ltd 小型船舶用ステアリング装置
JP4447981B2 (ja) * 2004-07-22 2010-04-07 ヤマハ発動機株式会社 船舶推進機用操縦装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127985A (ja) * 2001-10-25 2003-05-08 Sanshin Ind Co Ltd 船外機状態表示装置、船外機、船内ネットワークシステム、船外機操作装置、および船外機位置識別情報設定方法
JP2005145439A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Yamaha Motor Co Ltd 推進力制御装置、それを備えた操船支援システムおよび船舶、ならびに推進力制御方法
JP2005212603A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Yamaha Marine Co Ltd 船舶推進装置の操舵方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7325505B2 (en) 2008-02-05
JP2006199189A (ja) 2006-08-03
US20060166567A1 (en) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664691B2 (ja) 船外機の操舵装置
JP4639111B2 (ja) 船外機の制御装置
JP4628915B2 (ja) 船外機の操舵装置
JP4351610B2 (ja) 船外機の制御装置
JP4324010B2 (ja) 船外機のエンジン回転数制御装置
JP4313261B2 (ja) 船外機の制御装置
JP4430474B2 (ja) 船舶の操縦方法および操縦装置
US9487283B2 (en) Vessel propulsion system and vessel having the same
JP4828897B2 (ja) 多機掛け推進機型小型船舶
JP2015054627A (ja) 船舶推進システムおよびそれを備えた船舶
JP6660069B2 (ja) 小型船舶の姿勢制御装置
JP4629020B2 (ja) 船外機の制御装置
JP4308087B2 (ja) 船外機の操舵角・チルトトリム角調整装置
JP5059392B2 (ja) 航走制御装置およびそれを用いた船舶
JP4685508B2 (ja) 船外機の操舵装置
JP2023131896A (ja) 操船支援装置および船舶
JP2004217180A (ja) 船外機の操舵装置
JP2022146791A (ja) 操船システム及び船舶
JP3739753B2 (ja) 船外機の操舵装置
JP4571533B2 (ja) 船舶推進機の電動パワーステアリング装置
JP3715966B2 (ja) 船外機のシフトチェンジ装置
JP4441433B2 (ja) 船外機の制御装置
US20230373607A1 (en) Marine vessel and control apparatus for marine vessel
JP2023102964A (ja) 船外機および船舶
JP2023102979A (ja) 船外機および船舶

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees