JP4628915B2 - 船外機の操舵装置 - Google Patents

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    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers

Description

この発明は、船外機の操舵装置に関し、より詳しくは複数基の船外機を操舵する船外機の操舵装置に関する。
従来より、船外機を船体に複数基並列に固定する(多基掛けする)ことが広く行われている(例えば、特許文献1参照)。また近年、上記した複数基の船外機の操舵を、複数基の船外機にそれぞれ設けられたアクチュエータで個別に行うようにした船外機の操舵装置が提案されている。
特開2004−52697号公報(段落0014から0016、図1など)
ところで、船外機を多基掛けする場合、一般に船体の航行状態に応じて各船外機の操舵角に差を設けて相対角度を調節することで、船体の直進性や旋回性を向上させるようにしている。具体的には、直進性を向上させるときは、船体の左右の振れが抑制されるように、各船外機のプロペラシャフトの延長線が船外機よりも進行方向において前方で交差するように相対角度を設定すればよい。
また、ステアリングホイールの回転角の絶対値が所定値以上のとき、即ち、船体を比較的大きく旋回させるとき、各船外機のプロペラシャフトの延長線を船外機よりも進行方向において後方で交差させれば、旋回性を向上させることができる。尚、船体の航行状態が上記以外、例えばステアリングホイールの回転角の絶対値が所定値未満のとき(即ち、船体を比較的小さく旋回させるとき)、各船外機のプロペラシャフトの延長線を平行、換言すれば、相対角度を0°に設定し、複数基の船外機を同調させて操舵している。
しかしながら、上記の如く複数基の船外機をアクチュエータで個別に操舵するように構成すると、複数基の船外機が所望の操舵角となるまで確実に同調させて操舵することが難しいため、操舵性の点で必ずしも満足できるものではなかった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、複数基の船外機がそれぞれ所望の操舵角となるまで確実に同調させて操舵して船外機の操舵性を向上させると共に、複数基の船外機の間の相対角度を調節して直進性や旋回性を向上させるようにした船外機の操舵装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、船体に固定された複数基の船外機をそれぞれ船外機用アクチュエータで個別に操舵する船外機の操舵装置において、前記複数基の船外機を連結するタイバーと、前記タイバーを駆動するタイバー用アクチュエータと、前記船体に配置されたステアリングホイールの回転角を検出する回転角検出手段と、前記検出されたステアリングホイールの回転角に基づいて前記タイバー用アクチュエータの駆動を制御するタイバー用アクチュエータ制御手段と、前記船外機に搭載された内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、前記検出されたステアリングホイールの回転角と機関回転数に基づいて前記船外機用アクチュエータの駆動を制御する船外機用アクチュエータ制御手段とを備えるように構成した。
請求項にあっては、前記船外機用アクチュエータ制御手段は、前記検出されたステアリングホイールの回転角の絶対値が所定値以上のとき、前記複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフトの延長線が前記複数基の船外機よりも進行方向において後方で交差するように、前記船外機用アクチュエータの駆動を制御するように構成した。
請求項にあっては、前記船外機用アクチュエータ制御手段は、前記検出された機関回転数が所定値以上のとき、前記複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフトの延長線が前記複数基の船外機よりも進行方向において前方で交差するように、前記船外機用アクチュエータの駆動を制御するように構成した。
請求項1に係る船外機の操舵装置にあっては、複数基の船外機をそれぞれ操舵する船外機用アクチュエータと、複数基の船外機を連結するタイバーと、タイバーを駆動するタイバー用アクチュエータとを備えると共に、船体に配置されたステアリングホイールの回転角を検出し、検出されたステアリングホイールの回転角に基づいてタイバー用アクチュエータの駆動を制御するように構成したので、タイバー用アクチュエータを駆動することで、複数基の船外機がそれぞれ所望の操舵角、具体的には、検出されたステアリングホイールの回転角に対応した操舵角となるまで確実に同調させて操舵して船外機の操舵性を向上させることができる。また、船外機用アクチュエータをそれぞれ駆動することで、複数基の船外機の間の相対角度を調節して直進性や旋回性を向上させることができる。
また、船外機に搭載された内燃機関の回転数を検出し、検出されたステアリングホイールの回転角と機関回転数に基づいて船外機用アクチュエータの駆動を制御するように構成したので、上記した効果に加え、複数基の船外機の間の相対角度を航行状態、より具体的には、ステアリングホイールの回転角や機関回転数に応じて調節することができ、直進性や旋回性をより一層向上させることができる。
請求項に係る船外機の操舵装置にあっては、検出されたステアリングホイールの回転角の絶対値が所定値以上のとき、複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフトの延長線が複数基の船外機よりも進行方向において後方で交差するように船外機用アクチュエータの駆動を制御するように構成したので、請求項で述べた効果に加え、船体を比較的大きく旋回させるときの旋回性をより効果的に向上させることができる。
また、請求項に係る船外機の操舵装置にあっては、検出された機関回転数が所定値以上のとき、別言すれば、船速が所定値以上と推定されるとき、複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフトの延長線が複数基の船外機よりも進行方向において前方で交差するように船外機用アクチュエータの駆動を制御するように構成したので、請求項で述べた効果に加え、船速が所定値以上であるときの直進性をより効果的に向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機の操舵装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明に係る船外機の操舵装置が搭載される船体と船外機を表す概略図である。
図1に示すように、船体(艇体)10の後部には、複数基、具体的には2基の船外機が固定される。即ち、船体10には、船外機が多基掛け(2基掛け)される。以下、右舷側の船外機(進行方向に向かって右側に配置された船外機)を「右舷船外機」と呼び、符号12Rで示す。また、左舷側の船外機(進行方向に向かって左側に配置された船外機)を「左舷船外機」と呼び、符号12Lで示す。
右舷および左舷船外機12R,12Lは、それぞれプロペラ16R,16Lと内燃機関(以下「エンジン」という。図1で図示せず)を備える。プロペラ16R,16Lは、エンジンの動力が伝達されて回転し、船体10を推進させる推力を発生する。右舷および左舷船外機12R,12Lはタイバー(タイロッド)18によって連結されるが、それについては後に詳説する。
船体10の操縦席付近には、リモートコントロールボックス20が配置される。リモートコントロールボックス20には、操船者によって操作自在なレバー22が設けられる。レバー22は、初期位置から前後方向(操船者の手前方向と奥方向)に揺動操作自在とされ、操船者からのシフトチェンジ指示とエンジン回転数の調整指示を入力する。操縦席付近には、さらに、回転操作自在なステアリングホイール24が配置される。ステアリングホイール24は、操船者からの旋回指示を入力する。
図2は、図1に示す右舷船外機12Rの一部を断面で表す拡大側面図である。以下、図2を参照して右舷船外機12Rの構造について説明する。尚、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lは同一構成であるため、以下の説明は左舷船外機12Lにも妥当する。また、左舷船外機12Lの部材は、右舷船外機12Rの各部材の符号の末尾に付された「R」に代え、「L」を付す。
図2に示すように、右舷船外機12Rはスターンブラケット30Rを備える。スターンブラケット30Rは、船体10の後尾に固定される。また、スターンブラケット30Rには、チルティングシャフト32Rを介してスイベルケース34Rが接続される。
スイベルケース34Rは、その内部にマウントフレーム36Rのシャフト部38Rが鉛直軸回りに回転自在に収容される。マウントフレーム36Rは、その上端と下端(シャフト部38Rの下端)が右舷船外機12Rの本体を構成するフレーム(図示せず)に固定される。
図3は、右舷および左舷船外機12R,12Lのスイベルケース34R,34L付近を上方から見た平面図である。
図2および図3に示すように、スイベルケース34Rの上部には、船外機用アクチュエータ40Rが配置される。船外機用アクチュエータ40Rは、復動シリンダからなる油圧シリンダ40R1と、油圧シリンダ40R1に接続されて油圧を供給する油圧ポンプ40R2(図2で見えず)とを備える。
油圧シリンダ40R1は、そのロッドヘッド40R1aがステー42Rを介してマウントフレーム36Rに取り付けられる。これにより、油圧ポンプ40R2を駆動させて油圧シリンダ40R1を駆動(伸縮)すると、シャフト部38Rが回転させられて右舷船外機12Rが操舵される。具体的には、油圧シリンダ40R1が伸び方向に駆動することにより、シャフト部38Rおよびマウントフレーム36Rが船体10に対して右回り(平面視において右回り)に回転し、右舷船外機12Rが右回りに操舵される。一方、油圧シリンダ40R1が縮み方向に駆動することにより、シャフト部38Rおよびマウントフレーム36Rが船体10に対して左回りに回転し、右舷船外機12Rが左回りに操舵される。
油圧シリンダ40R1のシリンダボトム40R1bは、リンク44Rの一端44R1に第1の接続ピン46Rを介して移動自在に接続される。リンク44Rには、平面視において屈曲する屈曲部44R2が形成される。屈曲部44R2は、スイベルケース34Rに第2の接続ピン48Rを介して鉛直軸回りに回転自在に接続される。
リンク44Rの他端44R3には、前述したタイバー18が第3の接続ピン50Rを介して回転自在に接続される。これにより、右舷船外機12Rのリンク44の他端44R3と、左舷船外機12Lのリンク44Lの他端44L3が接続、別言すれば、右舷および左舷船外機12R,12Lが、タイバー18を介して連結(接続)される。
図3に示す如く、船体10の後部であってタイバー18の中央付近には、タイバー18を駆動するタイバー用電動モータ(タイバー用アクチュエータ)54が取り付けられる。タイバー用電動モータ54の出力軸は、減速ギヤ機構(共に図示せず)を介して回転軸54aに接続される。回転軸54aの外周には、ピニオンギヤ56が配置される。
タイバー18の中央付近には、前記したピニオンギヤ56と係合されるべきラックギヤ58が形成される。これにより、タイバー用電動モータ54の回転軸54aが回転すると、タイバー18が進行方向において左右に駆動され、右舷および左舷船外機12R,12Lが操舵される。
タイバー用電動モータ54による右舷および左舷船外機12R,12Lの操舵について概説する。ここでは、タイバー用電動モータ54によって右舷および左舷船外機12R,12Lを左回りに操舵させる場合を例にとって説明する。
タイバー用電動モータ54の回転軸54aが左回りに回転すると、図4に示す如く、タイバー18が進行方向において右側に移動させられる。それによって、リンク44R,44Lは第2の接続ピン48R,48Lを中心に右回りに回転させられ、それに伴って船外機用アクチュエータ40R,40L、シャフト部38R,38Lおよびマウントフレーム36R,36Lが船体10に対して左回りに回転し、よって右舷および左舷船外機12R,12Lが左回りに操舵される。
このとき、各船外機12R,12Lはタイバー18で連結されているため、右舷および左舷船外機12R,12Lは同調させられて操舵される。尚、図3および図4において、符号60R,60Lは平面視における右舷および左舷船外機12R,12Lの外形線(垂直投影面)を示す。
尚、図示は省略するが、タイバー用電動モータ54の回転軸54aが右回りに回転すると、上記と逆の動作が行われ、右舷および左舷船外機12R,12Lが右回りに操舵される。
このように、右舷および左舷船外機12R,12Lは、船外機12R,12Lを個別に操舵する船外機用アクチュエータ40R,40Lと、右舷および左舷船外機12R,12Lを同調させて操舵するタイバー用電動モータ54とを備える。
図2の説明に戻ると、右舷船外機12Rの上部には、エンジン62Rが搭載される。エンジン62Rは、具体的には火花点火式のガソリンエンジンであり、排気量2200ccを備える。エンジン62Rは水面上に位置し、エンジンカバー64Rによって被覆される。
エンジン62Rの吸気管66Rには、スロットルボディ68Rが接続される。スロットルボディ68Rは、スロットルバルブ70Rと、スロットルバルブ70Rを駆動するスロットル用電動モータ72Rとを備える。スロットル用電動モータ72Rの出力軸は、減速ギヤ機構(図示せず)を介してスロットルバルブ70Rを回転自在に支持するスロットルシャフト74Rに接続される。即ち、スロットル用電動モータ72Rを動作させることで、その回転出力がスロットルシャフト74Rに伝達されてスロットルバルブ70Rが開閉し、よってエンジン12Rの吸気が調量されてエンジン回転数(機関回転数)が調整される。
エンジンカバー64Rの下方には、エクステンションケース76Rが取り付けられ、エクステンションケース76Rの下方には、さらにギヤケース78Rが取り付けられる。
エクステンションケース76Rとギヤケース78Rの内部には、鉛直軸回りに回転自在に支持されたドライブシャフト(バーチカルシャフト)82Rが挿通される。ドライブシャフト82Rは、その上端にエンジン62Rのクランクシャフト(図示せず)が接続される一方、下端にはシフト機構84Rを介してプロペラシャフト86Rが接続される。
プロペラシャフト86Rは、ギヤケース78Rの内部に水平軸回りおいて回転自在に支持されつつ収容される。プロペラシャフト86Rの一端はギヤケース78Rから右舷船外機12Rの後方に向けて突出され、そこに前記したプロペラ16Rが取り付けられる。
シフト機構84Rは、ドライブシャフト82Rの下端に設けられるピニオンギヤ90Rと、プロペラシャフト86Rの外周に配置され、ピニオンギヤ90Rと噛合して相反する方向に回転する前進ベベルギヤ92R、後進ベベルギヤ94Rと、前進ベベルギヤ92Rと後進ベベルギヤ94Rの間に配置されると共に、プロペラシャフト86Rと一体に回転するシフトクラッチ96Rと、シフトクラッチ96Rにシフトスライダ98Rを介して接続されるシフトロッド100Rとを備える。
エンジンカバー64Rの内部には、シフト機構84Rを動作させてシフトチェンジを行うシフト用電動モータ104Rが配置される。シフト用電動モータ104Rの出力軸は、減速ギヤ機構106Rを介してシフトロッド100Rの上端に接続される。即ち、シフト用電動モータ104Rを動作させることにより、その回転出力が減速ギヤ機構106Rを介してシフトロッド100Rに伝達され、その回転に応じてシフトクラッチ96Rがスライドすることで、プロペラシャフト86Rの回転方向が変わり、よってシフト位置が前進、後進および中立の間で切り換えられる。
以上を前提として、船外機の操舵装置について説明する。
図5は、船外機の操舵装置を示すブロック図である。
図5に示すように、船体10に配置されたリモートコントロールボックス20のレバー22の付近には、レバー位置センサ110が設けられる。レバー位置センサ110は、操船者によって操作されたレバー22の位置に応じた信号を出力する。
ステアリングホイール24の回転軸24aには、回転角センサ112が設けられる。回転角センサ112は、操船者によって操作されたステアリングホイール24の回転角θswに応じた信号を出力する。
各船外機のシフト用電動モータ104R,104Lの付近には、それぞれシフト位置センサ116R,116Lが配置される。シフト位置センサ116R,116Lは、それぞれシフト用電動モータ104R,104Lの出力回転角、換言すれば、シフト位置に応じた信号を出力する。また、各船外機の操舵軸たるシャフト部38R,38Lの付近には、操舵角センサ118R,118Lが配置される。操舵角センサ118R,118Lは、それぞれ右舷船外機の操舵角θrと左舷船外機の操舵角θlに応じた信号を出力する。さらに、各船外機に搭載されたエンジン62R,62Lのクランクシャフト(図示せず)の付近には、クランク角センサ120R,120Lが配置される。クランク角センサ120R,120Lは、それぞれ所定のクランク角(例えば30°)ごとにパルス信号を出力する。
上記した種々のセンサの出力は、電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)124に入力される。ECU124は図示しない入出力回路やCPUなどを備えたマイクロ・コンピュータからなり、タイバー18付近の適宜位置に配置される。
ECU124は、レバー位置センサ110の出力(具体的にはその値から求められるレバー22の操作方向)に基づいて各船外機のシフト用電動モータ104R,104Lの動作を制御し、シフト機構90R,90Lを駆動してシフト位置を切り換える。そして、シフト位置センサ116R,116Lの出力に基づいてシフトチェンジが完了したか否か判断する。シフトチェンジが完了したと判断されたときはシフト用電動モータ104R,104Lの動作を終了する一方、レバー位置センサ110の出力(具体的にはその値の大きさ)に基づいてスロットル用電動モータ72R,72Lの動作を制御し、エンジン回転数を調整する。
ECU124は、クランク角センサ120R,120Lの出力信号をカウントし、エンジン62R,62Lの回転数NEr,NElを算出(検出)する。
またECU124は、ステアリングホイール24の回転角θswの出力に基づいて各船外機12R,12Lの目標操舵角θdr,θdlを設定すると共に、設定した目標操舵角θdr,θdlに基づいて(具体的には、操舵角の検出値θr,θlが目標操舵角θdr,θdlとなるように)タイバー用電動モータ54の動作を制御し、各船外機12R,12Lを操舵する。
さらにECU124は、エンジン回転数NEr、ステアリングホイール24の回転角θswおよびシフト位置センサ116R,116Lの出力に基づいて右舷および左舷船外機12R,12Lの目標調整操舵角θdra,θdlaを個別に設定すると共に、設定した目標調整操舵角θdra,θdlaに基づいて船外機用アクチュエータ40R,40Lの動作を制御し、各船外機12R,12Lを操舵する。
尚、この実施例にあっては、ステアリングホイール24の全回転角は1080°とする。即ち、ステアリングホイール24は、ロック・トゥ・ロックが3回転に設定され、中立位置から左右へ540°ずつ回転操作自在とされる。また、右舷および左舷船外機12R,12Lの全操舵角は、それぞれ60°とされる。即ち、右舷および左舷船外機12R,12Lは、中立位置から左右へ30°ずつ操舵自在とされる。
このように、タイバー用電動モータ54や船外機用アクチュエータ40R,40Lなどの動作(駆動)は、1つのECU124によって制御される。
以下、目標操舵角θdr,θdlと目標調整操舵角θdra,θdlaの設定処理を中心として、タイバー用電動モータ54と船外機用アクチュエータ40R,40Lの駆動制御について詳説する。
図6は、タイバー用電動モータ54の動作制御処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU124において所定の時間間隔(例えば10msecごと)で実行される。
図6フローチャートについて説明すると、先ずS10において回転角センサ112で検出されたステアリングホイール24の回転角θswを読み込む。次いでS12に進み、ステアリングホイールの回転角θswに基づき、右舷および左舷船外機12R,12Lの目標操舵角θdr,θdlを設定する。
ECU124の図示しないRAMには、ステアリングホイールの回転角θswに対応する目標操舵角θdr,θdlの値がマップ化されて格納(記憶)される。S12では格納されたマップを参照して回転角θswに対応する目標操舵角θdr,θdlの値を検索する。
図7は前記したマップを示す特性図であり、図8は図7に表される特性(回転角θswに対する目標操舵角θdr,θdlの特性)の一部を具体的な数値で示す表である。尚、この実施例にあっては、船外機12R,12Lが平面視において右回りに回転するとき(即ち、進行方向後方から見てプロペラ16R,16Lが右から左へ移動するとき)の操舵方向を正とする。また、船外機12R,12Lが右回りに回転させられるときのステアリングホイール24の回転方向を正とする。
図7および図8に示すように、右舷船外機12Rの目標操舵角θdrと左舷船外機12Lの目標操舵角θdlは同一の値に設定される(θdrとθdlの差分が0に設定される)。
図6の説明に戻ると、次いでS14に進み、操舵角センサ118R,118Lで検出された右舷船外機12Rの操舵角θrと左舷船外機12Lの操舵角θlを読み込む。次いでS16に進み、タイバー用電動モータ54の制御量を算出する。制御量は、目標操舵角θdr,θdlと検出された操舵角θr,θlの偏差が打ち消されるように決定される。そしてS18に進み、算出した制御量に従ってタイバー用電動モータ54の動作を制御し、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lを操舵する。
これにより、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lは、タイバー用電動モータ54によって同調して操舵させられると共に、右舷船外機12Rのプロペラシャフト86Rの延長線と左舷船外機12Lのプロペラシャフト86Lの延長線は、ステアリングホイールの回転角θswに関わらず、タイバー用電動モータ54によって平行に保たれる。
次いで、目標調整操舵角θdra,θdlaの設定処理を中心に、船外機用アクチュエータ40R,40Lの駆動制御について説明する。
図9は、船外機用アクチュエータ40R,40Lの動作制御処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU124において所定の時間間隔(例えば10msecごと)で実行される。
先ずS100において回転角センサ112で検出されたステアリングホイール24の回転角θswを読み込む。次いでS102に進み、シフト位置が前進か否か判断する。S102の判断は、各船外機のシフト位置センサ116R,116Lの出力、あるいはレバー位置センサ110の出力を参照することによって行われる。
S102で肯定されるときはS104に進み、船体10が直進中か否かを判断する。S104は、S100で検出された回転角θswが0°、あるいは略0°であるか否かによって判断される。
S104で肯定されるとき、換言すれば、船体10が直進中であると判断されるときはS106に進み、右舷船外機12Rのエンジン回転数NErを算出する。次いでS108に進み、エンジン回転数NErが所定値a(例えば、2000rpm)以上か否かを判断する。
S108で肯定されるとき、即ち、エンジン回転数NErが所定値a以上と判断、別言すれば、船体10の速度が中速以上であると推定されるときはS110に進み、ステアリングホイールの回転角θswとエンジン回転数NErとに基づき、右舷および左舷船外機12R,12Lの目標調整操舵角θdra,θdlaを設定する。
ECU124のRAMには、ステアリングホイールの回転角θswとエンジン回転数NErに対応する目標調整操舵角θdra,θdlaの値がマップ化されて格納(記憶)される。S110では、そのマップを参照して目標調整操舵角θdra,θdlaの値を検索する。
図10は、マップの特性の一部を具体的な数値で示す、図8と同様な表である。
図10に示すように、回転角θswが0°であるとき、右舷船外機の操舵角θrと左舷船外機の操舵角θlの値が相違させられるように、目標調整操舵角θdra,θdlaを設定する。具体的には、回転角θswが0°であるとき(即ち、操船者が直進を意図しているとき)、目標調整操舵角θdraとθdlaは、絶対値において等しい、正負が逆の値に設定される。具体的な数値でいえば、θdraは−0.4°に設定され、θdlaは0.4°に設定される。
図9に戻ると、次いでS112に進み、船外機用アクチュエータ40R,40Lの制御量を算出する。制御量は、目標調整操舵角θdra,θdlaに応じて決定される。次いでS114に進み、算出した制御量に従って船外機用アクチュエータ40R,40Lの動作を制御し、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lの相対角度を調節する。
図11は、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lの相対角度を表す説明図であり、また
、図12は、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lのスイベルケース34R,34L付近を上方から見た、図3と同様な平面図である。
図11および図12に示すように、θdraを−0.4°に設定することで、右舷船外機12Rは船外機用アクチュエータ40Rによって左周りに操舵される。一方、θdlaを0.4°に設定することで、左舷船外機12Lは船外機用アクチュエータ40Lによって右周りに操舵される。尚、回転角θswが0°であることから、図12に示すように、タイバー用電動モータ54は、駆動されない。
従って、図11に示す如く、右舷船外機のプロペラシャフト86Rの延長線(符号86Reで示す)と左舷船外機のプロペラシャフト86Lの延長線(符号86Leで示す)は、平面視で各船外機12R,12Lよりも進行方向において前方で交差させられる。この状態を「トーイン」と呼び、そのときの差分を「トーイン角度」と呼ぶ。尚、図11および図12では、理解の便宜のためトーイン角度を誇張して示している。
図9の説明に戻ると、S104で否定されるとき、換言すれば、船体10が旋回中であると判断されるときはS116に進み、回転角θswの絶対値が所定値b、具体的には180°以上か否かを判断する。
S116で肯定されるとき、即ち、船体10を比較的大きく旋回させると判断されるときはS118に進み、S110同様、図10に示すマップを使用して右舷および左舷船外機12R,12Lの目標調整操舵角θdra,θdlaを設定する。具体的には、回転角θswが180°以上になると、目標調整操舵角θdraを0°、θdlaを−0.8°に設定する。一方、回転角θswが−180°以下になると、目標調整操舵角θdraを0.8°、θdlaを0°に設定する。次いでS112およびS114に進み、前述の処理を行う。
図13は、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lの相対角度を表す、図11と同様な説明図であり、また図14は、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lのスイベルケース34R,34L付近を上方から見た、図3と同様な平面図である。尚、図13,14は、回転角θswが−180°以下であるときの右舷および左舷船外機12R,12Lを示す。従って、目標調整操舵角θdraは0.8°、θdlaは0°に設定される。
図13,14に示すように、θdraを0.8°に設定することで、右舷船外機12Rは船外機用アクチュエータ40Rによって右周りに操舵される。一方、θdlaを0°に設定することで、左舷船外機12Lは船外機用アクチュエータ40Lによって操舵されない。従って、図13に示す如く、右舷船外機のプロペラシャフト86Rの延長線86Reと左舷船外機のプロペラシャフト86Lの延長線86Leは、平面視で各船外機12R,12Lよりも進行方向において後方で交差させられる。別言すれば、図10のθdr+θdraおよびθdl+θdlaに示すように、船体10の旋回方向と逆側の(外側の)船外機の転舵角が大きくなる。この状態を「トーアウト」と呼び、そのときの差分を「トーアウト角度」と呼ぶ。尚、図13および図14では、理解の便宜のためトーアウト角度を誇張して示している。
図9の説明に戻ると、S116で否定される、即ち、船体を比較的小さく旋回させると判断されるときはS120に進み、目標調整操舵角θdra、θdlaを共に0°に固定(設定)する。
また、S102で否定される、即ち、シフト位置が後進(あるいは中立)であると判断されるとき、およびS108で否定される、換言すれば、エンジン回転数NErが所定値a未満(船体10の速度が中速未満)であると判断されるときも同様に、S120に進む。次いでS112およびS114に進み、上記した処理を行う。これにより、右舷船外機12Rと左舷船外機12Lの相対角度は船外機用アクチュエータ40R,40Lによって調節されない、換言すれば、トーインあるいはトーアウトが解消される。
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、船体10に固定された複数基の船外機(右舷船外機12R、左舷船外機12L)をそれぞれ船外機用アクチュエータ40R,40Lで個別に操舵する船外機の操舵装置において、前記複数基の船外機を連結するタイバー18と、前記タイバーを駆動するタイバー用アクチュエータ(タイバー用電動モータ54)と、前記船体に配置されたステアリングホイール24の回転角θswを検出する回転角検出手段(回転角センサ112、ECU124。図6フローチャートのS10、図9フローチャートのS100)と、および前記検出されたステアリングホイールの回転角に基づいて前記タイバー用アクチュエータの駆動を制御するタイバー用アクチュエータ制御手段(ECU124。図6フローチャートのS12からS18)とを備えるように構成したので、タイバー用アクチュエータ54を駆動することで、複数基の船外機がそれぞれ所望の操舵角、具体的には、検出されたステアリングホイールの回転角に対応した操舵角となるまで確実に同調させて操舵して船外機の操舵性を向上させることができる。また、船外機用アクチュエータ40R,40Lをそれぞれ駆動することで、複数基の船外機の間の相対角度を調節して直進性や旋回性を向上させることができる。
また、前記船外機に搭載された内燃機関(エンジン62R)の回転数(エンジン回転数NEr)を検出する機関回転数検出手段(クランク角センサ120R、ECU124。図9フローチャートのS106)と、前記検出されたステアリングホイールの回転角θswと機関回転数NErに基づいて前記船外機用アクチュエータ40R,40Lの駆動を制御する船外機用アクチュエータ制御手段(ECU124。図9フローチャートのS104,S108からS120)とを備えるように構成したので、複数基の船外機の間の相対角度を航行状態、より具体的には、ステアリングホイールの回転角θswや機関回転数NErに応じて調節することができ、直進性や旋回性をより一層向上させることができる。
また、前記船外機用アクチュエータ制御手段は、前記検出されたステアリングホイールの回転角θswの絶対値が所定値(所定値b。具体的には180°)以上のとき、前記複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフト86R,86Lの延長線86Re,86Leが前記複数基の船外機よりも進行方向において後方で交差するように、前記船外機用アクチュエータ40R,40Lの駆動を制御する(図9フローチャートのS116,S118)ように構成したので、船体10を比較的大きく旋回させるときの旋回性をより効果的に向上させることができる。
また、前記船外機用アクチュエータ制御手段は、前記検出された機関回転数NErが所定値(所定値a。具体的には2000rpm)以上のとき、換言すれば、船速が中速以上と推定されるとき、前記複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフト86R,86Lの延長線86Re,86Leが前記複数基の船外機よりも進行方向において前方で交差するように、前記船外機用アクチュエータの駆動を制御する(図9フローチャートのS108,S110)ように構成したので、船速が中速以上であるときの直進性をより効果的に向上させることができる。
尚、上記において、船体10に固定される船外機を2基としたが、3基以上であってもよい。
また、右舷船外機のエンジン回転数NErに基づいて目標調整操舵角θdra,θdlaを設定するようにしたが、左舷船外機のエンジン回転数NElや、NErとNElの平均値に基づいて設定するようにしてもよい。
また、目標操舵角θdr,θdlおよび目標調整操舵角θdra,θdlaの値は、船外機や船体の大きさ、仕様などに応じて適宜設定すべきであり、上記した具体的な値に限られないのはいうまでもない。
また、操舵用アクチュエータ40R,40Lを油圧シリンダとしたが、電動モータなど、他のアクチュエータを使用してもよい。また、タイバー用アクチュエータ54を電動モータとしたが、油圧シリンダなど、他のアクチュエータを使用してもよい。
この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置が搭載される船体と船外機を表す概略図である。 図1に示す右舷船外機の一部を断面で表す拡大側面図である。 図1に示す右舷および左舷船外機のスイベルケース付近を上方から見た平面図である。 図1に示す右舷および左舷船外機を左回りに操舵させたときの、スイベルケース付近を上方から見た、図3と同様な平面図である。 図1に示す船外機の操舵装置を表すブロック図である。 図5に示すタイバー用電動モータの動作制御処理を表すフローチャートである。 図6フローチャートの処理で使用されるマップの特性を示す特性図である。 図7に表される特性の一部を具体的な数値で示す表である。 図5に示す船外機用アクチュエータの動作制御処理を表すフローチャートである。 図9フローチャートの処理で使用されるマップの特性の一部を具体的な数値で示す、図8と同様な表である。 図1に示す右舷船外機と左舷船外機の相対角度を表す説明図である。 図1に示す右舷船外機と左舷船外機のスイベルケース付近を上方から見た、図3と同様な平面図である。 図1に示す右舷船外機と左舷船外機の相対角度を表す、図11と同様な説明図である。 図1に示す右舷船外機と左舷船外機のスイベルケース付近を上方から見た、図3と同様な平面図である。
符号の説明
10 船体、12R 右舷船外機(船外機)、12L 左舷船外機(船外機)、18 タイバー、24 ステアリングホイール、40R,40L 船外機用アクチュエータ、54 タイバー用電動モータ(タイバー用アクチュエータ)、62R,62L エンジン(内燃機関)、86R,86L プロペラシャフト、86Re,86Le (プロペラシャフトの)延長線、112 回転角センサ(回転角検出手段)、120R,120L クランク角センサ(機関回転数検出手段)、124 ECU(回転角検出手段、タイバー用アクチュエータ制御手段、機関回転数検出手段、船外機用アクチュエータ制御手段)

Claims (3)

  1. 船体に固定された複数基の船外機をそれぞれ船外機用アクチュエータで個別に操舵する船外機の操舵装置において、前記複数基の船外機を連結するタイバーと、前記タイバーを駆動するタイバー用アクチュエータと、前記船体に配置されたステアリングホイールの回転角を検出する回転角検出手段と、前記検出されたステアリングホイールの回転角に基づいて前記タイバー用アクチュエータの駆動を制御するタイバー用アクチュエータ制御手段と、前記船外機に搭載された内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、前記検出されたステアリングホイールの回転角と機関回転数に基づいて前記船外機用アクチュエータの駆動を制御する船外機用アクチュエータ制御手段とを備えることを特徴とする船外機の操舵装置。
  2. 前記船外機用アクチュエータ制御手段は、前記検出されたステアリングホイールの回転角の絶対値が所定値以上のとき、前記複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフトの延長線が前記複数基の船外機よりも進行方向において後方で交差するように、前記船外機用アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項記載の船外機の操舵装置。
  3. 前記船外機用アクチュエータ制御手段は、前記検出された機関回転数が所定値以上のとき、前記複数基の船外機のそれぞれに設けられたプロペラシャフトの延長線が前記複数基の船外機よりも進行方向において前方で交差するように、前記船外機用アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項記載の船外機の操舵装置。
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